2014 年 10 月 10 日 報道関係者各位 プレスリリース(報道資料) 東京都千代田区九段南 4-7-15 日本電業工作株式会社 長距離無線LANとカメラが超小型一体化! マルチポイントカメラ監視が 800m 無線伝送で対向 50 万円を実現 日本電業工作株式会社(本社:東京都千代田区九段南 4-7-15、代表取締役社長:岩本眞)はこの度、小型カメラと 長距離無線 LAN システムを一体化させた「Mini カメラ無線 LAN システム」を開発しました。 本システムは、通信費用のかからない無線 LAN「FalconWAVE2.4G」と 2 メガピクセルの小型カメラを 30cm φの筐体に一体化、機器費用もカメラと無線 1 対向を合わせ 50 万円からの販売を可能にしました。また業界最高 の低消費電力特性(5.5W)を活かして太陽光・風力発電を利用した自立電源での運用も選択可能です。 ■製品詳細 http://www.den-gyo.com/solution/solution03_c_g.html 【背景】 近年、防犯意識の高まりなどから、自治体では街頭などに多くの監視カメラを設置する方針が打ち出されていま す。現在整備されているセキュリティーカメラは有線工事で録画装置に接続されている場合もありますが、カメラ 内蔵のメモリーカードに記録されているケースが多く本来見守りに必要なリアルタイム性に欠けています。 【解決した課題】 Mini カメラ無線 LAN システムは、長距離無線 LAN を利用した4カメラのリアルタイムでの見守り監視を可能 にし、クラウドでどこからでもタブレット端末などで見守ることが可能になります。 本システムは地域の見える化による防犯・犯罪抑止対策のほか、太陽光発電施設のパネルや外周監視を始め、河 川や土石流の発生監視や海岸での津波監視など防災対策として、リアルタイムでの遠隔監視システムとして幅広く 利用可能です。 【システムの特長】 低消費電力無線機の特長を活かし、超小型カメラと高指向性アンテナを含めて、直径 30 ㎝にパッケージ化しま した。 通常、カメラを設置する際はアンテナや無線機の配線ケーブルの工事が必要となり、また、アンテナの方向調整 に専門知識が必要となります。Mini カメラ無線 LAN システムではアンテナ・無線機・カメラの一体化に加えてア ンテナ指向性も 70 度であり無線による設置設定作業を大幅に簡易化します。 1.効率的な無線方式 FalconWAVE2.4G の Point to Multipoint 機能により、4 地点のカメラ映像を高画質のまま 1 台の親機に集約 することができ経済的な運用が可能です。 また、FalconWAVE2.4G は 2.4GHz 帯の無線 LAN 回線を利用しているので、無線免許は不要でなおかつ無 線による通信料も掛かりません。更にクラウド利用により、遠隔地でもタブレットやスマホ端末を利用して見 たい部分をモニタリングできます。 2.簡単な設置運用 電柱や街灯などのポール状の物から、建物の壁面など場所を選ばない取付け形状や無線による通信配線工事 が不要になります。またアンテナ利得 7dBi で、かつ半値幅 70°という広角であり設定費用も削減できます。 無線通信用の平面アンテナは、縦/横幅 9.9cm と通信業界最小サイズを実現。筐体の上部蓋への設置はもちろ んのこと、柱やポールなどに取付けても美観を損ねることはありません。これにより Point to Multipoint (1:4)でも 880m の通信を確保することができます。 【Point to Multipoint 実験結果】 3.多様な電源による自立運用 電源確保が困難な場所での監視でも太陽光パネル等の再生可能エネルギーを利用した完全自立電源運用を 可能としています。長距離無線 LAN で業界最高の低消費電力特性 2.5W と低消費電力カメラ 3W を組み合わ せてトータル 5.5W の低消費電力化を実現しました。 【その他の活用例】 ハイブリッド発電による街路灯との組み合わせで、避難路・避難所や関係施設の防災対策を強化 します。監視カメラにより避難路の状況を確認できるうえ、住民の避難状況をリアルタイムで見 守ることもでき、スピーカーと連動することにより安全 なルートを案内することも可能になります。災害監視カ メラとしての利用は、現代の「ディジタル版 櫓”」と言えます。 “火の見 【今後の展開】 製品リリースは 11 月 1 日に決定。現在販売予約を受付中です。 こちらの製品は下記展示会に出展されます。 ・2014 年 10 月 15 日(水)~ 10 月 17 日(金) 「危機管理産業展 2014」 <日本電業工作(DENGYO)について> 1947 年の創立以来、日本の通信事業発展に貢献し、通信インフラの実現を支える技術・製品を数多く創出してきまし た。アンテナ・フィルタといったコアビジネスの研究開発はもとより、中長期的な革新技術の創出にも積極的に取り組ん でいます。資本金:3 億 3,000 万円、売上高:142 億円、従業員数:253 名(平成 26 年 3 月期)。 <本件に関するお問い合わせ先> 日本電業工作株式会社(DENGYO) 担当:マーケティング室 住所:東京都千代田区九段南 4-7-15 e-mail:[email protected] URL:http://www.den-gyo.com/
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