Online Japanese Newsletter - Summer 2013 - J-Sei

J-Sei Newsletter - Summer 2013
J-Sei の初代青年委員会(Youth Advisory Board) が1年の任務を修了しました
今から1年前、J-Sei では初代の青年委員会、略してYABを発足させました。委員会のメンバーと
なった7名の高校生はリーダーの役割を担い、プロジェクト開発活動を開始しました。才能あふれ
る若い世代との共同活動はすばらしい経験となっています。
これら高校生はファミリー•フェスティバルの手伝いをする一方で、年間のほとんどを第二次世界
大戦の経験者である日系シニアへのインタビュー準備と実施に費やしてきました。そして、戦時
中、米国内の各州や他国で暮らした経験を持つシニアの方々による貴重な体験談は、世代を通じて
継承される大切な教訓となったのです。 若い世代の高校生は歴史的、文化的な知識を深め、シニ
アの方々はご自身の身の上にまつわる話を共有する機会を持つことができました。インタビュー
後、生徒たちはこうした口述された歴史が自分たちに与えた影響を、文章に表したり、 音楽やビ
デオでそれを表現したりしました。このプロジェクトをまとめたビデオの一部が、8月3日(土)午
前11時から午後1時に、J‐Sei ホームで発表されます。詳しくは、 J-Sei のウェブサイトでせひご確
認ください。
このプロジェクトのために、貴重な時間と豊かなご経験を提供してくださった、次の方々は心から
お礼を申し上げます。クマイ•レナさん、ニエダ•ローズさん、タケシタ•ベンさん、ヤマモト•ハ
ワードさん、ヤマサキ•ハジメさん。
こうしたインタビューには多くの練習と準備が必要でした。J-Sei では生徒の指導と、インタ
ビューのためのきめ細かなツールの作成を担当してくださった、ミナ•ゴブラーさんに感謝いたし
ます。ミナさんはホロコースト生存者に関する2つの口述歴史プロジェクトに携わるという貴重な
経験の持ち主です。また、理事会のメンバーであるタカタ•ウェインさんはこのプロジェクトの統
括責任者として、フィルム撮影と編集についてすばらしい技術的援助を提供してくださいました。
2013-2014 のYAB メンバーとなる高校生には、いくつかの J-Sei 独自のサービスプロジェクトへの
参加を要請します。プロジェクトの多くは1年を通じて提供され、ファミリーフェスティバルでの
食べ物や催しの担当や、シニアのお宅での庭仕事や果
物の収穫などのボランティア活動が含まれます。詳し
くはダイアンに電話でお問い合わせください。電話番
号: (510) 848-3560. 2012-2013 の J-Sei 青年委員会は次のみなさんで構成
されていました。1年間の活動に感謝いたします。
Standing - L to R: Cassidy Waters, Nick Waters, Evan Kirkpatrick
Sitting - L to R: Ryan Cheng, Andrew Nakahara, Katy Yamada,
Tyler Takata
C O M M U N I T Y  C A R E  C U LT U R E
J-Sei ホーム J-Sei ホームでは、J-Sei の青年委員会(Youth Advisory Board、略してYAB)によるプロジェクトの発表を、8月3日
(土)の午前11時から午後1時に行いますので、ぜひご参加ください。YABは、第二次世界大戦中、米国内あるいは
他の国で過ごしたシニアのみなさんをインタビューするという、意欲的なプロジェクトを手がけました。 YABメン
バーの高校生によるこの有意義なインタビューとそこから得た大切な知識が、この発表では披露されます。また、
当日は軽食の用意もあり、さらにJ-Sei ホームを見学することもできます。参加をご希望の方は、Laddie にご連絡
ください。
助成金を提供してくださった方々に感謝いたします
J-Sei の運営には大勢の方々と多くの組織を必要としています。J-Sei では最近、25,000ドルの助成金を East Bay
Foundation on Aging から受け取りました。この助成金は、シニア、とりわけ女性が健康と自立を維持、向上できる
