平成27年度第2回 総合教育会議 会議録

平成27年度第2回
総合教育会議
1 日
時
平成27年11月24日(火) 10時00分~11時05分
2 場
所
穂波庁舎
3 出席者
(1) 構成員
飯塚市長
教育委員長
教育委員
教育長
会議録
市民会議室1
齊藤守史
上田敬子
大隈恵子、髙石双樹、安永卓生
片峯 誠
(2) 説明のため出席する職員
① 市長部局
・企画調整部
企画調整部長(森口幹男)、総合政策課長(諸藤幸充)、
総合政策課長補佐(藤中道男)、総合政策課担当主査(橋本美紀)
・総務部
総務部長(石田愼二)
・こども健康部 こども健康部長(田中淳)、子育て支援課長(田原洋一)、
スポーツ健康課長(實藤和也)、こども育成課長(鈴木夏實)
② 教育委員会事務局
・教育部
教育部長(瓜生守)、教育総務課長(大庭義則)、学校教育課長(武井政一)、
学校教育課長補佐(山田哲史、末永喜美子)、学校給食課長(新ヶ江一之)、
学校施設整備推進室主幹(大庭良幸)、生涯学習課長(松原克彦)、
生涯学習課長補佐(大久保小百合)、文化課長(久保山博文)、
文化財保護推進室長(毛利哲久)
(3) 書記
・教育部
教育総務係長(松本一男)、教育総務係員(大村和弘)
4 協議・調整事項
議題第4号 「飯塚市教育施策の大綱」の草案について
議題第5号 教育行政について
その他の協議・調整事項
5 議事内容
別紙のとおり
◆平成27年度第2回
総合教育会議
会議録
○飯塚市長(齊藤守史)
皆さまおはようございます。本日は大変お忙しい中、第2回目の総合教育会議にご参加いただきまして
ありがとうございます。今回の会議につきましても、教育委員会の皆さまとの建設的な協議を行いまし
て、今後の飯塚市の教育のために実のあるものとしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い
いたします。
■議題第4号「「飯塚市教育施策の大綱」の草案について」
○飯塚市長(齊藤守史)
それでは、議題第4号「飯塚市教育施策の大綱」の草案についてを議題といたします。
本議題は、前回の会議において、策定方針についてご審議をいただきました教育施策の大綱について
の草案を作成しましたので、その内容についてご審議をいただくものでございます。
内容について事務局から説明をお願いします。
○教育部長(瓜生守)
おはようございます。飯塚市教育施策の大綱の草案として、お手元にA4版縦の資料があるかと思いま
すが、これの1ページをお開きください。
まず1ページ目には、大綱策定の趣旨ということを記載させていただいております。その中には、今回、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正されたことに伴い、この大綱を策定する趣旨について、
そして、大綱策定にあたりましては、飯塚市が平成18年3月に合併し、平成19年に策定をいたしました第
1次飯塚市総合計画に基づいての教育分野、ここに焦点を当て、現在の社会的な情勢、また、飯塚市が抱
える課題の解決のため、新しい視点、柔軟な発想やアイデア、社会の変化への対応力を持ったまちづく
りを進めていく必要があるということを記述いたしまして、最後には法の趣旨を踏まえたうえで、今後
の本市における教育の目標、重点的に取り組む施策、進むべき方向性を市長と教育委員会が十分に協議
し、掲げているという内容にさせていただいております。
次に2ページをお開きください。大綱の位置づけでございますが、これは前回の会議におきまして、こ
の大綱の位置づけをどのようにするかということのご審議をいただきました。それを整理したものでご
ざいますが、これを大綱の中に入れることによりまして、この大綱がどういう考え方でまとめられてい
るかをお示しできるという考えで記載させていただいております。
前回のおさらいになりますが、このベースとなりますのが第1次飯塚市総合計画でございます。その中
で教育として位置付ける必要のあるものを抽出いたしまして、さらに教育委員会が毎年策定しておりま
す飯塚市教育施策要綱の内容を加味した中で、国が策定しております第2期教育振興基本計画を参酌しな
がらまとめた形になっております。
なお、前回もご審議をいただきましたが、現在、飯塚市におきましては平成29年度から先の10年間を
対象とした第2次総合計画を策定中でございますので、その第2次総合計画が完成するまでの間の暫定的
な大綱であるという位置づけから、具体的には2ページの下の方に記載しておりますが、平成28年度、29
年度の2年間この大綱に基づいて教育を進めていくという位置づけをお示しさせていただいております。
3ページから6ページに亘りまして、具体的な大綱の内容に入ってまいりますけれども、まず、この記
述につきましてはいろいろな考え方がございました。全国的な例を見ましても、法の趣旨からいたしま
1
すと市長が定めるものであり、大綱でございますので、教育に取り組んでいく大まかな方向性を示せば
いいということで、非常に簡単に、幹となる部分を数項目記述したような大綱を定めている自治体もご
ざいますし、また、前回ご説明いたしましたように、教育振興基本計画を策定し、それを大綱として定
めているところもございます。こういうところになりますと大綱も30ページ40ページぐらいの非常にボ
リュームの大きいものになります。
他の自治体につきましては、その中間をとると言いましょうか、幹となる部分について具体的にどの
