在宅介護に関するアンケート調査結果 2009 年 2 月 23 日 岩手県保険医協会 調査目的:2000 年 4 月に介護保険制度が発足し、本年 4 月で 10 年目を迎える。制度の目的の一つ が、住み慣れた地域で安心して介護が受けられるというものであったが、果たしてその目 的通りとなっているのか、県内の在宅介護の実態について調査することとした。 調査対象:県内の居宅介護支援事業所(370 箇所)を通して、事業所が受け持っている在宅介護の家 庭に対して協力をお願いした。 調査期間:2008 年 12 月 17 日∼2009 年 2 月 28 日 有効回答数:476 件(2 月 18 日時点) <ゴシックは最も割合の高かった項目> 1.家族構成について。 ア.1人暮らし 37 7.8% イ.夫婦2人世帯 96 20.2% ウ.2世代世帯 160 33.6% エ.3世代世帯 115 24.2% 64 13.4% 4 0.8% 476 100.0% オ.その他 無回答 合計 オ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)4世代…5人 2)2世帯住宅 3)妹と同居 4)姪の夫婦宅で世話をしている 5)6人家族 ○2 世代世帯が 33.6%と最も多かった。一人暮らしも 7.8%あった。 2.介護を受けている人の年齢は? 平均 40 代 82.4 歳 1 0.2% 1 50 代 9 1.9% 60 代 31 6.5% 70 代 124 26.1% 80 代 202 42.4% 90 代 93 19.5% 100 歳以上 7 1.5% 無回答 9 1.9% 476 100.0% 計 ○最も多かったのが 80 代であり、平均年齢は 82 歳であった。90 代以上は 21%あった。 3.介護を受けている方の状態について。 ア.寝たきり 135 28.4% イ.手すりなどにつかまりながら何とか歩ける程度 209 43.9% ウ.簡単な家事ができる 49 10.3% エ.その他 79 16.6% 4 0.8% 476 100.0% 無回答 合計 エ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)車イス…14人 2)認知症…8人 3)徘徊あり、尿意はあるが失禁あり、昼夜逆転。 4)歩くのに介助が必要。 5)なんでも出来そうで何にもできない。 6)シルバーカーでやっと。 7)日中は車イスながら、全介助状態。 8)衣類は自分で着るようになったが、手伝いが必要。食事は自分で出来るが、拒む事も。 9)付添介護人がいないと動けない。 10)入浴、排泄は一人で可能。 11)左上下肢麻痺。 12)自立歩行はできるが、生活全般に介護が必要。 13)軽い認知症と高齢による歩行困難、家の中は歩行器使用、一人歩行も家の中なら可能。 14)家事の仕方を忘れて、自分では何も出来ない。 15)身の回りの事は自分でする程度。 16)腰椎の圧迫骨折がある為負担がかかるような働きが出来ない。 17)骨折。 18)家事は全く出来ない。階段以外は手すりなどで歩けるが、責任を持って仕事ができるかという と…。 19)転倒による後遺症。 20)一人で食べられる程度。 21)ほとんど介助。 2 22)簡単な自分の事。 23)手すりを利用しながらも介助を要する状況。 24)歯磨き、洗顔は出来る。 25)日常生活は、不便を感じていないが、物忘れが多くその都度の対応に、大変疲れる時がありま す。 26)寝たり起きたりの状態で、歩行及び身の回りの事は無理。 27)食事だけ左手で何とか可能。 28)全介助ではあるが、日中は車イス生活。 29)家の中で杖を使っている。外にはほとんど出ない。 30)寝たきりではないが、ほとんど1人では歩行困難。 31)寝たきりの状態ではないが、ほとんど介護しないとだめ。 32)右半身不随だが、左手足で運転できる。 33)脳炎による高次機能障害。 34)歩行・トイレは自分で出来る。 35)支えがないと立てない。 36)杖をついて歩くが、家事はできない。 37)杖で歩行、重労働など手伝ってもらい自立。 38)這いながら少しずつ進む、立つ事は出来ない。 39)歩行困難。 40)最近(MRSA)による膝関節炎の為、関節を失い。歩行はもちろん体重もかけられず、立位保 持もできない。車イスへの移動は前面介助必要、週2回のデイサービス利用。 41)知的障害。 ○介護を受けている状態は「手すりなどにつかまりながら何とか歩ける程度」が 209 件(43.9%) と最も多かった。次いで「寝たきり」が 135 件(27.8%)であった。その他は、「車イス」が多 かった。 4.介護をすることになった原因(病気等の理由)。 〈複数回答可〉 ア.脳内出血や脳梗塞による身体障害などの後遺症 イ.老化に伴う身体障害 (足腰や視力が弱まり家事ができにくいなど) ウ.認知症 195 186 133 エ.ガン 19 オ.その他 81 無回答 6 合計 620 オ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)転倒などによる骨折…11人 2)手術後による後遺症…4人 3)パーキンソン…5人 4)心臓疾患…5人 3 5)糖尿病…3人 6)リウマチ…4人 7)頸椎損傷…2人 8)ヘルペス脳炎 9)精神障害、骨折 10)緑内障、視力障害 11)腎不全、透析 12)一級障害(全盲) 13)右足切断(病気により) 14)心疾患 15)肺気腫 16)体力気力低下による筋力低下 17)COPD 18)糖尿病、血圧、不整脈 19)ベーチェット病 20)呼吸不全 21)腰部脊椎管狭窄症 22)頸椎脱臼後遺症 23)肺炎 24)透析 25)難病 26)内臓疾患 27)両膝関節痛による歩行困難 28)うつ病 29)カリウム欠乏症 30)突然の通風により寝たきり。 31)免疫性疾患の複数疾病 32)膝の関節に溜まった水を抜く時に注射の滅菌消毒の不備により、MMRSA 感染し、無菌状態の 関節内が金に侵され、また、敗血症で一時危篤状態となった(人工呼吸器使用も) 33)生まれつきの身体障害。 ○介護することになった原因としては、「脳内出血や脳梗塞による身体障害などの後遺症」が 195 件 と最も多かった。次いで「老化に伴う身体障害」186 件で、続いて「認知症」133 件であった。 「認知症」は 620 件中 133 件であった。その他は「転倒による骨折」が最も多かった。 5.自宅で介護している理由。 〈複数回答可〉 ア.本人・家族が自宅介護を希望しているから 345 イ.経済的理由で病院や施設に入ることができないから 105 ウ.病院や施設に入りたくても、満床状態で断られたから 65 エ.病院や施設に入っていたが、退院させられたから 34 オ.その他 31 4 無回答 10 合計 590 オ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)デイサービスを利用…7人 2)デイサービス、ショートステイを利用…3人 3)施設申込み中、できる所まで自分で介護したい。 4)介護する私も不自由ですが本人も少しは動ける。 5)透析だけは入院も施設入所もできない。 6)現状は、自宅で生活可能なので。 7)病院・施設に入る程ではない。 8)施設に入りたくても症状が軽く申込対象にならない。 9)介護3の為、ショートステイを利用。 10)非常にプライドが高いので自分では何でもまだ出来るつもりでいるから。 11)精神状態により、特養施設の利用が難しい。(奇声、放歌、暴力など) 12)施設に入所していたが、自主的に退所をした。 13)通所、短期入所生活介護を受けているが、制限があるため自宅で介護している(老老介護) 14)今の所、在宅介護で良いと思っているから。 15)用事で外出したい時以外は自宅で介護が出来る。 16)今の所、自分の事は家庭内で出来る。 17)両親をみなければならないから。 18)食事はつくれないが、風呂、トイレは1人で出来る。 19)他に介護する近親者がいないから。 20)町内に娘が別居している。 21)なるべく、家族との時間の中で暮らしてもらいたいから。 22)経済的理由と施設が満床状態であるから。 ○自宅で介護している理由は、「本人・家族が自宅介護を希望しているから」が 345 件で最も多かっ た。次いで「経済的理由で病院や施設に入ることができないから」が 105 件あった。また、「病院 や施設に入りたくても満床状態で断られたから」は 65 件あった。その他は、デイサービスあるい はショートステイを利用しているからとの回答が多かった。 6.介護の形態についてお伺いします。 ①現在、どなたが介護していますか。 ア.介護ヘルパーと家族両方 158 33.2% イ.家族のみ 214 45.0% ウ.介護ヘルパーのみ 10 2.1% エ.その他 89 18.7% 5 1.1% 476 100.0% 無回答 合計 エ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)デイサービスを利用…26人 5 2)ショートステイとデイサービス利用…16人 3)家族・訪問介護…2人 4)短期入所。 5)娘さんと通所介護(2ヶ所) 6)通所介護と家族。 7)家族とデイサービスと訪問看護。 8)入院するくらい悪いわけでもないし、入所するくらい悪くもない。 9)介護ヘルパーと家族、ショートステイ。 10)ショートヘルパーも利用している。 11)嫁いだ嫁。 12)家族、ヘルパー、ショートステイ、ベッド。 13)家族ヘルパー、訪問看護、訪問入浴、ショートステイ。 14)訪問入浴が週1回。 15)日中デイサービスに。週4∼5日通所。家では家族のみ。 16)家族と訪問看護、移動入浴車のお世話になっている。 17)月1回、1∼2週間程度のショートステイを利用、他は家族。 18)介護ヘルパー、訪問看護、訪問入浴、医師の往診。 19)週2回通所リハビリ。 20)ショートステイ。 21)一人暮らしになっているので、一人にはしておけず娘の家に連れてきて介護している。 22)月1週間ショートステイ利用。月3回通所リハビリ。 23)訪問入浴。 24)家族と訪問介護とデイサービス。 25)デイサービス、ヘルパー、遠方に住む家族の支援。 26)介護施設に毎日通所している。 27)介護ヘルパーとリハビリ施設と家族で。 28)デイサービスと訪問介護。 29)デイサービスと器具をレンタル使用 30)家族・介護ヘルパー・訪問看護による体調管理とリハビリ。 31)入浴支援。 32)ショートステイ、デイサービス、訪問看護、訪問リハビリ。 33)岩手と東京の二重生活。 34)家庭訪問とデイケア。 35)デイケアと訪問看護 36)通所のみヘルパー 37)月に一度短所入居利用 38)嫁が介護している。夜はお互いに介護している。 ○介護している人は、「家族のみ」が 45.0%と一番多かった。次いで「介護ヘルパーと家族両方」 が 33.2%であった。その他は、デイサービス、ショートステイを利用し、また、それらとヘル パーとを組み合わせた利用など、多様であった。 6 ②①で「イ.家族のみ」と回答された方へ、その理由は何ですか。 137 64.0% ←ヘルパーを利用して 0 0.0% いなくても、ショート ウ.介護ヘルパーに支払うお金がない 21 9.8% ステイやデイサービス エ.その他 50 23.4% 等を利用しているケー 6 2.8% スが含まれると考えら 214 100.0 ア.家族だけで十分介護できるから イ.介護ヘルパーという存在を知らない 無回答 合計 れる。 % エ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)通所サービスやショートステイを利用…15人 2)施設入所やヘルパーに対する本人・家族の抵抗…7人 3)本人が介護ヘルパーを要しない、受付けない…6人 4)経済的理由…2人 5)気管切開しているので、看護師さんを(胃ろう、尿道カテーテルも)毎日頼んでいる。 6)孫が介護福祉士だから。 7)息子が母親の施設入所を嫌い、ようやくこの12月より訪問入浴は息子に了承してもらい、 始めた。 8)いつ何が起こるかわからないので、時間を決めてきてもらっても、あまり必要性を感じない。 9)小規模多機能型介護事業所を利用している。 10)ヘルパーを頼める状態ではない。 11)施設にお願いする決断がつかないから。 12)週1回訪問入浴を利用しながらの介護。 13)病院の先生やケアマネ・看護士さんが、困った時はいつでも相談にのってくれ対応してくだ さるので心強い。 14)介護ヘルパーの内容が、自分の希望する事と違う。 15)そうするより他がなかったから。 16)家族が別世帯となっており、同居したいが本人が受け入れないので、1人暮らしの状況に なっている。 17)まだ、自分のことは自分で出来るから。 18)ショートを利用しながら、家では家族だけ。 19)最初はヘルパーさんにも手伝っていただいていましたが、介護の要領を教えて貰い、家族の 者でもなんとか出来るようになった為。 20)時に腰痛がひどく大変な時もあるが、その時は、リフトを借りて対応した。また、介護保険 の赤字問題もあるので、できるなら、最小限度の利用にとどめたい。 ○家族のみで介護している理由は、 「家族だけで十分介護できるから」が 137 件(64.0%)で最も 多かった。次いで「介護ヘルパーに支払うお金がない」が 21 件(9.8%)あった。その他は、「施 設入所やヘルパーに対する本人や家族の抵抗」が 7 件、 「本人が介護ヘルパーを要しない・受付けな い」が 6 件あった。 7 ③介護ヘルパーの利用回数、時間について。 ア.今のままでよい 181 38.0% イ.増やしたいが増やせない 47 9.9% エ.その他 32 6.7% 無回答 216 45.4% 合計 476 100.0% エ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)ヘルパーの利用なし…5人 2)状況悪化、要観察中。 3)状況に応じて利用していきたいと考えている。 4)1回当たりの時間制限を1.5H∼2Hにして欲しい。 5)認知症が悪化してきているので利用したい。 6)体調を考えながら増やしてみたい。 7)増やしたい時もあるが、本人の自立も大切にしたい。 ○ヘルパーの利用回数や時間について、 「今のままで良い」が 181 件(38.0%)で最も多かった。次 いで「増やしたいが増やせない」が 47 件(9.9%)あった。 ④③で「イ.増やしたいが増やせない」と回答された方へ、その理由は何ですか。 1)経済的理由…23人 2)待機状態…2人 3)本人が拒否、受入ない…4人 4)本人が「自分で出来る!」と訴える。排泄失禁が多いにもかかわらず。 5)介護される側が、自分はこれ以上利用できると考えていない以上、ヘルパーさんをお客様と とらえていて、ペルパーさんがみえる前日から、室内の掃除、排泄、入浴、洗濯に追われ、 介護する側もくたくたになるので、30分利用のために、精神的にも肉体的にも疲れるので 週1回で良い。 6)同居家族がいては制限がある。 7)まだ、利用していませんが、息子が他人に介護を任せるのを良しとせず、介護ヘルパー導入 は無理です。 8)介護2で利用点数が少ないため。 9)限度額がある為、希望の時間に希望する人が入れないため。 10)仕事の間時間をとってデイサービスの送迎と自宅にいる時の見守りをしている。 11)賢い利用法を見つけたい。 12)介護度が軽いため回数が制限される。 13)土日は休みで利用出来ない。 14)短期入所生活介護日数を増しとしたいが、希望入所者が多く、制限されている。 15)介護度の枠外となり、実費支払になる為です。 16)今のところ、現在の利用法でよい。 17)認知症で外出が本人の負担になる為。 18)限度額ギリギリで利用しているので。 8 19)限度額を超えると保険適用にならず、自己負担が増えるから。 20)減らしたい。 