◆平成 ]6年 3月 1日 発行 (毎月 ]回 1日 発行)◆ 第40巻 第3号 1通巻469号 特集 1 1寺事 に2 大規模工事における超大型建設機械の施工と特徴 小口径管推進工法0 ) ◆昭千 E 4 0 年 1 0 月5 日第3 枠菫「 便物認司 発 行 : 日本工業出版 h i t p / 1 w w w n kpkbo ― cOlp/ 建設機 械 と機械化 施 工 の 専 門誌 2004 469. No.3 ConsI『 uCtlon Machinery and Equ:pment “ 1 9 6 6 年 、世 界 初 のア ーティキュレート式 トランク G r a v e C h a r e " が誕 生 、 この画 期 的 な搬 送 車 は瞬 く間 に欧 州 から世 界 へ 拡 がりました。 以 来 、現 在 のD シリーズまで、ボルボならではの低 燃 費と ー サイクルタイムの短縮 、すなわち生 産 性 の高 さで常 に業 界 をリ ドしてきました. どんな現 場 でも、目標 地 点 に向 かい最 短 距 離 で直線 を描 きます. そして、安全 ・ 環境 ・ 居 住 性 に配慮 したさまさまの機 構 … M o r e c a r e B u l i n …世 界 で認 められたフレーズです。 More care 2004.3 Vol.40 No.3 CONTENttS ConS,『uction Machinery and Equlpment ■特集① :大規模工事における超大型建設機械の施工と特徴 ● 大 型 プ リレ ドー ザ D475A-5 … ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ¨・ ・ ・ ・ ・ ¨¨¨・ ・ ¨¨・ ・ ・ ¨¨¨・ ・ ¨・ ・ コマツ 永 瀬 秀 ― ・神川 信 久 1 …… ・ …………………・ ……。 ………。 …………・ ……・ 。 日立建機的 吉丼 勝敏 6 ● 大 型 油 圧 式 シ ョベ ル ● 大 型 ホ イ ー ル ロ ー ダ … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 新キャタピラー三菱帥 只木 聡子 9 ●730E超 大型電気駆動ダンプ トラック … ………………………………帥」哨製作所 大員 廣明 14 ●大型アー ティキュレー ト ダンプ ト ラック … ………………日本ボルボい ボルボ建設機械事業部 18 …………………………………・ ・ ●超大型クロー ラクレー ンの施工実績 ・ コベルコ建機腕 東谷 和巳 21 ………………………………・ ・ ●超大型 ビル解体専用機 SK1600D 。 コベルコ建機ω 浅倉 英-25 ・ …… …… ・ ・ … …… …… ・ ・ … …… ぃ トーメック 高 ● 振 動 パ イ リレハ ン マ ー …・ 橋 健二/調 和工業い 丼上 敏男 29 ● 大 型 ア ー ス ド リ ル の 施 工 と 特 徴 … … … … … … … … … … … 日立住友重機械建機クレーンlal野 崎 敏 ● シ ー ル ド掘 進 機 … 34 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … │1崎 り 重工業い 坂丼 保之 38 ● 大 型 締 固 め 機 SV900シ リ ー ズ ………………………………………… 酒丼重工業閉 吉田 正博 42 ■ 特 集 ② :小 口 径 管 推 進 工 法 ① …・ ・ ●低耐荷力方式小口径管推進工法 「 エンビライナーエ法」・ ェンビ・ ホリゾン推進協会 嶋野 亨 46 ・ ……………………………………・ 。 ●うりん坊による簡易推進工法の概要 長野油機lal岡山 久雄 48 0ス ーパー ミニカー ブエ法 ……………………………………………スーパーミニエ法協会 森田 芳樹 53 …………………………………………………………………・ ・ ●ケ コムエ法 ・ ヶコム協会 須崎 義晴 56 …………・ ・ ●小口径低耐荷力推進機 ス ピー ダーエ法 (SR…30FT型 )。 スピーダー協会 大石 益平 59 …………………・ ・ ●エー スモールDLI法 (泥土圧方式―工程式)。 ェースモールI法協会 前田 公洋 62 ……………アィアンモール協会 上田 耕嗣 65 ●小型立坑発進 0先 導体駆動方式推進工法 ……………・ ■技術資料 ……………・ …………・ …………・ …………東急建設い 佐藤 務 ●電磁波探査技術 ………………・ 68 ■製品紹介 ・ …………………………………………。 ●超高層 ビル建設用クレー ン ・ 1島運搬機械い ,晒 詠二 72 石り ■業界情報 ●2003年 10月 度 建 設機械出荷金額統計 ……………………………………0日本建設機械工業会 75 大 型 ブル ドー ザ D475A5… (1) 大規模工事 における超大型建設機械の施工 と特徴 大型 ブル ドー ザ D475A口 5 =驚 異 の静粛性 を実現 した、環境 0人 に配慮 した大型 ブル ドーザ= コマツ 永 瀬 秀 一 Hidckazu Nagasc 神川 信 久 Nobuhisa Kamikawa 1.は じめ に ブル ドー ザ の大 形 化 は 、 ① 大 規模鉱山での 、大量土工作業 による生産性 向上 ② 硬 岩破砕分野 での、 リッピング限界 ア ップに よる発破 工法 の低減 のため、求 め られて きた。 このような市場要求 の中、 コマ ツは、1976年当時、 世界最大 のブル ドーザD455Aを 導入 した。D475Aは そ の後継機 として、 よ り高 い作業効率 とリッピング 性能 を実現 し、1983年に市場導入 された。 しか し近 年 では、作業性能 だけでな く、周囲環境 やオペ レー タ居住性 の向上 に対する要求が極 めて強 くな って きた。特 に、大型 ブル ドーザは主要生産機 として使用 されるため、長時間 の連続運転 が要求 さ れる。 このため、オペ レー タの疲労軽減 が強 く求 め られるのである。 この よ うな市場 要求 に答 えるた め、D475A-5型 では、周囲騒音 とオペ レー タ耳元騒 ー 音 の大幅 な低減 を始め として、オペ レ タの居住性 に配慮 した。 また、主要生産機 として使用 され る大型 ブル ドー ザ は、要求 される耐用寿命が長 いため、製品のライ フサ イクルコス トにしめる整備 費用 と修 理 費用 の割 合 が大 きなもの となる。本機 では、同時 に、整備 費 用 ・修理費用 の低減 にも努 めた。 以下 に、D475A-5(写 真 1)の 特 長等 を紹介す る。 2 主 一 . 主 な仕様 な仕様 を第 1 表 に示す。 03859878/03/¥500編冷文″CLS 11イ ζ l轟 顧鴨醜轟録畢饗│ ││`:■ ││111111:ユ 写真 l D 4 7 5 A 5 3.特 長 (1)騒 音 の低減 ー 建設機械 の 中で も、ブル ド ザは騒 音 が大 きい機 械 とされて きた。加 えて、連続 して長時間稼動す る ー 大型 ブル ドーザでは、周囲環境やオペ レ タに対す る負担 は大 きい。 本機 では、エ ンジン冷却 ファンに油圧駆動 システ ムを採用 (第 1図 )し た り、歯車 の噛 み合 い を調整 し騒音 レベ ルを下げるな ど、音源 を低減すると同時 に、エ ンジン冷却 フアンヘ の吸音 ブレー ド装着やエ ンジンルーム とキヤビンを遮断す るための隔壁 を追 加す るなど、騒音 の伝播経路 を詳細 に検討 し、遮断 す ることに成功 した (第2図 )。結果 として、定置 ハ イアイ ドルでのオペ レー タ耳元騒音値 は70dB(A)、 ダイナ ミック騒音 HOdB(A)を 実現 した。 この数字 は、従 来機 との比較 では、オペ レー タ耳元騒音値 10dB(A)、 ダイナ ミック騒音 9dB(A)と 言 う大幅 な改善 を達成 した。 建設機械 2004.3.1 大型 ブル ドーザ D475A5(2) 第 1表 主 な仕様 主要仕様 外観図 102,500kg 運転整備重量 872PS/2,000りm エ ンジン出力 381m3 ブレー ド容量 ( セミU ) クコンバ ー タ 卜,レ (SAE 27 2m3) ロックアッ雅 構付 走行速度 前 進/ 後 進 1速 3 5kln/11/4 7kln/h 2速 3速 全長 全幅 ( 車体/ ブ レー ド) 全高 ( R O P S 上端) 6 3km/h/8 4km/11 10 9km/11//14 3kll1/h ll,565mm 3,610mm/5,265mm 4,590mm 4,365mm 接地長 シュー幅 7 101nm ラジエ ー タ 騒音低減 油圧 ポ ン プ パ ワーライン 油温 センサ フ ァ ン回 転 数 油圧駆動 ファンモ ー タ コン トロ ー ラ エンジン回転数 第 1図 フ アン油圧駆動 システム 可変油圧駆動 フアン 2 重 フー ド ´′ &サ イ ドカバ ー ス した姿勢で制御 で き、微操作性 に優 れ、疲労 も最 小 限 に押 さえた レバ ー として開発 された (第 3図 )。 以下 に、具体例 として、操作性 を向上 させ るため 吸音 ブレー ド 外装 シール性向上 第 2 図 騒 音低減の一例 ( エンジンルーム周 り) (2)操 作 性 に優 れ た PCCSを 採用 PCCS(Palm cも mmand cOntrol Systcm)(写 真 2) は 、走 行 用 の Palmコ マ ン ド電 子 制 御 走 行 レバ ‐ と 2 建 設機械 2004.3. Palmコ マ ン ドPPC制 御作業機 レバ ーか らなる。 この レバ ー は、人間工 学か ら生 まれ、人が最 もリラック の機能 を列挙す る。 ① 速 度段 プリセ ッ ト機能 前進 1速 ・後進 2速 や前進 2速 ・後進 2速 な ど、 往復繰 り返 し作業 では、使用す る速 度段 をあ らか じ め設 定す る ことに よ り、速度段 が 自動 で 選択 され る。 ② オー トシフ トダウ ン機能 エ ンジン回転数 ・速度段 ・車速 を コン トロー ラが 常 に監視 し、負荷がかか り車速 が落 ちて くると、自 動的に最適速度段 ヘ シフ トダウンし、高 い作業効率 を保 つ。 大 型 ブル ドー ザ D475A‐ 5(3) バー リッバ操1/Fレ モニタパ ネル ズ レ 操 作 番 走行操作レバー 人間工学 を駆使 した レバ ー形状→ オペ レー タの疲労軽減 に貢献 ●走行段 プリセ ッ ト機能 ●オー トシフ トダウン機能 ―ト ンス ラ ミッション コン トロ‐ラ │ エンジン │ 0 電 子制御 トランス ミッション 0 電 子制御 ステア リングクラッチブレーキ ( スムーズな押 し回 し、容易な斜面作業) コン トローラ ステアリング コントローラ ili=減fll 電子制御 ヽ 電子制御ステアリング スミッション' クラツチ/ブレーキ│ ト ラン `ECMv_1 ‐ rll D475A5(PCCS) D475A3(従 写真 2 PccSに チ イ 各 呂 麒,□ オー トシ フ ト ダウ ンス イ ッチ 燃料 ダイアル 来機) よる操作性向上 走行操作 レバー ブレー ド操作 レバ ー リ 操 ッパ ′ トレバ ー モ ニ タパ ネル ピ ッチ ア ン グル セ ンサ セシサ [三 ]加 速度 」 ≧ 塾 ≧ ヲ 蕉 JfF生 タ 挙 ロ ックア 変速機操作弁 補助弁 エ ンジン スピー ド 変 速機 出口 燃料温度 燃料制御弁 トル コ ン 電子制御 トランス ミッション 第 3図 PCCSシ スピ_ ド 電子制御 ステア リング ー センサ ク ラッチ/ ブ レ キ ス テ ム概 略 図 建設機械 2004.3.3 ・ 大型ブル ドーザ D 4 7 5 A 5 ・・ (4) コ ン トロ ー ラが 、ト ラ ンス ミッシ ョンの クラ ッチ の係 合 を速 度段 ・回転 数 ・変速状 況 な どに よ り自動 ( 4 ) 容 易 な点検 。整備 ( 写真 3 ) 故障診断機能付 モニ タパ ネルを採用 し、各種 メー タ類、ゲ ー ジ類、警告機能 を集中配置 した。始業時 的 に最 適 調 整 す る。 この ため 、 シ ョックの少 な いス ム ー ズ な ク ラ ッチ 係 合 が 実 現 し、ユ ニ ッ トの信 頼 性 ・寿 命 の 向 上 に もつ なが る。 や作業 時 に異常 が発生 した場合 は、ランプ 。ブザ ー で知 らせ るだ けでな く、オベ レー タが とるべ き処置 方法 を4 段 階 の コー ドで示す ことによ り、機械 の大 ④ 電 子市1 御ステアリングクラッチブレーキ 車両 の状態 をセンサーで常 に監視 し、状況に応 じ て、ステアリングクラッチとブレーキを電子制御す る。 きな トラブ ル を防 ぐことに役 立 つ 。 ③ 電 子制御 トランスミッション モー ドセ レクションモジユール (3)居 住 性 の 向上 プ レス 成 型 に よる視 野 角 の広 い ROPS付 計 器 モ ジュ ー ル き 6角 ワ イ ドキ ャ ビ ンを採 用 す る こ とに よ り、 ゆ らた りした 居 住 空 間 と、前 後左 右 すべ て にわた る良好 な視 界 が 確 保 で き、高 い安 全 性 を実 現 した。 また、 プ レ ッシ ヤー ライズ を大幅 に高 め る こ とに よ り、ホ コ リの侵 入 を防 ぐ とともに、大 容 量 フル オ ー トエ ア コ ン を採 用 し、キ ャビ ン内 を常 に清 潔 、適 温 に保 つ こ とを実 現 した。 加 えて、 シ ヨック吸 収性 にす ぐれ たキ ャブ ・ダ ン パ ー ・マ ウ ン ト (第 4図 )は ス トロ ー クが 大 き く、 走行 振 動 は もとよ り今 までの マ ウ ン ト方 式 で は避 け られ なか った リッ ピ ング後 な どの不 整 地 走行 シ ヨッ ク も大 幅 に低 減 した 。 また 、 ソ フ トなバ ネが キ ャ ビ ン を車体 フ レー ム か ら浮 かせ る こ とに よ り、 キ ャ ビ ンの微 振 動 を抑 え、静 粛 な居 住 空 間 を実 現 した。 メ ッセー ジディスプレー ●通常は、サ ー ビスメー タ表示 ●運転中に異常が発生 した場合 は、オペ レー タが取 るべ き処置 を4 段 階 コー ド で表示 ●オ イルやフィルタの交換 時期 を知 らせ るユ ーザモ ー ド ●故障内容 を表示す るサー ビスモー ド 写真 3 モ ニ タパ ネル (5)修 理費の低減 主要生産機 として使用 される大型 ブル ドーザは、 要求 される耐用 寿命 が長 いため 、製品 のライフサ イ クル コス トにしめる整備 費用 と修理費用 の割合が大 きなもの となる。そ こで、本機 では整備費用 と修理 費用 の 10%以 上の低減 を目標 に し、開発 された。そ の達成手段 は、主 に以 下 の 2点 である。 一 第 は、過去 の修理経歴 を調査 し、クリティカル な部品 を洗 い出 し、それ らの耐用寿命 を上げること により、ユニ ッ ト全体のオーバ ーホ ール寿命 を延 ば シリコンオイル ス プリング ●シヨック吸収性 に優れ、オペ レー タ疲労 を軽減 ●キヤブの微振動 を抑 え、静粛な居住空間を実現 第 4図 キ ャブ ・ダ ンパ ・マ ウ ン ト 4 建 設機械 2 0 0 4 . 3 . し、修理 費用 の低減 を目論 んだ。具体的 には、油圧 回路 のシール性 の向上 、電装 ハ ーネス とコネクタに 強化型部品採用、パ ワー ライ ンで最 もクリテ ィカル なベ ア リングの寿命 向上 などである。 大型 ブル ドーザ D 4 7 5 A - 5 ( 5 ) オー ブ コム (オ プ シ ョン) 装着時 通信衛星 VHMS i Vchicle Health ヽ lonitoring System ユ ーザ稼動現場 夕 4.お わ りに 大型建設機械 にお いて も、周 囲環境やオペ レー タ環境 に対す る市場要求が強 まる中、本機 で は、主 に騒 音 と振動 の低減 に注 力 した。「 大型 ブル ドーザは騒 音 が高 い ものJと い う常識 に挑 戦 し、大型 ブル ドーザの騒音 レ ベ ル に新 しい基準 を提案する こ とがで きた: パ ソコン端末 ( ダウ ンロー ド) W c b C A R E サ ーバ コマツ販売代理店 ※オプシ ョンの衛星通信機能 ( オーブ コム) 装 着 の場合、 リアル タイムに機械情報が コマ ツに送信 されます。 本機が多 くのユ ーザに受 け入 れ られ、活躍す る ことを期待す る。 ① VHMSに より稼動状況、主要コンポーネントを監視 し、突発事故を未然に防ぐ。 ② VHMsの 継続データに基づき、ユーザに適切なリコメンドを行う。 第 5図 vHMS搭 載 筆者紹介】 【 第 二 には、修 理 費 用 が 高 額 となる よ うな大 きな ダ メ ー ジ を受 け る前 に、各 ユ ニ ッ トの オ ーバ ー ホ ー ル が可 能 となる よ う工 夫 した 。 そ の 手段 と して は 、予 防保 全 に有効 な機 械健 康 診 永瀬 秀 ― コマ ツ 開 発本部 商 品企画室 〒107-8414 東京都港 区赤坂 2-3-6 TEL:03-5561-2714 FAX:03-5561-2902 E― mail:nObuhistkalnikawa@kOmatsu cojp 神川 信 久 断 システムv H M s ( V c h i c l e H c a l t h M o n i t o r i n g S y s t e m ) コマ ツ 開 発本部 建 機第 1開 発 セ ンタ ブル ドーザ開発 グルー プ チ ー ム長 ( 第 5 図 ) を 装 備 した 。結 果 と して 、前 述 の 故 障 診 〒573-H75 大 阪府枚方市上野 31-1 断機 能 を備 えた モ ニ タパ ネ ル との 組 合 せ に よ り、整 TEL:072-840-6274 FAX:072-848-5605 ー ー ー 備 の 効 率 化 、 オ バ ホ ル に よる体 車 時 間 の短 縮 E― mail l kamikawa@kOmatsu cojp と費用 低 減 を実 現 した。 広告製品のカタ ログ 等 の 資料 は ヽ本 誌の 「カ タ ログ ・ 資料請求用紙」でご請求下さい。 編集部 では、到着 した資料請求用紙 を1 0 日毎に処理 し、広告主へ お知 らせ します。 広告主 よ り直接読者へ その資料 が送 られ ますが、お急 ぎの場合は直接広告主へ ご連絡下 さい。 建設機械 2004.3.5 大型油圧式 シ ヨベル… (1) 大規模 工事 における超大型建設機械 の施工 と特徴 大型油圧式 シ ョベル 日立建機い 吉 井 勝 敏 Katsutoshi Yoshii 1. は じめに 大規模 工事 と言 えば関西国際空港工 事 があげ られ る。 I期 工事 の土砂採取 では超大型 の油圧 ローデ イ ングシ ョベ ル、油圧 バ ックホウ、電気 シ ヨベ ル、 ホ ィールロー ダの積込機械 が使 われ、その稼動実績 は その後 の大規模工事 の施工 に大 きな影響 を及ぼ した。 一 現在、施 工 されてい るⅡ期工事 では、それが 層明 確 にな りI期 に比べ 、さ らに大型で国内最大級 の重 機が採用 され たとともに超大型油圧 バ ックホウが積 込機械 の中心 になった ことで ある。大規模 工 事 にお いては何 よりも土砂の安定供給 を図 ることが最 も重 要 である。油 圧 シ ョベ ルの優 れた経済性 もさる こと なが ら安定 した作業性能 が認識 されたとい える。 以下、超大型油圧 シ ョベ ルの施 工 と特徴 を紹介す る。写真 1は 土砂採取作業 で稼動す る日立EX36005で あ る。 2.大 型油圧 シ ョベ ルの 利 点 大規模 工事 の 中心 をなす のは大量 の土砂 の採取運 搬 である。土砂採取 は鉱 山 と同 じように大型機械 の 活用 に適 しているベ ンチカッ トエ 法が採 られる。ベ ンチ カ ッ トエ 法 は多種 の岩 質 に対 して適応性 があ る、安全性 が高 い、発破 で岩石 の大 きさを調整 で き るなどの利点が多 い。一方、起砕 した土 砂 の積込 み お よび投入日までの場内 1次 運搬 は、ベ ンチ相互間 での重機 の融通が容易 で順応性 が高 いショベ ル ・ダ ンプエ 法 が一般的 である。 シ ョベ ル ・ダ ンプエ 法 に おける積込機 には先 に述べ たように最近では油圧 バ ックホウが選 ばれる ことが多 くな っている。油 圧 バ ックホウは油圧 ロー デイングシ ヨベ ルやホイールロ ー ダと比較 して強力 な掘削力、広 い作業範囲、楽 な 運転操作等 の特長 をもってい る。その特長 を生か し たベ ンチカッ ト、 シ ヨベ ル ・ダ ンプエ 法 における利 点 をまとめると次 の通 りである。 ① 上 方 の掘 り崩 しや下方の掘削が能率 よ く行 え るな どベ ンチカッ トエ 法 に適 した広 いフロン ト の動作範囲 をもち、使 い勝手 が 良 い。 ② 掘 削反力 を安定 して支えられるため、強力 な 掘 り起 こ し力 を利用 した根切 り作業 がで きる。 従 つて、殆 ど補助機 な しの単独 で掘削積 み込み 作業 を行 うことがで きる。 ③ 掘 削力が大 きいので土砂 、軟岩、硬岩 などの 土質 にかかわ らず比較的安定 した作業能力 (時 間当 り積込 み作業量)を 発揮す る。 写真 1 土 砂採取作業中のEX3600‐5 03859878/03/¥500/論 文/JCLS 6 建 設機械 2∞4.3. ④ バ ケ ットの幅、作業範囲 の大 きさか ら積込み 可能 なダ ンプ トラックの大小 に対す る適応性が 高 く、組 み合 わせの融通性 がある (第 1図 )。 ⑤ 手 前 に引 き込む動作 のため、バケットの爪 先、土砂の入 り具合などバケットの挙動が良 く 大型油圧式シヨベル…0 ) ヽ 可I J ︲︱ 取 り事業 の I 期 とⅡ期 の主要重機 を示す。先 に述べ たように大規模工事 における大型油圧 バ ックホウ化 、 ヽ の流れが読 み取れる。 第 1表 加 太土取 り事業の主要重機比較 I期 /2 ヾッ ク ホ ウ 油 圧 シ ョベ ル ///´λ ホ ィー ル ロ ー ダ ブ ル ド ー ザ 必 12m'級 :6台 ローデ イグ / ョ ′ヾ ,レ 電 気 シ ヨベ ル ダンプ トラ ック Ⅱ期 20m3級 :1台 10m3級 :2台 20m3級 :3台 10m3級 :5台 13m3級 :3台 60t∼90t級 :13台 70t∼100t級:9台 130t級:3台 80t級 :36台 90t級 :38台 第 1 図 ダ ンプ トラックヘの積込み作業 見 える。従 って、バ ケ ッ ト効率 が良 く、またダ ンプ トラックヘ の積込 みの場合 で も土砂 の荷姿 が見 え、安 定す る。 ③ タ イヤ式では困難な不整地での作業 も可能な ので ア ー テ イキ ユ レー トダ ンプ トラ ック と組 み 合 わせ れ ば 更 な る稼 働 率 向上 が可 能 となる。 ⑦ 未 熟練オペレータでも作業がある程度は可能 で あ り、 ロ ー テ ー シ ヨンが 組 みやす い 。 ③ 国 内で定量的 に生産 され、世界各地で数多 く 部品の供給 が安定 している。 稼動 してお り、製品 ・ 以上、油圧 バ ックホウの利点 を述 べ たが、機動性 は劣 るのでホイール ロー ダと組み合 わせて効率的 に 使 い分 けされてい る。第 1表 に関西国際空港加太土 3.求 め られ る作 業性 能 大規模 工 事 に使 われる油圧 シ ョベ ルに求め られる 作業性能、特徴 を日立大型油圧 シ ョベ ルを例 にあげ て紹介す る。第 2表 に日立超大型 5型 シリーズの主 な仕様 を示す。 大規模 工事 に使用 す る大型油圧 シ ヨベ ルは作業能 力、信頼性、整備 性、居住性、安全性、環境適合性 の全 てにおい て優 れてい ることが求め られる。 (1)作 業能力 ダ ンプ トラックに対応 した積込み能力 を発 揮 しな けれ ばな らない。で きるだけバ ケ ッ ト容量 を大 きく ー す るためにシ ヨ トフロン トのBE(Bulk ExcavatoF 大作業量)を 設定、バ ケ ツ トは大容量 に加 えて耐摩 耗性 を考慮 した特別 なものを製作 している。 第 2 表 日 立超大型油圧 ショベル主仕様 ( バックホウB E ) EX120D 5C 旦里 運 質 転 t EX1900-5 EX2500 5 EX3600 5 2390 1090 バ ケ ッ ト 容 量 エ ン ジ ン 出 力 最 旋 大 掘 速 回 走行速度 接 削 (PS/rpm) (655/1650) kN 度 min 圧 ラ 全 482/´ 1650 力 高 /低 地 ク ロ ー kW/min 1 長 km/11 720/1811Cl 971/18Klll 1400//1600 (979/1800) (1320/1800) (1900/16∞ ) 35//24 28/21 6,410 22/17 7,870 8,700 5,400 6,鰤 6、 770 15,250 17,050 18.190 7,480 4,610 最 大 掘 13,760 さ 7.940 8,180 最 大 ダ ン プ 高 さ 8.020 9,060 最 大 掘 削 深 23//16 kPa ク ロ ー ラ 全 幅 削 半 径 1,050 671 11.590 建設機械 2004.3.7 大型油圧式 シヨベル… 0 ) (2)信 頼性 工 事 中 は高 い稼働 率維持 が求 め られ る。 5型 で は、 フロン トや フレー ム等主要構造物 は豊富 な実績 を踏襲 した もの、油圧機器 はラジエ ー タとオイル ク ー ラの別置 き化 に して ヒー トバ ラ ンス性能向上 させ 長 時 間連続稼動 に対応 で きる もの と して い る。 ま た、情報 ショベ ル機能 をもち、稼 動状況、警告 デー タを収集 、保存 で きる車載 モニ タシステ ムを装備 し ている。保存 したデー タをパ ソコンや衛星通信 で出 力 して信頼性向上 に利用する。 さらに この情報 をも とに施 工 管理や機械管理 を合理的 に行 う。 (3)整 備性 日常 の 点検整備 の し易 さが求 め られ る。 5型 で は、大 きな点検用扉、広 い点検用 スペ ース、動 きや す いセ ンター通路 など整備 しやす い機器 レイアウ ト にしてい る。 また、 自動給脂装置 の装備、エ ンジン オイルや燃 料 フイル タ交換時間の延長 などメンテナ ンス性 の改善 を図 つている。 (4)居 住性 長時間運転す るオペ レー タに対す る良好 な環境 が 求 め られる。 5型 では、キヤブに制振効果 の高 い液 体封 入防振 ゴムを採用 して振動 の吸収、座 り心地 の 良 さを図 つている。 また、粉塵の侵入 を防 ぐ大容量 エ アコン外気導 入加圧式 を搭 載 して快適 な運転環境 を実 現 してい る。 (5)安 全性 昇降、点検 、運転時 の安全性 が求 め られる。 5型 では、昇 降 しやす い梯子 、随所 に設置 した手す り、 視界 が 良 くて頑丈 なヘ ッ ドガー ドー体型 キヤブなど 安全 に作業で きるように配慮 してい る。 (6)環 境適合性 各種法規制 を遵守 してい なければならない。 5型 では、日米欧 の排 出 ガス規制 に適 合 したエ ンジ ンを 搭載 し厳 しい環境規制 に対 応 してい る。 また、安全 規格 に対 して も最 も厳 しい EN規 格 な どに対応 して い る。 4.稼 動 実績 写真 2に 土地造成工事 におけるEX1900-5の積込 み作業 を示す。大規模工事 の場合、通常積込機 1台 とダンプトラック複数台 を 1セ ッ トと して数 セ ツ トの 組み合 わせで施 工す る。従 って、積込機械 が安 定供 給 の面 で重 要 な役割 を担 つていることがわかる。第 3表 に大規模工 事 での稼動 データを示す。EX1800-3 8 建設機l l t 2 0 0 4 . 3 . 写真 2 EX19∞ -5積込み作業 第 3表 土 砂採取作業 デー タ 機 作 業 EX1800(135m3) 種 内 容 まさ土の掘削。9ot級 ダンプ トラックヘの積込 み 30秒 サ イクル タイム 積 込 積 込 5回 /台 階 数 60m3/台 量 時 間 当 台 数 時 間 当積 込 量 156台 (3600/150秒 ×65%) 936m3(156台 ×60m3/台 ) バ ックホウが9 0 t ダンプ トラ ック 3 台 との組 み合 わ せで、ブル ドーザの補助無 しの積込作業 を行 った と きのデ ー タである。 この他 、E X 3 6 0 0 - 5 が9 0 t 級ダ ン 5 が 5 回 積 みで稼 プ トラ ックに 3 回 積 み、E X 1 9 0 0 ‐ 動 してい る。作業量 は稼動条件 によつて大 きく変化 す るので参考例 と して見 て い ただければ幸 い であ る。 ・ 5 . お わ りに 大規模工事 で活躍す る大型油圧 シ ョベ ルの施 工 と 特徴 を紹介 した。最近 の大規模工事 はI T を用 いた総 合管理 システムで効率的に運用 され、大型油圧 シ ョ ベ ル もその中 に組 み 込 まれて稼 動 して い る。今後 は、大型油圧 ショベ ル に搭 載 している情報機能 を利 用 して、収集 した稼 動 デー タを施 工 にフイー ドバ ッ クした り、機械 の状 態か ら予防保全 。メンテナンス す るなど 1 台 1 台 の大型油圧 ショベ ル を取 り込 んだ 更 に効率的 な総合施工重機 管理 システム になってい くと考 える。問題点 は多 々あるが、今後 ともユ ーザ 各位 のご指導 を得 て製品 の改善、開発 に努力 してい く所存 で あ る。大型油圧 ショベ ルが活躍す る大 規模 工 事 の活発化 に期待 したい。 ( 筆者紹介はP 7 9 掲載) 大型ホイールロー ダ… (1) 大規模工事 における超大型建設機械 の施工 と特徴 大型ホイール ロー ダ 新キヤタピラー三菱い 只 木 聡 子 Satoko Tadaki 1. は じめに ー 新 キヤタピラー三菱船 では、米国 キヤタ ピラ 社 “ 製大型 ホイー ル ロー ダGシ リーズ 992G"(97年 6 “ 月発売)お よび 988G"(01年 3月 発売)を 国内導 入 してい る。大型 ホイー ルロー ダは、主 に空港 やダ ムといった大規模土木工事や、砕石 ・石灰石鉱山現 一 場 で土 砂や岩石 の掘削 ・積込、 部運搬機械 として ー 活躍 し、 このGシ リ ズだけで全 国 で約 70台が稼動 してい る。大型 ホイー ル ロー ダGシ リーズ は、 グ レ ー トアー ム、大容量 バ ケ ッ ト、電子制御 エ ンジ ン、 イ ンペ ラクラ ッチ トル クコンバ ー タなど、比類 な き 優 れた機能 を数多 く持 ってお り、生産性 の向上 はも とよ り、操作性 、信頼性、耐久性 の向上 も図 られて い る。