ML620Q504 Reference Board

FJBL620Q504_RB-01
ML620Q504
Reference Board
ユーザーズマニュアル
初版
発行日 2015 年 1 月 14 日
ML620Q504
Reference Board ユーザーズマニュアル
ご注意
1) 本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。
2) ラピスセミコンダクタは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、半導体製品は種々の要因で故障・誤作動する
可能性があります。
万が一、本製品が故障・誤作動した場合であっても、その影響により人身事故、火災損害等が起こらないようご使用機器
でのディレーティング、冗長設計、延焼防止、バックアップ、フェイルセーフ等の安全確保をお願いします。定格を超えた
ご使用や使用上の注意書が守られていない場合、いかなる責任もラピスセミコンダクタは負うものではありません。
3)
本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な動作や使い方を説
明するものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮していただきますようお願いいたしま
す。
4) 本資料に記載されております技術情報は、本製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、それをもっ
て、当該技術情報に関するラピスセミコンダクタまたは第三者の知的財産権その他の権利を許諾するものではありません。
したがいまして、上記技術情報の使用に起因して第三者の権利にかかわる紛争が発生した場合、ラピスセミコンダクタは
その責任を負うものではありません。
5)
本製品は、一般的な電子機器(AV機器、OA機器、通信機器、家電製品、アミューズメント機器など)および本資料に明
示した用途への使用を意図しています。
6) 本資料に掲載されております製品は、耐放射線設計はなされておりません。
7) 本製品を下記のような特に高い信頼性が要求される機器等に使用される際には、ラピスセミコンダクタへ必ずご連絡の上、
承諾を得てください。
・輸送機器(車載、船舶、鉄道など)、幹線用通信機器、交通信号機器、防災・防犯装置、安全確保のための装置、医療
機器、サーバー、太陽電池、送電システム
8) 本製品を極めて高い信頼性を要求される下記のような機器等には、使用しないでください。
・航空宇宙機器、原子力制御機器、海底中継機器
9) 本資料の記載に従わないために生じたいかなる事故、損害もラピスセミコンダクタはその責任を負うものではありません。
10) 本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の誤り・誤植に起
因する損害がお客様に生じた場合においても、ラピスセミコンダクタはその責任を負うものではありません。
11) 本製品のご使用に際しては、RoHS 指令など適用される環境関連法令を遵守の上ご使用ください。お客様がかかる法令
を遵守しないことにより生じた損害に関して、ラピスセミコンダクタは一切の責任を負いません。本製品の RoHS 適合性な
どの詳細につきましては、セールス・オフィスまでお問合せください。
12) 本製品および本資料に記載の技術を輸出又は国外へ提供する際には、「外国為替及び外国貿易法」、
「米国輸出管理規則」など適用される輸出関連法令を遵守し、それらの定めにしたがって必要な手続を行ってください。
13) 本資料の一部または全部をラピスセミコンダクタの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。
Copyright 2015 LAPIS Semiconductor Co., Ltd.
〒222-8575 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-4-8
http://www.lapis-semi.com
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ML620Q504
Reference Board ユーザーズマニュアル
はじめに
本ユーザーズマニュアルでは、ML620Q504 Reference Board の説明が記述されています。
ML620Q504 Reference Board は、マイコンとして ML620Q504 を搭載しています。
本書のほかに以下に示すマニュアルが用意されておりますので、必要に応じてあわせてお読み下さい。
■ ML620Q504 ユーザーズマニュアル
ML620Q504 の説明
■ uEASE ユーザーズマニュアル
オンチップデバッグツール uEASE の説明
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ML620Q504
1.
