ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報

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R5 リリース情報について
このデータベースは、ロータス ノーツ R5/ドミノ R5 のリリース情報をまとめたもので、次の章か
ら構成されています。
1 新機能の紹介
ドミノとノーツの紹介、このリリースの新機能と拡張機能について
の説明、および詳細についての説明があります。
2 お読みください
サポートするプラットフォームと環境、およびインストールする前
に知る必要のあるその他の情報について説明します。
3 トラブルシューティング
ドミノとノーツに関連する制限事項と問題点について説明します。
4 マニュアルの変更
ドミノとノーツのドキュメントについての訂正および内容の更新に
ついて説明します。
5 相互運用
R5 と R4.x との間の制限事項または非互換性について説明しま
す。R5 プラットフォーム間の相互運用性およびドミノ サーバーと
の相互運用性についても説明します。
このデータベースの中の文書はあなたのサイトの現状にあうように編集してかまいませんが、データ
ベースの内容を編集した場合、それはあなたの組織のみでの使用に制限されます。この文書を他の組織
に再販売したり他の方法で配布したりすることは、文書が変更されているか否かに関わらず認められま
せん。ロータスはこの文書に加えられたいかなる変更に対しても技術的な正当性を保証しません。
警告
本書は、(印刷媒体、電子媒体の種類を問わず)閲覧のみを目的としたものです。本書に記載されている情報の正確さに
は万全を期していますが、いかなる保証をも生じさせるものではなく、商品性および特定の目的に対する適合性を含むそ
の他の事項について、明示・黙示を問わず、ロータスは一切の保証をいたしません。お客様が故意もしくは過失により本
書およびその他のヘルプ/マニュアルを誤用することによって生じたあらゆる損害については、その損害の直接性、間接
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著作権について
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による同意なく本製品およびヘルプ/マニュアルの一部または全部の無断転載、無断複写、翻訳、または電子媒体等へ
の変換を禁止いたします。当書の内容は予告なく変更することがあります。
改訂履歴
オリジナル:ロータス ノーツ R5/ドミノ R5
第1回改訂:ロータス ノーツ R5/ドミノ R5(1999/04/26 Web 公開用に改訂)
1999年4月
第一版発行
発行
Lotus Development Corporation
55 Cambridge Parkway
Cambridge, MA 02142
(C)Copyright 1985 - 1999
All Rights Reserved.
商標の一覧
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Domino、cc:Mail、Notes、NotesBench、Notes/FX は Lotus Development Corporation の商標です。
Freelance、Freelance Graphics、Lotus、Lotus Notes、LotusScript、Notes Mail、NotesSQL、NotesView、1-2-3、
Organizer、SmartIcons、SmartSuite は Lotus Development Corporation の登録商標です。
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OS/2 Warp PowerPC は International Business Machines Corporation の商標です。 AIX、IBM、OS
/2、Presentation Manager、SNA は International Business Machines Corporation の登録商標です。
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Tivoli/Courier は Tivoli Systems Inc. の商標であり、International Business Machines Corporation にライセンスが
与えられています。
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その他のすべての会社名および製品名はそれぞれ各社の商標です。
新機能
ようこそ
ノーツ R5、ドミノ R5、ドミノ デザイナー R5へようこそ
リリース情報
ロータス Web サイト
ヘルプ データベース
新機能
日付/時刻フィールドの新機能に関する注意事項
Java クラス
新規 HTTPD.CNF ファイル
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): UNIX フィルタ例の概要
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): UNIX フィルタ例のソース
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): UNIX フィルタ makefile の例
ロータス スクリプト データオブジェクトの機能拡張
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): リファレンスガイド
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): 概要
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): 入門
ドミノ デザイナーの新機能
ノーツの新機能
関数言語
ドミノの新機能
ドミノ管理クライアントの新機能
ロータス スクリプト
Domino LDAP Schema データベース
eSuite DevPack
Checkos パッチチェックユーティリティ
お読みください
インストールディレクトリと CD-ROM 構成
NOTES.INI ファイルの新規ロケーション
Windows CD-ROMに含まれる付属品についての情報
CD-ROM のディレクトリ構造
インターナショナル言語の要件
ドミノ サーバーでの照合順序の設定
双方向 (BIDI) 言語のサポート
ユーロ通貨記号のサポート
JIS X 0212-1990 のサポート
ユーロの ISO 通貨記号は R5 の最終ビルドで更新済み
インターネットメールとキャラクタセットのサポート
日本円記号と中国元記号は同じように表示されます
ネットワークプロトコルとメソッド
DNS 命名規則
Windows RAS コールバック
SPX の接続性と AIX ipx.base 設定
スレッド プール
Windows の 32 ビット TCP/IP スタック
ビューアーとフィルター
新しいビューアー
呼び出しと書き出し
プラットフォームとシステム要件
HP-UX、Macintosh、OS/2 プラットフォーム対応版のリリース時期について
ノーツ/ドミノのための Java のロゴのテスト
Windows NT Server Enterprise Edition はドミノでサポートされています
AIX 設定
標準時と DST の設定
メール API サービスプロバイダのサポート
イージーシンク
R5 のプラットフォームとシステム要件
ロータス コンポーネンツ
Solaris パッチの必要性
AIX パッチの必要性
ロータス スクリプト データオブジェクト プラットフォーム
Windows の Service Pack
ノーツ R5 とスーパーオフィスのパフォーマンスの問題
IMAP メールクライアントの認証
Java の認証
Solaris の設定
Web ブラウザの認証
サーバーリソースの要件
日本語独自の制限事項(必ずお読みください)
ノーツ モデムファイルの提供について
ドミノディレクトリ内の休日文書について
日本語環境設定ガイドについて
R5 環境での cc:Notes の動作について
日本語対応版全文検索エンジン(GTR)で作成された索引の更新について
ドミノディレクトリ日本語拡張機能の利用について
ドミノ Web サーバー SSL 管理の日本語使用に関する制限
メールの移行ツールのサポートについて
ノーツ 関連製品等のノーツ R5/ドミノ R5 上での動作状況
ノーツ R5 でインポート/エクスポート可能なファイルフォーマット
添付ファイルの検索
ノーツ/FX、OLE に関する動作状況
ノーツ R5/ドミノ R5 上でのファイルビューアー機能がサポートする日本語ファイル形式
ニュースレターエージェントで作成された文書について
ドミノ SNMP エージェント
ドミノディレクトリの [ユーザー] ビュー、[グループ] ビューについて
トラブルシューティング
DECS の問題
Oracle Connector がプロシージャのパラメータを名前で転送します
LDAP クライアント
LDAP クライアント検索に対する全文索引の更新
ノーツ LDAP クライアントの参照追跡
LDAP クライアントを使用したローカルアドレス帳の検索
LDAP クライアントでのインターネット認証を介したユーザー認証
アップグレードの問題
マッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書のアップグレード
設定文書にフィールドが欠落しているときのルーターエラー
システム管理要求データベースへのユーザー作成者アクセス
Reporter タスクが Collect タスクに置き換えられました
COLLECT4.NSF が EVENTS4.NSF にアップグレードされません
古い [Stats タスクのメール受信] データベースと文書の削除
R4.x からのアップグレード後にイベントモニターが機能しません
Web ページの同時呼び出し設定
ドメインカタログの ACL
R5 ベータ版の [空き時間情報] データベースの削除
SMTP MTA を使用するサーバーのアップグレード
アプリケーション設計の問題
Web アプリケーション中の背景図形
ノーツ クライアント中の埋め込みナビゲータ
埋め込みアウトラインには、現在のデータベースへのリンクは表示されません
NOTES.INI における環境変数
複数値を区別して表示するにはソートが必要です
フレームセットが含まれたデータベース設計の置換や更新
イメージリソースが Web ブラウザで表示されません
フレームセットの問題
ナビゲータからフォームへのホットスポットのコピー
アニメーション GIF を表の背景に使う
ナビゲータで URL を開くシンプルアクション
ノーツの分類された埋め込みビュー
ビューでの複数の通貨とユーロのサポート
アウトラインエントリの問題
フォルダビューリンクのアウトラインへの貼り付け
共有フォルダリストやフォルダ移動リストに表示される個人フォルダ
種類が [共有、個人] のビューがアウトラインで更新されない場合
レイアウト領域内のフィールドの幅の属性が編集後にグレー表示されます
日本語版 Windows NT ではユーロ通貨記号が表示できません
カンマを含む複数値区切り文字
インストールの問題
UNIX ではインストール時にデフォルトのユーザーとグループを使用できません
ロングディレクトリネームが含まれるドライブへのインストールについて
マスターアドレス帳テンプレートはインストール時に削除されます
NT サービスとしてのドミノのインストール
インストール時のデータ転送エラー
ノーツ クライアントのアップグレードインストール
追加サーバーセットアップのエラー
Windows サーバーセットアップ - 管理ユーザーのミドルネームは使用できません
インターネットの問題
ドミノはパススルー HTML 内の通常テキストを前処理しません
Anonymous 認証がない場合の Web メールへのアクセス
サーブレット URL パスには小文字が含まれている必要があります
サーブレットではファイル保護文書は機能しません
認証機関データベースはデータディレクトリ内にある必要があります
NNTP の問題
X.509 認証を追加できない
サーバーワイドのカスタムエラーメッセージの問題
Servlet マネージャのクラスパスの長さ
ノーツ Web ナビゲータの問題
JavaScript での Microsoft Internet Explorer 3.x の問題
Microsoft IIS 対応ドミノでのドメイン検索や RepID の調整
最終更新 HTTP ヘッダーが JavaScript で生成されません
AIX 上のインターネットプロトコルに対するリスナーエラー
Netscape ブラウザを使用したクライアント証明書の要求
Verisign にインターネット認証の要求を送信します
URL にはデータベース名以外に .nsf を使用しないでください
新しい [認証機関] データベースを閉じて再度開く
複数値をもつ日付/時刻に関する問題
Macintosh での Microsoft Internet Explorer 4.x の JavaScript に関する問題
文書ライブラリ内で削除する文書の選択
スケジュール機能の問題
暗号化された会議招集の Web ブラウザでの処理
カレンダー印刷の問題
繰り返し会議/タスクに関する問題
アラームメッセージテキストは不完全です
R5 ベータ版ユーザーへの注意事項
サイトプロフィールの名前にカンマを使用しないでください
MIME メール優先を指定した場合のスケジュール機能
既存の会議招集で会議室のキャンセルや追加を実行する場合
予約文書の [コメント:] フィールドと [目的:] フィールド
リソースのコピーと貼り付け
別のグループから取り込んだ同じ休日の重複
空き時間のスケジュールとサマータイム
グループスケジュールに「保留」のカレンダーエントリが表示されない場合
会議以外のエントリでの [会議の招集と予約] タブ
代理の会議招集に会議室情報が設定されない場合
サイトプロフィールの削除時に待ち状態の予約に対する警告が表示されません
グループスケジュールで複数のエントリの1つだけが表示されます
議長が参加者を追加した場合のスケジュール変更通知
別の重複に対して同じ警告メッセージが表示されます
Schedule_Check_Entries_When_Validating
午前0時をまたいで空き時間を設定しないでください
カレンダーにタスクを表示する場合
カレンダービューか会議招集を開いて会議招集を処理する場合
返信の前に参加者を削除してください
会議やグループタスクのスケジュールを変更する前にブラウザの表示を更新してください
グループカレンダーとモバイルディレクトリカタログ
Web のみ - 年の終わりにまたがるイベントのスケジュール
セキュリティの問題
ID ファイルの復旧
R5 で保護指示が無視される
LDAP ディレクトリでの Web クライアントの認証
拡張文字を含む証明書
ドミノ CA が発行した証明書のデフォルトの有効期間
サーバーキーリングファイルの所有者をサーバーにしてください
認証機関の電子メール通知が Web メールで読めません
アクセント文字を含む X.509 クライアント認証
ディレクトリ
スキーマ発行の制限
署名済みのドミノ サーバー認証を使用した SSL による LDAP
承認のためのクライアント認証による LDAP
ドメイン間の「アドレス帳での削除」要求の署名者
ディレクトリカタログへの匿名 LDAP アクセス
完全な名前参照の無効化
「Anonymous access allowed」は保護されていない LDAP だけを指します
OID は LDAP 検索フィルタでは使用できません
ディレクトリカタログのコピーの全文索引は手動で作成する必要があります
ディレクトリアシスタントが次の最善のレプリカにフェイルオーバーしません
ディレクトリアシスタントのレプリカが逆順で使用されます
ディレクトリカタログとインターネットメールの配信
ディレクトリカタログの [Users] ビューのビュー名は変更しないでください
LSEARCH.EXE から LDAPSEARCH.EXE への名前変更
Directory Cataloger の実行
ディレクトリカタログを使った NT Alpha サーバーでは LDAP を実行しない
LDAP 補助オブジェクトクラスは変更および削除できません
ディレクトリカタログを使って ACL に名前を追加する
ドミノ アプレット
エディタアプレットの問題
ビューアプレットの問題
リッチテキストアプレットが表内で正しく機能しないことがあります
Internet Explorer で表示されるアウトライン アプレット
アクションバーのアプレットの問題
英語以外の言語でエディタアプレットを使用する場合
エディタアプレットのサイズ変更の問題
ネットワークの問題
トークンリングや FDD、LAN/WAN の混合トポロジネットワーク環境と SPX
TCP/IP MTU サイズ変更の問題
Windows NT クライアントの認証エラー
SPX を使用する AIX でのドミノの可用性
サードパーティ製の WinSock サービスに関する問題
RAS ダイヤルアップでの接続文書の電話番号指定について
AIX で SPX ポートを再起動できない
NetWare 5.0 のみを使用するネットワークでの IPX/SPX の使用
ポート設定ツールの使用
プログラミングの問題
アウトラインとデータベースオブジェクトの再利用の問題
JavaScript の問題
ロータス スクリプトの Terminate
テンプレートの JavaScript
NotesRegistration.AddUserProfile
AIX 上でロータス スクリプト データオブジェクトを使う方法
OutlineEntry.isHidden が正しく動作しません
OutlineEntry.setHidden によって非表示のプロパティが2つとも設定されます
モジュールレベルの実行可能コードの作成
多くの余白を含んだ文字列での FullTrim の使い方
Web サーバーは最後の @SetTargetFrame と@コマンドを使います
大文字と小文字を区別する StrCompare の使い方
JavaScript とレイアウト領域
埋め込み Java アプレットの問題
ロータス スクリプトと Java の CreateFromTemplate メソッド
OutlineEntry.setImagesText() で値が保存されないことがあります
最初のアウトラインエントリを削除して保存するとクラッシュします
Session.getAgentContext で null が返ります
共有ロータス スクリプトアクションと UnprocessedDocuments
Java エージェント実行中の createSession メソッドの使用
MaxLevel が設定されていると ViewEntry が返されます
@SetTargetFrame と定義済みのターゲット名
ACLEntry.isAdminReaderAuthor は 不正に false を返します
バックエンドコールの Database.getSize は負の値を返します
Database.getURLHeaderInfo は導入されません
UI とバックエンド ACLEntry 設定の違い
JavaScript と日付
メールの問題
文書の代替エディタに関する問題
UNIX 上では sendmail と SMTP の両方を使用しないでください
SMTP のインバウンドの宛先制御フィールドは、グループを展開しません
IMAP クライアントの問題
メールファイルの移動
IMAP の正確なメッセージサイズ
送信のための MIME のエンコードの設定が無視される場合
[MIME 優先] への切り替え
AIX での sendmail の使用禁止
メールのルールの問題
cc:MAIL IMAP サーバーのフォルダを開くには
Cyrus IMAP プロキシへのメッセージ貼り付け
不在通知エージェントの問題
サーバーベースのメールアカウントにプルするときの重複の検出
Web メールに関する問題
ドミノ以外のサーバーに対するプル/プッシュはサポートされていません
自動署名を有効にした新規メモの作成
Netscape サーバーに接続するときの IMAP プロキシエラー
インターネットを介したほかのノーツユーザーへのノーツ文書の送信
インターネットアドレスへのメールの宛先指定
テキストの色は、HTML からノーツリッチテキストに変換されません
送信されたメールフォーマットと保存されるメールフォーマット
変換済みメッセージに追加される .PCX 添付ファイル
同じサーバー上にある2つのメールボックスに接続できません
言語の設定
インバウンドインターネットメールのデコード
翻訳版の Web メールへのアクセス時に英語のメッセージが表示されます
MIME 言語設定が読み込まれないことがあります
送信エラーレポートで US-ASCII 以外の [件名:] フィールドのデータが保存されません
ノーツ MAPI プロバイダと R4.x メールテンプレート
メールファイルの変換で -s オプションを使用する際の問題
R4.x でカプセル化されたメールが R5 クライアントで読めません
デフォルトで返信を暗号化します
リソースとデータフォークが2つの添付ファイルとして保存されます
CD-MIME 変換中に作成される数値名の一時ディレクトリ
R4.6 ユーザーからのメールに返答するときのエラー
[コピー不可] オプションを指定すると、印刷、転送、履歴付き返信を実行できません
R4.x クライアントは UNIX から提供されたインラインイメージを使えません
移行
日本語メッセージ中のマーカー文字は正しく変換されません
Microsoft Mail マイグレーションツールは Windows NT 上でのみ稼動します
移行されたすべての cc:Mail メッセージには、未読のマークが付けられます
パスワードがないと cc:Mail DB8 ユーザーの移行は失敗します
cc:Mail の移行での破損ファイル
R8 クライアントとの動作が保証されていない cc:Mail アップグレードウィザード
cc:Mail での不正確な移行エラー
cc:Mail ユーザーの再移行での2つのメールファイル
LDIF 移行ツールでサポートされるスキーマ
cc:Mail フォルダが空だと移行時に作成されません
非 ASCII データの移行がサポートされていません
本文のないメッセージに関するエラーは無視されます
LDIF ツールはすべての属性を呼び出すわけではありません
空の第2レベルのサブフォルダ移行時に強制終了します
識別名を基にした LDAP ディレクトリ検索に失敗する場合
LDIF 移行ツールで [countryname] と [c] の属性が呼び出されません
[有効なユーザー/グループ:] リストでの問題
カスタム受信者を移行できない
名前に非 ASCII 文字を含む個人フォルダを移行できません
西ヨーロッパ言語コードページの文字を正しく変換できません
[削除済みアイテム] フォルダを移行できません
日本語のメールのフォントを正しく割り当てられません
メールとフォルダの移行での問題
大量のダブルバイト文字 (DBCS) を含むユーザー属性を呼び出せません
Exchange 配布リストの [所有者:] フィールドが移行されません
アップグレードウィザードの進行状況表示が正確ではありません
タイ文字で書かれたメッセージは正しく表示されません
一般的な問題
[保存して閉じる] ボタンで保存されますが文書が閉じません
R4 から R5 へのパーティションサーバーのアップグレードはサポートされていません
ブックマーク
Stats タスクがシャットダウンすることがある
印刷プリビューの問題
Windows デスクトップでのノーツ データベースショートカットの作成
ブラウザで、表内のリッチテキストフィールドの内容が消えることがあります
日付/時間 フィールド更新時の遅延
認証者 ID には 8 文字以上のパスワードが必要です
フランスフラン通貨記号
データベースに複数フィールドを許可
AIX サーバーと Solaris SPARC サーバー上ではフォルダを削除できません
[ファイル] タブには、MAIL.BOX の不正なログステータスが表示されます
更新中は、[ファイル] タブの [フォルダ] および [データベースツール] が表示されません
制限値の設定ツールは文字を受け付けます
文書を期限切れにしたときのエラー
国際通貨記号
サーバーモニターの問題
OLE の問題
[F6] キーの後にスペースバーでナビゲータペインで選択します
メッセージトラッキングの問題
カレンダーを開いたままで午前0時を過ぎると更新されません
インターナショナルのスペルチェックのトラブルシューティング
削除のためのごみ箱アイコンがヘッドライン受信箱に表示されません
ホットスポットとリンクの問題
[元に戻す] の機能変更
[文書のプロパティ] で [メタ] タブのキーワードが更新されません
ユーザープリファレンスのローカルアドレス帳の変更
イメージマップホットスポットがピクチャ上でハイライトされません
[チームルーム] の問題
表の問題
印刷に関する問題
長い会議通知メッセージのランダム文字
[Anonymous]/[なし] アクセス権の設定は ISpy エラーを引き起こします
複数のドミノ デザイナー インスタンスを開いたままデータベースを削除する
REPORTS.NSF の結果が空になります
[常に上部に表示] の使用時にヘルプウィンドウがフリーズしたように見えます
インターネットドメインへのメールのトラッキングに失敗した場合
Microsoft Office ライブラリでの問題
ノーツでの Netscape アイコン
メッセージレポートに棒グラフが表示されないことがあります
UNIX で Latin1 以外の文字が正しく表示されないことがあります
[サーバー] - [モニタリング] タブで [Page Up]、[Page Down] が正しく動作しません
[サーバー] - [モニタリング] タブの表示速度の低下
Web サーバー管理ツールの問題
ドメイン間 (アウトバウンド) のシステム管理プロセスの設定
複数サーバーのアクセスプローブは一つの統計だけしか生成しない
Solaris のスケジュール管理にはガベージエラーテキストが含まれている可能性があります
サーバーモニターリングが新しいドメインからのサーバーを追加しません
検索の問題
ドメイン検索と HTML ファイル
Netscape 3.04 とドメイン検索
ドミノ Web サーバー管理ファイルへのアクセスの制御
全文検索の問題
ドメイン検索の問題
ドメイン索引 : ディレクトリにファイルをコピーしないでください
ドメイン検索とレプリカデータベース
UNIX ファイルシステムでのドメイン検索
UNIX での全文索引
UNIX Intel サーバーでの拡張文字の全文検索
全文検索:多言語キャラクタセットの添付ファイル
全文検索:タイ語の未サポート
ドメイン検索結果の [新しい順] や [古い順] での表示が正しくない場合
カテゴリでドメイン検索を制限する場合
[データベースカタログに表示] オプション
全文索引ファイルの最大サイズ
ナビゲーションボタンと全文検索
ドメイン索引に登録されたデータベースの ACL の更新
Internet Explorer を使ってドメイン検索を使用できません(Macintosh のみ)
フィールド別検索では termweight 構文を使用できません
作成日が 2050/01/01 以降の文書をドミノで検索する場合
[$UpdatedBy] フィールドでの作成者別ドメイン検索
ASCII 以外の文字を使用しているファイルシステムのドメイン検索
添付ファイルを検索する FIELD CONTAINS 構文
韓国文字セットを使用する添付ファイルの全文索引
検索結果のハイライト表示
[読者] フィールドを索引する
[最大結果] の値はすべてのデータベースに対して設定されます
検索情報構文
拡張文字を使用する文書の検索
添付ファイル
感嘆符を含む添付ファイル名
添付ファイルの全文索引
日本語独自の制限事項(必ずお読みください)
.COL ファイルでの全角文字の使用について
ノーツ R5/ドミノ R5 におけるファーストステップキットの制限事項
カレンダー印刷の制限事項
添付ファイルビューアーの制限事項
ディレクトリカタログのビュー名の制限について
ブックマークにおける曜日の表示について
添付ファイルの索引における制限事項
呼び出し/書き出しに関する制限事項
検索ビルダーの制限事項
会議室予約の制限
全文検索結果のハイライト表示の制限事項
ドミノディレクトリ日本語拡張機能のメールに関する制限事項
ドミノディレクトリ日本語拡張機能の UNIX 上での制限事項
NotesDateTime クラスの制限事項
ヘッドラインでの Web ページの表示について
R4.6 の個人アドレス帳で入力した [氏名読み] フィールドのデータについて
会議招集メールの件名に一部英語が表示されることがあります
ドミノディレクトリからユーザー情報をノーツクライアント(LDAP)経由で取得する際の制限
IMAPメールに対する検索のエラーメッセージ
マニュアルの変更
R5 システム管理ヘルプ
外部ディレクトリの同期を許可
事業所階層情報
ドミノディレクトリのビュー名を使用したアクセス制御
ユーザー文書の [Web ページ] フィールド
ネットワーク設定トピックに対する訂正
ドミノの URL での最終更新日ヘッダーのサポート
IIS 対応ドミノでの Web クライアント認証の使い方
ドメインカタログサーバーの削除
NNTP サービスのサーバー文書の設定
ドメイン検索結果の文書タイトルの選択
パスワードの復旧情報のメッセージボックス
「ユーザー文書に識別名を追加する」
S/MIME を使った安全なメッセージ
S/MIME への安全なアクセスのための相互認証の使用
ノーツまたはインターネット相互認証を要求に応じて追加
cc:Mail からのユーザーの移行を準備する
掲示板をノーツディスカッションデータベースに変換する
Microsoft IIS 対応ドミノでの SSLキーリングの設定
S/MIME の認証と相互認証の取得
ドメイン間のレプリカの作成システム管理要求
グループメンバーの検索
LDAP 検索ユーティリティについての正誤
MIME とインターナショナルキャラクタセット変換オプション
サーバーディレクトリカタログとディレクトリアシスタント
FTG_Index_Limit
HTTP/SSL のトラブルシューティング用の設定
メールの暗号化
ノーツ クライアントとインターネットクライアントでの SSL クライアント認証の設定
ドメイン検索の結果の URL にはサーバー文書にホスト名が必要です。
R5 デザイナーヘルプ
AgentContext プロパティ
getItemValueInteger メソッド
Session.getUserNameList()
Agent.runOnServer
Agent.runOnServer
NotesAgent.ServerName
Registration.registerNewCertifier メソッド
NotesSession.CovertMime
NotesDatabase.GetProfileDocCollection
ロータス スクリプトと Java エージェントの操作上の制約
NotesSession.UpdateProcessedDoc
Session.ConvertMime のプロパティ
新しい@関数と@コマンド
Agent クラスの Trigger プロパティでの値の追加
DateTime クラス
Outline クラスの addEntry メソッド
NotesAgent クラスの Trigger プロパティでの値の追加
NotesACLEntry クラスの IsAdminReaderAuthor プロパティ
ACLEntry クラスの IsAdminReaderAuthor プロパティ
NotesOutline クラス addEntry メソッド
Database.getOutline
Database.isMultiDbSearch() の説明
GetEntryByKey メソッドでのエラー
データベース管理者ガイド
データベースの最大サイズ
ドミノ デザイナー プログラマーズガイド
NotesSession.ConvertMime
ノーツ R5 ヘルプ
チームルームのトピック
ブックマークの削除
会議ビューからの会議の繰り返しの削除
フォルダ名に下線は使用できません
全文検索:2バイト文字言語でのハイライト表示
キーボードを使用したブックマークバーの操作
移行ガイド
R5 ハブのあるノーツドメイン内の新規 R4.6x サーバー
リリースが混在する環境での複数フィールドの許可
1回の接続での最大要求
トピック「データベースとアプリケーションのアップグレード」の訂正
インバウンドのインターネットメールを変換するように R5 メールハブに強制する
ユーザーのメール形式の設定
相互運用
クライアントの相互運用
読み込み専用のメディア上の R4 データベースは R5 から開けません
個人ビューの使用
ドミノ デザイナー R5 が起動中のときはノーツ R4.6 を起動しないでください
ビューの列のソートでの大文字 / 小文字とアクセントの区別
R5 に埋め込んだ構成要素のフォーム設計を R4 で保存すると失われます
ノーツ R4.x では R5 メールやカレンダーファイルを開けない
R4 と R5 が混在しているクライアントでのサーバーベースのパスワードチェック
R5 と R3 間での ID ファイルの共有
サーバーの相互運用
バージョンが混在するクラスタリングでの空き時間情報は削除されないことがあります
Web Server Access オプションと LDAP 4.6.x サーバー
R5 のハブサーバーを使用するノーツドメインへの R4.6x サーバーの追加
複合クラスタでの相互運用性の問題
クラスタレプリケータとドミノディレクトリプロフィール
LDAP 4.6x サーバーを認証に使うときのエラーメッセージ
R4.6 LDAP サーバーと R5 ドミノディレクトリ
テンプレートの相互運用
テンプレートの相互運用
文書ライブラリの設計を R4.6 または R5 の設計に置換
[Server.Planner] テンプレートの複製エラー
R4.6 および R4.5 の R5 互換性に関する拡張
ドミノ デザイナーの相互運用
R5 のエージェントは R3 と互換性がありません
ノーツ クライアント R4.x の設計機能とドミノ デザイナー R5との互換性
メールの相互運用
R4.6 LDAP サーバーの R5 へのアップグレード
[MIME 優先] からの切り替え
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ノーツ R5、ドミノ R5、ドミノ デザイナー R5へようこそ
ロータス ノーツ、ドミノサーバー ファミリー、およびドミノ デザイナーの R5 へようこそ。
R5 は、情報管理、メッセージング、コラボレーション、および Web アプリケーション開発のための、世界をリー
ドする製品の最新バージョンです。インターネットの品質と機能を考慮した R5 製品ラインは、ユーザーが情
報を検索、操作、および共有できることを保証し、あらゆる場所でのグループ、組織、およびユーザー間の通
信をさらに改善します。
これらのリリース情報には、R5 全製品に含まれているすべての新機能と機能拡張に関する情報が記載され
ています。
R5 をインストールする前に、リリース情報の「お読みください」
「お読みください」と「トラブルシューティング」
「トラブルシューティング」の項をお読みくださ
「お読みください」
「トラブルシューティング」
い。
このリリースの機能の概要は、「新機能の紹介」
「新機能の紹介」の項を参照してください。
「新機能の紹介」
全文索引を使用しないで詳細なオンライン検索を行うには、[検索]
[検索] ビューを使用してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
リリース情報
これらのリリース情報は、さまざまな形式および場所で入手できます。
ノーツ/ドミノデータベース形式 (README.NSF)
README.NSF は、次の場所から入手できます。
ノーツ/ドミノ CD-ROM のルート。
l
インストール後のノーツまたはドミノデータディレクトリの HELP サブディレクトリ。
l
ドミノおよびノーツユーザーアシスタンス Web サイト (http://www.notes.net/doc) でダウンロードまたは
l
ブラウズする。 この方法では、常に最新バージョンのリリース情報を入手できます。ロータスは、お
この方法では、常に最新バージョンのリリース情報を入手できます。
使いのバージョンが最新であるかどうかをここでチェックすることを推奨します。
PDF 形式 (README.PDF)
PDF ファイルは、Adobe Acrobat Reader を使用して読むことができます。R5 CD-ROM には、Acrobat Reader
が含まれています。詳細については、CD-ROM 上の START.TXT ファイルを参照してください。追加の読み取
りソフトウェアは、Adobe 社の Web サイト (http://www.adobe.co.jp) からダウンロードできます。
README.PDF は、次の場所から入手できます。
ノーツ/ドミノ CD-ROM のルートディレクトリ
l
ロータスの Web サイト (http://www.lotus.co.jp/ ) からダウンロードする。
l
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ロータス Web サイト
ロータスはいくつかの Web サイトを用意しており、これらのサイトを使用するとドミノやノーツな
どのロータスの製品についての最新情報を手に入れることができます。
よく利用されるロータスの Web サイトを次に示します。これらの URL のほとんどは米国 Lotus
Development 社のものです。日本の最新情報については http://www.lotus.co.jp/ をご覧くださ
い。
製品情報、各種サービスについて知るには
l
ロータスのすべての製品、サービスについての概要 → http://www.lotus.com または
http://www.lotus.co.jp
ロータスの全製品に関する一般的な情報および様々なサービス(広報資料、ソフトウェアの
ダウンロード、サポート、有料の情報など)を受けることができます。次にリストするサイ
トやページに、このホームページからアクセスすることもできますが、URLを使うとそのサ
イトやページに直接アクセスすることもできます。
l
ノーツ製品とサービス → http://www.lotus.com/notes
ドミノとノーツ製品の情報およびソフトウェアが収められています。このサイトは、ノーツ
クライアントに特化しています。ノーツ製品をダウンロードしたり、製品仕様、デモ、およ
び広報資料を見直したりすることができます。
l
ドミノの最新情報 → http://www.lotus.com/domino
ドミノの最新情報の Web サイトです。ソフトウェアに関するディスカッション、Web アプ
リケーション作成のヒント、各種文書、バグレポートなどものっています。
l
ロータストレーニング情報 → http://www.lotus.co.jp/lotus.nsf/view/education
ロータスの全製品に関するトレーニングの情報が含まれています。各コースの説明と予定、
ロータス公認のトレーニングセンターの場所、ロータス認定情報が含まれます。
l
ロータス製品サポート情報 → http://www.lotus.co.jp/lotus.nsf/view/support
ロータスの全製品に関して次のサポート情報がおさめられています。Q&A 集、ユーザーのデ
ィスカッション、ダウンロードが可能なファイル、ロータスのサポート電話番号。この Web
サイトでは、ナレッジベースを検索してロータス製品に関する技術情報を検索することがで
きます。
l
メッセージング関連情報 → http://www.lotus.com/notesmta
ロータス ノーツメッセージングサービスに関する情報が含まれています。ノーツの管理者
はこのサービスを使って、さまざまなメールシステムからのメールのルーティングを設定で
きます。このメッセージングサービスには、SMTP/MIME、cc:Mail、X.400 MTA などのメッ
セージ転送エージェント (MTA) が含まれます。
ノーツアプリケーションについて知るには
l
ノーツ/ドミノ製品開発関連情報 → http://www.notes.net
Iris Associates (ノーツとドミノを開発しているグループ) が提供するサイト。ノーツ関
連ソフトウェアのダウンロード、エンドユーザー/アプリケーション開発者/システム管理者
のための記事、ノーツ/ドミノに関する意見を Iris と交換するためのディスカッションフ
ォーラムなどが提供されています。
l
ドミノ開発ツール関連情報 → http://www.lotus.com/developers
ノーツと Web 用のドミノアプリケーションの開発と、ドミノアプリケーションとバックエ
ンドシステム (DBMS やトランザクションシステムなど) との統合に関する最新のツールや
情報が含まれています。この Web サイトは、ノーツ API の最新版のダウンロード、ソフト
-3-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ウェアディスカッションへの参加、最新のヒントやテクニックの習得、技術白書やレッドブ
ック情報の参照のために使います。
l
アプリケーション開発者とビジネスパートナー関連情報 →
http://www.lotus.com/partners
ノーツ アプリケーション開発とビジネス パートナーとに関する次の情報が収められていま
す。開発のヒントやテクニック、革新的なアプリケーション、開発者のディスカッション、
および製品の最新のアップデート版。このサイトでは、情報を検索したりロータスのビジネ
ス パートナーにアプリケーションを発注したりすることができます。
最新ヘルプ、リリース情報などのドキュメントについて知るには
l
ノーツ/ドミノ製品ドキュメント情報 → http://www.notes.net/notesua.nsf
ダウンロードできるドミノおよびノーツの文書データベースと Adobe Acrobat .pdf ファイ
ル、追加マニュアルの発注情報、製品使用上のヒント、ロータスへのコメントのためのフ
ォームなどが提供されています。
注 意 : Web 上の情報にアクセスするには、Web ナビゲータ、Netscape Navigator、Microsoft
Internet Explorer などの Web ブラウザを使用する必要があります。ご使用のノーツ クラ
イアントの Web への接続に関しては、サーバー管理者に問い合わせてください。
-4-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ヘルプ データベース
R5 には、ノーツ、ドミノ、ドミノ デザイナー、およびドミノ管理クライアント用のヘルプデータベースがそれぞれ
提供されています。
インストール CD-ROM でこれらの製品のどれかをインストールすると、デフォルトではノーツまたはドミノの
データディレクトリ内の HELP ディレクトリに、ヘルプデータベースがインストールされます。
タイトル
データベースファイル名
説明
ノーツ R5 ヘルプ
HELP5_CLIENT.NSF
ノーツ クライアントのヘルプ。
ノーツ クライアントの機能を幅広く網羅し、操作方
法を説明しています。
R5 デザイナーヘルプ
HELP5_DESIGNER.NSF
ドミノ デザイナーおよびプログラミング言語のヘル
プ。
インターネットからイントラネット用のアプリケーショ
ン構築、プログラミング、運用方法について、多角
的な面から説明しています。
R5 システム管理ヘルプ
HELP5_ADMIN.NSF
ドミノ サーバーおよびドミノ管理クライアントのヘル
プ。
サーバーのセットアッププログラムによる設定の終
了後に行う各種設定や、システムの管理に必要な
情報が含まれています。
日本語環境設定ガイド
JCONFR5.NSF
ドミノディレクトリ日本語拡張機能のヘルプ。
ドミノディレクトリ日本語拡張機能を使った日本語
環境の設定と運用、ファーストステップキット R4.x
からの移行手順について説明しています。
ヘルプには次の方法でアクセスできます。
ノーツ、ドミノ デザイナー、またはドミノ管理クライアントの Welcome ページにある、ヘルプへのリンクを
l
クリックする。
[ヘルプ] - [ヘルプの目次] を選択する。
l
[F1] キーを押す。
l
ほとんどのダイアログボックスの右上隅にある [?] をクリックする。
l
[ファイル] - [データベース] - [開く] を選択して、ローカルディレクトリまたはドミノ サーバーをブラウズ
l
する。
ドミノの Web サイト にアクセスする。
l
タイトル
URL
ノーツ R5 ヘルプ
http://domino.lotus.co.jp/pubhelp/help5_client.nsf
R5 デザイナーヘルプ
http://domino.lotus.co.jp/pubhelp/help5_designer.nsf
R5 システム管理ヘルプ http://domino.lotus.co.jp/pubhelp/help5_admin.nsf
-5-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
日付/時刻フィールドの新機能に関する注意事項
R5.0の日付/時刻フィールドは、ユーザーの誤入力や省略などにより不正な値が入力された時には、与えら
れたデータに応じて、数値の入れ替えや補完、文字列の判断など可能な限りの推測をして日付/時刻への変
換を行います。また、最終的に変換が不可能な場合にはエラーメッセージを出してユーザーに知らせます。こ
の変換機能により、各国の文化により異なる日付/時刻の入力形式にも柔軟に対応します。
この変換は入力有効式に先立って行われるので、予期せぬ入力・変換を避けたいと考えるアプリケーション
開発者は、ユーザーに正しい入力形式を明示する必要があります。
-6-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ デザイナー
Java クラス
lotus.domino パッケージが lotus.notes に取って代わります。lotus.domino パッケージには R4.6 の
lotus.notes パッケージに含まれるものと全く同じ内容に加えて、新しいクラスやメソッドなどが追加されていま
す。R4.6 の lotus.notes パッケージは下位互換としてのみ、引き続きサポートされます。R4.6 の lotus.notes
パッケージには、R5 のlotus.domino パッケージに追加された機能は含まれません。
エージェントはプログラムペイン中に直接コーディングでき、コンパイルも可能です。インポートも R4.6 と同様
に行えます。
ドミノ以外のマシン上のアプレットとアプリケーションは、ドミノ サーバーへの IIOP 呼び出しを使って
lotus.domino オブジェクトにアクセスできます。
R5 で新しく追加されたロータス スクリプトのクラス、メソッド、プロパティ、イベントを次に示します。詳細につい
ては、『R5 デザイナーヘルプ』または『ドミノ デザイナー プログラマーズガイド』を参照してください。
新しいクラス
Outline
OutlineEntry
Replication
RichTextParagraphStyle
RichTextTab
ViewEntry
ViewEntryCollection
ViewNavigator
ACL クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
getNextEntry (additional method)
removeACLEntry
InternetLevel
ACLEntry クラスの新しいプロパティ
IsCanCreateLSOrJavaAgent
IsCanCreateSharedFolder
IsAdminReaderAuthor
IsAdminServer
IsGroup
IsPerson
IsServer
Name
UserType
Agent クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
runOnServer
IsNotesAgent
IsWebAgent
ServerName
Target
Trigger
Database クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
-7-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
createOutline
enableFolder
FTDomainSearch
getOutline
getProfileDocCollection
FolderReferencesEnabled
MaxSize
ReplicationInfo
DateRange クラスの新しいプロパティ
Parent
DateTime クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
toJavaDate
LocalTime (additional methods)
Parent
DbDirectory class new property
Parent
Document クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
putInFolder (additional method)
FolderReferences
IsDeleted
IsValid
DocumentCollection クラスのメソッド
addDocument
deleteDocument
getDocument
getNextDocument (additional method)
getPrevDocument (additional method)
FTSearch (additional method)
putAllInFolder (additional method)
Form クラスの新しいプロパティ
Parent
International クラスの新しいプロパティ
Parent
Log クラスの新しいプロパティ
Parent
Name クラスの新しいプロパティ
Addr821
Addr822Comment1
Addr822Comment2
Addr822Comment3
Addr822LocalPart
Addr822Phrase
Language
Parent
Newsletter クラスの新しいプロパティ
Parent
RichTextItem クラスのメソッド
addPageBreak
appendParagraphStyle
appendDocLink (additional methods)
-8-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
RichTextStyle クラスの新しいプロパティ
Parent
PassThruHTML
Session クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
getDatabase
createRichTextParagraphStyle
resolve
ServerName
UserNameList
View class
新しいメソッド
新しいプロパティ
createViewNav
createViewNavFrom
createViewNavFromCategory
createViewNavFromChildren
createViewNavFromDescendants
createViewNavFromMaxLevel
getAllEntriesByKey
getEntryByKey
getColumn
AllEntries
BackgroundColor
ColumnCount