21)自分で介護できるうちは、利用しない。 22)手がかかれば増やす。 23)介護限度。 ○介護ヘルパーの時間や回数を増やしたいが増やせない理由は、「経済的理由」が 23 名(48.9%) で最も多かった。また、利用限度額を超えると自己負担となるため、とした回答は 3 件あった。 7.自宅で介護をすることで生活に支障が生じたことについて 〈複数回答可〉 ア.介護する人が他にいないので仕事を辞めた 71 イ.介護する人が他にいないので仕事を変えた 13 ウ.介護する人が他にいないので仕事の時間または量を減らした 106 エ.経済的に余裕がなくなった 146 オ.特に支障はない 100 カ.その他 75 無回答 65 合計 576 カ.その他(記載のあったものについては次の通り) 1)離れたところから通うのが大変。 2)認知症で日常生活に支障がある。 3)出張(宿泊も含)ができない。 4)24時間の見守りが出来ず心配。近々退職するので経済的に不安。立ち上がり介助で腰痛に なった。 5)嫁いだ娘が実家に戻り介護を手伝うようになった。 6)介護のストレスを感じている。 7)妻の介護負担が大きい。 8)独居で子供もいない、介護保険のサービスや行政に頼るしかない、妻は施設入所。 9)ヘルパー、デイなどのサービスを利用する事で何とかやっていける。 10)他の用足しができない。 11)自由な時間がなくなった。 12)介護者退職後なので、時間的余裕がありますが、24時間介護で疲れますが、今の所はなんと か頑張れます。 13)老老介護であり、介護者の体調が悪化、受診できない、休養できない状況。 14)自由時間がなくなった。身体的負担が増えた。 15)老老介護。78才の夫が主に介護。 16)自営業をしているが、客が少なくなったので、仕事が減った。 17)介護者の身体的負担が出る。 18)夫と別居になった。 19)甥夫婦が通っているが、自分の家も農家で忙しく負担が大きい。甥夫婦も高齢。認知症の症状 で近所の人たちが火事など心配している。 9 20)精神的なゆとりが無くなった。 21)デイサービスに頼んだ時以外、買い物等、外出が出来なくなった。 22)自分達の通院が出来なくなった。 23)家を空ける事が出来ず、用足しができない。 24)他県から移住。本人のわがままもあり、私に負担がかかっている。 25)介護する人が他にいないので、仕事を始められない。 26)介護者の精神的負担。 27)私(嫁)は介護に時間がとられ、自分の時間、勿論、買い物も外出も出来ない。 28)外出できない。 29)老人世帯なので、夫の世話を妻がやっている。夫にはヘルパー等のサービスを受けているが、 保険内のサービスだけでは大変。 30)介護する人が他にいないので。もともとは同居していなかったが、同居することになった。持 家があるが空き家状態。 31)義母が孫をみていたが、介護プラスされ、いらいらが多くなり、家族間の関係が悪くなった。 孫を保育園にあずける事には反対された。自分も一度ケアマネの仕事を辞めた。 32)会社を経営しているので、一日のヘルパー専属を頼んでいますので。 33)体調不良になった、精神的な疲れから。 34)自宅から離れられなくなった。自由な時間が無くなった。 35)仕事は辞めていないが、自分の時間を大幅に減らして介護している。 36)自営業なので、むしろ介護が可能であると思っている。 37)介護していて体調を崩し、いつ倒れるか心配。 38)精神的に不安定。不眠もつづく、気が休まらない。 39)介護する者の身体状況が弱くなっている。 40)家族のストレスが大きくなった。 41)仕事等で家を留守にする時介護する人がいない。 42)妻も要支援であり、買い物などのタクシー代の負担が大きい。 43)介護する人が行動に制限を受ける。 44)通常支障ないが急用時の支援、精神的な負担。 45)介護する人も疲れて身体に支障をきたした。 46)同居世帯でも共働きで介護者としては無理があり、多少の援助は出来るが主たる介護者にはス トレスも多く、病気にならなければいいと心配している。 47)外出する時に時間を気にして外出しなければいけない。食事、排泄面での心配がある為。 48)仕事の合間に様子を見に行かなければならない。 49)体調不良となった時、遠方にいる子供達の支援が受けられない。 50)精神的なストレスで体調を崩す事もある。 51)介護者の通院に支障が出てきた。 52)農業なので、時々は農作業に影響がある。 53)日中は義母(79歳)が面倒をみる事になるので大きな負担。義理の母である為か夫が大声で 怒鳴る事もあり精神的な負担も大きい。 54)精神的に家族がまいっている。 10 55)介護する人の私生活がなくなった。(楽しみ、余暇) 56)介護をめぐり、身内間に摩擦が生じた。 57)時間と精神面での余裕が減った。 58)介護開始が退職時であったので、特に支障がないが、介護する者の自由時間が大きく制約を受 ける。 59)時間的な余裕がなくなった。 60)家事は夫と2人でやっている。 61)出かけられない。 62)病弱な母が面倒を見ている。 63)自分の体力が心配。 64)老老介護は大変です。 65)心身の負担が感じられるが仕方がない。 66)特にありません。 67)寝たきりになった為。 68)自分も体調を崩した。 69)1人にするのが心配で、用足しや外出が思うように出来ない。 70)老老介護なので、体力的に余裕が無い。 71)受介護者が生ずる事によって、今までの日常生活が乱れる感じがする。特に老老介護の状態と なると、痛切に感じる。 72)精神的負担。 73)デイサービスのスタッフの人の熱意に助けられ、気分転換、急用が出来るので、続けられると 思っているが、長期戦の先が不安です。 74)外出が制限される。体調を崩した。 75)介護する人は私(妻)がほとんどなので疲れてしまった。 76)介護する側に自由時間がなくなった。 77)今のところは、このままで良いが、これから先不安あり。 78)肩が痛い。 79)外出が出来なくなった。 80)ゆっくり休めない。夜中も歩き回る。 81)1人で外出し家がわからなくなり、知り合いの人が連れてきてくださいましたので、ホットし ました。 82)自分の自由な時間が持てなくなった。 83)老老介護なので、介護人がとても疲れます。 84)介護する側が健康なので、やってこれた。健康でなくなった時の不安は大きい。 85)家族の自由時間が減った。 86)自分の時間がなくなった。 87)仕事をやめ遠方より手伝いに来ている。 88)介護者の体調悪化。 89)自由な時間が取れない。 90)隣市から何度も通うため、負担が増大している。 11 91)母の介護をするため仕事を辞めたが、姑の介護もするようになった。 92)煩わしさとストレス。 93)思うように外出できない。 94)体力気力の限界を感じ、仕事を辞める決心をした。 95)介護する人間が精神的に追いつめられる。 96)毎日が忙しい。 97)転勤を断る状況にあります。 98)6年間、仙台から介護のため通っている。体力的にきつくなってきている。 ○自宅介護によって生活に支障が生じたことについては、「経済的に余裕がなくなった」が 146 件で 最も多かった。次いで、「介護する人が他にいないので仕事の時間または量を減らした」が 106 件 で多かった。「介護する人が他にいないので仕事を辞めた」も71件あった。「特に支障はない」は 100 件であった。 8.自宅介護にかかる1ヶ月の経費について ア.1,000円未満 8 1.7% イ.1,000円∼5,000円未満 34 7.1% ウ.5,000円∼1万円未満 43 9.0% エ.1万円∼2万円未満 92 19.3% オ.2万円∼3万円未満 130 27.3% カ.3万円以上 114 23.9% 55 11.6% 476 100.0% 無回答 合計 カ.3万円以上(記載のあったものについては次の通り) 1)3万円代…5人 2)4万円代…11人 3)5万円代…12人 4)6万円代…6人 5)7万円代…4人 6)8万円代…6人 7)10万円代…1人 8)15万円…1人 9)4∼7万円(デイサービス費用) 10)送迎だけでも、金銭以上の負担がある。 他は金額不明 ○自宅介護にかかる 1 ヶ月の経費については、「2 万円∼3 万円未満」が 130 件(27.3%)で最も多 かった。次いで「3 万円以上」が 114 件(23.9%)で多かった。介護度5の利用限度額の利用者 負担が 3 万 5,830 円なので、それを越える方については自己負担で介護費用を支払っていること も考えられる。 12 9.介護を受けている本人の収入について ア.収入なし 41 8.6% 5 1.1% ウ.1万円∼5万円未満 122 25.6% エ.5万円∼10万円未満 100 21.0% オ.10万円∼15万円未満 63 13.2% カ.15万円∼20万円未満 27 5.7% キ.20万円以上 40 8.4% ク.わからない 18 3.8% 無回答 60 12.6% 476 100.0% イ.1万円未満 合計 キ.20万円以上(記載のあったものについては次の通り) 1)20万…2人 2)22万…2人 3)25万 4)30万…2人 5)35万 6)40万 7)50万…4人 8)70万 9)72万 10)120万 11)貯蓄は1千万以上ある 他は金額不明 ○介護を受けている本人の収入について「1 万円∼5 万円未満」が 122 件(25.6%)で最も多く、 次いで「5 万円∼10 万円未満」が 100 件(21.0%)と多かった。「収入なし」が 41 件(8.6%) あった。 10.介護している中で、どのような悩みや苦労がありますか。 1. 認知症があり、日常生活に支障があります。わがまま勝手で、言う事を聞いてくれません。怒ら ない様にしているが、つい怒ってしまう。 2. 認知症でも、自分の事は自分でできると思っている。ヘルパーも「暇な友人」と思っている。デ イサービスは、「仕事で行っている」と思っている。 3. 家族の意図することに反し、日常生活に大きな支障がある。施設入所を促すが、拒絶され、今回 は騙して入所させた(ショートステイ)。長期入所を希望するが、200人待ちと言われた。 4. 日常で、認知症状があって 1 人にできない。毎日通所はできない(金が足りない)。仕方なく、日 中独居時は、娘さんが頻繁に電話している。計画的なプランも、本人の気分次第で変えられる。 あんまり怒らないようにしているが… 難しい。 5. 施設入所希望だが、本人の年金収入内で入所できる施設の空きがない。 6. 現在要介護1で特に悩みはないが、将来重度化し、家族介護が出来なくなった時が心配。娘が介 13 護しているが、高齢となるため。 7. 妻がいなくなると不憫になる為離れなれない。夜間大声を出すようになり、内服薬のコントロー ルがうまくいかない。夜間眠られない為、眠剤を使用すると転倒がある。 8. 家族の外出に制限が生じる。介護で仕事量が減り収入が減ってなおかつ、食費、光熱費などが増 えるので生活が苦しい。 9. 脳梗塞後遺症と認知症の進行でコミュニケーションがとれない、表情がないので、楽しいのか、 美味しいのかがわからず、介護をしていても充実感がない。 10. 車イスと3点杖を使用し家の中を移動しているが、段差などがあり、困難も時々あり、家のリ フォームをしたいが金がない。 11. 目を離せない。その都度、指示がいるなどストレスや不眠による疲労感。 12. 家族が必要とする時、すぐサービスが利用できるようになって欲しい。おむつ代が無料だと良い。 13. 昼夜1人だけに出来ないので、外出等(買い物など)が困難である。夜もトイレ介助等が必要な ため、大変である。今後、状態が落ちていくと思うが、在宅での介護をどこまで出来るかが不安 である。体調が悪くなった時、病院で受け入れをしてくれるのかが不安。 14. 1人暮らしのため、常に近所に別居している娘がいるとはいっても、娘が不安になる。 15. 状況変化が度々あり不安である。ショートステイが希望通りに利用できないことがある。(満床の ため) 16. 介護1なので特に苦労はありません。 17. 介護者も高齢で日々の介護が大変になってきた。同居している息子が無職で経済的に苦しい。 18. (介護スタッフ)飲酒を日常的にする方で、食事を摂らなくなったり、転倒がみられる。毎日の 訪問で最低限の生活は何とか成り立っているが、この状態がずっと続くとは考えにくい。「介護保 険が優先」と行政に丸投げされたような感じ。 19. 肩こり、腰痛、イライラなどがあります。 20. 本人がいう事を聞いてくれない。オムツ交換時など抵抗する。ヘルパーに助けて貰っているから 何とかやっていける。 21. テレビの CM にでてくる薬、身につける物など買ってくると、大騒ぎです。 22. 介護する私が身体障害者で右手と左足、平行障害があり、脳梗塞があります。歩くのも大変です。 23. 認知症なのですが、病気と分っていても、腹がたってくる。 24. 状態がよく分らなくて、このまま素人判断で介護していていいのかと思う事があります。病院に は6週間に1回薬をもらいに行くだけで、医師はあんまり話さない。ワーハリンの血中濃度だけ 検査していますが。それ以外の検査は倒れて1年になりますが、なんにもありません。それでよ いのかどうか不安になる時があります。認知症が進んでいる様に思うが、加齢によるものですの 回答です。 25. 長男の嫁だから、介護してくれる事が当たり前だと思っている。介護がいつまで続くか終わりが 見えず、やりきれなさを感じる。 26. 病院はすぐに退院を求めるが、施設入所は空きがない状態。病院は「救急の患者を受け入れなけ ればならない」と入院の延長は認めてくれない。行き場がなく在宅に戻るしかないが、介護でき るのは高齢の夫のみ。他に手伝ってくれる身内もなく、訪問介護を利用しているが、入所という 形をとらないと夫は休息できず精神的にも休まらない。介護者である夫の健康管理の面で不安が 大きい。 14 27. 睡眠時間をしっかりとれない。(夜中に起こされる) 28. 14年に渡る介護で精神的な負担が大きい。 29. 今より悪くなっても施設に入るお金がない。高過ぎる。家族が多くても介護をするのは1人(妻)。 30. 本人の体調もあるが、思う様には介護出来ない。1 人で介護しているので自分の気持ちのコント ロールが出来ないときがある。 31. 今は認知症がないのでいいですが、出現すると目が離せないので仕事も考えなければいけないと 思ってます。 32. オムツや着替えをする時、1 人だと時間ばかりかかり大変でした。自分も腕を怪我しているため に、持ち上げたり、おさえたりが大変でした。 33. 自営業をしながら介護しているが、限界がある。施設に入っていたがお金がないので、自宅でみ るしかない。本人は年金などないので、収入がないものにはつらい。時間で介護をお願いしても 長時間出かけることができないので、ストレスがたまる。 34. 自分自身が体調を崩したとき、急にショートステイを利用できるかわからない。今、施設の入所 を申し込んでるいが、いつ入れるかわからない。 35. 本人がある程度の収入があるので、それを介護に当てられるので、ショートステイを定期的に利 用し、在宅にいる時は、ヘルパーさんや姉の力をかりながら、家族は仕事を続けることが出来ま す。良いケアマネの助言のおかげで、とても安心しておまかせする事が出来て感謝です。 36. 一日も休めない。 37. 身体障害の父を認知症の母が怪我をさせてしまいました。24時間 1 人で介護するのは限界です。 年金収入が少ないので、週 2 回のデイサービスを利用するだけでやっとです。今回私も母に杖で たたかれ父も怪我をしたので、自分のお金でショートステイに母をお願いしています。 38. 現行の通所、訪問介護には制約が多すぎる。理学や医学の進歩している今日、もっと合理的方法 を、利用者の意見等を聞きながら改善すべきだと思う。マンネリ化の傾向にある。 39. 甥夫婦が通って介護するのに疲れてきた。