ような教育施策を行っていくのかを記述をしたものがございました。飯塚市の草案として作成させてい
ただきましたのは、そのような位置づけになるかとは思いますけれども、大きな幹になる部分、それに
具体的な施策を記述するということでまとめさせていただいております。
それでは3ページをお開きください。まずは、教育の基本目標ということで記述をしておりますが、大
きく4項目に分かれます。まず1項目につきましては、未来を担う子どもたちの心身ともに調和のとれた
育成を目指すということでございまして、学校教育、また青尐年の健全育成のためにどのような方向性
を持つかということで、青尐年の健全育成さらには地域社会に開かれた学校を目指すということを掲げ
ております。
また、2つめの項目といたしましては、豊かで活力のある生涯学習・生涯スポーツ社会を目指すこと。
3つ目につきましては、これは文化的なものでございますが、多様な文化事業の企画・実施、そして文
化的遺産の保存・活用に努めること。
そして4点目でございますが、今後の社会の方向性と申しましょうか、地域特性を活かした多様な地域
間交流、魅力的な国際交流などの機会の拡大に努め、国際社会に適応できる人材の育成に努める。
これは第1次飯塚市総合計画に記述をした内容でございますが、ただいまご紹介いたしましたような4
点を基本目標として挙げさせていただいております。
4ページをお開きください。基本施策といたしまして大きく2点に分けて記述をしております。
「5-1 主
に子どもに対する取り組み」ということで、主に幼児教育を含めた学校教育、あるいは青尐年の健全育
成の取り組みというもの。それから6ページをお開きください。
「5-2 生涯の各段階を通じて推進する取
り組み」という事で、もうひとつの大きな幹として生涯学習に関する取り組みということを挙げさせて
いただいております。
なお、取り組みにつきましては、先ほどご紹介いたしました国の第2期教育振興基本計画に記述の内容
の順番で整理をさせていただいております。
4ページへお戻りください。主に子どもに対する取り組みといたしましては、
「5-1-1 小中一貫教育の
推進」から、次のページの「5-1-10
基本的施策を支える環境整備」までの10項目に分けて記述をさせ
ていただいております。その中の記述につきましては、主に飯塚市教育施策要綱に定めた内容を表現さ
せていただいております。
続きまして6ページの生涯学習の関係でございますけれども、これも同様の考え方で、「5-2-1
現代
的・社会的な課題に対応した学習等の推進」から「5-2-4生涯スポーツの推進」までの4項目に亘りまし
て記載させていただいているところでございます。
簡単な説明になりますが、以上でご説明と提案とさせていただきます。よろしくご審議方お願い申し
あげます。
○飯塚市長(齊藤守史)
説明が終わりましたけれども、皆さまからご意見をお伺いしたいと思います。
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○教育委員長(上田敬子)
質問です。1ページから6ページまでの右上の部分は「飯塚市教育政策の大綱」と書いてありますけれ
ども、「教育施策の大綱」ということでよろしいのでしょうか。
○教育部長(瓜生守)
申し訳ございません。表記については「政策」ではなく「施策」になります。
○飯塚市長(齊藤守史)
ほかに何かありませんか。意見があったら何でもお願いします。
○教育委員(安永卓生)
内容的には十分押さえられていると思います。このほかに市の方で、いわゆる総合計画以外にも総合
戦略などいくつかの計画が動いているかと思うのですけれども、そのあたりとの整合性もこの中でとっ
ていくような形になるのでしょうか。
○教育部長(瓜生守)
ご指摘のございました総合戦略につきましては、現在、市長部局の方で策定中でございますが、先ほ
どもご説明をいたしましたように、大綱の中では第1次総合計画と教育委員会が策定した教育施策要綱、
この2点をベースにいたしまして、なおかつ国の第2期教育振興基本計画を参酌して作成しておりますの
で、総合戦略に関しては全く反映をしていない状態で草案を作成しております。
一部につきましては総合戦略の中の記述内容とも合う部分がありますが、正確にそこと一致している
かというと、そうではないのが現状でございます。
○教育委員(安永卓生)
総合戦略の部分に尐しかかわらせていただいているのですが、有識者会議の中でも、今までの実績を
かなりご評価いただくような場面もございましたし、今までのことを皆さん認めていらっしゃるという
ように私は理解いたしましたので、今の形でうまく進めていければと思っております。
○教育委員長(上田敬子)
私も大筋でこういう形でよいかと思います。皆さま何かありましたらどうぞ。
○教育委員(髙石双樹)
細かなことになるかもしれませんけれども、3ページに「教育や文化活動は、本市の未来を担う子ども
たちの心と体を育み、人権を重んじ、心豊かで、郷土を愛し」ということで、教育の基本目標が掲げら
れて、この目標のために4ページからの具体的な内容ということだと思います。そうすると2ページの四
角い大きな枠で、飯塚市第1次総合計画の基本構想の1から7までの順番、例えば最初に「1
人権が大切
にされ、個性ある市民主役の協働のまちづくり」というものが出ています。この1から7までの文言に関