ColumnNames
HeaderLines
IsCategorized
IsConflict
IsHierarchical
IsModified
IsPrivate
RowLines
Spacing
TopLevelEntryCount
ViewColumn クラスの新しいプロパティ
Alignment
DateFmt
FontColor
FontFace
FontPointSize
FontStyle
HeaderAlignment
IsAccentSensitiveSort
IsCaseSensitiveSort
IsField
IsFormula
IsHideDetail
IsIcon
IsResize
IsResortAscending
IsResortDescending
IsResortToView
IsSecondaryResort
IsSecondaryResortDescending
IsShowTwistie
IsSortDescending
ListSep
NumberAttrib
NumberDigits
NumberFormat
Parent
TimeDateFmt
TimeFmt
TimeZoneFmt
Width
-9-
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ サーバー
新規 HTTPD.CNF ファイル
R5 には、ドミノの設定ファイル HTTPD.CNF の新規バージョンが含まれています。その設定ファイルでは、
HTTP のサーバータスクに対する MIME 定義と制御ディレクティブを指定します。HTTP タスクに対する重要
な設定のすべては、ドミノ ディレクトリのサーバー文書の中に含まれているので、管理者は通常 HTTPD.CNF
ファイルを修正する必要はありません。
HTTPD.CNF は、サーバーのデータディレクトリにインストールされます。ドミノ サーバー インストールプログラ
ムでは、既存の HTTPD.CNF ファイルを上書きしません。そのため、すでにドミノがインストールされており、
HTTPD.CNF の新規バージョンを取得したい場合は、インストールプログラムを実行する前に、既存ファイルを
削除するか、名前を変更する必要があります。HTTPD.CNF ファイルに変更を加えた場合(ユーザー定義の
MIME タイプの追加など)、インストールプログラムを実行する前に元のファイル名を変更し、元のファイルから
新しいファイルへ変更をコピーしなければなりません。
HTTPD.CNF の新規バージョンでは、MIME タイプの再編成された最新リストが提供されます。次の MIME 拡
張子が新たに追加されました。
共通 Web MIME タイプ
.class
application/octet-stream
# Java クラスファイル
.cdf
application/x-cdf
# Channel ファイル
.css
text/css
# Cascading Style Sheet
.js
application/x-javascript
# JavaScript
.vcf
text/x-vcard
# VCard
.xml
text/xml
# XML
.wrl
x-world/x-vrml
# VRML
.wrz
x-world/x-vrml
# VRML
.xaf
x-world/x-vrml
# VRML
.xof
x-world/x-vrml
# VRML
.rm
application/vnd.rn-realmedia
# RealPlayer
.rpm
audio/x-pn-realaudio-plugin
# RealAudio plug-in
.ra
audio/x-pn-realaudio
# RealPlayer
.ram
audio/x-pn-realaudio
# RealPlayer
.rv
video/vnd.rn-realvideo
# RealPlayer
.dcr
application/x-director
# Shockwave for Director
.dir
application/x-director
# Shockwave for Director
.dxr
application/x-director
# Shockwave for Director
VRML
RealAudio media players と プラ
グイン
Macromedia players と プラグイン
- 10 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
.swf
application/x-shockwave-flash
# Shockwave Flash
.spl
application/futuresplash
# Future Splash Animator
.wks
application/vnd.lotus-1-2-3
# Lotus 1-2-3 97
.sam
application/vnd.lotus-wordpro
# Lotus WordPro 97
.imp
application/vnd.lotus-improv
# Lotus Improv
.dot
application/msword
# Microsoft Word
.pub
application/x-mspublisher
# Microsoft Publisher
.mpp
application/vnd.ms-project
# Microsoft Project
.pot
application/vnd.ms-powerpoint
# Microsoft Powerpoint
.ppt
application/vnd.ms-powerpoint
# Microsoft Powerpoint
.pps
application/vnd.ms-powerpoint
# Microsoft Powerpoint
.scd
application/vnd.ms-schedule
# Microsoft Schedule
.wcm
application/vnd.ms-works
# Microsoft Works
.wdb
application/vnd.ms-works
# Microsoft Works
.wps
application/vnd.ms-works
# Microsoft Works
.wri
application/x-mswrite
# Microsoft Write
.xla
application/vnd.ms-excel
# Microsoft Excel
.xlc
application/vnd.ms-excel
# Microsoft Excel
.xlm
application/vnd.ms-excel
# Microsoft Excel
.xls
application/vnd.ms-excel
# Microsoft Excel
.xlt
application/vnd.ms-excel
# Microsoft Excel
.xlw
application/vnd.ms-excel
# Microsoft Excel
.eml
message/rfc822
# Outlook Mail Message
.mht
message/rfc822
# Mail Message
.mhtml
message/rfc822
# Mail Message
.cmx
image/x-cmx
# Corel CMX format
ベンダー固有の MIME タイプ
次の要素は、MIME リストから削除されました。
l
l
l
使用頻度の低い CAE と CAD ファイル拡張子
ファイル拡張子の大文字による異形(ファイル拡張子の比較は大文字と小文字の区別をしないので、必
要ありません。)
使用されていない属性「quality」と「encoding」
HTTPD.CNF に対するもう一つの大きな変更点は、サポートされていないディレクティブの削除です。ドミノの
HTTP のスタックコードは、IBM の Web サーバー製品で使用されているコードを取り入れています。
HTTPD.CNF の元のバージョンには、ドミノのコード実行に適用されなかった複数タイプのディレクティブが含
まれています。これらのディレクティブはすべて削除されました。その結果、新しい HTTPD.CNF は元のバー
ジョンよりもかなり小さくなりました。
- 11 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ Web サーバー API
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): UNIX フィルタ例の概要
この例の目的は、ドミノ Web サーバーを拡張して UNIX パスワードのチェックを可能にする方法を示すことで
す。ドミノデータベースが Web ブラウザを介してアクセスされる場合、ドミノは UNIX のパスワードに基づいて
ユーザーを認証できます。たとえば、/etc/passwd や NIS などの標準 UNIX パスワードレジストリに格納され
ているパスワードなどです。
保護されている Web ページがアクセスされると、ドミノはユーザー名とパスワードを求めるプロンプトを表示し
ます。この例では、ユーザーが UNIX パスワードを入力し、パスワードが確認された場合に Web アクセスを認
証されます。この例は、ドミノと UNIX の両方でユーザーが認識されている場合にだけ機能します。この例で
は、UNIX ユーザー名がユーザーのドミノ「短縮名」であることを想定しています。次に例を示します。
ドミノユーザー名 Jane Doe
ドミノ短縮名 jdoe
UNIX ユーザー名
jdoe
注意:
注意 UNIX では大文字と小文字が区別されるので、ドミノ短縮名はすべて小文字で格納される必要がありま
す。最大の相互運用性を実現するために、この名前は8文字以下にしてください。
この例「DSAPI フィルタファイル」は、UNIX 共有ライブラリとして作成します。ライブラリはドミノ HTTP によって
ロードされます。ライブラリのエントリポイントは、HTTP がユーザーの認証を必要とするたびにコールされま
す。ライブラリのエントリポイントの形式は、ドミノ DSAPI インターフェースによって定義されています。
このフィルタの認証ルーチンがコールされるたびに、ユーザーが直前の認証のキャッシュに見つからないこと
を想定して、ドミノのアドレス帳でユーザーの検索が行われます。この検索では、ユーザーのドミノ短縮名
(jdoe) とユーザーのフルドミノ名が検索されます。
UNIX ユーザー名がドミノ短縮名と一致していない場合は、この例を変更して、UNIX 名をドミノ名に、またその
逆にマッピングする方法を扱う必要があります。名前の独立性に関するこの例の前提に従うと、この例では
ノーツ SDK C 言語 API を使用する必要があります。
この例は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、すべてのカスタマーサイトでサポートされる
とはかぎりません。
この例のソースファイルは、別のリリース情報に含まれています。
ファイルの名前は「dsapifilter.c」および「dsapifilter.h」です。makefile の例も、別のリリース情報で提供されて
います。
「make」ユーティリティを使用してこの例を構築する方法は、次のとおりです。
1. プラットフォームに適した makefile を取得します。たとえば、Solaris で構築する場合は、「Makefile.sol」フ
ァイルの名前を「Makefile」に変更します。
2. 環境に合わせて Makefile をカスタマイズします。たとえば、ノーツのインクルードファイルへの正しいパス
を指定します。
3. コマンド「make」を入力して、 Makefile を呼び出します。これによって、プラットフォームの共有ライブラリ
が構築されます。
4. 共有ライブラリのインストールに関する Makefile ルールをチェックし、必要に応じて適切なパスにカスタマ
イズします。コマンド「make install」を入力して、インストールを呼び出します。これによって、共有ライブラ
リが宛先ディレクトリにコピーされます。宛先ディレクトリに対する書き込み権が必要です。
この例を設定およびテストする手順は、次のとおりです。
1. サーバー文書を編集します。[インターネットプロトコル] - [HTTP] タブの [DSAPI フィルタ] ー [ファイル
名] フィールドに、共有ライブラリの名前を入力します。共有ライブラリがドミノの実行可能ディレクトリ以
外のディレクトリにインストールされている場合は、ライブラリへのフルパス名を指定します。
2. ドミノサーバーの HTTP タスクを再起動します。共有ライブラリがロードされると、サーバーコンソールに
初期化メッセージが表示されます。
3. 新規ドミノユーザーを登録し、ユーザーのドミノ短縮名が UNIX ログインユーザー名と一致していることを
確認します。または、ドミノと UNIX の両方で認識されている既存のドミノユーザーを検索します。
4. ターゲットのドミノデータベースについて、データベースアクセス制御リストを編集してドミノユーザーにア
クセス権を付与します。
- 12 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
5. Web ブラウザを使用してターゲットデータベースにアクセスします。例が正しく動作しない場合は、ユー
ザー名とパスワードを求められます。例をテストするには UNIX パスワードを入力します。
- 13 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ Web サーバー API
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): UNIX フィルタ例のソース
このリリース情報には、ドミノ Web サーバーの UNIX フィルタ例を作成するのに必要な2つのソースファイル
が含まれています。C言語ソースファイルは「dsapifilter.c」という名前です。ヘッダーファイルは「dsapifilter.h」
という名前です。これらの各ファイルのソースを次に示します。
dsapifilter.c のソースコード:
/*___________________________________________________________________
*
*
File:
dsapifilter.c for unix
*
*
Copyright (c)1999 Iris Associates
*____________________________________________________________________*/
/***********************************************************************
* Overview:
*
*
The purpose of this example is to show how to extend the Domino web
*
server to enable unix password checking. When a Domino database is
*
accessed via a web browser, Domino can authenticate the user based on
*
unix password (i.e. password stored in standard unix password registries
*
such as /etc/passwd or NIS).
*
*
When a protected web page is accessed, Domino will prompt for a user name
*
and password. This example allows the user to enter a unix password, and
*
to be authenticated for web access if the password can be verified. This
*
example works only for the case where a user is known to both Domino
*
and to unix. The example assumes that the unix user name is the user's
*
Domino "short name". For instance:
*
Domino user name
Jane Doe
*
Domino short name
jdoe
*
unix user name
jdoe
*
(note: unix is case sensitive, so the Domino short name should be
*
stored as lower case characters. For best interoperability,
*
this name should be no longer than 8 characters.)
*
*
This example "DSAPI filter file" is to be built as a unix shared library.
*
The library is loaded by Domino http. Library entry points are called
*
whenever http needs to authenticate a user. The format of library
*
entry points are defined by the Domino DSAPI interface.
*
*
Each time this filter's Authenticate routine is called, a lookup
*
will be done of the user in the Domino name and address book (assuming
*
that the user is not found in the cache from a previous authentication).
*
This lookup will attempt to retrieve the user's Domino short name
*
(e.g. jdoe) and the user's full Domino name.
*
*
If unix user names do not correspond to Domino short names, this
*
example would need to be changed to handle the way in which
*
unix names should be mapped to Domino names, and vice versa.
*
Given the assumption in this example about name interdependencies,
*
this example requires use of the Notes SDK C language api.
*
- 14 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
*
This example is provided for your convenience; it may not be
*
supported at every customer site.
*
* To build this example using a "make" utility:
*
*
1. Get the appropriate makefile for your platform. For instance, if you
*
are building on Solaris, rename the "Makefile.sol" file to "Makefile".
*
*
2. Customize the Makefile for your environment, i.e. supply the
*
proper paths to your Notes include files, etc.
*
*
3. Invoke the Makefile by entering the command "make". This will build
*
a shared library for your platform.
*
*
4. Check the Makefile rules for installing your shared library
*
and customize to the proper path as needed. Invoke the installation
*
by entering the command "make install". This will copy your shared
*
library to its destination directory. You must have write permission
*
for the destination directory.
*
* To configure and test this example:
*
*
1. Open the Domino Name and Address book. Switch to the server view,
*
and open the server document. Edit the server document:
*
-- Click the "Internet Protocols" tab,
*
-- Click the "HTTP" tab.
*
-- Edit the field "DSAPI filter file name" to contain the name of
*
the shared library. (If the shared library is installed to a
*
directory other than the Domino executable directory, provide a
*
full path name to the library.)
*
-- Save your changes.
*
*
2. Gain access to the server console. Restart the Domino server
*
http task (e.g. issue commands "tell http quit", "load http").
*
The server console should display an initialization message as
*
the shared library is loaded.
*
*
3. From a Domino admin client, register a new Domino user, ensuring
*
that the user's Domino short name corresponds to the desired unix
*
login username. Or find an existing Domino user who is already
*
known to both Domino and unix.
*
*
4. For the target Domino database that will be accessed from a web
*
browser, edit the database access control list to grant access to
*
the Domino user.
*
*
5. Use a web browser to access the target database. If the example
*
is working properly, you should be prompted for user name and
*
password. Enter the unix password to test the example.
*
**********************************************************************/
/* Input
#include
#include
#include
and output include files */
<stdlib.h>
<stdio.h>
<string.h>
- 15 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
/* Special dsapi include file */
#include "dsapifilter.h"
/* unix authentication includes */
#ifdef SOLARIS
#include <shadow.h>
#endif
#ifdef AIX
#include <sys/types.h>
#include <pwd.h>
#endif
#ifdef HPUX
#include <pwd.h>
#include <crypt.h>
#include <unistd.h>
#endif
/* Notes
#include
#include
#include
/*--*
*/
SDK include files */
"global.h"
"osmem.h"
"lookup.h"
local procedure prototypes
/* Notes SDK unix shared library entrypoint */
STATUS FAR PASCAL MainEntryPoint (void);
/* Routines with syntax dictated by the DSAPI interface */
unsigned int Authenticate(FilterContext* context,
FilterAuthenticate* authData);
/* Retrieval of names from Notes name and address book */
int getUserNames (FilterContext* context,
char *userName,
char **pUserFullName,
int *pUserFullNameLen,
char **pUserShortName,
int *pUserShortNameLen);
int getLookupInfo (FilterContext* context,
char *pMatch,
int itemNumber,
char **pInfo,
int *pInfoLen);
/* unix password check routine */
int unixAuthenticate(char *userName, char *password);
/*--*
*/
local procedures follow
STATUS FAR PASCAL MainEntryPoint (void) {
/*
- 16 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
* Description: Provide a main entry point for the notes api to initialize
*
inside of this shared library. We need this entry
*
point because we want to be able to lookup user information
*
in the name and address book via the Notes SDK api.
*
* Input: nothing
* Output: nothing
* Return: NOERROR
*/
return NOERROR;
}
/*--*
filter initialization
*/
unsigned int FilterInit(FilterInitData* filterInitData)
{
/*
* Description: Filter initialization is performed when the filter
*
shared library is dynamically loaded.
*
* Input: filterInitData
dsapi specification controls the format of data
* Output: filterInitData
several fields are filled in
*
* Return: kFilterHandledEvent
*/
filterInitData->appFilterVersion = kInterfaceVersion; /*Required*/
/* Modify the following code to set the flags you want */
filterInitData->eventFlags =
kFilterAuthUser;
/* Set a short description for your filter */
strcpy(filterInitData->filterDesc, "Unix Authentication Filter");
/* insert any global initialization code here...
*/
/* Output sent to stdout and stderr is displayed on the
* server console, but is not written to the server log file.
*/
printf("¥nDSAPI Unix Authentication filter initialized¥n");
return kFilterHandledEvent;
}
/*--*
filter termination
*/
unsigned int TerminateFilter(unsigned int reserved)
{
/*
* Description: Filter termination is performed when the filter
*
shared library is unloaded.
*
* Input: reserved
currently unused (dsapi spec control the format of data)
* Output: none
*
* Return: kFilterHandledEvent
*/
- 17 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
/* insert any global cleanup code here... */
printf("¥nDSAPI Unix authentication filter unloaded¥n");
return kFilterHandledEvent;
}
/*--*
filter notification handling
*/
unsigned int HttpFilterProc(FilterContext* context,
unsigned int eventType, void* eventData)
{
/*
* Description: This routine is called for all dsapi filter events.
*
* Input: reserved
currently unused (dsapi spec control the format of data)
* Output: none
*
* Return: kFilterNotHandled for all events that we don't customize, otherwise
*
allow our filter routine to provide a return value.
*/
/* Include only those events we want to handle */
switch (eventType) {
case kFilterAuthUser:
return Authenticate(context, (FilterAuthenticate *)eventData);
default:
break;
}
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle user authentication
*/
unsigned int Authenticate(FilterContext* context, FilterAuthenticate* authData)
{
/*
* Description: This routine is called on a dsapi kFilterAuthUser event.
*
* Input: context
dsapi specification controls the format of data
*
authData
password field contains the password to use for authentication
*
userName field contains the name to authenticate
*
foundInCache field is TRUE if user has been found in
*
the cache and can be authenticated on that basis.
*
* Output: authData
authName field is filled with user's distinguished name
*
authType filed is filled with
*
kNotAuthentic if we can't authenticate the unix user
*
kAuthenticBasic if we can authenticate the unix user
*
* Return: kFilterNotHandled if we do not understand the input data, or if
*
the user has been found in the cache, or if
*
we find that the user to be authenticated is not
*
known to unix.
- 18 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
*
*/
kFilterHandledEvent if the user is known to unix.
/* If the user is found in the cache, then we don't need to do
* anything further.
*/
if (!authData ││ authData->foundInCache)
return kFilterNotHandled;
/* Attempt to verify the user's password.
*/
if (authData->userName && authData->password) {
char *fullName = NULL;
int fullNameLen = 0;
char *shortName = NULL;
int shortNameLen = 0;
/* Lookup the user in the Name and Address book. Get the
* user's short name (which we expect is the unix user name),
* and get the user's fullname (which we expect will be in the
* format to pass back to dsapi).
*/
if (0 == getUserNames (context,
(char *)authData->userName,
&fullName,
&fullNameLen,
&shortName,
&shortNameLen) ) {
int unixauth;
/* Do the unix authentication. The unixAuthenticate routine
* returns: -1 on error, 0 on success, 1 if user is not known to
unix.
*/
unixauth = unixAuthenticate(shortName, (char *)authData->password);
/* Return if user is not known to unix */
if (1 == unixauth) {
return kFilterNotHandled;
}
/* Copy the canonical name for this user that dsapi requires */
strncpy ((char *)authData->authName, fullName,
authData->authNameSize);
/* Fill in authType return info that dsapi requires. */
if (unixauth) {
/* The unixauthenticate routine returned error: we couldn't
* authenticate with the input password.
*/
authData->authType = kNotAuthentic;
} else {
/* For debug purposes, write to the Domino console that
* authenticatation with the input password succeeded.
* You may wish to remove this printf.
*/
printf("DSAPI Filter authenticated %s as %s (unix user
%s)¥n", (char *)authData->userName, authData->authName, shortName);
authData->authType = kAuthenticBasic;
}
return kFilterHandledEvent;
- 19 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
}
}
return kFilterNotHandled;
}
int getUserNames (FilterContext* context,
char *userName,
char **pUserFullName,
int *pUserFullNameLen,
char **pUserShortName,
int *pUserShortNameLen) {
/*
* Description: Lookup the user and return the user's full name and
*
short name.
*
* Input: context
context we'll use for allocating memory
*
userName
the name of the user to lookup
* Output: pUserFullName
location of the user's full name
*
pUserFullNameLen
location to store the length of fullname
*
pUserShortName
location of the user's shortname
*
pUserShortNameLen location to store the length of shortname
*
* Return: -1 on error, 0 on success
*/
STATUS error = NOERROR;
HANDLE hLookup = NULLHANDLE;
WORD
Matches = 0;
char
*pLookup;
char
*pName = NULL;
char
*pMatch = NULL;
int
rc = -1;
if (!userName ││ !pUserFullName ││ !pUserFullNameLen ││
!pUserShortName ││ !pUserShortNameLen)
return rc;
/* Initialize output */
*pUserFullName = NULL;
*pUserFullNameLen = 0;
*pUserShortName = NULL;
*pUserShortNameLen = 0;
/* do the name lookup
*/
error = NAMELookup(NULL, /* NULL means look locally */
0,
/* flags */
1,
/* number of namespaces */
"$Users", /* namespace list */
1,
/* number of names to lookup */
userName, /* list of names to lookup */
2, /* number of items to return */
"FullName¥0ShortName", /* list of items to return */
&hLookup); /* place to receive handle of return buffer */
if (error ││ (NULLHANDLE == hLookup))
goto NoUnlockExit;
- 20 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
pLookup = (char *) OSLockObject(hLookup);
/*
Get a pointer to our entry.
*/
pName = (char *)NAMELocateNextName(pLookup, /* name lookup buffer */
NULL,
/* start at beginning of lookup buffer */
&Matches); /* Receives number of times we found the
* entry (should be 1)
*/
/* If we didn't find the entry, then quit */
if ((pName == NULL) ││ (Matches <= 0)) {
goto Exit;
}
pMatch = (char *)NAMELocateNextMatch(pLookup, /* name lookup buffer */
pName, /* entry that we found */
NULL); /* no previous match */
if (NULL == pMatch) {
goto Exit;
}
/* Get the full name from the info we got back */
if ( getLookupInfo (context,
pMatch,
0,
pUserFullName,
pUserFullNameLen) )
goto Exit;
/* Get the short name from the info we got back */
if ( getLookupInfo (context,
pMatch,
1,
pUserShortName,
pUserShortNameLen) )
goto Exit;
else
/* Success in all things */
rc = 0;
Exit:
if ( pLookup && hLookup )
OSUnlock(hLookup);
NoUnlockExit:
if (NULLHANDLE != hLookup)
OSMemFree(hLookup);
return rc;
}
int getLookupInfo (FilterContext* context,
char *pMatch,
int itemNumber,
char **pInfo,
int *pInfoLen) {
/*
* Description: Get the info from the lookup buffer
*
* Input: context
context we'll use for allocating memory
- 21 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
*
*
* Output:
*
*
* Return:
*/
pMatch
itemNumber
pInfo
pInfoLen
the name of the lookup buffer
where the info is stored in the lookup buffer
location of the info buffer
location to store the info length
-1 on error, 0 on success
unsigned int reserved = 0;
unsigned int errID;
char
*ValuePtr = NULL;
WORD
ValueLength, DataType;
STATUS error;
void
*newSpace = NULL;
if (!pMatch ││ !pInfo ││ !pInfoLen ││ (itemNumber < 0))
return -1;
/* Initialize output */
*pInfo = NULL;
*pInfoLen = 0;
/* Check the type and length of the info */
ValuePtr = (char *)NAMELocateItem(pMatch, /* match that we found */
itemNumber, /* item # in order of item on lookup */
&DataType, /* return the datatype of item value */
&ValueLength); /* size of rtn value */
if (NULL == ValuePtr ││ ValueLength == 0) {
/* there is no info */
return -1;
}
ValueLength -= sizeof(WORD); /* remove datatype word included
* in the list length
*/
/* check the value DataType */
switch (DataType) {
case TYPE_TEXT_LIST:
break;
case TYPE_TEXT:
break;
default:
return -1;
}
/* Allocate space for the info. This memory will be freed
* automatically when the thread terminates.
*/
newSpace = (context->AllocMem)(context, ValueLength+1, reserved, &errID);
*pInfo = (char *) newSpace;
if (NULL == *pInfo) {
printf ("Out of memory¥n");
return -1;
}
/* Get the info */
error = NAMEGetTextItem(pMatch, /* match that we found */
- 22 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
itemNumber, /* item # in order of item on lookup */
0, /* Member # of item in text lists */
*pInfo, /* buffer to copy result into */
ValueLength+1); /* Length of buffer */
if (!error) {
*pInfoLen = ValueLength +1;
return 0;
}
return -1;
}
int unixAuthenticate(char *userName, char *password) {
/*
* Description: See if the user is known to unix, and if so, check
*
that the password can be verified.
*
* Input: userName
unix user name
*
password
unix password
*
* Return: -1 on error, 0 on success, 1 if user is not known to unix
*/
char buffer[1024];
int error = -1;
int success = 0;
int unknown = 1;
#ifdef SOLARIS
struct spwd result;
#endif
#ifdef AIX
struct passwd *result;
#endif
#ifdef HPUX
struct passwd pwd;
size_t buflen = sizeof(buffer);
struct passwd *result;
int err;
#endif
if (!userName)
return error;
/* Get the unix record for this user */
#ifdef SOLARIS
if (getspnam_r(userName, &result, buffer, sizeof(buffer))) {
/* Encrypt the password and see if it matches the encrypted
* password from the user's record.
*/
char *thisCrypt = NULL;
thisCrypt = (char *)crypt(password, result.sp_pwdp);
if (strcmp (result.sp_pwdp, thisCrypt) == 0) {
return success;
} else {
return error;
}
}
- 23 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
#endif
#ifdef AIX
result = getpwnam(userName);
if (result && result->pw_passwd) {
/* Encrypt the password and see if it matches the encrypted
* password from the user's record.
*/
char *thisCrypt = NULL;
thisCrypt = (char *)crypt(password, result->pw_passwd);
if (strcmp (result->pw_passwd, thisCrypt) == 0) {
return success;
} else {
return error;
}
}
#endif
#ifdef HPUX
err = getpwnam_r(userName, &pwd, buffer, buflen, &result);
if (0 == err) {
/* Encrypt the password and see if it matches the encrypted
* password from the user's record.