施設に入ってもらいたいが、本人の同意が得られない。 40. 認知症が大変です。(夜も何度も起きます) 41. オムツ交換が大変です。 42. 介護される側に食事や排泄、入浴などの生活リズムを合わせていかないと、へそを曲げてしまい。 「死ぬ死ぬ」「殺せ」とわめき散らすので、とにかく心を殺し、ひたすら合わせています。される 側もする側も家族は地獄同様です。施設利用を拒む心情をどうすれば利用する方向に持っていけ るのか、ケアマネさんもお手上げです。悩み事を相談できる精神科医やカウンセラーさんを各事 業所に配しケアマネさん以外にも、専門的に頼れる方が、各家庭を回ってもらえたらありがたい のですが。 43. 日中独居なので、具合が悪くなった時の対応に不安がある。 44. 老人ホームに入りたくても高すぎてなかなか入所する事が出来ない。もう少し入りやすいと助か ります。 45. 毎日がすごいストレス。介護している自分達の体力が心配。 46. 病状の変化による通院が増える。時間がかかる、自分の時間が取れない。仕事ができない。 47. 時々、ショートステイを頼みたいのですが、ショートステイや入院等から帰ってからのボケがひ どくなっているので、その後が大変。なるべく自宅で介護するようにしている。悩みとしては、 長期になっているので(他にも87歳、現在は99歳の年寄り)自分の体力の方が心配です。 15 48. 義父を介護しているが、義母に気をつかうので、精神的な負担もかなり大きい。金銭的な事も義 父の年金を支払いに使う時も気を遣う。 49. 現在、主人の介護をしている私自身(妻)がもし病で倒れたら。子供たちの若い世代にも、生活 していく上で、色々な制限を強いることになり、迷惑をかけてしまうのではないか。 50. 息子は働いているので、自分が倒れたら息子が働けなくなり収入がなくなる。施設には申し込ん でいるが、何百番待ちであてにはならないし、入ったらお金がかかる。 51. まったく1人で介護しているため。デイサービスのみを利用。夜間の行事等出席する事ができな い。 52. 自分の時間がない。24時間見守り介助しているので、介護疲れがおきている 53. 介護がどれくらいの期間になるか不安。おむつ代等費用もかかる、老老介護による身体的苦痛。 54. 週3回の透析の送迎はしかたがないと思っていますが、まだ、歩行できており、一人で介護でき ているが、歩けなくなったり、病気が悪化した場合、一人では身動き取れないと不安である。母 との確執で逃げ出したい。 55. 介護を受けている義母と嫁の私(67歳)と二人暮らし。介護する方も高齢ですので、いつまで 介護できるか悩んでいます。 56. 年々、素直でなくなり、出来ない事も出来ると思い失敗している。止めても聞いてくれない。 57. 私(嫁)の時間がなく、買い物、用事、外出も出来ない。認知症の義母は言葉が話せなくなり、 具合が悪い時や、体の調子がよくない時など、どのように対処したらよいのか、いつも不安です。 気軽にそのような時に電話で相談できるセンターのような所があれいいと思います。病気のため、 昼夜反対になり、私自身も疲れ気味になります。主人(長男)も手伝ってくれてこの頃は大変助 かりますが、主人の言うとおりにしないと、怒られ、誰か主人に介護の仕方を教えてあげて欲し いです。歯もだんだん弱ってきた母の介護食はどんな食べ物がよいか、毎食の食事に苦労してい ます。 58. 介護者高血圧で体調不良。また施設入所させる。お金がない。そのためヘルパーも限界。毎日失 禁するので臭い。 59. 認知症なので、介護者の外出が思うように出来ない。そして、本人も短期入所をしたがらない。 60. 意思の通じ合いがうまく出来ない。 61. 自分も病気になったり、妻より先に死んだりしたら、どうしようと思ってしまう。 62. 舅は、妻が43歳で交通事故で亡くなる以前から、愛人に子供を生ませたり、亡くなった後も別 の愛人を作ったり、好き勝手な生き方をしてきた人で、夫も自分の父親を嫌って触れようともし ないので、ちょっとした世話も頼めません。脳出血の前は、嫁を奴隷のように考えていた人です から、やはり私も舅に対する嫌悪感が消えません。時々、かんしゃくを起こすので、逃げるが勝 ちで、そんな時は部屋にひとりぼっちにしておきます。反省するか、少しは静かになるので、そ の繰り返しで、もうすぐ3年になります。認知症も少しずつ悪化してるいので、この先が不安で 憂鬱です。 63. 外出がなかなか出来ない。昼夜逆転のため、夜眠れない。介護者が病気になった時、どうなるか が不安です。経済面も。 64. 介護するようになり8年が過ぎました。義父がビタミン不足からの脳症を発祥し、認知症になっ た。H12年はとても大変な年でした。本人はまだ64歳で、介護保険の2号被保険者に該当す る病名ではなし、私は嫁の立場で夫や義母と様々な事で意見が合わず、激務のケアマネの仕事を 16 H12年度末で退職した。その後、子供も保育園に入園させ、環境を整えて、短時間勤務からス タートし常勤に戻りましたが、いくら看護や介護保険に詳しくて、他人の介護の相談にはのれて も、自分の家庭での介護問題を乗り切るのは大変でした。一つの節目を感じやっと一段落したと 思いました。 65. 温度調整が難しいです(寒いとき、暑いとき)本人が言えないので大変です。 66. 食事に気をつけるようになり、家族とちがう食事を作る事がある。本人の調子を気にする様に なった。気が抜けない時もある。 67. 施設入所を希望しているが待機状態。主治医からは一人暮らしは無理と指導されているが、家族 とヘルパーさんの協力でいっぱい、いっぱいの状態。 68. 介護者の自由時間は全くない。ショート利用したくても、空きがない等で外出できない。デイ サービスを毎日利用しながら働いているが、日曜日はデイサービスも休みのため在宅で介護して いる。限度額を超えると自己負担が高くなる為、経済的に困難となる。 69. 通院にかかる時間が長い。 70. 介護されている配偶者も高齢で2人に同時に手を掛けなければならない事が多々あり、気持ちに “余裕”がない。認知症を正しく理解するのに大変。 71. 通院の問題(車の手配、付き添い)。 72. 認知症への介護ストレス。 73. 話せない悩みや苦労があります。 74. 家族だけでの介護は身体的にも精神的にも負担が大きく、自分の健康にも不安を感じる事がある。 75. 夜間の付き添い(うまく睡眠時間等が取れない)。疲労(体の疲労と心の疲労)。経済的なもの (この先どの位続いて、どの位経費がかかるか心配)。とにかく介護がこんなに大変だとは思って いませんでした。 76. 家族が体調を崩した時どの様にしたら良いか不安。本人の心のケアをどうしたらいいのか悩んで いる。 77. 在宅が不可能になった時にすぐに受け入れてくれる施設があるかどうかが不安です。親1人子1 人で住宅の状況から、一緒に住んで世話をしてやれない自分に情けなさを感じています。 78. 直前の記憶はないものの、家族同居のため支障はありません。アルツハイマー型認知症のため、 進行状況により各種サービスを増やさなければならなくなった時、利用できる施設が十分あるか は不安です。 79. 認知症だとわかっていても怒りたくなったり、言い聞かせたくなったりしてしまう。ヘルパーを 使うまでではないが、自分の時間がなくなるのでつらい所がある。同居している家族以外の意見 がうるさいと思うことがある。 80. 認知症の為徘徊があり、何度も警察のお世話になり、グループホームへの入所は経済的に無理で あり、特養ホーム入所を希望しているものの、待機者が多くいつの事やら分からない。介護者の 子供達はこれから教育費がかかる為、今の生活が何年続くか不安である。 81. 医療依存度が高いと言われ、ショートステイの受け入れ先がなかなか見つからない。この水沢地 区で療養型は1ヶ所のみで、しかもベッド数が少なく、定期的な利用ができない。 82. 仕事をしながら介護をしているため、疲れが取れない。ショートに行ってもらうと、金がかかり 生活が苦しい。 83. 介護者も老人であり、介護者(妻)が倒れた場合、家族で介護できる状態でない。仕事を辞める 17 と生活してゆけなくなるし困ったものです。長期間にわたり介護していると、疲労のため「早く どうにかなって欲しい」という気持ちになる。 84. 体が大きいので、移乗するのに、体がきつくなってきた。 85. 介護を受けている本人に判断能力や学習能力がないため、意思の疎通に苦労する事がある。特に 身体具合が悪い時の様子が分りにくい。医師への説明が通じにくい、又、何人かの医者にかかる 場合、医師の対応が不親切で面倒がるので、医院を必要とした時、本当に悩む事になる。 86. 介護する者が急病などの時に、施設に入れたくても満床状態で融通が利かず困るときがある。介 護保険と健康保険と別々なので、ショート利用中に薬をもらう時、一時帰宅しないともらえない のは、介護する者には理解出来ない部分がある。 87. 経済的、精神的。 88. オムツ替えです。特に(大便)をした時です。 89. 家族が言っている事を素直に聞かない。 90. 施設入所希望しても、すぐは入れない。家族間の思いがさまざまで、思うようにサービスを利用 できない。施設はかわいそうだと言って、家での介護を希望、24時間目が離せない。 91. 義母の認知症が疑われてから11年。さまざまな対応を試みながら、やっとお互いに安定した介 護ができる状態になりました。ケアマネさんの働きかけが大きな支えです。幸い私達夫婦はまだ 50代で健康ですから、なんとか乗り越えられると思います。認知症は世に広く知られていなが ら、その症例はまだまだ情報不足です。やはり人格が土台となる病だけに千差万別であるという ことでしょうか。その上で対応していかないと、介護者の混乱は解決しにくいと思います。 92. 日中は同年代の妻がみているが、体力的に不安がある。 93. 本人の意思がハッキリしているため、自己主張が強く、家族のストレスが大きい。 94. 仕事と家事等で精一杯で、ろくに面倒を見られない。 95. いつまでという期限がないので、自分の心のコントロールが大変です。私は10年を超えました が、いつの間にか、元気が無くなって、やる気がなくなって、家族に負担をかけないようにと 思っていますが、いつまで頑張れるか心配です。 96. 睡眠不足、自由がない、生命にかかるため、いつも精神がはりつめている。 97. 身体的苦痛(腰痛)、心身的苦痛(時間的拘束) 98. いつでも介護者の都合でショートステイが利用出来ない事。突然の仕事や用事等が出来た場合、 すぐにショートは利用できない日の計画以外はなかなか難しい。見守りだけのヘルパーの利用が 介護度によっては利用出来ない事。 99. 文字通り老老介護の日々で、核家族の苦しみを実感します。84歳と78歳の地域や親族にも疎 外となった暮らしの中、いずれやってくる別れの時はどっちが先か、その時具体的に誰がどう動 くのか、果たして動けるのか等悩みは尽きない寂しいものがありますが、ケセラセラの気分で努 めて明るく過ごしてゆく心算です。 100. 状態が変わるのでサービスがコロコロ変わる。サービスの調整が難しい。 101. ショートステイの料金が高い。利用する期間が決められているので、必要な日数を使えない。 102. 自宅にいる事で常に気を抜けない。要介護5の認定で全てに介助が必要。介護する者が腰痛、頭 痛等の不調を感じる。現在はなんとかやっている。今後、特別養護老人ホームへの入居を希望し ているが、順番待ちの方が多数で入れそうにない。 103. 外出する時には常に誰かを頼まなくてはいけない事。食事も何を食べさせたらよいか等、いつも 18 体に変化がないか何かあった時の対応の仕方などいろいろあります。 104. 高齢者世帯では肉体的・精神的な面で負担が厳しく、介護する者の健康を保てなくなる。介護に 影響が出るのではないか。 105. 特に無くなった。 106. 入浴時転倒しているので、どうしても入浴に不安があります。 107. 夜に10回ぐらいおしっこにおきます。あまりにも付合いが多いので困ります。夜ゆっくり眠る 事が出来ません。 108. ショートステイの利用が気軽に出来るといいなと思うが理由がないと頼めないような気がして利 用しないでいる。 109. 働かなければ生きていけない社会の中で、在宅サービスがあったとしても色んな制約の中での サービスなので、結局の所一人誰かが本人の為に全て時間を自由にしておかなければ、サービス を受けることが出来ない。我家は姑が認知もある舅の介護をしてくれているので私達は仕事に行 く事が出来、生活が成り立っている。姑が倒れたらと思うと想像もつかない。それでも姑のスト レス解消や子供達や自分達の生活に介護の時間、認知で壊される物の経済的負担と数えればきり がない。 110. 急に用事があり出かける場合や自分の体調の変化により、介護者が疲れた場合にいつでもお願い できる施設があれば大変助かります。そういう方々が多いのであれば私はボランティアをやって あげてもいいと考えています。 111. 嫁が姑を介護していると負担が大きい。(言いたい事ばかり言っていてストレスがたまる)時間が 自由にならない。家にばかり閉じこもりがちになる。サービス利用の金額を気にしてサービス利 用しなければならない。(日数や回数など) 112. ひどい難聴の為、意思の伝達やコミュニケーションをとることに苦労している。 113. 認知症が進行しいつどの様な事が起こるかわからない不安。自宅で介護出来なくなった時、すぐ に入れる施設がない。排泄が上手く出来ない事がありイライラする。抑えられない気持ちになる 事もある。 114. 介護する側も高齢になり全てが大変になってきている。ショートステイや施設も空きがなく利用 したい時に利用できない状況で困っている。 115. 独居なのでいつ具合が悪くなって倒れているか・・・という不安がある。入院となったらお金が かかると思うと日々の生活費を節約しなくてはならないと苦労している。 116. 介護する立場ですが健康的に恵まれているので今のところは心配ないが(76歳)、もしどちらも 弱い体質だったらと思うと安心していられない。精一杯出来る事はしてあげたいと思っている。 117. 介護者も70歳をすぎたから。 118. 2時間おきに見なければならない。 119. 介護者が通院などに支障が出てきた。外出が思うように出来ない。 120. 介護人の疲労。 121. 自己主張が強く家族の言う事を聞かない。家族と全く話をせず来客があると変人してよく喋る。 122. 失禁。日中一人でいる時転倒の心配。体調不良時自分で連絡できない。 123. 心配事項、風邪対策(寝たきり後期高齢者)病気になると介護ヘルパーの支援が得られないので、 老老介護(75歳)の看護分担も楽ではない。なるべく入院しないようにしている。 124. 認知症の境がわからないので、注意深くみていないと大変な事をしている(けがにつながるよう 19 な事等)時がある。行動の予想、予測をつけてみないとならないので介護するほうの負担が精神 的、肉体的に大きくなっている。仕事をしながら家事をしながら介護しているので全てに余裕が 無く、母に対して優しくなれない時があり自分が嫌いになることが多い。そのことがつらい。 125. 介護が長期化している為、家族の負担が多くなり非協力的になっている。本人も苦痛に感じてい る。家族にも自由な時間が無く、ストレスがたまり家族の気持ちがバラバラになってしまった。 126. 家族の関係など精神的な事は医師にも相談出来る事でもなく難しい。支援センターの方には少し 話すが…。何かできる仕事がありそうなのだが、年齢的にも特殊な事例なのでなかなか本人の状 況に合う支援が受けられない。“ない”かな。 127. 頼みたい時いつでもショート利用できるようにして欲しい。 128. 施設にあずけるにはお金がかかる。自分の生活も維持できない。在宅でも介護保健サービスの条 件が色々あり思うようなサービスを選べない。 129. 