Reference Board ユーザーズマニュアル
概要
本ボードは、お客様の目的に応じて必要な部品等を搭載して頂くことにより、ML620Q504 の動作をお試し頂くための
ものです。
本ボードに、ラピスセミコンダクタ製品 uEASE オンチップ・デバッグ・エミュレータを接続の上、uEASE に同梱のソフト
ウェア開発環境のお試し版をご利用頂くことで、ソフトウェアの開発、デバッグ、フラッシュメモリの書き込みを行うことが
できます。また、本ボードに外部電源を接続することにより、uEASE を接続することなく、単独で使用することもできま
す。
本ボードを使用するにあたっては、以下の内容をご理解・ご留意の上、ご利用下さい。
1.1 本ボードの特長
•
フラッシュメモリの書き込みとオンチップ・デバッグが可能 (TEST0、TEST1_N 端子を使用)
動作電源の選択が可能 (uEASE または周辺ボード)
1.2 本ボードのハードウェア仕様
搭載部品の具体的接続関係については、10-11 ページの回路図を参照下さい。
搭載マイコン
ML620Q504 Reference Board U1: ML620Q504
JP1: 入力電源切替えジャンパ ( 3 ピンヘッダとショートピン )
JP2: SA-ADC 用リファレンス電圧(VREF)切替えジャンパ
( 3 ピンヘッダとショートピン )
CNuE: オンチップ・デバッグ・エミュレータ接続用コネクタ ( 14 ピン )
SW1: リセット入力スイッチ(タクトスイッチ )
搭載部品
SW2: P51 入力スイッチ(タクトスイッチ )
SW3: ハードウェアリマップスイッチ
LED1-2: 表示用 LED ( LED1 は P52、LED2 は P53 へ接続 )
XT1: 32.768kHz 水晶発振子
XT3: 16MHz セラミック発振子
動作電圧
+1.8V ~ +3.6V
外形寸法
71.12 x 53.34 mm
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ML620Q504
Reference Board ユーザーズマニュアル
1.3 本ボードの寸法、部品配置
本ボードの寸法、部品配置を下記に示します。
図 1 寸法、部品配置
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ML620Q504
2.
Reference Board ユーザーズマニュアル
使用方法
SW2(USW)
SW3(TEST0)
PP5-15
for
SA-ADC/RC-ADC
LED1-2
JP1(VDDSEL)
SW1(RST)
JP2(VREFSEL)
PP1-4
for SA-ADC
2.1 ジャンパの設定
①と②をショートピン接続
①
②
③
JP1(VDDSEL)
TP1(UVDD)より電源を印加しま
す。
JP2(VREFSEL)
JP1 で選択された電源が VREF に
接続されます。
②と③をショートピン接続
①
②
③
uEASE より、電源が供給されま
す 。 uEASE の 電 源 供 給 能 力 は
+3.3V/100mA です。
TP2(VREF)よりリファレンス電圧
を印加します。
2.2 SW1(RST)
RESET_N 端子に接続されたタクトスイッチです。
押下することにより、LSI にリセットを発行します。
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ML620Q504
Reference Board ユーザーズマニュアル
2.3 SW2(USW)
P51 端子に接続されたタクトスイッチです。
スイッチを利用する場合は、ML620Q504 の P51 端子を入力プルアップに設定してご使用ください。
スイッチを切り離して使用したい場合は、J1 のパッド間をパターンカットしてください。
J1 のパッド間をカットします。
2.4 SW3(TEST0)
ハードウェアリマップを選択するためのスイッチです。
通常は、USR 側に設定してご使用ください。
ハードウェアリマップを行う場合は、ISP 側に設定してください。
2.5 LED1-2
P52-53 端子に接続された LED です。
LED を利用する場合は、ML620Q504 の P52-53 端子を Nch オープンドレイン出力に設定してご使用くださ
い。P52-53 から 0 を出力すると LED が点灯します。
LED を切り離して使用したい場合は、J2-3 のパッド間をパターンカットしてください。
J2,J3 のパッド間をカットします。
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ML620Q504
Reference Board ユーザーズマニュアル
2.6 SA-ADC
SA-ADC を使用する場合は、P34-37(AIN0-3)、P20-23(AIN4-7)、P00-03(AIN8-11)に AD 変換対象の入力を接
続してください。必要に応じて AIN0-11 のノイズ低減コンデンサを PP1-4、PP5-8、PP10-13 に取り付けてく
ださい。PP5-8 にノイズ低減コンデンサを取り付ける場合は PP9 の端子間を接続してください。PP10-13 にノ
イズ低減コンデンサを取り付ける場合は PP15 の端子間を接続してください。
PP10-13 にコンデンサを取り付ける場合は、
PP15 の端子間を接続します。
PP5-8 にコンデンサを取り付ける場合は、
PP9 の端子間を接続します。
2.7 RC-ADC
RC-ADC のチャンネル 0 を使用する場合は、PP10-15 に必要に応じて抵抗、コンデンサを取り付けてください。
RC-ADC のチャンネル 1 を使用する場合は、PP5-9 に必要に応じて抵抗、コンデンサを取り付けてください。
RC 発振モニタは TP5(RCM)により観測することが出来ます。
RC-ADC チャンネル 0 を利用する場合は、
PP10-15 を使用します。
RC-ADC チャンネル 1 を利用する場合は、
PP5-9 を使用します。
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ML620Q504
3.
