CSR報告書2012 - 株式会社建設技術研究所

CSR
REPORT
2012
CONTENTS
社長メッセージ …………………………… 1
CSR基本方針 ……………………………… 2
技術を通じた社 会貢献 活動 …………… 3
業務表彰 ……………………………………7
受 賞 ………………………………………… 8
地域への貢献活動 ………………………… 9
国際交流 ……………………………………12
技術開発と人材育成 ……………………13
オフィス・自社ビルでの環 境 活動 ……16
株式会社建設技術研究所の紹介 ……18
社長メッセージ
東日本大震災から1年半ほどが経過しました。被災者の皆様、
ならびに
そのご家族の皆様には、改めまして心よりお見舞い申し上げます。死者・行
方不明者合わせて約1万9千人、全半壊建物およそ39万戸という未曾有
の大震災でしたが、現在、本格的な復興が始まっています。
また、福島第一
原子力発電所の事故についても、震災直後の危機的状況から脱し、全体
として収束の方向に向かいつつあります。時間はかかりますが、除染作業
などを通じて被害地域復活の動きが強まっています。大震災からの復興と
原発事故からの回復に国を挙げて取り組むことを通じて、元気な日本へ歩
む道筋がみえようとしています。
東日本大震災からの復旧・復興への取り組みにおいて、建設コンサルタ
ントの果たす役割は極めて重要です。
「まちづくり」、
「 国づくり」
での企画、
調査、設計の部分を担う建設コンサルタントには、被災地の復旧・復興に
向けて総力を上げて取り組むことが求められています。見方を変えれば、
自
らの職分を果たすことが復興につながり、国と国民の安全・安心や、強じん
な防災につながるという、恵まれた立場にあると言えます。
当社は現在、役職員約1,300人、
うち技術士約600人を擁し、売上高で
は国内市場でトップを争う総合建設コンサルタントです。河川、
ダム、道路、
橋梁、
トンネル、都市そして情報、環境、防災、国際分野と、社会資本整備
の多様な分野において活躍しています。建設技術研究所とその役職員は、
持てる技術力を十二分に発揮することにより、災害からの復興、原発事故
対応、全国の防災強化に最大限の貢献を行うことを誓います。
本報告書では、経営理念・行動憲章を踏まえた当社のCSR基本方針、
ならびに技術を通じた社会貢献活動や地域への貢献活動を広く皆様方
にご紹介いたします。皆様には、
ご意見、
ご助言をいただければ幸いです。
また当社経営への引き続きのご理解とご支援を賜りますよう、
よろしくお願
い申し上げる次第です。
平成24年8月
代表取締役社長
1
CTI CSR REPORT 2012
大島 一哉
CSR基本方針
建設技術研究所のCSR
目 的
当社では、社会資本整備事業とその技術を通じて、
「地球環境の未来を常に見つめながら、人にやさしい、
建設技術研究所の社会的責任
● 企業として、
きちんとした仕事をし、高品質の成果を生
安全で安心できる環境の創造を目指し、人類の幸福と
み出すこと、
またその結果として安定的に成長すること。
繁栄を求める国づくり、
多様な要請、
多様な価値観に応
え、持続可能な社会づくりに挑戦」
し、多様なステーク
● 当社が有する技術を活用して、
仕事以外の面でも、地
球環境保全や環境教育などで社会貢献すること。
ホルダーと良好な関係を構築するために、
国民の期待
● 当社が企業活動の成果を、
地域に還元していくこと。
と要請に対して誠実に建設技術研究所の社会的責任
● 当社社員が、
家庭生活、地域生活の中で求められてい
る責任を果たすこと。
(CSR)
を果たしていくことを目的としています。
基本方針
● 私たちは、
私たちが行っている社会資本整備のための企業活動を誠実に
遂行することが、
CSR活動そのものとの意識をもって行動します。
● 私たち社員一人一人は、
常に行動憲章を意識し、
これを念頭に
顧 客
日々の企業活動を行うことを通じて、
CSRを実現します。
地球環境
株 主
● 私たちは、
技術を拠り所とする会社であることから、
常に技術と
人を磨き、
CSRを実現する努力を惜しみません。
関 係機関
地域社会
● 私たちは、
地球環境への取り組みを大事にし、
グローバルな
視点でCSRを推進します。
学協会
● 私たちは毎年、
CSR活動目標を設定し活動するとともに、
その達成度を
ステークホルダーに報告することによって対話をはかります。
協力会社等
社員家 族
CTI : Civil engineering Technology Institute
経 営 理 念と行 動 憲 章
経営 理 念
世界に誇れる技術と英知で、
安全で潤いのある豊かな社会づくりに挑戦する
行動憲章
【1】顧客満足度の向上
【3】倫理・法令の遵守
【6】環境への配慮
専門家としての誇り、使命感、倫理観を持って、
社会的責任と公共的使命を認識し、
独立したコン
人と自然が共に存在する恵み豊かな環境と美し
顧客の理解、満足、信頼を第一優先として行動
サルタントとして公正な企業活動を行います。
い国づくり、地球環境問題の解決に向けて積極
します。
的に行動します。
【4】情報の開示
【2】技術力向上と品質向上
専門家として、
新しい分野や技術への積極的な
よき企業市民として、積極的に社会貢献活動を
図り、
正しい企業活動情報を適確に開示します。
行います。
挑戦、高度な技術力の確保と向上、優れた人格
の形成など自己研鑽に励み、提供するサービス
の品質向上に努めます。
【7】社会貢献
株主をはじめ、
広く社会とのコミュニケーションを
【5】社員満足度の向上
社員の人間性を尊重し、
活力をもって働ける職場
環境を確保し、
ゆとりと豊かさを実現します。
【8】国際貢献
国際的な事業活動においては、国際ルールや現
地の法律を遵守し、
多様な文化や習慣を尊重し、
その発展に貢献するように行動します。
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技術を通じた社会貢献活動
東日本大震災からの復旧と復興
今回の震災では、社会基盤施設 や まち も多大な被害を受けました。
当社は、
持てる技術力でその復旧と復興に貢献しています。
2011(平成23)年3月11日14時46分、牡鹿半島沖を震源域としマグニチュード9.0と推定される有史以来最大級の東
北地方太平洋沖地震が発生しました。この地震により、東日本を中心に広い範囲で激しい揺れが生じるとともに、沿
岸部には巨大津波が来襲し、東北・関東地方を中心に死者・行方不明者約1万9千人、建物の全半壊約39万戸、
一部破損約72万戸など、多くの生命や財産が失われました(2012〈平成24〉年7月4日、警察庁資料)。今回の大震災で
は、これまでに営々と築き上げられてきた道路、堤防などの社会基盤施設や「まち」にも甚大な被害が発生しました。
社会基盤施設の被災と復旧
1. 河川・海岸施設など
造の堤防など、被災の教訓を取り入れた設計などが実施され
今回の震災による被害は、地震と津波による複合災害でし
ています。
た。特に津波の規模が大きく、その莫大な破壊力によって沿
2. 道路・交通施設など
岸部の各施設が壊滅的な被害を受けるとともに、津波が河川
