ビンゴPDF - ビンゴの必要回数

ビンゴの所要時間
背景と目的
• パーティーでビンゴゲームをするとき、所要時間
がどれくらいかわからないと時間の計画が立て
られない。
• →ビンゴゲームで景品数と同数の参加者がビン
ゴになるまで何回程度玉を出さないといけない
かを調べる。
例)知恵袋の回答が大ざっぱだがBA
ビンゴゲームの定義
• 5×5マスのカードに、左の列から1~15、16
~30、31~45、46~60、61~75の数字からラ
ンダムに選んだ数字が書かれている。
• 真ん中はFreeではじめから開けてよい
• 出たボールの番号の所を開けることができる。
• 一列そろったらビンゴ
方法
• ネット上に解析解もあったが、問題を単純化して解いているか不
十分な解しか見つけられなかった。知恵袋の回答も単純化した問
題の解に基づくものが多かった。
• 解析的にとくのは、ダブルリーチ等の場合分けが面倒なので、モン
テカルロ法でシミュレーションして調べた。
結果:ビンゴゲームの確率分布
ビンゴになる確率
106 回繰り返した
玉を出した回数
景品数だけビンゴになった人が出るまでの平均回数
例)参加者が80人の時
景品数
玉を出す回数の95%信頼区間 [小
5
景品数
人数
小
100
95
90
85
80
75
70
65
60
55
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
大
19
19
20
20
20
20
21
21
21
22
22
23
23
24
25
26
27
29
32
41
10
小
28
28
29
29
29
30
30
31
31
32
33
33
34
35
37
38
40
43
48
63
大
24
24
25
25
25
26
26
26
27
28
28
29
30
31
32
33
36
39
47
15
小
31
32
32
33
33
34
34
35
35
36
37
38
39
40
42
44
47
51
64
大
27
28
28
28
29
29
30
30
31
31
32
33
34
35
37
39
42
49
20
小
34
34
35
35
36
36
37
37
38
39
40
41
42
44
46
49
53
65
大
30
30
30
31
31
32
32
33
34
34
35
36
38
39
41
44
51
25
小
36
36
37
37
38
38
39
40
41
42
43
44
46
47
50
54
65
大
32
32
33
33
33
34
35
35
36
37
38
39
41
43
46
52
30
小
37
38
38
39
40
40
41
42
43
44
45
47
49
51
55
65
大]の表
大
33
34
34
35
35
36
37
38
38
39
41
42
44
47
53
35
小
39
40
40
41
41
42
43
44
45
46
48
49
52
56
66
大
35
35
36
37
37
38
39
40
41
42
43
45
48
54
40
小
40
41
42
42
43
44
45
46
47
48
50
53
56
66
大
37
37
38
38
39
40
41
42
43
44
46
49
54
45
小
42
42
43
44
45
45
46
48
49
51
53
57
66
大
38
38
39
40
41
41
42
44
45
47
49
55
43
44
44
45
46
47
48
50
51
54
57
66
(人数,景品数) = (50人,20個)
の時、赤い部分を見て、玉を
出す回数が[35回 43回]の中
に95%の確率で収まることが
わかる。
50
小
大
55
小
大
60
小
大
65
小
大
70
小
大
75
小
大
80
小
大
85
小
大
90
小
大
95
小
大
39
44
41
46
42
47
43
48
44
49
46
51
47
52
49
54
51
56
53
59
40
45
41
46
43
48
44
49
45
50
47
52
49
54
51
56
53
59
58
67
41
46
42
47
43
49
45
50
47
52
48
54
50
56
53
59
57
67
41
47
43
48
44
50
46
51
48
53
50
56
52
59
57
67
42
48
44
49
46
51
47
53
49
55
52
59
57
67
43
49
45
51
47
53
49
55
52
58
57
67
44
50
46
52
49
55
51
58
57
67
46
52
48
54
51
58
56
67
48
54
51
58
56
67
50
57
56
66
55
66
繰り返しは100000回
• ビンゴゲームの参加人数と景品数がわかっているとき、
この表を見れば玉を出す回数の目安がわかる。
100
小
58
大
67
95%信頼区間の幅
景品数
5
人数
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
65
70
75
80
85
90
100
95
90
85
80
75
70
65
60
55
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
7
8
7
8
8
8
8
9
8
8
9
9
9
9
10
11
11
12
17
7
6
7
7
7
7
7
7
7
8
8
8
8
9
9
10
11
16
6
6
7
6
7
6
7
7
7
8
8
8
8
8
9
10
14
5
6
5
6
7
6
6
7
7
7
7
8
8
8
9
13
6
6
6
6
6
6
6
6
7
7
7
7
8
9
13
5
6
6
5
6
6
6
6
6
6
7
8
8
12
5
5
5
6
6
5
5
6
6
7
7
8
12
5
6
5
5
5
6
6
6
6
7
8
11
5
5
5
6
6
6
6
6
6
7
11
5
5
5
5
5
6
6
6
7
10
5
5
6
6
5
6
6
7
11
5
5
5
5
6
6
7
11
5
5
5
5
6
6
10
5
5
6
6
7
10
5
5
6
7
10
5
5
6
10
5
6
10
9
9
9
9
9
10
9
10
10
10
11
10
11
11
12
12
13
14
16
22
95 100
殆どの場合で玉を出す回数に10回以下
の幅をみて計画を立てておけば良いこと
がわかった。
6
9
9
まとめと課題
• ビンゴをするのに必要な回数がとりあえず大
ざっぱに判った。
• 確率分布は正規分布に近いが歪んでいた。
• 今後、もっと探すとネット上にちゃんとした解
析解があるかもしれないので探して何分布か
言えると良い。