NO.52 園だより 2015.2.20 麻生明星幼稚園 http://www.asabu-mj.com 「邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっ かりと立つことができるように、神の武具を身に着 けなさい。霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい」 (エフェソの信徒への手紙6章13節、17節) ○節分の話(2月3日) 節分の季節には幼稚園でも豆まきを行います。豆まきはキリスト教とは関係のな い行事ですが、日本の伝統を知るために大切な行事です。子どもたちは鬼のお面を 製作したり、豆を入れる箱を作ったりと大忙しです。麻生明星幼稚園ではかつてピ ーナッツを投げて鬼を退治していましたが、アレルギーのお子さんへの配慮から近 年は大豆で豆まきを行ってきました。今年は大豆アレルギーのお子さんのために、 豆ではなく、運動会用の玉入れの玉と、発泡スチロールの豆?で「鬼は外、福は内」 の元気な声が幼稚園中に響きました。 現代でも季節の変わり目には体調を崩したりする方は少なくありませんが、古来 から日本では季節の変わり目に邪気が忍び寄ると言われ、「魔の目」に聖なる力を まめ ま めつ 持つとされる大豆(豆=魔を滅する) 」を投げて邪気を追い払ったとされています。 昔々は投げるのは豆だけではなくて、穀物の種や米や桃も聖なる力があると信じら れていたために投げていたそうです。桃を投げていたというのには驚きましたが、 桃太郎などもそうした歴史的経緯から生まれてきたのでしょう。 昔から人は悪いものや恐ろしいものを鬼や妖怪の仕業として考えてきました。文 明が進んでこの世から鬼はいなくなりましたが、世を見渡すと弱い者には生きにく い時代となっているように見えます。また、人間の心の闇の深さを知らされる事件 がたくさん起こっています。自分自身の心を覗いてみても、鬼が顔を出すことがあ ります。もしかしたら人間の心の中に鬼が巣くう時代となったのかもしれません。 聖書ではその心に巣くう「鬼」を「罪」と表現してきました。イエス・キリスト が十字架で死なれたのは信じる者の「罪」を滅ぼすためでした。良い時代は良い人 々が作ります。悪い時代は悪い人々が作るものです。私たちの時代 が邪悪な時代とならないためには神の言葉を手にとって、心に巣く う鬼に対抗していく必要があるというのが聖書の発想です。毎週の 礼拝が子どもたちの心に神の言葉(福音)の種を蒔いています。心 の鬼を滅ぼされ、福音を素直に聞くものは愛の実が結ばれて100 倍の実を結ぶことができます。 麻生明星幼稚園 園長 久保哲哉
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