H2802 路面標示 平成 28 年度 第 2 回 登録標識・路面標示基幹技能者講習(路面標示) 修了試験問題 修了試験実施日:平成 28 年 11 月 5 日 修了試験実施場所:富士教育訓練センター 登録基幹技能者講習実施機関:一般社団法人全国道路標識・標示業協会 注意事項: (1) 試験問題は係員の指示があるまで開けないでください。 (2) 解答用紙に受験番号と氏名を明記してください。 (3) 解答の方法は、正解と思うものを 1 つだけ選び(1、2、3、4、の番号で)解答用紙に記入してくだ さい。 (4) 試験開始後 30 分および試験終了 10 分前から終了時間までは退出することができません。 (5) 試験問題について試験終了後持ち帰ることができます。 (6) 質問がある場合は静かに挙手をし、係員の指示に従ってください。 (7) 試験終了の合図があったら、筆記用具を置き係員の指示に従ってください。 (8) 試験終了後、全標協ホームページで解答を公開します。 このページは余白です 【基幹技能者一般知識】 問1 ① 登 録 基 幹 技 能 者 に関する次 の記 述のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 登 録 基 幹 技 能 者 とは、熟 達 した作 業 能 力 、豊 富 な知 識 、現 場 を効 率 的 にまとめる能 力 を備 えた技 能 者 のことで、厚 生 労 働 大 臣 が登 録 した機 関 の資 格 認 定 を受 けた者 で、現 場 の要 と言 える存 在 である。 ② 現 場 では、上 級 職 長 として現 場 の状 況 に応 じた施 工 方 法 等 の提 案 、調 整 等 を行 う。 ③ 現 場 の作 業 を効 率 的 に行 うための技 能 者 の適 切 な配 置 、作 業 方 法 、作 業 手 順 等 の構 成 を行 う。 ④ 前 工 程 ・後 工 程 に配 慮 した他 の職 長 との連 絡 ・調 整 を行 い、現 場 における高 度 なマネ ジメント業 務 を担 い、元 請 の計 画 ・管 理 業 務 に参 画 し補 佐 する。 問2 ① 登 録 基 幹 技 能 者 の確 保 ・育 成 の意 義 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 工 事 の生 産 性 の向 上 や品 質 、コスト、安 全 面 で質 の良 い施 工 を確 保 するために、基 幹 技 能 者 は大 きな役 割 を担 う。 ② 建 設 生 産 現 場 の生 産 性 向 上 ・建 設 生 産 物 の品 質 確 保 のみならず、基 幹 技 能 者 を雇 用 ・育 成 する優 良 な専 門 工 事 業 者 の受 注 機 会 拡 大 、建 設 産 業 の担 い手 確 保 ・育 成 に 大 きく寄 与 することが期 待 されている。 ③ 平 成 26 年 6 月 に改 正 施 行 された品 質 確 保 の促 進 に関 する法 律 (品 確 法 )では、その 目 的 及 び基 本 理 念 に、担 い手 の短 期 的 な育 成 及 び確 保 の促 進 が加 えられた。 ④ 職 業 能 力 基 準 の到 達 を測 る目 安 は、登 録 基 幹 技 能 者 では経 験 年 数 10 年 ~15 年 以 上 で、高 度 な技 術 力 を有 し、他 職 種 との調 整 や品 質 ・原 価 ・工 程 ・安 全 ・環 境 など施 工 における総 合 的 な管 理 ができることである。 1 問3 ① 登 録 基 幹 技 能 者 に求 められる能 力 に関 する次 の記 述 のうち、最 も 不 適 切 なものはどれか 対 象 物 にまつわる諸 条 件 を的 確 に捉 え、主 観 的 な観 点 から最 良 の結 論 を導 き出 すこ とができる。 ② 工 事 に関 係 する技 術 者 並 びに他 業 種 の職 長 とのコミュニケーションに気 を配 り、常 に 相 互 信 頼 の中 で話 し合 いの雰 囲 気 づくりができ、主 題 の要 点 を捉 え相 手 に的 確 に伝 えることができる。 ③ グループ全 員 に目 標 を明 確 に示 し、部 下 の意 見 提 案 にも耳 を傾 け、目 標 達 成 に向 け チーム全 体 をまとめ、模範 を示 しチーム全 員 から信 頼 を得 ることができる ④ 一 般 の技 能 者 を指 揮 ・監 督 できるだけの十 分 な経 験 を有 し、熟 達 した作 業 能 力 を有 して出 来 上 がりの点 検 、工 事 の是 正 ができる。 問4 ① 登 録 基 幹 技 能 者 に求 められる能 力 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 な ものはどれか 安 全 管 理 に係 る基 本 的 な知 識 を有 し、作 業 手 順 書 の作 成 、KY 活 動 、新 規 入 場 時 の 受 入 教 育 、作 業 改 善 等 の一 連 の安 全 管 理 活 動 ができる。 ② 元 請 の技 術 者 の示 す施 工 計 画 等 から、現 場 に適 した技 術 面 からの施 工 方 法 、作 業 手 順 、工 夫 の提 案 能 力 があり技 術 の進 展 等 に的 確 に対 応 した知 識 を有 する。 ③ 優 れた技 能 に基 づく十 分 な作 業 能 力 を有 し、適 宜 関 連 技 能 者 に対 する実 施 指 導 がで きる。 ④ 施 工 技 術 及 び施 工 管 理 に係 る基 本 的 知 識 と優 れた技 能 を有 し、リーダー役 として部 下 を指 揮 、監 督 して、品 質 、コスト、安 全 面 で質 の高 い施 工 を実 現 できる。 2 問5 ① 登 録 基 幹 技 能 者 に求 められるOJT教 育 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか OJT 教 育 とは、日 常 の仕 事 を離 れて行 われる集 合 研 修 ・教 育 のことである。部 下 に 外 部 との接 触 を提 供 し、視 野 を拡 大 する機 会 を設 けることも必 要 である。 ② OJT 教 育 を進 めるポイントは、教 育 ニーズを把 握 した上 で教 育 目 標 を設 定 することで ある。 ③ 指 導 方 法 として、教 える⇒やってみせる⇒やらせてみる⇒修 正 する を繰 り返 すことが 大 切 である。 ④ 問6 OJT 教 育 が業 績 低 下 の原 因 になってはならない。 登 録 基 幹 技 能 者 に求 められるOJTの手 法 で「自 己 啓 発 」に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適切 なものはどれか ① 部 下 の自 己 啓 発 の意 欲 を促 すものであること。 ② 部 下 が成 長 する条 件 を考 えること。 ③ 自 己 啓 発 目 標 は、短 期 集 中 的 に特 化 するものであること。 ④ 知 識 の習 得 と体 験 の組 み合 わせをつくること。 3 【路面標示 専門】 問7 ① 路 面 標 示 の目 的 及 び根 拠 ・種 類 及 び設 置 者 の区 分 に関 する次 の記 述 のう ち、最 も適 切 なものはどれか 路 面 標 示 は大 別 して区 画 線 と道 路 標 示 からなり、区 画 線 は都 道 府 県 公 安 委 員 会 が設 置 することとなっている。 ② 区 画 線 の種 類 は、車 道 の交 通 区 分 を示 す「車 道 中 央 線 」、「車 線 境 界 線 」、「車 道 外 側 線 」を始 め「歩 行 者 横 断 帯 」、「車 道 幅 員 の変 更 」、「路 上 障 害 物 の接 近 」、「導 流 体 」、 「斜 め駐 車 」の 8 種 類 がある。 ③ 道 路 標 示 は、大 別 して「規 制 標 示 」と「指 示 標 示 」からなり、規 制 標 示 には「転 回 禁 止 」、「追 越 しのための右 側 部 分 はみだし通 行 禁 止 」、「進 路 変 更 禁 止 」、など 27 種 類 がある。 ④ 指 示 標 示 には、「横 断 歩 道 」、「斜 め横 断 可 」、「自 転 車 横 断 帯 」、「右 側 通 行 」、「停 止 線 」など 15 種 類 がある。 問8 路 面 標 示 の設 置 計画に関 する次 の記述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか ① 車 道 中 央 線 (実 線 2本 )の実 線 間 隔 は 10 ㎝~15 ㎝である。 ② 中 央 帯 における路 帯 幅 員 は、高 速 自 動 車 国 道 及 び自 動 車 専 用 道 路 以 外 のその他 の 道 路 では、0.5m である。 ③ 道 路 構 造 令 で定 められている道 路 の区 分 について、高 速 自 動 車 国 道 及 び自 動 車 専 用 道 路 は、第 1 種 ・第 2 種 、その他 の道 路 は第 3 種 ・第 4 種 に区 分されている。 ④ 第 3種 1級 (小 型 道 路 )において車 線 幅 員 は、3.0mである。 4 単 路 部 及 び交 差 点 部における設 置 計画 に関 する次 の記 述のうち、最 も 適 切 なものはどれか 問9 ① 流 入 部 では付 加 車 線 設 置 のため、必 要 なら車 線 幅 員 を地 方 部 で 3.25m、都 市 部 では 3.0m まで縮 小 してよい。都 市 部 等 に特 に幅 員 が制 約 されている場 合 、大 型 車 の混 入 が少 ない車 線 では 2.5m まで縮 小 することができる。 ② 停 止 線 の位 置 で横 断 歩 道 のある場 合 は、横 断 歩 道 手 前 1.0m~5.0m の位 置 に設 け る。横 断 歩 道 が車 道 と直 角 でない場 合 にも、停 止 線 は横 断 歩 道 と平 行 に設 ける。 ③ 横 断 歩 道 及 び信 号 機 が設 置 されていない場 合 の停 止 線 は、左 右 の確 認 ができる位 置 で、かつ、交 差 道 路 の交 通 に妨 げとならない位 置 に設 置 し、交 差 道 路 の歩 道 延 長 上 に 車 両 が突 き出 すほど前 に設 置 してはならない。 また、片 側 が一 時 停 止 交 差 点 における 優 先 道 路 でも停 止 線 を設 置 しなければならない。 ④ 交 差 点 に横 断 歩 道 を設 けるには次 の事 項 に注 意 する必 要 がある。 1. 歩 行 者 を無 用 に迂 回 させることなく、流 れがスムーズになるように設 置 する。 2. できるだけ車 道 に直 角 に設 ける方 がよいが、歩 行 者 の流 れの方 向 によっては斜 め でもよい。 問 10 ① 区 画 線 に関 する次の記 述 のうち、最 も適 切なものはどれか 路 面 標 示 用 塗 料 等 による表 示 が不 適 当 な道 路 の場 合 には、道 路 鋲 を設 置 し車 道 中 央 線 とする。