MMM(MikuMikuMoving)の手引き MMM Guidance Ryoichiro Debuchi MMM(MikuMikuMoving) は開発者の樋口優氏が突然開発中止を宣言したため、MMD(MikuMikuDance) の後継ツールとして MOGG 氏により開発が続けられているリアルタイム3D アニメーションツールです。 当初、初音ミクを踊らせることだけを目的として開発されたフリーソフト MMD でしたが、現在は一般的にア ニメーションを作成することができるツールとなっています。 長所:・無料。 ・UI が簡単でわかりやすい。 ・キャラクターや背景、小道具を独立したパーツとして扱えるので、シーンがたくさんあるアニメーションを人 形アニメーション感覚で制作することができる。 ・高度なことができる-キャラクターアニメーション/物理シミュレーション/エフェクトによる特殊効果-プログ ラムができれば独自エフェクトも開発できる。 ・バッチレンダリングではなく、リアルタイムレンダリングなのでアニメーション計算が早い。直接ムービーフ ァイルを作成できる。 欠点:オリジナルキャラクターを作るためには、いろいろなボランティア開発のプラグインやツールを経なけ ればならなく、煩雑である。 ・リアルタイム 3D 描画のため、レンダリング用の 3DCG ソフトで制作したアニメーションとはやはり見劣りす る。 参考アニメ: 慟哭のナイトメア http://doukoku.com/ http://www.youtube.com/watch?v=bHVw3HFmkJI ツールのダウンロードとインストール https://sites.google.com/site/moggproject/mmm MMD ベースで作られたアマチュアアニメ。 慟哭のナイトメア Episode00 MikuMikuMoving OS:Windows XP 以降 以下のものが必要です。インストール時の指示に従ってください。 ・.NET Framework 4.0 以降 ・Microsoft Visual C++ ランタイムコンポーネント ・DirectX 9.0c (2010 Feb 以降) zip ファイルを展開する前に、右クリック⇒プロパティ⇒ 全般⇒ブロック解除を行うこと。 マ ニ ュ ア ル https://sites.google.com/site/mikumikumoving/ : フリーのモデル: MMM にはサンプルモデルはないので MMD をダウン ロードしてください。 VPVP http://www.geocities.jp/higuchuu4/index.htm 1.3 MikuMikuDance(DirectX9 Ver) \MikuMikuDance_v739m\UserFile\Model フ ォ ル ダ ー 内 に 各種 VOCALOID キャラクターの pmd データがあります。 1 http://www6.atwiki.jp/vpvpwiki/ VPVP wiki ここに様々なキャラクターモデル、背景・大道具モデル、小物・アクセサリーモデル、モーション データ、エフェクト(特殊効果プラグイン)等がシェアされています。 MMM 使い方の TIPS 詳しい使い方はマニュアルサイトをご覧ください。 1) モデルデータ読み込みはファイル⇒モデル読み 込み。 2) 拡張ボーンハンドルが使いやすい。ファイル⇒設 定⇒編集⇒ボーンハンドル種類⇒拡張」 3) ボーンの選択は、スクリーンで直接クリックして選択か、タイムライン左の体部位名をクリ ックして選択します。 4) センター/IK->IK 右足/IK->IK 左足 で体の基本ポーズが決まります。 5) 続いて、上半身⇒上半身2⇒首⇒頭 下半身と大雑把にポーズをつけます。 2 6) 腕は右肩⇒右腕⇒右肘⇒… とポーズを付けていきます。 7) キャラクター全体の移動は、ボーン⇒センターバイアスを使います。 8) ポーズを付けただけではまだキーフレーム登録されていません!! タイムラインでフレームが 0 にあることを確かめて、編集⇒選択⇒ボーンのみすべて選択で 選択された部位が赤くなります。 9) 編集⇒フレーム⇒キーフレーム登録でポーズが記録されました。 10) 次に例えば、タイムラインでフレーム 5 を選んで、また必要な部位にポーズを付けてキーフ レーム登録します。これを繰り返します。 11) 下段のプレイバックボタンでアニメーションが再生されます。あるいは、その上にあるスラ イダーで自由にフレームを移動してアニメーションを確認できます。 12) 見た位置そのままがカメラビューです。下段左からカメラアイコンを選ぶとカメラパラメー ターの詳細がわかります。カメラをアニメーションにする場合は、この状態でフレームを選 んでキーフレーム登録をします。 13) 左上の MMM アイコン⇒シーンを名前を付けて保存でシーンファイルが保存されます。シーン にはモデルデータは含まれていないので、データを移動する場合は注意が必要です。 14) ファイル⇒AVI 出力でムービーファイルに保存されます。 その他、背景となる大道具やキャラクターに関連付けさせるモデルを読み込むアクセサリの読み 込み、あるフレームのポーズを別のフレームにそのままコピペできる、ポーズの保存と読み込み、 モーションをそのまま別のキャラクターにコピーできる、モーションの保存と読み込み、音を付け ることができるサウンドの読み込み、モデルの質感を変えたり、炎を映像に追加したりといった特 殊効果プラグインであるエフェクトの読み込み等の機能がそろっています。 もちろん、髪の毛やスカートの裾を動きに合わせて簡単にひらひらさせるといった物理シミュレー ションも可能です。 3
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