日本語マニュアル

一般研究用試薬(For general laboratory use.)
AptaTaq DNA Green Master with ROX
インターカレータ蛍光色素を用いたリアルタイム PCR 用マスターミックス(2×濃度)
Cat. No. 07466072001
5×1 ml
Ver.1/2014.12
保存温度-15∼-25℃
製品説明
本製品は、インターカレータ(ResoLight)を用いたリアルタ
イム PCR 用マスターミックスです。ROX リファレンス色素
による補正を必要とするあらゆるリアルタイム PCR 機器に
対応しています。本製品には Roche Diagnostics GmbH が提供
する AptaTaq DNA Polymerase を採用しております。
マスターミックス内容
本製品は、AptaTaq DNA Polymerase、dNTP、ROX リファレン
ス色素、専用バッファを含む 2×濃度のマスターミックスで
す。
保存方法
未開封のキットは、-15∼-25℃で保存してください。
開封後は+2∼+8℃で 3 ヶ月間安定です。
PCR 反応液セットアップ
コンポーネント
AptaTaq GM Master
with ROX(2×)
容量
最終濃度
10μl
1×
Forward プライマー
Reverse プライマー
H2O
適宜
適宜
適宜
100-1000 nM
100-1000 nM
テンプレート
(DNA や cDNA)
適宜
gDNA: ∼250 ng
cDNA: ∼50 ng
合計
20μl
* プライマーやテンプレートの希釈は、PCR グレードの H2O
または Tris-HCl バッファ(5-10mM, pH 7.5-8.0)を使用してく
ださい(TE バッファを用いると溶液中の Mg2+濃度が変化し
てしまいますので避けてください)。
** cDNA は反応液量の 10%を超えて持ち込むと、PCR 反応
を阻害することがあります。まずは、10 倍、100 倍などの段
階希釈したもので阻害がかからないか確認することをおすす
めします(阻害がある場合は、増幅シグナルが等間隔で得ら
れません)。
PCR 反応プロトコール
現在ご利用のリアルタイム PCR の反応プロトコールでほと
んどの場合は問題なくご利用いただけます。ご参考のため、
典型的なリアルタイム PCR の反応プロトコールを一例とし
て右に示します。
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
〒105-0014 東京都港区 2 丁目 6 番 1 号
TEL.:03-5443-5287 FAX.:03-5443-6574http://www.roche-diagnostics.jp/
Step
UNG*
Cycles
Temp.
Time
Acquisition
1
50
120 s
none
1
95
30 s
none
40
95
58-60*
1-3 s
20 s
None
Single
1
95
65
95
0s
15 s
0 s(0.1℃/s)
None
None
Continuous
40
30 s
Denature
PCR
Melting Curve
Cooling
1
None
* 使用するリアルタイム PCR 装置に依存します。
* UNG 添加によるキャリーオーバーコンタミネーション防
止の場合のみ必要です(UNG ご利用の場合には別途 Roche
Diagnostics 社 の 「 LightCycler® Uracil-DNA Glycosylase
(03539806001)」をお求めください)。
トラブルシューティング
トラブル現象
原因
ゲノム DNA テン
プレートを用い
て、十分な増幅が
得られない。
増幅蛍光が検出で
きない、ゲル電気
泳動でもバンドが
検出できない
対応方法
変性条件が不十分
Activation 時 の
Hold 時間を 3 min
まで延長する
PCR プログラムが
適切でない
PCR プログラムを
調整する
ピペッティングを
失敗した
ピペッティングス
テップを再確認す
る
プライマーを再デ
ザインする
再精製する
アンプリコンが長
すぎる
テンプレートに
PCR 阻害物質が含
まれる