JLIAだより ジェイリア 年 頭 JLIA INFORMATION 社団法人 日本皮革産業連合会 「じぇいりあ だより」第64号 2013(平成25)年1月15日発行 所 NO. 64 15 JANUARY 2013 感 知恵や技術を結集し、ジャパンブランドを構築 社団法人 日本皮革産業連合会 会 長 岩﨑 幸次郎 平成25年を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。 昨年は、海外においては、信用不安による欧州の経済の低迷が続き、米国においても 未だ景気は弱めの回復傾向といえます。また、アジアにおいては、これまで高い成長率を続けてきた国々においても 欧州経済の影響を受け経済の減速が進んでいます。 一方、国内においては、未だデフレから脱却ができず、消費マインドは冷え込んだままであり、百貨店の売上高も 依然として回復が見られません。新しい年は、是非とも景気の回復、とりわけ消費の回復が望まれるところでありま す。 こうした中、日本皮革産業連合会では、一昨年 中長期計画を策定し、皮革産業の振興のために様々な事業をお こなってまいりました。 まず、ジャパンブランドの構築に向けて、靴の足入れの良さ等、日本製皮革製品の高付加価値化によるジャパン ブランドの確立に向けて取り組んでいます。 また、昨年の8月には銀座に革のショールーム「TIME & EFFORT」を開設し、皮革及び皮革製品に関する情 報の発信基地を整備致しました。 11月には「いいレザーの日」に合わせ、ベストレザーニストを表彰すると共に、石田 純一さんを皮革親善大使と して任命し、数々のイベントにご参加をいただくなど、日本の皮革及び皮革製品の PR に努めたところです。 海外展開の促進への取組では、2月に上海へ常設のショールームを開設し、中国市場への進出に向けた取組を行 っています。 更に、イタリアの MIPEL や香港の APLF といった海外の展示会への出展を支援し、出展者の中には大賞を受 賞するなど、日本の皮革製品の技術やデザインの良さが世界のトップクラスであることが証明されるとともに、新た な取引へと繋がって参りました。 人材育成事業では、「鞄・袋物」及び「革靴製造」について技能検定制度を設け、業界の人材の確保、能力の 向上に努めています。 環境対策では、地球と人に優しいエコレザーの認定事業を推進し、これまでに250件を超える革の認定をおこなっ ております。 日本皮革産業連合会には、素材メーカーから、製品メーカー、卸・小売業まで様々な産業が集まっています。今 年は、一般社団法人への移行(4月を予定)を踏まえ、様々な産業が集まっていることを大きな強みとして、皮革産業 に携わる各団体がお互いに連携することにより、情報の収集力を高め、各々が持っている技術を活用し、新たな企 画や開発を行い、販売力を高めていくことが重要と考え、これらの推進に努めて参ります。 一方、国際的には、自由な貿易に向けての日欧 FTA 交渉や TPP 協定、日中韓 FTA、RCEP などの推進が議 -1 - 論されており、我が国の皮革産業にどのような影響が及ぶのか注意深く見守る必要があります。 グローバル化の進展に関しては、各企業がこれまでの事業の取組を見直し、海外展開の促進やジャパンブランド の確立に向けて取り組んでいくことが重要かと思われます。皮革産業に携わる方々の連携により、知恵や技術を結 集し、消費者の目線にあったジャパンブランドの構築を進めていくことにより、皮革産業の更なる発展が望めるもの と確信しております。 日本皮革産業連合会では、様々な事業を行っておりますが、皆様の積極的な参画が欠かせません。これまで以上 に、連合会事業への特段のご理解とご協力を賜りますことをお願いすると共に、今年が皆様にとって希望の年となり ますようお祈りいたし、年頭のご挨拶とさせていただきます。 日本製皮革及び日本製皮革製品の国際競争力を強化 経済産業省製造産業局 紙業服飾品課長 坂本 敏幸 平成二十五年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。 我が国の皮革関連産業は、長引くデフレや少子高齢化などにより大幅な内需拡大が見込めない中、円高や貿易 自由化の影響で輸入品の増大にも直面しており、引き続き厳しい状況に置かれています。 こうした中、官民を挙げて、日本製皮革及び日本製皮革製品の国際競争力を強化し、国内販売シェアの回復と 海外販路開拓を進める取組を強化することが、これまで以上に重要な課題となっています。