登録電気通信事業者・届出電気通信事業者向け光ファイバ提供サービス

登録電気通信事業者・届出電気通信事業者向け光ファイバ提供サービスに関する契約約款
丸の内ダイレクトアクセス株式会社
(約款の目的)
第1条
当社は電気通信事業法(昭和 59 年法律第 86 号。以下「事業法」といいます。
)に基づき、
光ファイバ提供サービス契約約款(以下「本約款」といいます。)を定めこれにより光ファ
イバ提供サービスを提供します。
(約款の変更)
第2条
当社は、この約款を変更することがあります。この場合には、使用料金、接続工事料金、
及びその他の提供条件は、変更後の約款によります。
(基本契約の締結)
第3条
当社は、光ファイバ提供サービスの使用を希望する登録電気通信事業者及び届出電気通信
事業者(以下「電気通信事業者」という)と、本約款に基づき光ファイバ提供サービスの使
用に係わる基本契約書(以下「基本契約書」といいます。
)を締結します。
2 当社と基本契約書を締結した電気通信事業者(以下「契約事業者」といいます。)は、別紙 2
に記載する契約申込金並びにその消費税額を、当社からの請求に基づき基本契約締結日の翌
月末までに支払うものとします。但し、過去に当社と締結した相互接続協定書等により申込
金を支払済みの契約事業者については、契約申込金の支払いを要しないものとします。
(利用目的)
第4条
契約事業者は、自ら電気通信事業を行うことを目的とする場合に、本約款による光ファイ
バ提供サービスを使用することができます。
(サービスの提供形態)
第5条
当社が提供する光ファイバ提供サービスは、ビル間光ファイバ提供サービス、ビル内縦光
ファイバ提供サービスの 2 つの要素から構成され、これらの組み合わせにより提供形態は別
紙 1 に記載する以下の 4 パターンに分類されます。
(1) ビル間光ファイバを提供する形態
(2) ビル内縦光ファイバを提供する形態
(3) ビル間光ファイバとビル内縦光ファイバをセットで提供する形態
(4) 2 つの区間のビル間光ファイバを接続して提供する形態
(月額使用料金)
第6条
前条第 1 項(1)〜(4)の提供形態に対応する月額使用料金を別紙 2 に記載します。
2 契約事業者は、別紙 2 に記載する単価に基づき計算された月額使用料金並びにその消費税額
を、当社からの請求に基づき使用した月の翌月末までに支払うものとします。
3 使用開始もしくは終了が月の途中で発生する部分については、1 日あたり月額料金の 30 分
の 1 にて使用料金を計算します。
4 当社の責めに帰すべき事由により光ファイバ提供サービスを提供できない状態(サービスに
著しい支障が生じ全く使用できない状態と同程度の状態となった場合を含みます)が生じた
場合、契約事業者は使用不能となった時間及び使用不能となった部分に対応する料金の支払
いを要しません。この場合の料金は1時間あたり月額料金の 720 分の 1 にて計算します。
この部分に対応する料金が支払済みの場合は、当社はその料金を契約事業者に返還します。
(接続工事料金)
第7条
第 5 条第 1 項(1)〜(4)の提供形態に対応する接続工事料金を別紙 2 に記載します。
2 契約事業者は、別紙 2 に記載する単価に基づき計算された接続工事料金並びにその消費税額
を、当社からの請求に基づき完工した月の翌月末までに支払うものとします。
(他事業者の電気通信設備を使用する場合等)
第8条
当社は、他事業者の電気通信設備を使用する場合等、第 5 条第 1 項(1)〜(4)以外の形態で
光ファイバ提供サービスを提供することがあります。この場合の月額使用料金並びに接続工
事料金については、当社より契約事業者に対し別途条件を提示します。
(申込と承諾)
第9条
契約事業者は、光ファイバ提供サービスの開始を希望する都度、当社に対し、使用希望区
間・芯線数・開始希望日等を記載した光ファイバ接続申込書(以下「接続申込書」といいま
す。)を提出します。
2 契約事業者は 1 芯単位で接続申込を行うことができます。
3 当社は、契約事業者から提出された接続申込書に基づき、提供の可否を判断し、提供可能な
場合は線番の割り当て等を行い契約事業者に対して光ファイバ接続承諾書を発行します。
4 当社は、①接続申込書に記載された使用開始希望日、②当社側の設備対応が完了した日、の
うちいずれか遅い方の日付を第 6 条の料金計算の起算日とします。
(終了申込)
第 10 条
