工事共通仕様書 (電 気 設 備 工 事 編 ) 平 成 26年 4月 1日 名 古 屋 市 上 下 水 道 局 本文中のゴシック体太字斜体 で示す 箇所が平成26年度4月改定箇所である。 電気設備工事編 目次 第1編 総 則 第1章 共通事項 第1節 適 用 範 囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 1 第2節 用 語 の定 義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 1 第3節 提 出 書 類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 2 第4節 火 災 保 険 等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 2 第2章 工事一般事項 第1節 施 工 計 画 書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 3 第2節 規格、基準及び指定図書等の適用 ・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 3 第3節 他の仕様書の適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 3 第4節 承 諾 図 書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第5節 工事記録写真 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 4 第6節 工事施工点検表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 4 第7節 完 成 図 書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第8節 機器の機能保持 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 5 第9節 機 器 の表 示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 4 1- 5 1- 5 第10節 特殊付属工具 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 5 第11節 試験及び総合試運転 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 6 第12節 実務運転指導等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 8 第13節 仮 設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 8 第14節 養 生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 8 第15節 撤 去 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1- 9 第16節 機械設備工事との標準的な取合い ・・・・・・・・・・・・・・・ 1-10 第2編 電気設備構造仕様 第1章 一般事項 第1節 第2章 一 般 事 項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 1 配電盤類構造仕様 第1節 共 通 事 項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 2 1 塗 装 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 2 2 制 御 電 源 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 4 3 展 開 接 続 図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 4 ( 1 ) 4 配電盤保護等級 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 5 5 盤表面取付器具 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2- 8 6 盤 内 配 線 等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 盤内付属器具 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-13 8 付 属 品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-12 2-14 第2節 主要機器、器具等仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-15 1 特別高圧断路器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-15 2 特別高圧遮断器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-15 3 4 変圧器(特別高圧用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-15 避雷器(特別高圧用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-16 5 計器用変圧器(特別高圧用、高圧用) ・・・・・・・・・・・・・ 2-16 6 変流器(特別高圧用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-16 7 高圧気中負荷開閉器(PAS) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-17 8 断路器(DS) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-17 9 高圧交流負荷開閉器(LBS) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-18 10 高圧真空遮断器(VCB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-18 11 高圧交流真空電磁接触器(VMC) ・・・・・・・・・・・・・・・ 2-18 12 高圧限流ヒューズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 低圧気中遮断器(ACB) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-19 14 変圧器(33kV及び高圧用以下) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-19 15 避雷器(高圧用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-20 16 高圧バスダクト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 接地型計器用変圧器(高圧用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-20 18 変流器(高圧用、低圧用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-21 19 零相電圧検出器(ZPD) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-21 20 零相変流器(ZCT) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-21 21 電力用コンデンサ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-22 22 保 護 継 電 器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-23 23 複合保護継電装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-24 24 電 磁 接 触 器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-24 25 補 助 継 電 器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-24 26 限 時 継 電 器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-25 27 28 配線用遮断器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-25 漏 電 遮 断 器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-25 29 制御用変圧器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-26 30 汎用インバータ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-26 31 正弦波コンバータ方式インバータ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-26 32 計 装 機 器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-26 第3節 1 製 作 仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-19 2-20 2-27 77kV特別高圧スイッチギヤ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-27 ( 2 ) 2 33kV特別高圧スイッチギヤ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-28 3 高圧金属閉鎖形スイッチギヤ及びコントロールギヤ ・・ 2-28 4 低圧金属閉鎖形スイッチギヤ及びコントロールギヤ ・・ 2-30 5 コントロールセンタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-30 6 速度制御装置(VVVF) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-32 7 動 力 制 御 盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 補助継電器盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-33 9 中 継 端 子 盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-33 2-34 10 11 現 場 操 作 盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-34 コントローラ盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-34 12 直 流 盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-36 13 蓄 電 池 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-36 14 インバータ(CVCF)盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 中央監視制御装置及び遠方監視制御装置 ・・・・・・・・ 2-38 16 監視カメラ装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第3章 2-37 2-43 計装機器構造仕様 第1節 共 通 事 項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第2節 計装盤製作仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-48 第3節 検出部(一般計器)仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-48 第4節 検出部(水質計器)仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-55 第5節 表示計器仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-59 第6節 調節器及び演算器仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-61 第7節 操 作 部 仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第8節 補助機器仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-65 第9節 気象計器仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-66 第10節 計装用空気源設備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-67 第4章 2-47 2-64 自家発電設備構造仕様(下水道事業施設仕様) 第1節 製 作 仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-68 1 発 2-68 2 発電機駆動用ディーゼル機関 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-69 3 4 発電機駆動用ガスタービン機関 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 発 電 機 盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-70 2-72 5 自 動 始 動 盤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-72 6 機関補機その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-72 7 現地負荷試験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-75 第2節 電 機 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 構 造 仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 3 ) 2-76 第3編 電気設備工事仕様 第1章 一般事項 第1節 一 般 事 項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第2節 共通機器及び材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3- 1 第3節 接 地 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3- 8 第4節 塗 装 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-16 第5節 コンクリート及び土工事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-18 第6節 第7節 溶 接 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 防 爆 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第8節 非常電源工事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-23 第2章 3- 1 3-20 3-21 据付配線工事 第1節 共 通 事 項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-25 第2節 据 付 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-28 第3節 電 路 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-31 第4節 配 線 工 事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-41 第5節 浸 水 対 策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-50 第4編 検査及び試験 第1章 検 査 第1節 検 査 の種 類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 1 第2節 検 査 の内 容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 1 第3節 完成検査及び一部完成検査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 1 第4節 出来高検査及び中間検査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 2 第5節 社内検査及び工場立会検査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 3 第2章 試 験 等 第1節 現場における完成検査前に実施する各種試験等 ・・・ 4- 5 第2節 自家用電気設備における使用前自主検査 ・・・・・・・・・ 4- 7 第3節 別途工事の試験に協力する義務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 8 第3章 第1節 外部機関による検査等 官公庁の検査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4- 9 ( 4 ) 第5編 機器製作者 第1章 第1節 適 用 範 囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5- 1 第2節 使 用 承 諾 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5- 1 第2章 別 機器製作者の登録名簿 既設機器の盤内増設等 第1節 適 用 範 囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第2節 施 工 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5- 2 表 別表- 1 付 5- 1 提出書類一覧表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 表- 1 則 付則- 1 承諾図書作成要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付- 1 付則- 2 工事記録写真撮影基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付- 5 付則- 3 完成図書作成要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付- 8 付則- 4 電子完成図書作成要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付-13 付則- 5 設計用標準水平震度(KS) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付-23 付則- 6 機械設備工事との取合い区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付-29 ( 5 ) 施工要領図(参考図) 施 - 1 自立形配電盤基礎架台 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 1 施 - 2 盤類据付図(フリーアクセスフロア)(1) ・・・・・・・・・・・ 施- 2 施 - 3 盤類据付図(フリーアクセスフロア)(2) ・・・・・・・・・・・ 施- 3 施 - 4 自立形現場操作盤据付図(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 4 施 - 5 施 - 6 自立形現場操作盤据付図(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 5 スタンド形現場操作盤据付図(1) ・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 6 施 - 7 スタンド形現場操作盤据付図(2) ・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 7 施 - 8 壁掛形現場操作盤据付図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 8 施 - 9 計装機器据付図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 9 施 -10 据付架台等の材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-10 施 -11 ダクトの接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-11 施 -12 接地端子・接地極板 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-12 施 -13 露出配管(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-13 施 -14 露出配管(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-14 施 -15 盤内配線(外線つなぎ込み)方法 ・・・・・・・・・・・・・・・ 施-15 施 -16 配線接続(端子台1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-16 施 -17 配線接続(端子台2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-17 施 -18 配線接続(端子台3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-18 施 -19 配線接続(端子台4) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-19 施 -20 端末処理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-20 施 -21 行先表示札の作成方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-21 施 -22 シールド接地工事(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-22 施 -23 シールド接地工事(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-23 施 -24 装柱図(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-24 施 -25 装柱図(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-25 施 -26 地中埋設工事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-26 施 -27 保護継電器の整定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-27 ( 6 ) 第 1 編 総 第 1 章 共 通 事 項 第 1 節 則 適 用 範 囲 1. 本工事共通仕様書(以下「共通仕様書」という。)は、名古屋市上下水道局(以下 「当 局」という。)で施 工する水 道 事 業 及び下 水 道 事業における電 気 設 備工 事 及び 建築電気設備工事(以下「工事」という。)において、施工に必要な一般的事項を定 めたものである。 2. 本共通仕様書と工事共通仕様書(施設総則編)(当局ホームページ http://www. water.city.nagoya.jp/ 参照)の定めが異なるときは、本共通仕様書の定めを優先す るものとする。 3. すべての設計図 書は、相互に補完するものとする。ただし、設 計図書間に相違が ある場合の優先順位は、下記の順番のとおりとする。 (1) 特記仕様書 (2) 設計図 (3) 本共通仕様書及び工事共通仕様書(施設総則編) (4) 国土 交通 省大 臣官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共建 築工 事標 準仕 様書(電 気 設 備 工 事 編)」、「公 共 建 築 改 修 工 事 標準 仕 様 書 (電 気 設 備 工 事編)」及び「公 共建築設備工事標準図(電気設備工事編)」 ただし、(4)は建築電気設備工事に限る。 第 2 節 用 語 の定 義 1. 「SI」とは、国際単位系をいう。 2. 標高表示における「W.N.P(m)値」及び「S.P(m)値」の定義は以下のとおりで ある。なお、W.N.Pは名古屋市水道基本水準面、S.Pは名古屋市下水道施工基 準面を表す。 W.N.P = N.P+10.000m S.P = N.P+10.000m N.P = T.P+1.412m ただし、N.Pは名 古 屋 港 基 準 面 を、T.Pは東 京 湾 平 均 海 面 (国 土 地 理 院 基 準 面)を表し、名古屋港基準面は東京湾平均海面より1.412m低いこととなる。 1 - 1 第 3 節 提 出 書 類 1. 受注者は、提出書類を「提出書類一覧表」(別表-1)に基づいて作成し、監督員 に提出しなければならない。 2. 受 注者は、別表-1に定めのないものについて、監 督 員から提 出を求められた場 合、監督員の指示する様式及び提出期日によらなければならない。 第 4 節 火災保険等 1. 受 注 者 は、建 築 電 気 設 備 の工 事 において、契 約 約 款 第 36条 の規定 に基 づく部 分払を請求する場 合、契約約 款第36条 第5項により部分払の対 象 となる出来高 部 分について、次の各号に掲げる内容の火災保険、建設工事保険又はその他の保険 に加入し、その加入証券の写しを監督員に提出しなければならない。 (1) 被保険者は、名古屋市上下水道局長であること。 (2) 保険金額は、出来高部分相当額であること。 (3) 保険期間は、工事目的物の引渡し期限までであること。 1 - 2 第 2 章 第 1 節 工事一般事項 施工計画書 1. 受注者は、施工計画書を「施工計画書作成要領」により作成し、施工計画書に従 って工事を施工しなければならない。 第 2 節 規格、基準及び指定図書等の適用 1. 受注者は、本共通仕様書において定めている規格、基準及び指定図書等につい て、別に指定されたもの又は監督員の指示によるもの以外は、発注時において最新 のものを適用する。 第 3 節 他の仕様書の適用 1. 建築電気設備工事については、下記の仕様書を適用する。 (1) 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共 建 築 工 事 標 準 仕 様 書 (電 気 設 備 工 事 編)」(ただし、第1編第1章第1節~3節、第5節~7節を除く。)及び「公共建築改修 工事標準仕様書(電気設備工事編)」(ただし、第1編第1章第1節~3節、第5節~ 11節を除く。) なお、下記の項目により補完するものとする。 ア 金属製電線管の露出配管は全て亜鉛めっき面の汚れ、付着物及び油類を 除去し、化学処理(JIS K 5633「エッチングプライマー」によるエッチングプライ マー1種)の素地ごしらえ後に塗装を行う。また、塗装色は、5Y7/1とする。 ただし、既設と関連するものは、既設の色との調和を計ること。 なお、塗装 仕 様は、国 土交 通 省大 臣 官房 庁 営繕 部「公 共 建築 工 事標 準 仕 様 書(電気 設備 工 事 編)」及び「公 共 建 築 改 修 工 事標 準 仕 様 書 (電 気 設 備工 事編)」による。 イ 接地極は、本共通仕様書第3編第1章第2節7項接地材料による。 ウ 接地線の太さは、本共通仕様書第3編第1章第3節2項接地線の太さによる。 エ コンクリートの設計基準強度は、本共通仕様書第3編第1章第5節1項コンク リート工事の(3)による。 オ 浸水対策は、本共通仕様書第3編第2章第5節浸水対策による。 カ 検査及び試験は、本共通仕様書第4編検査及び試験による。 1 - 3 キ 既設機器の盤内増 設等は、本共通仕様 書第5編第2章既設機器の盤内増 設等による。 (2) 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共 建 築 設 備 工 事 標 準 図 (電 気 設 備 工 事 編)」 2. その他の仕様書の適用は、共通仕様書及び特記仕様書の定めるところによる。 第 4 節 承 諾 図 書 1. 受注者は、設計図書に基づき浄水場、取水場、配水場、ポンプ場(所)、水処理セ ンター及び汚泥処理場の機器、プラントとしての設計意図(機能性、安全性、維持管 理 性)を十 分に把 握し、現 場 調 査 、実 測を行 ったうえで承 諾 図 書を作成し、監 督 員 に提出しなければならない。 2. 当局が承諾した後の承諾図書は、設計図書を補完するものである。 3. 設計図書に定められた仕様は、原則として変更を認めないが、やむを得ず仕様変 更の必要があるときは、工事変更協議書を提出し、承諾を得なければならない。なお、 当局は必要ある事項について、契約約款に基づき契約変更を行う。 4. 受 注 者 は、上 記 第 3項 の工 事 変 更 協 議 書 で承 諾 された機 器 等 を含 め、「承 諾 図 書作 成要 領」(付則-1)により承諾 図 書を作成し、承諾を得てからでなければ製作 に着手すること及び施工することはできない。 5. 受 注 者 は、据 付 けた機 器 及 びプラントにおいて、承 諾 図 書 で推 定 困 難 な不 都 合 箇所(性能、各種機能、構造、維持管理性等)が生じた場合、その原因を明確にし、 機器・プラントの全部又は一部を受注者の責任において変更又は改修するものとす る。 第 5 節 工事記録写真 1. 受注者は、工 事中の写真を工事共 通仕様 書(施設総 則編)「工 事等記 録写真 作 成要領」(付則-3)及び「工事記録写真撮 影基準」(付則-2)に基づき撮影し、工 事着手前、施工中、完成時の工程順に編集整理を行って、工事完成の際、監督員 の指示する期日までに、写真帳として提出しなければならない。ただし、出来高検査 の際は、その関連する部分について提出する。 1 - 4 第 6 節 工事施工点検表 1. 受注者は、工事着手から完成までの工事施工点検表を当局が定める電気設備工 事施工点検表(当局ホームページ http://www.water.city.nagoya.jp/ 参照)に基づ き作成し、工事完成検査前に提出しなければならない。 第 7 節 完 成 図 書 1. 受 注 者 は、工 事 完 成 までに維 持 管 理 上 必 要 な完 成 図 書 等 を「完 成 図 書 作 成 要 領」(付則-3)に基づいて作成し、提出しなければならない。ただし、電子完成図書 として提 出するよう特 記仕 様書に記 載 又は監督 員から指示 された場合は、「電 子完 成図書作成要領」(付則-4)に基づき作成し、提出するものとする。 2. 受注者は、工事完成の際、監督員の指示する期日までに、仮完成図書(A4判)を 2部提出する。ただし、出来高検査の際は、その関連する部分について提出する。ま た、完成図書は、完成検査等による指摘、手直し等を修正後、速やかに提出する。 第 8 節 機器の機能保持 1. 受 注 者 は、工 事 完 成 の際 、組 合 せ試 験 及 び総 合 試 運 転 等 開 始 までの機 器 の機 能保持に必要な措置を講じなければならない。 第 9 節 機 器 の表 示 1. 受注者は、主要機器の各々見やすい位置 に仕様銘板(以下銘板という。)を取付 けなければならない。 なお、主要機器とは、ディーゼル機関、ガスタービン機関及び発電機等をいい、銘 板の仕様は、当局工事共通仕様書(機械設備工事編)による。 第 10 節 特殊付属工具 1. 受注者は、各機器の特殊付属工具は、工具リストを添付し機器名称、用途等を記 入した工具箱に収めて納入しなければならない。 1 - 5 第 11 節 試験及び総合試運転 1. 受 注 者 は、当 該 工 事 で製 作 し据 付 けを行 った設 備 及 び機 器 並 びに支 給 品 等 に おいて、据付けを行ったものについて、試験及び試運転を実施しなければならない。 2. 受注者は、単体調整について、以下のとおり行わなければならない。 (1) 据付け完了後に機器単体調整、動作確認試験(シーケンス試験)等を行うもので、 実施内容は次のとおりとする。 ① 保護継電器調整試験(動作確認、設定整定等) ② 蓄電池組込み調整(電圧試験、比重測定等) ③ 計 装 設 備 調 整 (発 信 器 、変 換 器 類 等 の各 種 設 定 及 び零 点 調 整 、スパン調 整 等) ④ 槽類、配管等の気密又は耐圧試験 ⑤ 機器の振動及び騒音測定 ⑥ タイマ、補助継電器、その他の制御機器の動作確認、設定整定及び試験 ⑦ 絶縁抵抗、絶縁耐力、接地抵抗等の測定等 ⑧ その他監督員との協議による事項 (2) 単体調整に要する電力及び用水(正規の電源及び用水設備を使用する場合)の 取 扱 いは、特 記 仕 様 書に記 載のない限 り無 償 とする。ただし、これらの使 用に必 要 な仮設工事は、受注者の負担とする。なお、薬品、燃料、その他の消耗品及び切回 し、危険防止のための保安施設等の仮設材は、受注者の負担とする。 3. 受注者は、組合せ試験について、以下のとおり行わなければならない。 (1) 単体調整完了後に実施するものであって、実施内容は次のとおりとする。 ① 当該工事範囲の設備、各種機器及び当該工事と他の工事あるいは既設設備等 との機器間の良好な動作及び機能的関連等を確認するために実負荷をかけずに 行う各種試験(インターフェース試験、シーケンス試験、計装制御及びループ試験 等)、絶縁耐力試験、自主検査、発電装置等に係る試験 ② その他監督員との協議による事項 (2) 組合せ試験に要する電力及び用水(正規の電源及び用水設備を使用する場合) の取 扱 いは、特 記 仕 様 書 に記 載 のない限り無 償 とする。ただし、これらの使 用 に必 要な仮設工事は、受注者の負担とする。なお、薬品、燃料、その他の消耗品及び切 回し、危険防止のための保安施設等の仮設材は、受注者の負担とする。 4. 受注者は、総合試運転について、以下のとおり行わなければならない。 (1) 当該工 事と他の工 事 等を含めて総合的なプラントとしての機能を確認するもので、 単体調整、組合せ試験完了後に行う実負荷(又は相当負荷)試 験をいう。なお、総 合試運転の有無は特記仕様書によって定められる。 (2) 早 期 に完 成 した工 事 等 で当 該 工 事 に総 合 試 運 転 が含 まれていない場 合 、総 合 試運転を実施する別 途工事の受 注者と連 絡をとり、監督 員の要請する期間に総合 1 - 6 試運転に協力する義務を負うものとする。 (3) 当該工事に総合試運転が含まれている場合、実施内容は次のとおりとする。なお、 詳細は特記仕様書による。 ① 設備及び機器の実負荷連携運転による機能の確認及び調整 ② 当局維持管理担当職員に対するプラント設備全体の運転操作・保安点検方法 等の基礎的指導 ③ その他監督員との協議による事項 (4) 原則として、総合試運転開始前までに早期に工事が完成した各設備機器の機能 回復 調 整、単体試 験 、組合せ試 験が完 了した後に総 合試 運 転を実施する。なお、 総合試運転の適用範囲及び実施期間は、特記仕様書による。 (5) 総 合 試 運 転期 間 中に発 生した故 障 、不 良箇 所などはすべて受 注 者の責 任で改 修又は再調整を行い、再度試運転のうえ機能確認を行う。 (6) 総合試運転を行う際、当局の処理作業に影響が及ぶ場合は、時期、期間、連絡 手段などについて監督員と十分協議を行わなければならない。 (7) 総合試運転において設備及び機器のプラントとして定められた性能に達しない場 合は、受注者の負担において、監督員の指示する期間内に改修又は変更を行い、 定められた性能を満足しなければならない。 (8) 総 合 試 運 転 に要する電 力 、用 水は特 記 仕 様 書に記 載 のない限り無 償 とする。ま た、総合試運転に必要な負荷(汚水、雨水 、汚泥、脱水ケーキ、沈砂、スクリーンか す等)は、当局の支障のない範囲において無償で支給する。ただし、薬品、燃料、そ の他の消耗品は、受注者の負担とする。 (9) 総合試運転において発生する脱水ケーキ、焼却灰等の処分は、経常運転にて、 すでにその処分を当局が行っている場合には、原則として当局が行う。 (10) 性能又は機能の確認のため設計図書等で定める物理、化学的試験などの特別 な検査、試験 又は検定を要するものは、指 定する期日までに資料を提出するものと する。なお、これらの資料は、原則として公的機関の試験所の分析報告書による。 (11) 総合試運転により知り得た業務上の機密に関する事項及び各種データについて、 当局の承諾なしに外部に公表してはならない。 (12) 監督員の指示により次の書類を提出しなければならない。 ① 総合試運転を行うための「総合試運転実施要領書」 要領書については監督員と十分協議を行って作成する。 ② 総 合試 運 転 完 了 時には「総 合試 運 転 実 施 報 告書」、また、総 合 試 運転 期 間 中 は必要により、「総合試運転機器運転報告書」、「総合試運転故障・補修・調整完 了報告書」 ③ その他監督員の指示するもの。 1 - 7 第 12 節 実務運転指導等 1. 受注者は、総合試運転完了後、当局の維持管理担当職員に対する運転操作・保 守点検方法等の実務運転指導を行わなければならない。 2. 前項の実務運転指導の実施時期及び時間数は、監督員との協議による。 3. 受注者は、実務運転指導中に発生した不良箇所について、受注者の責任で改修 を行い、監督員の確認を受けなければならない。 4. 受注者は、当該工事に総合試運転が含まれていない場合、工事完成後、機器等 の操作方法及び保守管理等の説明を行わなければならない。 5. 前4項の実施時期及び時間数は、監督員との協議による。 6. 受注者は、実務運転指導等に際し、必要な資料等を監督員と協議のうえ、受注者 の責任と負担において準備しなければならない。 第 13 節 仮 設 1. 受注者は、工事及び検査に必要な水道水に要する仮設材料、仮設工事の費用を 負担する。 2. 電気設備工事においては、下記のとおりとする。 (1) 受注 者は、工 事 等及 び検査に使 用する水 道水を当局の既 存設 備に仮 設 配管を 施し、又は水栓等から直接使用する水は、無償で使用することができる。 (2) 受注者は、監督員から使用量の報告を指示された場合には、仮設配管分岐部に 量水器を設け使用水量を計測しなけらばならない。 3. 建築電気設備工事においては、下記のとおりとする。 (1) 受 注 者 は、工 事 等 及 び検 査 に使 用 する水 道 水 を当 局 (浄 水 場 及び配 水 場 を除 く。)の既 存 設 備 に仮 設 配 管 を施し使 用 する場 合 は、仮 設 配 管 分 岐 部 に量 水 器 を 設け使用水量を計測し、使用量に応じた費用を負担する。 (2) 受注者は、浄水場及び配水場において、工事等及び検査に使用する水道水を既 存設備に仮設配管を施し使用することはできない。 (3) 受注者は、水栓等から直接水道水を使用する場合は、監督員と協議する。 4. 仮設配管を設置又は撤去する場合は、各水道事業者の規程に基づいて行わなけ ればならない。(浄水場及び配水場を除く。) 第 14 節 養 生 1. 受注者は、施工中に汚損、変色等の可能性のある箇所(建築物、設備、備品等) 1 - 8 には養生を行う。なお、養生範囲については監督員と協議する。 2. 受注者は、養生方法及び清掃について、以下のとおり行わなければならない。 (1) 養生の方法は、ビニルシート、合板等の適切な方法で行う。 (2) 固定された備品、机・ロッカー等の移動及び養生は、監督員と協議する。 (3) 仮設間仕切り等により施工作業範囲が定められた場合は、施工作業範囲外に塵 あい等が飛散しないように養生する。 (4) 機材 搬 入及び撤 去機 材搬 出 通路の養 生は、ビニルシート、合板 等で養 生し、既 存仕上げ材等を損傷させないようにする。 (5) 作業、搬入通路等に隣 接して盤等のスイッチ類がある場合は、誤動作しないよう に養生する。 (6) 工事にエレベータを使用する場合は、合板等で養生を行い、エレベータに損傷を 与えないようにすること。なお、使用後は現状に復旧する。 (7) 切断溶接作業を行う場合は、防炎シート等で養生する。 (8) 漏水等のおそれのある工事を行うときは、監督員と協議する。 第 15 節 撤 去 工 事 1. 受 注 者 は、撤 去 工 事 にあたって、撤 去 対 象 物 、施 工 時 期 、撤 去 の方 法 、仮 設 計 画、撤去 後の構造 物 の補修及び発生 品の処理方 法等を記載した施工計画 書を作 成し、提出しなければならない。 2. 受注者は、施工管理について、以下のとおり行わなければならない。 (1) 施工管理は、工事共通仕様書(施設総則編)第2章第2節の規定を準用する。 (2) 特記仕様書により、仮設設備等を設置して撤去工事期間中、当局処理機能及び 取水・導水・送配水・雨水排水機能等の機能確保を定められた場合は、その時期、 期間、仮設 方法、運転 方法、連絡 手段 等について、書面により監 督員及び当該 施 設管理者と十分な協議のうえ、撤去工事及び仮設設備を施工しなければならない。 3. 受注者は、工事現場発生品の取扱いについて、以下のとおり行わなければならな い。 (1) 工事施工によって生じた現場発生品のうち、特記仕様書により有価物に指定され たものについて、リサイクル業者 等に売 却 処 分を行 わなければならない。また、その 場合は品 目及び数量 を記載した引渡し伝 票 等を監督 員に提出する。ただし、発 生 品の状態又は数量等の状況により売却が困難な場合は、受注者の判断により適切 に産業廃棄物として処分等を行わなければならない。 (2) 特 記 仕 様 書 又は監督 員の指 示により当 局に引 渡し、所 定の場 所に搬 入するよう 指定されたものについては、指示に従わなければならない。 (3) 前 項 (1)(2)以 外 の工 事 現 場 発 生 品 については、工 事 共 通 仕 様 書 (施 設 総 則 1 - 9 編)の規定を適用する。 (4) 汚れの著しい発生品は、水洗い等による簡単な清掃を実施しなければならない。 (5) 機 器内の油 脂類は完 全に抜 き取らなければならない。ただし、有価 物としての機 能保全のため又は監督員に指示された場合はこの限りではない。 (6) 特定フロン等の処分については、専門処理 業 者にて適正に処理し、最終の処理 証明書の写しを監督員に提出する。 4. 受注者は、撤去後の処理について、以下のとおり行わなければならない。 (1) 撤 去 に伴い損 傷 した構 造 物 は、コンクリート打 設 及 びモルタル仕 上 げ等により補 修 しなければならない。