学生からのコメントとそれへの応答

2014 年度 科学と人間
授業コメント 5 月 16 日分
【水からの伝言の授業を受けました】
①はっきりとは覚えていないが中学校の理科の授業で先生が余談で少し話されていた気がする。そ
して言った後に「さて、本当なのでしょうかね。
」と付け加えていた。私はその時少しも疑わず、
「水
ってすごい」と素直に感じた。そしてノートの隅に「水に文字を見せると結晶がかわる。
」と書き込ん
だ覚えがある。今日の講義で「疑うこと」は大事なことであることがわかった。義務教育の中でもエ
セ科学を教えていることに驚いた。一番驚いたのは小学校の道徳の教科書に記載されていることであ
る。小学生は考える力がまだ十分に発達していない。その中でエセ科学を教えることは子供をだまし
ているような気になる。理科の先生がおっしゃることは何も間違っていず、すべて正しいという考え
は捨てることにする。
②「デトックス」
デトックスはエセ科学である。なぜならエセ科学の3つの特徴に当てはまるからである。デトック
スとは「体内に溜まった毒物を排出させることである。……現代社会を暮らしていく上で、体内に人
体に悪影響を及ぼす化学物質(主に重金属や合成化合物、薬物のうち、特に有害なもの)が蓄積され、
また自身の体内からも活性酸素などが生成されている」ものである(ウィキペディア―デトックス,
http://ja.wikipedia.org/wiki/デトックス,2014/5/17 アクセス)
。これはダイエットに活用され、方法と
しては食物繊維の摂取、岩盤浴、マッサージ、絶食などがある。特徴の一つ目「白黒はっきりさせる
」
。これは直接的には使われていないが健康に関するものとしてあてはまる。2つ目「脅しが入る」
。
「太りやすい、冷える、むくむ、眠れない――これらは自律神経の働きが悪くなってきたサイン」と
日 経 新 聞 の ホ ー ム ペ ー ジ に 書 か れ て い る ( 日 経 WOMAN Networking フ ォ ー ラ
ム,http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20100728/108015/?rt=nocnt, 2014/5/17 アクセス)
。これ
は私たちの体に現れる影響を例にした立派な脅しである。3 つ目「願いをかなえる」
。これはデトック
スをすることによりダイエットが成功することや生活が改善されリラックスできるといわれているこ
とが当てはまる。
しかし、なぜ日本でデトックスが注目されたのか。もとはイギリスから伝わってきている。
「英国
の国民保健サービス(NHS)は「デトックスという言葉には何の科学的根拠もなく、そのような製品
を購入する必要はない」と断言している。また、英国の博士号取得者や大学院生 300 人以上でつくる
Voice of Young Science が行った調査によると、中毒症状などに対する医療行為以外のデトックス製
品の効果は、ほとんど「無意味」なものだったと主張している。」(ウィキペディア―デトックス,
http://ja.wikipedia.org/wiki/デトックス,2014/5/17 アクセス)
。
そもそもデトックスという言葉は科学では使われていない。
「品質を保つため、農薬や保存剤など
なんらかの「人工合成化合物」を使用しています。もちろん、基本的には「体に害がない」とされて
いるものが使われているのですが、その長期使用による影響まではまだ解明されていないものがほと
んどです」(デトックス WEB-解毒、方法、レシピ、ダイエット、入浴剤、暖色、効果、料
理,http://www.detox-web.com/,2014/5/17 アクセス)
。このようにもっともらしいことが書かれている
がデトックスはエセ科学である。
①について
小学校の道徳の授業で水の結晶の話を聞いた。汚い言葉だと水の結晶も汚くなり、きれいな言葉だ
と結晶もきれいになるといった話だった。その当時は、疑心暗鬼だったものの信じて言葉遣いに気を
コメント [k1]: 理科の先生に限ったことで
はありませんね。
付けるようになった。学校の先生が言っているのだから間違いないのだろうと思ったからだ。
しかし、ある日親に聞くと「言葉で水の結晶が変化することがあったら、世の中大変なことになる
だろ。非科学的なこと言うな。
」と一蹴された。先生に聞くと、
「そういうことは関係ないでしょ?そ
ういう態度が良くないんだ。道徳的なことを言っているんだから。
」と言われ不信感を抱くようになっ
た。その先生は転勤となりそれ以降あっていない。
この授業を聞き、やはりあの時の話は間違っていて似非科学の不自然さというものを痛感した。た
しかに無知の時では似非だとしてもそう思わないもので、信じ込んでしまうものだった。決して似非
科学を根本的に否定するのではない。それは個人的な楽しみで血液型占いなどをすることはいいから
だ。教育の現場など公で使うのだけは子供の思想などをゆがめる恐れがあるから、正しいものを使う
べきだ。
高校のとき、2年間お世話になった先生から、水からの伝言の話を聞いた。もともとそうゆう迷信
まがいの話が好きな先生でいつもよくしていたので、水からの伝言の話をしているときも「またいっ
てるなぁ」と思い聞いていた。 しかし、クラスメイトのなかでは真剣に聞いて、感動してる子も何人
かいた。今日の講義で、水からの伝言はとてもくだらないことだと分かり、そんな話を一生懸命して
いた先生に少しガッカリしているところもある。
私たちの生活に潜むエセ科学のひとつとしてデトックスにがある。デトックスとは汗をかくことに
より体内の毒素を体外に出すというもので、若い女性を中心にブームとなった。
しかし、Wikipedia によると
「英国の国民保健サービス(NHS)は「デトックスという言葉には何の科学的根拠もなく、そのよう
な製品を購入する必要はない」と断言している。また、英国の博士号取得者や大学院生 300 人以上で
つくる voice of young science が行った調査によると、中毒症状などに対する医療行為以外のデトック
ス製品の効果は、ほとんど「無意味」なものだったと主張している。
」とある。
(Wikipedia「デトッ
クス」の項目による)
では、なぜ、私たちはデトックスを易々と信じてしまったのか。その要因として、汗をかくだけで
いいというデトックスの手軽さにあるだろう。これなら、ジムやエステにいくことなく、自宅ででき
る。
私も含め、私たちは、自分に都合のいい情報ばかりを信じたくなるものである。しかし、何も意味
がないことを信じ、実行し続けることは、非常に意味がなく、ばかげている。結局、損をするのは、
自分である。そうならないためにも、安易に口コミや、広告を信じることなく、慎重に情報を選ばな
いといけない。
参考ウェブサイト
Wikipedia「デトックス」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 、
2014/5/16 アクセス)
「水からの伝言」の話は、小学校で先生から教わったことはない。だが、中学生の頃に、友達がそ
の話をしてくれたことがあった。その友達が一体どこでその話を聞いてきたのかは知らないが、勿論
私たちはその話を冗談に使っていた。つまり、本気でこの話を信じたりしなかった。当時は何の根拠
もなく、ただ、そんなことが起こるわけない、と当然のごとく思っていた。今回の講義の中で言われ
た、この話を実験で反証する必要もない、というのは、一般教養のある人なら「この話はエセだ」と
言い切れるはずだということだったが、中学生の私たちにも出来たことだった。
また、高校のクラスメート 37 名に「水からの伝言」を知っているかどうか、ラインを用いて尋ね
コメント [k2]: 非常にまっとうな親御さん
ですね。
コメント [k3]: 教育する先生の立場という
のは良くも悪くも影響が大きいというこ
とです。
コメント [y4]: 具体的にどのような基準に
よって選ぶのですか?