ようにする様々な安全策を提供するために用いられます。また、J-Sei のランチ宅配サービスやシニアセンターでの
ランチサービス、ケースマネージメント、送迎、買物 などに対する重要な援助がこの助成金によってまかなわれ
ることになります。
J-Sei の長年のパートナーであるユニオン•バンクからは今回も7,500ドルの助成金をいただくことができました。こ
の助成金は、J-Sei が展開する幅広い教育の取組みのために提供されたもので、シニアセンターでのクラスやレク
チャーの実施、土曜の朝シリーズ、ファミリーフェスティバルの準備に用いられます。
J-Sei ではこうした企業や基金からの助成金に深く感謝しております。J-Sei ではプログラムの実施•継続の
ためにその資金の75%を調達する必要があり、外部の機関からの援助は私共の資金調達取組みにおいて重要
な役割を果たしています。本当にありがとうございました。
理事長主催ブランチ
去る4月16日、J-Sei 理事長であるイソカワ•ネッド氏が J-Sei としては初の「J-Seiの主な寄付者の方々のための理事
長主催ブランチ」を開催しました。会場では、参加者の方々の長年にわたるご協力への感謝のことばが理事長から
述べられました。また、第2段階となる J‐Sei の将来計画についての説明も行われました。これには、シニア向け
サービスの提供、あらゆる年齢層の家庭向け文化的、教育的行事の拡大、さらにはより効果的にコミュニティに働
きかけられるように、J-Sei の全サービス(ハウジングを除く)を1ヶ所にまとめることの実現可能性の評価が含ま
れています。J-Sei では、最近の進展をお知らせできるように、ほぼ3年ごとに理事長主催による主な寄付者の方々
をお招きしてのブランチを開催したいと考えております。様々なかたちでJ-Sei に貢献してくださる方々に、この場
を借りてお礼を申し上げます。
メンバー組織がベビーブーム世代との連携を深めるために
米国ではベビーブーム世代の人口がほぼ8千万人に到達しています。この 大きな世代グループは様々なスキルや才
能を伴ってコミュニティ組織への参加が見込まれています。しかし、ベビーブーム世代に属しているほとんどの
人々は、これまでの世代とは違った期待や希望を抱いています。去る5月30日、Coming of Age のデイビッド•モレ
ンさんが10のメンバー組織と18名の参加者に無料の研修を行ってくださいました。この 研修では、50歳以上の
人々の活力、才能、関与を引きつけ、維持する方法を様々な観点から探り、参加者は、ベビーブーム世代の人々の
傾向に合わせて、役割や時間的拘束を拡大•調整することについて学びました。J‐Sei では、毎年実施されるこうした
メンバー組織向け研修が、共通の課題への取組みを支援するものとなり、また、共に学びながらより効果的なコ
ミュニティへのサービスの維持につながることを願っています。
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J-Sei招待ゴルフトーナメント、 J‐Sei の送迎プログラムを支援
第23回J‐Sei 招待ゴルフトーナメントが去る5月6日に、すばらしい眺めを誇るミラビスタ•ゴルフ&カントリーク
ラブで開催されました。参加いただいた86名の方々は、ゴルフの腕も年齢層も様々でしたが、J‐Sei が活動の重点とする
シニア向けサービスを共に支援してくださいました。参加のゴルファーの方々、寄付をいただいた方々、スポンサーと
なってくださった組織、そしてボランティアのみなさんのご協力のおかげで、J‐Sei の送迎サービスのための資金を調達
することができました。この送迎プログラムは、シニアのみなさんにシニアセンターのクラスや温かいランチサービス
の利用、さらには買物の機会を提供する重要な役割を果たしています。
参加の男女プレーヤーは2人組ベストボールチームと個人コンペを同時に競いました。2人組ベストボールはス
コア59を記録した、クロセ•スコット氏とヨネムラ•トッド氏が獲得しました。2位にはスコア60のヤマシタ•アービング
氏とヤタベ・マイケル氏が、3位には クワタニ•ボブ氏とマルヤマ•ジェフ氏がスコア61で続きました。
個人コンペでは、ヤスダ・ゲン氏がスコア78でローグロスの勝者となりました。ローネットスコアは、69を記録したア