以下、992Gお よび988Gホ イー ルロー ダの特 長、稼動現場 につい て紹 介す る。 2.992G。 988Gホ イ ー ル ロ ー ダの特 長 ユ ーザがホイール ロー ダに求め る性能 には、大幅 な生産性 向上 と耐久性 の維持向上 の両立があげ られ る。生産性 を向上するためには、バ ケ ツ ト容量 のア ップ、けん引力 のア ツプ、 1回 当 た りのサ イクルタ イムの短縮等が必要 となる。ただ し、単 にバ ケ ツ ト 容量 だ け をア ップする と、車両 バ ランスが崩れて し まうため、従 来 は車 両全体 の大型 化 が必須 であ つ 両立 を実現 している。 また、最近 は生産性 に加 えて ー オペ レー タの高齢化 やベ テラ ンオペ レ タ不足 に対 応すべ く、長時 間運転 して も疲労が少 ない こと、経 験 の浅 い オペ レー タで も簡単かつ確実 な操作が で き るとい うこと も重要 なポイ ン トとな つている。 ー ー 以下、キヤタ ピラー社製大型 ホイ ル ロ ダG シ ー リ ズが如何 に高 い作業性能 を発揮 してい るか、オ ペ レー タの疲 労低減 、操作 の容易化 を実現 している か を紹介す る。 ( 1 ) グ レー トア ーム ー 大型 ホイール ロー ダG シ リ ズの最大 の特長 はグ レー トアームで、 これに伴 い採用 した新型 フロン ト フレ‐ムお よび リンケ ー ジとともに車両前部 の重量 を大幅 に軽減。 これによ り車両全体 を大型化する こ とな く、大容量 バ ケ ツ トの装着が可能 とな り、9 9 2 G では1 2 3 m 3 バ ヶ ッ ト ( 従来比約 1 5 % ア ツプ) 、9 8 8 G では6 . 4 1 a 1ヶット 3バ ( 同約 7 % ) を 標準装備 している。 また、グ レー トアームの ね じれ強度 は従来の リフ トアー ム と比べ 約 3 倍 となってお り、耐久性 お よび 信頼性 も大幅 に向上 してい る ( 第 1 図 ) 。 纏 た。車両 全体 の大型化 は、すなわち燃費や メインテ ナ ンス等 の機械経費 ア ップの要因 ともなる。 キャタ ピラー社 では、 この悪循環 を断 つ ため、大型 ホイー ルロー ダGシ リーズ に画期的 な箱 型断面構造 「グレ ー トアー ム」 を採用 した。 このグレー トアー ムはそ れまで不可能 と思 われてい た生 産性 と耐久性向上の 03859878/03/¥50剛 誦)文/JCLS 建設機械 2004.3.9 大 型 ホ イ ー ル ロ ー ダ… ( 2 ) ( 2 ) 電 子制御 エ ンジン エ ンジン各部 に設置 されたセ ンサ ー によリエ ンジ ンの 稼動状 況 を常 時把握 し、最適燃焼 のための き め細 か い燃料 噴射 コン トロー ル を行 い 、燃料 消費 量 の低 減、排気 ガス清 浄化 を達成 し、E P A ( 米 国環 境 保 護局)の 1次 基準 ftL(992G)/2次 基準 値 (988G)に それぞれ 適 合 して い る。 また、 エ ンジンの回転数 を事 が可 能 とな り、作業装置 を常時 トップス ピー ドに保 持 しなが らのホ ッパ や ダ ンプ トラックヘ の接近 お よ び後退 もスムー ズ にで きるため、積込作業 における 良好 なサイクルタイム を実現 してい る。けん引 力 は 左側 ブ レーキペ ダルの踏 み代 によって コン トロール し、踏み始 めの最大 けん引力 は 5 段 階 に調整す るこ とも可 能 ( 本機能 は速 度段が 1 速 時 のみ有効) 。 ( 4 ) S T I C シ ステム ( 走行系操作) 前 にセ ットしてお くと、 その回転数 を一 定 に維 持 す るスロッ トルロッ STIC(StecHng Transmission lntegratcd Control)シ ステムでは、走行に関わる操作 「 操向 ( S t e e r i n、g ) 」 「 速度段/ 前 後進切替 ( T r a n s msiiζ O n )を 」運転席左 ー 倶1 に配置 してあるレバ 1 本で全て行 うことができ る ( 写真 1 ) 。これによ リオペ レータは作業中ステ ク機 能 も採用 してお り、 オペ レー タはアクセル アリングハ ン ドル を何 回転 もさせ ることな く、 フル ステア リ ングをきることがで きるため、疲 労 を大幅 ペ ダル操作 か ら開放 さ に軽減。 れ、作業装 置の コ ン ト ロールに専念 で きるた め、生 産性向上に貢献 している (第 2図 )。 ( 3 ) イ ンペ ラクラッチ トル ク コンバ ー タ イ ンベ ラクラッチ トル ク コンバ ー タは、イ ンペ ラ 側 にクラッチ機構 を有 してお り、 この クラッチの接 続程 度 に よ り足 回 りに伝 達 す るけ ん 引力 を最 大 1 0 0 % か ら最小 2 0 % ま で調整す ることがで きる ( 第 3 図 ) 。これによ り、現場条件 に応 じた けん引力調 整がで きるため、 タイヤス リップによるパ ワー ロス や タイヤ経費 を低減。 また、通常 はシ ョックが大 き 過 ぎ不可 能 であった、アクセル全開中の前後進切替 インペ ラ クラ (5)匡 &Hシ ステム (作業機系操作) E&H(ElecttOnic&Hydraulic)シ ス テムでは、作 業機用 コ ン トロールバルブを電子制御 してお り、 フ ィ ンガー コン トロー ルによる極 めて軽 い操作力 を実 現。走行系操作 は前述 のSTICシ ステムを左手 だ け で操作するため、右手 は作業機 コン トロールに専念 す る ことがで き、生産性 向上 に貢献 して い る。 ま た、電子市1御 シス テム を採用す ることによ り様 々 な 機能 を実現。 第 3図 10 建 設機械 2004.3. ① 2 ポ ジションリフ トセット機能 リフ トアーム水平位置か ら最高位置までの間 l ヶ 所、また水平位置から最低位置までの間 l ヶ 所、合 計 2 ケ 所 を予め設定す ることにより、その設定 した 大型ホイールローダ…0 ) 任意 の位置 にリフ トアームを自動的 に停止 させ る機 能。 これ により、 レバ ー をリフ ト上 げ ・下げのデ イ テ ン ト位置 に入れるだけで、ダ ンプポジシ ョンやキ e Structurc:転 キヤブはROPS(Rollover Protcct市 ect 倒 時運転者保護構造)お よびFOPS(Falling O晰 ャリポジシ ョンにワンタッチで設定 で きるため、操 作性 が 向上。 また、 これ らのポジシ ョンは運 転席 に Protcctivc Structurc:落 下物保護構造)を 標準装備 し、安全性 に配慮 してい る。 い なが らに して設定で きるため、従来必要 であ った サ ー ビスエ事 を不要 とし、休車時間の低減 を図 ると ① ROPS/FOPS規 格 ② 視界 ともに、積込み対象機 の変更 にも素早 く対応す るこ グ レー トア ー ム採 用 に よ り、 バ ケ ッ ト廻 りの視 界 性 が 向上 し、 ダ ンプ トラ ックヘ の積 込 みが 容 易 とな とがで きる。 ってい る。 ② ソ フ トス トップ機能 2 ポ ジシ ョンリフ トセ ッ ト機能 によリリフ トアー ムの上 げ ・下げ操作 を行 っている場合、 リフ トアー ー ③ エ アサ ス ペ ンシ ヨンシ ト ー シ トは圧 縮 エ ア をク ッシ ョン とす るエ アサ ス ペ ンシ ョンシー トを標 準 装 備 し、 またオ ペ レー タの体 ムが任意の位 置 で停止す る時、 クッシ ヨンを効かせ てシ ョックを吸収 し、 リフ トアー ム停止 のシ ョック 格 に合 わせ調 整 も可 能 。 による荷 こぼれを防止す るとともに、乗 り心地 を向 上。 また、油圧 システムの耐久性 にも寄与。 ③ ソ フ トリフ トキ ックアウ ト機能 リフ ト上 げ時、従来機 と同様 、 リフ トアーム最高 位置 での 自動 キ ックアウ ト機 能 を持 ってい るが、 こ の場 合 に もク ッシ ョンを効 かせ て シ ヨックを吸収 し、スム ーズ に停止 させ ることにより、荷 こぼれの 防止 や乗 り心地 を向上。 ( 6 ) 運 転席 9 9 2 G ・ 9 8 8 G と も大型のワール ドクラスキ ャブを 採用。広 々 とした作業空間を確保す るとともに、 キ ャブ内騒 音 を低減 してい る ( 写真 2 ) 。 ④ 乗 降性 992G・988Gと も、車両左側 に階段式 ステップを 標準装備 し、キヤブヘ のア クセス性 を向上 してい る。 ( 7 ) セ パ レー トク ー リン グ シ ステ ム ー 冷却 フ ァ ンとエ ンジ ンル ム を隔壁 で分 離 した セ パ レー トタ ー リ ングシステ ム を採 用 。騒 音 源 であ る エ ンジ ン を密 閉す る形 に し、周 囲騒 音 を大 幅 に低 減 す る とともに、 ラジエ ー タに影響 を及 ぼす エ ンジ ン か らの 熱 を遮 断 し、冷却効 率 を高 め る こ とに も貢 献 ( 第4 図 ) 。 建設機械 2004.3.11 大型ホイールローダ…“) (8)AMOCSラ ジエ ー タ 従来 の一 体式 ラジエ ー タと異 な り、分割 式 ラジエ ー タを採用。上部 タンクを削除する ことによ り、万 が一 の故障 の際 の交換作業 も容易 にしている。 また、 冷却水 の 2パ スシステムや有効冷却面積 の増加な ど、 冷却効率 と修理 コス トの低減 を実現 (第5図 )。 写真 3 取扱材料 :土砂 ・土岩 稼動機械 :123m3級 ホイールロー ダ×7台 63t級ブル ドーザ ×1台 44t級ブル ドーザ ×12台 90t級ダ ンプ トラック×4台 45t級ダンプ トラック×20台 32t級ダ ンプ トラック×3台 16Hモ ー タグレー ダ文3台 、他 第 5図 ② 988G 988Gの大 きな特長の 1つ として、60t級ダンプ トラ ックまで積込み可能な大 きなダ ンピングクリアラ ン ス とリーチが あげ られるが 、本現場では橋 梁 の耐荷 重の問題か ら25t級ダ ンプ トラックを使用 してい る。 通常 25tダンプ トラックには5m3ホ ィ_ル ロー ダが マ ッチ ングするが、該現場 はダ ンプ トラツクの台数 が 多 い ため 、積込時 間 の短縮 を図 るため、988Gを 3 . 9 9 2 G 。 9 8 8 G 稼 動現 場 この クラスのホ イールロー ダが稼動する代表的な 現場 は、 ダムや空港 といった大規模土木工 事、石灰 石鉱山、砕石場であ り、 ここでは代表的な稼動事例 を紹 介す る。 採用 し作業 の効率化 を実現 してい る。なお、同ダ ン プヘ は 2 杯 積 込 み と してお り、S T I C シ ステ ム 、E & H シ ス テ ム 、 イ ンペ ラク ラ ッチ トル ク コ ンバ ー タ等 の機 能 を有効 に使 い こなす こ とに よ り、素早 い積 込 を実現 して い る ( 写真 4 ) 。 ① 992G 本 現 場 で は、大規模 海上 空港 を短期 間 に造 成 す る ため 、時 間 当 た り作 業 量 2 , 0 0 0 m 3 級の超 大 型 揚 土 船 が 多 数稼働 して い る。揚 陸 され た土 砂 をス ム ー ズ に 島 の 各所 へ 運搬 す るため に9 0 t ・4 5 t 級ダ ンプ トラ ッ クが 多数 稼 動 してお り、 これ ら重 ダ ンプ トラ ックヘ の積 込 み には、 1 2 . 3 m 3 の大 容 量 バ ケ ッ トを採 用 しな が ら、大 きな屈折 角 を持 ち揚 土船 下 の狭 いエ リアで 積 込 可 能 なC A T 9 9 2 G が 使 用 され てい る ( 写真 3 ) 。 <工 事概 要 > 現 場 名 : ( 中部 国際 空港 ) 空 港 島造 成 現 場 総 土 量 :5,600万 m3 12 建設機械 2004.3 写真 4 大型 ホイールロー ダ… ( 5 ) ー 輸入大型 ホイール ロ ダも取 り扱 っている。 これ ら ー ・ 大型 ホイール ロ ダは、大規模土木 工事 や砕石 石 灰石鉱山等 での掘削 ヽ運搬機械 として必要不可欠 で あ り、今後、 メー カとして、さらなる生産性の向上、 <工 事概要 > 現 場 名 :空 港造成土砂採取現場 総 土 量 :1,050万 m3(45万 m3/月 ) 土 質 :砂 岩、凝灰岩、泥岩、けつ岩 稼動機械 :6.Om3級 ホイール ロー ダ×1台 10.Om3級ホイール ロー ダ×1台 13.Om3級ホイァ ルロー ダ×1台 操作性 の容易化、稼動経費 の低減、各種法規制 (排 ガス ・騒音 な ど)へ の対応 を課題 として開発 を進め てい く所存 である。 32t級 ブル ドーザ ×1台 63t級ブル ドーザ ×6台 95t級ブル ドーザ ×2台 1.4m3級油圧 シ ョベ ル×1台 3.lm3級油圧 シ ョベ ル×1台 5m3級 油圧 シ ヨベ ル×3台 25tダ ンプ トラック×24台 3.7m級 モ ー タグレー ダ×1台 4.お 筆者紹介】 【 只木 聡 子 新 キャタ ピラー三菱m 相 模事業所 業 務部 仕入商品 ・コンポ ー ネ ン ト事業管理課 わ りに 今 回 の紹介記事 では言及 しなかったが、新 キャタ ピラー三菱 では994D(18m3)、 990シ リーズⅡ (8.6m3) 〒2 2 9 - 1 1 9 2 神 奈川県相模原市 田名 3 7 0 0 TEL : 042-763-7131 FAX 1 042-762-4251 や さ しい画像処理の情報誌 と特色 ラボ ●創刊年月 日 :1990年 (平成2年)1月 1日 ●発 行 日 :毎月1日発行 ●発 行 部 数 :20,000都 92頁 ●判型 ・総頁 :変 形A4判 ・ :1,500円 価 ●定 (本体 1,429円 送料別) 送料込) ●年間購読料 :12冊 18,000円 (税・ 本誌画像ラボは FA、 OA、 HA分 野を 3本 柱と して構成 し、ト ビックス記事、連載記事等をとりあ げ、わか りやす い文章で、これか らこの分野を手が ける人達を含めた着手技術者、中堅技術者 向けの画 像処理技術の専門雑誌です。 今後の画像処理技術 の普及、向上のための啓蒙誌 として現場技術者 にお役 に立てる技術を基本に編集 してお ります。 のお 申 し込みは ◎ 日II素出版 本 社 〒113-8610東 京都文京区本駒込6-3-26日 本工業出版ビル TEL03(3944)1181(代 )FAX(Ю (3944p6826 nOnkkO‐pb coip ht,77-nkko‐ pb coJp/ e maLmfo‐ 39448001 大 阪 営 業 所 〒5 4 1 - 0 0 4 6 大 阪市中央区平野町 1 - 6 - 卜7 0 5 TEL 06(6202)8218 FAX06(6202)8287 :減 ]響 :│]髪 露 祠 ベ 離Fナ :11,z争 建設機械 2004.3.13 730E超 大型電気駆動 ダンプ トラック… (1) 大規模工事における超大型建設機 械 の施工 と特徴 C0312‐18 730E超 大型電気駆動ダンプ トラック =国 内採石場 へ の導入 = い小松製作所 大 貫 廣 明 HIoak1 0hnuki 1. は じめに 2 0 0 3 年6 月 に国内最大の電気駆動 ダ ンプ トラック として四国 の採石場 に初 めて導入 された コマ ツ7 3 0 E ダンプ トラックについ て紹 介す る。 2.コ マ ツの ダ ンプ トラ ック コマ ツは最大積載量 25tから290tまでの リジ ッ ド ダ ンプ トラック12機種 お よび積載量 30tから40tまで のアーティキ ュレー トダ ンプ トラック 3機 種 を生産 してい る。 リジッ ドダ ンプ トラックは前後 2軸 の ダ ンプ トラ ックで あ り、後軸が駆動軸である。 最大積載量 25tのリジッ ドダンプ トラ ックは、主 に国内の採石場 で原石運搬 に使用 されてお り、最大 積載量 32tから63tのリジッ ドダンプ トラックは、土 木 ・採石 に幅広 く使用 されている。 また、最大積載量 91tのリジッ ドダ ンプ トラック は、主 に海外 の鉱山で表土運搬お よび原石運搬 に使 用 されてい る。 リジッ ドダ ンプ トラツク12機種 の うち最大積載量 172t以上の超大型 4機 種 は電気駆動 ダ ンプ トラック で あ り、 コマ ツの米国現地法人 コマ ツアメリカで生 1 730E超 大型電気駆動 ダンプ トラ 7 3 0 E は 最大積載量 1 8 6 t のコマ ツアメリカ製超大 型電気駆動 ダ ンプ トラックであ る。1 9 9 6 年に第 1 号 機が市場導入 され、現 在 2 3 0 台余 りが北 米 ・南米 ・ オース トラリア ・アフリカ ・中国等 の鉱山で稼動 中 で あ り、好評 を得 てい る。 本採石場 にはこれまで最大積載量 1 2 0 t の 電気駆動 ダンプ トラ ックH D 1 2 0 o _ 1 が 4 台 稼動 してい たが 、 よ り大型化 を図 つて稼動効率 を向上す るため7 3 0 E を導入 してい ただいた。 03859878/03/¥50υ 論文″CLS 1 4 建 設機械 2 0 0 4 . 3 . 産 されてい る。 アーテイキュレー トダ ンプ トラックは運 転席 のあ る前側 部分 とボデイのある後側部分が屈折で きる構 造 のダンプ トラックである。前側部分 に前車軸、後 側部分 にイ コライザバ ーで支 えられた 2本 の後車軸 を持 つ 、 3軸 車 である。 3軸 とも駆動軸 となってお り、造成現場 などの軟弱地の稼動 に適 した機械 であ る。 3.730Eの 主 要仕様 7 3 0 E 超大 型 電気 駆動 ダ ンプ トラ ックは、 フラ イホ イ ー ル 出 力 1 3 8 8 k W の コマ ッ製 S S A 1 6 V 1 5 9 エ ン ジ ン を搭 載 し、G E ( ジ ェ ネ ラルエ レク トリック) 社 製 の 電気 駆 動 装 置 を使 用 して い る。 7 3 0 E 超大型電気駆動 ダンプ トラック… ( 2 ) 第 1表 コ マ ツダンプ トラ ック 機種名 HD255_5 形式 最大積載量 備考 リジ ッ ド HD325_6 リジ ッ ド HD405_6 リジ ッ ト 4Clt HD46S_7 リジ ッ ド 461 HD605 7 リジット HD785 5 ′ジ ッ ド ー ト ・ア ー ム レス ト付 エ アサ スペ ンシ ョンシー ト、 補助席、チル ト ・テ レス コピ ック式 ス テアリングホ イール、エ ア コンデ イシ ョナ等、快適な運転環境 と HD985-5 リジ ッ ド HD120o l リジッ ド、電気駆動 HD150o 5 リジ ッ ド 米国生産 リジッ ド、電気駆動 リジッド、電気駆動 米国生産 730E 830E 'ジ ッ ド、電気駆動 米国生産 930E リジッ ド、電気駆動 米国生産 630E HM300_1 HM35o l HM40o l ア ー テ イキ ュ レー ト ア ー テ イキ ュ レー ト ア ー テ イキ ュ レー ト 耗 を防 止 して い る。ボデ イの 山積 み積 載 容 量 は 11lm3となってい る。 キ ヤブは、ROPS(転 倒 時保護構造)・FOPS(落 下物保護構造)を 標準装備 してお り、ラ ンバ ーサポ 201 米国生産 365t エ ンジ ンで駆 動 され たG E t t G T A - 2 2 オ ル タネ ー タ が発 電 した電気 に よ り、後 車 軸 の左 右輪 に内蔵 され た G E 製 7 8 8 モ ー タホ イ ー ルの 直 流 モ ー タを駆 動 し、 操作性 を実現す る数 々の装備 を備 えてい る。 また、ハ イ ドロニューマチ ックサスペ ンシ ョンの ガス圧 を利用 したペ イロー ドメー タを標準装備 して お り、積載量 を自動的 に計測 し運転者 と外部 の積込 ー 機 に知 らせると共 に、蓄積 された積 載量 デ タをダ ー ・ ウ ンロ ド 加工 して生産管理 に役立てる ことがで きる。 サ ー ビス ブ レーキには前後輪 とも乾式 デイス クブ レーキを使用 してお り、空気 を全 く使用 しない全油 圧式 ブ レー キ コン トロー ルシステムを採用 して い る。ブ レー キ コン トロールシステムのアキュム レー タ圧 力 が規定 圧力以下 に低下す ると自動的 にブレー キが作動する緊急 ブ レーキシス テム も備 えてい る。 終 減 速機 を介 して タイヤ に回転 と駆 動 力 を伝 えて い る。 写真 2 730Eサ ー ビス ブ レーキ 第 1図 73flE電 気駆動装置 前車軸 に左右各 1 本 、後車軸 に左 右各 2 本 の合計 6 本 、外径 3 . 4 m の3 7 0 0 R 5 7 ラ ジアル タイヤ を装 着 し、最大積載時 の車両総質量 3 2 4 t を支 え、最高車速 5 6 k m / h で走行す ることがで きる。 ダンプボデイの底坂 には引張 り強 さ1 , 0 3 4 M P a 、 側 ・ 板 前面板 には引 張 り強 さ6 9 0 M P a の高張力鋼板 を 使用 し、積み込み時 の衝撃 による変形 と排土時 の磨 また、油圧 をかける ことによ り解 除 し除 くことに よ り作動す るスプ リング作動式 パ ーキ ングデ イスク ブ レー キを装備 してい る。 ー 他 にエ レク トリックダイナ ミックリタ ダを装 備 してい る。エ レク トリックダイナ ミックリター ダは、 車両 の慣性 でモ ー タを回転 させ ようとす るときの抵 ー 抗 を利用 した電気駆動 ダンプ トラック特有のブ レ キであ り、その際発 生する起電力 をデ ッキ上のブレ ーキ抵抗器 で熱 として放 出 している。 建設機械 2004.3.15 7 3 0 E 超大型電気駆動 ダンプ トラック… ( 3 ) サ ス ペ ンシ ョンには 、前 後 ともオ イ ル と窒 素 ガス を封 入 したハ イ ドロニ ュ ー マ チ ックサ ス ペ ンシ ョン これに対 して電気駆動 ダ ンプ トラックはモ ー タホ イールの終減速 に歯車 ・ベ アリングお よび潤滑 オイ を装 備 し、優 れ た減 衰力 に よ り快 適 な乗 り心 地 を実 ルを使用 してい るだけであ り、直流 モ ー タの整流子 を定期的 に点検 ・交換 しなければならないことを考 慮 して も、圧倒 的にメンテナ ンス コス トが安価 であ 現 して い る。 ス テ ア リ ングには アキ ュム レー タ式 全 油圧 シス テ ム を採 用 してお り、万 一 エ ンジ ンが停 止 し油 圧 ポ ン プか らの吐 出が止 まって もアキ ュム レー タの 蓄圧 に よ り緊急 ス テア リ ン グ操 作 が可 能 で あ る。 る。 電気駆動 ダ ンプ トラ ックは、電気駆動 システ ム ( 発電機 、モ ー タホイー ル、制御装置、ダイナ ミッ クブレーキ抵抗器、等) が 高価 な ことか ら、メカニ カル駆動 ダ ンプ トラックと比較 してイニ シャル コス 写真 3 ハ イ ドロニューマチ ックサスペ ンシヨン t 第 2図 モ ー タホイー ル構造 4 . 電 気駆動 ダ ンプ トラ ックの 特徴 ダ ンプ トラックは、乗用車やオ ンロー ドトラック と同様 、エ ンジ ンの回転力 を ドライブシヤフ トと歯 車減速機 によ リタイヤに伝 えるメ カニ カル駆動方式 が一般 的 で あるが、超大型 ダンプ トラックにお いて は大 きな歯車 を精度 良 く製作す ることが困難 で ある ことか ら、発電機 とモ ー タを備 えた電気駆動方式が とられてい る。 メカニ カル駆動 ダンプ トラックの場合、 トラ ンス ミッシ ョン ・デファレンシ ャル ・ファイナル ドライ ためメンテナ ンス コス トが比較 的高 くつ く。 16 建 設機械 2004.3. コマ ツSsA16V159 602L エ ン ジ ン 出 力 1,388kW/1,900RPM 電 気 駆 動 装 置 GE Statex皿 タ ネ ー タ GE GTA-22 オ ル モ ー タ ホ イ ー ル 減 全 長 全 全 ホ イ ー ル ベ ー ス 最 上 地 低 GE 788 26825 速 高 ボ デ イ容 量 ( 山積 み ) 土 時 車 質 間 旦里 ブと、多 くの歯車 とベ アリ ングを使用 し、またそれ らに多量 の潤滑 オイルを使用 してい る。定期的 なオ イル交 換 が必 要 で あ り、また定期的 オーバ ホ ール時 にベ アリングや歯 車 の交換 が必 要 となる場合があ る エンジン名称 エ ン ジ ン 排 気 量 廿同 近年製造技術 の進歩 によリメカニ カル駆動 の超大 型 ダ ンプ トラックも製造 されるようにな ったが 、変 速機がな く運転操作が楽で メンテナ ンス も容易 なこ とか ら、電 気駆動方式 を好 むユ ーザ も多 い。 第 2表 730E主 要諸元 大 積 載 質 量 最 大 積 載 時 総 質 量 12,830mm 7,540mm 6,250mm 5.890mm 720mm 11lm3 21秒 138,370kg 最 最 タ 車 速 イ ズ イ ヤ サ 最 小 旋 回 半 径 32 3mkg 56km/11 3700R57 140m 730E超 大型電気駆動 ダンプ トラックー (4) 卜は高 いが、上述の とお リラ ンニ ング コス トが安価 で あ るため、ト ー タルのo & o コ ス トとしては同 クラ スのメカニ カル駆動 ダ ンプ トラックより安価 である のが 一般的 である。 筆者紹介】 【 大貫 月 廣明 8 年8 月 8 日 生 ・神奈川県出身) (日 召オロ2 返 い 小松, 公製作所 開 発本部 商 品企画室 担 当部長 '-8414 東 T107-8 京都港区赤坂2 3 - 6 TEL:01 03-5561-4346 FAX : 03-5561-2898 E― m a i1l li hiroaki_ohnuki@komatsu cojp 5 , お わ りに < 主 な′ lる業務歴 および資格 > 国内 の採石場 ではメカニ カル駆動 の超大型 ダ ンプ トラックも使用 されてい るが、環境 問題 を考慮す る と、 オイル消費が少 な くよリクリー ンな電気駆動 ダ 1 9 7 6■ 年4月 入社。 1980年 1月 よ リダ ンプ トラ ックの 開 マ ツア 発 に従事。 F。 1994年1月 か ら1997年12月まで米 LInコ メ リカ(囀にて超大型 ダンプ トラ ックの開発 に従事。2003 綸│ ンプ トラックは今後 とも使用 され続 けるもの と考 え に`り現職。 年 1月よ られる。 我 々メー カとしては、電気駆動方式 の利点 を伸 ば す ことに加 え、イニ シャル コス トの ように現時点 で メカニ カル駆動方式 に劣 る点 を改善 してい きたい と 考 えている。 , 株式会社 ll小松 製作所 <代 表早 定者名 > 坂 根正弘 <本 社( 土住所 > -8414 東京都港区赤坂 23-6 T107-8 TEL :( : 03-5561‐ 2616 FAX : 03-3505-9662 www komatsu cojp URL il :http:〃 <資 本` ヽ金 > 連 結 67,870(百万円) 万円) 羅 商 > 連 結 1,089,804(百 <従 業F に員数 > 連 結 30,666名 <年 無害化技術を推進する専門議 創刊年月日 :2002年 10月 18日 発 行 日 :毎月 1日 発行 発 行 部 数 :12,000部 型 ・総頁 :B5半」 、116頁 半」 :1,600円 定 価 (本体 1,524円 ) 年間購読料 :18,000円 12冊 (税 ・送料含) 官公庁、 化学工業、産業機械、建設土木、繊維、 鉄鋼、紙パルプ、食品、肥料、薬品、石油精製、 化学、自動車、その他、環境管理技術者。地方 公共団体、大学の図書館の方々に購読をおす すめいたします。 本 社 〒113-8610東 京都文京区本駒込6-3-26日 本工業出版ビル TEL.03(3944)1181(代 ) FAX 03(3944)6826 pb coip/ e‐ mJI:mfo@nkkO pb CO」 月刊 「 環境浄化技術」は、大気、水質、土壌 ・ 地 下水 、廃棄物 ・リサイクル等の無害化技術を 推進いたします。 掲載内容 は、環境管理実務にすぐ役立 つ最新 技術 ・ 利用技術と環境修復の基礎技術を、わ かりやすく紹介、規格 ・ 法規の最新情報を掲載、 エネルギー の 地球環境の汚染を防止、資源 ・ 廃棄物の削減リサイクルに役立つ 有効利用、 内容といたします。 ◇本議をお読みいただきたい方々 ◎ 日■工業出版 http:777WWW nkko‐ ◇本議 のねらいと特色 p 大 阪 営 業 所 〒541-0046大 阪市 中央 区平野 町 16-8-705 TEL 06(6202)8218 FAX 06(6202)8287 日本橋事務所 〒103-0004東 京都 中央区東 日本橋3-5-7ワ タナベ ビル4階 TEL 03(3808)1021 FAX03(3808)1023 中 国 事 務 所 〒350001福 建 省福 州市鼓棲 区湖 東路宏利大履 東側公 寓棲 13階 F座 TEL(FAX)0591-7855622 建設機械 2004.3.17 ー 大型 アーテイキュ レ ト ダ ンプ ト ラツク… (1) 大規模工事 における超大型建設機械 の施工と特徴 大型 アー テイキ ュレー ト ダ ンプ トラック 日本 ボルボい ボ ルボ建設機械事業部 1. は じめ に スウェーデ ンに本社 を置 くボルボ社が世界 に販売 してい るアーテ イキ ュレー ト ダ ンプ トラック (以 ー ー 下 ADTと す る)は 、そ の語源 (ア テ イキ ユ レ ト=関 節 の ように曲がる… 中折 れするフレーム)か ら理 解 で きるように、独特 の構造 を持 つ フレーム に よ り、悪条件下 における走行 ・ズ リ搬 出などの作業 を容易 に し、現場 における稼動 ・作業効率 を高 める ことを 目的 に製造 を開始 された。 ボルボは、1966年にADTl号 機 を世の中に送 り出 し、ADTの 生産 。開発 を開始 した。その後 も開発 は 化 が次 々に開発 され、現在 のラインナ ップにいたつ ている。 ADTの 発表 は、土砂 などの運搬効率 が二段 と向上 され、従来の工法か ら比 べ て合理的 なシス テムを生 み 出 した。ボルボADTを 最初 に採用 した北欧 (スカ ンジナ ビア)諸 国お よびイギ リスの道路建設業者 で は、軟 弱地 ・不整地 における高 い走行性能 が好評 を 博 し、 この評半Jが世界 に広が り、今 日における業界 の リー ダー シップをとる こととなった。 2.特 徴 ボ ルボADTの 最 も得 意 とす る軟 弱地 ・不整地走 行 に関する主 な特長 を以下 に挙 げてみる。 ① フ レーム構造 :ADTと リジッ トダンプのフレ 0385‐ 9 878/03/¥500ノ 局 命文/JcLS 18 建 設機械 2004.3. ―ム構造 には大 きな違 いがある ( 写真 1 ) 。 A D T は トラクター部 と トレー ラー部 とをオシ ー テ ィング ヒ ッチ と呼 ばれるフ レームジ ョイ レ ン 続 き、1969年に 6輪 型 (DR860型 )が 発表 され、サ スペ ンシ ョン ・アブソーバ ー 。など乗 り心地 に関す る改良が施 され、 さらに1980年始 めにはス ピー ド向 上 へ の改善へ とつ ながった。1984年には 6輪 駆動車 が発表 され、 このモデルをベ ースにした車両 の大型 写真 卜で 連結 してお り、回転 自在構造 を有 してい る。 このため、 トラクター部 が独立 して遊動す ー る ことが可能 とな り、不整地走行時 にフレ ム に懸 かる負荷 を大幅 に軽減で きるため、厳 しい 走行条件下 での重荷重運搬 を可能 としている。 ー ー ー ② オ ペ レ タ シ トは車体 の 中心お よび前 ア クスル上 に設 計 されてい るため、走行時 の ロー リング ・ピッチ ングの影響 を受 けに くく、快適 ー な乗 り心地 を確保す る ことがで き、オペ レ タ ーの疲労 を軽減 へ寄与 してい る (写真 2)。 ー テ イキ ユ レー ト式 のステア リ ングは油 ③ ア ・ 圧 機械併用式 のハ イ ドロ ・メカニ カル方式 を 採用 し、軽 い操作力 で高速走行及 び不整地 での 応答性 に優れている (第 1図 )。 ④ 3点 支持式 のシンプルな構造 のフロン トサス ペ ンシ ョンを採 用 し、ラバ ースプ リングとシ ョ 大 型 ア ー テ イキ ュ レー ト ダ ンプ ト ラ ック… ( 2 ) ⑦ 4輪 駆動/6輪 駆動切換 え式 の駆動方式 によ り、タイヤ磨耗の低 減 と低燃費へ貢献 し、また 全輸 機械式 ドッグクラッチ式 100%デ フロック の採用 により、不整 地 で も効率 よく動力伝達が 行 われ、路面状況 に応 じて 5種 類 の駆動 パ ター ンを選択することによ り、泥淳地か らの脱出や 登坂時 に大 きな威力 を発揮する (第2図 )。 第2 図 ③ 安 全性に対 しては、ROPS、FOPS対応型キャ ブ採用により、オペ レーターを万一の場合確実 に保護できるようにしている。 ⑨ キ ャブ内に装備 しているコン トロニ ックデイ 第 1図 クアブ ソー バ ー に よ り、優 れ た衝 撃吸 収 性 を確 保 し、路 面 か らの影響 を軽 減 す る。特 に不 整 地 走行 にお い て接 地性 ・追従性 に優 れ たボギ ー シ ス テ ム を採 用 し、積 荷 の安 定 と高 い走破 性 能 を 可 能 と して い る (除 く4× 4)。 ⑤ コ ンピュ ー ター コ ン トロ ー ル に よる フル オ ー トマ チ ック トラ ンス ミ ッシ ョンの採 用 に よ り、 負 荷 に応 じた発 進 ・変 速 が 可 能 で あ る。 また 、 低 回転 か ら作動 す る ロ ックア ップに よ り、低燃 費 へ 大 き く貢 献 してい る。 ⑥ 大 きな市1動力が安定 して得 られる トラ ンス ミ ッシ ョン内蔵型大容量油圧 リター ダー ブレーキ 採用 により、 リター ダの使用 による磨耗部品が な く、サ ー ビスブレーキヘ の負荷 を大 幅 に軽減 し た 。 ま た 、 A35D、 A40Dに は VEB(Volvo Enginc Brake)を 採用す ることによ り、 よ り高 ー い リタ ダ吸収力 を達成 してい る。 ス プ レイによ り、エ ンジ ン回転数 ・トランス ミ ッシ ョン油温 ・アクスルオイル温度 などの各種 情報 をオペ レー ターが確認 で きると共 に、異常 発 生 時 には警告 を発 しオペ レー ターヘ 知 らせ る。 コン トロニ ックデ ィスプ レイによ り、 トラ ブルシューテ ィ ングがで きるため、万 一 の故障 発生時 の休車時 間を短縮で きる。 3.機 種 の 分類 ADTに は一般土木工 事用 と トンネルエ事用 の機種 がある。 ① 一 般土木 工 事用 A25D (4× 4)、 A25D (6× A30D(6× 6) A35D(6× 6) A40D(6× 6) 6) ② ト ンネルエ事用 A25DTR A25DTS A30DT 建設機械 2004.3.19 大型 アーテ イキュレー ト ダ ンプ ト ラック… ( 3 ) トンネルエ事用機種 は、ボルボ低公害 エ ンジンが 搭載 され、更 に黒煙浄化装置 (現在 開発 中)を 取 り 付 けて トンネル内 の作業環境保護 に貢献 してい る。 ●A25DTR:9.5m幅 での 方向転換 が可能 な旋 回 ホイー ルを装着 してい る。 ●A25DTS:キ 第1表 A25D 最大積載質量 [kg] ボデ イー容量 A30D A35D A40D 28,o00 32,500 37,000 117 ( 平積容量) [ m 3 ] ボデイー容量 ( 山積容量) [ m 3 ] 225 ヤブ内に後進用 のハ ン ドル ・アク セル ・ブ レーキを装備 し、オペ レー エ ンジン名称 ター シー トを180度回転す ることに 定格出力 [kR、 m] 228//2,000 242//2,000 289/1,800 3:3//1,800 Volvo D10B Volvo D10B Volvo D12C Volvo D12C よ り、後進走行 を容易 に運転す るこ 全 長 [mm] 10.220 とを可 能 に した。 全 幅 [mm] 2,859 4.ア ーティキュレー ト ダンプ トラックが活躍 全 高 [mm] 3,428 10,394 11.167 3,428 3,681 3,432 3,746 560 最高速度 [km/h] タイヤサイズ 11,310 235R25 750/65R25 265R25 295R25 す る場所 前 項 目にて挙 げた特 長 が生 か され る主 な分野 と し て ア ー テ イキ ュ レー ト ダ ンプ トラ ックは、以 下 の 現 場 を中心 に 日本 国 内各 地 で 活躍 して い る。 ① 土 木 :道路 ・鉄道 ・ダム ・空港 ・港湾 ・運河 など 排 出 ガス対策型認定済みエ ンジン採用 によ り、環 “ "に 大 きく貢献 してい る。各機 境 に対す る 優 しさ ペ 種 のス ックは、第 1 表 の通 り。 ② 鉱 業 ・砕石業 :岩石 ・砂 ・砂利 ・高比重鉱石 など ③ 工 業 :セメント・レンガ ・粘土採取など ④ 地 下 :鉱業 ・トンネルエ事 ⑤ 林 業 ・農業 問い合わせ先】 【 5.そ の 他 全機種 にインタークーラーターボディーゼルエ ンジン を採用 してお り、 ボルボエ ンジンの特長 である低 回 転/高 トルクを発 生するため、低燃費 を実現 した。 日本 ボ ル ボ冊 ボ ル ボ建 設機:械 械事 事業部 〒105-0001 東京都港区虎 ノ門 4-3 P14-3-13 1lF 秀和神谷 町 ビル HF TEL:03-5404-0312 FAX:03-54 03-5404-0313 │■ │の │ジ 日本1工 業1出 版llalイ ンタ│■ネ'│トホ■ム│べ お知峰│せ 当社 で は、 イ ン ター ネ ッ トの ホ ー ムペ ー ジを運 営 してお ります。 http:〃 w ww nikko― pb co ip/ 月刊技術誌 に加 え更 に広 く情報受発信 を行 い、明 日の技術 に貢献 して まい りたい と存 じますので、是 非‐度 アクセス していただ きます様お願 い 申 し上げ ます。 また、合わせ てe_manによる、 当社刊行物へ の ご意見 ご要望 もお待 ち してお ります。 e― m」l l infO@nkko― pb.CoJp(本社) mゴ│:info‐ n@nikkO― e‐ pb.coJp(日本橋事務所) 日本 工 業 出 版 い インターネット係 TEL 03(3944)1181 20 建 設機械 2004.3. FAX 03(3944)6826 超大型 クロー ラクレー ンの施工 実績 … (1) 大規模工事 における超大型建設機械の施工 と特徴 0312-03 超大型ク ロー ラクレー ンの施 工実績 コベルコ建機的 東谷 和 巳 Kazumi Higashitani 1. は じめに 最大 つ り上 げ荷重 300t以上の超大型 クロー ラクレ ー ンは、主 に大型 構造物 の建 設 工 事 に使用 される が、工期 の短縮や経費 の節減 などの要求 が強 くなる に従 って、その要求 を満たすために単 一 ユニ ッ トが 発 電 所 の規模 に応 じて使 用 され る機械 の クラスが 大 別 され る。 出力 5 0 ∼ 7 0 万 k W で は3 0 0 t ∼4 5 0 t クラ ス の ク レー ンが使 用 され 、 1 0 0 万 k W 以 上 にな る と 6 5 0 t ∼8 0 0 t クラス の ク レー ンが使 用 され る こ とが 多 い よ うであ る。 大型化 して重 くな り、それ らをつ り上げる作業 に使 用 されるク レー ンも大型化 してきた。 当初 は限 られた工 事 に しか使 われなかったが 、世 の 中に出回 つているクレー ンの台数 が増 えるにつれ て、工事 内容 も多岐 に渡 リアタッチ メン トも多様化 し、さらに新 しい工 事分野 での採用 も検 討 されるよ うにな って きた。 本稿 では、各工事分野 での施工 事例 を紹介 し、超 大型 クロー ラクレー ンの特徴が どの ように活か され ているか を具体 的に説明す る。 2.超 大型 クロ ー ラ ク レー ンの 施 工 実績 超大型 クロー ラクレー ンが使用 される主 な工事の 内容 を具体的 な事例 で紹介 し、それぞれの工事 での 使 われ方の特徴 につい て説明す る。 (1)火 力発電所 ボイラー建屋 の建築が主 な工 事内容 であるが、材 料搬送用 コンベ アや排煙 ダク トの設置 などの作業 に も使用 される こ とがある (写真 1)。 ラッフイ ング ジブ仕様 で作業す るケースが多 く、ボイラー建屋 の 建築 では工 事 の進捗 に応 じて高 さが変わるため、必 易 に早 くで きる ことが重要視 されてい る。 03859878/03/¥500ノ論文/JCLS 名種 さ容 長 場 ム細 ・ 現機ブ作 要 に応 じてアタッチメン トの組 み替 えを行 うことに なるので、自立お よび格納時 の操作 がスム ーズ にで きる ことと、 アタッチメ ン トの組立 ・分解作業が容 : 東北電力 原 町 2 号 建設工事 : 7 6 5 0 ラッフイング : 3 0 m ブ ーム+ 4 2 m ジ ブ : 排煙 ダク ト架設 約 9 0 t 写真 1 建設機械 2004.3 21 超大型 クローラクレー ンの施工実績 … ( 2 ) 工 事期 間 は 1年 以上 にお よぶ場合があ り、長期 間 の稼動 中 には数多 くの資材 を運 び上げるような軽作 業 もあるため、作業 ス ピー ドが要求 される ことも多 い。 また、現場内 を移動する こともしば しばあるの で、走行 ス ピー ドの速 さや接地圧 の小 ささも機械 の 評価 に挙 げ られる。 (2)橋 梁架設 工 事 明石海峡大橋 などの長大橋梁 の架設工 事 では、主 塔架設 のよ うな主作業 の他 に塔頂 クレー ンの上 げ下 ろ しな どの補助 的 な仕 事 に使 用 される こと もある (写真 2)。 また、高速道路 などの高架橋 の桁掛 け工 事 では、短尺 または中尺のブーム を用 いたクレー ン 仕様 で作業 されることが多 い (写真 3)。 現 場 名 : 横浜長津田玄海大橋架設工事 重 ″ 美 市: 7800 7650 ブーム長さ :30mブ ーム30mブーム 相吊り 作 業 内 容 :橋長538m、重量380tを 写真 3 (3)化 学 プラ ン ト 主 な作 業 は石 油 精 製 プ ラ ン トにお け る リア ク ター の水 切 りお よび据 え付 け工事 であ るが 、 リア ク ター の 自重 が数 百 トンか ら千 トン もあ るため 1台 で はつ れ ない の で 、 2台 または 3台 で作 業 す る こ ともあ る (写真 4)。 そ の よ うな場 合 にはお互 い の機械 の 同調 名種 さ容 長 場 ム 紳 ・ 現機 ブ作 第 2小 鳴門橋 上 部工工 事 (第 1分 割) 7450ラッフイング 5791mブ ー ム+3658mジ ブ 主塔架設 写真 2 高速道路 の架設工事 では、既設 の道路 を閉鎖 して 夜間に短時間で工事 を終えなければならないことが あ り、突発的な トラブルが起 きない よう機械 の信頼 性 が重視 される。また、スペースが狭 い現場が多 い ので リフ トエ ンハ ンサ 仕 様 が使 えな い ため、標 準 ク レー ン仕 様 で大 きな能力 が必 要 とされ る。 22 建 設機械 2CX14.3 現 場 名 東北石油 S L 1 3 0 0 0 ×2 台 / 7 8 0 0 機 種 ブー ム長 さ 5 4 8 6 m ブ ーム 4 2 6 7 m マ ス ト/ 3 0 , 4 8 m ブ ーム 作 業 内 容 リアクター ( 自重 1 3 2 3 t ) 据付 け 写真 4 超大型 クロー ラクレー ンの施工実績 … 0 ' 性 が重要 となるので、可 能な限 り同 じ機種 を使用す ることが望 まれる。 また、設置 された後 はボル トで 固定す るための位置合 わせ作業 があ り、微妙 な操作 がで きるイ ンチ ング性 も必要 とされる。 作業半径 は小 さくて もよいが大 きなつ り上 げ荷重 が要 求 されるため、現場 のスペ ースが許 される場合 にはリフ トエ ンハ ンサ付 で、 ジブな しのク レー ン仕 様 がほ とんどで あ る。 工事期 間 は比 較的短 い一発仕事的 な場合 が多 いの で、実作業 よりも組立 ・分解 に要す る時間の 占める 合が大 きいため、油圧 シ リ ンダを利 用す るなどし 害」 て容易 にしか も早 く各 ユニ ッ トの脱着作業 がで きる 外や市街地 に建設 されるため、騒音や排気 ガスが周 辺地域 に影響 を及ぼさないように環境問題 に対す る 配慮 が大切 なポイ ン トとなる。また、狭 い現場 が多 いことか ら、組 立 ・分解 にも限 られたスペ ースで作 業 がで きる コンパ ク トな機械が求め られる。 (5)基 礎土木分野 今 までに述 べ て きた工事以外 に、港湾の埋め立 て 用 にクレー ン台船 に搭 載 して、バ イブ ロや油圧 ハ ン マ ー を使用 した杭打 ち作業や、ダムの建設 工事 にお ー け る長尺 ブーム を装 着 したクレ ン仕様 での コンク リー ト打設作業 なども、 ここ数年 で伸 びて きた工事 分野 である (写真 6、 写真 7)。 装置が重宝 される。 ( 4 ) 大 型 一般建築 2 0 0 2 年にサ ソカーのワール ドカップが 日本 で開催 されたのを契機 に、全天候型の競技場が全 国各地 に 建設 されたが、主な作業 として屋根 トラスの架設 に 超大型 クロー ラクレー ンが活躍 した ( 写真 5 ) 。 、 一 五 F ・ / 、 も , ∬ 一 現機ブ作 名 種 さ容 長 場 ム 紳 ・ ‖:堪 : 鰐― ― 四 日市 ドーム建設工事 7300ラッフイ ング 3658mブ ー ム+3353mジ ブ 屋根 トラス架設 (最大重量 50t、吊具9t) 写真5 また、海上輸送 された荷物 を港 に保管するための ー ー 大型倉庫 や、大型 スーパ マ ケ ッ トの駐車場 など は、高 さはそれほどで もないが奥行 きが広 い ため作 ー 業半径 が大 きくな り、短 い ブ ム と長 いジブ を組み ー 合 わせたラッフイングジブ仕様 が採用 されるケ ス が多 い よ うで ある。 ス タジアムや スーパ ーマ ーケ ッ トはほ とん どが郊 現 場 名 :電 源開発 :7800 機 種 ブー ム長 さ :4267mブ 作 業 内 容 :杭打作業 オー ガ 橋 湾火力建設工事 ー ム、 リー ダ長 さ53m 鋼 管 φl,600×33m SKC240W D-150WP外 側掘進機構 油圧 ハ ンマ ー S_90 写真 6 建設機械 2004.3.23 超大型 クロー ラクレー ンの施工実績 … 14) 3 . お わ りに 超大型 クロー ラク レー ンは、高度成長時代 の終盤 に工期 短縮 を優先 した工 事計画 に基 づいて市場 を賑 わ し、ス トック台数 が急増 した こと もあ って昨今 は 稼働率 もあま り高 くない状況が続 いているが 、イ ン フラ整備や主要 プ ロジェク トには欠かせ ない機械 で あ る。 今後 は、経 済性 や利便性 の追及 は もちろん の こ と、世 の 中の流れに従 って安全性や対環境性 につい て も十分配慮 した機械 が求め られることは間違 い な く、排 ガス規制や低騒音化 にも取組 んでゆ く必要が あ ると考 えてい る。 筆者紹介】 【 現 場 名 :佐 賀県 横 竹 ダム建設工事 17450 機 種 ブ ー ム長 さ :7925mブ ー ム 作 業 内 容 :コ ンクリー ト打設 作 業半径約661n 写真 7 東谷 和 巳 コベルコ建機的 開 発生産本部 開 発部 機 種設計室 クレー ンGr 〒674-0063 兵庫県明石市大久保町八 木740 TEL:078-936-1337 FAX 1 078-935-1029 一 ● 優 良技 術 図書 案 内 ● 徹底 チ ェック ! サ クセス卸物流のすすめ 菊 池 康 也 著 B6判 252頁 定 価 :本 体 1,553円 ● 日中技術用語 ハン ドブック 〈 対英訳付〉 い 日 工 ・テ ク ノ リ サ ー チ 編 B6半 U240頁 定 価 :本 体 2,524円 ● 矢口っておきたい M a n u a l W 画J n g の 知識 小 澤 幸 雄 著 A5判 200頁 定 価 :本 体 1,500円 ● 100人 以下のソフ トハウスのための 「 lS09001取 泉 屋 弘 信 著 A5判 220頁 得マニュアメ 囲 定 価 :本 体 2,400円 お問合 せ は 日本 工業 出版い 販売課 まで 販 売直通 0 3 ( 3 9 4 4 ) 8 0 0 1 F A X 0 3 ( 3 9 4 4 ) 0 3 8 9 2 4 建 設機械 2 0 0 4 . 3 . (1) 超大型 ビル解体専用機 SK1600D。 ・ 大規模 工事 における超大型建設機械 の施工 と特徴 超大型 ビル解体専用機 SK1600D コベルコ建機的 浅 倉 英 一 Ejchi Asakura 1. │よじめに 近年、都市部 での再 開発事業 にお いては、老朽化 した既存諸施設 の積極的 な解体再生 などによる都市 空間の有効活用 が不可欠 となってい る。特 に代表的 な解体対象 となるビル自体 の高層化、基礎 コンクリ ー トの大型化 お よび コンクリー トの高強度化 などに よ り、 ビル解体作 業 はます ます複雑化 が進 んでお り、 これ らに対応で きる能力 の高 い大型 マ シンの導 入が求 め られている。 ビル等 の解体 工 事 では、従来、2 5 m ( ビ ル 7 ∼ 9 階) 程 度 の高 さまでは4 0 t クラスの油圧 シ ヨベ ル を ベ ースにした解体専用機 で地上か ら直接解体 す るこ にて高稼働 中 である。 これ らの超大型 ビル解体機 の実績 を元 に、より能 力 の高 い大型 マ シンの導入 の要求 に応 えて、地上高 さ50m(ビ ル17階相当)で も安全かつパ ワフルで効 ・ 率 よく高所解体作業 がで きるように、広 いスパ ン ー ー 低重心で安定性 が極 めて高 い大型 クロ ラクレ ン (10t吊り)の 足廻 りを採 用 し、様 々な安全装置 を装 SK1600D』 (全装 備 した、超大型 ビル解体専 用機 『 した (写真 1)。 に発表 7月 備質量 166t)を2002年 とが一般的 に行 われているが 、それ以上 の高 さにな る と2 0 t クラス以 下 の解体機 をク レー ンで屋上 まで 運 び、上部 か ら解 体 を進めなけれ ばならず、 この方 法 では床 が抜 けるとか、階下 に下 りるときの危険が 伴 うこと、作業 の手間や 日数 も増 え、作業高 さが高 ー ー くなればなるほ ど能率 が悪 くなるため、ユ ザ か らは、高層 ビルで も地上か ら安全で能率 よ く直接解 体作業 が行 える機械 の開発 が望 まれていた。 この ような背景 の中、当社 では1 9 8 1 年に地上高 さ 4 0 m の 解 体 作 業 を可 能 に した超 大 型解 体 専 用 機 Y M N 4 0 W 』 を開発 して以来、国内最大手 の解体業 『 一 者 である渡辺解体興業い と 緒 に工 夫 を重ね、1 9 9 4 年 には解体作業高 さ4 3 m ( ビ ル 1 4 ∼ 1 5 階 ) の 高 さ まで とどき、高揚程 で安定 して作業 で きる よう足廻 ー り部分 に 「アウ トリガを必要 としない大型 クロ ラ クレー ンの足廻 り」 を採用 した超大型 ビル解体専用 発表 し、 S K 1 0 0 0 D ・W 』 ( 全装備質量 1 0 1 t ) を 機 『 の ① 入先 の は も 渡辺解体興業 1 号 機 現在 納 本機 第 文″CLS 0385‐ 9 878/03/¥500/論 写真 l SK1600D(四 つ折れ超 ロングアタッチメン ト付) 掟E号を帯美″支 2004. 3. 25 超大型 ビル解体専用機 S K 1 6 0 0 D … ( 2 ) 本機 は渡辺解体興業的 にて高稼働中であ り、引 き 続 いて 2 号 機 も同社に納入 した。 以下 に、『 S K 1 6 0 0 D 』の主な仕様 と特長 を紹介す る。 2.主 な仕様 諸元 第 1表 にSK1600D(四 つ折 れ超 ロングアタッチメ ン ト付)の 主 要諸元 を、写真 1に 四 つ折 れ超 ロング アタッチメ ン ト付 の全景 を、第 1図 にその作業範囲 を、第 2図 に本 体寸法 を示す。 第 1表 主 要諸元 (四つ折れ超 ロングアタッチメント付の場合) 黎 本機 は、地上高 さ50mの 高層 ビル解体作業 を可能 にす るばか りか、 アタッチメン トの長 さと破 砕機 の 大 きさを変更する ことで 中高層 ビルの解体 か ら基礎 解体 まで、 この 1台 で能率 よ く対応 で きるよう、機 械 の稼働率向上 に配慮 し、超 大型 ビル解体機 ならで はの多角的な危険防止装置 の装備やナル ト可動式 の 快適 キヤブを搭載 してい る。 mm 旋回速度 km/h 登坂能力 %(度 50.860 1 1rpml min∼ 走行速度 ) m21 kPalkg“ 接地圧 18 1181 走行姿勢時 :47(25) 12611281 ] 全装備質量 靱 kg 】 閻 166,200 陶 いす ゞ6WGl 型式 定格出力 3.主 な特 長 曇rJ鷺 鷲粒剋域蕩盪│ミ 暴醍覺醍発ヽ理聴灘罪轟醍暴攣艇鍵 最大作業高 さ kW/1nin l lPS/rpml 燃料 タンク容量 338//1,800 1460/1,8∞ │ L ニブラー型式 KRlKX10LPR 2 2,870 質量 旋回方式 自動 破砕力 (中央) kN[Onl 最大 開口幅 nlm (1)解 体作業高 さ5086m スパ ー ンが広 く安定性 に優れた大型 クロー ラクレ ー ンの足廻 りとブーム 3本 とアームで構成 される四 つ折 れ式超 ロングアタッチメ ン トの採用 で、作業高 さ50.86mを実現 (第 1図 )し 、17階建 て程度 の高 層 ビルの解体 が直接地 上か らで きる。 (2)ワ イ ドな作業対応能率 ブーム は分割式 のため、解体作業高 さに合 わせて ブー ム、アー ムの組 み合 わせ とブー ム長 さの変更、 また破砕機 を変え ることで、アタ ッメン トを作業高 さ42m、 39m、 35m仕 様 の三つ折 れ式超 ロングアタ ッチメン トや、基礎解体 アタッチメ ン トに組 替 えが で き、高層 ビル解体 か ら基礎解体 まで様 々な作業 が 効率 よ くで きる。 低所解体 では大型破砕機 を装着 しての高効率 な解 体作業 が行 え、特 に基礎解体 アタッチメン トには当 機用 として新 しく開発 した業界最大 の超大型圧砕機 KR3000R」 (最大 開口幅 3m、 破砕力 670t、質量 「 181)が装着 で きる。 第 2表 に各 アタッチメン トでの破砕機組合 せ、第 3 図に基礎解体 アタッチメ ン ト付 の作業範囲 を、写真 2に 「 KR3000R」 による基礎 解体作業状況 を示す。 (3)高 所作業に配慮 した安全装置 万 一 の油圧配管損傷 によるブーム落下 を防止する ためのカウンタバ ラ ンス弁 を全 シリンダに装着 した 26 建設機械 2004.3. 第 1図 作 業範囲 (四つ折 れ超 ロングアタッチメ ン ト付 ) 超大型 ビル解体専用機 SK1600D… (3) (後端半径 5,480) ^ 6 8 いい ヽ ン ︶ 第 2図 本 体寸法 第 2表 各 アタッチメン トでの破砕機組合せ 三 つ折 れ 四つ折 れ ニブラー型式 KR1000LPR-2 質量 最大 開 口幅 KR1100PR-2 聰 自動 旋回方式 破砕力 (中央) 42m仕 様 kN ltonl mm 1 自動 39m仕 様 35m仕 様 基礎解体 KR1500PR KR30∞ R 4,750 6.700 自動 自動 18,OIXl フリー 2,029 12071 2.195 12241 6,566167d KR121111PR 3,000 1,000 「 落下防止装置」、許容角度 を越 えるとブザ ー ーで知 らせ る 「 車体傾斜警 報装置」、ア ム先端位置 を自動検知 して危険 を知 らせる 「 転倒 防止警報装置」 や、誤作動 防止 のた めの 「 操作 ロ ック装置」 など高所作業 に配 慮 した様 々 な安全装置 を装備 してい る。 また、運転室か らアタ ツチメ ン ト先端 の 状況確認 や本体後方 の安全確認がで きるよ 後方確認 作業先端確認 カメラ」 と 「 うに 「 カメラ」 を装備 してい る。 (4)快 適 な運転姿勢 チル ト可動式 の高所解体専用 キヤブを搭 載。 キヤブ全体 を30度傾斜 させる ことがで ー き、上方視界 の確保 を容易 に し、 シ トは ダブルスライ ド方式 で長時間の高所解体作 業 も楽 な姿勢 でで きる。 (5)周 囲環境 への配慮 解体 による粉 じんの飛散 防止策 として、 ー ー 本体後部 か らア ム先端 まで散水 ホ スを 配管 してい るため、高圧 ポ ンプに接続すれ ば、解体作業 中 に発生する粉 じんを抑 える ことがで きる。 第 3図 作 業範囲 (基礎解体 アタ ン ト付) 建設機械 211K14.3.27 超大型 ビル解体専用機 SK1600D… 14) タッチメン ト配管接続 によ り簡単 にお こなえ、本体 部 の トレー ラヘ の積 み込み も トラ ンス リフタの使用 によ り、ク レー ンを使 わずに容易 にで きる。 4 . お わ りに 「 超大型 ビル解体専用機 S K 1 6 0 0 D J に つ て紹介 し たが、今後 とも、解体作業現場 にお ける高品質 ・高 性能 な解体機 の開発 を目指 してい く所存 である。最 後 に、開発 に多大 な ご協力 を頂 い た渡辺解体興業閉 に、心 よ り御礼 申 し上 げる しだいで あ る。 写真 2「 KR3000RJを 用いた基礎解体作業風景 ( 6 ) 分 解輸送 が容易 以上の部位 に分解 で きるため、ト レー 本体 は 1 4 4 日 ラの積載能力 に応 じた分解輸送が可能である。 組立 ・分解作業 も、油圧 シリンダによるクロー ラ フレーム分離 システムの採用、ト ラ ンス リフタ ( 輸 送用補助装置) の 装備お よびクイックカプラ式 のア 試験 。検査 ・評価 ・診断 ・寿命予測の専門誌 lnspection Engineering ●創刊年月 日 :1996年 (平成8年)11月1日 ●発 行 日 :毎月l日発行 ●発 行 部 数 : 1 8 , 0 0 0 部 116頁 ●判型 ・総頁 :B5判 ・ :2,000円 ●定 価 (本体1,905円送料別) ●年間購読料 :12冊 19,000円(税・ 送料込) のお 申 し込みは 0日 II茉出版 本 社 〒‖3-8610東 京都文京区本駒込6-3-26日 本工業出版∪ レ TELЮ809401181《 t) FAX.03(39406826 h‖ maL hfo@雨kkO‐ 「//― nkkO‐ pb∞ Jp/ 0‐ pb∞ lp 28 建 設機械 2004.3. 筆者紹介】 【 浅倉 英 一 コベ ル コ建機 m 開 発生産本部 開 発部 機 種設計室 環境 リサ イクル機械 Gr 〒731-0138 広島市安佐南区祗園3‐ 124 TEL :082-874-1677 FAX:082-871-2900 と特色 我が 国では特 定 の検査分 野 において情報 を提供 す る専 門誌 は存在 する ものの、破 壊検査 と非破壊検査 を包含 す る検査の全分 野 にわた って情報 を提供 す る 専門誌 はな く、 とくに検査 の第 一線 で活躍 する技術 者 は、検査の 実務 で利 用で きる情報 を渇望 して いる のが現状 です。 本誌 『 検査技術 」は、検査 か ら試験 、評価 、寿命 予測 まで を扱 い、 関連規格 の紹介等 、幅広 い内容 を 編集 し、 これ か らの検査 技術 の普及 と発展 をめ ざす 技術雑誌です。 39448001 :冨 ] [:! :││li i 大 大阪 営業所 〒5 4 1 - u 1 4 6阪市中央区平野町卜6 - 卜7 0 5 TEL∞ 16202)8218 FAX 06● 202)8287 振動 パ イルハ ンマー… (1) 大規模 工事 における超大型建設機械 の施工 と特徴 振動 バイルハンマー い トーメック 高 橋 健 二 KcnJl Takahashi 調和工業的 井 上 敏 男 Toshio lnouc ①緩衝装置 1.バ イ ブロハ ンマの 概 要 と沿 革 1960年、バ イブ ロハ ンマが 旧 ソビエ ト連邦 か ら輸 入 され、1965年に国産化 されて以来、我が 国のバ イ ②電動モータ ブ ロハ ンマは、その後打込 み と引抜 きが兼用で きる 利便性 か ら時代 のエ ーズ と合致 し、急速 に普及 しな が ら汎用 的 に用 い られるようにな って きた。 さらに は近 年 の飛躍的な技術進歩 によ り高能力化 と大型化 が図 られ、 よ り大径 。長尺 の鋼管杭や鋼管矢板 の打 込み ・引抜 き機械 として硬質 な中間層 の打抜 きや、 支持層 へ の十分 な根入れを可能 にする杭打 ち機 とし て 実 用 に供 され て い る。 また、「 機 械 連動 技 術 」、 ー ー ジェ ッ ト併用技術」等 の 開発 ・実用化 「ウォ タ は打込 み能力 と適用 範囲 を大幅 に拡大 させてい る。 