コメント [k5]: ラインの有効利用ですね。
てみたところ、この話を知らない人が殆どであった。ひとり、小学五年生の時に証拠写真まで魅せら
れて、全く同じ話を聞いたことがある友達がいたが、その子は「嘘だ」と思って信じてもいなかった
と答えた。しかも、驚くことに、そのときの証拠写真が、小学五年生のときの文集に載っているとの
ことであった。この話を知らない友達は、
「水からの伝言」の話を聞いて、
「今の教育に不安になる」
「宗教じみている」とコメントしてくれた。中には、
「道徳の授業で、比喩として使うなら構わないの
ではないか」と意見を出してくれた人もいた。その人に「教育の場で嘘を教えるのは、たとえ比喩で
も駄目なのではないか」と提言した人もおり、予想以上のクラスメートの食いつきに驚いたが、それ
ほどこの話を小学校で実際にされているという衝撃は大きかったのだろう。
なぜこの話を、教育で使用したのか。その教師がこの話を嘘だと分かっていても、本当だと信じ込
んでいても、それはどちらも大問題である。小学生という、なんでも飲み込んで吸収してしまう時期
にこういう話をすれば、将来「水からの伝言」を嘘だと気付くことが出来ればよいが、信じた子は後々
笑い者にされてしまう。
この時代の義務教育を受けてきた私たちだからこそ、このような間違った教育の仕方や認識を変え
ていかねばならないなと実感した。
コメント [k6]: このようなコメントがもっ
と多いのかと思っていました。
「水からの伝言」については、授業でやった記憶がないので道徳ではやっていないと思う。ただ、
小学校中学年の時の夏休みの宿題で自由研究が出たときにクラスメートがこの実験(?)をして発表し
ていたように思う。(どんな結論が出たかは忘れてしまったが)
母に聞くと「そんな話を聞いたことがない」そうなので、なんでも母に話していた私にとっては特
に興味をそそられたものではなかったらしい。
それから小学校で水の実験のブームがきて、数週間くらいはみんなが氷を作って遊んでいた記憶が
ある。記憶がまちがっている可能性も高いが、10 歳前後の子供たちには良い遊びになっていた。先生
方は特に止めもしないが勧めもせずに、やってみればいいんじゃないか?と見守っていてくれたよう
だ。
私たちのクラスにとって「水からの伝言」は、道徳としてではなく、科学っぽいものに興味を持た
せることになったのではないだろうか。
私は小学校の3年生の時の担任の先生が大好きだった。面白くて、運動のできるみんなから親しま
れるような人だった。
そんな先生が、
『水からの伝言』の写真を用いて授業をしたのをいまだに鮮明に覚えている。先生
は、この本をクラス全員に見せながら、
「水によい言葉を見せると、綺麗な結晶ができます」と言った。
そこにあった写真は、美しい氷の結晶だった。そしてさらにページをめくると、そこには溶けかかっ
たような、ぐしゃっとした氷の結晶の写真があった。綺麗とは言い難い結晶を見せながら、先生は「こ
れは、水に対して悪い言葉、傷つく言葉を見せて作られた結晶です」と述べた。そして、この授業の
締め括りとして、
「心のないとされている水でさえ、こうして言葉の暴力を感じ、美しい結晶を作れな
くなった。心や感情のある私たち人間なら、なおさら影響を受けるだろう。だからこれからは、言葉
を使うときには思いやりを持って、相手のことを考えて行動しよう」と、言葉を続けたのであった。
この授業は私にとって衝撃的だった。そして、道徳的にひどく考えさせられたのも、はっきりと記憶
している。この時の私は、悪い意味で素直すぎたのだろう。この本のことを、そしてこの先生の話を
すっかり鵜呑みにしていた。
しかし、時間が経つにつれ、氷の結晶について疑問を抱き、自分の中であの話はエセ科学だと理解
した。その時に、科学というものの絶対性を痛感し、そして信頼していた先生に裏切られたような感
情をもった。大好きな先生が、自分たちに道徳心を学習させようとしてくれたのは事実だが、また、
コメント [k7]: 先生というのは良くも悪く
も影響が大きいということです。
でたらめな知識をさも常識であるかのように授業を展開したのも事実だ。今でも、この先生のことを
思い出すと、
『水からの伝言』のことを思い返すようになってしまった。
何か子供たちが興味を持ちそうなものを模索した結果であろうが、やはりでたらめを教えられたこと
を考えると、どこか悲しい。教育の現場で用いる資材であるからこそ、誤った知識ではなくしっかり
とした筋の通ったものを提示すべきだ。
小学校の時に教育実習の先生からさまざまな言葉をかけたときの水の反応を見てみよう、みたいな
授業を受けた記憶がある。道徳の授業で、さまざまな言葉を水にかけてみて、その言葉によって水が
どのような状態になるかを見せてもらった。確かに、水は汚い言葉をかけられてる時は、結晶(顕微
鏡での拡大図)?の形が汚かった。なので、汚い形になってるからなるべく悪いことは言わないほう
がいいね、と単純なことしか友達と話していなかった。
親も正しいことだけをしてればいい、みたいな人だった(今は変わってる気がしますが)ので、
「そ
れならばもっといいことをしないとね」とある意味洗脳に近かかった気がする。
【水からの伝言:短すぎ】おおむね 4 行以下。
具体的な意見を書き、客観的な根拠を書いていけば、こんなに短くなるわけがありません。
まじめに取り組まなければ、何も得られません。
「水からの伝言」のに関する授業に関することを述べる。まず全体からして、児童たちは信じる派
と信じない派とに二極化していた。授業後の会話は、両派間で汚い結晶ができるかどうかの是非を言
い争っていた。先生の様子は、本当であるかのように説明していた。親の反応は、
「そんなことあるわ
けない。
」と笑っていた。
①今回の授業で取り上げられたような内容小学校の頃にを受けた。このとき自分は道徳の内容を理
解していなかったので大して何も考えていなかった。先生、親とくにこのことに対して何も言ってな
かった。ただ今となれば、何を伝えたかったのかが道徳の意味を理解し社会に触れていることによっ
て、理解できる。
水からの伝言の様な授業について本当に言葉によって結晶のでき方に影響がでると信じていた人
はいなかった。
①受けたときの授業の反応はみんな先生の言っていることを鵜呑みにしているような感じでした。
怪訝そうな顔をしている子もいたと思うのですが、そのような雰囲気では発言できずにいた。
先生はこのテーマを扱うのを待ってましたというような感じだった。
【コラーゲン】
授業で取り上げられた血液型性格診断、マイナスイオン、水からの伝言以外にもエセ科学は存在す
るのか。ここで、高校時代の学年通信に生物の先生が書いていた内容を思い出した。それは「コラー
ゲンは摂ったとしても肌はきれいにはならない」といった内容だ。私は、物理選択だったので、その
生物の先生と関わりがなかったが、テレビや雑誌等のマスコミでかなり宣伝されていたものなので読
んでみた。当時は「ホンマかいな~」と思っていた。これは 2014 年現在でも言われているのを耳に
する。その学年通信に書かれていた内容には「コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されるからコラー
ゲンを摂っていたからといってきれいにはならない」といったことが書かれていた。本当なのか。
コラーゲンとはどんなものかは以下の内容だ。
「コラーゲンは保湿効果が高いタンパク質であり、コラーゲン分子は 3 残基ごとに繰り返すグリシン
以外の残基がすべて分子表面に露出しており周囲に多くの水分子を保持できる。皮膚表面に塗布する
ことにより、皮膚からの水分の蒸発を抑えるという肌の表皮層に対する潤いの効果は期待できる。た
だし、
この場合も皮膚に塗布したコラーゲン分子がそのままの形で皮下に吸収・利用されることは考え
にくい。
」(Wikipedia コラーゲン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3#.
E7.BE.8E.E8.82.8C.E5.8A.B9.E6.9E.9C.E3.81.AB.E3.81.A4.E3.81.84.E3.81.A6
2014/05/16)。
このことから、コラーゲンを摂取しても、タンパク質であるため、結局アミノ酸に分解され、アミ
ノ酸として吸収される。また、肌に塗っても、コラーゲン自体を吸収することはほとんどない。よっ
て、生物の先生が書かれていた内容は本当のことである。(一応、その生物の先生は京大卒であるので
当たり前かもしれないが…)
これは、まさしくエセ科学の代表例といえる。
授業で取り上げた例以外で、エセ科学と呼ばれるものに、私はコラーゲンの事例をあげる。例えば、
この商品にはコラーゲンがたっぷり入っているから、飲めば、お肌がプルプルにという事例である。
現在では、テレビショッピングや薬局などでもよく見かけ、いつまでも若若しくいたいという女性に
は大人気である。しかし、コラーゲンを飲むだけでは、肌の弾力はでないのである。なぜなら、コラ
ーゲンを取るだけでは効果は発揮されず、コラーゲンのもととなるたんぱく質や、コラーゲンの合成
に必要なビタミン C の摂取が必要であるからだ。だから、コラーゲンの摂取だけで、肌がきれいにな
るというのは嘘である。ちなみに、サケやウナギなどコラーゲンとたんぱく質の両方が入っている食
材も存在する。つまり、サプリメントを買うよりも、それらの食材を食べた方が、よっぽど効果的で
ある。
参考 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1402I_U2A111C1000000/ (5 月 17 日閲覧)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0702B_X01C12A1000000/ (5 月 17 日閲覧)
「コラーゲンを摂取することで肌の張りは保たれるのか・・・」
肌の張りを保つ、しわを目立たなくするなど、美容効果を狙った商品として、
「飲むコラーゲン」
など、コラーゲンを使った商品が販売されている。これらには本当に美容効果が期待できるのだろう
か。
そもそも、コラーゲンは「3 重らせん構造の繊維で形成されている」(コラーゲンの安全性と機能性
石見佳子)ので、消化吸収されにくい。最近では、消化吸収されやすいようにコラーゲンの分子を小さ
くしたコラーゲンペプチドが商品として販売されているが、吸収されたコラーゲンペプチドは分解さ
れてアミノ酸になるので、通常のたんぱく質を摂取するのとなんら変わりがない。
確かに、コラーゲンペプチドが分解されずに高分子のまま吸収される例もあるが、コラーゲンペプ
コメント [y8]: 以下に書いてあることは、
引用文からの帰結ではない。
チドが、体内で、肌にハリをもたらすコラーゲンをつくるという科学的根拠はない。
ゆえに、コラーゲンには美容効果は期待できないと考えるのが妥当だ。
授業で取り上げた例以外で、エセ科学と呼ばれるものに、私はコラーゲンの事例をあげる。例えば、
この商品にはコラーゲンがたっぷり入っているから、飲めば、お肌がプルプルにという事例である。
現在では、テレビショッピングや薬局などでもよく見かけ、いつまでも若若しくいたいという女性に
は大人気である。しかし、コラーゲンを飲むだけでは、肌の弾力はでないのである。なぜなら、コラ
ーゲンを取るだけでは効果は発揮されず、コラーゲンのもととなるたんぱく質や、コラーゲンの合成
に必要なビタミン C の摂取が必要であるからだ。だから、コラーゲンの摂取だけで、肌がきれいにな
るというのは嘘である。ちなみに、サケやウナギなどコラーゲンとたんぱく質の両方が入っている食
材も存在する。つまり、サプリメントを買うよりも、それらの食材を食べた方が、よっぽど効果的で
ある。
僕たちはまだ知識も少ないため、世間一般で言われている科学がエセであるかないかが判断できな
い。そのため今回はインターネットで調べて「コラーゲンエセ科学説」について考える。
日本の女性たちは日々美容について研究している。そこで一躍注目を浴びたのがコラーゲンである。
一般には肌にハリがでて、ツヤツヤになると信じられているだろう。そのため食べ物ではスッポン鍋
や、ホルモン焼き、美容関係ではコラーゲン配合のクリームなどが出回っている。ここで本当のコー
ラゲンの性質についてまとめる。
