No.535 - 一般社団法人 茨城県建設業協会

No. 535
主
< な内容
▼ 新春賀詞交歓会を開催
▼ 衛星携帯電話と発電機を導入しました
▼ 建災防茨城県支部の 26 年度上半期の講習日程
>
(一般社団法人)
第 535 号
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 26 年 2 月 15 日
さらなる社会貢献 イメージアップを!
平成26年 新春賀詞交歓会を開催
本会は、茨城県建設業協同組合、(一財)茨城県建設技術管理センター、茨城県建設業厚生年金
基金と共に平成 26 年新春賀詞交歓会を 1 月 9 日、水戸京成ホテルで開催。多くの来賓や会員など
約 230 人が出席。国土強靭化基本法が制定され、長期政策に立った継続的な公共事業予算の確保
が見込まれる中、技術・経営力の向上、地域社会への貢献、団結の強化などを誓い合いました。
盛
大
に
開
催
さ
れ
た
賀
詞
交
歓
会
2
3
0
人
が
出
席
し
て
さ
ら
な
る
飛
躍
を
誓
い
合
い
ま
し
た
高
橋
水
戸
市
長
の
発
声
で
乾
杯
し
、
賀詞交歓会の冒頭、岡部英男会長に代わり主催
復旧・復興に全力を挙げて対応しているのは、地
者あいさつに立った尾曽正人副会長は「国土強靭
域における建設業であり、私たちはその責務を果
化基本法が制定され、今後の公共事業の予算確保
たしております。地域になくてはならない団体、
に期待が持たれる。そうした中、我々会員は企
業界であることを十分ご理解頂き更なるご指導ご
業経営の安定、技術力の強化、労働環境の改善、
高配をお願いしたい」とあいさつを述べました。
労働災害の撲滅に努め、社会貢献、イメージアッ
その後、来賓各位がそれぞれ祝辞を披露され、
プなどに積極的に取り組んで行かなければなら
続いて来賓の紹介の後、高橋靖水戸市長の発声で
ない」と強調。
出席者全員が乾杯し、今年のさらなる飛躍を誓い
さらに「東日本大震災や昨年の大型台風による
合いました。
−2−
平成 26 年 2 月 15 日
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 535 号
技術・経営力の向上へ団結強化
新年を迎え、一層の飛躍誓う
田所 嘉徳 衆議院議員
国土強靭化のなかで安全安心な地域をつ
くって行かなければなりません。さらには中
央、大企業の景気回復から地域の津々浦々
まで豊かさを享受させようという中で、皆さ
まは担い手になります。岡部会長を筆頭と
しまして、皆さまのさらなるご活躍を心より
ご期待申し上げます。
ご 来 賓 から
祝 辞 を 頂 き まし た
橋本 昌 茨城県知事
新谷 正義 衆議院議員
インフラ整備や震災復旧の取り組みにあ
らためて感謝申し上げます。資材高騰や人
材不足、入札不調など懸念されることもあ
りますが、自治体の庁舎再建や高台移転、
液状化対策など、今後も県勢発展に一層
のご活躍を祈念いたします。
政権交代してから一年間でしたが、経済再
生、デフレからの脱却を目指して、緊張感を
忘れずに取り組んで参りました。現在、その
明るい兆しが見えつつあると思いますが、こ
れを強固なものにしていかなければなりませ
ん。インフラは経済にとって大動脈。今後も
しっかりと取り組んでまいりたい。
梶山 弘志 参議院議員
岡田 広 参議院議員
(自由民主党茨城県支部連合会会長)
成長戦略は、これから何を見出すかを考
えることです。圏央道が出来れば周辺での
将来構想、常陸那珂港の整備が進めばさ
らに構想がわきます。その活力を取り込み
県北、レジャーをどうするか。皆さんと方
向を定め、しっかりと政策を進めたい。さ
らなる飛躍をご期待します。
昨年は景気回復元年の年でした。今年
はこの景況感を地域にも拡げる景気の正念
場の年と考え、しっかりと頑張ってまいり
たいと思います。厳しい環境の中ではあり
ますが、建設業を通して地域社会の発展の
ためにさらに力を尽くされますことを、心か
ら念願、期待します。
飯塚 秋男 県議会議長
佐藤 信秋 参議院議員
県内でも復旧、復興が進んでいますが、
厳しい環境にある県内建設業界のご尽力
に感謝申し上げます。今後とも防災、減災
に寄与して頂き住んで良かったいばらきの
創造にご協力頂きたい。今年の議会のモッ
トーは、県民の声を県政に積極的につなぐ
ことです。遠慮なく声をお聞かせ頂きたい。
国土強靭化基本法を通しました。また品
確法の改正に向けて取り組んでいます。昨
年は設計労務単価が 15% 上がりましたが、
今年も単価を政府へ上げさせ、歩掛かり単価
も直させます。公共予算も若干ではあります
が増やしました。皆様のお仕事がはかどり、