しては、基本目標に即するとすれば、全体の順番についても即した方がぐっとまとまっていくのではな
いかという気がするのですが。
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○教育部長(瓜生守)
これについてご説明をいたします。第1次飯塚市総合計画というものが、先ほどご説明いたしましたよ
うに平成19年9月に完成しております。ここの基本構想の中の、施策の大綱ということで書いております
が、1番から7番というのが第1次総合計画の章建ての順番となっております。第4章に「豊かな心を磨き、
未来を開く人権尊重のまちづくり」がございまして、これが大きく教育にかかわる部分なのですが、そ
ういうことで、これは完成した計画中の順番となっておりますのでご理解いただきたいと思います。
○教育長(片峯誠)
今出ましたご意見は、おそらく、この大綱が示されて、それに沿って教育委員会も施策要綱の策定等
に具体的に入っていきますし、市としてもいろいろな大きな計画立てにつながっていくので、それらと
の整合性をきちんと持たせて、市として共通歩調で市長部局も教育委員会も進んでいくべきだというこ
とでありますので、そんな目でこれを見直して、次の総合教育会議の中でご説明ができるような形にし
ていくということで進んでいただけたらと思います。
○教育委員長(上田敬子)
総合計画も平成28年には新たになるので、そういうことも含めて検討していけたらいいと思います。
○教育部長(瓜生守)
先ほど安永委員からご提案がありました件についてお答えをしておりませんでした。
先ほどご提案されました総合戦略につきましては、飯塚市としてまもなく完成すると思いますので、
完成した後にこの大綱と照らし合わせまして、不足分を補う形で再度提案をさせていただきたいと思い
ますのでよろしくお願いいたします。
○飯塚市長(齊藤守史)
それではほかにご意見がないようでございますので、本案件についてはただいまのご意見を踏まえた
内容で準備を進めてまいりたいと思います。次回の会議で大綱の案を提出させていただき、策定に向け
ての協議をしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
■議題第5号「教育行政について」
○飯塚市長(齊藤守史)
議題第5号「教育行政について」を議題といたします。
本議題につきましては、本会議において広く教育行政についての協議や意見交換を行って、今後の飯
塚市における教育に活かしていくためのものでございます。今回は飯塚市の国際交流に関する事業とし
て、サニーベール市との交流についてを議題とさせていただいております。
内容について説明をお願いいたします。
○総合政策課長(諸藤幸充)
それではご説明させていただきます。
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お手元に資料として1枚A3の資料をお配りさせていただいております。これにつきましては表題にござ
いますとおり「友好都市サニーベール市を紹介します」ということで、本年の2月の市報において掲載さ
せていただいた部分をお配りさせていただいております。
左手にございますとおり、国際交流の一環といたしましてサニーベール市との友好交流関係協定を平
成25年12月に締結しております。これにつきましては皆様ご承知かと思いますけれども、一応3年間とい
うことでこの友好協定がされておりますので、来年度28年度12月にいったんこの有効期限が切れるとい
うことがございます。今後の展開につきまして、現在、担当課といたしましてもサニーベール市との今
後の協定のあり方、継続、姉妹都市への発展等々につきまして検討をさせていただいているところでご
ざいます。
現在の状況といたしましては、市報でのご案内にもございますとおり、中学生のサニーベール市との
交流ということで中学生海外研修事業が展開されておりまして、これは昨年の状況を記載しております
が、本年も6月にサニーベール市から飯塚市に見えられまして、また、飯塚市からもサニーベール市へ20
名の中学生が行ったところでございます。そのような形の中で、現在、青尐年育成という形で進んでい
るところでございます。
また、今般この協定を結ぶきっかけとなりました民間ベースでの交流が始まろうといたしておりまし
て、大人の交流という形で話が進められております。サニーベール市の姉妹都市協会と飯塚市にござい
ます友情ネットワークさんとの民間ベースでの大人の交流の事業といったものが今展開をされようとし
ております。
飯塚市におきましても、サニーベール市との交流協定関係がきっかけとなりまして、この12月の市報
でも交流の募集がされていることにつきましてご案内をいたしたく考えているところでございます。ま
た、友情ネットワークさんのホームページにおきましても、大人の交流について飯塚市側からのアメリ
カへの研修への募集を行おうとしているところです。
そのような形で、現在、今後の両市の友好関係のさらなる発展について協議がなされ、徐々に展開が
進んでいるという状況でございます。
以上、簡単でございますが現状についてご報告をいたします。
○飯塚市長(齊藤守史)
続いて、中学生海外研修の内容について説明をお願いします。
○生涯学習課長(松原克彦)
生涯学習課から、中学生海外研修事業についての概要説明をさせていただきます。
お手元に配付しております、カラーで印刷した研修報告書を基に概要の説明をさせていただきます。
