おすすめ本リスト - 慶應義塾大学日吉メディアセンター

 読書のすゝめ !
「星」からの、「つながる、広がる連想本棚」
「星」から連想した本、28冊を選び、コメントをつけて展示しました。
星とどんなつながりがあるのかは、読んでみてのお楽しみ。
中にはつながりがいまいち分からないものも…
しかし、それも連想のなせる業。つながる、広がる、世界にようこそ!
連想キーワード
星→星型→ヒトデ
→海の生き物
星=>星図=>海図=>海
星→空→飛ぶ
オススメコメント
タイトル
請求記号
なぜヒトデは星型なのか?ミラクルいっぱいの棘皮動物について第一線の研究
者たちが13のテーマで執筆。
ヒトデ学 : 棘皮動物のミラクルワールド /
本川達雄編著
B@484@Mo1@1
世界の海の「猛毒、凶暴、ともかく姿がへん」を集めた写真図鑑。付属DVDでは
写真とはまた違ったリアルな様子も収録されている。
世界の海のへんないきもの / 尾崎幸司映
像撮影, 学研教育出版編著
B@481@Oz3@1
衝撃を受けた。でも何に対して衝撃を受けたのか忘れてしまった。再読しようと思 老人と海 / ヘミングウェイ著 ; 小川高義
い挙げてみました。
訳
L@933@He3@10
水族館にもよく出かけますが、海の中は人間が思っている以上にミステリアス。ウ 美しく不思議なウミウシ / 今本淳写真・
ミウシさんはその中でも奇怪な生き物のひ とつです。
文
B@484@Im1@1
誰もがNHKスペシャルで腰を抜かすほど驚いたはず。ご本人の著作。
B@484@Ku1@1
ダイオウイカ、奇跡の遭遇 / 窪寺恒己著
1970年に発表され、世界中でベストセラーになった本作品ですが、新たに最終章 「かもめのジョナサン完成版」(2014
が書き加えられ、今年、完成版として出版されました。ラストがかっこいい。大人 年)
のための童話です。
リチャード・バック著; 五木寛之創訳
江戸時代前期の天文暦学者 渋川春海の生涯を書いた時代小説。改暦にたど
り着くまでの試練や葛藤。2012年に映画化。
天地明察 / 冲方丁著
改元が多かった日本の歴史を読む前に一読すべし。
日本史を学ぶための<古代の暦>入門 / 細
井浩志著
B@933@Ba1@4
J@910@811
B@449@Ho2@1
星=>天体=>暦
星→宇宙→宇宙論
暦を感じながら日々を送るためにカレンダーは七十二候が書かれているものを選び
季節七十二で候。 / 大田垣晴子画・文
ます。詳しく知りたい時にどうぞ。
B@449@Ot2@1
暦を感じながら日々を送るためにカレンダーは七十二候が書かれているものを選び 日本の七十二候を楽しむ : 旧暦のある暮
ます。詳しく知りたい時にどうぞ。
らし / 白井明大文 ; 有賀一広絵
B@449@Sh2@1
「ホーキング、宇宙を語る : ビッグバン
からブラックホールまで」(1989年)
K@440@Ha1@1
L@443@Ha1@1
「ホーキング、宇宙のすべてを語る」
(2005年)
B@443@Ha7@4
一般向けに書かれている本なので、専門知識が無くても、読み物として楽しめま
す。
宇宙のはじまりに思いを馳せてみたい人、文系だけど相対論や量子力学など物理学
をちょっぴりかじってみたい人。ホーキング博士の本を一度は手にしてみてくださ
い。
星⇒月→ピアノソナタ月光
ベートーヴェンの「月光」ソナタは美少女に捧げられた…!?
