InterBEE 2015 出展社情報…FDI編集部

InterBEE 2015 出展社情報
InterBEE 2015 出 展 社 情 報 ②
オタリテック
厳選された世界各国のプロオーディオ機器
を取り扱うオタリテックでは、
ラージ・モニタ
ー・スピーカーとしては16 年ぶりの新製品
となるGENELEC 1234A をはじめ日本国内
初お披露目の製品を多数出品した。
主な出展製品は以下のとおり
GENELEC / 1234A … ス タ ジ オ・ア ク テ
ィ ブ・モ ニ タ ー・ス ピ ー カ ー の パ イ オ ニ ア
GENELEC 社から昨年秋のIBC2015 で発
表された3 ウェイ・メイン・モニタリング・シ
ステム。
GENELEC 社としては16 年ぶりの
ラージモニターの新製品である。
1234 Aは
GENELEC SAM システムを搭載しており、
GLM2.0 ソフトウェアによる管理・オートキ
ャリブレーションが可能で、
GENELEC 伝統
のラージ・モニターのテクノロジーと最新の
SAM システムの融合で新しい形のメイン・モ
ニタリング・システムを提供する。
LAWO / Kick…LAWO 社から新たに発表さ
れた「Kick」はサッカーゲーム放送時のミキ
シングを自動化するソフトウェアベースのア
プリケーション。
「Kick」はリアルタイムにサ
ッカースタジアムのピッチ上での動きをデー
タ化するChyronHego 社のトラッキングシス
テムTRACAB をはじめとした主要なトラッ
キング・システムのデータを取得し、
独自のア
ルゴリズムによりフィールドの12 のマイク
のレベルをボールやプレイヤーの動きに合わ
2
せて最適に調節する。
Kick はLAWO mc コ
ンソール, シグナルプロセッサに接続されオー
ディオ処理され、グラフィカル・ユーザー・イ
ンターフェイスにより全てのパラメータにア
クセスが可能で、
コンソール・サーフェイスに
接続された場合は直接フェーダーからオーバ
ーライトが可能になる。
主な機能は以下の通り。①高品質なボールゲ
ームミックス ②主要なトラッキングシステ
ムへの対応 ③観客やフィールド外のノイズ
の低減 ④際立つキック音 ⑤一貫したレ
ベル管理で総合的にミックスへの統合が容
易 ⑥再現性の高いミックス ⑦windows
PC(win7/win8) に対応 ⑧HTML5 対応ブ
ラウザベースアプリケーション 2
LAWO / A_Line…A_line はLAWO mc コ
ンソール譲りのワイドなダイナミックレンジ
と超低歪みで高品位なオーディオクオリテ
ィーをもったIP インターフェイスユニット。
RAVENNA/AES67 IP ネ ッ ト ワ ー ク 経 由
でアナログ・デジタル信号の伝送を可能にす
る。アナログ・AES・MADI とそれぞれのフォ
ーマット別ラインナップされ、アナログ入出
力を備えたA_mic8 AES 入出力を備えたA_
digital8、
MADI を備えたA_madi4 の3機種
のラインナップを取りそろえている。
Riedel / MediorNet MicroN…MicroN は
音声/ 映像/ データ入出力をフロント・パネ
ルに多数配列した多機能インターフェイス。
シンプルな光伝送装置、またはMADI インタ
ーフェースとして使用したり、
Mediornet や
MetroN との組み合わせで分散型ビデオルー
ティングシステムを構築可能である。
・ スタンドアローン:12 ×12 映像ルーター、
SDI-MADI のエンベッダー/ デエンベッダー
・ 一対一:シンプルな光伝送装置としての運
GENELEC/1234A
用できます。
12 ×SDI/2 ×MADI/1 ×ギガ
ビットEthernet を双方向に伝送可能。
・メッシュ・ネットワーク:MicroN ノードを
網目状に接続すると拡張性に富む分散型ビ
デオ・ルーティングを実現。
・ MetroN +MicroN :MetroN を中核として
複数台のMicroN を接続。最高192 ×192
個のHD-SDI 信号のリダンダント処理を行
う集中ビデオ・ルーターとして統合可能 Junger / ラウドネス・プロセッサー…20 年
以上に渡り世界中の制作・送出・配給の各分
野における放送音声処理ソリューションのリ
ーダー的メーカー Junger 社から は各アプリ
ケーションに合った各種ラウドネス・コント
ロール・プロセッサーを展示。
d&b audiotechnik / V7P,V10P, V-GSUB
スピーカー・システム…小規模から大規模構
成まで網羅する高能率なスピーカーシステ
ム V シリーズにポイントソーススピーカーと
して水平指向性 75°の V7P と水平指向性
110°の V10P スタッキング専用のサブウ
ーハー V-GSUB が新たに加わった。
Riedel 製品紹介コーナー( 左) と MediorNet MicroN( 右)
LAWO 製品が紹介されていた展示スペース ( 左 ) と、
「Kick」の画面表示 ( 右 )
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タックシステム
同 社 の デ モ ス ペ ー ス で は、
Avid S6+Pro
は、プラグインでありながら iPad のコント
Tools のシステムを用いて5.1+4 の3D サラ
ロール・アプリケーションを用いてユニーク
ウンドシステムの再生環境にて、自社製品と
な動作をするサラウンド映像制作には非常に
して今年発売した「VMC-102 Monitoring
使いやすいアイディアを持った製品と言え
Controller」を用いたAuro-3D の試聴および
る。
説明が行われた。また、
11 月にリリースされ
た iZotope Ozone 7
(マスタリング・ツール) 映 像 関 連 機 器 と し て は、KVM シ ス テ ム
通路を挟んで両側にブースを構え出展
および RX5(オーディオ・エディター)のデ
の Adder 社 か ら の 新 製 品 DDX30 KVM
モに非常に多くの来場者を集め、
iZotope 社
