平成25年度 「福岡市起業支援型就労体験事業」 応募

平成25年度 「福岡市起業支援型就労体験事業」 応募要領
1 事業の目的及び概要
起業10年以内の企業等で、失業者を一定期間(最長9か月)雇用し、自社での職場実習等を通じて就労
を体験させる事業を受託する企業を募集します。
本委託事業では、起業10年以内の企業の人材の確保による成長を支援するため、雇用に対する助成を
行うとともに、新規雇用者が、就労体験での研修や実習などの人材育成を経て、受託業務終了後に就業
機会が増えることを目的としています。
助成内容は、新規雇用者の賃金、実習及び研修にかかる経費などで、全額助成します。ただし、
補助対象の受託事業費のうち、50%以上を新規に雇用される方の人件費に充てる必要があります。
応募ののち福岡市が事業内容及び事業者の適性を確認の上、応募事業者へ事業を委託します。
なお、本事業は6月、9月の市議会で予算執行が承認された後に契約が可能となります。
2 募集する事業の内容
(1) 事業の内容
① 失業者を雇用するとともに、その失業者(以下「新規雇用失業者」という。)に対し、自社の業務を
通じてOJTやOff-JTなどの実習や研修などを実施する就労体験(人材育成)事業とします。
② 新規雇用失業者が、計画的な就労体験(人材育成)をすることにより、受託業務終了後に継続雇
用される、または就業機会が増える事業とします。
(2) 実施要件
次のすべてを満たす事業とします。
① 委託事業に係る経費のうち新規雇用失業者の人件費割合が5割以上であること。
② 同一の支給事由により、他の国・県・市の各種助成金(国・県・市が他の団体等に委託して実施す
るものを含む。)の支給を受けている事業でないこと。
③ 建設・土木事業でないこと。
※建設・土木事業は、「日本標準産業分類」に定義される次の工事を行う事業をいう。
・建設物、土木施設その他土地に継続的に接着する工作物及びそれらに附帯する設備を新設、
改造、修繕、解体、除却若しくは移設すること。
・土地、航路、流路などを改良若しくは移設すること。
・機械装置をすえ付け、解体若しくは移設すること。
④ 草刈、ゴミ拾い等の反復的な単純作業のみを事業内容とするものではないこと。
⑤ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号。以下「風俗営業
法」という。)に基づく風俗営業及び風俗営業に類似した事業でないこと。
⑥ 最長平成26年3月末までの事業であること。
(3) 新規雇用失業者の新規雇用に関する条件
新規雇用失業者の新規雇用にあたっては、以下の条件を満たしてください。
① 新規雇用失業者の雇用期間は、最長で平成26年3月末までである。
② 新規雇用失業者の生活の安定と人材育成を図る観点から、勤務形態は常用雇用者と同程度とす
ること。
③ 新規雇用失業者の募集にあたっては、公共職業安定所(ハローワーク)へ求人を申込むこと。
さらに自社ホームページ等を活用するなど、募集の公開を図ること。
④ 新規雇用失業者を新規雇用する際には、次に掲げる書類の提示を求め、本人が失業者であるこ
との確認を行うとともに、新規雇用した者に関しては、確認した書類の写しを保管すること。
ア 雇用保険受給資格者証
イ 廃業届(税務署の受付印があるもの)
ウ 公共職業安定所の紹介状及び求職受付票
エ 履歴書、職務経歴書
オ その他、失業者であることを証明できるもの
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(4) 事業の期間
① 事業の開始
〔5月 7日までの応募〕 平成25年 7月~26年3月の最長9か月間
〔6月28日までの応募〕 平成25年10月~26年3月の最長6か月間
事業の開始は、委託契約の締結後となります。
委託契約の締結は、平成25年6月下旬(福岡市議会6月定例会終了後)以降となる見込みです。
② 事業の終了
提案事業の事業期間は、契約の日から最長で平成26年3月31日までです。
3 応募の対象となる企業等
(1) 応募資格
① 起業から10年以内の民間企業、NPO法人、一般社団・財団法人、公益社団・財団法人、事業協同
組合、権利能力なき社団、有限責任事業組合、民法上の組合、個人事業主民間企業等であり、起
業時及び現在の本社所在地が福岡県内にあること。
複数の事業所を有する場合にあっては、その概ね半数以上が県内にあること。
② 就業規則、労働者名簿、出勤簿及び賃金台帳等の労働関係帳簿 及び 総勘定元帳及び現金出
納簿等の会計関係帳簿類を整備し、委託事業を的確に遂行するに足る能力を有するもの。
③ 社会保険、労働保険に加入している事業所であること、または、受託事業契約後に社会保険、労働
保険に加入する事業所であること。(適用除外事業所を除く。)
④ 市税を滞納していないこと。
⑤ 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項及び第2項各号に規定する者に該
当しないこと。
⑥ 福岡市競争入札参加停止等措置要領(平成7年1月11日助役決裁)に基づく指名停止期間中で
ないこと。