沿岸部の道路・交通施設は大きな被害を受け、特に、宮城
を遡上(阿武隈川では13㎞まで、北上川では49㎞まで)するこ
県仙台市から三陸沿岸を通過して青森県青森市に至る国道
とにより被害が拡大しました。
45号は、沿岸部の橋梁が津波によって流失するなど、その機
地震による河川関連施設の被害は、堤防の亀裂や崩壊、天
能が寸断されました。
端舗装の破壊のほか、樋門・樋管などの構造物において亀裂
これを踏まえて国土交通省東北地方整備局は、震災直後に
が多数発生しました。また津波により、橋梁、堰などの川を横
「くしの歯作戦」と呼ばれる道路啓開(東北縦貫道を軸とし、
断する構造物に多大な被害が生じたほか、多数の海岸堤防や
既設の横断道をくしの歯に見立て、がれきなどで塞がれた道
海岸護岸が津波によって流失・崩壊しました。
路を通行可能にすること)を行い、緊急物資の輸送ルートが
わが国は、梅雨から秋の台風期にかけて洪水が発生しやす
確保されました。
い特性を有しますが、堤防が壊れた状況のままで洪水が発生
一方、建設途上の三陸縦貫自動車道は被災を免れ、高台部
した場合には、さらに大規模な氾濫被害へと繋がりかねない
分が住民の避難場所として使用されたり、震災後の緊急輸送
ため、国土交通省を中心に応急対策が実施され、それらの工
路として機能したりして、
「命の道」とも称されました。また、仙
事は2011(平成23)年6月までに完了しました。現在は、本格復
台東部道路の盛土は津波の拡散を抑えるなどの副次的効果
旧に向け、沿岸・沿川の市町村のまちづくりと連携しつつ、背
を発揮しており、今回の震災では、道路の多面的な機能が改
後地の防潮林整備に合わせた堤防の拡幅や決壊しにくい構
めて認識されました。
けいかい
被災した旧北上川左岸高潮堤(2011.6.13:宮城県石巻市) 寸断された国道45号(2011.3.26:岩手県釜石市)
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社会基盤施設の復旧における当社の取り組み
■ 震災直後からの河川・海岸施設の復旧の支援
国土交通省仙台河川国道事務所、北上川下流河川事務所
からの要請を受け、社員が震災翌日から現地に入りました。
TEC-FORCE(国土交通省の緊急災害対策派遣隊)との合同に
よる被災調査及び当面の水防活動強化を図るための水防水
位の設定などを実施しました。
また、津波によって大きな被害を受けた仙台湾南部海岸(宮
城県)では海岸堤防高の見直しが行われましたが、これを踏ま
えて名取川・阿武隈川の河口部堤防計画の見直しを担当しま
した。
今後は、河川に隣接する自治体の復興まちづくり計画の決
津波により決壊した北上川の堤防の被災状況調査
定に合わせ、決壊しにくい構造を取り入れた堤防計画が決定さ
れることになっています。
■ 鳴子・郡山地区緊急橋梁点検の実施
国土交通省東北技術事務所の緊急要請を受け、当社も加盟
する一般社団法人建設コンサルタンツ協会東北支部の20社余
りが分担し、道路・橋梁・斜面などの緊急点検を実施しました。
当社は、鳴子地区(宮城県)、郡山地区(福島県)における国
管理の橋梁の点検を担当しました。対象橋梁数は鳴子地区46
橋、郡山地区52橋の計98橋で、地区ごとに技術者・点検員を派
遣し、大きな余震のあった4月7日の直後に点検を実施し、4月中
には点検調書、箇所別調書、箇所別説明図などの作成を終えま
した。幸い、当社が担当した工区の橋梁には震災による深刻な
緊急橋梁点検の実施状況
損傷は見られませんでしたが、沿岸部では橋梁流失や落橋、桁
ずれなどの甚大な被害が確認されました。
■ 感謝状
(東日本大震災関係功労者)
国土交通省東北地方整備局長から、以下の功績に対して感謝
状を頂きました。
《功績概要》
●河川施設の被災状況調査及び緊急復旧に向けた測量設計を
迅速に実施し、早期の災害復旧に尽力した。
● 橋梁の緊急点検を短期間に実施し、
緊急輸送道路の安全確
保に尽力した。
国土交通省東北地方整備局長からの感謝状
CTI CSR REPORT 2012
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技術を通じた社会貢献活動
市街地の被災と復旧・復興
1.市街地における面的な被害の発生
2.被災市街地の復興に向けた現状
今回の震災では、個別の施設が被災したことに留まらず、
市街地の復興に向け、各被災自治体では被災前以上の復
市街地が面的に被災し、
「まち」そのものがなくなってしまっ
興を果たそうと努力しています。復興の指針となる復興計画
た地域が少なくありませんでした。
は、ほぼ全ての被災自治体で策定されています。政府による
国土交通省都市局により公表された「東日本大震災による
予算の確保や、復興に向けて必要となる事業制度も整えられ
被災現況調査結果について
(第一次報告)」によると、建物被
つつあります。
災状況による浸水区域は表-1のとおりです。
その一方で、復興の実際の進捗状況は地域によって千差
表-1 建物被災状況による浸水区域の区分と面積
区
分
面 積
万別です。被災住民との合意に至り測量、調査、設計に着手し
ている地域もあれば、いまだ被災住民との対話すらままなら
ない地域もあります。
その原因としては、被災自治体の人材不
建築物の多くが全壊(流失含む)の区域
約99km2
建築物の多くが大規模半壊、半壊の区域
約58km2
域コミュニティの崩壊などが挙げられます。
こうした、極めて
約363km2
基本的な部分が足かせになって、復興が思うように進んでい
それ以外の浸水区域
東京都区部の面積:約622km2 [参考] 山手線内側の面積:約63km2
関東大震災(1923年)
の焼失面積:約35km2
建 築 物 の 多くが 全 壊また は 流 失した 区 域 の 面 積 は 約
99km 2 に及び、山手線内側の面積の1.5倍を超える範囲と
なっています。
足に加え、仮設住宅の点在や住民の外部への転居による地
ない現状があります。
3.市街地の復興に向けた課題
東日本大震災は、過疎化・高齢化が著しい東北地方沿岸部
に甚大な被害をもたらしました。安全で安心な暮らしを営む
ことができる復興を実現するためには、将来にわたり、津波
から尊い人命だけは守れるよう、市街地や集落の安全性を確
保していく必要があります。
これを実現するためには、
これま
での概念にとらわれることなく、あらゆる分野の専門家が力
を合わせて知恵を出し合う必要があります。
震災翌日の釜石市中心市街地の状況(2011.3.12:岩手
県釜石市大町)
5
CTI CSR REPORT 2012
震災から5ヶ月余りが経過した釜石市中心市街地の
状況(2011.8.31:岩手県釜石市大町)
復興まちづくりにおける当社の取り組み
■災害廃棄物(がれき)の利用計画に関する調査
林野庁では、東日本大震災で大量に発生した災害廃棄物(がれ
き)のうち無害化された再生資源や建設発生土などを、多機能海岸
防災林の盛土材として有効利用する構想を持っています。当社は、
復興まちづくりの基礎となる、この構想の実現に向けた検討業務を
受託し、各種の調査・検討・提案を行いました。
具体的には、岩手県、宮城県、福島県の19市町を対象とするヒアリ
ング調査やアンケート調査を実施し、災害廃棄物の存在量、盛土材