この事業でございますが、人材育成事業の一環といたしまして、中学生が海外でのホームステイや異
文化交流を通して、外国の生活習慣、考え方の違い等を実際に体験することにより、国際感覚を養い、
国際的な視野を持って活躍できる人材の育成等を目的とした事業でございます。
当初はオーストラリア、その後台湾に研修地を変えたところではございますが、先ほどもお話がござ
いましたように友好都市協定を結んだこともありまして、平成26年度よりアメリカ合衆国カリフォルニ
ア州に変更し、ホームステイを主体とした研修内容に変更しているところでございます。
研修生は20名でございまして、団長以下随行者4名、総勢24名で行っているところでございます。
資料の1ページをご覧になっていただきたいと思います。1ページから8ページまでカラーで写真を載せ
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ておりますが、1ページにつきましては事前研修の模様を載せております。事前研修を修了した後にサニ
ーベール市に出発をしております。
実際の研修につきましては2ページから8ページの間に載せております。その中で3ページを見ていただ
きたいと思いますが、研修生が一番驚いたところでございまして、いろいろな施設の見学をしましたが、
特にスタンフォード大学の広大な土地に驚いておりました。この敷地の中にはゴルフ場も完備されてお
り子どもたちはびっくりしていました。
次のページをお願いいたします。4ページですが、グーグル本社を施設見学させていただきまして、グ
ーグルの広さや、自由な勤務時間帯で業務に就かれているということにもびっくりしておりました。
それから、6ページ以降についてはホームステイ先等での交流で、1人1家庭のホストファミリーにお世
話になりまして、それぞれのご家庭でいろいろな体験をさせていただいているところを掲載していると
ころでございます。
8ページでございますけれども、ミドルスクール、フリーモントハイスクールなどで学校間交流を行っ
た様子でございます。
9ページにつきましては20名の研修生でございます。
本年度は、嘉穂高等学校附属中学校及び日新館中学校と市立10中学校を合わせまして、12中学校に募
集要項をお配りしました。基本的には飯塚市在住の中学生が対象となっておりますが、12中学校に募集
をかけさせていただきました。残念ながら嘉穂高等学校附属中学校の申し込みはございませんでしたけ
れども、11中学校から36名の申し込みをいただき、試験の結果、上位20位を選考いたしました。その中
で最終的には10中学校から、中には1名の学校や3名から4名の学校など人数は割れておりますけれども、
選考されております。
10ページにつきましては事前研修から事後研修までの日程を記載させていただいて、11ページにつき
ましては研修の行程表を細かく掲載しております。
12ページ以降につきましては、それぞれの生徒の感想文を記載させていただいております。
アメリカでは7日間という短い滞在期間ではございましたけれども、さまざまな研修や体験を実施した
ものでございました。研修生たちは、異国の文化に触れたことにより、
「またアメリカに行きたい」、
「海
外の大学に行きたい」、「英語の勉強を頑張りたい」、「IT関係の仕事をしたい」などの感想を聞いたとこ
ろでございます。研修生につきましては、大きな刺激を受け、新たな希望を抱いた様子でございました。
以上が主なところでございます。研修生の感想文につきましては、ゆっくりご覧になっていただけれ
ばと思っております。
簡単でございますけれども、概要の説明を終わります。
○飯塚市長(齊藤守史)
次に、小中学校での取り組みの説明をお願いします。
○学校教育課長(武井政一)
学校教育課からは、お手元に平成27年度飯塚市立小中学校における国際理解教育の取組についてとい
うA4の写真のついたものを配付させていただいております。この件につきまして説明をさせていただき
ます。
まず、「1
サニーベール市との学校間交流」につきましては、飯塚市内の学校とサニーベール市の学
校で行う交流事業を実施しております。本年度は、6月にサニーベール市から8名の中高生が飯塚市の家
6
庭にホームステイをし、市内の学校で授業や部活動等で交流を深めたところでございます。伊岐須小学
校、庄内小学校、二瀬中学校、庄内中学校、小中一貫校頴田校、日新館中学校、嘉穂高等学校附属中学
校、嘉穂高等学校、嘉穂東高等学校、近畿大学附属福岡高等学校と多数の学校がホームステイや交流活
動の協力校として参加をしました。
次に、「2
各学校での特色のある国際交流活動」でございます。本市内の小中学校で積極的に国際交
流の取り組みをしていただいている学校のうち3つお示しをさせていただいております。
まず、(1)の伊岐須小学校でございます。すみませんが、1行目の「笑顔を」の後の「-。」というのは
タイプミスでございまして、「を目的に」という言葉が入りますので訂正させていただきます。
「古紙を集めてミャンマーに笑顔を」を目的に、飯塚市立伊岐須小学校の児童たちが協力して古紙を
回収して、ミャンマーに学校建設資金を贈る活動を行っております。この活動は今年で14年目を迎えて
おります。
次に、(2)の庄内中学校です。生徒に国際感覚を身につけさせ、国際協調していく態度を培うために、
次のような国際交流活動を実施しております。1つは大洋州諸国、アフリカ諸国等の教員と交流をすると
