真空ずり除会式せん孔装置の

西化建 言受技 芸
l
gVOL
6
0
この装置の大 きな狙 いは, これ まで水 を用いてはせん孔
で きなか った岩のせん孔 を可能 にす ることと,真空吸引
5
0
圭
i
40
i
】
用
す ることでせん亨Lに いる空気による粉塵の発生 を防止
す ることであ る。
/
1 実験装置
(
T
r
(
k
gf
J
/
o
T
f)
至
30
の
(
柚.
-5
3)
6
i
.
6K
】
最終実験では装置全体 をクローラに搭載 L (1ブー
クロー ラ ジ ャンボ)
,
油圧 ドリフタ (
HD 5
0
)杏
ム
用いてせん孔 したが, ここでは手動式の実験装置を示
20
qt-4
(
N
9
.
0
2
)
.
1
K
】
i
す。
1
0
¢7
9
0
の -1
8.
l
K
0
00
02
06
04
08
10
K
Fi
g-8 収縮応力 (
の)と拘束度 (
汰)の関係
参考文献
Fi
gl1 実験装置
1)樋 口芳朗,村田二郎,小林春夫 「コンク リー ト工学
(I)
施工」
2)コンク リー トひびわれ対策研究会 「
続 コンクリー ト
のひびわれ」
手動式装置は, ビ ット,中空 ロ ッド,エアオー武
サ クシ ョンホース,集塵器,真空ポンプか ら構成 され
3)建設省河川局 「
多目的ダムの建設 ・第2
4
牽 コンクリ
ー トの温度規制 」
る。各種の実験 においてエアオーガ とレ ツグ- ンマを
併用 した場合 もあるO装置各部の諸元 を以下 に掲 げる。
エアオーガ
5AL
空気消費量 2.
5
m3/m
in
最大 出力
3.
5
PS
レツグハ ンマ 空気消費量 2.
4
m3/mi
n
国抄
3
1
7
D
銀
ピス トンス トローク4
9m
m
打 撃 数 2
,
4
0
0b
.
p
.
m
真空ずり除会式せん孔装置の
(
a
t5
.
Ok
g
f
/c
m2)
開発
回 転 数 2
4
0r
.
p
.
m
(
at 5
.
Ok
gf
/c
m2
)
捕 集 能 力 0.
1
/
∠
m∼1
0m
m
ETI
)
1
7
8
1
0
1 除塵効率 9
6%以 上
風
量 5.
0
4
m3/mi
n
集 塵 器
稲葉
力*
平野
舜-**
真空ず り除去式せん孔装置 とは,従来, トンネル等 に
おけるロ ックボル ト札
アンカ手L及び発破孔 をせん孔す
る際,粉砕 された くり粉 を水 または空気を用いてロ ッド
の外側か ら孔外に押 し出 していた ものを, ロ ッドの内郷
に負圧 をかけて吸引 して集塵装置 まで導 く装置であ る。
衆望ポンプ
最大真空度 7
4
0
m
m
Hg
ナ ッシュ型
最大排気量 3.
5
m3ンmi
n
高真空ポンプ
2 対象試料及 び実験結果
せん孔実験の対象試料は広範囲に及び-紬圧縮強度
,
0
0
0
k
g
f
/
c
m2 とな っている。-軸圧綿 糸度は
も約 3-1
*技術研究部土木技術課
辛*技術研究部土木技術課係長
146
当社技術研究所で一 軸圧縮試 験を行 った ものの他は,
プ ロ トジヤコノフ氏の方法 による試験, ロ ック ・シユ
西亨
公廷 設 技 祇 VOL5
の見かけの含水率が増加す るため と考 えられ るO これ
0
0
k
g
f
/
c
m2以下
らの対策が完成すれば -軸圧縮強度 2
に適 したコ二
法 となろ う。
3 粉塵濃度の計測
人体 に悪 い影響 を及ぼす粉塵の粒径 は1
0
〃m 以下 と
いわれている。実験で はローポ リウムサ ンプ ラを用 い
て,実験装置が発生す る粉塵濃度 とエ アブ ロー式で レ
30
10
1
0
4
06
01
5
0
2
0
0 8
0
0
1
0
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0壬
佳
定一軸圧絹張だ(
k
g
,
/
/
が]
/
r'
'/
l
、
Fi
g-2 せん孔速度 ∼推定一瓶圧縮強度
ミット- ンマによる訊 験で求 めた。
Fi
g.
