注文コード No. N 1 2 7 2 F LA1135,1135M No. N 1 2 7 2 F 41000 半導体ニューズ No.1247E とさしかえてください。 LA1135,1135M モノリシックリニア集積回路 カーラジオ、ホームステレオ用 AM チューナシステム LA1135,1135M は AM 電子同調チューナ用に開発された高性能 IC で、混変調特性を大幅に改善している。用途と しては特にカーラジオおよびホームステレオ(ループアンテナ仕様)の AM チューナに最適である。 機能 ・MIX ・OSC(ALC 付き) ・IF 増幅 ・検波 ・AGC(normal) ・RF 広帯域 AGC ・オートサーチ停止信号(シングルメータ出力) ・局発バッファ出力 ・その他 特長 ・混変調特性が優れている:隣接局による妨害対策だけでなく、放送帯域内の全放送局による妨害対策もさ れている。 ・狭帯域シグナルメータ:オートサーチストップ信号として使用でき、80dBµ まで直線性がある。 ・局発バッファ出力:電子同調システム , 周波数表示等の設計が容易である。 ・OSC(ALC 付き):バラクタダイオード用に発振出力を低レベル(380mVrms)に安定化してあるため、トラッ キングエラーが改善される。 ・MIX:二重平衝型差動 MIX により、スプリアス妨害 , IF 妨害に優れている。 ・大入力特性が良い:130dBµ 入力、fm=400Hz 80%mod 、THD=0.4% typ。 ・低雑音:中入力 S / N が良い(56dB typ)。 ・実用感度:(S / N=20dB 入力):25dBµ(2SK315 IDSS=11mA の場合)。 ・VCC 変動補償:8 ∼ 12V 利得変動 , ひずみ率の変動が少ない。 ・ショック音低減:VCC on, モード切換え時の AGC 時定数によるショック音低減が可能である。 外形図 3021B 外形図 3036B (unit : mm) (unit : mm) 11 20 20 1 6.35 7.6 5.4 0.25 7.62 6.4 11 10 0.15 1.5 12.6 0.625 1.8 max 10 1 0.1 3.25 0.67 3.3 3.9max 24.2 2.54 0.5 1.2 0.35 SANYO : DIP-20(300mil) 1.27 0.59 SANYO : MFP-20(300mil) 本書記載の製品は、極めて高度の信頼性を要する用途(生命維持装置、航空機のコントロールシステム等、 多大な人的・物的損害を及ぼす恐れのある用途)に対応する仕様にはなっておりません。そのような場合に は、あらかじめ三洋電機販売窓口までご相談下さい。 本書記載の規格値(最大定格、動作条件範囲等) を瞬時たりとも越えて使用し、その結果発生した機器の欠陥 について、弊社は責任を負いません。 〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 71599 MH 寿一部変 / 91393 YO 寿新版 / 8237 NS 1135 M 追 / 1096 TS 管追 / 1114 YO 8-6384 / 1273 YO 変 / D252 YO No.3680-1/17 41000 GI IM / LA1135,1135M 最大定格 / Ta=25℃ 最大電源電圧 VCC max ピン 8, 14 16 unit V 出力電圧 入力電圧 VO VIN ピン 7, 10 ピン 6 24 5.6 V V 消費電流 流出電流 ICC I18 ピン 7 + 8 + 10 + 14 ピン 18 41 2 mA mA 許容消費電力 I20 Pd max ピン 20 [LA1135] 2 730 mA mW 動作周囲温度 Topr [LA1135M]Ta ≦ 60℃*推奨基板付き [LA1135] 660 − 20 ∼+ 70 mW ℃ 保存周囲温度 Tstg − 40 ∼+ 80 − 40 ∼+ 125 ℃ ℃ [LA1135M] 注):*当社推奨基板:54 × 34 × 1.7mm3 動作条件 / Ta=25℃ 推奨電源電圧 動作電源電圧範囲 VCC VCC 8 7.5 ∼ 12 unit V V 動作特性 / Ta=25℃, VCC=8V, fr=1MHz, fm=400Hz, 指定測定回路において min typ max 22.5 20.0 32.5 30.0 mA 41.0 mA 16dBµ 入力 , 30% mod 74dBµ 入力 , 30% mod − 29.0 − 15.0 − 25.0 − 12.0 − 21.0 − 9.0 dBm dBm S/N THD(1) 74dBµ 入力 , 30% mod 74dBµ 入力 , 30% mod 51.0 56.0 0.3 1.0 dB % THD(2) THD(3) 74dBµ 入力 , 80% mod 130dBµ 入力 , 80% mod 0.3 0.4 1.0 2.0 % % シグナルメータ出力 VSM(1) VSM(2) 無入力 130dBµ 入力 3.5 0 5.0 0.3 7.5 V V シグナルメータ出力 1V 時の入力 VIN(1) VSM=1V 18.0 24.0 30.0 dBµ 