慶應義塾大学教授が書いた、クラシックの入門書。
ベートーヴェンだけでなく、バッハ、モーツァルト、チャイコフスキーなどなど、 許光俊,痛快!クラシックの新常識
作曲家たちの素顔や曲の秘密などがわかります。
クラシックをあれこれ聴いてみたくなる一冊。
星⇒月→かぐや姫
古典文学と日本のアニメ、マンガには共通点がある。という視点で、主に平安時代
の日本文学を専門に研究する著者の作品。
山田利博,アニメに息づく日本古典 : 古
アニメやマンガに深く関係する古典文学の秘密がわかって面白いです。
典は生きている
読み終わったら、次は難しそうな古典に挑戦してみるのもいいかもしれません。
[email protected]@Ya2@1
星⇒月→セーラームーン
クール・ジャパン。今や日本のポップカルチャーは世界でも熱狂的なファンがいた
りもします。この本は、そんな日本のポップカルチャーの立ち位置の変化につい アン・アリスン著, 実川元子訳,菊とポ
て、アカデミックな視点(著者はアメリカの文化人類学者)から歴史的にたどって ケモン : グローバル化する日本の文化力
います。
[email protected]@Al1@1
星→銀河
ジョバンニとカムパネルラの二人が体験する、少し不思議な星めぐりの旅。宇宙を 宮沢銀河鉄道の夜 : 童話集 : 他十四篇
旅することはできませんが、せめて小説の世界でだけでも、広大な星空の世界を堪 宮沢賢治作 ; 谷川徹三編
能してみてください。
第80刷改版. 東京 : 岩波書店, 2007.4
[email protected]@Mi1@6
B@760@Ky1@9
連想キーワード
星→ゴッホの『星月夜』の
絵
オススメコメント
タイトル
描かれた作品からゴッホの内面を読み解く評論。星月夜も取り上げられています。
「「星への旅」を憧れるゴッホの心(中略)ゴッホは、地上から星の世界へ旅立と 高階秀爾「ゴッホの眼」青土社, 2005
うとしている。」(p. 196)
星月夜が描かれた南フランス、サン・レミとその土地のレシピが紹介されていま
す。
林綾野「ゴッホ 旅とレシピ」講談社,
違う独特な魅力があります
が、この『星月夜』は星の光 「描かれた星々の位置は、天文調査によって、当時のゴッホの病室から見えた位置 2010
がにじんだように丸く光り、 と合致する」(p.34)
請求記号
B@723@G5@54
ゴッホの絵には他の画家とは
空自体がうねって動いている
B@723@G5@68
かのように見える作品です。
ゴッホの画集。星月夜の絵が掲載されています。
「自然と宗教の葛藤」(p.102)
圀府寺司「ゴッホ」(西洋絵画の巨匠)
小学館, 2006
X@723@Se1@1-2
星→ゴッホの『星月夜』が
ポスターに使われる
星を眺めるなら夜。この映画は幻想的なパリの夜を舞台にしたラブコメディ。
ただし映画にゴッホは出てきません…(第84回アカデミー賞脚本賞受賞)
ウッディ・アレン「ミッドナイト・イ
ン・パリ」
H@700@D5@1687
星→夜→眠る
1993年出版の短篇集「TVピープル」に収められていた「眠り」を、2010年にバー
ジョンアップしたもの。
「ねむり」(2010年)村上春樹
「眠れなくなって十七日めになる」という書きだしがとても印象的です。
眠れぬ夜に、春樹の世界観にどっぷり浸かってみてはいかが?
ドイツのイラストレーター、カット・メンシックのイラストもとても素敵です。
星=>夜空=>迷信(民俗信
仰)
[email protected]@Mu6@27
夜に爪を切ると親の死に目に会えない。信心深い人は読んでつい手を合わせ
てしまうかも。
なぜ夜に爪を切ってはいけないのか : 日
本の迷信に隠された知恵 / 北山哲著
S@387@Ki1@1
身近な神仏習合にまつわる文章なので、みなさんも聞いたことのある信仰に
ついて見つけられるかもしれません。
なぜ日本人は賽銭を投げるのか : 民俗信
仰を読み解く / 新谷尚紀著
S@387@Sh2@1
星⇒天体⇒ガリレオ
福山雅治が演じる帝都大学准教授・湯川学のドラマでおなじみのガリレオ(という
か、こちらが原作本ですが)。
東野圭吾,ガリレオの苦悩
邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第4
弾。
星⇒天空⇒宮崎駿
本書の中で、無国籍な舞台で描かれている、と宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」に言及
する宮崎駿。ジブリ作品が、どこか日本ではない場所が舞台となっていることが多
いような気がする秘密?についても分析されています。
相良英明,作家としての宮崎駿 : 宮崎駿
そんな宮崎作品の中の9つについて、異文化融合と多文化主義を読み解く内容で
における異文化融合と多文化主義
す。
※ちなみに、この本に載っている9つのジブリ作品DVDも日吉図書館に所蔵して
います。
[email protected]@Mi2@22
星⇒星さん
言わずと知れた、ショートショートを日本に定着させた星新一。10年間に書き
綴った100編余りのエッセイを収録。
それぞれのエッセイは短く簡潔で、ユーモアがあって本当におもしろいです。
[email protected]@Ho21@1
星→スター→映画俳優
星→キラキラ
→ファッション
星新一,星新一 : きまぐれ星のメモ
ゲーリー・クーパー、イングリッド・バーグマンからディカプリオ、メグ・ライア
20世紀のグレートスター100&外国映画の
ンなど、20世紀の偉大なスターたちとその代表作が写真つきで紹介されていま
代表作250
す。
日本映画の黄金時代の女優296人を写真とエピソードで一挙に紹介しています。
キネマの美女 : 二十世紀ノスタルジア
20世紀のファッションを決めた「ジュルナル・デ・ターム・エ・デ・モード」の
原寸復刻
アール・デコのファッション・ブック :
Journal des dames et des modes1912-14
「人生はある部分、服に牛耳られている」。人生の節目節目に読んでほしい、人生
されど"服"で人生は変わる / 斎藤薫著
を服で読み解き、生き方を服で正す本。
J@910@901
B@778@Ni10@1
[email protected]@Bu2@1
B@593@Ar1@1
J@580@79
日吉図書館 2014.12