Q&A 放射線と単位について

Q&A 放射線と
放射線と単位について
単位について
(文部科学省ホームページ
文部科学省ホームページから
ホームページから)
から)
Q1:
Q1:放射線(
放射線(放射能)
放射能)とはどのようなものですか?
とはどのようなものですか?(文部科学省ホームページ
文部科学省ホームページから
ホームページから)
から)
A1:
「放射線」を出す物質を「放射性物質」といい、放射線を出す能力を「放射能」といい
ます。
「放射線」にはアルファ線、ベータ線、ガンマ線の代表的な 3 種類の他、エックス線、
中性子線、重粒子線などいろいろな種類があります。放射線のそれぞれの性質を利用して
医療、工業、学術研究などに利用されています。
Q2:
Q2:放射線(
放射線(放射能)
放射能)に使われている単位
われている単位について
単位について教
について教えて下
えて下さい。
さい。
A2:以下のような単位があります。
放射線
線量当量 シーベルト(Sv) 生物が放射線を受けたときの影響を
表す単位
吸収線量 グレイ(Gy)
放射能
ベクレル(Bq)
放射線が物質に当たったときその物
質に吸収されるエネルギーを表す単
位
放射性物質が1秒間に1回壊変するこ
と
Q3:
Q3:私たちは普段
たちは普段どれくらいの
普段どれくらいの放射線
どれくらいの放射線を
放射線を浴びているのですか?
びているのですか?
A3:私たちの身の回りには極わずかですが天然の放射性物質があります。これらの物質か
ら常に放射線を浴びています。またこのような放射線の他、宇宙から地球に降り注いでい
る宇宙線から被ばくしています。私たちが1年間に被ばくする線量は、地域によって差が
ありますが年間約2.4ミリシーベルトです。
外部被ばく
内部被ばく
宇宙線から
大地から
食物などから
空気中のラドン等の吸入から
0.38
0.48
0.24
1.3
(東京都健康安全研究センターホームページ
京都健康安全研究センターホームページから
センターホームページから)
から)
Q4:放射線量の
放射線量の基準はありますか
基準はありますか ?
A4:一般の人が受ける放射線量としては、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007
年に勧告を出しており、その中で、一般の人に対する放射線量の指標を3つの範囲で設定
しています。緊急時は20~100ミリシーベルト、緊急事故後の復旧時は年間1~20
ミリシーベルト、平常時は年間1ミリシーベルト以下としています。
国の原子力安全委員会においても、この勧告を踏まえた考え方を示しています。
【参考】平成 23 年 4 月 11 日原子力安全委員会資料「放射線防護の線量の基準の考え方」
Q5:1ミリシーベルトの
ミリシーベルトの持つ意味は
意味は?
A5:国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に出した勧告で、平常時における管
理できる範囲での、一般の人の年間積算線量の値です。これは、一般の人が受ける放射線
の量をなるべく低く抑えようとするための指標であり、健康に影響を及ぼすか否かを示す
基準ではありません。またこの指標値には、自然界から受けると言われている年間2.4
ミリシーベルト(世界平均)の放射線量や医療行為によって受ける放射線量は含まれてい
ません。
国内では、国の原子力安全委員会が平常時のモニタリングとして、原子力施設の周辺住
民等の健康と安全を守るため、環境における原子力施設に起因する放射性物質又は放射線
による周辺住民等の線量が年間1ミリシーベルトを十分に下回っていることを確認し、そ
の結果を周辺住民等に提供することとしています。
以上、文部科学省のホームページと東京都健康安全研究センターホームページから引用
しています。詳しくはそれぞれのホームページをご覧ください。
文部科学省 放射線等に関する副読本 のホームページ
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1311072.htm
文部科学省
原子力・放射線安全確保
一般的な質問
のホームページがリンク切れとな
ってしまいました。かわりに、当ページで引用した放射線や放射線の単位などについて解
説した副読本のホームページを紹介いたします。
東京都健康安全研究センター 都内の環境放射線測定結果 放射線量について
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/housyasenryo.html