局発バッファ出力 VOSCBUF 320 380 消費電流 ICC(1) ICC(2) 無入力 13.5 130dBµ 入力 検波出力 VO(1) VO(2) 信号対雑音比 全高調波ひずみ率 参考特性 実用感度 Q.S. S / N=20dB 時入力 (2SK315 IDDS=11mA 使用時) 広帯域 AGC on 入力 受信 1.0MHz無入力 妨害 1.4MHz non-mod 検波出力変動 ANT.D.on する入力 ∆VO 入力 74dBµ → 130dBµ 帯域内局発変動 シグナルメータ帯域※ ∆VOSC VSM-BW1 VOSCL − VOSCH 74dBµ 入力出力 1/2 になる周波数 VSM-BW2 74dBµ 入力出力 1/10 になる周波数 30% mod ± 10kHz ※ IF. R. IM. R. fr=600kHz ※ fr=1400kHz ※ 選択度 IF 妨害比 イメージ妨害比 注):※は広帯域 AGC off にて測定( )内は、対策回路 P6 参照 unit mVrms typ unit 25.0 dBµ 82.0 dBµ 0.2 dB 15 ± 1.5 − 4.5/ + 7 43 mVrms kHz kHz dB 77.5 52.0 dB dB (63.0) No.3680-2/17 LA1135,1135M 等価回路ブロック図 Pd max -- Ta 800 730 buffer 19 OSC 18 17 16 15 13 12 ALC IF AGC signal meter 3 detector MIX 4 5 6 IF VCC 8 7 9 10 660 54×34×1.7mm3 P板付き 600 500 400 LA1135M 2 700 11 LA1135 RF AGC 1 14 VCC 許容消費電力, Pd max -- mW 20 300 200 100 Top view ILA00001 0 --20 0 20 40 60 80 周囲温度, Ta -- °C 100 ILA00002 測定回路:VCC=8V, fr=1MHz, fm=400Hz VCC IF= 8V R11 10kΩ T5 C20 C18 + 3.3µF ~20pF 0.047µF C19 VOSC 4.7µF R7 2.7kΩ + R10 10kΩ 0.047µF C15 C17 0.01µF + 0.47µF C16 IHF B.P.F (200 ~ 15k Hz). C13 0.033µF R12 100kΩ VT SVC321SPA ひずみ 率計 + C14 100µF 430pF C21 BFU 450CN R8 82Ω VSM R9 7.5kΩ DC電圧計 バルボル VO 高周波バルボル 19 18 17 16 15 14 13 12 11 7 8 9 10 R6 C12 0.022µF 100Ω 20 0.022µF✕2 T2 5 6 C6 0.0022µF 2SK315 (IDDS=11mA) T3 T4 VT VCC max = 8V VCC IF= 8V C3 0.022µF 2SC930(hFE=110) + C11 0.022µF 1µF C9 0.022µF C8 + 4 ~10pF 2SC 536 R2 100kΩ 65pF 50Ω 30Ω15pF (hFE=200) 0.047µF✕2 L2 100µH C1 C2 L1 3.3mH R1 51Ω AM SG JIS Ant. Dummy T1 3 R4 100kΩ✕2 R5 C5 VCCRF=8V + 2 C4 R3 75Ω ~10pF 22µF C7 1 C10 47µF LA1135 バラクタダイオード SVC321SPA(当社) 狭帯域フィルタ BFU450CN(ムラタ) 使用コイル T1 T2 T3 T4 T5 YT-30020(ミツミ) YT-30018(ミツミ) CFMA-027(東光) YT-30007(ミツミ) YT-30008(ミツミ) ILA00003 No.3680-3/17 LA1135,1135M プリントパターン例 C12 OUTPUT 1 20 T5 C7 + VCC RF R7 R11 VSM R9 C20 + C17 C8 T2 R3 C14 C8 C9 T1 + VCC R10 + C6 C5 R5 R4 C3 C18 11 LA1135 + C10 C4 10 C15 C11 C13 R6 T4 C19 BUF C21 2SC536 R1 2SC930 L2 R2 C1 R12 C2 2SK315 VT L1 IN 銅箔面 105 × 120mm2 ILA00004 No.3680-4/17 LA1135,1135M 測定回路図:VCC=8V, fr=1MHz, fm=400Hz 10kΩ + 17 16 100µF 91Ω + 18 検波出力 2.7kΩ 0.047µF 19 ICC + 4.7µF 0.01µF 15 ひずみ率計 14 13 12 11 7 8 9 10 100kΩ 51Ω 47µF 6 1µF + 5 + 2SK315 IDSS=11mA 0.0022µF 0.047µF ~10pF 110pF 110pF T4 T2 VCC max = 8V VCC IF= 8V 2SC930(hFE=110) 