また、必 要 に応 じ鉄 筋 補 強 及 び防 水 処 置 等を行 うものとす る。 (2) 躯体に残置したアンカーボルト等は、床面、壁面等から突 出しないよう切断処理 するとともに、切断面には防錆処置又は化粧を施さなければならない。 第 16 節 機械設備工事との標準的な取合い 1. 受注 者は、機械 設 備 工事との取 合いについて、以 下のとおり行 わなければならな い。また、以下の取合いの詳細は、「機械設備工事との標準的な取合い区分」(付則 -6)によるものとする。 (1) 機械設備工事との標 準的な取合いは、機 械設備工 事で施工する集合端子 箱又 は端子箱で行うものとし、これらの一次側の配線は電気設備工事で施工する。 (2) 電動 機 及び制 御 機 器 等の端 子 箱は、機 械 設備 工 事と打合せ調 整を行い、電 気 設備工事のケーブル接続を考慮した形状、寸法とする。 (3) 高圧電動機の抵抗器と制御器間の配線は機械設備工事とし、電動機の一次、二 次側の配線及び制御器への配線は電気設備工事とする。 (4) 電気設備工事で施工する計装機器で機械設備工事とフランジ等の座により取合 うものは、機械設備工事で取付座までを施工し、それ以降の配管、弁等の取付けは 電気設備工事とする。 1 - 10 第 2 編 電気設備構造仕様 第 1 章 一 般 事 項 第 1 節 一 般 事 項 1. 本 編 電 気 設 備 構 造 仕様 は、当 局 で施 工 する水 道 事 業 及 び下 水 道事 業 における 電気設備工事(建築電気設備工事は除く)の機器製作に適用するものとする。 2. 機器等製作にあたっては、JIS、JEC、JEM等の規格に準拠し、かつ、その使用目 的、使用場所に合致し、諸機器は安全正確に作動すると共に耐久性に富み常時の 点検、保全に便なる構造としなければならない。 3. 特記仕様書及び図面に記載された事項は、この仕様書に優先する。 4. 通 商 産 業 省 通 達 「高 圧 又 は特 別 高 圧 で受 電 する需 要 家 の高 調 波 抑 制 対 策 ガイ ドライン」を満足すること。 5. 周囲条件 周囲温度 屋 内 -5℃~40℃ 屋 外 -20℃~40℃ 湿度(R.H) 屋 内 45%~85% 屋 外 20℃で100% 標 高 1,000m以下 6. 本仕様書及び特記仕様書に定める事項について、疑義を生じた場合又は明記の ない場合は、監督員と協議の上、その指示に従わなければならない。 7. 本文中の略称は下記とする。 略 称 JIS JEM JEC JEL JIL NECA JCS JCAA BCJ ISO JEITA 名 称 日本工業規格 日本電機工業会規格 電気規格調査会標準規格 日本電球工業会規格 日本照明器具工業会規格 日本電気制御機器工業会規格 日本電線工業会規格 日本電力ケーブル接続技術協会規格 日本建築センター規格 国際標準化機構規格 電子情報技術産業協会規格 2 - 1 第 2 章 配電盤類構造仕様 第 1 節 共 通 事 項 1. 塗 装 (1) 屋内盤及び屋外盤 盤表面、盤内面、内部パネル及びチャンネルベースは、メラミン樹脂系以上の塗装 とする。 (2) 環境条件の悪い場所に設置する盤 盤表面、盤内面、内部パネル及びチャンネルベースは、ポリウレタン樹脂系以上の 耐環境性を有する塗装とする。 (3) 塗装等級 一般的な環境条件の場所に設置する盤 盤表面 盤内面 下地処理及び2回塗り上級仕上げ 膜厚40μm以上 下地処理及び2回塗り仕上げ 膜厚40μm以上 環境条件の悪い場所に設置する盤 盤表面 盤内面 下地処理及び3回塗り上級仕上げ 膜厚60μm以上 下地処理及び3回塗り仕上げ 膜厚60μm以上 注1 屋内盤の外周仕上りは半艶消しとし、屋外盤は全艶とする。ただし、 標準製作品等で監督員の承諾を得たものは、この限りでない。 注2 ステンレス鋼板製盤の塗装は特記仕様書による。 2 - 2 (4) 塗装色は下記とする。 色彩を施す場所 盤 ( チャ ンネルベース 盤 を含む)の表面 及び 内 面 、内 部 パネル表 面及び裏面 色 屋内用 5Y7/1 屋外用 盤 計 器 ・ 継 電 器 など、盤 表 面 に 表 表 れる器具のふち枠、ケースなど 面 開 閉 器 、 操 作 器 な ど 一般用 取 の把手 付 器 彩 非常 停止用 N1.5 7.5R4.5/14 具 注 盤内収納器具については、この限りではない。 2 - 3 2. 制御電源 (1) 一般事項 制御電源は各用途、各目的別に分割し、操作電源スイッチを設け、かつ要所には 配線用遮断器を設ける。 (2) 電源種別 高圧遮断器 低圧気中遮断器 高圧真空電磁接触器 投入コイル DC100V 投入コイル[電動機等(常励式)] AC100V 投 入 コイル[変 圧 器 等 (常 励 式 、ラ DC100V ッチ式)] 低圧電磁開閉器 励磁コイル AC100V AC100V(CVCF)、 管理室設置盤 制御回路、状態表示、故障表示 DC100V又は DC24V 制 御 回 路 ( 受 変 電 、発 電 、エンジ DC100V ンポンプ) 電気室設置盤 その他制御回路 PLC/DDC AC100V AC100V(CVCF) 又はDC100V 状 態 表 示 ( 受 変 電 、発 電 、エンジ DC100V ンポンプ) その他状態表示 AC100V 故 障 表 示 ( 受 変 電 、発 電 、エンジ DC100V 現場操作盤 ンポンプ) その他故障表示 AC100V 信 号 灯 ( 受 変 電 、 発 電 、 エ ン ジ ン DC100V ポンプ) 動力制御盤 その他信号灯 AC100V 制御回路、状態表示、故障表示 AC100V 保護継電器 注 ヒューズは、接点付きヒューズを使用する。 DC100V 3. 展開接続図 (1) 書 き 方 ア JEM1090、JEM1404に準拠し、ECWD方式を標準とする。 イ 補 助 継 電 器 、その他 の取 付 け機 器 の位 置 、接 点 の行 先 及 びその反 対 の接 点 から継電器等の位置(シート番号)が判読できること。 2 - 4 ウ 同種の機器が多数台あるときは、機器号数ごとに作成する。 エ 将来分についても、発注図に単線結線図が記載されていれば作成する。 オ 既設機器等との取り合いがある場合は、既設機器等の名称、盤記号及び接点 の番号等も記載する。 4. 配電盤保護等級 (1) 配電盤保護等級(JEM1267)は、下記を基本とする。 ア 屋 内 形 IP2X イ 屋内防滴形 IP23 ウ 屋 外 形 IP33 エ 防 塵 形 IP5X オ 耐 塵 形 IP6X (2) 配電盤保護等級の記号の詳細は、下記による。 (a) 第1特性数字(危険な部位への接近及び外来固形物に対する保護等級) 2: 直 径 12mm、長 さ80mmの間 接 付 試 験指 の先 端 と危 険 な部 分 との間 の適 正な空間距離が確保されている。また、直径12.5mmの固形物検査用プロ ーブの全体が侵入しない。 3: 直 径 2.5mmの接 近 度 検 査 用 プローブが侵 入 しない。また、直 径 2.5mm の固形物検査用プローブがまったく侵入しない。 4: 直 径1.0mmの接 近度検査 用プローブが侵入しない。また、直径1.0mm の固形物検査用プローブがまったく侵入しない。 5: 直 径 1.0mmの接 近 度 検 査 用 プローブが侵 入 しない。また、じんあいの侵 入を完全には防止することができないが、正常な運転を阻害する量のじんあ いが侵入しない。 6: 直 径 1.0mmの接 近 度 検 査 用 プローブが侵 入 しない。また、じんあいの侵 入がない。 (b) 第2特性数字(水に対する保護等級) 0: 無保護 1: 鉛直に滴下する水が有害な影響を及ぼさない。 2: 外 被が鉛直に対して両側15°以内で傾斜 したとき鉛直に滴下する水 が有 害な影響を及ぼさない。 3: 鉛 直 線 から両 側 に60°までの角 度 出 噴 霧 した水 が有 害 な影響 を及 ぼさな い。 4: 盤に対するあらゆる方向からの飛まつによっても有害な影響を及ぼさない。 5: 盤 に対 するあらゆる方 向 からのノズルによる噴 流 水 によっても有 害 な影 響 を 及ぼさない。 2 - 5 (c) 補助文字記号 W: 屋 外 での使 用 が可 能 であり、そのための保 護 構 造 又 は処 理 が施 されたも の。 (3) その他の保護 (a) 防食形 軽度の腐食性雰囲気中において使用しても、有害な影響を受けない。 (b) 防爆形 防 爆 構 造 についてのJIS C 0930~0935及 び労 働 省 産 業 安 全 研 究 所 技 術 指針による。 (4) 鋼板厚さ 一般盤類 鋼板の厚さ(mm以上) 鋼 板 製 構 成 部 自立型 壁掛型 側 面 板 2.3 1.6 底 板 1.6 屋 根 板 ステンレス鋼板製 スタンド スタンド 自立型 壁掛型 1.6 SUS2.0 SUS1.5 SUS1.5 1.6 1.6 SUS1.5 SUS1.5 SUS1.5 2.3 1.6 1.6 SUS2.0 SUS1.5 SUS1.5 仕 切 板 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 扉及び前面板 2.3 1.6 1.6 SUS2.0 SUS1.5 SUS1.5 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 2.3 1.6 1.6 2.3 機器取付板 注1 SUSとはステンレス鋼板(SUS304)とする。 1.6 1.6 遮へい板 (パンチングメタル) 型 盤内部監視操作 型 注2 スタンド型の脚部の仕様は次による。 鋼 板 製 床ベースは9.0mm、スタンド厚さは3.2mmとする。 ステンレス鋼板製 床ベースは9.0mm、スタンド厚さは3.0mmとする。 注3 盤 の外 被 は溶 接 加 工 を原 則 とする。ただし、電 気 室 設 置 盤 等 の天 井 板は、SUSビス止めを可とする。 注4 補助継電器盤等は、ISO14001対応及び防塵性向上のため、筐体補 強の一部にアルミフレームの使用を可とする。 注5 製作所標準のコントロールセンタ及び弱電盤等の自立盤については、 当局の承諾を得て上記以下も可とする。 (5) 盤 のパネル面 は、機 器 又 は計 器 等 を取 付 けてひずみが生 じないよう十 分 に補 強 をする。また、将 来 取 付 け用 の計 器 の部 分 は、鋼 板 等 で体 裁 よくふさぎ、将 来 の取 2 - 6 付けに支障のないようにする。 (6) 扉の開閉は、左より右方向にて開とする。また、把手は反時計方向にて開とする。 (7) 配電盤、コントロールセンタ及び現場操作盤の扉開度は、110゜を標準とする。 (8) 自 立 盤 及 び屋 外 盤(小 型 を除 く)の扉 には全 開 した時 、自 動 的に扉を固 定するド アストッパを設ける。また、中扉を設けるタイプのものについては、中扉も固定できる ようにする。 (9) 蝶番は内蝶番とする。 (10) 配 電 盤 の扉 構 造 は、L形 又 はコ字 形 に折 曲 げ加 工 する。ただし、構 造 上 必 要 な 場合は補強する。 (11) 施錠は特別高圧盤、高圧盤、コントローラ盤、屋外盤のみ取付け、屋外盤の把手 はステンレス製又は防食塗装を施す。また、キー番号は監督員の指示により統一す る。 (12) 自立形配電盤のチャンネルベースは、盤本体と切離し出来るものとする。ただし、 屋内盤にあっては高さ50mm、屋外盤にあっては高さ100mmを標準とする。 (13) 盤内温度上昇等を十分に考慮し、必要な場合は換気ガラリ等を取付ける。 (14) 盤の換気 口等 には全 て防 虫金 網(SUS製 、#25(0.5mm)×12メッシュ程度 ) を設け、虫、小動物の侵入を防ぐ構造とする。 (15) 強制換気式の吸気口には、取外しが容易で水洗いが可能な防塵フィルタを取付 ける。 (16) 盤内には、接地端子又は接地母線を下記により設ける。 ア 接地端子は、銅又は良導体とする。 イ 接地母線は、銅又は黄銅線とする。 ウ 列盤になる場合は、銅帯及び銅撚線等で連結する。 (17) 配電盤、コントロールセンタ等の構造は、電流容量を十分考慮し、短絡電流に対 しても十分な強度を有するものとする。 (18) 高 圧 限 流ヒューズ及 び静 止 形 保 護 継 電 器 には、取 替 え時 期 を見 やすい場 所 に 取付ける。 (19) 抽出形の補助継電器等には、本体及び基板の両方にシーケンスデバイス番号を 取付ける。また、タイマ等も用途銘板を取付ける。 (20) タイマを盤内に取付けてある場合、タイマ設定の一覧表を備え付ける。 (21) 操作器具には、盤内にシーケンスデバイス番号を取付ける。 (22) 端 子 台 高 さは、支 持 金 具 より高 圧 ケーブルにあっては600mm、14mm 2 以 上 の 低圧ケーブルにあっては底板より400mm、それ未満の低圧ケーブル及び制御ケー ブル等にあっては、底板より200mm以上とする。 (23) 各盤には、ケーブル支持金具、底板を取付ける。 (24) 盤内機器、器具及び配線等は本仕様書を満足できるものとする。 2 - 7 (25) メモリ保護用電池を使用する製品には、取替え時期を盤表面等に明示する。 5. 盤表面取付器具 (1) 計 ア 器 計器の仕様 取 付 盤 監視制御盤 高低圧盤 仕 様 110、80、縦形150、電子式 110、電子式(電力量計) コントロールセンタ 配電盤用角形 現場操作盤 110、80 精度 1.5級以上(ただし、コントロールセンタ 備 考 用 、周 波 数 計 、位 相 計 、力 率 計 及 び 無 効 率 計を除く) 110、80は広角度埋込形とする 電動機用電流計は、200%の延長目盛付で延長部は赤色とする。 イ 例(定格20Aのときは60Aまでとする) ただし、高 圧 巻 線 形 電 動 機 用 、VVVF用 及 び変 換 器 使 用 時 は延 長 部 なしと する。 ウ 電動機用電流計については、赤指針付とする。 エ 目盛の表示 (a) 水位計(二重目盛)(水道事業用において(S.P)目盛は不要) 広 角 形 縦 (b) 形 m(S.P) 外側 m 右側 m(S.P) 左側 m 負圧 MPa(赤) 正圧 MPa(黒) 吐出圧計 吐 出 圧 (c) 内側 タンクレベル計(二重目盛) 広 角 形 縦 形 m 3 、L、kL 内側 容量 外側 レベル m 右側 容量 左側 レベル m m 3 、L、kL ※容量はリニア目盛とする。 2 - 8 (2) 計器等の取付け位置 ア 電圧計を基準とし、電流計は電圧計の右又は下とする。 イ 電流計は開度計の右又は下とする。主機を左又は上とする。 ウ 計 器 、継 電 器 、表 示 の取 付 けは盤 面 に向 い左 より、又 は上 より青 白 赤 の相 色 別順とする。 エ V、A、WH、PF及びWの計器の配列は原則として次による。 V WH A PF W (3) 操作器具 ア 形状、操作方法 種 別 形 状 操作方法 受変電関係 ピストル形 引いて操作 操作スイッチ ピストル形 引いて操作 操作スイッチ(バルブ・ゲート) ピストル形 引いて停止 操作スイッチ(可逆) ピストル形 引いて操作 操作スイッチ(増減) ピストル形 スプリングリターン 切換スイッチ(自動-手動等) 卵 形 切換スイッチ(VS、AS) 菊 形 非常停止 引 釦 形 警報停止・故障復帰(表示復帰) 引 釦 形 ランプ点検 引 釦 形 注1 ピストル形・引釦形の器具は、スプリングによる自動復帰式とする。 注2 中 央操 作 は照 光 式 選 択 押釦 スイッチ、また、機 側で電 動 弁等 の場 合は 押釦でも可とする。 イ 操作方向及びその表示 操作とその目的及び状態の表示とその内 容との関係は、N操作(消極的方向 への操作)はN表示(消極的内容の表示)に、P操作(積極的方向への操作)は P表示(積極的内容の表示)に対応するものとする。 ここでN操作の方向は左、P操作の方向は右と規定する。 標準呼称は次の通りとする。 2 - 9 (a) 一 般 切換スイッチ 操作スイッチ N操作 P操作 N操作 P操作 手 動 自 動 切 入 単 独 連 動 閉 停 開 現 場 管理室 下 停 上 試 験 常 用 減 停 増 半連動 連 動 自 動 手 動 回転数 自 動 買 電 発 電 停 始 動* (運転) 止 注1 *始動は主機の場合 (b) 押 釦 N操作(緑) (黒) P操作(赤) 切 停 入 止 運 閉 停 開 下 注1 ( 転 上 )内は押釦の色を示す。 注2 上下の場合は、上がP、下がNとする。 (4) 表 示 灯 ア (a) ラ ン プ LEDの使用を標準とする。LEDは、NECA4102「工業用LED球」、JIS C 8201-5-1「低圧開閉装置及び制御装置」の工業用表示灯を使用する。 (b) LEDランプの交換は、原則として容易に交換できる構造とする。 (c) グローブの形 状 は丸 形 又 は角 形 とし、変 色 し難 いアクリル樹脂 又 はガラスと する。 (d) 屋外に使 用する場 合 及び屋 内でも直接光 が当たるような明るい場所では屋 外 式 LEDランプ又 は電 球 を使 用 する。ただし、電 球 は下 表 及 びJIS C 8201 -5-1「低 圧 開 閉 装 置 及 び制 御 装 置 」、JIS C 7516「表 示 用 電 球 」を使 用 する。 形 式 容量W 口金 長さmm 径mm SL18V2W 2 E12 34 14 SL140V15W 15 E12 75 20 SL140V20W 20 E12 98 55 2 - 10 イ 表示灯色及び配列 2 灯 3 灯 3 灯 式 式 式 横 配 列 縦 配 列 左 → 右 上 → 下 緑 赤 赤 緑 停止 運転 運転 停止 切 入 入 切 閉 開 開 閉 全閉 全開 全開 全閉 赤 緑 赤 赤 緑 赤 逆転 停止 正転 正転 停止 逆転 閉 停止 開 開 停止 閉 白 橙 橙 白 橙 橙 運転中 過電流 リミトルク (水道事業用) 運転中 過電流 リミトルク 注1 白灯は電流計又は開度計のないときのみ 注2 色別は集合表示方式の場合適用しない ウ 状態表示灯 (a) 文字は日本文字とし、字体は丸ゴシックとする。 (b) 現 場 -管 理 室 (中 央 )、手 動 -自 動 、単 独 -連 動 等 の表 示 配列 は、前 (3) 項操作器具 イ 操作方向及びその表示に合わせるものとする。 エ 故障表示灯 (a) 文字は日本文字とし字体は丸ゴシックとする。 (b) 窓には重故障は赤色、軽故障は橙色のフィルタを挿入する。 オ 集合表示 (a) 集合表示は集合窓方式(1窓の寸法40×40mm程度以上)とし、1窓の表示 灯数はLEDユニット式では4灯又は全面照光、白熱灯式では2灯以上とする。 なお、1グループごとに予 備 窓 を設 け、特 に故 障 表 示 は予 備 についても内 部 回路を装備する。 (5) 銘 ア 板 盤の名称銘板及び盤 番号は、前背面扉の場合には前背両面に取付け、白地 に黒文字の裏彫りのアクリル樹脂の非照光式とする。ただし、屋外盤及び環境条 件の悪い場所に設置するものは黒文字のステンレス製とする。 イ 盤面取付けの用途銘 板及び盤内主 要機器 銘板(主幹用 遮断器 、操作する機 器 用 遮 断 器 、試 験 用 スイッチ等 )は、白 地 黒 文 字 の彫 りこみのアクリル樹 脂 製 と する。ただし、盤内用は銘板用シール等も可とする。 ウ 字体は丸ゴシックとする。 エ 取付 はビス止 めとする。ただし、盤 内 の用 途 銘板 は接 着も可 とする。ビスはSU 2 - 11 Sを使用する。 オ 盤内収納の主要な機器には定格銘板を取付ける。また、銘板が容易に確認で きないものついては、盤扉の裏面に銘板を貼り付ける。 カ 製造者名、製造年、製造番号仕様等を明記した銘板(SUS製、アルミ製又は 銘板用シール等)を見やすい場所に取付ける。 6. 盤内配線等 (1) 配 線 色 回路の種類 被覆の色 一般(低圧主回路含む) 黄* 注 接地回路 緑 *主回路に特殊な絶縁電線を使用する場合は黒色としてもよい。 (2) 導体の配置と色別 ア 交流回路 左右・上下・ 配線方式 遠近の別 左右の場合 三相3線式 左から 青 第1相 (R) 上下の場合 上から 単相3線式 - 遠近の場合 単相2線式 近い方から (接地系) 単相2線式 - - (非接地系) 黒 白 赤 第2相 第3相 (S) (T) 第1相 中性相 第2相 (R) (N) (T) 電圧相 接地相 (R) (N) 第1相 - - - 第2相 注 三相回路より分岐した単相回路においては、分岐前の色別による。 イ (a) (b) 直流回路 色 別 正極(P) 赤 負極(N) 青 導体の配置 左右の場合‥‥‥右より赤青 上下の場合‥‥‥上より赤青 遠近の場合‥‥‥近い方より赤青 ウ 高圧回路は正面扉、その他は器具(端子台を含む)を正面とする。 2 - 12 (3) 盤内配線 ア 母線は銅帯及び銅棒を使用し、被覆、塗装又は錫メッキ等の酸化防止処置を 施し、必要に応じて硫化水素等のガスによる影響も考慮する。 イ 帯 銅 帯 、断 路 器 、点 検 の容 易 にできる主 導 体 及 び接 続 部 等 には、75℃の不 可 逆 性 のサーモラベルを貼 付 けること。ただし、高 温 度 部 には、95℃又 は10 5℃のものを必 要 に応 じて貼 付 ける。また、監 督 員 の承 諾 を得 て3Eデマンド付 (75-95-105℃等)のものを使用してもよい。 ウ 主回路配線に電線を用いる場合の許容電流は、30A以上とする。 エ CT、VT(PT)回路 用 配線は2mm 2 、制御回 路用配線は1.25mm 2 以上の環 境配慮形電線又は絶縁電線を使用する。 なお、計装回路については、シールド線1.25mm 2 以上又はツイスト線を使用 する。ただし、半 導体 等にて構 成 される弱 電 流回 路については、その都 度協議 により決定する。 オ 配線には、マークバンドを付ける。 カ 圧着端子は、丸形とする。 キ 圧着端子は、絶縁キャップ付とし、色別は下 記とする。なお、色別 についてはリ ング等の方法によるものも可とする。 回路の種類 主 回 路 色 別 相色別に同じ 制御 AC 黄 回路 DC (P)赤、(N)青、(中性)灰 計装回路 (P)赤、(N)白 接地回路 緑 計器回路 相色別に同じ (中性)黒 注1 計装については器具端子に適用する。 ク 配 線 の分 岐 は必 ず端 子 部 で行 い、端 子 1箇 所 で3個 以 上 締 付 けてはならな い。 (4) 故障表示 ア 警 報 器において、重 故 障 はベル、軽 故 障 はブザー、誤 操 作 等 はチャイムを原 則とし、電子音を使用する時は当局の承諾を得る。 イ 警報器は必要に応じ自動停止させるものとする。 7. 盤内付属器具 (1) 盤内照明とコンセントは、下記の通りとする。 ア 盤内照明は、自立盤のみに取付けることを標準とする。 イ 盤内 照 明は、AC100V FL10Wを標準 とする。また、点 滅はドアスイッチによ 2 - 13 る。ただし、中間通路式の盤の場合は3路式のタンブラスイッチによる。 ウ 盤 内 コンセントは、AC用 2P125V 15A接 地 極 付 とし、電 圧 種別 、許 容 電 流 等を明確に表示する。 (2) 端 子 台 は、フェノール樹 脂 又 は同 等 以 上 の合 成 樹 脂 製 品 とし、透 明 の保 護 カバ ー付 とする。また、ビス落 下 防 止 端 子 台 も可 とする。制 御 用 端 子 台 は、1ブロックに つき10%程度の予備を設ける。 (3) スペースヒータはカバー付とし、スイッチは両切りとする。 (4) 盤内ヒューズは、ヒューズ取替時に充電部に接触しないタイプのものとする。 8. 付 属 品 (1) ランプ、ヒューズ類 使用数の100% (2) L 種別ごとに使用数の10%(20個) E D (3) 制御用継電器 種別ごとに使用数の10%(20個) (4) 用 紙 類 記録用紙 各用途ごと13巻 プリンタ・タイプライタ用紙(連続紙) 各用途ごと1箱 プリンタ・タイプライタ用紙(普通紙) 各用途ごと1年分 インクカートリッジ、インクリボン等 各用途ごと1年分 ※ 普通紙は日報、月報等必要枚数の1年分とする インクカートリッジ、インクリボン等は付属用紙の1年分とする (5)その他製作所標準品 1式 2 - 14 第 2 節 主要機器、器具等仕様 1. 特別高圧断路器 (1) 準拠規格 JEC-2310 (2) 形 三極単投 式 (3) 定格電圧 36kV/84kV (4) 定格電流 600A/1200A (5) 定格短時間耐電流 25kA/31.5kA (6) 絶縁階級 36kV:30号B 84kV:70号 (7) 制御電圧 DC100V (8) 操作方式 電気操作方式 (9) 付属装置 銘板、補助スイッチ、接地端子 2. 特別高圧遮断器 (1) 準拠規格 JEC-2300 (2) 遮断器の種別 GCB又はVCB (3) 定格電圧 36kV/84kV (4) 定格電流 600A/1200A (5) 定格遮断電流 25kA/31.5kA (6) 定格遮断時間 5サイクル以下 (7) 絶縁強度(商用周波試験電圧値)/(雷インパルス試験電圧値) 36kV:70/170kV 84kV:160/400kV (8) 標準動作責務 A号 O-(1分)-CO-(3分)-CO (9) 制御電圧 DC100V (10) 操作方式 電気操作方式(電動バネ操作を原則とする) (11) 付属装置 銘板、開閉表示器、動作計数器、補助スイッチ、接地端子 3. 変圧器(特別高圧用) (1) 準拠規格 JEC-2200 (2) 形 屋内/屋外 油入/ガス入 式 (3) 公称電圧 33kV/77kV (4) 結線方式 Y-△又は△-△ (5) 冷却方式 自冷式 2 - 15 (6) 定 格 連続 (7) 付属装置及び付属品 銘板 、ダイヤル温 度 計(警 報接 点 付)、圧 力継 電 器(ガス絶縁 式 の場 合は図 面又 は特 記 仕 様 書 による)、放 圧 装 置 (ガス絶 縁 式 は除 く)、放 熱 器 及 び放 熱 器 弁 、排 油栓(ガス絶縁式は除 く)及 び排気 弁、無電 圧タップ切替 器端子 箱、接 地端 子、窒 素 ボンベ及 び減 圧 弁 (油 密 閉 形 及 びガス絶 縁 式 は除 く)、連 成 計 (油 密 閉 形 は除 く)、各種パッキン 100%、放圧板 100% 4. 避雷器(特別高圧用) (1) 準拠規格 JEC-217、2373 (2) 定格電圧(許容端子電圧) 42kV、98kV (3) 公称放電電流 10kA (4) 開閉サージ動作責務静電容量 25μF以上 (JEC-217の場合) (5) 開閉サージ放電耐量クラス (JEC-2373の場合) C以上(公称電圧66~154kVの場合) D以上(公称電圧3.3~33kVの場合) (6) 付属装置 銘板、放電電流測定装置、放電計数計(警報接点付)、接地端子 5. 計器用変圧器(特別高圧用、高圧用) (1) 準拠規格 JEC-1201、JIS C 1731-2 (2) 形 エポキシ樹脂モールド形 式 (3) 定格一次電圧 3.3kV/6.6kV/33kV/77kV (4) 定格二次電圧 110V (5) 確度階級 1.0級(1P級) (6) 定格負担 図面又は特記仕様書による 高圧は50VA以上とする。 (7) 付属装置 銘板、一次保護ヒューズ(高圧に限る)、引出装置(高圧に限る) 6. 変流器(特別高圧用) (1) 準拠規格 JEC-1201、JIS C 1731-1 (2) 形 油入密封形単相又はブッシング貫通形単相 式 (3) 公称電圧 33kV/77kV (4) 定格一次電流 図面又は特記仕様書による 2 - 16 (5) 定格二次電流 5A ただし、複合保護継電装置使用時は1Aも可とする。 (6) 定格負担 図面又は特記仕様書による (7) 確度階級 1P級又は1PS級 (8) 過電流強度 当該回路の定格遮断電流に対して機械的、熱的に十分耐え、誤差について十分 保証できる値以上とする。 (9) 付属装置 銘板、線路端子 7. 高圧気中負荷開閉器(PAS) (1) 準拠規格 JIS C 4607 (2) 形 避雷器内蔵形方向性過電流ロック形 式 (3) 定格電圧 7.2kV (4) 定格電流 200A/300A (5) 定格短時間耐電流 12.5kA (6) 絶縁階級 6号A (7) 操作方式 手動操作方式 (8) 材 ステンレス製 質 (9) 付属装置 開 閉 表 示 器、手 動 操 作 装 置 、補 助 接 点 付 、過 電 流 蓄 性 トリップ付地 絡 トリップ形 (SOG)、方 向 性 SOG制 御 装 置 (標 準 は電 気 室 の盤 内 に設 置 )、SOG中 継 箱 (ス テンレス製)、専用制御ケーブル (10) そ の 他 方 向 性 SOG制 御 装 置 を構 内 第 一 柱 に設 置 する場 合 は、PASにVTを内 蔵 し制 御電源を取り出すものとする。 8. 断路器(DS) (1) 準拠規格 JEC-2310、JIS C 4606 (2) 形 三極単投 式 (3) 定格電圧 7.2kV (4) 定格電流 200A/400A/600A/1200A (5) 絶縁階級 6号A (6) 操作方式 遠方手動操作又は電動操作 (7) 付属装置 銘 板 、補 助 スイッチ、手 動 操 作 機 構 (保 護 バリアをつけたまま操 作 できる構 造 とす る)、誤操作防止装置(遮断器とのインターロックをとる)、フック棒(JIS C 4510) 2 - 17 9. 高圧交流負荷開閉器(LBS) (1) 準拠規格 JIS C 4605、4611 (2) 定格電圧 7.2kV (3) 定格電流 200A (4) 定格短時間耐電流 12.5kA (5) 絶縁階級 6号A (6) 制御電圧 DC100V、AC100V (7) 操作方式 手動操作又は電動操作 (8) 付属装置 銘 板 、開 閉 表示 器 、手 動 操 作 装 置 、手 動 操 作 機 構 、手 動 引 外 装置 、補 助 スイッ チ、フック棒 (9) そ の 他 相間及び側面に絶縁バリアを設ける。また、限流ヒューズと組合せて使用する場合 は、ヒューズ断時にストライカにて引き外す方式等により開閉器をトリップさせる。 10. 高圧真空遮断器(VCB) (1) 準拠規格 JEC-2300、JIS C 4603 (2) 形 引出式自動連結形 式 (3) 定格電圧 3.6kV/7.2kV (4) 定格電流 600/1200A/2000A/3000A (5) 定格遮断電流 12.5/20kA/31.5kA/40kA (6) 定格遮断時間 3サイクル以下 (7) 絶縁階級 3号A/6号A (8) 標準動作責務 A号 O-(1分)-CO-(3分)-CO (9) 制御電圧 DC100V (10) 操作方式 電気操作方式(電動ばね操作を原則とする) (11) 付属装置 銘板、開閉表示器、手動引外装置、動作計数器、補助スイッチ、接地端子 11. 高圧交流真空電磁接触器(VMC) (1) 準拠規格 JEM1167 (2) 定格使用電圧 3.3kV/6.6kV (3) 定格電流 200A/400A (4) 定格遮断電流 4kA (5) 絶縁階級 3号A(極間3号B)/6号A(極間6号B) (6) 制御電圧 DC100V、AC100V 2 - 18 (7) 開閉頻度 3号(300回/時)以上 (8) 電気的開閉耐久性 3種(10万回)以上 (9) 機械的開閉耐久性 4種(25万回)以上 (10) 使用の種類 連続 (11) 付属装置 銘板、開閉表示器、手動引外装置、動作計数器、補助スイッチ 12. 高圧限流ヒューズ (1) 準拠規格 JEC-2330、JIS C 4604 (2) 定格電圧 3.6kV/7.2kV (3) 定格電流 図面又は特記仕様書による (4) 定格遮断電流 25kA/40kA (5) 絶縁階級 3号A/6号A (6) 付属装置 銘板、溶断表示装置、溶断警報接点付ホルダ 13. 低圧気中遮断器(ACB) (1) 準拠規格 JIS C 8201-2-1、JEC-160 (2) 形 引出式自動連結形 式 (3) 定格使用電圧 AC(実効値550V以上) (4) 定格電流 図面又は特記仕様書による (5) 定格遮断電流 図面又は特記仕様書による (6) 操作方式 電気操作方式(電動ばね操作を原則とする) (7) 制御電圧 DC100V (8) 付属装置 銘板、開閉表示器、動作計数器、手動投入引外装置、補助スイッチ、接地端子 14. 変圧器(33kV及び高圧用以下) (1) 準拠規格 JEC-2200、JEM1310、JIS C 4306 トップランナー変圧器は、JEM1482、1483による。 (2) 形 式 モールド(F種)又はH種乾式 (3) 公称電圧 3.3kV/6.6kV/33kV (4) 結線方式 特記仕様書による。 (5) 冷却方式 自冷式又は強制通風式 (6) 定 連続 格 (7) そ の 他 33kVのスポットネットワーク受電用のものは、8時間の130%過負荷運転が年3回 2 - 19 可能なものとする。 (8) 付属装置及び付属品 銘 板 、ダイヤル温 度 計 (警 報 接 点 、最 高 温 度 指 示 付 )、無 電 圧 タップ切 換 装 置 、 接地端子 15. 避雷器(高圧用) (1) 準拠規格 JEC-203、217、JIS C 4608 (2) 定格電圧(許容端子電圧) 4.2kV/8.4kV (3) 公称放電電流 2.5/5.0kA (4) 付属装置 銘板、接地端子 16. 高圧バスダクト (1) 準拠規格 JEM1425 (2) 形 相非分割形 式 (3) 配線方法 3相線式 (4) 定格電圧 7.2kV (5) 定格短時間耐電流 12.5kA (6) 絶縁階級 6号A (7) 材 導体:Cu 質 函体:Fe又はAl (8) 導体支持物 エポキシ樹脂碍子 17. 接地型計器用変圧器(高圧用) (1) 準拠規格 JEC-1201、JIS C 1731-2 (2) 形 エポキシ樹脂モールド形 式 (3) 定格電圧 1次:3300V/6600V 2次:110V 3次:190V/3又は110V/3 (4) 相 数 (5) 確度階級 3相 2次:1.0級(1P級) 3次:3G級 (6) 定格負担 3×200VA/3×200VA ただし、複合 保護 継電 装置使 用時は負荷に対し、必 要 容量とする。 2 - 20 (7) 付属装置 銘板、一次保護ヒューズ、引出装置 18. 変流器(高圧用、低圧用) (1) 準拠規格 JEC-1201、JIS C 1731-1 (2) 形 エポキシ樹脂モールド形 状 (3) 確度階級 1P級又は1PS級(保護用) 1.0級以上(計器用) (4) 過電流強度 当該回路の定格遮断電流に対して機械的、熱的に十分耐え、誤差について十分 保証できる値以上とする。 (5) 過電流定数 瞬時要素付のものはn>10を標準とする。 (6) 定格負担 高圧は40VA以上とする ただし、複合 保護 継電 装置使 用時は負荷に対し、必 要 容量とする。 (7) 定格一次電流 図面又は特記仕様書による (8) 二次電流値 高圧配電盤 0~5A ただし、複 合 保 護 継 電 装 置 使 用 時 は0~1Aも可 とす る。 低圧配電盤(51使用時) 0~5A 低圧配電盤(51不使用時) 図面又は特記仕様書による コントロールセンタ等 (9) 付属装置 図面又は特記仕様書による 銘板 19. 零相電圧検出器(ZPD) (1) 準拠規格 JIS C 4609 (2) 定格電圧 6.6kV (3) 絶縁階級 6号A 20. 零相変流器(ZCT) (1) 準拠規格 JEC-1201 (2) 定格一次電流 図面又は特記仕様書による (3) 定格零相一次電流 200mA (4) 定格零相二次電流 1.5mA (5) 確度階級 L級 2 - 21 21. 電力用コンデンサ (1) 高圧進相コンデンサ ア 準拠規格 JIS C 4902-1 イ 形 屋内密封式単器形、乾式又は窒素ガス封入式 式 屋外集合形、油入式 ウ 回路電圧 3.3kV/6.6kV エ 最大許容電流 定格電流の130% オ 相 3相 カ 絶縁強度 数 3.3kV:16/45kV 6.6kV:22/60kV キ 付属装置 銘板、放電装置、接地端子、内圧上昇又は歪検出装置 (2) 高圧直列リアクトル ア 準拠規格 JIS C 4902-2、JEC-2210 第五調波許容含有率(基本波電流比)は、6%リアクトルの場合55%、13%リ アクトルの場合35%とする。 イ 形 式 屋内乾式(エポキシ樹脂モールド形) 屋外油入式 ウ 回路電圧 3.3kV/6.6kV エ 絶縁強度 3.3kV:16/45kV 6.6kV:22/60kV オ 付属装置 故障検出装置、銘板 (3) 低圧進相コンデンサ ア 準拠規格 JIS C 4901 イ 形 単器形、窒素ガス封入式 式 回 路 電 圧 440Vの受 電 設 備 用 (kVar品 )については、 他のガス封入式も可とする。 ウ 最大許容電流 定格電流の130% エ 回路電圧 220V、440V オ 相 3相 カ 付属装置 数 銘板、放電抵抗器 (4) 低圧直列リアクトル ア 準拠規格 JIS C 4901 附属書1準用 イ 形 屋内乾式 ウ 回路電圧 220V、440V エ 容 コンデンサリアクタンスの6% 式 量 2 - 22 オ 最 大 許容 電 流 定格電流の130% (第5高調波電流は基本波電流比55%) カ 耐 電 圧 400V級:商用周波(1分間) 4kV 200V級:商用周波(1分間) 2kV キ 付属装置 温度SW、銘板 22. 保護継電器 (1) 引出形、埋込取付け、裏面配線接続を原則とする。 (2) 電流継電器 ア 準拠規格 イ 形 JIS C 4601、4602、JEC-2500、2510 式 静 止 形 又 は誘 導 形 反 限 時 特 性 /即 時 特 性 /高 速 度 特 性 引 出 形 、(静 止 形 は固定形とすることができる)、動作表示器付 ウ 定格電流 5A以下 (3) 電圧継電器 ア 準拠規格 イ 形 JEC-2500、2511 式 静 止 形 又 は誘 導 形 反 限 時 特 性 /即 時 特 性 /高 速 度 特 性 引 出 形 、(静 止 形 は固定形とすることができる)、動作表示器付 ウ 定格電圧 110V又は190V (4) 電力及び方向継電器(電流~電圧の2要素で動作するもの) ア 準拠規格 イ 形 JEC-2500、2512、JIS C 4609 式 静 止 形 又 は誘 導 形 反 限 時 特 性 /即 時 特 性 /高 速 度 特 性 引 出 形 、(静 止 形 は固定形とすることができる)、動作表示器付 ウ 定格電圧 110V又は190V (ZPDを使用する場合は製作所標準とする) エ 定格電流 5A以下 (5) 過電流検出器(2E又は3E要素動作形) ア 準拠規格 JEM1356、1357 イ 形 静止形 ウ 定格電圧 200V又は100V エ 定格電流 5A 式 2 - 23 23. 複合保護継電装置 (1) 準拠規格 (2) 形 JIS C 4602、JEC-2500、2510、2511 式 静止形反限時特性/即時特性、固定形又は引出形、動作表示機能付 (3) 相 数 三相、単相 (4) 定格電圧 110V又は190V (5) 定格電流 1A又は5A 24. 電磁接触器 (1) 準拠規格 JIS C 8201-1、8201-4-1、JEM1038、1356 (2) 開路電流容量及び遮断電流 AC3級以上 (インチング負 荷 においては、JEM1038 附 属 書 1、コ ンデンサ負 荷 においては、JEM1038 附 属 書 2によ る。) (3) 開閉頻度 2号 600回/時 使用率40% (4) 機械的開閉耐久性 2種 250万回以上 (5) 電気的開閉耐久性 2種 25万回以上 (6) 付加機能 補助接点、端子カバー付 (7) その他 電磁接触器の性能は、開閉頻度による号別及び開閉耐 久 性 の種 別 以 上 のものとし、電 気 回 路 を確 実 に閉 路 及 び開路することができるものとする。 25. 補助継電器 (1) 準拠規格 JIS C 4530、4531、JEM1038 (2) 定格電圧 AC100V、DC100V、DC24V (3) 動作及び復帰時間 20ms以内(ただし、直流用の復帰時間50ms以内) (4) 耐 久 性 機械的:500万回以上 電気的:20万回以上 (5) 取付方法 ソケット取付 (6) 付加機能 動作表示付(高負荷用、ラッチリレー等の特殊な補助継電器は除く) 2 - 24 26. 限時継電器 (1) 定格電圧 AC100V、DC100V、DC24V (2) スケール スケール及び単位が変更可能であること(設定変更の必要のない場合は除く)。ま た、24hタイムスイッチは、原則として爪形又はデジタル形とする。 スケール 0.1~100以上 単位 秒、分、時 (3) 付加機能 動作表示付(カウント中及びタイムアップ)、停電補償付 27. 配線用遮断器 (1) 準拠規格 JIS C 8201-2-1、IEC-947-2 (2) 短絡容量は設置個所に対して、十分なる遮断容量を有するものとする。 (3) 過負荷電流に対しては、必要なる限時特性を有するとともに、短絡電流に対して速 やかに遮断することができるものとする。 (4) 熱動電磁式・完全電 磁式・電子式の何れかで、高調波・サージ等 で誤動作しない ものとする。 (5) 付属装置 銘 板 、過 電 流 引 き外 し機 構 、同 左 警 報 接 点 (主 回 路 に限 る)、補 助 接 点 (主 回 路 に限る) (6) そ の 他 単相3線式電路に設けるものは、中性線欠相保護機能配線用遮断器とする。 28. 漏電遮断器 (1) 準拠規格 JIS C 8201-2-2 (2) 定格感度電流 500mA、200mA、100mA、30mA、15mA (3) 漏電用引外動作時間 0.1s以内 (4) 短絡容量は、設置個所に対して十分なる遮断容量を有するものとする。 (5) 過 負 荷 電 流 に対 しては、必 要 なる限 時 特 性 を有 するとともに、短 絡 電 流 及 び漏 電 電流に対して速やかに遮断することができるものとする。 (6) 付属装置 銘板、過電流及び漏電引き外し機構、同左警報接点(主回路に限る)、補助接点 (主 回 路 に限 る)。また電 子 式 漏 電 及 び過 電 流 引 外 装 置 付 で高 調 波 ・サージ等 で 誤動作しないものとする。 (7) そ の 他 単相3線式電路に設けるものは、中性線欠相保護機能付漏電遮断器とする。 2 - 25 29. 制御用変圧器 (1) 定 格 連続 (2) 形 式 H種絶縁乾式又はモールド式(3kVAをこえる場合) (3) 冷却方法 自冷式 (4) 付属装置 銘板、その他 30. 汎用インバータ (1) 整流方式 三相ブリッジコンデンサ平滑整流方式 (2) インバータ制御方式 正弦波PWM、磁束制御PWM方式(電圧制御方式) (3) 過電流定格 120%以上 1分 (4) 変換器効率 95%以上 (5) 状態信号 出力停止信号、異常出力信号、運転状態出力信号、リセット信号 (6) 保護警報機能 瞬時過電流、過電圧、不足電圧、過負荷、瞬停対策機能付 (7) 高調波低減 一次側にACL、DCL(3.7kW以下を除く)を設置 (8) ノイズフィルタ ラジオノイズフィルタ 31. 正弦波コンバータ方式インバータ (1) 整流方式 正弦波PWM方式 (2) インバータ制御方式 正弦波PWM、磁束制御PWM方式(電圧制御方式) (3) 過電流定格 120%以上 1分 (4) 変換器効率 95%以上 (5) 状態信号 出力停止信号、異常出力信号、運転状態出力信号、リセット信号 (6) 保護警報機能 瞬時過電流、過電圧、不足電圧、過負荷、瞬停対策機能付 (7) 高調波低減 正弦波コンバータによる正弦波PWM方式、一次側にACLを設置 (8) ノイズフィルタ 高調波ノイズフィルタ 32. 計装機器 第3章 計装機器構造仕様による。 2 - 26 第 3 節 製 作 仕 様 1. 77kV特別高圧スイッチギヤ (1) 77kV特 別高圧スイッチギヤ(C-GIS及びGIS)は、SF 6 ガスを絶縁媒 体とし、遮 断器、断路器、母線、避雷器、接地装置などで構成された装置で、接地された金属 製容器に主導電部が密封され、特別高圧配電線路から受電 し、公称電圧77kV、 定格遮断電流31.5kA以下のものとする。 (2) C-GISは、JEC-2350「ガス絶 縁 開閉 装置 」及 びJEM1425「金属 閉 鎖 形 スイ ッチギヤ及びコントロールギヤ」による。 (3) GISは、JEC-2350「ガス絶縁開閉装置」による。 (4) 金属製容器は、次による。 ア GISの金属製タンクは、製作者の標準とする。 イ 定期点検、補修等を考慮した構造とする。 (5) 導電部は、SF 6 ガスを充填した金属製容器に収納し、封じ切り構造とする。 (6) 金 属 製 容 器 は、内 部 に封 入 するガス圧 力 に十 分 耐 えうる強 度 を有するものとし、 溶 接 部 及 び気 密 構 造 部 には、使 用 により損 傷 、変 形 、緩 まない構 造とする。なお、 気密構造内部には必要に応じ、吸着剤を挿入する。 (7) 金属製容器内ガス圧力は、製造者の標準とする。 (8) ガス管 理 を容 易 にするとともに、点 検 、事 故 時 の停 止 範 囲 等 を考慮 し、ガス区 分 を設け、各ガス監視区分ごとに気密構造のバルブを有する給排気口を設ける。 (9) 金属製容器内導体の接続は、組立時の誤差及び熱膨張による変位を吸収できる 構造とする。また、金属製容器もこれに準じた構造とする。 (10) 遮 断 器 、断路 器 、接 地 装 置 等 については、必 要 なインターロックを施 し、機 械 的 開閉表示器を操作場所に近接して設ける。 (11) 主 回 路 母 線 とその母 線 から分 岐する回 路 ごとの定 格 電 流 は、JEC-2350「ガス 絶縁 開 閉 装置 」及びJEM1425「金 属 閉鎖 形スイッチギヤ及 びコントロールギヤ」の 標準値とする。 (12) 主回 路導体は、外部 の電 路の接 続 部及 び母線 室端 部 等に色 によって区 別ので きる表示を施す。 (13) 変圧器等と直接接続する場合には、伸縮継手等を使用する。 (14) 付 属 品 ガス補給装置 一式 保守工具(専用工具、特殊工具) 一式 2 - 27 2. 33kV特別高圧スイッチギヤ (1) 33kV特別 高圧 スイッチギヤは、特別高圧配電線路から受電し、公称電圧33kV、 定格遮断電流25kA以下のものとし、JEM1425「金属閉鎖形スイッチギヤ及びコン トロールギヤ」による。 (2) 特 別 高 圧 の導 体 相 互 間 及 び導 体 と非 充 電 金 属 体 の絶 縁 階 級 を満 足 するものと する。 (3) 主 回 路 は、その回 路を保 護 する遮 断 器の定格 遮 断 電 流 (遮 断 電流 を限 流するも のにあってはその限 流 値 )に対 し、機 械 的 強 度 及 び熱 的 強 度 を有 するものとする。 ただし、導体の各部 の温度 が、JEM1425「金属 閉 鎖 形スイッチギヤ及びコントロー ルギヤ」のスイッチギヤの最高 許容 温度 及び温度 上昇 限度を超 えないことが保 証 さ れる場合は、この限りではない。 (4) 主 回 路 の配 線 に銅 帯 又 は銅 棒 を用 いる場合 は、被 覆 、塗 装 、めっき等 の酸 化 防 止処置を施す。 (5) 配電盤の盤内配 線に低圧の電 線を使用する場合の配線及 び配 線方法は、JEM 1425「金 属 閉鎖 形スイッチギヤ及 びコントロールギヤ」、JEM1265「低圧 閉 鎖形ス イッチギヤ及びコントロールギヤ」によるものとし、原 則 として制御 回 路の配 線は1.2 5mm 2 以上 、計器用 変 成器の2次回 路の配 線は2mm 2 以上 とする。ただし、電子 回 路用等の盤内配線は、製作者の標準とする。 (6) C-GIS及びGISを採用する場合は、第3節1に従うものとする。 3. 高圧金属閉鎖形スイッチギヤ及びコントロールギヤ (1) 準拠規格 (2) 仕 JEM1425 様 ア 定格電圧 3.6kV/7.2kV イ 定格電流 630A/1250A/2000A ウ 定格短時間耐電流 12.5kA/20kA エ 定格耐電圧 商用周波 3.6kV:16kV 7.2kV:22kV 雷インパルス 3.6kV:45kV 7.2kV:60kV (3) 充電 部 の空 間 絶 縁距 離は、十 分にとって規 定の衝 撃電 圧 に耐 えること。また、充 電部は、永年にわたって絶縁劣化を生じないような構造とする。 (4) LA、VT、ZPDは引出し形とする。 (5) 遮 断 器 は接 触 子 が閉 じた状 態 では移 動 できないこと。運 転 位 置 、試 験 位 置 又 は 断 路 位 置 でなければ投 入 できないこと等 、電 気 的 機 械 的 インターロックを具 備 する ものとする。 (6) 遮断器は点検に便なるよう完全に引出したとき、点検用ジャンパ線にて入、切でき 2 - 28 るものとする。 (7) 避雷器及び変圧器中性点接地用端子は、各々独立した端子台を設け、これに接 続する。 (8) 変圧器盤に設置のダイヤル温度計は、監視窓を設けてこれにより監視できる構造 とする。 (9) 断路器は、遮断器と電気的にインターロックする等、誤操作防止装置を設ける。 (10) 変圧器、コンデンサ及びバスダクトは、耐震対策を充分考慮する。 (11) 遮へい板は、取 外し容 易、及び内部が目視 できる構造 とし、番号 をつけて取外し 後の位置が照合できるものとする。 (12) 配電盤の形は下記とする。 断路器盤 JEM1425 遮断器盤 〃 MW又はPW形以上 変圧器盤 〃 CY形以上 コンデンサ盤 〃 CX形以上 コンビネーション盤 JEM1225 CX形以上 機能構造級別4 (13) 高圧コンビネーションスタータは下記とする。 ア 準拠規格 イ 仕 JEM1225 様 (a) 定格絶縁電圧 3.6kV/7.2kV (b) フレーム電流 200A/400A (c) 絶縁階級 3号A(極間3号B)/6号A(極間6号B) (d) 適用級別 AC3 ウ コンビネーションスタータに使用する高圧 交 流電磁 接触器 はJEM1167、電力 ヒューズはJEC-2330に準拠する。 エ 高 圧 コンビネーションスタータに使 用 する高 圧 交 流 電 磁 接 触 器 は、真 空 電 磁 接触器とする。 オ 真空電磁接触器には、ラッチ機構(手動引外し装置付)を設け、無電圧におい ても閉路 状態を保持するものとする。ただし、負荷の特性を考 慮してラッチ機構 の必要のない場合は、監督員と協議する。 カ 電 力 ヒューズは、適 切 な遮 断 容 量 のもので、長 期 間 劣 化 せず安 定 して性 能 を 保持するものとし、ヒューズ溶断を表示する接点を設ける。 キ 電 力 ヒューズと真 空 電 磁 接 触 器 を同 一 架 台 に組 み込 み、主 回 路は自 動 連 結 式 (シャッター付 )の断 路 部 、制 御 回 路 は挿 入 形 接 続 栓 で構 成 し引 出 形 とする。 架台の引出し又は挿入操作上必要なインターロックを設ける。 (14) VCB、VMCを使用する場合は必要により開閉サージ対策を施す。 2 - 29 (15) 試験用端子 高 圧 回 路 の計 器 用 変 圧 器 、変 流 器 二 次 回 路 に設 けるものとし、その回 路 名 を記 入した記号板を付けるものとする。なお、接 続 プラグの着脱操作を行うことにより、外 部回路との結合分離が簡単に全端子一括して行えるものとし、試験用プラグを付属 させるものとする。 (16) 付 属 品 ア リフター 一式(原則として電気室ごとに1台) イ 脚立 一脚(原則として電気室ごとに1台) ウ 換気フィルタ 取付け数の100% 4. 低圧金属閉鎖形スイッチギヤ及びコントロールギヤ (1) 規 格 JEM1265 (2) 低圧気 中遮 断器は接 続、試験 、断の3段 引 出しとしそれぞれの位置表示を行うも のとする。 (3) 低圧気中遮断器盤はFW形以上、定格短時 間耐電流40kA以上 とし、配線用遮 断器盤はCX形以上、定格短時間耐電流40kA以上とする。 (4) ACBは、隔壁により区画 しアークバリヤ等 を設 ける。また、主回路連結部はシャッ ター付とする。 (5) 屋内消火設備等が設 置されている場合は、非常用電源専用受電 設備とされる範 囲及び盤構造等について所轄消防署に確認後、設計製作する。 (6) 付 属 品 高圧金属閉鎖形スイッチギヤ及びコントロールギヤの(16)に準じる。 5. コントロールセンタ (1) 準拠規格 JEM1195 (2) 保護構造 IP20 (3) 盤 仕 様 ア 形 式 片面形/両面形 イ 定格使用電圧 AC200V/400V ウ 操作回路電圧 AC100V エ 定 格 遮断 電 流 25kA以上 オ 水平母線 600A以上 カ 垂直母線 400A以上 キ 母 線 酸 化 防 止 措 置 を施 した母 線 とする。ただし、母 線 の感 電 防 止 措 置を必 要 とす る場合は、金属カバー又は絶縁カバー等を取付ける。 2 - 30 ク 接続方式 B-C方式 ユニット増設時は既設接続方式に準じる。 ケ コ ユニット連結方式 主 回 路 自動連結 操作回路 挿入形接続栓による接続 段積数(片面あたり) 6段(標準) (4) 機能ユニット仕様 ア (a) 構 造 ユニットは配 線 用遮 断 器 、電 磁接 触 器 、保 護 装置 等で構 成し、同 一 容量の ユニットは互換性を有するものとする。 (b) ユニットには運転・停止・故障表示を設ける。 (c) 扉 表 面 から遮 断 器 又 は開 閉 器 の操 作 、故 障 復 帰 操 作 が可 能 なものとする (固定ユニットは除く)。 (d) 電 気 回 路 の閉 路 状 態 で扉 が開 かないよう、機 械 的 機 構 を有 し、また、扉 開 の状態で配線用遮断器の閉操作は不可とする(固定ユニットは除く)。 (e) 短絡保護は遮断器とする。 (f) ユニットには回 路 に組 み込 まれる変 流 器 、零 相 変 流 器 、同 継 電 器 のほか機 器を組み込まない。 (g) 扉の支持金物は、内ちょう番とし、ドアストッパはなしとする。また、扉構造はL 形とする。 (h) 空 ユニット又 は将 来 用 ユニットの母 線 及 び固 定 形 ユニット内 収 納 部 品 の充 電部には、感電防止処置を施す。 イ 定格開閉容量 AC3級、1号1種(JEM1038) ウ 引出形機能ユニット種別 非可逆ユニット 可逆ユニット Y-△ユニット MCCBユニット エ 固定形機能ユニット種別 制御用変圧器ユニット リアクトル始動ユニット インバータユニット コンデンサユニット (5) JEM1195の分 類 中 、監 視 制 御 用 品 「A」の場 合 、操 作 電 源 はグループごとに設 け、配 線 用 遮 断 器 の補 助 接 点 に補 助 継 電 器 を介 して操 作 電 源 の入 ・切 を行 う。ま た、操作電源のヒューズ断の表示を出す。 (6) 配 線 用 遮 断 器 は、これを設 置 する個 所 における必 要 な遮 断 容 量 を有 するもので なければならない。 2 - 31 (7) 銘 ア 板 機能ユニットごとに扉前面には段数番号、列番号及び負荷名称を、また、盤内 で容易に見えるところには負荷容量、MCCBトリップ値を記入した記号、用途銘 板を取付ける。 イ グループごとに盤用途銘板を取付ける。 (8) 補助継電器は、機能ユニット内のみに限り固定式も可とする。 (9) 最下部の機器ユニットは実装せず配線室とし、外線用端子台の取付け高さは、底 板より300mm以上とする。 (10) JEM1195に準拠し、各ユニットごとに電源・負荷側とも自動連結、制御回路は手 動連結式とする。 (11) 水平・垂直母線は専用の母線室で、接地金属板で遮蔽すると共に接続部を除き 難燃性絶縁保護カバーを施す。 (12) 各ユニットは、仕切板によって区分された室に収納され、脱着が容易で挿入位置 では固定金具で完全に固定できるものとする。 (13) 主配 線用遮断 器が投 入状 態ではユニットの扉は開 操 作できず、また扉が開の状 態では投入できないドアーロックを設ける(解錠装置付)ものとする。 (14) ユニットごとに扉 前 面 には列 ・段 の番 記 号 と負 荷 名 称 を、また、盤 内 で容 易 に見 える箇所に負荷容量・遮断器定格値を明記した用途銘板を取付ける。 (15) 制御電源は共通制 御 電源方式 とし、個 々のユニットごとにトリガーヒューズ等を設 け個別に制御電源断 を検出するものとする。また、MCCB等を使用する場合は両切 りとする。 (16) その他は、多 機能型を使用する場合 及び詳 細は特記 仕様 書及び当局の承 諾を 得る。 6. 速度制御装置(VVVF) (1) 準拠規格 JEM1460、「高 圧 又 は特 別 高 圧 で受 電 する需 要 家 の 高調波ガイドライン」 (2) 仕 様 ア 制御方式 電圧形PWM制御(IGBT素子採用) イ 定格使用電圧 AC200V級/400V級 ウ 変動許容範囲 電圧±10%以内 周波数±5%以内 エ 効 率 95%以上 オ 出力周波数精度 最高周波数設定値の±0.5%以内 カ キャリヤ周波数 可変設定可能 キ 過電流定格 120% 1分間 2 - 32 ク 設定方法 アナログ設定(4~20mA),デジタル設定 ケ 状態信号表示出力 運転状態、出力停止、異常、リセット コ 保護警報機能 過電流、過電圧、不足電圧、過負荷、瞬時停電対策機能付 (3) ノイズ対策が必要な制御回路には、ツイスト、シールド電線を使用する。 (4) PWMコンバータ方式は、PWM制御(IGBT素子採用)、高次高調波フィルタ付と する。 (5) AC400V級は、サージ電圧抑制フィルタ付とする。 (6) バイパス回路付の起動装置は直入れ、Y-△又はリアクトル起動とする。 (7) インバータとバイパス回 路 を切 替 える場 合 は、負 荷 を一 旦 停 止 後 、切 替 え後 に再 起動するものとする。 (8) 形 式 はCX形 以 上 とし、必 要 とする部 分 は、ガラリとすることができる。また、この場 合、吸気口には取外し容易な防塵フィルタを取付ける。 (9) 高圧及び機械付属のものは特記仕様書による。 7. 動力制御盤 (1) 動 力 制 御 盤 は、補 機 等 を駆 動 するために配 線 用 遮 断 器 、電 磁 開 閉 器 、制 御 用 継 電 器 、限 時 継 電 器等 で構 成 される動 力 、制 御 回 路 を収納 する。必要 に応 じて盤 表面に、各種指示計、表示灯、操作スイッチを設ける。 (2) 準拠規格 (3) 仕 JEM1265 様 ア 形 式 CX以上 イ 定格使用電圧 AC200V/400V ウ 操作回路電圧 AC100V 8. 補助継電器盤 (1) 形 式 両面形又は片面形 (2) 補 助 継 電 器 盤 は、単 独 ・連 動 回 路 、自 動 制 御 回 路 等 を構 築 する盤 で補 助 用 継 電器、限時継電器等で構成される。 (3) 補助用継電器、タイマ等は、保守点検に便なるよう整然と配置する。 (4) 外 部 ケーブルとの接 続 用 の端 子 台 は、ケーブル処 理 に必 要 なスペースを確 保 す る。 (5) 継電器等の取付けスペース及び盤分割は、極力設備単位ごとにする。 (6) タイマには、原則として使用目的を表示し、設定値の一覧表を盤内に表示する。 2 - 33 9. 中継端子盤 (1) 形 式 両面形又は片面形 (2) 中 継 端 子 は、接 続 する信 号 に適 合 したものとし、電 圧 種 別 ごとに十 分 離 隔 する。 また、必要によりコネクタ接続とする。 (3) 端子台、コネクタ類の配置、配列はグループ化する。 (4) 変換器 類 、シーケンサ及びI/Oを収 納してはならない。ただし、特記仕様 書で指 定した場合及び監督員の承諾を得た場合はこの限りではない。 10. 現場操作盤 (1) 現場 操作盤は、機 側 で個々の機 器を単 独 で運転 操作 するための盤で、指示 計、 操作スイッチ、表示灯で構成される。 (2) 盤内部監視操作機器取付け板は可動式とする。 (3) 窓ガラスは網入又は強化ガラスとする。 (4) 盤構成部材質 ア ステンレス鋼板 製の盤 については、ベース、ヒンジ、スタンド部もステンレス鋼 板 により製作する。ただし、ハンドルについては防錆処理と同等以上のものとする。 イ 鋼板製の盤については、すべて鋼板により製作する。ただし、ヒンジは、耐食性 にすぐれたもの、ハンドルについては、防錆処理と同等以上のものとする。 (5) 沈 砂 池 、汚 泥 処 理 施 設 等 、悪 環 境 に設 置 されるものは、腐 食 性 ガス、高 湿 度 対 策を施す。 (6) 屋 外 盤 は、直 射日 光による温 度 上 昇においても動 作に支 障をきたさないものとす る。 (7) 盤内にI/O装置を収納する場合は、腐食性ガス、温度上昇対策を施す。 11. コントローラ盤 (1) 概 要 コントローラ盤は、当 局浄水場、取 水場、配 水場、ポンプ場(所)、水処理センター、 汚 泥 処 理 場 電 気 室 等 に設 置 するプラントを監 視 制 御 する演 算 制 御 装 置 (シーケン ス制 御 機 能 及 び計 装 ループ制 御 機 能 を有 する装 置 )を電 源 装 置 、入 出 力 装 置 等 を組 合 せて収納した配電 盤 で、プロセス制 御LANにより監 視 制 御装 置 等 と接 続 で きる装置である。 (2) 形 式 鋼板製垂直自立形 (3) 装置仕様 ア (a) 共通事項 準拠規格 JIS B 3501、3502、3503、 2 - 34 JEM TR188、 TR205、JEITA IT-1004 (b) C P U (c) メモリ素子 マイクロプロセッサ 32ビット以上 CMOSRAM(停電時バックアップ機能付)又は EEPROM (d) 記憶容量 システムの機能に見合った容量とする。 (e) 制御方式 ストアードプログラム方式 (f) 入出力点数 特記仕様書による。 (g) 電 AC100V又はDC100V(特記仕様書による) イ 源 コントローラ盤 (a) 冗 長 化 並列水平分散又は二重化は、特記仕様書による。 (b) ループ制御数 特記仕様書による。 (c) ループ制御機能 特記自由度PID制御、カスケード制御、 フィードフォワード制御 (d) データ伝送路 光ファイバケーブル、LANケーブル(UTP等)又は 同軸ケーブル (e) ネットワーク Ethernet、FDDI、FL-net(OPCN-2)を標準とし、やむを 得ない場合は、監督 員と協 議のうえ、メーカー標準品に 替えることができる。 (f) 処理機能 (g) そ の 他 シーケンス制御、計装ループ制御、RAS機能 二 重化 した場合 は、電源 、主 制 御装 置 、入 出力 装 置 等は、片 側 故障 、異 常 時 に制 御 対 象 機 器 を停 止 することなく、自 動 的 に正 常 側 に切 り替 わり設 備 の 運転を継続できるものとする。多数のシーケンス制御装置と接続できるものとす る。 ウ 遠方監視装置 (a) データ伝 送 路 光ファイバケーブル(シングルモード形) (b) 情 報 伝送 方 式 製作者標準 (4) 付 属 品 ア プログラミング装置 特記仕様書による。 イ 製作者標準付属品 一式 (5) そ の 他 コントローラを自社生産しない場合は、ハードの故障時等の緊急対応について、コ ントローラ製作 会 社 (若 しくはコントローラのメンテナンス会 社 )とメンテナンス契 約 を 締結していることとする。ただし、コントローラ製作会社の専門研修を終了している技 術者がいる場合は、メンテナンス契約に代えて、そのコントローラ製作会社の製品を 使用することができる。 2 - 35 12. 直 流 盤 (1) 準拠規格 (2) 仕 JIS C 4402(整流器) 様 ア 入力電圧 三相200、400V±10% 60Hz±5% イ 出力電圧 DC100V ウ 整流方式 サイリスタ、トランジスタ三相全波整流式、PWM方式 エ 充電方式 浮動充電(自動定電圧機能付) オ 冷却方式 自冷式又は風冷式 カ 定 連続 キ 定電圧精度 ±2%以下 ク 電圧調整範囲 ±3%以上 ケ 最 大 垂下 電 流 定格電流の120%以下 コ 負荷電圧補償装置 特記仕様書による。 格 (3) 高調波対策用の整流装置はPWMコンバータ(IGBT)方式とする。 (4) 盤 面 には、直 流 電 源 装 置 (整 流 器 、蓄 電 池 )を総 合 的 に監 視 する監 視 装 置 を設 ける。 (5) 蓄電池が鉛蓄電池(長寿命MSE形)の場合は、均等充電回路は設けない。 (6) 蓄電池が鉛蓄電池(長寿命MSE形)の場合は、過放電防止回路を設ける。 (7) 負荷電圧補償装置は、シリコン整流器を使 用し、入力電圧110Vを越える場合に 出力側電圧が95Vから110Vになるよう制御する(段数は2以上)。 (8) 直流 回路に地絡 (+・-各々)、不 足電 圧、過電 圧継 電器を取付 け、中 性点を接 地する。 (9) 非 常 灯 回 路 は、耐 熱 電 線 等 を使 用 し、関 係 法 令 に適 合 させ、下 記 のとおりとす る。 ア 点灯はCOSで手動点灯-断-自動により行う。 イ 自 動 点 灯 は、別 置 電 灯 電 源 の主 回 路 に設 置 した27により検 出し、停 電 が30 分 以 上 継 続 した場 合 は30分 で、30分 以 内 の場 合 はその時 点 で各 々のMSを 開放する。 ウ 手動点灯は、継電器に関係なく点滅する。 (10) 盤 構 造 は、第 1節 共 通 事 項 4.配 電 盤 構 造 (3)鋼 板 厚 さによらない事 ができ る。 (11) 盤内配線については、外線ケーブルと接続する端子台・配線は、第1節 共通事 項 6.盤内配線等 7.盤内配線器具によるが、それ以外は製作所標準とする。 13. 蓄 電 池 2 - 36 (1) 準拠規格 JIS C 8704-2「蓄電池」 (2) 消防法認定品の長寿命制御弁式鉛蓄電池を標準とする。 (3) 合計容量が4800Ahセル以上の蓄 電池を専用の不燃 室以外の電気室、機械室 などに設 置 するときは、定 められた構 造 基 準 に適 合 するキュービクル構 造 とするこ と。 (4) 蓄電池用架台は、鋼製耐震構造とし、耐酸塗装を施す。 (5) 電槽は、合成樹脂製とし、槽の番号を貼り付ける。 (6) 露出充電部は、絶縁カバーで覆う。 (7) 耐震対策を考慮する。 (8) 蓄 電 池 を内蔵 する盤には、耐 酸 塗 装を施し、保 守 、点 検 等 が安 全かつ容 易に行 えるようにする。 (9) 単 位 ごとに温 度 警 報 装 置 を設 ける(単 位 あたりのセル数 の10%程 度 を標 準 とす る)。 (10) 蓄電池が、完全密閉形蓄電池の場合の減液警報は無しとする。 (11) 付 属 品 ア デジタルテスタ 1個 イ 端子締付工具 1式 ウ 収 納 箱 1式 エ 取扱銘板 1枚 アクリル製で白地に黒文字裏彫りとし600mm角程度(保守要領を明記する) 14. インバータ(CVCF)盤 (1) 準拠規格 (2) 仕 JEC-2440 様 ア 運転方式 商用同期常時インバータ運転 イ 入力電圧 製作所標準、ただし交流入力の場合±10%以内 ウ 出力電圧 単相105V±3%以内、 三相210V±3%以内、420V±3%以内 エ 定格力率 オ 電圧精度 0.9(遅れ)以上 定常偏差 定格電圧の±2%以内 過渡偏差 定格電圧の±10%以内 整定時間 0.1s以内 (停電・復電時、負荷急変時0⇔100%) カ 出力周波数精度 ±0.1%以内 キ 切替方法 同期無瞬断方式 2 - 37 ク 波形歪率 5%以下(線形負荷時) ケ 効率(5kVA以上) 80%以上 コ 過負荷電流定格 定格負荷の120% 1分間、又は110% 5分間 サ 騒 シ 付加機能 音 周囲1mの点で75dB以下であること。 オートリトランスファ機能を有するものとする (3) インバータ装 置はトランジスタ式又はサイリスタ式とし、波形 は正弦波とする。高調 波対策用のインバータ装置はPWMインバータ(IGBT)方式とする。 (4) サイリスタスイッチ等が故障の時は、直送入力回路から電源が供給出来るようにマ ニュアルバイパス回路を設ける。 (5) 盤面には、装置(インバータ等)を総合的に監視する監視装置を設ける。 (6) 盤構造は、第1節 共通事項 4.配電盤構造 (3)鋼板厚さによらない事ができる。 (7) 盤 内 配 線 については、外 線 ケーブルと接 続 する端 子 台 及 び配 線 は、第 1節 共 通 事 項 6.盤 内 配 線 等 7.盤 内 付 属 器 具 によるが、それ以 外 は製 作 所 標 準 とす る。 (8) 0.5kVA以下は、CVCF回路を直流盤に収納とする。 15. 中央監視制御装置及び遠方監視制御装置 (1) 概 要 本装置は、当局 浄水 場、取水 場、配 水場 、ポンプ場(所)、水処 理 センター、汚泥 処理場等 の監視 制御 装置で、場内プロセス制御LAN又は場外光 ファイバケーブル 等 によりリアルタイムでのデータの収 集 、記 録 を行 うとともに、監 視 制 御の機 能 及 び 必要に応じたデータ通信機能、プログラム変更機能を有するものであり、コントローラ 等(コントローラ、補助記憶装置、伝送装置)及びディスプレイ装置等により構成され るものとする。 ア コントローラ コントローラは、プロセス制 御LAN等 を介して電 気 室 プログラムロジックコントロ ーラ等から伝送される施設全体の状態をディスプレイ装置に表示する。ディスプ レイ装置からの制御指令をプログラムロジックコントローラ等 に伝送する。それら のデータを蓄積及び処理し、トレンド表示、メッセージ表示、帳票作成等を行うと ともに大容量媒体に市販のソフトウェアで処理可能な形式で保存する。また、本 装 置 、LAN及 びLAN上 のコントローラ全 体 を監 視 する。コントローラ、補 助 記 憶 装置、伝送装置等は一体としてもよい。 イ 応答時間 (a) 操作応答時間は、原則として3秒以内とする。 (b) 表示応答時間は、原則として1秒以内とする。 (2) 構 造 2 - 38 ア コントローラを自立盤に組込む場合は、盤は自立閉鎖形で第1節 共通事項 4.配 電 盤 構 造 (3)鋼 板 厚 さに示 す厚 さ以 上 の鋼 板 を用 いて製 作 するものとす る。 イ コントローラをディスプレイ装 置 用 デスク等 に組 込 む場 合 は、鋼 板 を用 いて製 作し、大きさ、重量等に応じて補強を施すこと。 ウ ディスプレイ装置は、デスク上に設置し、耐震対策を施すこと。 エ 形状は、図面又は特記仕様書による。 (3) ハードウェア 情報処理機能と監視制御機能等に分けて構成する方式とし、図面又は特記仕様 書による。 ア 一般事項 (a) 雨水排水情報システム等の上位システムとのネットワークはEthernetとする。 (b) 停電した場合、復電時にシステムが自動的に起動すること。 (c) 保 守 期間 は、原 則 として15年 とする(JEM TR205準 拠 )。ただし、汎 用 品 等についてはこの限りではない。 イ コントローラ(監視制御) (a) C P U マイクロプロセッサ(32ビット以上) (b) 主記憶装置 機能を実現するのに必要な容量 (c) HDD装置 機能を実現するのに必要な容量(二重化) (d) 下位システムとの伝送機能 (e) データ伝送方式 バス、スター又はリング (f) 伝 送 路 光ファイバケーブル、LANケーブル(UTP等)又は同軸 ケーブル (g) ネットワーク Ethernet、FDDI、FL-net(OPCN-2)を標準とし、やむを得ない場合は、監督 員と協議のうえ、メーカー標準品に替えることができる。 (h) 処理機能 RAS機能、データベース(メッセージ、履歴 、帳票 、ネットワークテーブル)、ア プリケーション環 境 (ライブラリ、スケジューラ、メンテナンス)、バックグラウンド (内部タグ、システムタグ、履歴保存、帳票データファイリング、ツールインターフ ェース)、周辺機器 ウ ディスプレイ (a) 画面寸法 特記仕様書による。 (b) 表 示 色 16ビットカラー表示以上 (c) 解 像 度 1024×768(XGA)以上 (d) 表示文字 漢字(JIS第二水準以上)、英数カナ文字、記号、 2 - 39 任意画素、外字 (e) 入力手段 キーボード、マウスを標準とする。 (f) キーボード JISキーボード又は運転監視用キーボード (g) そ の 他 24時間連続使用に耐えうるものとする。 (h) 電 AC100V エ 源 モノクロプリンタ (a) 形 (b) 用紙種類 A3、A4 (c) そ の 他 メーカー標準 オ 式 レーザービーム カラープリンタ (a) 形 式 カラーレーザービーム (b) 色 種 類 8色以上 (c) 用紙種類 A3、A4 (ハードコピー専用の場合はA4専用でもよい。) (d) カ そ の 他 メーカー標準 コントローラ(情報処理) (a) C P U (b) 主記憶装置 機能を実現するのに必要な容量 (c) HDD装置 機能を実現するのに必要な容量 (d) 付属装置 大容量媒体への出力装置 (e) 構 二重化 (f) その他必要なもの 成 マイクロプロセッサ(32ビット以上) (4) ソフトウェア(処理機能) ア 画面操作 運転操作に係るものは、マウスによる操作を標準とする。 (a) 画面選択操作 メニュー画 面 の表 示 、画 面 の切 替 え、画 面 消 去 、関 連 監 視 画 面 への1操 作 切替え、トレンド画面及びメッセージ履歴等の画面送り (b) 運転操作に係る基本操作 機器シンボルによる操作機器の選択、操 作指令の選択、操作 指令の実行の 3挙動とする。ただし、非常停止及び故障復帰は2挙動を標準とする。また、複 数 のディスプレイを設 置 する場 合 は、他 のディスプレイの画 面 選 択 に関 係 なく 操作ができるものとする。 (c) 運転モード切替え操作 機器の自動/手動等の切替え、制御モードの比例/定量等の切替え、ゲー ト及び弁類のプリセット設定ができるものとする。 2 - 40 (d) 手動運転操作 選択した機器の運転/停止操作、ゲート類の開閉停止操作、水処理施設の 系列ごとの一括運転/停止等ができるものとする。 (e) パラメータ変更等の操作 電 気 室 プロセスコントローラ内 のパラメータ変 更 、及 び特 記 仕 様 書 に定 める 項目の入力ができるものとする。 (f) 周辺機器等の操作 プリンタ等に日報、メッセージの出力及びハードコピーへの出力、日報データ の大容量媒体への出力等ができるものとする。 イ 画面表示 (a) 表示内容 表示内容は、以下のものを標準とする。 イ) キャラクタ表示 計 測 値 リスト、故 障 、異 常 値 リスト等 の表 形 式 及 び文 章 形 式 による表 示 を 行うこと。 ロ) グラフィック表示 施 設 フロー、単 線 接 続 図 、場 内 平 面 図 等 を系 統 別 にグラフィック表 示 し、 機 器 を色 分 けしてシンボル化 し、運 転 状 況 を表 示 する。また、要 所 のプロセ ス量を表示 するとともに、主 要水 位 等にはゼロ点 レベル及 び棒グラフ相当の 表示を行うこと。 ハ) トレンド表示、グラフ表示 計 測 値 及 び演 算 値 の重 要 項 目 について、トレンドグラフ、棒 グラフ等 の表 示を行うこと。また、トレンドグラフは、グラフィック表示に重ねて表示できること を標準とする。 ニ) 故障表示 故 障 発 生 時 は、自 動 的 に画 面 に発 報 し、電 子 ブザーを鼓 動 する。その場 合、各ディスプレイ装置とも任意に画面選択ができる。 ホ) メッセージ表示 故 障 、運 転 履 歴 等 を検 索 し、画 面 に表 示 する。印 字 設 定 によりプリンタ等 に印字 する。また、監 視 レベルの設 定 と検 索 が種 類 、設備 ごとに容 易にでき るものとする。 ヘ) 帳票表示 日報、月報、年報を表示し、欠測データ等の修正入力ができ、修正時は再 計算する。また、プリンタ等に印字する。 ウ (a) 帳票データ処理 データ処理 2 - 41 イ) データ検定等 あらかじめ設定した上下限値に対して、取込値がこれを超えているかどうか の検定をすること。また、必要に応じてフィルタ処理を行う。 ロ) 日報/月報/年報データ作成 時データを基に展開する。必要に応じて、次の集計を行う。 ・ アナログ値(量) 定時間の積算 ・ アナログ値(質) 定時間の平均 ・ アナログ値(水位) 日最大、日最小 ・ アナログ値 定時値の日集計、日平均、日最大、 日最小 (b) ・ パルス値 アナログ値と同様 ・ 運転時間 日累計、月累計 ファイル処理 検 定 結 果 の正 常 データのみをファイルに収 納 する。ファイル処理 は、瞬 時 値 と前項の実績値を格納する。 イ) (c) 保存期間 日報データ 1月分のデータを扱うのに支障のないこと 月報データ 1年分のデータを扱うのに支障のないこと 年報データ 1年分のデータを扱うのに支障のないこと 運転状況、故障データ処理 イ) 動作記録 ・ 機器及びプロセスの運転/停止等 ・ 機器及びプロセスの運転モードの切替え等 ・ 上記の検索等 ロ) 故障記録 ・ 機器、プロセス及び本システムの重故障、軽故障の発生、回復等 ・ 計測値入力の検定異常等 ・ 上記の検索等 ハ) 記録フォーマット ・ 年、月、日、時、分 ・ 設備名称 ・ 機器名称 ・ 上記の記録内容 (d) 周辺機器への出力 一定周期の定時出力と任意出力ができる。 ・ 帳票データの印字 2 - 42 ・ 動作、故障等データの印字 ・ 任意の表示画面のハードコピー ・ 時データ、日データの大容量媒体への手動保存 (e) オフライン処理 大容量媒体へ保存した時データ、日データ及び事業量管理の活用ソフトウェ アは特記仕様書による。 (5) コントローラを自社生産しない場合は、ハードの故障時等の緊急対応について、コ ントローラの製 作 会 社 (若 しくはコントローラのメンテナンス会 社 )とメンテナス契 約 を 締結していることとする。ただし、コントローラ製作会社の専門研修を終了している技 術者がいる場合は、メンテナンス契約に代えて、そのコントローラ製作会社の製品を 使用することができる。 16. 監視カメラ装置 (1) 一般仕様 ア 伝送距離 特記仕様書による。 イ 動作方式 瞬時映像方式 (2) 一般形カメラ(カラー) ア 撮像素子 固体撮像素子 1/2型、1/3型、1/4型 (サイズは特記仕様書による。) イ 走査方式 インターレス ウ 映像信号 特記仕様書による。 (記載のない場合は、NTSC方式とする。) エ 種 類 オ 周囲温度 -10~+45℃ カ 湿 30~90% キ ホワイトバランス 手動/自動 ク 電 AC100V ケ 水平解像度 450TV本以上 コ 信号対雑音比 48dB以上 サ 最低被写体照度 カラー標準時 2Lx(F1.2) 標準感度時 1Lx(F1.2 3200K) 最大感度時 0.01Lx(F1.2 3200K) 度 源 高感度用 Cマウント(EE付)又はCSマウント(EE付) (3) ドーム型カメラ(レンズ一体型) ア 撮像素子 固体映像素子 1/2型、1/3型、1/4型 2 - 43 (サイズは特記仕様書による。) イ 走査方式 インターレス ウ 映像信号 特記仕様書による。 (記載のない場合は、NTSC方式とする。) エ 周囲温度 -10~+45℃ オ 湿 度 30~90% カ 電 源 AC100V キ 水平解像度 450TV本以上(中心部、カラー標準モード) ク 信号対雑音比 48dB以上 ケ 最低被写体照度 3Lx程度(カラー標準モード) コ レンズ部 特記仕様書による。 サ 回転台部 水平回転動作 360度エンドレス旋回 垂直回転動作 特記仕様書による。 (記載のない場合は、0度(固定)~90度(真下)を標準 とする。) シ そ の 他 特記仕様書による。 (4) モニタ装置 ア 形 イ サ イ ズ ウ 式 NTSC方式のカラーモニタを標準とする。 機器監視用 19形(アスペクト比 4:3程度)以上の液晶ディスプレイ そ の 他 特記仕様書による。 画 素 数 1280×1024(SXGA)以上 1680×1050(WSXGA)以上 エ 電 源 AC100V (5) 電動雲台 本装置は遠隔操作により水平垂直方向に旋回動作させるものである。 ア 形 式 屋内・屋外用 イ 搭載荷重 搭載機器荷重に対して十分耐え得ること。 ウ 旋回角度 水平旋回角度 260度以上 上下の旋回 上側15度以上、下側40度以上 なお、旋回装置は風速40m/sで動作可能なものとす る。 エ オプション 照明器具取付金具 (6) カメラケース ア 形 式 屋内簡易防塵形 屋外防雨形(JIS C 0920に準拠) 2 - 44 屋外耐水形(JIS C 0920に準拠) イ 材 質 耐食アルミニウム合金、もしくは同等以上の耐候性及び 強度を有するもの。 ウ 装 備 品 ワイパ、ヒータ、デフロスタ及びファンを取付けられるもの とする。(特記仕様書による。) エ そ の 他 腐 食 性 ガスの発 生 する場 所 、潤 湿 な場 所 などに設 置 するものは、環 境 に応 じ て形式及び材質を考慮する。(例:下水施設における沈砂池など。) (7) ズームレンズ(電動/手動) ア 型 式 1/2インチ、1/3インチ、1/4インチ (サイズは特記仕様書による。) 自動絞り付電動/手動式 イ 焦点距離 10倍:7.5~75mm 6倍:8~48mm ウ 絞り範囲 エ 操作方法 オ F1.2~F720相当 アイリス 自動 ズームフォーカス 電動/手動 マウント Cマウント又はCSマウント (8) 操作器及び切替器 ア 映像切替器及び映像分配器の周波数帯域は、5MHz以上とする。 イ 映像切替器の仕様は、次による。 ただし、LCDから操作する場合は、この限りではない。 (a) 手 動 映 像 切 替 器は、押 しボタン等 により4局以 上 の映 像を切替えられるもの とし、5,000回以上の切替操作に耐えられるものとする。 (b) 自動映像切替器は、半導体式とし、4局以 上の映像を切替えられるものとす る。 ウ 映 像 分 配 器 は、半 導 体 式 とし、入 力 及 び出 力 の間 での映 像 利 得 は±1dB以 内とする。 エ 映像補償器は、EM-5C-2Eで1km、EM-7C-2Eで1.2km以上を補償 できるものとし、ケーブル長さに応じて補償量を調整できるものとする。 (9) テレビカメラ取付台 監 視 に充 分 な高 さとし、その頂 部 にテレビカメラを据 付 けるものである。屋 外 取 付 台は、風速60m/sに対して十分な強度を有するものとする。 (10) 光伝送装置(O/E、E/O) ア 伝送信号 映像信号 2 - 45 音声帯域信号 制御信号 イ 伝送距離 最長10km ウ 伝 送 路 光ファイバケーブル(シングルモード) エ 伝送速度 リアルタイム (11) 投 光 器 ア 種 別 イ ラ ン プ 狭照形を原則とする。 ハロゲンランプ AC100V又は200V 250W又は500W(特記仕様書による。) 2 - 46 第 3 章 第 1 節 計装機器構造仕様 共 通 事 項 1. 計装電源 (1) AC100V 60Hz(電 源 電 圧 変 動 10%、周 波 数 変 動 1Hz、波 形 歪5%以 内 )又 はDC24Vを標準とする。 2. 空 気 源 (1) 空 気 圧 3. 信 0.5~0.7MPaとする。 号 (1) 電 子 式 DC4~20mA又はDC1~5Vを標準とする。 (2) 空 気 式 0.02~0.1MPaを標準とする。 接点容量はAC100V 0.1A(抵抗負荷)以上又はDC24V 0.1A(抵抗負荷) 以上とする。 4. 避 雷 (1) 屋 外 に設 ける計 装 の信 号 ライン及 び電 源 ラインには、現 場 側 及 び受 信 側 のいず れにも誘導雷防止装置を設けることを原則とする(機器内蔵も可とする)。 5. コントローラ入出力装置との接続 (1) 計 装 及 びコントローラとの相 互 の入 出 力仕様 に応 じ、ループ構 成上絶 縁 を要する 場合は、受信側で絶縁することを原則とする。 6. そ の 他 (1) 検 出 部 又 は1次 変 換器 は原 則 として現 場 指示 計 (実 目 盛 又 はスケーリング値 )付 きとする。 7. 発信器、変換器等の防水仕様 ただし、第2節の各項目に仕様が記載されている場合を除く。 設置場所 屋内設置 (盤内は除く) 屋外設置 水中設置 防水構造 防滴Ⅱ形以上 防浸形以上 水中形 (JIS C 0920) (IPX2以上) (IPX7以上) (IPX8) 8. 信号ホールド機能 計 装保 守及び検出 部自動 洗浄 時は、直 前の信 号をホールドするものとする。ただ し、信号ホールド装置又は機能の付加は特記仕様書による。 2 - 47 計装盤製作仕様 第 2 節 1. 第2章 配電盤類構造仕様に準拠する。 第 3 節 検出部(一般計器)仕様 1. 共通事項 (1) 計装機器の各部の材質は下記を標準とする。 種 電磁流量計等 別 ライニング 浄水 ポリウレタンゴム 電 圧力式レベル計等 極 ダイヤフラム SUS316L SUS316L SUS316L SUS316L テフロン 相当品 汚水 ポリウレタンゴム テフロン 相当品 脱水汚泥 次亜塩 塩化第二鉄 セラミック 白 金 アルミナサーメ (鏡面仕上) ット セラミック タンタル テフロン 相当品 白金イリジウム セラミック チタン テフロン 相当品 タンタル タンタル タンタル ジルコニウム 白金イリジウム 硫酸バンド テフロン 相当品 白金イリジウム タンタル PAC テフロン 相当品 タンタル ハステロイC 白金イリジウム タンタル SUS316L SUS316L 苛性ソーダ テフロン 相当品 白金イリジウム 返送汚泥・濃縮汚泥は汚水とみなす。 注 2. 流量測定 (1) 電磁流量計 ア 発 信 器 (a) 構 造 (b) 材 質 イ) 本 体 ロ) ライニング JIS C 0920 防浸形(IPX7) SUS304、316 テフロン、ポリウレタンゴム又はセラミック 相当品 2 - 48 ハ) 電 極 SUS316L、白 金 イリジウム、白 金 アルミナサーメット、チタン、ハステロイC、 タンタル、ジリコニウム (c) 取付方法 はさみ込み方式、フランジ取付(JIS10K、JISF12) イ 変 換 器 (a) 構 造 JIS C 0920 耐水形(IPX6) (b) 材 質 アルミニウム合金相当品 (c) 精度(発信器と組合せ) ±0.5% (d) 付加機能 多重レンジ、流量・積算流量表示、パルス出力 (e) 付 属 品 専用信号ケーブル (f) 取付方法 壁、支持パイプ取付又は一体形 (2) パーシャルフリューム ア 規 格 イ 材 質 (a) JIS B 7553 本体、ウェル ウ 精 度 エ レベル測定機構 SUS304、316又はFRP ±5%(総合) 3項による。 (3) せき式流量計 ア 規 格 JIS B 8302 イ せきの種類 三角せき(60゜、90゜)、四角せき又は全幅せき ウ 材 質 SUS304、316 エ 精 度 ±4%(総合) オ レベル測定機構 3項による。 (4) 超音波流量計 ア 発 信 器 (a) 構 造 JIS C 0920 防浸形(IPX7) (b) 形 式 伝播時間差法(1測線式、2測線式)、ドップラ法 (c) 材 質 SUS304 (d) 取付方法 イ 配管外周に締め付け固定 変 換 器 (a) 構 造 JIS C 0920 耐水形(IPX6) (b) 精 度 ±1.5% (c) 付加機能 多重レンジ、流量・積算流量表示、パルス出力 (d) 材 炭素鋼、アルミニウム合金 質 2 - 49 (e) 付 属 品 専用ケーブル (f) 取付方法 壁、支持パイプ取付 (5) 差圧式流量計 ア 電子式差圧伝送器 (a) 構 造 (b) 材 質 JIS C 0920 防浸形(IPX7) イ) 接液ダイヤフラム ハステロイC ロ) その他接液部 SUS316L (c) 精 度 ±1.0%(FS) (d) 取付方式 パイプ取付 (e) そ の 他 流量計用は開平演算機能付 (f) 取付方法 フランジ取付 (g) そ の 他 ドレンホール、ガスホール(25・45以上の絞り径)を付加する イ バルブマニホールド (a) 材 質 SUS304、316 (b) 取付方式 パイプ取付、差圧伝送器直接取付 (c) 付 属 品 ストップ弁及びドレン弁 3. レベル測定 (1) エアーパージ式レベル計 ア エアーパージセット (a) 形 (b) 空 気 源 圧縮空気0.2~0.7MPa (c) 付 属 品 ブローコック、エアゲージ イ 式 単式(1点用)又は複式(2点用) 挿 入 管 (a) サ イ ズ 1/2B、3/4B (b) 材 SUS304、316 (c) 接 続 口 (d) 取付方式 質 RC1/4又はRC3/8 フランジ取 付 (ただし、可 動 せき取 付 け時 はフランジ無 しとする)固 定 又 は摺 動形 (e) ウ 付 属 品 挿入管保護カバー(必要な場合) バルブマニホールド 2、(5)、イ項に準ずる。 2 - 50 エ 電子式差圧伝送器 2、(5)、ア項に準ずる。 (2) フロート式レベル計 ア 発 信 器 (a) 構 造 JIS C 0920 (b) 材 質 SUS304、316 アルミニウム合金 (c) 精 度 ±1.0% (d) 付 属 品 イ 直読式指示計 フロート (a) 材 質 硬質塩化ビニル、SUS304、316 (b) 外 径 300φ以下 質 SUS304、316 質 SUS304、316にテフロンコーティングを施す。 