としての利用可能量、高台での宅地造成にともなって発生する土砂
量などを算出しました。また、木質系資材を盛土材として活用する
際の制度上の課題を把握したうえでモデル事業の検討を行い、多
二次仮置場で木質がれきをチップ化している状況
(宮城県仙台市)
■津波避難施設に関する被害実態調査
機能海岸防災林における災害廃棄物の利用計画を作成しました。
東日本大震災では、津波からの避難において中高層建築物な
どの高所スペースに効果があることが確認されました。
当社は、東日本大震災以前から、こうした避難スペースの事例
や特徴を調査し、津波災害リスクの高い地域での普及に向けた情
報提供を行ってきました。さらに、発災直後から津波避難施設の
被害実態を自主的に調査し、これらの最新データを国や津波防
災計画づくりに関心の高い地方自治体へ提供しました。こうした
活動が評価され、津波避難施設が備えるべき機能や配置の考え
方、地域における津波避難計画の立案などの業務を受託しまし
屋上が避難場所として機能した津波避難施設
(宮城県南三陸町)
■被災自治体に対する復興支援
た。これらの業務を通じ、地震・津波に対する減災まちづくりに取
り組んでいます。
震災発生以前より釜石市の中心市街地活性化計画や、都市計
画マスタープランの作成業務を受託していたこともあり、震災直後
から岩手県釜石市の現地に社員を常駐させ、復興支援を行ってい
ます。
また、CTIグループ企業の福岡都市技術株式会社は、青森県八戸
市、三沢市において復興パターン概略検討業務を受託しました。岩
手県陸前高田市、宮城県女川町、福島県新地町では復興パターン
詳細検討業務を受託するなど、グループを挙げて被災自治体に対
する復興支援を行っています。
なお、本格化する復興への対応をより一層強化するため、2012
市長ほか釜石市の幹部に復興方針を説明する
社員
(2011.4.8:釜石市災害対策本部内)
(平成24)年1月1日には東北復興推進センター内に「釜石復興推進
事務所」を設置しました。
CTI CSR REPORT 2012
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業務 表彰
2010
(平成22)年度に受注した業務に対して、国土交通省から
21件の局長表彰、
2件の部長表彰、33件の事務所長表彰を受けました。
局長表彰
道路環境研究室
道路事業の計画段階環境配慮に関する検討業務
国土技術政策
総合研究所
水資源研究室
水循環再構築に向けた影響算定手法検討業務
道路構造物管理研究室
高強度鉄筋コンクリートの適用性評価に関する
実験・試設計業務
都市計画研究室
住宅地の住環境性能に関する被験者実験業務
東北地方整備局
関東地方整備局
岩手河川国道事務所
北上川上流樹木影響評価手法等検討業務
中国地方整備局
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CTI CSR REPORT 2012
玉川ダム管理所
玉川ダム放流バルブ点検歩廊
予備詳細設計業務
常陸河川国道事務所
H22 久慈川・那珂川環境検討業務
霞ヶ浦河川事務所
H22 霞ヶ浦水環境改善手法検討業務
高崎河川国道事務所
三国防災他現況調査
下館河川事務所
平成22年度 鬼怒川・小貝川水理解析検討業務
H22 宮ヶ瀬ダムフォローアップ調査
評価検討業務
川崎国道事務所
管内道路計画基礎資料作成業務
横浜国道事務所
H21 さがみ縦貫道路他環境調査業務
利根川水系砂防事務所
H21 片品川流域生産土砂量検討業務
三重河川国道事務所
平成22年度 西南海岸事業評価検討業務
木曽川下流河川事務所
平成22年度 木曽三川下流部河道検討業務
富士川急流河川河道管理検討業務
甲府河川国道事務所
富士川水環境検討業務
富士川河川管理施設耐震検討業務
信濃川下流河川事務所
金衛町工区人工リーフ環境等
モニタリング調査業務委託
黒部河川事務所
天竜川ダム統合管理事務所
平成22年度 天竜川流水管理検討業務
黒部川流砂系総合土砂管理計画
検討業務委託
多治見砂防国道事務所
平成22年度 滑川流域施設設計業務
兵庫国道事務所
渋滞要因調査分析業務
木曽川上流河川事務所
平成22年度 長良川中流部河川整備検討業務
岐阜国道事務所
平成22年度 岐阜国道管内交通安全対策検討業務
静岡国道事務所
平成22年度 静岡新交通軸インパクト調査検討業務
三重河川国道事務所
平成22年度 中勢道路水文調査
木曽川下流河川事務所
平成22年度 木曽三川下流部河道検討業務
北勢国道事務所
平成22年度 北勢管内整備効果検討業務
福井河川国道事務所
九頭竜川水系河道整備方策立案業務
紀の川ダム統合管理事務所
大滝ダム管理運用調査業務
出雲河川事務所
中海宍道湖水環境総合管理検討業務
武雄河川事務所 馬田排水機場詳細設計業務
淀川三川合流域予備設計業務
札幌開発建設部
一般国道5号 札幌市 道路構造概略検討業務
淀川河川事務所
旭川開発建設部
石狩川砂防事業の内
黒岳沢川第1号堰堤改良検討業務
大和川河川事務所
大和川水環境管理調査業務
浪速国道事務所
第二京阪道路他整備効果資料作成業務
六甲砂防事務所
六甲山系砂防堰堤概略設計業務
近畿技術事務所
西部地区橋梁点検業務
部長表彰
北海道開発局
森吉山ダム堤体挙動解析業務
相模川水系広域ダム管理事務所
川内川河川事務所
鶴田ダム再開発貯水池法面検討業務
北海道開発局
森吉山ダム工事事務所
平成22年度 荒川下流部河道断面検討業務
北九州国道事務所
北九州国道管内事故対策検討業務
九州地方整備局
名取川閖上上地区・日辺地区堤防設計業務
荒川下流河川事務所
多治見砂防国道事務所
平成22年度 滑川流域施設設計業務
近畿地方整備局
仙台河川国道事務所
胆沢ダム工事事務所
胆沢ダム基本設計会議資料作成等業務
利根川ダム統合管理事務所
H22 吾妻川上流水環境改善効果検討業務
中部地方整備局
事務所長表彰
桂川嵐山地区整備手法計画業務
出雲河川事務所
中海宍道湖水環境総合管理検討業務
札幌開発建設部
大都市を貫流する急流河川における
氾濫解析検討業務
岡山河川事務所
旭川河口部周辺環境調査検討業務
嘉瀬川ダム工事事務所
嘉瀬川ダム環境保全調査整理検討業務
留萌開発建設部
留萌ダム猛禽類生息環境調査検討業務
長崎河川国道事務所
本明川ダム移植魚類モニタリング調査業務
受
賞
当社が携わった施設や事業が評価されました。
土木学会田中賞※(作品部門賞)
不動大橋《旧称:八ッ場ダム湖面2号橋》
(群馬県長野原町)
世界初の橋梁形式・PC複合トラスエクストラドーズド橋
として、2011(平成23)年4月に供用を開始しました。複合
橋梁の技術的発展に大きく貢献することから、
コロラドリ
あまる べ
バー橋(米国)、余部橋梁(兵庫県)、羽田空港D滑走路連絡
誘導路橋(東京都)
とともに受賞しました。
※「土木学会田中賞」
:1966
(昭和41)年度より橋梁・鋼構造工学に関する優秀
な業績に対して贈呈されている学会賞。
土木学会関西支部技術賞
ハーバーハイウェイ長大橋部の
耐震補強事業 (兵庫県神戸市)
神戸港ハーバーハイウェイに架かる6つの長大橋に合理
的な耐震対策を行うため、個別の耐震性能グレード(要求
性能)
を設定し、補強事業を設計しました。
この設計方法は