若者が入ってこれるよう、戦うことを誓います。
丹羽 雄哉 衆議院議員
上月 良祐 参議院議員
前政権の時代は「コンクリートから人へ」
がキャッチフレーズでした。しかし私共は
防災など必要なインフラは整備しなければ
ならないと訴え、180 度変わったわけであ
ります。政権が変わって一番元気が出てき
たのは皆様方。力を合わせて頑張ってまい
りたい。
当初予算が久しぶりに増えて来ましたが、
一方で入札不調の案件などもあります。さ
まざまな課題がありますが、皆様の会社の
立場に立って貢献させて頂きたいと思いま
す。景気回復の岐路にさしかかっています。
今年も一生懸命頑張りますのでどうぞよろ
しくお願い申し上げます。
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第 535 号
現場見学会と
実習の体験生徒
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 26 年 2 月 15 日
「イメージ好転」8割に
本会は 1 月 24 日、水戸市の県建設技術管理セ
ンターで、昨年 9 月から 11 月にかけて実施され
た建設現場見学会と 7 月から 9 月までの現場実習
の反省検討会を開催しました。席上、参加した生
徒(見学会 451 人、実習 95 人)に実施したアン
ケート調査によると建設業に対するイメージが
「良くなった」と答えた生徒が「やや良くなった」
と含めると 8 割以上を占め、
「今後の勉強に役立
つ」と感想がありました。
の調査結果を踏まえ新年度での事業実施に大い
反省会に出席した茨城県土木部検査指導課、本
会建設未来協議会、高等学校、および本会は、こ
に勇気づけられると共に充実した事業計画の立
案に努めることを確認しました。
災害に備え積極導入
衛星携帯電話
と
ポータブル発電機
防災体制の構築に積極的に取り組む本会で
は、災害時に有効な緊急連絡手段となるイ
リジウム衛星携帯電話(KDDI)15 機と、最
低限の業務を可能にするポータブル発電機
(HONDA)15 台を導入し、本部を含め 12 支
部へ配備しました。
東日本大震災では通信網が寸断され復旧へ
の障害となったことから、衛星携帯電話を導
入。行政や関係機関と早期に連絡できる体制
発電機(右)を使用してパソコンを稼働。
中央の機器が衛星携帯電話
を構築したものです。
また発災により電力の供給が絶たれたとき
に最低限の業務が遂行できるよう、ポータブ
で 2 ∼ 4 時間使用できます。
ルタイプの発電機を配備。テレビやパソコン
などが、カセットコンロ用のガスボンベ 2 個
今後もブルーシートや土のう袋などを導入
し備えてまいります。
−4−
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 26 年 2 月 15 日
第 535 号
2月から新労務単価が適用されました
国土交通省は 1 月 30 日、2 月から適用する公
りました。茨城県の全 50 職種平均値は 1 万 7917
共工事設計労務単価を公表しました。これを受
円で、昨年 4 月に比べ 7.7%上昇しています。
け、茨城県においても 2 月から実施することにな
茨城県の設計労務単価(主要 12 工種)
特殊作業員
普通作業員
(単位:円)
軽作業員
とび工
鉄筋工
運転手(特殊)
2014年2月から
19,000
16,900
11,900
22,300
22,000
20,600
2013年度
18,100
16,100
11,300
20,600
20,300
18,800
上昇率
4.97%
4.97%
5.31%
8.25%
8.37%
9.57%
運転手(一般)
型わく工
大工
左官
交通誘導警備員A 交通誘導警備員B
2014年2月から
17,000
21,700
22,600
23,200
11,900
10,900
2013年度
16,200
20,000
20,800
21,400
11,000
10,400
上昇率
4.94%
8.50%
8.65%
8.41%
8.18%
4.81%
・公共工事設計労務単価は、公共工事の工事費の積算に用いるものであり、下請契約などにおける労務単価や雇用
契約における労働者への支払い賃金を拘束するものではない。
・本単価は、所定労働時間内 8 時間当たり。
・時間外、休日、深夜の労働についての割増賃金、各職種の通常の作業条件または作業内容を超えた労働に対する
手当などは含まない。
・本単価は労働者に支払われる賃金に係わるものであり、現場管理費(法定福利費の事業主負担額、研修訓練など
に要する費用等)、一般管理費などの諸経費は含まない。
