2010年3月期第2四半期 業績概要 2009年10月29日 アンリツ株式会社 社長 戸田 博道 東証第1部:6754 (http://www.anritsu.co.jp/j/ir) FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q Copyright© 2009 Anritsu Corporation. All rights reserved 1 注 記 本資料に記載されている、アンリツの現在の計画、戦略、確信などのうち、歴史的 事実でないものは将来の業績等に関する見通しであり、リスクや不確実な要因を 含んでおります。将来の業績等に関する見通しは、将来の営業活動や業績に関 する説明における「計画」、「戦略」、「確信」、「見通し」、「予測」、「予想」、「可能 性」やその類義語を用いたものに限定されるものではありません。実際の業績は、 さまざまな要因により、これら見通しとは大きく異なる結果となりうることをご承知お きください。 実際の業績に影響を与えうる重要な要因は、アンリツの事業領域を取り巻く日本、 米州、欧州、アジア等の経済情勢、アンリツの製品、サービスに対する需要動向や 競争激化による価格下落圧力、激しい競争にさらされた市場の中でアンリツが引 き続き顧客に受け入れられる製品、サービスを提供できる能力、為替レートなどで す。 なお、業績に影響を与えうる要因はこれらに限定されるものではありません。また、 法令で求められている場合を除き、アンリツは、あらたな情報、将来の事象により、 将来の見通しを修正して公表する義務を負うものではありません。 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 2 目 次 当社の事業セグメントの呼称と事業内容 サマリー 2010年3月期第2四半期の業績の概要 2010年3月期の通期見通し 今後の取り組み FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 3 当社の事業セグメントの呼称と事業内容 セグメント 担当事業部門 の主な所在国 サブセグメント 事業内容 NGNおよびインフラ関連 分野 光・デジタル・IP通信機器の開発・製造 用テスタ、有線ネットワークおよび無線 インフラ敷設・保守用テスタ、サービス アシュアランスなど 携帯端末分野 携帯電話端末開発・製造・保守用テスタ 日本・英国・ 米国 汎用分野 無線設備、電子部品等の開発・製造用 汎用テスタなど 米国・日本・ 英国 情報通信 映像配信機器、通信機器、IPスイッチと その応用システムなど 日本 産業機械 食品・薬品・化粧品用重量選別機、 異物検出機など 日本、タイ その他 精密計測、光デバイスなど 日本 計測器 日本・米国・ デンマーク・ イタリア FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 4 サマリー(1) 第2四半期業績(連結)サマリー (単位:億円) 前第2四半期 当第2四半期 前年同期比 前年同期比 連結累計期間 連結累計期間 増減額 増減率(%) (4-9月)実績 (4-9月)実績 受注高 448 362 △ 86 △19% 売上高 444 338 △ 106 △24% 営業利益 5 9 4 68% 経常利益 2 1 △1 △20% 税引前当期純利益 △ 12 4 16 - 当期純利益 △ 16 △1 15 - 42 41 △1 フリーキャッシュフロー △ 2% (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 5 サマリー(2) 営業概況 計測器 顧客の設備投資抑制により、厳しい事業環境が継続 LTE注) 開発用計測器の需要は国内外で想定通りに推移 TD-SCDMA注)端末開発用計測器の引き合いはグローバルに増加 中国3Gインフラの投資は継続、計測器への発注は若干ずれ込み サービスアシュアランス事業は計画通り 情報通信 計画通り 産業機械 アジアの設備投資が回復傾向、全体として計画通り その他 光デバイスはブロードバンド化により需要が好調 注) LTE(Long Term Evolution):次世代携帯電話の通信規格。 TD-SCDMA:第3世代携帯電話の規格の一つで世界最大の加入者を 抱えるチャイナモバイルが採用した規格。 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 6 事業別受注推移(連結) その他 産業機械 情報通信 計測器 億円 300 248 249 252 39 24 22 12 30 16 39 17 250 25 200 266 30 7 25 150 100 185 198 180 165 217 24 31 7 155 231 201 24 35 9 165 19 26 13 163 108 50 15 32 18 137 193 168 22 21 32 27 5 18 114 122 1Q 2Q 0 1Q 2Q 3Q FY2007 4Q 1Q 2Q 3Q FY2008 4Q FY2009 (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 7 事業別売上高・営業利益(連結) (単位:億円) 計測器 売上高 営業利益 情報通信 売上高 営業利益 産業機械 売上高 営業利益 その他 (含:内部 消去) 合計 売上高 営業利益 売上高 営業利益 前第2四半期 当第2四半期 前年同期比 前年同期比 連結累計期間 連結累計期間 増減額 増減率(%) (4-9月)実績 (4-9月)実績 △ 88 △ 28% 318 230 1 3 2 201% 14 11 △3 △ 19% △5 △7 △2 - 72 58 △ 14 △ 18% 4 3 △1 △ 20% 41 38 △3 △ 8% 5 10 5 98% 444 338 △ 106 △ 24% 5 9 4 68% (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 8 事業別売上高・営業損益推移(連結) 億円 その他 産業機械 情報通信 計測器 億円 30 300 その他 産業機械 情報通信 計測器 247 18 250 23 198 200 150 43 18 28 5 8 176 21 194 33 20 21 25 6 33 100 145 20 219 143 36 18 23 3 8 0 50 132 130 -10 100 3 4 4 10 2 0 8 △1 4 3 14 3 172 125 14 2 6 1 6 0 △8 △ 10 △ 10 △3 △1 △2 △4 △ 11 △9 △9 13 △3 -20 0 1Q 2Q 3Q 4Q FY2008 1Q 1Q 2Q FY2009 2Q 3Q 4Q 1Q FY2008 連結売上高 2Q FY2009 連結営業利益 (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 9 地域別売上高推移(連結) 億円 350 