1/18 ロボット介護機器開発・導入促進事業 成果報告会 『電動昇降サドル付き歩行車』 発表者 株式会社ミツバ 開発第五部・部長 萩原 伸一 2016年10月28日(金) 目次 2/18 0.(株)ミツバのご紹介 1.発表の概要 2.開発コンセプト 3.『2年間』の活動内容 4.今年度の活動内容と課題 5.課題の対応計画 6.今年度試作機の仕様 7.今年度試作機の使い方 ミツバの概要 3/18 沿革 1946年 3月:株式会社三ツ葉電機製作所として創立 6月:自転車用発電ランプ販売開始 本社:群馬県 桐生市 本社 :群馬県桐生市広沢町1-2681 設立 :1946年(昭和21年)3月8日 資本金 :98億85百万円 従業員数:3,982名(連結20,841名) グループ :49社(日本21社、米州4社、 欧州5社、アジア12社、中国7社) 【売上高】 単体 : 1,490億58百万円 連結 : 3,060億30百万円 (2015年3月期) 1951年 6月:ホーン生産販売開始 1960年 6月:小型二輪車用スターターの生産販売開始 1986年 12月 :アメリカ・イリノイ州に アメリカン・ミツバ・コーポレーションを設立 1989年 9月 : 東京証券取引所市場第一部に指定替え 1996年10月 : 社名変更、株式会社ミツバとなる 2001年10月 : ミツバ研究開発センター開設 2007年04月 : 自動車電機工業株式会社と合併 ミツバの製品(1) ボディー電装 4/18 利便・快適 パワーウインドウ ホーン サンルーフ リアワイパー パワーシートモータ 制御ワイパー リレー EGR パワーテールゲート ブラシレスファン パワースライドドア シャッターグリル 走る 電動オイルポンプ ETCモータ スターター ENG制御系 :コントローラも供給 VSA EPSモータ AFP ESBモータ シャシー制御系 曲る・止まる ミツバの製品(2) 二輪電装 応用機器 汎用電装 市販品 5/18 ミツバ ビジョン 6/18 スローガン “踏み出そう笑顔あふれる未来のために” 「人」に役立ち、 「人」を助け、「人」の代わりとなる システム商品で福祉社会へ安全・安心・便利を提供する。 1.発表の概要 7/18 歩行車に、立ち上がり、座り込みの動作を支援 する電動機能を搭載し、自身で立ち上がって いた被介護者の転倒の危険性低減と立ち上がり の介助をしていた介護者の身体的負担の軽減を 行ないます。 また、機器を気軽に使えるようにすることで、 被介護者の自立促進にも繋がることを狙った 歩行車です。 2.開発コンセプト 8/18 被介護者の自立心の向上と介護者の労力を 大幅に軽減させることを狙う。 ・被介護者は、できる活動が増え、 社会への積極的な参加が可能となる。 ・介護者側では、立ち上がり補助の身体的 負担軽減と介助頻度が低減され、介護者 不足改善に繋がる。 3.『2年間』の活動内容 9/18 平成26年度(1年目の試作機) 肘受け部昇降の電動化 ◆課題 立ち座り補助の効果が少く、 適応者の範囲が狭い。 ⇒脇の下の支持による昇降では、 圧迫による痛みと上昇するにつれ バンザイ姿勢になってしまう。 翌年度の方針 臀部を支持して立ち座りを補助する 機構へ方針変更。 3.『2年間』の活動内容 10/18 平成27年度(2年目の試作機) ◆成果 肘受け部及び、 ・臀部支持で、立ち座りの補助が サドル部昇降の電動化 容易となった。 ◆課題 ・細いサドル形状と座面が硬く、 昇降時に臀部痛が発生する。 ・施設用歩行車がベースのため、 取り回し性が悪い。(重く大きい) 今年度の方針 ・サドル形状の見直しと柔らかい材質 とすることで、臀部痛の緩和。 ・小型、軽量化。 4.今年度の活動内容 11/18 平成28年度(3年目の試作機) 製品コンセプト ◆取り回し性の向上 ・在宅用に小型、軽量化。 総重量:22 kg ←35 kg ・後輪の径小化と自在キャスター化に より、ベッド下等へ入込み性の向上。 ◆サドルへの座り心地向上 ・形状及び座部材質変更。 ◆適応者の拡大 ・身長175 cm の方も立ち上がれる サドル高さ。 ・サドルの座り心地向上による座った まま歩行が可能。 4.今年度の課題 ◆サドルの形状と材質について ・座って痛みが少なく、乗り降りと歩行し易いサドルの 形状と材質について引続き検討する。 ・サドル部をワンタッチ脱着式とし、使う人の好みや 使用目的でサドルの選択範囲を広げる。 ◆トイレでの利用法について ・便座へのアプローチ、衣類の脱ぎ着も合わせ、 利用方法を明確にする。 ◆上記以外の生活場面での利用法について ・場面ごとの利用方法を整理する。 上記については、実証試験で十分な確認を行う。 12/18 5.課題の対応計画 項目 10月 13/18 11月 12月 1月 2月 現在 実証試験 実証試験 まとめ ステージ ゲート審査 サドル 形状・クッション材質違いトライ 便座へのアプローチ・衣類脱着 試作機リファイン トイレ 場面ごとの利用方法まとめ トイレ以外 3月 6.今年度試作機の仕様 14/18 操作スイッチ 肘受け昇降用 アクチュエーター (1本) サドル 緊急停止 ボタン 本体ストッパー ハンドル キャスター4輪 (自在キャスター) 主電源スイッチ 本体ストッパー コントローラBOX サドル昇降用 アクチュエーター(1本) 6.今年度試作機の仕様 15/18 リニアアクチュエーター外観 (単位:mm) φ19 218 70 取付け最小ピッチ: 280 + ストローク 53 サドル昇降用 肘受け昇降用 最大推力:1,000 N 最大推力:750 N リニアアクチュエーター速度:10 mm/s リニアアクチュエーター速度:20 mm/s バッテリー電圧:12 V 時 バッテリー電圧:12 V 時 専用コントローラーにより、速度及び停止位置制御が可能 6.今年度試作機の仕様 16/18 コントローラー外観 (単位:mm) ・制御基板 ・バッテリー ・充電器 内蔵 操作スイッチ外観 主電源ボタン 肘受け・サドル 連動ボタン サドルボタン 200 165 肘受けボタン 主電源LED 28.5 184 65 70 7.今年度試作機の使い方 動画 17/18 ご清聴ありがとうございました。 ~ End of Presentation ~
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