建築物点検マニュアル

建築物点検マニュアル
国土交通省大臣官房官庁営繕部計画課
保全指導室
建築物点検マニュアル
1.目的
本マニュアルは、「建築基準法」(昭和25年法律第201号)第12条第2項、第4項
及び「官公庁施設の建設等に関する法律」(昭和26年法律第181号。以下「官公法」と
いう。)第12条第1項、第2項に基づき行う点検(以下「法定点検」という。)並びに官
公法第13条第1項に基づき定められた「国家機関の建築物及びその附帯施設の保全に関
する基準」(平成17年国土交通省告示第551号。以下「保全の基準」という。)に示す
支障がない状態を確認するために国家機関の建築物及びその附帯施設(以下「建築物等」
という。)について行う点検の方法、留意事項等をまとめたものであり、各省各庁の長によ
る適正な保全に資することを目的とする。
2.適用範囲
本マニュアルは、すべての国家機関の建築物及びその附帯施設に適用する。
3.構成及び内容
(1)全体構成
本マニュアルは、
「『保全の基準』対応表」及び「点検マニュアル」で構成されている。
(2)「保全の基準」対応表
「保全の基準」対応表は、保全の基準の各別表に規定する点検対象となる各部等及び
支障がない状態と点検マニュアルの各項目との対応関係がわかるよう対応番号を付して
いる。対応番号と官公法の関係については、以下のとおりである。
① 「Ⅰ- 」の内容:「保全の基準」第二及び別表第一に規定した「建築物の敷地及び
建築物の各部等」毎の「支障がない状態」を確保するために必要な「チェックポイン
ト及び点検方法」。このうち、法定点検に対応した内容(以下「法定点検内容」という。)
については、枠囲い(Ⅰ- )を付している。
② 「Ⅱ- 」の内容:「保全の基準」第三及び別表第二に規定した「建築物の敷地及び
建築物の各部等」毎の「支障がない状態」を確保するために必要な「チェックポイン
ト及び点検方法」
(3)点検マニュアル
点検マニュアルは、実際の点検を想定して点検場所の順に、建築物等の各部位、設備
等毎に「チェックポイント及び点検方法」を記載している。
なお、点検マニュアル右欄における対応番号は、「保全の基準」対応表と同様である。
4.点検等結果の記録及び活用
本マニュアルに基づく点検等を実施した場合には、その結果を記録するとともに、継続
的に保管し、施設の維持管理等に活用する。
1
5.使用にあたっての留意事項
(1)点検にあたっての安全に関する注意事項
点検にあたり危険が想定される点検箇所又は点検内容については、専門家への委託や
点検の省略を検討する(5.(8)参照)など安全に十分留意すること。
なお、点検に際しては、安全性、作業性を考慮し、点検作業に適した服装とし、必要
に応じて安全具を装着して臨み、周囲の安全の状況を十分確認すること。
(2)法定点検内容
建築基準法第12条第2項及び第4項並びに官公法第12条第1項及び第2項の規定
により、点検しなければならない建築物等(昇降機を含む。以下「法定点検対象物」と
いう。)については、枠囲いのある対応番号(Ⅰ- )のある点検内容について、点検し
なければならない。
(3)法定点検内容以外の点検内容等
法定点検対象物の法定点検内容以外の点検内容及び法定点検対象物以外の建築物等の
点検内容についても、保全の基準に示す支障がない状態を確認するため、点検するもの
とする。
(4)特殊な施設等の場合
特殊な機能を有し、又は特殊な建築物の部位、建築設備等を有するものについては、
本マニュアルでは想定していないため、本マニュアルに加え別途、必要な事項につい
て点検するものとする。
(5)該当する部位、設備等がない場合
点検する建築物等に、該当する部位、設備等がない項目については、適用しない。
(6)点検場所
点検場所は代表的な室等を例示しているので、類似用途の室等で建築物の各部位、
設備等がある場合は適宜点検するものとする。
(7)建築設備等の点検
建築設備等の点検の実施にあたっては、次に掲げる法令の規定による検査等が、本マ
ニュアルの点検内容及び周期と適合するものについては、法令による検査等を本マニュ
アルで定める点検とみなすことができるものとする。
①消防法
①-1.消防法第17条の3の3の規定に基づき、防火対象物に設けられている消防用
設備等又は特殊消防用設備等の検査で次に掲げるもの。
ア 機器点検及び総合点検
屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備、不活
性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備、屋外消火栓設備、
動力消防ポンプ設備、自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、漏電火災
警報器、非常警報器具及び設備、避難器具、排煙設備、連結送水管、非常電
源専用受電設備、自家発電設備、蓄電池設備、操作盤
イ 機器点検
消火器具、消防機関へ通報する火災報知設備、誘導灯、誘導標識、消防用水、
連結散水設備、非常用コンセント設備及び無線通信補助設備
2
①-2.消防法第14条の3の2の規定により指定数量の10倍以上の危険物を取り
扱う一般取扱所、地下タンクを有する一般取扱所等。
ア
定期点検
②国家公務員法
人事院規則10-4
保健及び安全保持についての基準を定めた人事院規則10-4(職員の保健及び
安全保持)第32条の規定による検査で次に掲げるもの並びに同第15条の規定
に従って行われる換気その他の空気環境の調整、照明、保温、防湿、清潔保持及
び伝染性疾患のまん延の予防のための措置その他職員の健康保持のため必要な措
置。
ア
性能検査及び定期自主検査
z
ボイラー(小型ボイラーを除く)
z
第1種圧力容器(小型圧力容器を除く)
z
積載荷重が1トン以上のエレベーター
イ
定期自主検査
z
小型ボイラー
z
小型圧力容器
z
第2種圧力容器
z
積載荷重が0.25トン以上1トン未満のエレベーター
z
積載荷重が 0.25 トン以上の簡易リフト
③建築物における衛生的環境の確保に関する法律
建築物における衛生的環境の確保に関する法律第4条の規定に基づき、環境衛生
上良好な状態を維持するのに必要な措置を定めた建築物環境衛生管理基準に従っ
て行われる空気調和設備及び機械換気設備並びに給水及び排水設備の維持管理・
点検。
④高圧ガス保安法
高圧ガス保安法第35条の規定に基づき、特定施設等に設けられている冷凍機等
の検査で次に掲げるもの。
ア
保安検査
1日の冷凍能力が20t(フロンガスの場合50t)以上の高圧ガスを用いる
冷凍機のうち特定施設に設けられているもの
イ
定期自主検査
1日の冷凍能力が20t(フロンガスの場合50t)以上の高圧ガスを用いる
冷凍機等
⑤水道法
水道法第34条の2の規定に基づく、簡易専用水道(水槽の有効容量の合計が10
m3 を超えるもの)等の自主検査等
⑥電気事業法
電気事業法第42条の規定に基づく、事業用電気工作物(特別高圧受変電設備、高
圧受変電設備、二次変電設備、自家発電設備)の自主検査
3
⑦ガス事業法
ガス事業法第40条の2の規定に基づく、ガス湯沸器及びガス風呂釜並びにこれ
らの排気筒及び排気筒に接続される排気扇について、消費機器の技術上の基準に
適合しているかの調査
⑧浄化槽法
浄化槽法の規定に基づく、浄化槽の点検、水質検査等
(8)点検が困難な部分等の点検の省略
次に示す部分等で点検が困難なものにあっては、点検を省略できるものとするが、当
該部分の状況から判断して不良の状況にあると認められる場合は、不良の状況を記録し、
専門家に委託するなどの対応を検討する。
z 被覆材で覆われているはり、柱などの構造部
z 点検口のない天井裏又は容易に出入りできる点検口のない床下にあるもの
z 通電されていて点検することが危険である場所にあるもの
z 運転を停止しなければ点検できない機器で、停止させることが極めて困難な状況に
あるもの
z 付近に運転を停止することが極めて困難な状況にある機器が存し、点検することが
危険である場所にあるもの
z 地中又はコンクリート等の中に埋設されているもの
z 目視では点検が困難である足場のない外壁面、給排気塔、煙突、鉄塔など
z 屋外排水設備のます等で水中に没している部分
z その他物理的理由又は安全上の理由などから点検を行うことが困難な場所にある
もの
4
目
次
(頁)
「保全の基準」対応表
別表第一関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
別表第二関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
(頁)
点検マニュアル
建築物の敷地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
建物外部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
建物内(玄関及びロビー) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
22
屋上、塔屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
25
建物内(室内) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
32
建物内(廊下、階段等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37
建物内(便所、湯沸室等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
41
建物内(空調機械室、エレベーター機械室等) ・・・・・・・・・・・
45
建物内(電気室、自家発電機室) ・・・・・・・・・・・・・・・・・
52
5
「保全の基準」対応表
別表第一関連
点検対象各部
建築物の敷地及び地盤面
支障がない状態
対応
番号
著しいき裂、不陸、傾斜又は排水不良がな Ⅰ-1
い
構 造 耐 力 上 主 要 基礎
沈下、き裂その他の損傷、変形又は腐食が Ⅰ-2
な部分(建築基準
ない
法施行令(昭和二 木造
イ
土台の内部に及ぶ腐朽がない
十五年政令第三
ロ
柱、はり等に傾斜を生じさせる木部
Ⅰ-3
百三十八号)第一
の腐朽又は緊結金物のさびその他
条第三号に規定
の腐食がない
す る も の を い 組積造(補強コンクリ イ
う。)
ートブロック造を除
れんが、石その他の組積材料間の目 Ⅰ-4
地及び他の材料との取合部におけ
る著しいき裂又は移動を伴う緩み
く。)
がない
ロ
建築物の傾斜又は明らかな不同沈
下による変形がない
ハ
イ及びロに定めるもののほか、構造
耐力を損なうおそれがあるき裂そ
の他の損傷、変形又は腐食がない
補強コンクリートブ イ
鉄筋のさびが流れ出ているき裂そ Ⅰ-5
ロック造
の他の著しい損傷又は変形がない
ロ
建築物の傾斜又は明らかな不同沈
下による変形がない
ハ
イ及びロに定めるもののほか、構造
耐力を損なうおそれがあるき裂そ
の他の損傷、変形又は腐食がない
鉄骨造
イ
柱の脚部のコンクリートに生じて Ⅰ-6
いる鉄筋のさびが流れ出ているき
裂その他耐久性を損なうおそれが
あるき裂がない
ロ
柱又ははりにおける目視により認
められる変形がない
6
構 造 耐 力 上 主 要 鉄骨造
ハ
柱、はり、筋かい及びアンカーボル Ⅰ-6
な部分(建築基準
トにおける損傷又はさびその他の
法施行令(昭和二
腐食(軽微なものを除く。)がない
十五年政令第三
二
鉄骨の部材の接合部における緩みが
百三十八号)第一
ない
ホ
条第三号に規定
建築物の傾斜又は明らかな不同沈
下による変形がない
するものをい
ヘ
う。)
イからホまでに定めるもののほか、
構造耐力を損なうおそれがあるき
裂その他の損傷、変形又は腐食がな
い
鉄筋コンクリート造 イ
鉄筋のさびが流れ出ているき裂その Ⅰ-7
及び鉄骨鉄筋コンク
他耐久性を損なうおそれがあるき裂
リート造
がない
ロ
柱又ははりにおける目視により認
められる変形がない
ハ
建築物の傾斜又は明らかな不同沈
下による変形がない
ニ
イからハまでに定めるもののほか、
構造耐力を損なうおそれがあるき
裂その他の損傷、変形又は腐食がな
い
屋根ふき材、内装 屋根ふき材、内装材、 仕上げ材料、附属物その他の落下のおそれ Ⅰ-8
材、外装材、帳壁 外装材、帳壁、パラペ があるき裂その他の損傷、変形、浮き若し
そ の 他 こ れ ら に ット及び建具
くは腐食又はこれらの接合部における緩
類する用途に供
みがない
す る 建 築 物 の 部 高架水槽、冷却塔、手 落下のおそれがあるき裂その他の損傷、変 Ⅰ-9
分及び高架水槽、 すり、煙突その他建築 形若しくは腐食又は構造耐力上主要な部
冷 却 塔 そ の 他 建 物の屋外に取り付ける 分その他の部分との接合部における緩み
築 物 の 屋 外 に 取 もの
がない
り付けるもの
床及び階段
共通
人の通行及び物品の積載又は運搬に支障 Ⅰ-10
を及ぼすき裂その他の損傷、変形又は腐食
がない
居室の床
使用上の支障となる振動が発生するき裂 Ⅰ-11
その他の損傷、変形又は腐食がない
7
床及び階段
モルタル、タイル、石、 建築材料のはく離又は浮きがない
Ⅰ-12
ビニル製床材その他の
築材料を使用する床
二重床
著しいがたつきがない
Ⅰ-13
階段その他に用いる滑 滑り防止に支障を及ぼすおそれがあるき Ⅰ-14
り止め
裂その他の損傷、変形若しくは腐食又はぐ
らつきがない
視覚障害者誘導用ブロ 視覚障害者の誘導その他に支障を及ぼす Ⅰ-15
ック等
おそれがある建築材料のはく離、浮き又は
変退色がない
床点検口
著しいがたつき又は開閉不良がない
Ⅰ-16
防火区画を構成す 防 火 区 画 を 構 成 す る あらかじめ設定された防火性能を損なう Ⅰ-17
る各部分(防火戸 床、壁、柱及びはり
おそれがあるき裂その他の損傷がない
その他の防火設備 防火扉、防火シャッタ あらかじめ設定された防火性能を損なう Ⅰ-18
を含む。)その他防 ー及び防火ダンパー
おそれがある作動不良又はき裂その他の
火上主要な部分
損傷、変形若しくは腐食がない
屋根、外壁その他の雨水の浸入を防止し、 イ
建築物又はその内部への雨水の浸入 Ⅰ-19
又は排除するための建築物の部分
により、当該建築物の耐久性を損な
い、又は当該建築物及び物品の損壊若
しくは汚損を生じさせるおそれがあ
るき裂その他の損傷、変形又は腐食が
ない
ロ
コンクリート、モルタル、タイル、石、
瓦、金属製カーテンウォールその他の
建築材料のはく離又はこれらの接合
部における緩みがない
ハ
ルーフドレン及びといの排水不良が
ない
静穏を必要とする室
壁、窓、出入り口その他当該室と当該室以 Ⅰ-20
外の部分を区画する部分の防音上支障を
及ぼすき裂その他の損傷、変形又は腐食が
ない
8
建具
共通
開閉不良又は施錠若しくは解錠の不 Ⅰ-21
イ
良がない
ロ
気密性を損ない、かつ、室内環境に悪
影響を及ぼすき裂その他の損傷、変形
又は腐食がない
自動扉その他自動的に センサー、制動装置その他の安全装置の作 Ⅰ-22
開閉するもの
動不良がない
階段、バルコニーその他の建築物の部分に 安全かつ円滑な利用に支障を及ぼすおそ Ⅰ-23
設ける防護柵、手すりその他
れがあるき裂その他の損傷、変形若しくは
腐食又はこれらの接合部における緩みが
ない
屋内及び屋外の案内表示
容易に確認でき、かつ、利用者を目的地に Ⅰ-24
円滑に誘導することに支障を及ぼすき裂
その他の損傷、変形、腐食若しくは汚損、
変退色又は脱落がない
建築設備
共通
建築物の用途、規模その他の特性に応じ Ⅰ-25
て、あらかじめ設定された機能の著しい低
下がない
設備機器
イ
安全性又は耐久性を損なうき裂その Ⅰ-26
他の損傷、変形若しくは腐食又はこれ
らの接合部における緩みがない
ロ
大規模な地震が発生した後、当該設備
機器の移動、転倒、落下又は破損によ
る損害の拡大を防止するための建築
物の構造耐力上主要な部分その他部
分への固定の不備がない
配線、配管及び風道そ 安全性又は耐久性を損なうき裂その他の Ⅰ-27
の他のダクト
損傷、変形若しくは腐食又はこれらの接合
部における緩みがない
昇降機
イ
安全装置の作動不良がない
ロ
ガイドレール、巻上機等の損傷、変形
Ⅰ-28
又は腐食がない