ルフレッド•チン氏が獲得、女性では、スコア70のヤスダ•ダイアンさんがローネットスコアを受賞しました。キャロウェイディ
ビジョンではクリス•スウィンダーマン氏が75のスコアで1位に、また最長ドライブはハシモト•ジョージ氏が獲得しました。
企業協賛のパー3ホールインワン賞は今年も該当者がありませんでした。12番ホールのホールインワン賞は賞金
1万ドルで、MIF保険代理店(ヤマモト•ディック氏)が提供、またニセイ•プラスティック(ヤマモト•ディック氏)か
らは17番ホールのエースにゴルフクラブセットが贈られました。
今年のこの催しでは、すばらしいコミュニティリーダーでありかつボランティアを務めたお2人の方に敬意を表
しました。お1人は2012年に亡くなられたテカワ•マーシュ氏です。テカワ氏はコミュニティの熱心なメンバーとして、
子供向けスポーツチームのボランティアを務める一方で、バークレー合同メソジスト教会と J‐Seiでは指導的な役割を果
たしました。ゴルフは奥が深く、かつ、苛立たたしくさせるスポーツでもあり、また謙虚な気持ちにさせてくれるもの
であると考えていた氏は、長年にわたり、J‐Sei の招待ゴルフトーナメント委員会の重要な一員を務めてくださいまし
た。氏の貢献と功績はJ‐Sei のサービスを利用する多くの方々に受け継がれています。
J‐Sei のもうお1人の功労者は、タカノ•マス氏です。タカノ氏もまた、J‐Sei 招待ゴルフとJ‐Sei 理事会において長
年活躍してくださっています。また、アラメダ仏教会の積極的なメンバーでもあり、余暇には釣りを楽しんだり、3人
のお子さんや5人のお孫さんとの過ごす時間をエンジョイしていらっしゃいます。親切で寛大なタカノ氏は、これまで
にコミュニティに忘れることのできない貢献をしてくださってきました。
今年もユニオンバンクからプラチナ•スポンサーのお申し出をいただきました。シルバー•スポンサーは、アラスカ•エ
アラインにご参加いただきました。ブロンズ•スポンサーは、バークレー仏教会、バークレー東本願寺、オークランド仏教会、
アラメダ仏教会、ブエナビスタ合同メソジスト教会、ミラマー•アット•ワイキキ、オト•ベイリー•フクモト&ミシマ、パシャグ
ループでした。トーナメント•パトロンはオタ•ロジャー氏(DDS)とホンダ•ブレイン氏(DDS)でした。
また、ベネファクターには、アバカス•プロダクツ(ヨシイ•グレッグ氏)、フジエ•ロン氏(CPA)、フクマエ&セイマ
ンLLC、ハンチントンホテル&ノブヒルスパ(イソノ•ゲイル氏)、ショーン•ピーターズ氏とタカノ•ジュリーさん、萬法律事務
所のご参加をいただきました。
ストレッチ、筋肉強化、バランス向上
講師: アン•アロノブさん
日程: 2013年6月19日から7月10日
時間: 午前9時15分 ‐10時45分
費用: 1セッション$5 J‐Sei シニアセンター(1710 Carleton Street, Berkeley)で行われる、アン•アロノブさんによるおだやかなエク
ササイズに参加しませんか。講師のアンさんは身体の動きについての講師として認定を受けており、ダンサーでもある
ところから、身体についての知識が豊富で、シニアのみなさんが引き続き健康を保てるよう指導してくださいます。ま
た、みなさんのニーズに応じて、エクササイズの内容を調整してくださるそうです。
このクラスでは、身体の動きを回復し、手足をストレッチし、筋肉を鍛え、さらにバランスを向上することに
焦点を置きます。「転倒」を予防する動作やテクニック、老化による身体各部分の痛みを和らげる運動も学びます。ぜ
ひ一度このクラスを訪問して身体を動かしてみてください。きっとその効果をかんじることでしょう。このクラスにつ
いて質問や不安な点がある方は、ビッキーにご連絡ください。必要な場合には援助も利用いただけます。 3
シニアセンターでのレクチャーシリーズ
2013年7月8日正午から 2013年8月12日正午から 2013年9月9日正午から
医療に関する重要事項の管理
初期の認知症に必要なツール
非常時に備え、災害に対応す
る – まさかの時のために
年齢と共に、私たちの多く
医学博士のヤタベ先生から
SKIP キットを準備しましょ
次のような医療に関する大切な はある程度の記憶の衰えを経験
し、自身、家族、友人が認知症 う。すぐ手に入る数点の日用品
