肛門括約筋不全のトレーニング方法とその説明は www.proctoexercises.eu によるものです。著者(John Kowalski ポーランド 2014 年, [email protected]) は当コンテンツをインターネットフォーラム、本、テレビ、ラ ジオ、新聞等への転載、複製、改変等の行為を一切禁止します。 © Copyright by John Kowalski 2014 肛門括約筋不全の場合の排便方法: ゔ)直腸の充満により便意を催してからトイレに座る ィ)肛門括約筋を弛緩させる ゥ)前腕を交差させ、前にかがみながら腹部に圧迫を加える ェ)トイレットペーパーで肛門を優しく拭く ォ)次に肛門括約筋を弛緩させたまま、壁にもたれ、体幹と一線になるよう腰を上 に突き出す ヵ)肛門括約筋を締める 1. ォ)の動きを、前もって腰を動かさずに、さらに、括約筋が排便数秒~十数 秒後に自然に締まる前に行います。この段階ではたまに括約筋が締まることを感 じることができます。 2. 放屁と排便、又は排尿の時には絶対にいきんではいけません(排尿の場合 は数週間の練習、放屁と排便の場合は数ヶ月の練習の効果が無駄になってしまい す)。いきむことによって、肛門括約筋が伸びてしまい、数週間から数ヶ月の練 習効果が無駄になってしまいます。咳をしたり、笑ったり、くしゃみをしたりす るときにはいきみません。あいにく、嘔吐するときにはいきみます(できるだけ 避けること)が、それも数週間の練習効果を無駄にしてしまいます。恐怖を感じ て排便するときにはいきむことが自然です。寝ているときに稲妻が走ったときと 同じです。解決方法として、雷雨の際に窓を閉めて、耳栓をすることをおススメ します。 3. 排便の我慢は、椅子のような硬いものに座ったほうが我慢しやすいですが、 立っているときは我慢しにくいです。もしトイレに座って、便が出始めたら、決 して我慢しないでください。ストレッチやトレーニングのヶ月の成果を失うこと になる、便の周りの括約筋を締めた場合 - スツールを残しながら括約筋を締め ないでください。 4. 排便するときには、肛門括約筋を弛緩させ、前腕を交差させ、腹部に圧迫 を加えながら、前にかがみます。排便が終わるまで腹部を押します。前腕を交差 させ、腹部に圧迫を加えながら排便すると、約 7 時間の改善が得られます。排 便後腰を上に突き出し、括約筋が締まることを感じることができれば、改善状態 が約 10 時間維持されます。今度の正しい排便によってさらに 7~10 時間維持 されます。前腕で腹部を押すステップを飛ばさないでください。もし、腹部を押 して、30 秒以上が経っても便がでなければ、その数ヷ間の練習効果が無駄にな ってしまうかもしれないので、便通をよくしてくれるダイエットを始めましょう。 柔らかい便が出やすいので、肛門括約筋が傷つきません。その場合(ただし、 10-15 秒前腕で腹部を押しても、便が一切出ない場合に限る)腹筋に少しずつ 力を入れます。筋肉が断裂せずに伸びるように、最初はゆっくりで、少しずつ強 く力を入れていきます。つまり、強くいきむときに便が 3~30 秒以内に出る場 合、今は 15~120 秒以内に筋肉が伸びて便が出るはずです。筋肉が断裂せずに 伸ばしましょう。いずれこのようなことを身につける必要があるので、早めに覚 えましょう。便が直腸に入ときには腹筋に力を入れて、その後前腕だけで力を入 れます。前腕で力を入れるときには、横隔膜呼吸ではなく、胸でく呼吸しましょ う。 5.喉がイガイガして、咳をするときには必ず肛門括約筋を締めましょう。咳をし て痰を出すときも同じです。くしゃみと咳をするときには、無意識に締まるので 消化器系は括約筋にプレッシャーをかけません。肛門括約筋を収縮させるのが必 要で、その練習をしないと改善が進まない、又はヨーヨー現象が起こります(喉 がイガイガしない、又はめったにしない場合)。