排煙設備
排煙機、排煙口及び非常電源の作動不良、 Ⅰ-29
排煙口からの通気不良又は排煙風道の著
しいき裂その他の損傷、変形若しくは腐食
がない
9
建築設備
換気設備
換気装置の作動不良、排気口及び給気口の Ⅰ-30
通気不良又は排気筒、排気口、給気口及び
風道の著しいき裂その他の損傷、変形若し
くは腐食がない
非常用照明設備
照明の点灯不良又は予備電源の作動不良
Ⅰ-31
給水設備及び排水設備
配管の著しいき裂その他の損傷、変形又は Ⅰ-32
腐食がない
煙突、高架水槽、擁壁その他これらに類す 転倒又は落下のおそれがある傾斜、き裂そ Ⅰ-33
る工作物等
の他の損傷若しくは腐食、これらの接合部
における緩み又は水抜穴の排水不良がな
い
駐車場及び敷地内の通路
人及び車両の安全かつ円滑な通行又は物 Ⅰ-34
品の安全かつ円滑な運搬に支障を及ぼす
おそれがあるき裂その他の損傷、変形若し
くは腐食又はコンクリート、タイル、石、
アスファルト・コンクリートその他の材料
のはく離がない
10
「保全の基準」対応表
別表第二関連
点検対象各部
支障がない状態
対応
番号
積雪、凍結その他に 屋根、外壁、屋外の建
積雪、凍結その他により、落下その他の屋 Ⅱ-1
よる被害が生ずるお 築設備その他の屋外に
外の安全上支障を及ぼすおそれがあるき
それがある地域にお 面する部分
裂その他の損傷、変形又は腐食がない
ける建築物等
災害応急対策を行う 災害応急対策を行う拠
大規模な地震が発生した場合に災害応急 Ⅱ-2
ために必要な建築物 点となる室、これらの
対策の支障となる損傷又は移動等を生じ
等(災害対策の指揮、 機能を維持するために
させるおそれがある建築非構造部材のき
災害情報の伝達等の 必要な室又はこれらの
裂その他の損傷、変形若しくは腐食又はモ
施設及び救護施設を 室を結ぶ廊下その他の
ルタル、タイル、建築用ボードその他の建
いう。)
築材料のはく離若しくはこれらの接合部
通路
における緩みがない
水防板、水防壁、逆流 建築物等の浸水を防御する機能上支障を Ⅱ-3
防止弁その他の水防設 及ぼすおそれがあるき裂その他の損傷、変
備
形又は腐食がない
危険物を貯蔵し、又 危険物を貯蔵し、又は
大規模な地震が発生した場合に危険物の Ⅱ-4
は使用する建築物等 使用する室
管理上支障となる損傷又は移動等を生じ
させるおそれがある建築非構造部材のき
裂その他の損傷、変形若しくは腐食又はモ
ルタル、タイル、建築用ボードその他の建
築材料のはく離若しくはこれらの接合部
における緩みがない
不特定かつ多数の者 出入口、廊下、階段、
高齢者、身体障害者等の円滑な利用に支障 Ⅱ-5
が利用する建築物等 昇降機、便所、駐車場、 を及ぼすおそれがあるき裂その他の損傷、
敷地内の通路その他の
変形若しくは腐食又はコンクリート、モル
不特定かつ多数の者が
タル、タイル、石、ビニル製床材その他の
利用する部分
材料のはく離がない
免震構造又は制振構 免震装置又は制振装置
免震又は制振の効果を損なうおそれがあ Ⅱ-6
造の建築物等
る部材及び機構のき裂その他の損傷、変形
若しくは腐食又はこれらの接合部におけ
る緩みがない
11
点検マニュアル
12
点検場所 建築物の敷地
チェックポイ 敷地
ント及び点検 z
敷地内に不陸や傾斜、き裂、陥没、隆起等により裂け目 Ⅰ-1
方法
が発生するなど相対的な著しい段差がないか (舗装部分
を除く)。【目視】
網掛け部分は z
舗装の不陸、傾斜、陥没や舗装面又は舗装仕上げ材のは Ⅰ-1
専門的技術を
く離等の著しい損傷はないか。【目視】
必要とする部 z
側溝に著しい傾き、損傷はないか。また、清掃状況は良 Ⅰ-1
分であるの
好か。【目視】
で、他法令に ます
基づく定期点 z
雨水桝や汚水桝などに排水不良や損傷はないか。また、 Ⅰ-1、Ⅰ-25
検等の結果を
桝内の清掃状況は良好か。【目視】
もって支障が z
電気ハンドホール内に水が溜まっていて、漏電などのお Ⅰ-25
ない状態を確
それがないか。【目視】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
電気ハンドホール内において、管口の止水材(シーリング Ⅰ-19
材)の浮き又は脱落がないか。【目視】
z
〕内は安
桝ふた、マンホールなどにがたつきがないか。
【目視】
【歩 Ⅰ-25
行確認】
全上及び業務 擁壁
上著しい支障 z
擁壁の著しい傾き、き裂、はらみ等はないか。
【目視】
Ⅰ-33
がない範囲で z
擁壁に転倒等のおそれはないか。【目視】
Ⅰ-33
水抜き穴のつまりはないか。【目視】
Ⅰ-33
行う確認方法
z
塀
z
塀に著しい傾き、又はぐらつき等がないか。【目視】〔触 Ⅰ-33
手〕
z
コンクリート、ブロック等の塀に著しいき裂等の劣化、 Ⅰ-33
損傷あるいは傾き等はないか。【目視】
z
塀と控え柱・壁の接続部に著しいき裂等がないか、又は Ⅰ-33
離れていないか。【目視】
z
金属フェンス等に変形、破損、さび、腐食、ゆるみ等は Ⅰ-33
ないか。【目視】
z
基礎部が陥没するなど塀基礎部と周辺地盤との間に相対 Ⅰ-33
的な著しい沈下又は隆起がないか。
【目視】
z
基礎部に著しいき裂等はないか。【目視】
13
Ⅰ-33
チェックポイ 門
ント及び点検 z
門扉の作動状態は良好か。また、施錠及び開放時の固定 Ⅰ-21
方法
に支障をきたしていないか。【作動確認】
z
門扉、門柱及び支柱にさび、変形、ぐらつき等がないか。 Ⅰ-33
【目視】〔触手〕
網掛け部分は
専門的技術を 鉄塔
必要とする部 z
コンクリート基礎部にき裂、欠損、さび汁等がないか。
【目 Ⅰ-33
分であるの
視】
で、他法令に z
鉄骨構成部材及び溶接部にき裂、変形、塗装の劣化、さ Ⅰ-33
基づく定期点
び等の腐食がないか。【目視】
検等の結果を 通路
もって支障が z
敷地内の通路の仕上げ材料の損傷、変形又は浮きがない Ⅰ-34、Ⅱ-5
ない状態を確
か。【目視】
【歩行確認】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
通路にあるマンホール蓋等にぐらつきがないか。又は通 Ⅰ-34、Ⅱ-5
行に支障がないか。【目視】【歩行確認】
z
〕内は安 z
歩行部に水たまりの痕跡がないか。
【目視】
Ⅰ-34、Ⅱ-5
通路、スロープの手すり本体、支持部材及び支柱埋設部 Ⅰ-34、Ⅱ-5
全上及び業務
に著しい損傷、変形、腐食、ぐらつきがないか。【目視】
上著しい支障
【触手】
がない範囲で z
通路等にある視覚障害者誘導用ブロック等に、ぐらつき、 Ⅰ-15、Ⅰ-34、
行う確認方法
欠損、はく離、浮き又は変退色がないか。【目視】【歩行 Ⅱ-5
確認】
z
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24、Ⅱ-5
ていないか。
【目視】
車路
z
出入口にミラーが設置されている場合、見えにくくなっ Ⅰ-34、Ⅱ-5
ていないか。
【目視】【歩行確認】
z
駐車場内の区分(白線等)は見えにくくなっていないか。 Ⅰ-34、Ⅱ-5
【目視】
z
車止めにぐらつき等がないか。【目視】
Ⅰ-34、Ⅱ-5
外灯
z
照明器具やポール等に、ぐらつき、傾きがないか。
【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-33
〔触手〕
z
照明器具やポール等に広範囲にわたり損傷、変形及びさ Ⅰ-25、Ⅰ-33
びがないか。
【目視】
14
チェックポイ z
タイマーによる自動点滅器等による入り切りの作動にお Ⅰ-25
ント及び点検
いて、設定にしたがい作動点灯するか。【作動確認】【目
方法
視】
z
照明器具本体やその付近に異音、異臭がないか。【聴診】 Ⅰ-25
【臭気】
網掛け部分は
専門的技術を 散水用水栓等
必要とする部 z
給水器具よりの吐水状況が良好か、さびが混じっていな Ⅰ-14、Ⅰ-25
分であるの
いか。【目視】
で、他法令に 冷却塔
基づく定期点 z
本体に著しい腐食、異常振動、異音等はないか。【目視】 Ⅰ-26
検等の結果を
【聴診】
もって支障が z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
ない状態を確 z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。【触 Ⅰ-26
認する。
手】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
Ⅰ-26
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートにき Ⅰ-26
裂がないか。
【目視】
〕内は安 z
全上及び業務
ブロー装置や薬液注入装置の作動状態は良好か。
【作動確 Ⅰ-25
認】
上著しい支障 建築設備等囲障
がない範囲で z
建築設備等の囲障(ルーバー等)の本体、基礎部及び支持部 Ⅰ-33
行う確認方法
材等に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
建築設備等の囲障(ルーバー等)の本体、基礎部及び支持部 Ⅰ-33
材等接合ボルトにゆるみや脱落がないか。
【目視】
【触手】
給水用タンク
z
タンクの本体、架台に損傷、変形、腐食等の劣化、又は Ⅰ-25
当該部分からタンクの外部に漏水の痕跡がないか。【目
視】
z
タンクの水位調節用電極棒、ボールタップに著しい損傷、 Ⅰ-25
変形、腐食がないか。【目視】
z
オーバーフロー管からタンク内部の水が流出していない Ⅰ-25
か。【目視】
z
オーバーフロー管は間接排水の確保がされているか。ま Ⅰ-25
た、防虫網に損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、かつ、
当該部分からタンクの内部に虫等の侵入の可能性がない
か。【目視】
z
コンクリート基礎に著しいき裂等の損傷、又は基礎が不 Ⅰ-26
同沈下していないか。【目視】
15
チェックポイ z
タンク及び架台等の固定ボルトにゆるみがないか。【触 Ⅰ-26
ント及び点検
手】
その他附属物
方法
z
監視カメラ等の機器から異音、発熱がないか。
【聴診】
Ⅰ-25
網掛け部分は z
監視カメラが遠隔操作において、操作指示にしたがい作 Ⅰ-25
専門的技術を
動するか。【作動確認】
必要とする部 z
監視カメラ等の支持金物・支柱等にぐらつき、傾き及び Ⅰ-26
分であるの
著しいさび等の腐食がないか。【目視】〔触手〕
で、他法令に z
オイルタンクの付近に可燃物はないか。また、上部が駐 Ⅰ-25
基づく定期点
車スペースとなっていないか。【目視】
検等の結果を z
オイルタンク、浄化槽等が埋設されている場合、地表面 Ⅰ-25
もって支障が
の損傷等はないか。また、マンホール蓋の割れ、変形、
ない状態を確
ぐらつきはないか。【目視】〔触手〕
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
〕内は安
全上及び業務
上著しい支障
がない範囲で
行う確認方法
備考
1
地盤の著しい沈下、隆起がある場合、原因を究明し、早期に対応すべきかど
うか判断する。
16
点検場所 建物外部
チェックポイ 基礎
ント及び点検 z
周辺地盤と比較して沈下又は隆起、き裂その他損傷はな Ⅰ-2
方法
いか。【目視】
z
網掛け部分は
免震装置に著しいき裂、変形、腐食、接合部のゆるみが Ⅱ-6
ないか。【目視】
専門的技術を 木造
必要とする部 z
建築物の傾斜又は変形がないか。【目視】
Ⅰ-3
分であるの z
土台に著しい腐朽、変形等がないか。【目視】
Ⅰ-3
で、他法令に z
基礎との緊結部にゆるみ、変形、傾斜がないか。【目視】 Ⅰ-3
基づく定期点 z
木造の外部に面する柱、はり等の木部分に著しい腐朽、 Ⅰ-3
検等の結果を
蟻害、変形等がないか。
【目視】
もって支障が 組積造(補強コンクリートブロック造を除く。
)
ない状態を確 z
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
建築物の傾斜又は変形がないか。【目視】
Ⅰ-4
れんが、石等の仕上げ材に著しいき裂、脱落、欠損、移 Ⅰ-4
動がないか。
【目視】
補強コンクリートブロック造
〕内は安 z
建築物の傾斜又は変形がないか。【目視】
Ⅰ-5
全上及び業務 z
補強コンクリートブロックにき裂、はく落、欠損等がな Ⅰ-5
上著しい支障
いか。【目視】
がない範囲で 鉄骨造
行う確認方法
z
建築物の傾斜又は変形がないか。【目視】
Ⅰ-6
z
鉄骨造の鉄骨等にさび等の腐食がないか。【目視】
Ⅰ-6
鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造
z
建築物の傾斜又は変形がないか。【目視】
z
鉄筋コンクリート造等のコンクリート部分に白華、さび、 Ⅰ-7
Ⅰ-7
き裂、はく落、欠損等は見られないか。【目視】
煙突
z
煙突が傾斜していないか。【目視】
z
煙突及び附属物(タラップ、天板等)に著しいき裂、欠損、 Ⅰ-9
Ⅰ-9
さび汁及び浮き、はらみ、はく離、はく落がないか。
【目
視】〔触手〕
z
煙突と建物の接合部にき裂はないか。【目視】
17
Ⅰ-9
チェックポイ 外壁
ント及び点検 z
外壁仕上げ材(タイル、モルタル、石等)にき裂や浮き等の Ⅰ-8、Ⅰ-19
方法
劣化及びはく落のおそれはないか。
【目視】
【触手】
〔打診〕
z
吹付けなどの塗装仕上げ材にチョーキング、浮き、はく Ⅰ-8、Ⅰ-19
網掛け部分は
落がないか。
【目視】
専門的技術を z
目地などのシーリング材のき裂等の劣化がないか。【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
必要とする部
視】
分であるの z
金属パネル仕上げ(鋼製、アルミニウム製、ステンレス製 Ⅰ-8、Ⅰ-19
で、他法令に
等)において、変色、退色、膨れ、はがれ、腐食等がない
基づく定期点
か。【目視】
検等の結果を ひさし・玄関ポーチ
もって支障が z
ひさし部からの漏水、さび汁の痕跡がないか。
【目視】
Ⅰ-19
ない状態を確 z
仕上げ材ではく落、き裂、腐食等がないか。【目視】
Ⅰ-8、Ⅰ-19
z
ポーチ部分に沈下、隆起、傾斜等がないか。【目視】
Ⅰ-1
認する。
【
】内は主 照明器具等
z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。【作動確認】 Ⅰ-25
〕内は安 z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
たる確認方法
〔
全上及び業務
【目視】
上著しい支障 z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
がない範囲で z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
行う確認方法
z
コンセント、スイッチ
z
外部コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著 Ⅰ-27
しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】
【聴 Ⅰ-25
診】
z
外部コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から Ⅰ-25、Ⅰ-27
異臭がないか。【臭気】
z
外部コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は Ⅰ-25、Ⅰ-27
支持金物にぐらつきがないか。【触手】
分電盤・制御盤
z
盤類に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類の扉開閉部に損傷、変形がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類から高温状態、振動、異音、異臭がないか。【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【聴診】【臭気】
z
盤類の内部機器に変色、変形、破損または、さび等の腐 Ⅰ-25、Ⅰ-26