藤本大三郎の著書である『コラーゲンの秘密に迫る』によると、
「コラーゲンは、人間や動物の体
の中にあるタンパク質である。コラーゲンの主な役割といえば、支えたり、結びつけたり、境界をつ
くったりすることだ。また、体の全コラーゲンのうち、約 40%は皮膚に、10〜20%は骨と軟骨に、7
〜8%は血管に含まれている」(1)と説明されている。人類をはじめとする動物の体にコラーゲンが存
在すると知ったら、確かに美容メーカーは飛びつくことは分かる。
それではコラーゲンのどのような点がエセ科学として扱われているのか。2つの例をとってみる。
1つは、コラーゲン配合クリームである。このコラーゲン配合クリームは肌に塗ることによって、
コラーゲンが皮膚を浸透し、お肌がプルプルになると信じられている。しかし、
『コラーゲンの秘密に
迫る』によると、
「コラーゲンの分子は分子量が 30 万もある巨大分子であるから、角質層というバリ
アーを通り抜けて真皮の中までたどりつくことはとても考えられない」(2)とあり、クリームを塗るだ
けでお肌がプルプルになるという効果はガセであることが分かる。
ただし、
『コラーゲンの秘密に迫る』
によると、
「コラーゲンには、親水性の側鎖がたくさんあり、表面積の大きなコラーゲンの分子は、た
くさんの水分子をまわりに吸着することができる」(3)ため、保湿効果があることは忘れてはならない。
もう1つは、スッポン鍋やホルモン焼きなどの食べ物である。これまた、コラーゲンが摂取するこ
とができ、お肌がプルプルになるといううたい文句で世間的には言われている。しかし、
『コラーゲン
の秘密に迫る』によると、
「コラーゲンを食べる効果の中で、きちんとした臨床的研究が進んでいるの
は、関節炎の症状を和らげる効果を示す」(4)や、
「毛髪や皮膚、爪などにも効果がある」(5)などであ
る。冒頭でも書いたように、確かに骨や軟骨はコラーゲンからできているので、この効果は納得でき
る。しかし、どこにもお肌に対しての効果は示されていないのだ。
このように、世間一般で考えられているようなコラーゲンの効果は存在しないのである。よって、
「コラーゲンエセ科学説」は真となる。
注)
1) 藤本大三郎『コラーゲンの秘密に迫る -商品・化粧品からバイオマテリアルまで-』
(株)裳華房, 1998
年, p.4-7
コメント [k9]: 何だかこの“・・・エセ科
学説”と書かれると、エセ科学でない可能
性と五分五分のような響きですね。
コメント [y10]: 複数の情報源を調べてみ
よう。
2) 藤本大三郎『コラーゲンの秘密に迫る
年, p.56
3) 藤本大三郎『コラーゲンの秘密に迫る
年, p.60
4) 藤本大三郎『コラーゲンの秘密に迫る
年, p.79
5) 藤本大三郎『コラーゲンの秘密に迫る
年, p.84
-商品・化粧品からバイオマテリアルまで-』
(株)裳華房, 1998
-商品・化粧品からバイオマテリアルまで-』
(株)裳華房, 1998
-商品・化粧品からバイオマテリアルまで-』
(株)裳華房, 1998
-商品・化粧品からバイオマテリアルまで-』
(株)裳華房, 1998
似非科学の例はとしてあげられるものに「コラーゲン」がある。世の中では「コラーゲンを食べる
と肌がきれいになる」などという事がうたわれている健康食品が溢れている。
「コラーゲンは、真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつで、多細胞動物の細
胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、
全タンパク質のほぼ 30%を占める程多い。コラーゲンは、化粧品や医薬品に多く含まれている」
〔1〕
コラーゲンは繊維質のタンパク質であり、肌の構造を維持する役割を持っている。コラーゲンが傷つ
けられて構造が崩れると、肌は弾力がなくなる。これが、老化という現象である。
以上を踏まえて、現在の健康食品のことを考える。コラーゲンが含まれる健康食品の中で、コラー
ゲンを食べることにより摂取するものは、効果が不明確である。コラーゲンはタンパク質であり、ほ
かのタンパク質同様に消化管の中で消化される。つまり、体内に吸収されるものはアミノ酸である。
アミノ酸はコラーゲンの材料となるものだが、アミノ酸があるからといって必ずしも体内でコラーゲ
ンが合成されるとは限らない。つまり、コラーゲンを食べることと、肌の構造を維持することは関係
性が薄いということになる。
しかし、現実ではコラーゲンが含まれていることをうたった飲料などが存在する。その理由は、事
実と虚実が混ざっいるからだろう。
コラーゲンは肌の成分であり、
少なくなると肌の張りがなくなる。
このことは事実だ。そして、コラーゲンは食べたからといって補えるものではないのだ。ところが、
健康食品は、コラーゲンは食べて補えるかのような言いまわしで商品を宣伝している。
[1]wikipedia コラーゲン
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B%83%B3 5 月
18 日閲覧
私たちの周りには様々なエセ科学がはびこっている。ひとつの例にコラーゲンがある。コラーゲン
は美肌に良いというのはコマーシャルや、商品開発により事実のようになっている。確かに皮膚の老
化はコラーゲン繊維束の低下やエスチン量の低下によって引き起こされる。しかし、コラーゲンは、
皮膚に塗ることで、外部からの刺激の緩和や水分を保つことには役立つが、実際にコラーゲンを摂取
したことで美容効果が現れるとは科学的に十分証明されていないのである。
このように、私たちの周りのエセ科学は商品になっていり、時に常識のように私たちに定着してい
る。このような、現象がこれ以上進むことのないように科学的根拠をはっきりさせてから、私たちに
知識を供給してもらいたいものだ。
参考 石見佳子 コラーゲンの安全性と機能性 http://www0.nih.go.jp/eiken/chosa/ishimi.htm
2014/5/19 アクセス
今回の授業では、科学に似ていて科学でないもの、一見科学に見えてしまう疑似科学について学ん
だ。そこで、身近にある疑似科学と考えられるものの根拠について論じる。
近年、肌の手入れにお金と時間を費やす女性が多くいる。彼女たちは化粧品に気を使うのはもちろ
ん、食生活にも美肌効果を求めている。そんな彼女たちが大好きな言葉はコラーゲンである。理由は、
コラーゲンが肌に浸透して、張りと潤いと保つと信じ込んでいるからである。
確かに、コラーゲンは分子構造上、多くの水分子を保持できる保湿効果が高いタンパク質の一つで
はある。
しかし、疑似科学についてまとめたサイトによると、タンパク質の分子は巨大で皮下に浸透・吸収
されるとは考えにくく、食品としてコラーゲンを摂取しても、ただのアミノ酸として分解吸収されて
しまう。という。
(歴史に残る偉大なイカサマ科学まとめ 2014 5 18 閲覧)
このようにコラーゲンに美肌効果があるという広告には、人々が期待するほどの効果がない。企業
は消費者の肌に張りと潤いを保たせるよりも、自社の商品が売れることを目的としているから、コラ
ーゲン入りの化粧品・食品を販売し続けている。これは消費者の無知に付け込んだ商売である。
最後に、このコラーゲンに関する疑似科学は授業で紹介された疑似科学の特徴の3願いを叶えるに
あてはまる。美肌の実現にはコラーゲンよりも効果がある物質はたくさんあるだろうし、企業のお金
儲けのためにあまり効果がないものを買い続けるのは賢い選択ではない。
実現したい願いがあるなら、
企業に任せるのではなく自分で調べ、効果を期待できるものを探し出すべきである。
コラーゲンには美肌効果があるということをよく聞く。しかし、石見佳子によると「コラーゲンは
皮膚に塗布することによって、外部からの刺激を緩和したり、水分を保つことは可能です。一方、コ
ラーゲンを摂取することによって、コラーゲンの原料となるアミノ酸やペプチドを補給することは出
来ますが、実際に皮膚の状態を改善する効果があるかについては、科学的に十分に証明されているわ
け で は あ り ま せ ん 」( 石 見 佳 子 , 「 コ ラ ー ゲ ン の 安 全 性 と 機 能 性 」 ,
http://www0.nih.go.jp/eiken/chosa/ishimi.htm,2014/5/18 アクセス)とのことだ。美肌効果があると
いう科学的根拠は存在しないが、効果があると信じている人は多い。これは、コラーゲンには美肌効
果があるという化粧品などの広告の影響が大きいだろう。コラーゲンには美肌効果があるということ
は科学的に証明されておらず、エセ科学のひとつではないだろうか。
エセ科学と考えられるものの中で、血液型占いに次いで有名といっても過言ではないものとして、
コラーゲンによる美肌効果が挙げられるのではないでしょうか。コラーゲンを経口摂取することで肌
のアンチエイジングに役立つ効果があるそうです。しかし、肯定派の掲げる根拠の中にしっかりとし
た科学的根拠(エビデンス)は見当たりません。効果の根拠として取り上げられているものの多くは、
あくまでも個人の体感レベルのものであり、経験則に止まります。それに対して、否定派の意見とし
ては「コラーゲンを摂取することによって、コラーゲンの原料となるアミノ酸やペプチドを補給する
ことは出来ますが、実際に皮膚の状態を改善する効果があるかについては、科学的に十分に証明され
て い る わ け で は あ り ま せ ん 」( コ ラ ー ゲ ン の 安 全 性 と 機 能 性 / 石 見 佳 子 /
http://www0.nih.go.jp/eiken/chosa/ishimi.htm/5 月 18 日)と科学的根拠がないことを基に、はっき
りとコラーゲン摂食による効果の信憑性の無さを示しています。よって、現段階ではコラーゲン効果
は科学的根拠を持たず、エセ科学と分類されるべきものであります。しかし、今後科学の発展により、
肯定派が挙げる経験則が科学的に裏打ちされる可能性も十分にあり、今後も注目する価値のあるもの
ではないかと思われます。
身の回りにあるエセ科学について。
コメント [y11]: 制作者と URL は?
身の回りにあるエセ科学として例えばコラーゲンがある。今日においてコラーゲンは美容効果があ
るとして特に女性の間で人気があるが、
このコラーゲンは実際あまり効果がないらしい。
というのも、
まずコラーゲンを皮膚に塗ったところで皮膚の潤いをい感じることはあっても、そのコラーゲンが皮
膚を浸透していくことはない。かといって口径経口で摂取したところで人間の体ではコラーゲンを吸
収することはできない。よって人間はコラーゲンを使用してところであまり意味がないのである。
エセ科学の例としてコラーゲンをあげる。最近では化粧品のように直接肌にコラーゲンを塗るもの
がある。コラーゲンは肌に直接塗っても、吸収されることはなくあまり意味がない。しかし、保湿効
果は期待されるので塗っても無意味というわけではない。また、飲むコラーゲンは、効果がない。な
ぜかというと、
コラーゲンの主成分はタンパク質であり胃に入った時点で消化をされ分解してしまう。
つまり、不足したコラーゲンをそのまま補えるわけではないのだ。
エセ科学としてあげられるもので、コラーゲンがある。
「残念ながら、経口摂取で肌が潤う、という科学的な根拠はありません」(注)という表記があると
ころからしてコラーゲンは経口摂取をするだけでは肌が潤うという根拠があるわけではない。
しかし、
科学的に根拠があるわけではないのにも関わらず、コラーゲン鍋を売りにした店や、コラーゲンをた
っぷりといった売り文句を使っている。これは、科学的な根拠がないまま、お肌にいいものとして扱
われている。
また、
「ただし、コラーゲンに保湿性があるのは確か。直接肌に塗れば、肌の表面の水分は維持で
きるので、コラーゲン入りの化粧水は、理にかなっていますね。
」(注)とあるので、コラーゲンの経口
摂取は、科学的根拠がないと判断できる。
(注)
(国立健康・栄養研究所の石見佳子
URLhttp://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20130607-00030006-r25 閲覧日 2014.
5.