モ ー メン トゼロ また、最近のバ イブ ロハ ンマは 『 ・ 起動 ゼ ロ停止制御装置』 の採用 によ り、起動 ・停 止時 に発生す る地盤やク レー ンブームの共振 による 突出振動 と騒音 を排 除す ることにより、低振動 ・低 騒音施 工が実現 されている。 また、平成 14年 3月 に発 行 された 「 道路橋 示方 ・ 日本道路協会)に 、 下部構造編」 (ω 書 同解説 Ⅳ ・ 新 たにバ イブ ロハ ンマエ 法 の設計法 施工 法 が掲載 され、本工法が基礎鋼管杭施 工 法 として正式 に位置 付 け られるに至 っている。 2.バ イ ブロ ハ ンマの 構 造 と打 込 み原理 バ イプ ロハ ンマは次 の各部 より構成 され、第 1図 にそ の構成 を示す。 ー ① 緩 衝装置 (振動力 を緩衝 し、 クレ ンに伝 え な い ための装置 ) ② 原 動機 (電動モータ) 03859878/03/¥50υ 論 文″CLS ④鋼管用チヤツク ⑤制御装置 第 1図 バ イブロハ ンマの構成 ③ 起 振機 (振動発 生装置 ) ④ チ ヤック装置 (起振機 と杭 を岡1体に連結 し、 振動力 を杭 に伝達する装置) ー ⑤ 制 御装置 (電気 と油圧の コン トロ ル装置) バ イブ ロハ ンマで杭周辺 の土 に振動力 を付加す る と、土 を構成する土粒子 間の結合 が一 時的かつ急激 に低 下す る。砂質土 にお い ては、流動 化現象 によ り 土 としての抵抗 を急激 に失 い、粘性土 (シル ト ・粘 土)に お いては、土の骨格構造 を振動力でせん断す ることで杭の打込 みを可能 にする。土 はある速 さの 一 振動力 を加 えると土粒子間 の結合 が弱 まり、 時的 に土 の抵抗力が小 さくなる。 この大 きさは砂 質土で 5Hz以 上 、粘性土 で50Hz以 上 の振動周波数 によ り 効果 が得 られる。バ イブ ロハ ンマによる杭 の打込 み 原理 は、起振機 で発生す る強制振動力 を杭 に加 え、 前述 した現 象 を利用す ることで土 による杭 の周面摩 建設機械 2004.3.29 振動 パ イルハ ンマ ー… ( 2 ) 擦力お よび先端抵抗力 を静的から動的 に低減 させる ことにある。第 2 図 に打込み原理 の概念 を示す。 バイブロ質量 [W] 合合 │)(● ● ● 偏心重錘 (葛 )… x. 裏「ヽ ← ゆ 起振力 [Po] 第 3図 発 振原理 起動時 転中 (最大) 運転中(自在可変) 停 止時 第 W "‖ 運 →● ● ww→ "“ - 4図 しない機構 をもつ。その発振原理 を第 4 図 に示す 。 Z E R O 機 構 を備 えた大型バ イブロハ ンマ につい て、 W tt Wp>Rv 第 2図 打 込 み原理 概略 の規格分類 とそれぞれの主たる用途 を第 1 表 に 示す。 大型コR O バ イブロハ ンマの仕様 を第 2 表 に示す。 バ イブ ロハ ンマの発振原理 は、第 3 図 お よび第 4 図 に示す よ うに起振機 を構成する互 い に組 となる偏 心重錘 を歯 車 により同位相で逆回転 させ、各軸 上で 発生する遠心力 を上 下方向の振動 力 として利用する もので あ る。 また、z E R O 型 バ イブ ロハ ンマ ( モー メン トゼ ロ 起動 ・ゼ ロ停止制御装置付 ) は 、偏心位相 を制御す る油圧 メカ制御装置 を備 え、一軸上で固定偏心体 と 可動偏心体が 1 8 0 度相対 して回転 を開始 ( ゼロ起動) し、所 定 の振動数 に達す るまで機械本体 は全 く振動 3 . 大 型 バ イ ブロハ ンマ での施 工 ( 1 ) 施 工 法の紹介 バ イブ ロハ ンマは、主 として杭打 ち工事 に用 い ら れる機械 であ り、大型 の機械 は鋼 管杭お よび鋼管矢 板 の施工 に用 い られる。 バ イブ ロハ ンマ を用 いた杭打 ち工 法 としては、補 助工法 を併用 しないバ イブ ロハ ンマエ 法 と、ウォー ター ジェッ トカッタを併用するJ V 工 法 の 2 つ に分類 される。 第 1表 バ イブロハ ンマの機械分類 区 電動式可変モー メン ト型 分 90kW-120kw 180kW^-240kW 振 動 周 波 数 16∼ 19Hzの 範囲内に固定 して設定 H∼ 14Hzの 範囲内に固定 して設定 偏心 モー メン ト 比較的大 きなモ ー メン トを持 つ偏心体が装備 される。運 転中にモーメン ト量 を任意に可変で きる。 大 きなモーメントを持つ偏心体が装備 される。運転中に モーメン ト量を任意に可変できる。 出 主 力 な 用 途 比較的小 さな銅管杭 ・鋼管矢板 の他 、鋼矢板 ・H 鋼 杭 の 大型 の鋼管杭 ・銅管矢板 の打込み 。引 き抜 きに適用する。 打込み 引 抜 きに適用する。環境対策が必 要な現場 に も 環境対策が必要な現場 にも適合する。 適合する。 3 0 建 設機械 η“ . 3 . 振動 パ イルハ ンマー… 0) 第 2表 バ イプ ロハ ンマの機械分類 型 式 偏心 モーメント [Nm] モ ー タ出力 [kW] ZERO‐ 120 ZER0 160 120 ZERO-200 ZERO‐ 320 240 0 - 0 ヽ- 6377 0 ヽ- 1,5696 0 ヽ- 3.5316 本体質量 [kg] 起振力 [kN] 周波数 [Hz] 9,510 0 ^‐ 5679 4218 12080 0∼ 133 0 - 117 0 - 1,943.5 19,800 1,116.2 31,300 第 3表 JV工 法 の構成機器材 仕 機械名称 プ ロ ハ ン マ ク ロ ー ラ ク レ ー ン バ 機器材 1 発 イ 動 発 電 機 ウォー ター ジエ ツ トカ ッタ 機器材 2 水 水 槽 中 ポ ン プ 備 様 90kVV∼480kW 80t吊∼650t吊 3∞kVA∼ 800kVA(× 考 両工法に使用 2台 ) 243kW∼ 243kW(× 8台 ) 20m3∼30m3(× 4台 ) φ150、1lkW∼ φ200、15kW(× 4台 ) JV工 法のみに使用 JV工 法 は施 工地盤の強弱 に関係 な くあ らゆる地盤 に対応 で き、他工 法 に比 べ急速 に施 工 を行 える特長 を有 してい る。 また、最近では硬質地盤 における鋼 管矢板基礎 の施工 に際 し、静的鉛直載荷試験が実施 されてお り、昨年 までに4例 の実績 があ り実験 工 事 を含 めると6例 の静的鉛直載荷試験事例 がある。 バ イブ ロハ ンマエ 法 は平成 14年 3月 に① 日本道 路協会発行 の道路橋示方書 Ⅳ下 部構造編 にお い て、 杭基礎施 工 法 の 1つ として位 置付 け られた ことか ら、施工分野 の拡大 が図 られ益 々需 要が高 まって きて い る。両 工 法 ともに超大径 ・長尺杭 に対応 で ク ロ ー ラク レー ン 発動発電機 バ イブ ロハ ンマ ウ ォー ター ジェ ツ カ ッタ きる ことか ら、今後 沿岸部 での需要拡大 が見込 ま れる。 (2)構 成機器材 第 3表 にバ イブ ロハ ンマエ 法 お よびJV工 法 にお ける構成機器材 を示す。バ イブ ロハ ンマエ 法 におい ては、機器材 1の み を使用 し、JV工 法 では機器材 1、 2を 用 いる。機械仕様 の大小 にについては杭 の 大小 や地盤 条件 によ り使 い分 け るが 、おお よそ杭 径 3000mm、 杭長 80m程 度 までの杭 に対応 す る ことが で きる。 (3)施 工姿勢 および施工手順 第 5図 にJV工法の施工姿勢、第 6図 にJV工法 に おける施工手順 を示す。JV工 法では手順① ∼⑦ を 経 て施工を完了するが、バ イブロハンマエ法では、 手順② ・④ ・⑤ ・⑦ の4段 階で施工を行 う。 第 5図 JV工 法施 工姿勢 (4)施 工例 の紹介 最近 のJV工 法施 工 例 の うち、道路橋 の基礎 とな る鋼管 矢板井筒 工 法 の施 工 についてその概略 を紹介 し、今後 の施 工 の参考 となるようにしたい。 ① 概 要 山陽 自動車道、広 島南道路、広 島呉道路 お よび 東広島バ イパス等 の主要幹線道路 を連結 させ、地域 全体 の道路網 の機能向上 により、交通 の適正化 ・ 円滑化 を図 るべ く、広島都市圏東部地域 を高架橋 建設機械 2004.3.31 振動パ イルハ ンマー… (4) ① ー ① ジェット用配管材 を母材に溶 ②高圧ホ スを接続 し、打込み ③ 打 込 み 材 を打 設位 置 に打 込 材を吊込む (バィブロハ ンマ み、 ウォー ター ジェ ッ トカ ッ 接取付け。 エ法は吊り込みのみ) タを始動。 ④ バ イブ ロハ ンマで 杭 を把 持 し、打込みを開始。 <注 意事項 > チ ャック圧力正 常 ランプが点灯 してか らバ イブ ロハ ンマ を起動 させる。 ⑤打止め手前でジェット噴射 を ⑥打込み終了後、ウォー タージ ⑦打設完了。 ェットカッタを停止、バ イブ イブロハンマエ法 制限調整 レヾ ロハ ンマと高圧ホースを取 り は打止め深度でバ イブロハ ン マ停止) 外す。 第 6図 JV工 法 における施工手順 で南 北 に結 ぶ 自動車専用道路が建設 中である。 ここ ではJ V 工 法が第 7 図 に示す広 島高速 2 号 線 の東雲 が、施工 条件 を再検 討 した結果 、施工 が 難 しい こ と、工期短縮が必要であ つたことなどか ら高能力 ・ I.C.の 基礎工事 にお ける鋼管矢板基礎 の施 工 法 とし 急速施 工 法 としてのJ v 工 法 に変更 して施工す るこ ととなった。 て採用 された。設 計 は 中掘 り杭工法 に よっていた ② 基 礎形状 ゃ渕 ∝ ︸ 車一 一 耐 錮 鋼 管 矢板 基礎 の 形状 を第 8図 に示す 。 高 速 道路 の イ ンタ ー チ ェ ン ジ となる基 礎 で 0 冬 あることから、 横約40m、 縦約 16mの 楕 円形基礎 (UDP62)と 縦横 約 17m の 円形基礎 (PD12)の 2 つ か らなる大 規模 な基 礎形式 で あ る。uDP62は 杭径 800mm、 長 さ17m ∼24mの 鋼管矢板 138本、 第 7図 施 工場所位置図 32 建 設機械 2004.3. PD12は 杭径 800mm、 長 さ1 6 . 5 m ∼1 9 . 5 m 、5 2 本 で構成 される。 振動パイルハ ンマー…6) ツ │マ ¬ 第 8図 銅 管矢板基礎形状 ③ 施 工法 使用機械 を第 4表 に示す。バ イブロハ ンマ には全 長約 7m、 全質量20tのZERO-200MRを 使用 し、鋼 管矢板 を 1本 づつ硬質 な岩盤支持層地盤 に1.lm根 入れした。Jv工法の急速施工性が発揮 され、全本数 を lヶ 月弱 で打ち終 えた。 第 4表 使 用機械 一 覧 機械名称 仕 様 バ イ ブ ロ ハ ン マ ク ロ ー ラ ク レ ー ン 150kW 発 発 電 動 機 ウォー ター ジェ ッ トカッタ 5∞kVA 水 水 150t吊 2台 ) 30m3(× 1台 ) 243kW(× 槽 中 ポ ン プ φ200、150kW(× 1台) 4 . お わ りに 、構 大規模 工 事 にお け るバ イブ ロハ ンマの需要 │ よ 造物基礎 の施工 や土 留 めお よび止水 等 を目的 とした 鋼管矢板等 の施 工 時 に求 め られる。 コス ト縮減 お よ び工期短縮が求 め られる昨今、低 コス ト急速施 工 を 特長 としたバ イブ ロハ ンマエ 法 お よびJ V 工 法 が今 後 の工 事 において ます ます利用 され、良質 で経済的 な施工 に貢献 で きることを願 い結 び とする。 【 筆者紹介】 高橋 健 二 ー メック エ 法技術室 llklト 〒104-0033 東京都 中央区新川 1-241 秀和第二新川 ビル TEL :03-3537-9556 FAX:03-3537URL i httpプハvww tomcc cojp E― mail:k takahashi@tomec COjp 井上 敏 男 調和 工 業帥 技 術部 〒1 4 1 - 0 0 3 2 東 京都品川区大崎 1 - 6 - 4 TEL :03-3779-7871 FAX:03-3779www choWa cojp URL: http:′′ 写真 1 施 工姿勢 E― mail:inoue@chowa cojp 支 2004. 3. 33 更唐号を考美希 大型 アース ドリルの施工 と特徴 …(1) 大規模工事 における超大型建設機械の施工 と特徴 大型 アース ドリルの施工と特徴 =MH5510Bの 仕様 ・構造 ・特徴 と稼働状況 = 日立住友重機械建機 クレー ンい 野崎 敏 Satoshi Nozaki 1. は じめに 超大型機 のアース ドリル としては80tクラス以上 m以 上の能力 を のベ ースマシンに回転 トルク294kN・ ース ドリルが上 げ られる。 ー つ ダ ア リ 式 持 ー 大出カ ドライブ装置 を持 つ超大型 ア ス ドリル機 ー のほとん どが、欧州 メ カか らの輸入 または 日本 国 ー 内建機 メー カ製本体 に欧州メ カ製 のフロン トアタ ッチメン トを取付 けた製品 である。例 えば回転 トル mの 掘削 トルクを有するIMT社 製 リー ダ式 ク490kN・ ア ース ドリルや 日立建機 い が ドイツBAUER社 との 技術提携 で 開発 したMX8031pBな どが上 げ られる。 しか し、 ここ数年 の大規模建築工事 に使用 される ー ア ス ドリル施 工 機 は50∼ 60tクラスの本体 をベ ー スマシンとした機械が主流 となってい る。大規模施 工であって も掘肖1径が大径化するのではな く、杭 の 施 工本数 が増 加す ることか ら、む しろ多 くの台数 を 投入 して施工期 間 を短縮する傾 向 にある。 本稿 では最近 の傾 向 に沿 って、50∼ 60tクラスの 本体 をベ ースマシンとした大型機械 に着 目 し、代表 例 として弊社 のMH5510Bを 取 り上 げて以下 にその ー 特徴 を説明す る。なお、前記 801クラス本体 をベ ー ー スマ シンとした リ ダ式 ア ス ドリルについ ては、 参照 していただけれ ば幸甚 である。 参考文献 (1)を 2.機 械 の 仕様 と特徴 MH5510Bは 拡底仕様 のブ ーム式 ア ース ドリルで ある。本機 の全景 を写真 1に 示す。本機 の主 な仕様 0 3 8 5 - 9 8 7 8 / 0 3絹 /命¥文/ 5∞ JCLS 34 蕉彗言 彙春 美希 え 2004. 3. ① ② ③ を第 1表 に示す。 本機 の特徴 は次 の 3点 である。 写真 l MH5510B全 基本機能 の充実 安全性 へ の配慮 環境へ の配慮 景 大型アース ドリルの施工 と特徴 第 1表 MH5510Bの 主 な仕様 項 目 仕 ブーム長 さ 最大掘削径 mm 最大掘削進度 rnm バケ ット使用時 備 考 3,000 5段 14mケ リーバ装着時 掘削BK装 着時 5段 16mケ リーバ装着時 635 最大使用可能拡底バ ケ ッ ト形式 掘削 トルク ケリーバ最大巻上力 2241型 kN・ lnl 最大拡底径 φ41011■ 最小軸部径 φ2200mm 98ノ//68//ン 39 m t バ ケ ット回転数 主巻 きロープ巻上/下 最大 13 min l 速 度 補巻 きロープ巻上/下 速 度 ブーム起伏 ロープ巻上/下 速度 旋回速度 掘削BK装 着時 kll 補巻吊上げ荷重 オプションにてクレー ン製造検査付 20///10//8 m/min 96//56ノ/28 ロ ー プ径 28mm m/min 48//28 ロー プ径 28mm ロ ー プ径 16mm m/min min l 走行速度 高 速/低 速 km/hr ス ラス タス トロ ー ク エ ンジ ン 様 m 15/1、1 mm ) 16(】 メーカ ・型式 出力 全装備質量 t 平均接地圧 kPa 三菱6D2綱LE2A kW/min (1)基 本機能 につぃ て ブー ム式 アース ドリルに求め られる基本機能 は、 高 い掘削性能 と補巻時 のクレー ン性能 で ある。そ こ 221///2000 115(118) レーム を作業姿勢 から地上 まで降 ろす ことが可能で あ る。 これにより組立分解時 にお ける高所作業 を大 幅 に低減 した。 で、掘削性能 においては最大掘削 トルク を98kN・m にす ると共 に、スラス トシリンダス トロー クを1.6m (従来比約 1.6倍)に す る ことで、掘削途 中における 盛 り換 え作 業 の低減 を図 つた。 一方、補巻時 のクレー ン性能 にお いてはアース ド リルアタッチメン ト付 きのクレー ン姿勢 (ケリーバ 付 き)に お いて、最大定格総荷重 13tの能力 を設 定 した。オプシ ョンで製造検査 を設 定す ることがで き る。 さらに、 アース ドリルアタッチメン トを取 り外 す ことで50tのクロー ラク レァ ン として使用す るこ ともで きる。 固定フレーム 第 1図 に補巻姿勢図 を示す。図に示す ように、補 巻姿勢 におい てはブーム ・アース ドリル アタッチメ ン トとそれを固定 してい る起 伏 シリンダお よび起伏 シリンダを取付 けてい るフレーム とが、一体 として ブームフー トピンの 中心周 りに回転可能 にな り、ブ ームの起伏操作 だけで通常のク レー ン起伏作業がで きる構造 で ある。 (2)安 全性の向上 本機 はアース ドリルアタッチメン トのフロ ン トフ 起伏 シリンダ 第 1図 補 巻姿勢図 建設機械 2004.3.35 大型アースドリルの施工と特徴…6 ) また、 ドラムの巻取 り状況 と左 後方視界 を確認 す るためのカメラを装着 し、キヤブ内 のモ ニ ターで容 易 に確認 で きるように した。写真 2 に キヤブ内 を示 ② 積 み重ね式 カウ ンタウエ イ トの採用 による輸 送効率 のア ップ。 ーム幅 を1,250mmに した ことによ り、輸送 ③ ブ 時 の並列積みが可能。 す。 3.稼 働 状況 とユ ー ザ評価 (1)稼 働状況 の概要 本機 は数台 のアース ドリル機 が稼働する大規模施 氣 工 現場 を中心 に、 さまざまな建築施工 現場 で稼働 中 である。掘削大 トルクとスラス トシ リンダの ロング ス トロTク を活 か し、高 い施 工 能率 を達 成 して い る。 また、中規模以下 の施 工現場 では補巻 きク レー ン ー 能力 を活か し、常駐 の補助 クレ ンな しで作業 を行 っている。 (2)ユ ーザ評価 施 工 を通 して種 々の評価 を頂 いているが 、概 ね以 下 の 4点 に集約 される。 写真 2 M H 5 5 1 0 B キ ヤブ内 ( 3 ) 環 境 へ の 配慮 ア ー ス ドリル機 で は、施 工 中 にア タ ッチ メ ン ト各 部 の 構 造 物 同士 が た た きあ って 発 生 す る音 ( 所謂 『ガチ ャガチ ャ音 』)を 低減す る努力 がは らわれ て来 た。 これ はエ ンジンを初め とする駆動系 の騒音 はもち ろんの こと、駆動系以外 の騒 音 を低減す る ことで 、 実施 工 における騒音 を低 減 しようとす る もの で あ る。 │ ー 本機 ではアース ドリルアタッチメン ト全体 をベ スマ シ ン本体 に取付 けた 2本 のシリンダで固定す る と共 に、ア タツチメ ン ト各部 のフレーム を全 てシリ ンダで 固定 した構造 となっている。 この ことで、各 部 の隙間 を減 らし、アタッチ メン ト各部 か ら発生す る騒音 を低減 している。 もちろん、国土交通省低 騒 音型建設機械 にも認定済みで あ る。 なお、国土交通省排 出 ガス 2次 規制値 をクリヤ (平成 14年 6月 指定認定済 み)し たエ ンジンを搭載 し、環境 へ 配慮 している。 以上 の他 、次 の ような特徴 が上げ られる。 ー ① lク ラス下 のア ス ドリル機 並み の後端半径 (4.lm)を実現。 36 建 設機械 2004.3. ① 組 立分解性 大型機では少なくとも2日 以上を必要 としていた 搬 入後 の準備時間 を 1∼ 1.5日に短縮 で きた。さら に、分解組立時 の高所作業がな くなった ことで、安 全性が向上 しただけでな く、作業時間 も短縮 され た。 ② 掘 削性能 超大型機 には及 ばないが、掘削大 トルクとスラス トシリ ンダの ロングス トロー クの効果で、掘削能率 が高 い。 大出カ エ ンジンの効果 は大 きく、負荷が増加 して もバ ケ ッ ト回転 数 の低下が少 ない。 ③ 騒音 静粛性 につい ての評価が高 い。特 に、旧型機 と混 在す る施 工 現場 にお いて騒音 の差 が現 れる。 ー ④ 補 巻 きク レ ン作業 クレー ン製造検査付仕様機 では、搬入 トラックか らの荷下 ろ し作業等 のクレー ン作 業が可能 で あ る。 補助 クレー ンを常駐 しない小規模 の施 工では重宝で ある。 また、最大定格総荷重 1 3 t は鉄筋 かごの吊 り 込 みにおい て も必要充分 な能力である。 4 . お わ りに アース ドリルエ法 は建築基礎 工法 として長 い歴史 をもってい る。約2 0 年前 にアース ドリル拡底杭 工 法 機 が 開発 され、その後、杭設計 の大 口径化が進 むに 大型 アース ドリルの施工 と特徴 … ④ 伴 って、 アース ドリル機本体 も大型化 して きた。最 初 に述 べ たような超大型 のアース ドリル機が盛 んに 導入 された時期 もあ つた。 しか し、バ ブル崩壊 を境 に、超大型機 へ の要求が薄 れ、汎用性 の高 い施 工機 筆者紹介】 【 野崎 敏 日立住友重機械建機 クレー ン的 開 発本部 カス タマ イズセ ンター 副 セ ンター長 〒300-0013 茨城県土浦市神立町650 TEL i 029-832-7030 FAX:029-832-2101 が望 まれるようになうた。 本稿 ではこ うした背景 を踏 まえ、アース ドリル と しては超大型 とは言 い難 い が 、あえて50tクラスの 代表機種 を選 定 して説明 させて頂 い た。 機械 の稼働状況 とユ ーザ評価 を確認す るため、弊 社 では継 続的 にフォロアップ調査 を実施 してい る。 本文 中に掲載 したユ ーザ評価 はフォロア ップの際 に頂 いたご意見 をまとめた ものである。 フォロア ッ プにご協力頂 い たユ ーザ各位 に紙面 をおか りしてお 礼 申 し上 げる次第 である。 < 参 考文献 > "(建 ( 1 ) “超大型 リー ダ式場所打 ち杭施工機の特徴 と実績 設機械、 20012、 pp 22-27 日立 住 友重機 械 建機 ク レ ー ン株 式 会 社 <代 表者名 > 中 西英久 <本 社住所 > 〒H00005 東 京都台東区上野 7-12-14 住友不動産上野 ビル 4号 館 TEL : 03-3845-1384 FAX : 03-3845-1379 <資 本金 > 1,llC10(百 万円) <従 業員数 > 120名 <事 業内容および会社近況 > 弊社 は 日立建機 い と住友重機械建機 クレー ンい とが建 機 ク レー ン事業 を統合 し、2002年 7月 に設立 した会社 で あ る。建機 ク レー ン ・基礎機械 の 開発 、製造 、販売 、サ ー ビス を主たる事業 としてい る。全 国 11事業所 をは じめ、 欧州、米国に販売 ル ー トを持 ち、2003年 10月には上海事 務所 も開設 した。 本誌 の複写利用 について 日頃 よ り本誌 をご購読 いただ き誠 にあ りが とうご ざい ます。 ご承知 の通 り、出版物 の複写 は著作権法 の規定 に よ り原則 と して禁止 され てお り、出版物 を複 写利用 す る場合 は著 作権者 の許諾が必 要 とされて い ます。 当社 は本誌 の複写利用 にかかる権利 の許諾並 びに複 写使用料 の徴収業務 を輸 日 本著作 出版権管理 システム (JGLS)に委託 してお ります。JOLSは2∞2年4月 1日よ り複写許諾 と複写使用料徴収 の業務 を 開始致 しますので、同 日以降本誌 を複写利用 される場合 には"iSに ご連絡 の上 、許諾 を得 て下 さい。301Sの連絡先 は以 下 の通 りです。 株式会社 日本著作出版権管理 システム (101S) 所在地 〒 113-0033 東京都文京区本郷41-6 本 郷416ビル8階 電 話 03-3817-5670 FAX 03-38158199 c― mail infoojCIS Cojp なお、著作権法 は著作権者の許諾無 しに複写で きる場合 として、個人的にまたは家庭内その他 これに準ずる限 られ た範囲で使用すること、あ るいは政令 で定め られた図書館等において著作物 の一部 ( 雑誌にあ つては掲載 されている の文献 の半分以下) を 一人について一部提供す ること、等 を定めてい ます。 これらの条件に当てはまる場合には原 lEl々 則 として許諾は不要 とされていますが、それ以外 の場合、つ まり企業内 ( 政令 で定められていない企業等の図書室、資 料室等 も含 む) 、研究施設内等で複写利用する場合や、図書館等 で雑誌論文 を文献単位で複写する場合についてはすべ て許諾が必要です。 お問い合わせ下 さい。 複写許諾手続の詳細については1 0 1 s に 日本工業出版株式会社 株式会社 日本著作出版権管理 システム 建設機械 "“ .3.37 シール ド掘進機 … (1) 大規模工事 における超大型建設機械の施工 と特徴 シール ド掘進機 =超 大 国径 シール ド掘進機 の特徴 と施工 = ll崎重工業帥 サ 坂井 保 之 Yasuyuki Sakal 1. は じめに 現在 トンネルエ事 に使用 されるシール ド掘進機 は、最 も小 さな機械 で掘進機外径 φ2m程 度、最大 の もので掘進機外径 φ15m程度のものが使用 されて いる。従来、外径が φ10m程度の掘進機 を大口径 シ ー ル ド掘 進機 と呼 んでお り、超大 口径 シー ル ド掘 進 機 とは、掘進機外径 が φ12∼ φ13m程 度以上 をさす 場合が多 い。超大口径 シール ド掘進機の用途 として は、自動車用道路や地下河川 トンネルエ事用 として 使用 されている。 ここでは、東京湾横 断道路 (東京湾 アクアライ ン)で 使用 された φ14.14m泥 水式 シール ド掘進機 を 例 に大規模工事用 シール ド掘進機 の特徴 および施工 について述べ る。 4km以 上 を 1台 の掘進機 で掘 り抜 くことは当時 の技 術 では困難 であ つたので、各 工 区 の 中間地点で 2台 の掘進機 を ドッキ ングさせる地 中接合方式 とし、合 計 8台 の超大 口径 シール ド掘進機 が使用 された。 主 な施工条件 を第 1表 および工 区説明図 を第 1図 に示す。 第 1表 施 工条件 項 施工条件 目 施工距離 1台 あた り平均約 2 3km 土質 (シール ド掘削部) 沖積堆積層、洪積堆積層 水 20∼ 28m 深 土 被 り 約 16m 最大水圧 6気 圧 (トンネル底部) 到達工法 地中接合 (凍結工法) 外 径 内 径 2 . 工 事概要 2-1 工 事概要 セ グメ ン ト 東京湾横断道路 は神奈川県川崎市 と千葉県木更津 市 を結 ぶ全長約 1 5 k m の 区間 で、そ の うち4 . 6 k m と 4 . 8 k m の区 間が シール ドエ 事区間 で ある。 1 工 区 の 13,9CXlmm 12.600mm 1,5∞mm 重 量 最大 loton/ピ ース 分割数 材 質 RC (東京湾岸道路) (東京湾横断道路 川崎人工島 断道路L=● lkm 0 3km 4 6km 03859878/03/¥500/論 文/JCLS 38 建 設機械 2004.3. 0 1km 4 8km m k □ 6 0 更津 平面図 木 illnHll,tlli │ シール ド掘進機 … ( 2 ) ●テールシールの緊急止水 シールの採用 ール ド掘進機 の製作 2-2 シ ー (l)シ ル ド掘進機の設計 を実施 した。 本 工 区 では、設計上 の検討課題 として、 ●高水圧対策 ③ 長 距離対策 長距離対策 としては、 ●カッター ビットは新開発 の長寿命 ビットを使用 ●地中接合用 の凍結管を本体およびカッターヘ ッ ドに装備 とした。 ④ 大重量セグメントのコ 聰 組立 ●長距離掘進対策 があった。 また、従来のシール ド掘進機 に対 し、超大 国径化 した場合 の検討課題 として、 ●セ グメ ン トの大型化 による大重量物 の運搬お よ び高所作業対策 ●掘進機 の輸送、現地組立対策 があった6 超大 口径 シー ル ドの場合、 セグメン トが大型、大 重量 (最大 10ton/ピ ー ス)と な り、 また組立位置 も最高で高 さ13mと なる。本工区 では安全 のため シ ール ド掘進機内でのセグメ ン トの運搬 ・組立時 の人 ① 機 種検討 超大 口径 シー ル ドの機種 については、泥水式 また は泥土圧式 が考 えられるが、施工条件 より、 ●高水圧 での切羽圧 の保持が容易 ●カッター ビ ッ トお よびカッターヘ ッ ドの耐摩耗 力作業 をな くし、機械 による自動運搬 ・組立 システ ムを開発 した。 自動運搬 ・組立 システムは、 特性が良好 ●排土輸送処理設備 の効率 が 良い の理 由に より、本 工 区では泥水式 シール ド掘進機 を ●ボル ト締結装置 よ り構成 されてい る。 シール ド掘進機後部のセグメ ン ト供給装置 に搬送 され たセグメン トは、自動的に掘進機内部のエ レクター ま ●セグメン ト供給装置 ●エ レクター 採用 した。 ② 高 水圧対 策 高水圧対策 としては、 ●カ ッター軸受 シールお よびテ ール シー ルの段数 増加 ●テー ルシー ルの 自動給脂装置 の採用 で搬送 され、さらにエ レクターにより所定 の位置 に移 動、微調整後、ボル ト締結装置 によリボル ト締結 され る。自動運搬 ・組立システムは、 これ らすべ ての工程 を自動運転 で完了す る機能 を備 えてい る。 セ グメ ン トの 自動組立 フロー を第 2図 に示す。 後 方台 車 ホイストビーム セ グ メ ン ト供給 装 置 エ レクタ セグメント台車 ⑪ボルト締結 ●ナ ッ ト供給 ●位置決め ●締結 第 2図 セ グメ ン ト自動 組 立 フ ロ ー 建設機械 2KX14.3.39 シール ド掘進機 … ( 3 ) ⑤ 掘 進機の輸送、現地組立対策 本工区では現地が東京湾内であったので、大重量 ・ 寸法での輸送が可能であり、現地への輸送、組立作業 の短縮を図 ることができた。第 2表 に本工区での輸送 実績および写真 1に工場からの搬出状況 を示す。 本工 区 φ1 4 1 4 m 他工区実績 φ1394m 本 体 分 割 数 2分 割 20')害J 1ブ ロ ック最大重量 1,350ton 目 立t一 輸 ③ 掘 進距離 前述 の通 りすべ ての工 区 で順 調 に掘進 で き、地 中 接合地点 まで到達す ることがで きた。