いうことでございます。2つ目は国際車いすテニス大会へのボランティア活動としての参加でございます。
それから九州工業大学留学生との異文化理解の体験学習を行っております。
最後は、(3)の二瀬中学校でございます。グローバル感覚を持ち積極的に学ぶ生徒を育成するために、
次のような交流活動を実施しております。1つ目は異文化体験・鑑賞会の実施でございます。2つ目は九
州大学生を招いての貿易ゲームワークショップ、それから3つ目はサタデーコミュニケーションによる英
語力の向上でございます。
隣にはそれぞれに関連した写真を掲載させていただいております。
以上、簡単でございますが説明を終わります。
○飯塚市長(齊藤守史)
それぞれの担当の方から取り組みについて説明がございましたけれども、皆様の方で何かご意見がご
ざいましたらお願いします。
○教育委員長(上田敬子)
中学生海外研修の報告会等に参加させていただきまして、子どもたちが日本では経験できない貴重な
経験や体験をして帰って来たと思いますし、また、外から日本を見る、改めて自分の国を見る機会にも
なったのではないかと思います。
本研修は、友好都市という下地があってからのことだと思いますけれども、日頃行くことができない
ようなところに案内していただけたり、それから海外で活躍してある日本人の方と触れ合うことができ
たり、そういう方との交流も通していわゆるキャリア教育、将来に向かって自分の生き方を考えていく、
進路を考えていく、そういうことの大きな1歩になっているのではなかろうかと思います。それから、今
から必要とされる国際感覚を身につけていくという上でも、大切な一歩になってきて大変有効な取り組
みだと思います。
多くの子どもたちが参加できればいいのですが、なかなかそうもいかない面もあるかもしれません。
それで、参加できる工夫とともに、学校間の交流、例えばインターネット等を通じた交流などによって
違いを感じていくというか、そういう取り組みが活発になっていったらいいかなという感じがいたしま
した。
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○飯塚市長(齊藤守史)
そのような話をたくさん聞かせていただければ。
○教育委員(安永卓生)
同じような部分ではありますが、やはり国外に出ての経験や、外を見ることができるということは大
事で、飯塚市内だけでずっと過ごしているとなかなか見えない面がたくさんあります。ですから、そう
いう機会として非常によいかなと思います。
それに、そういう子が帰ってきて、出来れば自分の学校の中でまた広げていくというところや、小中
学校もそれぞれいろいろな活動もされていますから、そういうことをどんどん展開して、トップアップ、
ミドルアップ、ボトムアップとかいろいろな言い方がありますけど、いろいろなところ亘ってこういう
目を培ってもらえれば、飯塚市の中にいて飯塚市が国際都市になれるという感じになってもらえればい
いなと思います。
○教育長(片峯誠)
ありがとうございます。今委員長や安永委員さんがおっしゃったようなキャリア教育やグローバル化
などということでもプラスなのですが、このサニーベール市のもうひとつの良さが、この市で働いてい
る方々はいろいろな国の人たちの集まりなんです。それで、子どもたちも一生懸命に目標を持って成し
遂げれば自分にもチャンスはあるんだなということを実感できる都市なので、なおさら教育的に価値の
あるところだと思っています。
それから、委員長が先ほど、多くの子どもがこんな経験が出来ればとおっしゃいました。まさに私も
そのとおりだと思っています。最終的に目指しているのはグローバルな人材育成ですから、この中学生
海外研修事業も1つの柱ですし、先ほど学校教育課から報告がありましたそれぞれの学校、高等学校も含
めて取り組んでいる国際交流活動も1つの事業ではありますが、あくまでも小中学校において協調学習を
始めとする、自らの考えを日本語できちんと表現できる子どもを育成し、やがて小学校高学年から中学
生に向けて、それを国際共通語である英語を使って、自己表現や自分の考え方を述べることができる人
材を育成することができる教育システムを、飯塚市で今後どのように充実させていくかが本市の目指す
べきところだと思って努力していきたいと思っています。
○教育委員長(上田敬子)
これからの学習に弾みがついたと思います。参加した子ども達は、今おっしゃったように目標もでき
たでしょうし、いろんな人と触れ合って自分の国のことも勉強してかないといけないし、そういう表現
ができるようにしていかないといけない、そして初めて言葉が通じた喜びは感想に書いていましたよね。
そういう気持ちをほかの子にも味あわせてあげたいという気持ちがあります。
学習指導要領の改訂があるので、今審議されていますけれども、小学校での英語教育というのが見直
されて、中学年ぐらいから入れて行こうというようなお話も出ていると思いますが、担任の先生も英語
の授業をしなければいけないということで、勉強をしたり研修をされているわけですけれども、またそ
ういうふうに低学年まで入ってくるとすると、先生方の負担なども軽減する方向で今後考えていかない
といけないのではないかと思います。
改定に向けて準備をしていかないといけないのではないかということも感じることです。今後の方向