Matrix が発表された。
製品に対する注目度の高さを物語っていた。
Adder DDX30:DDX30 は、トータル 30
オ ー デ ィ オ 機 器 関 係 で は、MADI お よ び
エンドポイント(PCx29 台:KVM remote
ネットワークオーディオにフォーカスを当
x1 台から PCx7 台:KVM remote x23 台)
て た コ ー ナ ー を 設 け、MADI 機 器 で は ほ ぼ
までのシステムが組める小、中規模システム
スタンダードな地位を手にしたDirectout
向けの KVM マトリクス。リモートまでの距
Technologies 社の製品と、高品位なマイク
離は 50m までの延長機能が含まれるほか、
プリを提供するMillennia 社のDante インタ
選択時には接続されている PC の画面がマル
ーフェースおよび、NTP Technologiy 社の
チビュー表示される非常にわかりやすいシス
AX-32 およびPenta シリーズを展示した。
テムとなっている。
注目を浴びた
「iZotope Ozone 7」
デモンストレーション
NTP DAD AX-32: 中 で も AX-32 は、 Decimator Design: ま た、 オ ー デ ィ オ メ
DSD(384KHz)まで対応したハイクオリ
ーター監視などの付加機能を備えた HD-SDI
ティー AD/DA を搭載した IO ユニット(EIA
のミニコンバーターを提供する Decimator
2U) で、AD/DA の他に AES、MADI(BNC
Design 社から各種マルチビューワーのユ
ま た は Optical)、Dante、Pro Tools HDX
ニットが発表され注目を集めていた。特に
IO(Mini DigiLink)、HD-SDI インターフェ
DMON-16SL(16CH 入力マルチビューワ
イスまでをオプションとして搭載できる強力
ー)は、¥138,000(税別定価)というコス
な IO ハ ブ (1024x1024CH マ ト リ ク ス )
トパフォーマンスの高さが評価されていた。
として使用することができるユニット。Pro
Tools HDX IO を持ち EUCON プロトコル
その他、AEA(リボンマイク)、Que Audio
を サ ポ ー ト し た こ と で、Avid の 推 奨 IO と (ロケーションマイク)、Aviom(キューシス
MADI_Network コーナー
して Avid ブースでも S6 システムの Dolby
テム)、Waves(サウンドプロセッサー)、Burl
Atmos 再生環境にも用いられていた。
Audio(AD/DA)、Cymatic Audio(レコー
(ミニコンバータ)、Sonnet Technologies
The Cargo Cult: 新 ブ ラ ン ド と し て ニ ュ
ダー)、MAGMA(Thunderboltシャーシ)、
(Thunderboltシャーシ)、Avid(Media
ージーランドのソフトウェアメーカー The
Adder(KVMシステム)、CB Electronincs
Composer、ISIS-1000サーバー)など多く
Cargo Cult 社の製品を参考出品。S-Panner (シンクロナイザー)、Decimator Design
の機器を展示した。
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伊藤忠ケーブルシステム/報 映 産 業
伊藤忠ケーブルシステムと報映産業は、同 対応エクステンダーも展示し多数の引き合い
展にてはじめて共同出展を行った。
を得る事が出来た。
映像放送関部門に 22 コマの大型による
ご存知、
パカパカチェッカーのスタンダード
ブース展示で、4K ファイルソリューション 「ハーディングFPA シリーズ」では新たにリ
のコンセプト展示を行い、伊藤忠ケーブルシ リースされた「EDIUS 用プラグイン」
を展示。
ステムのファイルベースワークフローのノウ スタンドアローンタイプやネットワークタイ
ハウと、報映産業の映像・音声編集技術を結集 プなどフルラインアップ展示を行った。
し、双方の総合的な商品提案力をアピールし
人気再浮上のフィルムスキャナー製品と
た。その結果、両社が扱う人気製品以外にも し て 米 国LaserGraphics 社「ScanStation
伊藤忠ケーブルと報映産業の2社のコラボレーションで
日本初となる展示製品が多数出揃い好評を博 Personal」を日本初展示し多くの反響を得る あることが一目でわかったブース入口
すという相乗効果が現れた。
事が出来、
フィルム市場の潜在能力をあらため
伊藤忠ケーブルシステム展示エリアでは、 て実感することとなった。
ファイルベースワークフローの導入事例や
編集/合成コーナーでは、アビッドテクノ
新製品のプレイアウト「Versio Cloud」
、
8K ロ ジ ー 社 の 新I/O「DNxIO」と「ISIS1000」
UHD XJive Player の 8K デ モ を は じ め、マ で 構 成 さ れ た「4K ス タ ー タ ー キ ッ ト 」と
ルチスクリーン管理・配信プラットフォーム、 THE FOUNDRY 社 ノ ー ド ベ ー ス 合 成 ツ ー
4K 映像伝送ソリューションの展示を行った。 ル「NUKE」を 展 示。そ の 他、
SAM 社( 旧
一方、報映産業の展示エリアでは、安定動作 Quantel)コーナーには高性能フレームレー
で非常に多くの導入実績を誇る業務用デジタ ト コ ン バ ー タ ー「Alchemist Ph.C-HD」や
ルKVM システム「IHSE」では最新の大型ス 「Quantel-Rio4K ソフトウエア版」を展示し
イッチ「Droco575」が日本初上陸。
4K60P た。
LED 内蔵キーボードや、
プレビュー設備設
置時のAV 同期調整に威力を
元クォンテル(現 sam)製品の紹介コーナー
発 揮 す る「Sync-One2」な
ど、小物類の展示も充実する
など、内容の濃い展示内容と
なった。
◀伊藤忠ケーブルシステムで