⑦ 福岡市暴力団排除条例に定める暴力団員又は暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有する者
でないこと。
4 委託事業費
(1) 対象となる経費
① 新規雇用失業者の人件費
ア 賃金(自社の給与規程によること。)
イ 通勤手当等の諸手当
ウ 社会保険料(雇用保険料、労災保険料等に係る事業主負担分を含む。)
※任意の損害保険料、生命保険料等は対象になりません。
エ 賞与等、提案企業等の社内規定において労働者への支給が義務づけられているもの
オ 人件費に係る消費税
※ 委託事業に係る経費のうち、新規雇用失業者の人件費割合は、計画のみならず実績として
5割以上となる必要があります。
② その他の経費
ア 既存従業員の人件費(給料の一部)
※ 既存従業員の人件費を対象とする場合、その者が委託事業に従事した業務量に応じた最
小限の費用のみとし、その内訳と実績が事後確認できることが必要です。
イ 消耗品代等、事業と直接関連がある経費
ウ 機械・機器のレンタル料、リース料
※ 次の経費は委託金額の対象外とします。
・ 土地、建物を取得するための経費
・ 施設や設備を設置又は改修するための経費
・ その他、事業との関連性が認められない経費
※ 長期間継続して使用保存できる机椅子類、棚類、機械類などの購入経費は、基本的には委
託金額の対象外となります。事業に必要な機械・機器については、委託事業費による購入は
避け、リース等により調達してください。
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エ 公認会計士、税理士等に係る費用
契約締結後、受託事業の実施に係る経理の適正確保のための事務を公認会計士、税理士
等に依頼した場合の費用については、適正な範囲内で、新規に雇用された失業者の人件費
以外の事業経費とすることができます。
5 応募手続き等
(1) 応募期間 (応募書類の受付期限)
第1期限 平成25年5月 7日(火)
第2期限 平成25年6月28日(金)
平成25年 7月から26年3月まで9か月間で事業を実施できます。
平成25年10月から26年3月まで6か月間で事業を実施できます。
※ 代表者印、添付書類を省略し、様式1「起業支援型就労体験事業」申込書を提出または送付し、
エントリーすることができます。
エントリーを受けましたら、応募要領等について個別に連絡をさせていただきます。
(2) 応募書類
① 応募申込書(様式1)
② 事業提案書(様式2)
③ 事業費積算書(様式3)
④ 会社概要と過去2期分の決算書又は事業報告書(収支状況が分かるもの)
⑤ 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明)及び定款の写し 〔会社〕
開廃業届出書の控えの写し(税務署受付印が押印されているもの)〔個人事業者〕
定款、規約の写しまたはこれらの事項を証明するもの〔その他の法人及び団体〕
⑥ 市税に滞納がないことの証明書(市税納税証明書)
⑦ 就業規則の写し
⑧ その他自社の事業、提案の事業内容を説明するのに必要な書類
※新規創業等により上記書類を揃えることができない場合には、事前にご相談ください。
(3) 提出部数 1部
(4) 応募方法
持参、または郵送(午後5時必着)により応募書類を提出してください。電子メール、FAXによる提出は
できません。
※ 応募書類の様式は次のサイトからダウンロードできます。
サイト名:福岡市しごと情報 事業主の方へ(お知らせ)
http://shigoto.city.fukuoka.lg.jp/news/business
※ 応募書類の提出後、必要に応じ市がヒアリングを実施することがあります。
(5) 提出先
福岡市経済観光文化局産業振興部就労支援課
〒810-8620 福岡市中央区天神1-8-1 福岡市役所14階
(6) 応募に係る留意事項
① 応募民間企業等の失格
応募した民間企業等が次の事項に該当した場合には、失格とします。
ア 募集要項に定める手続きを遵守しない場合
イ 応募書類に虚偽の記載をした場合
ウ 法的整理が開始されるなど、いわゆる「倒産状態」となったとき。
エ 威圧その他の行為により、公正かつ円滑な選考を妨げたとき。
② 応募書類の返却について
応募書類は、原則として返却しません。
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③ 関係機関への照会
必要により提出された応募書類の内容について、関係機関に照会する場合があります。
④ 応募の辞退
応募書類を提出した後に辞退する場合は、辞退届(任意様式)を提出してください。
⑤ 費用負担
応募に関して必要となる費用は、応募する企業等の負担とします。
⑥ 応募書類の取り扱い
提出された書類は、原則として市に対する情報公開の対象文書となります。
6 委託事業の採択にむけた審査
外部の有識者が以下の視点で審査を行い、委託事業の採択について副申を行います。
なお、審査については非公開としますので、あらかじめご了承ください。
(1.) 外部の有識者の審査
