平成 23 年度 神戸大学英語プレゼンテーションコンテスト 本選審査基準

平成 23 年度
神戸大学英語プレゼンテーションコンテスト
本選審査基準
■神戸大学英語プレゼンテーションコンテストにおける「良いプレゼン」の定義
・時間を割いて聞く価値のある十分な内容を持ったプレゼン。
・他の誰にでも話せる内容でなく発表者ならではの視点や着想に基づくプレゼン。
・多様な母語を持つ世界じゅうの人々が等しく平易に理解できる明瞭な英語によるプレゼン。
・英語が目的ではなく手段として位置づけられたプレゼン。
・国際化が進む学界やビジネス界など,実際の仕事の場で通用するプレゼン。
・主張が論理的に展開されるプレゼン。
・事実と情報に加えて発表者の思いや情熱が伝わるプレゼン。
・聞いた人を揺さぶり,説得できるプレゼン。
■評価の 3 観点
・内容構成力(60 点)/英語力(20 点)/発表力(20 点)
・以下は,学生に事前告知済みの評価方針
・審査にあたっては,狭義の英語力のみならず,企画力・構想力・調査力・論理思考力・英語
表現力・口頭発表力・説得力等を総合的に審査する。
・英文原稿や口頭発表について,学内外の教員・専門家等から事前の指導助言を受けることを
認める。審査においてこの点は問題としない。
・後日,不適切な引用やアイデアの盗用などが発覚した場合は,授賞を取り消し,厳正に処罰
を行う。
■観点別評価基準
◎内容構成力:発表内容の充実度
課題の正確な理解に基づき具体的・独創的提案がなされていたか,提案は興味をひくものであ
ったか,提案は実現可能なものとして十分に練られていたか,数量データや権威ある知見の引
用など提案の説得力を高める工夫がなされていたか,現状の分析・問題の提示・解決法の提案
に至る一連のプロセスが論理的に齟齬なく整合していたか,採点者が仮に当該分野における提
案の採択権利を持っていた場合,発表者の提案を採択するよう説得されたか ,発表した内容は
鮮明に記憶に残るものであったか
◎英語力:スライドおよび口頭発表に用いられた英語の通用度
英語母語話者・非母語話者を含めて誰にとっても聞きやすくわかりやすい英語であったか,過
度の早口やくずした発音などで聞き取り困難になる箇所がなかったか,難語や専門用語あるい
は日本語の語彙等を多用することがなかったか,スライドや原稿において主張の信頼性を失わ
せるような目立つ英語のミスがなかったか
◎発表力:全般的な発表スキルおよびスライド作成技術などの熟達度
(音声)声量は十分であったか,抑揚・ポーズなどが効果的に使用されていたか/(動作)ボ
ディランゲージがうまく使用されていたか,アイコンタクトは取れていたか,不快感を招く不
自然なしぐさや癖などはなかったか/(スライド)パワーポイントは美しく見やすく作られて
いたか,パワーポイントは効果的に使用されていたか,スライド作成にあたって画像やデータ
への著作権への配慮がなされていたか