自分が介護していて、疲れてしまいます(心・体)カウンセリングをしてくださる方がいたらい いなと思っています。 130. 緊急的なサービスが対応できず困っています。体調不良になっても受け入れできる病院も少なく、 また拒否される事のほうが多い事が今後不安です。 131. 視力障害者で視力ゼロです。トイレ・入浴・薬の投与が介助を必要とします。洗濯は家族が行っ ています。約10年間訪問看護を受けていましたが昨年の11月で打ち切りました。経済上の都 合です。私は施設を希望していますが、月1回∼2回病院に通院していますが、入所は無理と思 うので希望だけでおります。国でも介護報酬を上げるようにお願いします。 132. 認知症が進んでいる為、話の意味が分らなくなり、自分で思ったことを繰り返し話しかけられた り、指図したりと同じ事の繰り返しに、精神的にまいってしまう。働きに出られないので、生活 が不安で、介護する私達も頭がおかしくなってきました。 133. 自由時間が取れない。ストーマ用品、紙おむつなどが高くて困る。 134. 男の人は1∼10までみて言う、目をつぶるという事が出来ずうるさい。食べるという事に認知 があり、どうしていいか分らない。対処が分らない。 135. 介護する人間が安心して外出できる条件が整っていないので、その者の健康管理のための時間、 医療機関に通って検査、治療を受ける、運動する、人と交わるなどが、ほとんどない。介護活動 を正しく評価してくれないので、ストレスが生じ。閉鎖されていた二人の関係がしょっちゅう不 安定になる。両者の精神状態が悪化しやすい。夜間の小声の訴えにも、対応しようとしているの で、睡眠時間が極端に短い。 136. 夜間、数回起きるので大変です。 137. 今は、デイサービスに通わせてもらっているので、少し良くなりましたが、以前は家族だけだと 本人が、社会的かかわりが少なくなる為、気持ちの面でマイナス部分を強く受けると感じました が、本人にとっても、家族にとっても、変化をもたらした方が、介護にとっては良いと思います。 138. 老老介護が大変な事で本人を一人に出来ない事、足があまり達者でなくても、一人で出歩くので、 それが心配なのと介護する人が病気がちなので心配です。 139. デイサービス・ショートステイなど、外に行く時と家庭での態度が違う事を、なかなか理解して もらえない。具合の悪い時も休めず、精神的にも肉体的にも、ぼろぼろになる。施設に入所させ たいが高額のため、残された家族は、税金はもちろん、自身の生活もままならない状態になる。 少しでも安いところと思えば待機者が多く、このまま誰かが倒れるまで、介護する側が介護され 20 る側に変わるまで続くのだろうと思う。一律に収入だけで判断せずその収入の中で何人の生活が 営まれ、残された家族の生活にも配慮した入居にして欲しい。健康な人を介護の必要な病人にし てしまう介護は経験した人でないと、理解してもらえない苦悩がある。配偶者も疲れとストレス から認知症状が進行してくる。私も病気が増え重くなり先行き不安です。 140. 体が動かない為、イライラして介護している家族をしかる。その為、介護する側の体調が良くな い。施設と同じような介護を要求されるが、出来ない。介護3の為、ショートとデイサービスし か利用できない。もう少し長く利用できないか。 141. 入浴に苦労して入る。 142. 認知症のため言っても仕方のない事と頭で分っていても、気持ちが付いていかずイライラしたり、 子供への接し方や目の離せないところなど、放ってはおけないけれど、優しい気持ちになれない。 また、そういう自分に対し、自己嫌悪感があり、一緒にいる間は気が休まらない。(認知症、要介 護3の状態の父親ですが、全くぼけているわけではなく、逆に困る事がある状態です) 143. 遠くに用事が出来ても日帰りをしなければならないので、大変疲れる。 144. 独居の高齢者を120キロ離れた場所から、週2回ほど通って、身の回りのお世話に当たる娘さ んがいます。本来であれば、もう少し回数多く通いたいと思っていますが、自分(娘さん)の家の事 もあり、現状が精一杯である。本人は、生活保護を受給しており、介護度の限度内でしか、サー ビスを受けられず、デイサービス、ペルパー、家族が計画的にかかることで、何とか自宅で生活 を送っています。火の元の心配もありますが、和コンロに関しては、元栓を締めれば本人は開け ることができないので、何とか生活ができています。逆にいえばそれだけ認知症が進んでいます。 生活保護受給、認知症、なぜすぐに施設に入れないのでしょうか? 145. 夜間介護と本人の健全な身体維持。 146. 嫁が主に介護しているが、自宅を離れる事ができない。認知症があり、夜安心して眠る事が出来 ない。 147. 介護してから 6 年がたちますが、だんだん認知症が進む中、夫の理解はあるものの子供がなかな か受け入れてくれない事にいらだちます。認知症特有の行動があるので、目を放さないことが大 切です。私自身、夜、眠れなくなってきているので、もしや「うつ」なのではないかと、気にか かります。ただ、冬の寒い間は長期に施設にお願いしているので、暖かい所で安心していますが、 これから先どうなるか見当も付きません。 148. 下着やトイレを汚す回数がどんどん増えてきているので、頭では分かっているのですが家中洗濯 物だらけだったり一日に何度もトイレ掃除をしたり…。大人の物は衣類やその他何でも一回の量 も半端ではないし、食事はボロボロこぼしたり、ひっくり返したり…。自分ではしっかりやって いるつもりなので、紙パンツやエプロンも嫌がります。やはり笑顔で世話をするという事は難し いです。 149. 仕事をしているため、日中一人で居る回数が多いので制限なしで利用回数を多くして頂きたい。 150. 健康管理のための食事が難しい。排泄の始末が大変である。転倒させない様に見守っていなけれ ばならない。行動の全てに指示を出さなければならなく、全てに手助けしなければならない。 151. 認知症がある為、日常の事が出来ても新しい事が理解出来ず、又、我慢をする事が困難になって くると常時の見守りを要するようになる(時間の束縛)。 152. 1人で買い物などやれない(何でも買いたがる)。物忘れが非常に多い(今日、デイサービスに 行って来たかが分からない)。炊事が1人では難しい。 21 153. 急遽、ショートステイをしたいが、空きが無く、2ヶ所3ヶ所探すこともある。時間、時間が拘 束されているのでストレスが溜まる。毎日毎日食事のメニューに悩む。 154. 日々振り回され、自分の時間が持てない。相手の行動や言葉を否定出来ないので、神経を使うた めストレスが溜まる。 155. 気持ちが休まらない。 156. 高齢で病弱な母が面倒を見ているので、介護者が体調を悪くして介護できなくなったらどうしよ うかと心配している。 157. 怒り出すなど、その都度の対応に苦慮している。 158. 今より老化が進んだ場合、精神的、身体的に対応できるか心配です。 159. 発熱や事故が心配で夜ぐっすりと寝られない。ショートステイは使いたくないので遠方に用事が あっても行けない。 160. 今は自分で出来る事があるが、もっと手がかかるようになり、私自身も体力的にきつくなった時 に、入所できる施設があるかどうか、金銭面から入所が可能かと先の事を思うと不安がいっぱい です。 161. 年をとってわけの分らない事をいうが、本人はしっかりしていると思っているので、対応が大変。 薬を飲み忘れるが、本人はちゃんと飲んでいるという。 162. 体調にむらがあり、戸惑う時がある。ケアマネさんに色々相談にのってもらっています。 163. 認知症があるので、時々わけが分らなくなり、怒ってみたり、家族のいう事を聞かなくなったり します。 164. 耳が遠くなり、留守が出来ない。介護する方も年をとり大変だ。 165. 母を介護して12年目になります。その間何度か脳梗塞になり、胃ろうになってしまいました。 一日三回の流動食になり以前より、お金も労力も私の体に重くのしかかって来ましたが、母の顔 を毎日見ていられるのが、私の生きがいになってしまいました。私達が安心して在宅介護が出来 るのは、訪問診療と看護師さんの協力でなり立っていると思いますので、これからも現状維持を お願いします。母の最期は自宅でと考えている毎日です。 166. 何も変わりが無ければいいのですが、吐いたり熱など変化が見られたとき、戸惑ってしまう。話 す事が出来ないので、コミュニケーションが取れない。要求が分らないので、こちらの一方的な かかわりになってしまう。過ぎてしまった事ですが、昨年6月の地震の時は、外に非難したくて も、母を一人で連れ出す事もできず、母から離れて助けを求めて外にも出られなくて、どうしよ うかと思った。何かの時(特に一人でいる時)助けの必要な家庭に来る人が決っていたらと思っ た。「SOS」ボタンがあって、押すと外に知らせるようなシステムがあったらと思った。 167. 老夫婦での生活の為、介護している者は75歳も過ぎ自分にも病気があり、膝、腰などの痛みも ある。介護される人は何もしない為、全部介護する人の負担になる。食事、洗濯などは特に大変 です。腰も曲がっているため、大変です。自分も認定してもらっても、介護がつかないので、ヘ ルパーも頼めないし、生活に困っている状態です。 168. 食事時間を気にしながら、出かけなければいけないのが、一番大変です。 169. 肉体的疲労よりも、精神的疲労が大きい。介護サービスの利用について知っていても、介護を受 ける人の状態により制限が生じる。 170. 電気・暖房・冷房等、24時間付けっぱなし。排便等が室内にある。夜中の大声。勝手にタク シーを呼び外出したがる。 22 171. 家庭内の人間関係で、どうにもならない辛さを感じる時がある。 172. 夜ゆっくり寝られなくなった事。数回起きるので、その都度様子を見るので。 173. 介護する人と介護される本人とのコミュニケーションが上手く行かないこと。家族の協力があま りない事。家族で看られなくなった時の先の事が不安です。 174. 家族で介護していますが、誰かが家に居なければ、どこへも出て行けないので、時間的な余裕が なく、困っています。 175. アルツハイマーと診断され、今のところは、お薬で予防しデイサービスを受けている為、安定し ています。それでも日に何回も気になる事があれば、何回も同じ事を聞き、ご近所にも何回も聞 きに行き、疲れる事があります。このごろは、病気だから仕方がないと思うようにし、皆さんに 助けられ、介護して行こうと思っています。 176. 夜間のオムツ交換などによる睡眠不足。介護を受けている人を歯医者に通院させられない。 177. 体力的には自信があると思っていたが、家族の中で私一人で介護しなければいけない状況になっ たら、私自身の身体が不調になった。イライラする事が多くなった。年々出費が多くなっている。 178. 認知症の介護をして約13年。家族(嫁)が中心となって、何とか今まで過ごしてきましたが、 最近では看護の毎日です。これからも介護(看護)する側が健康でなくてはと思っています。 179. 精神的に落ち込んでいる時のケアが難しい。 180. どうしても家での介護が無理になった時を考えると不安。施設にも簡単には入れないし、これ以 上のサービスを利用すればお金もかかる。 181. 認知症があるため、さっき話した内容を忘れてしまう。通帳管理等が出来ない。 182. 介護している人が元気なうちは頑張れます。けど、病気になった時の事を考えると不安になりま す。 183. お風呂の料金をもっと安くして欲しい。ベッドが移動でないため。介護方法が今一、難しい。(体 を起こすとか、変なところに力が入るので、家の人にも少しアドバイスとかがあれば良い) 184. 相談する相手がいない。相当にストレスがたまる。つい大声で叱ってしまう。時間に余裕が無い 一日中付き添っていなければならないが、このような状態がいつまで続くのか心配だ。自分が限 界になった時には共に死ぬ事を考える。 185. 耳が遠くなった。なかなか人の言う事を聞かない。 186. 介護は、日常生活をしている中に「介護」という言葉では言い表す事が出来ない仕業が加わって くるものがあり、字句で表現できないと考えますが? 187. 自分も年をとり、介護するのが大変になった。 188. 家が古い建物のため、夏は扇風機、冬はストーブを一日中つけているため、光熱費がかかり、食 事代、医療費代、介護代、経済的負担は底なしです。それに加えて、人と人なので、ぶつかる時 もあるため、精神的に疲れる。ヘルパーさんとか、施設を利用せざるをえない為、毎月の給料だ けでは足りず、預金を切り崩していますが。 189. 1人で自分の事が全然出来ないので、外出とか夜など気の休まる事がありません。パーキンソン 病なので、1日のうちにも、いろいろ体調が変わる様なので…。 190. 体重が70㎏あり、車イス等への移動に苦労している。95歳と高齢なので、施設等への入所は 考えていない。家族は旅行などできない。 191. 介護度5で、本人は自宅での生活を希望、全介助であるが、意識はしっかりしており、尿、便意 もある為、車イス、ポータブルトイレ、ベッドへの移動等が必要で、介助時、腰痛、肩痛等、身 23 体的負担が大きい。ショートステイ、デイサービス、移動入浴、ホームヘルパー等のサービス利 用も考えるが、利用料金が高く、現在の経済状況では、思うように利用できない。 192. 介護者である自分のいう事を聞いてくれない。老老介護で体調を崩し休養が必要な状態になり、 ケアマネよりショートステイが出来るように計画してもらったが、本人が納得せず、遊びに行き たいからだとか、根性を直してやるなど、罵られた。 193. 自分の病院通いをしながら、毎日休みなく実家に通っている状態なので、自分の体調維持をどう したらいいかなと思います。これ以上、本人の具合が悪くなれば、自信がありません。 194. 頸椎損傷により手術後の後遺症による痛みがひどく、四肢不自由にて車イスで移動しています。 特に右半身の痛みがひどいです。毎日さすったり、座薬痛み止めなど使用していますが、全然改 善されません。毎日機嫌が悪くて困ってしまいます。 195. 長い人生は楽しい事ばかりではないと思います。その事を考えると、家で見てやりたいと思って おります。 196. デイサービス、ショート利用し在宅で介護しているが、デイサービスは夕方に帰ってきて、水分 たっぷり補給してくるが、排水はそんなにでないようで、ほとんど次の朝はシーツまで汚れるほ どになって大変。ショートは、安心して夜もゆっくりやすめるが、お金がかかり大変ですが、や はり利用しないとストレスが出てきます。 197. 自分の時間が欲しい。体調を心配している。 198. 自己主張が強く、その対応でストレスが多い。他の兄弟の協力もあるが、その前後の心配りもス トレスになる。(お土産、お礼、そちらの家族の配慮など)介護者自身の健康管理がおろそかにな る。うつ傾向や閉じこもり傾向が一番辛い。 199. 透析をしているが、認知症があるため。透析の途中から介護するように話され、介護タクシーで 一緒について行っている。農家なので忙しくなった時どうするか思案中。介護する人を頼むと料 金が高くなる。 200. 1人介護なので、買い物も短時間ですまさなければなど、常に意識下での緊張状態にある感じが する。気持ちをうまく切り換えないと。被介護者と共に暗い雰囲気になりがち。 201. 経済的に余裕がなく、仕事がしたくても出来ない。 202. 89歳の女性。年齢に伴う足腰の老化で杖を使用しています。糖尿病の為にインシュリンをして おります。本人が夜中に数回起きて、おやつを食べます。杖の音やおやつを探す音が響いて、家 族が熟睡できない日が多いです。 203. 車イスのため、外出が(通院時)が大変。外出が出来ない、変わってもらう手が無いなど、精神 的に負担がある。 204. これ以上動けなくなるかと思うと、眠れなくなる。 205. 家族揃っての遠出が出来なくなった。