食がないか。
【目視】
18
チェックポイ z
盤又は支持金物にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
ント及び点検 z
盤類の防水パッキン等に変形、損傷がないか。
【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
盤内に雨水の浸入又はその痕跡がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
方法
排気口、給気口
網掛け部分は z
排気口、給気口、防虫網等に通気不良の原因となる塵埃 Ⅰ-30
専門的技術を
又はその他の障害物がないか。【目視】
必要とする部 z
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、変 Ⅰ-30
分であるの
形若しくは腐食がないか。【目視】
で、他法令に 外部階段
基づく定期点 z
手すりその他に著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。 Ⅰ-9、Ⅰ-23
検等の結果を
【目視】〔触手〕
もって支障が z
コンクリート造の場合、鉄筋のさび汁が発生していない Ⅰ-9
ない状態を確
か。また仕上げ材のき裂、はく落等がないか。
【目視】
認する。
【
z
】内は主 z
たる確認方法
〔
鉄骨造の場合、塗装等のはがれやさび等がないか。
【目視】 Ⅰ-9
階段の滑り止めが浮き、欠損、変形等で歩行に支障がな Ⅰ-16、Ⅱ-5
いか。【目視】
〕内は安 z
全上及び業務
屋根又は支柱の著しいき裂、損傷、腐食などがないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅱ-1
視】
上著しい支障 窓
がない範囲で z
スチール製又は木製のサッシに著しい腐食がないか。
【目 Ⅰ-8
行う確認方法
視】
z
引き違い形式建具の外れ止めストッパーが掛けられてい Ⅰ-8
るか。【作動確認】
z
窓の開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動確 Ⅰ-21
認】【聴診】
z
窓の施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
z
窓ガラスにき裂その他の損傷がないか、又は網入りガラ Ⅰ-8
Ⅰ-21
スの場合、鉄線のさび等はないか。
【目視】
z
窓の枠やシーリング材等に腐食、き裂、硬化などの劣化 Ⅰ-8、Ⅰ-21
がないか。【目視】
ドア
z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動 Ⅰ-21
確認】【聴診】
z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
z
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-19、Ⅰ-21
いか。【目視】
19
Ⅰ-21
チェックポイ z
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアクロ Ⅰ-21
ント及び点検
ーザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、ね
方法
じのゆるみがないか。【目視】【触手】
z
外部に面するドアで、降雨後雨水の浸入又はその痕跡が Ⅰ-19
ないか。【目視】
網掛け部分は
専門的技術を バルコニー
必要とする部 z
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。【目視】 Ⅰ-9、Ⅰ-23
分であるの
〔触手〕
で、他法令に z
コンクリート造の場合、鉄筋のさび汁が発生していない Ⅰ-8
基づく定期点
か。また仕上げ材のき裂、はく落等がないか。
【目視】
検等の結果を z
鉄骨造の場合、塗装等のはがれやさび等がないか。
【目視】 Ⅰ-8
もって支障が シャッター
ない状態を確 z
認する。
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
z
z
〕内は安
シャッターの作動状態は良好か。【作動確認】
Ⅰ-18、Ⅰ-21
シャッターの開閉時に異音がないか。
【作動確認】
【聴診】 Ⅰ-18、Ⅰ-21
シャッターに著しいさびや腐食がないか。【目視】
Ⅰ-18、Ⅰ-21
シャッター格納部分(まぐさ)やガイドレールに著しいさ Ⅰ-8
びや腐食がないか。【目視】
全上及び業務 z
自動閉鎖式のシャッターの場合、障害物を感知し停止す Ⅰ-22
上著しい支障
るなどの安全装置は正常に作動するか。【作動確認】
がない範囲で 避雷針、テレビアンテナ等
行う確認方法
z
避雷針やテレビアンテナの支柱は腐食や損傷等がない Ⅰ-9、Ⅰ-26
か。【目視】
〔触手〕
z
避雷針の突針、支持管に著しい傾き、曲がり、ぐらつき Ⅰ-9、Ⅰ-26
がないか。【目視】〔触手〕
z
避雷導線接続部にゆるみ、脱落、断線がないか。【目視】 Ⅰ-25
〔触手〕
z
接地用端子箱の端子等にゆるみ、脱落、断線がないか。
【目 Ⅰ-25
視】〔触手〕
空調機用屋外機等
z
本体に著しい腐食、損傷、異常振動、異音等はないか。
【目 Ⅰ-26
視】【聴診】
z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。【触 Ⅰ-9、Ⅰ-26
Ⅰ-9、Ⅰ-26
手】
z
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートにき Ⅰ-9、Ⅰ-26
裂がないか。
【目視】
20
チェックポイ 電気配線
ント及び点検 z
z
方法
電気露出配管及び配線に損傷がないか。【目視】
Ⅰ-27
ボックス類及び支持金物等に著しい損傷、変形、腐食が Ⅰ-27
ないか。【目視】
網掛け部分は z
ボックス類及び支持金物等にぐらつきがないか。〔触手〕 Ⅰ-27
専門的技術を z
ボックス類に部分的な高温状態、振動がないか。【目視】 Ⅰ-27
必要とする部
〔触手〕
分 で あ る の その他附属物
で、他法令に z
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24
基づく定期点
ていないか。
【目視】
検等の結果を z
監視カメラ等の機器から異音、発熱がないか。
【聴診】
もって支障が z
監視カメラが遠隔操作において、操作指示にしたがい作 Ⅰ-25
ない状態を確
動するか。【作動確認】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
Ⅰ-25
監視カメラ等の支持金物・支柱等にぐらつき、傾き及び Ⅰ-26
著しいさび等の腐食がないか。【目視】〔触手〕
z
〕内は安
エキスパンションジョイントカバー部材に著しいずれ等 Ⅰ-10
がないか。【目視】
全上及び業務
上著しい支障
がない範囲で
行う確認方法
備考
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
外壁仕上げ材、手すり等の点検の際には、転落等に注意する。
21
点検場所 建物内(玄関及び玄関ロビー等)
チェックポイ 天井・内壁
ント及び点検 z
z
方法
天井等の仕上げ材の著しいずれ等がないか。【目視】
Ⅰ-8、Ⅱ-2
天井材、内壁、仕上げ材(コンクリート、モルタル等)にあ Ⅰ-8、Ⅱ-2
ばれ、き裂、浮き、はく離がないか。【目視】
【触手】
網掛け部分は z
天井材、内壁仕上げ材等に漏水の痕跡がないか。【目視】 Ⅰ-19
専門的技術を z
点検口本体及び枠にずれ、変形、腐食等がないか。
【目視】 Ⅰ-8
必要とする部 床
分であるの z
床仕上げ材の欠損、はく離、浮きなどで歩行等に支障が Ⅰ-10、Ⅰ-12、
で、他法令に
ないか。【目視】
基づく定期点 z
床仕上げ材の摩耗等により滑りやすくなっていないか。 Ⅰ-12、Ⅱ-5
検等の結果を
【目視】【歩行確認】
もって支障が z
床点検口に著しいぐらつきや開閉に不具合がないか。
【歩 Ⅰ-16
ない状態を確
行確認】【作動確認】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
Ⅱ-5
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。【目視】 Ⅰ-23、Ⅱ-5
〔触手〕
z
〕内は安
通路等にある視覚障害者誘導用ブロック等に、ぐらつき、 Ⅰ-15、Ⅱ-5
欠損、はく離、浮き又は変退色がないか。【目視】
全上及び業務 照明器具等
上著しい支障 z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。【目視】【作 Ⅰ-25
がない範囲で
動確認】
行う確認方法
z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
【目視】
z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
z
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
コンセント、スイッチ
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著しい Ⅰ-27
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】
【聴 Ⅰ-25
診】
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異臭 Ⅰ-25、Ⅰ-27
がないか。【臭気】
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支持 Ⅰ-25、Ⅰ-27
金物にぐらつきがないか。【触手】
22
チェックポイ 窓
ント及び点検 z
スチール製又は木製のサッシに著しい腐食がないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
方法
視】
z
引き違い形式建具の外れ止めストッパーが掛けられてい Ⅰ-8
網掛け部分は
るか。【作動確認】
専門的技術を z
窓の開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動確 Ⅰ-21
必要とする部
認】【聴診】
分であるの z
窓の施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
で、他法令に z
窓ガラスにき裂その他の損傷がないか、又は網入りガラ Ⅰ-8、Ⅰ-19
基づく定期点
スの場合、鉄線のさび等はないか。
【目視】
検等の結果を z
窓の枠やシーリング材等に腐食、き裂、硬化などの劣化 Ⅰ-8、Ⅰ-19、
もって支障が
がないか。【目視】
ない状態を確 z
窓の下部に雨水の浸入や結露水が室内にあふれた等の痕 Ⅰ-19、Ⅰ-21
認する。
跡がないか。
【目視】
【
Ⅰ-21
】内は主 ドア
たる確認方法
〔
Ⅰ-21
z
〕内は安
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動 Ⅰ-21
確認】【聴診】
全上及び業務 z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
上著しい支障 z
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-19、Ⅰ-21
がない範囲で
いか。【目視】
行う確認方法
z
Ⅰ-21
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアクロ Ⅰ-21
ーザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、ね
じのゆるみがないか。【目視】【触手】
z
外部に面するドアで、降雨後雨水の浸入又はその痕跡が Ⅰ-19
ないか。【目視】
シャッター
z
シャッターの作動状態は良好か。【作動確認】
z
シャッターの開閉時に異音がないか。
【作動確認】
【聴診】 Ⅰ-18、Ⅰ-21
z
シャッターに著しいさびや腐食がないか。【目視】
z
シャッター格納部分(まぐさ)やガイドレールに著しいさ Ⅰ-8
Ⅰ-18、Ⅰ-21
Ⅰ-18、Ⅰ-21
びや腐食がないか。【目視】
z
自動閉鎖式のシャッターの場合、障害物を感知し停止す Ⅰ-22
るなどの安全装置は正常に作動するか。【作動確認】
自動扉
z
自動扉の開閉機能に障害がないか。
【作動確認】
Ⅰ-21
z
自動扉に著しいさびや腐食がないか。【目視】
Ⅰ-21
23
チェックポイ z
扉が障害物を感知し停止するなどの安全装置は正常に作 Ⅰ-22
ント及び点検
動するか。【作動確認】
z
方法
自動扉床感知式の場合、マット等床検知部のはく離、浮 Ⅰ-10、Ⅱ-5
き、変形等により歩行に支障となっていないか。【目視】
網掛け部分は その他附属物
専門的技術を z
固定式防煙垂れ壁、つり下げ案内表示板等の附属物に著 Ⅰ-8、Ⅰ-24、
必要とする部
しいぐらつきがないか。
【目視】〔触手〕
分であるの z
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24
で、他法令に
ていないか。
【目視】
基づく定期点 z
インターホンの作動は正常か。【作動確認】
検等の結果を z
監視カメラ等の機器から異音、発熱がないか。
【聴診】
〔触 Ⅰ-25
もって支障が
手〕
ない状態を確 z
監視カメラが遠隔操作において、操作指示にしたがい作 Ⅰ-25
認する。
動するか。【作動確認】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
Ⅱ-2
Ⅰ-25
監視カメラ等の支持金物等にぐらつき、傾き及び著しい Ⅰ-26
さび等の腐食がないか。
【目視】〔触手〕
〕内は安 z
水防板、水防壁等で水防の性能に支障をきたす著しいき Ⅱ-3
全上及び業務
裂、損傷、腐食がないか。【目視】
上著しい支障 z
水防板、水防壁が作動の支障となるような変形等はない Ⅱ-3
がない範囲で
か。【目視】
行う確認方法
備考
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
手すり等の点検の際には、転落等に注意する。
24
点検場所 屋上、塔屋
チェックポイ 補強コンクリートブロック造
ント及び点検 z
補強コンクリートブロックにき裂、はく落、欠損等がな Ⅰ-5
方法
いか。【目視】
z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
Ⅰ-5
網掛け部分は 鉄骨造
専門的技術を z
柱脚部のコンクリートに著しいき裂がないか。
【目視】
Ⅰ-6
必要とする部 z
柱、はりに変形がないか。【目視】
Ⅰ-6
分であるの z
柱、はり、筋かい及びアンカーボルトに著しい損傷、さ Ⅰ-6
で、他法令に
び等の腐食がないか。【目視】
基づく定期点 z
耐火被覆材にはく離がないか。【目視】
Ⅰ-17
検等の結果を 鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造
もって支障が z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
ない状態を確 z
柱、はり等の主要構造部コンクリートに著しいき裂がな Ⅰ-7
認する。
いか。【目視】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
柱、はりに変形がないか。【目視】
Ⅰ-7
Ⅰ-7
鉄塔
〕内は安 z
コンクリート基礎部にき裂、欠損、さび汁等がないか。
【目 Ⅰ-9
全上及び業務
視】
上著しい支障 z
鉄骨部材及び溶接部にき裂、変形、塗装の劣化、さび等 Ⅰ-9
がない範囲で
の腐食がないか。【目視】
行う確認方法
煙突
z
煙突が傾斜していないか。【目視】
z
煙突及び附属物(タラップ、天板等)に著しいひび割れ、欠 Ⅰ-8
Ⅰ-9
損、さび汁及び浮き、はらみ、はく離、はく落がないか。