は、制作設備ファイルベース
化導入事例を展示
KVM システム「IHSE」
紹介コーナー▶
スネル・アドバンスト・メディア
クォンテル株式会社がスネル・アドバン
ス ト・メ デ ィ ア に 改 称 し て か ら 初 め て の
InterBEE となり、
新ブランドのもと印象が一
新されたブースで幅広い製品を展示した。
ブランド改変によって、
従来の「Pablo Rio
が「Quantel Rio」として製品名が変更され
た。
InterBEE では最上位モデルの「Quantel
Rio 8K」を展示し、
8K/60p でのカラーコレ
クションを実演し、
シャープ製85 インチ 8K
モニターにて、
8K/60p の高パフォーマンス
をご覧頂くと共にHDR やRec.2020 対応を
含むV3.0 ソフトウェアの新機能も紹介した。
ポ ス ト 関 連 製 品 で は、
「Alchemist XF と
「Momentum を 組 み 合 わ せ て 展 示 し た。
Alchemist XF は、実 績 の あ るAlchemist
Ph.C-HD のアルゴリズムを継承し、発展させ
たファイルベース・ワークフロー向けの変換
ソフトウェアである。複雑なソースからでも
アーチファクトのない綺麗な映像を作り出す
ことが可能。
Momentum はMAM およびオー
トメーション・ワークフローの最適化を提供
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する。
ブロードキャスト向け製品では、スポーツ
ハイライト・リプレーシステム「LiveTouch」
を 展 示 し た。専 用 のLiveTouch パ ネ ル を 使
い、直感的にショットを選択してsQ 1800
サーバーからリプレーやハイライトを即時
に送出できる。編集とのインテグレーション
も可能で、ハイライトを編集、加工したものを
LiveTouch で送出が可能。また、スポーツ中
継内でプレー解説のために画面上に選手の動
きの説明や予測などをグラフィカルに表現す
る テ レ ス ト レ ー シ ョ ン(Telestration)を、
英 国RT Software 社 のtOG-Sports ソ フ ト
ウェアとLiveTouch のインテグレーション
で実演した。
さらに、
参考展示としてMedia Biometrics
のコンセプトを紹介。
Media Biometrics と
は高度な署名技術で、メディアに含まれる署
名をあらゆる制作段階で分析することによ
り、モニタリングの自動化および効率化を実
現する。
従来と異なるデザインに一新したブース
Live Touch の紹介コーナー
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ソリッド・ステート・ロジック・ジャパン
音楽制作、放送、映画制作、ライブの各ジャ
ことも可能である。両コンソールのデザイン
ン ル で 幅 広 い ユ ー ザ ー を 持 つSSL の コ ン
は同様に洗練されており、使いやすさや SSL
ソールであるが、ブロードキャスト・コンソー
サウンドに変わりはない。L500 、L300 と
ル「C100HD PLUS」
「C10HD PLUS」、
もに同じフェーダーパネルを使用しており、
ラ イ ブ・コ ン ソ ー ル「Live L300」
「Live
マスタータイルとコントロールタイルは違っ
L500 PLUS」などの人気製品を紹介したほ
たレイアウトとなっているが、同様の機能は
か、DAW コントローラー「Nucleus ( ニュー
同じ位置に配置されており混乱を招くこと
クリアス)」なども出品した。
はない。L500 と L300 との違いは物理的
SSL Live シ リ ー ズ は、大 型 の L500 と
な大きさと使用できるチャンネル処理数の制
コンパクトな L300 の2つのモデルが用意
限、扱える I/O の数である。 されている。両コンソールは全く同一のプロ
また、ライブ・コンソール「Live L500」は
セッシングコアやオーディオコンバーターを
2013 年の発表以来瞬く間に世界中に広ま
使用しており、同じリモート I/O を共有する
り、L500 を使用した著名なライブエンジニ
ア達から多くの賞賛を集めている。L500 は
ツアーやライブハウス、礼拝堂や劇場など要
求の厳しい環境においてもそれぞれの状況に
適応でき、熟練したエンジニアが最大限にパ
フォーマンスを引き出せるようデザインされ
た製品である。 そ の ほ か、コ ス ト パ フ ォ ー マ ン ス の 高
ブロードキャスト・コンソール「C100 HD PLUS」
い「C10 HD PLUS」を は じ め、コ ン パ ク
トなポータブルタイプのデスクユニット
「Nucleus」
、ア ナ ロ グ ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン
ライブ・コンソール「SSL Live. L500 Plus」
「AWS 924 & AWS 948」
、
AWS900+、
Duality、
Matrix と同じくSuper Analogue ™
のDNA を 受 け 継 ぐ 新 し い コ ン ソ ー ル「XDesk」
なども出品した。
エムアイティー
放送局、レコーディングスタジオ、公共ホール等の業務用オーディ
オ・ビデオ及びコンピュータのインターフェース・ケーブルを開発し、
販売を行っている同社では、
製造元のモガミ電線のケーブルにおける
優れた設計・製造技術とも相俟って、定評のある柔軟かつ機械的強度
に優れたケーブルや、基礎・基本的な工学技術に於いて他社を凌駕す
る技術情報の蓄積を活かした付加価値の高い製品作りをめざしてい
る。
同社ではこのような高度な技術を活かし、イーサネットケーブル、
BNC コネクタ付き同軸ケーブル、
110 Ω AES/EBU デジタルオー
2
ディオ・マルチケーブル、吊りマイクケーブル、
0.226mm ステレオ
マイクケーブル、
高解像度チューブ・マイクロフォン・ケーブルなどを
主力製品としている。
そのほか本展では、3極ー5極変換アダプター、