*/
if (strcmp (result->pw_passwd,
crypt(password, result->pw_passwd) ) == 0) {
return success;
} else {
return error;
}
}
#endif
return unknown;
}
/* ----- end of dsapifilter.c */
dsapifilter.h のソースコード:
/*-------------------------------------------------------------------*
*
File:
dsapifilter.h
*
*
Copyright (c)1999 Iris Associates
*
*-------------------------------------------------------------------*/
#if !defined(DSAPIFILTER_H)
#define DSAPIFILTER_H
#ifdef __cplusplus
extern "C" {
#endif
/*---
- 24 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
*
*/
Types and Defines
#define kInterfaceVersion
2
#define kMaxFilterDesc
255
typedef unsigned char LMBCS;
typedef enum {
kFilterNotHandled = 0,
kFilterHandledRequest = 1,
kFilterHandledEvent = 2,
kFilterError = 3
} FilterReturnCode;
/*-*
*/
Filter interface
/*--*
events to register
*/
typedef enum {
kFilterRawRequest
=
kFilterParsedRequest =
kFilterAuthUser
=
kFilterUserNameList =
kFilterMapURL
=
kFilterResponse
=
kFilterRawWrite
=
kFilterEndRequest
=
kFilterAny
=
} EventFlags;
for
0x01,
0x02,
0x04,
0x08,
0x10,
0x20,
0x40,
0x80,
0xFF
/*--*
filter initialization data
*/
typedef struct {
unsigned int
serverFilterVersion;
unsigned int
appFilterVersion;
unsigned int
eventFlags;
unsigned int
initFlags;
char
filterDesc[kMaxFilterDesc+1];
} FilterInitData;
/*--*
request line structure
*/
typedef struct {
unsigned int
method;
char*
URL;
char*
version;
char*
userName;
char*
password;
unsigned char* clientCert;
- 25 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned int
char*
unsigned int
} FilterRequest;
clientCertLen;
contentRead;
contentReadLen;
/*--*
filter context data included in every call to filter
*/
typedef struct _FilterContext {
unsigned int
contextSize;
unsigned int
revision;
void*
serverContext;
unsigned int
serverReserved;
unsigned int
securePort;
void*
privateContext;
int (*GetRequest)(struct _FilterContext* context,
FilterRequest* request,
unsigned int* errID);
int (*GetRequestContents)(struct _FilterContext* context,
char** contents,
unsigned int* errID);
int (*GetServerVariable)(struct _FilterContext* context,
char* name,
void* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*WriteClient)(struct _FilterContext* context,
char* buffer,
unsigned int bufferLen,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
void* (*AllocMem)(struct _FilterContext* context,
unsigned int size,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*ServerSupport)(struct _FilterContext* context,
unsigned int funcType,
void* data1,
void* data2,
unsigned int other,
unsigned int* errID);
} FilterContext;
typedef unsigned int (*FilterInitFuncType)(FilterInitData* initData);
typedef unsigned int (*FilterEventFuncType)(FilterContext* context,
unsigned int eventType,
void* eventData,
unsigned int* errID);
typedef unsigned int (*FilterTermFuncType)(unsigned int);
- 26 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
/*--*
request methods
*/
typedef enum {
kRequestNone
= 0,
kRequestHEAD
= 1,
kRequestGET
= 2,
kRequestPOST
= 3,
kRequestPUT
= 4,
kRequestDELETE = 5
} RequestMethod;
/*--*
server support function types
*/
typedef enum {
kWriteResponseHeaders
= 1
} ServerSupportTypes;
/*--*
'data1' for server support function 'kWriteResponseHeaders'
*/
typedef struct {
unsigned int
responseCode;
char*
reasonText;
char*
headerText;
} FilterResponseHeaders;
/*--*
raw request (headers not processed yet)
*/
typedef struct {
unsigned int requestMethod;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*SetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* value,
unsigned int* errID);
int (*AddHeader)(FilterContext* context,
char* header,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
- 27 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
} FilterRawRequest;
/*--*
parsed request
*/
typedef struct {
unsigned int requestMethod;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterParsedRequest;
/*--*
URL map
*/
typedef struct {
const char*
url;
char*
pathBuffer;
unsigned int bufferSize;
unsigned int mapType;
} FilterMapURL;
/*--*
URL map types
*/
typedef enum {
kURLMapUnknown =
kURLMapPass
=
kURLMapExec
=
kURLMapRedirect =
kURLMapService =
kURLMapDomino
=
} FilterULMapTypes;
0,
1,
2,
3,
4,
5
/*--*
user authentication
*/
typedef struct {
LMBCS*
userName;
LMBCS*
password;
unsigned char* clientCert;
unsigned int
clientCertLen;
unsigned int
authFlags;
unsigned int
preAuthenticated;
unsigned int
foundInCache;
- 28 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned int
LMBCS*
unsigned int
authNameSize;
authName;
authType;
int (*GetUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
} FilterAuthenticate;
/*--*
user authentication types
*/
typedef enum {
kNotAuthentic
= 0,
kAuthenticBasic
= 1,
kAuthenticClientCert = 2
} FilterAuthenticationTypes;
/*--*
authentication configuration flags
*/
typedef enum {
kAuthAllowBasic
= 1,
kAuthAllowAnonymous
= 2,
kAuthAllowSSLCert
= 4,
kAuthAllowSSLBasic
= 8,
kAuthAllowSSLAnonymous = 16,
kAuthRedirectToSSL
= 32
} FilterAuthConfigFlags;
/*--*
user name list
*/
typedef struct {
const LMBCS*
userName;
int (*GetUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*PopulateUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
- 29 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned
unsigned
unsigned
unsigned
int bufferSize,
int* numNames,
int reserved,
int* errID);
int (*AddGroupsToList)(FilterContext* context,
LMBCS* groupNames,
unsigned int numGroupNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*RemoveGroupsFromList)(FilterContext* context,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterUserNameList;
/*--*
request response
*/
typedef struct {
unsigned int
responseCode;
char*
reasonText;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*SetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* value,
unsigned int* errID);
int (*AddHeader)(FilterContext* context,
char* header,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterResponse;
/*--*
write content
*/
typedef struct {
char*
content;
unsigned int
contentLen;
unsigned int
reserved;
} FilterRawWrite;
- 30 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
#ifdef __cplusplus
}
#endif
#endif /* DSAPIFILTER_H */
- 31 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ Web サーバー API
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): UNIX フィルタ makefile の
例
このリリース情報には、UNIX Web サーバーフィルタ例を構築するのに必要な makefile とその他のサポートフ
ァイルが含まれています。Solaris、AIX、および HP-UX 用の makefile を次に示します。
「make」ユーティリティを使用して例を構築する手順は、次のとおりです。
1. プラットフォームに適した makefile を取得します。たとえば、Solaris で構築する場合は、下の「Makefile.
sol」を「Makefile」にコピーします。
2. 環境に合わせて Makefile をカスタマイズします。つまり、ノーツのインクルードファイルなどへの正しいパ
スを指定します。
3. コマンド「make」を入力して、Makefile を呼び出します。これによって、プラットフォームの共有ライブラリが
構築されます。
4. 共有ライブラリのインストールに関する Makefile ルールをチェックし、必要に応じて適切なパスにカスタマ
イズします。
コマンド「make install」を入力して、インストールを呼び出します。
これによって、共有ライブラリが宛先ディレクトリにコピーされます。宛先ディレクトリに対する書き込み権が必
要です。
Solaris で構築する場合は、Makefile.sol を Makefile というファイルにコピーします。
Makefile.sol のソースコード:
#
#
#
#
#
#
Makefile.sol
makefile for Domino dsapi sample program dsapifilter.c
Solaris version
# set LIBSHARED to the name of the executable to create
LIBSHARED = libunixauth.so
# set DESTDIR to the name of the directory to install to
DESTDIR = /opt/lotus/notes/latest/sunspa
# set NOTESDIR to specify where to search for the Notes library file
NOTESDIR = /opt/lotus/notes/latest/sunspa
# set TOOLSDIR to specify where to find the build tools
TOOLSDIR=/vobs/sunspa/bin
# set LIBDIR to specify where to search for system library files
LIBDIR=/vobs/sunspa/lib
# set INCDIR to specify where to search for include files
INCDIR = /opt/lotus/notesapi/include
# set SOURCES to the list of C source files in this program
SOURCES = dsapifilter.c
- 32 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
# set HEADERS to the list of C include files in this program
HEADERS = dsapifilter.h
# set OBJECTS to the list of object files that must be linked
OBJECTS = dsapifilter.o
# CC defines the compiler.
CC = cc
# Set CCOPTS - the compiler options.
#DEBUGFLGS =
# You may use the following flags for debugging:
DEBUGFLGS = -g
# The compiler flags we're using:
# -c
Compile only - produce .o files, suppress linking
# -xcg92
Generate code for SPARC V8 architecture
# -xCC
Accept C++ style comments
# -Xt
Compile assuming K & R conformance, allow ANSI C
# -xchip=<c> Specify the target processor for use by the optimizer
# (NOTE: you may wish to add optimization.)
CCOPTS = -c -xcg92 -xCC -Xt -xchip=ultra $(DEBUGFLGS)
# Compiler defines:
# Note which version of UNIX we're running.
# Define requirement to use thread safe libraries.
DEFINES = -DUNIX -DSOLARIS -DW -DW32 -D_REENTRANT
-DUSE_THREADSAFE_INTERFACES
# Set LINKOPTS - the linker options passed to CC when linking.
# -Yl,<dir>
Specify <dir> for link location
# -YP,<dir>
Change default directory for finding libraries files
# -i
Passed to linker to ignore any LD_LIBRARY_PATH setting
# -G
Build a dynamic shared library
# -o
Name the output file
LINKOPTS = -Yl,$(TOOLSDIR) -YP,$(LIBDIR) -i -G -o $(LIBSHARED)
# set LIBS to list all the libraries ld should link with.
# *** THE NOTES LIBRARY IS notes ***
LIBS = -lnotes -lC -lthread -lc
# the executable depends on the objects.
$(LIBSHARED): $(OBJECTS)
$(CC) $(LINKOPTS) $(OBJECTS) -L$(NOTESDIR) $(LIBS)
# the object files depend on the corresponding source files
.c.o:
$(CC) $(CCOPTS) $(DEFINES) -I$(INCDIR) $(SOURCES)
clean :
rm -rf $(LIBSHARED) $(OBJECTS)
install:
cp -p $(LIBSHARED) $(DESTDIR)/$(LIBSHARED)
remove:
rm -f $(DESTDIR)/$(LIBSHARED)
- 33 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
# end of Makefile.sol
AIX で構築する場合は、Makefile.aix を Makefile というファイルにコピーします。Makefile.aix と、エクスポート
ファイル「exports.aix」を次に示します。このエクスポートファイルもコピーする必要があります。
Makefile.aix のソースコード:
#
#
#
#
#
#
Makefile.aix
makefile for Notes API sample program dsapifilter.c
AIX version
# set LIBSHARED to the name of the executable to create
LIBSHARED = libunixauth.a
# set DESTDIR to the name of the directory to install to
DESTDIR = /opt/lotus/notes/latest/ibmpow
# set NOTESDIR to specify where to search for the Notes library file
NOTESDIR = $(DESTDIR)
# set INCDIR to specify where to search for include files
INCDIR = /opt/lotus/notesapi/include
# set SOURCES to the list of C source files in this program
SOURCES = dsapifilter.c
# set HEADERS to the list of C include files in this program
HEADERS = dsapifilter.h
# set OBJECTS to the list of object files that must be linked
OBJECTS = dsapifilter.o
# CC defines the compiler.
# *** FOR NOTES 5.0 USE xlC_r ***
CC = xlC_r
# Set CCOPTS - the compiler options.
#DEBUGFLGS =
#LINKDEBUG =
# You may use the following flags for debugging:
DEBUGFLGS = -g -qfullpath
LINKDEBUG = -bnoquiet
# -qcpluscmt Permit C++ comments
# (NOTE: you may wish to add optimization.)
CCOPTS = -c -qnoro -qcpluscmt $(DEBUGFLGS)
# Notes API header files require UNIX to be defined.
# Require threadsafe interfaces.
DEFINES = -DUNIX -DAIX -DW -DW32 -D_REENTRANT -DUSE_THREADSAFE_INTERFACES
# Set LINKOPTS - the linker options passed to CC when linking.
# -o $(LIBSHARED) causes compiler to create target rather than a.out
- 34 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
# -bE:exports.aix export the symbols in the file "exports.aix"
# -bM:SRE
sets the module-type field and shared object flag in
#
the object file.
#
S prefix says to set the shared flag in the object file.
#
RE Reusable. This says the module requires a private
#
copy of the data area for each process dependent
#
on the module.
# -bnoentry
no main program entry point
LINKOPTS = -o $(LIBSHARED) -bE:exports.aix -bM:SRE -bnoentry $(LINKDEBUG)
# set LIBS to list all the libraries ld should link with.
# *** THE NOTES LIBRARY IS libnotes_r.a ***
LIBS = -lnotes_r -lm -lc_r
# the executable depends on the objects.
$(LIBSHARED): $(OBJECTS)
ld $(LINKOPTS) $(OBJECTS) -L$(NOTESDIR) $(LIBS)
# the object files depend on the corresponding source files
.c.o:
$(CC) $(CCOPTS) $(DEFINES) -I$(INCDIR) $(SOURCES)
clean :
rm -rf $(LIBSHARED) $(OBJECTS)
install:
cp -p $(LIBSHARED) $(DESTDIR)/$(LIBSHARED)
remove:
rm -f $(DESTDIR)/$(LIBSHARED)
# end of Makefile.aix
AIX で構築する場合は、ファイル exports.aix と、エクスポートされた次のライブラリルーチンを作成します。
exports.aix のソースコード:
MainEntryPoint
FilterInit
HttpFilterProc
TerminateFilter
HP-UX で構築する場合は、Makefile.hp を Makefile というファイルにコピーします。Makefile.hp と、エクスポー
トファイル「exports.hp」を次に示します。
Makefile.hp のソースコード:
# Makefile.hp
#
# makefile for Domino DSAPI sample program dsapifilter.c
#
HP/UX version
#
# set LIBSHARED to the name of the executable to create
- 35 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
LIBSHARED = libunixauth.sl
# set DESTDIR to the name of the directory to install to
DESTDIR = /opt/lotus/notes/latest/hppa
# set NOTESDIR to specify where to search for the Notes library file
NOTESDIR = /opt/lotus/notes/latest/hppa
# set INCDIR to specify where to search for include files
INCDIR = /opt/lotus/notesapi/include
# set SOURCES to the list of C source files in this program
SOURCES = dsapifilter.c
# set HEADERS to the list of C include files in this program
HEADERS = dsapifilter.h
# set OBJECTS to the list of object files that must be linked
OBJECTS = dsapifilter.o
# CC defines the compiler. Set to "cc" for native HP C compiler.
# Note: the aCC compiler may mangle required exported symbols, therefore
# cc is advised.
CC = cc
# Use "ld" to link
LINK = ld
# You may use the following flags for debugging:
DEBUGFLGS = -g
#DEBUGFLGS =
# Set CCOPTS - the compiler options.
# -c says supress linking
# -Aa for ANSI compliance
# +z for position-independent code.
# +DA1.1 generate code for PA-RISC 1.1 architecture.
# (Note: you may wish to add optimization.)
CCOPTS = -c -Aa +z +DA1.1 $(DEBUGFLGS)
# Set LINKOPTS - the linker options.
# -o
name the output LIBSHARED rather than a.out.
# -n
generate an executable output file with file type SHARE_MAGIC
# -b
create a shared library
# -c
export the symbols in file exports.hp
LINKOPTS = -o $(LIBSHARED) -n -b -c exports.hp
# Compiler defines:
# Note which version of UNIX we're running.
# Define requirement to use thread safe libraries.
DEFINES = -DUNIX -DHPUX -D_HPUX_SOURCE -DW -DW32 -D_REENTRANT
-DUSE_THREADSAFE_INTERFACES
# set LIBS to list all the libraries ld should link with.
LIBS = -lnotes -lm -ldld -lnsl_s -lc
# the executable depends on the objects.
$(LIBSHARED): $(OBJECTS)
- 36 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
$(LINK) $(LINKOPTS) $(OBJECTS) -L$(NOTESDIR) $(LIBS)
# the object files depend on the corresponding source files
.c.o:
$(CC) $(CCOPTS) $(DEFINES) -I$(INCDIR) $(SOURCES)
clean :
rm -rf $(LIBSHARED) $(OBJECTS)
install:
cp -p $(LIBSHARED) $(DESTDIR)/$(LIBSHARED)
remove:
rm -f $(DESTDIR)/$(LIBSHARED)
# end of Makefile.hp
HP-UX で構築する場合は、ファイル exports.hp と、エクスポートされた次のライブラリルーチンを作成しま
す。
exports.hp のソースコード:
+e
+e
+e
+e
MainEntryPoint
FilterInit
HttpFilterProc
TerminateFilter
- 37 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ デザイナー
ロータス スクリプト データオブジェクトの機能拡張
ODBCConnection オブジェクトの変更
トランザクションモード、CommitTransactions、および RollbackTransactions をサポートするために、
AutoCommit と CommitOnDisconnect プロパティが ODBCResultSet オブジェクトからここに移されまし
た。これらのタスクは引数を取りません。AutoCommit はデフォルトで True になります。ドライバとデータ
ソースがトランザクションをサポートする場合は、 False に設定してトランザクションモードを入力できま
す。
GetRegistrationInfo と IsTimedOut メソッドが削除されました。
l
DisconnectTimeOut と Exclusive プロパティが削除されました。
l
問い合せの非同期実行に対するサポートが削除されました。IsSupported プロパティは False を返し、ス
l
クリプトが非同期モードを使うときに正しく動作するようにします。
ConnectTo メソッドは未登録のデータソースの自動登録を行いません。
l
ExecProcedure メソッドが削除されました。新しく ODBCResultSet オブジェクトに追加された
l
ExecProcedure メソッドでストアドプロシージャを実行します。
また、次の障害に気を付けてください。
ListProcedures メソッドがドライバによっては機能しないことがあります。
l
ODBC ドライバが実際にはサポートするのに、特定のモードをサポートしないと表示する現象がありま
l
す。ODBC ドライバのバグのために、ODBCConnection オブジェクトの IsSupported プロパティに正しく
表示されない場合があります。DB_SUPP_READONLY 項目で、ODBC の制約により正しく報告されない
場合があります。
l
ODBCResultSet オブジェクトの変更
プロパティ AutoCommit と CommitOnDisconnect は ODBCConnection オブジェクトに移動しました。
ODBCConnection オブジェクトの AutoCommit プロパティを False に設定して (DBMS によってサポート
されている場合)、トランザクションモードに入ることができます。このモードは、すべての検索と、その接
続に関連する結果セットに適用されます。
Transactions メソッドと、Close メソッドの Commit および Rollback 関数は、ODBCConnection オブジェ
l
クトの CommitTransactions メソッドと RollbackTransactions メソッドで置換されました。これらの新しいメ
ソッドには引数がなく、その接続で保留中のすべてのトランザクションに適用されます。INTERSOLV ドラ
イバでエラー 720「You cannot have more than one statement active, when SQL_AUTOCOMMIT is
false」が発生することがあります。回避策として、「Res.Execute」の後、かつ「Res.Execute」または「Res.
Delete Row」の前に、「Call Res.LastRow」を実行することを推奨します。
Asynchronous および Override プロパティは削除されました。
l
新しい ExecProcedure メソッドでは、ストアドプロシージャを実行できます。
l
l
l
RefreshRow メソッドは削除されました。
- 38 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ Web サーバー API
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): リファレンスガイド
フィルターライブラリのエントリポイント
フィルターライブラリでは、次の 2 つのエントリポイントを定義し書き出す必要があります。
l
FilterInit: HTTP タスクがフィルターをロードするときに呼び出します (HTTP タスクの起動時に発生)。ま
た、コンソールコマンド「tell http restart」を使って HTTP タスクを再起動するときにも呼び出します。
typedef unsigned int FilterInit(FilterInitData* initData);
l
HttpFilterProc: フィルターが登録されているイベントが発生するたびに呼び出します。
typedef unsigned int HttpFilterProc(FilterContext* context,
unsigned int eventType,
void* eventData);
フィルターライブラリでは、オプションとして 1 つ以上のエントリポイントを定義できます。
l
TerminateFilter: HTTP タスクまたはドミノサーバー全体がシャットダウンしたとき、HTTP タスクでフィル
ターをアンロードする直前に呼び出します。また、コンソールコマンド「tell http restart」を使って HTTP タ
スクを再起動するときにも呼び出します。HTTP タスクを再起動すると、最初に TerminateFilter を呼び出
し、次に FilterInit を呼び出します。これによって、フィルターの現在の状態をクリーンアップして再初期化
します。タスクを再起動するとき、フィルターライブラリはメモリーにロードされたままになっています。
typedef unsigned int TerminateFilter(unsigned int reserved);
エントリポイントは、次の値のどれか 1 つを返さなければなりません。
typedef enum {
kFilterNotHandled = 0,
kFilterHandledRequest = 1,
kFilterHandledEvent = 2,
kFilterError = 3
} FilterReturnCode;
kFilterNotHandled:
フィルターはイベントを処理しませんでした。ドミノ自体がイベントを処理します。
kFilterHandledRequest:
フィルターはすべての要求を処理しました。ドミノは直ちに結果をユーザーに返します。
kFilterHandledEvent:
フィルターはイベントを処理しました。ドミノは要求の処理を継続します。
kFilterError:
フィルターはエラーを検出しました。ドミノは要求の処理を中止してエラーメッセージをユーザーに返
します。
フィルターの初期化
FilterInit エントリポイントのプロトタイプ
typedef unsigned int FilterInit(FilterInitData* initData);
FilterInitData は、次のように定義されます。
typedef struct {
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
serverFilterVersion;
appFilterVersion;
eventFlags;
reservedFlags;
- 39 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
char
} FilterInitData;
filterDesc[kMaxFilterDesc+1];
serverFilterVersion:
入力パラメータ。サーバーのフィルターソフトウェアのバージョンです。
appFilterVersion:
出力パラメータ。フィルターのフィルターソフトウェアのバージョンです。このパラメータの設定値は
kInterfaceVersion であり、
dsapifilter.h で定義されます。.
eventFlags:
出力パラメータ。フィルターを呼び出すイベントを指定します。下記のように定義されます。
reservedFlags:
将来使用するために予約されています。
filterDesc:
出力パラメータ。フィルターの簡単な説明を示します。
eventFlags フィールドを次のフラグの 1 つ以上に設定します。複数のフラグを「or」で結合できます。
typedef enum {
kFilterRawRequest
kFilterParsedRequest
kFilterAuthUser
kFilterUserNameList
kFilterMapURL
kFilterResponse
kFilterEndRequest
kFilterAny
} EventFlags;
=
=
=
=
=
=
=
=
0x01,
0x02,
0x04,
0x08,
0x10,
0x20,
0x80,
0xFF
フィルターイベント処理
FilterEvent エントリポイントのプロトタイプ
typedef unsigned int HttpFilterProc(FilterContext* context,
unsigned int eventType,
void* eventData);
FilterContext 構造体には、要求、サーバーコールバック関数の情報のほかに、要求の処理中にあらゆるイベ
ントで使用するためのデータを入れるポインタがあります。 下記の定義を参照してください。
eventType フラグは、現在発生しているイベントを示します。 上記で定義された eventFlag 値のうちの 1 つで
す。
eventData 構造体は、イベントごとに異なります。 下記の各イベント記述で定義されています。
FilterContext 構造体は、次のとおりです。
typedef struct _FilterContext {
unsigned int
contextSize;
unsigned int
revision;
void*
serverContext;
unsigned int
serverReserved;
unsigned int
securePort;
void*
privateContext;
int (*GetRequest)(struct _FilterContext* context,
FilterRequest* request,
unsigned int* errID);
int (*GetRequestContents)(struct _FilterContext* context,
char** contents,
unsigned int* errID);
- 40 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
int (*GetServerVariable)(struct _FilterContext* context,
char* name,
void* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*WriteClient)(struct _FilterContext* context,
char* buffer,
unsigned int bufferLen,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
void* (*AllocMem)(struct _FilterContext* context,
unsigned int size,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*ServerSupport)(struct _FilterContext* context,
unsigned int funcType,
void* data1,
void* data2,
unsigned int other,
unsigned int* errID);
} FilterContext;
contextSize: (入力) FilterContext 構造体のサイズ。
revision: (入力) FilterInitData->serverFilterVersion と同じ
serverContext: (入力) サーバーのコンテキストへのポインタ。これはサーバーが使用するものであり、フィル
ターライブラリからはアクセスできない。
serverReserved: (入力) 将来使用するために予約されている。
securePort: (入力) サーバーの SSL ポートの番号。
privateContext: (出力) フィルターライブラリの専用データへのポインタ。
GetRequest: 要求行 (要求の最初の行) を取り出し、要求を処理する過程でその他の情報について報告しま
す。HTTP 要求の最初の行の構文は、<method> <url> <version> です。例 : 「GET /sales.nsf?OpenDatabase
HTTP/1.0」
次の構造体によって要求行の各部分へアクセスします。
typedef struct {
unsigned int
char*
char*
char*
char*
unsigned char*
unsigned int
char*
unsigned int
} FilterRequest;
method;
URL;
version;
userName;
password;
clientCert;
clientCertLen;
contentRead;
contentReadLen;
method:
URL:
version:
userName, password:
下記に定義された FilterRawRequest.requestMethod と同じ
行の <url> 部分
行の <version> 部分
クライアントから送信される証明書 (RawRequest の場合は使用
できない)。
clientCert, clientCertLen: SSL ハンドシェークからのクライアント証明書 (RawRequest の場合は使
用できない)
contentRead, contentReadLen:
POST コンテントバッファのポインタであり、フィルターまたはドミノ
が以前に読み込んだもの
- 41 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
GetRequestContents: ロー要求のコンテントが存在する場合は、そのポインタを取得します (PUT および
POST の場合)。(一度コンテントを読み込むと、その他のフィルター、CGI プログラムまたはドミノに
対してコンテントは使用できなくなります。)
contents:
(入力 / 出力) 要求のコンテントへのポインタを返す
returns:
要求のコンテントのサイズ
GetServerVariable: CGI 変数の値を取得します。(RawRequest イベント中はコールできません。)
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
name: (入力) CGI 変数の名前
buffer: (出力) フィルターライブラリによって割り当てられたバッファであり、サーバーはここに値を格
納する。
CGI 変数が存在しない場合、長さゼロの値が返される。
bufferSize: (入力) バッファのサイズ
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: 常にTRUE (1) を返す。
WriteClient: ローデータを書き出して要求の送信元クライアントに返します。
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定します。
buffer: (入力) クライアントに送るデータ
bufferLen: (入力) バッファの中のデータの長さ
reserved: (入力) 将来使用するために予約されている
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: データの書き出しに成功した場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す。
AllocMem: スレッドの終了時に自動的に解放されるメモリーを割り当てます
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
size: (入力) 割り当てるメモリーの量
reserved: (入力) 将来使用するために予約されている
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: メモリーが正常に割り当てられた場合は有効なポインタを返し、それ以外は NULL を返す。
ServerSupport: さまざまなサービス (下記のサービスタイプのリスト)。
funcType:
サービスのタイプ
data:
各サービスへのデータポインタ
other1, other2: 各サービスの変数
ServerSupport 関数のタイプ:
typedef enum {
kWriteResponseHeaders = 1
} ServerSupportTypes;
WriteResponseHeaders: 返答のデフォルトヘッダーを書き込みます。オプションとして、ユーザー作成
のヘッダーを挿入できます。
パラメータ 'data1' は、FilterResponseHeaders 構造体へのポインタです。パラメータ 'data2' およ
び 'other' は使用されていません。
typedef struct {
unsigned int responseCode;
char*
reasonText;
char*
headerText;
} FilterReponseHeaders;
メモ:
'responseCode' は、レスポンスの理由コードです (たとえば、200)。
'reasonText' は、 レスポンス行に追加するレスポンスの理由テキスト (存在する場合) をポ
イントします。
'headerText' は、ユーザーが挿入する追加のヘッダー (存在する場合) をポイントします。
各ヘッダー間を '¥r¥n' 文字で区切り、末尾に '¥r¥n' シーケンスが 2 つ必要です。
ロー要求イベント
このイベントは、ドミノが HTTP 要求を受信したが、ヘッダ-の解析と処理、要求の内容 (存在する場合) の読
み取りをまったく実行していない場合に発生します。フィルターは要求のヘッダーを参照、変更または追加で
- 42 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
き、ドミノのかわりに要求を処理できます。
このイベントで、フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、次の構造体をポイントします。
typedef struct {
unsigned int requestMethod;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*SetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* value,
unsigned int* errID);
int (*AddHeader)(FilterContext* context,
char* header,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterRawRequest;
requestMethod: (入力) HTTP 要求のタイプ
typedef enum {
kRequestNone =
kRequestHEAD =
kRequestGET
kRequestPOST =
kRequestPUT
kRequestDELETE =
} RequestMethod;
0,
1,
= 2,
3,
= 4,
5
GetAllHeaders: ロー要求のヘッダーを取得します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
headers: (出力) char *変数へのポインタであり、サーバーがヘッダー文字列へのポインタを格納する
場所
この文字列には、改行文字によって区切られた複数のヘッダーが含まれている
フィルターによる文字列の解放または変更はできない。
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダー文字列の長さを返す
GetHeader: 要求から 1 つのヘッダーの値を取得します。
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータにする
name: (入力) ヘッダーの名前
buffer: (出力) フィルターライブラリによって割り当てられたバッファであり、サーバーはここに値を格
納する。
ヘッダーが存在しない場合は、長さゼロの値が返される。
bufferSize: (入力) バッファのサイズ
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダー値の長さを返す。ヘッダーが存在しない場合は、ゼロを返す。
SetHeader: 要求のヘッダー値を設定します。既存のヘッダーが必要です
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
- 43 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
name: (入力) ヘッダーの名前
value: (入力) ヘッダー用の新しい値。「name: value¥n」という形式でなければならない
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する。
戻り値: ヘッダーが正常に変更された場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す。
AddHeader: 要求に新しいヘッダーを追加します
context: (入力) HttpFilterProcのinitData パラメータに設定する。
header: (入力) 追加するヘッダー。「name: value¥n」という形式でなければならない
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダーが正常に変更された場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す。
reserved: 将来使用するために予約されてる。
分析済み要求イベント
このイベントは、ドミノが HTTP 要求を受信し、ヘッダーを解析して処理し、フィルターから要求された場合は、
要求の内容を読み取ることができる状態のときに発生するイベントです。フィルターは、要求のヘッダーの参
照、要求内容の読み取りができ、ドミノのかわりに要求を処理できます。
このイベントで、フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、次の構造体をポイントします。
typedef struct {
unsigned int requestMethod;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterParsedRequest;
requestMethod: RawRequest イベントの場合と同じ
GetAllHeaders: RawRequest イベントの場合と同じ
GetHeader: RawRequest イベントの場合と同じ
reserved: 将来使用するために予約されている
URL のマップイベント
このイベントは、サーバーに対して設定されたマッピング規則に基づいて、ドミノが要求の URL を物理ロケー
ションへマップした直後に発生します。フィルターはマッピングの参照、物理ロケーションの変更、または要求
を処理できます。
このイベントで、フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、次の構造体をポイントします。
typedef struct {
const char*
char*
unsigned int
unsigned int
} FilterMapURL;
url;
pathBuffer;
bufferSize;
mapType;
url: (入力) 要求で指定されたオリジナルの URL
- 44 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
pathBuffer: (入力 / 出力) ドミノによってマップされた URL の物理ロケーション。フィルターはこのバッファの
値を置換または変更できる。
bufferSize: (入力) バッファのサイズ。
mapType: (入力) マッピングのタイプ。次の値のどれか 1 つ。
typedef enum {
kURLMapUnknown =
kURLMapPass
=
kURLMapExec
=
kURLMapRedirect =
kURLMapService =
kURLMapDomino
=
} FilterULMapTypes;
0,
1,
2,
3,
4,
5 /* URL refers to a Domino database */
ユーザーの認証イベント
このイベントは、ドミノがユーザーを認証する直前に発生します。フィルターは、要求およびユーザーの証明書
を参照でき、ドミノのかわりにユーザーを認証するか、または要求を完全に処理することもできます。
次の事例は、一般的な認証のための出力変数とリターンコードの設定方法を示しています。
事例 1: フィルターによってユーザーの認証ができた場合。
eventData->authName を正規の名前に設定し、eventData->authType を kAuthenticBasic または
kAuthenticClientCert に設定し、リターンコードを kFilterHandledEvent に設定する。
事例 2: フィルターがユーザーを認証できず、ドミノが認証を試みる必要がある場合。
リターンコードを kFilterNotHandled に設定する。
事例 3: フィルターがユーザーを認証できず、ドミノが認証を試みる必要がない場合。
eventData->authType を kNotAuthentic に設定し、リターンコードを kFilterHandledEvent に設定する。
このイベントで、フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、次の構造体をポイントします。
typedef struct {
LMBCS*
LMBCS*
unsigned char*
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
LMBCS*
unsigned int
userName;
password;
clientCert;
clientCertLen;
authFlags;
preAuthenticated;
foundInCache;
authNameSize;
authName;
authType;
int (*GetUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
} FilterAuthenticate;
password:
userName:
(入力) 要求のパスワード (ない場合は NULL)
(入力) 要求のユーザー名 (ない場合は NULL)
- 45 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
clientCert:
clientCertLen:
authFlags:
(入力) SSL クライアント証明 (ない場合は NULL)
(入力) クライアント証明の長さ
(入力) サーバーで有効な認証オプション。次の値の中から、1 つ以上の値を選択し
て合計する。
typedef enum {
kAllowBasic
= 1,
kAllowAnonymous
= 2,
kAllowSSLCert = 4,
kAllowSSLBasic = 8,
kAllowSSLAnonymous = 16,
kRedirectToSSL = 32
} ServerAuthFlags;
preAuthenticated:
(入力) 事前に仲間の HTTP スタック (たとえば、MS−IIS) などによってユーザー
が認証済みであれば TRUE
foundInCache:
(入力) ユーザーがキャッシュ内に存在する場合は TRUE。フィルターがイベントを
処理する場合以外では、これに基づいてユーザー認証を行う。通常は、このフラグ
が TRUE であれば、フィルターは直ちに kFilterNotHandled を返す。
authNameSize:
(入力) authName バッファのサイズ
authName:
(出力) ドミノが認証のために使用する名前。ドミノによって割り当てられたバッファ
をポイントする。このイベントをフィルターで処理する場合は、完全な正規形の名前
をこのバッファの中にコピーする必要がある。
authType:
(出力) 認証のタイプ。フィルターでこのイベントを処理する場合は、次の値のどれ
か 1 つを設定する。
typedef enum {
kNotAuthentic
= 0,
kAuthenticBasic
kAuthenticClientCert = 2
} FilterAuthenticationTypes;
= 1,
GetUserNameList: 現在のユーザー名リスト (ユーザー名、グループ、その他) へのポインタを取得します
buffer, bufferSize:
(入力) 名前リストを入れるバッファ
numNames:
(入力) 名前リストに含まれている名前の件数
returns:
名前リストのサイズ (バッファが小さすぎる場合は -1 を返す。ただし、バ
ッファは最後まで埋め込まれる。)
GetHeader: 要求から 1 つのヘッダーの値を取得します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
name: (入力) ヘッダーの名前
buffer: (出力) フィルターライブラリによって割り当てられたバッファであり、サーバーが値を格納する
場所。
ヘッダーが存在しなければ、長さゼロの値を返す。
bufferSize: (入力) バッファのサイズ
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダー値の長さ。ヘッダーが存在しない場合はゼロを返す。
名前リスト取得イベント
このイベントは、ユーザーをメンバーとして持ったグループリストをドミノが作成する直前に発生します。フィル
ターは、ドミノにリストを作成させるか、リストにグループを追加または削除するか、または完全にイベントを処
理することができます。
このイベントで、フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、次の構造体をポイントします。
typedef struct {
const LMBCS*
userName;
int (*GetUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
- 46 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*PopulateUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*AddGroupsToList)(FilterContext* context,
LMBCS* groupNames,
unsigned int numGroupNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*RemoveGroupsFromList)(FilterContext* context,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterUserNameList;
userName: (入力) 認証済みのユーザー名
GetUserNameList: 現在のユーザー名リスト (ユーザー名、グループ、その他) へのポインタを取得します
buffer, bufferSize:
(入力) 名前リストを入れるバッファ
numNames:
(入力) 名前リストに含まれている名前の件数
returns:
名前リストのサイズ (バッファが小さすぎる場合は -1 を返す。ただし、バ
ッファは最後まで埋め込まれる)
PopulateUserNameList: ユーザーに対して標準のユーザー名リストをドミノに作成させる
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
buffer: (出力) フィルターライブラリによって割り当てられたバッファであり、ドミノが名前リストを格納
する場所。
複数の名前は、次のように NULL 文字によって区切る。
"group1¥0group2¥0group3¥0..."