アジア他 EMEA 米州 日本 250 200 150 100 288 283 300 48 205 48 229 46 39 49 41 50 51 42 198 43 44 61 152 219 45 176 43 52 44 71 27 31 38 69 143 29 35 133 106 81 194 28 29 36 41 139 50 247 43 37 30 30 31 97 67 55 0 1Q 2Q 3Q FY2007 4Q 1Q 2Q 3Q FY2008 4Q 1Q 2Q FY2009 (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 10 営業外・特別損益概要(連結) (単位:百万円) 前第2四半期 連結累計期間 (4 -9 月)実績 営業利益 当第2四半期 連結累計期間 (4- 9月)実績 544 912 金融収支 △ 241 △ 205 為替差損益 △ 179 △ 448 53 △ 118 △ 367 △ 770 177 142 固定資産売却益 - 149 投資有価証券売却益 - 140 35 - △ 52 △6 △ 1,358 - 特別損益計 △ 1,375 282 税引前利益 △ 1,198 424 その他 営業外損益計 経常利益 新株予約権戻入益 投資有価証券評価損 たな卸資産評価損 (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 11 キャッシュフロー概要(連結) FCF推移 第2四半期累計 ①営業CF: 41億円 ②投資CF: △0億円 ③財務CF: 112億円 億円 営業CF 50 投資CF FCF 40 24 30 フリーキャッシュフロー (①+②): 41億円 20 現金同等物期末残高 338億円 0 21 23 17 16 19 22 3 10 -10 △9 △1 -20 1Q (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 2Q 3Q FY2007 4Q 1Q 2Q 3Q FY2008 4Q 1Q 2Q FY2009 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 12 2010年3月期 通期の見通し(連結) (単位:億円) 2010/3期 2009/3期 通期実績 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 計測器 情報通信 産業機械 その他 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 前期比 増減額 通期予想 839 9 2 △ 35 574 △8 52 1 130 6 83 10 730 30 15 5 485 13 50 0 120 4 75 13 △ 109 21 13 40 △ 89 21 △2 △1 △ 10 △2 △8 3 前期比 増 減 率 (%) △ 13% 231% 779% △ 16% △ 4% △ 8% △ 33% △ 10% 26% 配当:無配予定 (注)値はそれぞれの欄で四捨五入 (参考)想定為替レート:1米ドル=90円 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 13 今後の取り組み FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 14 中長期の取り組みと目標 財務体質の安定 中国3G関連計測ビジネス LTE関連計測ビジネス 収益改善 中長期な 安定ビジネス 安定ビジネスの獲得・拡大 利益感応度の維持・向上 新需要の取り込みとソリューション提供 運転資本の効率化 汎用計測・検査ビジネスの安定成長 サービスアシュアランスビジネスの拡大 キャッシュフローの創出 目標 営業利益率: 10% ROE: 10% FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 15 強みを活かした汎用計測市場の拡販 当社の強み 今期実施した主な取り組み 3G端末の開発用計測器 基地局向け建設・保守用計測器 ベースとなる無線信号の解析、測定技術 通信市場の顧客とのコミュニケーション力 ターゲット市場と主な提供ソリューション 機能拡充:ベクトル変調解析ソフト追加 LTE TDD対応ソフト追加 大手基地局ベンダーへのアプローチ 成果と今後の取り組み 成果:大手基地局ベンダーとの取引拡大 通信市場 製造分野 EMC市場 シグナルアナライザ 今後:サポート強化と機能強化により ビジネス拡大 ラインナップ拡充と対象分野への 販促活動によるビジネス拡大 注) EMC市場:電磁波対策、電磁波障害等の市場 LTE TDD:次世代携帯電話の通信規格(LTE)の一つで、時間分割で送受信する方式。 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 16 中国3G:市場動向とアンリツの取り組み アンリツの取り組み ネットワーク機器ベンダー 通信インフラ:建設・保守用 計測器の投入 チップセット、端末:TD-SCDMA用 計測器の投入 Datang, Huawei, ZTE, Alcatel Shanhai Bell, Ericsson, Nokia Siemens Network .... 基地局 アナライザ 携帯端末ベンダー Samsung, Motorola, HTC, Huawei, ZTE, Nokia, LG, DELL, Lenovo, Sharp, Apple, .... チップセットベンダー T3G(ST-Ericsson) Qualcomm MTK/Leadcore Spreadturn … NEW NEW ラジオコミュニケーションアナライザ TD-SCDMA HSPA対応 シグナリングテスタ TD-SCDMA HSPA対応 FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 17 LTE:市場動向とアンリツの取り組み LTE市場 ・LTEの導入予定: 21カ国/42通信事業者(2010年導入予定:15通信事業者) ・参入ベンダー: 端末、通信機器、PC、・・・(新プレイヤも参入) ・対象品(デバイス): 携帯端末、PC、ネットブック、・・・ ・開発状況: NTT DoCoMoと国内3端末ベンダーがチップセットの試作品を開発 売上高 [$ Million] LTE端末用計測器の市場規模(世界) 1000 アンリツの取り組み 標準化活動へ参画 顧客とのロードマップ共有 開発初期からのソリューション提供 開発効率を支えるソフトウェアツール 迅速かつ柔軟な顧客サポート 500 0 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 出展:FROST&SULLIVAN シグナリングテスタ フェージングシュミレータ FINANCIAL RESULTS FY2009 2Q 18
© Copyright 2024 Paperzz