ウ 重 (a) エ 錘 材 ワ イ ヤ (a) 材 (3) 超音波式レベル計 ア 発 信 器 (a) 構 造 JIS C 0920 防浸形(IPX7) (b) 材 質 SUS304、316 耐蝕性樹脂コーティング (c) 取付方法 イ アングル、フランジ又は支持パイプ 変 換 器 (a) 構 造 JIS C 0920 耐水形(IPX6) (b) 精 度 ±1.0% (c) 機 能 流量計用はリニアライザ内蔵 (d) 付 属 品 専用ケーブル (e) 取付方法 壁又は支持パイプ取付 (4) 投込式レベル計 ア 形 式 圧力式(懸垂形) イ 精 度 ±0.5%(FS) ただし、マンホールポンプ用は±2.0%(FS) ウ 材 質 (a) エレメント SUS304、316、316L (b) 接 液 部 SUS304、316 エ 付 属 品 SUSチェーン(マンホールポンプ用はSUSワイヤも可とする)、専用ケーブル、 中継箱(必要な場合)、変換器 2 - 51 (5) マイクロ波式レベル計 ア 形 式 連続波周波数変調方式(FMCW)又は 信号伝播時間差測定方式 イ アンテナ 特記仕様書による ウ 精 度 ±10mm(≦5m)、±0.2%(>5m) エ 材 質 (a) アンテナ SUS316、316L、PTFE (b) ハウジング アルミニウム合金 (c) プロセス接続部 SUS316L オ 取付方法 ねじ込み式又はフランジ式 カ ビーム放射角度 コーン22°以内、ロッド30°以内 (6) 圧力式レベル計 ア 電子式液面伝送器 (a) 構 造 JIS C 0920 防浸形(IPX7) (b) 精 度 ±0.25%(FS) (c) 取付方式 (d) 材 フランジ取付 質 イ) ダイヤフラム SUS316L、ハステロイC、タンタル ロ) 接 液 部 SUS316、316L、モネル、ハステロイC、タンタル、 チタン イ 電子式隔膜置換器付液面伝送器 (a) 構 造 JIS C 0920 防浸形(IPX7) (b) 精 度 ±0.2% (c) 取付方式 イ) 本 ロ) 接 液 部 (d) 材 体 パイプ取付 フランジ取付 質 イ) ダイヤフラム SUS316L、ハステロイC、タンタル ロ) 接 液 部 SUS316、316L、モネル、ハステロイC、タンタル、 チタン ハ) (e) キャピラリ部 付属品 SUS316 支持柱 (7) 静電容量式レベル計 ア プローブ (a) 形 式 ワイヤロープ形 (b) 材 質 SUS304、316(ポリエチレン、テフロン被覆付) 2 - 52 (c) イ 取付方式 ねじ込み取付 発 信 器 (a) 構 造 JIS C 0920 防浸形(IPX7) (b) 精 度 ±1.5%(総合) (c) 取付方式 フランジ取付 (d) 付 属 品 プローブ保護カバー(必要な場合) (8) 電極式レベルスイッチ ア 電極材質 SUS304、316、ハステロイB、ハステロイC又はチタン イ 付属品 電極保持器(構造IP43又は45相当)、セパレータ ウ その他 スカム、夾 雑 物 等 の付 着 が予 想 される場 合 は、電 極 棒 に被 覆 チューブを施 す。 4. 圧力測定 (1) 電子式圧力伝送器 2、(5)項に準ずる。 5. 開度測定 (1) R/I変換器 ア 変換精度 ±0.25% イ 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 ウ 入力抵抗 200、500、1000Ω 6. 温度測定 (1) 測温抵抗体 ア 抵 抗 体 (a) 材 (b) 抵 抗 値 イ 質 0℃において100Ω 保 護 管 (a) 材 (b) 取付方法 ウ 白金 質 SUS304、316 フランジ又は固定ネジ 端 子 箱 (a) 材 質 アルミニウム合金 (b) 構 造 JIS C 0920 防浸形(IPX7) エ (a) 抵抗温度変換器 入力信号 測温抵抗体入力 2 - 53 (b) 変換精度 ±0.5% (c) 取付方法 ラック取付又はプラグイン式 (2) 熱 電 対 ア エレメント (a) 構成材質 JIS C 1602 材質記号K、B又はR (b) 測定温度 特記仕様書による。 (c) 精 度 ±2.5℃又は測定温度の±0.75% 質 SUS304、316 炭化珪素管 イ 保 護 管 (a) 材 (b) 取付方法 ウ フランジ 端 子 箱 (a) 材 質 アルミニウム合金 (b) 構 造 防雨、防湿構造に準ずる。 エ 熱電対変換器 (a) 入力信号 熱電対入力 (b) 変換精度 ±0.5% (c) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 2 - 54 第 4 節 検出部(水質計器)仕様 1. pH測定 (1) pH計(浸漬形) ア 型 式 イ 測定範囲 0~14pH ウ 再 現 性 ±0.1pH以内 エ 洗浄方法 特記仕様書による オ 構 検出器、変換器、洗浄装置、標準付属品 成 複合電極式(ガラス電極、比較電極、温度補償素子) 2. 電気伝導率測定 (1) 電導率計 ア 型 式 イ 測定範囲 0~200μS/cm ウ 再 現 性 ±0.5%(FS) エ 構 検出器、変換器、標準付属品 成 2電極式又は4電極式 3. 残留塩素濃度測定 (1) 残留塩素計 ア 型 式 イ 測定対象 遊離残留塩素 ウ 測定範囲 0~3mg/l エ 再 現 性 ±2%(FS) オ 構 検出器、変換器、標準付属品 成 ポーラログラフ法 4. 汚泥濃度測定 (1) 超音波減衰式汚泥濃度計(消泡式) ア 測定範囲 0~2%から0~10%浮遊物濃度 イ 再 現 性 ±2.0%(FS) ウ 構 成 検出器、制御部、標準付属品 エ 材 質 (a) 管 本 体 FC20又はSUS304 オ 取付方式 フランジ取付 カ 消泡方式 加圧消泡 (2) 超音波減衰式汚泥濃度計(流通形) ア 測定範囲 0~1%から0~10%浮遊物濃度 2 - 55 イ センサ形式 パイプ式、吊り下げ式固定・可変ギャップ式 ウ 再 現 性 ±5.0%(FS) エ 構 成 検出器、変換器、標準付属品 オ 材 質 (a) 超音波送受信子 (b) 管本体(パイプ式) SUS304 カ 取付方式 SUS316 フランジ取付 (3) 超音波減衰式汚泥濃度計(浸漬形) ア 測定範囲 0~1%から0~10%浮遊物濃度 イ センサ形式 吊り下げ式固定・可変ギャップ式 ウ 再 現 性 ±1.0%(FS) エ 構 成 検出器、変換器、標準付属品 オ 材 質 (a) カ 超音波送受信子 取付方式 SUS316 パイプ(SUS304)取付 (4) マイクロ波式汚泥濃度計 ア 測定範囲 0~2%から0~10%浮遊物濃度 イ 再 現 性 ±2%(FS) ウ 構 成 検出器、変換器、標準付属品 エ 材 質 (a) オ 管 本 体 取付方式 SCS14S(SUS316相当) フランジ取付 (5) 近赤外光式汚泥濃度計 ア 測定範囲 0~3%から0~8%浮遊物濃度 イ 再 現 性 ±5%(FS) ウ 構 成 検出器、変換器、管本体、標準付属品 エ 材 質 (a) 検出部本体 SUS304、316 (b) 管 本 体 FC20又はSUS304 オ 取付方式 フランジ取付 5. 溶存酸素量測定 (1) DO計(浸漬形) ア 形 式 隔膜式ポーラログラフ イ 測定範囲 0~1mg/Lから0~20mg/L ウ 再 現 性 ±0.1mg/L以内 2 - 56 エ 洗浄方法 特記仕様書による オ 構 検出器、変換器、洗浄装置、標準付属品 成 (2) DO計(浸漬形) ア 形 式 イ 測定範囲 0~20mg/L ウ 再 現 性 ±0.1mg/L以内 エ 参照光源 特記仕様書による オ 洗浄方法 特記仕様書による カ 構 検出器、変換器、洗浄装置、標準付属品 成 光学式(蛍光式) 6. 浮遊物質濃度測定 (1) SS計(浸漬形) ア 形 式 イ 測定範囲 0~3,000/5,000/10,000/20,000mg/L ウ 再 現 性 ±5.0%(FS) エ 洗浄方法 特記仕様書による オ 構 検出器、変換器、洗浄装置、取付金具、標準付属品 成 透過光測定方式 7. 酸化還元電位測定 (1) ORP計(浸漬形) ア 形 式 イ 測定範囲 ±1000mV以上 ウ 再 現 性 ±10mV エ 洗浄方法 特記仕様書による オ 構 検出器、変換器、洗浄装置、標準付属品 成 電極式(金属電極、比較電極) 8. 濁度測定 (1) 有機汚濁モニタUV計(サンプリング式) ア 形 式 紫外吸光度方式 イ 測定範囲 0~1.0(abs) ウ 再 現 性 ±2%以内 エ 洗浄方法 特記仕様書による オ 構 成 本体、洗浄装置、サンプリングポンプ、調整槽、標準付属品 (2) 有機汚濁モニタUV計(浸漬式) ア 形 式 紫外吸光度方式 2 - 57 イ 測定範囲 0~1.0(abs) ウ 再 現 性 ±2%以内 エ 構 成 検出器、変換器、標準付属品 式 散乱光方式 (3) 濁 度 計 ア 形 イ 測定範囲 0~1000 mg/L ウ 再 現 性 ±2%(FS) エ 洗浄方法 特記仕様書による オ 構 検出器、変換器、標準付属品 成 (4) 高感度濁度計 ア 形 式 イ 測定範囲 0~5 mg/L ウ 分 解 能 0.001 mg/L エ 洗浄方式 特記仕様書による オ 構 検出器、変換器、標準付属品 成 散乱光方式又はレーザー方式 9. 水質汚濁負荷量演算器 (1) 演算対象 UV又はCOD、全窒素、全りん、流量、TOC又はTOD (2) アナログ入力点数 4点 (3) 演算項目 時間積算流量、時間負荷量、時間平均水質、日積算流量、日負荷量、日平均水質、 瞬時水質、瞬時負荷量 (4) 精 度 ±0.5% (5) アナログ入力 DC4~20mA (6) 印 プリンタ 記録紙自動巻取機能付 字 2 - 58 第 5 節 表示計器仕様 1. 指 示 計 (1) 形 状 縦形、広角度形、LEDバーグラフ形、デジタル形(アナログ入力、BCD入力) (2) 精 度 ア 可動コイル式 ±1.5% イ 縦 形 ±2.5% ウ LEDバーグラフ式 ±1.0% エ デジタル式(アナログ入力) 3桁 ±0.1% 4桁 ±0.01% (3) 取付方式 パネル取付 2. 記 録 計 (1) 記録方式 ペン式、打点式 (2) 精 ±0.5% 度 (3) 記 録 紙 180mm 折りたたみ式(1カ月) (4) 取付方式 パネル取付 (5) 演算機能 リニアスケーリング、開平スケーリング 3. ハイブリッド記録計 (1) 記録方式 打点式 (2) 精 ±0.5% 度 (3) アナログ値表示 7セグメント表示又はバーグラフ表示 (4) 記 録 紙 180mm以上 折りたたみ式(1カ月) (5) 日付等の印字 日付、時刻、単位、スケール等印字 (6) 積算値印字 毎日正時の測定値、積算値を記録して定時に印字 (7) 記録スピード 可変できること (8) スキップ機能 使用しないチャンネルをスキップ (9) 停電保証 設定値、データ、時計機能を電池等で保護 (10) 取付方式 パネル取付 (11) 演算機能 リニアスケーリング、開平スケーリング、移動平均 2 - 59 4. ペーパレス記録計 (1) 表示方式 液晶ディスプレイ (2) 取付方式 パネル取付 (3) 記憶機能 特記仕様書による。 特 記 仕 様 書に記 載 のない場 合 は、外部 メモリ1GB以 上 とする。 (4) 入力点数 特記仕様書による。 5. 積 算 計 (1) 入力信号 アナログ信号又はパルス信号1点 (2) 積算機能 アナログ積算(開平演算機能付)又はパルス積算し、積算値を表示 (3) 出力信号 アナログ出力又は積算パルス出力 (4) 精 ±0.2% 度 (5) 積算計数 パラメータ設定 (6) その他機能 積算値リセット、低入力カット (7) 取付方式 パネル取付 2 - 60 第 6 節 調節器及び演算器仕様 1. 比率演算器 (1) 入 出 力 測定入力 1点 比率入力 1点 演算出力 1点 (2) 演算精度 ±0.5% (3) 演算方式 リモート時:比率入力 ローカル時:デジスイッチ入力 (4) 取付方式 ラック取付 2. デジタル警報設定器 (1) 警報出力 2点以上 (2) 設定精度 ±0.5% (3) 設定方式 7セグメントLEDによるパネル面設定 (4) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 3. 偏差警報設定器 (1) 警報出力 2点 (2) 設定精度 ±0.5% (3) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 4. 加減算器 (1) 精 度 ±0.5% (2) 入 出 力 測定入力 3点以上 演算出力 1点 (3) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 5. 乗除算器 (1) 精 度 ±0.5% (2) 入 出 力 測定入力 3点以上 演算出力 1点 (3) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 2 - 61 6. 開平演算器 (1) 精 度 ±0.5% (2) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 (3) そ の 他 温度、圧力補正の要否は特記仕様書による。 7. 信号選択器 (1) 精 度 ±0.5% (2) 入 出 力 測定入力 3点以上 演算出力 1点 (3) 選択動作 最小値又は値 (4) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 8. 関数発生器 (1) 精 度 ±0.5% (2) 入 出 力 非線形入力信号、リニアライズ(折線近似)出力信号 (3) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 9. 手動操作器 (1) 精 度 (2) 制御切換 ±0.5% AUTO/MAN、UP/DOWN (3) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式、パネル取付(操作ユニット) 10. ワンループコントローラ(プログラマブル形) (1) 入出力信号 測定値入力、設定 値 入力、補助アナログ入 力、デジタル入力、操作出力、測定値 出力、設定値出力、デジタル出力、計器異常出力 (2) 制御方式 ストアードプログラム (3) 制御ループ 2ループ以上 (4) 記憶素子 ICメモリ(停電保護付) (5) 設定値設定 手動設定(運転モードA)及び外部設定(運転モードC) (6) 運転モード切替 押しボタンによるC、A、M切換 (7) 制御機能 標準 PID制御 、オートチューニングPID制 御 、比 率 制御 、積 分 分 離及 びトラッキン グ付PID制御、非線形PID制御、フィードフォワード付PID制御 2 - 62 (8) 演算機能 加、減、乗、除 、絶対 値、開平、折線関数、温度補正、圧力補正、リミッタ、セレクタ、 1次遅れ等 (9) 演算周期 0.1s (10) プログラム選択 側面スイッチ又は外部プログラミング装置 (11) 表 示 部 ア 設定量(SV) セグメントバーグラフ イ 測定定量(PV) セグメントバーグラフ ウ 操作量(MV) セグメントバーグラフ (12) 特殊機能 RAS機能、データ伝送機能及び特記仕様書による。 11. ワンループコントローラ(機能固定形) (1) 入出力信号 測定値入力、設定値入力、補助アナログ入力、デジタル入力、操作出力、測定値出 力、設定値出力、デジタル出力、計器異常出力 (2) 制御機能 標準PID制御、オートチューニングPID制御、非線形PID制御、積分分離及びトラ ッキング付PID制御等 (3) 入出力処理機能 フィルタ、開平演算、測定値警報、偏差値警報、比率演算、バイアス演算 (4) 設定値設定 手動設定(運転モードA)及び外部設定(運転モードC) (5) 運転モード切替 押しボタンによるC、A、M切換 (6) 表 示 部 ア 設定量(SV) セグメントバーグラフ イ 測定定量(PV) セグメントバーグラフ ウ 操作量(MV) セグメントバーグラフ (7) 特殊機能 RAS機能、データ伝送機能及び特記仕様書による。 12. トランスデューサ (1) 入力信号 交流電圧、電流、電力、位相角、周波数 (2) 出 力 DC1~5V、DC4~20mA (3) 精 度 ±1.0% (4) 取付方法 ラック取付又はプラグイン式 2 - 63 第 7 節 操作部仕様 1. 電々ポジショナ (1) 入力信号 DC4~20mA (2) フィードバック信号 DC4~20mA又は抵抗値 (3) 出力信号 リレー接点 (4) 精 ±1.0% 度 (5) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 (6) そ の 他 スライド抵抗値(帰還信号が抵抗値の場合)は、特記仕様書による。 2. 電空ポジショナ (1) 方 式 ダイヤフラム、単動シリンダ、複動シリンダ駆動式 (2) 入力信号 DC4~20mA又は抵抗値 (3) 精 ±1.0%(ダイヤフラム、単動シリンダ用) 度 ±1.5%(複動シリンダ用) (4) 給 気 圧 0.14MPa又は0.4MPa (5) 取付方法 アークチュエータ前面又はヨーク取付 (6) 付 属 品 エアゲージ (7) そ の 他 ストローク調整範囲は、特記仕様書による。 3. 電空変換器 (1) 入力信号 DC4~20mA又は抵抗値 (2) 精 ±0.5% 度 (3) 給 気 圧 0.14MPa又は0.24MPa (4) 付 属 品 エアゲージ (5) 取付方式 壁取付又はパイプ取付 2 - 64 第 8 節 補助機器仕様 1. DC電源装置 (1) 出力電圧 DC24V (2) 電 源 AC100V (3) 特 性 垂下特性 ±10% (4) 電流容量 必要消費電流の120%以上とする (5) 取付方式 ラック取付又はDINレール取付 (6) そ の 他 低電圧警報及びバッテリバックアップは、特記仕様書による。 2. ディストリビュータ (1) 入力信号 DC4~20mA (2) 出力信号 DC1~5V、DC4~20mA (3) 精 ±0.2% 度 ±0.5%(開平演算機能付) (4) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 3. リミッタ (1) 精 度 ±0.5% (2) 機 能 上下限独立に設定可能のこと (3) 制限範囲 0~100% (4) 取付方式 ラック取付又はプラグイン式 4. アイソレータ (1) 精 度 (2) 取付方式 ±0.2% ラック取付又はプラグイン式 5. 安全保持器(セーフティバリヤ) (1) 防爆規格 i3nG5(本質安全防爆) (2) 防爆定格 250V AC又はDC 2 - 65 第 9 節 気象計器仕様 1. 雨 量 計 (1) 検出方法 転倒ます式 (2) 受水口径 φ200mm (3) 一転倒雨量 0.5mm (4) 想定範囲 0~50mm (5) 精 度 20mm以上 ±3%以内 (6) 出 力 0~10mVDC、0~1VDC、0~5VDC (7) 電 源 AC100V (8) そ の 他 気象庁検定付 2. 雨量警報装置 (1) 信号入力 無電圧接点 雨量信号0.5mm/P (2) 測定範囲 0~999.5mm (3) 雨量表示 時間雨量、積算雨量 (4) 警報設定 時間雨量1次・2次警報、積算雨量警報 (5) 強度時間設定 10分、30分、60分 (6) 停電補償 内部電池で1時間以上 3. 雨量変換器 (1) 信号入力 無電圧接点 0.5mm/P (2) 測定範囲 0~50mm (3) リセット信号 接点信号 (4) 精 ±0.5% 度 (5) アナログ出力 DC0~5V 2 - 66 第 10 節 計装用空気源設備 1. 対象装置 本設備の対象装置は、計装設備並びに空気作動式操作器の駆動源として用いる ものである。 2. 吐出圧力 空気源設備の出口で0.5MPa以上、0.7MPa以下の圧力範囲内とする。 3. 機器構成 空気源設備の機器構成は、空気圧縮機、ミストセパレータ、空気槽、除湿器、エア ーフィルタ、減圧弁等から構成される。 (1) 空気圧縮機 ア 形 式 イ 付属機器 (2) 除湿機 2台 回転式無給油形圧縮機 安全弁、圧力計、オートドレン 1台 ア 型 式 イ 運転方法 除湿装置内による全自動連続運転 ウ 付属機器 必要に応じアフタークーラー (3) 空気槽 直接冷却方式パッケージ形 1基 容量は、圧縮機が停止した状態で、100%負荷を10分間、圧力0.2MPa以上で 供給可能な容量とする。 ア 形 式 円筒立形自立式(点検マンホール付) イ 適用法規、規格 第2種圧力検査合格品とする。 ウ 付属機器 安全弁、圧力計、オートドレン (4) ラインエアフィルタ 必要に応じてミストフィルタ及び活性炭フィルタを併用する。 ア 形 式 円筒形形フィルタ内装式 2 - 67 第 4 章 自家発電設備構造仕様(下水道事業施設用) 第 1 節 製 作 仕 様 1. 発 電 機 (1) 準拠規格 JIS C 4034-1、5、6、JEC-2130、JEC-2131、JEM1354 (2) 形 式 ア 回 転 子 回転界磁形 イ 励磁方式 ブラシレス式(PMG方式を標準とする) ウ 保護方式 保護防滴形(IP22S) (3) 定格の種類 連続 (4) 定格出力 特記仕様書による (5) 定格電圧 特記仕様書による (6) 周 波 数 60Hz (7) 相数及び線数 三相3線式 (8) 極 数 特記仕様書による (9) 力 率 0.8(遅れ)を標準とする (10) 効 率 製作所標準 (11) 絶縁種別 F種 (12) 過速度耐力 無負荷で定格速度の120%で2分間 (13) 過電流耐力 定格電流の150%で30秒間 (14) 過負荷耐力 110% (15) 波形くるい率 10%以下(100kVA以上) 1時間 (16) 電圧変動率 ア 漸変電圧変動率 イ 瞬時電圧変動率 ±2.5%以内 30%以内におさまり、2秒以内に最終 の定常電圧の-3%以内に復帰するこ と。 (17) 軸 受 直結側、反直結側 (18) 付 属 品 ア 軸受温度計(警報接点付) 2個 イ 速度検出用発電機(ディーゼル発電機のみ) 1個 ウ 回転方向銘板 1式 エ 端子箱(主回路、制御回路用) 1式 オ スペースヒータ 1式 2 - 68 カ その他必要なもの 1式 2. 発電機駆動用ディーゼル機関 (1) 準拠規格 LES3001 (2) 周囲条件 高度300m以下 (3) 形 単動4サイクル無気噴油式 式 (4) 定格の種類 連続 (5) 定格出力 特記仕様書による (6) 回 転 数 特記仕様書による (7) 気 筒 数 6気筒以上 (8) 投 入 率 特記仕様書による (9) 起動方式 圧縮空気による自動起動 (10) 使用燃料 A重油 (11) 燃料消費率 次表による 原動機出力 (kW) 22以下 22を超え 184を超え 331を超え 552を 184以下 331以下 552以下 超えるもの 250 230 燃料消費率 310 300 270 (g/kWh以下) 注1 標準状態における燃料消費率とする 注2 原動機出力とは特記仕様書に指定する値をいう (12) 冷却方式 強制循環式(清水) 温 度 調 節 弁 を設 置 する場 合 は、緊 急 時 に外 部 循 環 式 (クーリングタワー冷 却 による循 環式 )に操作 可能 なバイ パス構造とすること。 (13) 速度変動率 ア 定格負荷を遮断した場合は、過渡状態で10%以内、定常状態で5%以内とし 整定に要する時間は8秒以内とする。定格負荷(定格出力×投入率)を投入し た場合は、過渡状態で10%以下、定常状態で5%以下とし、整定に要する時 間は8秒以内とする。ただし、回転数900以下の機関は過渡状態で15%以内、 定常状態で5%以内整定に要する時間は15秒以内とする。 イ 調速器は、制御電源がなくても調速可能な構造とすること。 (14) 過速度耐力 110% 1分間 (15) 過負荷耐力 110% 1時間 (16) 始動時間 35秒以内 (17) 付 属 品 ア 機関本体直属付属品 2 - 69 (a) 冷却水ポンプ(低温時起動用保温装置を含む) 1台 (b) 潤滑油ポンプ 1台 (c) 燃料噴射ポンプ 1式 (d) 潤滑油冷却器及びろ過器 1式 (e) 燃料ろ過器(切替式) 1式 (f) 回転計(機械式) 1個 (g) 各種圧力計 1式 (h) 各種温度計 1式 (i) 過 給 器 1組 (j) 空気冷却器 1組 イ 機関ターニング装置 1式 ウ 空気管(SUS) 1式 エ 可とう管(SUSフランジ部はSSでも可) 1式 オ 検 流 器 1式 カ 試験器(噴射弁、インジケータ)は特記仕様書による 1式 キ 潤滑油ポンプ ポンプ電動機容量は特記仕様書による 1台 ク 燃料流量計 1個 ケ 共通台床 1式 コ 基礎ボルト、ナット 1式 サ 保護装置 1式 シ 集合端子函 1式 ス その他必要なもの 1式 3. 発電機駆動用ガスタービン機関 (1) 準拠規格 JIS B 8041、8042-1~9 (2) 形 単純開放サイクル1軸式 式 (3) 定格の種類 連続 (4) 定格出力 特記仕様書による (5) 回 転 数 1,800min - 1 (6) 投 入 率 0~100% (7) 起動方式 電気式又は圧縮空気による自動起動 (電 気 式 の場 合 、蓄 電池 の種 類 、容 量 及 び装 備 等 は特 記仕様書 に記載のない場合は製作者 標準 とし、周 辺温 度条件は-5~40℃とする。) (8) 使用燃料 A重油 2 - 70 (9) 燃料消費率 原動機出力 (kW) 次表による 184以下 184を超え 331を超え 552を 331以下 552以下 超えるもの 燃料消費率 680 660 590 (g/kWh以下) 注1 標準状態における燃料消費率とする 520 注2 原動機出力とは特記仕様書に指定する値をいう (10) 冷却方式 空気冷却式 (11) 回転速度変動率 定 格 負 荷 を遮 断 、投 入 した場 合 、過 渡 状 態 で10%以 下 、定 常 状 態 で5%以 下 と して、整定に要する時間は8秒以内とする (12) 過速度耐力 105% 1分間(発電機直結状態にて無負荷運転) (13) 始動時間 40秒以内 (14) 付 属 品 ア 機関本体直属付属品 (a) 減 速 機 1式 (b) 潤滑油ポンプ(機付) 1台 (c) 燃料ポンプ及びろ過器 1式 (d) 潤滑油冷却器及びろ過器 1式 (e) 調 速 機 1式 (f) 各種圧力計 1式 (g) 各種温度計 1式 (h) 回 転 計 1式 (i) 潤滑油タンク 1式 (j) 始動装置(エアモータ) 1式 (k) 防音キュービクル 1式 イ 空気管(SUS) 1式 ウ 可とう管(SUSフランジ部はSSでも可) 1式 エ 燃料流量計 1式 オ 共通台床 1式 カ 基礎ボルト、ナット 1式 キ 保護装置 1式 ク 集合端子函 1式 ケ 保守用具(専用工具、特殊工具) 1式 コ その他必要なもの 1式 2 - 71 4. 発電機盤 (1) 規 格 JEM1425(高圧)、JEM1265(低圧) (2) スイッチギヤの形式は、特記仕様書に定めるものを除き、下記とする。 ア 形 式 MW形又はPW形以上(高圧) CX形以上(低圧) (3) 制御電源 発電機及び機関の制御電源は個別とする。 5. 自動始動盤 (1) 準拠規格 JEM1265 (2) スイッチギヤの形式は、特記仕様書に定めるものを除き、下記とする。 ア 形 式 CX形以上 6. 機関補機その他 (1) 空気圧縮機 ア 形 イ 駆動方式 直結又はVベルト駆動 ウ 駆動機種 三相誘導電動機 エ 吐 出 圧 2.9MPa オ 能 (a) 式 空冷2段圧縮式 力 ディーゼル用 空 気 槽 1本 に対 して空 気 圧 縮 機 1台 で大 気 圧 より規 定 圧 力 まで1時 間 以 内 に充気できるもの (b) ガスタービン用 空 気 槽 1本 に対 して空 気 圧 縮 機 2台 で大 気 圧 より規 定 圧 力 まで3時 間 以 内 に充気できるもの カ 圧 力 計 直結型、吐出用5.0MPa、低圧用1.0MPa、潤滑用1.0MPa(飛沫式は除 く) キ 圧力スイッチ 空気圧縮機吐出圧高警報用 1個 (2) 除 湿 器 ア 形 式 空冷式 イ 処理空気量 特記仕様書による ウ 定格電圧 特記仕様書による エ そ の 他 ドレンは自動排出とする (3) 空 気 槽 2 - 72 ア 容 (a) 量 ディーゼル用 空気槽1本に対して自動始動で連続3回以上始動できるもの (b) ガスタービン用 空気槽1本に対して自動始動で連続3回以上始動できるもの イ 構 造 第2種圧力容器に該当するものは、労働安全衛生法に定める検定付き ウ 付 属 品 圧 力計、圧 力スイッチ3個(空気 槽圧 力低 警報用 、空気 槽圧 力高警報 用 、空 気圧縮機自動運転用) (4) 重油ポンプ ア 形 式 歯車式 イ 駆動方式 三相誘導電動機直結駆動 ウ 付 属 品 吐出圧力計 (5) 減圧水槽/冷却水膨張水槽 ア 容 量 イ 材 料 図面又は特記仕様書による JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」厚さ4.5t以上溶接構造 ウ 付属装置 点 検 口及 び蓋 、フランジによる補 給 水 口 、給 水 口 、戻 り口 、ドレン口 、直 読 式 水面計、フロートスイッチ取付座、架台、点検はしご(必要な場合) (6) クーリングタワー ア 仕 様 (a) 塔 本 体 (b) 塔本体枠組 ガラス繊維強化ポリエステル樹脂積層板 鋼材にエポキシ樹脂コーティング又は溶融亜鉛メッキを施したもの (c) 水配分装置 鋼 板に樹脂コーティングを施したもの、もしくはステンレス鋼板製又は合成樹 脂製とし、水の落下分布が均一なもの (d) 空気取入口 ルーバ、金 網 は本 体と同 材 料 のもの又 は鋼製 に樹 脂 コーティングを施 したも の (e) 水 (本 槽 体) ガラス繊維強化ポリエステル樹脂積層板 (接続口) 排水管、オーバーフロー管、補給水管、その他必要な接続口 (吸込口) 耐食性金属金網(3mm目以下)を設ける 2 - 73 (f) 充 填 材 十 分 経 年 変 化 に耐 えうるものとし、通 過 空 気 の抵 抗 が少 なく、かつ、落 下 水 滴を均一に細分させる形状及び構造とする イ 送 風 機 軸流送風機とし、電動機は全閉防まつ屋外形(IP44W)とする ウ 入口温度 50℃ エ 出口温度 35℃ オ 外気湿球温度 24~29℃(参考値) カ 騒音レベル 75dB以下(機側2m) キ 排 気 口 耐食性の保護金網を設ける ク 付 属 品 はしご(鉄製に溶融亜鉛メッキ(HDZ55)を施したもの) (7) 重油ヘッドタンク ア 容 量 イ 材 料 図面又は特記仕様書による JIS G 3101「一般構造用圧延鋼材」厚さ4.5t以上溶接構造 ウ 塗 装 エ 手動ポンプ 形 式 耐油塗装(内外面) ウィングポンプ(重油ヘッドタンクに取付ける) 吐出量1往復0.2L以上 オ 付属装置 点検口及び蓋、フランジによる給油口、送油口、戻り口、ドレン口、通気口、直 読 式 油 面 計 、油 面 発 信 器 取 付 座 、架 台 、緊 急 遮 断 弁 、点 検 はしご(必 要 な場 合)、直読式油面計は液位と油量の2重目盛り(油量は赤、液位は黒) (8) 消 音 器 ア 形 式 イ 断熱被覆 (a) ロックウール (b) 屋内 膨張式、共鳴式又は吸音式若しくはこれらの組合せ 50mm(JIS A 9504) 0.3mm以上の亜鉛鉄板に耐熱塗装(JIS G 3302 2種) (c) 屋外 0.3mm以上のステンレス鋼板に耐熱塗装(JIS G 3302 2種) エ 防音カバー 特記仕様書による (9) 重油タンク ア 準拠規格 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共 建 築 設 備 工 事 標 準 仕 様 書 (電 気 設 備 工 事 編 )」主 燃 料 槽 等 及 び国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共 建 築 設 2 - 74 備工事標準仕様書(機械設備工事編)」オイルタンク イ 消防法で定める試験を含む。 ウ 付属装置 マンホールカバー、給 油 口 、送 油 口 、戻 し口 、通 気 口 、油 量 計 取 付 口 、油 量 発信器、除水器計量尺 (10) 燃料給油ボックス ア 準拠規格 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共 建 築 設 備 工 事 標 準 仕 様 書 (電 気 設 備 工 事 編 )」主 燃 料 槽 等 及 び国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 「公 共 建 築 設 備工事標準仕様書(機械設備工事編)」オイルタンク イ 屋外露出形ステンレス製とし、ボックス内には、油量指示計装置及び燃料種別 表示を設ける。 7. 現地負荷試験 (1) 試運転時間 ディーゼル 5時間(100%3時間:110%1時間:75、50、25%各20分) ガ スター ビン 4時間(100%3時間:75、50、25%各20分) 2 - 75 第 2 節 構 造 仕 様 1. 発電機駆動用ディーゼル機関 (1) 本 機 は、交流 発 電 機 の原 動 機 として停 電 時 に使 用 するもので、その起 動 及 び操 作は確実容易にして、円滑な運転が行い得 るとともに、常時の保 守、点検に便利 な 構造とする。 (2) 本機を運転する場合 は、燃料 消費 量、排気 温度 、冷 却水 温度 、潤滑油 圧力 、回 転 数 、出 力 (ラックの読 み)等 の測 定 を行 うため、これに必 要 な付 属 装 置 を設 けるこ と。 (3) 本機の片側には、点検操作用デッキ及びタラップを設ける。 (4) 台 床 は、SSとし、本 体 及 び外 側 軸 受 を受 けるものに充 分 な強 度 を有 するとともに、 機関の振動及び地震に対しても充分耐え得る構造のものとする。 (5) 各部の主要材料は、その機関に適切なものとし、監督員の承諾を得ること。 (6) 燃料噴射ポンプは、各気筒に備え、容易に燃料の調節ができるものとする。また、 抽気機構及び吐出し量の指示機構を有するものとする。ただし、小容量機について は、監 督 員 の承 諾 により抽 気 機 構 及 び吐 出 し量 の指 示 機 構 を省 略 することができ る。 (7) 各シリンダに温度 計、検爆コック及びインジケータ取付口 付開放 弁を設けるものと する。また、集 合 排 気 管 には体 裁 よく断 熱 材 及 び遮 へいカバーを施 すものとする。 ただし、小容量機については、監督員の承諾により集合排気管への断熱 材及 び遮 へいカバーを省略することができる。 (8) ガバナは、負荷の変動に伴い自動的に燃料油量を調節するものとする。 (9) 燃料 流 量計 は、機 関 の燃 料消 費 量を積 算 表示 するために使用 するもので、回転 指針の1周は1程度とし、最小目 盛は0.02程度で4桁 以上とする。なお、本機の流 入前方には、清掃が容易なストレーナを設けておくものとする。 (10) 消音器は、設計図面等に示す指定場所上に固定するもので、機関に適応し得る 充分な容積のもので、消音効果の大なるものとする。なお、室 内排 気管には適宜伸 縮継手を設けるものとする。 (11) 潤滑油系統 潤 滑 油 は、強 制 給 油 式 としクランクシャフトの一 端 より歯 車 を介 して駆 動 される歯 車 式 ポンプにより、油 溜 槽 内 の潤 滑 油 を所 要 部 に注 油 するものとする。また、本 系 統 内 には、油 面 計 測 装 置 、ろ過 装 置 、圧 力 調 整 安 全 弁 、圧 力 計 及び温 度 計 等 の 必 要 な装 置 並 びに計 器 類 一 切 を備 えるものとし、必 要 に応 じ手 動 ポンプを併 置 す る。 (12) 冷却水系統 冷 却 水 は、強 制 給 水 式 としクランクシャフトの一 端 より歯 車 を介 して駆 動 される歯 2 - 76 車式ポンプにより、冷却水を所要部に給水するものとする。ただし、小容量機につい ては、監督員の承諾によりベルト駆動式とすることができる。また、本系統内には、冷 却装置、及び温度計等の必要な装置並びに計器類一切を備えるものとする。 2 - 77 白紙 第 3 編 電気設備工事仕様 第 1 章 一 般 事 項 第 1 節 一 般 事 項 1. 本 編電 気 設 備工 事 仕 様は、当 局で施 工する水 道事 業 及び下水 道 事 業における 電気設備工事(建築電気設備工事を除く)に適用する。 2. 特記仕様書及び図面に記載された事項は、この仕様書に優先する。 3. 本仕様書、特記仕様書、設計書及び図面に定める事項について疑義を生じた場 合若しくは明記のない場合は、監督員と協議の上その指示に従う。 第 2 節 共通機器及び材料 1. 一般事項 (1) 機器及び材料(機材) ア 工事に使用する機材はすべて新品とし、精選された歪、亀裂等損傷のないもの とする。 イ 工 事に使 用する機 材 で、JIS、JCS、電 力 用 規 格に制 定 されているものについ ては、これに適合し、また、電気用品安全法の適用を受けるものは、型式承認済 みのものを使用する。 ウ イ 項に該当しない製品等は、監督員と協議の上その指示に従う。 エ 工事に使用する材料の選定に当たっては、揮発性有機化合物の放散による健 康への影響に配慮する。 (2) 用語の定義 ア 本仕様書、特記仕様書及び図面において、ステンレス(SUS)製とあるのはSU S304とする。 イ 本文中の略称は下記とする。 略 称 名 称 JIS 日本工業規格 JEM 日本電機工業会規格 JEC 電気規格調査会標準規格 JEL 日本電球工業会規格 JIL 日本照明器具工業会規格 NECA 日本電気制御機器工業会規格 JCS 日本電線工業会規格 JCAA 日本電力ケーブル接続技術協会規格 BCJ 日本建築センター規格 ISO 国際標準化機構規格 JEITA 電子情報技術産業協会規格 3-1 2. 配線材料 (1) 電 線 電線類は、下記に示す規格による。 呼 称 略記号 硬銅線 600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線 屋外用ビニル絶縁電線 引込用ビニル絶縁電線 6kV高圧引下用架橋ポリエチレン絶縁電 線 600V 架 橋 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリ エチレンシースケーブル 高 圧 架 橋 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリエ チレンシースケーブル 制 御 用 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリエチ レンシースケーブル 制 御 用 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリエチ レンシースケーブル(銅 テープシールド 付) 耐火ケーブル H EM-IE OW DV PDC 規 JIS C JIS C JIS C JIS C JIS C 格 3101 3612 3340 3341 3609 EM-CE EM-CE-T EM-CE EM-CE-T EM-CEE JIS C 3605 EMCEE-S JCS4258 EM-FP-C NH-FP-C JCS4506 JCS4507 JCS4364 準拠 備考 JIS C 3606 JIS C 3401 低圧 高圧 弱 電 計 装 用 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリ EMエチレンシースケーブル(銅テープシール JKEE-S ド付) 着 色 識 別 耐 燃 性 ポリエチレン絶 縁 ポリエ EMチレンシースケーブル(遮へい付) CCP-AP 着 色 識 別 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリエ EMJCS5421 チレンシースケーブル(静電遮へい付) FCPEE-S 準拠 耐 燃 性 ポリエチレンシース通 信 用 構 内 ケ EM-TKEE JCS9075 ーブル 鬼撚鋼銅線 JIS A 4201 耐 燃 性 ポリエチレンシース高 周 波 同 軸 ケ JCS5422 ーブル テレビジョン受信用耐 燃性ポリエチレンシ ース同軸ケーブル 耐燃性ポリオレフィンシースLAN用ツイス EM-UTP JCS5503 CAT トペアケーブル 5E 注1 耐火、耐熱ケーブルは、社団法人電線総合技術センターの認定を受けて いる旨の表示(JCTマーク)のあるものとする。 3-2 (2) 光ファイバ類 光ファイバ類は、下記に示す規格による。 呼 称 略記号 光ファイバケーブル 規 格 備考 JIS C 6820 光ファイバコネクタ (3) 圧着端子類 JIS C 5962 圧着端子類は、下記に示す規格による。 呼 称 規 格 圧縮端子 JIS C 2804 圧縮端子 圧着端子 JIS C 2805 銅線用圧着端子 圧着スリーブ JIS C 2806 銅線用裸圧着スリーブ 電線コネクタ JIS C 2810 屋内配線用電線コネクタ 備 考 備 考 備 考 通則-分離不能形 端末処理材 JCAA及びJCAA認定品 3. 電線保護材 (1) 金属管及び付属品 金属管及び付属品は、下記に示す規格による。 呼 称 規 格 金属管 JIS C 8305 鋼製電線管 金属管の附属品 JIS C 8330 金属製 電線 管用の附 属 品 JIS C 8340 電線管 用金属 製ボック ス及びボックスカバー (2) 合成樹脂管及び付属品 合成樹脂管及び付属品は、下記に示す規格とする。 呼 称 硬質ビニル管 規 JIS C 8430 格 硬質塩化ビニル電線管 硬 質 ビニル管 の附 JIS C 8432 硬 質 塩 化 ビニル 電 線 管 属品 用附属品 JIS C 8435 合 成樹 脂 製ボックス及 びバックスカバー 注1 表に規定されていないものは、通商産業省令 「電気用品の技術上の基準 (別表第二)」による。 3-3 (3) 金属製可とう電線管及び付属品 金属製可とう電線管及びその付属品は、下記に示す規格とする。 呼 称 規 金 属 製 可 と う 電 線 JIS C 8309 格 金属製可とう電線管 管 備 考 ビニル被覆付 とする 金 属 製 可 と う 電 線 JIS C 8350 金 属 製可 とう電 線 管 用 管の附属品 附属品 注1 ケーブル保護に用いる場合で、監督員がこれと同等以上であると認める場 合はこの限りではない。 (4) バスダクト及び付属品 バスダクト及び付属品は、下記に示す規格とする。 呼 称 バスダクト及び 規 JIS C 8364 格 備 考 バスダクト 付属品 4. プルボックス、金属ダクト及びケーブルラック (1) 共通事項 ア 良質の材料にて製作 し、各部は容 易にゆるまず、丈 夫で耐 久 性に富み、保 守 点検が容易なものとする。 (2) プルボックス ア プルボックスは、標準 厚さ1.6mm以上の鋼板又は同1.2mm以上のステンレ ス鋼板製を用いて製作するものとし、必要により補強を行ったものとする。 イ 屋外及び環境の悪い場所等に使用するものは、ステンレス鋼板製とする。 ウ プルボックス内部には、電線を損傷するような突起物は設けない。 エ ステンレス鋼板製のボックスは、ステンレス製ビスを使用する。 オ プルボックスには、接地端子を設ける。 カ プルボックスを、屋外等の水の侵入するおそれのある場所に設置する場合は、 パッキン等により防水処理を行い、必要に応じて水抜き穴を設けること。 (3) 金属ダクト ア 金属ダクト(セパレータ含む)は、呼び厚さ1.6mm以上の鋼板又は同1.2mm 以上のステンレス鋼板製を用 いて製作するものとし、必 要により補強を行ったも のとする。 イ 屋外及び環境の悪い場所等に使用するものは、ステンレス鋼板製とする。 ウ ダクト内部には、電線を損傷する突起物は設けない。 エ ステンレス鋼板製のダクトは、ステンレス製ビスを使用する。 オ 電線支持金具は下記による。 (a) ダクト内部に丸棒、平鋼等を用いて電線を支持する金具を取付ける。 3-4 (b) 支持金具の取付け間隔は、水平部600mm以下、垂直部750mm以下とす る。 カ ダクトを屋外等の水の侵入するおそれのある場所に設 置する場合 は、パッキン 等により防水処理を行い、必要に応じて水抜き穴を設けること。 キ ダクトの蓋は、長さ800mm以下とする。また、ダクトの幅600mmを超えるものは、 取手付とする。 ク 終端部及びプルボックス、配分電盤等との接続部には、接地端子を設ける。 ケ ダクトの屈曲部の大きさは、収容ケーブルの屈曲半径が外径の10倍以上となる ものとする。 (4) ケーブルラック ア ケーブルラック(セパレータ含む)は、エポキシ樹脂粉体塗装鋼板製、ガルバリ ウム鋼板製、高耐食性めっき鋼板製、溶融亜鉛めっき鋼板製又はアルミ製とし、 ケーブル重量に十分耐え、タワミ等が容易に生じない構造とする。ただし、アルミ 製はタワミ等を考慮して幅800mm以下とする。 イ ケーブルラックの子 桁 の間 隔 は、鋼 板 製は300mm以 下 、アルミ製 は250mm 以下とする。 ウ 親桁と子桁の接合は、リベット、ねじ止め又は溶接により、機械的かつ電気的に 接続したものとする。 エ ラックの接続用ボルト、ねじ類は、ステンレス製又はアルミ製とする。 オ 終端部には、エンドカバー又は端末保護キャップを設ける。 カ 終端部、自在継手部及びエキスパンション部には接地端子を設ける。 キ ケーブルラックの屈曲部及び分岐部の寸法は、収容ケーブルの屈曲半径が外 径の10倍以上となるものとする。 5. 