道 路 鋲 の設 置 間 隔 は標 識 令 では 1.0m~5.0m と規 定 されており、道 路 の 屈 折 部 では狭 い間 隔 で設 置 するのが望 ましい。 ② 4 車 線 以 上 の道 路 における車 道 中 央 線 は破 線 で表 示 する。 ③ 車 道 中 央 線 を 2 車 線 の車 道 に設 置 するときは、破 線 の塗 布 部 の長 さ(L1)と間 隔 (L2) の比 は 2:1 になっている。 ④ 車 線 境 界 線 は、4 車 線 以 上 の道 路 の車 線 境 界 を示 す必 要 がある区 間 の境 界 に設 置 する。標 識 令 では破 線 の幅 は 20cm~30cm と規 定 されている。 5 問 11 ① 道 路 標 示 に関 する記述 のうち、最 も不適 切なものはどれか 道 路 標 示 の設 置 に当 たっては、交 通 規 制 の種 別 に応 じて、間 隔 、配 置 等 その他 の設 置 の方 法 をできる限 り統 一 するように配 慮 しなければならない。 ② 法 令 上 の要 件 として道 路 標 識 及 び道 路 標 示 の双 方 の設 置 が必 要 と定 められているの は、「横 断 歩 道 (201)(信 号 未 設 置 )」「自 転 車 横 断 帯 (201 の 3)(信 号 未 設 置 )」「停 止 線 (203)」である。 ③ 道 路 標 示 「進 路 変 更 禁 止 線 (102 の 2)」は、幅 10 ㎝~15 ㎝の黄 色 の実 線 で表 示 する。 交 差 点 の手 前 に設 置 する場 合 の規 制 区 間 はおおむね 30mとする。ただし、「進 行 方 向 別 通 行 区 分 (110)」規 制 と併 せて実 施 する場 合 は、30m以 上 の区 間 とすることができる。 ④ 道 路 標 示 「右 左 折 の方 法 (111)」として、左 右 内 小 回 り・右 折 外 回 り・右 折 内 小 回 り及 び 右 折 外 小 回 り等 があり、道 路 標 識 の定 めがないため、事 実 上 、道 路 標 示 のみを設 置 し て行 われる。 問 12 ① 道 路 標 示 に関 する次の記 述 のうち最 も適 切なものはどれか 路 側 帯 の幅 は、線 の内 側 から路 端 までとし、幅 員 は原 則 として 1.5m以 上 とする。また、 道 路 又 は交 通 の状 況 によりやむをえないときは、0.5m 以 上 とすることができる。 ② 道 路 標 示 「駐 停 車 禁 止 路 側 帯 (108 の 2)」の設 置 方 法 は、実 線 2 本 で表 示 する。 ③ 道 路 標 示 「立 入 り禁 止 部 分 (106)」を設 置 する場 合 はすべて白 色 で表 示 する。 ④ 道 路 標 示 「自 転 車 横 断 帯 (201 の 3)」の幅 は原 則 として 1.0m以 上 とする。また、斜 め横 断 となる自 転 車 横 断 帯 は設 置 しないこととなっている。 6 問 13 ① JIS K 5665-2008 路面 標 示 用 塗 料 に関する次 の記 述 のうち、最も不 適 切 なものはどれか 3種 (溶 融 )塗 料 の軟 化 点 試 験 は塗 料 の軟 度 をみるもので軟 化 点 の低 いものは夏 季 塵 土 の付 着 が多 く、また車 輪 による圧 延 現 象 を生 ずる。 ② 2種 (加 熱 )塗 料 の隠 ぺい率 (%)は白 が 80 以上 、黄 は 97 以 上 である。 ③ 1種 (常 温 )塗 料 Aは水 を主 な揮 発 成 分 とするビヒクルを用 い、塗 料 中 にガラスビーズを 含 まず、常 温 で施 工 する液 体 塗 料 である。 ④ 3種 1号 (溶 融 )塗 料 のガラスビーズ含 有 量 は 15%~18%(質 量 分 率 )である。 問 14 JIS K 5665-2008 路面 標 示 用 塗 料 に関する次 の記 述 のうち、最も不 適 切 なものはどれか ① 2 種 (加 熱 )塗 料 の粘 度 KU値 は 70~100 である。 ② 1 種 (常 温 )塗 料 の加 熱 残 分 (質 量 分 率 )は 60 以 上 である。 ③ 3 種 (溶 融 )塗 料 の密 度 (23℃)g/㎤は 2.3 以 下 である。 ④ 2 種 (加 熱 )塗 料 の耐 摩 耗 性 (100 回 転 について)試 験 の摩 耗 減 量 は、500mg以 下 であ る。 7 問 15 ① JIS K 5665-2008 路面 標 示 用 塗 料 に関する次 の記 述 のうち、最も不 適 切 なものはどれか 2 種 (加 熱 )塗 料 の低 温 安 定 性 試 験 (-5℃)は、試 料 を低 温 保 存 した後 、標 準 条 件 に 戻 す操 作 を 3 回 繰 り返 し、それぞれかき混 ぜて一 様 になるかを調 べ、さらに塗 膜 外 観 に 異 常 がないかを調 べる試 験 である。 ② 1 種 (常 温 )及 び 2 種 (加 熱 )塗 料 の低 温 造 膜 性 試 験 は低 温 環 境 下 で塗 布 乾 燥 し、塗 膜 形 成 に異 常 がないかを調 べる。 ③ 3 種 (溶 融 )塗 料 の圧 縮 強 さ(23℃)kN/㎠の規 格 値 は 0.802 以 上 である。 ④ 3 種 (溶 融 )塗 料 の拡 散 反 射 率 (白 に限 る)%は 80 以 上 である。 