2にせん孔 速度 (
m
m/
mi
n)∼推 定一軸圧 縮 強度
(
k
g
f
/
c
m2) の関係 を示す。図中のアル フ ァベ ットは ビ
0
)の種類 を示 してお り,右上の試料名は,
ット (≠6
ツグ-ンマ及び 3ブームジ ャンボの 1ブームを用いて
せん孔 した場合 に発生す る粉塵濃度 を比 較 した。
轟
詣 静勺には,実験装置が粉塵濃度 に及ぼす影響 はビ
ット先端の 目詰 ま りのためにエ アブ ロー した場合で も
0.
4-0.
8
m9/
m3 であ りほ とん ど無視で きる数字であ
った。一方, レ ツグ- ンマで インサー トカー ビ ットを
使用 した場合 と3ブームジ ャンボの 1ブームだ けを使
大谷石 については古河鉱業㈱吉井工場で使用 した もの
4
0
mg/
m3,
用 してエアでせん孔 した ときは, それぞれ1
2
3
0
m9/
m3 の粉塵濃度 とな ったo これはせん亨u衷度の
で, その他 は出i
]
断 名で実験箇所の岩種 を表 わ した。
差 を考慮 して も, なお大 きな差で あ り,真空ず り除去
歩3
6インサー トカー ビ ット換算値 とあ るのは レ ツグ-
式せん孔装置の粉塵濃度の減少 に対す る寄与 は著 しい
6インサー トカー ビ ットでせん孔 した
ンマを用 いて ≠3
といえる。
0
の断面積比でi
成じた もので あ る。 また,せ
速度 を ≠6
ん亨じ豪産カL 軸圧縮強度 との関係で連続 して変化 して
いるが,正 しくは強度 ご とに断続 した値であ る。
4 あ とが き
本開発は,財団法 人 日本船嫡油長興会 (
.
会長笹川良一)
0-2
0
0
k
g
f
/
c
m2の岩 が本
この図 よ り,-軸圧縮強度4
か ら補助 を受 けて行った もので,実験 は西松建設㈱ と
装置 を適用 し得 る範 囲 と考 えられ る。 この範 囲で はせ
古さ
職 広業㈱が担 当 した。
L速度が 5
0
0
m
吋′
mi
nを越 えてお り (
Tl
,T2ビ ット),
んす
一応実用化の域 に達 している。
なお,本装置 は特許 として出願 し公告 されてい る,
(
特 許出願公告
I
L抄
6
3
8
7
5
9
。)
昭和5
銀
消石灰症
岩遮る路床安定地建の
施 三富
冨慧魁
亀
冨
広川
文明*
望 月 宏稀 ***
山沢
鋭 二 **
斉藤
顕次 ****
Ph
o
t
oJ 左か らT2
、Tl
ビッ ト
中央 自動車遺西条工事 において,路床の安定処理 を行
-軸圧縮強度が4
0-6
0
k
9
f
/
c
m2 (
土丹)の岩でせん孔
速度が急激 に落 ち込 んで い る理由は,繰粉が ビッ トに
付着 してビッ ト先端開 口部の閉塞 を起 こすためで,付
着す る原因は土舟 にせん断力 を加 えた時 に土井の表面
*
横浜 (
支)甲府西条 (
揖)
*
横浜 (
支)甲府酉条 (
也)
所長
*
横浜 (
支)甲府西条 (
也)
係長
*技術研究所係長
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