bufferSize: (入力) バッファのサイズ
reserved: (入力) 将来使用するために予約されている。
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: バッファ内のグループリストのサイズ。グループがない場合は 0(ゼロ)、バッファに入りきらな
かった場合は -1 を返す
AddGroupToList: ユーザーのグループリストに対してグループを追加します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
groupNames: (入力) 追加するグループのリスト。
複数のグループ名は、次のように NULL 文字によって区切らなければならない。
"group1¥0group2¥0group3¥0..."
numGroupNames: (入力) groupNamesに含まれている名前の件数。
reserved: (入力) 将来使用するために予約されている
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: グループが追加された場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す
RemoveGroupsFromList: ユーザーの現在のグループリストからすべてのグループを削除します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
reserved: (入力) 将来使用するために予約されている
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: すべてのグループを削除した場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す
reserved: 将来使用するために予約されている
- 47 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
返答イベント
このイベントは、ドミノが返答を作成してクライアントに送信する直前に発生します。フィルターは、この時点で
返答を中止できませんが、ヘッダーを追加または変更できます。
このイベントで、フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、次の構造体をポイントします。
typedef struct {
unsigned int
char*
responseCode;
reasonText;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*SetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* value,
unsigned int* errID);
int (*AddHeader)(FilterContext* context,
char* header,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterResponse;
responseCode:
reasonText:
サーバーがクライアントに送信するレスポンスコード。たとえば 200 など
サーバーがクライアントに送信するレスポンスの理由テキスト。たとえば「OK」など
GetAllHeaders: 現在返答で定義されているすべてのヘッダーを返します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
headers: (出力) char * 変数へのポインタであり、サーバーがヘッダー文字列へのポインタを格納す
る場所
この文字列には、改行文字によって区切られた複数のヘッダーが含まれている
フィルターによる文字列の解放または変更はできない
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダー文字列の長さを返す。
GetHeader: 要求から 1 つのヘッダー値を取得します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
name: (入力) ヘッダーの名前
buffer: (出力) フィルターライブラリによって割り当てられたバッファであり、サーバーが値を格納する
場所。
ヘッダーが存在しなければ、長さゼロの値を返す。
bufferSize: (入力) バッファのサイズ
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダー値の長さを返す。ヘッダーが存在しなければ、0(ゼロ) を返す。
SetHeader: 要求のヘッダー値を設定します。既存のヘッダーが必要です。
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
name: (入力) ヘッダーの名前
value: (入力) ヘッダー用の新しい値。「name: value¥n」という形式でなければならない
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダーが正常に変更された場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す。
- 48 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
AddHeader: 要求に対して新しいヘッダーを追加します
context: (入力) HttpFilterProc の initData パラメータに設定する
header: (入力) 追加するヘッダー。「name: value¥n」という形式でなければならない
errID: (出力) 整数へのポインタであり、サーバーがエラーコードを格納する
戻り値: ヘッダーが正常に追加された場合は TRUE (1)、それ以外は FALSE (0) を返す。
reserved: 将来使用するために予約されている
要求の終了イベント
このイベントは、ドミノが返答をクライアントへ送信した後に発生します。フィルターは、要求で使用されたすべ
てのリソースをクリーンアップできます。
フィルターの HttpFilterProc 関数の eventData パラメータは、Parsed Request イベントで定義された
FilterParsedRequest 構造体をポイントします。
- 49 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ Web サーバー API
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): 概要
ドミノ Web サーバーアプリケーションプログラミングインタフェース (DSAPI) は、ドミノ Web サーバーに対して
ユーザーが専用の拡張を作成するための C API です。DSAPI の拡張、つまり「フィルター」は、ユーザーが作
成するプログラムであり、Web サーバーで特定のイベントが発生したとき (たとえば、URL 要求を受信したと
きやユーザーがもうすぐ認証されるときなど) に通知を受けることができます。
たとえば、ユーザー定義の認証を実行するプログラムを作成したい場合があります。これは、社内で「単独サ
インオン」を導入するときにその 1 部品として作成することがよくあります。この筋書きでは、ドミノがユーザー
を認証する直前に、DSAPI プログラムがそれを通知されます。これにより、DSAPI プログラムではユーザー
名を解析し、ユーザー名とパスワードをレガシーメインフレームシステムのものと照合することができます。ま
た、処理が成功した場合は、イベント (認証) が処理されたことをドミノ Web サーバーに通知し、ユーザーの
識別名をドミノに転送できます。
DSAPI フィルターは、たとえば、Windows プラットフォームの DLL のように、共有ライブラリとして作成されま
す。DSAPI は、すべてのドミノサーバープラットフォームでサポートされます。
フィルターは C で書かれているので、ノーツの C API を使ってドミノのデータにアクセスしたり、その他の C イ
ンタフェースを使って他のシステムにアクセスすることもできます。
警告: DSAPI フィルターはサーバーの拡張ですから、C API を使ってドミノのデータベースにアクセスすると
き、フィルターはサーバー ID の権限を持っています。
DSAPI フィルターは、初期化とイベント通知という、2 つのエントリポイントを指定する必要があります。ドミノで
は、フィルターをロードするときに初期化関数を呼び出し、フィルターをアンロードするときに終了関数を呼び
出します。フィルターは、ドミノ HTTP サーバータスクの起動時にロードされ、タスクの終了時にアンロードされ
ます。
フィルターの実作業は、イベント通知関数が請け負います。要求の処理中に特定のイベントが発生するたび
に、ドミノはイベント通知関数を呼び出します。イベントは、次の順序で発生します。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
ドミノが要求を受信する
要求のヘッダーを解析し、要求の内容を読み取る
要求の URL を物理ロケーションにマップする
ユーザーを認証する直前である
ユーザーのためのグループリストを作成する直前である
要求の処理が完了し、返答を送る直前である
返答の送信が完了する
ドミノでは、フィルターのイベント通知関数を呼び出したときに、要求および処理中のイベントに関する情報を
受け渡します。フィルターでは、呼出しごとに、イベントの処理を引き受けてエラーを返す、あるいはエラーなし
で処理するか、またはイベントの処理を拒否することもできます。
フィルターでは、終了のエントリポイントも定義できます。ドミノは、フィルターをアンロードする直前にこの関数
を呼び出して再初期化を実行します。この関数を使うことで、フィルターによって使用されたリソースをクリーン
アップできます。
DSAPI では、サーバーのコールバック関数も用意されており、フィルターはこの関数を呼び出して追加情報を
取得したり、次に示すような特定のサービスを実行することができます。
l
l
l
l
l
メモリーの割当てと解放
グループリストへの名前の追加
要求に関する情報の取得
クライアントへ返答を直接送信する
要求または返答の HTTP ヘッダーの追加または変更
- 50 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ Web サーバー API
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー API (DSAPI): 入門
ここでは、DSAPI フィルターの作成方法について、初歩的な情報を示します。
フィルターコードの作成
最初に、下記の 2 つのファイルをコピーし、C のソースコードのディレクトリに貼り付けます。DSAPIFILTER.H
には、DSAPI のすべての構造体および関数の定義が含まれています。DSAPIFILTER.C には、すべてのフィ
ルター関数およびいくつかの一般的なコード例が含まれています。
次に、どのイベントをフィルターで処理する必要があるのかを判断します。たとえば、ユーザー定義の認証ス
キームを導入する場合は、権限とグループのイベントを処理する必要があります。しかし、イベントを処理する
たびに、ドミノでのフィルターの呼出しが必要となるので、処理するイベントの数はできる限り少ない方が良い
ということを覚えておいてください。
該当するフィルター関数を完成します。また、初期化関数に起動コードを、終了関数にクリーンアップコードを
追加すると便利です。
フィルターの通知関数は、複数のサーバースレッドから同時に呼び出される場合があるので、これらの関数
のすべてのコードは、どのスレッドでも安全に使えるように作成する必要があります。ドミノ サーバーのスレッ
ドが HTTP 要求を受信すると、FilterContext 構造体の新しいインスタンスが割り当てられます。スレッドが要
求を処理するときに、呼び出したすべてのフィルター関数にインスタンスが渡されます。FilterContext 構造体
には、privateContext というポインタが含まれており、このポインタを使って各ユーザーのデータ構造体を格
納できます。複数のイベントを通して維持しなければならないスレッド固有のデータはすべて privateContext
構造体に格納する必要があります。
AllocMem コールバック関数を使ってフィルターに動的メモリーを割り当てる必要があります。AllocMem によ
って割り当てられたすべてのメモリーは、サーバースレッドで要求の処理が終了すると、自動的に解放されま
す。動的メモリーの割当てによって、フィルターのクリーンアップが円滑に行われ、スレッドが異常終了した場
合でもメモリーが確実に解放されます。
フィルターのコンパイルとリンク
フィルターは (たとえば、Windows の DLL のように) 共有ライブラリとして作成する必要があります。共有ライ
ブラリのコンパイルとリンクの詳細は、プラットフォームごとに異なります。下記のソースコードファイルには、
Microsoft Visual C++ 6.0 でコンパイルするための必要なプリプロセッサ文が含まれています。
フィルターのインストール
フィルターをインストールするには、サーバーレコードのインターネットプロトコル -> HTTP 表の DSAPI フィル
ターファイル名フィールドにフィルター名を指定します。ドミノプログラムディレクトリまたはデータディレクトリに
ターファイル名
置く場合は、フィルターのファイル名だけを指定すれば十分です。それ以外の場合は、完全なパス名を指定
する必要があります。
警告: 権限のないユーザーがフィルターを操作することがないように、適切なファイル許可および物理的保護
によってすべてのフィルターファイルを確実に保護してください。
これで、ドミノ サーバーと HTTP タスクを起動できます。起動すると、フィルターが自動的にロードされ、ただ
ちにフィルターの初期化関数が呼び出されます。
dsapifilter.h のソースコード
/*-------------------------------------------------------------------*
*
File:
dsapifilter.h
*
*
Copyright (c)1999 Iris Associates
*
*-------------------------------------------------------------------*/
#if !defined(DSAPIFILTER_H)
#define DSAPIFILTER_H
- 51 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
#ifdef __cplusplus
extern "C" {
#endif
/*--*
*/
Types and Defines
#define kInterfaceVersion
2
#define kMaxFilterDesc
255
typedef unsigned char LMBCS;
typedef enum {
kFilterNotHandled = 0,
kFilterHandledRequest = 1,
kFilterHandledEvent = 2,
kFilterError = 3
} FilterReturnCode;
/*-*
*/
Filter interface
/*--*
events to register
*/
typedef enum {
kFilterRawRequest
=
kFilterParsedRequest =
kFilterAuthUser
=
kFilterUserNameList =
kFilterMapURL
=
kFilterResponse
=
kFilterRawWrite
=
kFilterEndRequest
=
kFilterAny
=
} EventFlags;
for
0x01,
0x02,
0x04,
0x08,
0x10,
0x20,
0x40,
0x80,
0xFF
/*--*
filter initialization data
*/
typedef struct {
unsigned int
serverFilterVersion;
unsigned int
appFilterVersion;
unsigned int
eventFlags;
unsigned int
initFlags;
char
filterDesc[kMaxFilterDesc+1];
} FilterInitData;
/*--*
*/
request line structure
- 52 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
typedef struct {
unsigned int
char*
char*
char*
char*
unsigned char*
unsigned int
char*
unsigned int
} FilterRequest;
method;
URL;
version;
userName;
password;
clientCert;
clientCertLen;
contentRead;
contentReadLen;
/*--*
filter context data included in every call to filter
*/
typedef struct _FilterContext {
unsigned int
contextSize;
unsigned int
revision;
void*
serverContext;
unsigned int
serverReserved;
unsigned int
securePort;
void*
privateContext;
int (*GetRequest)(struct _FilterContext* context,
FilterRequest* request,
unsigned int* errID);
int (*GetRequestContents)(struct _FilterContext* context,
char** contents,
unsigned int* errID);
int (*GetServerVariable)(struct _FilterContext* context,
char* name,
void* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*WriteClient)(struct _FilterContext* context,
char* buffer,
unsigned int bufferLen,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
void* (*AllocMem)(struct _FilterContext* context,
unsigned int size,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*ServerSupport)(struct _FilterContext* context,
unsigned int funcType,
void* data1,
void* data2,
unsigned int other,
unsigned int* errID);
} FilterContext;
- 53 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
typedef unsigned int (*FilterInitFuncType)(FilterInitData* initData);
typedef unsigned int (*FilterEventFuncType)(FilterContext* context,
unsigned int eventType,
void* eventData,
unsigned int* errID);
typedef unsigned int (*FilterTermFuncType)(unsigned int);
/*--*
request methods
*/
typedef enum {
kRequestNone
= 0,
kRequestHEAD
= 1,
kRequestGET
= 2,
kRequestPOST
= 3,
kRequestPUT
= 4,
kRequestDELETE = 5
} RequestMethod;
/*--*
server support function types
*/
typedef enum {
kWriteResponseHeaders
= 1
} ServerSupportTypes;
/*--*
'data1' for server support function 'kWriteResponseHeaders'
*/
typedef struct {
unsigned int
responseCode;
char*
reasonText;
char*
headerText;
} FilterResponseHeaders;
/*--*
raw request (headers not processed yet)
*/
typedef struct {
unsigned int requestMethod;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*SetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* value,
- 54 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned int* errID);
int (*AddHeader)(FilterContext* context,
char* header,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterRawRequest;
/*--*
parsed request
*/
typedef struct {
unsigned int requestMethod;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterParsedRequest;
/*--*
URL map
*/
typedef struct {
const char*
url;
char*
pathBuffer;
unsigned int bufferSize;
unsigned int mapType;
} FilterMapURL;
/*--*
URL map types
*/
typedef enum {
kURLMapUnknown =
kURLMapPass
=
kURLMapExec
=
kURLMapRedirect =
kURLMapService =
kURLMapDomino
=
} FilterULMapTypes;
0,
1,
2,
3,
4,
5
/*--*
user authentication
*/
typedef struct {
- 55 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
LMBCS*
LMBCS*
unsigned
unsigned
unsigned
unsigned
unsigned
unsigned
LMBCS*
unsigned
userName;
password;
char* clientCert;
int
clientCertLen;
int
authFlags;
int
preAuthenticated;
int
foundInCache;
int
authNameSize;
authName;
int
authType;
int (*GetUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
} FilterAuthenticate;
/*--*
user authentication types
*/
typedef enum {
kNotAuthentic
= 0,
kAuthenticBasic
= 1,
kAuthenticClientCert = 2
} FilterAuthenticationTypes;
/*--*
authentication configuration flags
*/
typedef enum {
kAuthAllowBasic
= 1,
kAuthAllowAnonymous
= 2,
kAuthAllowSSLCert
= 4,
kAuthAllowSSLBasic
= 8,
kAuthAllowSSLAnonymous = 16,
kAuthRedirectToSSL
= 32
} FilterAuthConfigFlags;
/*--*
user name list
*/
typedef struct {
const LMBCS*
userName;
int (*GetUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
- 56 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned
unsigned
unsigned
unsigned
int bufferSize,
int* numNames,
int reserved,
int* errID);
int (*PopulateUserNameList)(FilterContext* context,
LMBCS* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* numNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*AddGroupsToList)(FilterContext* context,
LMBCS* groupNames,
unsigned int numGroupNames,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
int (*RemoveGroupsFromList)(FilterContext* context,
unsigned int reserved,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterUserNameList;
/*--*
request response
*/
typedef struct {
unsigned int
responseCode;
char*
reasonText;
int (*GetAllHeaders)(FilterContext* context,
char** headers,
unsigned int* errID);
int (*GetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* buffer,
unsigned int bufferSize,
unsigned int* errID);
int (*SetHeader)(FilterContext* context,
char* name,
char* value,
unsigned int* errID);
int (*AddHeader)(FilterContext* context,
char* header,
unsigned int* errID);
unsigned int reserved;
} FilterResponse;
/*--*
write content
- 57 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
*/
typedef struct {
char*
content;
unsigned int
contentLen;
unsigned int
reserved;
} FilterRawWrite;
#ifdef __cplusplus
}
#endif
#endif /* DSAPIFILTER_H */
dsapifilter.c のソースコード
//______________________________________________________________________
//
//
File:
dsapifilter.c
//
//
Copyright (c)1999 Iris Associates
//______________________________________________________________________
#include
#include
#include
#include
<stdlib.h>
<stdio.h>
<string.h>
"dsapifilter.h"
#if !defined(DLLEXPORT)
#ifdef WIN32
#define DLLEXPORT __declspec(dllexport)
#else
#define DLLEXPORT
#endif
#endif
/*--*
local
*/
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
unsigned int
function prototypes
RawRequest(FilterContext* context, FilterRawRequest* reqData);
ParsedRequest(FilterContext* context, FilterParsedRequest* reqData);
MapURL(FilterContext* context, FilterMapURL* map);
Authenticate(FilterContext* context, FilterAuthenticate* authData);
UserNameList(FilterContext* context, FilterUserNameList* groups);
Response(FilterContext* context, FilterResponse* response);
EndRequest(FilterContext* context, FilterParsedRequest* reqData);
/*--*
filter initialization
*/
DLLEXPORT unsigned int FilterInit(FilterInitData* filterInitData)
{
filterInitData->appFilterVersion = kInterfaceVersion; // Required
- 58 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
// Modify the following code to set the flags you want
filterInitData->eventFlags =
kFilterRawRequest │
kFilterParsedRequest │
kFilterAuthUser │
kFilterUserNameList │
kFilterMapURL │
kFilterResponse │
kFilterEndRequest;
// Set a short description for your filter
strcpy(filterInitData->filterDesc, "Test Filter");
// insert any global initialization code here...
// Output sent to stdout and stderr is displayed on the server console,
// but is not written to the server log file.
printf("¥nDSAPI filter loaded¥n");
return kFilterHandledEvent;
}
/*--*
filter termination
*/
DLLEXPORT unsigned int TerminateFilter(unsigned int reserved)
{
// insert any global cleanup code here...
printf("¥nDSAPI filter unloaded¥n");
return kFilterHandledEvent;
}
/*--*
filter notification handling
*/
DLLEXPORT unsigned int HttpFilterProc(FilterContext* context,
unsigned int eventType, void* eventData)
{
// Remove any events you don't want to handle
switch (eventType) {
case kFilterRawRequest:
return RawRequest(context, eventData);
case kFilterParsedRequest:
return ParsedRequest(context, eventData);
case kFilterMapURL:
return MapURL(context, eventData);
case kFilterAuthUser:
return Authenticate(context, eventData);
case kFilterUserNameList:
return UserNameList(context, eventData);
case kFilterResponse:
return Response(context, eventData);
case kFilterEndRequest:
return EndRequest(context, eventData);
- 59 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
default:
break;
}
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle raw request
*/
unsigned int RawRequest(FilterContext* context, FilterRawRequest* reqData)
{
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle parsed request
*/
unsigned int ParsedRequest(FilterContext* context, FilterParsedRequest* reqData)
{
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle user authentication
*/
unsigned int Authenticate(FilterContext* context, FilterAuthenticate* authData)
{
// See sample programs for examples of handling authentication
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle user name list
*/
unsigned int UserNameList(FilterContext* context, FilterUserNameList* groups)
{
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle URL mapping
*/
unsigned int MapURL(FilterContext* context, FilterMapURL* map)
{
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
*/
handle response
- 60 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
unsigned int Response(FilterContext* context, FilterResponse* response)
{
return kFilterNotHandled;
}
/*--*
handle end request
*/
unsigned int EndRequest(FilterContext* context, FilterParsedRequest* reqData)
{
return kFilterNotHandled;
}
// ----- end of dsapifilter.c
- 61 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ デザイナー
ドミノ デザイナーの新機能
ドミノ デザイナーへようこそ。
ドミノ デザイナーは、開発者や Web サイトの設計者によるドミノアプリケーションサーバーのためのセキュア
な対話形式のアプリケーションの作成、管理および展開を可能にする統合アプリケーション開発環境です。
ドミノアプリケーションは、ロータス ノーツまたは Web による情報の共有、収集、管理、体系化を可能にしま
す。ドミノアプリケーションが受け持つ広範なビジネスソリューションには、次のものがあります。
ワークフロー - ルート情報。
l
トラッキング - プロセス、プロジェクト、パフォーマンス、タスクの監視。
l
コラボレーション - ディスカッションおよびコラボレーションのためのフォーラムの作成。
l
データの統合 - リレーショナルデータベースおよびトランザクションシステムとの統合。
l
パーソナリゼーション - ユーザー名、ユーザープロフィール、アクセス権、時刻などに基づく動的コンテ
l
ントの作成。
グローバリゼーション - Domino Global WorkBench を使ったグローバルサイトの作成。
l
ドミノ デザイナーは、ドミノアプリケーションサーバーとともに、組織のエンタープライズシステムとフロントエン
ドビジネスプロセス間での情報の流れを円滑にするアプリケーションの構築を実現する最適な開発環境で
す。
このリリース情報では、ドミノ デザイナー R5 の新機能と利点の概要を示します。
開発環境の改善
l
l
l
l
l
包括的な開発環境 -- アプリケーションの開発と整備に必要な設計ツールと開発ツールがすべて揃った
環境。
直感的なビジュアル環境 -- 新しいドミノ デザイナーのルック & フィールにより、開発者はプロジェクト
のブックマークを作成することで作業環境を最適化できます。開発者は、すべての設計要素とアプリケー
ションのメタデータに容易にアクセスできます。タスク指向の環境は、開発者のニーズを幅広くサポートし
ます。結果として、開発時間とコストが削減されます。
プログラミング環境の改善 -- プログラマーズペインからすべてのアプリケーションオブジェクトへのアク
セス、ドミノ オブジェクトおよび言語に関するすべての参照情報へのアクセスが可能です。使用するプロ
グラミング言語またはツールにかかわらず、一貫したプログラミング環境。新規および更新されたツール
により、コードおよびオブジェクトへの容易なアクセス、使用、再使用が可能になります。
マルチ ブラウザのプリビュー -- エンドユーザーが要求するすべてのブラウザで作業をプリビューできま
す。これには、ノーツ、ノーツ ブラウザ、Microsoft Internet Explorer、Netscape Navigator などが含まれま
す。開発者のデスクトップにインストールされているブラウザを自動的に検出してプリビューボタンを追加
します。
コンテキストヘルプ -- 統合ツール (ページ、フォーム、アウトライン、またはフレームセットなど) の使用
中に [F1] キーを押すと、そのツールのヘルプトピックが表示されます。[リファレンス] タブにある機能の
どれかが強調表示されているときに [F1] キーを押すと、これまでのリリース同様、その機能についての
ヘルプトピックが表示されます。
新しいサイトレイアウトおよびプレゼンテーションツール
l
l
l
l
アウトラインデザイナー -- アウトラインデザイナーは、アプリケーションの構造とナビゲーションを設計す
るためのビジュアルツールです。階層的なレイアウトによって、URL、設計要素およびアクションへのリン
クを設計し表示することができます。アウトラインは完全にプログラミング可能で、ユーザー、時間、また
はその他の基準に基づいてナビゲーション構造をカスタマイズできます。アウトラインはページまたはフ
ォームに組み込むことができ、図形やマウスを上にのせた時の効果を加えることができます。
フレームセット デザイナー -- フレームセット デザイナーでは、アプリケーションに対するマルチペイン イ
ンターフェースを作成できます。用意された手順を1つずつ処理することで、HTML の知識がなくてもフ
レーム付きの Web サイトの設計にすぐ着手できます。
ページ デザイナー -- ページ デザイナーは、WYSIWYG の HTML オーサリングツールです。設計者はこ
のツールを使用して、スタイル付きのテキスト、画像、画像マップ、表、HTML、Java、ActiveX コンポーネ
ントおよびマルチメディアオブジェクトをアプリケーションに追加することができます。
ドミノ アプレット -- Java コンポーネントを使用することで、今までブラウザに対して提供できなかった高
度な機能を Web サイトに加えることができます。アプレットには、ビュー、アクションバー、アウトライン、お
- 62 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
l
l
l
l
l
よびテキストエディタが含まれています。
HTML 4 のサポート -- メニューオプションやプロパティボックスを使い、ビジュアルな開発環境内で
HTML 4 のプロパティにアクセスできます。
表の拡張 -- 表の拡張には、スタイルテンプレート、表のネスト、1つの表の中での固定および可変列幅
のサポート、セルの背景色およびその他の多数の拡張機能が含まれます。これらを使用することで、
ページレイアウトに対する制御が向上します。今までのように、ページのレイアウトや表の特徴に対する
必要な制御を得るために、ロー HTML コードを使って作業することがなくなります。
共有リソース -- 画像、アプレット、共有アクションおよび Java ライブラリが既存の共有コードリソースに
追加されました。
イメージマップ -- ピクチャーにインラインのホットスポットを追加することで、イメージマップを作成できま
す。
ピクチャーのプロパティ -- プロパティボックスに用意された垂直位置合わせ、テキストの回り込み、およ
びフロートオプションなどの HTML 属性を使用できます。
エンタープライズの統合
l
l
l
l
ドミノ基幹連携サービス
ドミノ基幹連携サービ ス (DECS) -- ドミノ基幹連携サービス (DECS) は、企業内のデータやアプリケーシ
ョンへのライブでネイティブなアクセスを可能にする Web アプリケーションの作成に使用できる、ビジュア
ルツールでありハイパフォーマンスなサーバー環境です。ビジュアルツールにはアプリケーションウィ
ザードとオンラインヘルプが含まれており、DB2、Oracle、Sybase、ファイルのディレクトリ、
EDA/SQL、ODBC などの外部データソースとの接続や、接続される外部データとともに自動的に更新さ
れるアプリケーション内部のフィールドの定義が容易になっています。レガシーデータベースとの接続の
詳細については、ノーツまたはドミノのデータディレクトリにある『DECS ガイド』を参照してください。
ロータスコネクタ LSXクラス (LC LSX) - ロータスコネクタ LSXクラス(LC LSX)では、リレーショナルデー
タベース、トランザクション処理システムおよびエンタープライズリソースプランニング(ERP)アプリケーシ
ョンに対して、ロータススクリプトを介したプログラマチックなアクセスにより、ロータス ドミノ コネクタのネ
イティブな接続性を提供します。このリリースのロータス ドミノ コネクタには、DB2/UDB、EDA
/SQL、ODBC、Oracle、Sybase、およびテキストとファイルが含まれます。ERP および Transaction
System Connectors 用のその他のロータス ドミノ コネクタは、ロータス社から別途入手することができま
す。製品情報については、http://www.eicentral.lotus.com にある Lotus Domino Enterprise Integration
の Web ページを参照してください。ノーツまたはドミノのデータディレクトリにある『LSX for Domino
Connectors On-line Manual』(LSXLC.NSF)に、詳細な文書があります。また、『ロータス スクリプトの
データオブジェクト (LS:DO) 』文書に、LSX の使用に関するより一般的なガイドラインがあります。
DB2 LSX クラス (NLSXDB2.DLL) - DB2 LSX クラス (NLSXDB2.DLL) は、Windows 95、Windows 98 およ
び Windows NT プラットフォーム上の、ノーツクライアント、ドミノ サーバー、およびドミノ デザイナーに含
まれています。DB2DAHLP.NSF は、DB2 LSX の DB2 専用機能について記述したドキュメントデータ
ベースです。DB2SAMP.NSF には、DB2 LSX の DB2 専用機能の使用法を示す一連のエージェントが含
まれています。DB2 LSX は『ロータス スクリプトのデータオブジェクト (LS:DO)』と密接に関連しています。
DB2 LSX の使用に関するより一般的なガイドラインについては、『ロータス スクリプトデータオブジェクト
(LS:DO)』を参照してください。
注意 DB2 LSX AutoCommit のデフォルトは FALSE です。DB2 ODBC スクリプトの中には、ユーザー
がAutoCommit を TRUE に設定しないと機能しないものがあります。
JDBC (Java Database Connectivity) -- 業界標準の JDBC を介して Java のエージェントからリレーショ
ナルデータへアクセスできます。また、JDBC - ODBC ブリッジもドミノの一部となっています。
Web 標準言語のサポート
l
l
l
l
l
l
l
HTML 4 のサポート -- ドミノ デザイナーは、W3C HTML 規格によって定められた機能をサポートしま
す。HTML コードを作成する必要はありません(ユーザーが作成したい場合以外)。
画面で見たものをそのままページやフォームに取り入れて HTML コードとして編集できます -- 画面で見
たものをそのまま HTML コードとして編集できる WYSIWYG 環境とネイティブ HTML コードをサポートしま
す。自分で HTML コードを作成したいとき、または必要なときに、HTML を使用できます。
HTML ページの呼び出し -- 既存の HTML ページを呼び出すことができ、これらは自動的にドミノ デザイ
ナーのページに変換されます。
既存の HTML ファイルのアップグレード -- 既存の HTML ファイルをドミノ デザイナーに呼び出して、ドミ
ノの便利な機能を利用できます。
Web 用のプログラムとスクリプトオプションの利用 --ドミノ デザイナー R5 では、Web の標準言語
(Java、JavaScript、HTML 4.0) をサポートしているので、Web の標準設計言語とツールをドミノ デザイ
ナーで使用できます。
CORBA/IIOP のサポート -- Common Object Request Broker Architecture & Internet InterORB
Protocol は、ドミノサービスへのリモートアクセスを許可します。CORBA/IIOP によって、HTTP だけの場
合よりも効果的にサーバーと通信できるアプレットやアプリケーションを構築できます。
ドミノ オブジェクトの追加 -- ドミノ オブジェクトは、多くの業界標準言語からアクセスできるアプリケーショ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ンオブジェクトの統合セットを提供します。新規のアプリケーションオブジェクトが、アプリケーション開発
のための豊富なオブジェクトモデルの1つとして追加されています。
Java の拡張 -- ドミノ デザイナーでは、その他のプログラミングオプションと同様に Java をサポートしま
す。Java コードをエージェントビルダー内で直接コンパイル、編集できます。Java ライブラリの共有もサ
ポートします。
JavaScript -- ドミノ デザイナーは JavaScript による開発を直接サポートします。「onMouseOver」や
「onBlur」などの JavaScript イベントをドミノ フォームやページ要素のイベントリストに追加できます。クラ
イアント側のスクリプトの作成は、ノーツおよびブラウザの両方で可能です。R5 ノーツ クライアント内での
DOM (Document Object Model) のサポートは、ノーツ Document Object Model データベースで定義され
たとおりです。このデータベースは、http://www.notes.net/doc から入手できます。
ローカライゼーション機能
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Domino Global WorkBench -- Domino Global WorkBench の機能性を使い、アプリケーションの設計を
複数の言語で作成できます。アプリケーションを複数の言語に迅速にローカライズし、アプリケーションの
構成や内容の変化に対応して、それらを最新の状態に維持します。
他言語のサポート -- データベースやデザインの属性を経由して、さまざまな言語によるデザイン要素と
文書を作成およびメンテナンスできます。サポートされた言語を使い、ローカル、グローバル、変換可能
なコンテントを作成できます。ワークフローにより、ローカライズされた文書を容易にレビューおよび承認
できます。「スイッチバー」を使い、マルチリンガル Web サイトで同期化された適切な言語のページに切り
替えることができます。世界中のすべてのユーザーに対して正確なコンテントが同時に表示されます。適
切な情報へのタイムリーなアクセスを適切な(各ユーザーに対応した)言語で提供します。変換プロセス
をアプリケーションの中に構築することで、Web コンテントを円滑に素早く変換できます。
他国の通貨サポート -- フォームやビュー内で複数の通貨を保存し、計算することができます。通貨表示
はフィールドに格納されるので、各ユーザーのローカルコンピュータのシステム設定に応じて変化せず、
一貫した通貨表示が維持されます。さまざまな通貨の計算と表示を行うアプリケーションが、簡単に作成
できます。ユーザーは通貨記号によって使用通貨を直ちに理解でき、財務的な数字に間違いがないかを
調べるために、めんどうな計算をする必要がなくなりました。.