18)
私の考えるエセ科学の一つとして、豚皮コラーゲンペプチドの効果がある。一時期流行したコラー
ゲン製品の中にも豚皮コラーゲンペプチド由来のものがいくつかあるが、2009 年公開の『コラーゲン
ペプチド経口摂取による皮膚角層水分量の改善効果』によると、
「豚皮コラーゲンペプチド摂取では角
層水分量の増加に有意な変化は得られなかった」とあり、また、
「経表皮水分蒸散量、皮膚粘弾性、皮
膚初見に関しては、コラーゲンペプチド摂取に起因すると推定される変化は認められなかった」とい
う(日本食品科学工学会)。しかし、今も豚皮コラーゲンペプチドを経口補給するための商品がある。
これもエセ科学の一つではないだろうか。
参考ウェブページ
日本食品科学工学会「コラーゲンペプチド経口摂取による皮膚角層水分量の改善効
果」,https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/56/3/56_3_137/_article/-char/ja/,2014/5/18 アクセス.
【ゲーム脳】
ゲーム脳とは、テレビゲームや携帯に熱中すると、人間の脳波にβ波が出ない場合のことであり、
この状態になると思考活動が衰え、無気力、感情の爆発など、いわゆる「キレる」状態になる(
「運転
士、異常行動“ゲーム脳”の特徴」 夕刊フジウェブサイト「ZAKZAK」
)
、と日本大学の教授の森昭
雄が発表した。
しかし、大阪大学教授の菊池誠は、
「この説に、科学的に信頼しうる根拠はないのです。その意味
で、これもまた「ニセ科学」です。もちろん、どんなゲームにもそれなりの物語性がありますから、
人格形成に影響することはあるでしょう。しかし、それだけなら、小説やテレビドラマなどでも同じ
です。脳の機能が壊れるかどうかとは、まったく別の話なのです。
」
(まん延するニセ科学( NHK の
テレビ番組『視点・論点』に出演した大阪大学教授の菊池誠の発言の内容を文字に起こしたもの。
)
また、キレる行動もテレビゲームがはやる前からあるし、テレビゲームをほとんどやっていない人に
も見られる。ゲーム脳の症状とされる、無気力だったり会話が少ないといった現象もゲームのし過ぎ
が原因とは考えにくい。
以上の理由より、ゲーム脳はエセ科学である。
ZAKZAK(5月19日アクセス)
コメント [y12]: 制作者は?
http://web.archive.org/web/20061125093140/http://www.zakzak.co.jp/rank2005/top_kiji/t20050426
23.html
まん延するニセ科学(5月19日アクセス)
コメント [y13]: 制作者は?
http://web.archive.org/web/20071022042922/atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/appendix/nisekagak
u.html
エセ科学の例として、ゲーム脳を取り上げることにした。
ゲーム脳とは、ゲームをするこによって「脳波が認知症患者と同じ波形を示すものである」
。
(ウィキペディア「ゲーム脳‐Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E8%84%B3, 2014/5/17 ア
クセス)
ゲーム脳と聞くと嫌な顔をする人がいる。例えば、兄は一日にゲームを少なくとも四時間以上する
生活を十年以上続けているため、父はゲーム脳だとため息をついていた。
では、ゲーム脳の弊害とは何か。弊害としてあげられるのは、
「睡眠不足や体調不良、キレやすく
なる、創造力や記憶力が悪くなる、人との会話ができなくなる」など。
(子育て ゲーム脳、http://www.npa-niigata.jp/t-kosodate/kosodate-matsui01.htm、2014/5/17 ア
クセス)
本当に上記の弊害があてはまるのだろうか。実際に兄に聞いてみたり、私から見た兄の様子の結果
兄は睡眠不足でなく健康そのものであり、まったく怒らない。そのうえ、創造力や記憶力も悪くなく、
人との会話を好み多くの人と関わっている。
それに、兄だけでなく現代の若者やその親でゲームをしていない人はあまりいないだろう。その人
たちにゲーム脳の症状が出ていたら、現代社会は既に破綻している。
こういうことで、ゲーム脳はエセ科学の一つといえる。
エセ科学として考えられているものとして、ゲーム脳がある。ゲーム脳仮説を簡単に説明すると、
「ゲーム中の脳波はベータ波/アルファ波が小さくなっている」となる。
しかし、脳波というのは目を閉じたり開いたりするだけで切り替わる程度のものである。また、脳
波を測定する装置である脳波計は脳波だけでなく筋電位も混ざってしまう。これらのことから、脳波
の一部の増減のみを見た表現・主張はかなり怪しいということだ。
コメント [y14]: 単一事例から一般的な結
論を出すことはできません。
(過度の一般
化)
コメント [y15]: 客観的な証拠(資料や文献
など)を示すように。
私は、
「ゲーム脳」について取り上げる。一般的に世間では、ゲームをやりすぎると頭を使わず脳
のしわが減って馬鹿になると言われている。
これは、森昭雄さんの著書『ゲーム脳の恐怖』の中で初めて提唱されたものである。森昭雄氏の主
張によると、普通はリラックスした時にみられるアルファ波よりも緊張時や覚醒時にみられるベータ
波が多く出ているのだが、これがゲームを行っている時はベータ波が下がってしまうという。だがし
かし森昭雄氏自身は結局はそれ自体が問題なのではなく、ゲームのやりすぎによるコミュニケーショ
ンの減少が問題だとしている。また、
「ゲーム脳」は論文で述べられたものではなく、多くの有識者か
ら科学的根拠がないと批判の声があがっている。
【http://web.archive.org/web/20071218171605/http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2005/t20050
401.html】
【http://ardbeg.c.u-tokyo.ac.jp/pc/studies/matsuda.html】
【http://japan.cnet.com/marketing/20373140/】
ゲームが特異的に脳に悪影響を与える科学的根拠はないのである。
授業で取り上げた例以外で、エセ科学だと考えられるものに、ゲーム脳というものがある。
「テレ
ビゲーム・携帯電話のメール入力・パソコンといった電子機器の操作が人間の脳に与える悪影響」の、
「脳に与える悪影響」とされるものを象徴的な言葉で表現したのが「ゲーム脳」である。これは、日
本大学文理学部体育科教授の森昭雄が、2002年7月に出版した著書「ゲーム脳の恐怖」において
提示した前頭前野のβ波が低下した状態を表す仮説を示した造語である。しかし、ゲームが脳に影響
をもたらすこと自体は事実だが、それは本や映画、音楽、あるいは運動などの影響と大差ないことが
分かった。なにより提唱者自身が脳波がどういうものでそう測定しどう評価すべきか知らない素人と
いうのが問題である。実際、ゲームによる悪影響とする状態と同様の脳波を、別のことをしたときに
は良い状態と判定するなど、かなり恣意的であり非科学的な判断に満ちている。
【健康関係】
今回の授業で取り上げられた例以外のエセ科学として、
「血液サラサラ」に関する例がある。
この例について、数年前とある詐欺がはやった。具体的に言えば、ある人物の血液を採取し、顕微
鏡で見ると、血液がドロドロに見えて、特別なブレスレットをつけて、もう一度血液を採取して、顕
微鏡で見ると、血液がサラサラに見えるというものである。
一見、このブレスレットの効果でサラサラになったように感じるが、実際は、血液を採取してその
まま顕微鏡で見ると、血球が重なって見えることでドロドロに見える。また、スライドガラスにのせ
た血液をカバーガラスなどで強く押し付けると、血球が広がってサラサラになったように見える、と
いう簡単なトリックをつかっている。これを利用して、ブレスレットを高値で売るのだ。
しかしこれは、人々に少しでも知識があれば疑うことができ、詐欺にあうことはなかったのではな
いだろうか。
ほかにも、エセ科学と呼ばれるものは世の中に多くあるが、それらにだまされないように、基本的
な知識を身に着けておく必要がある。
今回の授業で挙げられたエセ科学の例のほかに、血液サラサラというものがある。よくテレビや雑
誌などで「これを食べれば血液がサラサラになります」という言葉を聞いたことがある。しかし、今
コメント [k16]: 文献を示すこと。
回調べてみると医学的根拠はないようだ。サラサラの血液とドロドロの血液を比較した写真もよく挙
げられるが、あれもサンプルの血液の量や血液を調べる前に水を飲んだかどうかでサラサラ写真もド
ロドロ写真も簡単に作れる。脂肪成分は血液には溶けず、タンパク質に包まれて循環している。だか
ら、今後、血液がサラサラやドロドロという言葉には気を付けなければならない。
参考:「食の安全」http://rockyriverromance.com/foodsafety/magmag92.html
私がエセ科学だと考えるものは、血液がサラサラであるかドロドロであるかによって身体が健康か
どうかを判断することだ。その理由は、血液がサラサラであるかによってその被験者が健康かどうか
を判断することには、いくつか不透明な部分があるからだ。例えば、家庭の医学 All About によると、
血液を検査する際には「ヘパリンという抗凝固剤を用いて」おり、またヘパリンは「血液(血漿)の
凝固を止めるが、血液中で固まる細胞成分の血小板の機能を止める事はできない」ために、
「血小板が
凝 集 し た 後 の 凝 固 し な い 血 液 」 を 検 査 し て い る こ と と な る ( 家 庭 の 医 学 All
About,http://allabout.co.jp/gm/gc/298624/,2014/5/18 アクセス)。このことを踏まえると、薬で血液の
機能を変化させており、人体に流れている血液と性質が異なってしまうために実際のその被験者の血
液がどのように流れているかを知ることができない。これでは、何のためにわざわざ血液を採取して
検査しているのかがわからない。
また、同サイトによると、
「白血球は形を変えて狭い所を抜ける事ができる細胞で、数的に赤血球
の数百分の一しかなく、実際の映像には、ほとんど影響」しない。つまり、検査後にモニターで映さ
れているのは、血液全体の動きではなく、赤血球がどのように動いているのか、ということしか知る
ことができない。この要素だけでは、血液がサラサラかどうかなど判断のしようがないだろう。そも
そも、
血液がサラサラかドロドロかのような考え方すらも存在し得ないのではないだろうか。
さらに、
Peachy というサイトによると、同一人物の場合でも検査前に「水を飲んだかどうかで血液の粘度は
変 わっ てし まう 」と ある (Peachy 「 血液 サラ サラ 」は 嘘! 実の とこ ろ医 学的 根拠 はな かっ
た,http://news.livedoor.com/article/detail/6399559/,2014/5/18 アクセス)。これによると、検査を受け
る側の人間がいくらでも恣意的に検査結果を操作することができることになる。そのような検査が検
査の意味を為しているとは到底言えないだろう。
以上の点から、血液がサラサラであるかドロドロであるかによって、身体が健康かどうかを判断す
ることはエセ科学であると考える。
カルシウムが足りないとイライラすると聞きますが、それはエセ科学だと思います。実際に調べて
みると、カルシウムが精神を安定させる事実はないそうです。また、あったとしても血液中のカルシ
ウム濃度は低下したときは骨のカルシウム成分が溶けるなどして一定に保たれるそうです。このこと
からカルシウムが足りないとイライラするというのは間違っているということが分かります。では、
なぜこんなエセ科学広まったのか。それは牛乳がイライラに効くからだと考えられます。牛乳に含ま
れるトリプトファンがメラニンの生成を促進し、メラニンが生活リズムを改善し睡眠不足を
牛乳を飲めば身長が伸びるという言葉を聞いたことがある。実際私が小学生の時に両親から言われ
たことがあった。このことはエセ科学だと私は考える。
牛乳にはタンパク質、カルシウム、ビタミンなどがふくまれている。しかし、直接身長が伸びるよ
うな成分は含まれていない。確かにカルシウムやビタミンは骨を強くする効果を持っている。だから
と言って身長が伸びるとは限らないのだ。よって、これはエセ科学である。
私は「水からの伝言」に関する授業は受けたことがない。なので、
「イライラするとカルシウムが
足りていない」という例について調べてみた。
イライラしているとよく「カルシウムを取れ」とか「牛乳を飲め」と言われる。それは、
「イライ
ラするとカルシウム不足」だと言われているからである。しかし実際は、関係がなく、科学的にも証
明されていないのである。
ダイエット方法には、一部でもエセ科学が関与している場合がある。朝バナナダイエットというダ
イエット方法が一時流行った。朝にバナナを食べ続けると、痩せられるという。しかし、厚生労働省
が健康のために情報を提供する、e-ヘルスネットというインターネット上のサイトによると、ある特
定の食物だけを食べると、
「ストレスがたまるうえに必須栄養素の量が不足し、食物繊維不足による便
秘、マグネシウムやビタミン D 不足による骨粗鬆症、鉄分不足による貧血、月経異常など健康を損な
う恐れが」
(厚生労働省「e-ヘルスネット」
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-090.html,2014.5/18 ア
クセス)あるという。
ストレスの解消のために、多く食べ過ぎてしまうと、結果太ることになる。
「食べ物の焦げた部分を食べると、がんになる」という情報がある。鳥取大学医学部教授の井藤久
雄の『台所でできるがん予防』(山陰中央新報社)によると、
「焦げに含まれる発がん性物質の量は非常
に少なく、あまり神経質になる必要はない。人類が火を使用するようになってできた発がん性物質で
あるベンツピレンは、物が燃えると必ずできる物質で、その発がん性は強力である。これは肉、魚、
穀類、薫製食品、野菜あるいはお茶やコーヒーにも含まれているが、量は非常に少なく、無視できる」
とのことである。つまり、焦げのある部分を食べたからといって、イコールがんになるというわけで
はないのである
エセ科学の例として、
「わかめや昆布などの海藻類を食べると髪がフサフサになる。
」を挙げる。
理由は、わかめや昆布などの海藻類の成分は、髪には関係がないからだ。
わかめ(生)100g 中の成分は、エネルギー16kcal、水分89g、タンパク質1.9g、脂質0.