0.022µF 65pF 50Ω 100µH 0.047µF✕2 3.3mH 4 T3 T1 2SC536 (hFE=200) 30Ω15pF + ~10pF 75Ω 3 0.022µF 22µF VCCRF 8V 2 0.022µ LA1135M 1 VTVM IHF. BPF 0.022µF 100Ω 20 + 10kΩ + 3.3µF 0.47µF VHF プローグ負荷 open VTVM VCC=8V 0.033µF 4.7µF T5 0.047µF ~10pF VOSC Buff 110pF 91kΩ 430pF 7.5kΩ VSM 0.047µF DC電圧計 AM SG JIS ANT DUMMY 使用コイル T1 YT-30202(ミツミ) T2 YT-30018(ミツミ) T3 CFMA-021A(東光) T4 YT-30007(ミツミ) T5 YT-30008(ミツミ) バラクタダイオード SVC321SPA(当社) 狭帯域フィルタ BFU450CN(ムラタ) ILA00005 No.3680-5/17 LA1135,1135M 使用上の注意 1. バイアスは、RF VCC ≦ 1F VCC の条件で使用する。 2. アンテナ同調回路と局部発振回路の結合を避ける。 3. 検波コンデンサ C15 は、ピン 13(出力)- ピン 14(VCC)間に接続し、IF 信号を GND ラインへ漏れない ようにする(対 GND 間の接続は笛音 , 実用感度悪化になる場合がある) 。また、C15 からの副射により、IF 信号の高調波がRF段にもどり笛音悪化になる場合があるので、C15 はピン13, 14にできるだけ近くに接続 する。また、コンデンサの向きを考慮し、ANT 回路から離す。 4. R9 は VSM を考慮し、半固定抵抗器を使用する。 5. コイル等を設計する場合、次の条件にあうように検討する。 fm=400Hz, 30% mod 時 検波出力が− 25dB となる各端子の入力レベルは下記の通りである。 ANT 16.0 MIX 28.0 IF 45.0 Det 61.0(dBµ) 各段入力方法 MIX段 ANT段 0.1µF アンテナ入力 6 IC 50Ω 50Ω 50Ω JIS Antenna Dummy 1MHz (400Hz -30%mod) 1MHz (400Hz-30%mod) Det段 IF段 0.1µF 0.1µF 100Ω 9 11 IC 50Ω 50Ω 50Ω 50Ω IC 450kHz (400Hz-30%mod) 450kHz (400Hz-30%mod) ILA00006 6. ANT ダンピング減衰量について 受信帯域内において ANT ダンピング量を一定にしたい場合 応用回路を次のように変更する。 [従来回路] [新回路] VCCRF R3 R3 VCCRF 2 2 C8 C8 複同調 複同調 C1 + C2 L1 L2 +1 R2 C7 R2 R1 C2 CD C1 C7 1 L2 L1 4 ILA00007 4 ILA00008 対策 R1 → CD にする。 DC(2000pF ∼ 3000pF 程度) L2 の位置を移動する。 減衰量(600kHz ∼ 1400kHz) 従来回路 − 15dB 新回路 − 4dB No.3680-6/17 LA1135,1135M 7. L2 の意味 RF段を複同調にするとRF段の受信帯域内感度差がほぼなくなるが複同調にしたために、20MHz程度の反 共振点を持つ。したがってスプリアス特性が悪化するので、SW 帯をおとすために L2 がある。 8. 広帯域 AGC について この IC は、2 系統の広帯域 AGC が内蔵されている。RF 段帯域内の妨害局に対して 6 ピンから妨害局を検 出して広帯域 AGC をかけている。この検出感度は、IC 内部で決定される。RF 段帯域外の妨害局は、2 ピ ンにて検出する。この検出感度は、R3 の値によって決定される。この場合 2 ピン 1mVrms(f=1MHz)の信号 が印加されると AGC が動作する。 9. 信号特性感度抑圧対策について 測定回路の広帯域 AGC 回路では希望局の電界強度が弱∼中電界の時、広帯域 AGC によって強電界の妨害 局が受信帯域内に存在する場合、希望局が抑圧され聞こえないという弊害が起こる。その対策回路として 次の構成が考えられる。 VCC 2 広帯域 AGC回路 6 2SC536 RA Vref 3 アンテナ ダンピング端子 4 追加回路 + C9 RF AGC 1 RB 広帯域 AGC入力 R9 シグナルメータ出力 16 定数例 RA=4.3kΩ RB=3.0kΩ (ただし、VSM−130=5.0Vとした場合) アンテナ ダンピング 駆動回路 ILA00009 10. サーチ , ストップ時のシグナルメータ出力過渡応答について サーチストップ時の、シグナルメータ出力の過渡応答を安定させるためには、次のような構成が有効であ る。 13 17 RF AGC + 10kΩ 1kΩ C18 + C19 R11 R10 2SC536 PLLからのサーチ中の信号 ILA00010 11. LW 使用時(約 50℃以上)にて局発レベルが増大するため、18 ∼ 19 ピン間に 27kΩ を追加すること。 