120 Ωターミネー
ター、
RoHS 対応の「DMX シリーズ」アクセサリーや、アメリカBTX
社のネジ止め方式のコネクタ「ターミナルブロックコネクタ」
などを
紹介した。
(写真下)
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計測技術研究所
「きれい 4K !すごい 8K !」をテーマに、導 ニット「FA—P1」を使った撮影体験デ
入後すぐに利用可能な新たな 8K 機器/ 4K 機器 モや、リアルタイム4K動画像処理シス
を出展した。
テムの体験デモなどを用意し、実機に
8K ゾーンでは、DVI /光インターフェースコ 触れながらの具体的な利用シーンも提
ンバータを利用し、20 メートルの光ケーブルで 案した。また、HDMI 2.0 対応インター
映像信号を伝送。その先にある 98 インチ 8K モ フェースコンバータも本展にて初公開
ニターにて臨場感溢れる映像を紹介した。規模の した。
大きなエリアでのサイネージやライブ配信システ さらに、この展示会で初めて発表と
ムにおいて、映像出力機と表示機が1本の光ケー なった AJA Video 社製新レコーダー
98 インチ 8K モニタによる超高画質再生を披露
ブルで配線できるため、機材の設置作業量が大幅 「Ki PRO ULTRA」にも注目が集まり、
に圧縮可能となる。
話題の多い三日間となった。
ま た 4K ゾ ー ン で は、 今 期 新 製 品 と な る 4K なお、同社広報では、『映像関連製品の開発・製
カ メ ラ の 造を行う一方で、映像を制作者や研究者、そのほ
フ ォ ー カ ス かユーザーの一助となる製品やシステムの提案を
ア シ ス ト ユ 数多く行っており、手持ちの環境でのちょっとし
た疑問・問題や、「こ
んなことできないの
かな…?」といった
ご相談をぜひお聞か
せ く だ さ い。』 と コ
メントしている。
◀ DVI /光インターフェースコンバー
タ の 新 製 品 ARIB STD-B58 → DVI
× 16「US8K-ODV60-B」 と DVI ×
16 → ARIB STD-B58「US8K-IDV60」
▲初登場となった「Ki PRO ULTRA」
8K 対応高精細 VDR
UDR「405-DV-8」▶
共信コミュニケーションズ
ち ろ んPro Tools、
EDIUS(Revnes 4K)
、
ブースでは、
「プロダクション」
「260 インチ
Premiere などのサードパーティツールとの
超高精細LED ディスプレイ」
「ネットワーク&
シームレスな統合を実現し、信頼性・拡張性
クラウド」
「レンタル・メディア」の4分野にお
の高いシステムを提供。
HD および高解像度
ける最新のソリューションを紹介した。
ファイルのサポートなどを実感できるよう、
■プロダクション
4K 編集にフォーカスして展示。
●DI ポストプロダクションソリューション
「SGO Mistika」…革命的なHDR技術をサ ●メディアアセットマネジメント「Metus
MAM」…ファイルベースは資産管理から。
ポートするもっとも強力なトータルマシン
小規模機器で大規模データを管理できる
「Mistika」
。更に進化した8K/4K/HD 編集・
「Metus MAM」
を紹介。
メディアを扱う企業
カラーグレーディング・合成・フィニッシング
にとって非常に重要なコンテンツの情報、編
の新機能に加えて、
オフラインからのデータ編
集、再利用など一元管理の効率化。その全て
集による効率的なワークフローを実演展示。
●4K 編 集 シ ス テ ム「Avid Media Composer
のユーザーに対応可能なスケーラビリティ
4K / Revnes 4K」
を持つMetus MAM のデモンストレーショ
● 共 有 ス ト レ ー ジ「Avid ISIS | 1000」…
ンを行った。
ISIS | 1000 は、
Media Composer は も ■260 インチ超高精細LED ディスプレイ
●Silicon Core 社 P1.5mm Ultra Fine Pitch
LED Panel…大型映像業界で、
現在最も注目
されている超高精細LED システム。
先進的で
画期的な超高精細LED ディスプレイパネル
が高輝度・超広視野角の映像表現を4K 解像
度にて実現した。
(写真右上)
■ネットワーク&クラウド
●高速データ転送ソフトウェアSkeed Silver
TM
Bullet …4K、
8K など次世代放送における
ワークフローを円滑に行えるよう、さらなる
「SGO Mistika」
を紹介したコーナー
高速化・機能改善を図り続け、国内導入企業
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FDI・2016・1
は200 社を突破。コンテンツ制作に欠かす
ことが出来ない高速ファイル転送の最新版
を紹介した。
●クラウドベースのコンテンツ管理・視聴シ
ステム…インターネット接続が可能なネッ
トワーク環境であれば、どこからでも利用で
き、ブラウザベースで構築されているため操
作端末の種別をほとんど選ばない。高速ファ
イル転送機能をはじめとする、映像制作シー
ンに必要な機能をサービスとして利用可能
である。
■レンタル・メディア
●4K シューティング…4K システムカメラ
HDC-4300 など、
4K シューティング機器
を展示。
●アーカイブ…テープ資産のファイルベース
アーカイブへの移行を強力にサポート。
●プロメディア…大容量・高速転送可能な「プ
ロフェッショナルRAID」
シリーズ発売。
InterBEE 2015 出展社情報
ニッキャビ
新製品として電動昇降機能を備え、映像・
音響・医療等幅広いシーンに対応したマル
チ デ ス ク「MediTrac series や、iPad・
Surface などのタブレットが40 台収納可能
な「Tablet Rack
series、そ し て 収
納 し な が らApple
iPad やiPad mini で
あれば充電とデータ
同期が可能なUSB
ハブ「USB-haco10
