「吉野町観光マーケティング調査等業務」委託に関する仕様書 1.業務名

「吉野町観光マーケティング調査等業務」委託に関する仕様書
1.業務名
吉野町観光マーケティング調査等業務
2.業務の目的
吉野特有の歴史的背景に基づいた地域固有の観光地づくりを進めることを目的として、多
様化するニーズを把握し観光客の増加や滞在時間の延長を図るため、地域資源の掘り起こし
や旅行商品の開発、観光客の満足度向上による再来訪率の向上、効果的なプロモーション方
法などの観光戦略を構築するための基礎資料を得るため、マーケティング調査を実施する。
3.業務の内容
本業務は、吉野山を中心とした吉野町における観光客の増加や滞在時間の延伸のための基
礎資料としてのデータ収集を行うもので、日本人及び外国人の来訪者に対する満足度やニー
ズ調査、類似観光地等での来訪意向調査などを行い、新たな地域資源の活用やオフシーズン
対策に資するデータを収集する。
4.事業期間
契約締結日から平成28年12月20日まで
5.業務範囲
(1)調査の実施及び結果の取りまとめ(日本人・外国人)
(2)関係団体とのワークショップ開催
(3)結果分析
6.業務要件
上記の5.業務範囲の項目ごとに最低限必要な要件を次のとおり定める。なお業務要件の
詳細については、選定事業者の提案を基に選定事業者と協議の上、決定する。
(1)調査の実施(日本人・外国人)
①来訪者ニーズ調査
来訪者の満足度やニーズ、周辺観光スポットの認知度調査等を行い、必要なサービス
や基盤整備の優先度の把握、滞在型観光を推進するためのメニュー開発等に資するデー
タを収集する。調査の方法は、インターネットによるモニター調査及び対面調査を併用
し、来訪時期が観桜期に固まることなく四季を通じたものとなるよう配慮すること。
調査・集計対象
;
日本人 1000サンプル以上
外国人 1000サンプル以上
※調査対象として中国、台湾、韓国、香港、タイ、アメリカ、イギリス、フラン
ス、オーストラリアを想定し、回答者が偏らないよう配慮すること。
設問数 : いずれも20問以上40問程度まで
②観光客ニーズ調査
類似の観光地や空港など吉野を訪れない人を対象にニーズや認知度調査等を行い、何
があれば吉野を選ぶか、どのようなプロモーション活動が有効かなどのデータを収集す
る。インターネットによるモニター調査及び対面調査を併用し、来訪時期が固まること
なく四季を通じたものとなるよう配慮すること。
調査・集計対象
;
日本人 1000サンプル以上
外国人 1000サンプル以上
※調査対象として中国、台湾、韓国、香港、タイ、アメリカ、イギリス、フラン
ス、オーストラリアを想定し、回答者が偏らないよう配慮すること。
設問数 : いずれも20問以上40問程度まで
※上記①②とも対面調査を行う際には、回収率向上のため、回答者へ記念品(単価500円
程度)を提供すること。
(2)関係団体とのワークショップ開催(2回程度)
地元関係団体と「調査項目作成」及び「結果分析」のワークショップの運営支援を行
う。
(3)結果分析
調査結果の取りまとめ及び分析を行うとともに、分かりやすい表現や手法を活用した
結果報告書を作成する。
7.業務実績報告
本業務完了時に次の成果品を町へ提出すること。
(1)業務完了報告書
1部
(2)マーケティング調査結果報告書(製本したもの)
20部
※報告書は印刷物に合わせて、電子媒体でも提出すること。
※グラフや表を活用し視覚的にも見やすく分かりやすいものとなるよう工夫をすること。
8.その他
(1)本業務の遂行に必要な打合せは、原則として吉野町内で実施する。また、打合せを行っ
た場合はその内容について議事録を作成し吉野町の確認を受けること。
(2)本業務により生じた著作物に関する著作権(著作権法第27条及び第28条に規定する権利
を含む)は、吉野町へ帰属するものとする。
(3)本業務の成果物は、画像等著作権上の権利関係の帰属を済ませた上で納入すること。ま
た、それらに関する紛争が生じた場合は、受託者の責任において対応するものとし、吉野町
は責任を負わない。
(4)本業務により生じるすべての成果品を町の許可なく公表及び貸与してはならない。また、本業務実
施により知り得た事項を第三者に漏えいし、または、開示してはならない。これらのことは、本業務終
了後においても同様とする。
(5)本仕様書に記載されていない事項については、吉野町の指示に従うこと。また、業務の実施につき
疑義が生じた場合は、その都度協議を行う。