MW 時は不要。 12. イメージ妨害比改善案 RF 複同調コイル構成を次のように変更すると、fr=1400kHz 時イメージ妨害比が、63dB とれる(チューニ ング抵抗 100kΩ にて同調回路の Q をさげないようにすること) 。 次ページへ続く。 No.3680-7/17 LA1135,1135M 100 前ページから続く。 2pin 75Ω 0.022µF 実用感度, 最大感度 -- dBµ イメージ妨害比 -- dB 8V SVC321×2 YT-30018 0.022µF 6pin 2SC536 1pin 100kΩ 22µF 2SK315 0.1µF YT30202 VT 100kΩ 広帯 80 域 A GC o ff トラッキ ン 調整 各 グ 点にて 60 40 実用感度 S / N 20dB 20 最大感度 出力 --25dB時 0 400 ILA00011 600 800 1000 1200 1400 1600 受信周波数, fr -- kHz 1800 ILA00012 コイル仕様 3 2 1 1-3 YT-30202(ミツミ) 84T 4-6 17T 4 6 2157-2239-649(スミダ) 7BRS-9286A(東光) ILA00013 13. 発振コイルのバラツキ(特に結合係数の小さい場合)により、低温にて局部発振バッファ出力(20 ピン) に 100MHz 程度の寄生発振が生じる場合がある。この場合、20 ピン -GND に 30pF 以上の容量を接続する こと。 (OSC コイル全タップで使用する場合は問題はない) 。 14. 推奨の複同調回路は2Tにて粗結合しているため、トータル巻数が変わると、微妙に結合度に影響し密結合 になり、選択度特性がダブルハンプになってしまい、特に 1400kHz 以上の受信帯域の場合、トラッキング 調整方法により感度の帯域特性および混変調特性に大きな影響を与える場合があるので、設計の際は臨界 結合になっているかいないか注意すること。 15. 600kHz 以下の感度差について 応用回路にて下図のように構成をとる場合、チューニング電圧を与える箇所のバイパスコンデンサと複同 調の結合 L とにより、400kHz ∼ 600kHz 程度の反共振点が生じる場合がコイル , バラクタダイオード等の バラツキによってあるのでバイパスコンデンサの値を 0.047µF 以上にすること。推奨 0.1µF。 0.022µF pin2 75Ω 8V SVC321✕2 YT-30018 0.022µF YT-30202 pin6 VT 100kΩ 22µF 100kΩ 2SK315 0.1µF 2SC536 ILA00014 pin1 回路(2 ピン入力広帯域 AGC)が内蔵されてい る。その AGC オンレベルは、外付け抵抗 R3 の 抵抗値により右図のように可変できる。 測定条件 R3 VDD=8V 2 95 複同調 1 2SC536 2SC315 90 85 JIS antd fu 22µF LA1135 には強電界の妨害局が FET 入力をひず ませるために発生する混変調対策用広帯域 AGC 100 51Ω (アンテナダンピング回路にピンダイオードを 使用した場合の応用例) 105 50Ω 16. 強電界妨害局下における感度抑圧対策について W. B. AGCオンレベル -- dBµ 110 fr=1MHzにて fu=1.4MHzを入力した場合 ANTDがオンするANT入力レベル 2SC930 80 2 3 5 7 10 2 抵抗, R -- Ω 3 5 7 100 ILA00015 No.3680-8/17 LA1135,1135M アンテナダンピングをトランジスタ等の非直線性の素子を使用すると、トランジスタがオンする場合に発 生する混変調は、下図のようになる。 LA1135 2ピン入力広帯域 R3 VDD=8V AGCオンレベル 可変時AND Tr にて発生する 混変調特性 0 0.022µF 2 --10 22µF 100kΩ Ω 51Ω --30 75 0.047µF✕2 non-mod 74dBµ 妨 : 1.4MHz 1kHz 80%mod Ω 1 --20 51 出力 -- dB 複同調 希 : 1.0MHz 400Hz 30% mod 74dBµ 妨 : 1.4MHz non-mod 20Ω 51Ω 広帯域AGC (2ピン入力 )75Ω pick up R3 20Ω 希 : 1.0MHz 400Hz --40 --50 0.022µF 4 --60 ANTダンピング用トランジスタがオンする時に --70 発生する混変調 50 60 70 ILA00016 80 90 100 110 妨害入力 -- dBµ 120 130 ILA00017 FET 入力のダイナミックレンジは、アンテナ入力にて 110dBµ 程度あるが、上図のように弊害により AGC オンレベルを早めに設定しなければならない。 したがって、強電界妨害局下において弱電界の局の受信が困難になる場合がある。これを対策する方法と してアンテナダンピングに使用する素子として直線性のすぐれたピンダイオードを使用した応用回路およ びその混変調特性を示す。 