2013年10月発行

Hさんは鎌倉女学院を卒業し、女子の人数がわずか9%しかいない東京工業大学に通う1年生。
大竹先生と多田先生と一緒に、今だから話せる受験のことをお話してくれました。
試験会場で合格を確信
Hさん:鎌倉女学院を受けたとき、
問題を解き終わった瞬間に合格したってわかりました。
大竹先生・多田先生:どうして?
大竹先生
Hさん
努力は必ず報われる
Hさん:5年生の夏
「小学校の勉強だけじゃ物足りない!もっと勉強したい!」
と中学受験の門を
叩きました。
始めます。
1校につき最低3年分は解くので合格・不合格の境界線が自分でわかってきます。
過
去問演習はこの学校に入りたいと気持ちが前向きになって、
最終的な合格レベルがわかるの
で、
一番効果的な問題集でした。
自分が行きたい学校はどれくらい勉強する必要があるかゴー
ルが見えるから、
5年生でも過去問を見ておくといいかも。
大竹先生:問題に慣れるだけではなくて、
傾向や出題パターンを頭に入れて勉強することが大
切なんだね。
受験の神様は見ている
鎌倉女学院はマイペースな子が多い学校で友だちがたくさん
できます。
みんなのおしゃべりスペースといえばトイレ
(笑)
キレイ
で広々とした空間がお気に入りでした。
私が熱中した美術部は一
人ひとりのレベルが高くて文化祭の発表は必見!夏には3泊4日
の合宿に行って大自然を感じながら森の中で絵を描きます。
美術
室を飛び出して本物に触れる体験は新鮮でした。私個人では全
日本学生美術展覧会で特選を受賞。今も学校に作品が飾ってあ
大竹先生:いつも顔を上げて授業を聞いていて、
どの教科もよく質問していたよね。
るので探してみてくださいね。
Hさん:授業を聞いて宿題をきちんとすれば、
勉強量に比例して成績は伸びていきました。
何
!!
度も繰り返し書いて覚えた理科のプリントは今でも大切な宝物です。
ただ遅く始めた分、
社会は
大変。
問題を解いて、
わからない単元を1から勉強して、
理解するの繰り返しだったので、
他の
人より時間がかかりました。
多田先生:特に地理分野。
CG啓明館では5年の夏期講習までに地理の勉強を終えてしまうか
ら、
総合問題を解きながら知識を増やしていったよね。
Hさんのスゴイところは1度習った単
元は忘れないこと。
国語は得意だったよね。
大学はずっと勉強したい、
勉強するなら最高の環境で学びたい
と東工大を目標にしました。学校の成績は理系クラス40人中20
位∼30位くらい。
合格判定模試でE判定
(合格の可能性が20%
未満)
が出たこともあり、
何度も志望校を変えようと思いました。
そ
れでも自分を信じて勉強し続けたことが合格という結果につなが
りました。
ワンランク上の学校を目標に、
最後まであきらめないこ
●高校の友だちと一緒に ●
修学旅行
︵沖縄︶
にて ●
体育祭の応援団も経験
努力は
実ります
CG啓明館で国語の
マドンナといえば
﹁大竹永先生﹂
いつでも相談にのってくれる
CG啓明館のお父さん 笑( )
個人担任だった
﹁多田修一先生﹂
多田先生
Hさん:それは過去問演習のおかげ。
6年生の9月から受験する学校の過去の入試問題を解き
とが正解でした!
Hさん:国語は直感で解いていて、
ある程度の点数は取れていました。
でも問題の難易度が上
目指すは研究者。6年後の自分を見つめて
がると急にスランプに。
そんなとき大竹先生に相談したら、
読解のテクニックやコツを細かく教
えてくれて、
どんな問題も安定して解けるようになりました。
記述問題を先生にほめられたとき
すべての基礎は数学的思考力。
1年生のうちは数学の授業にプラスして、
受験のときに勉
はうれしかったなぁ。
強した化学や物理の知識が大学の勉強に役立っています。
知識として中学受験で暗記した
ことを中学・高校でより深く勉強し、
大学で実験を繰り返しながら専門的に研究していく。
小
学生で身につけた知識の点と点がどんどんつながって1つの線になっていくので、
勉強はや
Hさん
△これはHさんが当時使っていたもの!
高校生のとき
「理系は楽しいよ」
と
進路に迷っていた私の背中を押してくれた
館山先生と一緒に
カミプリ
プリントをそのまま覚えるだけで、
理科の知識がどんどん身につく
「神プリ」
CG啓明館久里浜スクール卒塾
鎌倉女学院中・高等学校卒業
東京工業大学 生命理工学部1年
理系でも英語は必須。
勉強をかねて英文の本を読んでいます!
ればやるほど面白いものです。
今は授業の一環で小中高生向けの理科の教材を手がけています。
私のチームは飲んだ
薬が人間のどの臓器に効果があるのかわかるゲームを製作中です。
これまでにDNAのカー
ドゲームやきのこ栽培キットなど、
企業と共同で商品化された作品もありますよ。
大学院に進
んだ6年後は、
新しい技術開発や新薬、
化粧品の開発など人に関わる研究に携われたらうれ
しいです。
これからも目標に向かって学び続けます。
目標があれば頑張れる!あの学校に行きたい、
この問題が解けるようになりたいという強い意志が大切です。