【目視】〔触手〕
z
煙突と建物の接合部にひび割れはないか。【目視】
Ⅰ-9
屋根
z
防水層、モルタル等の保護層に著しい浮きやき裂等の損 Ⅰ-19
傷がないか。
【目視】
z
屋根ふき材(金属製又は瓦等)下地材及び緊結金物に変形、 Ⅰ-8、Ⅰ-19
乱れ、割れ、腐食等がないか。【目視】
z
トップライトに傷、割れ等による落下のおそれがないか。 Ⅰ-8、Ⅰ-19
【目視】
z
屋根及び伸縮目地材部に土砂がたい積、又は雑草が繁茂 Ⅰ-19、Ⅱ-1
し防水、排水の機能を損なうおそれはないか。
【目視】
25
チェックポイ z
排水不良による水たまりができていないか。【目視】
Ⅰ-19
ント及び点検 z
ルーフドレン排水口が閉塞していないか。【目視】
Ⅰ-19
z
笠木は変形、腐食等で脱落のおそれはないか。
【目視】
Ⅰ-8、Ⅰ-19
z
パラペットに浮き、き裂、損傷、白華、腐食、漏水痕等 Ⅰ-8、Ⅰ-19
方法
網掛け部分は
がないか。【目視】
専門的技術を z
伸縮目地材、シーリング材、塗材等に変形や劣化、欠損 Ⅰ-19
必要とする部
はないか。【目視】
分であるの z
金属類(点検歩廊、タラップ、手すり、窓清掃用丸環等) Ⅰ-9、Ⅰ-23
で、他法令に
に著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。
【目視】
〔触手〕
基づく定期点 z
雨樋、支持金物等に著しいぐらつきがないか。
【目視】
〔触 Ⅰ-8
検等の結果を
手〕
もって支障が 外壁
ない状態を確 z
外壁仕上げ材(タイル、モルタル、石等)にき裂や浮き等の Ⅰ-8、Ⅰ-19
認する。
劣化及びはく落のおそれはないか。
【目視】
【触手】
〔打診〕
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
吹付けなどの塗装仕上げ材にチョーキング、浮き、はく Ⅰ-8、Ⅰ-19
落がないか。
【目視】
〕内は安 z
目地などのシーリング材のき裂等の劣化がないか。【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
全上及び業務
視】
上著しい支障 z
金属パネル仕上げ(鋼製、アルミニウム製、ステンレス製 Ⅰ-8、Ⅰ-19
がない範囲で
等)において、変色、退色、膨れ、はがれ、腐食等がない
行う確認方法
か。【目視】
照明器具等
z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。【目視】【作 Ⅰ-25
動確認】
z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
【目視】
z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
z
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
コンセント、スイッチ
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著しい Ⅰ-27
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】
【聴 Ⅰ-25
診】
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異臭 Ⅰ-25、Ⅰ-27
がないか。【臭気】
26
チェックポイ z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支持 Ⅰ-25、Ⅰ-27
ント及び点検
金物にぐらつきがないか。【触手】
屋内消火栓設備
方法
z
消火栓箱に著しい損傷、変形、腐食がないか。
【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
網掛け部分は z
消火栓箱の扉開閉部に損傷、変形がないか。また、開閉 Ⅰ-25、Ⅰ-26
専門的技術を
することができるか。【目視】【作動確認】
必要とする部 分電盤・制御盤
分であるの z
盤類に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
で、他法令に z
盤類の扉開閉部に損傷、変形がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
基づく定期点 z
盤類から高温状態、振動、異音、異臭がないか。【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
検等の結果を
【聴診】【臭気】
もって支障が z
盤類の内部機器に変色、変形、破損または、さび等の腐 Ⅰ-25、Ⅰ-26
ない状態を確
食がないか。
【目視】
認する。
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
z
z
盤又は支持金物にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
盤類の防水パッキン等に変形、損傷がないか。
【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
盤内に雨水の浸入又はその痕跡がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
〕内は安 排気口、給気口
全上及び業務 z
排気口、給気口、防虫網に通気不良の原因となる塵埃又 Ⅰ-30
上著しい支障
はその他の障害物がないか。【目視】
がない範囲で z
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、変 Ⅰ-30
行う確認方法
形若しくは腐食がないか。【目視】
メンテナンス用タラップ
z
タラップ、手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはない Ⅰ-23
か。【目視】
〔触手〕
外部階段
z
手すりその他に著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。 Ⅰ-9、Ⅰ-23
【目視】〔触手〕
z
コンクリート造の場合、鉄筋のさび汁が発生していない Ⅰ-8
か。また仕上げ材のき裂、はく落等がないか。
【目視】
z
鉄骨造の場合、塗装等のはがれやさび等がないか。
【目視】 Ⅰ-8
z
階段の滑り止めが浮き、欠損、変形等で歩行に支障がな Ⅰ-16
いか。【目視】
z
屋根又は支柱の著しいき裂、損傷、腐食などがないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅰ-10
視】
窓
z
スチール製又は木製のサッシに著しい腐食がないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
視】
27
チェックポイ z
引き違い形式建具の外れ止めストッパーが掛けられてい Ⅰ-8
ント及び点検
るか。【作動確認】
z
方法
窓の開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動確 Ⅰ-21
認】【聴診】
網掛け部分は z
窓の施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
専門的技術を z
窓ガラスにき裂その他の損傷がないか、又は網入りガラ Ⅰ-8、Ⅰ-19
必要とする部
スの場合、鉄線のさび等はないか。
【目視】
分であるの z
窓の枠やシーリング材等に腐食、き裂、硬化などの劣化 Ⅰ-8、Ⅰ-19、
で、他法令に
がないか。【目視】
基づく定期点 z
窓の下部に雨水の浸入や結露水が室内にあふれた等の痕 Ⅰ-19、Ⅰ-21
検等の結果を
跡がないか。
【目視】
Ⅰ-21
Ⅰ-21
もって支障が ドア
ない状態を確 z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動 Ⅰ-21
認する。
確認】【聴診】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
z
〕内は安
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
Ⅰ-21
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-19、Ⅰ-21
いか。【目視】
全上及び業務 z
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアクロ Ⅰ-21
上著しい支障
ーザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、ね
がない範囲で
じのゆるみがないか。【目視】【触手】
行う確認方法
z
外部に面するドアで、降雨後雨水の浸入又はその痕跡が Ⅰ-19
ないか。【目視】
避雷針、テレビアンテナ等
z
避雷針やテレビアンテナの支柱は腐食や損傷等がない Ⅰ-9、Ⅰ-26
か。【目視】
〔触手〕
z
避雷針の突針、支持管に著しい傾き、曲がり、ぐらつき Ⅰ-9、Ⅰ-26
がないか。【目視】〔触手〕
z
避雷導線接続部に、ゆるみ、脱落、断線がないか。
【目視】 Ⅰ-25
〔触手〕
冷却塔
z
本体に著しい腐食、損傷、異常振動、異音等はないか。
【目 Ⅰ-9、Ⅰ-26
視】【聴診】
z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。【触 Ⅰ-9、Ⅰ-26
Ⅰ-9、Ⅰ-26
手】
z
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートにき Ⅰ-9、Ⅰ-26
裂がないか。
【目視】
28
チェックポイ z
ブロー装置や薬液注入装置の作動状態は良好か、また、 Ⅰ-25
ント及び点検
水槽内は定期的に清掃を行っているか。【作動確認】
空調機用屋外機等
方法
z
本体に著しい腐食、損傷、異常振動、異音等はないか。
【目 Ⅰ-26
網掛け部分は
視】【聴診】
専門的技術を z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
必要とする部 z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。【触 Ⅰ-9、Ⅰ-26
分であるの
手】
で、他法令に z
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートにき Ⅰ-9、Ⅰ-26
基づく定期点
裂がないか。
【目視】
Ⅰ-9、Ⅰ-26
検等の結果を 建築設備等囲障
もって支障が z
建築設備等の囲障(ルーバー等)の本体、基礎部及び支持部 Ⅰ-9
ない状態を確
材等に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
建築設備等の囲障(ルーバー等)の本体、基礎部及び支持部 Ⅰ-9
材等接合ボルトにゆるみや脱落がないか。
【目視】
【触手】
空調・換気用ダクト
〕内は安 z
ダクトの保温材がはく離又は濡れていないか。
【目視】
【触 Ⅰ-25
全上及び業務
手】
上著しい支障 z
ダクトから空気の漏れはないか。【聴診】
がない範囲で z
ダクトの接続部のボルト、ナットにゆるみがないか。
【目 Ⅰ-27
行う確認方法
視】〔触手〕
Ⅰ-25
z
ダクトに異音、異常振動がないか。
【目視】【聴診】
z
ダクトの支持、固定部にぐらつき、き裂、腐食がないか。 Ⅰ-27
Ⅰ-27
【目視】〔触手〕
ダンパー・防火ダンパー
z
ダンパーの開閉不良等、作動不良をおこしていないか。 Ⅰ-30
【目視】〔作動確認〕
z
防火ダンパーが閉状態になっていないか。【目視】
Ⅰ-18、Ⅰ-27、
Ⅰ-30
z
ダクトとの接続部のボルト、ナットにゆるみがないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-27
【目視】〔触手〕
ケーブルラック、バスダクト
z
ケーブルラック、バスダクト及び支持金物等に著しい損 Ⅰ-27
傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
ケーブルラック、バスダクトの接続部のボルト、ナット Ⅰ-27
にゆるみがないか。【目視】〔触手〕
29
チェックポイ z
ケーブルラック、バスダクトに部分的な高温状態、振動 Ⅰ-27
ント及び点検
がないか。【目視】〔触手〕
電気配線
方法
z
電気露出配管及び配線に損傷がないか。【目視】
Ⅰ-27
網掛け部分は z
ボックス類及び支持金物等に著しい損傷、変形、腐食が Ⅰ-27
専門的技術を
ないか。【目視】
必要とする部 z
ボックス類及び支持金物等にぐらつきがないか。〔触手〕 Ⅰ-27
分であるの z
ボックス類に部分的な高温状態、振動がないか。【目視】 Ⅰ-27
で、他法令に
〔触手〕
基づく定期点 冷温水配管、冷却水配管、油配管、ガス配管
検等の結果を z
配管、バルブに損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、か Ⅰ-25、Ⅰ-27
もって支障が
つ、当該部分から外部に漏水、油漏れの痕跡がないか。
【目
ない状態を確
視】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
配管の保温材がはく離又は濡れていないか。【目視】【触 Ⅰ-25
手】
z
〕内は安 z
全上及び業務 z
配管に異音、異常振動がないか。【目視】【聴診】
Ⅰ-27
配管から異臭がないか。
【臭気】
Ⅰ-27
配管及び支持金物等にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-27
上著しい支障 給水配管、排水配管
がない範囲で z
給水配管(給湯配管他)、排水配管から水漏れがないか。
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-27、
行う確認方法
視】
z
Ⅰ-32
給水配管(給湯配管他)、排水配管の保温材が濡れていない Ⅰ-25、Ⅰ-27、
か。【目視】
【触手】
z
Ⅰ-32
給水器具よりの吐水状況が良好か、さびが混じっていな Ⅰ-25、Ⅰ-27
いか。【目視】
z
排水器具よりの排水状況が良好か。
【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-27
高置タンク、消火用タンク等
z
タンクの本体、架台に損傷、変形、腐食等の劣化、又は Ⅰ-25
当該部分からタンクの外部に漏水の痕跡がないか。【目
視】
z
タンクの水位調節用電極棒、ボールタップに著しい損傷、 Ⅰ-25
変形、腐食がないか。【目視】
z
オーバーフロー管からタンク内部の水が流出していない Ⅰ-25
か。【目視】
30
チェックポイ z
オーバーフロー管は間接排水の確保がされているか。ま Ⅰ-25
ント及び点検
た、防虫網に損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、かつ、
方法
当該部分からタンクの内部に虫等の侵入の可能性がない
か。【目視】
網掛け部分は z
コンクリート基礎に著しいき裂等の損傷、又は基礎が不 Ⅰ-9、Ⅰ-26
専門的技術を
同沈下していないか。【目視】
必要とする部 z
タンク及び架台等の固定ボルトにゆるみがないか。【目 Ⅰ-9、Ⅰ-26
分であるの
視】【触手】
で、他法令に
基づく定期点
検等の結果を
もって支障が
ない状態を確
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
〕内は安
全上及び業務
上著しい支障
がない範囲で
行う確認方法
備考
1
屋上塔屋内は構造体が剥き出しの場合が多いので、躯体の状態確認も併せて
行うのが望ましい。
2
建具とは、窓、扉、シャッター、障子等を指す。
3
手すり等の点検の際には、転落等に注意する。
4
ダンパーは防火ダンパー以外の防煙ダンパー、ピストンダンパー、風量調整
ダンパー等を指す。
5
屋上各部位の点検の際は、落下や転落等に注意する。
6
屋上には、本点検マニュアルに記載されていない機器等が備え付けられてい