新たな性能設計の考え方です。当社はその中で、各長大橋
の耐震性能グレードの設定と3橋(六甲大橋、灘大橋、住吉
浜大橋)
の耐震補強設計を行いました。
ダム工学会技術賞
竹田水害緊急治水ダム建設事業
《稲葉ダム》(大分県竹田市)
稲葉ダムでは、
「 造成アバットメント※(国内初の実用
化)」、浸透水対策における多種多様な新技術・新工法、合
理性を追求した「貯水池表面遮水工」などの採用により、技
術的課題を克服しました。
※堤体端部にコンクリート躯体による人工岩盤を設置すること。
(写真提供:大分県竹田ダム建設事務所)
プレストレストコンクリート技術協会賞、
日本コンクリート工学会賞(作品賞)
な
き じん そん
ワルミ大橋 (沖縄県名護市、今帰仁村)
架橋現場が国指定鳥獣保護区に指定されていることか
ら、水域内に橋脚のない上路式鉄筋コンクリート固定アー
チ橋を、
また海象条件などを考慮して斜吊りした架設用の
鋼製アーチを用いた架設工法を採用しました。
CTI CSR REPORT 2012
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地域への貢献活動
日本橋地域での社会貢献活動
「お江戸日本橋舟めぐり」
の開催
当社は、本社のある東京・日本橋地域の団体と共同で「江戸東京再発見コンソーシ
アム」
を立ち上げ、
「舟めぐり」や「街めぐり」の実施により地域の活性化を支援してい
ます。
この一環として、2011(平成23)年4月に完成した日本橋船着場を発着点とする
日本橋川コース、神田川コース、小名木川コース、深川コースの「舟めぐり」のほか、夏
の納涼舟や春の花見舟の運航、舟めぐりに街歩きをプラスした「舟街めぐり」などを
実施し、合わせて年間1,500人近いお客さまにご利用いただきました。
スカイツリーを背景に永代橋付近を航行する
「舟めぐり」
中の江戸東京号
日本橋「橋洗い」
への参加
日本橋「橋洗い」は日本橋を永く後世に伝え、大切に美しく保存していくため、1971
(昭和46)年から名橋「日本橋」保存会が実施しているもので、当社は同会に法人会員
として加入しています。現在の20代目日本橋が架橋されて100年を迎えた2011(平成
23)年の7月31日に行われた第41回目の「橋洗い」
では、約1,500人が気持ちをこめて日
本橋を磨きました。参加した社員からは、
「会社界隈の街並みを違った感覚で見ること
ができて良かった」などの声が寄せられました。
日本橋「橋洗い」
(2011年)
日本橋美人博覧会
「中央区の児童・生徒による 日本橋 書道展」
への協賛
当社も協賛している第4回日本橋美人博覧会(2011〈平成23〉年10月∼11月)にお
いて
「中央区の児童・生徒による 日本橋 書道展」が開催されました。
これは、中央区
の児童・生徒による日本橋から連想する言葉をテーマとした書道展で、入選作品に
対して各協賛企業が企業賞を贈りました。
「建設技術研究所賞」は「かわ」
「みち」の2
作品で、受賞者には「舟めぐり」親子ペア乗船券をお贈りしました。
「中央区の児童・生徒による 日本橋 書道展」
(2011年)
での「建設技術研究所賞」受賞作品
日本橋人形市無料シャトルバスへの協賛と
人形町街めぐりの実施
日本橋人形町では毎年10月13日∼15日に「人形市」が開催されます。当社は期間
中に運行される無料シャトルバスに協賛したほか、2011(平成23)年には協賛イベ
ントとして、
「人形市ぐるっと体験特別コース∼人形町街めぐりとグルメランチ∼」
を
実施しました。
ホテルでのランチ後に人形町界隈の街めぐりを行い、
シャトルバスで移動して日
本橋船着場から舟めぐりをお楽しみいただきました。
協賛企業名の書かれた人形市無料シャトルバス
中央区民カレッジ
「記憶をつなぐ日本橋」
への協力
東京都中央区文化・生涯学習課では、区民の生涯学習の場を提供するため、区民
カレッジを開設しています。
そのひとつとして、2011(平成23)年に「名橋日本橋架橋
100年記念 記憶をつなぐ日本橋」が開講され、
これに協力しました。
この講座は「歴
史、建築、美術、絵画、街の未来などの多方面から日本橋を細見する」
ことをテーマと
したもので、最終回では「江戸東京再発見コンソーシアム」による日本橋川の「舟めぐ
り」
を実施し、普段とはひと味違う日本橋を体験していただきました。
日本橋と江戸東京号
9
CTI CSR REPORT 2012
※ CSR key word:CSR活動の国際的なガイドライン
(GRI)
による
各地における社会貢献活動
そう べつ ちょう
壮瞥町・昭和新山国際雪合戦への協賛と参加
う
す ぐん
北海道有珠郡壮瞥町では、冬の閑散期の地域経済活性化を目的として、昔ながら
の雪合戦をイベント化し、1989(平成元)年から昭和新山国際雪合戦として毎年開催
しています。
当社は壮瞥町の要請もあり、2001(平成13)年から毎年協賛し、社員やその家族が
大会にも参加しています。2011(平成13)年2月の第23回大会では海外も含め152
チームが参加しました。
昭和新山国際雪合戦(2011年)
広瀬川1万人プロジェクトへの参加
「広瀬川1万人プロジェクト」は、100万都市仙台市の人口の1%にあたる1万人を
キーワードとした流域一斉清掃や自然体験活動です。市内を流れる杜の都のシンボ
ル・広瀬川への親しみを持ってもらい、流域の自然環境保全と広瀬川の新たな魅力
創出を図ることを目的としています。東北支社では、2005(平成17)年からこの活動
に関わり、毎年多くの社員が参加しています。2011(平成23)年9月に開催された「第
12回広瀬川一斉清掃」にも参加し、
広瀬川の環境保全に寄与しました。
広瀬川1万人プロジェクト
当社と東北大学の参加者(2011年)
中央区グリーンアッププロジェクト
(植栽活動)への参加
東京都中央区では、緑のアダプト活動(公園や道路などの公共施設を地域住民や
企業に管理していただく養子縁組制度)
を創設しており、花や緑でつつまれた美しい
まち、
清潔なまちの実現に力を注いでいます。
この植栽活動は中央区社会貢献企業連合会が主催するもので、当社は2011(平成
23)年に初めて参加しました。一般市民や近隣企業にお勤めの方々とともに、隅田川
左岸テラス
「佃大橋」架橋下においてユキヤナギやツツジなどの植栽を行いました。
中央区グリーンアッププロジェクト
(2011年)
「なにわ八百八橋」
の橋洗いへの参加
大阪は、東京の「江戸八百八町」に対して、
「なにわ八百八橋」
と並び称されるよう
に、古くから多くの橋が架けられ、商都大阪に暮らす人々にとって、橋は日々の生活や
町の発展を支える重要な役割を担ってきました。なにわ八百八橋の橋洗いは、
こうし
た橋の美しい姿を保つとともに、
まちの賑わいや活性化につなげることを目的とし
て地域の人々が主体となり2004(平成16)年度から行われているものです。大阪本社
でも
「大阪開設50周年」
を機に、第9回なにわ八百八橋
「橋洗い」に初参加しました。
「なにわ八百八橋」の橋洗い(2011年)
社外組織を通じた社会的活動
当社では、社外組織を通じた社会貢献にも取り組んでいます。
多くの社員が委員会委員などとして活動するとともに、2011(平成
23)年には、大島社長が一般社団法人建設コンサルタンツ協会の