2g、炭水化物5.6g、灰物3.3g、ナトリウム610mg、カリウム730mg、カルシウム10
0mg、マグネシウム110mg、リン36mg、鉄0.7mg、亜鉛0.3mg、銅0.02mg、マン
ガン0.05mg
昆布(干し)100g 中の成分は、エネルギー138kcal、水分10.4g、タンパク質11.0g、
脂質1.0g、炭水化物55.7g、灰物21.9g、ナトリウム2400mg、カリウム7300mg、
カルシウム650mg、マグネシウム490mg、リン340mg、鉄2.5mg、亜鉛1.0mg、銅0.
07mg、マンガン0.20mg
(海藻の標準成分表、http://www4.ocn.ne.jp/~katonet/syokuhin/5tei/5souruiA.htm、5/18 アクセス)
そして、髪の主成分はケラチンというタンパク質である。これは爪の主成分でもある。ケラチンを体
内で作るためには、タンパク質を摂取しなければならない。しかし、先ほどの成分表を見る限り、わ
かめや昆布のタンパク質は1.9g、11.0g となり、あまり多いとは言えない。
また、成分表によると、100g あたり、大豆35.3g、牛肉54.5g、鶏卵86.5g、かつお
( か つ お 節 ) 7 7 . 1 g と あ る 。( 特 定 栄 養 素 ベ ス ト 5 0 の 食 品 成 分 表 、
http://www4.ocn.ne.jp/~katonet/syokuhin/5tei/tokutei/tanpaku.htm、5/18 アクセス)と
ほかの食品と比較しても、
わかめや昆布がタンパク質を摂取するのに、
特に優れているわけではない。
つまり、
「わかめや昆布などの海藻類を食べると髪がフサフサになる。
」のは、誤りである。
②エセ科学の例、デトックス。体内の有害物質を解毒(detoxification)することから名付けられた。
新陳代謝が上がり健康的な体になることができるらしい。しかしデトックスを推奨するどのサイトに
もどのような過程、働きかけによってデトックスが起こるのかは書いてはいない。
「デトックスするこ
とで」ということしか説明が無い。国民保健サービス(MHS)は「なんの科学的根拠もない」と断言し
ている。
水からの伝言に関しては今回の授業で初めて聞きました。
エセ科学だと考えられるものは、ゲルマニウムの効果についてです。よく、つけているだけで肩こ
りが取れる、という商品が売られているのを目にします。CM なんかでもやっていました。しかし薬
剤師の人がやっているブログによると「ゲルマニウムが人体への健康効果を持つ科学的根拠は確認さ
れていない。
」と述べている¹。しかし実際に良く効くと言っている人が中に入るだろう。おそらくそ
の多くの人はある効果によって効いているに違いない。同じブログにも述べられているのだが「プラ
シーボ効果」である¹。プラシーボ効果は思い込みによっておこる効果である。例えば、風邪気味の人
が風に効くといわれて飲んだものにたとえ風に効く成分が全く入ってなかったとしても治る、という
効果のことである。したがってゲルマニウムが肩こりに効くということは全く科学的に根拠がないの
である。
注 1 チタンやゲルマニウムは肩こりに効くのか?|くすりの勉強ー薬剤師のブログ「チタンやゲルマ
ニウムは肩こりに効くのか?|くすりの勉強ー薬剤師のブログ」
http://yakuzaic.com/archives/74937, 2012/8/20 アクセス
1.おそらく習ったことはありません。
2.「チタンのネックレスをつけていると肩こりが治る」はエセ科学である。なぜなら、まず第一にチ
タンが肩こりに効くという証拠がないからである。確かにチタンから電磁波が出ておりそれが肩の筋
肉をほぐすのかもしれないが、なぜ他の金属じゃなくチタンなのか、これすらはっきりしていないの
ではどうも信じがたい。
私は幼い頃に「コーラを飲むと歯や骨が溶ける」と言われたことがある。私は信じていなかったが、
私の妹はそのとき本当に信じて、今でも炭酸飲料をあまり飲まない。
日本コカ・コーラ株式会社によると、
「清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を
長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人
間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください」と
のことだ。
確かに歯や骨が溶けることはある。しかし、それは他の清涼飲料水や果汁でも同様だ。そしてそう
なるのは長時間にわたりつけておいた場合である。
よって、コップ一杯飲んだ程度では歯はおろか骨まで溶けることはない。
出典:日本コカ・コーラ株式会社 - よくある質問 - コカ・コーラを飲むと歯や骨が溶けるって本当?
http://j.cocacola.co.jp/spn/info/faq/detail.htm?faq=18005 2014/05/19 閲覧
コメント [k17]: 何のことですか?きちん
と調べてみて下さい。レポート課題として
選択するならばの話ですが、
・・・。
私は、水からの伝言に関する授業を今までに受けたことが無いので、授業で扱われたもの以外のエ
セ科学について調べることにした。
私は、食に関するエセ科学に興味を持った。よく、
「レモン○個分のビタミン C」などといった売り
文句を冠した食品や飲料があるが、それらを摂取するだけで本当に良いのだろうか。
まず、成人の一日に摂取すべきビタミン C 量は、厚生労働省によると 100 ㎎とされているが、レモ
ン一個分のビタミン C は、20 ㎎である。ここから、レモンが特に多くのビタミン C を含有している
とは言えない。さらに同じ量当たりのビタミン C 含有率は、レモンよりグレープフルーツや柚子、柿、
イチゴなどのほうが多い。しかし、多くの食品のビタミン C の含有量の基準がレモンであるのは、私
たちの「ビタミン C=酸っぱい」という固定観念からきている。ビタミン C は確かに酸味があるが、
食品に含まれている程度の量ではその酸味はわからない。
レモンの酸味はクエン酸によるものである。
以上より、我々の「レモンはビタミン C を多く含む」という科学的な誤解や、
「ビタミン C=酸っ
ぱい」という固定観念によって間違った認識が広がっている。
参考資料
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/index.shtml
農林水産省 www.maff.go.jp/
近年「0 カロリー」の表示のついたジュース(主に炭酸)が売られているが、実際には 0 キロカロリ
ーではない。竹内薫の『黒い仮説 白い仮説』によると、
「厚生労働省で定めている基準では、100 ミ
リリットルあたり 5 キロカロリー未満であれば、
「カロリーゼロ」(あるいはノンカロリー)と表示でき
ます。また、100 ミリリットルあたり 20 キロカロリー以下の場合は「カロリーオフ」とか、低カロ
リーと表示していい」とある(竹内薫 『白い仮説 黒い仮説』 日本実業出版社 2008,p68)
つまり、実際には 0 ではないにもかかわらず、0 と表示できてしまうため、この事実を知らない多
くの消費者は表示にだまされているのである。
エセ科学の例で、タバコがある。タバコは人間の体に害を与え、肺ガンとなるリスクがある。しか
し、
タバコの毒を消すことができる人がいる。
その人はタバコを吸うこと自体が生きることに対して、
悪影響がない。むしろ、生きることに好影響をもたらしていると言える。だから、タバコの禁煙を全
面否定するのは、良くないのである。他には、二酸化炭素がある。二酸化炭素によって、地球の温度
が上がるのは事実だが、二酸化炭素が無ければ地球の温度は低い。そして、二酸化炭素は植物の光合
成に必要である。地球温暖化という一面だけで、二酸化炭素を否定するのは良くない。
コメント [k18]: この問題をこんなに簡単
に荒っぽい議論で論ずることはできませ
ん。調べることがたくさんあるはずです。
②について
「水からの伝言」の授業を聞いて,関連して耳にした事なのだが何やら世の中には「波動水」なる
ものが健康に効果があるとして販売されている.そこでそもそも「波動水」と何かと思い調べた.