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性といいますか、この会議の中でそういう議題を取り上げて話し合っていけたらいいなと思います。
もう大人も切羽詰まっていますよね。外国からたくさんお見えになって話さなくてはいけないので語
学を勉強しようという方も増えていると思うんですけれども、そういうふうに世界が、世の中がどんど
ん変わっていっていますので、早目早目に対応できるような子どもたちを育てていかないといけないか
なと思います。
○教育長(片峯誠)
委員長がおっしゃいますとおり、間もなく学習指導要領の改訂がありまして、小学校3年生、4年生か
ら外国語活動として主に英語の表現を中心とした学びが始まります。週1程度と予測されます。小学校5、
6年生は、現在の時数を増加させると共に教科として導入されて来ますので、教員がそれに対応できるよ
うに力量をつけることと、子どもたちにきちんとした学習プログラムを提供できることがこれからの喫
緊の課題でございます。
実はそういうことも見越しまして、本年の10月から、飯塚小学校を本市のモデル校としてマンツーマ
ン方式でのオンライン英会話という教育プログラムのチャレンジを進めております。外国人の方と小学
校6年生の子どもが1対1で25分間英語だけでやり取りをする、それを月に2コマ、そして事前事後に教育
プログラムが入っています。その中で、実は小学校の先生もそれに参加していただいて、学校にいなが
ら子どもたちに直接単元教育ができる教育プログラムを先生方も体験することで力量アップしてもらう
ということをやっています。来年1月29日に、その授業公開と研究発表をしますので、ぜひご覧いただき
ましてアドバイスをいただいたり、方向性が良ければ他の学校にも広げて行きながら、今ご懸念いただ
いていますことに対応できるように努力していきたいと思っています。
○教育委員長(上田敬子)
併せてALTの活用のあり方とか、留学生の方がいらっしゃるので、そういう方々の人材の活用とか、い
ろんなことを考えていかれるのではないかと思いますので、この会議でもそういう知恵を出し合ってい
かないといけないなと思います。
○飯塚市長(齊藤守史)
オンライン英会話のプログラムの相手はプロですか。
○教育長(片峯誠)
はい。プロです。
今委員長が言われた件は、特に九工大の方とご家族にもご協力いただきまして、人材登録をいただい
ていらっしゃる方は小学校の方に行っていただいて、直接生の英語で会話ができる機会を作っていただ
いています。
○飯塚市長(齊藤守史)
色々な意見をお出しいただいた方が、それぞれ計画を策定している当局としても助かる部分があるの
ではないかと思います。何でもよろしいですのでお話いただければ。
○教育委員(大隈恵子)
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この国際交流は素晴らしい事業だなと思います。
思い返していたのですが、最初はオーストラリアから始まり台湾、そしてアメリカ。ホームステイが
中核にあって、国際交流をはじめ、いろいろな経験を積んで視野を広げるという中で、一時期なぜ台湾
になったのかなということを考えると、できるだけたくさんの子どもたちに経験をさせてあげたいとい
うところがあって、でも結局地域柄なのか、近いというところもあってなかなか希望者が集まらなかっ
た。いつまでこのサニーベールが続くかはわかりませんけれども、最終的には一番いい取り組みの形に
はなっているのだろうなと思います。
教育長も委員長も、できるだけたくさんの子どもにというふうにおっしゃっていましたけれども、や
はり参加するにはかなりのお金が必要になってきますよね。やはり行ける子どもが限られてくる可能性
もあります。もちろん行かないと経験ができないという事はありますが、家庭的にお金が出せない子ど
もに対して、本当に行くべき力があって行かせてあげたいような子どもに対する施策というか、もっと
いいものがあればいいなと思います。また、先ほど安永委員さんが言われたように、帰ってきた子ども
が、どう地元の子どもたちに還元して、同じような感覚、行った感覚は味わえないですけど、行けない
けれども将来に向けて展望が広がるような改革というか、そういうものができるといいなと思います。
○教育委員(髙石双樹)
今年も去年も出発式と解団式に参加しました。いってらっしゃいの時と子どもたちがバスに乗って帰
って来たとき、安心と緊張感からホッとして、疲れて帰ってくる様子は伺えるのですけれども、その中
にも帰ってきた子どもたちの目が疲れた中にもキラッとしていて、それはきっと、本当にいろいろな刺
激をいっぱい受けて、たくさん学んで帰ってきたんだろうなということが、すごく目に見えて実感でき
るものですから、解団式の時は胸がギュッと締め付けられるような思いがあります。
それも教育長さんがおっしゃったように、参加した生徒さんの感想の中にも、中国系の人やヨーロッ
パ系の人などいろいろな人がいて、お互いに理解し合いながら生活しているということをきちんと見て
とっている子どもたちもいるから、そういうことがきっと国際交流の幅を広げるんだろうなと思います。
同時に、それが英語教育に力を入れられるということと、コミュニケーションの能力という意味では、
これはもう先生方の方がよくご存じと思いますが、それゆえにベースとなる国語、母語といって、最初
に考えを言葉に変換して、それを英語教育で英語に翻訳して表現するということですから、ベースのコ
