地域特産品・食料品販路開拓セミナー

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「地域特産品・食料品販路開拓セミナー」を開催
平成17年度多角的連携組織交流促進事業と
して、3月16日(木)に広島市南区のホテル
ニューヒロデンで、「地域特産品・食料品販路
開拓セミナー」を開催した。
対象は地域で食料品関係の特産品やこだわり
商品を開発している生産者・事業者で約60名
が参加。
専門家には、マーケティングの専門家で経済産業省の【ジャパンブラン
ド育成支援事業マーケティングプロデューサー】も務める株式会社マーケ
ティング・ナビ代表取締役 三宅曜子氏を総合コーディネーターとし、小
売り関係で株式会社そごう広島店、株式会社フレスタ広店、通信販売、カ
タログ販売関係で日本郵政公社広島支社、日通商事株式会社広島支店、
ネット販売関係で有限会社イットワークスの5社8名をアドバイザーとし
て招聘した。
第1部では、参加者の内24組が生産・製造・販売する商品を展示、専
門家・アドバイザーが中心となりパッケージやデザイン、ネーミング、商
品コンセプトなどを試食し、評価した。各展示者は商品のこだわりや特徴
を熱くアピールし、また、出展者同士でも、互いの商品の試食や意見交換
などで交流を深めた。
第2部では、三宅総合コーディネーターより「地域ブランド産品開発 − 差別化商品づくりの開発と企画づくりのポイント −」と題して、商品
力強化に関する基調講演を行った。
その後、パネルディスカッション形式の意見交換会としてア
ドバイザー各社も参加し、展示商品に関して評価を行った。
個別の商品をそれぞれ取り上げ、自社や自店で取り扱う場合
のポイントや、消費者へアピールする商品とするために販売現
場からの視点、商品作りに関するアドバイスなど、参加者が今
後商品作りをしていく上での実践的な内容となった。
三宅総合コーディネーターからは、パッケージやキャッチ
コピー、ネーミングなど、商品の持つ物語をいかに消費者に
伝えるかに関して、展示商品を題材に説明・アドバイスが
あった。
意見交換会終了後、希望者による個別相談会を実施、各ア
ドバイザーへの商品の売り込みや商品作りに関する個別の相
談など、予定の時間をオーバーするほど熱心に話し込んでい
た。
参加者からの評
価は大変好評で、
次回開催の要望も
多数寄せられた。
広島県中央会では、地域の活性化や産業の振興を目指し、平
成18年度も新たな企画を検討している。
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中小ロット貨物積み合わせ輸送システム構築のための実証実験を実施
広島物流ネットワーク協同組合
広島物流ネットワーク(協)は、平成16年度に調査策定したビジョンに基づき「積み合わせ配車支援情
報システム」の運用定着化の実現検証をテーマとして、平成17年度中小企業等活路開拓事業(全国中央会
補助事業)を実施した。
同組合は、平成6年の設立以来、日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会の会員として、物流
情報ネットワークシステムを基幹に全国ネットワーク輸送に取り組み、組合員の車両稼働率の向上と顧客
ニーズの即応体制に努めている。
16年度事業結果から明らかとなった、「貨物積載効率の低さと空車率の高さ並びに一段と強くなってい
る多品種小ロット化の顧客ニーズ」からも取り組んだ事業目的に誤りの無かったことが検証された。また、
ビジョンとして策定した「積み合わせ配車支援システム」「積み合わせ配車定着化運用システム」等実現化
を図るべく、稼働中の組合員所有車両100台を対象に車両位置管理システムを導入し諸データーの収集
と、実務担当者により組織したワーキング部会並びに代表者による委員会において、データーの解析、実用
化に向けたマニュアルの作成に取り組んで来た。
今回の実証実験結果を踏まえて即運用に入るべく検討したが、実験の中から新たな課題が若干ではあるが
提起され、引き続き6ヶ月間を、実運用と検証とを平行する形で実施し、この間に課題の解決を図り9月の
本格実施に向け取り組むこととしている。