実際に「月のしずく」という波動水が発売されている商品のホームぺージによると,波動水は「波
動の高いお水で,良いお水」
(1)と書かれており,その波動とは何かというと「読んで字のごとく、
波(なみ)が動(うご)く,と言うことです。何もわざわざ、難しくこじつけて受け止める必要はま
ったくありません。波とはエネルギーのことですので、エネルギーが動く有様そのものが波動です。
当然、エネルギーには、さまざまなエネルギーがあります」とあり,また,別のサイトによると「波
動とは、ありとあらゆる物質からでている微弱エネルギーと考えられます」
(2)とあり,その波動の
情報を水に与え,その水を飲むことで健康効果があるという.
水に波動によって情報を付加するということ自体がまず不可能であり,たとえ仮に波動の情報が加
えられたとしても,波動自体の情報が水を介して,まるで水に意志があるかのように人体に影響を与
える事はオカルトというよりほかない.
「水からの伝言」にも言えるように,あくまでも水はH2Oであり,情報を保持することはない.
また,二つの文献の前者には結晶が波動水のほうが水道水よりきれいであることからも良い水である
といえるとの趣旨の文が書いてあるが,結晶は講義でも話されていたように水の結晶は極めてデリケ
ートですぐに結晶は消えてしまうはずであり,この様な主張は明らかに科学的ではない.
波動水の飲用者の声では効果があるとは言っているが以上の議論からも言えるようにこの様な効
果はありえなく,逆にプラセボ効果によって合理的な説明がつき,波動水自体に健康効果があるとい
う販売者の論理は明らかに破綻している.
また,
「気」による効果をも主張している販売者もいるが,これは科学的にはナンセンスであり,
非科学的であるといえる.
以上がエセ科学の例とその根拠である.
参考文献
(1)
「波動水について| 月のしずくミネラルウォーター波動水 通販・販売」
,
http://www.tsuki-shizu.jp/cat41/hadou-water.html,2014/5/18 アクセス
(2)
「波動とは・波動水とは|A-OK 波動計測センター」
,
http://aokjapan.net/wave.shtml,2014/5/18 アクセス
【その他】
今回の授業では本当に信じられないことを聞いた。それは水の話に関連していることだが、なかで
も、道徳の教材として使うように推奨されていたという事実だ。これに関しては意味が分からなかっ
た。推奨されるということは、ある程度公式のものなのだろう。それなのになぜ、あんなものを推奨
したのか疑問でならない。疑問でたまらないので調べたのだが、どのサイトもなかなか核心に触れな
かったり、サイトがなぜか削除されていたり、否定・肯定のどちらか一方に引っ張られた極端な意見
しか見つけることができなかった。
このようなエセ科学に都市伝説や恐怖体験談などは入るだろうか?
自分はあのような話を空想話、フィクション、だれか作者が書いたものとして楽しんでいる。正直、
都市伝説は好きだ。
しいてエセ科学っぽいものを探すとすれば、人面犬の話などだろうか。人面犬も正直「水からの伝
言」と同じ類に入るだろう。人面犬の話も研究所での実験などまあまあ単語が織り交ぜられている。
「水からの伝言」よりの弱いが都市伝説の中にもエセ科学はあるのではないだろうか。
先生は授業の最後に「科学の不思議さだけを強調するのではなく、その筋道や論理まで伝えてはじ
めて、科学を伝えたことになる。
」と仰いましたが、例として挙がっていた「水からの伝言」でさえ一
般的に馴染みのない難解な科学の皮をかぶっています。その科学の皮に論理の間違いや整合性が取れ
ていない部分を発見して「これは科学ではない」と言えるほどの科学知識を科学者でもない一般人も
持つことは、知識を得るために使う時間や労力の面から考えて難しいのではないでしょうか。
コメント [y19]: 手を抜くことを考えてい
たら何も学べません。
幸福の科学のような明らかに似非科学を用いた宗教があるが、一応信者のいる宗教でありつつも、
その宗教が唱えている似非科学を糾弾するのは果たして可能なのだろうか?論破したところで、信者
は痛くも痒くもないだろう。だが社会的に排除されるような動きになったとすれば、信者は拠り所を
失い、彷徨い果てる者もでるだろう。それだけ面倒くさい宗教に、似非科学の理論は用いても大丈夫
なのだろうか。私には判断しかねる。
フリーエネルギーについて調べた。
「フリーエネルギー装置とは無からエネルギーを生み出す装置、
すなわち第1種永久機関(エネルギー保存則を破る機関)である。
」これは、エネルギー保存の法則に
反している。
「エネルギーであるためには、かなり厳しい条件を満足しなくてはならないが、フリーエ
ネルギー装置がそれをクリアしたことはない。
」
フリーエネルギーを研究する理由としてフリーエネル
ギーはエネルギー問題を解決すると考えられているからである。しかし、エネルギーが無限にあって
も環境に影響がでればエネルギー問題が解決されたことにならない。
菊池誠 「ニセ科学」入門 2014.5.17
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/nisekagaku_nyumon.html
今回の小山先生の講義ではエセ科学について学んだ。その中でマイナスイオンの話について興味を
持った。私は今までマイナスイオンが出る扇風機やドライヤーを積極的に購入していた。しかし、そ
れは何か正確な情報に基づいていたわけではなく、無意識のままにマイナスイオンは体に良いと思っ
ていたためである。エセ科学に完全にはまってしまっていた。
ここで企業がマイナスイオンについてどう説明しているかを明記してみる。そこでマイナスイオン、
ドライヤーなどで検索をかけると、さすがにもうマイナスイオンだけを宣伝として売っているドライ
ヤーは大手企業では少なく、
「ナノイー」や「プラズマクラスター」などの名前をよく目にした。これ
らの言葉は企業が独自に作り出したものである。そのため、必ず良い効果があるようにしか書かない
であろう。
「プラズマクラスター」とは、
「自然界にあるのと同じ+(プラス)と-(マイナス)のイオンを
プラズマ放電により作り出し放出。浮遊カビ菌等を空中で除去し、浮遊ウイルスの作用を抑え、浮遊
カビ菌等を空中で除去するシャープ独自の技術です」
(sharp,プラズマークラスターとは,http://www.sharp.co.jp/pcig/feature/より 2014/5/17 アクセス)
と書かれている。
プラズマクラスターはマイナスイオンとプラスイオンを同時に放出するものである。マイナスイオ
ンだけを宣伝していた頃は、マイナスイオンはいいのでプラスイオンは体に悪いのではと思ってしま
う二分法があった。しかし、プラズマクラスターが登場すると、私はその二分法のことはすっかり忘
れていしまい、二つのイオンを同時に放出することが良いと思い込んでいしまっていた。マイナスイ
オンの話題がなくなりつつあるように、プラズマクラスターもそのうちなくなるのでしょうか。小山
先生はプラズマクラスターを体に良いと思いますか。
水からの伝言の授業を受けたことはありません。
他にエセ科学だと考えられるものに「モーツアルト効果」がある。植物に聞かせるとおいしく育つ
という説や赤ちゃんに聞かせると賢くなるなどという説である。
「マイナスイオン」と同じ様に「モー
ツアルト」と言うと偉大な音楽家であり、いい効果がありそうに聞こえる。しかし、科学的には全く
説明がつかないし植物の説に至っては音を聞き取れているのかも分からない。音楽を聴いてリラック
スし問題が解きやすいという一時的な効果はあるかもしれないが、賢くなるや、美味しくなるという
のはエセ科学であると考えられる。
今回は科学とエセ科学ということで、身の回りに存在する「科学を装った科学ではないもの」学び
ました。
血液型や水からの伝言は、先生の授業を受ける前からありえないと考えていました。なぜなら、血
液型占いで性格診断をしても当てはまらないことが多々あり、また以前の内海先生の授業で例に出さ
れた「ちまたの心理学」のようにどちらともとれる様な診断結果ばかりだからです。しかし、マイナ
スイオンの話には驚かされていました。なぜなら本来なら科学を取り扱っているはずの電気メーカー
に騙されている、と知ったからです。私も「マイナスイオンは体に良くて、空気をきれいにしてくれ
る。
」と信じ切っていました。しかし実際は体にいいどころか体に害のあるものを出している可能性も
あるという事を知り愕然としました。
今回の宿題はエセ科学を取り上げて、なぜエセ科学なのか根拠付けて調べよ、ということだったの
で私は「クラシック音楽の効果」について取り上げます。クラシック音楽にはリラクゼーション効果
がある、とよく言われます。確かにクラシック音楽が好きでこの音楽を聴くと心も体も落ち着く、と
いう人もいるかもしれません。しかし、これはすべての生物にあてはまるのでしょうか。人間の場合
「自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)のチームが、原因不明で急激に聴力が低下する「突
発性難聴」の患者を対象に、聞こえにくい耳を使ってクラシック音楽を聴き続けてもらう実験をした
結果、高い治療効果があることを突き止めた。29 日、英科学誌電子版に発表した。
」(日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2904H_Z20C14A1CR8000/ 閲覧日 5 月 18 日)。とある
ように効果がみとめられるかもしれないが、それが植物にも通用すると考えられません。なぜなら植
物が成長する条件に音は入っていないからです。
「クラシック音楽は植物の成長を促進」するが本当な
らば、植物には音を感知する部分がある事が証明されなければなりません。しかし、そのような発表
が認められれば植物も「水からの伝言」と同様に話しかけられただけで、成長に影響を与えてしまう
事になってしまいます。実際にはそんなことはあるはずがありません。
エセ科学について調べてみると私が想像した以上に沢山のエセ科学が存在しました。このようなエ
セ科学に騙されないようにするには、先生が授業でおっしゃった「筋道が通った、論理的な」説を見
極められるようにしなければならないと分かりました。
今回の授業もありがとうございました。
私がエセ科学だと考えているものは、幽霊である。私は自分の目で幽霊を見たことがない。心理学
の講義で学んだように、私たち人間は、自分の目で見たものを信じすぎる傾向があり、そうでないも
のは証拠でも見せないと信じない。信じすぎるとまではいかないと思うが、私も自分の目で見たもの
以外はあまり信じられない。
確かに心霊写真などの証拠があるかもしれないが、
今の技術の進歩なら、
自然な心霊写真をつくることもできるだろうし、カメラの調子が悪くて不可解なものが写りこんでし
まったということも考えられる。このようなところから幽霊というのはエセ科学なのではないか。
エセ科学の例として、ゴキブリの IQ についてが挙げられる。ゴキブリは、危険を察知した瞬間に
自分が飛べることに気付き IQ が 300 まで跳ね上がると言われている。
遥かに人間を上回ってしまう。
なかなか捕まえられないことや、膨大な年月を生き抜いていることを考えると、もっともらしく思っ
てしまうかもしれない。しかし、IQ というのはあくまで人間の知能指数を測るものである。ゴキブリ
のような生物に当てはめていいのかはなはだ疑問である。そもそもゴキブリの IQ を測る方法すら不
明である。一見すると、すぐにでも友達などに話してしまいたくなるようなエセ科学である。
コメント [k20]: 幽霊のどこが化学の装い
をしているのでしょうか?