地 中接合地点 は各 工 区 の進捗状況 により、工 期が最短 となるよ う に変 更 されたので、各工 区での施 工 距離 はそれぞれ 第 2表 輸 送実績 項 計画 して いたが 、実際 の現地組立 では、平均 1 0 0 分 で組み立 てることがで きた。 海上 陸上 異 なった値 となった。最終的な掘削距離 は最短 の区 間で 1 , 7 5 1 m 、 最長 の区間で2 , 8 5 3 m であ った。 ④ 高 水圧 6 気 圧 の水圧 に対 し各部 シールに対策を施 したた め、地下水 の噴発等 の問題は発生せず、テールシー ルに採用 した緊急止水 シール も使用す る必要 はなか った。 ⑤ 超 軟弱地盤 川崎市 浮 島か ら発 進 した 2台 の シー ル ド掘 進機 は、発進後 の地盤改 良区間 を抜 けた直後 の 150mの 区間でN値 0と い う超軟弱地盤 を掘進 した。 この区 間では、掘進後 の地盤 沈下 と浮力 による掘進機 と ト ンネルの浮 き上が りの問題 があつた。地盤沈下 に対 しては、厳密 な泥水 圧 の管理 と一定速度 による24時 間連続掘進 で防止 し、浮 き上が りに対 してはH鋼 や 鉄塊 を合計 で900ton近くを トンネル内 に持 ち込みウ ェイ トとした。その結果 、地盤沈下、浮 き上が り共 に目標値 以下 に押 える ことがで きたと施工者 より報 告 されてい る。 3-2 地 中接合 ① 地 中接合工法 2基 のシール ド掘進機 を地 中で接合す る地 中接合 には、大別すると地盤改 良を主体 とした地盤改 良方 写真 l 工 場か らの搬出状況 式 とシール ド掘進機 に ドッキングお よび止水機構 を 装備 した メカニ カル ドッキ ング方式 がある (第 3 図)。 3.現 地稼 動状 況 3-1 掘 進状況 ① 掘 進速度 シー ル ド掘進機 の掘進速度 は月進 150mで 計画 さ れた。実際の掘削 では、初期掘進、到達時 の修正掘 進 を除け ば、すべ ての工 区 で平均 月進 160mを 越 え 凍結工法 地盤改良方式 メカニカルドツキィグ方式――― ングエ法 [三正三曇分施 第 3図 地 中接合工法 る速度 で掘進す ることがで きた。なお、最大月進記 録 は260mで あ った。 ② セ グ メン ト組立 セグメン トの組 立では前述の 自動運搬 ・組立 シス テムが活用 された。 lリ ングの組立時間 は HO分 で 40 建設機械 2004.3. 薬液注入工 法 コラムジ ェ ッ トエ 法 本 工 区 で は この 中 で最 も信 頼性 の高 い凍結 工 法 が 採用 され た。 シール ド掘進機 … ( 4 ) ② 地 中接合手順 地 中接合す るためには、到達時 2基 のシール ド掘 進機 の位 置ず れ を50mm以 内 にす る必 要があ った。 しか し、測量 のみでは200mm程 度 の誤差発生す る ため、至1達地点か ら50m手 前 で前方 ボー リング して 相手佃1の位置 を確認 し、位置修正 しなが ら到達する 手法 が とられた。 これにより、すべ ての工 区 で到達 時 の誤差 が数mm程 度 に収 めることがで きた と記録 されてい る。 3-3 解 体 地 中接合後、各 工 区 で使用 され役 目を終 えた 8 台 のシール ド掘進機 は、 トンネル内空断面 を確保す る ために、外周部 のスキンプレー トを残 しすべ て解 体 された。解体方法 は一般的な シー ル ド掘進機 と同様 に、分解可能 なジヤッキや駆動 モ ー ター を取外 し、 その他 の構造物 は搬 出可能 なブ ロ ックに溶断後 トン ネル内 か ら後方 へ搬 出 された。 ③ 凍 結工 法 到達時 の凍結工法 のため、シール ド掘進機 に第 3 表 に示す凍結管 を装備 した。到達時 の凍結範囲 を第 4図 に示す。 第 3表 凍 結管 凍結管名称 目 部位 ・数量 的 放 射 凍 結 管 接合面外周凍結 本 体 前 部 48本 本体 貼付 連 結 管 カ ッターヘ ッ ド 本体外周部凍結 カッターヘ ッド外周 本体最前部 6系 統 カッターヘ ッ ド外周 貼 付 凍 結 管 部凍結 8系統 カッターヘ ッ ド解体 カッターヘ ッド外周 1 3 系統 切断熱遮断凍結管 遮断 時の切U i r 熱 写真 2 シ ール ド掘進機解体状況 4.お わ りに 東京湾横断道路 (東京 湾 アクアライ ン)の 工 事 ( 後着機 ) 11135'1 : ( 先着機) │ :1135 )放射凍結管: 最終凍土 範 囲 解体時凍土範囲 1 必要凍土範囲 貼 り付け凍結管 は、 φ14.14mの超大口径 シール ド掘進機 が一 度 に 8台 も使 われるとい う一 大 プ ロ ジ ェ ク トであ り、 シール ド掘進機 を使用 し た最大規模 の工 事 であっ た。 この工事 により超大 口径お よび全 自動 エ レク ター等 に関する日本 のシ 貼 り付 け凍結管 , ヽ︼ヽ︻ ール ド技術 は飛躍的 に進 バ ル クヘ ッ ド 歩 した と考 える。 本稿 ではほんの概要で はあるが大規模 シー ル ド エ 事 につい て記述 した。 本稿 が超大 口径 シール ド 掘進機 についての理解 に │も 第 4図 凍 結範囲 放射凍結管 (48本) 役立 てば幸 いで あ る。 着側測温管 (8本 ) (筆者紹介はp79掲載) 建設機械 2004.3.41 ― ¬ 大型締固め機 SV9∞ シリーズ… “) 大規模工事 における超大型建設機械の施工 と特徴 C031213 大 型締固 め機 SV900シ リー ズ =大 規模土工 、厚層締固 めに最適 な大型土工用振動 口=ラ = 酒井重工業い 吉 田 正 博 Masahiro Yoshida 1. は じめに そのため、路面 との接地点 においては、前後方向か 安全性、快適性 に優 れたハ イパ フォーマ ンスマシ ンと して、大規模土工、厚層締 固めに最適 な大型土 工 用振動 ロー ラSV900を紹介する。 ら上下方 向 まであ らゆる方向 に反力が働 く。垂直振 動 タイプ ( D V / T V ) は 、 2 本 の偏心軸 の偏心お も りが対 向 して配置 されてお り、同調 をとりなが ら互 い に反対方向に回転する ことにより、水平方向 に発 、 生す る遠心 力 は常時相殺 され、上下 方向 の遠′ と 力が 2.機 械 の 特徴 主要緒元 と車両外観 を第 1 表 と第 1図 に示す。 (1)豊 富なバ リエ ー ション ス ム ー ス ロ ー ル の Dタ イ 発生す る。完全 な上下振 動 を発生 し、鉛直方向 の反 プ、パ ッ トフー ド付 きのTタ イプ、さらに垂 直振動機構 を 採用 したDV、 TVの 4種 類が あ り、締 固 め材料 により最適 な ロールを選択可能。通常 の 1軸 振動 タイプ (D/T)は 、 偏心お もりの 回転 とともに円 周方 向 に ロー ルが振 動す る。 第 1図 車 両外観 第 1 表 主要諸元 型 式 振動 タイプ 質 量 垂直振動 標準振動 垂直振動 SV900T SV900TV kg 19,000 19,400 19,200 19,700 前軸質量 kg 11,200 11,600 11.400 11.900 後軸質量 kg 7,800 7.800 7,800 343//343 245///343 振幅 (L/H) 振動数 (低振幅/高 振幅)Hz(vpm) 走行性能 SV900DV 標準振動 運転質量 起振力 (振幅幅/高 振幅)kN(kgf) 起振性能 SV900D 走行速度 km/h 登坂能力 度 0385-9878/03/¥500媚 令文/JCLS 4 2 建 設機械 2 0 0 4 . 3 . 245///343 . (25,000//35.000) (35,000/35,0∞ ) (25,000/35,000) 09//19 18/23 09/18 35/28 28//23 35/28 (2,100/1,700) 0∼ 4 0∼ (1,700/1.400) 10 7,800 343//343 (35,000///35,000) 17//22 28//23 /1,700) (2,1∞ (1,7011/1,400) 0∼ 4 0^-10 ー … 大型締固め機 S V 9 0 0 シ リ ズ ( 2 ) ー 力 のみが生 じるため、 ロ ルや車体 のがたつ きが少 な く、作業時 の直進性 にも大変優 れ、運転 し易 い特 徴 が あ る ( 第 2 図 ) 。この よ うな特徴 があ るため、 垂直振動 タイプは、 1 軸 振動 タイプに比 べ 、高振幅 の設定 が可能 となってお り、 より厚層締固 めに有利 である。 DV、 TV 第 2図 (2)抜 群 の厚層締固 め能力 起振力 343kN、振 運転質量 19,000kg∼19,700kg、 を大型化 し、起振力 ・振 で2.3mmと 、機械 幅 は最大 幅 を大 きくす る ことによ り、撒 きだ し60∼ 90cmの 厚層 を能 率的 に規定密度 に締 固 める │と が可能で、 時 間あた りの作業量 は、クラス最大 である。 (3)ク ラス最高 の登坂力 と走破性 前後輪荷重 のバ ラ ンス を最適 に してクラス最大 の 牽 引力 と登 坂 能力 を実現 して い る。 また、 2ポ ン プ ・2モ ー タ方式 を採用 し、前 後輪 デフロ ック機構 を作動 させ る ことによ りに より、軟弱不陸地等での 走破性 を改善 している。 (4)軽 快 な運転操作 ス イ ッチ 類 は見易 さ と操作性 を重視 した配置 と し、前後進 コン トロールは電気 ジ ヨイステ イックの ー 採用 により軽 い操作 とな り、 オペ レ タの疲労 を軽 減す る。 また、前後進 レバーグリップに内蔵 した振動 スイッ チにより、振動 のON-OFFが タイミング良 く行 える。 (5)良 好 な視界 従来機 に比べ視界性、特 に後方視界 を考慮 したデ ザ イ ンを採用 し、運転席 か らの視界 は前 ・後方 とも に欧州視界基準 の 1× lmを 軽 くクリアしてお り、安 全 に作業 を行 うことがで きる。 (6)優 れた安全性 ① ROPSを 標準装備 ー R O P S を 標準装備 す る ことによ り、転倒時 にシ トベ ル トを装着 したオペ レー タを保 護 し安 全 を確保 する。 ② 安 全なブレーキシステム ー 通常作業時 には、前後進 レバ 操作 によるHSTブ レーキを使用 し、緊急時 には、 フツ トブレーキによ ー りHSTブ レーキ と前後輪走行 モ タ内 の湿式多板 ネ ガティブブレー キが作動す る。 また、非常時 ・駐車 時 に使用す る計 器盤 上 のボタンスイッチ操作 により ー 前輪 は走行 モ ー タ内の湿式 多板 ネガテ イブブ レ キ が作動 し後輪 は内部拡張式 ブ レー キが作動、エ ンジ ン停止 お よび走行油圧系統故障時 は、モー タ内 の湿 ー 式多板 ネガテ イブブレ キが作動す る安全方式。 ③ 操 作 ミスを防 ぐ安全装置 ー フェールセー フ思想 により、前後進 レバ が中立 ー 時 のみエ ンジンが始動 で きるイ ンタ ロ ック機構付 ー き。 また、前後進 レバ はセ ミロ ック方式 を採用 し、 中立 時 に誤 って レバ ー にふれて も発進 しません。 (7)快 適 な運転席 視界性 の良 い キヤ ビンとエ ア コンを標準装備 し、 年 間 を通 して快適 に作 業す る ことが 可能。運転席 は、フロアを特殊防振 ゴムで支持 し、不快 な振 動 を ー 伝 えない構造 となってい る。 さらに、 ア ム レス ト ー 付 きハ イサ スペ ンシ ョンシ トを採用す ることによ ー り、オペ レ タの疲 労 を軽減 している。 貴り求測 (8)GPS(Global Poslioning System:汎 位 システム)。 CCV(COmpaCtiOn Control value:地 盤反力式締固 め管理装置)を オプ ション設定 GPSを 活用 した、締固 め管理 システム を搭載す る ことによ り、振動 ロー ラの走 行軌跡 が把握 で き、転 圧状 況 を効率 よ く管理す ることがで きる。従来 の、 オペ レー タの感覚 を頼 りに、広大 な転圧現場 を目印 もな しに締固め る作業 に比 べ 、効率 よく、正確 な締 固 め作業 が行 える。 ccv地 盤反力式締 固 め装 置 の地盤 反力 とは、地 盤 の締固 め状態 を表す指標 の こ とで、振動輪 の振動 加速度信号 を所定 の分析方法 によつて処理す ること によつて得 られる。 これは、従来 の砂 ・水置換 やRI 測定等 のスポ ッ ト管理 に較 べ て平面的かつ連続的 に 管理 で きるので、 よ り高精度 な締固め管理 が可能 で あ る。 ロー ラの転圧 回数 お よび地盤反力 は、 ロー ラお よ び現場付近 に設置 した管理局 のパ ソコン画面 で もモ ニ タで きるので、常時作業 を確認 し、転圧不足、過 転 圧 を防止 で き、転圧作業 の品 質 が 向 上 す る。 ま た、 ロー ラのパ ソ コンに保存 されたデー タは、作業 建設機械 2CX14.3.43 大型締固め機 S V 9 0 0 シ リーズ…( 3 ) 終了後 フロ ッピディスクに出力 して事務所 に持 ち帰 り、専用 ソフ トで解析 、帳票化、出力する こと も可 能 で、施 工お よび品質管理時間の短縮 に役 立てる こ とがで きる。 と くに、総合 的 なユ ーザ ーサ ー ビスの拠 点 で あ る、プロダク トサポー ト部 は、部品供給 をは じめ高 度 な レベ ルの点検整備、サ ー ビスエ ンジエ アの教育 実習 か ら幅広 いユ ーザ ー研修 まで、多彩 なサポ ー ト ワー クを展 開 してい る。 3.作 業 内容 国内外 の高速道路 、空港、大規模造成、 ダム等 の 盛土で様 々 な材料 (粘性土、砂質土、 レキ、 ロ ック 材等)の 締 固 め作業。 特 に 1層 当た りの仕 上が り締固 め厚 さの厚層化 が 要求 される現場 での盛土 の締 固 め作業。 4.稼 動状 況 現 在 、SV900シ リーズは、国内外 の大規模土 工 現 場 で稼動 中 (写真 1)。抜群 の厚層締 固 め能力 で、 盛土転圧作業 の工 期短縮、 コス ト削減 に大 きく貢献 してい る。 6 . 機 械 が投 入 され てい る代表 的 な工 事 の 概 要紹介 S V 9 0 o シ リーズ は、様 々 な大規模土工 にお い て盛 土の転圧機械 として投 入、稼動 しているが、今 回は 道路 工 事 の概要紹介 をする。 ( 1 ) 道 路 の構造 道路 の構造 は、第 3 図 、第 4 図 の示す よ うに各層 に分かれてお り、各層 ごとに順番 に道路工事が進 ん でい く。 第 3図 道 路構造立体図 写真 1 転 圧作業現場 また、GPS、 CCVを 搭載 した車両 も多数稼動 中 で、転圧作業 の品質向上、施 工お よび品質管理時間 の短縮 を実現 してい る。 5。 メ ンテナ ンスやサ ー ビス対 応 フルオー プ ンボ ンネッ ト、左右 タイヤ上のステ ッ プによリエ ンジン、油圧機器等 の点検整備 も容易 に 行 える。 ユーザーサー ビス体制 は、プロダク トサポー ト部 を は じめ 8ケ 所 の営業所、部品 セ ンター、さらに全国 110ケ所 に広がる指定 サ ー ビスエ場や海外サー ビスネ ッ トによる級密 でシステマテイックなサ ー ビス体制。 44 1彗 受お 言 戊 2004. 3. 箕わ (しャ断層 ) 路床 第 4図 道 路構造図 ー 大型締固め機 SV900シ リ ズ… (4) ( 2 ) 各 層 の役害] ・概要 道路 工 事 が進 んでい く順番で各層 の役割、概要 を 説明す る。 ① 路 床 路床 とは、舗装 の 下 、約 l m の 厚 さ部分 で あ り、 舗装 の施 工 基盤 となるため、十分 な強度が必要 とな る。 さらに、舗 装 と一 体 となって交通 荷 重 を支持 一 し、路床 の下部 に、交通荷重 をほぼ 定 に分散する 役害」を持 っている。 ② 遮 断層 遮断層 は、通常路床 の支持力が少ない時 に設け、 路床土 と地下水 とが路盤に侵入するのを防 ぐ役割 を 持 っている。 遮 断層 の材料 は、砂 が主 体 で 、層 の厚 さも1 5 ∼ 3 0 c m であ る。 ③ 路盤 第 5図 路 床 欠 にな って い る こ とか ら、G P S と C C v を 組 み合 わせ た締 固 め管理 システ ムが 活躍 して い る。 また、路 床 で も少 し軟 弱 な場 合 もあ り、そ こ を締 固 め る場 合 は 、 タ ンピ ング ロ ー ルが使 用 され て い る。 路盤 は、一般的に上層路盤 ・下層路盤 とに分けて 施 工 され る。表層、基層 と分散 されて きた荷重 をさ らに分 散 して路床 に伝 えるgま た、道路 の不等沈下 を防 ぎ、路床 土の上昇 も防 ぐ役割 を持 ってい る。 ② 路 盤 SV900は 、路盤 (第6図 )の 中で も下層路盤 で活 躍 している。下層路盤 は、現場近 くで、容易 で経済 的 に入手 で きるクラ ッシヤラ ン、鉄鋼 ス ラグ、砂 な ④ 基 層 基層 は、路盤の不 陸 を補正 して表層 における平坦 一 性 を確保 し、表層 に加 わる荷重 を路盤 に均 に伝 え 一 る役割 をもっている。 さらに、表層 と 体 になつて 対流動 や遮水機能 も持 ってい る。通常、粗粒度 アス どが使用 され、それ らの材料 を、効率 よ く締 固 める ために、振動 ロー ラが使用 される。 ファル ト混合物 などの、加熱 アスフアル ト混合物 を 使用す る。 ⑤ 表 層 表層 は、アスフアル ト舗装 にお いて最上部 の層 で ある。交通荷 重 を分散 して下層 に伝達 する役 目のほ か、交通車両 による表層 の流動、摩擦 、 ひび割 れに 抵抗す る。路面 を平 坦 で滑 りに くくし、交通車両 が 安全 で快適 な走 行 がで きるようにす る。表層 には、 加熱 アスフアル ト混合物 を使用す る。 (3)SV900が 使用 される層 道路 工 事 は、(2)に示 した順番 で各層毎 に材 料 を敷 き均 し、そ れぞれに適 した転圧機械 で転圧 されて行 ・ く。SV900は 、主 に この 中の路床 と路盤 で使用 され てい る。 以下 に、路床 ・路盤 につい て、補足す る。 ① 路床 通常 の路床 ( 第5 図 ) の 転圧は、規模 の大小 があ るが、一般 に大型振動 ローラが使用 される。路床工 事 は、大規模 なものが多 く、締固め管理が必要不可 第 6図 路 盤 7 . お わ りに 高速道路 、空港、大規模造成 、ダム等 の大規模 盛 土施 工 にお いて 、現在求 め られて いる工 期 の短縮、 コス ト削減、品質 の 向 上 に対 し、S V 9 0 0 シ リーズ は、厚層締 固 め能力、G P S ・ C C V の 締 固 め管 理 シ ステム等 で貢献 してい る。 ー 今後 もS V 9 0 0 シ リ ズが、数多 くの大規模盛土施 工において、活躍 ・貢献 し続けることを期待 している。 ( 筆者紹介はp 7 9 掲載) 支 2004. 3. 45 美麿認を券胎希 。(1) エ ンビライナーエ法」・ 低耐荷力方式小 日径管推進工法 「 小口径管推進工法① 撻渕 C0311-10 低耐荷力方式小日径管推 工 法 エンビライナーエ 「 エンビ・ホリゾン推進協会 嶋 野 亨 Toru Shimano 1. は じ`わに エ ンビライナ ーエ 法 は 1 9 8 7 年に開発 され、同 1 1 月 に工 法研 究会 を発 足、 1 9 8 8 年7 月 には会員 1 3 社 で協会 を設立 した。 当時、塩 ビ管 は開削工法 で使用 されてお り、管強 度 が小 さい塩 ビ管 の推進 は不可能 とされてたが 、エ ンビライナ ーエ 法 は、排土 のために しか使用 してい なかったケー シングを利用 して先導管 に推 力 を伝達 により長距離推進が可能 とな り、塩 ビ管推進 の最 長実績 としては、 φ200mmで75m、φ250mmで84mt φ450mmで 105mとなっている。また、礫層、岩盤 施工等硬質地盤については、ベアリング支持式のビ ッ トヘ ッ ド ・デ ィス クカ ッターヘ ッ ドの 開発 に よ り、 一軸圧 縮 強 度 q u = 7 0 0 N ノ m m 2 迄 の 硬 質 土 ・礫 質 土 ( 呼び径 の 1 / 3 、 礫 率 5 0 % 以 下 ) 迄 施 工 が可 能 とな つてい る。 させ、後 続 して塩 ビ管 を引 き込 むとい う画期的なア イデアか ら生 まれた。 このよ うに、塩 ビ管 を 1 工 程 の推進工法で埋設す る画期的な技術 は、国内 の下水道関係者 を驚 かせ る ばか りでな く、1 9 8 8 年1 0 月、米国 ワシン トンD C に お い て開催 されたN O ‐D I G 国 際会議 で 、世界 で初め て塩 ビ管 を推進工 法 で埋 設す る画期的な技術 を開発 した として、「 非 開削技術 の ノーベ ル賞」 とも言 わ “ "を れて いる N O ‐D I G 賞 我 国 の施 工技術 として初 めて受賞 した。 ケ ー シ ング ←ヨ推進力 第 1図 基 本原理 (推進力 は推進管 (塩ビ管)内 側のケーシ ングで伝達するため、推進管 には外周の粘着力 しか 加わらず、強度の弱 い管の推進が可能 となった) 2.適 用範囲 開発 当初 はオー ガ方式 の特性 を生か し、粘性 土 、 レーザゼオ ド ライ ト 砂質土等 の普通土 の施 工 に数多 く採用 された。その 後施 工実 績 の増加 に伴 いN 値 0 付 近 の軟弱地盤、あ るい は湧水 のある地盤 にとその適応地盤 を広 げ、い わゆる普通土 の範 囲で の施 工 技術 の確 立が図 られ た。 近年 、管径 の拡大 、長距離推 進 、泥土圧方式 の 付加 、 また礫層 、岩盤施 工 等硬 質地盤 へ の取 り組 み を進 めて きた。現 在 、塩 ビ管 で は適応管径 が 呼 び径 φ1 5 0 ∼5 0 0 m m で 、独 自の測量 システムの 開発 0385-9878/113/¥509論 文/JCLS 46 建 設機械 2004.3. バ ックアップパイプ 先導管 第 2 図 測 量システム エンビライナーエ法」 ・ ② 低耐荷力方式小 口径管推進工法 「 3 . 施 工実績 施工実績 は、1 9 8 7 年の開発以 来、2 0 0 2 年末 まで に全 国 4 7 都 道府県全 てに採用 され、累計推進長 N o . 1 」の実績 を誇 る。 2 , 6 0 0 k m と「 4 . 新 機種 の 開発 ホリゾンガーエ法 の開発 から2 0 余年、エンビライ ナーエ法、プレス トー ンエ法開発 からl o 余年、 これ らの 3 つ の工法が長年積 み重ねてきた小日径管推進 工法 の経験 と技術 を結集 して開発 された最新鋭機が サ ンライナー/ S U N L I N E R 」 である。 「 写真 2 先 導管 の発進 ー 写真 1 最 新鋭小口径推進機サ ンライナ S E H - 5 0 8 型( 施工 管理装置付) 立坑からφ150∼500mm塩ビ管 ① φ2,000mmの 200∼400mmヒユーム管、同 (低耐荷力管)、φ 径 の レジン管、 ダクタイル管 ( 高耐荷力管、管 長 l m ) な どの異種管 の推進 が可能。 ー ー ② ク ラス最大級のパ ワ でハ イスピ ド施工、 ー 掘削 トルク ・推進力 ともに大幅 にパ ワ アツ 5.施 工 事例 工事概要 は下記 のとお りである。 工事名称 :九 州厚 生年金病院供給 工 事 の うち管 路工事 工事場所 :福 岡県北九州市八幡西区 期 平成 15年 7月 者 九 州 電 力 い J ヒ九 州 支 店 主 輸 九電 工 工 日本 地 下 工 業 帥 質 礫 混 り粘 土 り 約 2.2m 酉己 約 1 1 . 0 パー ミル 長 種 プ。 ③ 泥 土圧方式 の強化 により高水位地盤 での分割 発進が可能。 注 被 律 主 な特 長 は、 工 発 施 施 土 土 勾 管 管 本 機 は 、低 耐 荷 力 方 式 と高 耐 荷 力 方 式 兼 用 機 で あ る。 写真 3 φ 500mm塩 ビ管の推進 工 法 φ5 0 0 m m ×l m 推進用硬質塩化 ビニール管 s u s カ ラー付 直 管 オ ー ガ方 式 1 工 程 式 推進機種 SEH-508型 路線延長 約 50m、 1ス パ ン 発 進 立坑 到 達 立坑 2500鋼 製ケーシング φ 2000鋼 製ケーシング φ (筆者紹介はp79掲載) 建設機械 "“ .3.47 うりん坊による簡易推進工法の概要…(1) 小□径管推進工法① C0311‐11 うりん坊 による簡易推進工法 の概要 =う りん坊 とビッ トミニ (極小立坑)工 法 による取付管工 事 の活用 = 長野? 由 機的 岡 山 久 雄 Hisao Okayarna 1. は じめに 近年、市街地 に於 いて既 設 の構築物 が存在す ると ころや 。公共排水路 ・民家 の塀 ・垣根が障害 となる ところで、下水 道管 を埋 設す る場合 開削施 工 で な く、施工 は非 開削 で との住民 の方 々の要請 もあ り、 取付管 を推進 工 法 で施 工す るニーズが多 くな って き てい る。 このため、取付管 の推進 工 法技術 は急速 に 上 させたものである。 ( 2 ) う りん坊工法の特長 ① 省 スペース 小型軽量のため、省 スペ ース開削幅900mmよ り 施工することが可能 である。 ② 作 業性が良い 進歩 してきた。 しか しなが ら、推進工 法 は在来工 法 に比 べ 、安全面、施 工 品質面、省力化 の面 では優 れ てい るものの、経済面 での施 エ コス トお よびス ピー 鋼管0.45m(ネ ジ接続)の ため作業性が よい。 ③ 2種 類の管種 鋼管および推進用塩 ビ管 も可能である。 ④ 回 転 トルクが大 きい ドの面 で多 くの課題があ つた。 これ らを改 善 し、取 付管 の推進 工 法 をより普及 させ るよ うに開発 された のが 、 うりん坊 工 法 とビッ トミニ (極小立坑)工 法 である。 うりん坊 ・ピッ トミニ とも極 めて小型 軽量 小型軽量であるが、回転 トルクが大 きい。 ⑤ 工 期が短 く交通阻害が少ない 1日 1ケ 所 の施工 を原則 としてお り、交通障害が 少 ない。 であ り、取 り扱 いが簡便 で、排土 には水 を使用す る ため環境 を汚染することがない。当工 法 の施 工 は多 ⑥ 高品質 鋼管お よび塩 ビ管 ともネジ接続のため施工品質が 高い。 ⑦ 土 質の範囲が広い くの 自治体 にて採用 されてい る。 2.う りん坊 ・ピ ッ トミニエ 法 の 概 要 と特長 (1)工 法の概要 うりん坊工法 はさや管 (鋼管体長 0.45mで接合 は ネジ接 続)と 塩 ビ管直押推進す る推進 一工程方式 ・ 二工 程方式があ る。 また、 2種 類 の管種が施工 で き 得 る工 法 である。発進基地 は開削溝 (9∝hm)か ら で も施工可 能 で あ る。 ビ ッ トミニエ 法 (極小 立 坑)は 塩 ビ管 (vu)を 垂直 に圧入 し公共 ますの設置 に使用す るの もので、 超小型 のため設置面積力測ヽさく、 どこで も運搬 (人 力 で可)、搬 入 も可能であ り、下記 の特徴 を有 して いると同時 に、安全性 。経済性 ・施工 性 を大幅 に向 03859878/03/¥500絹 命文/JCLS 48 建 設機械 2004.3. 粘性土か ら礫質土 まで と障害物 も対応 で きるので 適用土質 の範囲が広 い。 ③ 経 済性が良い 施工単価 が安 価 のため、経済性が よい。 ⑨ 振 動、騒音がない 推進機 は油圧 モ ー ター使用 のため振動、騒音が少 な く、打撃音 はない。 (3)ピ ッ トミニの特 長 ① 超 小型のため設置面積 (lm2)が極小。 ② ど こで も運搬 ・搬入が可能 (作業員で)。 ③ 機 械構造がシンプルで、メンテナンスが簡単。 ④ 塀 ・垣根 ・宅地内 ・屋内 ・高低差のある宅地 等、人力でないとできない場所で も施工可能。 うりん坊 による簡易推進工法の概要… (2) ⑤ 掘 削 による地山の崩落の恐 れはない。 ⑥ φ300の公共 ますの布設 も可能。 3.仕 様 うりん坊推進機 の仕様お よび各部 の寸法 は第 1表 および第 1図 に示す通 り。 ピットミニの仕様 および各部 の寸法 は第 2表 およ び第 2 図 に示す通 り。 4 . 適 応 管種 管径 ( 1 ) う りん坊工法 ●鋼 管 呼 び 径 : 1 0 0 A ∼ 3 5 0 A 管体長 第 1図 UB-90S 450min 第 1表 う りん坊仕様 型 方 サヤ管推進 ンス テ ム ヽ 塩 ビ管推進 UB‐90S 式 ボー リング方式 (1重 ケー シング式) 式 適用管種 ネジ切 り鋼管 管径 ・管種 MAX 350A× 推 進 延 長 MAX× 適用管種 管種 ・管径 硬質塩化 ビニル管 ス パ イラル継手直管 SSPs ( )内 はオプシヨン VP150(100)∼ 推進機本体 回 進 転 さや管 (鋼管)・ 塩 ビ管一工程 13× 12(矩 形)以 上 0号 マ ンホール以上 到達 塩 ビ管二工程 0号 マ ンホール以上 管 志 高 kN 力 kN 135(135t) 295+255‐ 550 175(175kgf/cm2) 最高 トルク N・m 5200(520kg・ m) 三塁 作 動圧力 MPa 油 圧 ユ ニ ット 寸 オプ シ ョン 力 ス トロ ー ク 型 準 2 0 m ( 土 質による) 塩 ビ管二工程 質 標 5 m ( 土 質 による) 09× 12(矩 形)以 上 φ12以上 押 推 1 工程 M A X × 2工程 MAX× さや管 (鋼管)・ 塩 ビ管一工程 発進 坑 2KICl(300)×4∞ (500)L 注水機構付 オー ガ排土 排上方法 推進延長 ヱ 450L iClm(土 質に よる) 390 UB-75P 式 (長さ×幅 ×高 さ) 法 電動機容量 質 量 型 式 寸 法 (長さ×幅 ×高 さ) 質 旦皇 電動機容量 970× 520× 930 kW UB‐1lP 1150× 650× 980 V kヽ 適用発電機 25kVA以 上 使用電源 AC2∞ V ※本仕様 は予告な く変更することがあ ります。 建設機械 2004.3.49 ¬ うりん坊 による簡易推進工法の概要…(3) 第 2表 仕 様 (ピツ トミニ) 式 形 施 施 工 工 圧 管 管 入 使 石中管 嬬 力 ト ロ ー ク 用 圧 ヒビ ニ ル 管 VU 500 ・(700) 1 9kN 31 8kN 600mm 10MPa 力 抜 ス 種 径 mP 500(711Cl) カ ※ ( )内 はオプシヨン ※本仕様 は予告なく変更することがあります。 ●推進用塩 ビ管呼 び径 :150(100)∼ 200(300) スパイラノ 囃 手直管 SSPS (2)ビ ッ トミニエ 法 ●硬質塩化 ビニ ル管vU 呼 び径 :500 5.工 法適 用環境 (1)う りん坊 工法 ① ② ③ ④ ⑤ 交 通量の多い生活道路の横断。 