明海大学 不動産学部 1年 大野 剛志

明海大学
不動産学部 1年
大野
剛志
2014年12月3日の合格発表の日、自分の受験番号を探し発見した時の達成感と安堵感
をいまだに覚えています。自分を支えてくれた先生方に感謝し、共に苦楽を過ごした
友人と歓喜し、そして諦めずに頑張ってきた努力が実ったと実感した日です。この日
に私が宅建試験に合格した理由を、私自身の経験を基に合格体験記として記したいと
思います。
まず、私は大学入学前に3つの目標を立てました。ひとつは、宅建試験を1年次に取
得すること。次に、成績優秀者として学費の全額免除者に該当すること。最後に、ケ
ンブリッジ大学での短期研修を経て、大手不動産会社に就職することです。これらの
目標を、自分の大学生活での指針とし、4年間を充実したものにするというのが私の
計画したキャンパスライフでした。しかし、入学当初に友人作りに出遅れた私は地に
足をつける事で精一杯でした。5月の中旬頃、この時期になると、多くの人が固定化し
た友人の輪の一員となり、安定した大学生活を送るようになります。この頃私も大学
で落ち着くことができる友人関係を築き、少しずつ宅建の勉強に取り組むようになり
ました。ごく普通の大学生活を送る中、ある講義で私は新しい友人と交友を持つよう
になりました。彼は、私と同じく1年次で宅建取得を志し、彼の友人らも同じ目標を目
指していました。次第に私は彼らの輪に入るようになり、より宅建取得に熱を注ぎま
した。毎週行われる宅建講義のオープンカレッジでは、友人らと最前列で意欲的に取
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り組み、先生にも名前と顔を覚えてもらいました。4日間に渡る夏の宅建合宿では、
深夜遅くまで学習をし、自分の目標に対する気持ちを再確認することができました。
受験1か月前にはスランプに陥り、模擬試験での点数が合格点以下のことが続くこと
もありました。一方、私の場合は受験勉強以外にも、アルバイト、サークルや部活動、
地元の友人との付き合いなどを放課後や休日を利用して行っていました。
これらの自身の経験を基に、宅建取得に私が重要だと思うのは、
「環境」だと思いま
す。勉強以外にも、スポーツやショッピングなど私たちが生活する上で多くの決定事
由を左右しているのが「環境」なのではないでしょうか。私は自分の環境を変えた事
によって、宅建を取得しただけではなく、お互い信頼できる友人や先生との関係を築
けたと思っています。それは、参考書や通信講座を利用しただけでは得ることの出来
ないものです。多くの人との関わりを持つ大学生活で、居心地の良い環境ばかりでは
なく、時に自分を叱咤激励してくれるような環境を持つことがある目標を達成するた
めに必要な事だと私は思います。
終わりにこれから宅建試験に取り組む方を心より応援しています。
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