「水のからの伝言」の授業は聞いたことがないが、小学校の教員からの話で、エンドルフィン、の
話を聞いたことがある。教員が曰く、
「先生や友達に『良いこと(挨拶や親切なこと)
』をすると、体
内でエンドルフィンが生成される。この物質は体にいい。しかし、逆に『悪いこと』をすると、体内
でドーパミンという毒を生成する。だから悪いことはやめなさい。
」というものだ。
しかし、今回の授業を経て、この教訓はエセ科学であるという結論に至った。
調べてみると、確かにエンドルフィンは抗ストレス作用、忍耐力増量などの効果があった。しかし、
生成されるきっかけは様々であった。きっかけは「良いこと」だけではない。この物質は過度なスト
レス時にも分泌される。これは、先に述べたように、ストレスを緩和させるためである。また、たば
こ、アルコール摂取、ギャンブルをしているときにも生成される。これらのきっかけは、道徳上でい
う「良いこと」には含まれないものばかりである。
そして、ドーパミンは確かに毒をもっているが、分泌されるきっかけはこちらも「悪いこと」では
ない。例えば、危機的状況に陥ったとき、これを生成することによって、からだに刺激を与え、身を
守るというものだ。
つまり、この二つの物質は良いこと、悪いことをしたから分泌されるとは決して言えない。悪いこ
とをすると、毒を分泌するという点も、エセ科学特有の極端な選択肢、また脅しであるともいえる。
したがって、この教訓は子供が非行に走らないようにするためのエセ科学に過ぎないのだ。
エセ科学が思っていた以上に身の回りにあふれていた。マイナスイオンの話は読書レポートのため
に読んだ本に書かれていて、最近学んだ。こんなに世間で当たり前のように言われていることに根拠
がないなんて衝撃的だった。
そして血液型性格判断についてだが、血液型性格判断はエセ科学だ、と言われても納得できる。こ
んなに大勢いる人間を 4 つに部類して占いするなんて、エセ科学としか言いようがない。
しかし、血液型性格判断をエセ科学と言い張ったら、星座占いも同じことが言えるのではないか。
この授業を受けてより身の回りのエセ科学について学びたくなったし、興味をもったので、自分で
も調べたいと思う。
洗濯の際、重曹を洗剤として使うことがある。
「これひとつでどんな汚れも綺麗にできる」や「使
っても環境を汚さないクリーンな洗剤」と呼ばれているそうだが、これは誤りであり、エセ科学であ
る。
「使っても環境を汚さない」という部分は本当だ。ベーキングパウダーの原材料である
ことから分かるように、
体内に入れても問題無く、
アルカリ性も弱いので環境に与える影響も少ない。
しかし「どんな汚れも綺麗にできる」は誤りである。実際、研磨剤や脱臭剤として使うことができ
るが、重曹はアルカリ性としては微弱なので実際に洗濯において使用しても意味がない。石鹸本来の
洗浄力を弱める効果があるので弱い繊維を損傷させないためには有効だが、普通の繊維には汚れが落
ちにくくなり逆効果となる。
エセ科学と呼ばれる部分は「界面活性剤」にある。
「界面活性剤が人体や環境に良くないので、界
面活性剤が含まれていない重曹を使おう。
」という話なのだが界面活剤自体はそんな効果はなく、乳化
剤のような体内に入れても無害なものもある。
以上より重曹を万能の洗剤であるかのように使用することはエセ科学である。
僕が似非科学として挙げるのは、ダウジングです。ダウジングの用途として代表的なのは、水源の
発見。水源を見つけるために二本のエル字の棒を二本用い、反応したところの存在するという流れ。
でもこのダウジングは、はっきりとした証拠が存在せず、科学としてはいえない。例えであげるなら、
コメント [k21]: 何だか間違ったことを言
っているような表現ですね。
目的のものがあるはずだ、と言ったが事実は存在しないということだ。この例は多く存在し、証拠と
いう証拠が存在しない。科学というのは、理論的に証明できるということでなければならない。つま
り、この科学として挙げられているダウジングは科学ではなく似非科学である。
今回取り上げられたエセ科学の他に、ダウジングが挙げられる。ダウジングとは、金属の棒や振り
子などを用いて鉱脈や水脈などを見つける方法のことである。
その歴史は数千年あると言われている。
マスコミでダウジングが取り上げられることもあるが、そこでは「波動」や「共鳴」という単語が使って
まるで科学的根拠があるかのように説明している。また、昔ダウジングで水脈を発見した、のような
成功例だけを取り上げる場合もある。このようにマスコミによって編集された情報がダウジングとい
うエセ科学を広めてしまっている。
ダウジングに関する日本ダウザー協会によるとダウジングとは「自分の潜在意識が考えていること
を知るテクニックのひとつ」である。また自分の潜在意識を「内なる声」と呼び、それを聞き取れるよう
になれば探し物に限らず自分が抱えている問題を解決する方法も見つかると述べている。
確かに、
潜在意識において経験や直感から探しているものを見つけられる場合もあるだろう。
しかし、
もちろんそれには科学的根拠はない。また、再現性が極めて低い。誰がやっても同じ効果が得られる
訳ではなく、同一人物であっても時と場合に依って結果が異なってしまうこともある。つまり、いく
ら反証実験を行ったところで無意味なのである。
エセ科学は反証することが難しくその必要性が低いため、世間に科学として広まりやすい。したが
って、個人が冷静にそれらを見分けなければならない。
日本ダウザー協会、ダウジングについて
http://www.j-dowsing.com/dowsing/
5/17 閲覧
ダウジングについて
エセ科学としてダウジングを挙げるダウジングは曲がった金属棒などを使用して、目に見えない金
属の鉱脈や地下水脈を発見すると言われているものである。しかし、実際はそれらの知識を持つもの
であれば高確率で見つけ出すことができる。つまり、それらしい言葉を並べて、世間を騒がせている
だけなのである。よって、ダウジングはエセ科学だと言える。
今回の授業コメントでは、エセ科学と考えられている物の例として、EM 菌について取り上げる。
まず、EM 菌とは自然界に存在する有用な微生物を人間の手によって培養させ、その複合微生物集
団を培養液にしたものである。そして、EM 菌には、汚染物質を分解する力や、農薬や化学肥料を使
わずに農作物を作れるといった効能があるとされている。実は、私にとって EM 菌は馴染みがある。
というのも、私が小学生の時に、環境汚染の対策として、EM 菌が入った泥団子を城の水堀に投げ込
むという授業が行われた記憶がある。
しかし、EM 菌が持っている力や効能はどのような原理からなるものなのか。EM 菌の開発者であ
る比嘉照夫は、EM 菌の現象について、
「常識的な概念では説明が困難であり、理解することは不可能
な、エントロピーの法則に従わない波動である重力波と想定される縦波が、低レベルのエネルギーを
集約し、エネルギーの物質化を促進する現象が本質的な効果である」と推定している。このように、
EM 菌には筋道や論理もなく、整合性もない。つまり、エセ科学なのである。常識的な概念では説明
できないものについて論文を書いたり、まして、それを実用化するなどあってはならない。
また、EM 菌には、授業の最後に説明された、エセ科学によく見られる特徴のうち 2 つがみられる。
白黒はっきりささせることと、願いをかなえるということである。有用な菌と一言書くだけで EM 菌
の効果を信じてしまう要因にもなりますし、様々な魅力的な効果を述べることで、今後の研究に期待
を持たせることもできる。実際私もこの授業コメントを書くまでは、EM 菌の効果を信じていました
(城の水堀に EM 菌の入った泥団子を投げ入れることには不信感を持っていました)
。
それゆえ、身の回りにあるものの現象について今一度科学的に考えなければならない。そして、そ
の現象が本当に科学的で、筋道や論理が通っていて整合性があるのか見極めなければならない。つま
り、
現象に関心を持ち、
根拠のある意見を論理的に述べて批判をする姿勢をもつことも重要であるが、
エセ科学に騙されない常識的なセンスと教養を持つことも重要なのである。
今回の授業を受けて、
「エセ科学」について理解できた。
よく、血液型で性格を判断するということがあり、私もどちらかというと信じてしまう方である。
なぜなら、血液型は親からの遺伝そのものであるし、自分の性格をよくあらわしているという前提が
あるからである。
しかし、血液型と性格が関連するという積極的な根拠はない。血液型は4分類(A,B,O,AB)であ
り、2分類では少なすぎて疑いがあるが、10分類は多すぎて覚えにくい。だから4分類というのは
ちょうどいい数なのである。また遺伝現象の典型であり、それも信じてしまう原因となる。
科学は、白黒はっきりさせることはできないが、エセ科学は逆である。また、脅しや願いも含まれ
る。科学には必ず筋道や論理があるが、エセ科学にはそれがない。
エセ科学は一見正しく見え信じてしまいそうだが、常識的に考えて間違いだとわかるものもある。
これらに騙されないように、物事を色々な面から慎重に判断することが大切である。
私がこれはエセ科学だと思うものの例に、
「誕生日診断」というものがある。⒚日生まれは頭の回
転が速いキレる人、1日生まれは美人が多い、相手の気持ちを察して優しい気配りができる人は 10
日生まれ、のような感じだ。これは全く論理的ではない。生まれた日が本人の性格や外見にかかわっ
てくるはずがないからだ。もしそうだったとしたら、この世界は同じような人ばっかりになってしま
う。例えば、私は 10 日生まれなのだが、全く気配りができない。気配りは苦手だ。また、私と同じ
誕生日の芸能人に、和田アキ子、さだまさし、堂本剛がいる。みんな個性にあふれていて、誕生日だ
けで判断できない。このように、
「誕生日診断」は科学的根拠がない、エセ科学だ。
今回はエセ科学について学んだ。エセ科学とは、似ているが似ていないもののことである。つまり、
科学と似ていてそうでないものである疑似科学と呼ばれるものである。授業以外のエセ科学として、
私はセルライトを取り上げたい。以下はそれについて考察する。
まず、セルライトとはウィキペディアによると、
「皮下脂肪のうち、主に腹部・臀部・大腿部に不
均一かつブロック状に存在する組織を指すとされる」
。私も昔からのセルライト保持者であるため、ど