地中ケーブル保護材 (1) 地中ケーブル保護材は、下記に示す規格による。 呼 称 規 格 備 考 鋼管 JIS G 3452 配管用炭素鋼管 防食テープ巻き 波 付 硬 質 合 成 樹 JIS C 3653 電 力 用 ケーブ ルの 地 中 付属書1 脂管 埋設の施工方法 波付硬質合成樹 脂管 厚鋼金属管 JIS C 8305 鋼製電線管 防食テープ巻き 合成樹脂管 JIS C 8430 硬質塩化ビニル電線管 VE電線管 耐 衝 撃 性 硬 質 塩 化 ビニ HIVE電線管 ル電線管 ポ リ エ チ レ ン 被 覆 JIS G 3469 ポリエチレン被覆鋼管 外面一層形 鋼管 ケーブル保 護 用 合 JIS C 8380 ケーブル保 護 用 合 成 樹 PE管(G形) 成樹脂被覆鋼管 脂被覆鋼管 3-5 (2) マンホール及びハンドホール ア 構造は、国土 交通 大 臣官房 官庁 営繕 部監 修「公共建 築設 備工事標準 図(電 気設備工事編)」を標準とする。 イ マンホール及びハンドホールの蓋は簡易防水性の鉄蓋とし、その表面には、使 用 目 的 に応じた名 称(電 気 等 )を記するものとする。ただし、構 外 は(水 電 )とす る。 ウ マンホール及びハンドホールの鉄蓋は、破壊荷重が20kN以上とし、車両等の 重量物の圧力を受ける場所では80kN以上 とする。なお、破壊荷重は、国土交 通大臣官房官 庁営繕 部監修「公共建築設 備工事標準図(電気 設備工事編)」 の耐荷重試験による。 エ マンホール及びハンドホールは、既 製 品 コンクリート製(レジンコンクリート製含 む。)又は現場打ちとする。 6. 外線材料 (1) 電 柱 電柱は、下記に示す規格による。 呼 称 コンクリート柱 規 JIS A 5373 格 備 考 プレキャストプレストレスト 1種 コンクリート製品 鋼管柱 電気設備の技 第 57条 「鉄 柱 又 は鉄 塔 術基準の解釈 の構成等」 注1 小規模な受電の場合 の鋼管柱は、住宅用鋼管引込小柱(内線規程適合 品)も可とする。 (2) 装柱材料 ア 腕金は、溶融亜鉛めっきを施した鋼材を使用する。 イ 腕金、腕木の詳細、その他装柱材料は、電力会社の仕様に準ずる。 (3) がいし、がい管類 がいし及びがい管類は、下記に示す規格による。 呼 称 規 格 高圧ピンがいし JIS C 3821 高圧ピンがいし 高圧がい管 JIS C 3824 高圧がい管 高圧耐張がいし JIS C 3826 高圧耐張がいし 玉がいし JIS C 3832 玉がいし 低圧ピンがいし JIS C 3844 低圧ピンがいし 低圧引留がいし JIS C 3845 低圧引留がいし 3-6 備 考 7. 接地材料 (1) 接 地 極 ア 接 地 極 板は、銅 板(900×900×t1.5、JIS H 3100「銅 及び銅 合 金の板及 び条」)を使用し、銅導線(100mm 2 ×1m)付とする。 イ 接地棒は、銅覆鋼棒(14φ、L1,500mm)とする。 (2) 接地埋設標 ア 形 状 厚1.0mm×幅90mm×高さ140mm以上の黄銅板製とする。 イ 記入文字 接地記号、接地抵抗値、埋設年月及び埋設位置を刻記する。 (3) 接地埋設標示杭 コンクリート製(90×90×300mm)を標準とする。なお、頭部には埋設位置を色別 又は矢 印 等にて表 示 する。ただし、舗 装 面 等 、標 示 杭が施 工 困 難な場 合 は、鉄 製 標示ピンを使用する。 8. フリーアクセスフロア (1) フリーアクセスフロア ア 材 質 アルミダイカスト イ 用 途 電気室、管理室 ウ 寸 法 450mm~500mm角程度 エ 中 央 強 度 2.0mm以下/5,000N オ 表面仕上げ 帯電防止タイル(JIS K 6911準拠) カ 耐 震 工 法 特記仕様書による。 3-7 接 地 工 事 第 3 節 1. 接地抵抗値 (1) A種、C種、D種及び計装用接地工事 種 別 接 地 抵 抗 値 A種接地工事 10Ω以下 10Ω(低圧電路において当該電路に電流動作形で定格 C種接地工事 感度電流100mA以下、動作時間0.5秒以下の漏電遮断 器を施設するときは500Ω)以下 100Ω(低圧 電路において当該 電 路に電流動 作 形で定 D種接地工事 格感度電流100mA以下、動作時間0.5秒以下の漏電遮 断器を施設するときは500Ω)以下 シールドアース 10Ω以下 システムアース一括 計装用接地工事 避 雷 器 ケースアース 10Ω以下 100Ω以下 (D種接地工事と併用) (2) B種接地工事 当該 変圧 器の高圧 側 又は特別 高圧 側の 接地工事を施す 変圧器の種類 電 路 と低 圧 側 の電 路 との混 触 により、低 圧 接地 電路の対地電圧が150Vを超えた場合に、 抵抗値 自動的に高圧又は特別高圧の電路を遮断 (Ω) する装置を設ける場合の遮断時間 下記以外の場合 高 圧 又 は35,000V 以下の特別高圧の 150/Ig 1秒を超え2秒以下 300/Ig 電路と低圧電 路を結 1秒以下 600/Ig 合するもの 注 Igは、当該変圧器の高圧側又は特別高圧側の電路1線地絡電流(単位:A) ア 上記における1線地絡電流Igは、次のいずれかによる。 (a) 実測値 (b) 特別高圧電路においては、実測が困難な場合は、線路定数等により計算し た値 (c) 高圧電路においては、次の表に規程する計算式により計算した値。ただし、 計算結果は、小数点以下を切り上げとし、2A未満の場合は2Aとする。 3-8 電 路 の種 類 中性点 計 式 V' V' L 100 L' 1 3 3 I 1とする。 1 150 2 第2項 及び第3項の値 は、それぞれの値 下記以外のもの 非接地 式電路 算 が負となる場合は、0とする。 大地から絶縁しないで使用 する電 気 ボイラー、電 気 炉 等を直接接続するもの V2 10 6 2 3R I 12 中性点接地式電路 V 3 中性点リアクトル接地式電路 R 2 2 V R X 2 10 3 I1 3 R 2 2 X X 2 10 3 注 V’:電路の公称電圧を1.1で除した電圧(単位:kV) L :同一母線に接続される高圧電路(電線にケーブルを使用するものを除く。) の電線延長(単位:km) L’:同一母線に接続される高圧電路(電線にケーブルを使用するものを除く。) の線路延長(単位:km) V :電路の公称電圧(単位:kV) R :中性 点 に使 用する抵 抗 器 又 はリアクトルの電 気 抵 抗 値 (中 性 点の接 地 工 事の接地抵抗値を含む。)(単位:Ω) X :中性点に使用するリアクトルの誘導リアクタンス値(単位:Ω) 3-9 2. 接地線の太さ 種 A 種 接地工事 B 種 接地工事 接地線の 別 最小太さ 100A以下 5.5mm 2 200A以下 14mm 2 高圧機器の自動遮断器の定 400A以下 22mm 2 格 ( 調 整 可 能 なも のでは、整 定 600A以下 38mm 2 800A以下 1,000A以下 60mm 2 60mm 2 1,000A超過 100mm 2 値) 高圧気中負荷開閉器(PAS) 5.5mm 2 高圧気中負荷開閉器(PAS(避雷器内蔵)) 14mm 2 接地母線、避雷器 14mm 2 100V級 200V級 400V級 以下 以下 以下 5kVA 10kVA 20kVA 5.5mm 2 10kVA 20kVA 40kVA 8mm 2 変圧器 20kVA 40kVA 75kVA 14mm 2 1相分 40kVA 75kVA 150kVA 22mm 2 の容量 60kVA 125kVA 250kVA 38mm 2 75kVA 150kVA 300kVA 60mm 2 100kVA 200kVA 400kVA 60mm 2 175kVA 350kVA 700kVA 100mm 2 250kVA 500kVA 1,000kVA 150mm 2 注1 「変圧 器1相 分の容量 」とは、次の値をいう。なお、単 相3線式100/200 Vの場合は、200V級を適用する。 (1) 三相変圧器の場合は、定格容量の1/3 (2) 単相変圧器同容量の△結線又はY結線の場合は、単相変圧器の1台 分の定格容量 (3) 単相変圧器同容量のV結線の場合は、単相変圧器1台分の定格容量、 異容量のV結線の場合は、大きい容量の単相変圧器の定格容量 3 - 10 種 C種・D種 接地工事 接地線の 別 最小太さ 20A以下 2mm 2(1.6mm) 30A以下 2mm 2(1.6mm) 50A以下 3.5mm 2 接 地する機 械 器 具 の金 属 100A以下 5.5mm 2 製 外 箱 、配 管 などの低 圧 電 路 電 源 に 施 設 される 過 電 流 150A以下 200A以下 8mm 2 14mm 2 遮 断 器のうち最 小の定 格 電 400A以下 22mm 2 (注1) 流の容量 600A以下 38mm 2 (注1) 800A以下 60mm 2 (注1) 1000A以下 60mm 2 (注1) 1000A超過 100mm 2 (注1) シールドアース 計 装 用 システムアース一括 接地工事 避 雷 器 1.6mm 1.6mm ケースアース 1.6mm 注1 C種又はD種接地工事の接地極が、その接地工事専用の接地極(打込み 又は埋込み)であって、その接地極がB種接地工事と金属体などにより連絡 しない場合は、上表のうち銅線14mm 2 、アルミ線22mm 2 を超える部分につ いては、銅線14mm 2 、アルミ線22mm 2 のものを使用することができる。 3. 接地工事の施工方法 (1) 接地極は、湿気の多い場所で、ガス、酸等による腐食の恐れのない場所を選び埋 設する。 (2) 接地抵抗低減剤は、原則として使用しない。 (3) 接 地 極 ごとに埋 設 標 示 杭 を、また、主 接 地 極 ごとに埋 設 標 示 板 を接 地 極 の埋 設 位 置 近 くに設ける。ただし、引 込 柱 の接 地 については、埋 設 標 示 板を省 略 すること ができる。 (4) 接地極は、垂直に埋 設し接地極の上 端が0.75m以上の深 さに埋設する。なお、 規定の抵抗値が得られない場合は、規定値に達するまで銅覆鋼棒の補助極を設け る。 (5) 接地線は、地下0.75mから地表上2.5mまでの部分を、合成樹脂管又はこれと同 等以上の絶縁効力及び強さのあるもので覆う。 (6) 電線路の接地線は、金属管配線、金属ダクト配線及びバスダクト配線等にボンデ イングが施されており、電気的及び機械的に連結している場合は、これに代えること 3 - 11 ができる。 (7) 各 接 地 極 及びその裸 導 線の地 中 部 分は、避 雷 針 、避 雷器 の接 地 極 及びその裸 導線の地中部とは2m以上離隔する。 (8) 避 雷 器 内 蔵の柱 上 気 中 負 荷 開 閉器の接 地 は、避 雷 器 、外 箱及 び装 柱 材と共に E LAとして接地する。 (9) 高圧ケーブル、制御ケーブル及び通信ケーブル等の金属遮へい体は、片端接地 とする。 (10) 接地 幹線には、幹 線 ラック、幹線ピット、マンホ-ル内及び幹線 分岐 場所の他、 監督員の指示する箇所に接地種別ごとに色別標示札(アクリル製、大きさ幅55mm ×縦35mm×厚2mm、文字は表刻り)を設ける。 なお、色及び記入文字は、下記による。 種 別 色別 記 入 文 字 幹線 接地極線 高圧機器 青 EA 極 EA 避 雷 器 茶 E LA 極 E LA 代 黒 E AD 極 E AD B種接地工事 緑 EB 極 EB C種接地工事 黒 EC 極 EC D種接地工事 黄 ED 極 ED E IN 極 E IN EK 極 EK E CPU 極 E CPU A種接地工事 計装用接地工事 替 (水道設備) (下水道設備) 計算機設備 赤 白 インバータ設備 黒 E INV 極 E INV 注1 記入文字色は白色とし、計算機設備工事は黒色とする。高圧機器A種接 地 工 事 とC種 接 地 工 事 及 びD種 接 地 工 事 が共 用 の場 合 、識 別 は青 とし、 [E A・E C][E A・E D][E A・E C・E D]とする。 (11) 接地導線と被接 地工 作物、接地線 相互の接続は、はんだ揚げ接続をしてはなら ない。 (12) 機器への接地線の接続は、圧着端子を使用し、機器の取付ボルト、基礎ボルト等 には接続しない。 (13) 接地幹線と分岐線との接続は、ボルトコネクタ等による。 (14) ボンド線には、裸 銅 線 又は絶 縁 電 線を使用 し、太さは各種 接 地 工 事に使 用する 接地線の太さ以上のものを用いる。なお、ボンド線は、ラジアスクランプ等にて取付け る。ボンド線を取付ける個所は、ねじ接続以外の個所とする。 (15) 接地埋設標示杭のEマークに、赤色の塗料を塗付する。また、底部はコンクリート で固定する。 (16) 鉄製標示ピンを使用した場合は、地表面よりピンが突出しないよう施工する。 3 - 12 (17) 接地極板と接地抵抗測定盤間は、絶縁電線100mm 2 とする。 (18) 測定用補助極と接地抵抗測定盤間は、絶縁電線14mm 2 とする。 (19) E A 、E LA 、E B 、E C、E D、E CPU及びE INVの接地幹線は、特記仕様書及び図面に指 定がない場合は絶縁電線100mm 2 とする。 (20) E IN 及びE K の接地幹線は、特記仕様書及び図面に指定がない場合は絶縁電線 60mm 2 とする。 (21) 接地 幹 線より各 機器 等への接 地 線は、特 記仕 様 書 及び図 面に指定がない場 合 は下記のとおりとする。 自 接地幹線 至 接地線の太さ 低圧配電盤 22mm 2 コントロールセンタ 22mm 2 直流盤、CVCF盤 14mm 2 バッテリー盤 14mm 2 電動機負荷 2項表による 現場操作盤 5.5mm 2 補助継電器盤等 8mm 2 注1 現場操作盤・補助継電器盤等で、盤内に配線用遮断器を実装している場 合は、2項表により接 地線の太さを決定する。ただし、接地線の最 小太さは、 上記表による。 注2 補助継電器盤等とは補助継電器盤、監視盤、操作卓である。 (22) 計装用アースは、計装システム及び計装避雷器用とすること。計装機器アースは、 配管等と電気的に一体形の場合は、D種接地とする。 (23) 機器の据付状態で電 気的に接続する恐れのある機器の接地は共用とする。この 場合、接地抵抗の小さい接地極に接続するものとする。 4. 接地工事を施す場所 (1) 下記の工作物には、A種接地工事を施すこと。 ア 高圧又は特別高圧の機器器具の金属製の台及び外箱 イ 高圧又は特別高圧の電路に施設する避雷器 ウ 特別高圧電路と高圧電路とを結合する変圧器の高圧側に設ける放電装置 エ 高圧ケーブルを収める金属管、保護装置の金属製部分、ケーブルラック、金属 製接続箱及びケーブルの被覆に使用する金属体 オ 高圧又は特別高圧の母線等を支持する金属製の部分 カ 高 圧 又は特 別 高 圧 計 器 用 変 成 器の鉄 心 。ただし、外 箱のない計 器 用 変 成 器 がゴム、合成樹脂等の絶縁物で被覆されたものは、この限りでない。 キ 特別高圧計器用変成器の2次側電路 3 - 13 (2) 下記の工作物には、B種接地工事を施すこと。 ア 特別高圧電路又は高圧電路と低圧電路を結合する変圧器の低圧側の中性点。 ただし、低 圧 電 路の使 用 電 圧 が300V以 下 の場 合 において、当 該 接 地 工 事を 中性点に施工し難い場合は、低圧側の任意の一端子とすることができる。 イ 高圧又は特別高圧と低圧電路とを結合する変圧器であって、その高圧又は特 別高圧巻線との間の金属製混触防止板 ウ 前項の接地工事は、内線規程2105-5(高圧屋外配電用変圧器の低圧側の 接地)に定める場合を除き、変圧器の施設個所ごとに施設しなければならない。 (当局における施設箇所とは需要場所とする。) エ 電 気 設 備 技 術 基 準 第 19条 1項 に基 づく低 圧 電 路 の変 圧 器 及び低 圧 発 電 機 の二次側の中性点には、原則としてB種接地を施すものとする。 (3) 下記の工作物には、C種接地工事を施すこと。 ア 300Vを超える低圧用の機械器具の金属製の台及び外箱 イ 金属管配管による300Vを超える低圧用電線路の管 ウ 300Vを超える低圧ケーブル配線による電線路のケーブルを収める金属管、ケ ーブルの防護 装 置の金 属 製部 分 、ケーブルラック、金 属 製 接 続 箱 及び金 属被 覆等 エ 合成樹脂配管による300Vを超える低圧屋内配線に使用する金属製プルボッ クス及び粉じん防爆形フレキシブルフィッチング オ 金属管配線、金属製可とう電線管配線、金属ダクト配線、バスダクト配線による 300Vを超える低圧屋内配線の管及びダクト カ 金属管配線、合成樹脂管配線、金属製可とう電線管配線、金属ダクト配線、金 属線ぴ配線による低圧配線と弱電流電線 を堅牢な隔壁を設けて収める場合の 電線保護物の金属製部分 キ 300Vを超える低圧の母線等を支持する金属製の部分 ク 300Vを超える低圧 計 器用 変成 器の鉄 心。ただし、外箱のない計 器用 変成 器 がゴム、合成樹脂等の絶縁物で被覆されたものは、この限りでない。 ケ 300Vを超える低圧回路に用いる低圧用SPD コ 電子計算機及び周辺機器類 サ インバータ (4) 下記の工作物には、D種接地工事を施すこと。 ア 300V以下の機械器具の金属製の台、金属製の外箱及び配分電盤等 イ 低 圧 又は高 圧 架 空 配 線にケーブルを使 用し、これをちょう架する場 合のメッセ ンジャーワイヤ ウ 地中 配線を収める金 属製の暗 渠、管 及び管路、金属 製の配 線 接続 箱及び地 中配線の金属被覆等 エ 高圧計器用変成器の二次側電路 3 - 14 オ 300V以下の低圧の合成樹脂管配線の使用する金属製ボックス カ 300V以下の低圧の金属管配線、金属製可とう電線管配線、金属ダクト配線、 ライティングダクト配 線 (合 成 樹 脂 等の絶 縁 物で金 属 製 部 分を被覆したダクトを 使 用した場 合は除 く。)、バスダクト配 線、金 属 線ぴ配 線に使 用する管 、ダクト、 線ぴ及びその付属品 、300V以下のケーブル配線に使用するケーブル保護 装 置の金属製部分、金属製接続箱、ケーブルラック及びケーブルの金属被覆等 キ 300V以下の母線等を支持する金属製の部分 ク 300V以下の計器用変成器の鉄 心。ただし、外箱のない計器用変成器がゴム、 合成樹脂等の絶縁物で被覆されたものは、この限りでない。 ケ 300V以下の低圧回路に用いる低圧用SPD コ 外灯の金属製部分 サ マンホール又はハンドホール内における低圧ケーブル用金属製支持材 3 - 15 第 4 節 塗 装 工 事 1. 一般事項 (1) 各種機材のうち、下記の部分を除き、すべて塗装を行う。 ア 埋設されるもの(ただし、防食塗装を除く) イ 亜鉛めっきされたもので、常時いんぺいされる部分 ウ 特殊の意匠的表面仕上げ処理を施した面 エ ステンレス製の機材 オ 溶融亜鉛めっきされたもの(ただし、電線管は除く) カ 特に、その必要を認められない面 (2) 塗装に使用する材料は、次による。 ア 調合ペイント塗りの塗料は、JIS K 5516「合成樹脂調合ペイント」の1種とし、 ポリウレタン樹脂塗料塗りの塗料はJIS K 5659「鋼構造物用耐候性塗料」とす る。 イ さび止めに使用する塗 料は、JIS K 5674「鉛・クロムフリーさび止めペイント」 とする。 ウ 屋内の施工時に行う塗料は、ホルムアルテヒド等の放散量の極力少ないものを 選定し、JIS等の材料規格において放散量の規定がある場合は、特記がなけれ ば、F☆☆☆☆とする。 エ 鉛等の環境汚染物質を極力含まないものを選定する。 (3) 塗装の素地ごしらえは、次による。 ア 鉄面は、汚れ、付着物及び油類を除去し、ワイヤブラシ、サンダ等でさび落しを 行う。 イ 亜 鉛 めっき面 は、汚 れ、付 着 物 及 び油 類 を除 去 し、化 学 処 理 (JIS K 5633 「エッチングプライマー」によるエッチングプライマー1種)を行う。 (4) その他 ア SUS鋼管で仕上塗装を指定するものは、エッチングプライマー後上塗施工のこ と。 イ めっき又は塗 膜のはがれた箇 所は、補 修を行 う。ただし、コンクリート埋 込部 分 は、この限りでない。 ウ 塗布に当たっては、適切な乾燥時間をとるものとし、施工時及び施工後の通風 換気を十分に行い室内に発散する化学物質等を室外に放出させる。 エ 溶融亜 鉛めっきは、JIS H 8641「溶融 亜 鉛めっき」で規定するHDZ35以上 とする。ただし、電線管は除く。 オ タール仕上げを施した鋳鉄管の外面を仕上 色塗装の指定したものは、下地処 理すること。 3 - 16 2. 塗 装 色 塗装色は、屋内屋外とも5Y7/1とする。ただし、既設と関連するものは、既設の色 との調和を計る。また、監督員の指定する場所は、周囲と調和した塗装色とする。 3. 塗装の種類 塗装は、素地ごしらえの後に行い、塗装個所の塗料の種別、塗り回数は、原則とし て次表による。本表に記載のないものについては、その用途、材質、状態等を考慮し、 類似の項により施工する。 塗 装 個 所 金属管類 露 台 プルボックス 出 いんぺい 支持金具 架 外 面 エッチングプライマー 1回 合成樹脂調合ペイント 2回 さび止めペイント 2回 さび止めペイント 1回 合成樹脂調合ペイント 2回 出 内 面 さび止めペイント 1回 いんぺい さび止めペイント 1回 さび止めペイント 1回 合成樹脂調合ペイント 2回 さび止めペイント 1回 合成樹脂調合ペイント 1回 さび止めペイント 1回 合成樹脂調合ペイント 1回 さび止めペイント 1回 合成樹脂調合ペイント 2回 さび止めペイント 1回 露 内 外 備 露 面 金属ダクト 塗料種別塗装回数 出 面 いんぺい 露 ケーブルラック 出 (現場製作のもの) 合成樹脂調合ペイント 注1 塗装は、ハケ塗りを原則とする。 考 2回 注2 塗 装 はすべて機 具 等 取 付 け前 に行 ない、施 工 後 は必 要 に応 じて補 修 す る。 4. 自家発電設備及び機械配管類の塗装 (1) 自家発電設備及び機械配管類の塗装は、当局工事共通仕様書(機械設備工事 編)により行う。 3 - 17 第 5 節 コンクリート及び土工事 1. コンクリート工事 (1) コンクリートの種類は、普通コンクリートとし、原則として、レディミクストコンクリートと する。 (2) レディミクストコンクリートは、JIS A 5308「レディミクストコンクリート」によるものとす る。ただし、コンクリートが少 量(0.5m 3 程 度 未 満)の場 合等は、監 督 員の承諾を受 けて、現場練りコンクリート(配合比率は容積比でセメント1:砂2:砂利4)とすることが できる。 (3) 特に指定のない場合は、基礎コンクリートの仕様は、次による。 ア 鉄筋コンクリートの設計基準強度は21N/mm 2 とし、スランプは18cm以下とす る。 イ 鉄筋コンクリートの水セメント比は普通ポルトランドセメントの場合は65%以下、 高炉セメントB種の場合は60%以下とする。 ウ 無筋コンクリートの設計基準強度は18N/mm 2 とし、スランプは18cm以下とす る。 (4) 施 工 に先 立ち調 合 表 を監 督 員に提 出 する。ただし、少 量の場 合 等 は、監 督 員 の 承諾を受けて省略することができる。 (5) セメントは、JIS R 5210「ポルトランドセメント」による普通ポルトランドセメント又はJ IS R 5211「高炉セメント」のB種のいずれかとする。 (6) 骨材の大きさは、原則として、砂利は25mm以下、砕石は20mm以下とする。ただ し、基礎 等で断 面が大 きく鉄 筋量の比 較的 少ない場合は、砂利は40mm以下、砕 石は25mm以下とすることができる。 (7) コンクリート打込み後5日間は、散水その他の方法で湿潤を保つ。また、寒冷時に は、寒気を防ぎ、コンクリートの温度を2℃以上に保つ等の適切な養生を行う。 (8) 型枠は、木製、金属製等とし、作業荷重、コンクリートの自重及び側圧、振動等の 外力に耐え、かつ有害量のひずみ、狂い等を生じない構造とする。 (9) せき板の取外し後、不良個所があれば直ちに補修する。 (10) 鉄筋は、JIS G 3112「鉄筋コンクリート用棒鋼」によるものとする。 (11) 施工 後、強度試 験成 績書を監督 員に提出 する。ただし、少量の場合 等は、監督 員の承諾を受けて省略することができる。 2. 左官工事(モルタル仕上げ) (1) モルタル塗り仕上げ前に、塗り面の清掃及び目荒らし等の下地処理を行う。 (2) モルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とする。 (3) モルタルは、2回に分けて塗り付け、塗り厚は、15mm程度とし平滑に仕上げる。 3 - 18 3. 地業工事 (1) 砂利地業において、砂利は再生クラッシャラン(RC-40)とし、根切り底に敷き均 し十分締固める。その厚さは、60mm以上とする。 (2) 捨てコンクリート地業の厚さは、60mm以上とする。 3 - 19 第 6 節 溶 接 工 事 1. 一般事項 (1) 工事現場で行う溶接部は、清掃を行い、溶接後の表面は、ワイヤブラシ等で可能 な限り清 掃し、必 要 に応じ、グラインダ仕 上 げをした後 、無 機 質 亜 鉛 粉 末 塗 料 で溶 接面の補修を行う。 (2) 溶接部の余盛りは、最小限に行う。 (3) 溶 接 作 業 中は、漏 電 、電 撃、アーク等による人 身 事 故 及び火 災の防 止 処 置を十 分に行う。 (4) 鉄骨に溶接を行う場合は、鉄骨に悪影響のないことを確かめ、監督員の承諾を受 けて施工する。 (5) 溶接工は、JIS Z 3801「手溶接技術検定における試験方法及び判定基準」によ る検 定に合格した者とし、監 督 員の承諾を受 ける。ただし、軽 易な作業で監 督員の 承諾を受けた場合は、この限りでない。 3 - 20 第 7 節 防 爆 工 事 1. ゾーン1の低圧電気工事(耐圧防爆金属管工事) (1) 電気機器の端子箱とゾーン2及び非危険場所との境界点に設けるシーリングフィッ チングに至る金属管路は、耐圧防爆構造の容器を構成するようにする。 (2) 電線管は、厚鋼電線管を使用し、露出配管とする。 (3) ボックス類 、ユニバーサル類 及 びカップリング類 等の電 線 管 付 属 品には、耐 圧 防 爆構造のものを使用する。 (4) 電動機の端子箱と金属管との接続部分等のようにフレキシブル接続を必要とする 個所には、耐圧 防爆 構造のフレキシブルフィッチングを使用する。なお、フレキシブ ルフィッチングを曲げる場 合の内側 半 径は、フレキシブルフィッチング外 径の5倍以 上とする。また、これをねじって使用しない。 (5) 配線と電気機器との接続は、耐圧防爆構造の端子箱を用いて行う。ただし、内圧 防 爆 構 造 の電 気 機 器 においては、直 接 機 器 内 に引 込 んで接 続 してもよいが、この 場合シーリングを施す。 (6) 電線管相互、電線管用付属品又は電気機器との接続は、有効部分5山以上でね じ合わせて堅ろうに接続する。 (7) 腐食性ガス又は湿気等のために、ねじ部分が腐食するおそれのある場合は、ねじ 部分に不乾性の液状ガスケット等を塗った後、ねじ結合する等の処置をする。 (8) 次に該当する箇所には、シーリングフィッチング及びシーリングコンパウンドを用い て、シーリングを施す。 ア ゾーン1と他の場 所 との間の隔 壁を貫 通する電 線 管の隔 壁のいずれか一 方の 側。ただしシーリングを設けた箇所と隔壁との間の電線管には、途中に継目を設 けない。 イ 54φ以上の電線管において、電線接続部分を収納する端子箱又はボックス類 から原則として、45cm以内でなるべくそれに接近した個所。なお、電線 管の管 路 長 が15mを越 える場 合 は、管 路 長 15m以 下 ごとに1個 の割 合 で適 当 な個 所。 ウ 配電盤、分電盤類の端子箱に出入りする電線管で、これより45cm以内でなる べく接近した個所。 (9) シーリングコンパウンドは、次によりできる限り気密になるように充てんする。 ア 内 部 にてコンパウンドが流 出 するのを防 ぐため、シーリングファイバにて充 てん 層の底又は区画を完全に作る。 イ 各電線の被覆とフィッチングの内壁との間が、コンパウンドで十分に密着するよ うに、電線を配置して充てんする。 ウ 有効充てん層の長さは、いかなる場合にも、電線管の内径以上(最低20mm) でなければならない。 3 - 21 エ コンパウンド充てん後、これが十分に乾燥し器 壁及び電 線被 覆に密 着したこと を確認した後、充てん口にプラグを十分にねじ込む。 オ シーリングフィッチング内では、電線の接続分岐はしない。 2. ゾーン2の低圧電気工事 (1) 電 動 機の端子 箱 と金 属 管 との接 続 等のように、フレキシブル接 続 を必 要とする個 所 には、安 全 増 防 爆 構 造 のフレキシブルフィッチングを使 用 する。なお、安 全 増 防 爆構 造のフレキシブルフィッチングを曲げる場合の内 側半 径は、フレキシブルフィッ チングの外径の5倍以上とする。 (2) 配線と電気機器との接続は、安全増防爆構造の端子箱を用いて行う。ただし、内 圧防爆構造の電気機器においては、本節1-(5)のただし書きに準ずる。 (3) ゾーン2と非危険場所との隔壁を貫通する電線管には、隔壁のいずれか一方の側 に隔壁に接近してシーリングを施す。 (4) その他は、本節1に準ずる。 3 - 22 第 8 節 非常電源工事 1. 耐火保護を要する範囲 当該消防用設備等の設置されている建築物に引き込む第1支持点又は保安上の 責 任 分 界 点 (電 力 会 社 との責 任 を分 岐する境 界 点 )以 後 の部 分 とする。ただし、下 記に揚げるものを除く。 (1) 地中埋設配線(地中からの立上げ点以降を除く) (2) 耐火構造の外壁のうち開口部のない屋外(開口部から3m以上の離隔距離にある 屋 外も含む)に設ける配 線 又は開閉 器 、過 電 流しゃ断 器、積 算 電 力 量 計 及びその 他の配線機器(以下「配線機器等」という) (3) 不 燃 専 用 電 気 室内 又 は不 燃 区 画され、かつ、開 口 部に常 時 閉 鎖 式の特 定 防火 設備又は防火設備(換気用の開 口部にあっては、熱又は煙を感 知して作動する防 火ダンパ)を設けたポンプ(危険物に係るものを除く)専用の室(以下「不燃専用ポン プ室」という)内に設ける配線及び配線機器等 (4) 配電盤 及び分電 盤の基準(以下「配 電盤 等 の基準」という)に定める第1種配・分 電盤に収納する配線及び配線機器等 (5) 配電 等の基準に定める第2種配・分電 盤に収納する配 線及び配 線機器等を、下 記に揚げる部分に設ける場合 ア 建築物の外壁が不燃物材料で造られ、若しくは覆われているもの、又は耐火構 造とした建築物の開放廊下の壁面で、開口部のない部分又は開口部に特定防 火設備又は防火設備が設けられており当該開口部から1m以上の距離(開口部 の上方を除く)を有する部分 イ 周 壁 、床 及 び天 井 を耐 火 構 造 とし、開 口 部 に特 定 防 火 設 備 又は防 火 設 備 を 設け、吹き抜け等のないパイプシャフト内(空調ダクト等の設けられていないもの に限る) (6) 網 入りガラスによる監 視 窓を有する厚 さ1.6mm以 上の鋼 板 製の箱内に収 納する 積算電力計 (7) その他(1)から(6)までに定めるものと同等以上の耐火性能を有すると認められる部 分又は配線及び配線機器等 2. 他回路との措置等 (1) 非常 電 源回 路 以外の回路(以下「一 般負 荷 回路」という)が火 災等により、短 絡、 過負荷、地絡等を生じた場合、当該非常電源回路に影響を与えないように、保護協 調(各遮断 器等の遮 断動作 特性において段階時 限による順位 選択遮 断をいう。以 下同じ)を確認の上、過電流遮断器等を設けること。 (2) 一 般 負 荷 回 路と非 常 電 源 回 路の配 線は、不 燃 材 料(厚さ1.6mm以 上の鋼 板又 はこれと同等以上のものとする。以下同じ)で区画するか、又は水平距離15cm以上 3 - 23 離隔すること。ただし、当該非常電源回路に、耐火電線の基準に適合する電線(以 下「耐 火 電 線 」という)を使 用するか、又 は次 の表 に定める保 護を講じる場 合にあっ ては、この限りでない。 電線等の種類 施工の種類 ・ 鋼 帯 が い 装 ケ ー ブ ・ 金属管工事 ル ・ 金属製可とう電線管 ・ その他 こ れら と 同 等 ・ 合成樹脂管工事 以 上 と認 められる電 線 保 護 方 法 (1) 耐 火 構 造 と し た 主 要 構 造 物 に 深 さ20mm 以 上 埋設すること。 (耐火保護の方法 (1)による場合に限 (2) 厚さ20mm以上のラスモ ルタル等で保護する。 る) (3) その他 (1)及 び(2)と同 等 以 上 の耐 火 性 能 を有 すると認 められる方 法 と すること。 ・バスダクト ・バスダクト工事 (4) 上 記 (1)から(3)までに 定 める方 法 、若 しくは耐 火 性 能を有するバスダク トを使用すること。 (3) 配線機器等一般負荷 回路に係るものと、当該非常電源回路に係るものを不燃材 料で区画すること。ただし、水平距離15cm以上離隔する場合は、この限りでない。 3 - 24 第 2 章 据付配線工事 第 1 節 共 通 事 項 1. 一般事項 (1) 本工事は、各電気機器の据付け並びに配線工事を施工するものである。工事は、 電気的機械的に安全かつ美麗にして、耐久性に富み保守点検が容易なよう施工す る。 (2) 配電盤等の機器の据付け位置、配線路の詳細な位置の決定については、監督員 の指示を受けるものとする。 2. 配線の防火措置 (1) 防火措置を施す配線の布設 建築 基準 法及び消 防法で定める防 火措 置を施す配線は、耐 火構 造の主要 構 造 部に金属管を埋設するか、又は同等以上の防火措置を施すため耐熱配線とする。 この場 合 の、耐 熱 配 線 は防 災 設 備 及 び施 設 場 所 に応 じた耐 熱 階 級 の耐 熱 配 線 と する。 (2) 配線の防火壁等の貫通 ア 金属管が防火区画を貫通する場合は、下記のいずれかの方法による。 防火区画壁等の両側に1m以上の距離を設け、次のいずれかの方法による。 (a) 金属管と壁等とのすき間に、モルタル及び耐 熱シール材等の不燃材料を充 てんする。 (b) 金属管と壁等とのすき間にロックウール保温材を充てんし、厚さ1.6mm以上 の鋼板でおさえる。なお、鋼板の端部は折り曲げる。 (c) 金属管と壁等とのすき間にロックウール保温材を充てんし、その上をモルタル でおさえる。 (d) イ (a) 国土交通大臣の認定を受けた工法とし、貫通部に適合したものとする。 金属ダクトが防火区画を貫通する場合は、下記の(a)及び(b)の方法による。 金属ダクトと壁等とのすき間に、モルタル等の不燃材料を充てんする。なお、 モルタルの場合は、クラックを生じないように数回に分けて行う。 (b) 防火区画を貫通する部分の金属ダクトの内部に、ロックウール保温材を密度 150kg/m 3 以上に充てんし、厚さ25mm以上の繊維混入けい酸カルシウム板 (以下 、耐 火 仕切 板という)で押さえる。また、耐 火仕 切 板から50mmまでの電 線相互及び耐火仕切板と電線のすき間には耐熱シール材を充てんする。 ウ (a) ケーブルラックが防火区画を貫通する場合は、下記のいずれかの方法による。 ケーブルと壁等の隙 間 に、ロックウール保温 材を密度150kg/m 3 以上に充 てんし、厚さ25mm以上の耐火仕切板で押さえる。また、ケーブル相互の隙間、 3 - 25 耐火仕切板とケーブルとの隙間、耐火仕 切 板から50mmまで、及 び耐火仕切 板と壁等の隙間は耐 熱 シール材 を充 てんする。また、ケーブルラックのケーブ ル増設用の金属管は、防火区画壁等の両側に1m以上突出した上、管端は金 属製のふたで閉そくするか、又は耐熱シール材を詰める。ただし、アルミ製ケー ブルラックは防火区画を貫通させない。 (b) エ 国土交通大臣の認定を受けた工法とし、貫通部に適合したものとする。 金属ダクト及びケーブルラックが防火区画された配線室の内部の床を貫通する 部分で、耐火処置を要する場合は、壁面に準じて施工する。 (3) そ の 他 施 工 後は、ケーブル防 災 設 備 協 議 会の認 定ラベルに施 工 会 社 名 及び施 工 年 月 を記入し、施工場所付近の見やすい場所(貫通箇所の両側)に表示する。 3. 壁貫通の配線等 (1) 床 及び壁等の貫通 箇 所で不必 要な開 口 部 はモルタル等を充 てんし、密 閉するこ と。 (2) 構造体を貫通し、直接屋外に通ずる管路には、屋内に水等が侵入しないように防 水処置を施す。 (3) 屋上で露出配管を行う場合は、防水層を傷つけないよう施工する。 4. 水密部の貫通等 水密部を貫通する場合は、防水コネクタ等を使用し水密を維持できるように施工す ること。ただし、防水コネクタ等は、JIS F 8802「船用隔壁・甲板用電線貫通金物」 により製造されたもの又は使用環境の水圧に十分耐える物を使用すること。 5. 絶縁抵抗及び絶縁耐力 (1) 低圧の屋内及び屋外配線の絶縁抵抗値 配線の電線相互間及び電線と大地間の絶縁抵抗値は、JIS C 1302「絶縁抵抗 計」によるもので測定し開閉器で区切ることのできる電路ごとに、10MΩ以上とする。 なお、機器を含む絶縁抵抗値の測定を行う。 (2) 高圧の屋内配線、架空配線、地中配線及び高圧機器の絶縁耐力 電線相互間(各芯シールドケーブルを除く)及び電線と大地間に最大使用電圧の 1.5倍の試験電圧を加え、連続して10分間これに耐えるものとする(ただし、新設ケ ーブル及び新設機器に限る)。 6. アンカー (1) あと施工アンカーを設けるための穿孔は、次による。 ア 穿孔に使用する機械は、アンカーの種類、径及び長さ、施工条件等を勘案し、 3 - 26 適切な機械を選定する。 イ 穿孔作業には、振動ドリル、ハンマードリル等を使用し、必要埋込み深さを確保 するため、穿 孔 深 さのドリルへの表 示 やストッパ付きドリルの使 用 等 の措 置をす る。 ウ 穿孔された孔は、所定の深さがあることを確認する。 エ 穿孔後、切粉が残らないようブロア、ブラシ等で孔内を清掃する。 (2) 接着系アンカーを使用する場合は、所定の強度が発現するまで養生を行う。 3 - 27 第 2 節 据 付 工 事 1. 共通事項 (1) 各機器の現地搬入に際しては、監督員と十分協議し、その承諾を得たのち行う。 (2) 各機器の搬入及び据付けは、各機器を十分養生し、損傷等を与えないよう行う。 (3) 各 機 器 、盤 及 び配 管 類 は、その構 造 を十 分 考 慮 し、「設 計 用 標 準 水 平 震 度 (K s)」(付則-5)により地震時の水平移動、転倒等を検討し、堅固に据付けるものとす る。 (4) 屋 外 、沈 砂 池 等 に設 置 する各 機 器 は、浸 水 レベル等 を考 慮 して、機 器 の荷 重 を 安全に支持できる基礎の上に設置する。 (5) 据 付け用の架 台、基 礎ボルト等は、各 機器 の重 量、構 造 及び取 付け面の構 造を 十分考慮し、その形状等を決定するものとする。 (6) 自 家 発 電 設 備 等の主 要 機 器の基 礎 ボルトは、原 則として基 礎 コンクリートの鉄 筋 に結 束 することとし、施 工 完 了 後 監 督 員 の確 認 を受 ける。ただし、監督 員 の承 諾 を 得た場合は下記のとおりとすることができる。 また、別 途 土 木 工 事 ・建 築 工 事 により築 造 された基 礎 で、箱 抜 きがある場 合 は除 く。 ア 主要機器の基礎ボルトを基礎コンクリートの鉄筋に溶接すること。 イ 配電盤等の一般機器の基礎ボルトに接着系アンカを使用すること。 ウ 配 管 及び配 管 支 持 材 等 の固 定 にコンクリートアンカ(打 込 み式)を使 用 するこ と。 2. 自立形配電盤の据付け (1) 電気室管理室等に据付ける場合 ア 各盤は、垂直、水平に堅固に固定する。 イ 各盤が、列盤となる場合は、その前面が一直線上に揃うよう調整の上、アンカボ ルトにて、チャンネルベースを固定する。 ウ フリーアクセスフロア上 に据付ける場合は、形 鋼等にて架台を製作 し、フリーア クセスフロア自体には、盤の重量がかからないよう据付ける。なお、架台は建築ス ラブ上に堅固に固定する。 エ 奥行きが小さい盤は、必要に応じて転倒防止を考慮し施工を行う。 (2) 現場に据付ける場合 ア (a) コンクリートスラブ上に据付ける場合 高さ10cm程度のコンクリート基礎を設け、その内部に、溝形鋼(屋外及び防 滴形の盤において、腐食等の恐れがある場合は溶融亜鉛めっき仕上げ等の防 食のすぐれたもの)を埋込み、それにチャンネルベースを固定し据付ける。なお、 溝形鋼は、アンカボルト等にて、コンクリートスラブに固定する。 3 - 28 (b) コンクリートスラブ面は、十分目荒しを行う。 (c) コンクリート基 礎は、モルタルの上 塗 り(15mm厚 程 度 )を行 い、仕 上 げを行 う。 (d) 屋外及び水気の多いところに設ける基礎には、水切り勾配をとる。 イ 金属製歩廊上等に据付ける場合 歩廊の構造等を十分考慮し、歩廊の補強を行い据付ける。 ウ 屋外地面上に据付ける場合 (a) コンクリート基礎等を製 作し、据付けるが、基 礎が沈下しないように特に考慮 する。 (b) 屋外に設ける基礎には、水切り勾配をとる。 エ フロート式水位計を据付ける場合 (a) 防波管の上端レベルは必ず耐水レベル以上とする。(下水道施設適用) (b) チャンネルベース側面に換気口(SUS製網付 )等を設け、盤内にポンプ井等 の臭気ガス及び水蒸気が入らないように対策を施すこと。 3. スタンド形(ポスト形)機器の据付け (1) コンクリートスラブ上に据付ける場合 ア 高 さ10cm程 度のコンクリート基 礎を設け、コンクリートスラブに取付 けたアンカ ボルト等により固定する。 (2) 金属製歩廊上等に据付ける場合 ア 歩廊上に、等辺山形鋼等(屋外及び防滴形の盤については、溶融亜鉛めっき 仕上げ等の防食のすぐれたもの)で製作されたベースを固定し据付ける。 イ 歩廊の構造等を十分考慮し、歩廊の補強を行い据付ける。 (3) その他については本節2.(2)ア-(b),(c)、ウ に準ずる。 4. 据置形機器の据付け 据付け面のコンクリートを水平に仕上げ機器に適合するボルト等により堅固に固定 する。 5. 消防用設備機器等の取付け 消防用設備機器等の取付け高さは、法令に定めるところによる。 3 - 29 6. オリフィス用導圧管の取付け (1) 検出器から伝送器までの距離は、原則として7mを越えないようにすること。 (2) 配 管は出来 るだけ短 くするが高 低 温プロセスの場 合は、伝 送 器の許 容 接 液 温 度 を考慮して、適当な温度降下、温度上昇を持つ長さとする。 (3) 導圧管の口径選定基準(最小口径)を下記に示す。 計装機器 配管長m 1以下 1<L≦7 7<L≦15 流 体 ガス体 液体 ガス体 液体 ガス体 液体 ±0.1kPa 25A 25A 50A 圧 ±1kPa 15A 25A 圧 力 力 +1~5kPa 8A 15A 計 15A ±50kPa以上 8A 8A 0.5kPa以下 25A 25A 50A 差 圧 差 0.5~5kPa 8A 15A 25A 15A 式 5~30kPa 8A 流 圧 8A 15A 15A 30kPa以上 量 3 - 30 第 3 節 電 路 工 事 1. 共通事項 (1) 電路の大きさは、図面又は特記仕様書によるものとするが、特に記載なき場合は、 下記のとおりとする。 ア 電 線 管、合 成 樹 脂 管 及 び可 とう電 線 管 のサイズは、ケーブル、絶 縁 電 線 の仕 上り断面積の総和が、管の内断面積の32%以下になるように選定する。 イ 金 属ダクト、ピット及びトラフのそれは、電 力 ケーブルは20%以下 、計 装・制 御 ケーブルは50%以下となるようにする。 ウ ヒューム管等のケーブルの占有率は25%以下とする。 (2) 電路が、構造物のエクスパンション部を通過する場合は、電路に伸縮装置を設け る等適当な処置を施す。 (3) 屋外及び沈砂 池等の配管、ラック、ダクト等 の支持材料は、形鋼 の溶融亜鉛めっ き仕上げ又はステンレス製形 鋼とする。なお、Uボルト、アンカーボルト等はステンレ ス製とする。ただし、監督員の許可を得た場合に限りパイプ用C型鋼等を使用しても よい。 2. 金属管工事 (1) いんぺい配管の布設 ア 管の埋込み及び貫通 は、監督員の指示に従い、建造物の構造 及び強度に支 障のないように行う。 イ 管の切り口は、リーマ等を使用して平滑にする。 ウ ボックス類は、造営 材 その他に堅固に取付 ける。なお、点検できない場所に設 置してはならない。 エ 幹線の配管が下記の場合は、プルボックス又はジョイントボックスを設ける。 (a) 配管の1区間が30mを超える場合 (b) 配管の1区間に3個以上の直角又はこれに近い屈曲個所がある場合 (c) 技術上必要とする場合 オ 分岐回路の配管の1区間の屈曲個所は、4個所以内とし、曲げ角度の合計が2 70度を超えてはならない。 