会長に、内村副社長が公益社団法人日本技術士会の会長にそれ
ぞれ就任し、
これらの団体が行う活動をリードしています。
建設コンサルタンツ協会会長
として挨拶する大島社長
技術士会会長に就任した
内村副社長
CTI CSR REPORT 2012
10
地 域 への 貢 献 活 動
CSR
key word
社会
地震火災から文化財を守る協議会の運営支援
「地震火災から文化財を守る協議会」及び「NPO災害から文化財を守る会」は、阪神淡路大震災を契機として発足したもので、貴重な
文化財を災害から守るために、被害防止に関する調査・研究ならびに関連する事業を行い、伝統ある文化遺産を後世に伝える活動に寄
与することを目的としています。
当社のシンクタンクである国土文化研究所では、地域・社会貢献活動のひとつとして、
「地震火災から文化財を守る協議会」の事務局
を担い、
こうした協議会の活動を通じて文化財の保全や、文化財を活かした地域の活性化や防災力の向上に貢献していきたいと考えて
います。
2011(平成23)年における
「地震火災から文化財を守る協議会」及び「NPO災害から文化財を守る会」の主な活動は次の通りです。
◆第15回地震火災フォーラムの開催
◆地震火災から文化財を守る協議会の運営
2011(平成23)年11月26日、山口県山口市湯田温泉のカ
おおむね月1回のペースで幹事会を開催し、
フォーラムの
リエンテ山口において
「わたしの心には山口があります∼
企画・準備や過去15年のフォーラムアンケート結果の分析、
いま、わたし達の文化財について考える∼」
と題したフォー
地域拠点の拡大などについて議論を重ねています。
ラムを開催し、約230名の方にご参加いただきました。
技術部会では延焼抑止放水システムの開発、環境防災水
利としての市民消火栓の機能改善、地域防災警報器のセン
サーの開発、京都本願寺水道の再生計画、社寺の耐震施設
点検マニュアル作成などを検討しています。
◆NPO会員向け機関誌「情報ネット」
の発行
フォーラム結 果 の 報 告 や 会
員・地域拠点・学識経験者など
からの投稿記事などを掲載した
機関誌「情報ネット」
(第24号及
び第25号)を発行しました。当
社はNPOが機関誌を発行する
にあたり、原稿の作成などの支
第15回地震火災フォーラム
(2011年)パネルディスカッション
(写真提供:山口県)
援を行いました。
機関誌「情報ネット」
(第25号)
国土文化研究所オープンセミナーの開催
第4回オープンセミナー
「東日本大震災の教訓」
の開催
2011(平成23)年9月16日、
日本橋浜町のFタワープラザにお
いて、国土文化研究所第4回オープンセミナー「東日本大震災の
教訓∼千年に一度の地震と津波がもたらした衝撃∼」
を開催し
ました。
11
オープンセミナーは、国土文化研究所の設立趣旨である
「心
セミナー会場全景
の豊かさを醸成できる空間を創出するための知識・技術を一般
第4回は、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授を講師に迎え
に還元していく」
ことを目的として、2008(平成20)年から地域住
てご講演をいただき、地域の皆さんと当社社員合わせて150名ほ
民の方々に参加を呼びかけて開催しているものです。
どの方にご参加いただきました。
CTI CSR REPORT 2012
国際交流
◆世界工学団体連盟の活動ならびに
世界工学会議WECC2015に向けた活動を支援
過去数年にわたって、
日本学術会議と日本工学会の
支援を通じ、特に災害リスクマネジメント分野の活動を
中心に世界工学団体連盟
(WFEO)
を支援しています。
2011( 平成23)年にスイスのジュネーブで開催され
た世界工学会議では、2015年に国立京都国際会館で
開催される次回の会議(WECC 2015)に向けて、開催地
である京都を紹介する展示ブースを設置し、当社の社
員が現地で広報活動を実施しました。
2015年の開催国代表(当社石井相談
役)に引き継がれた記念モニュメント
次 回 の 開 催 地・京 都を紹 介 する展 示
ブースを設置し、社員が広報活動を実施
◆第8回水辺・流域再生に関わる国際フォーラムの開催
公益財団法人リバーフロント研究所との共同研究の一環として
総合討論会の様子
「日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)」
を運営しています。
2011(平成23)年11月には、JRRN主催による
『第8回水辺・流域再
生に関わる国際フォーラム∼減災と環境保全の視点から都市河川
再生を考える』
を、
オーストラリア、台湾、韓国、中国、及び日本の専
門家を講師に招き開催しました。
二日目には、海外講師とともに埼玉県朝霞市を流れる黒目川を
訪れ、埼玉県朝霞県土整備事務所及び黒目川の河川環境改善活
動に取り組む市民団体の方々との交流を支援しました。
埼 玉 県 黒目川 にお ける
各国専門家と地元の方々
との交流
◆中国科学技術協会(CAST)
との意見交換会
公益社団法人日本技術士会と日本技術者教育認定機構(JABEE)が主催する中国
科学技術協会(CAST)研修団との意見交換会が、2011(平成23)年11月21日から約2
週間の工程で開催され、民間を代表する1社としてこれに対応しました。
この意見交換会は、中国で最大の科学技術学術団体であるCASTが、世界に通用す
る技術者制度構築にあたり、
日本のプロフェッショナルエンジニア制度を学ぶことを
主な目的としています。
日本の建設コンサルタントと建設技術研究所の紹介、及び国
内と当社における技術士活用について説明や質疑応答を行いました。
意見交換会の様子
◆国際コンサルティング・エンジニア連盟(FIDIC)
での活動
FIDIC(本部:ジュネーブ)は、世界86カ国のコンサルタントエンジニアの連盟であり、
国際的な建設事業の契約約款の発行、発展途上国の技術者・若手技術者の能力開発
など、
コンサルタント技術者の地位向上を目指した活動を行っています。当
社は、
日本におけるFIDIC加盟団体である日本コンサルティング・エンジニ
ア協会(AJCE)の会員として、積極的にFIDICの活動に参加しています。
2011(平成23)年4月にマレーシアで開催されたFIDICのアジア太平洋地
域会議(ASPAC)
では、内村副社長(ASPAC理事)が東日本大震災の復興に
向けたわが国の建設コンサルタントの活躍について講演しました。
講演する内村副社長
会場の様子
CTI CSR REPORT 2012
12
技術開発と人材育成
◆技術開発・人材育成への投資
復興支援投資
6.8%
戦略的投資
8.5%
当社ではここ数年、約4億円/年を技術開発や人材育成などに投資して
います。
そのうち、技術開発関連への投資は約3億円/年にのぼります。
また、
人材育成には約1億円/年を投資しています。社員研修だけでなく、博士号
事業化投資
11.6%
人材開発
26.4%
取得を目的とした修学への投資や、能力開発を目的とした研究機関への人
材派遣に対する投資などを行っています。
また、2011(平成23)年は東日本大震災の発生を受け、被災地における復
旧・復興及び全国的な防災まちづくりに取り組むための「復興支援投資」