ユーロ通貨のサポート -- ユーロ通貨記号の入力、表示、四捨五入を含む、完全なユーロ通貨サポート
を提供します。新ユーロ通貨を使用したアプリケーションが簡単に作成できます。ユーザーは、めんどう
な計算をする必要なしに、ユーロ通貨で計算された財務数字の表示をすぐに利用できます。上記の多数
の通貨機能と合わせると、本当にグローバルなアプリケーションの作成に必要なツールがすべて揃いま
す。
長い日付の表示 -- 日付フィールドに長い日付フォーマットを指定できます。たとえば、01-January-1999
など。これにより、MM/DD/YY と DD/MM/YY の日付フォーマットのあいまいさをなくすことができます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ノーツ クライアント
ノーツの新機能
概要
ロータス ノーツは、革新的な統合化された電子メールおよび文書コラボレーションのためのインターネットクラ
イアントです。最新のリリースであるノーツ R5 では、さまざまな面で機能が拡張、強化されています。最新版
で最も注目に値する改善点は、ノーツが本当に使いやすい環境になったことです。カスタマイズ可能であるた
め、自分にとって一番使いやすいパーソナルな環境で、ノーツのすべてのパワーを使いこなすことができま
す。ノーツ R5 を使ってみると、シンプルな Web ブラウザのような使いここちの良さを経験します。Web ページ
やニュースグループのディスカッション、ノーツ文書へのリンクを1つのロケーションにまとめることができる便
利さを想像してください。
ノーツ R5 は、インターネットの使いやすさを満足させるとともに、R4.6 で取り入れられたキャビネットのような
機能をさらに強化しています。また、ノーツ R5 では、cc:Mail やオーガナイザーなどの他のロータス製品の機
能性をサポートするとともに、それらを1つの統合化された最新の電子メール、カレンダー、グループスケジ
ュール、Web 情報管理ツールと合わせてインターネット標準サポートを提供しています。これらのすべての機
能はドミノベースのインフラがなくても使用できるものです。機能の拡張は、ノーツ R5 の設計者が目指した、
次に示すゴールに反映されています。
1. どのサーバーとも接続できること
2. 本当に使いやすいインターネットクライアントであること
3. 先進のアプリケーションであること
4. モバイルのサポートと簡単な装備
5. コラボレーションでの革新性(ナレッジマネジメント)
どのサーバーとも接続できること
ノーツ R5 は、プロトコル (メールでは POP3、IMAP4、SMTP。ニュースでは NNTP。ディレクトリでは LDAP
v3。) およびコンテント (MIME、S/MIME、HTML、ネイティブのイメージフォーマット、Java、JavaScript、X.509
証明書) を完全にサポートします。したがって、ISP (インターネットサービスプロバイダ) のメールアカウントを
利用している場合でも、ノーツ R5 を使ってインターネットメールを送信、受信、管理できます。また、ノーツ R5
は他の Web サーバーにアクセスでき、イントラネットまたは Web アプリケーションへのアクセスを忠実に再現
して表示します。
はじめてノーツ R5 を起動すると、ノーツを使って ISP のメールにアクセスしたいかどうかを尋ねてきます。
ノーツは、オペレーティング環境からできる限りの情報を取得して、メールアカウントにアクセスできるようにク
ライアントをセットアップします。複数のアカウントを1つのロケーションで設定できるので、ノーツのロケーショ
ンを変更する必要なしに複数のメールアカウントを安全に扱うことができます。ユニバーサル受信ボックスと
Web のネイティブフォーマットのサポートによって、インターネットメールの内容は忠実に再現されます。
機能と特長
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POP3 と IMAP4 のサポート -- ノーツは R4.6 より、POP3 クライアントとして使用できるようになりました。
ノーツ R5 では、IMAP4 に完全に対応したクライアントとなりました。POP3 メールは、ユーザーのメール
ファイルの中へ直接保存できます。IMAP は別のメールテンプレートと、個人アドレス帳内のIMAP アカウ
ント文書を使って管理されます。
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ネイティブ MIME のサポート -- MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)は、インターネットメールで
使われている標準のメッセージフォーマットです。IETF の技術仕様では、1つ以上の部分から成るメッ
セージを構築するためのフォーマットとルールが記述されています。たとえば、MIME では1つ以上のグラ
フィックイメージを含んだメールを送ることができます。R5 に実装された MIME 仕様には、MIME のすべ
ての基本仕様のほか、多数の拡張が含まれています。たとえば、R5 では HTML ベースのエディタを使
用できるので、表現力の豊かなメールコンテントを作成できます。HTML ページは、複数の URL が相互
に関連し合っているなど、複合的なコンテントで構成されることがあります。この場合も、変換はいっさい
不要であり、すべてのメッセージが忠実に再現されます。この仕様を実装することによって、ノーツ R5 は
インターネットメールに最高の豊かさをもたらします。
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S/MIME のサポート -- ノーツでは数年来、卓越したパブリックキーインフラストラクチャ(PKI) を使用して
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
きましたが、これは S/MIME が実現するセキュリティによく似ています。今回、S/MIME をサポートするこ
とで、従来のノーツのセキュリティが拡張され、ノーツ以外のメール受信者に対するメッセージにもセキュ
リティが確保されました。
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X.509 証明書との完全統合 -- X.509 はオープンな標準認証フォーマットとして、アプリケーション間での
認証に使われています。ノーツ R5 ユーザーは、従来のノーツ認証または X.509 v3 認証のどちらか一方
を利用できます。
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LDAP のサポート -- ノーツクライアントは、LDAP に完全に対応しています。LDAP を使ってあらゆるアド
レスを参照できるので、ノーツユーザーは外部の公開 LDAP ディレクトリを使って電子メールの宛先を指
定できます。また、LDAP 検索を使ってローカルアドレス帳にアクセスすることもできます。
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ネイティブアドレスのサポート -- ノーツ R5 では、諸基準に準拠したインターネットアドレスをパラレルな
ネイティブアドレスフォームで扱います。これは、ノーツ R5 のユーザーが、メールのアドレスをインターネ
ットメールアドレスまたはノーツの階層的アドレスフォーマット(もしくはその両方)で指定でき、送信者およ
び受信者のインターネットアドレスとノーツの階層的アドレスの両方が、R5 のメールメッセージに含まれ
ることを意味します。
使いやすいインターネットクライアント
ノーツ R5 の目標は、生産性を高める環境を構築することです。そのため、ノーツでは、業務に必要なすべて
の情報ソースにアクセスできる、一貫した環境を用意しました。ノーツは一部の競合製品とは違い、複数の製
品をバンドルしたものではありません。業界で最も優れた統合インターネットクライアントを出荷するとともに、
メール、スケジューリング、Web クライアントの優れた機能がすべて揃った1つのシームレスな使いやすい環
境を利用できるというメリットを利用者に提供します。R5 の主な生産的な新機能は次のとおりです。
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Welcome ページ -- ノーツ R5 では、クライアントを起動したときに表示される最初のページに、タスク指
向の Welcome ページを使用しています。クライアントでデフォルトで表示される [ベーシック] ページは、
シンプルでわかりやすいユーザーインターフェースで構成されており、ユーザーは画面からメール、スケ
ジュール、連絡先にアクセスできるようになっています。クライアントが提供するその他のスタイルに変更
することも、好きなようにページをカスタマイズすることもできます。Welcome ページの1つに、ヘッドライン
と呼ばれるページがあります。
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ヘッドライン -- カスタマイズ可能な環境で、受信箱や Web サイト、ニュースグループなど、情報の発信源
にかかわらず、すべての情報への移動、フィルタリング、アクセス、対応ができます。たとえば、マネージ
ャからのすべての電子メールにフィルターを設定したり、競合他社の Web サイトを監視したり、その日の
大事な会議予定や急な業務の一覧を表示するなど、これらすべてのことがヘッドラインページから実行で
きます。また、株価情報や競合他社の Web サイトの更新状況なども、このパーソナルなページで直接セ
ットアップして監視できます。このように的確な情報を的確なタイミングで入手でき、ノーツを起動した瞬間
から、より生産的な1日を過ごすことができます。
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購読機能 -- ユーザーが指定した条件を満たす文書をドミノ データベースで監視できるというのは、R5
での大きな革新的機能です。各データベースで簡単なプロフィールフォームを使うことで、ドミノデータ
ベースに対して好きなだけ購読を設定できます。いったん購読を設定すると、ヘッドラインページに概要
が表示されます。
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ナビゲーションバー -- 多くのブラウザ利用者が慣れ親しんでいる前後の矢印ボタンのようなツールがあ
ります。直感的に操作できる前後のボタンを使うことで、毎日流れ込んでくる大量の情報も、簡単にペー
ジを切り替えながら読んでいくことができます。加えて、停止と更新ボタン (メールを含むすべてのアプリ
ケーションで使用可能) 、検索ボタン、Web ブラウザを起動して URL アドレスを入力する機能も用意され
ています。
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ブックマークボタンを備えたブックマークバー -- ブックマークのボタンを使って、R4 のデスクトップにあっ
たメールやカレンダーなど、ノーツのコアアプリケーションにアクセスできます。ノーツ R5 の新しいブック
マークのボタンやフォルダにより、さまざまな情報とのリンクが設定できるようになりました。たとえば、受
信ボックスのビュー、カレンダーのエントリ、お気に入りの Web サイトまたはその他の文書など、ドミノア
プリケーションの一部であっても、他のソースの情報であっても、リンクを設定してあとからアクセスできま
す。ブックマークバーでは、メール、カレンダー、タスク、連絡先といったコアアプリケーションへの素早い
アクセスを提供できるように設定されています。その下のフォルダでは、ユーザーがそれぞれの情報へ
のリンクを追加できます。フォルダの使い方としては、単に大切な情報とのリンクを保存できるばかりでな
く、リンクの張られた情報をブックマークバーへ直接ドラッグアンドドロップすることができます。
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タスクボタン -- タスクボタンによる操作は、ノーツ R5 クライアントの「Web のような」使用感をいっそう高
め、シンプルなブラウザよりもずっと豊かな情報管理ツールとして機能します。新しい文書、Web ページ、
ビューを開くたびにタスクボタンがメニューバーの下に出現し、ノーツ クライアントからアクセスした情報を
ボタン1つで表示させることができます。タスクボタンは、従来の [ウィンドウ] メニューに代わるもので、直
感的な操作でこれまでアクセスした画面を切り替えることができます。これまでに開いたがボタンとして表
示されるので、ボタンをクリックするだけで素早く移動することができます。ボタンには、その内容を示すタ
イトルが表示されます。ウィンドウを閉じるには、ボタンの右側の X 印をクリックします。閉じた後でも履歴
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
は残っています。[戻る] ボタンをクリックすることで、閉じた画面を再表示できます。タスクボタンをブック
マークバーのフォルダまたは直接バーの上にドラッグすることで、ブックマークが作成されます。
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HTML の編集 -- HTML 4 をサポートすることで、ノーツの編集機能は Web コンテントを作成するのに最
適なソースとなりました。画像や表などを制御する機能を使い、アニメーション GIF や JPEG などのネイ
ティブフォーマットをサポートする完全な HTML で、見栄えのするページを簡単に作成できます。
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表の拡張機能 -- 拡張されたプロパティボックスから、次の新しい表機能のすべてが利用できます。
1. 段落スタイルの文字揃え
2. スタイルテンプレート
3. 「影付き」効果
4. 表の積み重ね
5. 表の入れ子 (表の中の表)
6. タブ付きの表
7. 複数の列にまたがるテキスト (テキストが次の列にまたがって表示される)
8. 表のセルの背景色
9. 1つの表の中でセル幅の固定と自動調節の両方を設定できる
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印刷プリビュー -- 印刷ダイアログボックスにプリビューオプションが付けられ、印刷前に文書の体裁を確
認できます。
先進のアプリケーション
ノーツ R4 以来、多くの cc:Mail 機能がノーツに取り込まれました。まずはフォルダや3面ペインのインターフ
ェースから着手しました。ノーツ R5 では、メール機能全体が大幅に拡張され、さらに多くの cc:Mail 機能が取
り込まれました。ノーツ R5 の新しいメールアプリケーションで一番注目に値するものは、メッセージの宛先部
分(ヘッダー部分)が本文と分かれていること、タイプダウンアドレッシング機能、高速なアドレスの入力補完
機能、受信ボックスのビューに新着メッセージを表示する機能、シンプルなルールの設定などがあります。こ
れらの中心的な機能とノーツの文書編集機能、インターネット標準のサポートを合わせると、ノーツ R5 の電
子メールはすべての機能が取り揃った比類のないインターネットメールクライアントとなります。
ロータスでは、個人情報管理 (PIM) ソフトウェアとして絶賛されたオーガナイザーを、ノーツのカレンダー、ス
ケジューリング、タスク管理機能に取り込みました。たとえば、電子スケジュール管理製品を使っている多くの
人々は、そのスケジュールを印刷したいと思うでしょう。ノーツ R5 の豊富な印刷機能は、複数の印刷スタイル
をサポートします。新たに追加されたグループスケジュールビューを使えば、これまでにない使いやすさで複
数のスケジュールを閲覧でき、今後の予定もたてやすくなり、個人とグループの生産性が向上します。
主な新規メール機能には、次のものがあります。
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メッセージヘッダーの分離 -- メッセージの宛先部分は、メッセージの本文とは別に、専用のペインに表
示されます。本文をスクロールしても、ヘッダー情報は常に表示されています。これはメッセージの宛先
が多いときにたいへん役立ちます。
アドレスの入力補完機能 -- ノーツ R5 でのパフォーマンスの向上により、メールの宛先を設定するとき
などに、この機能がいっそう使いやすくなりました。
タイプダウンアドレス入力 -- 宛先指定のダイアログボックスで、アドレスの入力補完機能を使って候補
が表示されたとき、上下の矢印キーを使って候補に表示された名前のリストの中を上下に移動できま
す。この機能はモバイルディレクトリカタログ(下に説明があります)と連携して機能します。
メールのルール -- 複数の条件を指定して自動処理タスクを作成し、メールの自動フィルタリングを実行
できます。複数のアクションを選択することもできます。これらはサーバーベースのルールであり、24 x 7
の連続処理を行えます。
MAPI のサポート -- R5 をインストールすると、ノーツはデフォルトのメールアプリケーションとして登録さ
れるようになりました。これにより、ノーツ R5 のメッセージーング機能は、MS Office や MS Internet
Explorer などの製品との統合が可能になり、これらのアプリケーションからノーツをメールクライアントとし
て起動できるようになりました。
ノーツ マインダー -- このユーティリティは Windows 95、Windows 98、Windows NT のシステムトレイにア
イコンが表示され、新着メッセージのヘッダーを確認することができ、そこから必要に応じてノーツを起動
できます。
送信ビューの新しい振る舞い -- 送信済みビューで非表示にしたい文書を、メッセージを削除しようとす
ると、「他のフォルダーからも削除される」という旨の通知を受けます。
メールプリファレンス -- メールプリファレンスには次のものが含まれます。送信メールの自動スペルチェ
ックオプション、送信の優先順位、メッセージへの自動署名および署名ファイル、メッセージの内容につい
てのオプション(HTML のみ、テキストのみ、またはその両方)、メールの重要度、セキュリティオプション、
代理オプション。
主な新規スケジュール機能には、次のものがあります。
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カレンダーの印刷 -- スケジュールを印刷して、ロータスオーガナイザーのスタイルに似たハードコピーを
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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持ち歩けるようになりました。
グループスケジュールビュー -- 複数のユーザーの空き時間を確認できます。代理人のアクセス権を設
定すれば、さらに詳細な情報も参照できます。
休日設定のサポート -- 国(地域)または宗教的な休日をカレンダーに追加できます。
会議召集と管理機能の向上 -- 任意または必須参加を指定して、FYI として会議召集を通知します。代
理の禁止、変更依頼の禁止などの配信オプション。欠席通知を送信した後も、会議召集の変更があった
場合に通知を受け取ることができます。会議を取り消したり、スケジュールを変更するときに、コメントを挿
入できます。
会議室、備品の管理 -- 会議室、備品の予約は、会議召集の重要な要素です。ドメインを越えての予約
が可能になり、アクセス制御が設定できるようになったことで、会議の召集に必要なすべてが確保されま
した。
アラーム機能の拡張 -- サウンドファイル (たとえば、.wav ファイル) がサポートされました。予定に加え
てタスクにもアラームを設定できるようになったほか、アラーム設定を参加者に送信できます。
[主催者] アクションボタンと [参加者] アクションボタン -- カレンダービューで予定を表示したときに、必
要なすべての機能がリストされます。これにより、確認メールの送信、会議の取り消し、会議の変更、別
の時間の提案などができます。
統合タスクマネージメント -- タスクは自動的にカレンダーに表示されます。タスクにはアラームを入れる
ことができ、周期的な予定やプライベートといったマークを付けることができます。さらに、グループのタス
クもサポートされています。
モバイルのサポートと簡単な装備
ノーツでは常に、オフラインでの優れた使用環境を提供してきました。どこにいても、さまざまな情報にアクセ
スし、情報をコントロールできます。ノーツ R5 では、オフラインでの機能がさらに追加され、ユーザーが現在
所有している情報および共有している情報に対するコントロールがさらに強化されました。インターネットメー
ルや Web ページに変更が加えられた場合は、それらへ再接続した際に変更が反映されます。
さらに、モバイルディレクトリカタログ
モバイルディレクトリカタログなどの拡張機能が加えられました。これは、企業内のすべてのディレクト
モバイルディレクトリカタログ
リを1つのデータベースに収容する機能であり、営業マンにとって欠かせない機能です。これまでは、ユー
ザーあたり 10 KB になるところを、100 バイト程度のサイズに抑えて、複製した情報の一部を圧縮形式で格
納します。この圧縮されたディレクトリの「カタログ」には、十分な情報が含まれており、必要であれば、ユー
ザーからは見えない方法で、ディレクトリオブジェクト全体に関する情報が自動的に提供されます。この新しい
ディレクトリはディスクスペースが最小限に抑えられているので、モバイルユーザーは容量を気にせずにロー
カルハードディスクに情報のコピーを維持できます。
次のような特長があります。
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オフラインでの使用 -- メール、Web ページ、ニュースのオフラインでの閲覧と管理。簡素なモバイル構成
と簡単な設定。ブックマークを使用してレプリカを容易に管理できます。
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リモート接続での使用 -- 既存のインターネットサービスプロバイダと接続してノーツを使用できます。
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モバイルディレクトリカタログ -- エンタープライズ規模のディレクトリのコピーを最適化してローカルに保
存できるので、組織内のユーザーに関する重要な情報に素早くアクセスできます。リモート接続でもオフ
ラインでも、組織の大きさにかかわらず、常に素早く情報にアクセスできます。
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モバイルロケーションの強化 -- 新規のユーザーがセットアップを行う際には、接続文書とダイアルアップ
ネットワークのエントリが自動的に作成されます。接続設定ウィザードをエンドユーザーに提供すること
で、リモートアクセス接続文書を簡単にセットアップできるようになりました。ウィザードでは、ダイヤルアッ
プネットワークを介したイントラネットへの接続を設定することもできれば、インターネット上のサーバーへ
の接続や、X.PC による Notes Direct Dial-up を使ったリモートのドミノ サーバーへの接続を設定するこ
ともできます。
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ネイティブ PDA のサポート -- ノーツ R5 では、PDA (Personal Digital Assistants) をサポートしており、
メールや連絡先、スケジュールを複製できます。
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非同期スクリプト実行中のユーザー入力 -- ノーツでは Promptuser というスクリプトコマンドを提供して
おり、これによってノーツは接続を呼び出す際にパスワードダイアログボックスをポップアップできるので、
ユーザーはパスワードが期限切れになったときにリダイアルする必要がありません。
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接続文書およびダイアルダイアログに隠されたパスワード -- パスワードはサーバー接続文書とダイア
ルダイアログボックスに隠されており、ユーザーにより高いレベルのセキュリティを提供します。
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ネットワークダイアルアップ接続文書の拡張 -- ユーザーは、ネットワークダイアルアップ接続文書に、市
外局番、国コード、およびクレジットカード番号を入力できます。これによって、現在 X.PC で利用可能な
ネットワークダイアルアップの拡張されたダイアルサポートを利用できます。
コラボレーションでの革新性 - ナレッジマネジメント
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ノーツ R5 にとって、ヘッドラインページ、ブックマーク、検索機能の拡張などによる機能強化は、ノーツとドミノ
でナレッジマネジメントアプリケーションを使用できるようになった例です。R5 では、業務に役立つたいせつな
情報を分析し、発見できるように、いくつかの新機能を提供しています。次にその一部を紹介します。
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Welcome ページ -- ヘッドラインは電子メールのフィルタリングを行うばかりではありません。ヘッドライン
をカスタマイズすることで、その日の情報を一目で確認することができ、1日を生産的に過ごすこができま
す。ドミノデータベースに対して購読を設定できるようになり、ユーザーは大事な情報にタイムリーにアク
セスできます。
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検索エンジンと UI の変更 -- 検索アイコンは、画面の右上隅でツールバーに表示されています。検索エ
ンジンには、日本アイ・ビー・エムの GTR (Global Text Retriever) を使用しています。[検索] ダイアログ
ボックスにも、あいまい検索など、多くの拡張が行われました。
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ファイルシステムの全文索引 -- あらゆるファイルシステムをファイルシステム設定フォーム (ドミノ サー
バーのドメインカタログに格納されています) で参照し、索引に追加できます。
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検索結果の要約機能 -- 検索結果の内容を数行に要約して表示できます。特別なアルゴリズムによって
選択された最も有為な文章が表示されます。
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ファイルフィルターの追加 -- R5 では、Verity の KeyView フィルターを使って索引の作成ができる形式
に添付ファイルを変換することで、文書全体の索引を作成します。サポートされているファイル形式は、
Acrobat PDF、Word、WordPerfect、Word Pro、1-2-3、Excel、Freelance、PowerPoint、および HTML で
す。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ デザイナー
関数言語
以下は、R5 の新規および拡張された @関数と @コマンドです。それぞれの詳細については、『R5 デザイナー
ヘルプ』または『ドミノ デザイナー プログラマーズガイド』を参照してください。
新しい @関数
@AddToFolder
@BrowserInfo
@FontList
@FormLanguage
@HardDeleteDocument (not in Help)
@IsAppInstalled
@LanguagePreference
@LaunchApp
@Locale
@NameLookup
@Narrow
@PasswordQuality (not in Help)
@SetTargetFrame
@UndeleteDocument
@UserNameLanguage
@UserNamesList
@V4UserAccess
@ValidateInternetAddress
@Wide
新しい @コマンド
@Command([AddBookmark])
@Command([CreateCrossCert]) (not in Help)
@Command([Directories]) (not in Help)
@Command([OpenFrameset])
@Command([OpenHelpDocument])
@Command([OpenPage])
@Command([RefreshParentNote])
@Command([ReloadWindow])
@Command([ViewAddInternetCertificate]) (ヘルプにはありません)
既存の @関数 と @コマンドへの拡張機能
@DialogBox - 新規パラメータ
@Name - 新規アクション
@UserName - 新規パラメータ
@Command([CalendarFormat]) - 新しい値
次の @コマンドにより、ビューアプレットがプログラミング可能になりました。
@Command([EmptyTrash])
@Command([ViewCollapse])
@Command([ViewCollapseAll])
@Command([ViewExpand])
@Command([ViewExpandAll])
@Command([ViewRefreshFields])
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ サーバー
ドミノの新機能
このリリースノートでは、ドミノ サーバー R5 の新機能の概要について説明します。
インターネット メッセージング
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ネイティブなインターネットアドレス対応 -- ドミノは既存のノーツ アドレスとともにインターネットアドレスも
適切に解釈します。
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ネイティブな MIME コンテントのサポート -- メッセージのコンテントをノーツ リッチテキストか MIME のど
ちらかで保存できます。必要に応じてフォーマットが変換されるので、ノーツのユーザーが MIME フォーマ
ットでインターネットユーザーとメールをやりとりするときに、メッセージを変換する必要がなくなりました。
R5 と R5 以前のノーツを両方使用している環境では、ノーツ クライアント R5 が MIME または ノーツリッ
チテキストを生成するので、変換の必要はありません。
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ネイティブな SMTP ルーティング -- ドミノ ルーターはインターネット/イントラネットメールを転送するプロ
トコルとして SMTP を使用できるようになりました。ノーツ メールのルーティングプロトコルも前のリリース
との互換性を保つために使用できます。前のリリースに含まれていた SMTP MTA はもはや必要ありま
せん。R5 ドミノを R5 クライアントとともに使用する場合、ノーツ クライアントが MIME を完全にサポートす
るので、MIME とノーツリッチテキストとのメッセージの変換はルーティングレイヤで排除されます。
同じサーバー内に SMTP とノーツの両方のルーティングプロトコルが共存するよう設定できます。ドミノ
ルーターは SMTP 標準の規格だけでなく、拡張 SMTP (ESMTP) 機能 (たとえば 8BITMIME や SMTP
PIPELINING) もサポートしており、SMTP のパフォーマンスを最適化します。さらに、Delivery Status
Notifications 規格のような拡張機能もサポートしており、ノーツやドミノ SMTP ではノーツ クライアントか
ら配信状況の確認もできます。
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複数キャラクタセットのサポート -- ノーツリッチテキストと MIME との間で変換を行う際に、ドミノ メール
ルーターが、メッセージの送受信に使用するあらゆるキャラクタセットをサポートできるようになりました。
以前のリリースでは、複数のキャラクタセットをサポートするためにいくつかの SMTP MTA が必要でし
た。
セキュリティ
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インターネット標準である X.509v3 証明書のより完全なサポート -- 管理者が新しいユーザーを登録する
ときに、これまでのノーツの証明書と、インターネット互換の X.509v3 の証明書を発行することができま
す。ノーツ クライアントは、Web サーバー (SSL) への安全なアクセスと安全なインターネットメール
(S/MIME) のために、これらのインターネット証明書を使用できます。
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暗号化機能の強化 -- 北米向けドミノは、SSL でドミノに接続するユーザー用に、これまでより強力な
RSA キー (1024 bits) と、同様に強化された RC2 キー (128 bits) を作成します。さらに北米向けノーツ ク
ライアントでは、これらの強化されたキーを SSL と S/MIME に使用します。
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S/MIME -- ノーツおよびドミノはインターネットメールの安全な暗号化とデジタル署名に関する IETF 標
準、S/MIME v2 をサポートしています。
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全インターネットプロトコルへの SSL V3 対応 -- サポートされるあらゆるインターネットプロトコルでドミノ
サーバーにアクセスする場合、R5 では SSL (Secure Sockets Layer) v3 を使って証明書ベースの認証
確認と暗号化を行えます。 サポートされるプロトコルには、IIOP、LDAP、HTTP、POP3、IMAP、および
NNTP が含まれます。
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仮想 Web サーバーごとに異なるキーリング
サーバーごとに異なる キーリング -- それぞれ異なる SSL v3 キーリングを複数のドミノ仮想
Web サーバーで使うことができるようになりました。これは、各仮想サーバーごとに独自の認証 ID を持
つことができ、独自の認証確認セットを使ってユーザーを認証できることを意味します。
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ノーツ ユーザーへのパスワードの復元 -- リカバリーエージェントがパスワードと ID の変更をログに記
録します。管理者とユーザーは忘れてしまったパスワードや、破損、紛失したノーツ ID ファイル、および
暗号化された情報を復元できます。
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即時の暗号化 -- 個人アドレス帳やローカルのディレクトリカタログに証明書のないモバイルユーザー
が、サーバーに証明書を複製すれば電子メールを暗号化できます。
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サードパーティのディレクトリによる認証 -- 管理者は、信頼したサードパーティの LDAP ディレクトリで認
証確認を行うことも選択できます。ドミノディレクトリアシスタントによって、管理者は、認証とアクセス制御
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
のためのユーザーやグループの調査に使用する、信頼できるサードパーティの LDAP ディレクトリを指定
できます。
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パスワードの設定レベル -- パスワードの推測や辞書アタックを防ぐために、管理者は、Notes ID の保
護に使用するパスワードの質を制御することができます。管理者は質のレベルについて 16 の選択肢を
与えられており、レベルが高いほどパスワードが複雑で推測が難しくなります。
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Web サーバー認証インターフェース (ドミノ サーバー API に含まれます) -- DSAPI を介すると、ドミノの
認証メカニズムの代わりに外部プログラム (たとえば単一のサインオンユーティリティ) を作成して Web
ユーザーを認証することができます。外部システムや特別のアルゴリズムを利用する、独自の認証ス
キーマをドミノに対して作成できます。
ドミノディレクトリ
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ドミノディレクトリ -- ドミノディレクトリ(旧名、アドレス帳または公開アドレス帳) はドミノのディレクトリ
サービスです。
l
パフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性の改善 -- ドミノディレクトリではドミノ データベース テ
クノロジーを使用しており、ドミノ R5 でこのコアテクノロジーに施された改良を利用することができます。
これにはトランザクションのログ、オンラインですぐに使える圧縮機能、高速化されたオンラインビューの
索引再作成が含まれます。さらに R5 のドミノディレクトリでは、特定機能のパフォーマンスが改善されて
います。
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LDAP v3 のサポート -- IETF が規定する Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) version 3 を
完全にサポートし、追加、削除、変更、比較、中止機能を持ちます。さらにドミノは LDAP 回送、UTF-8
キャラクタセット (ユニコードと同等)、高度な検索機能、言語タグ、および X.509 v3 証明書ベースの認証
をサポートします。ドミノでは、サードパーティの LDAP ディレクトリとの互換性を確保するために、IETF
標準の LDAP ディレクトリスキーマをサポートしています。
l
拡張スキーマ -- ドミノ デザイナーを使用すると、管理者はカスタマイズして拡張した文書を作成し、ドミ
ノディレクトリに新しい文書タイプを作成できます。これらのカスタマイズはドミノディレクトリのデザインテ
ンプレートに保存され、LDAP v3 とドミノ管理クライアントで検索し、更新できます。
l
ディレクトリカタログ -- ディレクトリカタログは、1 つまたは複数のドミノディレクトリのユーザー情報を統
合します。ディレクトリカタログは、すばやい検索、ユーザー情報のコンパクトな保管 (デフォルト属性では
1 エントリあたり約 100 バイト) 、そして無数のエントリによるスケーラビリティを実現するために最適化さ
れています。サイズが最小限になるように設計されているので、ユーザーのデスクトップに複製したり、出
張時にモバイルユーザーがノートブックコンピュータに会社全体のディレクトリのレプリカを取って持ち出
すことができます。管理者はディレクトリカタログエントリに入れる属性を選択でき、内容やソート順の異な
る複数のディレクトリカタログを作成できます。ディレクトリカタログでは LDAP が完全に利用可能で、標
準的な LDAP クライアントを使って検索することができます。
l
ディレクトリアシスタント -- ディレクトリアシスタント (旧名マスターアドレス帳) によって、ドミノ サーバー
へのディレクトリ検索要求を、ディレクトリアシスタントデータベースに定義された命名ルールに基づいて、
他のドミノディレクトリやサードパーティの LDAP ディレクトリに転送することが可能になっています。R5 で
は、ドミノ サーバーは、サードパーティの LDAP ディレクトリに保管されたグループの定義を参照でき、こ
れらのグループを使って、ドミノアプリケーションへの Web ユーザーのアクセスを判断します。
l
LDIF の呼び出しと書き出し -- ドミノは、IETF 標準の LDIF ファイルフォーマットを使用したディレクトリエ
ントリの呼び出しと書き出しをサポートしています。
l
他国語名に対するユーザー名の別名のサポート -- ドミノとノーツでは、ノーツユーザーの第二の名前と
してユーザー名の別名をサポートするようになりました。たとえば、ユーザー名の別名がユーザーの母
国語とそのキャラクタセットでできており、ノーツで使用する第一のユーザー名には英語のアルファベット
を使用するといったことが可能です。ユーザー名の別名は安全で、認証されており、ユーザーはユー
ザー名の別名を使ってメールの送信と検索を行うことができます。
メッセージ管理
l
メッセージトラッキング -- ドミノ R5 ではメッセージの詳細なトラッキングとモニターができます。Simple
Message Tracker Collector Protocol (SMTCP) によって、メッセージのトラッキング情報の記録方法が提
供され、そのログが各メールサーバー上にある [MailTracker Store] データベースに格納されます。
MailTracker Collector はデータをクエリー可能な形式に変換します。クエリーオプションには、送信者 (ワ
イルドカードが使えます)、受信者 (ワイルドカードが使えます)、データ範囲、件名 (ワイルドカードが使え
- 72 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ます)、メッセージサイズの範囲があります。
l
メッセージレポート -- ドミノ R5 はメールサーバーレポートを自動的に作成します。レポートは 11 種類あ
り、作成者やサイズ別のメッセージ件数、メッセージの配信ルート別、ボリュームサマリーなどの表題で作
成されます。データはノーツ形式で保存されるのでユーザーがビューを作成してレポートを生成できま
す。
l
シングルコピーメッセージストア管理 -- Message Store Management (旧名 SCOS) が改善されて、管理
者がメッセージの格納や古いメッセージのアーカィブをユーザー単位で行える管理ツールが提供されまし