カ 管の曲げ半径(内側 半径とする)は、管内 径の6倍以上とし、曲げ角度は90度 を超えてはならない。 キ 管を造営材に取付けるには、Uボルト、サドル、ハンガ等を使用するものとし、取 付け間隔は2m以下とする。ただし、管端・管相互の接続点、管とボックスとの接 続点では、接続点に近い箇所及び管端で管を固定する。ただし、容易に点検が できる電気シャフト、パイプシャフトは露出 配 管の布 設に準ずる。また、サドルは 監督員の承諾により使用できるものとする。 3 - 31 ク U字配管は原則として行わない。 ケ コンクリート埋込みとなる管路は、管を鉄線で鉄筋に固定し、コンクリート打込み 時に容易に移 動しないようにする。なお、コンクリート打 設が十 分 確保 されるよう 管相互離隔、コンクリート被り厚に留意して施工すること。 コ ボックスの外箱等は、型枠に堅固に取付ける。 なお、ボックスの外 箱 等 に適 合 する仮 わくを使 用 した場 合 は、ボックスの外 箱 等を取付けたのち、その周囲にモルタルを充填する。 サ 水気の多い床面からの立ち上がり部分には、床面より50mmの高さまで防食テ ープ(2重巻き)を巻くこと。 (2) 露出配管の布設 ア 露出配管の布設は、前項ア~クに準ずる。 イ 露出配管は、天井又 は壁面に沿って布設し、立上げ又は引下げる場合は、パ イプシャフトその他壁面若しくは支持金物に沿って布設する。 ウ 管を支持する金物は、スラブその他の構造体に堅固に取付ける。 エ 雨のかかる場所では、雨水侵入防止処置を施し管端は下向きに曲げる。また、 屋外や沈砂池等に施工する場合のボックス類との接続個所は、シール材等にて 防水の処理を行う。 オ フロアレベルより高さ2m以下の場所で、管を造営材等に取付ける場合には、U ボルト、サドル等を用 いて突 起 物のないように取 付 ける。ただし、監 督 員の承 諾 を得て保護キャップを取付けて施工することもできる。 カ H形 鋼 、溝 形 鋼 に配 管 支 持 材 を取 付 ける時 は、溶 接 を原 則 とするが、監 督 員 の承諾を得た場合に限り、クリップ等を使用してもよい。 キ 水気の多い床面を貫通する場合は、貫通部及び床面より50mmの高さまで防 食テープ(2重巻き)を巻くこと。 (3) プルボックスの設置 ア プルボックスは、原則としてスラブその他の構造体に堅固に吊り下げて取付ける ものとし、スラブに取 付 ける場 合は、あらかじめ取付 用インサート又はボルト等を 埋込む。やむを得ない場合はコンクリートアンカ(打込み式)等を用いる。 イ プルボックスの吊りボルトは、径9mm×4本以上とする。ただし、長辺の長さが3 00mm以下のものは径9mm×2本、200mm以下のものは径9mm×1本とする ことができる。 (4) 管の接続 ア 管相互の接続は、カップリングを使用し、電気的、機械的に十分な強度を確保 するように行うこと。ただし、ねじなしカップリングはいんぺい部分で、かつ特記仕 様書に記載若しくは監督員の承諾のある場合のみ使用できる。 管とボックス、分電盤等との接続がねじ込みによらないものには、内外面にロッ クナットを使用して接 続 部分を締 付け、管 端には、絶 縁ブッシング又はブッシン 3 - 32 グを設ける。また、露出配管においてはステンレス製、溶融亜鉛めっき仕上げ及 び真ちゅう製以外のロックナット、コネクタ等は塗装を行うこと。 イ 湿度の多い場所又は水気のある場所に布設する配管は、管内部及びボックス 内に水が侵入しにくいようにシール材等で防湿又は防水処置を施す。また、ボッ クスその他付属品及び管相互の接続には、ねじ込み形のものを用い、オイルペ イント等の耐水防食塗料をあらかじめ塗布して接続する。 ウ 管のねじ切り部分にはさび止め塗装を行い、接地用ボンディングをとる場合は、 ねじ部分以外の個所とする。 (5) 配管の養生、清掃 ア 管に水気、じんあい等 が浸入し難いようにし、コンクリート打ちの場 合は管 端に パイプキャップ又はブッシュキャップ等を用いて十分養生する。 イ 管及びボックスは配管完了後速やかに清掃する。ただし、コンクリート打ちの場 合は型わくを取りはずした後、速やかに管路の清掃、導通調べを行う。 3. 合成樹脂管工事(VE管及びHIVE管) (1) 合成樹脂管の布設 合成樹脂管は、重量物の圧力又は著しい機械的衝撃を受けるおそれがないように 布設すること。 (2) いんぺい配管の布設 ア いんぺい配管の布設は、本節2.(1)に準ずる。 イ 管を造営材に取付けるには、サドル、ハンガー等を使用し、取付け間隔は1.5 m以 下 とする。ただし、管 相 互 及 び管とボックス等 との接 続 点 又 は管 端から0.3 m以下の箇所で管を固定する。なお、温度変化による伸縮性を考慮して締付け るものとする。 ウ 管を加熱 加 工する場 合は、過 度にならないようにし、焼 けこげを生 じないように 注意する。 エ 管をコンクリートに埋込む場合は、配管時とコンクリート打ちのときの温度差によ る伸 縮を考 慮して、原 則として接 続部3個 所 に1個の割 合で伸 縮カップリングを 使用して施工する。 (3) 露出配管の布設 露出配管の布設は、本節2.(2)に準ずる。ただし、管の支持間隔は1.5m以下とす る。 (4) プルボックスの設置 プルボックスの設置は、本節2.(3)に準ずる。 (5) 管の接続 ア 管及び付属品は、機械的に完全に連結する。ただし、伸縮カップリング部分は、 ルーズ接続とする。 3 - 33 イ 管相互の接続は、原則として、TSカップリングによって行う。なお、この場合は、 TSカップリング用の接着剤をむらなく塗布して、完全に接続する。 ウ 管とボックスとの接続は、原則として、ハブ付ボックスによるか、又はコネクタを使 用し、上記に準じて行う。 エ 湿気の多い場所及び水気のある場所における接続は、接着剤を用いて、特に、 防湿、防水に注意する。 (6) 配管の養生、清掃 配管の養生及び清掃は、本節2.(5)に準ずる。 4. 可とう電線管工事 (1) 管の布設 ア 可とう電線管は、重量物の圧力又は著しい機械的衝撃を受けるおそれがないよ うに布設すること。 イ 可とう電線管は、ビニル被覆金属可とう電線管又は相当品(防水性能IP67)と する。 ウ 可とう電線管及び付属品相互は、機械的電気的に連結し、かつ、造営材に1m 以下の間隔で堅固に取付ける。 エ 管の曲げ半径(内側半径とする)は、管内径の6倍以上とし、管内の電線が、容 易に引き替えることができるように布設する。ただし、露出場所又は点検できるい んぺい場所で、管の取りはずしが容易に行える場所において、工事上やむを得 ない場合は、監督員の承諾を得て、管内径の3倍とすることができる。 オ ボックスとの接続は、コネクタを使用し堅固に取付ける。 カ 可とう電線管を他の金 属 管等 と接続する場 合は、コネクタにより機 械 的に完 全 に連結する。 キ 管の端口には、電線の被覆を損傷しないように、ブッシング又はコネクタ等を使 用する。 ク 可とう電線 管の両端は、管内に接 地 線を入れるか、外 部にボンド線を沿わして 電気的結合をとること。 ケ 屋外及び湿気の多い場所に使用する場合は、耐候性のあるビニル被覆及びコ ネクタ部の材質はZDC(亜鉛合金ダイカスト)等の耐食性のあるものとする。 (2) 使用場所 ア 屋 内 (ケーブル保 護 に使 用 する場 合は、屋 外も可 )で器 具 とボックス間 等の短 小な部分 イ エクスパンション部分 5. 金属ダクト工事 (1) ダクトの布設 3 - 34 ア ダクトをコンクリートに取付ける場所は、あらかじめ取付け用インサート、ボルト等 を埋 込 む。やむを得 ない場 合 は、十 分 な強 度 を有 するコンクリートアンカ(打 込 み式)等を使用する。 イ ダクトは、内部にじんあい及び水分が侵入し難いようにする。 ウ ダクトの支持間隔は3m以内とする。ただし、配線室内等の部分は6m以内の範 囲 で各 階 支 持 としてよい。なお、本 体 断 面 の長 辺 の長 さ600mm以 下 の吊 りボ ルト径は9mm以上とし、600mmを超えるものは12mm以上とする。 (2) ダクトの接続 ア ダクト相互 及びダクトと配分電盤、ブルボックス等 との接続は、突き合わせを完 全にし、ボルト等により電 気 的 機 械的に堅 固 に接 続する。なお、原 則として、体 裁を必要とする場所ではカップリング方式の接続とし、その他の場所では外フラ ンジ方式とする。 イ ダクトが床又は壁を貫通する場合は、貫通部分でダクト相互又はダクトプルボッ クス等の接続を行ってはならない。 6. バスダクト工事 (1) ダクトの布設 ア ダクトの支 持間 隔は3m以下 とし、造 営 材に堅ろうに取 付ける。ただし、配 線 室 内等の部分は6m以内 の範囲で各階 支 持としてよい。なお、ダクトをコンクリート に取付ける場合はあらかじめ取付け用インサート、ボルト等を埋込 む。やむを得 ない場合は、十分な強度を有するコンクリートアンカ(打込み式)等を使用する。 イ ダクトの内部にじんあい、水分が侵入し難いように、ダクトの終端部及びプラグイ ンバスダクトのうち、使 用しないさし込み口は閉そくする。ただし、換 気形の場合 はこの限りではない。 ウ ダクトを垂 直に取 付 ける場 合 は、必 要に応じスプリング等を用いた防 振 構 造の 支持物を使用する。 エ ダクトは、必要に応じて、伸縮装置を設ける。 (2) ダクトの接続 ア ダクト相互、ダクトと配分電盤等及び導 体相 互の接続は、突き合わせを完全に し、ボルト等により電気的機械的に完全に接続する。 イ ダクトが床又は壁を貫通する場合は、貫通部分で接続してはならない。 7. ケーブルラック工事 (1) ケーブルラックの布設 ア ケーブルラックの水平支持間隔は、鋼製2m以下(アルミ製1.5m以下)とし、造 営材に堅ろうに取付ける。また、垂直支持 間 隔 は3m以下とする。ただし、配 線 室内等の部分は6m以内の範囲で各階支持としてよい。 3 - 35 イ ケーブルラック支持は、等 辺 山形 鋼、溝 形 鋼 又は吊ボルトにより行う。なお、サ イズ等は、図面又は特記仕様書による。 ウ アルミ製ケーブルラックは、溶融亜鉛めっきを施した支持物にて異種金属接 触 腐食に十分注意し行う。 エ ケーブルラックの終端には、ケーブルラックエンドを設ける。 オ ラックの桁高さは、鋼製は70mm、アルミ製は60mmを標準とする。 カ ケーブルラックの本 体 相 互 の接 続は、堅 ろうで、かつ、容 易 にゆるまないように 電気的、機械的に完全に接続する。 キ 構造物のエキスパンション部分は、ケーブルラックを縁切りするように施工し、直 線距離が鋼製30m以上(アルミ製15m以上)布設ごとに伸縮継手を設ける。な お、これらを設けた場合はボンディングを施す。 8. ケーブルピット工事 (1) ケーブルピットの布設 ア ピットは、堅ろうで、重量物の圧力に耐え、かつ、水が侵入し難い構造とする。 イ ピットは、その中のたまり水を排除できる構造とする。 ウ ピットの蓋で縞 鋼 板 製 のものは、板 厚3.2mm以上 とし、必 要に応 じて裏 面より 等辺山形鋼等により補強する。 エ 蓋の要所には、取外し用の孔又は埋込式U字金物(手掛金物)を設ける。 オ ピットの上端には、等 辺山 形 鋼及び平鋼の溝縁 金 物を取付ける。管理 室 等で、 床の仕上がりが、タイル張り等の場合の蓋は、板厚3.2mm以上の鋼板に同じタ イル等を張り、必要に応じて裏面より等辺山形鋼等により補強する。 カ ピット内部は、モルタルにて仕上げる。 9. 地中埋設工事 (1) 他の埋設物との取合い処理 ア 電力 線、通 信線、水 道 管等の地下 埋 設物については、あらかじめよく調査し、 その所在を確実につきとめてから工事に着手する。 イ ガス管等が露出した場合は、その部分の掘 削 は特に慎重に行い、ガス漏れ等 異常を発見した場合は、直ちに監督員及び関係者に通報して処置を待つ。 ウ ガス管等を防護する必要があるときは、関係者と協議する。 (2) 掘削及び埋戻し ア 掘 削幅は、地 中 配 線 が施工 可 能な範 囲の最 小幅 とし、掘 削 面が、コンクリート 又はアスファルト舗装の場合には、カッター等を使用し施工する。 イ 掘削に際して、土砂が崩壊の恐れがある場合又は1.5m以上掘削する場合は 土留めを行う。 ウ 底面は、均一となるように行う。 3 - 36 エ 雨 水 、湧水 、外 部 からの流 入 水 等は、適 切 な方 法で流 入 を防 止 し、排 水を行 う。 オ 埋戻しには、十分な転圧を行い、その後、原形に復しておくものとする。 カ 透水 性舗装の復旧は、原則として透 水性 舗 装で行うこと。ただし、小規 模の場 合は監督員と協議のうえ復旧すること。 (3) 布設方法 ア 管路式は車両その他の重量物の圧力に耐えられるように布設するものとする。 なお、呼び径が200mm以下であって第3編第1章第2節5.地中ケーブル保護材 を使用する場合の埋設深さは次のとおりとする。 (a) 車両等の重量物の圧力を受けるおそれのある場所の場合は、地表面(舗装 がある場合舗装(路盤含む)下面)より深さ0.6m以上とする。 (b) その他の場合は、地表 面(舗装がある場合舗 装(路盤含む)下面)より深さ0. 3m以上とする。 イ 電路の屈曲箇所、道路横断及び直線部分の30m程度ごとには、コンクリート製 の埋設標示 杭を設け、底部はコンクリートで固定する。ただし、舗装面について は、鉄製表示ピンとする。また、その場合は地表面よりピンが突出しないよう施工 する。 ウ 電線管の布設 (a) 電線 管、SGP管 及び波付 硬 質合 成樹 脂 管 (高圧 配線は難燃 性)の布設は、 地 面を掘 削 し、その底 面を突 固 めた上 に、山 砂を均 一 に50mm程 度 敷 き、そ の上 に管を布 設 し、また、管 の上 部 100mm程 度 まで同 質 の砂 を用 い締 固 め る。 (b) 防食処理されていない鋼管及び金属 管には、厚さ0.4mmの防食 テープを 1/2重ね2回巻とする。 (c) 合成樹脂被覆鋼管を使用する場合は、地中部、立上り地上部共にねじの部 分及びラジアース部分 にはポリウレタン樹脂 塗装を施し、素早く接 続すること。 また、接続パイプとカップリングの継目には、その上からポリウレタン樹脂塗装を 施す。 (d) 電 線 管の地 中 からの立 ち上 がり部 分 には、立 ち上 がりより30cmの高 さまで 防食テープ(2重巻き)を巻くこと。 (e) 屋外で露出となる部分がある場合は、コンクリート巻きとするか又は耐候性を 考慮して施工する。 エ 地中配 線(接地 線を含 む)には、2倍長 以上 重ねて合せた標識シートを管頂 と 地 表 面 (舗 装のある場 合は、舗 装 下 面 )のほぼ中 間 に設 け、概 ね2m間 隔で用 途、電圧種別等を表示する。 オ 管 相互は、下 記の間 隔をあけて布 設すること。ただし、自 消 性のある難 燃 性の 管を使用しない場合には第4節3による。 3 - 37 カ 呼び径 間隔(左右、上下) 30~50 50mm 60~150 70mm 100mm 200 ウ(a)により電 線 管を布 設 後の埋 戻し土 及び盛 土は、特記仕様書又は設計図 に記載がない場合は、根切り土の中の良質土を使用し、締固める。 10. 架空配線工事 (1) 建柱方法 ア 電 力 線、通 信 線 、ガス管 、水 道 管 等 の地 下 埋 設 物 についてあらかじめ調 査 し 監督員の承諾を得て、建柱位置を定める。 イ 末 口 19cm以 下 の電 柱 (設 計 荷 重 6.87kN以 下 )の根 入 れは、下 記 のとおりと する。 全 ウ 長 根入れ深さ 15m以下 全長の1/6以上 15mを超え16m以下 2.5m以上 2.8m以上 16mを超え20m以下 根かせは、原則として電柱1本に1本以上を使用し、その埋設深さは、地表下3 0cm以上 とする。ただし、地 盤 が軟 弱 な場 合 には必 要 に応 じ、底板 、抱 き根 か せ、抱き根はじきを取 付 ける。なお、原 則として根かせは本 柱 と同質のものを使 用する。 エ コンクリート根かせは、径13mm以上の亜鉛めっきUボルトで締付けるものとし、 木製根かせは、径4mmの亜鉛めっき鉄より線で巻付けステープルで打留める。 オ 電柱には足場ボルトを設ける。足 場ボルトは、原 則として道 路に平 行に取 付け るものとし、地上1.8mの個所より、低圧架空線では最下部電線の下方約1.2m、 高 圧架 空線では高圧 用アームの下方 約1.2m(線 路と直 角)の個所まで、順 次 柱の両側に交互に取付け、最上部は2本取付ける。 (2) 腕金等の取付け ア 腕 金 等は、これに架 する電 線 の太 さ及 び条 数 に十 分 耐 えるもので、寸 法 は原 則として表3-3による。なお、腕金にがいしを取付ける場合は、必要に応じ亜鉛 めっきしたがいし振止め用金物を使用する。 表3-3 架線に適合する腕金の長さ 装 柱 架線条数 高 圧 片 出 2 1,500mm以上 900mm以上 心 付 3 1,500mm以上 1,500mm以上 槍 出 2 1,800mm以上 - 3 1,800mm以上 - 3 - 38 低 圧 イ 腕 金 は、原 則 として1回 線 に1本 設 けるものとし、負 荷 側 に取 付 ける。なお、電 線引留柱においては、電線の張力の反対側とする。 ウ 腕金は、電線路の内角が大きい場合は、電柱をはさみ2本抱合せとし、内角が 小さい場合は両方向に対し別々に設ける。 エ 腕金は、十分な太さの亜鉛めっきボルトを用いて電柱に取付け、必要に応じア ームタイにより補強し、堅固にとめつける。 オ コンクリート柱で貫通ボルト穴のない場合には、腕金はアームバンドで取付け、 アームタイはアームタイバンドで取付ける。 カ 抱腕金となる場合は、抱ボルトを使用し、平行となるように締付ける。 キ 腕金の取付け穴加工は、防食処理前に行う。防食処理後に穴あけの必要を生 じた場合は適当な取付け金具を使用し、穴あけをしてはならない。 (3) がいし取付け がいしの間の距離は、高圧線間40cm以上、低圧線間30cm以上とする。なお、昇 降用の空間を設ける場合は、電柱の左右両側を30cm以上とする。 (4) 支線及び支柱 ア 支 線 及び支 柱の本 柱 への取 付 け位 置は、原 則として高 圧 線の下 方とする。な お、支 線 は高 圧 線 より20cm以 上 、低 圧 線 より10cm以 上 離 隔 させる。ただし、 危険の恐れがないように施設したものはこの限りでない。 イ 根開きは、原則として電柱地上高の1/2とする。 ウ 支線は安全 率2.5以 上とし、かつ、許容 引張荷重440kg以上の太さの亜鉛め っき鋼より線を使用する。また、支柱は本柱と同質のものを使用する。 エ 支線を電柱に取付けるには、支線バンドを用い堅固に取付ける。 オ 支線の根かせは、その引張荷重に十分耐えるように施設し、その埋設深さは本 柱根入れの深さに準ずる。支線下部の腐食の恐れのある支線は、その地ぎわ上 下約30cmの個所には、支線用テープを巻付ける等、適当な防食処理を施す。 ただし、支線棒を用いる場合はこの限りでない。 カ 低圧又は高圧の架空電線路に使用する支線には玉がいしを取付け、その位置 は支線が切断された場合にも地上2.5m以上となる箇所とする。 キ 人及び車両の交通に支障の恐れがある支線には、支線ガードを設ける。 ク 高圧架空電線支持物として使用する電柱には、下記により支線の施設をする。 (a) 電線路の水平角度が5度以下の箇所に施設される電柱であって、当該電柱 の両側の径間の差が大きい場合は、その径間の差により生ずる不平均張力に よる水平力に耐える支線を、電線路に平行な方向の両側に設ける。 (b) 電線路の水平角度が5度を超える箇所に施設される電柱は、全架渉線につ き、各 架 渉 線 の想 定 最 大 張 力 により生 ずる水 平 横 分 力 に耐 える支 線 を設 け る。 (c) 電線路の全架渉線を引留める箇所に使用する電柱には、全架渉線につき、 3 - 39 各 架 渉 線の想 定 最 大 張 力に等しい不 平 均 張 力による水 平 力に耐える支 線を 電線路に平行な方向に設ける。 ケ 支柱を取付けるには、適合した取付け金具を使用する。 3 - 40 第 4 節 配 線 工 事 1. 電線の種類 (1) ケーブルの種類 回 路 ケーブルの種類 略記号 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレ EM-CE 電源・動力回路 (特別高圧を除く) 制御 ・ EM-CE-T 耐火ケーブル EM-FP-C NH-FP-C 600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線 EM-IE 600V二種ビニル絶縁電線 HIV 制 御 用 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリ エ 標 準 チレンシースケーブル(銅 テープシール ド付) 計器 回路 ンシースケーブル 仮設工事 制 御 用 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリ エ チレンシースケーブル 弱 電 計 装 用ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性ポ 計装回路 リエチレンシー スケー ブル(銅 テープシ ールド付) 着 色 識 別 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリ エチレンシースケーブル(ラミネートテー プ巻き) 着 色 識 別 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリ エチレンシースケーブル(静 電 遮 へい 弱電・通信回路 付) EMCEE-S EM-CEE EMJKEE-S EMCCP-AP EMFCPEE-S 耐 燃 性 ポリエチレンシース高 周 波 同 軸 ケーブル テレビジョン受 信 用 発 泡 ポリエチレン絶 縁 耐 燃 性 ポリエチレンシース高 周 波 同 軸ケーブル 光ファイバ ケーブル ステンレステープ 外 装 付 テープ スペー *SMサ型光ファイバケーブル SUS-T コード集合型光ファイバケーブル (PVCシース) そ の 他 コンピュータ用ケーブル 注1 光ファイバケーブルの*SM-SUS-Tは、光成端接続箱~光成端箱に適 用し、*は心線数を示す。 3 - 41 (2) ケーブル芯線の色別 回 路 電気方式 色 別 高 圧 回 路 三相3線式 青 白 赤 低圧電源・動力回路 三相3線式 黒 白 赤 制御・計装回路 製作所標準 通 信 回 路 製作所標準 注1 耐火電線、耐熱電線は製作所標準とする。 (3) 絶縁電線、ケーブルシース及び端末色別 回 色 路 別 シース色 端末色別 高 圧 回 路 黒 低圧電源・動力回路 灰 黒 AC 制御回路 黄 DC 青 計器・計装回路 赤 接 地 回 路 緑 通 信 回 路 製作所標準 電 子 電 線 耐熱・耐火電線 (4) 電線の太さ 回 路 最小太さ 備 考 高圧引込回路 38mm 2 CB形の場合 その他の高圧回路 14mm 架空線の場合は5mm以上 低圧電源・動力回路 2mm 電 子 回 路 0.4mm 制御・計器回路 1.25mm 計 装 回 路 1.25mm 2 通 信 回 路 (5) そ の 他 2 2 0.5mm 20C以上に限る 2 電子式回路は0.4mm以上 ケーブル電源種別ごとに30C以下のものを使用する。ただし、電源種別ごとに分け ること。ただし、電子回路は製作所標準とする。 2. 電線の接続 (1) 電線の接続 ア 電線を接続する場合は、電気抵抗を増加させないようにし、また、電線の強さを 20%以上減少させてはならない。 イ 金属管、合成樹脂管、金属製可とう電線管、PF管、CD管、1種金属線ぴ及び 3 - 42 フロアダクト等の内部では電線を接続してはならない。 ウ 電線の端末処理は芯線を傷つけないようにし、下記により行う。 (a) 絶縁電線等は、被覆をワイヤストリッパ法か鉛筆削法によりはぎ取る。 (b) 袋打コード及び丸 打コード等は段むきを行う。段むきの長さは、器 具端 子の 構造に適した長さとし、編組がほつれないように糸等で緊縛する。 エ 芯線相互の接続は、原則として、圧着(圧縮を含む。以下同じ)端子、ねじ込み 形電線コネクタ、スリーブ等の接続金具を使用する。 オ 圧着接続は、電線に適合した圧着端子を使用し、適合した圧着工具により、十 分圧着する。 カ ねじ込み形電線コネクタによる接続は、電線及びその施設場所に適合したねじ 込み形電線コネクタを用い、十分ねじ込む。 キ スリーブ接続は、電線及びその施設場所に適合したスリーブを用いる。 ク 低圧回路の絶縁電線の接続部分は、電線の絶縁部分と同等以上の絶縁効力 があるように、テープを半幅 以上 重ね合わせて巻付けるか、又は同 等以 上の効 力を有する絶縁物をかぶせる等の方法により絶縁する。ただし、電線の絶縁物と 同等以上の機械的強度及び絶縁効力のある接続器又はチューブ類を使用して 接続する場合は、テープ巻きを要しない。 ケ 耐火電線・耐熱電線の相互の接続は、ア~カに準じて行い、シリコンゴムテープ、 耐火テープ、自己融着テープ及び粘着性保護テープ等を用い、耐火層絶縁層、 絶縁保護層を形成させる。テープの巻回数等は、製造者の指定する工法及び 巻回数とする。 コ コード相 互 の接 続 は、適 合 する接 続 器 を用 いて行 い、直 接 接 続 してはならな い。 サ ポリエチレン絶縁 ケーブル又は架橋 ポリエチレン絶 縁ケーブルのシースをはぎ 取った後の絶 縁 体 に、直 射 日 光 又 は紫 外 線 が当たるおそれのある場 合 は、自 己融着テープ又は収縮チューブ等を使用して紫外線対策を施す。ただし、使用 場所に適合する紫外線対策が施されたケーブルを使用する場合は、この限りで はない。 シ 配線と器具線との接続は接続点に張力がかからず、器具その他により押圧され ないようにする。 (2) 電線と機器端子との接続 ア 電線と機器端子との接続は、接続点に張力が加わらないようにする。 イ 接続はゆるむ恐れのないように十分締 付け、振動 等によりゆるむ恐 れのある場 合は二重ナット又はばね座金を使用する。 ウ 機器端子が、押ねじ形、クランプ形又はこれに類する構造でない場合は、単線 を除き、圧着端子又は銅管端子を取付ける。 エ 電線を1本のみ接続できる構造の端子には、2本以上の電線を接続してはなら 3 - 43 ない。 オ 巻締め構造の端子で、電線が単線の場合には、電線をねじのまわりに緊密に3 /4周以上1周以下巻付ける。 カ 電線がより線で圧着端 子又は銅管 端子を取付けない場合は、素線 がばらばら にならないような処置 を施す。ただし、押ねじ形等の端 子に接続 する場合は、こ の限りでない。 キ 電線は本節2-(1)-エに準じて端末処理を施す。 ク 低圧 回 路の断 面 積14mm 2 以上60mm 2 未 満 の端末 処 理については、三又 管 又は二又管を用いて行う。また、それ未満のものについては下記による。 (a) ケーブルは、ケーブルシース、布テープ、介在ジュート等の順にはぎ取り、シ ールド付のものは、銅テープ又はアルミテープを傷つけないように注意する。 (b) 芯線相互の接続は、本節2-(1)に準じる。 (c) 低圧 回路の架橋ポリエチレンケーブル等の端 末処 理には、芯線に適合した 自己融着テープ及び絶縁テープを用い、半幅以上重ね合わせて巻付ける。な お、テープ色は端末色別の色と合わせる。 ケ 計器・制御回路用ケーブル等の端末処理は、絶縁テープのみとしてよい。 コ 低 圧 回 路の断 面 積 60mm 2 以 上 、高 圧 回 路 及 び特 別 高 圧 回路 のケーブルに は、すべてJCAA規格による端末処理材を用いて端末処理を施し、ブラケットに てケーブルを固 定する。また、引 込 等で耐 火 ケーブルを使 用する場 合は、JCA A規格に準拠した端末処理材を用いる。 サ ケーブルの末 端 付 近 には、接 続先 (盤 番号 、機 器 番 号 等)及 びケーブル記号 を記した表示 札(アクリル製又はファイバ製)をシースに取付ける。また、各芯 線 には、端子番号と同一のマークを記したマークチューブを取付ける。 シ 電線と圧着端子又は銅管端子との接続部分には、絶縁キャップを取付ける。キ ャップの色は、電線の被覆(ケーブルの場合は端末色別)の色に合わせる。ただ し、動力ケーブルの場合は盤側のキャップの色に合わせる。 ス 電動機等の端子台において、相回転を合わせるためにケーブルの色別を入れ 替 えた場合 には、接 続 図 を表 示 札 等 にて取 付 けるか、若 しくはマークチューブ 等を使用して、その接続が容易に確認できるように施工する。 セ 電動機の耐熱のクラスがB、F又はHである場合、電動機端子箱内の絶縁処理 に用いる絶 縁テープは、電 動 機の最 高 許容 温度 以 上の耐熱 性を有するものを 使用する。 ソ 高 圧 回 路 及 び特 別 高 圧 回 路 のケーブルの端 末 には、線 名 、施 工 業 者 名 、施 工者氏名、断面積、ケーブルの種類及び施工年月日を刻印したアクリル製の表 示札を取付ける。 タ 電 線 に沿 って端 子 台 及 びボックス等 に湿 気 が浸 入 する場 合 は、電 線 の回 りを パテ等で塞ぎ防湿処理を施す。 3 - 44 (3) そ の 他 ア 盤間を渡る制御回路には、予備芯線を設ける。 イ ケーブルの途中接続は行わない。 ウ 盤 内 に入 るケーブルは、ケーブルサポート金 具 にほう縛 材 料 (原 則 として合 成 樹脂結束帯は不可)で堅固かつ整然と固定すること。 エ 配電 盤はケーブル引込み後、開 口部をパテ等で塞ぎ、湿気、虫及 びガス等が 盤内に侵入し難いよう処理を施す。 3. 電路とその他のものとの離隔 (1) 低圧屋内配線と弱電流電線、水管及びガス管等との離隔 ア 低 圧 屋 内 配 線 が金 属 管 配 線 、合 成 樹脂 管 配 線 、金 属 製 可 とう電 線 管 配 線 、 金 属 ダクト配 線 、金 属 線 ぴ配 線 、バスダクト配 線 又 はケーブル配 線 の場 合 は、 弱電流電線、水管及びガス管、若しくは、これらに類するものと接触しないように 施設する。 イ 低 圧 屋 内配 線 が金 属 管 配 線 、合 成 樹 脂 管 配 線 、金 属 製 可 とう電 線 管 配 線 、 金属ダクト配線、金属 線ぴ配線 又はバスダクト配線の場 合は、電線 と弱電 流線 とを同 一の管 、線 ぴ及 びダクト若しくはこれらの付 属 品 又 はプルボックスの中 に 施設してはならない。ただし、低圧屋内配線をバスダクト配線以外の配線により 施設する場合において、下記のいずれかに該当するときは、この限りでない。 (a) 低圧屋内 配線の電線 と弱電流電線との間 に堅 ろうな隔壁を設け、かつ、金 属製部分にC種接地工事を施したダクト、ボックス又はプルボックスの中に施設 するとき。この場合において、低圧屋内配線を金属管配線、合成樹脂管配線、 金属製可とう電線管配線又は金属線ぴ配線により施設するときは、電線と弱電 流電線とは、別個の管又は線ぴに収めて施設すること。 (b) 弱電 流電 線が制 御回 路用の弱 電 流電 線であって、絶 縁電 線と同 等以 上の 絶縁効力あり、かつ、低圧屋 内配 線との識別が容易にできるものを使用すると き。 (c) 弱 電 流電 線にC種 接 地 工 事を施した金 属 製の電 気的 遮へい層 を有する通 信ケーブルを使用するとき。 (2) 高圧屋内配線と低圧屋内配線、弱電流電線等又は水管、ガス、若しくはこれに類 するものとの離隔は下記のいずれかによる。 ア 15cm以上離隔する。 イ 高圧のケーブルを耐火性のある堅ろうな管に収める。 ウ 高圧のケーブルと他のものとの間に耐火性のある堅ろうな隔壁を設ける。 (3) 地中電線相互及び地中電線と地中弱電流電線との離隔 ア 低圧地中ケーブルが高圧地中ケーブルと、又は低圧若しくは高圧 地中ケーブ ルと特別高圧地中ケーブルが接近又は交差するときは下記のいずれかによる。 3 - 45 ただし、マンホール及びハンドホール等の内部で接触しないように施設する場合 はこの限りでない。 (a) ケーブル相互は、30cm(低圧地中ケーブルと高圧地中ケーブル相互にあっ ては15cm)を越えるよう離隔する。 (b) それぞれの地中ケーブルを自消性のある難燃性の被覆を有するものとする。 又は、堅ろうな自消性のある難燃性の管に納める。 (c) いずれかの地中ケーブルを不燃性の被覆を有するケーブルとする。 (d) いずれかの地中ケーブルを堅ろうな不燃性の管に納める。 (e) 地中ケーブル相互の間に堅ろうな耐火性の隔壁を設ける。 イ 低圧・高圧又は特別高圧ケーブルが地中弱電流電線等と、接近又は交差する 場合は、下記のいずれかによる。 (a) 低圧又は高圧ケーブルと地中弱電流電線等とは、30cmを越えるよう離隔す る。 (b) 特別高圧ケーブルと地中弱電流電線等とは、60cmを越えるよう離隔する。 (c) 低 圧、高 圧 又は特 別 高 圧ケーブルと地中 弱 電 流 電 線 等との間 に、堅 ろうな 耐火性の隔壁を設ける。 (d) 低圧、高圧又は特別高圧ケーブルを、堅ろうな不燃性の管又は自消性のあ る難燃性の管に収め、当該管が地中弱電流 電線等との直接接触 しないように 布設する。 (4) 発熱部との離隔 ア 外部の温度が50℃以上となる発熱部と配線とは、15cm以上離隔する。ただし、 工事上やむを得ない場合は、ガラス繊維等を用い、断熱処理を施すか、又は同 等以上の効果を有する耐熱性の電線を使用する。 4. 金属管配線 (1) 通線する場合に潤滑剤として絶縁被覆をおかすものは使用してはならない。 (2) 通線は、通線直前に管内を十分清掃し、なるべく天井、壁等の仕上塗りが乾燥し てから行う。また、通線に際して、電線が破壊又は汚損しないよう十分養生する。 (3) 通線に機械引きは、認めない。 (4) 予備配管には、導入線(樹脂被覆鉄線等)を入れておくものとする。 5. 合成樹脂管配線 前項に準ずる。 6. 可とう電線管配線 前項に準ずる。 3 - 46 7. 金属ダクト配線 (1) ダクト内では、電線の接続は行わない。 (2) ダクトの蓋には、電線の重量がかからないようにする。 (3) ダクト内の電線は、用途ごとに支持材の上に整然と並べ布設する。ただし、垂直に 用いるダクトでは、1.5m以下ごとにほう縛材料(合成樹脂結束帯は不可)で堅固に とめる。 (4) ダクト内から電線を外部に引出する部分は金属ダクトの貫通部分で電線を損傷す る恐れがないよう施工する。 (5) ダクトに「高圧」・「動力」・「制御」等の配線種別が分かるように、シール等にて一定 間隔で表示をする。 8. ケーブルラック配線 (1) ケーブルラック上 の電 線 は、用 途 ごとに整 然 と並べほう縛 材 料 (合 成 樹 脂 結 束 帯 は不可)で堅固にとめる。結 束 間隔は、水 平 部では3m以下 、垂 直 部では1.5m以 下とする。 (2) 原則として、高圧及び低圧ケーブルを同一ケーブルラック上に布設しない。 (3) ケーブルを曲 げる場 合 は、被 覆 損 傷 しないように注 意 し、その屈 曲 半 径 は、下 記 による。 ア 高圧ケーブルは、仕上り外径の10倍以上とする。 イ 低圧ケーブルは、仕上り外径の6倍以上(単心ケーブルにあっては8倍以上)と する。 ウ 金属被覆のあるケーブルは、仕上り外径の12倍以上とする。 (4) ケーブルを、垂 直に布 設する場 合は、上 端にケーブルの荷 重がかからないよう施 工する。 (5) ケーブルラックに「高圧」・「動力」・「制御」等の配線種別が分かるように、シール等 にて一定間隔で表示をする。 9. ケーブルピット配線 (1) ピット内に配線する場合は、整然と布設する。 (2) 水気の侵入するおそれのある場合は、ケーブルが直接底を這わないように布設す る。 (3) ケーブルを曲げる場合は、前項8-(3)に準ずる。 (4) 光ファイバケーブル及びLANケーブルをピット内に布設する場 合は、他のケーブ ルの重 量 の影 響 を受 けないように浮かせるか、保 護 管 等 に収 めて施工 する。また、 すでに光 ファイバケーブル及びLANケーブルが、ピット内に布 設 されている場 合 も 考慮して施工する。 3 - 47 10. 地中配線 (1) ケーブルの屈曲半径は、前項8-(3)に準ずる。 (2) ケーブルはハンドホール、マンホール内 、引 込 口 及び引 出 口 近 くで余 裕をもたせ る。 (3) ケーブルを建物屋側又は電柱に沿って立上げる場合は、地表2.5mの高さまで電 線管等に収め、端部に水切り等の防水処置を施すこと。 (4) 予備配管には、導入線(樹脂被覆鉄線等)を入れておくものとする。 11. 光ファイバケーブル配線 (1) 光 ファイバコードと機 器 端 子は、コネクタで接 続し、その接 続 損 失 は0.75dB/1 箇所以下とする。また、余長を納める場合の屈曲半径は、30mm以上とする。 (2) 機 器 に接 続 するケーブル端 末 には、電 線 と同 様 に表 示 札 及 びマークチューブを 取付ける。 (3) 光ファイバケーブルの敷設作 業中は、光ファイバケーブルが傷まないように行い、 その屈曲半径(内側半径とする)は、仕上り外径の20倍以上とする。また、固定時の 屈曲半径(内側半径とする)は、仕上がり外径の10倍以上とする。 (4) 支持又は固定する場合には、光ファイバケーブルに外圧又は張力が加わらないよ うにする。 (5) 外圧又は衝撃を受けるおそれのある部分は、適当な防護処置を施す。 (6) 光ファイバケーブルに加わる張力 及び側 圧 は、許容 張力 及び許 容側圧 以下とす る。 (7) 光ファイバケーブルの敷設時には、テンションメンバに延線用撚戻し金物を取付け 一定の速度(10m/分程度以下)で敷設し、張力の変動や衝撃を与えないようにす る。 (8) 敷設時には、光ファイバケーブルの端末よりケーブル内に水が浸入しないように防 水処置を施す。 (9) 光ファイバケーブルを電線管等より引出す部分には、ブッシング等を取付け、引出 し部で損傷しないようにスパイラルチューブ等により保護する。 (10) 光 ファイバケーブルの敷 設 時は、踏んだり荷 重が光 ファイバケーブル上に加 わら ないように施工する。 (11) コネクタ付光ファイバケーブルの場合は、コネクタを十分に保護して敷設する。 (12) 光ファイバケーブルの構成材料に、LAPシース、テンションメンバ等の金属物を用 いている場合は、これらの金属物に誘導電圧が発生することがあるため、防止対策と して接地を施す。 3 - 48 12. 光ファイバケーブル相互の接続 (1) 光ファイバケーブル相互の接続は、アーク放電による融着接続又は光コネクタによ る接続とし、接続損失 は融着接続で0.3dB/1箇所、コネクタ接続で0.75dB/1 箇所以下とする。なお、光ファイバケーブルの接続を融着接続とする場合は、JIS C 6841「光ファイバ心線融着接続方法」による。 (2) 融 着 接 続 及びコネクタの取 付 けは、光ファイバケーブルに適した材料 、専 用の工 具及び治具を用いて行う。 (3) 融着接続作業は、湿度の高い場所を避け、できるだけじんあいの少ない場所で行 う。 (4) 接 続 部は、接 続 箱に収めて保 護する。なお、融 着 後 心 線を納める場 合の屈 曲半 径は30mm以上とし、心線は突起物等に接しないように納める。 3 - 49 第 5 節 浸 水 対 策 1. 下 水 道 事 業 施 設 の工 事 等 の特 記 仕 様 書 で浸 水 許 容 レベルを指示 する場 合 は、 機 器 等 の据 付 に際 し、付 属 する電 装 品 及 び浸 水 に対 する配 慮 が必 要 な機 械 構 造 部を浸水許容レベル以上の位置に設置しなければならない。 2. 機器等の構造上、前項によることが困難な場合に限り、電装品及び浸水に対する 配 慮が必 要な機 械 構 造 部に有 効な浸 水 対 策 処置を施すことにより、浸 水 許 容レベ ル以下の位置に設置 することができる。ただし、有効な浸 水対策 処置については監 督員の承諾を得なければならない。 3. ポンプ所 (水 処 理 センター内ポンプ所を含 む。)を浸 水 から守 るレベルを「浸 水 安 全レベル」といい、このレベル以下には配管貫通部等の開口部を設けないものとす る。 4. ポンプの排水機能を保持するため耐水化を図るレベルを「耐水レベル」といい、こ のレベル以下には配管貫通部等の開口部を設けないものとする。 5. 浸水安 全レベル、耐 水レベル以下にやむを得ず開口 部を設ける場合は、開 口部 に有効な浸水対策処置を施す。ただし、有効な浸水対策処置については監督員の 承諾を得なければならない。 6. ポンプの排水機能を保持するために不可欠な機器類を屋外に設置する場合は耐 水レベル以上に設置する。 3 - 50 第 4 編 検査及び試験 第 1 章 検 第 1 節 査 検 査 の種 類 1. 検査の種類は下記のとおりである。 (1) 完成検査 (2) 一部完成検査 (3) 出来高検査 (4) 施工途中検査 (5) 工場立会検査 第 2 節 検 査 の内 容 1. 検査の内容は下記のとおりである。 (1) 外観、構造、主要寸法検査並びに性能試験 (2) 操作、模擬試験 (3) 組立、据付状態の検査 (4) 実地操作試験 (5) その他当局が必要と認めるもの 第 3 節 完成検査及び一部完成検査 1. 完成検査及び一部完成検査は、工事の完成又は一部完成に際して実施するもの で、以下のとおりとする。なお、完成検査及び一部完成検査は、出来高検査及び施 工 途 中 検 査 において検 査 した部 分を含 む完 成 又 は一 部 完 成 したすべての工 事 内 容について行う。 また、一部完成 検査は、契約約款 第37条第1項に基づく指定部分の完成検査を いう。 2. 書類に基づく確認検査を以下により実施する。 (1) 設計図書(特記仕様書、工事共通仕様書、図面、工事設計書)、仮完成図書(設 備計画 書、機器 製作 図、操 作方 式図、展開 接続図 、試 験・検査 成 績表等)等に基 づく仕様、性能等の確認 (2) 工事等 記録 写真、工 事施工 点検 表及び施 工管理 記録 等に基づく出来 形、工 事 4 - 1 管理状況等の確認 3. 現地における検査を以下により実施する。 (1) 外観、構造、数量、組立て、据付け、施工状態等の検査 (2) 性能検査 性能、機能の確認検査 (3) 運転検査(単独検査) 操作、運転について無負荷及び実負荷にて検査 4. 性能検査について、下記事項に該当する場合には、省略することができる。 (1) 公的機関の検査、試験を受けなければならない製品又は受けることを設計書で指 示された製品については、合格証及び検査試験成績表等により確認することができ る場合。 (2) 工場立会検査を実施した製品については、工場立会検査試験成績表等により確 認することができる場合。 (3) 工場 立会検査を実施する必要のない製品で、製作工場の社内検査試験成績表 等により確認することができる場合。 (4) その他、現場における性能、機能の確認検査、試験を必要とする場合は実施する が、現地検査試験成績表により省略することができる。 第 4 節 出来高検査及び施工途中検査 1. 出来高検査は、次に掲げる第2項から第6項の検査を実施する。 2. 書類に基づく確認検査を以下により実施する。 (1) 設 計 図 書 (特 記 仕 様 書 、工 事 共 通 仕 様 書 、図 面 、工 事 設 計 書 )、仮 完 成 図 書 の 必要な部分(設備計画書、機器製作図、操作方式図、展開接続図)及び工場立会 検 査 試 験 成 績 表 (工 場 立 会 検 査 を実 施 しない製 品 については、社内 検 査 試 験 成 績表)等に基づく仕様、性能等の確認。 3. 現地における検査を以下により実施する。 (1) 外観、構造、数量、組立、据付、施工状態等の検査 (2) 性能検査 性能、機能の確認検査 (3) 運転検査(単独検査) 操作、運転について無負荷及び実負荷にて検査 4. 据付けが未完了のものについては、前項の検査のうち可能な事項について検査を 行う。 5. 性能検査については第3節第3項を準用する。 6. 製造工場等に保管されている工場製品については、第2項及び写真等により検査 4 - 2 を行う。 7. 施工途中検査は、上記を準用して必要な検査を実施する。 第 5 節 社内検査及び工場立会検査 1. 受注者は、自社製品、外注品、一般購入品(汎用品)について、社内検査を行わ なければならない。 2. 自社 製品の社内 検 査 は、受注 者が定めた社 内検 査担 当 者による検査とし、仕様 の確認、承諾図書との整合確認、製品の手直しを行い、社内検査試験成績表を作 成する。 3. 外注 品については、受 注者が立会の上、外 注先 製 作者による社 内検査に替える ことができる。 4. 一 般 購 入品 (汎 用 品 )及 び建 築 電 気 設 備 機 器 (国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)」、「公共建築改修工事標準仕様 書 (電 気 設 備 工 事 編 )」及び「公 共 建 築 設 備 工 事 標 準 図 (電 気 設 備 工 事 編 )」に指 定 された材 料 を含 む。)