Pin DiodeをANTDに使用した場合の回路例 5Ω 等価容量にて可 (容量の方がのぞましい 帯域内減衰量の変化が 少ないため) (3000pF程度) VDD=8V 0.022µF 2 複同調 1 pin diode 4 0.022µF 100kΩ 0.022µF 51Ω 100µH 3.3mH 22µF 0.022µF✕2 ILA00018 二信号特性 10 0 希 : 1.0MHz fm=400Hz 30% mod 妨 : 1.4MHz non-mod 60dBµ 40dBµ 30dBµ ANT D pin diodeを使った場合 74dBµ 90dBµ 出力 -- dB --10 --20 30dBµ --30 --40 40dBµ 希 : 1.0MHz non-mod 妨 : 1.4MHz fm=1kHz 80%mod 60dBµ --50 --60 90dBµ 74dBµ µ 100dB 2ピン入力 W. B. AGC up 外付け R3=5Ω --70 Pick 30 40 50 60 70 80 90 100 妨害入力 -- dBµ 110 120 130 ILA00019 17. LA1135 広帯域 AGC 詳細については、技術資料 No.79 を参照にすること。 No.3680-9/17 LA1135,1135M 外付け部品 (1)RF 複同調コイル 3 1 次 1-2 YT-30020(ミツミ) 2T 2157-2239-518A(スミダ) 2T 7BRS-8934A(東光) 2T 6-4 2-3 37 T 82 T 40 T 90 T 35 T 75 T 4 2 6 1 L1-3=224µH ILA00020 2 次 3 YT-30018(ミツミ) 2157-2239-517A(スミダ) 7BRS-8932A(東光) 1-2 6-4 2T 15 T 2T 16 T 2T 14 T 2-3 82 T 90 T 75 T YT-30008(ミツミ) 2157-2239-516(スミダ) 7BR-5941Y(東光) 29 T 29 T 34 T 35 T 29 T 29 T 4 2 6 1 L1-3=224µH ILA00013 (2)OSC コイル 3 4 1-2 2-3 2 6 1 L1-3=118µH ILA00021 (3)IFT( I ) 3 CFMA-027(東光) 1-2 2-3 4 2 4-6 14 T 中心周波数 450kHz 6 1 69 T 77 T ILA00022 Qu=115 ± 20% 同調容量 180pF 高選択度タイプ 3 4 2 1 6 ILA00023 YT-30042(ミツミ) +SFP450H(ムラタ) 1-2 4-6 49 T 27 T 2-3 103 T 中心周波数 450kHz Qu=45 ± 20% 同調容量 180pF (4)IFT( II ) 3 4 2 1 1-2 YT-30007(ミツミ) 115 T 4140-1289-164(スミダ) 111 T 7MC-6272N(東光) 110 T 4-6 2-3 6T 37 T 6T 36 T 6T 36 T 6 ILA00023 中心周波数 455kHz Qu=110% 中心周波数 455kHz Qu=110% 中心周波数 455kHz Qu=110% 同調容量 180pF 同調容量 180pF 同調容量 180pF (5)バラクタダイオード:SVC321SPA (6)RF 段 FET 2SK315 F.G 2SK427 T.U (7)AGC 用トランジスタ FET AGC 用 2SC536 F.G ANT ダンピング用 2SC930E (8)狭帯域共振子 BFU450CN ムラタ No.3680-10/17 総合特性 --10 検波出力 30% mod 7 6 --20 5 --30 No 4 is e 3 --50 THD --60 % 30 80 od --80 0 20 1 od m %m --70 2 40 60 80 100 入力電圧, VIN -- dBµ ILA00024 Tweet 入力特性 0 信号特性 fr=900kHz fm=400Hz 30% mod --10 --20 出力 -- dBµ 0 140 120 70 IF妨 害比 90 80 60 広帯域 AGC Cut off 70 50 イメ ージ 妨害 比 S /N--74 40 60 50 30 S /N 20dB時入力 40 20 出力 --25dBm時入力 Tweet max --30 10 3 500 2 完全同調 (900kHz同調時 ビート max) --40 --50 --60 VOSC 400 完全同調(零ビート) --70 0 20 40 60 80 100 120 ANT入力 -- dBµ 300 400 140 1000 1200 1400 0 1600 ILA00026 出力--25dBmとなる入力差 0 --10 130 dBµ 74d fr =9 Bµ 00k Hz --20 --30 --40 --50 fr=1350kHz 74dBµ 130dBµ --50 800 スプリアス特性 10 出力 -- dB --20 --40 600 受信周波数, fr -- kHz 各ポイントにて Tweet出力max となるように VTを可変 --30 THD 130 ILA00025 離調特性 --10 1 THD 74 --80 検波出力, VO--74 -- dBm 100 VCC=8V 各点にてトラッキング調節 全高調波ひずみ率, THD -- % 出力 -- dBm VSM --40 帯域特性 80 M. S., Q. S. -- dBµ fr=1MHz fm=400Hz VCC=8V 全高調波ひずみ率, THD -- % シグナルメータ出力, VSM -- V 0 IF妨害比, イメージ妨害比, S / N--74 -- dB LA1135,1135M --60 0 10 20 周波数偏位, ∆f -- kHz 6 --20 5 --30 D TH 3 7 10M ILA00028 検波出力, THD -- 変調度特性 700 fm=400Hz fr=1MHz 入力 74dBµ 600 500 400 検 300 波 出 力 3 200 od %m 80 od %m 2 5 2 30 全高調波ひずみ率, THD -- % --10 4 3 受信周波数, fr -- Hz 0 fr=1MHz Vi=74dBµ 検波出力 30% mod 7 2 ILA00027 THD -- fm 8 --70 1M 30 1 100 1 ひずみ率 0 0 3 5 7 100 2 3 5 fm -- Hz 7 1k 2 3 5 ILA00029 0 20 40 60 変調度 -- % 80 100 0 120 ILA00030 No.3680-11/17 全高調波ひずみ率, THD -- % --10 出力 -- mVrms --20 出力 -- dBm --60 --30 LA1135,1135M 選択度特性 10 0 検波出力 30% mod --10 --30 --40 --20 --30 0 10 20 30 ILA00031 7 VCC=8V fr=1MHz non mod 狭帯域フィルタ使用 R8=82Ω R9=7.5kΩ 5 74dBµ 13 0d Bµ --60 130d Bµ 4 ノイズ --50 60d 6 --40 74dBµ 離調特性 Bµ --10 周波数偏位, ∆f -- kHz Bµ --20 出力 -- dBm 出力 --25dBm となる入力差 130d --70 --30 µ --60 60dB W. B. AGC 動作のため --70 74d 3 Bµ 2 --80 30 1 0 --8 --6 --4 --2 dB µ 0 2 4 6 周波数偏位, ∆f -- kHz --90 --30 8 3 検波出力 21dBµ 2 --30 1 --40 THD 80% mod --50 0 30% mod --60 4 6 8 10 12 14 電源電圧, VCC -- V 16 --1 18 30 ILA00033 74dBµ 4 3 2 30dBµ fr=1MHz R8=82Ω fm=400Hz R9=7.5kΩ 狭帯域フィルタ使用 1 4 6 8 10 12 14 電源電圧, VCC -- V ILA00034 16 18 ILA00035 f -- VCC 7 OSCコイル 1/2タップ fr=1MHz 130dBµ 20 5 0 ICC -- VCC 35 10 入力130dBµ シグナルメータ出力, VSM -- V --20 0 VSM -- VCC 6 fr=1MHz fm=400Hz 入力 74dBµ 検波出力 --10 --10 周波数偏位, ∆f -- kHz VO, THD -- VCC 0 --20 ILA00032 全高調波ひずみ率, THD -- % 選択度 -- dB --20 --50 シグナルメータ出力, VSM -- V VCC=8V fr=1MHz fm=400Hz 0 --10 出力, -- dBm 離調特性 10 fr=1MHz fm=400Hz 300% mod VCC=8V 6 30 130dBµ 15 無入力 無入力 10 周波数偏位, ∆f -- kHz 消費電流, ICC -- mA 20 I10+I14 130dBµ I7+I8 4 Hz 2.1M 無入力 f OSC 5 Total 25 3 2 1M Hz 1.45MH 1 0 z --1 5 --2 --3 0 4 6 8 10 12 電源電圧, VCC -- V 14 16 18 ILA00036 4 6 8 10 12 電源電圧, VCC -- V 14 16 18 ILA00037 No.3680-12/17 LA1135,1135M VOSC -- VCC 500 OSCコイル 1/2タップ fOSC=1.45MHz 発振出力, VOSC -- mV 400 300 200 100 0 14 16 入力 =1V V SM VSM--7 4 40 4 30 2 20 VS M--3 0 80 C on W. B. AG 6 VAGC--0 4 70 ANT D ON 60 2 消費電流, ICC -- mA 40 ICC--130 30 ICC --0 20 0 --60 VO--74 -- dBm 10 90 --40 --20 0 20 40 周囲温度, Ta -- °C 60 80 100 ILA00039 温度特性 28 実用感度(S / N=20dB時入力) 30 24 26 20 QS 