Reference Board ユーザーズマニュアル
ご使用上の注意
(1) 本ボードのご使用に際しましては、ML620Q504 および uEASE のマニュアルをよく読み、内容をご理
解の上ご利用下さい。
(2) 本ボードには試作品の ML620Q504 が搭載されている場合があります。電気的特性等の最終確認は、
量産品ならびにお客様の量産ボード上でご確認下さい。
(3) JP1 ジャンパを UVDD 側に設定して uEASE を接続した場合、uEASE を起動する前に周辺ボードの電
源をオンにして下さい。
また、周辺ボードの電源をオフする前に uEASE を停止して下さい。
(4) JP1 ジャンパを UEVDD 側に設定した場合、uEASE の電源供給能力は +3.3V/100mA です。
(5) 本ボードは裏面にパターンがあるため、導電性のある部材に載せて使用した場合、ショートして動作
異常を起こす可能性があります。
絶縁性のある部材に載せて使用頂くか、必要に応じて裏面パターンが接触しないように、保護シート
を貼り付けて頂くか、足を取り付けて頂くようお願いします。
(6) 本ボードに関するサポートはお受けしておりません。初期不良の場合に限り交換いたします。
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ML620Q504
4.
Reference Board ユーザーズマニュアル
回路図
(1/2)
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ML620Q504
Reference Board ユーザーズマニュアル
(2/2)
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ML620Q504
5.
部品表
Parts Number
1
Reference Board ユーザーズマニュアル
GRM188B31C105K
Silk
C1-3
Contents
Ceramic Capacitor 1.0µF/16V B
Package Type
1608
Qty.
3
Maker
MURATA
2
GRM188B31C225K
C4
Ceramic Capacitor 2.2µF/16V B
1608
1
MURATA
3
GRM1882C1H120J
C5-6
Ceramic Capacitor 12pF/50V CH
1608
2
MURATA
C7-8
Do Not Place
1608
2
MURATA
4
GRM188B11A334K
C9
Ceramic Capacitor 3.3µF/10V B
1608
1
MURATA
5
GRM188B316xxxK
C10-11
Do Not Place
1608
2
-
6
A2-12PA-2.54DSA(71)
CN1-4
Do Not Place
12PIN
4
HIROSE
7
PSM-420336-07
CNuE
14pin Header
14PIN
1
HIROSUGI
8
J1608
J1-3
Do Not Place
2012
3
-
9
PSM-410336-03
JP1-2
3pin Header
3PIN
2
HIROSUGI
11
XJ8C-0211
JP3
Do Not Place
2PIN_S
1
OMRON
12
SML-219DT
LED1-2
LED Orange
2012
2
ROHM
13
TH
PP1-15
Do Not Place
2PIN
15
-
MCR03EZPJ681
R1-2
Resistor 680Ω
1608
2
ROHM
MCR03EZPJ000
R3-4
Resistor 0Ω
1608
2
ROHM
14
R5-6
Do Not Place
1608
2
ROHM
16
SKHUALE010
SW1-2
Tact Switch
4PIN
2
ALPS
17
CAS-120B1
SW3
Jumper Switch
3PIN
1
COPAL
18
LC-2-G(R)
TP1-2
Do Not Place
TH
2
MAC EIGHT
19
LC-2-G(B)
TP3-4
Do Not Place
TH
2
MAC EIGHT
20
LC-2-G(Y)
TP5
Do Not Place
TH
1
MAC EIGHT
21
ML620Q504-nnnTB
U1
MCU
48PQFP
1
LAPIS
22
DT-26 CL=6pF
XT1
Crystal Unit 32.768KHz
2PIN
1
DAISHINKU
23
NX8045GB-16.000M-STD-CSF-6
XT2
Do Not Place
2PIN
1
NDK
24
CSTCE16M0V53
XT3
Ceramic Resonator 16.000MHz
3PIN
1
MURATA
25
QTU-11712-2
-
PCB
-
1
LAPIS
26
JS-41060
-
Short Socket
-
3
HIROSUGI
27
B-P40
-
Anti-Vibration Feet
-
4
TAKACHI
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12