においては、監 督 員 の承 諾 を得 て製 作 者 の検 査 試 験 成 績 表、合格証等にて替えることができる。 5. 契 約 約 款 第12条 第2項の規 定に基づき、受 注 者は特 記 仕 様 書で指 示する機器 類について、製作が完了したときは、製作工場にて監督員により工場立会検査を受 けなければならない。 ただし、監 督 員 の承 諾 を得 て同 等 の検 査 設 備を有 する他 の施 設 (日 本 国 内 に限 る。)にて立会検査を実施することができる。 6. 工 場 立 会 検 査 試 験 項 目 は、材 料 検 査 (書 類 )、外 観 構 造 検 査 、寸 法 検 査 、運 転 検査、その他必要な検査を実施する。JIS等の試験規格のあるものは、それに準拠し、 規格にないものについては、監督員との協議の上検査を行う。また、あらかじめ検査 項目、判定基準、検査要領書(試験設備概要も含む。)等を監督員に提出し承諾を 得るものとする。 工場立会検査項目(電気設備) 絶 縁 抵 抗 試 験 絶 縁 耐 力 試 験 特 温 度 上 昇 試 験 性 試 験 外観構造寸法試験 動 作 試 験 騒 振 動 測 定 音 測 定 4 - 3 工場立会検査項目(機械設備) 性 能 試 験 温 度 上 昇 試 験 外観構造寸法試験 作 動 試 験 騒 音 測 定 振 動 測 定 材 料 検 査 7. 受注者において社内検査を行い、社内検査試験成績表を当局監督員に提出し、 承諾を受けた後、当局による工場立会検査を実施する。 8. 工場立会検査の際、原則として、受注者は前項社内検査担当者、監理(主任)技 術者及び現場代理 人 を立会わせるものとする。また、設計図 書(図面、特記仕様 書、 工事共通仕様書)、承諾図書、社内検査試験成績表及び検査に必要な器具、人員 等を準備しなければならない。 9. 工場立会検査終了後、現場への搬入保管が困難なものは、工場に保管すること。 なお、工場立会検査の対象品目外でも、必要に応じて工場に保管すること。 4 - 4 第 2 章 第 1 節 試 験 等 現場における完成検査前に実施する各種試験等 1. 現地据付作業、配線作業が完了後に各種確認検査(単体調整、組合せ試験)を 実 施するものとする。また、これらの検 査 試 験は、受 注 者が定めた社 内 検 査 担 当者 又は試験員が監督員立会いの上実施する。 (1) 単体調整 機器単体(材料を含む)動作確認、調整及び試験 (2) 組合せ試験 機器間(材料を含む)の良好な動作及び機能的関連等を確認するために行う各種 試験 2. 機器の据付、配線工事が完了後、受注者は、専門的知識を有する技術者の指導 のもとに機 器 類 の調 整 、注 油 、配 管 部 の内 部 洗 浄 、薬 品 洗 浄 、その他 の運 転 に必 要な諸準備を行い試運転ができるように設備の調整を行う。 3. 試運転及び各種試験検査は、次のとおりとし、事前に各種試運転要領書を提出し、 細部については監督員と協議の上実施する。 (1) 機器類は、原則として実負荷で連続運転を行い、温度上昇、騒音、振動、耐圧、 漏洩、工場試験運転時の性能及び各種検査の再確認、作動検査、各種保護装置 の動作試験等その他必要な試験検査を行う。 (2) 槽類に接続する配管接続部は、原則として漏れ検査を行う。 (3) 計装用空気配管耐圧試験 ① 耐圧試験は、原則として指定の流体で規定圧力を60分以上保持する。なお、官 公庁検査があるタンク配管系統については、原則として検査証で代替する。 ② 試 験 圧 力は、特に指 定のない場 合は、最 高 使 用 圧 力の1.1倍 とする。ただし、 最高0.6MPa以下の圧力で行う。 4. 現地試験項目 現地試験は、下記について行うものとする。また、試験内容、判定基準及び試験様 式は、JIS、JEM、JEC等の各種規格・基準による。ただし、各種規格・基準にない試 験の場合は、各製作者の基準を示しそれによる。 (1) 受変電設備機器 ① 外観構造検査 ② 接地抵抗測定 ③ 絶縁抵抗測定 ④ 絶縁耐力測定 ⑤ 保護継電器試験 ⑥ 主回路試験 4 - 5 ⑦ VT、CT回路試験 ⑧ シーケンス試験 ⑨ 受電確認試験 (2) 自家発電設備機器 ① 外観構造検査 ② 絶縁抵抗測定 ③ 絶縁耐力測定 ④ シーケンス試験 ⑤ 保護装置試験 ⑥ 保護継電器試験 ⑦ 起動回数試験 ⑧ 調速機試験(負荷急変試験) ⑨ 負荷特性試験 ⑩ 負荷試験(温度上昇、燃料消費率等) ⑪ 振動試験 ⑫ 騒音試験 ⑬ 敷地境界騒音測定 (3) 特殊電源設備機器 ① 外観構造検査 ② 蓄電池試験 ③ 整流器試験 ④ インバータ試験 (4) 運転操作設備機器 コントロールセンタ、補助継電器 盤、コントローラ、現場操作 盤等 の負荷設備機器 類、監視制御装置、遠方監視制御制装置、ITV等の監視制御機器類及び情報処 理機器類 ① 外観構造検査 ② 絶縁抵抗測定 ③ 主回路試験 ④ VVVF試験 ⑤ シーケンス試験 ⑥ 光ファイバケーブル伝送試験(伝送損失試験、接続損失試験) 原則として機器間のすべての伝送路を含んで行う。 (5) 計装設備機器 ① 外観検査 ② ループ試験(ゼロ調整、スパン調整含む) ③ 電源試験 4 - 6 自家用電気設備における使用前自主検査 第 2 節 1. 当局で設置する電気設備(高圧及び特別高圧受変電設備、自家発電設備)につ いては、法の規 定 にかかわらず、すべて当 局 電 気 主 任 技 術 者 の立 会 いによる自 主 検査を実施する。 (1) 自主検査内容 ア 共通 (a) 工事計画書との整合確認 イ 受変電設備 (a) 外観構造検査 (b) 接地抵抗測定 (c) 絶縁抵抗測定 (d) 絶縁耐力試験 (e) 保護継電器試験 (f) インターロック試験 (g) 保護連動試験 (h) 低圧印加試験 (i) 人工地絡試験(高圧、低圧) (ただし、監督員の指示により省略することができる。) ウ 自家発電設備試験 (a) 外観構造試験 (b) 接地抵抗測定 (c) 絶縁抵抗測定 (d) 絶縁耐力試験 (e) 保護継電器試験 (f) インターロック試験 (g) 始動停止試験 (h) 保護装置試験 (i) 調速機試験 (j) 負荷試験 (k) 振動、騒音測定 (l) 空気槽充気、安全弁試験 (2) 当局自主検査立会者 ア 電気主任技術者、統括副電気主任技術者、副電気主任技術者(建設部門)、 副電気主任技術者(施設部門)、工事検査担当者、設計担当者及び監督員 2. 自主検査を実施するにあたっては、事前(1週間程度前)に当局監督員等の立会 いのもと、受注 者による社 内試 験を行 い、その試験 成 績 書を当 局 に提出する。その 成績書により、電気主任技術者と自主検査の検査内容について打合せを行う。 4 - 7 第 3 節 別途工事の試験に協力する義務 1. 受 注 者 は、別 途 工 事 の試 験であっても、各 槽 の水 張 り試 験 等 本 工 事 に関 連 する 施設、設備については、要請があればその試験に協力しなければならない。 4 - 8 第 3 章 第 1 節 外部機関による検査等 官公庁の検査 1. 官公庁の検査がある場合は、完成検 査前 に行うことを原則とするが、別途 工事 等 の都合による場合は別途指示する時期に行う。その際、受注者は検査に立会い、不 合 格 品 があった場 合 及 び改 善 の指 示 があった場 合 には、無 償 でこれに対 応 しなけ ればならない。 4 - 9 余白 第 5 編 機器製作者 第 1 章 機器製作者の登録名簿 第 1 節 適 用 範 囲 1. 受注者は、当局で施工する水道事業及び下水道事業における電気設備工事(建 築電気設備工事は除く)において使用する機器のうち、特に必要と認める主要機器 (以下「指定品目」という。表5-1参照)については、高い品質や確かな信頼性が要 求されるため、当局機器製作者の登録名簿(当局ホームページ http://www.water. city.nagoya.jp/ 参照)に、 原則として 本工事の契約日時点において登録されている 製作者の製品を使用しなければならない。 ただし、契約日までに当局が登録の申請 を受理し、審査後に登録を認めた製作者の製品については、使用する事が出来る ものとする。 また、指定 品目以 外 の機器 及び材 料等については製作 者を定めないが、本仕 様 書及び各種規格等を満足するものでなければならない。 第 2 節 使 用 承 諾 1. 受注者は、前節により指定された製作者 以 外の機器等は、原則として使用しては ならない。ただし、設備の機能確保のためやむを得ず使用しなければならないときは、 あらかじめ工事変更協議書において、当局の承諾を得なければならない。 2. 受 注 者 は、前 項 の承 諾 が得 られるまで、当 該 機 器 等 の製 作 に着 手 してはならな い。 3. 承諾の可否についての異議の申し立ては、一切認めないものとする。 第 2 章 第 1 節 既設機器の盤内増設等 適 用 範 囲 1. 受注者は、当局で施工する水道事業及び下水道事業における電気設備工事(建 築 電 気 設 備 工 事 は除 く)において前 章 にて指 定 している機 器 の盤 内 増 設 等 (盤 内 整備及び盤内 補修等 を含 む。)を実施する場合は、 原則として 本工事の契約日 時 点において登録されている製作者にて実施するものとする。 ただし、契約日までに当 局が登録の申請を受理し、審査後に登録を認めた製作者の製品については、使用 する事が出来るものとする。 2. 受注者は、当 局で施工する水道事業及び下 水道事業における建築電気設備工 5 - 1 事において既設機器の盤内増設等(盤内整備及び盤内補修等を含む。)を実施す る場合は、(社)公共 建築協会の「建築 材 料・設備機材 等品質 性能評価 事業」にお いて、当該工事場所を「納入地区及びアフターサービス地区」に含む評価書の交付 を受けたものにて実施するものとする。 なお、既 設 機器 とは、制御 盤 、分 電 盤、端 子 盤、主 幹盤 及びその他これらに類す るものをいう。 第 2 節 施 工 1. 受 注 者は、施 工にあたって既 設 設 備の機 能 を確 認し、当 該 機 器の機 能を損なわ ないように施工 するとともに、維 持 管 理 に支 障 のないように関 連 図 面 の加 除 及 び修 正を行うこと。 表5-1 指定品目一覧表(電気) 品目 指定品目 番号 9 特別高圧受変電設備 10 高圧閉鎖配電盤 11 低圧閉鎖配電盤 12 低圧動力制御盤 13 制御盤 14 中央監視制御装置 15 16 17 参考(共通仕様書該当機器) 直流電源装置 無停電電源装置 (ミニUPS等の汎用品は除く) 発電機(高圧のみ) 原動機 (ガスタービン機関) 5 - 2 特別高圧スイッチギヤ 特別高圧変圧器 高圧金属閉鎖形スイッチギヤ 及びコントロールギヤ 高圧発電機盤 低圧金属閉鎖形スイッチギヤ 及びコントロールギヤ コントロールセンタ 動力制御盤(マンホールポンプ盤は除く) 速度制御装置 (VVVF)盤 補助継電器盤 コントローラ盤 現場操作盤 中央監視制御装置 遠方監視制御装置 直流盤 インバータ(CVCF)盤 蓄電池 発電機 発電機駆動用ガスタービン機関 別 別 表 -1 表 提出書類一覧表 余白 (別表-1) 提出書類一覧表 (1/4) 区分 提出期限 提出 部数 配置予定技術者資格確認表 契約後速やかに 1 事前確認書 契 2 名 称 約 前 様式 番号 備 考 工事共通仕様書(施設総則編)付 則-4の様式による 工事共通仕様書(施設総則編)付 則-4の様式による 1 工事着手届 工事工程表 2 契約後14日以内 4 綴じ込み 工 事 着 手 時 現場代理人・主任技術者等選任届 3 現場代理人・主任技術者等選任届 (工場製作用) 4 専門技術者選任届 契約後14日以内 4 5 建設業法第26条の二 下請負人使用届 そ の 都 4 6 一次下請負人のみ 契約後14日以内 1+(3) 7 適用除外届により不要 契約後14日以内 1+(3) 8 適用除外届により不要 建設業退職金共済制度適用除外届 契約後14日以内 4 9 配水管施工士届 契約後14日以内 1 10 水道事業のみ 配水管施工士届一時応援届 契約後14日以内 1 11 水道事業のみ 前払金申請書 契約後20日以内 4 12-1 前払金申請内訳書 そ の 都 4 13 保証証書(約款添付) 契約後20日以内 1+(1) 請求書(前払金用) 契約後20日以内 1 振込依頼票 契約後20日以内 1 中間前金払認定請求書 そ の 都 度 1 12-3 工事履行報告書 そ の 都 度 1 12-4 中間前払金申請書 そ の 都 度 4 12-2 保証証書(約款添付) そ の 都 度 1+(1) 請求書(前払金用) そ の 都 度 1 振込依頼票 そ の 都 度 1 建設業退職金共済制度掛金収納届 (一括購入用) 建設業退職金共済制度掛金収納届 (分割購入用) 度 前払金関係 度 中間前払金関係 表 -1 契約初年度は提出不要 保証事業会社発行 契約 保証事業会社発行 契約 (2/4) 区分 名 称 提出期限 契 約 ・そ の他 変 更 時 工期変更申請書 そ の 都 度 工事工程表・現場代理人等変更届 契約後14日以内 工事変更工程表 契約後14日以内 提出 部数 様式 番号 4 14 16 出来高関係 その他 工事完成時 安全衛生 現場代理人・主任技術者等変更届 そ の 都 度 17 現場代理人・主任技術者等変更届 (工場製作用) そ の 都 度 18 配置予定技術者資格確認表 そ の 都 度 1 出来高検査申請書 そ の 都 度 3 19 出来高内訳書 そ の 都 度 3 20 請求書 そ の 都 度 1 契約 火災保険等の加入証券の写し 加 時 1+(3) 工事完了届 工事完成時 4 21 請求書 工事完成時 そ の 都 度 1 契約 グリーン購入使用実績調査票 工事完成時 2 現場着手1ヵ月前 2 23 契約後14日以内 2 24 安全衛生管理体制・緊急連絡体制届 法定外保険加入届 ( ※1) コリ ン ズ 受注時 「登録内容確認書」の写し 変更時 「登録内容確認書」の写し 竣工時 「登録内容確認書」の写し 説明書 登 録 後 14日 以 内 (登録は10日以内) 登 録 後 14日 以 内 (登録は10日以内) 登 録 後 14日 以 内 (登録は10日以内) 考 15 4 入 備 綴じ込み (表紙と変更する書類のみ) 工事共通仕様書(施設総則編) 付則-4の様式による 契約約款第36条第5項 工事共通仕様書(施設総則編) 付則-4の様式による 請負代金額100万円以上 加入証券の写しを添付 1 請負代金額500万円以上 1 請負代金額500万円以上 1 請負代金額500万円以上 建設 リ サ イ ク ル法関係 契約前 2 契約 建設リサイクル法対象工事のみ 特約条項 契約締結日 1 契約 建設リサイクル法対象工事のみ 特約条項の写し 工事着手前 1 契約 建設リサイクル法対象工事のみ 分別解体等に係る特約条項変更申請書 そ の 都 度 4 契約 分別解体等に係る特約条項追加申請書 事由発生後 速 や か に 4 特約条項の記載事項に変更が あった場合 契約後、建設リサイクル法対象 契約 工事となった場合 再生資源利用計画書 工事着手前 2 建設リサイクル法対象工事のみ -建設資材搬入工事用- 再生資源利用促進計画書 建設リサイクル法対象工事のみ 工事着手前 2 -建設副産物搬出工事用- 付近見取り図添付 都道府県知事等が発行する処理施設の 工事着手前 1 契約 建設リサイクル法対象工事のみ 許可証の写し ※1: コリンズ登録は、契約後、完成後及び変更のあった日から 10 日以内(土・日曜日及び祝祭日を除く) 各登録前には、「登録のための確認のお願い」に監督員の署名・捺印を受けること 表 -2 (3/4) 提出期限 提出 部数 再資源化等完了後 1 建設リサイクル法対象工事のみ 再資源化等完了後 1 建設リサイクル法対象工事のみ 再資源化等報告書 再資源化等完了後 1 建設リサイクル法対象工事のみ 収集運搬、処理業者との契約書 の写し そ の 都 度 1 リサイクルフロー図添付 収集運搬、処理業者の許可証の写し そ の 都 度 1 マニフェストの写し 廃棄物処理完了後 1 電子マニフェストに基づく「受渡確認票」 廃棄物処理完了後 及び「照会結果(一覧表)」 1 産業廃棄物事業場外保管届出書の写し その都 度 1 産業廃棄物事業場外保管廃止届出書の 写し その都 度 1 特定産業廃棄物保管届出書の写し その都 度 1 特定産業廃棄物保管変更(廃止)届出書 の写し その都 度 1 その都 度 1 施工場所が名古屋市外の場合 その都 度 1 施工場所が名古屋市外の場合 産業廃棄物事業場外保管届出書の写し その都 度 1 産業廃棄物事業場外保管廃止届出書の 写し その都 度 1 特定産業廃棄物等保管届出書の写し その都 度 1 特定産業廃棄物等保管変更等届出書の 写し その都 度 1 その都 度 1 施工場所が名古屋市内の場合 その都 度 1 施工場所が名古屋市内の場合 区分 名 称 建設リサイクル法 関係 再生資源利用実施書 -建設資材搬入工事用- 再生資源利用促進実施書 -建設副産物搬出工事用- 廃棄物処理関係 特別管理産業廃棄物発生事業場設置報 告書の写し 特別管理産業廃棄物発生事業場廃止報 告書の写し 特別管理産業廃棄物発生事業場設置報 告書の写し 特別管理産業廃棄物発生事業場変更等 報告書の写し 通知 火災保険等の加入証券の写し 加 入 時 様式 番号 備 考 A、B2、D、E票 電子マニフェストを利用する場 合 施工場所以外の屋内で保管面 積 300m2 以上の場合 保管場所が名古屋市外の場合 施工場所以外の屋内で保管面 積 300m2 以上の場合 保管場所が名古屋市外の場合 施工場所及び施工場所以外の 屋外で保管面積 100m2 以上の 場合 保管場所が名古屋市外の場合 施工場所及び施工場所以外の 屋外で保管面積 100m2 以上の 場合 保管場所が名古屋市外の場合 施工場所以外の屋内で保管面 積 300m2 以上の場合 保管場所が名古屋市内の場合 施工場所以外の屋内で保管面 積 300m2 以上の場合 保管場所が名古屋市内の場合 施工場所及び施工場所以外の 屋外で保管面積 100m2 以上の 場合 保管場所が名古屋市内の場合 施工場所及び施工場所以外の 屋外で保管面積 100m2 以上の 場合 保管場所が名古屋市内の場合 1+(3) 契約約款第46条第3項 工事施工 途中 施工計画書 現場着手1ヵ月前 3 技管 施工計画書作成要領による 工事変更協議書 そ の 都 3 技管 工事共通仕様書(施設総則編) 付則-4の様式による 表 -3 度 (4/4) 区分 名 称 提出 部数 提出期限 工 事 施 工 途 中 様式 備 考 番号 資産 継続の場合は使用満了の30日 活用課 前までに提出 資産 活用課 下請負金額3,000万円以上 技管 下請負契約書の写し添付 下請負金額3,000万円未満 技管 工事共通仕様書(施設総則編) 付則-4の様式による 行政財産使用許可申請書 そ の 都 度 3 使用行政財産返還届 原 状 回 復 後 3 施工体制台帳の写し そ の 都 度 1 施工体制表 そ の 都 度 1 酸素濃度等測定記録票 そ の 都 度 1 施整 電気設備工事施工点検表 完成検査前 1 技管 工事打合せ簿 そ の 都 度 1 工事日報及び週報 そ の 都 度 1 工事共通仕様書(施設総則編) 付則-4の様式による 注1 ( )内は写しの部数とする。 注2 様式番号の番号のみは工事請負関係様式、契約は入札・契約関係様式とする。 (当局ホームページ http://www.water.city.nagoya.jp/参照) 注3 様式番号の略称については技管は技術管理課、施整は施設整備課の様式を表す。 注4 監督員から指示があった場合は、その部数とする。 表 -4 付 則 付則- 1 承諾図書作成要領 付則- 2 工事記録写真撮影基準 付則- 3 完成図書作成要領 付則- 4 電子完成図書作成要領 付則- 5 設計用標準水平震度(K S ) 付則- 6 機械設備工事との取合い区分 余白 (付則-1) 承諾図書作成要領 1.1 機器の設計・製作に係る承諾図書 1. 電気設備工事の承諾図書は表2-1 電気設備工事に基づき作成し、監督員に 原則として3部提出する。 2. 建築 電 気設 備 工事の承諾 図 書は表2-2 建築 電 気設 備 工事に基づき作 成し、 監督員に原則として3部提出する。 3. 承諾図書は、陽画焼又はPPCとする。 4. 承諾図書は一括して提出することを原則とする。やむを得ず分割する場合でも、目 次は共通とし、一括で作成すること。 表2-1 電気設備工事 番号 名 称 内 容 (1)容量検討書 変圧器、蓄電池、インバータ、発電機及び原動機等の容量検討書 (2)設備計算書 主要部強度等の設計計算書 (盤基礎架台を含む。ただし、鋼材の最小構成は、施工要領図 施-1~3とする。) 耐震計算書(「盤とチャンネルベースとの基礎ボルト」及び「チャン ネルベースと盤架台との基礎ボルト」) (3)保護協調計算書 短絡容量検討書、保護協調検討書 1 設備計画書 2 主要機器配置図 必要により断面図、詳細図 3 機器製作図 正面図、側面図、内部機器配置図、TB図 4 機器製作仕様書 名称、形式規格、仕様、構造、製作所名、台数 5 各種系統図 計装フロー(主配管、小配管含む)、機器フロー、接地系統 6 単線・複線接続図 高圧、低圧、直流 7 展開接続図 制御電源分割、設備ごと 8 操作方式図 操作方式、故障、状態表示(設備ごと) 9 自家発電設備 ディーゼル機関、ガスタービン機関、発電機 10 計装設備 計装機器単品 11 直流設備 単線接続図、機器製作図、展開接続図 12 仕様変更申請書 図面・特記仕様書、共通仕様書等を変更するとき 13 機材製作所一覧表 14 その他必要な図面等 15 その他指示するもの 機器・主要材料等 (機器製 作者 指 定品 目は、登録 製 作者であることを明 記す る。) 付 -1 表2-2 建築電気設備工事 番号 名 称 内 容 (1)容量検討書 変圧器、蓄電池、インバータ等の容量検討書 (2)設備計算書 主要部強度等の設計計算書 (盤基礎架台を含む。) 耐震計算書(盤類) (3)保護協調計算書 短絡容量検討書、保護協調検討書 1 設備計画書 2 主要機器配置図 必要により断面図、詳細図 3 単線・複線接続図 高圧、低圧、直流 4 各種系統図 電灯、動力(接地系統含む)、弱電、火災報知設備ごと 5 機器製作図・製品図 材料製作図・製品図 電灯設備(盤、照明器具等)、動力設備(盤等)、 弱電設備(盤、電話、インターホン等)、 火災報知設備(盤、感知器等)、その他(避雷針等) 6 計装設備 計装機器単品 7 直流設備 単線接続図、機器製作図、展開接続図 8 仕様変更申請書 図面・特記仕様書、共通仕様書等を変更するとき 9 機材製作所一覧表 機器・主要材料等 (建築材料・設備機材等品質性能評価書含む) 10 その他必要な図面等 11 その他指示するもの 付 -2 1.2 施工に係る承諾図書 1. 承諾図書は表2-3に基づき作成し、監督員に原則として3部提出する。 2. 承諾図書は、陽画焼又はPPCとする。 3. 承諾図書は一括して提出することを原則とする。やむを得ず分割する場合でも、目 次は共通とし、一括で作成すること。 4. 施工に係る承諾図は、現地の構造物の状況、既設との取り合い等を十分調査のう え作成しなければならない。 5. 設計図 書に明示のない事項及び設 備の安 全性、維 持管 理性 等 について十分検 討を行って、承諾図書を作成しなければならない。 表2-3 番号 名 称 内 容 1 機器配置図 2 機器据付基礎図 配置図、架台組立図、配筋図、アンカー施工図 3 全体平面図・屋外図 引込、接地極、外灯、地中埋設図 4 ケーブルラック・ダクト据付図 ダクト製作図、ケーブルラック・ダクト支持材製作図、据 付図 5 電線管布設図 6 ケーブル布設図 7 接地幹線布設図 8 ケーブル布設表 9 配線図 電灯、動力、弱電、火災報知設備ごと 10 配管施工図 配管平面図、立面図、スケルトン、サポート図・基礎図 11 塗装仕様書 機器、配管ごとに仕様を記入 12 試運転要領書 13 機器据付検討書 耐震計算書、熱膨張計算書(発電設備排気管)、 鉄筋コンクリート基礎構造検討書(施工要領図 施-4 自立形現場操作盤据付図(1)及び施-6 スタンド形現 場操作盤据付図(2)により施工する場合は除く) 14 電線等サイズ選定計算書 電線類、電線管、ケーブルラック・ダクト 15 その他必要な図面等 16 その他指示するもの 監督員の指示による 付 -3 1.3 機械設備工事に係る承諾図書 1. 本工事に機械設備工事がある場合は、機械設備工事に係る承諾図書を作成し、 監督員の指示する部数提出する。 2. 承 諾 図 書 の内 容 は次 のとおりとするが、詳 細 は工 事 共 通 仕 様 書 (機 械 設 備 工 事 編)(当局ホームページ http://www.water.city.nagoya.jp/ 参照)による。 (1) 機器及び設備計算書 (2) 一般平面図 (3) 設備フローシート (4) 設備配置図 (5) 設備据付図 (6) 機器製作仕様書 (7) 機器組立図 (8) 機器予想性能図 (9) 内部配線・結線図 (10) 運転操作フローチャート (11) 仕様変更申請書 (12) 負荷・接点リスト (13) 機器付属品図 (14) 塗装仕様書 (15) 機材製作所一覧表 (16) 機器銘板図 (17) その他指示するもの 付 -4 (付則-2) 工事記録写真撮影基準 第1節 撮影箇所 撮影は表3-1に示す箇所の他、不可視部等、当然記録に残す必要があると思われ る箇所は、撮影しておかなければならない。 第2節 撮影方法 2.1 撮影内容と頻度 1. 撮影内容と頻度については表3-1に示すとおりとする。 付 -5 表 3 - 1 (1/2) 工 程 撮 影 箇 所 及 び 内 容 撮影頻度 施工前及び施工後の状況 施工前及び施工後の写真は同一位置、 同 一方向から対比できるよう起終点の明確なも のについては、必ずポール等を立て、位置 を表示する。 機器の基礎施工状況 1) 芯出し状態 2) はつり深さ(躯体鉄筋の露出状況) 3) 基礎ボルトの施工状況 あと施工アンカーボルトを使用する場合 は、「あと施工アンカーボルトの施工状況」 を参照のこと。 4) 配筋状態 5) 型枠組立て状態 6) コンクリ-ト打設状態 7) モルタル仕上げ状態 あと施工アンカーボルトの施工 状況 1)アンカーボルトの規格 耐震計算書等により求めた口径及び長さ が確認できること。 使用材料ごとに撮影すること。 2)穿孔穴の深さ 耐震計算書等により求めた規定値を満た すことが確認できること。 作業工程を確実に撮影すること。 3)穿孔穴の径 専用ブラシ、吸引又はブロアーによる穿孔 穴の清掃状況、穴の径及び深さが確認で きるように撮影すること。 4)カプセルの挿入状況 (ケミカルアンカー施工の場合) 確実にカプセルが挿入されたことが確認で きるように撮影すること。 5)ボルト打込の状況 耐震計算書等により求めた口径、長さのボ ルトの使用及び攪拌・固着の状況が確認で きるように撮影すること。 6)埋込深さ 埋設深さが規定値であることが確認できる ようにスケール等を当て撮影すること。 7)盤ベースと基礎ボルトの固定状況 増し締め確認後に撮影すること。 (確認のマーキング等がわかるように撮影す る) 適 宜 構 出来形の形状寸法 適 宜 据付中の状態 適 宜 造 物 機器の据付け状況 ※1 監督員が別途指示する場合は不要とする。 付 -6 施工前後と施工 途中、必要に応 じて撮影する。 適 宜 摘 要 1) 新設工事の施 工前は不要 2) 施工前後が 広大で一枚に納 まらない場合は、 継写して一枚に 整理する。 3)について、主要 機器はすべて撮 影する。 2)~6)については、 施工順序が判るよう に撮影すること。 ※ 1 (2/2) 工 程 撮 影 箇 所 及 び 内 容 撮影頻度 仮設設備の状況 仮設設備の設置状況 適 宜 現場管理の状況 酸欠測定、工事表示板、保護具、保安設備、 養生、足場、交通誘導員等 適 宜 接 1) 接地極と接地線との接続状況 2) 埋設状況 適 宜 埋設、コンクリ-ト打設、 又は隠ぺい箇所の配管、 配線等の布設状況 1) 埋設深さ 2) 配管・配線等の状況 3) 防火区画処理の施工状況(認定ラベル含 む) 適 宜 盤内増設・撤去等の状況 施工状況 地 極 機器及び材料 塗装、各種内面ライニングそ の他特殊施工の状況 施工前後全箇所 1) 機器の搬入 2) 主要な材料の形状、寸法、数量 (JIS等の規格が定められている場合は、 JISマーク等が確認できるよう撮影する こと。) 1) 施工状況 2) 厚さ等指示ある場合はその状況 3) 使用資材 適 宜 適 宜 各種試験状況 試験実施状況 適 宜 撤 去 品、 産 業 廃 棄 物の処 分 状況 1) 撤去品、産業廃棄物の取りまとめ、搬出状 況及び処分場への搬入状況 2) 運搬車両(車両表示含む) 適 宜 そ 1) 工事現場に必要な各種掲示物(遠景及び 内容が確認できるよう近接したもの) 2) 安全ミーティング (施工計画書に定められた実施状況) 3) 監督員の指示による 適 宜 主要機器等据付状況 適 宜 の 他 全 体 撮 影 ※1 監督員が別途指示する場合は不要とする。 付 -7 摘 要 施工箇所に 印をつける ※1 (付則-3) 完成図書作成要領 第1節 1.1 完成図書の種類 完成図書は表4-1に示す図書とする。 表4-1 完 成 図 書 規 格 図 書 名 提出部数 製 本 A4判 製 本 左 綴 じ(折 込 ) 紙 備 考 質 PPC上質紙55K以上 又は陽画焼68K以上 2 図面等が取り外し可 能な方法で作成する A3判 製 本 PPC上質紙55K以上 30穴バインダ左綴じ 3 A2以上の図面等は A3に縮小 工事完成図書 第2節 2.1 様 式 表 紙 の様 式 1. 表紙及び背表紙は、厚さ1mm以上で、色は黒とし、金文字にて記入する。ただし、 補修工事等の場合は監督員の指示による。 2. 表紙及び背表紙の書体は明朝体とする。 3. 表紙及び背表紙の体裁は図4-1による。 2.2 製本の様式等 1. A4判工事完成図書の製本厚さは6cm程度とし、最大でも8cmとする。 2. A3判工事完成図書の製本厚さは4cm程度とし、最大でも5cmとする。 3. 工事完成図書の見出しには、図4-2による中表紙、目次をつける。 4. A3判工事完成図書は、ページ数、管理番号等も記入するものとする。 5. 建築電気設備工事、機械設備工事等の電気設備工事以外の工事を包含した工事 の場合は、原則として各工事種別ごとに分けて製本する。 6. 工事施工場所が複数ある工事の場合は、原則として各施工場所ごとに分けて製本す る。 7. 電気設備工事のA3判図工事完成図書(監督員の指示するもの)の差替えは、受注 付 -8 者が行うものとする。 平成○年度 完成年度を記入する 平 成 ○ ○ 年 度 ○○○○○設備工事 ○○○○○○○○ ○○○○○設備工事 完 成 図 施工場所が複数の場合は、工事 場所名を表紙及び背表紙に記載 分冊番号記入 主機名等記入 △/○ (記入内容は 監督員の指示 による。) ○○○○ ○○○○ 《表 紙》 《背表紙》 図4-1 目 図 平 成 ○ ○ 年 度 ○○○○○○○○ ○○○○○設備工事 書 次 図番 頁 工事概要 1 設備計画書 2 工期 自 平成○○年○○月○○日 1/N 至 平成○○年○○月○○日 受注者 ○○○○○○○○ 工 事 概 要 等 《中表紙》 《目 次》 注 1 1/N は分冊番号を示す。 図4-2 付 -9 第3節 内容及び編集 3.1 電気設備工事 1. 内容及び編集は、表4-2 電気設備工事による。 3.2 建築電気設備工事 1. 内容及び編集は、表4-3 建築電気設備工事による。 3.3 機械設備工事 1. 内容及び編集は、工事共通仕様書(機械設備工事編)による。 付 - 10 表4-2 電気設備工事 番号 名 1 工 事 概 要 工事の概要を簡潔に記載 2 機器一覧表 名称、盤番号、製造番号、サイズ、仕様、設置場所等 3 設備計画書 システム概要、構成、機能説明(全体・中央)、機器配置図 各種計算書 (1) 受変電設備:短絡容量、保護協調、変圧器容量、コンデ ンサ容量 (2) 発電設備:発電機容量、原動機容量、空気タンク容 量、換気量、騒音、負荷バランス、防油堤、燃料タンク、 熱膨張計算書(発電機設備排気管) (3) 直流電源設備:UPS容量、蓄電池容量 (4) 運転操作設備:インバータ容量等選定根拠 (5) 計装設備:計測スパン決定根拠、流量計等の口径選 定根拠 (6) 監視制御設備:処理能力の検討 (7) 共通事項:耐震計算、主要部強度等の設計計算書、 高 調波対策検討、電源・ケーブル選定根拠、各種電線路 選定根拠、鉄筋コンクリート基礎構造検討書 機器、負荷一覧表、 配電盤類製作仕様書(M/C、CP、LP、Ry、C/C、SOG等) 4 単線結線図及び複線接続図 高圧、低圧、直流単線結線図、複線接続図 5 各種系統図 計装フロー(主配管、小配管含む) 機器フロー(制御に必要なものを記載)、接地系統 6 機器製作図・製品図 材料製作図・製品図 正面、側面、内部機器配置、TB図 受変電設備(盤、SOG等)、運転操作設備(盤) 自家発電設備(盤のみ)、計装設備(盤のみ) 7 操作方式図 操作方式、故障、状態表示(受変電、自家発電、沈砂池、 ポンプ、水処理、汚泥処理、換気、その他) 8 展開接続図 制御電源分割、受変電、自家発電、沈砂池、ポンプ、水処 理、汚泥処理、換気、その他 9 自 家 発 電設 備 ディーゼル・ガスタービン機関(機械設備と同じ)、発電機 10 計 装 設 備 計装機器(単品)、製作者の試験データのあるもの 11 直 流 設 備 単線結線図、機器製作図、展開接続図 12 機器銘板図 13 機材製作所一覧表 機器、計装品、主要材料等 14 施 機器配置図、機器架台・基礎図、屋外図(引込・接地極)、 ラック・ダクト据付図、電線管布設図、フリーアクセスフロア 据付図、ケーブル布設図、接地幹線布設図、ケーブル布 設表、機器撤去図、配管配線撤去図、仮設図 15 試験・検査成績表 工場検査、現地検査(シーケンステストは除く)、主任技術 者立会試験、光ファイバケーブル伝送試験 16 官公庁届出書等 検査済証、受理書又は受理印のある届出書等の鑑の写し 17 取扱説明書 A3判には収録しない 工 称 図 内 付 - 11 容 表4-3 建築電気設備工事 番号 名 称 内 容 1 工 事 概 要 工事の概要を簡潔に記載 2 施 全体平面図、屋外図(外灯等)、系統図及び配線図 (電灯、動力、弱電、火災報知設備ごと)、 その他(避雷針等) 3 機器製作図・製品図 材料製作図・製品図 電灯設備(盤、照明器具等)、動力設備(盤等)、 弱電設備(盤、インターホン、放送設備等)、 火災報知設備(盤、感知器等)、その他(避雷針等) 4 各種検討書 幹線、動力ケーブルサイズ選定根拠 5 機材製作所一覧表 6 試験・検査成績表 機材の試験成績書(工場検査成績表含む)、 現地検査成績表 7 官公庁届出書等 検査済証、受理書又は受理印のある届出書等の 鑑の写し 8 取扱説明書 A3判には収録しない 工 図 機器、主要材料等 (建築材料・設備機材等品質性能評価書含む) 付 - 12 (付則-4) 電子完成図書作成要領 1. 適用範囲 この要領は、名古屋市上下水道局(以下「当局」という。)の発注する工事(処理施設工、ポンプ施設 工、水道施設工)において、電子完成図書の作成に適用する。 2. 電子完成図書の媒体 電子完成図書の媒体は、Microsoft 社 Windows2000以降の OS で閲覧可能な CD-ROM(以下 「CD-R」という)とする。 3. 電子完成図書のファイル形式 電子完成図書として作成するファイル形式を次のとおりとする。 (1) pdf形式 Adobe Systems社が開発した文書ファイル形式 (2) xls形式 Microsoft社製 表計算ソフト「Excel」ワークシート (3) (4) dxf形式 tiff形式 AutoDesk社製 CADソフト「AutoCAD」のデータ交換用の中間ファイル形式 汎用の画像データ交換用ファイルフォーマット (白黒はG4圧縮、カラーはJPEG圧縮とする。) 4. CD-R のフォーマット形式 書き込みフォーマット形式は、JOLIET とする。 5. 完成図書作成部数 電子完成図書(CD-R)の作成で、工事共通仕様書(機械設備工事編)・(電気設備工事編)に示す 完成図書の提出を表5-1のとおり変更する。 表5-1 規 図 書 名 製 本 工事完成 図 書 A4判 製 本 左綴じ(折込) A3判 製 本 30穴バインダ左綴じ 電子完成 図 書 CD-R 格 紙 質 提出 部数 PPC上質紙55K以上 又は陽画焼68K以上 1 PPC上質紙55K以上 2 2 付 - 13 備 考 図面等が取り外し可能 な方法で作成する A2以上の図面等は A3に縮小 6. 電子完成図書(CD-R)作成仕様 (1) 当局に提出する電子完成図書(CD-R)について、表5-2のファイルを作成し、書き込みを行 うものとする。 (2) データ量が多く、やむなく複数の CD-R にまたがり書き込みする場合、CD-R レーベル面及 びメディアケースに(メディア番号/メディア総枚数)の表示をする。その際、各メディアには、工事 管理ファイルを入れることを必須とする。 (3) CD-R に書き込みした全てのファイルについて、大衆的なウィルスチェックソフトでウィルス無 しの確認を行うこと。使用するウィルスチェックソフト及びウィルス定義ファイルは、作成時で最新 のものとする。 表5-2 図書名 ファイル ファイル名 例 備 考 形式 工事完成 pdf形式 契約番号_**.pdf 2013301811002_01.pdf ~ 20MB/file 図書 (**は 01~99 の連番) 2013301811002_05.pdf 程度 CAD dxf 形式 契約番号_**.dxf 一般平面図 図面 (**は 01~99 の連番) 2013301811002_01.dxf ~ 単線結線図 2013301811002_11.dxf 各種フロー図 施工図 等 汎用 CAD ソフトで作成した上記 dxf ファイル変換前のオリジナル CAD 図面ファイル(ファイル名は任意) その他 xls 形式 契約番号_工事管理.xls 2013301811002_工事管理.xls 契約番号_機器一覧.xls 2013301811002_機器一覧.xls 契約番号_図面一覧.xls 2013301811002_図面一覧.xls ※ 各ファイル名内の契約番号は契約書に記載の契約番号(半角英数字、ハイフンなし)を用いる ものとする。 付 - 14 7. 電子完成図書(CD-R)書き込みファイル及びフォルダ構成 2013_○○水処理 センター始め2箇 所○○設備工事 フォルダ名 完成年度_工事件名 契約番号_工事管理.xls 契約番号_機器一覧.xls 契約番号_**.pdf ○○水処理 センター図 面 契約番号_**.dxf 契約番号_図面一覧.xls オリジナル 図面 オリジナル CAD 図面 ファイル ファイル名は任意 □□水処理 センター図 面 複数事業所がある場合 契約番号_**.dxf 契約番号_図面一覧.xls オリジナル 図面 オリジナル CAD 図面 ファイル ファイル名は任意 8. 工事完成図書ファイル ファイル名:契約番号_**.pdf (**は 01~99 の連番) (1) pdfファイルの構成は、工事完成図書 A3判製本30穴バインダ左綴じと同様の編集内容とす る。 なお、操作方式図及び展開接続図(電気設備工事)は、各々単独ファイルとする。 (2) 目次から頁をリンク表示させる。また、しおりの機能を付加する。しおりの階層は、見出しレベ ル1~3までの各項目で作成する。 (3) pdfファイルは、章節単位で任意分割とし、最大容量は、20MB/ファイル程度とする。 なお、ファイル間のリンクは不要とする。 (4) オリジナルファイルから直接pdfファイル(白黒)に変換し、編集することを原則とする。 (5) 各頁は原寸サイズとし、変倍集約は行わない。 (6) フォントの埋め込みは行わない。また、特殊なフォントは用いない。 (7) 文書のセキュリティは、ユーザパスワード「いいえ」、印刷「すべて(高解像度)許可」とする。 (8) 初期表示の設定は、以下のよう表示されるようにする。 ・ 最初に表紙のページが表示される(しおりとページを表示)。 ・ ページは幅に合わせる。 ・ 単一ページレイアウト (9) スキャニング編集 ・ 書類をスキャナーで電子データ化する場合については、内容が確認できることを基本と 付 - 15 し、解像度は 300dpi 以上(白黒)とする。 ・ 各頁は原寸サイズとする。サイズが規格外のものについては、そのサイズの直近上位サ イズを用いる。 ・ カタログ等については、極力電子カタログを利用すること。使用する材料のページのみス キャニングすること。 ・ スキャニング後は、画面上の用紙方向を原図の用紙方向にあわせて向きを回転させるこ と。 9. CAD 図面ファイル ファイル名:契約番号_**.dxf (**は 01~99 の連番) (1) 汎用CAD ソフトで作成したオリジナル CAD 図面ファイルをdxfファイルに変換する。なお、フ ァイルの種類(バージョン)は、AC1009(R12/LT2 DXF)、AC1015(2000/LT2000 DXF) 又は、 AC1018(2004/LT2004 DXF)形式とする。 (2) 図面フォルダに入れる CAD 図面ファイルは、表5-3 を原則とし、その他作成した CAD 図 面ファイル(機器部品図、機器据付詳細図、基礎・架台図、部材加工図、撤去図、仮設図 等)は、 工事完成図書(pdfファイル)内に入れる。 (3) オリジナル CAD 図面ファイルを参照用としてオリジナル図面フォルダに入れる。 (4) 専用 CAD ソフトで作成し、dxfファイルに変換することが困難な場合の取り扱いは、当局監督 員と協議のうえ、tiff形式(契約番号_**.tiff,マルチページ不可)とする。その場合は、オリジナ ルCAD図面は不要とする。 表5-3 CAD図面名称 内 容 一般平面図 施工箇所明示 各種系統(フロー)図 計装、システム構成、接地、幹線、配管、機器、 水頭、水位設定 単線結線図 特別高圧、高圧、低圧(C/C、ACG、特殊電源) 施工図 配管、配管スケルトン、配線、ダクト・ラック据付、 機器据付平面、機器据付断面 付 - 16 10. その他ファイル 10-1.工事管理ファイル ファイル名:契約番号_工事管理.Xls 表5-4 西暦 半角数字 4 桁 2013 1 発注年度 2 事業区分 3 契約番号 4 工事名 5 工期(自) 半角数字 8 桁 20130920 6 工期(至) 半角数字 8 桁 20140318 最終工期 7 検査日 半角数字 8 桁 20140318 8 請負代金額 9 工事種別 最終税込金額 半角数字 桁区切りなし 電気工事、受変電工事、電気通信工事、計装設備工事、 機械設備工事、水・汚泥処理設備工事 10 11 工事内容 受注者 12 設計担当課 建設部施設課または施設部施設整備課 13 施工担当課 14 事業所 ○○浄水場、○○水処理事務所 ○○浄水場、○○水処理センター、○○汚泥処理場、 ○○ポンプ所 複数事業所がある場合 (15) (事業所) 水道事業、工業用水道事業、下水道事業 2013108104002(水道事業等) 、 2013208104003(工業用 水道事業) 、 2013301811002(下水道事業) 10-2.機器一覧ファイル ファイル名:契約番号_機器一覧.xls (1) 参考書式(表5-6)のものを作成する。 (2) 先頭シートに目次を、次シート以降設備種ごとの機器仕様シートを作成する。目次シー ト項目と各機器仕様シート項目間には、ハイパーリンクの設定をする。 付 - 17 10-3.