問 16 ① JIS K 5665-2008 路面 標 示 用 塗 料 及び JIS R3301:1995 路面 標示 用 ガラ スビーズの記 述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか JIS K 5665 に使 用 するガラスビーズは、JIS R 3301:1995 に定 める 1 号、2 号 、3 号 と 同 等 の品 質 のものとする。 ② ガラスビーズの屈 折 率 が 1.50~1.64 のものが使 用 される。 ③ ガラスビーズの外 観 、形 状 に欠 陥 を有 するものは 20%を超 えてはならない。 ④ 2種 (加 熱 )塗 料 のガラスビーズ付 着 性 及 びガラスビーズ固 着 率 試 験 は 、夜 間 の視 認 性 を高 めるために散 布 したガラスビーズの付 着 状 態 及 び固 着 状 態 を評 価 する試 験 であ る。 8 問 17 ① 路 面 標 示 の施 工 に関する次 の記 述のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 路 面 標 示 工 事 の一 般 的 な保 安 対 策 は「道 路 工 事 保 安 施 設 設 置 基 準 (平 成 18 年 4 月 国 土 交 通 省 )」において要 領 が示 されている。 ② 横 断 歩 道 、導 流 帯 、文 字 記 号 などの設 置 位 置 は道 路 交 通 法 によることを原 則 とする。 ③ 塗 装 作 業 には中 心 線 からラインのエッジ(例 えば、幅 15cmのラインの場 合 は中 心 点 か ら 7.5cmの位 置 )を測 り出 し、ガイドラインとする作 図 をしておくと便 利 である。 ④ 塗 装 前 の路 面 清 掃 は路 面 上 の塗 料 接 着 の阻 害 となる物 質 (ゴミ、砂 、ドロ、油 、水 分 な ど)を除 去 し、特 に水 分 は強 制 的 に乾 燥 除 去 するか、乾 燥 するまで待 たなければならな い。 問 18 路 面 標 示 の施 工 に関する次 の記 述のうち、最 も不 適 切 なものはどれか ① 3 種 (溶 融 )塗 料 の冬 用 塗 料 を夏 に使 用 すると塗 膜 外 観 に汚 れが発 生 する事 がある。 ② コンクリート新 設 路 面 に施 工 する場 合 はレイタンスの除 去 とプライマー処 理 を十 分 に行 う必 要 がある。 ③ 融 雪 剤 が路 面 に残 っ ていたが、そのままプライ マーを厚 塗 りし てから塗 装 作 業 を 行 っ た。 ④ 3種 (溶 融 )塗 料 を塗 装 した際 に黒 いピンホールが発 生 したのでプライマーの乾 燥 を十 分 に行 ってから施 工 した。 9 問 19 ① 路 面 標 示 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 公 安 委 員 会 の設 置 する規 制 標 示 及 び指 示 標 示 は、常 に良 好 な視 認 性 をもつようにす ることは、運 転 者 の安 全 のために不 可 欠 の条 件 である。 ② 路 面 標 示 の維 持 管 理 は、原 則 として道 路 管 理 者 または都 道 府 県 警 察 が実 施 する。 ③ 点 検 項 目 として、摩 耗 による不 鮮 明 部 分 の有 無 がある。 ④ 夜 間 の視 認 性 を確 保 する必 要 があるところでは、塗 り替 えの際 、ガラスビーズの多 く混 入 された塗 料 の使 用 又 は高 視 認 性 路 面 標 示 を採 用 するのがよい。 問 20 ① 路 面 標 示 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 白 の標 示 では、夜 間 の視 認 性 に必 要 な反 射 輝 度 は 100mcd/㎡・Lx を超 える平 均 値 が 必 要 と言 われている。 ② 剥 離 率 の測 定 は、塗 膜 の欠 損 部 分 の割 合 を全 体 画 像 から測 定 する。 ③ 反 射 輝 度 の測 定 で、夜 間 の視 認 性 を評 価 する方 法 としては、再 帰 性 反 射 性 能 を反 射 輝 度 値 (単 位 :mcd/㎡・lx)で表 示 する色 彩 色 差 計 を用 いて測 定 した。 ④ 溶 融 型 の路 面 標 示 は、通 常 1.5mm 以 上 の厚 さで施 工 しており、舗 装 路 面 が露 出 する には、路 面 の不 陸 (凸 凹 )を考 慮 しても1㎜前 後は摩 耗 していることになる。 10 問 21 ① 道 路 利 用 者 の視 点 で実 施 した調 査 報 告 と塗 り替 えの判 断 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不適 切なものはどれか 夜 間 においては、道 路 標 示 の視 認 性 が低 下 し、不 安 感 を増 すことから視 認 性 を高 める 必 要 性 がある。 ② 路 面 標 示 の視 認 性 が低 下 すると、標 示 の指 示 に従 わない違 反 車 が増 加 するとの報 告 がなされている。 ③ これから更 に多 くなる高 齢 者 の安 全 を考 えた場 合 、視 認 性 の向 上 、特 に夜 間 視 認 性 の 向 上 は、必 要 不 可 欠 な要 件 となる。 ④ 路 面 標 示 の総 合 評 価 として ①外 観 ②剥 離 ③夜 間 の退 行 性 の3項 目 により評 価 を 行 えば、路 面 標 示 の総 合 評 価 が算 出 できる。 問 22 ① 路 面 標 示 の消 去 に関する下 記 の記 述のうち、最 も不 適 切 なものはどれか ブラスト工 法 で 使 用 するブラストには、その吹 付 粒 子 の種 類 によっ て、ショッ トブラスト (鋼 粒 )、サンドブラスト(硅 砂 )などがある。 ② 機 械 式 切 削 法 は、エンジンの駆 動 により複 数 のカッターを取 り付 けたロータを高 速 回 転 させ、カッターピンの打 撃 と引 っ掻 きなどにより切 削 する。 ③ ウォータージェット工 法 の特 徴 としては、液 体 である水 を使 用 すること、消 去 スピードが 比 較 的 早 く路 面 損 傷 も軽 微 な為 、ほとんどの路 面 標 示 消 去 に対 応 可 能 である。 ④ 燃 焼 法 はバーナーによる燃 焼 方 式 であり、バーナーで加 熱 溶 融 して塗 膜 を取 り除 く方 法 で、路 面 損 傷 の心 配 はない。 11 【共 通 路面標示】 問 23 ① 施 工 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 建 設 工 事 は受 注 一 品 生 産 であり、目 的 物 が土 地 の制 約 を受 け、天 候 ・自 然 現 象 の不 確 定 要 素 に左 右 される。現 場 での社 会 的 制 約 を受 けるため、安 全 や環 境 対 策 を前 提 とした管 理 が重 要 になる。 ② 施 工 計 画 の基 本 計 画 において、施 工 方 法 と施 工 手 順 の決 定 にあたっては、作 業 全 体 の基 本 方 針 、全 工 程 の中 で特 に注 意 を払 って管 理 する重 点 工 程 、作 業 性 や、効 率 を 左 右 する機 械 ・設 備 の選 択 等 が重 要 である。 ③ 施 工 計 画 の工 程 計 画 において、工 程 計 画 は、施 工 計 画 の中 で重 要 な根 幹 的 計 画 で あり、直 接 の目 的 は工 期 内 完 成 だが、工 事 の 品 質 や安 全 は各 工 程 にてつくりこまれ る。 ④ 工 程 ・原 価 ・品 質 の相 互 関 連 性 について、工 程 と原 価 では施 工 速 度 を上 げると単 位 時 間 当 たりの出 来 高 が増 え原 価 は安 くなるが、施 工 速 度 を上 げると原 価 は高 くなる。品 質 を良 くすると原 価 は安 くなるが、品 質 を下 げると原 価 は上 がる。 問 24 ① 施 工 計 画 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 品 質 管 理 計 画 では、設 計 図 書 及 び仕 様 書 に示 された品 質 基 準 を十 分 満 足 するような 工 事 目 的 物 を最 も経 済 的 につくるための管 理 である。 ② 安 全 管 理 を実 行 するためには、「ヒヤリ」「ハット」を是 正 することであり、ハインリッヒの法 則 によれば、1件 の重 大 災 害 が発 生 する背 景 には、50 件 の軽 微 な事 故 と 500 件 の怪 我 に至 らなかったヒヤリ・ハットがあるとされる。 ③ 建 設 工 事 は、発 注 者 の指 定 する場 所 に、指 定 する構 造 物 を施 工 するという受 注 産 業 であり、自 然 を相 手 に取 り組 むものであるから、現 場 の自 然 現 象 及 び立 地 条 件 などを 事 前 調 査 し十 分 把 握 することが大 切 である。 ④ 施 工 管 理 手 順 は、計 画 、実 施 、検 討 、処 置 の 4 段 階 のサイクルを繰 り返し実 施 する。 12 問 25 ① 作 業 計 画 の作 業 手 順 書 の基 本 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 なも のはどれか 作 業 手 順 書 は、登 録 基 幹 技 能 者 が中 心 となって作 成 するが、作 業 内 容 を主 なステップ に分 解 し、最 も良 い順 序 に並 べ、ステップごとに急 所 を付 け加 えたものである。 ② 作 業 手 順 書 作 成 の目 的 は、作 業 の中 で発 生 するムリ・ムラ・ムダを取 り除 き、「安 全 に、 早 く、安 く、出 来 ばえ良 く、能 率 良 く仕 上 げる」ための最 も理 想 的 な作 業 順 序 と急 所 に より組 み立 てることである。 ③ 作 業 手 順 書 作 成 の準 備 作 業 としては、「作 業 前 ミーティング」「用 具 の点 検 」「安 全 朝 礼 」などである。 ④ 作 業 手 順 書 の作 成 上 の留 意 点 は、現 場 の実 情 に合 ったもので労 働 安 全 衛 生 法 等 に 準 拠 し、わかりやすく具 体 的 で、かつ簡 潔 に表 現 することであり、急 所 の数 は 2 項 目 ま でとする。 問 26 ① 工 程 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 工 程 計 画 の基 本 的 なフローは、各 工 程 の施 工 順 序 の決 定 、必 要 な作 業 可 能 日 数 、平 均 施 工 量 等 の作 業 日 数 算 定 、機 械 ・設 備 の規 模 ・台 数 等 の設 定 、実 施 工 程 表 の作 成 である。 ② 土 木 作 業 に影 響 のある自 然 条 件 は、降 水 日 数 や積 雪 日 数 である。 ③ 降 雨 量 、降 雨 日 の分 布 、気 温 、湿 度 、日 照 時 間 、風 速 、 凍 結 、 気 圧 など の要 素 のう ち、土 の湿 潤 に影 響 するのは降 雨 量 と凍 結 である。 ④ 工 事 は屋 外 作 業 が多 いため、作 業 可 能 日 数 は現 地 の地 形 、地 質 、気 象 等 の自 然 条 件 を十 分 調 査 する。振 動 ・騒 音 を発 生 する工 事 は、工 事 可 能 な時 間 帯 に 影 響 を受 け るので慎 重 に施 工 する。 13 問 27 ① 資 材 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 工 事 概 要 や施 工 の制 限 及 び条 件 を 理 解 し 、施 工 範 囲 を 確 認 し て元 請 との協 議 、施 主 ・契 約 先 の要 望 等 を確 認 して発 注 先 を決 定 する。 ② 資 材 管 理 を行 う上 で規 格 ・仕 様 に適 合 した品 質 の資 材 を適 正 な価 格 で発 注 し、現 場 の進 捗 ・環 境 ・状 況 に見 合 った数 量 ごとに指 定 した場 所 に搬 入 する。 ③ 資 材 の盗 難 予 防 策 として、倉 庫 の窓 から覗 いても見 えないように窓 に目 隠 しをして、出 入 口 の施 錠 確 認 、警 報 装 置 を設 置 する。小 型 、軽 量 、高 価 な資 材 は特 に注 意 する。 ④ 購 入 の手 続 きにおいて明 確 に提 示 する必 要 がある項 目 として製 作 品 の仕 様 や数 量 の 他 に、購 入 先 ・購 入 目 標 金 額 ・製 作 開 始 日 ・納 入 場 所 ・受 け渡 し条 件 がある。 問 28 ① 原 価 管 理 の要 点 に関する次 の記 述のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 請 負 契 約 時 に精 度 のある見 積 原 価 を算 出 し利 益 予 測 をする。 しかしながら、限 られた 時 間 の見 積 書 作 成 では施 工 計 画 の詳 細 が検 討 できていない。 ② 見 積 原 価 の管 理 は請 負 条 件 を明 確 にし、不 明 な点 は質 疑 して限 られた時 間 の中 で過 去 の実 績 は活 用 せず、単 価 調 査 などにより見 積 をした方 がよい。 ③ 実 行 予 算 は施 工 計 画 と一 体 となって作 成 し、施 工 計 画 で安 全 や品 質 を確 保 した上 で 効 率 化 できればコストダウンにつながる。 ④ 予 算 実 績 管 理 は予 算 と実 績 を比 較 し、予 定 通 りに進 めることが予 実 管 理 で、特 に施 工 量 に対 する人 工 数 の目 標 を管 理 することが、原 価 管 理 では重 要 である。 14 問 29 ① 品 質 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 日 本 は品 質 大 国 として世 界 中 の顧 客 から広 く支 持 を得 てきた。 しかし近 年 、品 質 に欠 陥 のある製 品 が市 場 に出 回 り、回 収 や修 理 等 の対 応 でも問 題 のある事 例 が多 く発 生 し ている。 ② 土 木 構 造 物 は社 会 的 な資 産 として、長 期 にわたって使 用 、供 用 される。完 成 時 に高 い 品 質 を持 つ必 要 があり、発 注 者 の考 える使 用 期 間 、供 用 期 間 にわたり品 質 を維 持 する 仕 組 みを持 つ必 要 がある。 ③ 政 府 は、規 制 改 革 の一 環 として、設 計 品 質 の一 部 となる技 術 基 準 を技 術 革 新 やグロー バルゼーションに柔 軟 に対 応 し 、消 費 者 の利 便 性 を 増 すよ う 性 能 規 定 化 を 進 めてき た。 ④ 品 質 を構 成 する特 性 を品 質 特 性 と呼 び、できるだけ具 体 的 な数 字 で表 示 することを構 成 特 性 値 という。 問 30 ① 品 質 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 設 計 品 質 の「仕 様 規 定 」は特 定 メーカーの製 品 名 を設 計 図 書 に特 記 、施 工 方 法 を指 示 して具 体 的 に細 かく定 めたものである。 ② 設 計 品 質 の「性 能 規 定 」は、詳 細 な方 法 を指 定 しないで、求 める品 質 を明 示 して満 たさ れていれば良 いとしたものである。 ③ パレート図 とは、品 質 問 題 に関 わる要 因 について発 生 度 数 の高 い順 に並 べ、それぞれ の頻 度 をヒストグラムで、累 積 の発 生 頻 度 を折 れ線 グラフで表 現 した図 である。 ④ ヒストグラムとは、管 理 図 等 で得 られた要 因 の発 生 状 況 を棒 グラフにしたもので、平 均 値 や標 準 偏 差 を図 に書 き込 み、ばらつきの状 況 の評 価 に用 いる。 