を組み合わせたフル
パッケージング仕様
で展示した。
また、耐水性、耐衝撃性、耐久性に優れた機
能とイタリアならではのデザイン性を備えた
樹脂ケース「HPRC レジンケース」を含めた
4製品が今回、初出品した。
(写真左下)
そして従来から映像・放送業界で多数採
用されているブロードキャスティングラッ
ク「NEO Rack series」や サ ー バ 架 や ス ト
レージラックとして最適な「SRV series」
およびこれらに対応したリア拡張モジュー
ル「RM series」に加えて静音ラック「SRC
series」、木製ラックの「NOIR」などのラック
製品からあらゆるニーズに応えるモジュール
式コンソールデスク「cyberRAIL console」
も展示。さらに非常時や停電時などの電源確
保に最適なリチウムイオンバッテリーシステ
ムをリニューアルし、
「LIB-5100」として出
品した。
ネットワークエレクトロニクスジャパン
定 番 製 品 のnevion 社 の VikinX マ ト リ
ク ス ル ー タ ー やFlashlink を は じ め、
BON
Electronics 社製プロフェッショナルマルチ
フォーマットLCD ビデオモニター、
BRIDGE
TECHNOLOGIES 社製Ethernet IP ビデオス
トリーム & ASI アナライザ「VB12」
、
そのほ
か、各種コンバータ・分配器などの紹介を行っ
た。
BON 製品のコーナーでは、
5インチ、
7 イン
チ、
9 インチ、
18.5 インチサイズが揃う、マル
チフォーマットLCD モニタ。
HDMI/HD-SDI
コンバータを内蔵し最新LCD パネルを採用し
た高輝度、高機能LCD ビデオモニターを幅広
く紹介。
(写真左上)
ポータブルフィールドモニタFM シリーズ
で は、
5.5 イ ン チ・フ ルHD フ ィ ー ル ド・ビ
デ オ モ ニ タ「FM-055F」及 び5 イ ン チ・ス
タンダードフィールド・ビデオモニタ「FM052SC」を。ま た、
RM シ リ ー ズ で は、高 輝
度 ポ ー タ ブ ル フ ィ ー ル ドLCD モ ニ タ ー に
H.264(QuickTime) 録画機能、
SDHC メモリ
スロット、
HDMI/HD-SDI コンバーター内蔵が
人気の「RM-071SC」
を。
BSM シリーズでは、
HD-SDI、アナログビデオ入力 LCD モニター
シリーズ。
ブロードキャスト仕様スタンダード
モニタ「BMS-093N3G」
を紹介した。
また、各種コンバータや分配器の展示紹介
で は、
4 ×3GHD-SDI ク ア ドE/O, O/E コ
ンバータ。
8 ×8 マトリクス・スイッチ内蔵、
Ethernet I/O。
CWDM 多重可能 ユニバーサ
ルメディアコンバータ「UMC-E00E-4-SFP」
各種ボードの展示紹介コーナー
マルチレート3GHD-SDH、
ASI 分配器/入力
ケーブルイコライザ、
オートリクロッカ搭載/
HD-BNC/DIN ミニチュアBNC 採用1 スロッ
ト2回路/低消費電力、
FR202 デュアルレー
ルシャーシ対応 3GHD-SDI 2 ×16(デュア
ル1 ×8)
高密度分配器「DA-3GHD-8-DUAL」
をはじめ、
多数の製品を展示した。
定番製品である nevion VikinX(左)と Flashlink(右)
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FDI・2016・1
InterBEE 2015 出展社情報
グラスバレー
IP、4K、EDIUS 8 を中心に撮影から収録、
編集、送出までのフルラインナップを出展す
るとともに、”Glass-to-Glass”IP ソリュー
ションの最新テクノロジーを紹介。既存ワー
クフローへのシンプルで段階的なIP 機器の追
加をはじめ、IP を利用したライブ制作フロー
を紹介した。
■キー・ハイライト
●IP: Glass-to-Glass IP solution… 独 自
の”Glass-to-Glass”アプローチは、カメラ、
サーバー、プロダクションスイッチャー、ルー
ティングスイッチャー、マルチビューワー、IP
ゲートウェイやコントロールシステムなど、
制作や送出アプリケーションで利用される
様々な製品をIP(SMPTE 2022-6) 接続する
ことで、エンドto エンドのトータルソリュー
ションを実現。グラスバレーでは COTS( 汎
用) IP スイッチや SDN コントロールといっ
た実績のあるIT 技術を活用し、それらと既存
のベースバンド技術を融合させることで放
送オペレーションに最大限の柔軟性をもた
らす。オープンでインターオペラビリティ―
に優れるIP テクノロジーにより、様々な放送
ワークフローに対応した強固なインテグレー
ションを実現。効率的かつ確実な運用を約束
するという。
●4K One-wire…TICO コ ー デ ッ ク 対 応
SMPTE 2022-6 IP I/O モ ジ ュ ー ル を 搭
載したXCU IP カメラベースステーション、
Karrera K-Frame プ ロ ダ ク シ ョ ン ス イ ッ
チャー、K2 Summit IP ビデオサーバーによ
る4K 1 ワイヤー伝送の実演を行った。
●EDIUS 8 搭 載 タ ー ン キ ー … 最 新 の
EDIUS 8 を搭載した新ターンキーノンリニ
ア編集システムのフルラインナップをはじ
め、EDIUS との高い親和性を実現したミッ
ドレンジの新編集サーバーシステム EDIUSIsilon、プレイアウト& サーバーシステム K2
Central TX を展示した。
■製品ハイライト
●GV Node… リ ア ル タ イ ム の IP プ ロ セ ッ
「K2 Central TX」
「HDWS 8K」
「REXCEED X4000
G2」
「HDWS 4K2」
「EDIUS-Isilon」などを紹介した
NEWS & DIGITAL MEDIA EDITINGのコーナー
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FDI・2016・1