を
国土文化研究所投資
27.6%
新たな枠組みとして作り、関連する技術開発を促進しています。
技術開発投資
19.1%
技術開発関連への投資
・事業拡大を計画するテーマに重点投資する
「戦略的投資」
・具体的に新規事業として期待されるテーマに集中的に投資する
「事業化投資」
・他社との技術的な差別化を図るための解析ツールやシステム開発などに投資する
「技術開発投資」
・CTIグループの長期的な事業化テーマの研究や地域活動などの社会貢献活動へ投資する
「国土文化研究所投資」
・被災地の復旧・復興及び防災まちづくりへの取り組みに目的を特化した技術開発に投資する
「復興支援投資」
◆社内研修による人材育成−CTIヒューマンリソースマネジメント
当社では、
「人材ポリシー」
に基づいた「CTIヒューマンリソースマネジメント
人材育成の基本構成
(Human Resources Management)
体系の整備」
を進めています。
階層別研修
階層別研修は、CTI−HRM体系に沿って実施しています。2011
(平成23)年には、
引き続き、
より効率的効果的な研修の推進のため、次の方法を導入しました。
● TV会議室システムの活用改善
●eラーニングシステムの活用拡大
● コミュニケーション研修への通信講座教材の活用
新たな制度・システムの推進
● 管理・営業部門社内認定資格試験制度
管理部門において「社内認定資格試験」の試行を実施しました。2012(平成24)度か
ら制度の本格運用を開始します。
● 社員キャリアシートシステムの構築
社員の長期的なキャリアアップを支援するため、個々の社員のキャリアデータ
(経歴・
研修履歴・業務実績など)
を有効・適正に利用していくための「社員キャリアシートシス
テム」
をイントラネット上に構築しました。
● 現場技術習得研修の制度化
より高い品質の成果品を提供するうえで重要となる現場技術を社員が習得できるよう、
現場で研修を受ける新たな研修制度を立ち上げました。
こうした取り組みにより、
2011
(平成23)年には以下の
ような成果がありました。
● キャリア形成支援制度
● 技術士第二次試験合格者 59名
高い技術力を有するプロフェッショナルの育成を目的として、能力開発目標の設定の支援
(うち 総合技術監理部門19名)
と、能力開発を具体に進めていくためのOJTの支援を両輪として進める制度を構築しまし
● RCCM
(Registered
た。あわせて、それぞれのガイドライン、
さらに具体化ツールとしての「目標設定&OJT計
Civil Engineering Consulting Manager)
合格者 12名
画シート」
を作成しました。2012(平成24)年度から試行・運用を開始します。
● 学位取得
(博士) 3名
● CTI-HRM中期計画の推進
2013(平成25)年を目標とする
「CTI-HRM中期計画(第Ⅱ期計画)」を着実に推進しています。
13
成果
CTI CSR REPORT 2012
● 発表論文数 168編
● 特許登録 2件
(社外の研究者との共同出願を含む)
技術開発レポート
流出解析モデルによる河川水中の放射性物質濃度の推定技術の開発
◆ 開発の背景
2011(平成23)年3月11日の福島第一原子力発電所における事故発生後、わが国で定める大気中の放射性物質の基準
値を超える放射線量が周辺環境から検出されました。水道水中においても、地域によっては国で定める基準値を上回る
濃度の放射性物質が検出されました。
このような状況から、大気中の放射性物質と降雨にともなう水道水源の放射性物
質濃度の挙動を把握することは、水道水源からの取水を停止するなどの取水制限、水道水を乳児への飲用に禁止するな
どの摂取制限を判断する上で重要であり、
また水処理過程で発生する汚泥の放射性濃度を把握する上でも有用です。
◆ 放射性物質の流動解析モデルの開発
(1)大気モデル
大気中に放出された放射性物質は、塵や埃と同様に地
1
○地表面への放射性物質の降下量
時空間的に地表面に降下する放射性物
質量(溶存態、懸濁態別)
大気モデル
表面へ降下し堆積します。降雨時には、地表面を流下し河
1
○地表面への放射性
物質の降下量
2
○降雨
降雨損失
川へ流入する成分と、降雨の土壌への浸透にともなって
地下水として河川へ流入する成分となり、
それぞれ河川に
2 降雨
○
(2)雨水流出モデル
地表面流下
3
○雨水流出量
降雨量から流出量を算出
蒸発
流出します。
また、地表面から河川へ流出する過程及び地
湿潤
表面から土壌中を通過する過程の中で放射性物質は土
(3)物質流出モデル
浸透
の粒子に吸着し、地表面や土壌中に残存します。放射性物
4
○物質流出量
雨水流出量に応じて懸濁態、
溶存態の物質流出量、地表に
残存する物質残存量を算出
河川へ流出
流域モデル
質のその他の移動経路としては、土壌中に吸着、残存した
3
○雨水流出量
4
○物質流出量
放射性物質が水へ再溶解する離脱(脱着)現象、植物の根
(4)河川水理モデル
河川へ流出
による吸収、土壌中微生物による摂取などがあります。 5
○河道流量
雨水流出量に応じた
河道流量を算出
浄水場
河 川
当社では、
これらを考慮し、図1に示す大気からの放射性
5
○河道流量
6
○放射性物質量
物質の地表降下量と降雨量を入力データとして、降雨にと
もなう流域からの雨水流出、放射性物質の流出、
さらに河
(5)河川物質移送モデル
取水地点
6
○放射性物質量
流量に応じて移送される
物質量を算出
河道モデル
道流下、放射性物質の河道内移動を表現できるモデルを
図1 放射性物質の流動解析モデルの概要
開発しました。
0
◆ 開発モデルの実河川での適用性
雨量
(mm/h)
開発した放射性物質の流動解析モデルの妥当性・適用
図2は、河川上流部、中流部、下流部(取水地点)におけ
射性物質が川の中を流れる時間だけ遅れながら、中流
部、下流部へと流下することにより濃度が上昇する状況が
再現されていることがわかります。
つまり、開発した解析モデルを利用することで、河川水
中の放射性物質濃度を予測しながら、水道水源からの取
水制限などの判断ができることになります。
9.0m
■物質降下量(懸濁態ヨウ素)
■物質降下量(溶存態ヨウ素)
降下量があると、
降雨とともに流出する。
物質降下量 20,000
(GBq/h)
30,000
40,000
上流部
4
河道○地点計算濃度
1,200
河川水中の放射性物質濃度
物質が河川へ流出する状況に加えて、上流で流出した放
■流域平均雨量
19.5m
0
雨にともない流出した放射性物質が河川に流入し、下流
河川中流部、下流部では、それぞれの流域から放射性
3.5m
10,000
る放射性物質の濃度の時系列変化を示したものです。降
へ流下していく様子が表現されていることがわかります。
3.0m
2
3
性を確認するために、実河川を対象にシミュレーションを
実施しました。
1
濃度 800
(Bq/kg)
400
上流部からの流出
0
中流部
10
河道○地点計算濃度
1,200 中流部流域
濃度 800 からの流出
(Bq/kg)
400
0
下流部
17
河道○地点計算濃度
1,200
濃度 800 下流部流域
(Bq/kg)
からの流出
400
