ハルカス川崎クリニック 第1回 市民健康セミナー プログラム

ハルカス川崎クリニック
第1回
市民健康セミナー
プログラム
■会場:グランフロント大阪 北館 地下2階
ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター
■日時:2015 年 12 月 20 日(日)14:00-16:00
■進行:
14:00 ~
14:10
14:10
15:00
~
開場 13:30
開会のあいさつ
第一講演
「日帰り下肢静脈瘤レーザー治療について」
ハルカス川崎クリニック
15:00
~
15:10
15:10
~
16:00
16:00
~
16:10
C 会場
院長
川崎
寛
先生
休憩
第二講演
「こころのクリニック
メンタルヘルス ~うつ・認知症のお話を通じて~」
みなともクリニック 院長
南
智久 先生
閉会のあいさつ
日帰り下肢静脈瘤レーザー治療について
ハルカス川崎クリニック
院長
川
崎
寛
足のお悩みを抱える患者様は非常に多く、その症状は、つかれる、重い、む
くむ、痛い、痒い、色素沈着、ほてる、足が冷たい、こむら返りが増えた等様々
です。下肢の静脈がボコボコしていない方でも、こういった症状でお悩みの患
者様は、下肢静脈瘤かもしれません。
下肢静脈瘤は、高齢女性に多い、妊娠を契機に悪化する等といわれています。
しかし、初診でこられる患者様の病状は多様で、ときにこのようなイメージか
ら離れます。例えば、20 歳前半の若年男性で両脚に立派な?!静脈瘤が見られ
る方もいます。10 代後半から飲食業の調理場に勤務している彼の職歴が、静脈
瘤を悪化させたようです。つまり、長時間の立ち仕事・座り仕事をされるすべ
ての職種の方々に起こり、性別・年齢よりも職歴の影響を強く認める印象を持
ちます。下肢静脈瘤は、
“命に関わらないから、痛みがなければ放置してもよい”
という意見は、誤りです。
下肢静脈瘤は、効果的な内服薬や、運動療法はありません。散歩励行・医療
用弾性ストッキングを使用しても、静脈瘤が治ることはありません。
近年、レーザー治療は保険適応になり、自己負担額 1~5 万円(保険負担率に
より変動)になりました。進歩した治療を経済的負担が少なく受けられるよ
うになったことは、下肢静脈瘤による足のお悩みをお持ちの方に大きな朗報と
いえます。
レーザー治療は、局所麻酔下の日帰り手術です。手術後 30 分の休憩の後、
歩いてご帰宅いただけます。翌日からお仕事に戻れる方がほとんどです。
ただし、下肢静脈の病気は個人差が非常に大きく、手術前にエコー検査での
詳しい病状の把握と的確な治療戦略を必要とします。患者様お一人お一人に応
じたオーダーメイドの治療方法を選択します。その中で、レーザー手術以外の
治療をお勧めすることもあります。
下肢静脈瘤が悪化すれば、足が疲れやすく歩行意欲を失います。我々は、定
期的に市民健康セミナーを開催し、皆様にこの病気についてよくご理解して頂
きたいと考えます。そして、静脈瘤を治し、患者様が“きれいな足”を取り戻
し、「健康で長生きする」ことの一助となりたいと考えます。
こころのクリニック
「メンタルヘルス ~うつ・認知症のお話を通じて~」
みなともクリニック
院長
南
智
久
近日企業におけるストレスチェック制度が導入される運びになるなど、
「メンタ
ルヘルス(精神衛生)=こころの健康」が身近な話題になることが増えてきて
いる昨今ですが、こころの健康とは何でしょうか。
「こころ」ははっきりと見え
ない、とらえどころのないモノで、調子が悪くなっても自分では気づかない、
分からない…と思われているかもしれません。が、実は不調になれば何らかの
形で一定の症状が現れるものです。最近やる気がしない、気持ちがふさいで落
ち込む、物忘れをしやすくなった、情緒が不安定でなんとなく身体の調子が良
くない…などの変化を感じていませんか?そのような心身の不調はひょっとす
ると何らかの精神的な病気のサインかもしれません。本講座では、うつや認知
症の症状や対処などについてのお話を通じて、こころの健康のあり方を考えま
す。