シ ン グ と ル ー テ ィ ン グ が 可 能 な SDI とIP
SMPTE 2022-6 の双方のブランキングス
イッチに対応した次世代ルーティングプラッ
トフォーム。1 ノードあたり144x144 ビデ
オと4608x4608 オーディオをサポートし、
ノード増設によるスケーラブルな拡張という
特徴を持ち、TICO コーデックの採用により
4K 1 ワイヤー伝送に対応。モジュラー構成
によりIP I/O、SDI I/O、マルチビューワーモ
ジュールを実装可能で、Densité シリーズの
各種プロセッシングモジュールもサポートす
る。
●GV Convergent…COTS( 汎用) IP スイッ
チ とSDN 技 術 を 採 用 し た 新 世 代 の コ ン ト
ロールシステムで、SDI ルーティングスイッ
チャーのコントロールパネルを使用してIP と
SDI 双方のルーティングを可能にする。GV
Node と共にグラスバレーGlass-to-Glass
IP ソリューションのコアとなる製品で、SDN
対 応COTS( 汎 用) IP ス イ ッ チ、SDI ル ー
ティングスイッチャーやIPG-3901 IP/SDI
ゲ ー ト ウ ェ イ を 透 過 的 に 制 御 し、SMPTE
2022-6 HD やTICO コーデックを使用した
4K 1 ワイヤーによる運用を可能にする。
●LDX 86 Universe カ メ ラ シ ス テ ム/ K2
Dyno Universe リプレイステム…HD/6 倍
速/4K に 対 応 し たLDX 86 Universe カ メ
ラとK2 Dyno Universe によるインスタン
トリプレイシステムにて、あらゆる撮影ポジ
ションでHD/6 倍速/4K のリプレイが可能と
なる。LDX カメラシリーズのユニークなGVeLicense プログラムにより、必要なタイミ
ングで必要な期間のみHD から6 倍速や4K
へのアップグレードが可能で、2/3 インチB4
マウント、グローバルシャッター3CMOS と
いった特徴を生かし、4K においてもHD 撮
影同様の感度、被写界深度、ラージレンズアダ
プターを使用したボックスレンズ対応など、
従来の運用スタイルそのままの撮影を実現す
る。Inter BEE で は、SMPTE 2022-6 IP I/
O 搭載ベースステーションによる4K 1 ワイ
ヤーやIBC 2015 にて発表したHDR ライセ
ンス搭載モデルも展示した。
ま た、4K、6 倍 速 に 最 適 化 さ れ たK2 Dyno
Universe リプレイシステムは、ハイフレーム
レート映像におけるライブプロダクションに
おいてもK2 Dyno と同様のオペレーション
で、様々なカメラポジションのリプレイを可
能にする。
●GV STRATUS ビ デ オ プ ロ ダ ク シ ョ
ン&コンテンツマネジメントシステム…
「STRATUS」は、様々なワークフローで活用
できる、フルセットのプロダクションツール
です。編集サーバー内にある素材管理が可能
で、それぞれのアセットには素材情報、マー
カーなどのメタデータの入力が可能です。カ
メラマン、記者、エディターなど、役割に合わ
せた使用環境(権限)を構築することもでき
ます。新バージョンでは、待望のEDIUS プロ
ジェクト管理機能が追加され、STRATUS 上
での素材の一元管理が可能となります。また、
素材管理だけでなく、ビデオサーバーの収録
制御、テープレスメディアからのインポート、
素材のトランスコード管理など、様々な機能
を搭載しています。強力な検索機能により任
意の素材を素早く見つけることが可能。
■その他の出展製品
● ス イ ッ チ ャ ー …「Karrera K-FrameS シ
リーズビデオプロダクションセンター」
●ノンリニア編集システム…「EDIUS 8」
● 編 集・送 出 用 サ ー バ ー …「K2Summit
3G」/「K2Central TX」
「K2 Dyno Universe」リプレイステムによる新機能の説明を行ったライブプロダクションのコーナー。
写真左はビデオプロダクションセンター「KARRERA K-Frame」及び「K2 Dyno Universe」リプレイステムな
どを紹介。また、向って右側では「LDX 86 Universe」カメラシステムとモニタ2台を用いて紹介した。
InterBEE 2015 出展社情報
フェアライトジャパン
展 示 商 品 は「CC-2 Audio Engine」
、
「EVO Live」
「
、Quantum Live」
「
、Xynergi」
、
「Xstream」
「
、SOLO」
「
、4K Pyxis」などと、次
世代プロダクションプラットホームエンジン
「CC-2」
「
、Sofware Ver5.11」
の展示発表。
また同ブースにてFairlight オーストラリア
本社よりアジア統括責任者Joe Hammer 氏
が来日し、
デモンストレーションを行い「CC1Engine」にて Pyxis4 K再生が可能になっ
たことなどを発表した。
さらに同氏は中央に設置した同社のフラッ
グシップコンソールである「EVO.Live」を
前にして、次世代プロダクションプラット
ホ ー ム エ ン ジ ン「CC-2 Soft ware Dream
Ver5.0」の特徴や使い勝手の実感、映像ファ
イルベースのMA ワークフロープレゼンテー
ションなどを紹介した。
また「EVO.Live」が単一のコンソールであ
りながらライブとポストプロダクション機能
の双方を組み合わせることで、市場の他のど
のライブブロードキャストコンソールよりも
柔軟かつ費用効果的であることも説明。
同製品は、各エンジニアが別個のフェー
ダー· セット、
チャンネル、
モニタコントロール
に独立したアクセスを有するデュアル· オペ
レータの構成に使用することができる。ユー
ザーが効率的に1 に2 つのコンソールを取得
しているようEVO.Live は、
投資上の例外的な
リターンを提供している。
も う 1 つ の 新 製 品 で あ る「QUANTUM.
