外国人研究者と本学の研究者との共同研究を支援するため

研究大学強化促進事業 B.研究環境改革の取組 ②研究拠点の強化
「国際ジョイントラボ」の設置支援等による国際共同研究の促進 1/3 外国人研究者と本学の研究者との共同研究を支援するため、本学に「国際ジョイントラボ(国際共
同研究室)」の設置目標を持つコラボレーションに資金等を支援する国際共同研究促進プログラム
を実施し、国際共同研究の計画と実施と持続的な発展のノウハウを蓄積。
本プログラムの支援内容
・招へい研究者の外国旅費、謝金・本学側教員等の相手先
研究機関等への派遣旅費等
・招へい研究者の研究遂行を支援する研究員や技術補佐員
の雇用経費
・支援期間は3年間。支援金額は1年度当たり700万円を上限。
採択課題
・ 採択課題46件/ 協力機関数46機関(プログラム全体)
【平成25年度(15件)平成26年度(7件)平成27年度(14件)平成28年度(10件)】
うち、研究大学強化促進事業では26件を支援(平成28年9月現在)。
得られたノウハウ・実績
ノウハウ
代表研究者の国際的な人脈を発展させる形で「国際ジョイントラボ」を設置することが最も適切な進め方だが、
各ケースで進展の状況、相手機関の状況も様々。柔軟な支援制度を構築し、進捗をモニタリングの継続しつつ、
比較的息の長い支援が必要。
実績(プログラム全体)
平成26年度:国際共著論文46件発表、国際シンポジウム18件開催、海外への研究者派遣103名、海外か
らの研究者招へい123名。
平成27年度:国際共著論文65件発表、国際シンポジウム46件開催、海外への研究者派遣193名、海外か
らの研究者招へい168名。
研究大学強化促進事業 B.研究環境改革の取組 ②研究拠点の強化
「国際ジョイントラボ」の設置支援等による国際共同研究の促進 2/3
外国人研究者と本学の研究者との共同研究を支援するため、本学に「国際ジョイントラボ(国際共同研究
室)」の設置資金等を支援する国際共同研究促進プログラムを実施する財源は、研究大学強化促進費補助
金と総長裁量経費の二種類があり、以下は研究大学強化促進費補助金により採択された国際ジョイントラ
ボの課題案件。
採択課題
研究代表者
氏名
所属・職
研究題目
外国人研究者所属機関
平成25年度採択
1
浅田 稔
2
井上 克郎
工学研究科・教授
他者の中に自己をみつけるロボット
-同調・脱同調に応じた意識ダイナミクスの構成論的理解-
カリフォルニア工科大学(アメリカ)
情報科学研究科・教授
ソフトウェアライセンスの履歴分析技術の共同開発
ヴィクトリア大学(カナダ)
工学研究科・教授
海洋再生可能エネルギーの吸収効率向上と装置の実用化に関する総合工学的研
究
ナント中央理工科大学(フランス)
3
柏木 正
4
栗栖 源嗣
蛋白質研究所・教授
モデル細胞による効率的水素生産に向けた光合成エネルギー変換システムの構
造基盤解明
ルール大学ボーフム(ドイツ)
5
兒玉 了祐
工学研究科・教授
光・量子ビーム技術による高エネルギー密度物質探査に関する日仏連携研究
フランス国立科学研究センター
エコールポリテクニーク(フランス)
6
篠原 彰
蛋白質研究所・教授
ゲノム不安定化を抑制するエピゲノム、染色体ダイナミックスの分子メカニズ
ム
フリードリヒ・ミーシャー研究所(スイス)
7
芹澤 成弘
社会経済研究所・教授
最先端経済理論研究と制度設計への応用
インド統計大学(インド)
8
長峯 健太郎
理学研究科・教授
宇宙論的視点で追う巨大ブラックホールの生成と進化
ケンタッキー大学(アメリカ)
9
西野 邦彦
産業科学研究所・教授
トランスポーター制御による細菌恒常性維持機構の解明と新規治療戦略の開発
香港大学(香港)
10
畑中 吉治
核物理研究センター・教授
高密度超冷中性子による時間反転対称性の検証
カナダ国立素粒子原子核物理研究所(カナダ)
11
岩谷 良則
医学系研究科保健学専攻/附属ツイ 高齢双生児レジストリを用いた遺伝と環境要因が健康に及ぼす影響の国際比較
ンリサーチセンター・教授
研究 ~健康長寿社会構築のエビデンス形成~
12
藤田 一郎
生命機能研究科・教授
大規模神経活動計測技術と計算論的手法の融合によるアクティブビジョンの神
経機構の解明
ユーリッヒ総合研究機構/アーヘン工科大学
(ドイツ)
13
真島 和志
基礎工学研究科・教授
固体表面の精密官能基化によるシングルサイト不均一触媒の創出
スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス)
14
村上 秀明
歯学研究科・准教授
口腔顎顔面の発育発達様式の解明
コペンハーゲン大学(デンマーク)
ヘルシンキ大学(フィンランド)
平成27年度採択
1
夛田 博一
基礎工学研究科附属未来研究推進
センター・教授/センター長
有機磁気抵抗効果素子の開発
ソウル大学校(韓国)
2
宮崎 文夫
基礎工学研究科・教授
筋シナジーの診断に基づく脳卒中患者への運動介入とロボット療法
マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
研究大学強化促進事業 B.研究環境改革の取組 ②研究拠点の強化
「国際ジョイントラボ」の設置支援等による国際共同研究の促進 3/3
採択課題
研究代表者
氏名
所属・職
研究題目
外国人研究者所属機関
平成28年度採択
1
浅田 稔
未来戦略機構・第七部門長
認知発達ロボティクスによる構成的発達科学-ミラーシステムの発達と行動理解- ジェノバ大学(イタリア)
2
久野 良孝
理学研究科・教授
ミューオンを使った荷電レプトンフレーバー非保存現象の探索
インペリアル・カレッジ・ロンドン
(イギリス)
3
深瀬 浩一
理学研究科・教授
微生物ならびに動物由来糖鎖の合成と構造・生物機能研究
フェデリコ2世・ナポリ大学(イタリア)
4
柏木 正
工学研究科・教授
水波・浮体・構造連成応答に関する次世代数値計算法と新学術領域の研究
ソウル大学(韓国)
5
尾崎 典雅
工学研究科・准教授
レーザー超高圧制御とXFELによる超イオン導電性新物質探査
フランス国立科学研究センター(CNRS)二
エコールポリテクニーク(フランス)
6
李 艶君
工学研究科・准教授
原子間力顕微鏡とケルビンプローブフォース顕微鏡(AFM/KPFM)による絶縁
スロバキア科学アカデミー(スロバキア)
体表面でのナノ構造体構築と気体反応メカニズム解明
7
岡本 浩二
生命機能研究科・准教授
ミトコンドリア品質管理とその制御ツール
ジョンズホプキンス大学(アメリカ)
8
栗栖 源嗣
蛋白質研究所・教授
分子構造と動的細胞機能のギャップを埋める統合的光合成研究
ルール大学(ドイツ)
9
井手口 栄治
核物理研究センター・准教授
中性子過剰原子核の殻構造変容の起源の解明
タタ基礎研究所(インド)
10
審良 静男 免疫学フロンティア研究センター・
「免疫組織修復学」の創成とその再生医療への応用展開
教授
モナシュ大学ヨーロッパ分子生物学研究所/
オーストラリア再生医学研究所
(オーストラリア)
2016年10月28日更新