る場合があるので、それらについても突風、地震等により落下のおそれがな
いか、防水への悪影響がないかなどについて確認する。
31
点検場所 建物内(室内)
チェックポイ 木造
ント及び点検 z
z
方法
柱、はり等に腐朽、変形等がないか。【目視】
Ⅰ-3
緊結金物に著しい腐食等がないか。
【目視】
Ⅰ-3
組積造(補強コンクリートブロック造を除く。
)
網掛け部分は z
れんが、石等の仕上げ材に著しいき裂、脱落、欠損、移 Ⅰ-4
専門的技術を
動がないか。
【目視】
必要とする部 補強コンクリートブロック造
分であるの z
補強コンクリートブロックにき裂、はく落、欠損等がな Ⅰ-5
で、他法令に
いか。【目視】
基づく定期点 z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
Ⅰ-5
検等の結果を 鉄骨造
もって支障が z
柱脚部のコンクリートに著しいき裂がないか。
【目視】
Ⅰ-6
ない状態を確 z
柱、はりに変形がないか。【目視】
Ⅰ-6
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
柱、はり、筋かい及びアンカーボルトに著しい損傷、さ Ⅰ-6
び等の腐食がないか。【目視】
鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造
〕内は安 z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
Ⅰ-7
全上及び業務 z
柱、はり等の主要構造部コンクリートに著しいき裂がな Ⅰ-7
上著しい支障
いか。【目視】
がない範囲で z
柱、はりに変形がないか。【目視】
行う確認方法
Ⅰ-7
天井・内壁
z
天井等の仕上げ材の著しいずれ等がないか。【目視】
z
天井材、内壁、仕上げ材(コンクリート、モルタル等)にあ Ⅰ-8、Ⅱ-2
Ⅰ-8、Ⅱ-2
ばれ、き裂、浮き、はく離がないか。【目視】
【触手】
z
天井材、内壁仕上げ材等に漏水の痕跡がないか。【目視】 Ⅰ-19
z
点検口本体及び枠にずれ、変形、腐食等がないか。
【目視】 Ⅰ-8、Ⅱ-2
床
z
配管、ダクト等床貫通部分ですきま等があいていないか。 Ⅰ-10
【目視】
z
床仕上げ材の欠損、はく離、浮きなどで歩行等に支障が Ⅰ-10、Ⅰ-12、
Ⅱ-5
ないか。【目視】
z
床仕上げ材の摩耗等により滑りやすくなっていないか。 Ⅰ-12、Ⅱ-5
【目視】【歩行確認】
32
チェックポイ z
床から建物内機器や外部を通行する車両等による振動等 Ⅰ-11
ント及び点検
が発生していないか。【聴診】
方法
z
歩行時等に床に著しいぐらつきがないか。【歩行確認】
z
床点検口に著しいぐらつきや開閉に不具合がないか。
【歩 Ⅰ-16
Ⅰ-13
網掛け部分は
行確認】【作動確認】
専門的技術を z
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。【目視】 Ⅰ-23、Ⅱ-5
必要とする部
〔触手〕
分 で あ る の 照明器具等
で、他法令に z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。【目視】【作 Ⅰ-25
基づく定期点
動確認】
検等の結果を z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
もって支障が
【目視】
ない状態を確 z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
認する。
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
z
コンセント、スイッチ
〕内は安 z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著しい Ⅰ-27
全上及び業務
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
上著しい支障 z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】
【聴 Ⅰ-25
がない範囲で
診】
行う確認方法
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異臭 Ⅰ-25、Ⅰ-27
がないか。【臭気】
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支持 Ⅰ-25、Ⅰ-27
金物にぐらつきがないか。【触手】
屋内消火栓設備
z
消火栓箱に著しい損傷、変形、腐食がないか。
【目視】
z
消火栓箱の扉開閉部に損傷、変形がないか。また、開閉 Ⅰ-25、Ⅰ-26
Ⅰ-25、Ⅰ-26
することができるか。【目視】【作動確認】
スプリンクラー設備等ヘッド
z
スプリンクラー設備等ヘッドに著しい傾き、変形、腐食 Ⅰ-25、Ⅰ-26
等がないか。
【目視】
煙感知器・熱感知器
z
煙感知器、熱感知器に著しい汚れや腐食等がないか。
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
視】
自動火災報知設備
z
受信機、発信機等の機器にほこり等が付着していないか。 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【目視】
33
チェックポイ z
受信機、発信機等の機器から、異音、発熱がないか。
【聴 Ⅰ-25、Ⅰ-26
ント及び点検
診】〔触手〕
z
方法
インターホンに雑音等が入っていないか。【聴診】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
分電盤・制御盤
網掛け部分は z
盤類に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
専門的技術を z
盤類の扉開閉部に損傷、変形がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
必要とする部 z
盤類から高温状態、振動、異音、異臭がないか。【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
分であるの
【聴診】【臭気】
で、他法令に z
盤類の内部機器に変色、変形、破損または、さび等の腐 Ⅰ-25、Ⅰ-26
基づく定期点
食がないか。
【目視】
検等の結果を z
盤又は支持金物にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
もって支障が 排気口、給気口
ない状態を確 z
排気口、給気口、ドアガラリに通気不良の原因となる塵 Ⅰ-30
認する。
埃又はその他の障害物がないか。【目視】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、変 Ⅰ-30
形若しくは腐食がないか。【目視】
〕内は安 z
全上及び業務
排気口及び給気口からの風速が大きく騒音を発生してい Ⅰ-20
ないか。【聴診】
上著しい支障 排煙口、排煙窓、排煙用手動開放装置
がない範囲で z
排煙口、排煙窓が障害物等により作動が妨害されていな Ⅰ-25
行う確認方法
いか。故障等により機能は損なわれていないか。【目視】
〔作動確認〕
z
手動開放装置に損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25
窓、障子
z
スチール製又は木製のサッシに著しい腐食がないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
視】
z
引き違い形式建具の外れ止めストッパーが掛けられてい Ⅰ-8
るか。【作動確認】
z
窓の開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動確 Ⅰ-21
認】【聴診】
z
窓の施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
z
窓ガラスにき裂その他の損傷がないか、又は網入りガラ Ⅰ-8、Ⅰ-19
Ⅰ-21
スの場合、鉄線のさび等はないか。
【目視】
z
窓の枠やシーリング材等に腐食、き裂、硬化などの劣化 Ⅰ-8、Ⅰ-19、
がないか。【目視】
z
Ⅰ-21
窓の下部に雨水の浸入や結露水が室内にあふれた等の痕 Ⅰ-19、Ⅰ-21
跡がないか。
【目視】
34
チェックポイ ドア
ント及び点検 z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動 Ⅰ-21
方法
確認】【聴診】
z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
Ⅰ-21
網掛け部分は z
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-19、Ⅰ-21
専門的技術を
いか。【目視】
必要とする部 z
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアクロ Ⅰ-21
分であるの
ーザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、ね
で、他法令に
じのゆるみがないか。【目視】【触手】
基づく定期点 防火扉
検等の結果を z
撤去された防火扉はないか。【目視】
もって支障が z
本体と枠に、防火性能を損なうおそれのある著しいき裂 Ⅰ-18
ない状態を確
その他の損傷、変形、腐食がないか。【目視】
認する。
【
z
】内は主 z
たる確認方法
〔
扉の引きずり等作動時に支障がないか。【目視】
Ⅰ-18
Ⅰ-18、Ⅰ-21
ヒンジ、ドアクローザー等の金物に異常、損傷はないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-21
【目視】
〕内は安 z
全上及び業務
防火扉及びくぐり戸の開閉機能に著しい障害がないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-21
【作動確認】
上著しい支障 電気配線
がない範囲で z
行う確認方法
z
電気露出配管及び配線に損傷がないか。【目視】
Ⅰ-27
ボックス類及び支持金物等に著しい損傷、変形、腐食が Ⅰ-27
ないか。【目視】
z
ボックス類及び支持金物等にぐらつきがないか。〔触手〕 Ⅰ-27
z
ボックス類に部分的な高温状態、振動がないか。【目視】 Ⅰ-27
〔触手〕
冷温水配管、ガス配管
z
配管、バルブに損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、か Ⅰ-25、Ⅰ-27
つ、当該部分から外部に漏水、油漏れの痕跡がないか。
【目
視】
z
配管の保温材がはく離又は濡れていないか。【目視】【触 Ⅰ-25
手】
z
配管に異音、異常振動がないか。【目視】【聴診】
Ⅰ-27
z
配管から異臭がないか。
【臭気】
Ⅰ-27
z
配管及び支持金物等にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-27
エアコン、ファンコイル等
z
加湿器から十分な噴霧が行われているか。【目視】
35
Ⅰ-25
チェックポイ z
エアフィルターは汚れ等で目詰まりしていないか。【目 Ⅰ-25
ント及び点検
視】
方法
z
機器からの異常振動、異音等はないか。【目視】【聴診】
z
内部のドレンパン等に著しい腐食はないか。また、排水 Ⅰ-25
Ⅰ-25
網掛け部分は
状況は良好か。【目視】
専門的技術を z
機器本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
必要とする部 z
機器本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。 Ⅰ-26
分であるの
【目視】【触手】
で、他法令に z
機器本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリート Ⅰ-26
基づく定期点
にき裂がないか。【目視】
Ⅰ-26
検等の結果を 自動制御機器
もって支障が z
自動制御機器の室内の温湿度調節器・検出器で著しい損 Ⅰ-25
ない状態を確
傷、変形がないか。【目視】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
自動制御機器の室内の温湿度調節器・検出器で周囲に複 Ⅰ-25
写機などの発熱体はないか。【目視】
その他附属物
〕内は安 z
固定式防煙垂れ壁、つり下げ案内表示板等の附属物に著 Ⅰ-8、Ⅰ-24、
全上及び業務
しいぐらつきがないか。
【目視】〔触手〕
上著しい支障 z
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24
がない範囲で
ていないか。
【目視】
行う確認方法
z
Ⅱ-2
監視カメラ等のモニタに画像の乱れ、雑音等が入ってい Ⅰ-25
ないか。【目視】
z
監視カメラ等の機器から異音、発熱がないか。
【聴診】
〔触 Ⅰ-25
手〕
z
監視カメラが遠隔操作において、操作指示にしたがい作 Ⅰ-25
動するか。【作動確認】
z
監視カメラ等の支持金物・支柱等にぐらつき、傾き及び Ⅰ-26
著しいさび等の腐食がないか。【目視】〔触手〕
備考
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
手すり等の点検の際には、転落等に注意する。
36
点検場所 建物内(廊下、階段等)
チェックポイ 天井・内壁
ント及び点検 z
z
方法
天井等の仕上げ材の著しいずれ等がないか。【目視】
Ⅰ-8、Ⅱ-2
天井材、内壁、仕上げ材(コンクリート、モルタル等)にあ Ⅰ-8、Ⅱ-2
ばれ、き裂、浮き、はく離がないか。【目視】
【触手】
網掛け部分は z
天井材、内壁仕上げ材等に漏水の痕跡がないか。【目視】 Ⅰ-19
専門的技術を z
点検口本体及び枠にずれ、変形、腐食等がないか。
【目視】 Ⅰ-8、Ⅱ-2
必要とする部 床
分であるの z
配管、ダクト等床貫通部分ですきま等があいていないか。 Ⅰ-10
で、他法令に
【目視】
基づく定期点 z
床仕上げ材の欠損、はく離、浮きなどで歩行等に支障が Ⅰ-10、Ⅰ-12、
検等の結果を
ないか。【目視】
もって支障が z
床仕上げ材の摩耗等により滑りやすくなっていないか。 Ⅰ-12、Ⅱ-5
ない状態を確
【目視】【歩行確認】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
Ⅱ-5
床から建物内機器や外部を通行する車両等による振動等 Ⅰ-11
が発生していないか。【聴診】
z
〕内は安 z
歩行時等に床に著しいぐらつきがないか。【歩行確認】
Ⅰ-13
床点検口に著しいぐらつきや開閉に不具合がないか。
【歩 Ⅰ-16
全上及び業務
行確認】【作動確認】
上著しい支障 z
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。【目視】 Ⅰ-23、Ⅱ-5
がない範囲で
〔触手〕
行う確認方法
照明器具等
z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。【目視】【作 Ⅰ-25
動確認】
z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
【目視】
z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
z
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
コンセント、スイッチ
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著しい Ⅰ-25、Ⅰ-27
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】
【聴 Ⅰ-25、Ⅰ-27
診】
37