ミュニケーション力が無いとそれが英語に反映されていかない。頴田のプロジェクトの時に、子ども達
が詩を暗唱して大きい声で発表してくれると本当に突き刺さってくるようなものがありました。そうい
った国語の教育を併せて、国際交流が大事だからこそ自分の国の言葉や文化に繊細である、そんなこと
を併せ持った英語教育のプログラムのようなものが求められたらいいなと思います。
○教育長(片峯誠)
そのとおりです。私も全く同感で、ややもすると日常の生活に必要な会話ありきみたいな流れもあり
ますが、そうではなくて、私も髙石委員さんと同じ考えです。
先ほど、小学校の外国語活動を今後どのように充実させていくかについて言いましたが、先日、学校
開放日に市内のある中学校の授業を見に行きましたら、今までの英語教育とは違って、活用することが
できる英語の力ということで、学ぶべき単語を先に子どもたちに徹底反復学習で学習させていました。
英語を日本語として理解して、それで何とか表現しようとすることを大事にしながら、そしてより上手
に相手に伝えるために文法が必要だということで教科書の単元学習に入っていくという大きな単元計画
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の中で、新しい中学校の英語の学習のスタイルを組み立てているんですね。そういうことを今年の6月の
研修会でも市内の中学校の英語の教員全員に研修として位置づけたのですが、早速現場そうやってチャ
レンジしてくれる人が出てきましたので、そういう授業の流れを飯塚市の中学英語の主流にしたいと思
っていますが、そのためには日本語での理解がないと置き換えができないのでなおさら小学校でのコミ
ュニケーション能力の育成、これも併せてやっていくことの必要性を私も感じています。
○教育委員(大隈恵子)
共感しました。日本語を知る、勉強するということもあるのですが、大事なのは先ほどの教育施策の
大綱の中にも「郷土を愛して」という言葉があるように、やはり世界に広げるためには、先ほど髙石委
員さんが言われたように、日本の文化を学んで、もちろん飯塚の歴史や文化もきちんと、飯塚人として
アイデンティティといいますか、それをきちんと育てていくということもとても大事になるのではない
かなと思いました。
サニーベールに行った学生さんたちが、いかに自分たちが学生として日本のことを知らないかという
ことを感じた、ということを発表会でも言っていたので、もっと日本のことをきちんと勉強して、言葉
にできるようにするためには、やはり日本の文化を知るということが大事なことではないかなと思いま
す。
○教育委員長(上田敬子)
おそらく日本のことについて聞かれたりしたと思うんですよね。だけど、文化でも歴史でも何でもは
説明できないんですよ。ちょっと私にもできませんけども。それでやはりそういう勉強をしっかりして
おかないと。
外国の子どもたちは自分の国のことをしっかり知っていますよね。誇りを持って勉強しているのでし
ょうね。そういうことは日本も学んでいかないといけないですよね。
○教育委員(安永卓生)
全くそのとおりだと思います。
大学の方でも、最近でいうと「コンピテンシー」というキーワードがありまして、その中で大きく3つ
あると思います。
1つは、コミュニケーション能力、これは英語も含めたところですけれども、自分が考えていることを
きちんと言葉で表現して相手と通じ合うためのものとしてのスキル。
それから2つ目が、自律学習というか、自ら必要なものを学び続けることができる力ですね。
3つ目が、異文化享受という言い方をしますけれども、お互い異なっていることを前提として、その異
なっていることを、コミュニケーションを通じてお互いが享受できること。
この3つを持っていることがコンピテンシーを持っているということ。それでコンピテンシーとは何か
というと、これはアメリカの凄さを感じるところなのですけれど、アメリカでは学問化していて、成功
している人たちがどういうスキルとアティテュード、態度を持っているかというような研究をしていま
す。その中で生まれてきたひとつのキーワードがコンピテンシーで、そういうものを持っている人は成
功しているということが言われています。
それが今、大学の教育の中で求められていますので、それの基礎になる部分が小中学校の中でしっか
りとできていければというところかなと思います。
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先ほどのサニーベールの話の中で教育長がおっしゃったように、要はいろいろな人達が一緒に生活し
て、一緒に仕事をし、生活をして過ごしている。それが世界としての標準であり、それを理解できると
いうのがやはり成功するうえでの態度として非常に重要なことなんだというようなことが言われていま
すし、大学の中でもそれをどうやってやろうかということが問われています。
もうひとつ、先ほど学習指導要領の話がありましたけれども、大学にとって今一番言われているのは、
平成32年、2020年のいわゆる高大接続、センター入試がなくなって新しい入試に変わる。そのときに大
学側がどういう学生を選ぶべきかといった時に、いわゆる学力ではない力をきちんと見てとりなさい。
これはセンター試験が新しくなって学力は全部そちらで見る、その中で物を考える力であるとか、そう
いうものを見るから、大学はもう尐し別のことで見てとりなさいという、その中にも多様性も含まれま