情報をお話しいただきます。
にかかっているのではないかと を ジ ッ プ ロ ッ ク バ ッ グ に 入 れ
種類の異なる薬剤、服用法と一
心配するようになります。初期 て、身近な場所にしまっておき
定の時間に服用する理由、
の認知症にはどのような症状が ます。たとえば、地震の際など
薬物相互作用を避ける方
あるのでしょうか。また、認知 に逃げ込む机の下、車のグロー
法、薬に添付された詳細な
症の初期にはどのような支援 ブボックス、ソファーのクッ
説明書を理解する方法。
ツールが役立つのでしょうか。 ション、バッグやバックパック
メディケアパートDプログラム 初期の認知症に関連するこうし の中などです。自分のニーズに
合わせたSKIP キットを作りま
また、ヤタベ先生は、診察 た話題について学びます。
しょう。非常事態が発生して間
前に準備すべきことや、診察内
もない時期に、安全と快適さを
容を理解するためのヒントな
提供し、気持ちを落ち着かせて
ど、効率的に医師の診察を受け
くれる品で、ジップロックに入
るコツについてもお話しくださ
るようなサイズであれば、SKIP
います。
キットに加えることができま
す。
講師には、CARD (Collaborating
Agencies Responding to Disasters) の
トレーナー兼アウトリーチ•コー
ディネーターである、ビクトリア•
ペレスさんをお招きしています。
AARP’s 熟年ドライバー向け安全運転再教育コース
2013年7月23日(火) ‐ 午前9時から午後1時
これは、過去4年間に8時間のAARP 55アライブ熟年ドライバー向け運転コース(AARP 55 Alive Mature Driving Class)
を修了した方向けの短期再教育コースです。この1日セッションはカリフォルニア州車両管理局(DMV)の承認を受
けています。車両保険会社はこの再教育コース受講者に保険料値引きを実施しなければなりません。
運転技術の調整および最新の道路法規についての知識を確認します
年齢に伴う通常の身体的変化や、こうした変化に対応するための運転時の適応方法を学びます
交通違反、衝突事故、負傷の可能性を減らします
参加定員は30名で、費用は AARP 会員は12ドル、会員以外は14ドルです。 申込みは必ず AARP宛ての小切手でお願
いいたします。 このプログラムの申込みを希望する方はビッキーにお知らせください。
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アジアンデー 2013 今年のアジアンデーも本当にすばらしい催しとなりました。当日は、138名の方々が、アジア系アメリカ人で
あることを祝福するために集まってくださいました。美しいアートや工芸品作りをボランティアで指導してくださる
デルコロ•サダ子さん、ハヤシダ•キャロリンさん、コイデ•ジミーさん、ミツダ•メアリーさん、モリザワ•グレースさ
ん に心からお礼を申し上げます。サダ子さんの木目込み人形サッカーチームや扇子の見事さには全く目を奪われま
した。キルトクラス参加者が製作した「グリーン」ショッピングバッグや、ジミーさんのカリグラフィークラスの生
徒さん による手書きのしおりをお買い求めになった方も多いことでしょう。ミツダ•メアリーさんのクラスの生徒さ
んはお手製のサマージャケットを身につけて登場してくださいました。また、モリザワ•グレースさんの作文教室の
生徒さんは、「ヨシダ•ジョージさんは一体何歳なのでしょう?(How Old is George Yoshida?)」と題された作品を
読んでくださいましたが、その愉快な内容に大笑いさせられました。
ユニークでおいしいアジア風サラダを提供してくださったアズマフーズの方々にお礼を申し上げます。同社
のサトウ•ラリーさんは、牛肉の味と食感を備えた豆腐製品を提供しているWo Chong Tofu Company を紹介してくだ
さいました。菜食主義や無グルテン食を実践する人々にはもってこいの製品といえます。当日は参加の方々にこうし
た新製品を味わっていただくことができました。また、音楽を担当してくださった Music Works のジョアンさんとパ
ジーさんにも感謝いたします。
ダルトーンズ(DulTones)のメンバーの方々の楽しい演奏のおかげで、参加のみなさんは足でリズムを取り