のような外見かは、よく知っている。中学校の時に友達から「セルライトがあると痩せにくくて、し
かも、対処法はないんだって。
」と、朝のあいさつの時間に言われた。ショックだった当時の私は、イ
ンターネットでひたすらセルライトについて調べたのを今でも覚えている。そして、マッサージをす
ると良いという情報を聞きつけ、そのマッサージは今でも行っている。
しかし、先述したようにセルライトは皮下脂肪である。そのため、よく考えりと、セルライト部分
を揉んだからと言って、なくならないのである。
それゆえに、セルライトはマッサージよりも、一般的な皮下脂肪と同じようにカロリー制限をした
り、適度な運動をする方が、効果があると言える。つまり、セルライトの解決法が一般には存在しな
いという情報は、美容企業や悪徳商法の利益のためのエセ科学である。
最近 Twwiter でみるようになった誕生日診断。例えば、頭の回転が速くキレる人に多い誕生日や、
勘が鋭く出し抜けない人に多い誕生日などだ。今回授業ででたように、10 クラスを調査すれば 9 クラ
スに同じ誕生日のペアが存在する。人の性格や頭が切れるとかはその人がそれまで過ごしてきた環境
によるものであり、誕生日が同じだからといって、双子でもないかぎり性格や感性は似ないものだ。
だから、誕生日診断はエセ科学である。
今回はエセ科学の例を挙げるでしたが、エセ科学になるのならばある程度の設定が成り立ってない
と、エセ科学にすらならない。となると例を挙げるとなるとよく出来たエセ科学は気付かないし、す
ぐに気づかれるようなものはそもそも記憶に残らない。かなり難しいですね。漫画やアニメの設定な
んかは、フィクションと明記されているので疑似科学なのでしょう。すくなくともエセ科学ではない
ので書けませんしね。
エセ科学はとは少しずれてますが、食後の歯磨きの時間ですが、小学生の頃は「食後すぐ」だった
のですが、今は「食後 30 分」で『口の中が酸性のまますぐに歯を磨くと余計に歯が削れる』 とい
う理由で今は教えられているそうです。薬の時間なんかも本来は「食後 30 分」がベストだけど(ら
しい)
「忘れられちゃうやん」という理由で多くは「食後すぐ」と書かれています。
とにかく信じてないようなものはすぐに記憶から抜け落ちて、真のエセ科学はなかなか手強いです
ね。気づかない。おそらくは○○ダイエットなんかにエセ科学は多く潜んでいると思いますけど、ネ
ットの調子が悪くて今まで繫がらなくて、やっと繋がって今慌てて書いてるので調べる時間も無くて
…。
世の中嘘も混じってるから面白い。とか考えてるので信じて命に係わるようなこと以外は基本的に
深く考えない生き方を良しとしているので思いつきでエセ科学は思いつきませんでした。
【短すぎる】おおむね 4 行以下のもの。
具体的な意見を書き、客観的な根拠を書いていけば、こんなに短くなるわけがありません。
まじめに取り組まなければ、何も得られません。
エセ科学といえば六星術であるだろう。とゆうのも血液型占いなどと同様誕生日によって人の運命
を決めてしまうのはおかしいからである。
今回は、科学とエセ科学という「科学」という言葉が初めて出てきた。
「エセ科学」という言葉を
聞いて、思い浮かべることは、本当ではない科学という印象だ。授業でもそのようなことをおっしゃ
っていた。
UFO
実際に確認されていないから。
コメント [k22]: 本当に質の高いエセ科学
は科学と区別がつきにくいはずですね。
コメント [k23]: 長い言い訳の文章ですね。
大手企業は次々に用語を作り出していく。これからはその度にその言葉についてインターネットで
調べてみて、すぐに騙されないようにしたい。
エセ科学と自分が思うものは、血液型が性格に影響しているということです。なぜなら、血液型は
四つしかないのに、性格は四つ以上存在しているからです。
質問:都市伝説とエセ科学との違いはなんですか?
「思い込み療法」はエセ科学ですか?それとも心理学ですか?
エセ科学の授業で、血液型、マイナスイオンの説明を聞いて、エセ科学を納得できたが、その他に
というとわからず、インターネットで調べても、他には分からなかった。スプーン曲げや、透視は、
エセ科学に当てはまるのでしょうか。
血液型占いは正しいとはかぎらない。なぜなら、血液型によって個人の性格を決めつけることはで
きないからだ。
飛行機が飛ぶ原理は判明していない。いくつかの説はあるがどれも仮説に過ぎない。しかし、これ
をあたかも正解のように言っているものもある。これは、エセ科学なのではないか?
牛乳を飲むと身長が伸びるとよく聞くが、それは似非科学だ。理由は牛乳を好んで飲んでいても身
長が低かったり、伸びなかったりという例が多いからである。
血液型占いは正しいとは限らない。なぜなら、血液型と性格は深く関係しているが、全ての人格を
測ることはできないからだ。
身の回りのエセ科学の代表例といえば、心理占いである。心理占いという単語を知らない人は限りな
く少ないはずである。先輩や同級生に知らぬ間に心理テストされている人も少なくないだろう。
ゲーム脳はゲームをしすぎるとなるものだ。しかし、映画や本などを見たり聞いたりしすぎても映
画脳や本能とは言われない。これらは動作としてはなにも変わらない。つまり、ゲーム脳はエセ科学
である。
血液がサラサラで健康になるというのは、エセ科学である。なぜなら、血液が固まりにくくなるの
は危険だからである。ただし、適度な水分は必要である。
コメント [k24]: 調べてからにしてくださ
い。
私がエセ科学と考えるのにアフリカ人はテレビなどの画面を見ないので視力がいい、という考えで
す。しかし、日本人が生まれたときアフリカ人と同じぐらいのいい視力を持っているわけではありま
せん。遺伝や民族による体質が大きく関わっているからです。よって、このことはエセ科学と思われ
ます。
水の結晶についての話は疑いを持たずに聞いていたらとてもいい話です。実際に自分がその授業を
受けていたら、おそらく信じきっていたでしょう。ところで、私は将来学校の先生になりたいのです
が、もしこの手の話題を授業で教えないといけない場合はどのような対処法が望ましいのですか?た
だし、その授業は必ずやらなければいけないとしてです。
コメント [y25]: 人にものを教えるために
は、高い学識を持ち、思考力を高めるため
に日々努力が必要です。このように短いコ
メントしか書かないで済ましているよう
であれば、その資格が疑われます。
ニセ科学の例として「ゲーム脳」を挙げる。
「ゲーム脳」とはゲームばかりしていると脳の前頭前
野が機能低下に陥るというものだが、精神科医の斎藤環によると「その脳波の測定方法、結論付けに
は多くの問題がある」と批判されている。
参考 「斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖(その根拠の曖昧さ)」
⁽http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/1225.html 5/19 アクセス)
授業で挙げたエセ科学の他の例は、コラーゲンを摂取すると肌にいいということです。なぜなら、
コラーゲンを摂取することによって、コラーゲンの原料となるアミノ酸やペプチドを補給することは
出来るが、実際に皮膚の状態を改善する効果があるかについては、科学的に十分に証明されていない
からである。
コラーゲンは肌にいいと言われており、コラーゲン入りのドリンクやゼリーなどが出回っている。
だが、コラーゲンが肌にいいというのはエセ科学である。なぜならコラーゲンは体内で分解されない
からである。よって、体内で分解されないということは腸管から摂取されにくいので、コラーゲンは
肌にいいとは言えない。
エセ科学として私が思いついたのは野菜にクラシックやいい言葉(ありがとうなど)を聞かせると
おいしく育つ、というものである。そもそも野菜には音を聞き取る器官は存在せず、人から聞かされ
た言葉を「よい言葉だ」と判断するための思考能力もないため、この「野菜にクラシックやいい言葉
を聞かせるとよい」というのは科学的根拠の薄い考えであるといえる。
エセ科学だと考えられる例はマウスの実験で認知症改善の効果が得られたため、実際に人間でも効
果が得られるというものである。しかし、これは実際にはマウスに薬を投与し疑似的な認知症の状態
を起こし実験しているのである。年をとって認知症を起こしているわけではないので、これでは投与
した薬を消滅させることができれば認知症が改善されたことになるのである。
コメント [y26]: なんで?
水からの伝言の授業はしたことはありませんが、絵本か何かで見た覚えがあり、当時はそんなこと
があるのかと素直に受け入れていて、別段気にしていませんでした。ただ内容は一定の言葉を「見せ
る」ではなく「話す」でした。今週もありがとうございました。
ノストラダムスの大予言などはエセ科学なのではないか。新幹線や核戦争などいくつかの出来事は
言い当てているものの、2012 年に地球は滅亡するなど外していることもある。これらを予言する際に
何ら根拠があったわけではない。超能力だとしても、それは現代でさえ解決できていない。よって、
ノストラダムスの大予言はエセ科学といえる。
血液型性格判断はエセ科学である。このことを高校の授業で扱って、討論した。性格判断を信じる者
もいればそうでない人もいた。エセだということも証明された。
私がエセ科学だと思うのは納豆ダイエットだ。あれではダイエットは成功しない。根拠は「あるあ
る大事典」
でウソだと分かったからだ。
あれに騙されるのは人々がマスコミを信じすぎているからだ。
今回の授業の内容は、身の回りに潜むエセ科学についてだった。私自身マイナスイオンについては、
おおくの電機メーカーが取り組んでいるものなので信頼性があると思い込んでいた。私だけでなく多
くの人が信じていたと思う。どんなものでも科学的に考えることは大切で簡単に信頼してはいけない
とわっかた。同時にこれから社会で生きていくうえで科学的思考の大切さを実感した。
今日に授業は「エセ科学」についての話でした。身の回りには自分で自覚していること以外にもた
くさんのエセ科学が潜んでいることが分かりました。中でも一番衝撃だったのは、マイナスイオンで
した。マイナスイオンは体にいいものだと思い込んでいましたが、実際はそんな事実は存在しないこ
とを知りました。これからはエセ科学に惑わされないように十分な知識を身につけたいです。