た。メッセージの格納データベースに制限がなくなったことに加えて、ドミノ R5 ではデータベースがオペ
レーティングシステムで割り当てられたサイズ制限を超過したときに、メッセージ格納データベースを自動
的に作成する機能を提供します。
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ルーティングコントロール管理の改善 -- 管理者が選択できるルーティングオプションが増えました。オプ
ションには次のものがあります。特定のドメインだけからのメールの受信、指定した組織からのメールの
受信、指定した組織からのメールの拒否、最大メッセージサイズの割当て、サイズなどの条件に一致した
場合は低い優先度でメールを送信。また、次のルーティングコントロールが追加されました。
ネイティブな拡張 SMTP ルーティング - バッチのルーティングでパイプラインを使えます。フィルターを使
って不用なジャンクメール (UBE、UCE) を受け取らないようにできます。ユーザーにメッセージのサイズを
割り当てることができます。
プッシュリクエストのルーティング - 新しいルーターは「プッシュリクエスト」ルーティングをサポートするの
で、ソースサーバーが対象サーバーに「プッシュリクエスト」を送信できます。その後、対象サーバーが
ソースサーバーに対してメッセージの送信を要求します。この機能
では、設定可能な 4 つのオペレーションモードをサポートし、NRPC、SMTP のどちらの接続にも同じ機能
を提供します。
ルーティングトポロジ - 管理者が組織におけるルーティングの最適化をより柔軟に行えます。
l
メッセージのサイズ割当て -- 管理者はユーザーのメールファイルのサイズを簡単に設定できます。
l
組み込み移行ツール -- ドミノ アップグレードサービスは、cc:Mail、Microsoft Mail、Windows
NT、Microsoft Exchange、LDAP (LDIF)、Novell Groupwise 4.x、Novell Groupwise 5.x、および Netscape
Mail Server 用の、簡単に使用できる移行ツールを提供します。さらに、ロータス社のビジネスパートナー
とサードパーティの開発者用にオープン API が備わり、カスタマイズしたドミノ アップグレードサービスを
作成できるようになりました。
データベースとアーキテクチャーの改良
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上限なしのデータベース容量 -- R5 では、ドミノデータベースはサイズの上限がないものとして設計さ
れ、64GB
64GB までを仕様として認証します。サイズの問題はドミノ サーバーが稼動するシステムのプラットフ
ォームによってのみ制限されます。
l
メモリと I/O の最適化 -- アーキテクチャの中でも比較的低いレベルでのリソース管理面における改善
が行われ、飛躍的にパフォーマンスが向上しています。この中に含まれるのは、圧縮、シーケンシャル
I/O 制御、大きなページ単位で分割されたデータ構造、ページのスロット化、ノンサマリーデータの適応
処理、シングルバッファーマネージャ、先読み機能付きのバックグラウンド I/O スレッドなどです。
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トランザクションログ -- データベースの世界で標準となっているトランザクションログをサポートしている
ので、以前より高い信頼性を持つデータベースとなりました。トランザクションログにはすべての処理が
シーケンシャルに記録されるため、様々な場所に分散して書き込むよりも高速に処理できます。トランザ
クションログは、データベースへの書き込みが発生する度に、その都度ディスクに直接書かれます (メモ
リだけではありません)。 トランザクションログはデータベースの Fixup に置き換わり、その結果、システ
ムの再起動が数段早くなりました。
l
拡張性の改善 -- 拡張性の改善は 2 つの面で構成されています。一つはデータベース容量、もう一つは
1 台あたりのサーバーが扱うことのできるユーザー数です。上の記載にあるように、データベース容量は
システムプラットフォームの制限に依存します。少なくとも 100 万人以上のユーザーが登録できるように
ディレクトリが改善されていることは注目に値します。1 台のサーバーでサポートされるノーツ クライアン
ト、IMAP、POP、ブラウザクライアントの数は R4.6.x 時と比べて 2 倍から 4 倍になっています。
連続運用性と信頼性
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インターネットクラスタマネージャ -- これまでノーツ クライアントが対象だったフェールオーバーと負荷分
散 (ロードバランシング) の機能を Web ブラウザ (HTTP と HTTPS) でも使えるようになりました。この機
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
能はインターネットクラスタマネージャ (ICM) とクラスタリングの機能を使って実現されています。
l
OS クラスタとの
クラスタ との統合
との統合 -- ドミノは、Microsoft Cluster Server (MSCS) で構成されたサーバー上で、
Active/Passive、Active/Active の両方のモードをサポートしています。Active/Passive モードでは、1 台
目に問題があった場合に、MSCS は待機している 2 台目のドミノ サーバーへ渡し、その時点でドミノ
サーバーが起動を開始します。Active/Active モードでは、2 台目のサーバーでもドミノ サーバーが別の
インスタンスとして常に起動しており、1 台目がダウンした場合には、すぐに 2 台目に引き継がれていき
ます。
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クラスタリングの拡張 -- クラスタ化された複数のドミノ サーバーを、ユーザーに対しては単一のシステ
ムとして見せるためにいくつかの機能追加、強化がなされています。カレンダー & スケジューリングにつ
いてもフェールオーバーが動作します。また、未読文書の表示をレプリカ間で同期を取る点が改善された
ほか、ノーツクライアントのフェールバックの機能が改善されています。
l
パーティショニング機能の拡張 -- R4.x までは最大 6 台までの制限がありましたが、R5 からは制限がな
くなりました。したがってハードウェアへの投資を最大限に活かすことができます。加えて、NT 上で稼動し
ているパーティションサーバーはそれぞれ別々のサービスとして認識されているので、起動およびシャッ
トダウンを NT のサービスマネージャから個別に行えます。
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オンラインインデックス
オンラインインデックス -- サーバー上でアップデートされているビューにアクセスできます。また、ドミノデ
ィレクトリの $Users ビューがアップデートされている時にでも、サーバーにアクセスできます。
l
自動再起動機能の改善 -- 管理者はすべてのファイルをクリーンアップした後で、サーバーをダウンさせ
ることができます。これは、ハードウェアクラスタリング/フェールオーバーを行っている際には大変便利な
機能と言えます。特に、Sun FullMoon など UNIX を使用してクラスタリングを組んだ場合には緊密な連携
を取ることができます。管理スクリプトを編集して、ドミノが異常終了した場合に自己診断情報を集めるな
どといった使い方が可能です。
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オンラインでのインプレイスデータベース圧縮 -- データベースが使用中であっても、圧縮を行うことがで
きます。また、管理プロセスがシステムとして一定間隔をおいてデータベース圧縮を行っていますが、
ユーザーは圧縮作業に影響されず、データベースを使い続けることができます。
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完全/差分のオンラインバックアップのサポート -- 公開される API セットを使用して、差分バックアップの
ソリューションをサードパーティで作成できます。
Web サーバー
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HTTP スタックの機能向上 -- ドミノ ネイティブ HTTP エンジンに多くの改良が加えられ、パフォーマンス
の向上やサーブレットのサポートが含まれています。
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Microsoft IIS へのドミノサービスの提供 -- HTTP サーバーへのエンジンとして、ドミノ以外に Microsoft
IIS を使うことができます。Microsoft IIS をお使いの NT ユーザーの場合、ドミノの安全な分散型サー
バー機能、そしてクロスプラットフォームに対応した Web アプリケーション機能を IIS に付加することがで
きます。
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CORBA/IIOP プロトコルのサポート -- R5 では Common Object Request Broker Architecture &
Internet InterORB Protocol (CORBA/IIOP) をサポートしています。 これにより、ノーツ クライアント以外
でもクライアント・サーバーコンピューティングが可能になります。CORBA/IIOP を使うことで、アプレットは
HTTP を用いるより効率よくサーバーと通信できるようになります。
l
HTML やその他ファイルへの ACL 設定 -- ドミノのネイティブ HTTP スタックを使用する際、ファイルシス
テムに、ファイル (HTML、GIF など) 単位でのアクセスコントロールリストを設定することが可能となりまし
た。
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Domino web server API (DSAPI) -- ドミノ サーバーの API が用意され、Web サーバー拡張機能を作成
できます。DSAPI 拡張または「フィルター」 は、Web サーバーに何らかのイベントが発生した場合に、他
のプログラムを起動できます。たとえば、特定の URL にリクエストがあったり、HTTP クライアントの認証
プログラムを実行するような使い方ができます。
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インターネットクラスタマネージャ -- ドミノのクラスタリング、ロードバランシング、フェールオーバーの機
能が Web クライアントでも使用できるようになりました。ドミノ Web サーバーが負荷過重で利用できない
場合に、Web ブラウザのリクエストがクラスタ内の別のサーバーにリダイレクトされます。
l
HTTP セッション認証 -- ドミノ R5 では、HTTP セッションと暗号化したクッキーを使う認証を選択できま
す。ドミノがサービスを提供する Web サイトから「ログイン」したり「ログアウト」する機能が提供されます。
l
ブラウザ機能に関する情報取得 -- @BrowserInfo を使ってユーザーが使用しているブラウザの機能に
ついて調べることができます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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サーブレットサポートのアップグレード -- ドミノ Web サーバーは JSDK 2.0 をサポートします。
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HTTP ヘッダーの最終更新情報 -- ドミノ R5 では、ほとんどの返信において Last-modified ヘッダーを
送信します。これにより多くの Web ブラウザやプロキシブラウザでドミノページのキャッシュが行なわれる
のでパフォーマンスの向上につながります。
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仮想サーバーのログ作成機能 -- 仮想サーバーの情報を拡張ログ形式で出力できます。
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仮想サーバーの SSL とキーリングのサポート -- システム管理者は、各仮想サーバーに対してそれぞ
れ異なるキーリングを設定することができます。これによって、各仮想サーバーが SSL を使えるようにな
ります。さらに、各仮想サーバー毎にポートセキュリティを設定することができます。
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コントロールサーバーのログ記録期間の設定 -- 管理者はログファイルに記録される長さの単位を設定
できるようになりました。設定できる単位は、1 日、1週間、1ヶ月です。
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バイトレンジ送信機能 -- ドミノ R5 では、Web クライアントがセクション単位 (バイトレンジ) でファイルを
ダウンロードできるようになりました。これにより、効率的かつ耐障害性のあるダウンロードが可能となり
ました。たとえば、ファイルをダウンロードしている途中で接続が突然切れた際にバイトレンジをサポート
していない場合には、また最初からやり直しとなりますが、バイトレンジの送信機能がついているため、中
断されたところから再送してダウンロードを再開することができます。
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シンプルな URL -- ドミノ R5 では、ドミノデータベース内のページに名前を付け、シンプルな URL で表記
する機能をサポートしています。たとえば、www.acme.com/News.nsf/Today?OpenPage といった URL で
「Today」がページの名前です。名前が紛らわしくなければ URL をさらにシンプルにして
www.acme.com/News.nsf/Today とすることもできます。
l
最大パフォーマンスを自動設定で達成 -- R5 では、様々なサーバーオプションが自動的に設定され、
Web メールや Web アプリケーション、メールとアプリケーションの両方など、実行するアプリケーションの
種類に基づき HTTP のパフォーマンスを最適化することができます。
l
エンタープライズインテグレーション -- ドミノ基幹連携サービス (DECS) は、企業内のデータやアプリ
ケーションへのライブでネイティブなアクセスを可能にする Web アプリケーションの作成に使用できる、ビ
ジュアルツールでありハイパフォーマンスなサーバー環境です。ビジュアルツールにはアプリケーション
ウィザードとオンラインヘルプが含まれており、DB2、Oracle、Sybase、ファイルのディレクトリ、
EDA/SQL、ODBC などの外部データソースとの接続や、接続される外部データとともに自動的に更新さ
れるアプリケーション内部のフィールドの定義が容易になっています。外部データベースとの接続の詳細
については、ノーツまたはドミノのデータディレクトリにある『DECS ガイド』を参照してください。
インストールとセットアップ
l
InstallShield -- Windows プラットフォーム用のドミノ R5 およびノーツ R5 のインストールプログラムは
InstallShield ウィザードに基づきます。新しい手順は以前よりずっとシンプルです。
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クライアントなしでサーバーセットアップを行う機能 -- Windows 以外のプラットフォームでは、インストー
ル終了後 Web ブラウザを立ち上げて、サーバーの設定を行えます。
l
クライアントの自動セットアップ -- 管理者が、集中管理でクライアントをセットアップできます。セットアッ
プ中に接続するサーバー先や、ユーザーのデスクトップを設定できます。
l
サーバーセットアッププロファイルの拡張 -- 管理者がサーバーセットアッププロファイルを作成できま
す。管理者は、遠隔地にあるサーバーサイトに配布して、サーバーのセットアップと運用を行えます。
管理プロセス
l
プログラマビリティ -- 管理プロセスを公開 API を使用してプログラムできます。管理者やサードパーティ
ベンダーはこの管理プロセスのコアにアクセスする仕組みを利用して、ドミノの管理機能を他の管理製品
と統合する製品を開発したり、管理機能をカスタマイズする製品を作ることができます。
l
クロスドメインでの機能 -- 管理プロセスが拡張され、名前の変更、ユーザーの追加や削除、サーバーの
アップグレードや削除などの管理プロセスサービスがドメインを横断して利用可能となりました。
セキュリティ/デスクトップ管理
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クライアント設定の集中管理 -- ドミノ R5 では、管理者がホームサーバーやプロキシサーバー、また UI
プリファレンス、ブックマークなどのデスクトップ設定を集中的に設定、管理できます。さらに、管理者は設
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
定が変更されないようにデスクトップをロックすることができます。
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アップグレードの集中管理
アップグレードの 集中管理 -- 管理者がクライアントのソフトウェアのアップグレードを配信できます。この
機能は UNC (Universal Naming Convention) をサポートしているため、すべてのクライアントで常にドライ
ブの割当てを一定にしておく必要がありません。
モニタリング
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エンタープライズワイドモニタリング -- ドミノ管理クライアントの新しい UI 機能を使うと、巨大な数のサー
バーの中から検索したり、サーバーをモニターすることが簡単になります。モニタリングでは分散型モデ
ルにしたがって、管理者が管理権限を持つサーバーだけを表示します。
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エキスパート分析ツール -- 以下のツールを使うと、管理者がサーバーのパフォーマンスを時間を追って
分析し、問題の発生を未然に防ぐことができます。
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コアサービス分析 -- サーバーの主要用途
サービスレベルの同意 -- サーバーの応答時間と複製スケジュールを含む、SLA の設定とトラッキ
ング
相関サービス分析 -- SLFA が一致しない場合にこのツールを使うと、相関関係にあるサービスを分
析して管理者が問題点を見つけるのに役立ちます。たとえば、サーバーの応答時間が長い場合は、
接続中のユーザー数やインデクサー、レプリケーター、エージェントのアクティビティなどの関連する
サービスの状態をチェックします。
データベースの使用状況分析 -- よく使われるデータベースや使用頻度を知ることは、サーバーをチ
ューニングして最適化する管理者にとって役立ちます。アプリケーションの負荷分散や、不用のデー
タベースをアーカィブしてディスク容量を活用するのにも役立ちます。
アプリケーションのモニターと分析 -- 管理者がアプリケーションの作動状況をチェックできます。デ
フォルトのビューを開くまでに要する時間や、デフォルトのフォームを使って文書を作成するのにかか
る時間を計算します。ビューが大きくなり過ぎたかどうかを調べるのに役立ちます。
ISpy -- 管理者にドミノ サーバーがサポートする TCP/IP サービスのサービスレベルの統計を取得する
機能を提供します。取得できる統計には、利用可能なサービスや特定のサービスへの応答時間などがあ
ります。また、ISpy にはサーバーに対して ping コマンドを使ってメールのルーティングを調べたり、応答
時間のチェックや、メール配信に問題がある場合の管理者への警告送信機能があります。ISpy はドミノ
のイベント & 統計と完全に統合されていて、管理者は独自の目標応答時間を設定したり、サービスが管
理者の予期したとおりに実行されない場合は幅広い自動アクションの中から選択することができます。
管理機能の拡張
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ドミノ UNIX サーバー用のサーバーコンソールへの Telnet -- ドミノ R5 はドミノ UNIX サーバーのサー
バーコンソールで、UNIX や NT workstation からの Telnet (またはリモートログインでの) 接続を表示す
る機能を提供します。これにより、サーバーコンソールの状況の履歴を表示でき、リモートのクライアント
からサーバーコマンドをコンソールに入力することができます。
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バッチコンソールコマンド -- バッチファイルから多くのコマンドを実行する機能です。
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撤去サーバー分析ツール -- ドミノ R5 はサーバーの撤去の分析が行えるツールを管理者に提供しま
す。ソースサーバーと対象サーバーを比較した詳細な情報が選られます。不整合があるとフラグが立て
られます。
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パススルーログ -- パススルーサーバーとして設定された場合、ドミノ サーバーはそのサーバーを通し
て確立されたセッションのログをとることができます。
ポートの停止/開始機能 -- 管理者は、ポートの開始およびポートの停止コンソールコマンドによって、
個々のドミノ サーバーのポートを開始および停止することができます。
接続トラッキング機能の拡張 -- 接続トラッキングオペレーションについてとられたログ情報の量につい
て補助的なコントロールが利用できます。
検索ツール
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ドメイン検索 -- R5 では、ドメイン内のすべてのデータベースをサイト検索と参照可能なファイルシステム
で自動的に検索できます。ACL で少なくとも読者権限があるノーツ文書のみを一覧として返します。さら
に、新しいデータベースに対しては自動的にインデックス作業を行い、既存のものと併せてすべてのデー
タベースのインデックスは集中的に格納されます。
内容の分類 -- データベースに関わらず、単一の階層構成または分類に従って、ドメイン内のすべての
文書を分類する機能を提供します。Web ページも同様に分類できます。ドメインカタログにはこの内容の
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マップをブラウズするために使用できるビューが含まれています。
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フィルター -- ドミノ R5 では Verity's KeyView フィルターを使って、次の形式の添付ファイルの内容も併
せて全文索引を行うことができます。Acrobat PDF、Word、WordPerfect、Word
Pro、1-2-3、Excel、Freelance、PowerPoint、HTML、その他多数。
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ダブルバイト対応の全文
ダブルバイト対応の 全文索引および
全文索引および検索機能
索引および検索機能 -- 全文索引および検索オペレーションはすべてダブルバ
イトに完全に対応しています。
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ページ単位の検索結果表示 -- 検索結果は、インターネットの検索ページに似た形で 1 ページに整形さ
れて表示されます。各ページにはデフォルトで 20 件づつが表示され (設定変更可能)、次頁のボタンを押
すと次のページが順次表示されます。ページにロゴを加えたり、検索結果の内容のサマリー、作成者、相
関度、最終変更日時を表示することもできます。
l
全文検索の SPI -- 他の検索エンジンを使用するための、Service Provider Interface の API が提供され
ます。これを利用すると、ドミノ データベースのコアにフックをかけることができます。
l
ファイルシステムに対する全文索引機能 -- ドメインカタログ DB のファイルシステム設定フォームで、検
索対象となるファイルシステムの範囲を設定すると、索引が作成されて検索可能となります。
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ドメインカタログ -- すべてのデータベースの属性の一覧を集中して保持します。属性にはロケーション、
インデックスの設定、ACL の設定などがあります。このカタログには検索設定と結果のフォーム、ファイル
システム設定フォームも格納されます。
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クラスタリングで有効な検索機能 -- クラスタ化されたドメインカタログサーバーを検索しクラスタ内の最も
負荷が少ないサーバーにリダイレクトして、バランス要求を自動的にロードします。また、フォルトトレラン
トドメイン検索はクラスタにも実行できます。ドメインカタログサーバーの 1 つがクラッシュしても、クラスタ
内の残りのドメインカタログサーバーに検索要求が自動的にリダイレクトされます。
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あいまい検索 -- 検索文字にミススペルした文字を入力しても正しい文字が検索時にヒットします。逆に
文書内の単語に多少のミススペルがあっても検索時にヒットします。
ネットワークプロトコルのサポート
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HTTP Tunnel Proxy -- ドミノ サーバーとノーツクライアントでは、業界標準の HTTP Tunnel Proxy を使
用して、ファイアウォールを通した相互接続、およびインターネット標準のクライアントやサーバーとの接
続を行うことができます。POP3、IMAP、SMTP、LDAP、および NNTP プロトコルは、HTTP Tunnel Proxy
経由で SSL (Secure Socket Layer) を使用して、または使用しないでサポートされます。ノーツの内部プ
ロトコル (ノーツ RPC または NRPC) も、これまで同様 HTTP Tunnel Proxy 経由でサポートされます。
柔軟なノーツの TCP/IP 接続名/サーバー名 -- TCP/IP ベースのドミノ サーバーに接続する際、サー
バーに正式な TCP/IP 名がある場合でも、サーバーの名前をシンプルなホスト名で入力することができ
ます。たとえば「fred」と入力して、Fred/Sales/Acme または fred.acme.com/Acme という名前のドミノ
サーバーにアクセスすることができます。
外部ドメインネットワーク情報文書 -- 管理者は、他のドミノドメインからこの文書にアドレス情報を読み
込むことができます。
NetWare Directory Services (NDS) サポートの向上 --ドミノは、NetWare NDS administration tool
(NWADMIN) 用のスナップイン DLL を提供します。 これによって管理者は、NDS 内のドミノ サーバーオ
ブジェクトのブラウズと更新を行うことができます。ドミノ R5 では、新しい 32 ビット スナップイン インター
フェースを使用して、32 ビットの NWADMIN ツールを使用可能にしています。ドミノは、現在ログインして
いるユーザーの命名文脈を使用して自動的に NDS 内のサーバーオブジェクトを検出します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ管理クライアント
ドミノ管理クライアントの新機能
ドミノ管理クライアントは、ドミノ サーバーの新しい管理クライアントです。直感的なタスク指向のインターフ
ェースで、サーバーが階層構造で表示されるので、サーバーの検索や切り替えが簡単に行えます。 管理者
のこれまでの経験や技術を活かせるように、ドラッグアンドドロップや [Shift] キーと [Ctrl] キーを使っての複
数選択、右クリックによる状況依存のメニューなどのよく使われる機能がそのまま使えます。
ドミノ管理クライアントはタスク完了に必要な機能や手順をまとめて簡単にし、サーバーのモニターやサービ
ス、複製、ルーティングをグラフィカルに実行できます。 6 つの主要なタブがあり、管理や運営を組織的に行
えます。
ディレクトリ
ディレクトリタブではユーザー登録、認証、他のメールシステムやディレクトリからの移行、および外部の
ディレクトリ管理など、ディレクトリ管理機能のすべてを集中管理できます。
ファイル
ファイルタブではデータベースの移動や圧縮、ACL 管理、ファイル複製の設定、索引作成、サイズの設定
などのデータベースやテンプレート管理機能のすべてを集中管理できます。
サーバー
サーバータブではサーバー分析、モニタリング、コンソールコマンド、そしてパフォーマンス情報などの
サーバー管理機能のすべてを集中管理できます。
メッセージング
メッセージングタブでは共有メール管理、メールボックスの割当て、メールルーティングのトポロジ、メッ
セージ追跡および報告などのメッセージング管理機能にアクセスできます。
複製
複製タブでは複製スケジュールの設定、トポロジマップ、トラブルシューティングなどの複製管理機能を集
中管理できます。
設定
設定タブではサーバー、メッセージング、複製、クラスター、Web サーバー、または統計 & イベントなどの
設定を集中管理できます。
ドミノ管理クライアントの使用法の詳細については、『R5 システム管理ヘルプ』をご覧ください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ デザイナー
ロータス スクリプト
以下は、R5 の新規および改良されたロータス スクリプトのクラス、メソッド、プロパティ、およびイベントです。
それぞれの詳細については、『R5 デザイナーヘルプ』または『ドミノ デザイナー プログラマーズガイド』をご覧
ください。
新しいクラス
NotesOutline
NotesOutlineEntry
NotesReplication
NotesRichTextParagraphStyle
NotesRichTextTab
NotesViewEntry
NotesViewEntryCollection
NotesViewNavigator
NotesACL クラスの新たなプロパティ
InternetLevel
NotesACLEntry クラスの 新たなプロパティ
CanCreateLSOrJavaAgent
CanCreateSharedFolder
IsAdminReaderAuthor
IsAdminServer
IsGroup
IsPerson
IsServer
UserType
NotesAgent クラスの新たなプロパティ
HasRunSinceModified
IsNotesAgent
IsWebAgent
Target
Trigger
NotesDatabase クラス
新しいメソッド
拡張されたメソッド
新しいプロパティ
CreateOutline
EnableFolder
FTDomainSearch
GetOutline
GetProfileDocCollection
CreateCopy
CreateFromTemplate
FolderReferencesEnabled
IsDirectoryCatalog
MaxSize
ReplicationInfo
NotesDateTime クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
TimeDifferenceDouble
IsValidDate
NotesDocument クラスの新たなプロパティ
FolderReferences
IsDeleted
NotesDocumentCollection クラスのメソッド
新しいメソッド
拡張されたメソッド
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
AddDocument
DeleteDocument
GetDocument
PutAllInFolder
NotesName クラスの新たなプロパティ
Addr821
Addr822Comment1
Addr822Comment2
Addr822Comment3
Addr822LocalPart
Addr822Phrase
Language
ODBCQuery クラスの新たなメソッド
UseRowID
ODBCResultSet クラスの新たなメソッド
ExecProcedure
NotesRegistration クラスの拡張されたメソッド
RegisterNewUser
NotesRichTextItem クラスのメソッド
新しいメソッド
拡張されたメソッド
AddPageBreak
AppendParagraphStyle
AppendDocLink
NotesRichTextStyle の新たなプロパティ
PassThruHTML
NotesSession クラス
新しいメソッド
拡張されたメソッド
新しいプロパティ
GetDatabase
CreateRichTextParagraphStyle
NotesBuildVersion
UserNameList
NotesUIDatabase クラス
新しいメソッド
拡張されたメソッド
新しいイベント
OpenNavigator
OpenView
PostDragDrop
QueryDragDrop
新しいメソッド
拡張されたメソッド
新しいイベント
FindFreeTimeDialogEx
FindString
GetSelectedText
Import
SpellCheck
Refresh
PostSave
NotesUIDocument クラス
NotesUIView クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
Print
CaretCategory
ViewName
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
NotesUIWorkspace クラス
新しいメソッド
拡張されたメソッド
新しいプロパティ
Folder
GetListOfTunes
OpenFileDialog
OpenFrameset
OpenPage
PickListCollection
PickListStrings
PlayTune
Prompt
RefreshParentNote
ReloadWindow
SaveFileDialog
SetCurrentLocation
SetTargetFrame
DialogBox
CurrentDatabase
CurrentView
NotesView クラス
新しいメソッド
新しいプロパティ
CreateViewNav
CreateViewNavFrom
CreateViewNavFromCategory
CreateViewNavFromChildren
CreateViewNavFromDescendants
GetAllEntriesByKey
GetEntryByKey
AllEntries
BackgroundColor
ColumnCount
HeaderLines
IsCategorized
IsConflict
IsHierarchical
IsModified
IsPrivate
RowLines
Spacing
TopLevelEntryCount
NotesViewColumn クラスの新たなプロパティ
Alignment
DateFmt
FontColor
FontFace
FontPointSize
FontStyle
HeaderAlignment
IsAccentSensitiveSort
IsCaseSensitiveSort
IsField
IsFormula
IsHideDetail
IsIcon
IsResize
IsResortAscending
IsResortDescending
IsResortToView
IsSecondaryResort
IsSecondaryResortDescending
IsShowTwistie
IsSortDescending
ListSep
NumberAttrib
NumberDigits
NumberFormat
TimeDateFmt
TimeFmt
TimeZoneFmt
Width
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ サーバー
Domino LDAP Schema データベース
ロータスでは、ドミノ LDAP スキーマによりサポートされる属性やオブジェクトクラス、書式についての情報を
DominoLDAP Schema (SCHEMA50.NSF) というデータベースで提供します。このデータベースは Web (
http://notes.net/notesua.nsf/find/schema50) で入手できます。
スキーマの各属性に対して、LDAP 名、OID、対応するドミノ フィールド、属性の基となる LDAP スキーマ、お
よび書式の型を提供します。
ヒント: 属性を使うフォームを決めるには、LDAP ObjectClasses ビューに切り替えて属性について全文検索
し、次にビューの「Notes Name」列をご覧ください。
スキーマの各オブジェクト・クラスに対して、LDAP 名、OID、オブジェクトクラスに対応するドミノディレクト
リのフォーム、オブジェクトクラスの基となる LDAP スキーマを提供します。また、オブジェクト・クラスの型 (抽
象、構造、補助) や相対優位、付属オブジェクトクラス、関連する必須または任意の属性も提供します。
各書式に対して、LDAP 名 (および別名)、OID、ノーツでのデータ型のマッピング、書式の基となるスキーマを
提供します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ デザイナー
eSuite DevPack
ロータス eSuite DevPack は Java ベースのビジネスアプレットセットです。ドミノ開発者はこのアプレットセット
を使って、ノーツ クライアントと Web ブラウザ向けの対話型アプリケーションを作成できます。DevPack につ
いての詳細は、eSuite のホームページ ( http://www.lotus.com/esuite )か eSuite DevPack の開発者向けサ
イト ( http://esuite.lotus.com ) を参照してください。
eSuite DevPack 2.0 とドミノ R5 の拡張機能により、開発者は、次の機能を含む広範囲の機能を使用できま
す。
DevPack アプレットへのインポートかリンク
インポートかリンクを選択すると、ノーツ
クライアントや Web ブラウザ向けの対話型
インポートかリンク
アプリケーションをすばやく簡単に構築できます。
デザイナーの統合
統合 JavaScript サポート
サポートにより、開発者は、DevPack アプレットの完全な機能をノーツ クライア
ントや Web ブラウザに提供できます。
ドミノの統合
統合 Java サポート
サポートには、DevPack アプレットからドミノオブジェクトモデル(バックエンドクラスやノーツ
オブジェクトインターフェースとも呼びます)へのリモートアクセスを可能にする CORBA/IIOP プロトコルのサ
ポートも含まれています。
新しい eSuite Servlet Kit を使用すると、開発者は、ドミノのサーブレット機能を活用してアプリケーションを作
成できます。この機能は、Java をサーバー側の開発に利用し、DevPack アプレットを開発アプリケーションに
取り入れたいエンタープライズアプリケーション開発者に特に便利です。
新しいデータアクセスアプレット Infobus/FX は、OLE オブジェクトと共に使用する Notes/FX の機能に類似し
た機能を提供します。このアプレットを使用すると、開発者は、埋め込み DevPack アプレットとドミノ文書内の
フィールドの間でデータを交換できます。
新しいデータアクセスアプレット AgentGateway を使用すると、開発者は、ドミノ サーバーに接続してドミノ
エージェントに値を渡すことができます。ドミノエージェントは処理結果をアプレット内で使用するために
DevPack InfoBus に発行します。このアプレットにより、開発者は、DEC(Domino Enterprise Connectivity)を
直接簡単に利用してエンタープライズデータへのアクセスを提供できます。
ドミノ統合オプションがある DevPack の新しいインストールプログラム でアプレット、サンプル、ヘルプをノーツ
クライアントとドミノ サーバーの両方にインストールできます。
DevPack 2.0/ドミノ R5 の新しい2つのテンプレート の eSuite Contact Manager と eSuite Project Scheduler
は、DevPack アプレットを広範囲に使用しています。2つのテンプレートはノーツ クライアントと Web ブラウザ
用に設計されています。開発者は設計をそのまま使用してカスタマイズのベースにすることも、独自アプリ
ケーションの学習用に使用することもできます。
- 83 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
新機能
ドミノ サーバー
Checkos パッチチェックユーティリティ
UNIX プラットフォームで、Checkos は、ドミノを最初にインストールしたときに起動するパッチチェックユーティ
リティです。使用している OS のパッチが存在しない場合、Checkos によってプロンプトが表示されます。正し
いパッチがすべてインストールされると、「The OS appears to have the correct patches」というメッセージがプ
ロンプト表示されます。
このリリース情報の「はじめにお読みください」セクションの AIX および Solaris のパッチ要件に関するリリー
ス情報も参照してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