Live」は、同社の最先端信号処理技術とコント
ロールサーフェスにより、
ボタン1 つでライブ
用途とポストプロダクション用途に切り替え
ることができる従来になかった製品。
1 つのコ
ンソールでまさしく2 つのコンソールを手に
入れることが可能となった。
生放送やライブプロダクションに特化して
設計された同社のライブラインナップに新登
場 し た「QUANTUM.Live」は、
EVO.Live 製
品群が対応できなかったデスクトップ制作を
可能にしている。
ま た、
「QUANTUM.Live TT」は、フ ェ ア ラ
最少の
来日したJoe Hammer 氏が説明を行った「Evo.Live」 イトのライブラインナップの中では、
エントリレベル・コンソール。
12 フェーダの
レイヤが12 あり、
144 信号パスを有する。
2
つのディスプレイで、すべてのコマンドを直
感的に操作が可能。もう1 つTT フレームを追
加すれば、
24 フェーダのシステムを組むこと
もできる製品である。
新製品「QUANTUM Live」
日本デジタルプロセシングシステムズ
■ 伝 送 …インターネット回線を介して、ビ リ ア ル タ イ ムH.264 エ ン コ ー ダ の"Multi
デオコンテンツを別の場所に届けるためのソ Streamer"、マルチプロトコル、マルチクラ
リューション。ただ伝送するだけでなく、ビデ イアント・ストリーミング対応 / ストリー
オストリーミオングデータに発生したパケッ ミング配信サーバーの"Wowza Streaming
ト ロ ス を 修 復 す るDVEO 社 の"Dozer" を 展 Engine"、HTML5 対 応HLS 動 画 プ レ イ
示していた。ハードではなく、衛星回線や専 ヤーの"THE Oplayer" が展示されていた他、
用回線に代わるサービスとして同様の機能 Imagine Communications 社 製"Selenio
を持つ"Zixi" はHarmonic 社ブースやフォレ Flex ™ Live" のハイプロファイル4K リアル
ストダインシステムズ社ブースでも展示され タイムエンコード対応版が日本で初公開。
ていた。また、汎用のWeb 配信プロトコルを ■ ファイルベース …ファイルの品質管理
プロ仕様のHD-SDI 信号にデコード出来る (QC)ソリューションとしてMXF 専用のファ
"Quicklink" のデモが注目を集めた。
イ ル チ ェ ッ ク & 校 正 ツ ー ル の"Meta Glue"
■ ライブストリーミング …コンテンツを が、Tektronics 社 ブ ー ス で は"Aurora" が 展
視聴者に直接届けるライブストリーミング 示されていた。また、ファイル化とファイル管
に欠かせないエンコーダとして配信機能付 理(MAM) には"Metus MAM" が共信コミュ
ニケーションズ社ブースにて展示した。
■ 統 合 …マルチスクリーン向けビデオス
トリーミング配信プラットホーム・サービス
の"Media Lounge" は 来 日 し た メ ー カ ー の
Dynamic Broadcast 社のアジア責任者と共
にデモを行っていた。また、IP ビデオストリー
ムをベースバンド化せずにスイッチ、切り出
し、広告挿入などをロスレスで行うGeneral
Dynamics Mediaware 社 の"InStream" が
注目を集めた。
33
FDI・2016・1
InterBEE 2015 出展社情報
エーティーコミュニケーションズ
例年出品しているSWE-DISH 搭載のエルグランドの衛星通信車のほかに、
同社の定番製品である小型可搬衛星通信アンテナ SWE-DISH「CCT120」
やManPak の超小型可搬衛星通信装置、ポータブルアンテナ「QCT90」など
を展示した。
さらに本年は、中京テレビ放送に納入した「SR4 ランクルSNG 車」と「報
道指揮車」を特別展示し、注目の的であった。
「SR4 ラ ン ク ルSNG 車 」は、SNG 車 で も 可 搬 ア ン テ ナ( フ ラ イ ア ウ ェ
イ)としても利用可能、特殊アンテナカバーで空気抵抗を軽減、大容量6KVA
NMG 電源システム搭載(アイドリング運用可能)、世界初地上4メートルと
なる折りたたみ式電動ポール、5名定員、安定ジャッキ搭載、サイドオーニン
グ(日除け、雨除け)搭載。
一方「報道指揮車」はトヨタハイエースをベースとして、ハイビジョンモニ
中京テレビに納入した報道指揮車の外観(左)と室内(右)
ター6台を搭載、定員10 名、4.5KVA NMG 電源システム搭載「アイドリン
グ運用可能」、BS/CS・地デジ・ワイドスターなど各種無線アンテナ搭載、サ
イドオーニング(日除け、雨除け)搭載、9チャンネル同時録画サーバー搭載 などの機能を持っている。
リーダー電子
同社では、開催期間直前に、今後IP 伝送に
よるビデオ信号の入力に対応していくことや
IP 伝送における各方式を公表している各社
とアライアンスを締結していくことを発表し
た。
『IP 伝 送 で は4K、HD、SD そ れ ぞ れ の
フォーマットに対応する。4K の映像をSDI
で伝送するときは4 本のケーブルを必要と
するがIP 伝送では1 本で伝送できるため設
置コスト、スペース、ケーブルの大幅な低減が
できる。ライブ制作におけるリアルタイムな
IP 伝送は今まで遅延等が問題となっていた
が低遅延な画像圧縮技術等の進歩によりライ
ブ制作でも可能となる。今後4K・8K 等の次
世代映像フォーマットへの対応を行っていく
上で、IP を活用した制作システムにより映像
フォーマットの普及に合わせた柔軟なシステ
ム拡張が可能である。また、制作システムのIP
化が進むことでシステムの運用効率を高め制
作コストを削減できる。』という内容であっ
た。
今回の展示では、1台でSDI とファイルを
同時に同じ検査アルゴリズムでQC が可能
な画像音声品質検査ソフトウェア「Hybrid
QC ソフトウェア」や4入力フルHD ラスタ
ライザ「LV7390」を出展。同製品は4 入力
HD4 系統同時表示が可能。SDI モニター出
力端子からフルHD の解像度で外部モニター
に 表 示 す る。ま た、RS-422/485 を 利 用 し
てカメラID,アイリス,タリー表示が可能。VF
SDI INPUT スロットへの追加でカメラの
ビューファインダーアウトを表示する機能を
有する。
「IP 入 力 対 応4K 波 形 モ ニ タ ー」
「4K/8K
対 応 12G-SDI 4 出 力 ジ ェ ネ レ ー タ ー、
12G-SDI 4 入力アナライザー」などを参考
出品した。
高 橋 建 設
数々の音響・映像編集スタジオを手掛け、その実績
を基に確かな技術と直営システムによる徹底したコス
トダウンを図り、様々なユーザーニーズに応えている
同社では、