22 16 MS --8 62 --10 58 S / N--74 54 --12 VO--7 4 50 --14 3 460 2 420 1 380 V OSC THD THD--74 0 --60 最大感度, MS -- dBµ VSM--130 34 50 全高周波ひずみ率, THD -- % シグナルメータ出力, VSM--130 VSM--74 -- V ANT Dオン入力 -- dBµ W. B. AGCオン入力 -- dBµ 温度特性 8 6 18 ILA00038 S / N--74 -- dB 12 --40 --20 0 --130 20 40 周囲温度, Ta -- °C 60 80 340 100 ILA00040 No.3680-13/17 発振出力, VOSC -- mVrms 10 電源電圧, VCC -- V 実用感度, Q. S. -- dBµ 8 VSM=1V入力 -- dBµ 6 VAGC--0 -- V 4 LA1135,1135M 混変調特性測定方法 JIS Dummy Antenna 50Ω 16Ω 30Ω15pF 16Ω to SET 16Ω 65pF 50Ω 0.1µF 2信号パッドJIS DUMMY ANT ILA00041 出力 A 希望信号 ANT入力 B 希望信号 ANT入力 80 0 --10 A:希望信号80dBµ 400Hz 30%modの場合、妨害 信号 (non-mod) の電界 強度により希望信号が 抑圧を受ける度合 80 実線 混信発生 破線 混信発生せず B:希望信号80dBµ non-mod の場合、妨害信号 (400Hz80%mod) の電界 強度により混信が発生す る度合 ILA00042 混変調特性 希望 1.0MHz 400Hz 30% mod 妨害 1.4MHz non mod 0 R1=100Ω R3=75Ω --10 希望入力80dBµ R1=100Ω R3=75Ω 希望入力 90dBµ 80d 希 望 入 力 40 dB 50 µ dB µ 60 dB µ 70 dB µ 80 dB µ 90 dB µ 出力 -- dBµ Bµ 40d 入力 希望 50dBµ --70 90dBµ 80dBµ µ 110dB 0d 70dBµ 60dBµ Bµ 100d Bµ --60 12 出力 -- dBµ --40 --50 --60 --80 50 µ --50 Bµ --40 60d --30 Bµ 50d Bµ 40d Bµ 40d dB --20 --30 Bµ 70 µ dB 70 µ dB 60 Bµ 50d --20 混変調特性 希望 1.4MHz 400Hz 30% mod 妨害 1.44MHz non mod 60 70 80 90 100 110 妨害入力 -- dBµ 希望 1.0MHz non mod 妨害 1.4MHz 400Hz 80% mod 120 130 140 ILA00043 µ 100dB µ B d 110 --70 1 --80 50 60 70 80 90 d 20 100 希望 1.4MHz Bµ non mod 妨害 1.44MHz 400Hz 80% mod 110 妨害入力 -- dBµ 120 130 140 ILA00044 No.3680-14/17 LA1135,1135M LA1135 Loop ANT 仕様について (1)LA1135 Loop ANT 仕様についての特長 q 大入力特性に優れている。 アンテナダンピング回路のため、アンテナ回路が大入力にて磁気飽和し、特性悪化するのが改善でき る。 w 混変調特性が優れている。 (2)応用回路 VCC IF=8V VSM + + 2 C15 0.047µF C18 0.047µF 高周波バルボル 3 VOSC 20 9 10 4 11 5 19 18 10µF R6 2.7kΩ +C19 R10 C16 10kΩ 3.3µF + R9 10kΩ 17 + C13 0.01µF 14 13 C14 0.47µF 16 15 バルボル VO 0.047µF C11 C17 4.7µF 1 ひずみ率計 BF1 450CN 12 11 9 10 C10 R5 100Ω 0.022µF DC電圧計 loop antenna C12 100µF R7 82Ω R8 8.2kΩ VT1 ~ 9V 8V 6 3.3mH 7 8 + C9 0.022µF 5 47µF C8 VCCRF R3 82Ω 4 C6 1µF 2 3 C5 + 0.022µF C7 BL-70(Korin) 1 + 0.022µF 6 R4 1.5kΩ 7 C4 22µF LA1135 8 T4 2SC536 T1 T2 RF IN 0.022µF✕2 2SK315 C1 R1 56Ω C2 VCC=8V VCC IF=8V R2 100kΩ T1 CFMA-021A(東光) T2 YT-30007(ミツミ) C3 2SC930 ILA00045 (3)回路構成と接続 3-1 回路構成 1 SVC321SPA TC C2 22pF C3 430pF L2 L1 R2 100kΩ 9 R1 100kΩ C1 0.022µF SVC321SPA 3 10 バラクタダイオード:SVC321SPA(当社) 2 