チェックポイ z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異臭 Ⅰ-25、Ⅰ-27
ント及び点検
がないか。【臭気】
z
方法
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支持 Ⅰ-25、Ⅰ-27
金物にぐらつきがないか。【触手】
網掛け部分は 屋内消火栓設備
専門的技術を z
消火栓箱に著しい損傷、変形、腐食がないか。
【目視】
必要とする部 z
消火栓箱の扉開閉部に損傷、変形がないか。また、開閉 Ⅰ-25、Ⅰ-26
分であるの
することができるか。【目視】【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
で、他法令に スプリンクラー設備等ヘッド
基づく定期点 z
スプリンクラー設備等ヘッドに著しい傾き、変形、腐食 Ⅰ-25、Ⅰ-26
検等の結果を
等がないか。
【目視】
もって支障が 煙感知器・熱感知器
ない状態を確 z
煙感知器、熱感知器に著しい汚れや腐食等がないか。
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
認する。
視】
【
】内は主 自動火災報知設備
たる確認方法
〔
z
〕内は安
受信機、発信機等の機器にほこり等が付着していないか。 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【目視】
全上及び業務 z
受信機、発信機等の機器から、異音、発熱がないか。
【聴 Ⅰ-25、Ⅰ-26
上著しい支障
診】〔触手〕
がない範囲で z
インターホンに雑音等が入っていないか。【聴診】
行う確認方法
Ⅰ-25、Ⅰ-26
分電盤・制御盤
z
盤類に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類の扉開閉部に損傷、変形がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類から高温状態、振動、異音、異臭がないか。【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【聴診】【臭気】
z
盤類の内部機器に変色、変形、破損または、さび等の腐 Ⅰ-25、Ⅰ-26
食がないか。
【目視】
z
盤又は支持金物にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
排気口、給気口
z
排気口、給気口、ドアガラリに通気不良の原因となる塵 Ⅰ-30
埃又はその他の障害物がないか。【目視】
z
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、変 Ⅰ-30
形若しくは腐食がないか。【目視】
z
排気口及び給気口からの風速が大きく騒音を発生してい Ⅱ-9
ないか。【聴診】
38
チェックポイ 排煙口、排煙窓、排煙用手動開放装置
ント及び点検 z
排煙口、排煙窓が障害物等により作動が妨害されていな Ⅰ-25
方法
いか。故障等により機能は損なわれていないか。【目視】
〔作動確認〕
網掛け部分は z
手動開放装置に損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25
専門的技術を 階段
必要とする部 z
階段の滑り止めが浮き、欠損、変形等で歩行に支障がな Ⅰ-14、Ⅱ-5
分であるの
いか。【目視】
で、他法令に z
仕上げ材にき裂、損傷、浮き等がないか。【目視】
Ⅰ-10、Ⅰ-12、
Ⅱ-5
基づく定期点
検等の結果を z
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。【目視】 Ⅰ-23、Ⅱ-5
もって支障が
〔触手〕
ない状態を確 窓
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
スチール製又は木製のサッシに著しい腐食がないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
視】
z
〕内は安
引き違い形式建具の外れ止めストッパーが掛けられてい Ⅰ-8
るか。【作動確認】
全上及び業務 z
窓の開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動確 Ⅰ-21
上著しい支障
認】【聴診】
がない範囲で z
窓の施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
行う確認方法
z
Ⅰ-21
窓ガラスにき裂その他の損傷がないか、又は網入りガラ Ⅰ-8、Ⅰ-19
スの場合、鉄線のさび等はないか。
【目視】
z
窓の枠やシーリング材等に腐食、き裂、硬化などの劣化 Ⅰ-8、Ⅰ-19、
がないか。【目視】
z
Ⅰ-21
窓の下部に雨水の浸入や結露水が室内にあふれた等の痕 Ⅰ-19、Ⅰ-21
跡がないか。
【目視】
ドア
z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動 Ⅰ-21
確認】【聴診】
z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
z
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-19、Ⅰ-21
Ⅰ-21
いか。【目視】
z
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアクロ Ⅰ-21
ーザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、ね
じのゆるみがないか。【目視】【触手】
z
外部に面するドアで、降雨後雨水の浸入又はその痕跡が Ⅰ-19
ないか。【目視】
39
チェックポイ シャッター
ント及び点検 z
方法
シャッターの作動状態は良好か。【作動確認】
Ⅰ-18、Ⅰ-21
z
シャッターの開閉時に異音がないか。
【作動確認】
【聴診】 Ⅰ-18、Ⅰ-21
z
シャッターに著しいさびや腐食がないか。【目視】
Ⅰ-18、Ⅰ-21
網掛け部分は z
シャッター格納部分(まぐさ)やガイドレールに著しいさ Ⅰ-8
専門的技術を
びや腐食がないか。【目視】
必要とする部 z
自動閉鎖式のシャッターの場合、障害物を感知し停止す Ⅰ-22
分であるの
るなどの安全装置は正常に作動するか。【作動確認】
で、他法令に 防火扉
基づく定期点 z
撤去された防火扉はないか。【目視】
検等の結果を z
本体と枠に、防火性能を損なうおそれのある著しいき裂 Ⅰ-18
もって支障が
その他の損傷、変形、腐食がないか。【目視】
ない状態を確 z
扉の引きずり等作動時に支障がないか。【目視】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
Ⅰ-18
Ⅰ-18、Ⅰ-21
ヒンジ、ドアクローザー等の金物に異常、損傷はないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-21
【目視】
z
〕内は安
防火扉及びくぐり戸の開閉機能に著しい障害がないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-21
【作動確認】
全上及び業務 その他附属物
上著しい支障 z
監視カメラ等の機器から異音、発熱がないか。
【聴診】
〔触 Ⅰ-26
がない範囲で
手〕
行う確認方法
z
監視カメラが遠隔操作において、操作指示にしたがい作 Ⅰ-25
動するか。【作動確認】
z
監視カメラ等の支持金物・支柱等にぐらつき、傾き及び Ⅰ-26
著しいさび等の腐食がないか。【目視】〔触手〕
z
固定式防煙垂れ壁、つり下げ案内表示板等の附属物に著 Ⅰ-8、Ⅰ-24、
しいぐらつきがないか。
【目視】〔触手〕
z
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24
ていないか。
【目視】
備考
Ⅱ-2
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
手すり等の点検の際には、転落等に注意する。
40
点検場所 建物内(便所、湯沸室等)
チェックポイ 天井・内壁
ント及び点検 z
z
方法
天井等の仕上げ材の著しいずれ等がないか。【目視】
Ⅰ-8
天井材、内壁、仕上げ材(コンクリート、モルタル等)にあ Ⅰ-8
ばれ、き裂、浮き、はく離がないか。【目視】
【触手】
網掛け部分は z
天井材、内壁仕上げ材等に漏水の痕跡がないか。【目視】 Ⅰ-19
専門的技術を z
点検口本体及び枠にずれ、変形、腐食等がないか。
【目視】 Ⅰ-8
必要とする部 床
分であるの z
配管、ダクト等床貫通部分ですきま等があいていないか。 Ⅰ-10
で、他法令に
【目視】
基づく定期点 z
床仕上げ材の欠損、はく離、浮きなどで歩行等に支障が Ⅰ-10、Ⅰ-12、
検等の結果を
ないか。【目視】
もって支障が z
床仕上げ材の摩耗等により滑りやすくなっていないか。 Ⅰ-12、Ⅱ-5
ない状態を確
【目視】【歩行確認】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
Ⅱ-5
床点検口に著しいぐらつきや開閉に不具合がないか。
【歩 Ⅰ-16
行確認】【作動確認】
z
〕内は安
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。【目視】 Ⅰ-23、Ⅱ-5
〔触手〕
全上及び業務 照明器具等
上著しい支障 z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。【目視】【作 Ⅰ-25
がない範囲で
動確認】
行う確認方法
z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
【目視】
z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
z
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
コンセント、スイッチ
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著しい Ⅰ-27
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】
【聴 Ⅰ-25
診】
z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異臭 Ⅰ-25、Ⅰ-27
がないか。【臭気】
41
チェックポイ z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支持 Ⅰ-25、Ⅰ-27
ント及び点検
金物にぐらつきがないか。【触手】
スプリンクラー設備等ヘッド
方法
z
スプリンクラー設備等ヘッドに著しい傾き、変形、腐食 Ⅰ-25、Ⅰ-26
等がないか。
【目視】
網掛け部分は
専門的技術を 煙感知器・熱感知器
必要とする部 z
煙感知器、熱感知器に著しい汚れや腐食等がないか。
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
分であるの
視】
で、他法令に ガス漏れ火災警報設備
基づく定期点 z
ガス漏れ検知器の機器にほこり等が付着していないか。 Ⅰ-25、Ⅰ-26
検等の結果を
【目視】
もって支障が z
ガス漏れ検知器の機器から、異音・発熱がないか。
【聴診】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
ない状態を確
【目視】
認する。
【
排気口、給気口
】内は主 z
たる確認方法
〔
排気口、給気口、ドアガラリに通気不良の原因となる塵 Ⅰ-30
埃又はその他の障害物がないか。【目視】
〕内は安 z
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、変 Ⅰ-30
全上及び業務
形若しくは腐食がないか。【目視】
上著しい支障 z
排気口及び給気口からの風速が大きく騒音を発生してい Ⅰ-20
がない範囲で
ないか。【聴診】
行う確認方法
窓
z
スチール製又は木製のサッシに著しい腐食がないか。
【目 Ⅰ-8、Ⅰ-19
視】
z
引き違い形式建具の外れ止めストッパーが掛けられてい Ⅰ-8
るか。【作動確認】
z
窓の開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動確 Ⅰ-21
認】【聴診】
z
窓の施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
z
窓ガラスにき裂その他の損傷がないか、又は網入りガラ Ⅰ-8、Ⅰ-19
Ⅰ-21
スの場合、鉄線のさび等はないか。
【目視】
z
窓の枠やシーリング材等に腐食、き裂、硬化などの劣化 Ⅰ-8、Ⅰ-19、
がないか。【目視】
z
Ⅰ-21
窓の下部に雨水の浸入や結露水が室内にあふれた等の痕 Ⅰ-19、Ⅰ-21
跡がないか。
【目視】
ドア
z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作動 Ⅰ-21
確認】【聴診】
42
チェックポイ z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
ント及び点検 z
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-21
方法
いか。【目視】
z
Ⅰ-21
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアクロ Ⅰ-19
網掛け部分は
ーザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、ね
専門的技術を
じのゆるみがないか。【目視】【触手】
必要とする部 ガス配管
分であるの z
配管、バルブに損傷、変形、腐食等の劣化がみられない Ⅰ-25、Ⅰ-27
で、他法令に
か。【目視】
基づく定期点 z
配管に異音、異常振動がないか。【目視】【聴診】
Ⅰ-27
検等の結果を z
配管から異臭がないか。
【臭気】
Ⅰ-27
もって支障が z
配管及び支持金物等にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-27
ない状態を確 給水配管、排水配管
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
給水配管(給湯配管他)、排水配管から水漏れがないか。
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-27、
Ⅰ-32
視】
z
〕内は安
給水配管(給湯配管他)、排水配管の保温材が濡れていない Ⅰ-25、Ⅰ-27、
か。【目視】
【触手】
Ⅰ-32
全上及び業務 z
給水器具よりの吐水状況が良好か、さびが混じっていな Ⅰ-25、Ⅰ-27
上著しい支障
いか。【目視】
がない範囲で z
排水器具よりの排水状況が良好か。
【目視】
行う確認方法
Ⅰ-25、Ⅰ-27
湯沸器、コンロ
z
ガス湯沸器、ガスコンロ及びガス管からガス臭はしない Ⅰ-25、Ⅰ-27
か。【臭気】
z
ガス管にひび割れなどの劣化はないか。【目視】
z
ガス湯沸器、電気温水器などの支持金物に著しい変形、 Ⅰ-26
Ⅰ-25、Ⅰ-27
腐食、ぐらつきがないか。【目視】
【触手】
流し台等
z
流し台等に著しいき裂その他の損傷がないか。
【目視】
Ⅰ-25
便器、洗面器等
z
便器、洗面器に著しいき裂その他の損傷がないか。
【目視】 Ⅰ-25
z
洗面カウンターにぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25
換気扇、送風機等
z
便所、湯沸室使用時に換気扇、送風機等が作動し、排気 Ⅰ-25、Ⅰ-30
を行っているか。【作動確認】
z
送風機本体から異音、異常振動、異臭がないか。【聴診】 Ⅰ-25
【臭気】
43
チェックポイ その他附属物
ント及び点検 z