15 問 31 ① 品 質 管 理 の瑕 疵 担 保 責 任 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 なものは どれか 瑕 疵 担 保 責 任 とは、法 律 で定 められた瑕 疵 についての無 償 補 修 や賠 償 責 任 を負 うこと をいう。 ② 施 工 者 の発 注 者 に対 する品 質 保 証 は、瑕 疵 担 保 責 任 として明 文 化 されており、相 当 の期 限 を定 めて補 修 を請 求 することや、補 修 に代 えて、または補 修 とともに損 害 賠 償 を 請 求 できる。 ③ 瑕 疵 担 保 責 任 は引 き渡 し時 に発 生 する。瑕 疵 担 保 期 間 は、コンクリート構 造 物 の場 合 は 5 年 と定 められている。 ④ 請 負 人 がその材 料 または指 図 が不 適 当 であることを知 りながら告 げなかったときは瑕 疵 担 保 責 任 が生 じる。 問 32 ① 品 質 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか。 品 質 管 理 活 動 は、市 場 の調 査 、研 究 ・開 発 ・企 画 、生 産 計 画 、製 作 、検 査 等 のプロセ ス、財 務 、人 事 、教 育 等 のスタッフ組 織 、トップマネージャーから現 場 、外 注 先 にいたる ライン組 織 の企 業 全 体 の参 加 、協 力 、統 制 が必 要 となる。 ② ボトムアップとは、現 場 からの提 案 を採 用 することであり、日 本 の高 品 質 の源 である。 ③ 品 質 保 証 は、品 質 管 理 と密 接 に関 係 する。これらがうまく連 携 して機 能 することにより、 発 注 者 の要 求 に適 合 した製 品 ができる。 ④ ISO とは国 際 標 準 化 機 構 で、電 気 分 野 を除 く分 野 において、国 際 規 格 や標 準 類 を制 定 するための政 府 機 関 である。 16 問 33 ① 安 全 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 労 働 災 害 減 少 の要 因 として、労 働 安 全 衛 生 法 等 安 全 関 係 法 規 の整 備 、安 全 施 工 に 関 わる各 種 技 術 基 準 の整 備 、現 場 安 全 活 動 の定 着 等 があげられる。 ② 年 千 人 率 は作 業 員 1000 人 当 たりの年 間 労 働 災 害 による死 傷 者 数 を表 し、度 数 率 は 1000 万 延 労 働 時 間 当 たりの労 働 災 害 による死 傷 者 数 を表 す。 ③ 有 機 溶 剤 による健 康 障 害 の防 止 対 策 として、作 業 前 に使 用 する有 機 溶 剤 の有 害 性 を 確 認 し、作 業 環 境 に応 じ呼 吸 用 保 護 具 、保 護 手 袋 等 を使 用 する。 ④ 重 大 災 害 とは一 時 に 3 人 以 上 の死 傷 者 が発 生 した場 合 の災 害 のことである。公 道 、公 道 近 傍 での作 業 で発 生 している事 故 の死 亡 者 数 は比 較 的 多 い部 類 に属 している。 問 34 ① 安 全 管 理 に関 する次の記 述 のうち、最 も不適 切 なものはどれか 労 働 災 害 を発 生 させた場 合 、刑 事 責 任 として「業 務 上 過 失 致 死 傷 」と「労 働 安 全 衛 生 法 違 反 」、行 政 責 任 として不 法 行 為 責 任 、使 用 者 責 任 、債 務 不 履 行 責 任 等 による「損 害 賠 償 責 任 」、民 事 責 任 として「競 争 参 加 資 格 停 止 」が科 せられる。 ② KY 活 動 (危 険 予 知 活 動 )とは、作 業 前 に作 業 グループごとにその日 の作 業 の危 険 のポ イントを洗 い出 し適 切 な対 策 を立 てる活 動 であり、KY 活 動 を活 性 化 させマンネリ化 させ ない工 夫 が必 要 である。 ③ 熱 に順 化 していない人 とは、作 業 する前 の週 に毎 日 熱 に暴 露 されていなかった人 のこ とをいう。 ④ リスクアセスメントは、足 場 などの設 備 を設 置 や変 更 、作 業 標 準 や作 業 手 順 等 の作 成 時 や変 更 時 、機 械 設 備 の設 置 時 や変 更 時 に実 施 すべきである。 17 問 35 ① 建 設 業 法 の施 工 体 制 台 帳 ・施 工 体 系 図 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 発 注 者 か ら 請 け 負 っ た 特 定 建 設 工 事 を 施 工 する に 際 し 、 下 請 契 約 を 締 結 し た 場 合 は、下 請 代 金 の額 にかかわらず 施 工 体 制 台 帳 ・施 工 体 系 図 を作 成 し なければならな い。 ② 施 工 体 制 台 帳 は、一 次 下 請 、二 次 下 請 などの工 事 施 工 を請 け負 う全 ての業 者 名 、各 業 者 の施 工 範 囲 、各 業 者 の技 術 者 氏 名 等 を記 載 した台 帳 をいう。 ③ 施 工 体 系 図 は、作 成 された施 工 体 制 台 帳 に基 づいて、各 下 請 人 の施 工 分 担 関 係 が 一 目 で分 かるようにした図 で、工 事 に携 わる関 係 者 全 員 が工 事 における施 工 分 担 関 係 を把 握 することができる。 ④ 施 工 体 制 台 帳 の作 成 手 順 は、一 次 下 請 締 結 後 に元 請 である特 定 建 設 業 者 が一 次 下 請 負 に対 し施 工 体 制 台 帳 作 成 工 事 である旨 の通 知 を行 うとともに、工 事 現 場 の見 やす い場 所 に記 載 された書 面 を掲 示 する。 問 36 見 積 を依 頼する際 に工 事 内 容 に関して元請 負 人 が最 低 限 明示すべき 8 つ の事 項 に関 する記 述のうち、不 適切 なものはどれか ① 下 請 工 事 の工 程 及 び下 請 工 事 を含 む工 事 全 体 の工 程 ② 施 工 環 境 、施 工 制 約 に関 する事 項 ③ 材 料 費 、産 業 廃 棄 物 処 理 等 に係 る元 請 下 請 間 の費 用 負 担 区 分 に関 する事 項 ④ 工 事 完 成 後 における請 負 代 金 の支 払 いの時 期 及 び方 法 18 【法 規】 問 37 ① 労 働 安 全 衛 生 法 に関する次 の記 述のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 総 括 安 全 衛 生 管 理 者 は、安 全 管 理 者 、衛 生 管 理 者 又 は技 術 的 事 項 を管 理 する者 への指 揮 をさせるとともに、労 働 者 の危 険 又 は健 康 障 害 を防 止 するための措 置 に関 する等 、統 括 管 理 させなければならない。 ② 安 全 管 理 者 の増 員 又 は解 任 を事 業 者 に対 し命 ずることができるのは、労 働 基 準 監 督 署 長 である。 ③ 作 業 主 任 者 は、高 圧 室 内 作 業 その他 の労 働 災 害 を防 止 するための管 理 を必 要 とす る作 業 で、政 令 で定 めるものについては、労 働 基 準 監 督 署 長 の免 許 を受 けた者 又 は登 録 を受 けた者 が行 う技 能 講 習 を修 了 した者 のうちから選 任 する。 ④ 労 働 者 の作 業 が同 一 の場 所 において行 われることによる労 働 災 害 を防 止 するため に、統 括 安 全 衛 生 責 任 者 を選 任 し 、その者 に元 方 安 全 衛 生 管 理 者 の指 揮 を させ る。 問 38 ① 建 設 業 の下 請 取 引 に関 する不 公 正 な取 引 方 法 の認 定 基 準 において【使 用 する用 語 の意 義】に関する記 述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 「建 設 工 事 」とは、土 木 建 築 に関 する工 事 で建 設 業 法 第 2条 第 一 項 別 表 の上 欄 に掲 げるものをいう。 ② 「建 設 業 」とは元 請 、下 請 その他 いかなる名 義 をもってするかを問 わず、建 設 工 事 の完 成 を請 け負 う営 業 をいう。 ③ 「元 請 負 人 」とは、元 請 契 約 における発 注 者 の建 設 業 者 であって、その取 引 上 の地 位 が下 請 負 人 に対 して優 越 している者 をいう。 ④ 「下 請 負 人 」とは、下 請 契 約 における請 負 人 のことである。 19 問 39 ① 道 路 法 に関 する次の記 述 のうち、最 も不 適切 なものはどれか。 道 路 法 の目 的 は、直 接 的 には道 路 網 の整 備 を図 ることであり、それにより交 通 の発 達 に寄 与 し、公 共 の福 祉 を増 進 することを究 極 の目 的 としている。 ② 道 路 法 (第 3 条 )で定 める道 路 の種 類 は、高 速 自 動 車 国 道 、一 般 国 道 、都 道 府 県 道 及 び市 町 村 道 の4種 類 であり、自 動 車 専 用 道 路 はこれに該 当 しない。 ③ 国 道 の維 持 、修 繕 その他 の管 理 は、原 則 として、指 定 区 間 内 については国 土 交 通 大 臣 が、その他 の区 間 については都 道 府 県 が行 う。 ④ 道 路 法 では道 路 管 理 の特 例 として、指 定 市 内 に存 する全 ての国 道 の管 理 並 びに都 道 府 県 道 の管 理 については、当 該 指 定 市 が行 うものとされている。 問 40 ① 道 路 交 通 法 に関 する次 の記 述 のうち、最 も不 適 切 なものはどれか 道 路 交 通 法 の目 的 は大 きく「道 路 における危 険 を防 止 すること」、「交 通 の安 全 と円 滑 を図 ること」、及 び「交 通 に起 因 する障 害 の防 止 」の 3 つである。 ② 公 安 委 員 会 は、歩 行 者 又 は車 両 等 の通 行 の禁 止 その他 の交 通 の規 制 のうち、適 用 期 間 の短 いものを現 場 の警 察 官 に行 わせることができる。 ③ 公 安 委 員 会 は、緊 急 を要 し道 路 標 識 等 を設 置 する時 間 がないとき、その他 道 路 標 識 等 による交 通 規 制 が困 難 なときは、警 察 官 の現 場 指 示 により交 通 規 制 をすることができ る。 ④ 公 安 委 員 会 が行 う交 通 規 制 は、原 則 として信 号 機 又 は道 路 標 識 等 を設 置 して行 わな ければならない。 問題はここまでです。 20
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