本人が「頑固」な性格で家族のいう事を聞かない。 206. 少ない年金で、本人は経済的な面を気にかけているようです。 207. 本人中心の生活なので、全てから解放されたいと時々思う事がある。介護がいつまで続くのか? ずっと介護できるのか?不安になる事がある。 208. 妻が介護者であるが、老老介護で、自分の体調にも気を配りながら、(背、腰、膝痛のため、数ヶ 所の通院)である為不安を持っている。娘と同居の3人暮らしで、仕事を持っている為、ほとん どの介護負担を背負っている。収入は娘の給料が主であるので、妻に体調を崩された場、介護す る者がいなくなり、在宅では不可能になってしまう。 24 209. 現在なんとか自分でしようとする姿が見られます。いつまで続くか心配です。 210. 認知症の進行の理解が出来ない。世間一般論での認知と、目の前の認知を結びつけられない。受 け入れられない。その事による介護ストレスが大きい。 211. 夫に暴言を叱られる事。 212. 実の母ですし、もとの性格が温厚な人なので、特に悩みはありませんが、私も63歳で年々力が なくなってきますので、移動する時などものすごく重く感じます。 213. 排泄物の補助。 214. お世話している人に対して、当たり前と言う事で、感謝するという事はめったにありません。ま た、自分の思うようにならないとすぐ感情が出てしまう事です。ストレスが多いです。 215. 外出が全く出来ない。自分の時間がとれない。睡眠不足になりがち。やってはいるけど介護のや り方が果たしてこれで良いのかと不安に思う。 216. お金がないと充分な介護が受けられない。自分達が介護される時になったら、だれが介護してく れるか不安。 217. 本人は20年以上糖尿病、3年前から脳梗塞で急に意識がなくなるので、救急車で病院に入院す る事が、年2∼3回あり。いつ倒れるかが心配です。 218. 自分の時間が制限される。 219. 内科の病気をもっているので、塩分や油分を使用しない料理を1日3食、しかも栄養のバランス も考えて作らなければならないのが、一番苦労する所です。 220. 老老介護なので、とても疲れます。でも、出来る事なら最後まで一緒に暮らしたいと思います。 お医者様にもヘルパーさん、ケアマネさんにも恵まれて、とても介護保険には感謝しています。 221. 精神的に不安定(大きな声で長い時間さわぐ)になると、どうしていいのかわからない。 222. 老老介護3年目ですが、昨年より今年と、体力、知力、気力の減退を大いに感じ、明日が大変に 心配です。 223. オムツをはずされるのが悩みです。 224. 家族としてのコミュニケーションが出来ない時、誰かに打ち明けてみたいと思っています。 225. 北上市のゴミ有料化。介護を受けている人のオムツは、オムツだと分るように出せば、有料ゴミ 袋でなくても可となってはいるものの、実際、大便の付着したオムツは新聞紙にくるむように指 導されていると、ヘルパーの方が言うので、多量のオムツは有料ゴミ袋で出さざるを得ない状況。 毎月のゴミ袋料金は、すごい金額になっている。介護ヘルパーの方々は、本当によくやってくれ ます。予算的に済んでいるとはいえ、月々にかかる、介護費用は大きいので大変。 226. 年齢(90歳)のわりには、どうにかデイサービスの活用と家族の対応で、何とかしているが、 1年ごとに重度化することは、否定できないので、経済的にも貯蓄することで準備せざるを得な い。 227. 介護している父は夜型の生活なので、時には気持ちがイラつく事がある。 228. ケアマネさんが、いつも支えてくれて心強いが、やはり世話をする時は気持ちがせかせかしてし まう。ヘルパーさんを増やしたいが、お金を考えてしまう。 229. 認知症の重度であるが、体は動くので、目が離せない。経済的余裕はないが、本人を置いて出か けられない。 230. 体調を崩すと心配になり。睡眠が取れなくなってしまう。 231. 寝たきりにならない様に、毎日の生活の中で注意しています。何年か先そのような状態になった 25 ら、仕事をしながら介護は大変だと思う。 232. 介護者の態度が日々違う。介助者も高齢で共倒れにならないか心配。 233. 暴言、暴行、排泄の世話が大変。 234. 病院(定期的)に通院しておりますが、その時も大変です。あまりお金がかからない方法はない でしょうか。 235. 薬の効果が良かったといわれているが、現状が続いてくれている事を念ずるばかりです。 236. 介護される人の状況にもよるが、自宅での介護には、家族が多くないと介護する担当者(家族) の負担が多すぎる。1人を介護するのに、1人が担当するのでは、とても長生きできない。 237. 経済的に苦しい。時間のやりくりが大変。 238. 本人が思うように手足が自由に動かないため、介護者(妻)に文句をいう事が多く、介護者は理 解しているつもりでも、ストレスが溜まります。 239. 生きた世代や環境が家族と異なることが多いので、家族が「よい」と思ったことでも、介護を受 けている人にとっては「よくないこと」という事が多く、それが介護拒否という形になって表れ てくるので、どのように付き合っていったらよいのか分らない。年々家族が高齢化し、介護が困 難になってきている。行き届いた介護ができなくて悩んでいます。 240. 仕事をしながら通いの介護のため、自分の時間にゆとりがない。 241. 腰が痛くなってきました。ベッドからの移動が困難。 242. 疲れたり、眠たくなると赤ちゃんのようになってしまい、痛いのか、具合が悪いのかが理解でき ず悩む事があります。自分の老後のため、あまりお金をかけてあげる事ができない。 243. 夫婦とも高齢の中での生活なので、ショートステイの期間をもっと延ばして欲しいと思います。 244. 今後の事を考えると不安に感じる。これ以上悪くさせたくない。 245. 以前はヘルパーさんに訪問してもらい、家での介護をしていたが、介護者も高齢で体力的にも難 しくなり、ショートステイを多く利用している。長期入所はなかなか空かない。 246. 寝たきり状態で、更に老化介護のため、介護者の体調により、介護が困難になった場合の施設利 用がスムーズに行かない。 247. 夜間の介護負担が大きくなった。 248. ショートステイが少し安くなれば、介護する私は、自分の時間が作れる。 249. 自分でストーブをつけることや、食事をすることも忘れてしまい。低栄養、低体温状態になり、 入院した。退院するようにいわれているが、独居生活は無理だといわれた。施設は空かないし、 同居もできない…。どうしたら良いか困っている。 250. 痰の吸引。胃ろうをしていてヘルパーさんに頼んでもやってもらえない。自分もあまり体調が良 くないので、大変です。 251. 介護施設を申し込んでいるが空きがなく、一日でも早い入所を願っています。 252. 仕事をしながら、介護しているが、本人の体調が急に悪くなった時など、通所サービスは受け入 れてもらえない。かといって急に訪問サービスは利用できない。仕事は休めないなど、対応に苦 労する。 253. 年齢的にいつまで自宅で介護できるか。 254. 仕事をしているので、介護している人が1人で家にいることが多く。身体的な機能が低下してき たので、デイサービスの回数を増やしていただき、本人も楽しみが増えたようです。とても助 かっています。 26 255. 休養が出来たとき、時間的に自由が取れず、相手に迷惑をかけ、心苦しい時がある。本人が自分 を中心に物事を考えるので、時には悲しい、苦しい思いをする事がある。自分の時間が欲しい。 256. 当然急用で家を空けるとき、母が1人になります。その時頼める人がいない。 257. 時間に余裕がなくなった。いつも同じ気持ちで接することが出来ない。 258. 月 1 回の診察を受けていますが、待ち時間が長くてつらいです。 259. 自由時間が欲しい。 260. 1人でおけないので、自分の時間が作れない。夜も起きなければならない。 261. 耳が不自由なので、コミュニケーションがとれない。前の日に話した事は、次の日に覚えていな いことが多い。介護者本人が病気にかかり通院しているが、具合が悪くても食事の支度をしなけ れば、自分で出来ないので大変。 262. トイレに行くのに間に合わない事(便秘の薬を飲んでいるので) 263. 高齢者の介護のため疲れる。男のため食事のバランスを取れない(作れない)。 264. 移動等で介護中、腰痛、手首等傷めた。 265. 認知症が進み、夜間徘徊、介護に対する抵抗があり、介護が大変になっている。急な用事ができ てショートステイを利用したいと思った時に、ショートの空きがないとの返事が来ると、とても 悩む。家族がいても、介護者1人に任されているような気になる。本人と家族の間に入る介護は とてもストレスが溜まります。 266. 本人が難聴と認知症であり、介護者の話が通じなく、ストレスが溜まる。怒ってはいけないとわ かっていても怒ってしまう。 267. 近所の目を気にかけながら介護をしなければならない。施設に預ける事を罪悪視する風潮がある。 家族が介護の大変さを理解してくれないのでストレスが溜まる。 268. 自由な時間がない。 269. 介護を受ける者が高齢ではあるが、頭がしっかりしているので、なかなか家族のいう事を聞いて くれない。そのため、本人も介護する方もイライラする事が多い。 270. 介護して10年近くになるが、自分も癌になったりと体に不安がある。いつまで在宅で介護でき るか、施設にすぐ入れるのか、不安がある。 271. 認知症なく、しっかりしているので、介護に対して文句を言う。動きがわるいので、転んでいな いかと不安になる。 272. 体調がもどらないうちに自宅に帰される。急に退院となるため、介護の体制が出来ていなく困り ます。 273. 介護をしている家族が高齢化して、体調面でも心配であり、特に介護している者が腰痛であり、 移動時など不安がある。 274. 介護を受けている人と介護をする人が別に住んでいるので、通うのが大変です。 275. 別居しながら介護している。私にも家族があるが、生保であり、収入も限られて大変。 276. 自分の時間がない。 277. 認知症のため、お話しても忘れてしまうので、疲れる。 278. 夜の尿漏れがひどい時がある。夜中に起きて変えるのは大変だ。 279. 認知症に伴う、予想不可能な行動や言動を介護する側はどのように対処すればいいのかわからな い。 280. 自分も高齢なので、施設入所を希望しているが、いっぱいで入れない。 27 281. 家で介護している中で、急に短期入所を利用する時にベッドが無い。 282. 母親が自宅で寝たきりであり、入院、施設への入所を拒否している。本人の希望をかなえるため、 訪問診療、訪問看護、ヘルパー、訪問入浴をお願いし、助かっている部分も大きいが、仕事をし ていて帰ってからも介護をしなければならず、休日も訪問入浴だと家族が立ち会わねばならず、 買い物程度の時間しか自分の時間がとれす、気力の限界を感じる。 283. 本当に重労働です。国がしっかり考えて、どなたでも、特別養護老人ホームに入所できるように 希望いたします。 284. 介護する人も高齢になり、大変である。 285. 一日中ほとんど二人でいるので、気がめいる。通院があるため、仕事にもいけず。家に居るから と、姉妹も非協力的。 286. 施設を利用したいが、経済的に困難なため、やむを得ず会社勤めをやめ自宅介護。 287. (ヘルパー)訪問販売の勧誘を断れない。緊急時の対応が出来ない。お金の管理が心配。 288. 働いているので時間がない。心のゆとりがなくなっている。 289. 急な用事で遠くへ出かけなければならない、特になかなかショートステイに空きがなく、頼む事 ができない。また、空きがあったとしても、個室などは、料金が高く、また本人も話し相手もな く、寂しいといやがっている。ショートステイの枠をもう少し広げて欲しい。基本的には、行政 などに甘えることなく、自宅の介護を望んでいるが、時には休養もしたい。 290. 今後年齢の向上と共に、体力の低下により寝たきりの状態に入ってしまったら、どの様な対応が 最善なのか不明である。 291. 認知症があり、1人での日中の生活が出来なく通所を利用しているが、経済的に負担が大きく、 大変です。 292. 現状維持している間はよいが、今後に認知症が進行していった場合、仕事を辞めないといけない。 ほか、インシュリン注射の管理が充分に出来ない状況になる場合があります。 293. 家を長く空けられない。外出しても気がかりだ。 294. 老老介護が大変である。 295. 長時間、家を空けられない。 296. 1人で長時間、家に置く事が出来ない。外出や、泊まりの行事は制限される。 297. 介護者も高齢で体が不自由なので、オムツ交換などが負担。雪国なので雪がたくさん降ると通所 に出せない。(雪かきが体力的にできないため) 298. 看護婦さんが来てくれ、本人だけでなく、家族の相談に乗ってくれて助かっています。 299. 田舎なので、近所の見守りはやさしい面もあるが、認知症になった方々が、外で楽しく過ごせる 場所が身近にあったらいいと思う。 300. サービスは助かるが、費用の面。 11.国や行政に対するご意見 1. 日中だけでもすぐ見てくれる所がほしい!! 特養、老健に入りやすくしてほしい!! 2. 地域に協力を依頼している(民生委員や近所の方々)この地域の方々が横のつながりを持てるよ うにして欲しい。 3. 介護保険法に基づき、希望した施設を選べるような現実にして欲しい。どこも満床で、空いた所 にしか入所できない。有料老人ホームは高額で入れない。自主事業にしか入れないが、経営基盤 28 が小さくて不安です。 4. 安価で、せめて日中だけでも預かって欲しい。年金も少なく、娘さんも仕事を辞められない(生 活の為) 5. 本人の年金収入で老後の心配がない様にケアの制度を充実して欲しい。 6. もし、重度になった場合、すぐに入れる施設が欲しい。 7. 在宅で看るにもかなりのお金がかかり、心身面の状況もままならない状態で、退院を迎えるのは 本人、家族の不安は消えないまま、介護の場面になると、不安のすべてが、介護する側への反発 になる事がある。役割分担というよりは、おしつけているような気がする。 8. 介護による様々の問題を親身に考えて欲しい。業者も又介護に従事する人も大変な割りに収入が 少ない。国民年金のみの老人介護は、本人も家族も大きな負担を特に課せられている事を何とか して欲しい。 9. 今後、食事が摂れなくなったりすれば、病院の世話になることが予測される。経管栄養等が必要 になれば、療養型の施設にショートステイや入所の申請をするかもしれない。介護者には78歳、 74歳の夫婦、孫夫婦は勤めで出ているとはいえ、教育費も必要な時期で78歳、74歳夫婦も 基礎年金のみであり、経済的に大変だ。今後3人の介護が必要となれば、いずれ施設が必要とな る。施設のベッドはぜひ増やして欲しい。 10. ずっと在宅介護していたが、ちょうど骨折して入院している時におむつの補助があり、入院中と いう事でだめだった。残念だった。又今は在宅ですが… 11. 在宅での介護を必要としてる方は沢山います。しかし、だれに相談していいのか、分らない方々 も沢山いるはずです。ただポスター等に、電話番号を記すのでは、老世帯が多い地方では理解が 出来ない人達がほとんどです。もっと、役所の方々等の見回りなど必要なのではと思います。老 人介護でも介護員が悲鳴をあげています。在宅介護をしていても限界を感じ、ショートステイを 希望してもなかなか決らず。決ったとしても、体調が悪い状態での受け入れは困ります。病院を 受診しても未処置のままで、帰されたり、結局は救急車のお世話になったりと悪循環です。老人 施設の介護員だけでなく、ナースも足りないのが現実です。24時間寝る暇もない日々もありま す。介護する側も健康でないとがんばれません。 12. 国民の声を生かした制度を維持し、守っていって欲しい。 13. 