図面一覧ファイル ファイル名:契約番号_図面一覧.xls 表5-5 No. CAD 図面 ファイル名 事業所 (複数事業所が ある場合) 図 面 名 称 図 番 オリジナル CAD 図 面 ファイル名 1 2013301811002 _01.dxf ○○水処理 センター ○○水処理センター 一般平面図 ******* ○○水処理センター 一般平面図.dwg 2 2013301811002 _02.dxf ○○水処理 センター ○○水処理センター 単線結線図 ******* ○○水処理センター 単線結線図.dwg 3 2013301811002 _03.dxf ○○水処理 センター ○○水処理センター システムフロー図 ******* ○○水処理センター システムフロー図.jww 4 2013301811002 _04.dxf ○○水処理 センター ○○水処理センター 機器据付平面図 ******* ○○水処理センター 機器据付平面図.jww 5 2013301811002 _05.dxf ○○水処理 センター ○○水処理センター 配管配線図 ******* ○○水処理センター 配管配線図.jww … … … … … … … … … … … … 21 2013301811002 _21.dxf □□水処理 センター □□水処理センター 一般平面図 ******* □□水処理センター 一般平面図.dwg 22 2013301811002 _22.dxf □□水処理 センター □□水処理センター 単線結線図 ******* □□水処理センター 単線結線図.dwg 23 2013301811002 _23.dxf □□水処理 センター □□水処理センター システムフロー図 ******* □□水処理センター システムフロー図.jww 24 2013301811002 _24.dxf □□水処理 センター □□水処理センター 機器据付平面図 ******* □□水処理センター 機器据付平面図.jww 25 2013301811002 _25.dxf □□水処理 センター □□水処理センター 配管配線図 ******* □□水処理センター 配管配線図.jww … … … … … … … … … … … … 付 - 18 ファイル名:契約番号_機器一覧.xls 表5-6 目次シート 契約番号:2013301811002 工事件名:○○水処理センター始め2箇所○○設備工事 番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 目次 機器(主機)名称 引込盤 受電盤 き電盤 変圧器盤 1号送水ポンプ 1号送水弁 2号雨水ポンプ 2号吐出弁 送水流量計 監視操作盤 コントローラ盤 ポンプ設備 番号 機器(主機)名称 1 2 設備種ごとのシート 3 4 項目へハイパーリ 5 ンクさせる。 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 電気設備 付 - 19 ハイパーリンク 参照セル 設備種ごとの機器使用シート 主機 号数 機器 設置場所(室) 名称 数量 単位 1 形式 2 用途 3 型番 4 製作所名 5 製作年月 6 製造番号 7 8 9 その他 10 構造規格 11 重量 12 補機電動機の 13 仕様等 14 を明記 15 16 17 18 整備年月 19 整備概要 20 備考 目次 ポンプ設備 雨水ポンプ 1号 ポンプ室 主機 号数 機器 設置場所(室) 名称 数量 単位 1 形式 2 用途 3 型番 4 製作所名 5 製作年月 6 製造番号 7 8 9 その他 10 構造規格 11 重量 12 補機電動機の 13 仕様等 14 を明記 15 16 17 18 整備年月 19 整備概要 20 備考 1 台 電気設備 目次 ポンプ設備 整備の場合は、全角100 文字以内で詳細に記入。 付 - 20 コントロールセンタ 電気室 2 面 ポンプ設備 電気設備 11. CD-R レーベル、メディアケース印刷仕様 電子完成図書 完成年度 平成○○年度 工事名 ○○水処理センター始め2箇所 ○○設備工事 契約番号 2013301811002 メディア No. 1/n インクジェット印刷 する 名古屋市上下水道局 受注者 ㈱○○○ 名古屋支店 完成年度 工事名 契約番号 メディア No. 受注者 電子完成図書 平成○○年度 ○○水処理センター始め2箇所○○設備工事 2013301811002 1/n ㈱○○○ 名古屋支店 工事内容 名古屋市上下水道局 付 - 21 12. 電子完成図書の権利等 作成した電子完成図書の著作権等の取り扱いは、以下のとおりとする。 (1) 受注者は、著作権法(昭和45年法律第48号)の第21条(複製権)、第26条の 3(貸与権)、第 27条(翻訳権、翻案権等)、および第28条(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利)に 規定する権利を、当局に無償で譲渡するものとする。 (2) 著作権法の第20条(同一性保持権)については、受注者が所持し権利は行使しないものとす る。 (3) 受注者は当局に対して、事前の同意を得て電子完成図書の複製品を所持し、公表することが できるものとする。 <備 考> 著作権法 第20条(同一性保持権) 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの 変更、切除その他の改変を受けないものとする。 2 前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。 一 第三十三条第一項(同条第四項において準用する場合を含む。)又は第三十四条第一項の規 定により著作物を利用する場合における用字又は用語の変更その他の改変で、学校教育の目的 上やむを得ないと認められるもの 二 建築物の増築、改築、修繕又は模様替えによる改変 三 特定の電子計算機においては利用し得ないプログラムの著作物を当該電子計算機において 利用し得るようにするため、又はプログラムの著作物を電子計算機においてより効果的に利用し 得るようにするために必要な改変 四 前三号に掲げるもののほか、著作物の性質並びにその利用の目的及び態様に照らしやむを 得ないと認められる改変 第21条(複製権) 著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。 第26条の 3(貸与権) 著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。)をその複製物(映画の著作物において複製され ている著作物にあっては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供する権利 を専有する。 第27条(翻訳権、翻案権等) 著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案す る権利を専有する。 第28条(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利) 二次的著作物の原著作物の著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、この款に規定する権利 で当該二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する。 付 - 22 (付則-5) 設計用標準水平震度(K S) 1. 設備機器の水平方向及び鉛直方向の設計用地震力は、設計用標準震度を用い て算出する。設計用標準震度は、原則として局部震度法により算出する。 2. 局 部 震 度 法 による設 計 用 標 準 震 度 は、構 造 体 の耐 震 安 全 性 の分 類 、設 備 機 器 の重要度及び設置階により選定する。 3. 特記仕様書で明示された場合を除き、設計用標準水平震度(K S )は表7-1による。 ただし、法 令 等により基 準が定 められているものは、法 令 等を遵 守 すること。主 な関 係法令等を表7-2に示す。 4. 設備機器の重要度の分類(耐震クラス)は、表7-3及び表7-4による。 5. 設計用地震力は設計用水平震度または設計用鉛直震度に設備機器の重量を乗 じたものとし、これらの力が設備機器の重心に同時に作用したときに、設備機器の移 動、転倒が起こらないように固定する。 6. 設計用水平地震力、設計用鉛直地震力は以下により求める。 設計用水平地震力(F H )は、 F H =K H ・W K H =Z・K S ここに F H :設計用水平地震力(k N ) K H :設計用水平震度 K S :設計用標準水平震度 Z :地域係数(原則として、1.0とする。) W :機器の重量(k N ) 設計用鉛直地震力(F V )は、 FV =K V ・W K V =1/2・K H ここに FV :設計用鉛直地震力(k N ) K V :設計用鉛直震度 付 - 23 表7-1 局部震度法による設計用標準水平震度(K S ) 設 置 場 所 設置階 上層階、屋上 及び塔屋 中 間 階 地階及び1階 耐震安全性の分類(耐震クラス) 4~6階 の建物 3階 建て 2階 建て 重要機器 (Sクラス) 一般機器 (Aクラス) その他機器 (Bクラス) 最上階 - - 2.0 1.5 1.0 - 3階 2階 1.5 1.5 1.0 4階建て の場合 2階、3階 2階 - 1.5 1.0 0.6 地階 及び 1階 地階 及び 1階 地階 及び 1階 1.0 [1.5] 0.6 [1.0] 0.4 [0.6] (出典:下水道施設の耐震対策指針と解説(日本下水道協会:2006年度版) 水道施設耐震工法指針・解説(日本水道協会:2009年度版)) 注1:上層階とは、2~6階建ての場合は最上階をいう。 注2:中間階とは、地階、1階及び上層階を除く各階をいう。 注3:設置場所の区分は機器を支持している床部分にしたがって適用する。 床 又 は壁 に支 持 される機 器 は当 該 階 を適 用 し、天 井 面 より支 持 (上 階 床 より支 持)される機器は支持部材取付床の階(当該階の上階)を適用する。 注4:[ ]内の数値は、地階及び1階(地表)に設置する液槽の場合に適用する。 注 5:防振装置付の機器は、Sクラス又はAクラスとする。 表7-2 関係法令によるべき設備・機器 設備及び機器名 危険物、屋外タンク等 煙 突 等 汚泥 焼却設備等 の 大規模架構(地盤に 自 立 している設 備 ) 高圧ガス設備 関係法令等 消 防 法 危険物の規則に関する技術上の基準の細則 を定める告示第4条の20 及び関係告示 煙突、鉄筋コンクリート造の柱等、広告塔又は 高架水槽等及び擁壁並びに乗用エレベータ 建築基準法 ー又はエスカレーターの構造計算の基準を定 める件 建築基準法 建築基準法施行令第88条 高 圧 ガス 保 安 法 高圧ガス設備等耐震設計基準 及び関係告示 付 - 24 表7-3 設備・機器の重要度分類(耐震クラス) (水道事業) 設 備 名 取水設備 着水設備 沈澱池設備 ろ過池設備 送配水ポンプ 設備 薬品注入設備 排水処理設備 空気機械設備 荷役機械設備 重要機器 一般機器 (Sクラス) (Aクラス) 取水ゲート類、導水ポン プ、吐出弁、補機類、自動 搬出設備、除砂設備 除塵機 着水弁類、自動除塵機 搬出設備 貯留設備 流入弁類、沈澱汚水ポン プ、吐出弁、撹拌機類、高 速凝集沈澱池機械設備、 横流式沈澱池機械設備、 排泥弁 洗 砂 ポンプ、洗 浄 排 水 ポ ンプ、吐出弁、補機類、 ろ過池弁類 送配水ポンプ、吐出弁、補 機類 薬品貯蔵槽・小出槽、移送・ 注入ポンプ設備、注入機、 撹拌機、中和槽、混合槽 脱水機、補機類、搬出設 備、貯留設備、破砕機設 備、汚泥かき寄せ機、排泥 ポンプ設備 空気源設備 送風機(防振装置付) 受変電設備機器、特殊電源 設備機器、監視制御設備機 器、消防設備、 電気設備 上記機械設備の重要機器 (Sクラス)への配電設備機 器 自家発電設備本体、冷却水 ポンプ又は用水ポンプ、重 自家発電設備 油ポンプ、消音器、クーリン グタワー、重油タンク類 上記重要機器(Sクラス)の 照明設備 設置されている部屋の照明 が負荷対象となる分電盤等 その他機器 (Bクラス) 送風機(防振装置なし) 天井クレーン、ホイスト等 上記機械設備の一般機器 上記機械設備のその他機 (Aクラス)への配電設備機 器(Bクラス)への配電設備 器 機器 重要機器(Sクラス)以外 の分電盤等 注1:重要度分類の異なる電気設備を同一の部屋(変電所、電気室及び管理室等)に設 置する場合は、上位の重要度分類とする。 注2:受変電設備機器には、接地端子盤等の付随する設備機器を含む。 注3:監視制御設備機器には、計装設備(変換器盤含む。)及び遠方監視制御設備(中継端 付 - 25 子盤含む。)を含む。 注4:配電設備機器には、補助継電器盤及びコントロールセンター等を含む。 注 5:主 装 置 の補機 や同 一 基 礎 ・架 台 上 の補 機 等 は、主 装 置 の重 要 度 分 類 (耐 震 ラン ク)を適用する。 付 - 26 表7-4 設備・機器の重要度分類(耐震クラス) (下水道事業) (1/2) 設 備 名 沈砂池設備 主ポンプ設備 送風機設備 最初沈殿池設備 最終沈殿池設備 反応タンク設備 消毒設備 用水設備 汚泥濃縮設備 汚泥貯留設備 汚泥脱水機 薬注設備 流動床式 汚泥焼却設備 重要機器 (Sクラス) 流入ゲート、自動除塵機 一般機器 (Aクラス) 搬出設備(コンベヤ類)、貯 留設備(ホッパ類)、スクリー ンかす処理設備、除砂機、沈 砂処理設備 その他機器 (Bクラス) 汚水ポンプ、雨水ポンプ、ポ ンプ用原動機、減速機、主 配管、弁類、管内クーラー、 除湿機 天井クレーン、ホイスト等 補機ポンプ、高架水槽、クー リングタワー、重油タンク類、 空気圧縮機 潤滑油タンク、潤滑油ポン 送風機、電動機、増速機、ク プ、潤滑油クーラー、ヘッド ーリングタワー、冷却水ポン タンク プ、フィルタ、弁類 ゲート、汚泥かき寄せ機、汚 泥ポンプ類、スプレーポン プ、スカム除去装置、テレス コープ弁 ゲート、可動堰、機械式曝気 装置、散気装置 注入ポンプ、タンク類 ろ過器、ゲート類 汚泥かき寄せ機、汚泥ポン 凝集剤設備(タンク、ポン プ、ゲート、可動堰、攪拌機、 プ) 機械濃縮設備 脱水機、同左用補機類、給 泥設備、脱水ケーキ搬送貯 天井クレーン、ホイスト等 留設備 薬品貯留ホッパ、混和槽、攪 薬品貯留タンク、薬品溶解 拌機、薬品供給装置(サイ 槽、注入ポンプ ロ、供給機、コンベヤ) 流動床焼却炉、補助燃焼装 置、サイクロン、サイクロン搬 汚泥供給設備(フィーダ、コ 出機、苛性ソーダ貯留槽、 ンベヤ、ケーキ投入機)、灰 燃料タンク、燃料ポンプ、煙 ホッパ、灰移送コンベヤ、空 突、排煙処理塔、空気予熱 気圧縮機、空気槽、除湿機、 器、ブロワ、白煙防止予熱 ポンプ類、ファン類(振動装 器、電気集塵機、バグフィル 置なし) タ、ファン類(振動装置付)、 タンク類、排煙ダクト、配管 付 - 27 (2/2) 重要機器 (Sクラス) 薬品貯留タンク、中和タン ク、オゾン発生装置、オゾン 脱臭設備 反応塔、残留オゾン除去 塔、注入ポンプ 受変電設備機器、特殊電源 設備機器、監視制御設備機 器、消防設備、 電気設備 上記機械設備の重要機器 (Sクラス)への配電設備機 器 自家発電設備本体、冷却水 ポンプ又は用水ポンプ、重 自家発電設備 油ポンプ、消音器、クーリン グタワー、重油タンク類 上記重要機器(Sクラス)の 照明設備 設置されている部屋の照明 が負荷対象となる分電盤等 一般機器 (Aクラス) 設 備 名 その他機器 (Bクラス) 薬液洗浄塔、充填塔式生物 吸着塔、ファン類(振動装 脱臭装置、ファン類(振動装 置なし) 置付) 上記機械設備の一般機器 上記機械設備のその他機 (Aクラス)への配電設備機 器(Bクラス)への配電設備 器 機器 重要機器(Sクラス)以外 の分電盤等 注1:重要度分類の異なる電気設備を同一の部屋(変電所、電気室及び管理室等)に設 置する場合は、上位の重要度分類とする。 注2:受変電設備機器には、接地端子盤等の付随する設備機器を含む。 注3:監視制御設備機器には、計装設備(変換器盤含む。)及び遠方監視制御設備(中継端 子盤含む。)を含む。 注4:配電設備機器には、補助継電器盤及びコントロールセンター等を含む。 注 5:主 装 置 の補機 や同 一 基 礎 ・架 台 上 の補 機 等 は、主 装 置 の重 要 度 分 類 (耐 震 ラン ク)を適用する。 付 - 28 (付則-6) 機械設備工事との取合い区分 1. 機械設備工事との取合い区分は、表8-1、図8-1を原則とし、図8-1枠内 の実線部分を機械設備工事の施工とする。 2. 計装機器の取合い区分は、表8-2、図8-2を原則とし、図8-2枠内の実線 部分を機械設備工事の施工とする。 3. 施工時は、機械工事との確認、調整を行い、特に電線ケーブルサイズに注意 すること。 表8-1 主要機器の取合い区分 設備名 機器名 取合い区分 除塵設備 除砂設備 手動(開閉確認リミット) 端子取合い 汎用電動弁 端子取合い 空気/油圧作動弁 (b) 又は(c) 除塵機~ホッパー (a) グラブ式除砂機 (e) 除砂機~ホッパー (a) ポンプ本体 ポンプ 原動機 減速機 槽・タンク類 計装機器参照 自動給水ポンプ(ユニットタイプ) (d) 水中ポンプ(汚水・雨水) (c) 水中ポンプ(床排) (i) 水中ポンプ(マンホール) (h) 薬注ポンプ (a) 高圧電動機 考 (a) 電動 ゲート・堰・弁 備 抵抗器起動 (j) かご形 (k) 低圧電動機 (a) 内燃機関 (c) 減速機 (b) 電油、電空ポジショナ含む 機器付属制御器(盤)有 軸受温度警報等 機器付属制御器(盤)有 水槽・油槽・タンク・空気 計装機器参照 エアレータ(水中攪拌式) (c) エアレータ(槽外駆動式) (k) 超微細気泡散気装置 (d) 機器付属制御器(盤)有 脱臭設備 生物脱臭装置 (d) 機器付属制御器(盤)有 冷却機器 クーリングタワー (a) 散気装置 送風機本体 送風機 空気機器 沈殿池設備 ろ過設備 荷役設備 その他設備 計装機器参照 インレットベーン (b) フィルター (d) 空気圧縮機 (a) 除湿機 (d) かき寄せ機 (b) 砂ろ過器 (d) 又は(f) 自動ストレーナ 軸受温度警報等 機器付属制御器(盤)有 機器付属制御器(盤)有 機器付属制御器(盤)有 (g) ホイスト 類似の機器については上記による。 付 - 29 (b) (a) M 端子台(箱) 動力 M 端子台(箱) 端子箱 制御 端子/機器内端子台 (d) M M 端子箱 動力 動力 制御 端子 制御 機器付属制御器 端子 (e) (f) M M 分電箱 端子台(箱) 動力 動力 制御 制御 端子 機器付属制御器 (g) 機器付属制御器 (h) M 動力 M 分電箱 端子 制御 端子 (c) 端子 動力 ケーブル渡し 動力 制御 ケーブル渡し 内部端子 機器付属制御器 (j) (i) 動力 M M 端子台(箱) 動力 端子箱 制御 動力 電極棒 抵抗器 制御器 制御 (k) 端子台(箱) 動力 機械設備工事 M 電気設備工事 制御 図8-1 付 - 30 表8-2 主な計装機器の取合い区分 計装機器名 出力信号 ポテンショ式開度発信器 取合い区分 備考 (a) R/I 変 換器 は電 気設 備 工事手配 ポテンショ式開度発信器 (無接触式) 4~20mA (a)又は(b) フロート式液面計 4~20mA (a)、(b) (c) 電極式液面計 フロートレスリレーは電気 設備工事手配 (a) ロードセル式重量計 4~20mA (b)又は(c) ベルトウェア式重量計 4~20mA (b) ディーゼル機関回転計 4~20mA (c) 熱電対 (a) 測温抵抗体 (a) (b) (a) 端子台 端子台 電源供給 電源供給 信号出力 Sensor Sensor 変換器 信号出力 (c) 機械設備工事 制御 電気設備工事 Sensor 変換器 信号出力 現場操作盤等(変換器を電気設備工事に支給する) 図8-2 付 - 31 施工要領図(参考図) 施 - 1 自立形配電盤基礎架台 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 1 施 - 2 盤類据付図(フリーアクセスフロア)(1) ・・・・・・・・・・・ 施- 2 施 - 3 盤類据付図(フリーアクセスフロア)(2) ・・・・・・・・・・・ 施- 3 施 - 4 自立形現場操作盤据付図(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 4 施 - 5 自立形現場操作盤据付図(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 5 施 - 6 施 - 7 スタンド形現場操作盤据付図(1) ・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 6 スタンド形現場操作盤据付図(2) ・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 7 施 - 8 壁掛形現場操作盤据付図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 8 施 - 9 計装機器据付図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施- 9 施 -10 据付架台等の材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-10 施 -11 ダクトの接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-11 施 -12 接地端子・接地極板 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-12 施 -13 露出配管(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-13 施 -14 露出配管(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-14 施 -15 盤内配線(外線つなぎ込み)方法 ・・・・・・・・・・・・・・・ 施-15 施 -16 配線接続(端子台1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-16 施 -17 配線接続(端子台2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-17 施 -18 配線接続(端子台3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-18 施 -19 配線接続(端子台4) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-19 施 -20 端末処理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-20 施 -21 行先表示札の作成方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-21 施 -22 シールド接地工事(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-22 施 -23 シールド接地工事(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-23 施 -24 装柱図(1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-24 施 -25 装柱図(2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-25 施 -26 地中埋設工事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-26 施 -27 保護継電器の整定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施-27 注:本施工要領図は参考図であるため、施工に際しては監督員に確認すること。 ※ 高低圧配電盤 ① ① ② ⑤ ※ コントロールセンタ・継電器盤・監視盤(薄型) ④ ④ ④ ⑤ ※ 監視盤 ③ ③ ③ ⑤ ①:溝形鋼150×75×6.5t ②:溝形鋼150×75×9t ③:溝形鋼125×65×6t ④:溝形鋼100×50×5t ⑤:鋼板9t 注:全周にフロア受け金物(等辺山形鋼50×50×6t)を付ける。 自立形配電盤基礎架台 施 - 1 対象機器 ※高低圧配電盤 (配電盤) ① M12 等辺山形鋼50×50×6t 溝形鋼150×75×6.5t 溝形鋼150×75×9t 鋼板9t ② ③ ・盤架台は溶接組立を原則とし、錆止め塗装とする。 (長尺物でボルト接続が必要な場合は、事前に組立図等にて監督員に確認すること。) ・盤架台上面は、盤のチャンネルベースと同色に塗装すること。 ・盤架台とフリーアクセスフロアとの境目にはクッション材(ゴムパッキン等)を入れ ること。(①部) ・盤架台と床との隙間は、ライナー材等で高さ調整した後、著しく開く場合は、無収縮 モルタル等にて補修する。(②部) ・盤架台はあと施工アンカにて床にしっかりと固定する。(③部) アンカの打設間隔は160mm以上とする。 ・フリーアクセスフロア自体に重量がかからないようにする。 対象機器 ※コントロールセンタ ※継電器盤 ※監視盤(薄型) ※操作卓 (盤類) ① 等辺山形鋼50×50×6t 溝形鋼100×50×5t M12 ② 鋼板9t ③ ・盤架台は溶接組立を原則とし、錆止め塗装とする。 (長尺物でボルト接続が必要な場合は、事前に組立図等にて監督員に確認すること。) ・盤架台上面は、盤のチャンネルベースと同色に塗装すること。 ・盤架台とフリーアクセスフロアとの境目にはクッション材(ゴムパッキン等)を入れ ること。(①部) ・盤架台と床との隙間は、ライナー材等で高さ調整した後、著しく開く場合は、無収縮 モルタル等にて補修する。(②部) ・盤架台はあと施工アンカにて床にしっかりと固定する。(③部) アンカの打設間隔は160mm以上とする。 ・フリーアクセスフロア自体に重量がかからないようにする。 盤類据付図(フリーアクセスフロア)(1) 施 - 2 対象機器 ※監視盤 (監視盤) ① 等辺山形鋼50×50×6t 溝形鋼125×65×6 M12 ② 鋼板9t ③ ・盤架台は溶接組立を原則とし、錆止め塗装とする。 (長尺物でボルト接続が必要な場合は、事前に組立図等にて監督員に確認すること。) ・盤架台上面は、盤のチャンネルベースと同色に塗装すること。 ・盤架台とフリーアクセスフロアとの境目にはクッション材(ゴムパッキン等)を入れ ること。(①部) ・盤架台と床との隙間は、ライナー材等で高さ調整した後、著しく開く場合は、無収縮 モルタル等にて補修する。(②部) ・盤架台はあと施工アンカにて床にしっかりと固定する。(③部) アンカの打設間隔は160mm以上とする。 ・フリーアクセスフロア自体に重量がかからないようにする。 注意事項 ・盤類基礎のアンカボルトのサイズは、荷重及び耐震の検討により太いサ イズに変更してもよい。 また、スラブの構造(厚さ等)に適したアンカボルトを選定すること。 盤類据付図(フリーアクセスフロア)(2) 施 - 3 ※ コンクリートスラブ上 ①:目荒らしをする。 ②:あと施工アンカボルト(M12)で サブチャンネルベースを固定する。 ③:無筋コンクリートを打つ。 ④:モルタル金コテ仕上げをする。 (厚さ15mm程度) (屋外及び水気の多いところに設ける 基礎には、水切り勾配をとる。) (側面) 詳細 (前面) 15程度 詳細 100 ④ ③ ▼コンクリートスラブ面 ② ① 単位:mm コンクリート内に打ち込む溝形鋼は□形に加工する。 注 アンカボルトのサイズは、上記を最低値とし、耐震強度を考慮しサイズ・本数を決めること。 ※ 屋外地面上 ①:砕石を敷く。 ②:捨てコンクリートを打つ。 ③:鉄筋(D10-@200)を配筋する。 ④:アンカボルト(M12)でサブチャンネルベースを水平に固定する。 (鉄筋にアンカを溶接するか引っかけ堅固に固定する。) ⑤:コンクリートを打つ。 (サブチャンネルベース内は空洞としてよい。) ⑥:モルタル金コテ仕上げをする。(厚さ15mm程度) (水切り勾配をとる。) ⑦:公園等で必要な場合はコンクリート露出部の側面を表土にて覆うこと。 (現場操作盤) 15程度 100 60 200 100 (チャンネルベース) ⑦ ⑥ ▼GL ⑤ ④ ③ ② ① 単位:mm コンクリート内に打ち込む溝形鋼は□形に加工する。 注 アンカボルトのサイズは、上記を最低値とし、耐震強度を考慮しサイズ・本数を決めること。 自立形現場操作盤据付図(1) 施 - 4 ※ 金属製歩廊上 ①:チャンネルベース(盤付属) ②:歩廊下部に溝形鋼(75×40×5t)を溶接し補強した後、堅固に盤を 据付ける。また、補強用の溝形鋼は、盤の下部だけではなくその両端を歩 廊の支持鋼材に溶接する。 ③:ボルト(M12) ③ ① 溶接 溶接 ② 注 アンカボルトのサイズは、上記を最低値とし、耐震強度を考慮しサイズ・本数を決めること。 自立形現場操作盤据付図(2) 施 - 5 ※ コンクリートスラブ上 ①:目荒らしをする。 ②:あと施工アンカボルト(M12)で盤を水平に固定する。 ③:無筋コンクリートを打つ。 ④:モルタル金コテ仕上げをする。 (厚さ15mm程度) ⑤:配管が複数本ある場合はプルボックスを用いてもよい。 100 15程度 ② ④ ③ ▼コンクリートスラブ上 ① 100 15程度 単位:mm ② ④ ③ ▼コンクリートスラブ上 ① 単位:mm 水抜穴 ⑤プルボックス (SUS又は合成樹脂製) 注 アンカボルトのサイズは、上記を最低値とし、耐震強度を考慮しサイズ・本数を決めること。 スタンド形現場操作盤据付図(1) 施 - 6 ※ 屋外地面上 ①:砕石を敷く。 ②:捨コンクリートを打つ。 ③:鉄筋(D10-@200)を配筋する。 ④:アンカボルト(M12)でサブ鋼板(9t)を水平に据付ける。 (鉄筋にアンカーを溶接するか引っかけ堅固に固定する。) ⑤:サブ鋼板の上にアンカボルト(M12)で盤を堅固に固定する。 ⑥:コンクリートを打つ。 ⑦:モルタル金コテ仕上げをする。(厚さ15mm程度) (水切り勾配をとる。) 15程度 ⑤ 100 ⑦ ④ 100 60 200 ③ ▼GL ⑥ ② ① 単位:mm 注 アンカーボルトのサイズは、上記を最低値とし、耐震強度を考慮しサイズ・本数を決めること。 ※ 金属製歩廊上 ①:据付架台(等辺山形鋼50×50×6t又は溝形鋼100×50×5t) を据付ける。 ②:歩廊下部に溝形鋼(75×40×5t)を溶接し補強した後、堅固に盤を 据付ける。また、補強用の溝形鋼は、盤の下部だけではなくその両端を歩 廊の支持鋼材に溶接する。 ③:ボルト(M12) ※ 据付架台は□形に加工する。 ③ ① 溶接 溶接 ② 注 アンカボルトのサイズは、上記を最低値とし、耐震強度を考慮しサイズ・本数を決めること。 スタンド形現場操作盤据付図(2) 施 - 7 ※ 屋内(乾燥した場所) ①:壁に堅固に据付ける。 ②:配管を盤の上下どちらから入れるか監督員と協議すること。 ③:必要に応じて浮かし金物(支持材)を付ける。 (屋外及び湿気のある場所の施工を参照のこと。) ③ 注 アンカボルトのサイズは、耐震強度を考慮し決めること。 ※ 屋外及び湿気のある場所 ①:盤に穴あけをしない。 ②:盤を製作するときにあらかじめ浮かし金物(支持材)を溶接しておく。 (支持材の材質は、盤の材質と同じ物とする。) ③:配管を盤の下部より入れる。 ② 溶接 ③ 注 アンカボルトのサイズは、耐震強度を考慮し決めること。 壁掛形現場操作盤据付図 施 - 8 1,000mm程度 ※ ポンプ吐出圧伝送器類 ①:材質は、据付架台等の材質に準ずる。 ②:キャピラリーパイプの余りが長いときは、 フックを取付け固定しておく。 ③:固定は、スタンド形現場操作盤と同等とする。 ② ① ③ ※ 水位用差圧伝送器類 ①:荷重等を考慮し、必要に応じて架台を付けること。 材質は、据付架台等の材質に準ずる。 ②:Uボルト、バンド等で堅固に固定する。 電気側 機械側 ② ① 計装機器据付図 施 - 9 ホールイン ボルト等 アンカ 沈 砂 池 SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS 配 管 室 SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS 除 塵 機 室 SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS 廊 SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS 地 下管 消火ポンプ室 SS SS SS(塗装) (GL SS SS 以下) 油 タ ン ク 室 SS(塗装) ポ ン プ 室 SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS SUSSUS ポ ン プ 井 SUS (ケミカル) ポ ン プ 室 SS(塗装) SS SS 地 上 管 理 室 SS(塗装) SS SS (GL 電 気 室 SS(塗装) SS SS 以上) 控 室 SS(塗装) SS SS そ の 他 屋 外 ・ 屋 側 SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS SUS製の盤・ダクト SS(溶融亜鉛メッキ)又はSUS SUSSUS 等の場合 架 台 等 ※ 上記以外の場所については、監督員と打合せの上決定すること。 据付架台等の材質 施 - 10 ※ カップリング式 溶接 ネジ止め ※ 外フランジ式 溶接 ボルト締め ダクト接続方法 施 - 11 ※ 接地端子 接地線 座金 ボックス・ダクト 接地線 接地線 座金 ボックス・ダクト 接地線 座金 ボックス・ダクト 溶接 ※ 接地極板 銅導線100mm2×1m (避雷設備用の場合は 銅導線38mm2×1mとする。) 銅板接続端子 (銅20×600×1.5t、両面) 黄銅ろう付け後、ピッチ、 タール塗布 銅リベット6φ 下記の仕様も可とする。 銅板接続端子(銅25×600×1.5t、両面) 銅リベット8φ 接地端子・接地極板 施 - 12 ※ サドルを使用する場合 (使用場所:事務所・電気室の環境の良い場所。) 両サドル ※ Uボルトを使用する場合 (使用場所:屋外・沈砂池等の環境の悪い場所及び管径の太い電線管を使用する場合。) ※ ダクトを使用する場合 (使用場所:屋外・沈砂池等の環境の悪い場所及び管径の細い電線管を使用する場合。) ① ② エンドキャップ (軟質塩化 ビニル製) ①:人に触れる恐れのない場所では、クリップを使用する。 ②:人に触れる恐れのある場所(概ね床より2m以下)では、ルーパサドル(ネ グロス製)相当又はクリップ(軟質塩化ビニル製)カバーを使用する。 ただし、電線管サイズ(31)(28)以下を目安とし、それ以上の電線管 は、Uボルトによる固定とする。 露出配管(1) 施 - 13 ※ 屋上(防水された場所) 電線管の固定は、Uボルト、クリップ、ルーパサドルを使用する。 コンクリートブロック等 ゴム板 ※ 水気の多い床面からの立ち上がり ① いんぺい配管 ② 露出配管 金属管 50mm 金属管 貫通部 +50mm 防食テープ (2重巻き) 注)排水溝がある場合は溝内を貫通させないこと。 露出配管(2) 施 - 14 ① ② ③ ④ ケーブルサポート ⑤ ⑦ ⑥ 底板 ①:予備線の端末には、キャップをかぶせるか絶縁テープを巻く。 ②:端子台への接続は、丸形圧着端子(JIS)を用い、絶縁キャップ(色別)を付けると共に、 デバイス番号を記入したマークチューブ(線が太い場合はテープ等で巻付けてもよい)等を 芯線につける。 (但し、単線の場合は、電線をネジの周りに3/4以上1周以下で巻付ける。また、絶縁 キャップの色は、盤内の配線のキャップ色(リングの場合はリング色)に合せる。) ③:ケーブルの外被、シールド材等を剥いた後の芯線は、適宜結束する。(木綿ひも等) (合成樹脂結束帯(インシュロック等)もこの部分には使用可とする。) ④:ケーブルの端末には、絶縁テープにて指定された色を巻く。 ケーブル シース色 高圧回路 黒 黒 低圧電源・動力回路 制御電源(AC) 黒 制御電源(DC) 黒 回 路 端末 色別 黒 灰 黄 青 回 路 計器・計測回路 通信回路 耐熱電線 耐火電線 端末 色別 赤 ケーブル 製作所 シース色 標 準 に同じ ケーブル シース色 黒 ⑤:ケーブルは木綿ひも、ロウ引き糸等でしっかりとケーブルサポート材に縛り付ける。 (合成樹脂結束帯(インシュロック等)は使用不可) ⑥:ケーブルの底板貫通部は、シール材にて塞ぐ。 ⑦:ケーブル1本毎に行先等を記入した札を付ける。 盤内配線(外線つなぎ込み)方法 施 - 15 (外線工事側) (盤内配線側) ①’ ②’ X5 ③ ① ② P2X34 ④ P2X34 P2X34 N2Y34 N2Y34 N2Y34 X125R 2 1 X125R1 X5-1 X5-2 X125R2 PY4CP10 4 3 X5-3 X5-4 PY4CP103 X5-3 (裏面) PY4CP104 X5-4 ①:マークチューブと端子台③の番号を合せる。また、番号は正面から見て左から (上下の場合は、上から)読めるようにつける。 ②:絶縁キャップ②は、盤内配線の絶縁キャップまたは、色別テープ②’の色に合 せる。 ④:絶縁キャップ付圧着端子の場合は、その色が端末色別色になっているか確認す る。なっていない場合は、②は端末色別の色のキャップにする。 (外線工事側) ① ② P2X34 X5 ③ (盤内配線側) ②’ ①’ P2X34 P2X34 ④ X5-3 4 PY4CP103 (裏面) X5-3 PY4CP104 X5-4 X5-1 3 X125R2 N2Y34 PY4CP10 X125R1 N2Y34 1 2 X125R N2Y34 X5-4 X5-2 配線接続(端子台1) 施 - 16 (裏面) X5-4 PY4CP104 X5-3 PY4CP103 X125R2 X5-3 X5-4 X5-2 X5-3 X5-4 X125R1 X5-4 PY4CP104 X5-3 PY4CP103 X5-2 X5-1 N2Y34 P2X34 P2X34 X125R2 X5-1 N2Y34 P2X34 ① P2X34 (外線工事側) X125R1 N2Y34 ② 4 (盤内配線側) 施 - 17 PY4CP10 N2Y34 ③ 3 X5 ④ 2 X125R ①’ N2Y34 ②’ 1 ①’ ④ (盤内配線側) PY4CP10 4 3 X125R 2 1 X5 N2Y34 ③ P2X34 ② P2X34 (外線工事側) ① ②’ (裏面) 配線接続(端子台2) ① R11 R11 S22 S22 R11 S22 ② ①:単線の場合は、端子台3/4周以上1周以下巻き付ける。 また、絶縁キャップは省略してよい。 ②:圧着端子を使う場合は、線を折り曲げて圧着する。 配線接続(端子台3) 施 - 18 <建築電気設備工事にて低圧分岐盤等に ケーブルを接続する場合> <電気設備工事にて照明分電盤に ケーブルを接続する場合> 赤 白 黒 例 三相3線式 白 赤 青 白 赤 R S T 青 白 赤 T ③ T 低圧分岐盤・ コントロールセンタ (盤内配線側) S 青 S T 白 R S 赤 R R 照明分電盤 (盤内配線側) 黒 例 三相3線式 赤 白 黒 ③ R S T ② (外線工事側) 赤 白 青 ① R S T ② (外線工事側) ① ④ ④ 黒 白 赤 <電動機にケーブルを接続する場合> 白 黒 U V W (電動機側) 赤 赤 白 青 U V W ③ 白 青 V W ① 赤 U ② (外線工事側) 黒 白 赤 ①:マークチューブと端子台③の番号を合せる。 また、番号は正面から見て左から(上下の 場合は、上から)読めるようにつける。 (施-16~18 参照) ②:絶縁キャップ②は、盤内配線の絶縁キャッ プまたは、色別テープの色に合せる。 ④:外線ケーブルの色別は、適用する仕様書の 色別に合わせる。 <備考> 接続先が本仕様書に基づく色別 の場合は、本ページは適用しな いこと。 ④ 配線接続(端子台4) 施 - 19 ※ 三(二)又分岐管を使用する場合(低圧14sq以上) ①:黒色の絶縁テープでしっかりと巻き付ける。 ②:灰色の絶縁テープでしっかりと巻き付ける。 ③:ブラケットを使用してケーブルサポート材に 固定する。ただし、60sq未満は木綿ひもで 固定してもよい。 ① 三(二)又分岐管 ② EM-CE 14sq-3C ③ ※ 三(二)又分岐管を使用しない場合(低圧14sq未満) ①:灰色の絶縁テープでしっかりと巻き付ける。 ① ケーブルサポート EM-CE 8sq-2C 端末処理 施 - 20 1.アクリル製等の場合 裏 表 盤番号 ケーブ 盤番号 ル番号 又は 負荷名称 例1 RY1~SP5へ ケーブル種類 サイズ・芯数 EM-CEE-S 2sq 7芯 表 RY1 EM-CEE-S 2sq-7C N06X12 SP5 例2 裏 CC3~1号雨水除塵機へ EM-CE 5.5sq 3芯 表 CC3 1号雨水 除塵機 裏 00CC3 EM-CE WJ012 5.5sq-3C 2.ラミネートの場合 例2 CC3~1号雨水除塵機へ EM-CE 5.5sq 3芯 裏 表 CC3~1号雨水除塵機 00CC3WJ012 EM-CE 5.5sq-3C <注意> ・アクリル製又はファイバ-製を原則として使用する。 (ラミネート製も監督員に確認のうえ使用してもよい。) ・文字は、油性黒インク(不滅インク等。ワープロのプリント等も可)等にて 消えないように記入する。なお、やむをえず貼付ける場合は、容易に剥がれ ないようにする。 行先表示札の作成方法 施 - 21 ※ 引込みの場合 負荷側へ シールドアース ブラケット ケーブル ZCT 地絡リレー 鉄フレーム M △・▽:ケーブルヘッド ----- :シールドアース 入力側へ ※ 引出しの場合 入力側へ シールドアース ブラケット 地絡リレー ケーブル ZCT M △・▽:ケーブルヘッド ----- :シールドアース 負荷側へ シールド接地工事(1) 施 - 22 鉄フレーム ※ 制御ケーブルの場合 シールドテープ 芯線 制御ケーブル 接地線(EM-IE電線) ハンダ付けをする。 ドレンワイヤ式も可とする。 (但し、短い場合はドレンワイヤをシールドテープにハンダ付けをする。) シールド接地工事(2) 施 - 23 気中負荷開閉器 (PAS・LA内蔵) 高圧ピン碍子 エントランスキャップ VCT・端末処理材 装柱図(2)参照 10,000(11,600) 電線管 (SOG制御線用) 電線管 (取引量計ケーブル用) コンクリート柱 (12-19-350kg) ケーブル保持材 玉碍子 支線 防水処理 2,000(2,400) 埋設表示テープ (高圧用) ※ ※ ※ ※ 2,500 電線管 (引込ケーブル保護用) 防食処理 (テープ等) 異種管接続材 SOG中継箱又は端子箱 接地端子箱 (接地線用、黄銅製 又はSUS製) ステーガード コンクリート根かせ HI(16) ステーロッド ステーブロック FEP等 接地極EA (LA用は、装柱材用と共用する。) 2,000 ( )内は14m柱に適用する。 腕金は1,800mmを標準とし、長さ、本数は必要に応じて増減してもよい。 各機器の仕様は、特記仕様書による。 腕金の固定には、アームタイレスバンドを使用してもよい。 装柱図(1) 施 - 24 気中負荷開閉器 (PAS) VCT (別途 電力会社支給) 腕金 PAS (LA内蔵) VCT 高圧ピン碍子 端末処理材 (FPの場合は耐火用) 施工者銘板 引込ケーブル 電線管(接地線用) 注 ・腕金は、1,800mmを標準とし、長さ、本数は必要に応じて増減してもよい。 ・各機器の仕様は、特記仕様書による。 ・腕金の固定には、アームタイレスバンドを使用してもよい。 装柱図(2) 施 - 25 150 50 ※ ハンドホール及び配管接続 アスファルト舗装 砕石(RC40) 防食テープ (GL+300mm程度まで) 詳細 埋設表示杭 600φ 埋設表示ピン 中間程度とする。 埋設表示シート 防水モルタルまたは 壁面止水材(エポキシ樹脂等) 60 防水モルタルを充填 捨コン (現場打以外は必要なし) 100 ベルマウス (予備管の場合は、 防水キャップ) 深さは図面による。 (図面に記載のない場合は、 工事共通仕様書 ( 電気工事 工事編)本文中による。) 砕石(RC40) ※ 波付硬質合成樹脂管の布設 100 掘削土埋戻し 山砂置換 L L 呼 径 30~ 50 60~150 200 間隔(Lmm) 50 70 100 50 L ・ケーブル相互は、300mm(低圧ケーブルと高圧ケーブル相互にあって は150mm)を超えるよう離隔するか、自消性のある難燃性の合成樹脂 管を使用する。 ・相互間隔は、太い管の間隔を適用する。 ・波付硬質合成樹脂管を接続する場合は、適合する接続材料を用いて、使 用するメーカーの施工方法により施工する。 地中埋設工事 施 - 26 1.過電流継電器等 15Y 51R(R) T=4 L=1.5 150% 45Hz 年度 デバイス(相) タップ レバー 2.不足電圧継電器等 15Y 27R T=80 L=2.5 年度 デバイス タップ レバー ・保護継電器の整定を変更した場合におこなう。 整定値は、当局監督員と十分に打合せの上、整定する。 ・ラベルは、不滅性のインク等で書かれたものを貼付ける。 (テープライター等で印刷されたものでも良い。) ・ケース前面の良く見えるところに貼付ける。 (ガラス面には貼付けないこと。) ・例以外の保護継電器にも同様に貼付ける。 保護継電器の整定 施 - 27 150%電流での 動作時間 (静止形の場合は不要)
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