契約事業者は、光ファイバ提供サービスの終了を希望する都度、当社に対し、終了希望
区間・終了対象芯線・終了希望日等を記載した光ファイバ使用終了申込書を提出します。
2 契約事業者は、終了希望日の 1 ヶ月前までに終了申込書を提出する必要があります。
3 契約事業者は、使用開始後 1 年に満たない心線については使用終了の申込を行うことができ
ません。但し、契約事業者が 1 年に満たない期間の使用料金を一括して支払う場合には芯線
の使用を終了することができます。
(技術的条件)
第 11 条
光ファイバ提供サービスで使用する光ファイバの仕様、当社が提供する光ファイバ提供
サービスの分界点を別紙 3 に記載します。
2 当社は、契約事業者と合意の上、前項以外の光ファイバの仕様もしくは分界点で光ファイバ
提供サービスを提供することがあります。
(立会い)
第 12 条
当社は、契約事業者が光ファイバ提供サービスの使用を開始する際に、分界点において
接続のための立会いを行います。立会いが次の各号のいずれかに該当する場合は、契約事業
者は立会い費用実費相当額を、当社からの請求に基づき支払うものとします。
(1) 契約事業者側の理由により立会い日時が夜間や当社の非営業日になる場合
(2) 契約事業者側の理由により立会い日が、当初の希望日(使用開始希望日)より 2 ヶ月
以上遅れる場合
(3) 契約事業者側の理由により立会いが長時間にわたる場合、もしくは 2 回以上必要とな
る場合
2 当社は、第 1 項の他に、契約事業者からの依頼に基づき必要な立会いを行います。立会いの
理由が全面的に契約事業者側にある場合、契約事業者は立会い費用実費相当額を、当社から
の請求に基づき支払うものとします。
(保守)
第 13 条
当社及び契約事業者は、光ファイバ提供サービスの提供及び使用に用いる設備に関して、
相互に協力して保守管理するものとし、詳細については、別途当社より提示する「MDA 光
ファイバ利用に関する保守運用手引書」で定めるものとします。
(損害賠償等)
第 14 条
当社の責めに帰すべき事由により光ファイバ提供サービスを提供できない状態(サービ
スに著しい支障が生じ全く使用できない状態と同程度の状態となった場合を含みます)が生
じた場合、当社は使用不能となった部分にかかる月額利用料金の1カ月分を上限として損害
賠償を行います。
(天災地変等)
第 15 条
天災地変その他当社及び契約事業者の責めに帰すべからざる事由により、光ファイバ提
供サービスの提供物件の全部または一部が滅失もしくは破損した場合、当社または契約事業
者の被った損害について、各相手方はその責めを負わないものとします。
(移設等)
第 16 条
当社は、当社が実施する建設工事等により、光ファイバ提供サービスに影響を及ぼす可
能性がある場合には、当社は契約事業者に対し事前に通知し、契約事業者の平穏且つ継続的
な使用が妨げられないよう配慮を払ってその工事を行います。
2 当社が計画的に実施する移設工事等により、光ファイバ提供サービスが一時的に使用不能と
なる場合には、当社は契約事業者に対し事前に書面により通知し、日程について協議の上、
その工事を行います。
3 当社が土地・建物・とう道の所有者または道路管理者より本線路設備の移設または撤去を求
められた場合は、当社は契約事業者に対し事前に通知し、光ファイバ提供サービスを一時的
に使用不能とし、または光ファイバ提供サービスを終了することができるものとします。
(使用停止等)
第 17 条
当社は、契約事業者が次の各号に該当する場合は、期間を定めて書面により催告の上、
光ファイバ提供サービスの使用を停止することができるものとします。
(1) 料金その他の金銭債務について、支払期日を経過し、催告を行ってもなお履行しない
とき。
(2) 前項のほか、故意または過失により当社の業務に著しい支障を及ぼしたとき。
2 契約事業者は第 1 項の催告について異議がある場合は、その旨を直ちに当社に書面により通
知し、協議を求めるものとします。
3 当社は、第 1 項の事由が解消した場合は、直ちに使用停止を解除します。
4 契約事業者は、第 1 項の使用停止を受けたことにより損害が生じた場合も、当社に損害賠償
を請求できないものとします。
5 前 4 項にかかわらず、設備の保全等のため使用停止が緊急やむを得ない場合は、当社は催告
を行わず使用停止できるものとします。但しこの場合、事後直ちに契約事業者に通知を行い