通院する際の幅広い理解をお願いします。一般のタクシー代は高い。通院費700円∼800円 でタクシー代は往復5000円代以上など。ヘルパーが運転、通院の中もつけるなど、考えて欲 しい。効率よくお願いします。 14. 介護サービスの資源の不足があり、ヘルパーがデイサービスしかない地域もある。サービスの均 一化を願う。 15. 介護保険のケアプランには、インフォーマルなサービスも位置づけられているが、そうしたくて も資源がなく、色々な制限のある介護保険内では支えきれないものがある。市で設けている、配 食、理美容、見守り介護、外出支援等も手続きが面倒だったり、介護保険と同じ基準だったりと、 意味がない。施設にしても、施設側が「手のかからない人」優先で入所させる傾向もあるように 感じる。本当に緊急利用が必要な方のために、常に何床か空けておく措置も必要ではないか。 16. ヘルパー、介護職員が辞める人が多いと聞くので、待遇を良くして欲しい。ヘルパーに辞められ ると困るので。 17. 国のあり方全般が変ですね。何一つ国民にとって良い事はありませんね。病院はなくなる。田ん 29 ぼは減らす。若い人の仕事はない。(年を重ねるにしたがって、病院では受付けない)長生きは出 来ませんね。 18. 社会保障費の増額。 19. 医師は全部国家公務員にして欲しい。医師養成も全部国負担にしてもらいたい。医療費は全額負 担にしてもらいたい。日本全国どこに住んでいても平等に診療してもらいたい。現在の日本の経 済状態では出来る事だと思います。国民主体の国になってもらいたい。 20. 利用者様の自己負担が増える事になっても、入院できる病院、入所できる施設は必要だと思いま す。独居、夫婦2人暮らし等、支援する身内がいない、または十分な介護力があるとはいえない 世帯が増えているように思います。訪問介護、デイサービス、ショートステイと様々なサービス はありますが、サービスを組み合わせても長期入所に頼らざるを得ない場面はあります。病院か らはすぐに退院を求められ、施設からは医療的なリスクが高いと入所を断られたケースもありま す。入院ベッドを減らさざるを得ない状況なのであれば、老健等施設の受け入れ体制を強化して 下さい。 21. 介護職員の処遇・賃金UP。介護報酬UP。医療ニーズの高い方々の療養ベッド数確保。 22. 家族の介護、経済力にも限界がある。収入の少ない人も安心して暮らせるようにしてほしい。 23. 近くの病院を無くさないでほしい。遠くまで連れて行くのは困難なため。 24. ホームシックなどにかかる前になんとかならないかと思います。 25. 入所やショートステイできる施設を増やしてほしい。 26. このアンケートを生かして欲しいと思う。 27. 終戦後、両親は開拓に入り、子供たちを育てるのがやっとで年金をかける事が出来なかったので す。国の方針や行政に従って生きてきた高齢者に社会保障の充実をお願いします。 28. 10 の設問と同じで、職員の待遇改善とか金のかかることばかり考えないで、社会全般を考えて合 理的創生に努めるべきだ。あまりにも自己中心的な行政に傾いているように思われる。 29. 病院や施設に、もっと頼めるようになればと思う。 30. 2008年12月14日毎日新聞に掲載された、山口の介護保険施設デイサービスセンター「夢 のみずうみ村」のような施設を全国的に作ってほしいと思う。今の施設は、認知症の方向けで、 認知症を患っていない父のような事故による脊髄損傷でやや若く、体の自由を奪われた人からす ると、認知症の方と一緒だと気分を害したり、年齢が上すぎて、話が合わず、プライドが傷つく ようです。症状にあわせた施設を作っていただければ、利用される人も増え、家族も負担が軽減 され介護疲れによる犯罪も減るかと思います。 31. 在宅での介護には、往診が必要と思われる。 32. 病院の先生がもっと増えると良いと思う。 33. ショートステイをいつでも利用できるようにして欲しい。現在は1ヶ月に1回だけです。 34. 安心して頼める施設が欲しい。世話してくれる方々の生活も守って欲しい。 35. 入院の場合遠い病院より、近い病院の付き添い(高齢の場合は付き添いが必要)が楽です。病院 に入院となれば、我家はもう1人介護しなければならない人がいるので、近くの病院にお願いし たいのですが。 36. ベッドの数を増やして欲しい。 37. なるべく頑張って介護するつもりではいますが。自分が体調を悪くした時、すぐに入れてもらえ る施設があるか不安である。 30 38. 施設を減らさないように考えて欲しい。 39. 社会保障費を増やして欲しい。議員さん方の給料を減らして欲しい。 40. 要介護1∼要支援2でも介護用ベッドや介護タクシーを利用できたらいいのに、おまけに同居で はヘルパーも利用できない。何を望めばいいのですか。母の介護認定で行ったり来たり、口だけ 達者な人で、家族の意向も考えて欲しい。老人は弱い人だけではありません。 41. 老後が安心して過ごせる施策をして欲しい。介護を含む福祉、教育、医療は、予算を削除したり しないで欲しい。道路道路というが、本当に必要なのか。もっと住民と話し合いが必要だとおも う。 42. 認知症の家族サポートセンターを市町村に派遣し、より利用しやすい相談しやすいようにして欲 しい。 43. お金がなくても、家族で介護できない人には、施設に入れるようにして欲しい。助けてください。 44. 交通手段、住宅改修。 45. 介護保険を利用するようになったら、保険料は免除して欲しい。重度身体障害の医療費控除のよ うな仕組みがあれば助かる。 46. 入所できる老人ホームを増やして欲しいです。親子が愛情で結ばれている人たちばかりではない のです。老人を虐待しないためにも親と子は少し距離があった方がいい場合もあります。舅とよ り先に私たち夫婦の方が、先にぽっくりと死ぬのではないかとさえ思うことがあります。 47. ゆくゆくは入所も考えている。50人、100人待ちと聞いたことがある。もっとスムーズに行 かないものか? 48. 認知症の人が入院して点滴管理等に心配がある場合、家族は付き添いが入院治療の最短で打ち切 られるのが現状です。看護人員に余裕がない現状では、無理には言えず、介護施設でのショート 利用などで対応せざるを得ない事が度々あります。施設を増やしたりする事は困難、入院ベッド は削減、ショートステイは一ヶ月前に先着順で決って直前利用は難しい、のが現状です。有料老 人ホームの在宅型で、ショートのように短期間利用して、見守りある程度の看護にも対応できる 形がとれないと思う事があります。いずれにしろ、核家族世帯増加で、家庭での介護が増えてい ます。 49. 自宅で介護して不便なのは、病院に行く時、移動が大変です。 50. 老人や高齢者の料金の負担をなくして欲しい。(税金、保険、医療費など) 51. 身体障害者とは、車イス等に代表されるように動きが出来なくなった部分を補助する設備のみが 公共の場に多くみられ弱視者や盲人に対する対応がきめ細かく配慮されていない(極一部)と思 われます。早急の課題で改善を促したい。そのような人を連れてあらゆる場を確認してください。 52. 介護度に限度額があることで、利用が制限されている。介護職員の給料が安いせいでしょうか、 介護施設の対応のレベルが低いため安心して任せられない。職員のレベルがあがるような施策が 必要なのではないでしょうか。これは病院においても同様の事がいえると思います。 53. 自宅で介護している者への支援がないと思います。介護職がいないというようなニュースを耳に しますが、資格とかなくても自宅で介護している人には、何の支援もありません。必要な事は、当 り前のように自宅介護をしている家族へのおせっかいな援助(ケアマネが入りすぎる)ではなく、 必要な時に必要なものが手に入る。必要な支援がうけられることだと思います。 54. 透析に通院するための交通費に対する助成があれば、病院から遠距離でも通院の負担が少なくな るのでは。 31 55. 現在の制度に大変助けられています。が、施設が少なく入所できないので困っています。 56. 本人の状態は変わらない、もしくは悪くなっていると家族は思っているのに、調査に来た方の見 方で介護度が6ヶ月ごとに変わってしまう事!調査員を一律して欲しいと思います。 57. 不安の少ない人生が送れる様にもっと社会保障制度に力を入れてほしい。 58. すみやかな現状に対する対策。 59. 先の見えない介護、安心して生活が出来る様にお願いします。 60. 介護老人保健施設が不足していると思います。低所得者は金額の高い施設には入れません。老後 を安心して暮せる社会にして欲しいです。 61. 税収も減っている現在、高齢者福祉に国の負担が増えることで他の政策へのしわ寄せが気になり ます。かといって、保険料のアップはつらいのですが。 62. 介護を保険(税金)でやっている分、色々厳しいのはわかるが、結局お金のある人ばかりがサー ビスを受けられる仕組みになっているとしか思えない。さらに最近は地方に医師が少なすぎ る!!国は医師会の言うことばかり聞きすぎる!!医師も職業(営利)なんだとは思うが、開業 や科の選択の統率をもっと国ではかるべき!! 63. 個人負担の減免策を講じて欲しい。 64. 療養型の施設を減らすのは止めてほしい。医療依存度の高い人ほど自宅での介護も大変なのに、 施設が受け入れないというのはおかしい。療養型の少ない所からはベッド数を減らさないでほし い。国の責任で医者の配置を決めるべきだ。医療は国民にとって大事な社会保障の1つです。 65. 頸椎損傷のような人を受け入れてくれる施設を希望します。 66. 車イス利用者の移送サービスが欲しい。 67. 岩手県の今回の県立病院の無床化について、特に知事の対応(冷たさ)には、全く失望した。教 育と警察そして医療については、数値や損益だけでは決められない行政ではないだろうか。これ らは基本的には赤字の分野であり(だからと言って赤字を出してもいいと言うわけではなく)県 全体の予算の中でカバーすべきものと思う。その他の無駄を省くべき(例えば競馬とか)。 68. 介護するために仕事を辞め在宅介護をする者に、支援があれば、経済的に余裕が出来、在宅介護 する者が増えると思います。 69. 年金の返金があるのですが、5 ヶ月とか 8 ヶ月とか経たないと支払できない規則ですが。命にか かわる事であり、規則などと言っている場合ではないと思います。(今の世の中の状況から)命を 継ぐ事が出来るのです。支払う時だけ、規則、規則はないでしょう。 70. 希望する時に、すぐ使える施設を増やして欲しい。ヘルパーさんの確保も難しい。安心して相談 できる、又は、話を聞いてくれる支援センターを増やして欲しい。 71. 長年住み慣れた家、家族に支えられながら最後の時を迎えられる老後は理想ではありますが、若 い世代には核家族を望みます。その生活設計に老いた自分は、組み込まれていないと感じます。 平均寿命が長くなる事は、必ずしも自立した生活を想定するわけには行きません。健康なうちに 老後の生活設計も考えられるよう、啓蒙して欲しいです。 72. 困った時にすぐ活用できる体制があればと思う。 73. 90 歳過ぎた人は、介護保険をかけなくてもよい制度になって欲しい。 74. 安定した仕事がしたい。そうすれば少しは余裕が生じてサービスを使えると思う。 75. なにか利用しようと思っても、お金がかかります。 76. 国の役所関係者は高給料をもらい、介護の家族がいても自分は手をかける事もない生活をしてい 32 るので、介護の苦労はわからないのではないでしょうか。だから入院施設のベッドも減らすよう な、残酷な政策を行う事ができるのでしょうね。私は10年寝たきり介護をしていますが、家族 は皆へとへとです。又、年老いた両親の介護を考えると不安の毎日です。そのためにも病人を 守ってくれる施設が絶対必要です。今回の給付金はこのような介護を必要とする病院、施設に使 うべきです。お金を無駄に使わないようにして頂きたいと思います。 77. まだまだ個人負担が大きい。 78. 特養や療養ベッド数が減少、待機者を無くす政策をして欲しい。「何年待ち」などをなくして欲し い。 79. 少子高齢社会となる事は平成以前から指摘されていたのに、対策を怠って来た国、行政の責は大 きい。併せて社保庁に代表されるメチャメチャな破壊は最早信頼回復不可能と思われ、日本人そ のものに絶望する事態である。今この大変な変動期に之を逆転の発想と捉え、文字通り一体と なった国と行政の根本的施策について全国の改革をして貰いたい。“渡り”廃止等手っ取り早いも のから・・・ 80. 家庭での介護が難しい場合、受け皿の施設の増設をして欲しい。介護に携わる仕事の報酬を多く し、賃金で充分生活していけるようにしていかなくてはならないと思う。 81. 毎日使って消費するオムツ代など十分な位の援助があってもらいたいです。 82. 老人ホームを利用したいが100人待ちとか150人待ちとか・・・家庭の事情もあるのでぜひ 利用できるようにして貰いたい。 83. 介護について受ける人、する人が全く心配する事のない制度を確立し検討をして欲しい。(費用に ついては若年層にかたよることなく応分の負担は必要ではないか)介護の負担を考えた場合、費 用の負担によって解消させるならば、若年層にも高齢層にも賛同を得るものと思う。 84. 施設を増やして欲しい。特に短期間預けたい時に対応できる形態の施設の増設を望みます。特養 みたいに預けたままというのではなく、時々短期間お願いして家族が息抜きをしてまた頑張ると いう形を皆でとらないと介護保険は続かない。 85. 介護保険制度で、家族の義務、家族意識がすっかり無くなってしまったと思います。お金を持っ た人や持った家族だけがいいような気がします。要介護者のメンタル的な部分は救われたので しょうか。なるべく家族としての役割を義務を考えながら在宅介護をと思いますが、いつまでこ の気持ちを保っていけるのか今でさえ施設介護も心に浮かびます。しかし、子供達が自立するま での教育費用等考えれば無理な事、子供達が自立したら介護費用にまわせるのか、自分達も年を 重ね収入が減って行く事を思うと約束できません。今、日本には多種多様な家族があります。ど こまで考えて貰えるのでしょうか。この現状を書いた所で助けていただけますか? 86. 自宅にて介護している人もお金はかかります。介護している人はヘルパーじゃないので給料が出 ないのはでどうしてでしょうか。施設にいて仕事をしている人も自宅で介護している人も中身は 同じだと思うのですが、このアンケートの結果が私達にとってよい方向に改善していただければ とてもうれしいのですがどうでしょう。 87. 超高齢化社会になっている現在(これからも)在宅で介護をしている人も多くなっている。(施設 入所待ちや経済的問題)介護者側にも手当て(お金)をもらえれば良いと思う。税金の無駄遣い はしないでそういう所に金を使えばいいと思う。 88. 認知症のグループホームがあるが、入院が長引いた場合退所せざるを得ない。入院中も在籍させ て貰えるように施設への「在籍料」が支払われるような仕組みが欲しい。(3ヶ月程度) 33 89. 自宅で生活できなくなった時にスムーズに施設に入れるようにして欲しい。病院にかかった時に 診察結果をきちんと説明してくれない医師がいる。患者に分るような言葉で説明できるような医 師を育てる教育をして欲しい。 90. お年寄りを頼める施設を増やして欲しい。 91. 年金支給額が余りに安く、生活を圧迫している。重度に合った額の支給をして欲しい。 92. 待機者がなくなるように努力して欲しい。介護を受けながらあるいはしながら遠方への通院は不 可能に近いので県立病院の入院施設全廃については反対である。 93. 介護施設の充実。 94. 福祉行政には意見があり過ぎる。満足すべき内容は一つも無いと断言できる。腹の中の赤ちゃん から末期症状の老人まで健康な人以外は全く保護の手が届いていない。病人切捨て行政そのもの。 