ながら、愉快な時を過ごすことができました。メンバーの1人であるリチャード•ホムさんは会場を笑いで包み込ん
でくれました。また、一緒に歌う曲もいくつか演奏してくださいましたが、どの曲にも合わせて歌っている方々が大
勢いらっしゃいました。中でもドゥーワップ(Doo-Wop)の演奏曲目はどれもおなじみのものばかり。 J‐Sei のスタッ
フも一緒にステップを踏んでいたのにお気付きになりましたか。
最後になりましたが、楽しいJ‐Sei のアジアンデーの実現に大きく貢献してくださったボランティアのみなさん
に、深くお礼申し上げます。みなさんのような熱心なボランティアの方々のご協力のおかげで、この催しをスムーズ
に実施することができました。参加者の方々への食べ物やお茶の手配もみなさんのおかげで途切れることなく行われ
ました。ミハラ•ケイコさん、ニシタ•アニーさん、ナカムラ•マリさん、ヤマモト•ダグさん、オシロ•ジェインさん、
シャーロット•イップさん、オイシ•ラリーさん、シンサコ•エイミーさん、タカミヤ•フレッドさんとマーゴさん、オ
オタケ•ユージーンさんとユキさん、ナガイシ•ハルコさん、スエオカ•ローラさん、コノ•ジョージさん、タケダ•パッ
トさん、フルザワ•リチャードさん、シマモト•マークさん、ヨネモト•キャシーさん、ありがとうございました。中で
も、おまんじゅう作りに興味のある方々を率いて、おいしい栗まんじゅうをデザートに用意してくださったオオタ
ケ•ユキさんには特に感謝いたします。本当においしかったです!
40 歳を過ぎたら:
より良く長生きするために
2013年7月20日
午前9時30分 - 受付, 午前10時から- プログラムと質疑応答
会場: ブエナビスタ合同メソジスト教会
(住所– 2311 Buena Vista Avenue, Alameda, CA 94501)
講師: ソト•ヤマダ•ジャネットさん、PT(理学療法士)、DPT(理学療法博士)、 FAAOMPT(米国整
形外科手技理学療法士学会フェロー)
今回はコントラコスタ JACLとの協賛で開催されます
40歳を過ぎると、筋肉が毎年1%から2%ずつ失われることをご存知ですか。筋肉量、平衡感覚、体力が衰える
と、健康で活発な老後を過ごすことが困難になりかねません。また、シニアが体力と柔軟性を失うと、身体を
動かしたり、毎日の生活を送る上で必要な能力を欠くことになります。今回は、筋骨格疾患の専門家であるソ
ト•ヤマダ•ジャネットさん(PT、DPT、FAAOMPT)をお招きして、 健全な身体状態が心の健康、障害防止、
自立生活にもたらす影響について説明していただきます。当日は、思いどおりに身体を動かすために、体力、
持久力、柔軟性を 鍛える上で役立つ体操についても考えます。
5
J-Sei のシニア向け日帰り旅行
2013年7月17日(水)– サンフランシスコ
カレンダーの7月17日にぜひ印をつけておいてください。J‐Sei の日帰り旅行では、アジアンアート
美術館の前ディレクター監修による、ラリー•エリソン氏所蔵の日本美術の個人コレクションを観
覧します。日本町でランチを取った後は、サニーサイド•コンサーバトリー(Sunnyside
Conservatory) を訪れます。このコンサーバトリーは、英国人のエンジニア兼発明家ウィリアム•
メラル氏によるもので、樹齢100年のヤシの木と八角形の歴史的な建物から構成されており、サン
フランシスコの正式な史跡となっています。この日帰り旅行の費用は35ドルで、参加には予約が必
要です。
次の日帰り旅行は現在計画中のため、変更されることがあります。
2013年8月20日(火)– ヘイワード
ヘイワードにある餃子と点心の工場を見学します。ランチは食べ放題のレストラン「コキョウ•
バッフェ(Kokyo Buffet)」を予定しています。その後でヘイワード日本庭園(Hayward Japanese
Garden)を訪れます。
2013年9月24日(火)– サクラメント
クロッカー美術館で折り紙の展覧会を見学し、ランチも美術館内で取る予定です。オオサカヤに立
ち寄って注文したおまんじゅうを受け取ります。
2013年10月23日(水)– セバストポル
セバストポルにあるルーサー•バーバンク試験農場(Luther Burbank Experimental Farm)を訪問