ます。
(機密の確保)
第 18 条
当社及び契約事業者は光ファイバ提供サービスの提供及び使用にあたり、それぞれ知り
得た相手方の技術上、経営上及びその他事項について秘密を厳守し、第三者に漏らさないも
のとします。但し、法律上必要とされる場合または相手方の書面による同意を得た場合はこ
の限りではありません。
2 当社及び契約事業者は、前項により取得した情報の社内における利用については、本来の利
用目的の範囲内においてのみ利用することとし、不適正に流用しないものとします。
3 当社及び契約事業者は、前項に関し不適正な取り扱いが生じた場合には、当社及び契約事業
者で協議の上、誠意を持って適切な是正措置を図るものとします。
(協議事項)
第 19 条
本約款に定めのない事項及び条文の解釈について疑義が生じた場合、当社及び契約事業
者間で協議の上、必要な措置を行います。
(裁判管轄)
第 20 条
本約款で定める内容について当社と契約事業者間に紛争が生じた場合、東京地方裁判所
を専属の管轄裁判所とします。
附則
(実施期日)
この約款は平成 16 年 7 月 15 日より実施します。
登録電気通信事業者・届出電気通信事業者向け光ファイバ提供サービスに関する契約約款【別紙】
丸の内ダイレクトアクセス株式会社
別紙1
■光ファイバー提供サービスの提供形態
用語の説明
用語
定義
MDA 通信センタ
当社の通信用建物。
MDA 通信センタ CTF
当社の通信用建物内に設置される光ファイバの終端機器。
ビル間光ファイバ提供サービスの起点になります。
加入者ビル
当社が光ファイバを接続しているオフィスビル等の建物。
PT 盤
加入者ビルに入って最初の成端盤。通常はビルの MDF 室内に設置しています。
ビル間光ファイバ提供サービスの終点、且つ、ビル内縦光ファイバ提供サービス
の起点になります。
PD 盤
ビル内縦光ファイバの分岐用成端盤。通常はビルのシャフト内に設置しています。
ビル内縦光ファイバ提供サービスの終点になります。
(1) ビル間光ファイバを提供する形態
起点:MDA 通信センターCTF
終点:加入者ビル PT 盤
加入者ビル
MDA 通信センタ所在ビル
MDA 通信センタ
PT 盤
CTF
ビル間光ファイバ提供サービス
この形態には、MDA 通信センタと加入者ビル PT 盤が同一建物内にある場合を含みます。
(2) ビル内縦光ファイバを提供する形態
起点:加入者ビル PT 盤
終点:加入者ビル(起点と同一ビル)PD 盤
加入者ビル
PD 盤
PD 盤
PT 盤
ビル内縦光ファイバ提供サービス
(3) ビル間光ファイバとビル内縦光ファイバをセットで提供する形態
起点:MDA 通信センタ CTF
終点:加入者ビル PD 盤
加入者ビル
MDA 通信センタ所在ビル
PD 盤
MDA 通信センタ
PD 盤
PT 盤
CTF
ビル間光ファイバ提供サービス
ビル内縦光ファイバ提供サービス
この形態には、MDA 通信センタと加入者ビル PT 盤が同一建物内にある場合を含みます。
(4)2 つの区間のビル間光ファイバ提供サービスを接続して提供する形態
起点:加入者ビル PT 盤または PD 盤
終点:加入者ビル(起点とは別のビル)PT 盤または PD 盤
加入者ビル
加入者ビル
PD 盤
MDA 通信センタ所在ビル
PD 盤
PD 盤
MDA 通信センタ
PD 盤
PT 盤
CTF
ビル間光ファイバ提供サービス
CTF
PT 盤
ビル間光ファイバ提供サービス
この形態には、MDA 通信センタと加入者ビル PT 盤が同一建物内にある場合を含みます。ま
た、それぞれの加入者ビルのビル内縦光ファイバとセットで提供する場合を含みます。
別紙2
■契約申込金
各契約事業者は、当社と基本契約書を締結する際に契約申込金 200,000 円を当社に支払うもの
とします。
■使用料金
(1) ビル間光ファイバを提供する形態
1 区間 1 芯あたり
月額 7,700 円(ただし以下①、②の場合を除きます)
①MDA 通信センタと加入者ビル PT 盤が同一建物内にある場合は、1 区間
1 芯あたり月額
1,500 円とします。尚、この場合、契約事業者の利用目的により別途条件を提示する場合がありま
す。
②加入者ビルが以下のビルの場合には 1 区間 1 芯あたり月額 12,500 円とします。
東京サンケイビル
(住所:東京都千代田区大手町一丁目 7 番 2 号)
NTT データ大手町ビル