もし、肛門括約筋を締めずに咳 をしつづけると、数日間の練習効果が無駄になってしまいます。喉がイガイガす るときは、唾を飲み込んだり、水を飲んだりしましょう。 一日中自分の行動を意識して、コントロールしなければならないので非常に難し い段階ですが、1~2 週間が経つと、条件反射になります。 6. 排便後お尻を拭くときに、尾骨に近い肛門括約筋の辺を押してはいけません。 水で洗うときも同じです。お尻を拭いたり洗ったりするときには優しさが大切で す。(洗うのに使うべき物としては柔らかいスポンジ、又は毛の長さ 1~1,5 イ ンチの柔らかいブラシがおススメ)。当然ながら括約筋の周りをかいてはいけま せん。肛門周辺の皮膚を押したり触ったりしてはいけません。お尻を触って手で あけてはいけません。上記の間違いを犯したら、括約筋が伸びてしまうことを感 じるはずです。男の場合は、陰嚢を手で取って腹部のほうに引っ張ってはいけま せん。 7. 股と括約筋が伸びてしまうので、トレーニング中にはスクワットをしたり、 しゃがんだりしてはいけません。仕方なくしゃがむ必要があれば、片方の足の上 に座るようにしましょう。 8. 下痢をしているなら、少なくとも排便後 6 時間はセックスしないでくださ い。頻便の場合(例えば、数時間に数回の排便)は肛門括約筋緊張が排便後 4~ 6 時間の間低下しています(弱い)。排便が正常である場合は、肛門括約筋緊張 が排便後約 2 時間の間亢進しています(強い)。 9. 当トレーニングによる改善の過程:例として括約筋の力を 70%にします。 正しい排便をしたら、約 7 時間の改善が得られます。次の正しい排便後は 14 時 間維持されます。毎回改善の維持時間が約 7 時間長くなります。改善というの は、括約筋力の 5%などの上昇のことです。つまり、70%から 75%へ、前回よ り約 7 時間長いです。効果が維持されるため、正しい排便を数回以上繰り返さ なければなりません。つまり、5%改善状況を 2~3 日(50~60 時間)保つ必 要があります。 10. もし残便感を感じたり、お尻の間に便があることを感じたりしたら、肛門 括約筋を弛緩させたままトイレットペーパーでゆっくりと拭いてから、腰を上に 突き出してください。 11. 残念ながら直腸が空の状態で、肛門括約筋を締め続けても、何も効果があ りません。逆に、便意を催しているときに我慢することが効果的です。括約筋は 一日の中で最も働くときですから。排便を数分だけでも我慢すれば十分です。排 便と比べてガスの我慢のほうが効果が低いです。 12. 肛門括約筋力が回復しても、トレーニング中に禁止されていた行動が再び できるようになるまでは次のように時間が必要です: ・4 週間・肛門括約筋を締めずに咳をすること ・12~24 ヶ月間・排便、排尿、放屁時のいきみ、嘔吐、しゃがみ、その他。 13. しばらく経って、肛門括約筋が痛くなったら、筋緊張が多少高いかもしれ ません。もし、括約筋力の回復から 1 年以内であれば、当トレーニングを続け てください。肛門括約筋を締めずに咳をしたり、暖かいお風呂に入ったり、時々 括約筋をゆっくり締めたりしましょう。次に、低温のお風呂で括約筋を締めてみ てください。締めても痛みが消えない場合は、無理しないでください。括約筋を 弛緩させたまま、お尻が足首につくようにしゃがんでみてもいいですが、括約筋 力の低下の原因となることがあります。それでも痛みが取れない場合は、当トレ ーニングを中止し、肛門科へ相談してください。 14. 当トレーニングは最初の段階では難しく感じるかもしれませんが、排便ご とにだんだん簡単にります。皆様の健康は自分次第です。いつでもステップ 1 からやり直せるので、ご心配しないでください。 15. 次の人は当トレーニング方法をしないでください:妊婦、腹部に圧迫を加 えてはいけない人。
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