用 水 ・排水路などの横断。 1困難な地下埋設物のある場所。 開肖 塀 ・垣根 ・歩行者道 ・擁壁 ・支柱横など。 橋 の橋脚横など。 (2)ビ ッ トミニエ法 塀 ・垣根 ・宅地 内 ・屋 内 ・高低差 ・の あ る宅地 等、人力 でない と施 工 で きない場所。 6.施 工 手順 (1)う りん坊工法 推進鋼管 の先端 にメタルクラウ ンをセ ットして推 進機本体 の鋼管 アダプタに取付 (ネジ接続)、推進 鋼管 とメタル クラウ ンを回転 させなが ら推進 し、ま た管 の内部 には水 を充満 させ 、排土 を行 う。押 し切 った ら、推進管 と本体 を切 り離 し (排土 が行 れる) 推進機 を後退 させて、つ ぎの鋼管 を鋼管 アダプタに 取付 け推進す る。 この作業 を、計画本数分繰 り返 し なが ら行 う工 法 である (第3図 )。 塩 ビ管 の一工程 の場合 も、推進機本体 に塩 ビ管 を ー 取付 け、塩 ビ管 内部 にオ ガを内装 して排 土 を行 う。押 し切 つた ら、塩 ビ管 と本体 を切 り離 し推進機 を後退 させて、つ ぎの塩 ビ管 を取付 け推進する。 こ の作業 を、計画本数分繰 り返 し行 う (第4図 )。 塩 ビ管二工程 の場合 は、第一 工程 目は鋼製 の誘 導 管 (パイ ロ ッ ト管 )と 先導体 (パイ ロ ッ トヘ ツ ド) を用 い、推進方向 は任意 の方向 に方向修 正可能なパ イロ ッ トヘ ッ ド (360° 回転)に よ り土圧 ア ンバ ラン ス方式 にて修正 しなが らパ イロ ッ ト管 を至1達坑 まで 圧入推進 させる。位置検 出 は、パ イ ロ ッ トヘ ッ ドの ー 内部 に装 備 された高輝度 タ ゲ ッ トを、推進機後部 にセ ツ トされた検 出器 にて目視 にて確認 し読み取 り なが ら行 う。 第 二工程 目ではパ イ ロ ツ ト管 を案内 として推進 ヘ ッ ド ・オー ガお よび塩 ビ管 をセ ッ トす る。 これ らを 用 いて堀削 しオーガにて発進立坑 に排土 しつつ推進 第2図 50 建 設機械 2004.3. する。押 し切 つた ら、塩 ビ管 と本体 を切 り離 し推進 うりん坊による簡易推進工法の概要…“) メ タル クラ ウ ン と推 進鋼 管 をセ ッ トした で 、 発進坑 ニセットし アダプタ 機 を後 退 させ て 、 つ ぎの 塩 ビ管 を取 付 け推 進 す る。 この作 業 を、計 画本 数 分繰 り返 し行 う ( 第 5 図 ) 。 メタルクラウン 1.推 進機 据付 一 工程 ロセ ッ ト パイロットアダプタ ト ランシット 2 VP推 進ヘ ッド推進 メタルクラウン 3 鋼 管到達 メ タル クラ ウ ン回収 到達 した ら、推 進鋼 管後部 にチ ェ ー ン トングをか け、逆 パイ ロット 管 i壁 ■全∠三ニド翠y蟹土 回転 させ 、 推 進鋼 管 を外 しメ タル ク ラウ ン回収 。 メタルクラウン さ や管 3.推 進ヘ ッド到達、回収、管内クリーナセツト パイロツトスイベル 推進 ヘ ッ ド SSPS´、ッド と中 込 を し ます 。 第 3図 さ や管 (鋼管)推 進の施工手順 1 推 進機取付 vP推 4 オ ーガu回 収、管内清掃 進 ヘ ッ ドセ ッ ト 管 ガイ ド SSPSヘ ツド 出El ssPsガ イド 注水 口 第 5図 塩 ビ管推進 二工程方式 の施工 手順 ロッド アダプタ 2.埋 設 管推進 吐出日 推進 ヘ ッド 3 推 進 ヘ ッ ド到達 、 回収 、管 内 ク リ■ナ ー セ ッ ト 第 4図 塩 ビ管推進 一工程方式 の施 工手順 (2)ビ ッ トミニエ 法 先頭管 (塩化 ビニ ル管 VU)に 鋼 製刃先 を取付 、 あ らか じめ設置個所 に深 さ500程度試験掘 りした と ころ に先頭管 を立込み管の周囲 を埋 め戻す。圧入機 設置 し先頭管 上部 に圧入 リング ・チ ェー ン ・圧入 シ リンダ等 セ ッ ト後、 ウォー ター ジェ ットにて水 を噴 射 させ土 を くず しなが らバ キ ュムで土砂 を吸引 し先 頭管 を圧入する。計画深 さまで中間管 ・最終管 ・仮 設管 にて上記作業繰 りし計画深 まで圧入 を行 う (写 真 1)。 極小立坑内 に公共 ます を設置す る。 建設機械 20“ .3.51 うりん坊 による簡易推進工法の概要…(5) 第6図 7.施 工 延長 (うりん坊) ① さ や管 土質が粘性土 ・砂質土の場合、推進延長 は10m 未満。 一 ② 塩 ビ管 工程 土質が粘性土 ・ 砂質土の場合、推進延長 は5m未 満。 ビ 二工 程 管 ③ 塩 ・ 土質が粘性土 砂質土 の場合、推進延長 は20m 未満。 10.お わ りに うりん坊 工 法 お よびピッ トミニエ 法 は、まだ まだ 実施 工 等 を視察 し 社会認知度 が低 いため、各地l_mで ていただ き認識 を高 めたいと思 つてお ります。 また、 短 い延長 での開削 では困難 な ところが相 当あ ると思 うので 、 この方面 での認識度 を高 めるよう努力 して 行 く。なお施工実績 を基 に更なる技術 開発 ・改良 を 重ね、品質 の向上 を行 う所存 です。 今後 ともご支援 ご鞭撻 を賜 ります よう宜 しくお願 い致 します。 8.施 工 掘削長 (ビッ トミニ ) 土質が粘性土 ・砂質土 の場合、標準。日径 φ500 の場合、3m∼ 3.5m。 9.施 工 実績 うりん坊 工法 は、平成 10年10月より平成 15年 3 月まで全国で約 1800ケ所施工 している。 1ス パンあ た りの延長 は1.3mからlomま である。 ピットミニエ法 は全 国で数十 ヶ所 である。 また、施工箇所 の写真例 を写真 1に 示す。 52 建 設機械 2004.3. 【 筆者紹介】 岡山 久 雄 長野油機 い 営 業部 参 事 〒224-CX153 横 浜市都筑区池辺町 3920 934-2921 ‐ L i 045-934-2555 FAX : 045‐ mail:け okai@p■― drn■ com E― スーパ ー ミニ カーブエ 法 … (1) 小口径管推進工法① スーバー ミニカー プエ法 スーパーミニエ法協会 森 田 芳 樹 Yoshiki Morita 1. は じめ に 平成 14年度末 でのわが 国の下水道普及率 は65.2% に達 し、推進工法 による下水道管路施 工の比重 はま す ます小 口径管推進 に移行 してい る状 況 で ある。ス ーパ ー ミニエ 法 は昭和 59年 に小 口径管泥 水推進 工 法 二工 程式 として開発 されて以 来、下水道 の普及 と ともに施 工 実績 を伸 ば し、現在 までにス ーパ ー ミニ エ 法全体 で約 2,000件、施 工 延長 は420kmに 達 して い る。 スーパ ー ミニエ 法 は、小 日径管推進工法での様 々 な問題 点 を解消 した泥水式推進工 法 で、急速施工や 施 工 中の トラブルに対処 で きるように、独 特 の仮管 (誘導管)を 用 い た二工 程方式 を採用 し、長 距離 ス パ ンを高精度 に推進す る ことが可能である。 また、 軟弱粘性土や滞水砂層か ら硬質土、砂礫 ・玉石層 ま ス ーパ ー ミニ」機 をは じめ、小型立坑 で対応す る 「 か らの 回 収 が 可 能 な ス ーパ ー ミニエ ー ス」 「 2.ス ーパ ニ ミ エ 法の概要 ス ーパ ー ミニ カ ー ブ ス ーパ ー ミニエ 法 は、鉄筋 コンクリー ト管 などの 小 口径 高耐荷力管 を泥水式推進工 法 の二工程式で施 工する。安全性、施工 性 の向上 を図るため集中管理 方式 とし、長距離推進 や小 口径管推進 の効率化お よ び リス ク解消 のための二工 程 方式 を採用 して い る。 これは、本設管 の推進 に先立 ち外径 が概ね同一 な仮 管 により掘進 を行 い、掘進機 の到達後、本設管 に置 き換 える方 式 である。 ス ーパ ー ミニエ 法 は呼 び径 2 5 0 ∼5 0 b が適用 範囲 であるが、ス ーパ ー ミニ カーブエ 法 には呼 び径 4 0 0 、 トラ ックク レー ン 機 、岩盤層 や巨礫対応 ス ーパ ー ミニ ロ ッ の 「 ク」機 な どの掘進機 に よ り、幅広 い 地盤 に対 応 している。 ス ーパ ー ミニ カ ー ブ す ることで長距離 ・曲線施 工 を実現 してい る。 ここでは、ス ーパ ー ミニエ 法 をふ まえなが ら、曲 線対応 のスーパー ミニカ‐ブエ 法 につい て紹介す る。 泥水処理 プラ ン エ 法 は、直線施 工 専用 のス ーパ T ミ ニエ 法 の 特長 を生 か し、曲線 対 応型掘進機 、掘進機 の 位 置計 測 システム 、仮 管 の可撓性継手 を付加 0385‐ 9878/K13/¥500/冨 命文/JCLS 発進立坑 第 1図 ス ーパ ー ミニエ法施正 一般図 建設機械 "“ .3.53 (2)施 工精度がよい 掘進位置 の レーザ測量 装置 とパ ソコンによる常 集中管理室 位置計測用パ ソコン 基準 タンク r r r r ・ … ⅢⅢ 線施工で は仮管相互 はボ ル ト連結 により岡1体とな ・ ■ ・│ り、直進性 が よい。曲線 施工では曲線測量装置 と 可撓性 パ ッキンによ り曲 水盛 り式 レベ ル計 線 を推進す る。 (3)施 工速度 (日進量) 光 ファイバ ー ジャイロ 磁力線発信器 時監視 と機能的な方向修 正装 置 を備 えてい る。直 が速 い 口径 の大 きな送排泥 管 やケ ーブルダク トを装備 第 2図 曲 線測量 システム 5 0 0 の 2 機 種があ る。直線部測量 のための レーザ測 量装置 に加 え、曲線部 の測量 のために、光 ファイバ ー ジャイロ と磁力線測量 システムを併用 した位置計 した仮管 を使用 していることにより、作業能率が上 が り施 工速 度 が速 い。 (4)環 境にや さしく、確実な施エ 長距離推進 によ り立坑数 の減少 や工期短縮 がで き、交通 の阻害や騒音 ・振動等 の環境公害 を減少で 測 システム を装備 してい る。 また、仮管 は可撓性 を 付加す る ことで曲線施 工 に対応 してい る。浪] 量シス テム、曲線用掘進機、仮管以外 はス ーパ ー ミニエ 法 と共通 の機器 を使用する。 スーパ ー ミニ カー ブエ法 きる。 また、掘 削状 況 や機 器運転状 況等 のモ ニ タ ー、装置 の制御 をすべ て集 中管理盤 で行 い、安全確 の適用範囲 を第 1 表 に、曲線測量 システムを第 2 図 実 な施 工がで きる。 に示す。 第 1表 ス ニパー ミニカーブエ法適用範囲 適 用 呼 び 径 適 用 上 質 400、 500 砂質土、粘性土、砂礫 ・玉石土 適 用 上 被 り 5m以 内 最小 曲線半径 1∞m程 度 3.ス ー パ =ミ ニ エ 法 の特 長 (1)長 距離推進 が可能 独 特 な仮 管 の 使 用 と滑 材 注 入 シス テム に よ り 200mを 超 える長距離推進が可能。 4.ス ー パ ー ミ ニ カ ー ブエ 法 の測 量 シ ス テ ム と曲線 造成 (1)測 量 システム ス ーパ ー ミニエ 法 では、直線部 は レーザ ー ビーム と特殊受光装置 を用 いて掘進機 の水平 ・鉛直位置 を 把握す る。ス ーパ ー ミニ カー ブエ法での 曲線部お よ びその後 の直線部 では、掘進機 に搭 載 した小型 光 フ ァイバ ー ジャイ ロにより方位角お よび演算 により位 置 を計測す る。 また、内蔵 された磁 力線発信器 か ら の磁力 を地上の受信器 で計測 し、位置 (磁力線発信 器直上位置)の 確認 を行 う。鉛直方向計測 は、水盛 り式 レベ ル計 お よび ピ ッチ ング計 によ り検 出す る (第2図 参照)。 これ らの測量装 置 により、掘進機 の位置だけでな くシール ド機先端部 の方向 が検出で き、立坑上 の集 中管理室 にて常時施 工精 度 が把握で きるため、方向 制御 ・精度確保 を確実 に行 うことがで きる。 (2)仮 管 と可撓性 継手 二工 程方式 のス ーパ ー ミニエ 法 は、一工程 目では 写真 1 ス ーパ ー ミニ機 と推進装 置 54 建 設機械 2004 3. 独特 の仮管 を用 い て掘進す る。 この仮管 には、送排 ︱︱︲︲︲ ︲︲ ︲︲ 一 ス ー パ ー ミニ カ ー プエ 法 … (2) スーパ ー ミニカー ブエ法 … (3) 発進立坑 第 3図 平 面線形 写真 2 仮 管 い る。 ス ーパ ー ミニ ・カー ブエ 法 では仮管 ジ ヨイ ン ト部 に ゴム製止水 パ ッキ ンと土砂侵入防止 ウレタンか ら 。 ー 備 して い る。そ の ため仮 管接 続 時 にケ ブル類 の切 ー 離 しの必 要 が な く、 スム ズ な施 工 が可 能 とな って 方向 : + 5 0 m m 、 鉛直方向 : - 1 0 m m で あ つた。 縣 泥管 の ほか ( 滑 材 注 入 管 、測量 孔 、水 抜 き管 が 内蔵 され て い る。 また、ケ ー ブ ル類 とバ ル ブ 開 閉用 の エ アホ ー ス を仮 管上 部 に収 納 す るケ ー ブル ダク トを装 工 を行 った。第 4 図 に水平方向掘進精度 を示す。図 よ り、曲線部 以 降 ( 8 0 ∼1 5 0 m ) の 水平方向掘進精 度 は最大 で5 5 m m で あ つた。また、到達精度 は水平 40 60 80 100 120 140 160 掘進距離 [ m ] 第 4図 水平 方 向掘 進精 度 なる可撓性継手 を装備 して曲線施 工 に対応 して い る。可撓性継手 は、仮 管接続部 のボル ト締結 により 圧縮状態 にする ことで止水性 を確保 しなが ら可撓性 を持 たせてい る。 6.お わ りに ス ーパ ー ミニエ 法 の ライ ンナ ツプの中で、長距 ー ー ー 離 。曲線施工 を特長 とするス パ ミニ カ ブエ 法 5 . 施 工 事例 平成 1 3 年 1 月 に埼玉 県桶川市 にて施 工 された ス ーパ ー ミニ ・カー ブエ 法 を報 告す る。 につい て報告 した。今後 はこの工法のポイ ン トであ る測量装置 の さらなる改良を行 い、適用範囲 の拡大 を図 つてい きたい と考 える。 ( 1 ) 工 事概要 工 事名称 : 公 共下水道第 1 2 - 2 1 工区築造 工 事 一 施 工場所 : 埼 玉県桶川市鴨川 丁 目地内 工 事規模 : 小 口径泥水 曲線推進工法 ・二工程方式 土 質 φ2 5 0 m m ( 特 厚管) L = 1 5 0 . 8 5 m : N = 2 前 後 の凝灰質粘性 土 土 被 り : 3 . 0 ∼3 . 5 m 縦断勾配 : - 5 % 0 ( 2 ) 掘 進精度 300雨水排水 20mに φ 推進区間には土被り1.0∼ 50ガス管が埋設されていた。そ 道管、φ 管、φ100水 のため発進後 の直線部 におい て、磁力線位置検 出装 置 が受ける埋設物 の影響 をつ かんだ後、曲線部 の施 筆者紹介】 【 森田 芳 樹 スーパ=ミ ニエ法協会 技術部 技 術委員 〒108-8381 東 京都港E区芝 56-1 TEL i 0315439-5414 F 'AX : 03-5439-5415 建設機械 η“ .3.55 ― ― ― ] ケ コムエ法 … (1) 小口径管推進工法① C0311-13 ケ コムエ 法 =「 ケコム ・ビーバー‖工法」・「 ロック ・バイターエ法」= ケコム協会 須 崎 義 晴 Yoshiharu Susakl 1. は じめに ケ コムエ法 といえば、鋼製ケー シング立坑 工 法 と が ら推進管 を推進 します。二工 程 日で も方向修正 が で きるので、礫 質土 で も精度 の 高 い推進 がで きま ほとん どの方が思 われるだろ うが 、ケ コムエ 法 は立 す。 また、先 導体 は0 . 7 m 以下 に分害1 できるので 1 号 マ ンホ ール以上か らの回収 もで きます。 坑構築 と推進 とをシステム化 した工 法 として開発 さ れ、推進工 法 として も1531500m(平 成 14年度末現 在)の 実績があ ります。今 回、低耐荷力方式圧入二 工程式 「 ケ コム ・ビーバ ー Ⅱェ 法」 と鋼 製 さや管方 式泥水式 「ロ ック ・バ イターエ 法」 の 2工 法 を紹介 します。 2.ケ コム ・ビ ーバ ー Ⅱェ 法 ケ コム ・ビーバ ー Ⅱェ 法 は 「 低荷力方式圧入 二工 程式」で、一 工程 目は先導管 で方向修正 しなが ら誘 導管 (パイ ロ ッ ト管)を 圧入 し、二工程 目も方向修 正 ・位置検出機能 をもった先導体 を誘導管 (パイロ ッ ト管)に 接続 して、方向修正 ・位置管理 を行 い な (1)特 長 ① 方 向修正機能をもった先導体 を使 つているの で二工程 目でも方向修正がで き、礫質土で も精 度の高い施工ができます。 ② 排 土に真空ポ ンプを使 っているので、滞水砂 礫地盤でも安定 した排土ができます。 ③ 互 層地盤等方向修正に対する反力が少ない地 盤で も誘導管の抵抗 を反力にできるので方向修 正が容易にできます。 真空排土機 発進立坑 コンプレッサ ー 推進機 第 1 図 全 体配置図 コン トロールユニ ット 到達立坑 1 号 人7 し 以上 写真 1 推 進装置 (ケコム ・ビーバー Ⅱ) 0385-9878/C13/¥500/論 文/JCLS 56 建 設機械 2004.3. 第 2図 第 一工程 ケ コムエ法 … ② ー 力 に礫 を破砕す るのでカッタ トルクヘ の影響 が少 な く、小 さい トルクで礫 を破砕す ることが 油圧ユニ ッ コン トロール で きます。 第 3図 第 二工程 (2)適 応土質 と管径 ① 適 応土質 粘性土 :N≦ 20 砂質土 :N≦ 40 礫質土 :N≦ 40 ② 管径 硬質塩化 ビニル管 :呼 び径 200∼ 350 テ ー パ ー コ ー ンクラ ッシ ヤ 第 4図 テ ーパ ー コー ンクラ ッシヤ 3.ロ ック ・バ イターエ 法 ロック ・バイターエ法 は呼 び径 2000の小型立坑か 鋼製 さや管 ら、400A∼ 800Aの 鋼管 を推進 で きる 「 一 方式泥水 工程式」で、排土方式 は岩盤、礫 ・玉石 地盤 での清水 または泥水循環方式 を標準 としてお り、推進途中で粘性土に変わった場合 は真空排土方 式 (オプシ ヨン)を 使 うこともできる仕様 となって ② 排 土方式に泥水方式 と真空排土方式の 2 つ の 方法が とれます。そのため岩盤、砂礫層では清 水 または泥水方式、粘性土ではエアー と水 を使 った真空排土方式 と土質よって使 い分けること がで きます。特 に粘性土地盤ではエ アーにより カッター面盤の攪拌ができるので、粘性土 によ お り、広範囲な地盤 で安定 した施工が可能です。 戦鎌 離 鮎樵 擬 第 5図 泥 水方式 蝋 写真 2 推 進装置 (RB-4KXIA) (1)特 長 ー ① テ ーパ ー コ ンクラッシヤを先端部 に設けて お り、礫 を効率 よく破砕 します。 コー ンは通常 はカッター軸 と共 に回転 しますが、礫がクラ ッ シャ内に入 ると、抵抗で停止 しカッター軸 の回 転 により上下運動 をします。 この上下運動で強 第 6図 真 空排土方式 建設機械 2004.3.57 ― ― ― │ ケコムエ法…0 る面盤 の閉塞 が発生す ることな く安定 した排土 作業が で きます。 筆者紹介】 【 須崎 義 晴 (昭和 26年 4月 8日 生 ・熊本県出身) ケ コム協会 事 務局 事 務局長 〒7520962 山 口県下関市長府安養寺 1-15-13 ケーデ ィーエ ンジニ ア リング的 内 (2)適 応土質 と管径 ① 適 応土質 砂質土 ・礫質土 ・玉石 ・転石混 じり土 ・岩 盤 ② 管径 鋼管 :400A、500A、600A、800A TEL:0832‐ 46-2376 FAX:0832-41-1310 E― mail:infookcmm nct ケ コム協 会 4 . お わ りに スパン9 c l m 施工 実績 も佐賀県内においてV P 3 1 1 C l1を の推進 を圧入二工程 式 で施工 してい ます。 また、鋼 の型立坑からの推進 製さや管 φ8 0 0 A を呼 び径 2 0 f 1 0 小 を3 現 場施工 してい ます。 今後 の課題 として、呼 び径 1 5 0 塩ビ管推進工法 の 早期実用化 をめざし開発 してい ます。 <代 表者名 > 会 長 宮 崎 衛 <本 社住所 > 〒752-0962 山口県下関市長府安養 寺 1-15-13 ケ ーデ イーエ ンジニ ア リングい内 TEL :0832‐46-2376 FAX:0832-41-1310 URL i httpソ いww kcmm net フ E― mail:info@kcmm net と パーコー ドシステムを中心にOCR・ 音声認識 ・RF―lD 自動認識技術情報 。マシンビジョン ・磁気 /iCカ ー ドなど自動認識技術全般 月刊バ ー コー ド をカバーする我が国で初の専門雑誌です。 対象分野も POS、 物流、OA、 FA,な ど幅広く各分野を 取扱い、掲載内容も、実務にすぐ役立つ最新技術 ・利用技 術を中心に、基礎知識まで、わか りやすく紹介、自動認識 技術の普及 。向上に役立てると共に、その裾野の拡大を目 指すことを編集方針に、視角時代の活字メディアとして ●1り 刊年月日 :1988年 (昭和63年)9月2日 “ "新 ●発 行 日 :毎月2日発行 しいタイプの技術雑誌の誌面構成に心 見てから読む ●発 行 都 数 : 2 0 , 0 0 0 3 「 がけてお ります。 120頁 ●判型 ・総買 : 変 形A 4 判 ・ :2,000円 く 本体1,905円送料別) ●年間購読料 :14冊 (増刊号2冊含) 20,∞0円(税・ 送料込) ●定 価 年間購読のお申し込みは ◎日■I茉出版 本 社 〒113-8610東 京都文京区本駒込6-3-26日 本工業出版LfJレ TEL.03(3944)1181《 t ) FAX 03(3944D6826 hmp:/― nikk● ma‖:inlo‐ n@nikkO pb∞ ip ṕb oOjp/ e‐ 58 1菫言 受″ 美力 戊 2004. 3. 39448001 パ :驚I繁 鱗淵轟朧 締 I電 冬 大 阪 営業所 〒54卜0046大 阪市中央区平野町1-6-8-705 TEL066202)3218 FAX.06● 202)3287 ・ ・ 3KIF「 型)・ (1) 小口径低耐荷力推進機 ス ピーダーエ法 (SR‐ 小口径管推進工法① 。 酬3 小日径低耐荷力推 機 ス ピー ダーエ法 (SR‐ F丁型 ) =低 耐荷力圧入二工程式 スピー ダーエ 法 ( S R - 3 0 F 丁型 ) = スピーダー協会 大 石 益 平 Masuhci Oishi 1. は じめに 21世 紀 は、「 水 の世紀」 とい われ 、 環境 の世紀」「 へ 地球規模 で環境問題 の関心 が高 まる中、下水道事 業 に対 して社会へ の貢献 が期待 されてお ります。 近年 では、下水道管敷設工 事 は幹線 か ら枝 線 へ と 。 移 り、推進工事 も大中口径管か ら小 口径低耐荷力管 へ と推移 してい ます。そのため、市 街 地での小 口径 推進 工事 に於 い ては、輻榛す る既設埋設物対策、架 空線 に よる高 さ制 限、隣接構 造物 、そ して交通事 情、道路幅員 の減少、近隣住民 へ の十分 な配慮 とい 写真 1 つた現場環境条件 が年 々厳 しくな り、立坑用地 の確 保 が 困難 にな ってい ます。 また、現況下、小 日径推進工法 に於 いて も、 コス 管 (リー ド管)推 進 を行 い ます。位置検出方法 は、先 導体 (スピー ダーヘ ツ ド)最 前部 に装着 された高輝 度発 光 ダイオー ドを、推進機後方 に据 え付 けたTV ト縮減対策実施 が急務 であ り、立坑築造費低減 の面 か らも、発進 ・到達立坑 の小型化が重要視 されるよ うにな ってい ます。ス ピー ダーエ 法 は、こ うしたニ モ ニ タ‐付 セオ ドライ トにて目視確認 しなが ら読み 取 る方式 であるため、MAX70m推 進 して ±3mmと ーズ に合 わせて 開発 されました。 次 に二工程 目は、到達立坑 まで貫通 した仮管 (リ ー ド管)の 後方 に、先頭 カ ッター、スク リユー ロ ツ ド、イ ンナ ーチユー ブ及 び敷設用推進管 (塩ビ管) を取 り付 けて、仮管 (リー ド管)を 到達立坑 に押 し 出 しなが ら、先頭 カ ツター にてオー ガ掘削 を行 い 、 スク リユー ロ ッ ドにて掘削土砂 を発進立坑 に排 出 し ここでは、多種多様な工法で築造 される φl,50mm 以下の小型立坑に対 して、 φ150mm∼ φ300mmの 塩 ビ管を、安全かつ確実に推進可能な小口径低耐荷力 型 につい 推進機、圧入 二工 程式 ス ピー ダー SR-30F「 て解説 します (写真 1)。 2.ス ピー ダ ー SR‐30FT型 につ い て 2-1 工 法 の概要 当工法 は、施工の確実性 と高精度施工 を重視 して、 第 1図 に示す ように、仮管併用 二工程方式 を基本 と してお り、一工 程 目 として推進方向 につい て360度 ー 任意 の方向 に容易 に方向修正可能 な先 導体 (スピ ー ダ ヘ ッ ド)に よ り、土圧 アンバ ラ ンス方式 にて仮 0385‐ 9878/03/¥500ノ 論 文″CLS い う高精度施 工が実現で きます。 なが ら敷設する方式 です 。 高精度施工 を要求す る下水本管枝管施 工 を基本 と して、軟弱土、粘性土、礫混 じり上、硬質土 な ど幅 広 い土質対応が で き、平均 50∼ 6omの 推進 が可能 です。 2-2 推 進機 の仕様 推進機については、 φl , 5 0 0 m m の立坑径から発進 型仕様 を 可能な塩 ビ管推進機、スピーダーS R - 3 0 F 「 第 1 表 に示 します。 建設機械 2004.3.59 ・ 。 小日径低耐荷力推進機 ス ピーダーエ法 (sR-30Fr型)・ (2) ス ピー ダ ー ヘ ッ ド 油圧 ユニ ッ ト 塩 ビ推進管 先頭 カッター 回転 ジ ョイ ン ス ク リュ ー ロ ッ ト 推進機本体 イ ンナ ー チ ュ ー ブ 第 1図 推 進機全体 図 要部材 一式 をクレー ン付 4 t トラック 1 台 で搬入、搬 第 1表 仕 方 ス ピー ダーSR-30F「 様 式 発進立坑 ケー シング 圧入二工程式 ライナープ レー ト 上 φl,500mm以 上 φl,500mm以 矢 板 mm(タ テ)×1,51Dmm(ヨコ) φl,5(Ю 到達立坑 0号 人孔以上 (内寸 7511mm以 上) 適応管種 ・管径 塩 ビ管 (スパ イラル継手付直管) 推進距離 ∼ 300mm× 800L φ1 5 t l m mφ 300mm× 1 ∞O L φ1 5 0 m m ∼ φ 7Clm(上 質 ・N値 に よる) MAX60∼ 推進機本体 推 力 294kN 回転力 2,940Nm 寸 法 l,310(全 長)×1,lXXl(全 さ) 幅)×1,340(高 重 量 1,100kg 粘土 シ ル ト・砂質土 ・礫混 じり上 適用土質 0く N≦ 40 礫混入率 30%以 内 管芯高 550mm以 上 適用発電機 25kVA以 上 操作方法 地上 または立坑 内 での リモ ー トコ ン トロール (ワイヤー ド)操 作 2 ‐ 3 工 法 の特徴 ( 1 ) 推 進機 スピーダーSR-30FTは 立坑から発 、 φl,500mmの 進でき、軽量 ・コンパ クトに設計 しているため、必 60 建 設機械 2004.3. 出がで きます。なお、施 工 現場 の条件 により、道路 幅 3 m 以 下 で もク レー ン付 2 t トラ ックで、 2 分 割 に て搬入、搬 出が可能です。 また、運 転面 に於 い て も オペ レー ター 1 人 で、立坑内外 での リモ ー トコン ト ロ ー ル操作 が可 能であ るため 、施 工 人員が削減 で き、経済的 な工法です。 ( 2 ) 低 耐荷力推進 埋 設管推 進時 の先頭 カ ッター にかかる推進抵抗 は、塩 ビ管内 のインナーチ ュー ブ ( ケー シング) お よびスクリュー軸部 に推力 を伝達 させ、塩 ビ推進管 自体 には僅 かな管外周摩擦抵抗 のみ を負担 させ る構 造 になっています。 また、推進管 に作用する推進抵抗力 は、デジタル 表示 の荷重計測装置 によ り、常時チ ェックがで きる ため、塩 ビ推進管 の許容耐荷力内 で推進 で き、施工 に対 す る安全性 も保障 してい ます。 ( 3 ) 幅 広 い土 質対応 ① リ ー ド管推進時 リー ド管推進時 の超軟弱地盤対策 は、ス ピー ダー ヘ ッ ド先端部 の形状が斜切 ヘ ッ ドになってお り、圧 入 ・回転 によ り方向制御 を行 い なが らリー ド管推進 をするため、周辺地盤 を強化す ることがで きます。 さらに、 ス ピー ダーヘ ッ ド重量 は7 k g 、リー ド管重 量 は6 k g と軽量 であ り、土 のみ かけの比重 とほぼ同 一 で あるため 、N 値 が0 ∼ 1 程 の 度 超軟弱地盤 で も 十分対応で きる構造 になってい ます 。 ¨③ 「 ・ 小 口径低耐荷力推進機 ス ピー ダーエ法 ( S R - 3 0 F型) また、泥炭層か らN値 40程 度 の硬質地盤 では、ス ー ピ ダーヘ ッ ドの交換 によつて、対応が で きます。 ② 埋 設管推進時 埋設管推進時 のス ピー ダーェ 法 の基本 は、オー ガ 掘削方式 のため、幅広 い土質対応が可能 であ り、N 値 0∼ 1程 度 の超軟弱地盤 か らN値 40程 度 の硬 質地 盤 まで対応 で き、平均 日進量 も10∼ 15m前 後 の推進 4.お わ りに 私共 は、ス ピーダー協会会員各社 の御協力 により、 小 日径低耐荷力推進分野 に於 い て、さらに厳 しくな る施工 環境 (道路幅員 の狭除、地下埋設 の輻榛、交 通量 の増大 、幅広 い土 質対応 )等 の 克服 、作 業環 境、省力化 の促進、施 エ コス トの縮減化 を計 り、安 全、確実 を絶対条件 として、さらに信頼性 と汎用性 速度 とな ります。 の高 い推進工 法 として確 立、位置付 けで きるよう今 また、透水係数お よび被水 圧の高 い難条件 の滞水 ー 砂層、砂礫層 に対 しては、滞水用 カ ッタ の使用 に 後 も努力 を怠 らず、研鑽 を積 んで い く所存 です8 よ り'寸応がで きます。 また、被水圧 P=0.6∼ 0.7kg/cm2で、透 水 係数 K=102∼ 10 3cm/SCCの 滞 水砂層、礫混 じり滞水砂 層、N値 20以下の土 質条件 の場合 は、埋設管推進時 に泥水加圧方式 スピー ダーパ スエ 法 で対応が で きま す。 【 筆者紹介】 大石 益 平 (昭和 14年 1月 8日 生 ・愛知県出身) ス ピー ダー協会 事 務局長 T442-0807 愛知県豊川市谷 川町中道 H 4 EL i 0533-85-5605 1■ 3.