(住所:東京都千代田区大手町二丁目 2 番 2 号)
KDDI 大手町ビル
(住所:東京都千代田区大手町一丁目 8 番 1 号)
(2) ビル内縦光ファイバを提供する形態
1 区間 1 芯あたり
月額 1,500 円
(3) ビル間光ファイバとビル内縦光ファイバをセットで提供する形態
ビル間光ファイバ部分については(1)、ビル内縦光ファイバ部分については(2)により
使用料金を計算し、その合計金額を適用します。
(4) 2 つの区間のビル間光ファイバ提供サービスを MDA 通信センタ内で接続して提供する形態
それぞれの区間(ビル)毎に上記(1)または(3)により使用料金を計算し、その合計金
額を適用します。
■接続工事料金
(1) ビル間光ファイバを提供する形態
(単位:円)
同時接続芯数(※)
1芯
2芯
3芯
4芯
5芯
6芯
7芯
8芯
接続工事料金
140,000
140,000
220,000
220,000
300,000
300,000
380,000
380,000
※同時接続芯数とは、使用開始希望日及び起点・終点が同一となる芯線の数をいいます。同時
接続芯線数が 8 芯を越える場合の料金は当社より契約事業者に別途提示します。
(2) ビル内縦光ファイバを提供する形態
(単位:円)
同時接続芯数(※)
1芯
2芯
3芯
4芯
5芯
6芯
7芯
8芯
接続工事料金
240,000
240,000
480,000
480,000
720,000
720,000
960,000
960,000
※同時接続芯数とは、使用開始希望日及び起点・終点が同一となる芯線の数をいいます。同時
接続芯線数が 8 芯を越える場合の料金は当社より契約事業者に別途提示します。
但し、既にビル間光ファイバを使用中の契約事業者が、その延伸としてビル内縦光ファイバを使用する場合は以下の接続工
(単位:円)
事料金を適用します。
同時接続芯数(※)
接続工事料金
1芯
140,000
2芯
140,000
3芯
220,000
4芯
220,000
5芯
6芯
300,000
7芯
300,000
8芯
380,000
380,000
※同時接続芯数とは、使用開始希望日及び起点・終点が同一となる芯線の数をいいます。同時接続芯線数が 8 芯を越える場
合の料金は当社より契約事業者に別途提示します。
(3) ビル間光ファイバとビル内縦光ファイバをセットで提供する形態
(単位:円)
同時接続芯数(※)
1芯
2芯
3芯
4芯
5芯
6芯
7芯
8芯
接続工事料金
200,000
200,000
280,000
280,000
360,000
360,000
440,000
440,000
※同時接続芯数とは、使用開始希望日及び起点・終点が同一となる芯線の数をいいます。同時
接続芯線数が 8 芯を越える場合の料金は当社より契約事業者に別途提示します。
(4) 2 つの区間のビル間光ファイバ提供サービスを MDA 通信センタ内で接続して提供する形態
MDA 通信センタ内での 2 つの区間を接続するための接続工事料金は 1 芯あたり 10,000 円と
します。これにより MDA 通信センタの接続工事料金を計算し、それぞれの区間(ビル)毎に
上記(1)または(3)により計算した接続工事料金との合計金額を適用します。
別紙3
■技術的要件
(1)光ファイバの仕様
シングルモード光ファイバケーブル
(2)分界点
①ビル間光ファイバ提供サービスを提供する形態
始点:MDA通信センタCTF
分界点はSC2コネクタ
終点:加入者ビルPT盤
分界点はSCコネクタ
契約事業者のケーブル
契約事業者のケーブル
MDAにて配線及び繋
ぎ込みを行います。
契約事業者にて配線及び
繋ぎ込みを行います。
当社のサービス提供範囲
②ビル内縦光ファイバ提供サービスを提供する形態
終点:加入者ビルPD盤
分界点はSCコネクタ
始点:加入者ビルPT盤
分界点はSCコネクタ
契約事業者のケーブル
契約事業者にて配線及び
繋ぎ込みを行います。
契約事業者にて配線及び
コネクタモジュールの取り
付けを行います。
当社のサービス提供範囲
③ビル間光ファイバとビル内縦光ファイバをセットで提供する形態
始点:MDA通信センタCTF
分界点はSC2コネクタ
終点:加入者ビルPD盤
分界点はSCコネクタ
契約事業者のケーブル
契約事業者にて配線及び
繋ぎ込みを行います。
契約事業者のケーブル
MDAにて配線及び繋
ぎ込みを行います。
当社のサービス提供範囲