すし、そういう流れになってきています。それが、今の中学1年生が大学進学する時ということになりま
す。ですので、今の小学校、中学校、特に小学生はもうそのままそういう流れの中になります。
また、全国的に見ると、今、大学進学率は6割弱になっています。九州地区は尐し低くて4割強くらい
かと思うのですけれども、そこの違いということも、地域的なものとしても問題なのかどうかはわかり
ませんが、意識としては尐し考えるべきところがあるかとは思いますし、そういう中で、小中高大、幼
も含めたところで飯塚市の中でうまく施策が回っていって、十分に活躍、もちろん飯塚市で活躍して、
あるいは外に出て活躍してまた飯塚市に還元してくるような形が取れればいいのかなと思いますので、
まさにこれから小学校、中学校は変革せざるを得ない時期に入ってきているというところかと思います。
これはもう、出口としての企業さんの方も大学に求めるものが大きく変わってきていますし、就職活
動においても、明らかにどういう人間が欲しいかが変わってきていますので、理系においても。ですの
で、その辺も含めて今後考えていくことが必要かなと思います。
○飯塚市長(齊藤守史)
今のお話を聞けば、これからの受験というものが中学1年生から大きく変わるわけで、そういう意味で
は人間というものというか、自分の意見は自分の意見として言えるとか、また、社会生活の中で社会規
範を守れることが今まで以上に必要なことになるのでしょう。
この前テレビを見ていた時に、海外の大人の普通の会話の中で、ボランティアポイントが足りないか
らボランティアをしなくてはならないという内容が出てきたのだけど、向こうの社会をあまり知らない
のでわからないのですが、そういう社会なのかな、大人の一般社会人がボランティアというものに携わ
ってポイントを持っておくというのは。ご存知の方おられますか。
○教育長(片峯誠)
よろしいですか。サニーベール友好都市協会の方と、日本とどうしてやりとりをしたいのか、そして
飯塚でいいのかという当初の話し合いをしたときに、今、市長さんがおっしゃったことを日本の文化か
ら学びたいということでした。
向こうには、人の役に立つ生き方をするという基本的な教育観は根づいてないそうです。わかりやす
く言うと個人主義、自分がしっかりしてやっていくんだ、将来不安定な人はその人の努力が足りないん
だという意識を持った若者が多い。それに比べ日本は助け合おうとすることだとか、社会貢献をしよう
とするような風土というか文化がある。
そのことも交流する中で、サニーベールの子どもたちに学ばせたいということで日本、そして飯塚と
いうことでした。
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○飯塚市長(齊藤守史)
ポイントがないからやっておかないといかないということは、やっている人が尐ないからということ
ですね。逆と思っていました。アメリカの人たちはボランティアの意識が高く、持っておられるのかな
と思っていたけど、低いからそういう流れになっているんですかね。
○教育長(片峯誠)
ご存じの通り、サニーベールの中でも貧富の格差が大きくありますので、そこをなんとか、一緒に同
じ市民としてやっていこうとするような市になっていかないと、これ以上の発展はないと考えておられ
るようでした。もともとその意識がないのでポイントを与えてでもさせようというのが他国のことだと
思います。
○飯塚市長(齊藤守史)
学校ではできていますか。
○教育長(片峯誠)
頑張って豊かな心を育てようとしています。
○教育委員(髙石双樹)
そういう意味では、先ほどの学校教育課の方から市内の国際交流の活動で報告いただいた中には実際
にそういう取り組みが見えますね。伊岐須小学校の活動は14年というのはすごいですね。
○教育委員長(上田敬子)
地域にそういう活動されている方がいらっしゃって、そのお手伝いをするということと、ミャンマー
から来られた九工大の留学生さんが、自分の国の話を子どもたちにしてくださって、自分たちに何かで
きることはないかなということで、そういう地域で活躍している方のお手伝いという形で古紙回収とい
うことが始まりました。
○飯塚市長(齊藤守史)
もう何校か出来上がっていますよね。1校だけではなくて。
○教育委員長(上田敬子)
そうですね。伊岐須小学校の名前が入った学校もあると聞いています。
○教育委員(髙石双樹)
伊岐須小学校に行くと活動の様子が貼ってありますもんね。
○教育委員(大隈恵子)
14年も続いているんですね。すごいですね。
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○教育長(片峯誠)
やはり日本人としても、飯塚の文化としても誇れる要素だと思います。ありがとうございます。
○飯塚市長(齊藤守史)
それでは、それぞれのご意見が出たようでございますので、協議に関しましてはこれで終了してよう
ございましょうか。
(はいの声)
○飯塚市長(齊藤守史)
では、今回の会議はこれで終了いたします。
署名委員を指名いたします。上田委員長にこの会議録の署名をお願いしたいと思います。
○教育委員長(上田敬子)
はい。
○飯塚市長(齊藤守史)
それでは、これをもちまして平成27年度第2回総合教育会議を閉会いたします。ありがとうございまし
た。
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