「簡易型アナウンスブース」
を出展。
パネル施
工型の組み立て式ブースで限られたスペースでも簡単
に設置できる。また解体、再設置も可能。優れた遮音性
能(Dr40) で外部の騒音を
シャットアウトし、快適な
作業空間を提供する。
なお同社では、建築音響
設計、インテリア設計のプ
レゼンテーションの他、編
集・制作装置 その他関連
ソフトウェア・周辺機器も
紹介した。
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FDI・2016・1
新製品 SDI ラスタライザ「LV7390」
InterBEE 2015 出展社情報
ソ ニ ー
「Beyond Definition そ の 先 へ、ソ ニ ー と
ともに」をテーマ掲げ、4K コンテンツ、HDR
に対応した製品やワークフローの展示、伝送
にIP を用いて制作システム全体をネットワー
ク上で一元管理するネットワークメディア
インターフェースに対応した新商品のほか、
ニュース制作などの現場に向けた「ネット
ワークプロダクションプラットフォーム」な
どのソリューションを出展した。
同 社 は、4K 関 連 製 品 を 中 心 に 現 行 のHD
製品やHD 機材との融合、移行をスムーズに
行うためのソリューションを提案しており、
2020 年 に 向 け て のHD か ら 4K さ ら に は
8K への道筋を製品を中心として商品展開し
ていく。同社の製品は既に世界各国の放送局
で使われているが、その多くはHD である。そ
の中で、4K 放送を表明した国もいくつかはあ
るが、現在のところ数は少ないため、4K への
シフトとどのように折合いをつけていくのか
が課題である。
またInterBEE 初日にプレス発表を行い、
4K/HDR 機材の拡充とHD におけるファイ
ルベースワークフローを更に進化させると発
表した。4K 制作機材ではマルチフォーマッ
トポータブルカメラ「HDC-4300」やスイッ
チ ャ ー「XVS-8000」、AV ス ト レ ー ジ ユ
ニット「PWS-4500」、カムコーダー「PXWF55」といった新製品を、HD 関連ではワイヤ
レス取材システムやオートメーションサブシ
ステムを放送局に納品したことなどが報告さ
れた。
HDR に関してはすでに多くの対応製品が
出荷されているが、今後も対応製品が増えて
いくと予測している。また、4K になると信号
伝送が問題になり従来のSDI からIP へ同社
が提唱する「ネットワークメディアインター
フェース」を規格化を含め推進していくとの
ことで、今後も賛同する企業を増やしていく
と発表した。
また、開催期間中の 11 月18 日に発売した
4K(UHD)スーパー35mmCMOS センサー
搭載「PXW-FS5」は、独自開発の電子式可変
ND フィルターやトータル14stop の広いダ
マルチフォーマットポータブルカメラ「HDC-4300」 イナミックレンジ、
100Mbps のビットレー
ト(4K 30p/24p XAVC)に よ る 高 画 質 な
収録を実現。フルHD では240fps でのハイ
フレームレート撮影(最大8 秒)による最大
10 倍のスローモーション映像の記録も可能。
収 録 フ ォ ー マ ッ ト は、XAVC(Long GOP
4:2:2/Long GOP 4:2:0)、AVCHD
Ver.2.0、XAVC Proxy の4 種 類 に 対 応 し
ているほか、ファームウェアアップデートで
RAW 映像出力に対応予定となっている。
池上通信機
「Broadcast Innovation― よ り 豊 か な 映
像表現をめざして―」をテーマに、最先端技術
を駆使して製品化を実現した8K カメラをは
じめ、最新の4K・HD ソリューションを提案。
8K・4K・HD の ソ リ ュ ー シ ョ ン を 通 じ て、
Ikegami の最先端技術を紹介した。
●8K ス ー パ ー ハ イ ビ ジ ョ ン カ メ ラ シ
ス テ ム「SHK-810」 …3300 万 画 素
Super35mmCMOS 単板センサを採用した
8K システムカメラです。光複合カメラケーブ
ルによる映像信号の伝送や、タリー・インカム
などのコミュニケーション信号の伝送を可能
とし、
現行のHD カメラと同様の運用性を実現
しました。
フォーカスアシスト機能やレンズ色
収差補正機能など、
8K 映像制作をサポートす
る機能を搭載している。
CCU からは8K/4K/
HD の出力が可能。
さまざまなシーンでの運用
に対応する製品である。
●2/3 型 4K 3CMOS カメラシステム(参考
出品)…2/3 型4K 3CMOS センサを採用し
た新開発4K システムカメラを参考出品。
HD
システムカメラを継承したB4 レンズマウン
トを採用しているため、
これまでのHD カメラ
と変わらぬ運用性を維持してスタジオや中継
での4K 映像制作が可能。
2/3 型4K 3CMOS
センサにより高精細かつ被写界深度の深
い映像表現を実現し、スポーツをはじめと
する中継現場での運用に最適な製品。
●マルチプラットフォームスイッチャシ
ス テ ム「MuPS-4000 series 」… 大 型
から小型まで映像処理部を共通化。小型で
ありながら大型スイッチャと同様の番組
制作の要素を備えている。強力な番組制
作能力の小型スイッチャや棚板にマルチ
ビューワなどのシステム周辺機能を加えたス
イッチャなどを構成することができる。
さらに
4K では、
2M/E に対応。
また、同シリーズには、各種ルータ、コンパ
クトスイッチャ「CSS-400」
、キーヤ「RKP800」
、マルチビューワ「IMV-180」
、
SDI 分
配器「DDA-120」があり、これらの製品も出
品した。
●そのほかの出展製品は、以下の通りである。
Super 35mm Format カ メ ラ シ ス テ ム
「HDK-97ARRI」/ 16-bit3G 対応フルデジ
タル HDTV カメラシステム「HDK-970AP」
/ 16-bit フ ル デ ジ タ ル HDTV カ メ ラ シ ス
テ ム「HDK-79GX」 / 16-bit フ ル デ ジ
タ ル HDTV カ メ ラ シ ス テ ム「HDK-55」
/ 3CMOS HDTV カ メ ラ シ ス テ ム「HC-
HD300」/超高感度 3CMOS HDTV カメラ
システム「HDK-5500」/ 4K 出力映像 4K コンバータボード/ 55 型 8K LCD モニ
タ 参考出品/ 4K/2K QFHD LCD カラーモ
ニ タ「HQLM-3210W」 / 25/17 型 フ ル
HD 有機 EL(OLED)カラーモニタ「HEM2570W」
(25型) /「HEM-1770WR」
(17型)
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