・法定福利費の事業主負担額、研修訓練などに要する費用などは、積算上、現場管理費などに含まれている。
若者や高齢者の雇用、賃上げ支援
厚生労働省
地域人づくり事業を創設
厚生労働省は、「地域人づくり事業」を本年度
の補正予算のうち 1020 億円で創設しました。若
り、団体や企業に対して事業委託する形で進めま
す。
者や高齢者の雇用促進、在職者の賃上げなどの処
事業は、若者などの雇用促進を図るための「雇
遇改善を支援するものです。事業の開始期間は平
用拡大プロセス」と在職者の処遇改善を支援する
成 26 年度末まで。ただし、26 年度に開始した事
「処遇改善プロセス」の 2 つ。
委託の際には都道府県などが公募する見通し
業は、27 年度末までが対象になります。
この事業は、団体や企業が実施する雇用促進な
で、採択に向けより有利な提案を行うためには、
どの取り組みを支援するものですが、直接支援す
早い段階から県の労働担当部局や建設担当部局
るのではなく、都道府県や市町村が事業主体とな
と積極的に相談することが必要になりそうです。
−5−
茨 建 協 ニ ュ ー ス
第 535 号
平成 26 年 2 月 15 日
建設業労働災害防止協会茨城県支部
平成 26 年度開催予定表(上半期)
月
日
曜日
4 1 2 火 水
3 4 木 金
講 習 名
玉掛け
7 8 月 火 職長・安全衛生責任者
備 考
鹿島港湾福祉センター
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)3、4 日のいずれか
建荷協研修センター
10
木
車両系建設機械(解体用)第 3 種特例 茨城県建設業協会筑西支部会館
11
金
車両系建設機械(解体用)第 3 種特例 茨城県建設業協会高萩支部会館
14 15 月 火 職長・安全衛生責任者
鹿島港湾福祉センター
15 16 火 水
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)17、18 日のいずれか
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)24、25 日のいずれか
17 18 木 金
22 23 火 水
24 25 木 金
5
会 場
玉掛け
高所作業車
28
月
車両系建設機械(解体用)第 3 種特例 建荷協研修センター
30
水
振動工具取扱い作業従事者
1 2 木 金
小型車両系建設機械
(整地・運搬・積込み用及び掘削用)
7 8 水 木 足場
9
金
13 14 火 水
15 16 木 金
20 21 火 水
22 23 木 金
26 27 月 火
28 29 水 木
5 6 木 金
9 10 月 火
11
水
○
建荷協研修センター
茨城県建設業協会筑西支部会館
車両系建設機械(解体用)第 3 種特例 茨城県建設業協会高萩支部会館
玉掛け
小型移動式クレーン
小型移動式クレーン
29 30 木 金 職長・安全衛生責任者
6 3 4 火 水
ひたちなか商工会議所会館
玉掛け
地山及び土止め
石下建設会館
(学科)
常総市総合福祉センター駐車場 (実技)15、16 日のいずれか
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)22、23 日のいずれか
鹿島港湾福祉センター
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)28、29 日のいずれか
つくば市商工会
○
古河市商工会三和事務所
○(学科)
古河市商工会三和事務所駐車場 ○(実技)5、6 日のいずれか
建荷協研修センター
12 13 木 金 足場
茨城県建設業協会高萩支部会館
16 17 月 火 足場
茨城県建設技術研修センター
17 18 火 水
建荷協研修センター
(学科)
建荷協研修センター
(実技)19、20 日のいずれか
19 20 木 金
24 25 火 水
26 27 木 金
高所作業車
玉掛け
30 7/1 月 火 足場
つくば市商工会
○(学科)
つくば市商工会
○(実技)26、27 日のいずれか
鹿島ハイツスポーツプラザ
注:実技を伴う技能講習の実技講習日は、申込先着順に指定します。
−6−
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 26 年 2 月 15 日
月
日
曜日
講 習 名
会 場
7 1 2 火 水 低圧電気取扱業務
3
木
4
金
7
月
8 9 火 水
10 11 木 金
小型車両系建設機械
(整地・運搬・積込み用及び掘削用)
水
備 考
ひたちなか商工会議所会館
○
ひたちなか商工会議所会館