施 工 実績 ス ピー ダーエ 法 は、現在 47都 道府県 で ご採用頂 き、施工実績は平成 16年 1月 現在、ス ピー ダーェ 法 では2400km、 一 方泥水方式 のス ピー ダーパ スェ 法 では 13kmに 達 す るなど、順調 に施 工実績 を伸 ば し つつ あ ります。 現在総機械台数 は491台 をスピーダー協会会員 141 社 の協力 により、全 国各地 で稼動 し、 ライフライ ン の整備 に貢献 してい ます。 FAX: 0533-84-9330 E― mall:speedcコ @spCeder.cojp < 主 なる業務歴 および資格 > 昭和 32年的 熊谷組へ入社。土木機械 の設計、商品開発 を担当。昭和61年日本機械学会賞 を受賞。平成 8年 退職、 同年 8月 帥 ホウシヨウヘ入社。濁水処理装置 の開発お よ びス ピー ダーSPM工 法の開発等 に従事する。 <過 去の執筆実績 > 月刊推進技術、非開削技術、月刊下水道、実用産業情 報、建設の機械化、日本機械学会誌、建設機械 ― ● 優 良技術 図書 案 内 ● 第 4の ものづ くり革命 山 口俊 之 著 A5判 175頁 定 価 :本 体 2,000円 ● モノ造 りの足跡 ― l T 社会 を支 える情報端末誕生秘話 ― 田 電 子 情 報 技 術 産 業 協 会 編 B5判 264頁 定 価 :本 体 3,500円 ● ユニバーサルデザイン ∼超高齢社会 に向けたモノづくり∼ ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン研 究 会 編 A 5 判 272頁 定 価 :本 体 2,800円 お問合 せ は 日本 工 業 出版l l A l売課 販 まで 販 売直通 0 3 ( 3 9 4 4 ) 8 0 0 1 F A X 0 3 ( 3 9 4 4 ) 0 3 8 9 建設機械 2∞4.3.61 エースモールDL工 法 (泥土圧方式一工程式)・(1) 小口径管推進工法① C0312-02 エースモール DL工 法 (泥土圧方式―工程式) =圧 送排土方式 による長距離 ・曲線推進工法= エースモールエ法協会 前 田 公 洋 Kunihiro Maeda 1 . エ ー スモ ール D L 工 法 の概要 本工法 は、高耐荷力方式の泥土圧方式一工程式に 分類 される小口径管推進工法で、その機能お よび適 用等 により、 ヒューム管 の呼 び径 φ2 5 0 ∼7 0 0 m m に 適用可能で広範囲な土質条件に対応 できる 『 標準 タ イプ』 と φ2 , 5 0 0 m m の 円形立坑から発進が可能な 『 分割発進 タイプ』およびN 値 が3 0 未満 の普通 土に 適用す る 『 普通土専用 タイプ』の 3 タ イプがある。 システムは 、先導体、元押装置、地上 ユニ ッ 本 ト、運転操作盤、添加材注入装置等か ら構成 され る。 システム構成 を写真 1 に 示す。 妨げないように非磁性材料 を使用 してお り、推進に 関す る全てのデータを先導体内の多重伝送装置によ り地上の運転操作盤に送出 ・表示 してい る。 管径 の対応は基本 となる先導体 に拡径部品を装着 することにより容易に可能で、DL35は ヒューム管呼 び径 φ250∼ 350mm、 DL50は φ400∼ 500mm、 DL70 は φ6∞ ∼700mmに 適用す る。 2.エ ー スモ ール DL工 法 の特徴 以下に基本原理 と併 せて特徴 を紹介する。 (1)曲 線推進 が可能 直線推進時の位置計測技術であるレーザ ・ターゲ ット方式が適用できない曲線推進時には、エースモ ールエ法独 自の位置計測技術 である 『 電磁法』お よ び 『 液圧差法』により水平位置 と垂直位置を計測す る。 第 1 図 に位置計測装置構成 を示す。 ( 2 ) 長 距離推進が可能 先導体 のカッタヘ ッ ド先端 か ら添加材 を切羽面 に 注入 し、掘削土 を止水性 と流動性 をもった泥土 に変 換 させ る ことで土圧 と水圧 に対抗す る掘肖1 方式 を採 写真 1 エ ースモールD L 工 法 システム構成 先導体 は、掘削 ・排土 ・方向修正機能および位置 検知機能 ( レーザ受光装置、誘導磁 界発 生装置、液 圧 計測装置等 を含 む) を 有 し、長距離推進 に対応可 能 な カッタ駆動装置 を先導体 内部 に設置 してい る。 先導体 の材質は、誘導磁界発生装置か らの磁 界 を 0385-9878/03/¥500扁 斜文/1CLS 62 建 設機械 2004.3. 用 してお り、泥土 は先導体内部 に搭載 した圧送ポ ン プによ り排土管 を経 由 して立坑外 の排土 タンクまで 圧送排土 される ( 圧送排土方式) 。 そのため、長距離 で も排土能 力 の低下が少 ないの みでな く、泥土 の一部 は推進管 と地山空隙部 に充填 され、管周辺摩擦抵抗 を低減 させ るため推進力 の上 昇 を抑 える ことが可 能 である。 第 2 図 に掘削 ・排上方式 ( 圧送排上方式) の メカ ニズ ム を示す。 エースモールDL工 法 (泥土圧方式一工程式)…0) (3)広 範 な土質条件 に対 誘導磁界検出装置 応可能 泥土圧方式 の土圧管理 と レーザ受光装置 ´ 進基準線二 ´ 運動 し、土砂 の取 り込み量 お よび排土量 を制御 で きる ことか ら先端 のカ ッタヘ ッ ゛ .こ ターグ ッ ト面 磁 力線 誘導磁界発生装置 ■ :: ドを変 える ことで 1台 のシ ス テムで粘性 土か ら玉石混 じり土、岩盤 まであ らゆる 地盤 に対応 で きる。また、 圧送排土方式 の採用 により 圧カセンサ 崩壊性地盤、湧水地盤での 地山の崩壊や地下水 の浸入 を防 ぎ広範 な土 質条件 に対 応 で きる。 第 1図 位 置計測装置構成 ー スモ ー ルエ 法 3.エ の適 用領 域 (1)適 用土質 『 標準 タイプ』と 『 分割発 タイプ は 進 』 軟弱土か ら玉 石混 じり地盤お よび岩盤 ま での幅広 い土質 に適用 で き 先導体断面図 (AA) るが、『 普通 土専 用 タイプ』 はN値 30未満の軟 弱土 お よ び普通土のみの適用である。 添加材噴出口 適用土質 を第 1表 に示す。 「 A (2)適 用標準推進長 標準 的に150m∼ 180mの バ ヽ 土 カッタヘッド 長距離推進が可能 な工法で あ り、普通土お よび硬質 土 にお いては250m程 度 まで 添加材注入管 第 2図 掘 削 ・排上方式 のメカニズム 施 工可 能 で ある。 ( 3 ) 標 準曲率半径 第 1 表 適 用上質 土質種別 普通土 [A 硬質土 [B 礫質土 [C 礫 ・ 玉石 岩盤 礫径 礫率 20mm以 下 lo%以 下 75mm以 下 30%以 下 100mm以 下 60%以 下 [D 300mm以 下 60%以 下 [E 400mm以 下 80%以 下 [F 500mm以 下 90%以 下 一軸圧縮強度 10MN/m2以 下 1 2 0 M N / 1 1 1 2下 以 2 5 0 M N / m 2 以下 [G 20MNノm2以 下 [H 4 0 M N ノh 2 以 下 [J 60MN/m2以 下 (注)DL70の 礫径は7Qlmm以 下 近年、小 口径管推進工法 において数工 法 が曲線推 進 を可 能 としてい るが、本工法は最初 に曲線推進 を 実現 した工法であ り、標準 的 にR = 7 5 m ∼ 1 0 0 m の 曲線推進 を可能 として い る。D L 5 0 工 法 の場合 は、 普通土、硬質土お よび礫質土 にお いてはR = 5 0 m も 可能であ り、S 字 曲線お よび複合 曲線 の実績 もある。 ( 4 ) 曲 線推進時 の標 準適用 土被 り 曲線推進時 の位置計測 は レーザ ・ターゲ ッ ト方式 が適用 で きないため、「 電磁法」お よび 「 液圧差法」 によ り位置計測 を行 う。適用標準 を以下 に示す。 支 2004: 3. 63 美麿号を考発力 ・ ・ エースモールDL工 法 (泥土圧方式一工程式)・ 0) ●DL35、 DL70:6m以 最近 の施工実績 として特 に下水道での施工実績が 多 く、平成 1 3 年は3 2 k m 、平成 1 4 年は3 6 k m と なっ 浅 :8m以 浅 ●DL50 上記適用標準 より推進 土被 りが深 い場合、または て いる。 電磁法」 による位 軌道越 し区間での 曲線推進等 で 「 ー 置計測が困難 な場合 は、 レ ザ光 を強制的に屈 曲さ せなが ら位 置計測 を行 う 『 p五Sm』 を適用す る。 4.エ ー スモ ー ルエ 法 の施 工 実績 エ ースモ ールエ 法 は昭和 62年 に開発 ・導入 して以 来、通信 ・下水道等 の分野 を中心 に実績 を重ね、総 推進延長 は平成 14年度末 で335kmで ある。 第 2表 特 徴ある施工事例 長 距 離 項目 ・場所 施工記録 推進条件 曲 線 兵庫県 L=289m(通 信) 宮城県 L=285m(通 信) 北海道 L=2401■ (下水) 東京都 R=50m(下 R=53m(下 東京都 硬 土 質 R=lKXlm× 東京都 水) 特徴 ある施工事例 を第 2 表 に示す。 5 . 今 後 の展 開 一 施 工 実績 も年 々伸 ば してお り、機能面 で 定 の評 価 を頂 けるまでに技術改善 に取 り組 んで来 たが 、今 後 はさらに困難 な施 工 環境 にも対応で きるよ う、 ●立坑 の小型化 ●施 工の高速化 ●適 用土質 の拡大 等 を図 ってい くと共 に、泥土 の減量化 により環境問 題 にも積極的に取 り組 んでい く予定 であ る。 砂礫 シル ト 凝灰岩 玉石混 じり 水) 砂礫 3(下 水 ) S字 曲線 山梨県 礫径 1,500mm qu=124MNIぜ 栃木県 礫径900mm qu=318MN/m2 広島県 礫径 600mm qu=430MN/m2 や さ しい計測 システムの専門誌 筆者紹介】 【 前田 公 洋 エ ースモ ールエ 法協 アイ レック技建爾 閑 筑 波技術 セ ンタ 担 当部長 〒300-3261 茨城県 成県 つ くば市花畑 212 555 FAX: 029-864-4044 T肌 : 029-864-3555 )airec cojp mail:maedmpaire E‐ と特色 本誌は、工業計測の各分野 について、 1.基 礎計測 一物理 ・化学量等基礎的諸量の計測 と分析。 2.計 測 要素 一回路、装置、精密機器。3.プ ロセス 計装 ―計 画、管理、プ ロセス制御。4.自 動化機器 ― サ ーボ技 ●創刊年月日 :1973年(昭和48年)4月5日 ●発 行 日 :毎月5日発行 ●発 行 部 数 :18,000部 124頁 ●判型 ・総頁 :B5判 ・ ●定 価 :2,000円 (本体1,905円送料別) ●年間購続料 :13冊(増刊号1冊含) 22,∝ Ю円(税・ 送料込) 年間購読 のお申 し込みは ◎ 日m工茉轟版 本 社 〒113-8610東 京都文京区本駒込6-3-26日 本工業出版EJレ TEL03(394411181(代 )FAX030m6826 htp://―nkko‐ pb∞jP/ e matthfo n@mkko― pb colp 64 建 設機械 2004.3. 術、 NC、 マテ リアルハ ン ドリング、自 動倉庫. 5. 情報処 理 ―デ ータ処理、電子計算機及びその応用` 以上 5本 の柱 を編集の基本 に し基礎理論か ら事例な ど実務応用面 に至る諸問題を と りあげてお ります。 339448001 大腋 営 業 所 〒5410046大 阪市中央区平野町1-6-8705 TEL066202)8218 FAX 066202)3287 小型立坑発進 先 導体駆動方式推進工法 … (1) 小日径管推進工法① 小型立坑発進 ・先導体駆動方式推進工法 =ア イア ンモ ールハ イパ ー TP75SCL= アイアンモール協会 上 田 耕 嗣 KoJi Ucda 1.概 要 アイアンモールハ イパーTP75SCL工法は、掘削排 土独立駆動 の採用 による優れた掘削性能を誇 り、泥 土圧方式による優 れた切 り羽安定性 などにより礫 玉 石層 ・岩盤層 などで長距離推進 に対応 し、 φ25mの 円形立坑 よリヒューム管 (φ350∼500、1.2m管)が 推進可能 な工 法 である (写真 1)。 2.小 型立坑 か ら長距離推進 近年、市街地での小 口径管推進工法においては、 交通事情、道路幅員 の減少、近隣住民へ の配慮、立 坑用地 の確保 など現場環境が年 々厳 しくな って きて い る。 法は、 φ2 . 5 m アイアンモールハイパーT P 7 5 S C L 工 ー ム ヒュ の円形立坑からφ3 5 0 ∼5 0 0 の 管 (1.2m管 ) が推進可能である。また、先導体 は最大 5 分 割する 4 0 0 ∼5 0 0 ) ことにより2 号人子L ( φ3 5 0 ) 、 3 号人孔 ( φ から回収可能である。 後述す る掘削排 土独立駆動方式 と合 わせて、発進 到達 立坑の小型化 と長距離推進 に対応 してい る (第 1表 )。 寇蒻 3.掘 削 ・排 土独立 駆動方 式 の 採用 ー 掘削 と排土 にそれぞれ独立 したモ タを装 備 した 掘削排 土独立駆動方式 を採用。 カッタ回転 ・掘削 には先導体内 に装備 した油圧 モ ー タを駆動する ことによ り推進距離 によらず一 定 し た掘削 トルクを発揮す ることが可能である。 土砂 を搬送す るスクリュ も専用モニ タにより、掘削 量 に応 じては排土量市1御が容易 に行 え、 カッタの抵 抗 にかかわ らず安 定 した排土 を実現 した (第 1図 )。 写真 1 ア イア ンモールハ イパ ーT P 7 5 S C L 第 1 表 適 用可能 1 ス パ ン推進延長 ( 立坑内 と先導体駆動比較) (几例)Eコ 適匡コ 可 推進距離 分類方式 ・呼 び径 ・適用機種 100 立坑内駆動方式 250-700 高耐 荷力 TP90S 350´-450 泥土圧式 先導体 駆動 方式 120 140 160 : コ TP75SCL 二J 骨材 の種類」 の影響 を受けるため、採用 に当たっては検討 を要す。 土質条件J、「 管材 の種類、耐荷力」、「 (注)可 の範囲 は 「 03859878/f13/¥50K1/論 文″CLS 建設機械 2004.3.65 ︱ 一 小型立坑発進 ・先導体駆動方式推進工法…② 先導体駆動方式 立坑内駆動方式 カッタヘ ッ ド カ ッタヘ ッ ド モ ー タ スクリュコンベ ア ス ク リュ コ ンベ ア 構造 カッタヘ ッ ドとスクリユコンベアが一体 になってお り、スク リュコンベアを回転 させることでカッタヘ ッドも回転 させる。 カツタヘ ノドとスクリユ コンベ アをそれぞれ別のモ ー タで駆 動 させる 機能 同一方向の回転で掘削 と排土 を実施 掘削 と排土 をそれぞれ異なる回転数で制御 で きる。カッタ ト ルクは管径が小 さくて も、他工法 に比べ抜群 に大 きい。 特長 推進距離が伸 びるとスクリュの抵抗 によリカツタの掘削力が 低下する 推進距離が長 くなっても掘削 トルクの低下が ない。 . → 長距離推進へ の対応が可能 第 1図 掘 削排上方式 の違 い 付け、転動 しなが ら切羽前面 で礫 ・玉石 を破砕する。 玉石 は表面小剥離 や表面破砕 を繰 り返 しなが ら、刃 先部 か らクラックが進展 し、破砕 される (第2図 )。 ク スタ た礫破砕能力 を発揮。先述 した掘削排土独立駆動方 式 と合 わせて礫 地盤での長距離推進が可能 である。 デイスクカッタは切羽 に向かって礫 ・玉石 を押 さえ デカ 4.卓 越 した礫 破砕 能 力 500))と大型デ イ 強力 な掘削 トルク (34,300Nm(φ スクカ ッタを装 備 したカ ツタヘ ッドによ り、卓越 し 当 M・ 膵藉 ⑮ 膵 ①表面小片に ② 斜線部分が ③ 2∼ 3分割 ④ 破砕が進行 に 大破砕 破砕 離破砕 剥 第 2図 礫 破砕のメカニズム ズで実績 の あ る大 型 ピンチ弁 と掘 削 添加材 に よる泥 5.優 れ た切 羽 安定性 カ ッタ押付力 ならびにスク リユケー シング内土圧 を検知する ことに よ り切羽 の状態 を把握する ことが ニ ー 可能 となっている。 さらに、アイアンモ ルシ リ 土 圧 方式 を採 用 したため、滞水 地盤 にお い て も切 羽 を安 定 させ る こ とが可 能 で あ り、排 土 量 や滞水 の制 土砂の排出路が広 く、スクリューの回転により土砂が排出されま す。 大型 ピンチ弁内にエアを注入 し、その圧力により任意の状態にす ばや く変化させて土砂の排出路 を狭 くし、上水および排出土の流 量制御を行います。 lb)大型 ピンチ弁作動状態 (a)大型 ピンチ弁全開状態 御 を行 い 、流砂 現 象 に よる切 羽 の崩壊 を防止 す る こ とが 可 能 で あ る ( 第 3 図 ) 。 第 3図 泥 土圧 による切羽の安定 66 建 設機械 2004.3. 小型立坑発進 ・先導体駆動方式推進工法…“) 6 . 地 上 設備 の 小型化 泥土 圧 方式 のため泥水処理装置 などの各種処理設 備が不要であ り、油圧 ユニ ッ トは外部電源 を必 要 と 面積 を小 さ くで きる ( 国交省 排 ガス 1 次 規 制適 合) 。 また 、地 上 設 備 は 車 上 に設 置 す る こ とが 可 能 な た しないエ ンジ ン駆動式 を採用 してい るため地上 占有 場 合 で も施工 可 能 とな ってい る。 め 、特 に市 街 地 な どで プラ ン ト用 地 の確 保 が 困難 な 第 3表 仕 様 ‐´ ‐ 1-‐ ヒューム管呼び径 [mm] ″ \ 工 4 0 0 φ4 5 0 φ3 5 0 φ φ500 泥土 IL式小L]径管推進工法 :1工 程 法 排上方式 [カッタヘ ッド ス クリュ独立駆動方式] スクリュコンベ ア方式 推進距離 ※1 max 50∼ 130(土 質 による) 適用上 質 ・ N 礫 玉 石混 り土、砂、 シル ト 粘上 N 値 = 3 ∼ 5 0 値 1 軸圧縮強度 1 9 6 , 0 0 0 k N / m 3 ( 2 , 0 0 ( ) k y c m 2下 )以 ンス 一 アム ※ 適用上質 礫 玉 礫径 呼 び径の90%以 下 礫 ・玉石含有率 礫 玉 石 含有 率 石 混 り 土 90%以 下 9o%以 下 被 水 圧 kPa 鰈 径 30mm以 上 ( 礫径5 0 m m 以 上は は4 0 % 以 下 ) 4 5 % 以 下) max 58 8 10 6kgf/cm2)(掘 加材 と lll添 ピンチ弁による) ※ 1 本 適用上質、推進距離 を越える場合で も施工可能 となる場合 があ ります ので、 ご相談 ください。 前後調整 ジャッキ 7 . 適 用条件 、仕 様 第 4 図 に外形図 を、第 2 表 に立坑サイズ を、第 3 表 に主 な仕様 を示す。 下 調 整 ジ ャ ッキ 第 4図 TP75SCLの 外形図 第 2表 立 坑標準寸法 (L=12m、 半管推進) 発進立坑 (先導管 3分割発進):内 寸表示 片発 進 ・止水 器 な し ※2 片発進 ・止水器付 ※3.止 両発進 水器な し ※3 止 ※2 両発進 水器付 ラ イナ ー プ レー ト 小型立坑 ※1 φ2,450mm以 上 φ2,552mm以 上 φ2,450mm以 上 2,552mm以 上 φ2,550mm以 上 φ2.552mm以 上 φ2,550mlln以 φ2,552mm以 上 上 矩形立坑の場合 は腹起 しのサ イズによ り異な ります。 ※1 鋼 製ケーシング立坑の場合です。 ※2 止 水器は円弧状 で厚み5 0 m m 以 下の場合 です。 ※3 ヒ ユーム管の押残 し量 を調整 して反転推進、または両到達す る場合です。 筆者紹介】 【 上田 耕 嗣 アイア ンモ ー ル協会 西 日本事務局 技 術部会 〒5 6 1 - 0 8 5 7 大 阪府豊 中市服部寿町5 1 6 6 TEL:06ヽ 6864-2085 FAX:06-6864-7767 E― mail i koLIJi [email protected] < 主 なる業務歴 および資格 > 2 0 0 2 年よリアイア ンモ ール協 会活動 に従事 一級土木施工 管理技士 推進工事技士 建設機械 2004.3.67 電磁波探査技術 …(1) C0308-02 電磁波探査技術 東急建設い 佐 藤 務 Tsutomu Sato 1. は じめに 電磁波 は光 の 1種 であ り、反射 ・透過 ・屈折等光 と同様 な性 質 を有す。電磁波探査技術 は地 中 ・コン クリー ト中においてこれ らの性 質 を応用 して内部状 態 を推定す る ものである。 電磁波探査技術 の特徴 として、 く路面下 の点検 や補修 などメンテナ ンスの必要性が 高 まつている。特 に道路 の陥没や沈下 は都市機能 を 麻痺 させ るだけでな く人身事故 につ ながる恐 れがあ る。 ●非破壊調査法 で ある ●連続 した面 (または線)の デ ー タである ●ほぼ リアル タイム に コンピュー タ映像が得 られ 路面下空洞調査 は、電磁波反射法 ( レー ダ法) に よ り道路 上 を走査す るだけで空洞や空隙 の位置 や深 さを連続 して、 しか もリアル タイムで特定す ること る ●他 の探査法 に比較 して ノイズに強 い ●再現性 が強 くデー タの信頼性 が高 い がで きる。 レー ダで路面下空洞 を調査す る場合、道l l l 縦 断方 などが上げ られる。 我が国の建設業界 に電磁波探査技術が導入 され20 年が経過 し、その間ア ンテナや コン トロー ラのハ ー ドやデ ー タ解析 ソフ トの改 良 が行 われて きて い る が、未 だに探査 技術 の解析 は経験 に左右 されるとこ ろが大 きい。 弊社が電磁波探査技術 を導入 したのは、旧建設省 土 の締 固め管理 システム 土木研究所 との共同研究 「 の開発」 か らで、電磁 波伝播速度 と上の乾燥密度 と を対比 させたこのシステムは、定′ 性的な判定 は可 能 であ ったが , 密 度 の絶対値 を求めるまでには至 らな かった。 その後、電磁波 を利用 して樋 門背面探査、埋設管 探査 を研 究 して い る ときに銀座 で 陥没事故 が発 生 し、東京都 の依頼 を受 け、初 めて路面下空洞探査 と して電磁波 を用 いることになった。 本稿 では、弊社 が実施 してきた建設現場 にお ける 電磁波探査技術 の例 を紹介 す る。 03859878/03/¥50υ論文/JCLS 68 2 . 路 面下空洞探 査 道路 の老朽化や工 事 の増加 に伴 い道路面 だけでな 1彗言 覺〃 美力 曳 2004. 3. 向 に連続 して走査する概査 と概査終了後 デー タを解 析 し、更 に詳細 に調査す る精査 に分 類 される。精査 は l m ピ ッチで格子状 に走査 し、分解能 を上 げ るた め必 要 に応 じてア ンテナ周波数 を高 くする。 また、埋設管調査 の場合 は、管 を横断する方向に アンテナを走査 し、C R T に 表現 された形状 と深度 か ら埋 設管 の位置 を特 定す る。 レー ダシステムの仕様 を第 1 表 に、構成 と調査 フ ロー を第 1 図 、第 2 図 に、路面下空洞調査 に使用す る3 0 0 M H z ア ンテナを写真 1 、 調査状況 を写真 2 に 示す。 第 1表 シ ステムの仕様 コ ン トロ ー ル部 MODEL アンテナ数 記憶装置 プ リ ンタ1//F 外部出力 1/F 電 源 アンテナ部 SIR10A+ 2 MODEL 中心周波数 4ハ ー ドデイスク 出カパルス電圧 300ヽ4Hz 70V セ ン トロニ クス 最大供給電力 RS‐232C 最大出力 5 1W A C 100V 平均出力 o.42mW 204W T R S C コ ン トロ ー ルユ ニ ッ ト 電磁波探査技術…0) トンネル覆 工 背面探査 N A T M 以 前 主流 であつた矢板 工 法 で施 工 された ト ンネルは永年 の湧水 や地山劣化 により覆工 背面 に空 ノー トパ ソコ ン キ ーボ ー ド 洞が発生するなど トンネルの安定性 を損 な う恐 れが ある。 また、覆エ コンクリー トの落下 など重 大事故 が懸念 される トンネルを維持す るためには覆工の厚 みは もとより空洞の位置や大 きさを正確 に把握す る 必要がある。 送受信 アンテナ 1図 シ ステム構成図 現地打合せ 探 査測線決定 参考資料入手 (埋設管図等) 踏査 ・マーキング 現地探査デー タ収録 (概査) 解析 (異状個所 の指摘) 現地探査データ収録 (精査) 解析 (空洞の深度 ・範囲 を特定) サウ ンデ ィング等による確認 報告書作成 ・提出 第 2図 探 査 システム基本 フロニ トンネル覆工 背面探査 は、路面下空洞探査 と同様 にレー ダ法 で効率 良 く覆エ コ ンクリー トの厚 み と空 洞 の位置 。大 きさを探査す るものであ る。 弊社 は以下の条件 を満た していることか ら公募型 技術評価書 を ( 建設省告示第 1 3 9 8 号) 取 得 し、道 路 トンネルのほか鉄道、水路、電力等 の トンネル探 査 で実績 を上 げて い る。 ① 構 造物 ( トンネル覆工 ) を 破壊 せ ず に、覆工 厚 お よび覆工背面 の空洞 の位置 。規模が迅速 に 測定 で きること。 ② 適 用条件が明確であること。 ③ 覆 工厚および覆工背面の空洞の位置 ・規模の 測 定方 法 は 、安全性 が確 保 され、無公 害 であ る こ と。 ④ 測 定機器は、取扱いが簡便であり、十分な耐 久性 を有 す る こ と。 ⑤ 経 済性 に優れ ているこ と。 トンネル覆工 背面探査 と路面下空洞探査 に使用す る装置 ( コン トロー ラ) は 同一 であるが、路面下空 洞探査 は比 較 的深 い位 置 ( 約3 . O m 程度 まで) を 対 象 にす るのに対 し、ト ンネル探査 は深度 1 . 5 m 程度 ま で を正確 に把握 す ることか らアンテナ周波数 の高 い もの ( 5 0 0 M H z ・ 9 0 0 M H z ) を 用 い る。また、覆 工 厚 ・空洞厚 を求めるため、専用 ソフ トによる解析方 法 となる。 写真 1 300MHzア ンテナ 写真 3 、 写真 4 に 探査状況 を示 し、第 3 図 に探査 デー タか ら展 開図へ の解析過程 を示す。 4 . 鉄 筋探 査 鉄筋探査 は電磁誘導法 とレー ダ法 があ り、高架橋 の落橋 防止 のアンカー打設や建築 での後配管 工事 の 事前調査 などに使用す る。 レー ダ法 は路面下や トンネル探査 に使用す るもの では な く鉄筋専用 の 簡易 なア ンテナ ( R C レ ー ダ) 11111呪 写真 2 探 査状況 を用 い る。探査 は対象 とする鉄筋 を横断する方向 に アンテナを走査 し、鉄筋 の映像が現 れた位 置 にチ ヨ 支 2004. 3. 69 交E認を帯美本 ー 電磁波探査技術 … い) 第 4図 RCレ ー ダデ ー タ 写真 3 探 査状況 (全景) 写真 5 探 査状況 写真 4 探 査状況 (ア ンテナ と架台) 5.電 気 。通信 ケ ー ブル探 査 ビルの リニュー アルに伴 う設備 や レイアウ ト変更 のため、 コンクリー ト壁やス ラブの解体、孔抜 き工 事 がある。特 に店舗 やホテルの場合営業 しなが ら工 事す るため、電気 ・通信 ケー ブル切 断 による事故 を 未然 に防がな くてはな らない。 しか し、 これ らのケ ーブルは鉄 筋 の背面や側面 に 接続 されてい る場合が多 く、 レー ダ探査 やx線 探査 で も検 出で きない場合があ る。 電気 ・通信 ケー ブル探査 は レー ダ法 による金 属物 第 3 図 解 析の過程 ( 探査デー タ/ 解 析デー タ/ 覆 工厚 ・空 洞厚展開図) 探査 と併用 して電磁誘 導法 を用 い る。 ケー ブルか らは常時電磁波が発信 され、その電磁 波 を コイルが組込 まれた受信機 で受 け る。受信機 を 電磁波 と直交す る方向に平行移動す るとケーブル直 ― ク等 で マ ー キ ン グ し、 配 上で受信 レベ ルは最大 となる。 電磁誘導装置 の仕様 と探査状況 を第 2表 、写真 6 に示す。 筋 図 を作 成 す る 。 ー ー RCレ ダの デ タ と探 査 状 況 を 第 4 図 、写 真 5 に示 す 。 70 丈 セお 彗言 支 2004. 3. 箋力 電磁波探査技術 … “) 第 2表 電 磁誘導法装置仕様 MODEL BLL-200 探査深度表示 探査精度 3cmヽ 450cm ±2 5cm/30cm 深度精度 ± lo% 自然波受信周波数 12Hz∼ 24kHz 電 源 15V× 4 電磁波 ア ンテナにより切羽前方 の障害物 を事前 に察 知 する もので シール ドエ 事 の安全性 を高めている。 都下下水道工事 に導入 し、既設構造物 や埋 設物 の多 い路線 を無事掘進す ることがで きた。 フ. お わ りに 建設省 との共同研究以来、探査現場数 は3 5 0 件を 超 え、調査距離数 は5 5 0 k m に 及 ぶ ( 平成 1 5 年 7 月 現在) 。その 間電磁波 を用 い て杭長測定や擁壁 ・床 下探査等紹介 で きなか った事例 も多 くあ る。電磁波 探査 は目に見 えない物質 を電磁波映像 の相対的な変 化で推定する手法 であ り、更 に電磁波 の指向性 か ら 深度 ・位置方向 に誤差 も生 じる。 しか し、それ らの 欠点 を除 いても電磁波 は現在最 も優れた非破壊探査 法であ り、今後、様 々の分野 で適用範囲が拡大す る もの と考 えられる。 写真 6 電 磁誘導法探査状況 【 筆者紹介】 佐藤 務 山梨県出身) ( 昭和 2 7 年 9 月 1 9 日生・ 東急建設m 事 業開発本部 新 事業領域推進部 テクノ探査事業チ ー ム リ ー ダ ●〇一 一 機 写真 7 シ ール ド前方探査 6 . シ ー ル ド前方探 査 シール ド掘進 は、地下 の輻襲化 に伴 い既設構造物 との接触や杭基礎、古井戸、廃材 などの障害 物 に遭 遇す ることが多 くなった。 これ らの障害物 はシール ド機 を損 壊 し、工期 を大幅 に遅延 させ るだけでな く 上部構造物 に被 害 をもた らし社会問題 となることも ある。 シール ド前方探査 は、 シール ド機先端 に取 付 けた 〒2 2 9 - 1 1 2 4 神 奈川県相模原市 田名9 8 0 5 TEL : 042-777-2560 FAX : 042-777-7655 cnst cojp E― mail:s,lou― t CChnoCetokyu‐ <主 なる業務歴 および資格 > 昭和 50年東急建設い 入社。同56年 よ り土木技術部技術 開発課 に配属。建設機械 の 開発 に従 事。平成 5年 、技術 研究所 メカ トロ研 究部 に配属。平成 13年テク ノ探査事 業 部 を設立。 <過 去 の執筆実績 > 地下探査 レー ダを利用 した埋設物の調査J、「 液状化現 「 象 による空洞 の調査方法」 な ど。 