11 8 ILA00046 3-2 接続(底面図) loop antenna Gnd 3 4 NC NC 5 NC 6 2 10 11 1 9 8 Gnd Vt RF amp to pin 18,19 of IC NC 7 ILA00047 No.3680-15/17 LA1135,1135M 3-3 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 1 2 ループアンテナ ループアンテナ 6 7 NC NC 3 4 PF AMP GND 側 NC 8 9 局部発振 RF 出力 5 NC 10 11 同調電圧 局部発振 (4)仕様 受信周波数帯域 MW BAND 同調電圧 使用ループアンテナ 1 ∼ 9V 42579719100(LA-1500), 4257976000(LA-100A)(光輪) 使用アンテナ LA1135 総合特性 8 出力 -- dBm --20 6 V SM --40 Noise % 30 --60 --80 0 20 mo d 40 od m 80% 4 60 2 60 イメ− ジ妨害 比 50 S / N20dB感度 40 THD 80 100 入力電圧, VIN -- dBµ 0 120 30 VO=--25dBmの入力 ILA00048 検波出力, THD -- 変調度特性 800 I F妨害比 70 出力 -- dBµ VO 検波出力30% mod 帯域特性 80 全高調波ひずみ率, THD -- % シグナルメータ出力, VSM -- V 0 20 入力74dBµ 10 波 出 VO 3.0 2.0 200 1.0 THD 0 0 20 40 60 変調度 -- % 80 100 0 120 ILA00049 500 3.0 400 2.0 VOSC 1.0 300 THD 200 400 600 800 1000 1200 1400 受信周波数, -- kHz 1600 0 1800 ILA00050 No.3680-16/17 全高調波ひずみ率, THD -- % 検 力 発振出力, VOSC -- mV 400 全高調波ひずみ率, THD -- % 出力 -- mV 600 LA1135,1135M 離調特性 20 10 選択度 -- dB --10 検波出力 --40 --60 --80 --30 60 dB µ 60dB --30 --20 µ 入力7 4dB µ --20 --40 --20 0 --10 10 fOSC=1.45MHz µ 400 発振出力, VOSC -- mV --60 30 ILA00052 VOSC -- VCC 500 --50 20 周波数偏位, ∆f -- kHz 入 力 74d B 出力 -- dBm fr=1MHz fm=400Hz 30% mod 0 0 Noise --70 --80 300 200 100 --90 0 --100 --30 --20 --10 0 10 20 周波数偏位, ∆f -- kHz 30 ILA00051 fOSC -- VCC 6 4 6 8 10 12 14 16 電源電圧, VCC -- V 2 1M Hz 0 1MHz z 1.45MH 1.45MHz 2.1MHz --2 --4 4 6 8 10 12 電源電圧, VCC -- V 14 16 18 ILA00053 z MH =2.1 f OSC 4 周波数偏位, ∆f -- kHz 選択度特性 20 fr=1MHz fm=400Hz 30% mod 18 ILA00054 本書記載の製品は、定められた条件下において、記載部品単体の性能・特性・機能などを規定するものであ り、お客様の製品(機器)での性能・特性・機能などを保証するものではありません。部品単体の評価では 予測できない症状・事態を確認するためにも、お客様の製品で必要とされる評価・試験を必ず行って下さい。 弊社は、高品質・高信頼性の製品を供給することに努めております。しかし、半導体製品はある確率で故障 が生じてしまいます。この故障が原因となり、人命にかかわる事故、発煙・発火事故、他の物品に損害を与 えてしまう事故などを引き起こす可能性があります。機器設計時には、このような事故を起こさないような、 保護回路・誤動作防止回路等の安全設計、冗長設計・機構設計等の安全対策を行って下さい。 本書記載の製品が、外国為替および外国貿易法に定める規制貨物(役務を含む)に該当する場合、輸出する 際に同法に基づく輸出許可が必要です。 弊社の承諾なしに、本書の一部または全部を、転載または複製することを禁止します。 本書に記載された内容は、製品改善および技術改良等により将来予告なしに変更することがあります。した がって、ご使用の際には、「納入仕様書」でご確認下さい。 この資料の情報(掲載回路および回路定数を含む)は一例を示すもので、量産セットとしての設計を保証す るものではありません。また、この資料は正確かつ信頼すべきものであると確信しておりますが、その使用 にあたって第3者の工業所有権その他の権利の実施に対する保証を行うものではありません。 PS No.3680-17/17
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