NOTES.INI ファイルの新規ロケーション
R5 の新規(クリーン)インストールでは、セットアッププログラムによって次のロケーションに NOTES.INI ファイ
ルが配置されます。
オペレーティングシステム
NOTES.INI ロケーション
Microsoft Windows 95、Windows 98、Windows
NT(Intel)、Windows NT(Alpha)
ノーツのプログラムディレクトリ(例、
c:¥lotus¥notes)
UNIX
ドミノデータディレクトリ
パーティションサーバー
各サーバーのドミノのデータディレクトリ
共有インストール
Windows のシステムディレクトリ(例、c:¥winnt)
これは、従来のリリースからの変更点です。従来は、デフォルトでシステムディレクトリに NOTES.INI ファイル
を配置していました。
注意 R5 へアップグレードする場合、アップグレードプログラムによって NOTES.INI ファイルは上表にリストさ
れた新しい場所に移動します。
- 85 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Windows CD-ROMに含まれる付属品についての情報
Windows プラットフォーム用のノーツ/ドミノの CD-ROM には、ノーツのインストールファイルのほ
かに、次のものが含まれています。
Adobe Acrobat Reader
ノーツおよびドミノ CD のルートディレクトリには、Adobe の Portable Document Format (PDF) 形式のリリー
ス情報が含まれています。README.PDF などの PDF 文書を表示するには、¥APPS¥ADOBE ディレクトリに
入っている Adobe Acrobat Reader を使用します。プラットフォーム固有の手順については、ルートディレクトリ
にある START.TXT テキストファイルを参照してください。追加情報は、http://www.adobe.com の Adobe Web
サイトにあります。
Domino Global Workbench R5(英語版)(PC版のみ)
Domino Global WorkBench R5 (DGW) は、ドミノベースのマルチリンガル Web サイトを簡単かつ対話的に作
成、更新、同期、および管理する一方で開発コストを最適化する、高度なツールとソフトウェアサービスの包
括的なセットを備えています。DGW によって、ドミノ R5 サーバーは、Web 用のインテリジェントな言語サー
バーになります。これは、ドミノベースのアプリケーションのローカライズに対する主要な応答であり、国際環
境で作業する組織に新しい可能性を提示します。ドミノ Global Workbench の詳細については、
http://www.lotus.com/international のホームページを参照してください。
DGW R5 の新機能
ユーザーインターフェース -- 「Click Here」プロンプトは、DGW プロセス全体を論理的にガイドします。
l
データベース設計要素の属性は、データベースを選択するだけで表示されます。WorkBench 内のデー
タベースをダブルクリックすると、ドミノでそのデータベースが選択されます。単純な状況依存カラーコー
ディングシステムによって、データベースのどの要素が変更され、どの要素を更新する必要があるかを
参照できます。
l
タグ付け -- Notes Global Designer 4.6 とは異なり、DGW は、別々のタグを付けたデータベースを作成
し、ソースデータベースに対しては変更を行いません。タグ付けは、属性付きのテキスト (リッチテキス
ト)、ロータス スクリプト内の翻訳可能テキスト、およびビットマップを処理します。JavaScript は、HTML
に埋め込まれているかどうかにかかわらず、認識はされますがタグ付けはされません。特定のタイプの
テキスト、単語、およびフレーズをタグ付けから除外できます。ワイルドカードを使用して、特定の接頭辞
から始まるテキストを除外できます。DGW は、式テキストから用語集エントリを作成するときに、式全体
を用語定義文書の [説明] フィールドに含めます。
l
更新 -- データベースのタグ付けと構築のときに、設計要素の増分更新がサポートされます。
l
レポート -- WorkBench で実行されるときに状況依存情報を提供し、新しいログウィンドウとレポート
データベースでのローカライズ処理をトラッキングするマルチタブログペイン。
l
同期 -- 異なる言語間でのデータベースの同期により、ドミノアプリケーションの複数言語間またはマル
チリンガル Web サイト間で文書を作成および管理できます。DGW は、ある文書で行われた変更を指定
されたすべての言語に反映する、同期されたユニリンガルまたはマルチリンガルデータベースを構築で
きます。新しい Synchronizer Report Database は、Web サイト間の同期の状態に関する情報を記録お
よび格納するために使用されます。これは、DGW を使用して同期を設定されたデータベースと文書に関
するレポートを提供します。
l
言語スイッチバー -- 文書から文書への言語間のナビゲーションを容易にします。言語スイッチバーは、
同期されたユニリンガルデータベースフォームの作成時に追加され、ユーザーが文書の表示に使用す
るほかの言語バージョンを選択できるようにします。マルチリンガルデータベースの言語の切り替えは、
安定性を増すために、アドインとしてではなくドミノコアによって処理されるようになりました。ブラウザを
介してマルチリンガルデータベースにアクセスするユーザーは、データベースの設計の表示言語を変更
できるようになりました。
l
用語集 -- ユーザーインターフェースが拡張され、管理、ナビゲーション、および使用が以前よりも簡単
になりました。新しい用語集レイアウトとナビゲーションは、翻訳プロセスを Translator および Manager
タスクにより明確に分割することによって、ワークフロー作業を向上させます。
l
双方向機能 -- ヘブライ語とアラビア語の間でサポートされます。これらの言語のどちらかを含むローカ
ライズされたドミノアプリケーションを作成するときに、アプリケーション構造を変更して、ドミノ/ノーツ R5
の新しい双方向機能改善を反映します。DGW は、翻訳されたテキストのセグメントが双方向かどうかを
認識し、それに応じて作成するので、用語集の個々の用語に単方向と双方向のテキストを混在させるこ
とができます。
DGW のシステム要件
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
l
l
l
l
Windows 95 または Windows NT 4.0
Intel Pentium プロセッサ
最低 16MB のメモリー
ソフトウェアをインストールするための約 32MB のハードディスク容量 (最小インストールでは 26MB)
ロータス ソフトウェアの要件
ドミノ R5 サーバー (ローカルデータベースへアクセスする場合は不要)
l
WorkBench と Tagger の使用、および用語集の管理のためのドミノ デザイナー R5
l
ドミノ Global WorkBench の用語集を翻訳するためのノーツ R5 クライアントまたはドミノ デザイナー R5
l
ドミノ Global WorkBench によって作成されたデータベースを使用するためのノーツ R5 クライアント、ドミ
l
ノ デザイナー R5、または Web ブラウザ (次を参照)
ブラウザ要件
Web ブラウザでデータベースにアクセスするには、ドミノ サーバーを実行している必要があります。ブラウザ
は、HTTP 言語検出をサポートする機能があれば、どのブラウザでもかまいません。たとえば、Netscape
Navigator 3.0 以降、または Microsoft Internet Explorer 3.0 以降を使用できます。
言語辞書ファイル
言語辞書ファイルは、ノーツ内でスペルチェックに使用されます。次の言語辞書ファイルは、
¥APPS¥DICTNRY ディレクトリにあります。
言語
辞書ファイル名
アフリカーンス語
AFRIKAAN.DIC
アラビア語
ARABIC.DIC
カタロニア語
CATALA.DIC
チェコ語
CZECH.DIC
デンマーク語
DANSK.DIC
オランダ語
オランダ語 (ベルギー)
NEDERLND.DIC
オランダ語 (優先)
NEDPLUS.DIC
英語 (オーストラリア)
AUS.DIC
英語
英語
英語
英語
英語
US.DIC
(カナダ)
(カリブ諸国)
(ジャマイカ)
(ニュージーランド)
(米国)
英語 (アイルランド)
英語 (南アフリカ)
英語 (英国)
UK.DIC
フィンランド語
SUOMI.DIC
フランス語
フランス語
フランス語
フランス語
FRANCAIS.DIC
(ベルギー)
(ルクセンブルク)
(標準)
(スイス)
フランス語 (カナダ)
CANADIEN.DIC
ドイツ語
ドイツ語
ドイツ語
ドイツ語
DEUTSCH.DIC
(オーストリア)
(リヒテンシュタイン)
(ルクセンブルク)
(標準)
ドイツ語 (スイス)
DSCHWEIZ.DIC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ギリシャ語
HELLAS.DIC
ヘブライ語
HEBREW.DIC
ハンガリー語
MAGYAR.DIC
アイスランド語
ISLENSK.DIC
イタリア語 (標準)
イタリア語 (スイス)
ITALIANO.DIC
医学 (アメリカ)
医学 (イギリス)
医学 (イギリス IZE)
US.MED
ノルウェー語 (ボークモール)
NORBOK.DIC
ノルウェー語 (ニーノシンク)
NORNYN.DIC
ポーランド語
POLSKA.DIC
ポルトガル語 (ブラジル)
BRASIL.DIC
ポルトガル語 (標準)
PORTUGAL.DIC
ロシア語
ロシア語 (Io)
RUSSIAN.DIC
スペイン語
スペイン語 (アルゼンチン)
スペイン語 (ボリビア)
スペイン語 (チリ)
スペイン語 (コロンビア)
スペイン語 (コスタリカ)
スペイン語 (ドミニカ共和国)
スペイン語 (エクアドル)
スペイン語 (グアテマラ)
スペイン語 (メキシコ)
スペイン語 (現代語)
スペイン語 (パナマ)
スペイン語 (パラグアイ)
スペイン語 (ペルー)
スペイン語 (ウルグアイ)
スペイン語 (ベネズエラ)
ESPANA.DIC
スウェーデン語
SVENSK.DIC
タイ語
SPELLT.GRA
トルコ語
TURKIYE.DIC
ノーツの言語版に対応した特定辞書ファイルが自動的にインストールされます。上記のうち、使い
たい辞書ファイルが自動的にインストールされなかった場合は、該当する辞書ファイル (上記のど
れか) を CD-ROM からノーツのデータディレクトリにコピーしてください。
Monotype WorldType フォント
Monotype WorldType フォントは、マルチリンガルテキストのユニコードベースの表示をサポートします。5種類
のフォントが使用可能で、それぞれ異なるマルチリンガル環境用に調整されています。フォントベースの文字
セットをサブセット化して使用すると、フォントのサイズが大幅に削減され、パフォーマンスが向上します。
Monotype のユニコードフォントに関する情報は、http://www.monotype.com にあります。
次のフォントが含まれています。
l
MTSANS_W.TTF -- WGL4 文字セットを含みます。このフォントは、ラテンアルファベット (すべての発音
区別記号を含む) のほとんどの使用法と、ギリシャ語、スラブ語、トルコ語、アラビア語、およびヘブライ
語で使用するのに適しています。
l
MTSANS_J.TTF -- WGL4 文字と日本語を含み、他のアジア言語の一部もサポートします。
l
MTSANS_K.TTF -- WGL4 文字セットと韓国語を含み、他のアジア言語の一部もサポートします。
l
MTSANS_S.TTF -- WGL4 文字セットと中国語 (簡体字) を含み、他のアジア言語の一部もサポートしま
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
l
す。
MTSANS_T.TTF -- WGL4 文字セットと中国語 (繁体字) を含み、他のアジア言語の一部もサポートしま
す。
これらのフォントは、Windows でのみ使用するように設計されています。これらは、フォントのインストールに
関する通常のオペレーティングシステム手順を使用してインストールできます。
1. [コントロール パネル] を開きます。
2. [フォント] フォルダを開きます。
3. [ファイル] - [新しいフォントのインストール] を選択します。
4. 上記のフォントが格納されているドライブとディレクトリを指定します。
5. 通常は、上記のフォントの1つだけをインストールすることを選択します。
フォントがインストールされた後で、ノーツのユーザープリファレンス ([基本] パネル、[追加のオプション]) で
ユニコードフォントを有効にする必要があります。WorldType フォントをノーツのデフォルトのマルチリンガル
フォントにすることも必要です ([ユーザープリファレンス] の [基本] パネルを開き、[デフォルトフォント] ダイ
アログでデフォルトのマルチリンガルフォントを設定します)。
ドミノ管理エージェント
ドミノ管理エージェントは、ドミノ SNMP エージェントと Mail Reflector を含み、ドミノ サーバー上で稼動しま
す。SNMP エージェントは、サーバーイベントを監視し、リアルタイムのアラートを NotesView 管理ステーショ
ンまたは SNMP がサポートされている任意のコンソールに自動的に転送します。SNMP エージェントでは、ド
ミノ統計情報の収集、ドミノ サーバーの検索、およびドミノ サーバーの再起動を行うことができます。ノーツ
Mail Reflector は、単体で使用してメールの問題を診断できます。また、ノーツ Mail Reflector は、ロータス
NotesView のメールプローバをサポートします。
CD-ROM 上のこのリリースは、IBM AIX、Intel と Digital Alpha 用の Microsoft Windows NT、および SPARC
と Intel 用の Sun Solaris 上でドミノ 4.5x 以上とノーツ R4 サーバーをサポートします。エージェントは、
CD-ROM の ¥APPS¥SYSMGMT¥AGENTS ディレクトリに入っています。付属文書は、
¥APPS¥SYSMGMT¥AGENTS¥NVAGENTS.NSF に入っています。ドミノ管理エージェントの最新バージョンの
エージェント (およびノーツ R3 サーバーをサポートする旧バージョン) と付属文書は、必ず
http://www.lotus.com/home.nsf/welcome/systems のロータスシステム管理 Web サイトにあります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
CD-ROM のディレクトリ構造
ノーツ R5/ドミノ R5 日本語版の CD-ROM のディレクトリ構成は以下のようになっています。
ノーツ/ドミノ/ドミノ デザイナー (PC 版) の CD-ROM の構成
AUTORUN.INF
README.NSF
README.PDF
SETUP.BAT
START.TXT
APPS
ADOBE
W32INTEL
DGW
DICTIONARIES
FONTS
SYSMGMT
FSKMIGRATION
AUTORUN
CLIENTS
W32INTEL
SERVERS
W32ALPHA
W32INTEL
ドミノ (UNIX 版) の CD-ROM の構成
README.NSF
README.PDF
START.TXT
APPS
ADOBE
W32INTEL
DIAGS
SYSMGMT
FSKMIGRT
IBMPOW
INSTALL
LICENSE.TXT
SCRIPT.DAT
SETS
TOOLS
SUNSPA
INSTALL
LICENSE.TXT
SCRIPT.DAT
SETS
TOOLS
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ サーバー
ドミノ サーバーでの照合順序の設定
ドミノ サーバーでは、ロケール情報の決定のために、オペレーティングシステムの設定をデフォルトで使用し
ます。ロケール情報は、ドミノ サーバー上でビューをソートするためのインデクサによって使用される照合順
序を決定するために使用されます。
システム管理者は、NOTES.INI の値を変更して照合順序を変えることもできます。ドミノ サーバーを実行する
オペレーティングシステムのロケール設定(たとえば、US 英語用の en-US)とは別に、ドミノがソート用に使用
する照合順序を設定することもできます(たとえば、ロシア語用の ru)。
次に示す照合順序とキャラクタセットのテーブルに示される値を使って、サーバーの NOTES.INI に次の形式
で設定してください。
COUNTRY_LANGUAGE= xx (または xx-yy)
PLATFORM_CSID= nnnnnnn
照合順序のテーブル
CollationName
コード
アルバニア語
sq-al
アラビア語
ar
バルト語
lv
カタロニア語
ca
クロアチア語
hr
キリル文字言語
ru
チェコ語
cs
デンマーク語/ノルウェー語
da
オランダ語
nl
エストニア語
et-ee
フィンランド語
fi
フランス語
fr
フランス語 (カナダ)
fr-CA
ドイツ語
de
ギリシア語
el
ヘブライ語
he
ハンガリア語
hu
アイスランド語
is-is
イタリア語
it
日本語
ja
韓国語
ko
ラテン語 1
en
ラテン語 2
pl
リトアニア語
lt
スカンディナビア語
no
ポーランド語
pl-pl
- 91 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ポルトガル語
pt
ルーマニア語
ro
中国語(簡字体)
zh-cn
スロバキア語
sk
スロベニア語
sl-si
スペイン語 (Modern)
e2-es
スペイン語 (Traditional)
es
スウェーデン語
sv
タイ語
th
中国語(繁字体)
zh-tw
トルコ語
tr
ベトナム語
vi
キャラクタセットのテーブル
言語
Win95/WinNT
UNIX
英語
52
20
フランス語(カナダ)
52
20
ドイツ語
52
20
フランス語
52
20
イタリア語
52
20
スペイン語
52
20
ポルトガル語(ブラジル)
52
20
オランダ語
52
20
ノルウェー語
52
20
スウェーデン語
52
20
デンマーク語
52
20
フィンランド語
52
20
チェコ語
50
21
ハンガリー語
50
21
ポーランド語
50
21
ロシア語
51
24
リトアニア語
57
23
トルコ語
54
22
日本語
12
12
中国語(簡字体)
1B
1B
韓国語
18
18
タイ語
90
90
中国語(繁字体)
1A
1A
アラビア語
56
25
ギリシア語
53
26
- 92 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ヘブライ語
55
27
アルバニア語
50
21
ベロルシア語
51
24
ブルガリア語
51
24
カタロニア語
52
20
クロアチア語
50
21
エストニア語
57
23
ラトビア語
57
23
マケドニア語
51
24
ルーマニア語
50
21
セルビア語(キリル)
51
24
セルビア語(ラテン)
50
27
スロバキア語
50
21
スロベニア語
50
21
ウクライナ語
51
24
CEE
D04
ベトナム語
- 93 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
双方向 (BIDI) 言語のサポート
双方向言語 (アラビア語かヘブライ語など) を使用するには、次のステップを実行します。
1. BiDi (bi-directional、双方向) Windows プラットフォーム (アラビア語かヘブライ語が利用可能、または
ローカライズされている) に R5 クライアントをインストールします。
2. クライアントを実行してセットアップを完了し、すべてが正常に機能することを確認します。
3. NOTES.INI ファイルに次の行を追加して BiDi サポートを有効にします。
EnableBiDiNotes=1
4. ヘブライ語を使用し、すべての方程式を左から右に表示させる場合には、次の行も追加します。
EnableHebrewEquations=1
これらの設定は、アラビア語およびヘブライ語用にローカライズされたノーツバージョンではデフォルトで有効
になります。
追加の BiDi 関連設定は、[ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザープリファレンス] - [インターナショナル...]
で選択できます。
双方向言語の問題
以前のリリースのノーツでは、BiDi がサポートされていませんでした。ただし、一部のユーザーの R.4x
データベースには、BiDi テキストを含む文書が入っていることがあります。ノーツ R5 を使用してこのよう
な文書を編集すると、BiDi テキストが R5 でサポートされる形式に変換されます。一度変換されると、ノー
ツ R4.x ではこれらの文書の BiDi テキストを読めなくなります。
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
また、ノーツ R5 を使用して BiDi テキストを含む文書を作成または編集すると、このテキストは R4.x クラ
イアントからは見えなくなります。さらに、R4.x クライアントを使用してこのような R5 文書を編集すると、
BiDi テキストが失われます。
一番右に最上位列のあるビューを設計できます。ただし、クイック検索は、常に一番左の列に対して動作
します。クイック検索用に、適切なデータを含む隠し列を一番左に作成する必要があります。
アウトラインフローは左から右の順であり、ビットマップは常にテキストの左側にあります。
ドメイン名、組織名、ID ファイル名、メールファイル名、およびパスワードには、英語だけを使用することを
推奨します。
アラビア語とヘブライ語のテキストを含むファックスを送信するには、BiDi をサポートする Windows
95/98/NT プラットフォームでサーバーを実行する必要があります。
アラビア語とヘブライ語の Windows を実行するときは、設定ダイアログを正しく表示するために、
NOTES.INI で EnableBiDiNotes=1 を設定する必要があります。
Excel スプレッドシートのデータは、左から右の順に表の方向でノーツにインポートされます。
ノーツ文書を RTF 形式にエクスポートするときは、最初のパラグラフを読む順序は左から右になります。
このような文書は、改行から開始する必要があります。
左から右の順に読むノーツの表は、左から右の順に読む RTF 形式にエクスポートされます。
インポートとエクスポートは、&rlm、&lrm、&zwj、&zwnj の各文字を処理しません。
フィールドヘルプとデータベース一覧を読む順序は、常に左から右になります。
アルファベットの黒丸は、常に英語の文字を使用します。
検索 /置換は、BiDi 表を左から右に処理します。
バイリンガルテキストを含むホットスポットを作成するときは、ホットスポットに副言語文字列をすべて含め
る必要があります。
検索バーエディタの文字列を読む順序を決定するときは、グレーのハイライト領域にあるすべてのテキス
トが、行全体の一部として扱われます。
右から左のタブ付き表では、テキストを一番右のタブに入力する前に、2番目のタブにテキストを入力す
る必要があります。
- 94 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
l
l
l
l
スクロールされた右から左のパラグラフでタブまたはセルの幅を変更するときは、ルーラーをクリックする
のではなく [プロパティ] ボックスを使用します。
[ワードラップなし] 割り当ては、右から左に読む順序では機能しません。
[F11] を使用したテキストスタイルの変更は、BiDi テキストに対しては機能しません。
マークされた混在テキストを読む順序を変更すると、マークされた領域は予測不能になります。同じ現象
は、[元に戻す] を実行した場合にも起こります。
ヘブライ語固有の問題
EnableHebrewEquations=1 が設定されている場合
等式は、スペースを入れずに書く必要があります。
l
ピリオドは、常に数値の左に表示されます。
l
ネイティブの OS 制御での編集には影響しません (等式、通貨、日付の表示は、オペレーティングシステ
l
ムによって決定されます)。
視覚的な読み順序で受信された MIME メールは、ヘブライ語へのエンコードを選択することによって読むこと
ができます (8859-8 Visual)。
場合によっては、[インターナショナル] 設定ダイアログでの設定にかかわらず、単位がインチで表示されるこ
とがあります。これは、設定を変更した後では正しく機能します。
- 95 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ノーツ クライアント
ユーロ通貨記号のサポート
ユーロ通貨記号を表示および使用するためには、Microsoft の Web サイト (http://www.microsoft.com) から
必要な機能更新をダウンロードする必要があります。
Windows 95 を実行している場合は、Microsoft のユーロ通貨サポートの機能更新をダウンロードしてインス
トールする必要があります。
Windows NT 4.0 を実行している場合は、NT 4.0 ヨーロッパ製品の更新または Windows NT Service Pack 4
をダウンロードしてインストールする必要があります。
Windows 98 を実行している場合は、追加の更新を行わなくてもユーロ通貨記号のサポートが使用可能です。
更新されたフォントの詳細については、Microsoft の Web サイトを参照してください。
- 96 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ノーツ クライアント
JIS X 0212-1990 のサポート
R5 では、JIS X 0212-1990 の日本語の漢字をサポートします。次の要件と注意事項をお読みください。
l
l
l
l
Service Pack 4 を搭載した Windows NT 4.0
JIS X 0212-1990 の文字は、 Windows 98 では使用できますが、この文字をダイアログボックスの中に
入力できません。これは、ノーツの制限ではなく、Windows 98 による制限です。
Windows 95 では JIS X 0212-1990 をサポートしません。
一部の古い IME (ATOK11/WXGなど) では、JIS X 0212-1990 をサポートしません。
ユーザープリファレンスの Unicode 表示が有効になっていることを確認してください。
- 97 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ デザイナー
ユーロの ISO 通貨記号は R5 の最終ビルドで更新済み
ユーロの ISO 通貨記号が R5 の最終ビルドで更新されました。R5 の初期β版では提唱された ISO 記号
「XEU」が使われました。最終ビルドでは ISO 規格の 3 文字の通貨記号「EUR」に修正されています。
R5 のβ版で使われた ISO 規格の 3 文字の通貨記号でユーロの通貨フィールドを作成した場合は、そのフ
ィールドのあるフォームを保存し直すまで、「EUR」ではなく古い「XEU」記号が使われます。
ISO の 3 文字の通貨記号の代わりにユーロ記号を使っていた場合は、フォームを保存し直す必要がないこと
に注意してください。
ユーロに使われる 3 文字の「国コード」が、最初に提唱された XEU ではなく、EMU (European Monetary
Union) に変更されていることにも注意してください。この変更を明確にすることが目的で、通貨記号の使用に
は影響を及ぼしません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
インターネットメールとキャラクタセットのサポート
ノーツ クライアントでは、ネイティブ MIME サポートの一環として、インターネットメールを送信する場合に最も
適切なキャラクタセットを検出する機能を備えています。次の表に示す地域がサポート対象になっています。
クライアントでのキャラクタセットサポートに加え、R5 ドミノ ルーターではノーツリッチテキストと MME の変換
機能を(下位互換のために)サポートしています。国際的な使用を考慮して、ルーターでは次の表に示す地域
すべてがサポート対象になっています。SMTP MTA を使用していた以前のバージョンでは、国際的な組織で
すべてのキャラクタセットをサポートするためには複数の MTA が必要でしたが、R5 では 1 台のドミノ サー
バーで済みます。SMTP をサポートするようにサーバーを設定した場合でも、デフォルトでこの拡張キャラクタ
セットサポートが有効になっています。
言語グループと対応するキャラクタセットは次のとおりです。
言語グループ
キャラクタセット
英語
US-ASCII
Unicode
UTF-8
日本語
ISO-2022-JP
中国語(簡字体)
GB2312
韓国語
ISO-2022-KR
中国語(繁字体)
BIG5
タイ語
Windows-874
西ヨーロッパ言語
ISO-8859-1
中央ヨーロッパ言語
ISO-8859-2
バルト海沿岸諸国言語
Windows-1257
キリル文字言語
KOI8-R
アラビア語
Windows-1256
ギリシャ語
Windows-1253
ヘブライ語
Windows-1255
トルコ語
Windows-1254
ベトナム語
Windows-1258
これらのキャラクタセットは、International English 版をはじめ、各言語対応版のすべての製品でサポートされ
ています。
デフォルトの設定を変更する必要がある場合、クライアントでは個人アドレス帳の [MIME 言語設定] で変更し
ます。サーバーではドミノディレクトリの [サーバー設定] - [MIME] タブで変更します。これらの設定は、キャラ
クタセット、エンコード方法、フォントについて、インバウンドとアウトバウンドのそれぞれで変更できます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
日本円記号と中国元記号は同じように表示されます
Microsoft のオペレーティングシステムの制限により、日本円記号と中国元記号は同じように表示されます。
これは、Windows 98、 Windows 95、および Windows NT でも同じです。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー
DNS 命名規則
新しい DNS (Domain Name System) サーバーでは、アンダーバー ( _ ) がサポートされていません。このため
ロータスは、ドミノ サーバー名または TCP ホスト名にアンダーバー ( _ ) が含まれる名前を付けないことをお
勧めします。
R5 では、アンダーバー ( _ ) の付いたサーバー名からの移行として、次の条件下では2つの DNS 参照が行
われます。
ドミノサーバー名にアンダーバー ( _ ) が含まれる場合
ターゲットの TCP ホスト名にアンダーバー ( _ ) が含まれる場合
たとえば、 hr_1/Acme という名前のドミノ サーバーがあるとします。
1. hr1.acme.com を使って、TCP/DNS 参照が行われます。
2. using hr_1.acme.com を使って、TCP/DNS 参照が行われます。
たとえば、foo_bar.acme.com という名前の TCP ホストがあるとします。
1. foobar.acme.com を使って、TCP/DNS 参照が行われます。
2. foo_bar.acme.com を使って、TCP/DNS 参照が行われます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ノーツ クライアント
Windows RAS コールバック
コールバック接続が正常に機能するのは、標準の Windows 95/98 の DUN サービスをインストールして使用
する場合だけです。コールバックを使ってサーバーに接続している Windows 95/98 マシンでは、Windows95
Plus! RAS(リモートアクセスサーバー)サービスは、無効にする必要があります。
コールバックを使用する Windows 95/98 下のノーツで RAS 接続を試行する場合、はじめて接続を実行した
後に、Windows はノーツに対して、新しい接続を実行している間はポートがまだ使用中であることを継続的に
伝えることができます。Windows 95 RAS サーバーの稼動中に、コールバックを使って実行された電話帳入力
だけは、「使用中」の状態のままです。この電話帳入力を開放してもう一度使用できるようにするには、コンピ
ュータをリブートする方法しかありません。
The Windows 95 RAS サーバーは、Windows 95 Plus! のソフトウェアパッケージでのみ利用できます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー
SPX の接続性と AIX ipx.base 設定
SPX プロトコルによる UNIX AIX ドミノサーバーへの接続性は、ipx.base のデフォルト設定によって制限されて
います。 デフォルト値では、ノーツ クライアントは接続に失敗し、ドミノサーバーのコンソールに SPX ラッパー
エラーが表示されます。
ipx.base で設定されているデフォルトの接続数は 100 です。 SPX 接続でさらに多くの接続数が要求され
る場合には、サーバーマシンにスーパユーザとしてログインし、AIX の smit (gui) または smitty インターフェ
イスを使用して設定を変更します。次のメニューの中から選択します。
[Communications Applications and Services]->
[Novell Network Services 4.1]->
[Further Configuration]->
[IPX/SPX]->
[General IPX/SPX Variables]
[SPX の最大接続数] フィールドを探して値を増やします (デフォルトの 100 より多い適切な値を選択します)
。 変更を適用してその画面を終了します。
JCOS3S4KES
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー
スレッド プール
ドミノ サーバーは、「スレッド プール」という技法を使用して実装されています。サーバーは、スレッド プールを
使用して、ユーザーセッションに割り当てる実行スレッド数を減らすことにより、メモリフットプリントを削減し、
拡張性を高めることができます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Windows の 32 ビット TCP/IP スタック
次の Windows TCP/IP 32 ビット スタックがテスト済みです。
On-Net Kernel v4.0 for Windows 95 and Windows 98 from NetManage, Inc
l
Windows 95 from Microsoft Corporation
l
Windows 98 from Microsoft Corporation
l
Windows NT from Microsoft Corporation
l
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ノーツ クライアント
新しいビューアー
ノーツ R5 には、Verity の KeyView ビューアーテクノロジーが含まれています。新しいビューアーによって、次
の機能拡張が提供されます。
l
l
l
l
ロータス フリーランスのフルオブジェクトサポート
.AVI および .MOV ファイルのサポート (アニメーションの表示)
.DIB、.EPS ファイルのサポート
Microsoft Office 2000 ベータファイル形式のサポート
次のファイル形式に対して、Windows 95、Windows 98、および Windows NT 用のビューアーが使用可能で
す。
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
アミプロ 3.x (.SAM)
AmiDraw (.SDW)
ビットマップ (.BMP)
CCITT グループ3ファックス (.TIF)
CompuServe (.GIF)
Computer Graphics Metafile (.CGM)
実行可能ファイル (.EXE)
HTML (.HTM)
JPEG ファイル (.JPEG、.JPG)
ロータス 1-2-3 3.0、4.0、5.0、6.x (.WK*、.123)
ロータス 1-2-3 97、98、2000(.123)
ロータス 1-2-3 for Macintosh
ロータス 1-2-3 for OS/2 (.WG2)
ロータス フリーランス for OS/2 (.PRS)
ロータス フリーランス (.PRE、.PRZ)
ロータス PIC (.PIC)
ロータス ワードプロ 96/97、R9 (.LWP)
Microsoft Excel 2.x、3.0、4.0、5.0、7.0、97、Office 2000 (.XLS)
Microsoft PowerPoint 4.x、7.0、97 (.PPT)
Microsoft Word for Macintosh 2.0、3.0
Microsoft Word for Windows 6.0、7.0、97、Office 2000 (.DOC)
Paintbrush/DCX (マルチページ PCX) (.PCX)
PICT および PICT2 グラフィックス (.PCT)
Revisable Form Text (.RFT)
リッチテキスト形式 (.RTF)
Tagged Image File 形式 (.TIF および .EPS)
テキストファイル (.TXT)
Windows メタファイルグラフィック (.WMF)
WordPerfect 5.x、6.x、7.x
WordPerfect 8
WordPerfect for Macintosh 2.0、3.0
WordPerfect Graphics (.WPG)
XyWrite
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
l
ZIP ファイル (.ZIP)
注意: 現時点では、ロータス フリーランス 2.x ファイルのチャートは表示できません。この問題は、将来のリ
リースで修正されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ノーツ クライアント
呼び出しと書き出し
ノーツ R5 では、Inso Corporation のテクノロジを使用して呼び出しと書き出しを行います。次に、このテクノロ
ジでサポートされたファイル形式のリストを示します。
表計算ファイル
ファイルタイプ
リッチテキストフ
ィールドまたは
ビューへの呼び
出し
文書またはビ
ューからの書き
出し
ファイル拡張子
アプリケーションバージョン
ロータス 1-2-3
両方
ビュー
.WKS
.WK1
.WK3
.WK4
ロータス 1-2-3 for DOS 1A また
はそれ以上で作成されたワーク
シートの全体または指定範囲、
1-2-3 for Windows、1-2-3 for
Macintosh
Microsoft Excel
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.XLS
Microsoft Excel 4.0 および 5.0
ファイルタイプ
リッチテキストフ
ィールドまたは
ビューへの呼び
出し
文書またはビ
ューからの書き
出し
ファイル拡張子
ファイル記述
PCX イメージ
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.PCX
ラスターグラフィック
ロータス PIC
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.PIC
1-2-3 または Symphony で作成
されたピクチャー
CGM イメージ
リッチテキストフ
ィールド
文書
.CGM
.GMF
ANSI メタファイルをサポートする
ソフトウェアで作成されたピクチ
ャー
TIFF 5.0 イメー
ジ
リッチテキストフ
ィールド
文書
.TIF
TIFF をサポートするソフトウェア
の中にスキャンされたビットマップ
イメージ
Bitmap イメージ
(UNIX 以外)
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.BMP
ビットマップイメージ
GIF イメージ
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.GIF
Graphics Interchange Format イ
メージ
JPEG イメージ
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.JPG
Joint Photographics Experts
Group イメージ
ファイルタイプ
リッチテキストフ
ィールドまたは
ビューへの呼び
出し
文書またはビ
ューからの書き
出し
ファイル拡張子
アプリケーションバージョン
ロータスアミプ
ロ
リッチテキストフ
ィールド
文書
.SAM
アミプロ 1.x、2.x、3.x
Microsoft リッチ
テキスト形式
リッチテキストフ
ィールド
文書
.RTF
.RTF をサポートするアプリケーシ
ョン (Microsoft Word など)
グラフィックファイル
ワープロファイル
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
WordPerfect
リッチテキストフ
ィールド
文書
.DOC
.WPD
.WPT
WordPerfect 5.1、6.0、6.1
Microsoft Word
リッチテキストフ
ィールド
文書
.DOC
Word for Windows 6.0
ファイルタイプ
リッチテキストフ
ィールドまたは
ビューへの呼び
出し
文書またはビ
ューからの書き
出し
ファイル拡張子
ファイル記述
ASCII
リッチテキストフ
ィールド
文書
任意
書式なしのテキスト
テキスト付きの
バイナリ
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
任意
非テキストファイルからテキストを
呼び出す
表の ASCII テ
キスト
ビュー
ビュー
任意
行と列に配置された ASCII テキ
スト。レコードあたりの合計は
1,536 文字に制限されている。
構造化 ASCII
テキスト
ビュー
ビュー
任意 ( .TAB、.