2兆円の定額給付金を廃止してその一部を福祉事業に回してもらいたい。 95. 国民年金の年額31万では―。現行の介護保険料の負担額がキツイ。(最低額でも)もうひとつワ ンランク下の介護保険額を設定すべきである。 96. 少しの無理や大変な事があっても親の介護は家族の手でやりたいと思います。そのためにはデイ サービス、ショートステイ、訪問介護(ヘルパー)等々、それぞれのケースにあった形で手伝っ て貰える環境を作って欲しいです。 97. 入院時の早期退院は患者や家族にとってとても不安です。経済的にも収入は年金のみで増えるこ とは無いのに度々の制度変更で負担額だけが増えて経費のやりくりが大変です。負担が増えても 個人には何の得も感じません。国や行政の失敗を国民(特に弱者)に押し付けているだけで年々 不安になり、介護する側は心労が増えます。 98. 県立病院の無床化は絶対許せません。介護保険料を払っているのですから食費の利用者負担など 負担増ももってのほか。2200億円の削減は定額給付金などをやめれば今すぐ回避出来る事で す。介護職の皆さんの給与ももっと上げて安心して仕事に従事できるようにして欲しいです。 99. 施設入所希望したら、安価ですぐ入所できる施設を作って欲しい。 100. これからは介護受ける人が多くなり若い人が少なくなってきて受け入れ先が厳しくなってきてい ると思います。安心して生活できる環境を整えて欲しいです。 101. 国でも介護の報酬を上げるようにお願いします。介護士の増員をお願いします。 102. 受給(年金)によって介護の金額を考えて欲しい。 103. 需要に十分に対応できる。介護施設、そこで働く人が安心して働ける待遇、必要人員を確保する など、十分な予算を組んで欲しい。 104. 入院ベッドを置いてもらいたい。 105. ヘルパーさん等が来て下さいますので、ありがたいです。現収維持していただければ幸いです。 106. 介護保険は必要な制度だと思いますが、介護に疲れた人たちをさらに苦しめる制度になってきて いる気がする。家庭で介護する人を助けるはずの制度に、逆に苦しめられるというのは、納得が いきません。保険料を減らすには、介護をする人たち、皆が病気にならずに続けられる事、それ が一番だと思います。今の制度では病人と医療費を増やしているとしか思えません。介護に追わ れ自分の病気に気づかず、亡くなった人が何人もいます。介護する人がいなくなれば、結局施設 に入居せざるをえないのです。それでも入所できない人は、孤独に亡くなっていくしかないので す。 107. 介護保険や後期高齢者制度等、どんどんよくなる制度なら、どうして悪い状況しか伝わってこな 34 いのでしょうか?知人に医師もおり、医療現場の状況も大変である事はわかります。ただ、今後、 明るい将来の計画が見えれば、今、がんばろうとなるのでしょうが、そういうものも見えず、不 安や腹立たしさを感じるニュースばかりな気がします。ぜひ改善をお願いいたします。 108. 介護保険が高いと思うのでもう少し安くなれば良いなと思います。 109. 在宅介護が可能な条件を満たせなくなった場合、現時点で、施設入所という手段があります。今 後、その施設が高齢者人口に対して、必要な分だけ確保されているのでしょうか?施設入所の きっかけとなる事の多くが、医療が必要になり、入院をして治療を行ったが、入院以前の状況に は回復できず、自宅に退院が出来ない状況になることが多くみられています。また、社会的にも 高齢化が進み、家族、地域社会で支えあうといっても限界があるのではないかと感じております。 在宅生活をぎりぎりで支えあっていた高齢者世帯、もしくは、独居高齢者、また、その家族が安 心して自宅で生活を送れる介護保険制度といえるでしょうか?医療制度を改正することにより、 療養型病床は削減されました。医療費の面だけを見ればそれでよいのかもしれませんが、そのま ま介護分野に移行するばかりです。充分に介護を受けられない状況で生活を送ることが無いよう な仕組みづくり、また、介護の現場では、その方々の生活が上手く回るような実践や勉強をして いかなければならないと思っております。医療、介護、地域の連携によって、「医療が必要なとき には、すぐに医療を受けられる環境」 「施設が必要な人には、すぐに施設サービスが提供できる環 境」「在宅の可能性が高い方は、すぐに在宅サービスが提供できる環境」など、必要なサービスが、 必要なときに利用できる仕組みづくりをお願いしたいと思います。 110. 医療、介護施設の充実と、それに見合う人的配置(待遇改善も含め)を行う事。 111. 介護保険料を支払っているので、もっとサービス利用料を安くして欲しい。利用料の支払が負担 となり利用できず。困っている人が多くみられます。 112. やはり、入院施設のベッドを全廃する方針には、反対です。これから、老人がもっと増える中、 いざとなった時に、行き場がなくなるのは、不安がつきまといます。安心して暮らせるようにぜ ひ改善して欲しいと思います。 113. 現在本人が体調を崩して入院中ですが、完全介護とはいうものの患者はあまり目も手も掛けても らえないのが現実です。医師はもちろんナースも人手不足で時間も余裕もないと思います。誰も が皆深刻な思いをしているのに国や行政はそれでも医療や介護の予算を削るのでしょうか? 114. 介護員を増やし経済的に余裕がある人は制限なしに利用できるように施設を増やす。重点施策と されないのが問題。 115. 表面的には「保障されている、守られている」といったイメージの政策のように聞こえるが、最 近は「生きられれば良い」程度までの制限に見える(=金銭のある人が自分らしさの生活を維持 できるが中途半端な段階の人は望めない)介護者がすべてしなくてはならない。 116. 十数年介護をしていても、介護ヘルパー資格取得時に何のプラスにもならない。少しは実績とし て認めて欲しい。介護保険料を納めているにもかかわらず、療養ベッドを減らすことに納得でき ない。自宅介護になれば、精神的・肉体的・経済的に皆共倒れになる可能性が高くなり、最悪な 事態になりかねない。とにかく介護には、決まりきった制限がないので、モチベーションを保つ のに大変である。いずれ私達も老いる。このような不安な制度では安心できません。 117. 介護施設に入所しやすくなればいい。施設がもっと増えると助かります。 118. 何かあった時、病院が近いとすぐ対応が出来ますが、盛岡まで連れて行かなければならないと考 えると不安です。どうか、近くの病院やお医者さんを切り捨てないようにお願いします。 35 119. 定額給付金なんかに使うお金があるのなら、社会保障費にお金を使う様にして欲しい。 120. 病気をしている人、介護している人の身になって考えて欲しい。誰でも弱っている時には安心し て、診察してくれる場所が欲しいし、治って退院できるまで、安心して居る場所があったら嬉し い。 121. 制度の内容が分らない。 122. 地域医療問題。病院を診療所化するとか、ベッドを少なくする事は、地方の人間としては、死活 問題だと考える。なんとかして、守りたいと頑張ってきた事は、なんだったのか? 123. 病院への支払ですが、我家の場合、介護の分と重度障害があるので、一度は全額支払いをして、 後で重度の分は戻るのですが、はじめから支払をしなくても良いようには出来ないでしょうか? 奥州市胆沢区ですが、住宅で介護している家族と病院とをつなぐテレビ電話があればいいと思い ます。 124. 介護の認定の見直しをして欲しいです。痛みの訴えを真剣に聞いてもらいたいです。1時間くら いの面接で決めて欲しくないです。日頃の状態を把握して欲しいです。 125. 施設が満床で、入所希望者が入れないと聞きますので、十分な施設の確保を望みます。 126. 年金で入れるような養護老人ホームを沢山つくって欲しいとお願いします。 127. 今は医療と介護が分かれているように思う。老化という問題は窓口を一つにして欲しい。家族と しても、これから老いていく身としても、とても不安を感じる。 128. 安心して入院、入所できる様にお願いしいます。 129. 今は介護をする身ですが、近い将来、介護される身になると思います。今現状を見聞きする中で、 とても不安があるのに、この先どのように変わっていくか、ますます不安が募ります。皆が最低 の線の医療を安心して受けれるよう、本当に努力していただきたいと思います。 130. 母もだんだん進行すると、入院施設のある所に入所する時が来ると思います。その為にも、ぜひ 安心して入れるように施設の充実やベッド数の確保など、よろしくお願いしたく思います。 131. 介護施設に1年半、入所していたが、あまりの対応のひどさ(1年で体重が、30㎏近く減量す る等…)に退所し自宅介護にする。今後も施設に入所させるつもりはない。 132. 入院をしていたが、退院を迫られた。 133. 今以上、年金から支出を増やさないで欲しい。 134. デイサービスやショートステイの施設を増やして欲しい。長期入所できる施設を増やして欲しい。 135. 介護従事者の賃金は多くてもよろしいです。特養ホームを増やして欲しい。 136. 灯油券など、多めに発行して欲しい。 137. 看護士やヘルパーの待遇が悪すぎるから、定着する人が減少する。もっと待遇を良くすれば、外 国人を集めてくる必要が無いと思う。厚生行政は最低だと思う。机の上で考えてないで、1 ヶ月 位は介護の現場を体験してみる必要がある。役人は全く現場の苦しさを知らない。 138. 自宅介護は、介護する者の有形無形の限界がある事を強く感じている。介護者収容施設の拡充と、 増加を計ってもらいたい。介護ヘルパーの不足は、待遇の低さが原因とされている。給与面等の 改善が必要であると考える。 139. 負担が大変だ。 140. 紙面だけではなく、もっと介護の現場を体験してみれば!!と思うほど、介護現場と国の温度差 があるように思います。誰でも多かれ少なかれ、老いてくると病院に通い、特別養護老人ホーム に入所できなければ、介護支援施設とか介護ヘルパーを利用するしかなく、それでも、介護保険 36 料を支払わなければならず、お給料と年金だけでは、足りないため、パートで仕事をしようと 思っていたところ、景気が悪くなり、仕事をする所がなく、この先不安です。 141. 市の調査が2年(夫の場合)審査が済んだ後に、まったく動く事が出来なくなったので、その時 すぐに手続きが取れるといいですね。介護する方も疲れとストレスで急に声が出ない状態が続き ました。 142. 低所得者が利用しやすいサービス料にして欲しい。 143. 介護保険を使い、デイサービスを利用しています。行き届いた世話をして下さり、頭が下がる思 いです。スタッフの人達の報酬が十分でないと言われています。是非、平均のベースか、それ以 上のベースで優遇して上げて下さい。今の政治のあり方、次元が低く情けないばかりです。ムダ 遣いが多すぎます。是非、お願いします。 144. 介護労働者の賃金がもっと上がればいいなと思います。国として、もっと福祉の方にお金を使っ て欲しいと思います。 145. 手術後の1ヶ月でリハビリの病院に行くように言われました。その後、骨折して別の病院に入院 しましたが、3ヶ月近くなるとあまり良くなくても退院を迫られます。もう少ししっかり良くな るまで入院させて欲しいと思いましたが、もっとベッド数を増やして病院から追い出さないで欲 しいです。 146. 介護保険を使うのは仕方がない事ですが。後期高齢者医療保険などは不満に思います。少ない年 金の中から引かれると苦しいです。 147. 寝たきりの老人が具合を悪くした場合は、遠くの大きな病院には行けません。家族が付き添いに いけません。対応するのに大変です。地域に入院できる病院があって、朝夕に言って顔を見せ、 安心させる事が出来ないと元気にさせてあげられないと思います。 148. ベッドは削減しないで下さい。国保病院を診療所化しないで下さい。 149. もっと増えるだろう。自分達の老後の事を考えると、長生きはするものでないとつくづく感じま す。次の世代も安心して老いる事ができる社会体制を示していかなければ、国が成り立たなくな ると思います。 150. リハビリの充実した病院に長期間入院できれば、もっと機能回復が出来るのではないかと思う。 2ヶ月を限界に追い出すように退院させる後期高齢者医療制度に疑問を感じる。 151. ホームヘルパー、訪問入浴車など、無料にして欲しいです。税金をもっと安くして欲しい。田畑 があっても働けない。 152. 老人病人に対する対応を国や行政がきちんとやって頂きたい。入院施設のベッド廃止は断じて反 対します。 153. 介護や老人に金がかからないように、国や行政で年寄りを処分して欲しい事。犬猫のようにとい うのは、私自身もいずれはそういう時期が来ると思うから。政府や行政であれば、何でも決めて 実行できるでしょう。苦しんで生きたくない。 154. 施設への入所の順番待ちが300人あると聞きました。今は自宅での介護でも大丈夫ですが、認 知症が進んだ時の事を考えると不安に思います。施設の数を増やして欲しいと思います。 155. デイサービスも利用しているが、なかなか日数を増やせない状態です。もう少し、本人の希望で 通う事が出来ればと思います。 156. 姑を4年数ヶ月介護保険等利用せず(姑の希望)自宅介護で看取り、ほっとしたのもつかの間、 今夫の介護です。介護の現場だけでなく、大勢の人達が大変な状態の中、まじめに必死になって 37 生きているのに、国会では誰のための政治をしているのか?疑問に思っているのは、私だけでは ないと思う。党派、派閥の政治じゃなく、国民のための政治をすべきです!!議員、官僚の人々、 主権は国民にある事をお忘れなく。 157. ベッドを増やして欲しいです。 158. 在宅の場合、介護者がどんな状況であても、同居であるというだけで(介護を受けたり、入院す る位ではないが、自分の事も大変になっている)本人に係わる生活援助は、受けられないようだ が(介護者が高齢で、本人は動けるが介助が必要で、見守りが必要である。家族が少人数である など)在宅でも頑張っている者への支援が、入所している要介護者よりも、薄く、不公平である と実感しています。 159. 自分のため人のため、一生懸命働き、税金を納め払ってきたと思います。今度は高齢者のためを 思い、福祉活動予算を多めに取りどうかベッド数など減らす事なく、よろしくお願いします。 160. 制度として介護休暇の充実を図って欲しい。長期的な介護余暇だけでなく、突発的な休みを要す る場合も多々あるので安心して働き、介護できる環境の整備充実をお願いしたい。 161. 介護保険料が高い。 162. 洋式便器の一部改良工事を補助対象にして欲しい。 163. 安心して入れる施設があればいいと思います。施設の料金が高いような気がします。 164. 少ない低年金の中から介護保険、国税など天引きされてしまい、だんだん金額も多くなったりす るので、自分も介護の世話になるのも近い。その時生活がどうなるのか凄く不安です。低年金者 も安心して暮らせるよう福祉に力を入れて貰いたいです。 165. 現在軽米病院では、入院させてくださるので安心です。国の社会保障費削減で、療養ベッドが削 減、医師不足、6つの入院施設のベッドを全廃止する事には、反対です。自宅で介護しています が、介護者も老人になり、腰痛を我慢しながら生活していますので、自分がみられなくなったら と思うと、悲しくなります。 166. 自宅の近くに入院できる病院を残して欲しい。 167. 今後、ますます高齢者や要介護の人が増える状況の中、社会保障費の削減、ベッド数の激減など、 時代に逆行する対策だと思います。また、巨額の税金のムダ遣いを早急に是正し、そのお金で全 国に特養ホームを建設し希望者は、待機なくても入所できるようにすべきです。 168. 介護施設では、介護人が不足していて、とても大変です。介護人をふやしていただきたいです。 でも、現在の賃金では、介護人は生活していけません。