0
3
/
14
3
/
16
下流部では、
100Bq/kg以上の
原水濃度が検出される期間が
継続する
3
/
18
3
/
20
3
/
22
3
/
24
3
/
26
3
/
28
3
/
30
4 (2011年)
/
1
図 2 放射性物質(ヨウ素)の河道流下状況
CTI CSR REPORT 2012
14
技術開発と人材育成
社会人大学院レポート
都市河川の空間構成とデザインに関する研究
◆ 研究の背景
近年、
身近な水辺として、都市河川の魅力が見直されつつありますが、
デザインの対象としては十分に研究されておら
ず、
より良い河川空間を提供していくためには、
その評価・計画手法を確立する必要があります。
◆ 研究の概要
本研究では、人間の感じる快適性や圧迫感に影響すると考えられるスケール(川幅や建物の高さ)
とプロポーション
(幅
や高さの比)
に着目して、
実測調査などによる都市河川の現況分析と、
仮想空間のスライドを提示した印象評価実験
(計量
心理学的手法による仮説の検証)
を実施しました。
その結果、都市河川に望ましいスケール、
プロポーションを把握するこ
とができました。
これにより、
実際の都市河川空間の適切な評価と、
良好な空間デザインを行うことが可能になりました。
■ 研究フロー
■ 都市河川空間の定義と望ましいプロポーションの例
●
都市河川空間の定義
䊙次空間(沿川空間)
沿川
建物
沿川
建物高:H3
●
ϩ次空間(水辺空間)
定評ある都市河川の現況把握
スケール、
プロポーションの現況分析
仮説の提示
スケール、
プロポーションの仮説
計量心理学的手法による
仮説の検証
H2:
水面上
護岸高:H1
●
車道
Ϩ次空間(河道内空間)
歩行空間
Ϩ次空間
●
ϩ次空間
●
Ϫ次空間
d1l
d2l
●
河道幅:D1
●
●
●
d2r
●
●
都市河川に3つの空間を定義し、
空間の幅や高さ、
あるいは、
それらの比をパラメータとし、
都市河川空間を評価
■ 印象評価実験
実験で使用したスライドの例
パラメータ
建物の高さ、
間口について、
乱数を発生させてあてはめる
H(水面上護岸高)
1
H(沿川の建物高)
3
D(河道幅)
1
スケール感を表現するため人物を挿入
評価項目
Ϩ次とϪ次空間の幅の比:1/3<D1/D3<1/2
面の向きを表現するため、
10mごとに直線を挿入
開放感、
圧迫感、
主題性、
まとまり感、
全体の良否
社会人大学院への入学
今後、
この成果をデザインや空間コ
私は、2010( 平成22)年度に政策研究大学院
ントロールの実践の場に適用し、良質
大学開発政策プログラム修士課程に入学しまし
な公共空間を提供できるよう邁進して
た。国や地方公共団体、民間企業から派遣され
いきたいと考えております。
た学生が中心で、15ヶ月という限られた時間の
中で、経済学や統計学などの開発政策に関わる
単位を取得するとともに、表記テーマについて
研究を実施しました。
CTI CSR REPORT 2012
d1r
全 幅:D3
→ 程よい囲まれ感で全体の評価は上昇
15
●
水辺幅:D2
●
Ϫ次空間の幅と高さの比:2.0<D3/H3<4.0
◆ 今後の取り組み
車道
歩行空間
●
Ϩ次空間の幅と高さの比:D1/H1<4.0
→ 水陸の程よいバランスが存在
水辺
空間高
●
都市河川のプロポーション
(例)
→ 水面の閉塞感,
親しみやすさが減少
沿川
建物
東京本社 都市システム部
飯田 哲徳
オフィスでの環境活動
◆コピー用紙使用量の削減
森林などの天然資源保護、地球温暖化を防止するた
めに、
コピー用紙使用量の削減を進めています。社員数
は増加していますが、人件費に対するコピー費の割合は
ほぼ横ばいとなっております。
主な取り組みとして、成果品の電子納品推進、不要な
コピー・プリントの廃止、両面・縮小印刷などを励行して
います。
◆電力使用量の削減
改正省エネ法に対して、電力使用量の削減を進めて
います。
105
主な取り組みとして、
クールビズの実施による空調温
100
度設定の変更、休み時間などのこまめな消灯、省エネ照
明への交換などの節電対策を励行しています。特に昨年
95
は、震災にともなう電力不足を契機に一層の取り組み強
90
化を行いました。
その結果、2011(平成23)年度の電力使
85
用量は、年間で対前年比約10%削減、夏期(7∼9月)に
おいては約15%の削減を行うことができました。
また、
80
改正省エネ法を受け、社内のエネルギー管理体制を強
75
化し、
引き続き電力使用量の削減に努めていきます。
70
◆環境配慮・環境保全に対する提案の実施
当社は、環境保全に関する重要な側面としてコンサル
ティング・サービスを取り上げ、環境配慮及び環境保全
に対する提案を積極的に進めています。2011(平成23)
60
1200
定義を見直したことによる実施率の向上→
1000
50
800
40
600
30
400
20
200
10
0
0
年度は、環境配慮提案の定義を通常の環境関連業務以
外で自主的に環境配慮・保全を提案することと見直した
ことにより、提案業務数は若干の減少となっていますが、
提案実施率(完成業務件数に占める環境配慮型提案業
務件数の割合)はこれまでの約30%台から50%台まで
著しく増加しました。
CTI CSR REPORT 2012
16
ソーラーの設置 状況モニター画面
自社ビルでの雨水再利用・太陽光発電
◆自然エネルギーの活用【研究センターつくば】
屋上にソーラーシステムを設置し、水理実験用のポンプ設備など
に電気を供給しています。電力量削減率(太陽光発電量/使用電力
量)は4∼5%です。
電力量削減率
(単位:%)
8
7
6
5
●
●
4
●
●
●
3
2
ソーラーの設置 状況モニター画面
1
0
H19
H20
H21
H22
H23
◆屋上緑化による省エネ、雨水利用【東京本社さいたまオフィス】
「さいたま市景観賞」
を受
(単位:%)
賞したさいたまオフィスで
39
は、屋上緑化により日照負
38
荷を低減することで空調エ
●
37
ネルギーを、また自然光の
●
●
36
導入や照度調整で照明エ
●
35
ネ ル ギ ー を 削 減していま
34
す。
また、雨水利用の貯留シ
ステムも導入しています。
さいたまオフィス雨水利用率
さいたまオフィス
33
●
32
H19
H20
H21
H22
H23
●
●
●
H21
H22
H23
◆雨水の再利用・ゴミの減量再資源化【九州支社】
「ごみ減量再資源化等優良事業者等表彰」
を受賞している九州支
(単位:%)
社では、
「中水道・雨水貯留システム」を導入しており、雨水・再生水
100
率(雨水+中水道/使用水量)は約80%です。大災害発生時には、
90
地 域 の 方々に 対
雨水・再生水率
80
して 飲 料 水 の 提
70
供、
トイレの開放、
60
井戸水の提供な
●
50
どを行います。
●
40
30
20
10
雨水利用のしくみ
17
2011
CTI CSR REPORT 2012
飲料水の提供やトイレの
開放などを告知した看板
0
H19
H20
株式会社建設技術研究所 の紹介
■ 概 況
■ 沿 革
株式会社建設技術研究所
(英文名:CTI Engineering Co., Ltd.)