○(学科)
建荷協研修センター
○(実技)
車両系建設機械(解体用)第 3 種特例 建荷協研修センター
茨城県建設業協会筑西支部会館 (学科)
小型移動式クレーン
石下建設会館
14 15 月 火 職長・安全衛生責任者
16
第 535 号
(実技)10、11 日のいずれか
茨城県建設業協会鉾田支部会館
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育 建荷協研修センター
17 18 木 金 型枠
建荷協研修センター
22 23 火 水
石下建設会館
(学科)
石下建設会館駐車場
(実技)24、25 日のいずれか
鹿島港湾福祉センター
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)30、31 日のいずれか
24 25 木 金
28 29 月 火
30 31 水 木
8 1
金
高所作業車
高所作業車
刈払機取扱作業者
茨城県建設業協会筑西支部会館
4 5 月 火 建築鉄骨
建荷協研修センター
6
建荷協研修センター
水
丸のこ等取扱い作業従事者
7 8 木 金 足場
ひたちなか商工会議所会館
11 12 月 火 木造
建荷協研修センター
20
建荷協研修センター
水
自由研削用といしの取替え等の業務
21 22 木 金 職長・安全衛生責任者
ひたちなか商工会議所会館
25
建荷協研修センター
月
26 27 火 水
28 29 木 金
9 2 3 火 水
4 5 木 金
施工管理者等の足場点検実務者研修
玉掛け
小型移動式クレーン
8 9 月 火 足場
10 11 水 木
12
金
16 17 火 水
18 19 木 金
(学科)
鹿島港湾福祉センター
(実技)28、29 日のいずれか
つくば市商工会
○(学科)
石下建設会館
○(実技)4、5 日のいずれか
建荷協研修センター
地山及び土止め
玉掛け
建荷協研修センター
ひたちなか商工会議所会館
○(学科)
建荷協研修センター
○(実技)18、19 日のいずれか
建荷協研修センター
26
鹿島港湾福祉センター
30 10/1 火 水
10/2 10/3 木 金
○
鹿島港湾福祉センター
22 月 ○
火 職長・安全衛生責任者
22 ○
金
○
現場管理者統括管理
小型移動式クレーン
古河市商工会三和事務所
○(学科)
古河市商工会三和事務所駐車場 ○(実技)2、3 日のいずれか
注:実技を伴う技能講習の実技講習日は、申込先着順に指定します。
参 考
月
日
曜日
講 習 名
会 場
9 24 25 水 木 全国建設業労働災害防止大会
東京国際フォーラム
10 3
ホテルレイクビュー水戸
金
茨城県産業安全衛生大会
−7−
備 考
第 535 号
茨 建 協 ニ ュ ー ス
平成 26 年 2 月 15 日
会員の動向
地元企業の強み活かせ
〈水戸支部〉
建設業活性化フォーラムを開催
国土交通省関東地方整備局、茨城県土木部、
本会による「建設業活性化フォーラム」が 1 月
27 日、県庁で開催されました。
▽ 塙建設工業㈱
住 所 水戸市緑町 3 − 4629 − 1
→ 水戸市松が丘 1 − 3 − 5
電話番号 029 − 253 − 6501
→ 029 − 228 − 6501
「今こそ地域建設会社が企業力強化を図る時」
をテーマに、地域建設業の特性を理解し、強み
を活かしていくことの重要性を解説していまし
た。
3月は
「労災防止強化月間」です
建設業労働災害防止協会
まず㈱建設経営サービス連携講師、次世代建
設産業モデル研究会主宰の五十嵐健氏が、建設
産業が成熟化する中で、地域建設会社の強みと
弱みを理解し企業力強化を進めていくため、会
議の進め方を変えるなど、いくつかの手法につ
いて説明。
続いて関東地方整備局建政部建設産業第一課
の小丸政重課長補佐が、建設産業をめぐる最近
の状況と法令遵守に関わる取り組みとして、社
会保険未加入対策や消費税転嫁対策などを解説
しました。
最後にプレストレスト・コンクリート建設業
協会関東支部技術部会の毛利忠弘氏が、PC橋の
補修補強技術について講演し、技術力向上の必
要性を強調していました。
ちょっと一言
「鬼は外・福は内」2 月 3 日の節分に、孫が保育
園で作成した鬼の面を私がつけて、豆まきを家族ぐ
るみで行った。
また、幼稚園生・小学生を対象に地元老人会の
指導で、昔から行われてきた「まゆ玉作り」を行った。
子どもたちは楽しく紅白の餅柳の枝に飾り付けた。
このような伝統行事が、今一般家庭から消えつつ
ある。核家族化により伝統行事が消えつつあること
は寂しいことだ。行事を通じて、家族の絆・住民と
の絆が重要であることを感じるこの頃である。 (O)
−8−