固定式防煙垂れ壁、つり下げ案内表示板等の附属物に著 Ⅰ-8、Ⅰ-24、
方法
しいぐらつきがないか。
【目視】〔触手〕
z
Ⅱ-2
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24
ていないか。
【目視】
網掛け部分は
専門的技術を
必要とする部
分であるの
で、他法令に
基づく定期点
検等の結果を
もって支障が
ない状態を確
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
〕内は安
全上及び業務
上著しい支障
がない範囲で
行う確認方法
備考
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
換気扇、送風機は、照明器具のスイッチとの連動、湯沸器との連動などで動
くようになっている場合が多いので、作動確認の際には、照明や湯沸器など
を作動させて行う。
44
点検場所 建物内(空調機械室、エレベーター機械室等)
チェックポイ 制振装置
ント及び点検 z
制振装置に著しいき裂、変形、腐食、接合部にゆるみ Ⅱ-6
方法
がないか。【目視】
補強コンクリートブロック造
網掛け部分は z
補強コンクリートブロックにき裂、はく落、欠損等が Ⅰ-5
専門的技術を
ないか。【目視】
必要とする部 z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
Ⅰ-5
分 で あ る の 鉄骨造
で、他法令に z
柱脚部のコンクリートに著しいき裂がないか。
【目視】 Ⅰ-6
基づく定期点 z
柱、はりに変形がないか。【目視】
検等の結果を z
柱、はり、筋かい及びアンカーボルトに著しい損傷、 Ⅰ-6
もって支障が
さび等の腐食がないか。
【目視】
ない状態を確 z
耐火被覆材にはく離がないか。【目視】
認する。
【
〔
Ⅰ-17
鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造
】内は主 z
たる確認方法
Ⅰ-6
z
〕内は安
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
Ⅰ-7
柱、はり等の主要構造部コンクリートに著しいき裂が Ⅰ-7
ないか。【目視】
全上及び業務 z
柱、はりに変形がないか。【目視】
Ⅰ-7
上著しい支障 天井・内壁
がない範囲で z
天井材、内壁、仕上げ材(コンクリート、モルタル等) Ⅰ-8、Ⅱ-2
行う確認方法
にあばれ、き裂、浮き、はく離がないか。【目視】【触
手】
z
天井材、内壁仕上げ材等に漏水の痕跡がないか。
【目視】 Ⅰ-19
床
z
配管、ダクト等床貫通部分ですきま等があいていない Ⅰ-10
か。【目視】
z
床仕上げ材の欠損、はく離、浮きなどで歩行等に支障 Ⅰ-10、Ⅰ-12、
Ⅱ-5
がないか。【目視】
z
床仕上げ材の摩耗等により滑りやすくなっていない Ⅰ-12、Ⅱ-5
か。【目視】
【歩行確認】
z
床点検口に著しいぐらつきや開閉に不具合がないか。 Ⅰ-16
【歩行確認】
【作動確認】
45
チェックポイ z
手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはないか。
【目視】 Ⅰ-23
ント及び点検
〔触手〕
照明器具等
方法
z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。
【目視】
【作 Ⅰ-25
網掛け部分は
動確認】
専門的技術を z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がない Ⅰ-26
必要とする部
か。【目視】
分であるの z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
で、他法令に z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
基づく定期点 z
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
検等の結果を コンセント、スイッチ
もって支障が z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著し Ⅰ-27
ない状態を確
い損傷、変形、腐食がないか。【目視】
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】 Ⅰ-25
【聴診】
z
〕内は安
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異 Ⅰ-25、Ⅰ-27
臭がないか。
【臭気】
全上及び業務 z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支 Ⅰ-25、Ⅰ-27
上著しい支障
持金物にぐらつきがないか。【触手】
がない範囲で 屋内消火栓設備
行う確認方法
z
消火栓箱に著しい損傷、変形、腐食がないか。
【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
消火栓箱の扉開閉部に損傷、変形がないか。また、開 Ⅰ-25、Ⅰ-26
閉することができるか。
【目視】【作動確認】
煙感知器、熱感知器
z
煙感知器、熱感知器に著しい汚れや腐食等がないか。 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【目視】
自動火災報知設備
z
発信機等の機器にほこり等が付着していないか。【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
視】
z
発信機等の機器から、異音、発熱がないか。
【聴診】
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
視】
z
インターホンに雑音等が入っていないか。【聴診】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
ガス漏れ火災警報設備
z
ガス漏れ検知器の機器にほこり等が付着していない Ⅰ-25、Ⅰ-26
か。【目視】
z
ガス漏れ検知器の機器から、異音、発熱がないか。
【聴 Ⅰ-25、Ⅰ-26
診】【目視】
46
チェックポイ 分電盤・制御盤
ント及び点検 z
方法
盤類に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類の扉開閉部に損傷、変形がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類から高温状態、振動、異音、異臭がないか。
【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
網掛け部分は
【聴診】【臭気】
専門的技術を z
盤類の内部機器に変色、変形、破損または、さび等の Ⅰ-25、Ⅰ-26
必要とする部
腐食がないか。【目視】
分であるの z
盤又は支持金物にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
で、他法令に 排気口、給気口
基づく定期点 z
排気口、給気口、ドアガラリに通気不良の原因となる Ⅰ-30
検等の結果を
塵埃又はその他の障害物がないか。
【目視】
もって支障が z
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、 Ⅰ-30
ない状態を確
変形若しくは腐食がないか。【目視】
認する。
【
メンテナンス用タラップ
】内は主 z
たる確認方法
〔
タラップ、手すりに著しい腐食や変形、ぐらつきはな Ⅰ-23
いか。【目視】〔触手〕
〕内は安 ドア
全上及び業務 z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。
【作 Ⅰ-21
上著しい支障
動確認】【聴診】
がない範囲で z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
行う確認方法
z
Ⅰ-21
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化が Ⅰ-19、Ⅰ-21
ないか。【目視】
z
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアク Ⅰ-21
ローザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、
ねじのゆるみがないか。
【目視】【触手】
z
外部に面するドアで、降雨後雨水の浸入又はその痕跡 Ⅰ-19
がないか。【目視】
空調・換気用ダクト
z
ダクトの保温材がはく離又は濡れていないか。
【目視】 Ⅰ-25
【触手】
z
ダクトから空気の漏れはないか。【聴診】
z
ダクトの接続部のボルト、ナットにゆるみがないか。 Ⅰ-27
Ⅰ-25
【目視】〔触手〕
z
ダクトに異音、異常振動がないか。
【目視】【聴診】
z
ダクトの支持、固定部にぐらつき、き裂、腐食がない Ⅰ-27
か。〔触手〕
【目視】
47
Ⅰ-27
チェックポイ ダンパー・防火ダンパー
ント及び点検 z
ダンパーの開閉不良等、作動不良をおこしていないか。 Ⅰ-30
方法
【目視】〔作動確認〕
z
防火ダンパーが閉状態になっていないか。【目視】
網掛け部分は
Ⅰ-18、Ⅰ-27、
Ⅰ-30
専門的技術を z
ダクトとの接続部のボルト、ナットにゆるみがないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-27
必要とする部
【目視】〔触手〕
分 で あ る の ケーブルラック、バスダクト
で、他法令に z
ケーブルラック、バスダクト及び支持金物等に著しい Ⅰ-27
基づく定期点
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
検等の結果を z
ケーブルラック、バスダクトの接続部のボルト、ナッ Ⅰ-27
もって支障が
トにゆるみがないか。【目視】〔触手〕
ない状態を確 z
ケーブルラック、バスダクトに部分的な高温状態、振 Ⅰ-27
認する。
動がないか。
【目視】〔触手〕
【
】内は主 電気配線
たる確認方法
〔
z
〕内は安 z
電気露出配管及び配線に損傷がないか。【目視】
Ⅰ-27
ボックス類及び支持金物等に著しい損傷、変形、腐食 Ⅰ-27
全上及び業務
がないか。【目視】
上著しい支障 z
ボックス類及び支持金物等にぐらつきがないか。〔触 Ⅰ-27
がない範囲で
手〕
行う確認方法
z
ボックス類に部分的な高温状態、振動がないか。
〔触手〕 Ⅰ-27
【目視】
冷温水配管、油配管、ガス配管
z
配管、バルブに損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、 Ⅰ-25、Ⅰ-27
かつ、当該部分から外部に漏水、油漏れの痕跡がない
か。【目視】
z
配管の保温材がはく離又は濡れていないか。
【目視】
【触 Ⅰ-25
手】
z
配管に異音、異常振動がないか。【目視】【聴診】
Ⅰ-27
z
配管から異臭がないか。
【臭気】
Ⅰ-27
z
配管及び支持金物等にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-27
給水配管、排水配管
z
給水配管(給湯配管他)、排水配管から水漏れがないか。 Ⅰ-25、Ⅰ-27、
Ⅰ-32
【目視】
z
給水配管(給湯配管他)、排水配管の保温材が濡れていな Ⅰ-25、Ⅰ-27、
いか。【目視】【触手】
Ⅰ-32
48
チェックポイ z
給水器具よりの吐水状況が良好か、さびが混じってい Ⅰ-25、Ⅰ-27
ント及び点検
ないか。【目視】
z
方法
排水器具よりの排水状況が良好か。
【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-27
熱源機器
網掛け部分は z
本体に損傷、変形、き裂がないか。
【目視】
Ⅰ-25
専門的技術を z
本体から異音、異臭がないか。【聴診】【臭気】
Ⅰ-25
必要とする部 z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-26
分であるの z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。
【触 Ⅰ-26
で、他法令に
手】
基づく定期点 z
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートに Ⅰ-26
検等の結果を
き裂がないか。【目視】
もって支障が 空気調和機、エアコン、ファンコイル等
ない状態を確 z
認する。
【
】内は主
Ⅰ-25
エアフィルターは汚れ等で目詰まりしていないか。
【目 Ⅰ-25
視】
z
機器からの異常振動、異音等はないか。
【目視】
【聴診】 Ⅰ-25
〕内は安 z
内部のドレンパン等に著しい腐食はないか。また、排 Ⅰ-25
たる確認方法
〔
z
加湿器から十分な噴霧が行われているか。【目視】
全上及び業務
水状況は良好か。【目視】
上著しい支障 z
機器本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
がない範囲で z
機器本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがない Ⅰ-26
行う確認方法
か。【目視】
【触手】
z
Ⅰ-26
機器本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリー Ⅰ-26
トにき裂がないか。【目視】
送風機
z
送風機は正常に作動するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-30
z
送風機本体に損傷、変形、き裂がないか。【目視】
Ⅰ-25
z
送風機本体から異音、異常振動、異臭がないか。
【聴診】 Ⅰ-25
【臭気】
z
モーター部分等に異臭がないか。【臭気】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
ファンベルトに傷はないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
送風機本体の架台部分にき裂、腐食がないか。
【目視】 Ⅰ-26
z
送風機本体の架台固定用又は吊り用のアンカーボルト Ⅰ-26
にゆるみがないか。【目視】〔触手〕
z
送風機本体の架台固定用又は吊り用のアンカーボルト Ⅰ-26
周囲のコンクリートに著しいき裂その他の損傷がない
か。【目視】
49
チェックポイ 排煙機
ント及び点検 z
方法
排煙機は正常に作動するか。【作動確認】
Ⅰ-29
z
排煙機本体の架台部分にき裂、腐食がないか。
【目視】 Ⅰ-26
z
排煙機からの異常振動、異音等はないか。【目視】【聴 Ⅰ-25
網掛け部分は
診】
専門的技術を z
モーター部分等に異臭がないか。【臭気】
Ⅰ-25
必要とする部 z
ファンベルトに傷はないか。【目視】
Ⅰ-25
分であるの z
排煙風道及び支持金物等に著しい損傷、変形、腐食が Ⅰ-25、Ⅰ-27、
で、他法令に
ないか。【目視】
Ⅰ-29
基づく定期点 z
予備電源での起動、運転が可能か。
【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-29
検等の結果を z
始動用蓄電池に著しい損傷、変形、腐食がないか。
【目 Ⅰ-25
もって支障が
視】
ない状態を確 z
始動用蓄電池に液漏れはないか。【目視】
認する。
【
ポンプ
】内は主 z
本体に損傷、変形、き裂、水漏れ等がないか。
【目視】 Ⅰ-25
z
本体からの異常振動、異音等はないか。
【目視】
【聴診】 Ⅰ-25
たる確認方法
〔
Ⅰ-25
〕内は安 z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-26
全上及び業務 z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。
【触 Ⅰ-26
上著しい支障
手】