アジア諸国等との経済 連携が進展する中で、日本製皮革及び日本製皮革製品の良さを積極的にアピールし、その優位性の認識をしっかり と国内外に向けて広めていく必要があります。貴連合会は、昨年、このような課題に対応すべく、既存事業で大きな 成果を上げられるとともに、大変画期的な新規事業を展開されました。ここに関係者の方々の真摯な取組に改めて 深く敬意を表する次第です。 成果の一例を挙げますと、毎年3月と9月にイタリアで開催される、鞄、バッグ等皮革製品の見本市としては世界 最高峰の展示会である「ミペル」への出展を継続され、姫路やたつのの革を用いた3つの出展製品が、世界の有力 メーカー約400社の中から表彰されました。受注・商談状況には数千の引き合いもあり、めざましいものがあります。 これらは、我が国の皮革製品が、世界市場で十分に通用することの証左ではないでしょうか。 貴連合会は、新規事業として、業界の中国進出を後押しすべく、昨年2月に中国における先端基地として上海シ ョールームを設置されたほか、8月には、日本有数のファッションストリートである銀座の並木通りにショールーム、 「TIME & EFFORT」を開設され、日本製皮革及び日本製皮革製品に関する情報発信を抜本的に強化されました。 TIME&EFFORT においては、著名なファッションディレクターである熊谷 隆志さんを起用され、同氏によりデザイ ンされたオリジナル製品、選び抜かれたセレクト商品が並び、大変質感の高い仕上がりとなっています。貴連合会は、 これら内外のショールームによって、日本の皮革関連企業が飛躍するプラットフォームを整備されました。今後は、 これらにさらに磨きをかけるとともに、貴連合会の会員各位が積極的にこの飛躍へのプラットフォームを活用され、 両ショールームを成功へ導かれることを強く期待します。 さらに、貴連合会は、今後の業界を支える人材の育成事業にも注力されておられます。具体的には、一昨年から -2 - 始まりましたアルス国際製靴学校の出張講座に加え、鞄・ハンドバッグ・小物の技術認定制度、革靴メーカーにお ける人材養成事業を創設されました。若者の服飾品ものづくりへの関心は高いものがあります。これを如何に業界に 取り入れ、伸ばしていくか、今後とも貴連合会の重点分野の一つとなるのではないでしょうか。 このほかにも、貴連合会は、業界発展のための施策を多岐にわたり講じてこられました。本年は、一般社団法人 への移行も予定されています。これを新たなスタートの機会と捉え、今まで以上に、我が国皮革産業の発展のため ご尽力頂ければ幸いです。経済産業省としても、そのためのお手伝いに努力を惜しみません。今後とも皆様ととも にアイデアを出し、実行に移していきたいと考えております。 当省自らの取組について触れますと、世界最大規模の靴国際見本市「ミカム」のジャパンブース出展については、 今年3月で10回、5年を数えます。これまでも、成約数は着実に増加しており手応えを感じておりますが、今年3月か らは、ミカム主催者との交渉の結果、より好条件の場所で出展が可能となっており、さらなる飛躍を図ります。皆様 の海外展開支援は、当省の最重要課題の一つと考えています。昨年は、ニューヨークファッションウィークへの参 加も支援させていただきましたが、これらに加え、来年度の補助事業からはグループのみならず個社の海外展示会 参加支援も新たに行うことを検討しています。 さらに、一昨年から、貴連合会及び当省において進めております「足入の良い健康革靴プロジェクト」も、産総 研デジタルヒューマン工学研究センターと主要革靴メーカーとの共同研究が順調に進んでいます。昨年10月の貴連 合会における中間報告会は非常に盛況でした。本事業の成果が日本製革靴のジャパンブランド確立への礎となるよ う、貴連合会、関係企業とともに取り組んでまいります。 最後に、本年が皆様方にとりまして一層のご発展、ご活躍の年となることを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさ せていただきます。 上海情報 JLIA 上海ショールームの責任者である亀谷 法蔵がショールーム関連のイベントや現地情 報をお届けします。(第10回) 第10回「上海トレンド事情 レポート」 皆さん、こんにちは。上海ショールーム亀谷です。今回は上海のトレンド事情をご紹介させて頂きます。 今回訪れたのは上海でも人が多く集まる、人気百貨店です。ちょうどクリスマス前ということで、クリスマスのイル ミネーション装飾が施され、とても華やかな雰囲気でした。 