東 急 建 設株 式 会 社 <代 表者名 > 落 合和雄 <本 社住所 > 〒150-8340 東京都渋谷区渋谷 1-16-14 渋谷地下鉄 ビル TEL:03-5466-6212 FAX 1 03-3406-7891 < 資 本金 > 3 6 , 8 3 3 ( 百 万円) < 従 業員数 > 2 , 7 0 8 名 < 事 業内容および会社近況 > 総合建設業 t2004.3.71 建設機l■ 超高層 ビル建設用 クレー ン… (1) 超高層 ビル建設用ク レー ン │1島運搬機械い 川 西 詠 二 石り Eti Kawanishi 1. は じめ に 今 日の建設業界 では、建築物 の コス ト削減 や工期 短縮 が絶対的 目標 となつてお り、生産性、能率 の向 上のため にさまざまな取 り組 みがな されて い ます。 したがって、 ビル建築 の主 要設備 であるクライミン グクレー ンにも能率 や運転性 、安全性が強 く要求 さ 2.ク レー ン仕様 最大定格荷 重 :157[kN](16t) 作 業 半 径 :最 大 41[m] lt以下) 巻 上 速 度 :0.58∼2.17[m/scc](16t∼ 起 伏 速 度 :平 均 0.33[m/scc] れてい ます 。 旋 回 速 度 :o.5[min l] 昇 降 速 度 : 押出 0 . 0 1 2 [ m / s e c ] 本稿 では2 5 0 m ク ラスの ビル建築現場 の要求 に応 えるべ く当社 が 開発 した従来 の同機種 に比べ 、軽量 引込 0 0 1 7 [ I n / s c c ] 最 大 揚 程 :250m 化、操作性、安全性、メ ンテナ ンス性 をも追求 した 新型 クライミングクレ‐ ンの紹介 を します ( 写真 1 参照) 。 第 1図 JCC― V350S形 全体図 写真 l JCC v350S形 0385-9878/K13/¥50f1/論 文″CLS 72 建 設機械 2004.3. 3.特 長 ( 1 ) つ り上 げ ・着 床 時 の つ り荷 の移 動 量 の最 小 化 従 来 の クライ ミング ク レー ンで は 、 つ り上 げ時 に 超高層ビル建設用クレーン…0) ク レー ンの た わみ の 要 因 には、 ●構 造 部 の たわみ ●起伏 ワイヤ ー ロ ー プの伸 び があ ります。 つ り荷 の移動量 の殆 どはマス トによるものです。 15 182022 そこで、たわみを最小化するため、 ジブ等 の構造 を 見直 し、巻上 ・起伏 ワイヤ ロー プの配置 を工夫 して 25 作業半径 [m] 41 第 2図 定 格荷重 曲線 い ます。 ( 2 ) フ ックの水平 引込軌跡 の高精度 化 ( 第4 図 荷 が前 方 ( または後 方 ) へ 大 き く移動 して しまい ま す。 この移動 量 が 、従 来 の 1 6 t つり上 げ ク レー ンは、 参照) クライミング ク レー ンの多 くは、起伏動作 を行 う と最大半径 か ら最小半径 までの運転の間 にフツクが 約 1 . 5 m 程度 あ りま したが 、本 機 種 で は、約 8 5 c m に 拝「え る こ とが で きま した。 上 下 に移動 します。 これをフックの水平軌跡 と呼 ん でい ます。 フシク= 吊 荷 で あ り、 この上下量が多 い これ は従 来 の 2 / 3 の 移 動 量 にな ります。 一 例 と して 、第 3 図 に、最 大 定 格 荷 重 1 6 t クレー とい っことは、 ●吊荷 の位置決 めが しに くい。 ●引込動作 による、 吊荷 の上 昇分 の動力 が起伏電 動機 に余分 な負担 をかける。 ●つ り荷 の移動量が大 きくなる。 ンを示 します 。 δl=約 220mm E]躙単位 [ ヽ -1 作業半径 [m] 第 4図 フ ックの軌跡 第 3 図 吊 荷の移動量 <つ り荷 の 移動 量 の 減 少 に よる効 果 と原 理 > 荷 の つ り上 げ時 、着床 時 に、つ り荷 を安 定 した状 態 で運 搬 す る こ とが で きます。 そ の効 果 には 、 ●つ り荷 の振 れ量 (移動量 )が 少 ないので安 全 に つ り上 げが で きる。足場 等 の設 備 との接 触 防止 に寄 与 す る。 ●位 置 決 めが 容 易 で あ る。 等 が あ ります。 また、 つ り荷 を移 動 させ ない原 理 は以 下 の 通 りで す (第 3図 参 照 )。 荷 の つ り上 げ ・着床 時 の つ り荷 の移動 は、荷物 を ー 吊 る こ とで ク レ ンにたわみ が生 じるため に起 こ り ます。 ジ ブ を支 持 して い る起 伏 ワ イヤ ロ ー プが 、 つ り上 ー 申び て ジ 荷 重 に よ つて 張 力 が 大 き くな り、 ロ プがイ ブ 先 端 が 移 動 す る。 水平引込軌跡 の高精度化す ることに より、位置決 め性能 の向上 と、余分 な動力 の発生 を極力防 ぎ電気 使用量 の低減が可能 とな ります。 (3)後 部旋 回半径 の短縮 ビルの敷地内 にクレー ンを2∼ 4基 建 てる場合間 題 になるのが後 部旋 回半径 の寸法 です。 ① 巻 上装 置 の簡素化 巻上装置 は、電動機 ・減速機 および ドラムの構成 を変更 しました。 イ ンバ ー タ市1御を採用 し、つ り上荷重 に合 わせて 自動的 に最速 となるよ うに定格速度 が得 られ、軽荷 重時等の作業が高速運転 にて行 えます 。 建設機械 211k14.3 73 超高層 ビル建設用 クレー ン… ( 3 ) ② 起 伏速度 の改善 起伏速度 は、ワイヤロープ掛け方 に新機構 を採用 速 く、作業範 し従来のクレー ンに比べ、1 2 ∼ 1 . 5 倍 囲の大 きい クレー ンでの作業性 が向上 してい ます。 上記 によ り、巻上および起伏装置 を簡素化 し、後 部旋回半径 の短縮が可能 となりました。 ミ 日]燃刑ぎ製 T一 ヽ ヽ ③ 全 動作 イ ンバ ー タ市1御の採用 巻 上 、起伏、旋回 と全動作 をイ ンバ ー タ制御方式 としてい ます。 これにより、運転性能 の向上 と共 に メンテナ ンス性 も向上 します。 従来 の速度市1御にブレーキを用 いて速度 を変化 さ せる ものがあ りますが、イ ンバ ー タ制御 では、モ ー タの回転数 を直接制御 し、速度変化 を行 うため、 ブ レー キのライエ ングは殆 ど磨耗 しません。また、 カ ゴ形 モ ニ タを使用 するため、直流 モ ー タの ようにモ ー タブラシの清掃 、交換 の必要があ りませ ん。 (5)そ の他 一支援装置 ●集約型計器 o 10 20 30 32 作業半径 [m] 第 5図 起 伏 速度 ー 集約型計器 (マルチディスプレイ)は、オペ レ タが ー 一 確認 すべ き計器お よび映像 を 1つ のモ ニ タ で 括 一 ー 表示 する ことにより、 日でクレ ンの状態情報 を 得 ることが可能な装置 として搭載可能 としています。 写真 2 集 約型計器 第 6図 旋 回部配置図 ( 4 ) メ ンテナ ンス部分の低減 クレー ンの 日々のメンテナ ンス作業量 を低減す る ための改 善 に取 り組 んでいます。 改善 の取 り組 みの主 な内容 は、 ① 機 械装置 のシンプル化 使用頻度の高い巻上 ・起伏装置 は、減速機構 の歯 車の潤滑 を最終段 までギヤーボ ツクス式による油浴 にし、メ ンテナ ンス回数 を減 してい ます。 ② オ ープ ンギヤ レス 屋外 で使用す るために、雨による油脂 の脱落やそ れに伴 う油脂 のハ ケ塗 り作業が必要ですが、それら の作業量 の低減のため、オープンギヤ レスの装置構 成 を進めてい ます。 74 建 設機械 2004.3. 4.今 後 の超 高層 クライ ミ ング ク レー ン 更 なる軽量化 が進み基礎 に掛 かる荷 重条件が軽減 され るもの と予想 されます。停止時 ・地震時 で もク レー ンの揺 れが少 な く円滑 な作業が可能な制振装置 を取 り付 けた ものやインター ネ ッ トなどによる遠隔 操作及 びリモ ー トメンテの方向 になって くるのでは ないか と考 えられてい ます。 技術 的 には十分可能 なので、揚程 も300mを 超 え る超超 高層 ビル建設 をするクライ ミングクレー ン も 将来開発 されるであろうと期待 されてい ます。 5.お わ りに 当社 は、今後 も建物 の生産性、能率 の向上 に寄与 す る信頼性 の高 い クレー ンの開発 を進めてい く所存 です。 ( 筆者紹介 はp 7 9 掲 載) 2∞3年 lo月度 建設機械 出荷金額統計 … (1) C0311-12 業 2003年 10月 度 建 設機械出荷金額統計 0日 本建設機械 工 業会 10月の建設機械 出荷金額 の総合計 は、1,159億円 で前年 同期比 33.2%の 増加 となった。内需 は602億 その他建設機械 1.7%増 加 [37億円]の 9機 種 と補 給部 品5.9%増 加 [99億円]が 増加 し、内需 全体 で 円 で27.1%増 加、外需 は557億円で40.4%の 増加 と なった。その結果、内需 は 7カ 月連続 の増加、外需 は 19カ 月連続 の増加 となった。総合計 では 13カ 月 は26.6%の 増加 となった。 外需 につ いて機種別 にみる と、ト ラクタ26.8%増 加 [89億円]、油圧 シ ョベ ル32.6%増 力i[239億 円]、 ミニ シ ョベ ル64.4%増 加 [55億円]、建設用 ク レー ン 122.8%増加 [19億円]、コンクリー ト機械 7.2% 増加 [3億 円]、油 圧 ブ レー カ ・圧 砕機 25%増 加 . 連続 の増加 となった。 機種別 の出荷金額 をみると、道路機械 を除 く9機 種 が増加 となった。 内需 につい て機種別 にみると、 トラクタ124%増 加 [72億円]、油圧 シヨベ ル57.3%増 加 [189億円]、 ミニ シ ョベ ル 19.5%増 加 [64億円]、建設用 クレー ン56.8%増 加 [57億円]、 コンクリー ト機械 57.1% 増加 [17億円]、 トンネル機械 57.1%増 加 [12億 円]、油圧 ブ レー カ ・圧砕機 46.3%増 加 [14億円]、 [6億 円]、そ の他建設機械 Hl.3%増 加 [70億円] の 7機 種 と補給部 品 381%増 加 [70億円]が 増加 し、外需全 体 では40.4%の増加 となった。地域別 に みると、欧州が 19カ月連続 の増加、北米が 7カ 月連 続 の増加、中国 も7カ 月連続 で増加す るなど全 9地 域 中 7地 域で増加 した。 第 1表 2003年 10月 度 建設機械国内出荷台数統計 上段 : 台数 下段 : 前年同期比増減 ( % ) 月単位統計機種 2003年 10月 2 K l l 1 3累計 年 2 0 0 3 年度累計 ( 1 ∼ 1 0 月) ( 4 ∼ 1 0 月) 5 t 2 3, 764 -09 5,233 -33 油圧 ショベ ル ( クローラ式、ホ イール式) 2,319 17,084 479 129 184 ■シ ョベ ,レ ミこ 2,177 16,375 -17 11,891 95 6 166 ホ ィー ル ロ ー ダ ( クロー ラ式、ホイール式) ク ロ ー ラク レー ン アス フ ァル トフ イニ ッシ ャ 12,567 14 99 1000 51 138 50 348 240 24 26 250 建設機械 2004.3.75 2003年 lo月度 建設機械出荷金額統計 … ② 第 2表 建 設機械出荷金額統計 (2003年 10月) 金額単位 :百万円、( )内 トラ ク タ 7,182 124 47,083 65 32,885 8,855 268 83,896 09 58,079 10 小計 16,037 199 130,979 30 90,964 21 国内 18,947 573 149,685 118 109,075 176 419 184,082 447 293 293,157 334 30 33,021 86 547 305 国内 輸出 油圧 シ ヨベ ル ミニ シ ヨベ ル 建設 用 ク レー ン コ ンク リー ト機械 トンネル機械 輸出 23,896 326 262,647 小計 42,843 425 412.332 国内 195 44,486 輸出 5,457 644 58,917 486 小計 11,808 368 103.403 248 75,439 国内 5,742 568 75,827 81 50,000 231 輸出 1,938 1228 22,255 190 14,962 211 小計 7,680 695 -72 98,082 104 -57 64,962 3,323 18,652 226 -55 588 -417 11,196 162 -148 36,649 94 -16 7,954 3,911 26.606 01 571 21,606 206 15,443 305 国内 輸出 内 出 計 国 輸 小 小計 基礎機械 6,351 40 42,418 内 出 計 内 出 計 国 輸 小 国 輸 小 道路機械 2 0 0 3 年度累計 ( 4 ∼ 1 0 月) 2 ∞3 年累計 ( 1 ∼ 1 0 月) 2003年 10月 :前年同月 ・期比増減% 1,686 25,453 343 72 2,589 205 2,029 457 24,195 1,186 571 26,783 206 -17 16,118 59 276 45 6,852 378 5,744 2042 370 33,635 44 21,862 263 363 13,377 157 7,909 62 354 1565 0 1,188 1,698 17141 468 865 268 13,845 172 8,263 89 463 10429 7,354 6,189 6Ю -38 125 -27 16,618 21 11,710 油圧ブ レー カ 国内 圧砕機 輸出 649 25 小計 2,OH 286 国内 3,749 17 35,889 26,079 63 -06 その他建設機械 本体合計 補給部品 総合計 1,362 4,356 輸出 6,978 1113 55,398 40,468 492 小計 727 10、 534 91、 287 66,547 247 国内 50,269 324 450,618 52 316,536 121 輸出 48,704 407 510,407 323 360,115 351 小計 98.973 363 961,025 180 -23 676,651 国内 9,926 59 88,412 輸出 6,972 381 56,381 小計 16,898 172 144_793 61,678 233 -13 40,507 97 05 102.185 28 5,2 国内 60,195 271 539,030 39 378,214 97 輸出 55,676 404 566,788 29,0 400,622 320 小計 115.871 332 1,105,818 154 778,836 201 ω 日本 建 設 機 械 工 業 会 TEL:(03)5405‐ 22880 http://37wW.CCma orjp 76 支整言 交奉 文 2004. 3. 美力 スカイマスターSKll B」 高所作業車 「 ィチコーボレーション /1alァ アイチ コーポ レー シ ョンは、各種電気工事や情報通信工事 、C A T V 工 事 などで活用で きる最大地上高 1 0 9 m の 高所作 スカイマス ター S K H B J を 発売 した。 業車 「 同社従来機種 に比べ 基本性能が向上。 また、市 街地 の狭 い路地 まで入 り込める コンパ ク トボデ イに、安全 ・効率作業 に必要 な各種機能 を標準装備。広 い荷台 と余裕 の積載量 に加 え、収 納箱 など多彩 なオプシ ョン機能 も設定 した。 ■特長 ( 1 ) 作 業効率 向上 に貢献す る基本性能 が 向上 バ ケ ッ ト最大地上高 が 同社従来機種 ( S K - 1 0 A ) 比4 0 c m 増の 1 0 9 m を 確保す るなど、 基本性 能が向上 した。 型 式 ヾケ ツ ト最大地上高 バケツ ト最大作業半径 Skl l131 SK 10A(従 来機種) I転,尉 │ 1015m 82m &6rll バケ ツ ト最大積載荷重 (搭乗人員) ‖ ,唾氏‖野: 100kg(1名 ) ( 2 ) 機 動性 を高める コンパ ク トボデ ィ フ ルブームに も対応 ブーム格納 時 の車高 は、同社従来機種 ( S K - 1 0 A ) 比 1 4 0 m m 減 の2 , 7 0 0 m m ( ク ラス 最低) を 実現。作業時 のジ ャッキ張幅 につい て も1 , 6 2 4 m m ( 前 ) と コンパ ク トに仕上 げ、機動性 を高 めた。 フルブームに も対応。安全 ・効率的 な作業 に貢献す る。 ( 3 ) 作 業性 と安全性 がア ップ 充 実 の各種機能 を標準装備 現場作業 の安全 ・効率化 に必要 な各種機能 を標準装備 した。 ① ジ ャッキ 。ブームインタ■ロック ジヤッキの張 り忘 れや、作業 中のジャッキ誤操作 による事故 を防 ぐ。 ② 信 届具鷲辱た ブ_ ム が格納位置 に来 るとブーム を自動的 に停止 させる。 目測 によ 夢 る微妙 なブー ム位置合 わせ をしないで、確実 な格納操作がで きる。 ③ 100V電 源取出口&拡 底 バ ケ ッ ト バ ケ ッ トに設置 された電源取 出口 より、電動工具や照 明な どが使 える (発電機 は 含 まない)。また、足下 スペ ースを広 くとった拡底 バ ケ ッ トによ り、作業 中の腰 へ の負担 を軽減。 ④ ジ ヨイステ ィック操作 レバ ー 上部操作装置 には、1本 の レバ ーで複数 の操作 が可能 なジ ョイステ ィック操作 レバ ー を採用。能率 の よい作業 が可能 となった。 ⑤ 手 す り&大 型 ステ ップ バ ケ ッ トヘ の乗 降が安全 ・容易 に行 える。 (4)広 い荷台 と余裕 の積載量 豊 富 な収納箱 バ リエ ー シ ヨンをオプシ ヨン設定 車両後方 には必 要 な資機 材 をた つぷ り積載 で きる広 い荷台 を設定。最大積載量 は500kgを 確保 した。収納箱 は左 右 とも標準 で 「1段 式収納箱」 を設 定。 オプシ ヨンで、「2段 式収納箱J、「2段 式収納箱 (下段 2枚 扉)」 、「アオ リJ なども装備 した。 (5)業 務 内容 に応 じて自在 に選択 多 彩 な追加 機能 電線近 くの作業 で安全確保 に貢献す る 「 第 3ブ ームFRPコ ーテ イング」 をc・Dグ レー ドに標準装備。 また、全 グ ニュー トラル検知 イ ンター ロッ レこ ドに 「 キャブ干渉防止装置」、「ジヤッキ 自動張 出 (前後順次作動機能付 き)J、「 ク装 置」 など、業務 内容 に応 じて機 能追加 で きる多彩 なオプシ ョン装備 を用意 した。 ■ グレー ド構成 ■主要諸元 グレー ド 装備 品 イネーブルスイッチ 第 3ブ ームFRPコ ーテ イング A B C ● ● D ブラン ド 型 式 ヾケ ツト最大地上高 ● バケ ッ ト最大作業半径 ● バ ケッ ト最大積載荷重 (搭乗人員) 架装 シ ャシ ー スカイマスターSKllB 10.91n 85m 120kg(1名 ) 20tク ラス / 問 い合 わ せ 先 い ア イチ コ ー ポ レー ション 総 務 部 広 報課 TEL: 048‐781-1100 建設機械 2004.3.77 コマツカ ミンズエンジン、創立 10周 年記念式典 を開催 / コ マツ コマ ツとカミンズ社 ( 米国 インデイアナ州) の合弁会社 である コマ ツカ ミンズエ ンジン ( K C E C ) は、H 月 1 5 日に創立 l o 周年 を迎 え、記念 式典 を執 り行 った。 同社 は、 コマ ツとカ ミシズ両社の優れた技術 と経験 を融合 し、次世代 をリー ドする高品質 ・高性能なディーゼルエ ンジンを製造するた め、1 9 9 3 年に設立 された。以来、同社製エ ンジンは、 コマ ツの建設機械 に搭載 されるとともに、カ ミンズ社 の販売網 を通 じて国内外 の幅 'o2年 B シ リーズ」エ ンジンの累計 1 0 万台生産 ・販 夏には、主力の 「 広 い市場 に提供 され、その品質 とコス ト競争力が高 く評価 されている。 売を達成 し、現在 も販売量を年々拡大 している。 当日の式典では、ユーザ、地域住民、協力企業、コマツグループ関係者など、総勢 130名が出席 した。 念事業を行 った。 ① KCECよ り、小山市に桜の成木寄贈 ●寄 贈 樹 木 :思川桜 (オモイガワザクラ、小山市花)10年生 lo本 式典 に先立 ち、下記の記 念場 :鷲 舅 の H月 翁 T`鑑 と 5日 に て■│││││ も 沼 辺 公 儡 f令 貫 出 席 、 大 水 園 早霙:奈 霧程 開催 した。 コマ ツ、 カミンズ両社 より、小 山市 に電動三輪車寄贈 ●寄贈品 電動三輪車 ( コマツフォー クリフト備 製) を各社 より1 台 、計 2 台 ●寄贈先 小山市 ( 小山市 より市内の福祉施設、サ ンフラワー療護園 に寄贈) 。寄贈式 小 山市長および関係各位 の出席 の もと、1 0 月2 9 日小 山市役所 にて開催 した ■概要 コマ ツカミンズエ ンジン輸 会 社 名 所 在 地 栃木県小山市横倉新田4 0 0 代 表 者 代表取締役社長 石 川忠 1 4 億円 資 本 金 コマツ5 0 % カ ミンズ社 5 0 % 出資比率 小山市羽川の大沼水辺公園にて、桜の記念植樹 を行 う 小山市 ・大久保寿夫市長 (右)と KCEC社 長 ・石川思 設立年月 日 1 9 9 3 年1 1 月1 5 日 事 業 内 容 デ イーゼルエ ンジンの製造お よび販売 1 4 0 億円 ( 2 0 0 3 年 度見込み) 売 上 高 / 問 い合 わせ先 コ マ ツ 広 報 ・l R 部 従 業 員 数 9 0 人 ( 2 0 0 3 年1 0 月末現在) ② TEL 1 03‐5561‐2616 URL:httpプ /www komatsu co.ip/ キャタピラー ブラン ド ・ミニ油圧 シ ョベル に3ト ンクラスの超小旋 回機 を追加 /新 キャタピラニ三菱llAl 新 キヤタピラー三菱 は、キヤタピラー ブラン ド ・ミニ油圧 シ ョベ ルの第 6 弾 として、超小 R E C J A J ( バケ ツト容量 : 0 0 9 m 3 ) を新発売 した。 旋回機 C A T 3 0 3 S R 「 C A T 3 0 3 S R 「R E G A 」 は、国土交通省 の排 出ガス規制第二次基準値 をクリア したエ ンジンを 一 搭載 してい る。大 きなエ ンジン出力や掘削力 により優 れた生産性 を発揮する 方、各部 の強 ー で初めて ブレ カをアタッチメン トとして設定 し、汎用性 度 アップを図 り、超小旋回機 油圧 の向上 も実現。また、リス トタイプレバ ーやリクライニング機能 を持 つ大型 シー トの採用 に よる、快適 なオペ レー タ環境の追求に加 え、作業装 置 の操作すべ てをロ ックする全操作油圧 ロ ックなどが高 い安全性 を確保 している。そのほか、広 い開口面積 を確保 したエ ンジンフー ドにより、地上からのメ ンテナ ンスや 日常点検 の容易化 を図つた製品 となっている。パ ッケ ー ジは 6 種 類 を用意。現場 に最適な仕様 の機材が選べ る。 ■特長 ( 1 ) 優 れ た生 産性 ・汎 用性 CAT303SR「 RECA」 ミニ,由 圧ショベル ① 高 い掘削性能により、固く締め固められた路盤等でも力強い作業が可能。 ② 現 場に最適な仕様の機械を運びやすいよう6 種類のパッケージを用意。また、超小旋回機で初めて油圧ブレーカをアタッチメン 卜設定 としたことにより、 1台 で掘削 ・ブレーカ打ち作業 に対応でき、大幅なコス ト削減を実現。 (2)快 適なオペレータ環境 ① リ ス トタイプレバーの採用により、前のめりにならない自然な姿勢での作業が可能。広 い足元 スペースも確保。 ② シ ー トは、背 もたれ ・座面 ともにホール ド性の高いサイドサポー ト形状のリクライニングタイプ。ビニールレザー採用のため清掃 も容易。 定予定)。国土交通省超低騒音建設機械の基準値をクリア(指定予定)。 ③ 国 土交通省排ガス規制第二次基準値をクリア(1旨 “)高 い信頼性 ・安全性 ① 作 業装置の操作すべてをロックする全操作油圧 ロックを採用。 ② ロ ックレバーでロックした時にのみエンジンが始動するエンジンニュー トラルスター トを採用。 に)容 易なメンテナンス性 / 問 い合わせ先 新 キャタピラー三菱い 広 報課 TttL : 042‐ 764-8622 URL: http://―w.scm cO.jp 78 建 設機械 2004.3. 吉井 勝 敏 日立建機的 資 源開発 システム事業部 技 術部 〒3000013 茨 城県土浦市神立町650 TEL i 03-3830-8100 FAX:03-3830-8221 E― mail:yoshii7 1@hitachi kcnki cojp 坂井 保 之 川崎重工業い 鉄 構 ビジネスセ ンター 土木機械技術部 基 本設計 グル ー プ 主 事 〒675‐ 0 180 兵 庫県加古郡播磨町新 島 8 TEL :0794-35‐ 2137 FAX:0794-35-2139 E― mail:sak江 Ja@khi COjP 吉田 正 博 ( 昭和 4 7 年2 月 2 日 生 ・埼玉県出身) 酒井重工業l k l グローバル生産本部 技 術研究所 開発 グループ 〒3 4 9 H 2 5 埼 玉県北葛飾郡栗橋町高柳 2 6 2 6 TEL:0480‐52-6131《 O FAX:0480-52-0117 嶋野 亨 エ ンビ ・ホ リゾン推進協会 事 務局長 〒103‐ 0 025 東 京都 中央区 日本橋茅場町2-4-9 三和機材帥 内 T肌 : 03-3669-1101 酒井重 工業株 式会社 <代 表者名 > 酒 井一郎 <本 社住所> 〒1050012 東京都港区芝大門 14-8 浜松町清和 ビル TEL :03-3434-3401“ O FAX:03-3434-3419 URL:http7ハ vww sakainct cojp/ <資 本金 > 31億 1,500万 円 <年 商 > 130億 円 <従 業員数> 307名 <事 業内容および会社近況 > 建設機械 の製造販売お よび産業機械 の製造販売、仕入 販売が主な事業。 FAX 1 03-3667-0870 horizon grjp URL:http://17ww cn宙 ― mail i shimanα E― Omatoron cojp く主 なる業務歴 および資格 > アー トエ法協会事務局、JST協会事務局。 石川島運搬機械い 〒1餌― ∞“ 東 京都 中央区明石町6-4 ニチ レイ明石 ビル π L : 03-5550ヽ 5348 一 ● 優 良技術 図書 案 内 進 む流通業務 の IT化 月 刊 バ ー コ ー ドム ッ ク 誌 定 価 :2,800円 (税込 ) ● 自動認識技術活用事例大辞典 月 刊 バ ー コ ー ドム ッ ク 誌 定 価 :3,500円 (税 込 ) 自動認識技術 カタログ コ レクシ ョン 月 刊 バ ー コ ー ドム ッ ク 誌 定 価 :3,500円 (税込 ) ● 図 説 式 読 ん で 納 得 ! 簡 単 に学べ る無線 L A N & 副 u e t o o t h 【改訂版】 日本 電 気0 小 林 佳 和 著 A 5 判 3 0 0 頁 定 価 : 本 体 2 , 8 0 0 円 お問合 せ は 日本 工業 出版m販 売課 まで 販 売直通 03(3944)8001 FAX 03(3944)0389 建設機械 2004.3.79 ¬ 次号掲載予定報文 ■特集① :中部国際空港建設工事 と施 工機械 ○ 国内空港工事 の整備概要 ○ 中部国際空港 の概要 と特徴 O浚 渫工事 の特徴 と施工機械 O護 岸築造工事 の概要 と施工機械 ○土砂供給工事 の概要 と施工機械 ○空港島造成工事の概要 と施工機械 ○空港島道路連絡橋下部工事 の概要 と施工機械 ○空港島道路連絡橋上部工事 の概要 と施工機械 O旅 客 ター ミナルビルエ事 の概要 と施工機械 O舗 装工事の概要 と施工機械 O大 規模埋立工事 における造成管理 システム ■特集② :小 口径管推進工法② Oア ンクルモール ミニエ法 ○ アクモエ法 もしくはアースアローエ法 Oラ ムサス_s工法 O RSS工法 O小 日径推進機L― molc工法 Oマ ルチモールエ法 ■技術資料 O海 洋肥沃化装置 「 拓海」の設置工事 ■新工法 Oテ レスポー クビッ トエ法 の実施工へ の適用 OF―NAVIシ ール ドエ法 Oビ ッ ト発進型非開削管路埋設工法 について Oイ ンターネッ トを活用 した施工支援 システム ■製品紹介 O低 騒音アースオーガー ■業界情報 02003年 H月 度建設機械売上統計 掲載予定報文は編集部の都合で変更になる事があります。 〔 〕 建設機械編集委員会 杉山 庸 夫 '表野 腰越 西上 細谷 村上 横山 邦 彦 勝 輝 雅 朗 輝 夫 伸 一 満 網千 壽 夫 池永 憲 明 石井 正 典 市川 健 作 荏隅幸五千 大塚 浩 一 奥野 昇 金子 勉 加持 俊 二 佐 々木加津也 曽我 彰 萩原 英 樹 萩森 健 治 日置 昌 治 福元 洋 一 古川 博 司 森 秀 文 真中 弘 御手洗良夫 0本 誌 に掲載す る著作物の複製権 上 映権 譲 渡権 .公 衆送信権 (送信可能化権を含む)は 日本工業出版株式会社が保有 します。 ●□ 国 <帥 日本著作出版権管理システム依託出版物 > 本誌 の無断複写 は著作権法上での例 外 を除 き禁 じられてい ます。 複写 される場合は、そのつ ど事前 にい 日本著作出版権管理 システ ム (TELЮ3 3817‐ 5670、 FAX l13 3815‐ 8199)の許諾 を得て ください。 。乱丁、落丁本 は、 ご面倒ですが小社 までご送付 ください。送料小 社負担 にてお取替えいた します。 (東京本社付近図〉 日本 工 業 出版株 式会社 社 ・ 所人 行行 発発 本 編 集 ■本 誌 編 集顧 問 ■本 誌 編 集 委 員 日立建機い 大成建設輸 清水建設い 新 キャタビラー三菱い コマ ツ 鹿島建設い ■本誌企画委 員 l■ l 網干壽夫研究所 吉永機械輸 西松建設い 飛島建設備 西松建設的 東都電機 工業い コマ ツエ ンジニ アリングい 古河機械金属仰 住友建機的 日立造船帥 日立建機い 清水建設い い奥村組 い鴻池組 清水建設的 い大林組 い 問組 飛島建設帥 lal熊 谷組 〒1 1 3 8 6 1 0 東京都文京区本駒込 6 - 3 - 2 6 TEL 03(3944)1181(働 FAX 03(3944)6826 http//1 WW nikkO― pb cojp/ e― mail:infonikkO― pb cojp 大 阪 営 業 所 TEL 06(6202)8218 FAX 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