ミツバチと口内炎と花粉症

が あり 、 高 温多 湿 の 中で も 細 菌 の繁 殖 を 抑え て
し ただ け で 区別 が 付 き ます 。 と もに 同 じ よう な
に 比べ て 黒 っぽ い こ と から 、 慣 れて く る と一 見
が 、ニ ホ ン ミツ バ チ の ほう が セ イヨ ウ ミ ツバ チ
バ チで す 。 この 両 種 、 見た 目 は よく 似 て いま す
ミ ツバ チ 、 もう ひ と つ は日 本 在 来の ニ ホ ンミ ツ
パ から 導 入 され 、 そ の 後に 野 生 化し た セ イヨ ウ
ります。ひとつは蜂蜜を採取するためにヨーロッ
日本 の 野 山を 飛 び 交 うミ ツ バ チに は 二 種類 あ
用 を持 つ 天 然由 来 の 物質 と し て はと て も 貴重 な
的 に合 成 す るこ と は でき な い こ とか ら 、 抗菌 作
て いま す 。 いず れ に して も 、 プ ロポ リ ス を人 為
プ ロポ リ ス を集 め る 必要 が な い から だ と いわ れ
棄 する 性 質 があ る た め、 わ ざ わ ざ労 力 を 使っ て
あ るの で す が、 ニ ホ ンミ ツ バ チ は早 期 に 巣を 放
る ため 、 プ ロポ リ ス を塗 っ て 清 潔に 保 つ 必要 が
セ イヨ ウ ミ ツバ チ は 巣を 長 年 に わた っ て 使用 す
に はプ ロ ポ リス を 採 取す る 能 力 があ り ま せん 。
ミツバチと口内炎と花粉症
巣 をつ く り 、蜂 蜜 を 採 取で き る ので す が 、大 き
ものといえます。
巣 を清 潔 に 保ち ま す 。し か し 、 ニホ ン ミ ツバ チ
な 違い も あ りま す 。 そ れは プ ロ ポリ ス を 集め る
菌 作用 を 持 って い ま す 。セ イ ヨ ウミ ツ バ チは こ
ら 守る た め に分 泌 し た 粘着 性 の 物質 で 、 強い 抗
プロ ポ リ スは 植 物 が 自ら を ウ イル ス や 細菌 か
ま した 。 と ころ が あ る日 、 コ ン ビニ で プ ロポ リ
善 され ず 、 一~ 二 週 間は 不 快 な 症状 が 続 いて い
だ り薬 を 塗 った り し まし た が 、 一向 に 症 状は 改
口 内炎 が で きる と 、 ビタ ミ ン B 1・ B 2 を飲 ん
これ ま で 私は 口 内 炎に 悩 ま さ れて き ま した 。
の プロ ポ リ スを 植 物 か ら採 取 し て、 巣 に 塗り こ
ス 入り の 飴 を見 つ け 、そ れ を 食 べ始 め た こと が
ことができるかどうかという点です。
み ます 。 プ ロポ リ ス が 塗ら れ た 巣に は 抗 菌作 用
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大 き な転 機に な りま した 。 プロ ポ リス 入 りの 飴
を 口 に含 んだ 途 端、 口の 中 がピ リ ピリ と 刺激 を
受 け ます 。ど う やら 口の 中 にで き た小 さ な傷 や
粘 膜 の荒 れに 、 抗菌 性を 持 つプ ロ ポリ ス が作 用
し て いる よう で す。 そし て プロ ポ リス 入 りの 飴
を 食 べる と、 そ のと きで き 始め て いた 口 内炎 も
翌 日 には 痛み が なく なり 、 すぐ に 消え て しま い
ま し た。 その 後 もこ のプ ロ ポリ ス 飴を 食 べて い
る と 、口 内炎 の でき るこ と がほ と んど な くな り、
仮 に でき たと し ても すぐ に 治り ま す。 今 では 、
プ ロ ポリ ス入 り の飴 を常 食 する よ うに な り、 口
内炎に悩まされる回数は激減しました。
も うひ とつ 、 ミツ バチ が 花の 蜜 とプ ロ ポリ ス
以 外 に集 める も のが あり ま す。 そ れは 花 粉で す。
花 粉 がめ しべ に つい て植 物 が受 粉 しま す 。そ の
こで 養蜂 家 はこ の花 粉 をミ ツ バチ の 生育 に 影響
富み 、ミ ツ バチ はこ れ を主 食 にし て いま す 。そ
花 粉 は花 のお し べか ら出 る 粉状 の 物質 で 、こ の
花 粉 をミ ツバ チ が集 めて 蜜 で団 子 状に 固 め、 巣
がな いよ う 、少 しだ け 巣か ら 取り 出 して 、 ミツ
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に 持 ち帰 りま す 。こ の団 子 状の 花 粉は 栄 養価 に
巣箱に集まっているセイヨウミツバチ
バ チ 花粉 とし て 販売 して い ます 。 ミツ バ チ花 粉
は ヨ ーグ ルト や 飲み 物な ど に混 ぜ て食 用 にし 、
サプリメントとしても人気があるそうです。
中国・雲南省では蜂蜜を採取するため、広大
な農地に菜の花を栽培しています。世界最大の
菜の花畑も雲南省にあります。そんな雲南省の
露天商を尋ねた際、ビニール袋で売られている
大量の花粉を見つけました。店主に尋ねると、
「この花粉を飲んでいると、体が花粉に慣れて
花粉症が治るんだ」と力説します。私も花粉症
に悩まされていることから、思わず一袋購入し
てしまいました。ついでにこんな大量の花粉を
どうやって集めるのか聞いてみると、「ミツバ
チの巣にある花粉を全部回収する」とのこと。
それではミツバチの食料がなくなって困るので
はないかと問い返すと、店主は平然と「ミツバ
チには砂糖水をやる」と答えました。中国のミ
ツバチは集めてきた蜂蜜、花粉、プロポリスを
すべて取り上げられ、砂糖水だけで暮らしてい
るのかと思うと、少し可哀そうな気がします。
雲南省の露天商で購入した花粉
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中国・雲南省の菜の花畑
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