一時は日中間の問題で、緊張感が街に漂っていましたが、今や普 段の街並みを取り戻しています。日系企業ではイベントを控えるところ もありますが、多くの日系企業がネット上ではこれまでのように各社の 情報発信を行っています。 上海の冬は非常に寒いのですが、ファッション感度の高い上海の 方々には、見た目が薄くて保温効果が高い服がよく売れているそうで す。その上に比較的すっきりしたシルエットのダウンジャケットを着る ことに人気があります。 写真上の左は人気のすっきりダウンと右は色とりどりのムートンブーツ -3 - 街の人々はダウンジャケットにブーツの格好がとても多いですね。 ブーツは、ムートンブーツが2010年から上海でブームとなり、今年も多くの人々に愛用されています。 オシャレに敏感な上海の方々は、どんな気候であろうともそれに伴ったファッションを生み出し、各々に楽しんで いる様子でした。これからもどんどん新しいトレンドが生まれていくことでしょう。 今回の続きは、皮産連のホームページから上海情報ページ(http://showroom.jlia.or.jp/sh.cn/)へアクセスして ご覧ください。毎月1回更新を行っていて過去のレポートも閲覧ができます。来月以降も皆様に楽しい上海の情報を 発信していきます。次回もお楽しみに!! 各事業の動き 1 総務委員会(石川 勲委員長) (1) 青年会交流事業 銀座ショールームで事業を行うことを12月7日(金)の青年会幹事会で検討し、先日、ベストレザーニストと 皮革親善大使にプレゼントしたオリジナル革製品のレプリカ(複製)を作成して同ショールームで展示することと しました。現在、製作を始めています。 また、2月15日(金)19時から青年会交流会(立食形式、参加費2,000円)を開催することとし、青年会幹事及 び会員団体を通じてご案内を差し上げておりますので、奮ってご参加下さい。 2 人材養成委員会(猪瀬 昇一委員長) (1)インターンシップ等事業 ①「鞄・ハンドバッグ・小物」の出来るまで 撮影した映像を繋ぎ合わせて構成案を作成し、ナレーション原稿を確認中です。 「皮革の出来るまで」288枚(12月末)残 12枚 「靴の出来るまで」 56枚(12月末)残244枚 ②革製品製作実演 東京ソラマチ5階 すみだまち処にて全国から見学に来る消費者を対象とした「革製品製作実演」を会員 団体等の協力のもとに昨年8月から開始しました。 月別の実演実施団体 1月・・・・・・東京製革業産地振興協議会 2月・・・・・・全国皮革振興会 3月・・・・・・東日本鞄工業組合(予定) 実演回数・時間 週3回(3日間)・1回当たり2時間以上 (2)Japan Leather Award 事業 1月23日(水)∼29日(火)までの1週間、昨年度に引き続き「西宮阪急」 (4F 催場)において、Japan Leather Award 2012受賞作品を一般消費者の方々が実際に手にとって感じられるよう展示(販売)を行います。みなさ ま、お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。 なお、26日(土)・27日(日)を中心に、受賞者によるワークショップ(グランプリ 大河さん・審査員特別賞 大澤さん)と製作実演(レディースバッグ部門賞 中村さん・雑貨部門賞 加藤さん・審査員特別賞 土平さん) -4 - を予定しています。 ※ プロフェッショナルの受賞作品については、受賞者と西宮阪急とそれぞれ販売 条件などを締結のうえ販売されるものもございます( 皮産連は、この委託販売 にはまったく関与しておりません)。 ※ 右の画像は、昨年度に行われた西宮阪急での展示会の模様。 (3)キッズレザープログラム実施事業 1月28日(月)、キッズレザープログラム実行委員会(委員長:瀬藤 貴史 桜美林大学 総合文化学科 講師) を開催し、昨年11月以降の事業報告(移動式こども基地の実施状況、ツールの作成状況、実施者育成ワーク ・ショップの実施状況、情報発信状況、PDCA サイクルによる改善状況)とあわせ、25年度事業の位置付け ・計画について検討を行います。 (4) 人材マッチング事業(企業支援ネットワーク) 第5回人材マッチング事業委員会(利用審査会)を12月14日(金)に開催しました。利用申請3件について審査 を行い、下記2件が承認されました。 利用申請者 支援概要 ①株式会社 橋 文 スタッフの接客力強化について ②株式会社 太 閤 自社中国語サイトの構築に関するアドバイス 次回委員会は、2月22日(金)開催を予定しており、アドバイザー支援利用申請の締切は同月15日(金)、ア ドバイザー登録申請は8日(金)の締切となっています。 (http://network.jlia.or.jp/) (5) 技術認定事業 ①鞄・ハンドバッグ・小物技術認定試験 第2回の技術認定試験(1∼3級の実技試験及び学科試験を3月に実施予定。)について、10月から11月に かけて受験申込みを受け付け、1級が26人、2級が6人、3級が41人、合計で73人の申込みがありました。 1月17日(木)開催予定の鞄・ハンドバッグ技術認定委員会で、作品審査、学科試験、実技試験の日程 等を決定し、受験者に連絡する予定です。 なお、試験実施業務は、日本鞄ハンドバッグ協会に委託しています。 ②革靴技能検定試験 第6回の革靴技能検定試験(1級、2級の学科試験及び実技試験を3月に実施予定。)について、11月15日 (木)∼12月14日(金)に受験申込みを受け付け、1級が9人、2級が15人、合計で24人の申込みがありまし た。 学科試験、実技試験を3月30日(土)、31日(日)に実施する予定です。 なお、試験実施業務は、全日本革靴工業協同組合連合会に委託しています。 ③広報関係 両試験の広報用に、ポスター、パンフレット、ホームページ等を作成し、また、新聞・雑誌広告等を行 いました(㈱ザッツコーポレーションに委託) 。 -5 - (6) 皮革技術者養成支援事業 (24年度新規事業) 全日本革靴工業協同組合連合会の審査委員会で公募に応じた13社について内定しており、今後、事業実施 要領に従った訓練が実施されたことを確認するなど、事務処理を行っていきます。 本事業の実施業務は、全靴協連に委託しています。 (7) 革流通人材資格制度可能性調査事業 (24年度新規事業) 会員団体の日本革類卸売事業協同組合に委託し、「革の達人(仮称)」資格制度化に向け、プロジェクトチ ームを立ち上げ、検討を行っています。昨年12月下旬から同資格制度の可能性について卸、小売関連の会員 団体を対象にアンケート調査を行っています。また、追ってヒアリング調査も予定しています。 3 海外展開促進委員会(岩﨑 幸次郎委員長) (1) 海外展示施設運営事業 ①次期【平成25年2月1日(金)∼26年1月31日(金)(予定) 】上海ショールーム出展者会議 12月17日(月)に次期上海ショールーム出展者会議を開催し、内装・商品展示、1周年記念催事等につい て検討しました。 ②1周年記念催事 出展者の入れ替え、上海ショールームのリニューアルに伴い、2月26日(火)に上海マートにおいて1周年 記念催事を開催します。 ③上海情報サイト 上海ショールーム従業員が最新の上海情報をお届けする上海情報サイトに上海情報第12号を掲載しまし た。第12号(1月)では、「上海トレンド事情 レポート」を紹介しております。 http://showroom.jlia.or.jp/sh.cn/ 4 調査・情報提供委員会(矢代 裕夫委員長) (1) データ・ベース構築と情報の提供 JLIA ホームページ「皮革及び皮革製品関連統計データベース」掲載の貿易統計(輸出入)集計データ及び 国内公的統計(生産・出荷・消費)の2012年10月分確定値データ、概況を1月初旬に更新しました。 (http://data.jlia.or.jp)。 ●2012年10月データ・トピックスより 生 産…生産は停滞感。→ 詳細データは「国内統計」へ 貿 易…引き続く円高を背景に、輸入額が大幅増。→ 詳細データは「貿易統計」へ 消 費…前月低調の反動で増加。→ 詳細データ「国内統計」へ (2) JLIAホームページ 12月15日(土)、「阪急うめだ本店 10F うめだスーク 中央街区」で行われた Japan Leather Award 2012受賞作品の 展示(販売、グランプリの大河さんによる 実演)の模様を JLIA TV で取材を行い、 確認作業が終わり次第、JLIA ホームページ上にアップします。いましばらくお待ちください。 -6 - また、1月9日(水)、1クリックアンケートを更新しました。今回は 「ここだけは譲れない!ベルト選びのポイン トは?」 です。ぜひアンケートにご協力ください。 なお、東京服装ベルト工業組合では「ベルト 加工技術の体験講座」を開催するなど積極的 な活動を行っています。(写真右端)これからベ ルト作りをしてみたいという方や、職人さんの仕 事ぶりを見学してみたいという方々必見です。 どうぞご参加ください。 (3) 皮革大辞典編纂事業 10月15日(月)、『皮革用語辞典』ベータ(試用)版として1,949用語を Web 上に 公開し、1月9日(水)までの87日間に15,900ものアクセス(単純平均で1日183アクセ ス)をいただいております。みなさまも、ぜひ一度ご利用いただき、ご意見・ご要望 をお寄せください。よろしくお願いいたします。 (4) 革製品表示適正化事業 平成23年度に作成した「鞄・ハンドバッグ・小物 表示テキスト」等について、東京【8月21日(金)。約140 名参加】、名古屋【10月5日(金)。約82名参加】、豊岡【11月14日(水)。約30名参加】及び大阪【12月12日 (水)。約130名参加】)で説明会を開催しました。 また、2月5日(火)に次回の「鞄・ハンドバッグ表示適正化プロジェクト・チーム」を開催する予定であり、 「表示に関する業界ガイドライン(仮称)」の策定等に向けて検討を進めています。 上記テキストやガイドラインの内容を盛り込んだ販売担当者向けのパンフレットの作成について、㈱博報堂 と委託契約を締結し、作業を進めています。 (5) 革製品品質表示実態調査事業 (平成24年度新規事業) 家庭用品品質表示法の運用を念頭に、諸外国の同様の表示制度について(財)流通経済研究所に調査を委 託し、現在、文献調査等を進めています。 5 企画・研究開発委員会(徳永 耕造委員長) (1) 日本エコレザー認定事業 12月20日(木)に今年度第5回の審査分科会を開催、企画・研究開発委員会書面審査を経て7件が認定され ました。(豚4件、牛2件、羊1件) 広報の一環として、全日本空輸㈱、日本航空㈱、スカイマーク㈱の各機内誌12月号に日本エコレザーのイ メージ広告を掲載しました。また、日本航空上級会員誌及びスカイマークエアラインズの機内誌のプレゼント コーナーに日本エコレザー製鞄を提供(各々21本、15本;応募総数はそれぞれ427通、281通、スカイマーク -7 - では歴代2位の応募記録) 、皮産連の PR をも含めた総合的な広報を実現しました。 お知らせ 皮革関係セミナーの御案内 テーマ:―革のモノ作り・販売に役立つ基礎・応用知識を体感する― 委託先:NPO 法人日本皮革技術協会 協 力:社)日本タンナーズ協会 全日本爬虫類皮革産業協同組合 皮革消費科学研究会 標記のセミナーを下記の通り開催いたします。何れも受講料無料。参加申込・詳細は日本皮革技術協会ウェ ブサイト(http://www.hikaku-kyo.org)をご覧ください。なお、定員(東京100名、京都90名)になり次第、 締め切りますので申込はお早めに。 ■東京会場 日 時 平成25年2月15日(金)9:30∼17:30 場 所 台東区民会館8階第5会議室(東京都台東区花川戸2-6-5) ■京都会場 日 時 平成25年2月20日(水)9:30∼17:30 場 所 メルパルク京都6階会議室 D(京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676-13) (2) 皮革関連JIS改訂関係 12月14日(金)に JES・ISO・JIS プロジェクトチーム WG 会議を開催しました。JIS K 6550については素 案作成完了、順次革の試験関係規格を検討していきます。 (3) 環境調和型難燃性革研究開発 (24年度新規事業) 最適難燃剤の検討を継続中です。リストアップされた効果的な薬剤にて試験的に鞣製を行い、各種データ取 得と問題点抽出を行います。 (4) 革靴履き心地解析等事業 「足入れの良い健康革靴プロジェクト」として、独立行政法人産業技術総合研究所に委託し、靴型修正に よる履き心地の評価実験等を実施しています。現在、月形・中底(素材・パターン)とアーチ部の修正による 試作靴について試履き実験を実施しています。 6 国産皮革・製品広報委員会 (藤原 仁委員長) (1) 国内展示施設運営事業(国内ショールーム) ①オープン後の来館者数等 来館者数 3,145名(1月6日時点) 店内イベントを実施 ☆12月15日(土)∼1月15日(火)まで、たつの市干支細工の展示。 ☆ショールームスタッフが選別した開運コレクションを展開。 ②セレクト商品及びオリジナル製品 2013年SSのセレクト商品の募集を開始。 →11月7日(水)の締め切り時点で197商品(43社) →セレクト後、104商品(33社) -8 - →1月10日(木)より到着順にディスプレイを開始。 オリジナル製品製作協力募集 →4社から応募があり、その他、直接企業へ協力を要請し随時進めています。 ③会議・打合せ等 12月13日(木)、21日(金)、26日(水)、平成25年1月10日(木)に打合せを行いました。 ☆平成24年度PRの現状と年度内展開案。 ☆次年度予算等について (2) 国内展示会出展事業 ① JFW-IFF 「JFW-IFF」の開催概要は、以下のとおりです。是非、ご来場ください。 ■ 皮産連ブース:「Japan Leather Styles」 ■ 会 期:平成25年1月23日(水)∼25日(金)の3日間 ■ 会 場:東京ビッグサイト 西1ホール C312∼C416 C512∼C617 C812∼C817 ■ 出展小間数:18小間(13企業、1組合、1企業グループ) ②第31回日本革工芸展 「第31回日本革工芸展」の開催概要は、以下のとおりです。なお、この工芸展は、日本革工芸会と皮産 連の共催により開催されるものです。是非、ご来場ください。 ■ 会 期:平成25年1月17日(水)∼20日(日)の4日間 ■ 会 場:東京芸術劇場 5F 展示ギャラリー 豊島区西池袋1-8-1 Tel.03-5391-2111(代表) ■ 展示作品:革を主たる素材とした作品(服飾類から室内装飾的なもの、空間を満たす造形等) ■ 日本皮革産業連合会会長賞:三澤則行氏(東京都) 平面「歪曲」 (3) 国産皮革・同製品PR事業 ■皮革親善大使の派遣 今年度内に1回派遣する予定。派遣先・内容等については検討中です。 7 CITES推進委員会 (竹原 洋一委員長) (1) CITES資源開発・国際交流分科会 1月17日(木)に、次回の CITES 資源開発・国際交流分科会を開催する予定です。 (2) CITES啓発普及・人材養成分科会 ① 分科会:1月21日(月)に、次回の CITES 啓発普及・人材養成分科会を開催する予定です。 ② 国内広報:消費者向けのエキゾチックレザー製品の PR の一環として、12月22日(土)発売の雑誌 LEON 2月号に爬虫類皮革製品に関する広告を掲載しました。 ③ 講師派遣 1月23日(水)に大阪府等の主催で開催される皮革業界総合研修事業「専門家が教えるエキゾチックレザ ーの知識と手入れ法」へ講師を派遣することになりました。(会場:大阪市立西成区民センター) 2月8日(金)及び2月20日(水)に開催される東京税関職員を対象とした「ワシントン条約研修」へ講師を -9 - 派遣することになりました。 (3) CITES技術開発分科会 ① 分科会:1月17日(木)に、次回の CITES 技術開発分科会を開催する予定です。 ② 技術開発研究:皮革の国際競争力強化、高付加価値化を図る技術開発等の実施のための「ワニ皮の 高堅ろう性染色技術開発研究」の研究委託先である地方独立行政法人 大阪府立産業技術総合研究所 に継続して技術開発研究を委託しています。 8 革靴製造業事業基盤強化支援事業 3月18日(月)に、次回の革靴審査委員会を開催する予定です。 今後の予定 ◆1月28日(月)14時からキッズレザープログラム実行委員会を開催します。 (7階会議室) ◆2月5日(火)16時から鞄・ハンドバッグ表示適正化プロジェクトチームを開催します。(東京鞄会館2階会議室) ◆2月15日(金)17時から青年会幹事会を開催します。 (7階会議室) ◆2月15日(金)19時から青年会交流会を開催します。 (銀座ライオン上野広小路店:台東区上野4-9-6 立食形式、参加費2,000円) ◆2月22日(金)12時30分から人材マッチング事業委員会を開催します。 (7階会議室) ◆2月26日(火)13時30分から総務委員会を開催します。 (7階会議室) ◆2月27日(水)14時から日本エコレザー審査分科会を開催します。 (7階会議室) ◆2月28日(木)13時30分から財務委員会を開催します。 (7階会議室) ◆3月18日(月)13時30分から革靴製造業事業基盤強化支援事業審査委員会を開催します。 (7階会議室) * JLIA だより 第64号をお届けします。 本年もよろしくお願いいたします。 これからも毎月、皮産連の事業実施状況等についてお知らせします。 *「 JLIA だより」を充実させるためにご意見、ご要望などがございましたら、皮産連事務局までお寄せ下さい。 社団法人 日本皮革産業連合会 調査・情報提供委員会委員長 矢代 裕夫 〒111-0043 東京都台東区駒形1-12-13 皮革健保会館7階 TEL 03-3847-1451 FAX 03-3847-1510 http://www.jlia.or.jp - 10 -
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