し、フレンチガーデン•レストランでランチを食べます。ニチベイ•ポッターズスタジオ(Nichi Bei
Potter's Studio)での実演を見学します。
旅行の予定が決定次第、詳しい情報をお知らせします。
オーバー60クリニックによる足と健康のチェック‐ 8月13日午前9時から11時
定員は8名に限られます。予約が必要ですが、予約の受付は8月1日以降になります。詳しくは、電
話でお問い合わせください。電話番号:(510) 883-1106 フェイスブック(Facebook)
J-Sei では最新の行事や興味深いコミュニティのニュースを皆さんにお知らせしたいと考えています。土曜の
朝シリーズ、特別な催し、楽しいお知らせ、写真などを、フェイスブックのJ-Sei ページでご覧になり、「い
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緊急時への備え:
すばやく脱出する手段の準備
J-Sei ケースマネージャー、ヴィータ• ジャクリン
この記事で紹介した情報について、Internet ScamBusters (インターネット詐欺バスター)と CARD
(Collaborating Agencies Responding to Disasters(災害対応協力機関))の資料を参考にさせていただいた
ことを記すとともに、感謝いたします。
Internet ScamBusters(インターネット詐欺バスター)のホームページより
緊急時への備えについて普段から考えているという人はほとんどいないことでしょう。災害への対
策を立てることは楽しいことではないからです。けれども、緊急事態が実際に発生した場合には、あらか
じめ立てておいた計画が大きな効果をもたらします。
まず始めに、災害が発生したことを想定して、5分から10分以内に自宅から避難しなくてはならな
いとしたら、どうするかを考えてみましょう。家族を同行するのはもちろんでしょうが、それ以外に取り
あえず何を持っていきますか? ペット、写真、昔から伝わる家宝、現金、コンピューター、宝石類など
が思い浮かぶかもしれませんね。少し時間を取って、そうしたもののリストを作ります。
次に、何の前触れもなく、たとえば家が火事になり、全員が直ちに避難しなくてはいけない状況を
想像します。避難しながら素早く手にすることができるものがありますか? すぐに見つけられて、しか
もあるととても役立つものが。
ハリケーン•カトリーナなどの自然災害の被災者となった人たちは、緊急時への備えが笑い事ではな
く、災害の発生時には生死を分けるものとなりうることを実感しています。
前もって準備しておくことで命拾いをすることもあります:災害に備える際には、まず家族がそれ
なしには生きていけないもの、つまり、水、食べ物、避難所について考えます。専門家の意見は、災害発
生に備えて少なくとも2週間分の食べ物と水を手元に用意すべきであるという点で一致しています。つま
り、家族1人1人について、2週間分の食べ物、水、衣類ということです。
水が最も重要です。 人間は食べ物がなくても一定の期間は生き延びることができますが、水なしでは本の
短い期間しか生きることはできません。脱水症は災害時によく見られる問題です。
家族1人について1日1ガロンの水を用意します。災害が発生した場合、援助の到着までには3日間を
必要とすることが多いものです。したがって、何よりもまず3日分の水を家族のために用意するようにしま
す。 それから2週間分の水が準備できるまで、できるだけ多くの水を保管するようにします。保管は冷暗
所が最適です。
援助の到着前に水がなくなったら、自宅の水道を止めて、温水器に貯まっている水を使いましょ
う。ただし、使う前には煮沸します。煮沸ができない場合は、1ガロンの水についてブリーチを2滴加えま
す。使用するブリーチは香りや強化されていない普通のブリーチにします。
食べ物:食べ物も少なくとも3日分を手元に用意します。専門家も、非常時に備えて2週間分の食物
を保存するよう提案しています。保存には缶詰やパワーバー(グラノラバー)が手頃でしょう。長期保存
が可能な日付入りの食べ物で、個別包装されていて、ビタミンやミネラルを多く含むものが必要であるこ
とに留意します。
また、自宅を退去することが必要となった場合にすぐに持っていける、3日分のサバイバルキット