商
号
設
立
昭和38年4月
代
表
者
大島 一哉
本 社 所在地
東京都中央区日本橋浜町3-21-1(日本橋浜町Fタワー)
資
3,025,875,010円
本
金
上場 取引所
東証第一部
従 業 員 数
1,304名(平成24年7月1日現在)
事 業 内 容
土木建設事業に関する企画、調査、計画、
設計
及び事業監理他
登 録 資 格
建設コンサルタント登録 建21第133号
地質調査業者登録 質19第19号
補償コンサルタント登録 補21第1002号
測量業者登録 登録 第(13)
−848号
一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第4330号
一級建築士事務所登録 大阪府(ホ)第12091号
計量証明事業登録
(音圧レベル)
埼玉県 第 音40号
計量証明事業登録
(濃度)千葉県 第542号
計量証明事業登録
(振動加速度レベル) 埼玉県 第 振29号
土壌汚染対策法第3条第1項に基づく指定調査機関 環 2003-1-279
ISO9001認証 MSA-QS-4
ISO14001認証 MSA-ES-10
ISO27001認証 MSA-IS-62(東京本社情報部門)
ISO27001認証 MSA-IS-64(大阪本社情報部門)
1945(S20)
財団法人建設技術研究所 創立
1963(S38)
建設技研株式会社(財団から分離独立)
設立
1964(S39)
商号を株式会社建設技術研究所に変更、
建設コンサルタント登録
1994(H 6)
日本証券業協会に株式店頭登録
1996(H 8)
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
1999
(H11)
株式会社建設技研インターナショナル設立
東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2002(H14)
国土文化研究所(シンクタンク)
設立
2006(H18)
福岡土地区画整理株式会社が営業開始
(2011年4月「福岡都市技術株式会社」に社名変更)
2008(H20)
武漢長建創維環境科技有限公司設立
2010
(H22)
株式会社地圏総合コンサルタントが営業開始
2011
(H23)
広州事務所 開設
2012(H24)
当社を含む5社による共同出資会社
「株式会社インフラックス」が業務開始
株式会社建設技研インターナショナル
海外のインフラ整備・社会環境整備に関わる調査、
計画(治水、水資源管理、
都市排水、
上下水道、道路・交通、
橋梁、
ゴミ処理、
水質改善)
、
設計(河川、
ダム、道路、
橋梁)、施工監理、
プロジェクトマネジメント、社会開発など
福岡都市技術株式会社
株式会社地圏総合コンサルタント
都市計画、
土地区画整理関連調査・計画、
再開発関連調査・計画、
補償調査、測量など
地質調査・解析及び地下水・土壌汚染調査、
道路・河川・地下利用施設の計画・設計、砂防防災の計画・設計、
火山・斜面防災・地すべり対策の調査・設計など
武漢長建創維環境科技有限公司
(中国 武漢市)
環境保全・環境整備に関連する研究・技術開発、
計画、設計、施工監理及び測量など
株式会社
建設技術研究所
株式会社新土木開発
水理実験計測・解析、
模型製作、
河川及び砂防の調査・解析、
砂防施設設計、測量、現地計測・解析など
株式会社CTIアウラ
道路設計、
付帯構造物設計、
仮設構造物設計、
自然環境調査、
環境影響・環境保全調査、
環境教育支援、
情報処理及び解析など
株式会社シーティーアイグランドプラニング
河川計画、河川構造設計、
ダム設計、砂防調査・設計、
道路設計、共同溝調査・設計、
構造物耐震設計、
地質調査、
構造物の各種点検調査など
株式会社CTIウイング
河川計画、
河川構造物設計、
道路構造・計画、
橋梁計画・設計、
ダム・砂防・地質、
機電通信、廃棄物対策、
水環境・自然環境・生活環境、
測量など
CTI CSR
CSR REPORT
REPORT 2012
2011
CTI
18
■
北海道支社
●
青森事務所
●
秋田事務所 ●
盛岡事務所
●
釜石復興推進事務所
東北支社・東北復興推進センター
山形事務所 ●
北陸支社
■
■
●
富山事務所
●
金沢事務所 ●
長野事務所
●
●
群馬事務所
福島事務所
栃木事務所
●
研究センターつくば・茨城事務所
福井事務所 ●
●
東京本社(さいたまオフィス)
・関東事務所
山梨事務所 ■
■ ● 千葉事務所
●
●
● 本社・国土文化研究所・
滋賀事務所 ● 岐阜事務所
横浜事務所 東京本社・東京事務所
京都事務所 ● ●
■ 中部支社
●
●
島根事務所
岡山事務所 神戸事務所 三重事務所
静岡事務所
● 中国支社
●
●
■ ●
■
山口事務所
大阪本社 奈良事務所
四国支社 ■
●
●
北九州事務所 ●
●
和歌山事務所
●
徳島事務所
■ 九州支社
松山事務所
佐賀事務所 ●
●
鳥取事務所
長崎事務所 ●
大分事務所
●
熊本事務所
●
宮崎事務所
鹿児島事務所 ●
■
沖縄支社
http://www.ctie.co.jp
本 社
〒103-8430 東京都中央区日本橋浜町3-21-1(日本橋浜町Fタワー)
TEL:03(3668)0451
国土文化研究所
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-15-1(フジタ人形町ビル)
TEL:03(3668)0694
東
京
本
社
〒103-8430 東京都中央区日本橋浜町3-21-1(日本橋浜町Fタワー)
TEL:03(3668)0451
東
京
本
社
〒330-0071 埼玉県さいたま市浦和区上木崎1-14-6(CTIさいたまビル) TEL:048(835)3700
(さいたまオフィス)
大
阪
本
社
〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町1-6-7(北浜MIDビル)
TEL:06(6206)5555
北 海 道 支 社
〒060-0003 北海道札幌市中央区北3条西3-1- 6(札幌小暮ビル)
TEL:011(281)3747
東 北 支 社
東北復興推進センター
〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-15-1(ルナール仙台)
TEL:022(261)6861
北
陸
支
社
〒950-0088 新潟県新潟市中央区万代4-4-27( 新潟テレコムビル)
TEL:025(245)3883
中
部
支
社
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-5-13(オリックス名古屋錦ビル) TEL:052(218)3833
中
国
支
社
〒732-0052 広島県広島市東区光町1-13-20( ディア光町)
TEL:082(261)3680
四
国
支
社
〒760-0027 香川県高松市紺屋町1-3(香川紺屋町ビル)
TEL:087(823)5531
九
州
支
社
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2-4-12(シーティーアイ福岡ビル) TEL:092(714)2211
沖
縄
支
社
〒900-0025 沖縄県那覇市壺川3-5-1(東武壷川ビル)
TEL:098(840)4041
〒300-2651 茨城県つくば市鬼ヶ窪1047-27
TEL:029(847)0234
研究センターつくば
(水理実験研究施設)
2012.8
植物油インキ、
再生紙を使用しています
FAX または E-mail で下記へご返信下さい
株式会社建設技術研究所 管理本部広報室
「CSR REPORT 2012」
FAX アンケート
Q1
E-mail 「CSR REPORT 2012」
全体の印象をお聞かせ下さい。
○ を付けて下さい。
● わかりやすさ ・わかりやすい ● 内容の質 ・高い ・普通 ● ページ数 ・適切 ・不適切( ・多い / ・少ない )
・普通 03-3639-9426
[email protected]
・わかりにくい ● デザイン ・良い ・普通 Q2
関心を持たれたのはどのページですか。 □
・低い ・悪い チェックを入れて下さい。
(いくつでも)
□ 社長メッセージ □ CSR基本方針 □ 技術を通じた社会貢献活動 □ 業務表彰 □ 受賞 □ 地域への貢献活動 □ オフィス・自社ビルでの環境活動 Q3
□ 国際交流 □ 技術開発と人材育成
□ 株式会社建設技術研究所の紹介
「CSR REPORT」
として重要と思うのはどのページですか。 □
チェックを入れて下さい。
(いくつでも)
□ 社長メッセージ □ CSR基本方針 □ 技術を通じた社会貢献活動 □ 業務表彰 □ 受賞 □ 地域への貢献活動 □ オフィス・自社ビルでの環境活動 Q4
□ 国際交流 □ 技術開発と人材育成
□ 株式会社建設技術研究所の紹介
「CSR REPORT」
全体を通してのご意見、ご要望をお聞かせ下さい。
Q5
今後、
CTIに期待するCSR活動をお聞かせ下さい。
Q6
どのような立場でお読みになりましたか。 □
チェックを入れて下さい。
□ お客様 □ 株主・投資家 □ 企業(CSR/環境関係部署) □ 企業(CSR/環境関係部署以外)
□ 行政 □ NGO、NPO □ 学生 □ 社員・家族 □ その他 ( )
この報告書をどのようにお知りになりましたか。 □
Q7
チェックを入れて下さい。
□ 昨年度の当社レポート □ 当社ホームページ □ 当社社員から □ その他( )
ご協力ありがとうございました。
お差し支えなければ、
下記にもご記入下さい。
フリガナ
ご氏名
ご住所
男 女
どちらかを○で囲んで下さい
( 自宅 ・ 勤務先 )
勤務先/所属
個人情報の取り扱いについて ご記入いただいた情報について、
関係者以外の第三者への提供は一切いたしません。
お問い合わせ窓口:株式会社建設技術研究所 管理本部広報室 TEL:03-3668-0451(大代表)