応募された事業の採択にあたり、提案された事業内容、執行体制、事業者の適性などについて、次
のような視点で審査いたします。
【審査の視点】
① 自社事業の成長方針を持ち、その実現に向けた事業を実施しているか。
② 提案の受託事業の事業内容、実施体制が具体的に示されているか。
③ 人材を育成する必要性や新規雇用失業者の業務内容が示されているか。
④ 就労体験計画(研修内容・スケジュール等)が効果的かつ具体的に作成されているか。
⑤ 新規雇用失業者の雇用数、人件費は適正か。
⑥ 提案された事業の実施により、事業終了後の継続雇用及び将来の雇用創出につながるか。
⑦ 提案の受託事業が実施できる経営状況であるか。
⑧ 事業に必要な経費は、受託事業の実施に必要なものとなっているか。
⑨ 法令遵守・適正経理のため、労務関係、経理関係の書類が備わっているか、 等。
(2) 審査結果の連絡
審査結果については、応募者に対して連絡いたします。
7 契約についての留意点等
(1) 契約の締結
福岡市は、受託事業を実施する適性があると外部の有識者が副申した事業者と事前協議の上、契約
を締結します。
協議により、受託事業の内容に修正・変更を伴う場合があります。
契約の締結にあたっては、見積もりを徴する随意契約を行い、市が設定する予定価格の範囲内で委
託契約を締結します。
※ 委託業者は、契約を締結するためには、次のいずれかに該当する場合を除き契約金額の100分の
10以上の契約保証金又はこれに代わる担保を市に納付又は提供しなければなりません。契約保証
金又はこれに代わる担保は、当該契約の履行後に還付します。
① 委託業者が保険会社との間に、市を被保険者とする履行保証保険契約(補償金額は契約金額の
100分の10以上であること)を締結したとき。(福岡市契約事務規則第25条第1号)
② 委託業者が、福岡市競争入札参加資格を有する場合において、過去5年間の間に国(公社、公団
を含む。)又は地方公共団体と種類及び規模をほぼ同じくする契約を締結し、これを誠実に履行し、
かつ、契約を履行しないこととなるおそれがないと認められるとき。(福岡市契約事務規則第25条第
3号)
(2) 委託事業費の支払い
委託事業費の支払いは、実績確認後に支払います。
実績確認、支払い時期は、月ごと、四半期ごと、半期ごと、事業終了後一括の何れかとします。
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(3) 委託事業による収入の取り扱い
委託期間終了後に委託契約額を確定した結果、委託事業の実施により発生した収入がある場合、得
られた収入から委託契約額を上回る事業費を差し引いた額を返還するものとします。
8 事業報告
(1) 事業終了後、委託契約書等に基づき速やかに業務の成果に関する報告書及び雇用実績報告書を提
出していただきます。
なお、「委託事業に係る経費のうち、新規雇用失業者の人件費割合(50%以上)」を実績として充足す
る必要があります。また、事業途中においても、事業の進捗状況等の報告を求める場合があります。
事業途中において、事業内容の変更、廃止等を行う場合には速やかに報告してください。
(2) 当事業は市の監査対象であるほか、会計検査院による会計実地検査の対象となります。
9 その他
(1) 本受託事業終了以後、新規雇用失業者を引き続き正規社員として雇用した場合は、事業者に対し、一
人あたり30万円が支給される制度があります。詳細は次のサイトをご参照下さい。
起業支援型地域雇用創造事業に係る一時金の支給要領
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/chiiki-koyou3/dl/sesaku_11.pdf
(2) 本事業は、厚生労働省の緊急雇用創出事業 「起業支援型地域雇用創造事業」 補助金を活用した事業
です。詳細は次のサイトをご参照下さい。
緊急雇用創出事業実施要綱
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/chiiki-koyou3/dl/sesaku_03.pdf
起業支援型地域雇用創造事業の概要
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/pdf/chiiki-koyou_11.pdf
起業支援型地域雇用創造事業に関する QA
http://www.pref.nagano.lg.jp/syoukou/roko/H20kikin/youkou/Q&A-kigyoushienH25.02.26.pdf
(3) 本事業への応募に関する質問については、書面のみ受け付けます(様式任意)
電子メール又はファックスで送付して下さい。
なお、質問者の事業所名、連絡先、担当者名を必ず記載してください。(記載ない場合、
また、口頭・電話による質問は受け付けておりません。
質問につきましては、6月28日(金)17:00までとさせていただきます。
(4)お問合わせ先・所管課
福岡市経済観光文化局産業振興部就労支援課
E-mail: [email protected]
FAX:092-733-5593
5
担当 田梅