がない範囲で z
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートに Ⅰ-26
行う確認方法
き裂がないか。【目視】
オイルサービスタンク
z
防油堤内に漏油がないか。【目視】
Ⅰ-25
z
オイルタンクに傾きや破損等はないか。【目視】
Ⅰ-26
昇降機
z
巻上機、ロープ及びガイドレールに変形、損傷、さび、 Ⅰ-25、Ⅰ-28
摩耗がないか。【目視】
z
安全装置の作動不良がないか。【作動確認】
Ⅰ-28
給水用・空調用タンク
z
タンクの本体、架台に損傷、変形、腐食等の劣化、又 Ⅰ-25
は当該部分からタンクの外部に漏水の痕跡がないか。
【目視】
z
タンクの水位調節用電極棒、ボールタップに著しい損 Ⅰ-25
傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
オーバーフロー管からタンク内部の水が流出していな Ⅰ-25
いか。【目視】
50
チェックポイ z
オーバーフロー管は間接排水の確保がされているか。 Ⅰ-25
ント及び点検
また、防虫網に損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、
方法
かつ、当該部分からタンクの内部に虫等の侵入の可能
性がないか。
【目視】
網掛け部分は z
コンクリート基礎に著しいき裂等の損傷、又は基礎が Ⅰ-26
専門的技術を
不同沈下していないか。
【目視】
必要とする部 z
タンク及び架台等の固定ボルトにゆるみがないか。
【触 Ⅰ-26
分であるの
手】
で、他法令に 自動制御機器
基づく定期点 z
自動制御機器の室内の温湿度調節器・検出器で著しい Ⅰ-25
検等の結果を
損傷、変形がないか。【目視】
もって支障が z
自動制御機器の室内の温湿度調節器・検出器で周囲に Ⅰ-25
ない状態を確
複写機などの発熱体はないか。【目視】
認する。
【
その他附属物
】内は主 z
たる確認方法
〔
固定式防煙垂れ壁、つり下げ案内表示板等の附属物に Ⅰ-8、Ⅱ-2
著しいぐらつきがないか。【目視】
〔触手〕
〕内は安 z
全上及び業務
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくな Ⅰ-24
っていないか。【目視】
上著しい支障
がない範囲で
行う確認方法
備考
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
機械室内は構造体が剥き出しの場合が多いので、構造体の状態確認も併せて
行うのが望ましい。
3
換気設備とは、建築基準法で定める衛生上有効な換気を確保するための設備
であり、排煙設備を除き、自然換気設備、機械換気設備を含む。
4
ダンパーは防火ダンパー以外の防煙ダンパー、ピストンダンパー、風量調節
ダンパー等を指す。
5
空気調和機はユニット形空調機、コンパクト形空調機などを指す。
6
送風機の作動確認を行う場合、プーリーに衣服等が巻き込まれないよう注意
する。
51
点検場所 建物内(電気室、自家発電機室)
チェックポイ 補強コンクリートブロック造
ント及び点検 z
補強コンクリートブロックにき裂、はく落、欠損等がな Ⅰ-5
方法
いか。【目視】
z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
Ⅰ-5
網掛け部分は 鉄骨造
専門的技術を z
柱脚部のコンクリートに著しいき裂がないか。
【目視】
Ⅰ-6
必要とする部 z
柱、はりに変形がないか。【目視】
Ⅰ-6
分であるの z
柱、はり、筋かい及びアンカーボルトに著しい損傷、さ Ⅰ-6
で、他法令に
び等の腐食がないか。【目視】
基づく定期点 z
耐火被覆材にはく離がないか。【目視】
Ⅰ-17
検等の結果を 鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造
もって支障が z
鉄筋のさび汁が出ていないか。【目視】
ない状態を確 z
柱、はり等の主要構造部コンクリートに著しいき裂がな Ⅰ-7
認する。
いか。【目視】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
柱、はりに変形がないか。【目視】
Ⅰ-7
Ⅰ-7
天井・内壁
〕内は安 z
天井材、内壁、仕上げ材(コンクリート、モルタル等)に Ⅰ-8、Ⅱ-2
全上及び業務
あばれ、き裂、浮き、はく離がないか。【目視】【触手】
上著しい支障 z
天井材、内壁仕上げ材等に漏水の痕跡がないか。
【目視】 Ⅰ-19
がない範囲で 床
行う確認方法
z
配管、ダクト等床貫通部分ですきま等があいていない Ⅰ-10
か。【目視】
z
床仕上げ材の欠損、はく離、浮きなどで歩行等に支障が Ⅰ-10、Ⅰ-12、
Ⅱ-5
ないか。【目視】
z
床仕上げ材の摩耗等により滑りやすくなっていないか。 Ⅰ-12、Ⅱ-5
【目視】【歩行確認】
z
床点検口に著しいぐらつきや開閉に不具合がないか。 Ⅰ-16
【歩行確認】
【作動確認】
照明器具等
z
照明器具の入切りの作動及び点灯は正常か。
【目視】
【作 Ⅰ-25
動確認】
z
照明器具類及び支持金物等に損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-26
【目視】
52
チェックポイ z
照明器具類から異音や異臭がないか。【聴診】
【臭気】
Ⅰ-25
ント及び点検 z
蛍光管等に球切れ、ちらつきがないか。【目視】
Ⅰ-25
非常用照明が点灯するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
z
方法
コンセント、スイッチ
網掛け部分は z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類に著しい Ⅰ-27
専門的技術を
損傷、変形、腐食がないか。【目視】
必要とする部 z
スイッチの作動時にスパーク、発煙がないか。
【目視】 Ⅰ-25
分であるの
【聴診】
で、他法令に z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類から異臭 Ⅰ-25、Ⅰ-27
基づく定期点
がないか。【臭気】
検等の結果を z
コンセント、スイッチ、プレート等配線器具類又は支持 Ⅰ-25、Ⅰ-27
もって支障が
金物にぐらつきがないか。【触手】
ない状態を確 不活性ガス消火設備等ヘッド
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
不活性ガス消火設備等ヘッドに著しい傾き、変形、腐食 Ⅰ-25、Ⅰ-26
等がないか。
【目視】
煙感知器・熱感知器
〕内は安 z
全上及び業務
煙感知器、熱感知器に著しい汚れや腐食等がないか。
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
視】
上著しい支障 自動火災報知設備
がない範囲で z
発信機等の機器にほこり等が付着していないか。
【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
発信機等の機器から、異音、発熱がないか。
【聴診】
【目 Ⅰ-25、Ⅰ-26
行う確認方法
視】
z
インターホンに雑音等が入っていないか。【聴診】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
分電盤・制御盤
z
盤類に著しい損傷、変形、腐食がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類の扉開閉部に損傷、変形がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
盤類から高温状態、振動、異音、異臭がないか。
【目視】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【聴診】【臭気】
z
盤類の内部機器に変色、変形、破損または、さび等の腐 Ⅰ-25、Ⅰ-26
食がないか。
【目視】
z
盤又は支持金物にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
排気口、給気口
z
排気口、給気口、ドアガラリに通気不良の原因となる塵 Ⅰ-30
埃又はその他の障害物がないか。【目視】
z
排気口、給気口に割れ等の著しいき裂その他の損傷、変 Ⅰ-30
形若しくは腐食がないか。【目視】
53
チェックポイ ドア
ント及び点検 z
ドアの開閉時に著しいがたつき、異音等がないか。【作 Ⅰ-21
方法
動確認】【聴診】
z
ドアの施錠又は解錠に不具合がないか。【作動確認】
Ⅰ-21
網掛け部分は z
ドアの枠やシーリング材等に腐食、き裂などの劣化がな Ⅰ-19、Ⅰ-21
専門的技術を
いか。【目視】
必要とする部 z
ドア、取手、錠、取り付け金具(蝶番、ヒンジ、ドアク Ⅰ-21
分であるの
ローザー等)等に著しいき裂その他の損傷、変形、腐食、
で、他法令に
ねじのゆるみがないか。
【目視】【触手】
基づく定期点 z
外部に面するドアで、降雨後雨水の浸入又はその痕跡が Ⅰ-19
検等の結果を
ないか。【目視】
もって支障が 空調・換気用ダクト
ない状態を確 z
ダクトの保温材がはく離又は濡れていないか。
【目視】 Ⅰ-25
認する。
【触手】
【
】内は主 z
たる確認方法
〔
z
〕内は安
ダクトから空気の漏れはないか。【聴診】
Ⅰ-25
ダクトの接続部のボルト、ナットにゆるみがないか。
【目 Ⅰ-27
視】〔触手〕
全上及び業務 z
ダクトに異音、異常振動がないか。
【目視】【聴診】
上著しい支障 z
ダクトの支持、固定部にぐらつき、き裂、腐食がないか。 Ⅰ-27
がない範囲で
【目視】〔触手〕
行う確認方法
ダンパー・防火ダンパー
z
Ⅰ-27
ダンパーの開閉不良等、作動不良をおこしていないか。 Ⅰ-30
【目視】〔作動確認〕
z
防火ダンパーが閉状態になっていないか。【目視】
Ⅰ-18、Ⅰ-27、
Ⅰ-30
z
ダクトとの接続部のボルト、ナットにゆるみがないか。 Ⅰ-18、Ⅰ-27
【目視】〔触手〕
ケーブルラック、バスダクト
z
ケーブルラック、バスダクト及び支持金物等に著しい損 Ⅰ-27
傷、変形、腐食がないか。【目視】
z
ケーブルラック、バスダクトの接続部のボルト、ナット Ⅰ-27
にゆるみがないか。【目視】〔触手〕
z
ケーブルラック、バスダクトに部分的な高温状態、振動 Ⅰ-27
がないか。【目視】〔触手〕
電気配線
z
電気露出配管及び配線に損傷がないか。【目視】
54
Ⅰ-27
チェックポイ z
ボックス類及び支持金物等に著しい損傷、変形、腐食が Ⅰ-27
ント及び点検
ないか。【目視】
方法
z
ボックス類及び支持金物等にぐらつきがないか。
〔触手〕 Ⅰ-27
z
ボックス類に部分的な高温状態、振動がないか。
〔触手〕 Ⅰ-27
【目視】
網掛け部分は
専門的技術を 油配管、ガス配管
必要とする部 z
配管、バルブに損傷、変形、腐食等の劣化がみられ、か Ⅰ-25、Ⅰ-27
分であるの
つ、当該部分から外部に漏水、油漏れの痕跡がないか。
で、他法令に
【目視】
基づく定期点 z
配管に異音、異常振動がないか。【目視】【聴診】
Ⅰ-27
検等の結果を z
配管から異臭がないか。
【臭気】
Ⅰ-27
もって支障が z
配管及び支持金物等にぐらつきがないか。【触手】
Ⅰ-27
ない状態を確 自家発電設備
認する。
【
】内は主
たる確認方法
〔
z
自家発電設備本体に著しい損傷、変形、腐食がないか。 Ⅰ-25、Ⅰ-26
【目視】
z
〕内は安
自家発電設備本体及び燃料槽又は冷却水系統配管に油 Ⅰ-25、Ⅰ-26
漏れ、水漏れがないか。
【目視】
全上及び業務 z
本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
上著しい支障 z
本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。【触 Ⅰ-26
がない範囲で
手】
行う確認方法
z
Ⅰ-26
本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリートに Ⅰ-26
き裂がないか。【目視】
z
発電機が起動するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-31
受変電設備
z
受変電機器キャビネット外板に著しい損傷、変形、腐食 Ⅰ-26
がないか。【目視】
z
機器本体から異音がしないか。【聴診】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
機器本体から異臭がないか。【臭気】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
空気調和機、エアコン
z
加湿器から十分な噴霧が行われているか。【目視】
z
エアフィルターは汚れ等で目詰まりしていないか。【目 Ⅰ-25
Ⅰ-25
視】
z
機器からの異常振動、異音等はないか。【目視】【聴診】 Ⅰ-25、Ⅰ-26
z
内部のドレンパン等に著しい腐食はないか。また、排水 Ⅰ-25、Ⅰ-26
状況は良好か。【目視】
z
機器本体の固定部にき裂、腐食がないか。【目視】
55
Ⅰ-26
チェックポイ z
機器本体の固定部のアンカーボルトにゆるみがないか。 Ⅰ-26
ント及び点検
【目視】【触手】
z
方法
機器本体の固定部のアンカーボルト周囲のコンクリー Ⅰ-26
トにき裂がないか。【目視】
網掛け部分は 送風機
専門的技術を z
送風機は正常に作動するか。【作動確認】
Ⅰ-25、Ⅰ-30
必要とする部 z
送風機本体に損傷、変形、き裂がないか。【目視】
Ⅰ-25
分であるの z
送風機本体から異音、異常振動、異臭がないか。
【聴診】 Ⅰ-25
で、他法令に
【臭気】
基づく定期点 z
モーター部分等に異臭がないか。【臭気】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
検等の結果を z
ファンベルトに傷はないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
もって支障が z
送風機本体の架台部分にき裂、腐食がないか。
【目視】
Ⅰ-26
ない状態を確 z
送風機本体の架台固定用又は吊り用のアンカーボルト Ⅰ-26
認する。
にゆるみがないか。【目視】〔触手〕
【
】内は主 z
送風機本体の架台固定用又は吊り用のアンカーボルト Ⅰ-26
たる確認方法
周囲のコンクリートに著しいき裂その他の損傷がない
〔
か。【目視】
〕内は安
全上及び業務 オイルサービスタンク
上著しい支障 z
防油堤内に漏油がないか。【目視】
Ⅰ-25、Ⅰ-26
がない範囲で z
オイルタンクに傾きや破損等はないか【目視】
Ⅰ-26
行う確認方法
z
自家発電設備用燃料は規定量確保されているか。
【目視】 Ⅰ-25
自動制御機器
z
自動制御機器の室内の温湿度調節器・検出器で著しい損 Ⅰ-25
傷、変形がないか。【目視】
z
自動制御機器の室内の温湿度調節器・検出器で周囲に複 Ⅰ-25
写機などの発熱体はないか。【目視】
その他附属物
z
固定式防煙垂れ壁、つり下げ案内表示板等の附属物に著 Ⅰ-8、Ⅱ-2
しいぐらつきがないか。
【目視】〔触手〕
z
案内表示が汚れ、腐食、経年劣化等により見づらくなっ Ⅰ-24
ていないか。
【目視】
備考
1
建具とは、窓、ドア、シャッター、障子等を指す。
2
電気室内は水気を嫌うので、外部や直上階からの漏水、結露水等には日頃か
ら注意しておく。
3
受変電設備は高電圧がかかっているので、点検の際は、感電等に注意して行
う。
56
4
換気設備とは、建築基準法で定める衛生上有効な換気を確保するための設備
であり、排煙設備を除き、自然換気設備、機械換気設備を含む。
5
空気調和機はユニット形空調機、コンパクト形空調機などを指す。
6
送風機の作動確認を行う場合、プーリーに衣服等が巻き込まれないよう注意
する。
7
ダンパーは防火ダンパー以外の防煙ダンパー、ピストンダンパー、風量調節
ダンパー等を指す。
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