そして、生きがいのある仕事とはいえま せん。若い方々についてよかったと思えるような職場にして頂きたいです。また、外国人をヘル パーに迎えるのではなく、国内の仕事につけない方々にお願いして勉強させて頂きたいと思いま す。仕事についていただきたいと思います。 169. 元気な高齢者にも、かけた分(介護保険)が戻ってくる仕組みが欲しい。 170. 介護者が病気になった時頼める所がある事。 171. オムツの支給。感謝しています。 172. 今後、施設に入りたくでも、経済的理由で入れません!! 173. 国も県も、命を守る努力が足りない。地域によって、受けられる医療が異なっているのはおかし い。今のままでは、安心して老いる事は出来ない。日本に住んでいて、岩手に住んでよかったと は思えない現実。医療・社会保障の充実ができない人がトップに立っているようではだめだと思 う。住民、国民の声をきちんと聞いて欲しい。県立病院の無床化は阻止して欲しい。撤回して欲 38 しい。達増さんじゃなく、サスケさんだったらどうだろ?もうじきの選挙では、達増さんでない 人がなって欲しいと思う。こんなに勝手な人だとは思ってなかった。麻生さんも同じ。もっと国 民、県民のことをきちんと考えて欲しい。 174. 介護する人は、とても大切な人材ですので、もっと優遇された仕事でも良いと思います。 175. 介護してくれる人が側にいてくれるような、地元就職できる体制。 176. 今は、長男本人の年金を身の振り方を握っていて、逆らえずにいるが、状況がかわったら、施設 にお願いしたい。どこの施設も待機が3桁だと聞く、いざとなって頼れるのか不安が大きい。病 院もすぐ出されてしまうので、せめて施設の待機者が減るようにして欲しい。 177. 国や行政に意見はいっぱいあっても、私達の声がとどかない!! 178. 1人で世話しているが、自分が倒れたらと思うと不安でならない。利用料の負担が大きい。 179. 年金が3万そこそこ。デイサービス、ショートステイを利用していますが、とても足りません。 180. 後期高齢者医療制度、私達は年金生活です。差し引かれたら2ヶ月どうしようと頭を悩まします。 障害者になったら、その年金もいただけるよう、お願いしたいけど。 181. 施設入所となれば、費用がかかり、本人の年金だけでは、とても間に合わず、家族の年金も使っ ている。高齢化、核家族化が一層進む中での介護の問題を行政がしっかり考えて欲しい。 182. 施設利用が安易にできるようになればよい。 183. 今リハビリを受けていますが、時間を延長して内容の濃いものにして欲しいです。 184. 介護を受けなければならなくなった人が、安心して介護を受けられる場所を増設して欲しい。お 金の心配がなく介護を受けいれる場所であって欲しい。介護の心配をしないで、家族が働ける環 境を作って欲しい。 185. 介護にもっと力を入れて欲しい。 186. 施設を増やして欲しい。 187. 介護に携わる人達の苦労を知って欲しい。 188. 介護状態による、利用限度をなくして欲しい。 189. 介護に対するお金がかかる、年金だけでは足りない。 190. 県立病院の縮小が地域の老人を切り捨てるようなものであり、存続を希望します。 191. 施設を利用したくても空きがなく難しい。 192. 治療終了したので、病院はもう出て行くよう責められる。せめて介護方針がきちんと決まるまで、 退院を待ってもらえるような優しさが欲しい。 193. ヘルパーさんに胃ろうをしていてもみてもらえるようにお願いしたい。 194. 介護するものにとって、仕事を続けながら、自宅での介護が出来る事は望ましいと考えています ので、デイサービスとかショートステイの制度を利用できる事は、とても助かっています。 195. ヘルパーさんの待遇を良くして欲しい。沢山増やして欲しい。常識のあるヘルパーさんになるよ う教育して欲しい。 196. 介護施設をもっと増やして欲しい。 197. 金銭的問題で入所できない高齢者・家族の苦悩を見聞きしています。何とか公平な介護がうけれ る様であって欲しいです。 198. 介護の大変さを世間に広めて欲しい。周囲に理解してもらえたら、苦労も半減すると思う。 199. とにかくお金がかからないようにしてください。 200. 言葉で簡単に介護といっているが、範囲がわからない。介護用品についても幅広く知りたい。 39 201. 医師不足もでしょうが、特養ホームの入所を希望してもベッドを減らされるのでは、入所するま での時間がかかる。それまでの間、家族で介護する側の精神的負担が大きいので、どうにかして 欲しい。 202. 生活保護を止めたばっかり。今後寝たきりになって施設に入れたいが、お金が無い。 203. きちんと資産を見て手当をもらうようにすべきだ。 204. 介護保険料も年金生活にとっては、高いけど仕方がない。 205. この制度があり、助かっている。 206. オムツ支給は大変助かっています。 207. 介護の現場を見て、その大変さをしっかりと受け止めていただきたい。 208. サービスが高いと思う。もっと安く利用したいと思う。 209. 仕事を辞めたため、収入が減り、生活が苦しくなっている。 210. 社会保障費を削らないで、どうぞ特別養護老人施設への入所がスムーズに行きますように希望し ます。 211. 介護諸経費を自治体に補助して欲しい。 212. 通院に付き添うのが大変。一日がかりだ。 213. 施設への入居の料金が高すぎる。 214. 最近はなかなか施設入所ができないので、家で介護を受けると、寝たきり、独居あるいは、家族 がいても、すべてを介護サービスに頼むと、施設介護よりも高額になるリスクが高い。サービス 限度額以上の金額には控除があるが、実際は限度額以外にかかるお金も介護が重くなる程比例し て高くなるので、在宅介護だけで、療養される方には、さらなる控除、あるいは手当のようなも のがあれば、長く在宅で生活できると思います。 215. 医師不足について、いくらの能力があっても、経済的な面から医師の道へ進学が難しいのでは? 特に岩手でのこの時期では、親も苦しい、県や市町村での医師育成のための全面的なバックアッ プが必要不可欠。ぜひこの岩手の地で頑張ってくれる医師を育ててください。県立病院に産科、 耳鼻科、眼科などの診療が出来ないなど、行政の怠慢です。急務です。すぐに取り掛かってくだ さい。 216. 身体が動く時は対応されているが、寝たきりの時の対応があまりにも家族だけの負担が増すだけ の施策に感じられる。 217. 施設の利用料金を安くしてもらいたい。 218. もっと介護報酬を上げるべきです。その上で充分な介護を受ける事が出来るようにシステムを作 るべきだ。医療費増大になるというだけで、病院のベッド数を減らす政策には疑問です。 219. 家庭での介護に対して援助(金銭的に)してもらいたい。老人施設を充実させて、公的に老人を 受け入れしてもらいたい。 220. 社会保障、福祉、介護、医療の予算を削減しないで欲しい。 221. 医療、介護制度が悪いほうだけ変えられ、年寄りをかかえて不安でならない。自分もまもなくそ の年代になる事に不安でいっぱいです。 222. 冬期間の道路の除雪問題。 223. 国の予算を福祉や医療に向ける予算を多くして欲しい。 224. 社会保障に関係する予算を多くして、介護する人のいる家族の不安を少なくするようにしてもら いたい。 40 225. 障害を持っている人が優先的に入所できる様にして欲しい。 226. 介護保険をもう少し安くしてもらいたい。 227. 年金が少なくなり、困ります。 228. 親が困っている時、無責任な子供が多い。小さいうちから教育が必要だと思います。親を生活保 護世帯にし、子供たちは裕福な生活をしている方がいますが、腹が立ちます。 229. 寝たきりになった時不安になる。 230. 自己負担分について、ショート利用での住居費(ユニット個人室)が余りに高い。その部分がも う少し、安価にならないものか?老人ホームの個室化を図っていくには、余りに住居費が高いの は、利用したがらないと思う。 まとめ: 2000 年 4 月に介護保険制度が発足し、今年 4 月に 10 年目を迎える。 介護保険制度は、住み慣れた地域で安心して介護が受けられること等を目的に導入された。 しかし、その実態はどうか。介護保険制度のこれまでの道のりとアンケートの結果についてまとめ た。 【国の社会保障費抑制方針】 国は 1983 年より「医療費亡国論」に基づき医療費の抑制を進めてきた。そして、小泉内閣は 2002 年から「5 年間で 1.1 兆円の社会保障費自然増削減方針」を強行してきた。さらに政府は 2006 年の骨太方針において、引き続き 2007 年度から 2011 年度まで毎年 2,200 億円抑制するこ とを決めた。 このような中で、医療保険から切り離した新たな制度として介護保険制度が作られた。財源は、公 費 5 割(公費の内訳は、国 50%、県 25%、市町村 25%)で、それ以外は保険料や利用料でまかな われる。公費負担を抑えることのできる仕組みである。 【介護報酬】 介護報酬は、厚生労働省発表で 2003 年 4 月の見直しではマイナス 2.3%、2006 年 4 月にはマ イナス 2.4%と、制度発足以降、連続して引き下げられてきた。その結果、介護に携わる労働者の賃 金は据え置かれ、もしくは引き下げられた。過酷な労働に見合った報酬になっておらず、現在の介護 離職者は 20.3%と、全産業の離職率の平均(16.2%)を上回っている。また、介護福祉士の養成施 設の 6 割以上が定員割れの状況である。介護施設でも、職員不足で運営に支障を来たしている施設も ある。 政府は来年度 3%の報酬引き上げを決めたが、待遇改善にはそれだけでは足りないとする意見が多 い。 【給付制限】 41 2005 年 10 月には、施設利用者の居住費及び食費の全額自己負担が導入された。そのことにより、 費用を支払うことができず全国で多くの退所者が相次ぎ、岩手県においても当協会の調査では、少な くとも 25 名の退所者が発生した。 2006 年 4 月には、「予防給付」の導入とあわせて、要介護認定の見直しが行われ、例えば介護度 1と認定されていた方が、要支援1や要支援2にされ、それまで車イスや電動ベッドが保険で利用で きたものが保険から外され全額自己負担となった。その結果、当協会の調査で、県内では少なくても 保険での利用が不可能となったケースが 900 件(内訳は、電動ベッドなどの特殊寝台 530 件、車イ ス 145 件、手すりなどその他の用具 225 件)発生した。 【入所待機者と病床削減】 全国では 38 万人とも言われる特別養護老人ホーム(特養)の入所待機者がいる。岩手県でも 2007 年度末時点で 5,422 名の特養入所待機者がいる。待機者の解消が急がれるところである。 しかし、2006 年に成立した医療制度改革関連法では、2011 年度末までに医療療養病床を 6 割減 らし、介護療養病床を全廃することが決められた。これを受けて岩手県でも、医療療養病床を 2008 年の 2586 床から 2402 床まで減らし、介護療養病床を 2008 年 876 床からゼロにする方針であ る。 国は病床を削減する代わりに、有料老人ホームなどの居住系施設への転換を進めている。 【病院から在宅へ】 国は、医療費削減のために在宅での「看取り」を現在の 2 割から 4 割へ引き上げようとしている。 しかし、在宅医療、在宅介護の環境整備が十分でないまま病床削減だけが先行して進められている。 アンケート結果の考察− 以上のような介護保険制度を取り巻く状況の中、県内の在宅介護を行っている家族に対する調査結 果の特徴としては次の通りとなった。 1、一人暮らしの方 家族構成については 9 割以上が家族同居であるので、ヘルパーを利用していたとしても、家族も ケアできる状況と推測できる。しかし、一人暮らしの方は 7.8%おり、ある居宅介護支援事業所で は、一人暮らしの方のフォローとして、兄弟などの親戚のうち 3 軒まで連絡先を把握しておいて対 応しているとのことであった。 2、在宅介護の理由 「経済的理由で病院や施設に入ることができない」との回答が 105 件あった。少なくない数の 方が、経済的理由で施設を利用できないことが判明した。お金の有無で、希望するケアを受けるこ とができないのは問題である。 また、 「病院や施設に入りたくても満床状態で断られたから」も 65 件あり、県内でも特養の待機 者が数字として出ているが、それを裏付ける結果となった。 3、ヘルパーの利用を増やせない 介 護ヘルパ ーの利用 回数 、時間に ついて「 増や したいが 増やせな い」 との回答が 47 件 (9.9%)あり、その理由として、「経済的理由」が 23 件あった。これも、経済的理由で、希望す る介護が制限されている実態がある。必要な介護、希望する介護は経済的理由で制限されることが あってはならない。 4、介護のために仕事を辞める 42 「介護する人が他にいないので仕事を辞めた」が 71 件あった。また、「介護する人が他にいない ので仕事の時間または量を減らした」は 106 件あった。介護することで、仕事を辞めざるを得な かったり減らさざるを得なかったりする実態が判明した。 仕事を辞めたり、仕事量を減らせば当然収入が減る。被介護者が生じたことで、家計の収入に影 響する事例が多かった。 5、少ない収入と高い介護費用 介護を受けている方の 1 ヶ月の収入は「1 万円∼5 万円未満」が最も多かった。一方、自宅介護 にかかる 1 ヶ月の経費は「2 万円∼3 万円未満」が最も多かった。このことから介護費用は、本人 の収入だけではまかうことが難しく、貯蓄がある方は貯蓄を切り崩し、あるいは家族の収入も充当 させないと介護費用が用意できないことが推測される。 6、強いストレス 在宅介護での悩みや苦労については、精神的ストレスや体力の限界、将来が不安といった切実な 意見が多かった。介護実態を告発する内容、壮絶な内容もあった。「自分が限界になった時には共に 死ぬことを考える」などの絶望的な意見も多く見られた。 7、待機者の解消、収入の少ない人でも安心して受けることのできる介護を 行政への意見として多かったのが、次の意見である。 「入所施設を増やして欲しい」「本人の収入の範囲内で利用できる介護制度にして欲 しい」「ヘルパーに辞められると困るのでヘルパーの待遇を良くして欲しい」「介護保険料を下げて 欲しい」「老後の心配のない制度を」「不安の少ない人生が送れるよう、社会保障制度に力を入れて 欲しい」 費用を心配することなく、介護を支えてくれる体制の早急な整備を求めている。 最後にー 家庭によっては、家族に被介護者が生じると状況が一変する。その理由の一つに、介護保険制度の 貧弱さがある。家族に被介護者が発生した場合、介護される方だけでなく介護する家族に対するフォ ローがしっかり行われることが重要である。 そのためには、まず国は毎年 2,200 億円ずつ抑制している社会保障費の自然増の抑制をただちにや めるべきである。また、来年度の介護報酬 3%だけの引き上げでは、介護労働者の待遇はほとんど改 善されないとの意見が多いことから、それ以上の引き上げを行うべきである。制度の根本的な問題と して「介護報酬の引き上げ=保険料の引き上げ」という仕組みの是正も求められる。 来年度から介護認定の方法が変更される見通しだが、寝たきりの方でも介助なしと判定される可能 性があるなど、ますます貧弱な制度となってしまうことが危惧される。 さらに、国は病院から在宅での療養を推進しているが、在宅介護の環境整備が十分でないまま病床 削減だけが先行して進められており、ここでも医療費削減ありきの矛盾が露呈されている。 国民が政府に最も望む施策は、社会保障制度の充実である。老後を安心して過ごすことのできる体 制整備が急務となっている。 43
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