を用意しておくことをお勧めします。キットには最低3日分の水と食べ物を入れておきます。フリーズドラ
イ食品は場所を取らないので、ひとつの選択肢になりますが、戻すのに水がいるため、水を余分に入れて
おいてください。バワーバー(グラノラバー)は この場合も便利です。
(continued to page 8)
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(continued from page 7)
救急品と医薬品: 家族が服用している各処方薬について少なくとも2週間分を用意します。これによって、
災害が発生した際に、必要な医薬品を確保することができます。(有効期限が切れないよう、順番に使用す
るようにします。)加えて、包帯、頭痛薬(タイレノールやアスピリン)、消毒剤、胃の調子が悪いときの
ための胃腸薬などを入れておきます。
その他: 現金をいくらか余分に用意しておくことをお勧めします。非常時にはATM機が正常に機能
しない可能性があるためです。
さらに、ろうそく、マッチ、懐中電灯、手回しラジオ、大量の電池などはすべて大変役に立ちます。
ゴアテックス(または同様の素材)性のジャケットと防寒用毛布は寒さしのぎに大切です。
CARD (Collaborating Agencies Responding to Disasters(災害対応協力機関))の資料より
11種の重要な準備用品: 水、食べ物、ダクトテープ、ゴミ袋、懐中電灯(電池入り)、笛、救急
品、ラジオ(電池入り)、衣類、医薬品、重要な書類、くれぐれも電池をお忘れなく。水、食べ物、医薬
品、救急品についてはすでに説明したので、ここではそれ以外のものについて考えてみましょう。
ゴミ袋とダクトテープがなぜ必要なのでしょうか? この2品が揃うと、たくさんの目的を果たすこ
とができるのです。たとえば、衣類、雨具、風よけや目隠しなどを作ることができます。
笛は人の声よりずっと遠くまで聞こえ、長く続けることができます。1回吹いたら「はい」、2回ふ
いたら「いいえ」、3回吹いたら「SOS」の合図です。
懐中電灯は、助けを求めたり、誰かに危険を知らせたり、ガイドや信号の道具として使えます。ラ
ジがあれば、何が起きているのかを把握することができます。電池は絶対に忘れないことです!
書類は重要な場合があります。身分証明書(ID)、処方箋、保険、口座番号などのコピーをジップ
ロックの袋に入れておきましょう。
環境上の非常時のための、適切なシェルター•チェックリスト: 1) 最寄りの建物または閉鎖された
場所の中に入る、 2) できるだけ多くのドアと窓を閉める、3) ラジオで公共向けの発表を聞く、 4) 空気が
安全でない場合は、濡らした布やハンカチで口と鼻をおおう、5) 可能であれば、窓が少ないか全くない内
部の部屋を選ぶ(地下室は避ける)、6) 可能であれば、バスルーム施設と水の使える部屋を選ぶ。警報が
解除されるまではシェルター内に留まります。
さらにもう1点: 携帯電話を非常時向けに準備しておきましょう。ICE(非常時の場合)を緊急連絡
先に加えて、家族、友人、医師などを登録しておきます。
以上のリストが長くて複雑なように思える場合は、1度に2、3項目ずつ用意することもできます。来
る9月9日には、CARD の担当者の方が J-Sei シニアセンターで以上の情報についての詳しい説明と質疑応
答を行ってくださいます。参加を希望する方は、シニアセンターにある申込用紙に記入してください。
第2回J-Sei ファミリーフェスティバル
日時:9月8日(日)午前11時から午後3時
会場:エルセリト•コミュニティセンター(El Cerrito Community Center)
住所:7007 Moeser Lane, El Cerrito, CA 94530 第2回 J‐Sei ファミリーフェスティバルが敬老の日(Grandparent’s Day)に開催されます。当日は、会場と
なるコミュニティセンターの建物の屋内と屋外の両方を使って、日本の文化に関係する様々な催し、デモン
ストレーション、食べ物などを、あらゆる世代の方々にお楽しみいただけます。ぜひご参加ください。
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