TXT、.PRN、.
RPT 以外)
フィールドおよびフィールド値とし
て配置された ASCII テキスト。シ
ンプルテキストフィールドあたり
256 バイトに制限されている。
ファイルタイプ
リッチテキストフ
ィールドまたは
ビューへの呼び
出し
文書またはビ
ューからの書き
出し
ファイル拡張子
ファイル記述
HTML
リッチテキストフ
ィールド
サポート無し
.HTM
.HTML
HTML の全バージョン。
HTML ファイルに含まれているイ
メージで、たとえば、
C:¥LOTUS¥NOTES¥GRAPHIC.GI
F のようにローカルなものは呼び
出されない。赤い枠がプレースフ
ォルダーとして表示される。
テキストファイル
HTML ファイル
メモ
l
WordPro 97 を除き、ノーツ R5 ではスーパーオフィス97、スーパーオフィス98 ファイル形式の呼び出しと
書き出しをサポートしません。
l
ノーツ R5 には MS Office 97 形式のための呼び出し/書き出しテクノロジがありません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
HP-UX、Macintosh、OS/2 プラットフォーム対応版のリリース時期
について
R5 の HP-UX 版ドミノ サーバー、Macintosh版ノーツ クライアント、OS/2 版ドミノ サーバーのリリースは、今
回行われません。製品版がリリースされるまでの間は、Notes.net の Web サイト http://www.notes.net で英
語版が公開され、ダウンロードできるようになっています。
HP-UX 版ドミノ サーバー、OS/2 版ドミノ サーバーをすぐに導入したい場合は、ノーツ ドミノ R4.6.x をご利用
ください。また、Macintosh版ノーツ クライアントをすぐに導入したい場合は、ノーツ ドミノ R4.57 をご利用くださ
い。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ノーツ/ドミノのための Java のロゴのテスト
Sun は "Java Compatible " ロゴを Java テクノロジーを使って開発されたコンパニオン製品のために作成し
ています。
TM
"Java Compatible " ロゴは、Java を販売製品中に統合するために、Java ランタイムソースコードのライセン
スを持つ Java OEM ソースライセンスのために作られたものです。
TM
Java の認証は、ノーツ/ドミノとともに出荷される JVM(Java Virtual Machines) が Java Compliance Kit の定
める Sun の認可仕様を完全に満たしていることを保証します。ロータス/IBM は、その仕様を満たすように製
品をテストしました。ロータスはソースコードから JVM を( Win32 Intel、AIX、Solaris の各プラットフォーム上で)
コンパイルしたので、 Java Compliance Kit のすべてのテストを実行し、合格する必要がありました。ノーツ/ド
ミノとともに出荷される他の JVM (Win32 Alphaなど)は再パッケージされただけのものなので、これらの JVM
はオリジナルの認可を受けています。
Java に関する情報については、Sun の Web サイトを参照してください。
http://java.sun.com/nav/business/licensed-logos.html
http://java.sun.com/
ノーツ/ドミノ 上での Java の使い方に関する情報については、『R5 デザイナーヘルプ』や『R5 リリース情報』
の関連する項目を参照してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー
Windows NT Server Enterprise Edition はドミノでサポートされ
ています
ドミノ サーバー R5 は、Windows NT Server Enterprise Edition 上での動作確認は行っていませんが、
Windows NT スタンダード版と同等のサポートが保証されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー
AIX 設定
IBM AIX サーバーのカーネル設定
SMIT を使用して、次のカーネルパラメーターを設定します。
ユーザー1人当たりの最大処理数は、少なくとも [128] 必要です。
l
512 MB 未満のシステムに対して、少なくともページングスペースは 2 x 実メモリが必要です。
l
インストールするライセンス数 は、最低 [2] です。
l
致命的エラーが発生したイベントでの CORE ファイルの生成
致命的エラーが発生したイベントにおいて、ドミノ サーバーを使用してコアファイルを生成したい場合は、
NOTES.INI ファイルに次の変数を設定します。
DEBUG_ENABLE_CORE=1
注: デフォルトでは、コアファイルの生成を行ないません
行ないません。オプションとして、NSD
ユーティリティを実行して致
行ないません
命的エラーについての情報を生成できます。
/etc/security/limits のデフォルトサイズ
/etc/security/limits で指定されるすべてのデフォルトサイズは、無制限 (-1 に設定) として指定する必要が
あります。
大きなファイルをサポートするためのファイルシステムの設定
AIX 上のドミノ サーバーでは、大きなファイル (2GB 超) をサポートするにはファイルシステムを明示的に設
定する必要があります。ファイルシステムが大きなファイルをサポートするように設定されていないと、データ
ベースが成長して2GB の制限を超えた場合に、サーバー上でクラッシュが発生する可能性があります。認定
された AIX システム管理者は、smit を使用して、ファイルシステムが大きなファイルをサポートするように設
定するか、サポートしていることを確認する必要があります。
システム記憶領域管理
l
ファイルシステム
l
ファイルシステムの追加/変更/表示/削除
l
ジャーナルファイルシステム
l
ジャーナルファイルシステムの特性の変更/表示
l
l
Large File Enabled -> true
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
標準時と DST の設定
クライアント設定
標準時と サマータイム(DST)の設定は、オペレーティングシステムの設定と同期をとっています。ノーツを起
動すると、オペレーティングシステム(OS) と DST の設定は、現在のノーツのロケーションの設定と一致する
ように更新されます。以前のリリースでは、ノーツは標準時と DST の設定ではなく OS の時計を更新していた
ため、OS の時間と標準時が一致しませんでした。 R5 では、別の標準時を持つロケーションに変更する場
合、または現在のロケーションの標準時を変更する場合、オペレーティングシステムの標準時と DST 設定
は、それに一致するように更新されます。そのため、標準時、DST のオン/オフとグリニッジ標準時(GMT)が、
オペレーティングシステム上で正しく設定されていることが重要です。たとえば、オペレーティングシステムが
「DST オフ」に設定され、時計を手動で変更して DST に合わせた場合、ノーツを実行すると DST は OS 内で
オンになり、OS の時計は、1 時間でオフになります。
Windows 95/98/NT プラットフォーム
ロケーション文書を編集する場合、選択対象である標準時のリストは、オペレーティングシステムの標準時と
現時点で一致しています。DST の開始日と終了日も、オペレーティングシステムの日付と同じです。別の標準
時を持つロケーションに変更すると、その標準時の DST 開始日と終了日が有効になります。さらに、ノーツの
稼働中にコントロールパネルで OS 標準時または DST 設定を変更すると、現在のロケーションの標準時と
DST が OS に合わせて更新されます。
R5 にアップグレードする場合、ロケーション文書の中にオペレーティングシステムの標準時と一致しない標準
時を含むものがあったら、特定の標準時を選択する画面が表示される場合があります。
サーバー
Windows 95/98/NT プラットフォームでは、ノーツの標準時と DST の設定は、オペレーティングシステムから
取り出されます。サーバーの設定は、クライアントの設定と一致しなければなりません。複製サーバーは、す
べて同じ設定にしなければなりません。サーバーの設定が一致しない場合(たとえば、あるサーバーでは
DST がオンで、別のサーバーでは DST がオフの場合)、特定の時刻にエージェントによって異常な動きが実
行される場合があります。この徴候として、次のようなメッセージが表示されます。
98/10/08 03:59:13 PM
AMgr: Time span since last reset of hourly statistics is negative
非 Windows プラットフォームでは、選択対象である標準時のリストはノーツの以前のリリースのリストと同じで
す。
Windows プラットフォームでは、OS の標準時と DST の設定が、サーバーの稼働中にコントロールパネルを
通して変更されても、サーバーが再起動されるまでは有効にはなりません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ デザイナー
メール API サービスプロバイダのサポート
ドミノ メール API (MAPI) サービスプロバイダは、Windows NT、Windows 95、および Windows 98 上の次のソ
フトウェアで機能します。
l
Exchange バージョン 5.0.1458.47
Outlook 97 バージョン 8.02.4212
l
Microsoft Office 97
l
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ノーツ クライアント
イージーシンク
ロータス ノーツ R5 は、各種 PDA とイージーシンク R2.0 を利用して、情報の同期をすることができません。
R5 対応バージョンに関しての情報は、随時ロータスの Web サイト http://www.lotus.co.jp/ に掲載していく予
定です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
R5 のプラットフォームとシステム要件
ノーツ、 ドミノ デザイナー、 ドミノ 管理クライアント
プラットフォーム
Windows 95/Windows 98
Windows NT
サポート OS
Windows 95 (サービスパックの情
報はリリース情報を参照してくだ
さい。)
Windows 98
Windows NT Workstation 4.0
(サービスパックの情報はリリース
情報を参照してください。)
プロセッサ
Intel Pentium
Intel Pentium
メモリ
最小 16 MB
推奨 32 MB 以上
最小 32 MB
推奨 48MB 以上
ディスク容量
ノーツ クライアント:
90MB 標準
150MB 以上を推奨
ノーツ クライアント:
90MB 標準
150MB 以上を推奨
ドミノ デザイナー:
180MB 標準
230MB 以上を推奨
ドミノ デザイナー:
180MB 標準
230MB 以上を推奨
ドミノ 管理クライアント :
150MB 標準
190MB 以上を推奨
ドミノ 管理クライアント :
150MB 標準
190MB 以上を推奨
すべてのクライアント :
230MB 標準
280MB 以上を推奨
すべてのクライアント :
230MB 標準
280MB 以上を推奨
カラーモニター
カラーモニター
AppleTalk
なし
なし
Banyan VINES
あり
あり
ISDN*
あり
あり
NetBIOS/NetBEUI
あり
あり
SNA*
なし
なし
SPX
あり
あり
SPX II
なし
あり
TCP/IP
あり
あり
X.25*
なし
なし
X.PC
あり
あり
モニター
ネットワークプロトコルの
サポート
*
ノーツ WAN ドライバ (X.25 接続用、SNA 接続用、および CAPI ISDN 接続用) は http://www.lotus.com か
らダウンロードすることができます。ただし、ノーツ WAN ドライバには日本でサポートされていないものもあり
ますので、注意してください。
ドミノ サーバー
プラットフォーム
AIX
Solaris
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Windows NT
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
サポート OS
AIX 4.3.1
AIX 4.3.2
(AIX パッチ情報はリ
リース情報を参照し
てください。)
プロセッサー
Solaris 2.6
(Solaris パッチ情報
はリリース情報を参
照してください。)
Windows NT Server
4.0, Windows NT
Workstation 4.0
(Windows サービスパ
ックに関する情報は
リリース情報を参照し
てください。)
PowerPC, POWER,
POWER2
SPARC
Intel Pentium, Alpha
あり
あり
あり
64 MB 最小
128 MB 以上を推奨
64 MB 最小
128 MB 以上を推奨
48 MB 最小
96 MB 以上を推奨
750 MB 最小
1 GB 以上を推奨
750 MB 最小
1GB 以上を推奨
750 MB 最小
1GB 以上を推奨
スワップ サイズ
実メモリの3倍以上 を
推奨
実メモリの3倍以上 を
推奨
64 MB
モニター
カラーモニター
カラーモニター
カラーモニター
AppleTalk
なし
なし
あり
Banyan VINES
なし
なし
あり (Intel Pentium)
なし (Alpha または
SMP)
なし
なし
あり
SMP サポート
1
メモリ
ディスク スペース
2
ネットワークプロトコ
ルサポート
3
ISDN
NetBIOS/NetBEUI
なし
なし
あり
3
なし
なし
あり
4
あり
なし
あり
SPX II
あり
あり
あり
TCP/IP
SNA
SPX
あり
あり
あり
3
なし
なし
あり
X.PC
あり
あり
あり
X.25
1
SMP (Symmetrical Multiprocessing) サポートは、一覧にあるオペレーティングシステムの内、SMP が有効
になっているバージョン用のものです。オペレーティングシステムのバージョンが SMP をサポートしているか
どうかの詳細については、オペレーティングシステムの販売元またはロータス社の販売員に問い合わせてく
ださい。
2
ディスク容量の要件には、ドミノシステムの機能 (1 つまたは複数のメールデータベースとアプリケーション)
に必要な空きディスクスペースの推定値が含まれています。実際にドミノファイルのインストールに必要なディ
スク容量は、最小値および推奨値よりも少なくなります。
3
ノーツ WAN ドライバ (X.25 接続用、SNA 接続用、および CAPI ISDN 接続用) は http://www.lotus.com か
らダウンロードすることができます。ただし、ノーツ WAN ドライバには日本でサポートされていないものもあり
ますので、注意してください。
4
ドミノ クラスタおよびパーティションサーバーの設定では、IPX/SPX プロトコルはサポートされていません。
現在ロータス社では、将来のリリースでこれらの機能の IPX/SPX ネットワークサポートを提供する予定はあ
りません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ロータス コンポーネンツ
以下は、ロータス コンポーネンツをノーツおよびドミノ デザイナーとともに使用する場合の既知の問題です。
l
l
l
ロータス コンポーネンツのバージョン 2.0 は、ノーツ R5 ではサポートされていません。ロータス コン
ポーネンツの次期バージョンは、ノーツ R5 の出荷後まもなく使用可能になり、ノーツ R5 で正式にサ
ポートされる予定です。
バージョン 2.0 のコンポーネントのすべてのインスタンスは、R5 との完全な互換性を保つために、次期
バージョンのコンポーネントで削除し、再作成する必要があります。
文書プロパティは、単一の文書の複数のコントロール (コンポーネント) ではサポートされないので注意
してください。
MCAL3ZUR62, MCAL437JRW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
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ドミノ サーバー
Solaris パッチの必要性
Solaris 2.6 は、ドミノ R5 上で認定されています。Solaris 上で R5 ドミノ サーバーを正常に稼動させるには、
以下のパッチが必要です。
パッチは、オペレーティングシステムの問題を解決するために、OS ベンダーが提供するものです。このた
め、ロータスでの動作確認後に新しいパッチが入手可能になる場合があります。
警告 次に示すカーネルの更新パッチに加えて、R5 ドミノ サーバー をインストールする前に、Solaris バグ
ID 4206401 の修正をインストールする必要があります。
バグ ID 4206401 の修正を受け取るには、Sun Microsystems サポート担当員に連絡するか、URL:
http://sunsolve2.sun.com/sunsolve/4206401/ からコピーをダウンロードします。修正には、前提条件
として下記に指定されているカーネル更新パッチ (105181-13 または 105182-13) が必要です。
この修正を適用しないと、Solaris がクラッシュする原因となり、データが失われる可能性があります。
次のパッチは、Sun Microsystems から入手してインストールするか、Sun の Web サイト
http://www.sun.com からダウンロードできます。
Solaris Intel
Intel/X86: 105182-13 Kernel update patch
Intel/X86: 105491-05 linker patch
Solaris SPARC
SPARC: 105181-13 Kernel update patch
SPARC: 105490-05 linker patch
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ サーバー
AIX パッチの必要性
AIX 4.3.1 パッチ
ドミノ R5 では、次に示すパッチを当てた環境で AIX 4.3.1 の動作確認が行われました。パッチはオペレーティ
ングシステムの問題を解決するために OS ベンダーが提供するものです。このため、ロータスでの動作確認
後に新しいパッチが入手可能になる場合があります。最新のパッチは IBM の Web サイト
http://www.ibm.com からダウンロードできます。
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Fix IX85874
bos.adt.debug 4.3.1.1
bos.adt.syscalls 4.3.1.1
bos.rte.bind_cmds 4.3.1.1
bos.rte.commands 4.3.1.1
bos.rte.control 4.3.1.1
bos.rte.cron 4.3.1.1
bos.rte.install 4.3.1.1
bos.rte.shell 4.3.1.1
bos.sysmgt.smit 4.3.1.1
devices.graphics.com 4.3.1.1
X11.base.rte 4.3.1.1
X11.compat.lib. X11R5 4.3.1.1
xlC.rte 3.6.4.1
AIX 4.3.2 パッチ
AIX 4.3.2 は、ドミノ R5 でサポートされます。パッチはオペレーティングシステムの問題を解決するために OS
ベンダーが提供するものです。このため、ロータスでの動作確認後に新しいパッチが入手可能になる場合が
あります。次のパッチは IBM の Web サイト http://www.ibm.com からダウンロードできます。
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Fix IX85874
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xlC.rte 3.6.4.1
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ デザイナー
ロータス スクリプト データオブジェクト プラットフォーム
ロータス スクリプト データオブジェクト (LS:DO) はロータス スクリプトを使って、外部の ODBC データソース
への読み込みと書き出しへの完全なアクセスを提供します。 LS:DO は 3 つのクラスのセットで成り立ちます。
それらは ODBCConnection、ODBCQuery、ODBCResultSet で、強力なプロパティやメソッド、 SQL の完全な
機能が一式備わっています。LS:DO の設計はロータス スクリプトの BASIC 書式や他のロータス スクリプト
ノーツクラスと一貫しているため、簡単に学習して使うことができます。
ノーツは OS/2、Windows 3.1、Windows 95、Windows NT、AIX、Solaris Intel Edition、および SPARC Solaris
プラットフォーム上での LS:DO をサポートします。LS:DO は AS/400 と OS/390 プラットフォームにもありま
す。これらのプラットフォームでは、LS:DO は ODBC ではなく、ネィティブなオペレーティング システムのエン
タープライズインテグレーションを使って導入されます。これらのプラットフォームへのインストールと導入の詳
細については、プラットフォームごとのマニュアルを参照してください。
LS:DO の使い方についての詳細は、『ドミノ デザイナー R5 ヘルプ』、または 『ドミノ デザイナー プログラマー
ズガイド 2 (ロータス スクリプト ノーツクラス)』 を参照してください。
LS:DO についての最新情報やトラブルシューティングの追加情報は、ロータスの開発者対象の Web サイト、
http://www.lotus.com/devtools から入手できます。
また、次の LS:DO の新機能にも注目してください。
コネクション プール
Connection Pooling では ODBC データソースへの接続を再使用できます。この機能を有効にすると、同じ
ユーザー名とパスワードを用いた接続が接続プールにないかどうかが最初にチェックされます。プールでの
接続が利用できる場合は、ユーザーは接続を待たずにすみます。
新たに NOTES.INI に変数 ODBCConnectionPooling が追加されて、LS:DO を ODBC Driver Manager 3.x 接
続プール機能で使えるようになりました。この機能を有効にするには、LS:DO が実行されるマシンで
ODBCConnectionPooling=1 と設定します。また、ODBC Administrator でこの機能を ODBC Driver Manager
に対しても有効にし、設定する必要があります。詳細は ODBC のマニュアルを参照してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Windows の Service Pack
R5 は、下記の Service Pack を適用した Windows 95 および Windows NT 4.0 での動作が保証されていま
す。ただし、 Service Pack はオペレーティングシステムの問題を解決するために OS ベンダー(Microsoft)が
随時提供するものです。このため、ロータスでの動作確認後に新しいものが入手可能になる場合がありま
す。
次の Service Pack や、最新の Service Pack は Microsoft の Web サイト(
http://www.microsoft.com/msdownload/ )からダウンロードできます。
Windows 95: Service Pack1 および Service Pack1 の最新版
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Windows NT 4.0 ワークステーションおよびサーバー: Service Pack4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ノーツ クライアント
ノーツ R5 とスーパーオフィスのパフォーマンスの問題
ノーツ R5 クライアントとスーパーオフィスを同時に実行すると、スーパーオフィス96、スーパーオフィス97、
スーパーオフィス98 でアプリケーションがハングするといった既知のパフォーマンス問題があります。多数の
ノーツ文書を開いているとき、または 「ベーシック」以外の Welcome ページのスタイルを使用すると、この問
題はいっそう明白になります。
回避策 1
この問題を修正するユーティリティがノーツ R5 インストール CD-ROM の ¥APPS¥SMARTSUITE¥SSN5.EXE
にあります。SSN5 をインストールすることを推奨します。または、パッチをロータスカスタマーサポート Web
ページ http://www.support.lotus.com/homeframe.nsf/pages/SmartWin からダウンロードできます。
SSN5 アプリケーションのインストール
1. ノーツおよびすべてのスーパーオフィスアプリケーションを終了します。
2. Windows または Windows NT のエクスプローラを起動します。
3. ノーツ R5 CD-ROM の ¥APPS¥SMARTSUITE ディレクトリを開き、SSN5.EXE. をダブルクリックします。
SSN5 アップデートで問題が検出された場合は、終了する前に警告メッセージが表示されます。
メモ: オプションのコマンド行パラメータを使って、検索と更新を特定ドライブのファイルに制限できます。次に
例を示します。
SSN5 X
ここで、X は更新するファイルを検索する唯一のドライブを表します。
SSN5 アップデートはネットワークドライブおよびリムーバブルドライブを除くすべてのドライブを自動的に検索
するので、通常はオプションパラメータは必要ありません。ただし、サーバーのインストールを伴ったネット
ワークドライブへの書き込みアクセス権を有するシステム管理者は、このパラメータを指定する必要がありま
す。また、リムーバブルドライブにインストールされたスーパーオフィスのコピーを更新するときも、このパラ
メータを指定する必要があります。
回避策 2
各製品でバブルヘルプをオフに設定することで、すべてのスーパーオフィス アプリケーション(1-2-3 97 以
外)でこの問題を取り除くことができます。1-2-3 97 での問題を修正するには、上記の回避策1で示したアッ
プデートユーティリティを実行するか、または 1-2-3 の最新バージョンへのアップグレードを実行する必要が
あります。
スーパーオフィス製品のアプリケーションのバブルヘルプをオフに設定する手順は、次のとおりです。
1. [ファイル] - [ユーザープリファレンス] - [スマートアイコン] を選択します。
2. [アイコンの説明を表示] チェックボックスのチェックマークを消します。
3. 手順 1 と手順 2 をインストールしたスーパーオフィス製品ごとに繰り返します。
THS452KF2
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ノーツ クライアント
IMAP メールクライアントの認証
ノーツ R5 IMAP メールクライアントは、次の IMAP4rev1 サーバーを使って認証が行われました。
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ドミノ R4.6
ドミノ R5
IBM Research Server 03010711
Microsoft Exchange 5.5
Netscape 3.01
University of Washington 11.241
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Worldmail 2.0
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l
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Java の認証
次のプラットフォームで、ノーツ R5 とドミノ R5 では、Sun Microsystems の JDK 1.1.6 ベースの Java Virtual
Machine を実装しています。
AIX
l
Solaris SPARC および Intel
l
Windows 95、Windows 98、Windows NT (Intel および Alpha)
l
Java Virtual Machine は、Sun による公式の Java 認証テストに合格します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ サーバー
Solaris の設定
ページングの優先順位を使うには、Solaris 2.6 (Intel または SPARC) を少なくともカーネルパッチ 105181-09
と共に使うことが必要です。
ページングの優先順位を有効にするには、/etc/system に次を設定します。
set priority_paging=1
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Web ブラウザの認証
ノーツ R5/ドミノ R5 で認証されている Web ブラウザを次の表に示します。
Internet Explorer
プラットフォーム
AIX 4.3.1
Netscape Communicator
N/A
Notes Native Browser
4.5
N/A
4.01
(日本語表示は不可)
4.5
N/A
Windows 95/98
4.01 SP1
4.5
R5
Windows NT 4.0 (Alpha)
4.01 SP1
N/A
N/A
Windows NT 4.0 (Intel)
4.01 SP1
4.5
R5
2
4.5
N/A for 5.0
4.01
(日本語表示は不可)
1,2
4.5
N/A
N/A
4.04
N/A
Solaris SPARC 2.6
1,2
Macintosh PowerPC 8.1
HP-UX 11.0
3
OS/2 Warp Server 4
3
3
4.01
4
1
Java の実装による設計制限のため、Internet Explorer は UNIX プラットフォームで Java をサポートしていま
せん。Java を必要とするいくつかのノーツテンプレートとその他の機能は、この制限の影響を受ける可能性
があることに注意してください。
2
SSL アプリケーションプログラム (クライアント認証要求/受理) は、使用不可の Active X コントロールにそ
の機能が依存しているため、Macintosh や UNIX では、IE4 で動作しません。
3
ノーツ/ドミノは、5.0.1 まではこれらのプラットフォームで認定されませんが、これらのブラウザは使用が認定
されています。
4
ノーツ ブラウザ 5.0.1 は Macintosh で認定される予定です。
5
Notes Native Browser はリモート (CORBA) 操作をサポートしません。最初にローカルクラスを見つけて
ローカルに実行します。
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5
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
お読みください
ドミノ サーバー
サーバーリソースの要件
サーバープラットフォーム全体を、できるかぎりドミノ サーバー専用にしてください。システムの OS やリソース
によっては、ドミノ サーバープロセスとほかのアプリケーションプロセスを同時に実行すると、リソースに制約
がかかることがあります。たとえば、ファイルやプリンタの共有サービスやほかの共有リソース、テープバック
アップエージェント、SNA 端末ゲートウェイサービス、同時アクセス頻度の高い複数のドミノ サーバー(パーテ
ィションサーバー)の実行などに制約がかかります。プラットフォームのハードウェア容量とスケーラビリティが
組織での要件に合うことを確認してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
モデムファイル
ドミノ サーバー, ドミノ デザイナー, ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント
ノーツ モデムファイルの提供について
ノーツ R5/ドミノ R5 では日本で販売されている最新のモデムの機種に対応したノーツモデムファイルを提供
しています。
これらのモデムファイルが対応する機種名、サポート等に関しては以下の記述を参照してください。
1 モデムファイル
(1) 3Com (3C563C,563D) Etherlink III LAN+33.8 Modem PC Card
(2) AIWA PV-AF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
(3) AIWA PV-AF3361 V.34/V.FC 33600bps modem
(4) AIWA PV-BF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
(5) AIWA PV-BW3360 V.34 33600bps modem
(6) AIWA PV-BW5600 V.34 33600bps & 56K(×2) modem
(7) AIWA PV-JF3360 V.34 33600bps PCMCIA card modem
(8) AIWA PV-PF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
(9) ASTEL AI-15 32K Digital Communication Modem
(10) ASTEL XN-11, XN-12
(11) HUCOM TA64H V.110
(12) HUCOM TA64H V.120
(13) HUCOM V.34ES2,HUCOM-EX/EX336,Simple 288,V.34 ES Card SJ
(14) Kyocera DS-110 Ver.2.1 PIAFS Modem Card
(15) Kyocera DS-110 Ver.3.1 PIAFS Modem Card
(16) Kyocera DS-320 Ver.1.0 PIAFS Modem Card
(17) Kyocera DS-320 Ver.1.0 (Alpha DATA 14400bps)
(18) MICRO CORE MC288 Series V.34
(19) MICRO CORE MC336 Series V.34
(20) MicroResearch MDS128TA V.110(38.4K Async)
(21) MicroResearch MR560 Series K56flex/V.34
(22) NEC Aterm IT45
(23) NEC Aterm IT55, IT65 (ASYNC 57.6K)
(24) NEC COMSTARZ MULTI 144
(25) NEC COMSTARZ MULTI 144Ⅱ
(26) NEC COMSTARZ MULTI 288
(27) NEC COMSTARZ MULTI 336
(28) NEC COMSTARZ MULTI 560
(29) NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(19200bps)
(30) NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(38400bps)
(31) NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(9600bps)
(32) NTT-TE MN128
(33) NTT DoCoMo ADAPTER(RS-232C)9600
(34) NTT DoCoMo Card(PCMCIA)9600
(35) NTT Personal 321S,DC-1S,DC-1P,DC-1N,DC-2S,DC-2P,DC-2N
(36) OMRON ME3314B
(37) OMRON ME5614A
(38) OMRON ME3314C-D, LC, LC-D 33600 V.42
(39) OMRON MT128B-D SYNC 128K/ASYNC 38.4K
(40) OMRON ME5614C 56000 V.42
(41) OMRON ME5614CL 56000 V.42
(42) OMRON MT128B2-D SYNC 128K/ASYNC 38.4K
(43) OMRON ME5614B 56000 V.4
(44) TDK DF3314ES
(45) TDK DF5600
(46) TDK DF5600 DX
(47) TDK DF5633EX(DF5633ES)
(48) TDK DF5660
(49) TDK DF56 CF
(50) TDK DFL3200 Mobile Networker
(51) TDK DP9600
(52) TDK DFL9610 LAN Digital Cellular
(53) TDK DVP3314
(54) TDK Global Networker TDK DFL3410
(55) TU-KA DATA/FAX CARD 9600 Plus
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
(56) TU-KA HIGHSPEED UNIT 9600
(57) USRobotics Megahertz XJ1560J CC1560J XJ5560J
(58) USRobotics Megahertz XJ4336J
(59) USRobotics Megahertz XJEM3336J,CCEM6336
(60) USRobotics Sportster Voice 336
(61) USRobotics Voice 560 super560
(62) SUNTAC MS336EF
(63) SUNTAC MS56KEF
(64) Hayes Accura 288 V.34
(65) Hayes Accura 336 V.34
(66) Toshiba T144NW Noteworthy 14.4 Data/Fax Modem
-------------------------------------------------------------------------------2 モデムファイルの詳細情報
(1) 3Com (3C563C,563D) Etherlink III LAN+33.8 Modem PC Card
モデムメーカー名:スリーコムジャパン(株)
モデムモデル名:EtherLinkIII LAN+33.6 Modem PC Card 3C563D
モデムファイル名:3COM563D.MDM
モデム名:3Com (3C563C,563D) Etherlink III LAN+33.8 Modem PC Card
サポート先 : スリーコム アダプタ サポートセンター Tel : 03-3375-7356
サポート受付時間 : 10:00 - 18:00
(2) AIWA PV-AF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-AF3360
モデムファイル名:AWAF3360.MDM
モデム名:AIWA PV-AF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(3) AIWA PV-AF3361 V.34/V.FC 33600bps modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-AF3361
モデムファイル名:AWAF3361.MDM
モデム名:AIWA PV-AF3361 V.34/V.FC 33600bps modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(4) AIWA PV-BF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-BF3360
モデムファイル名:AWBF3360.MDM
モデム名:AIWA PV-BF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(5) AIWA PV-BW3360 V.34 33600bps modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-BW3360
モデムファイル名:AWBW3360.MDM
モデム名:AIWA PV-BW3360 V.34 33600bps modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(6) AIWA PV-BW5600 V.34 33600bps & 56K(×2) modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-BW5600
モデムファイル名:AWBW5600.MDM
モデム名:AIWA PV-BW5600 V.34 33600bps & 56K(×2) modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(7) AIWA PV-JF3360 V.34 33600bps PCMCIA card modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-JF3360
モデムファイル名:AWJF3360.MDM
モデム名:AIWA PV-JF3360 V.34 33600bps PCMCIA card modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
- 131 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
(8) AIWA PV-PF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
メーカー名:アイワ(株)
モデムモデル名:PV-PF3360
モデムファイル名:AWPF3360.MDM
モデム名:AIWA PV-PF3360 V.34/V.FC 33600bps modem
サポート先 : アイワ(株)サポートセンター Tel : 03-3371-7925
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(9) ASTEL AI-15 32K Digital Communication Modem
メーカー名:(株)アステル東京
モデムモデル名:AI-15 32K Digital Communication Modem
モデムファイル名:ASLAI15.MDM
モデム名:ASTEL AI-15 32K Digital Communication Modem
サポート先 : (株)アステル東京 法人営業部 Tel : 03-3578-0632
(10) ASTEL XN-11, XN-12
メーカー名:(株)アステル東京
モデムモデル名:XN-11
モデムファイル名:ASLXN12.MDM
モデム名:ASTEL XN-11, XN-12
サポート先 : (株)アステル東京 法人営業部 Tel : 03-3578-0632
(11) HUCOM TA64H V.110
メーカー名:(株)ヒューコム
モデムモデル名:TA64H
モデムファイル名:HU64H110.MDM
モデム名:HUCOM TA64H V.110
サポート先 : (株)ヒューコム Fax : 03-5306-7336
サポート受付時間 : Faxで受付
(12) HUCOM TA64H V.120
メーカー名:(株)ヒューコム
モデムモデル名:TA64H
モデムファイル名:HU64H120.MDM
モデム名:HUCOM TA64H V.120
サポート先 : (株)ヒューコム Fax : 03-5306-7336
サポート受付時間 : Faxで受付
(13) HUCOM V.34ES2,HUCOM-EX/EX336,Simple 288,V.34 ES Card SJ
メーカー名:(株)ヒューコム
モデムモデル名:V.34ES2,HUCOM-EX/EX336,Simple288,V.34 ES Card SJ
モデムファイル名:HU336.MDM
モデム名:HUCOM V.34ES2,HUCOM-EX/EX336,Simple 288,V.34 ES Card SJ
サポート先 : (株)ヒューコム Fax : 03-5306-7336
サポート受付時間 : Faxで受付
(14) Kyocera DS-110 Ver.2.1 PIAFS Modem Card
メーカー名:京セラ(株)
モデムモデル名:DS-110 Ver.2.1
モデムファイル名:DS110V2P.MDM
モデム名:Kyocera DS-110 Ver.2.1 PIAFS Modem Card
サポート先 : 京セラ(株) Tel : 045-943-6157
サポート受付時間 : 9:00 - 17:00
(15) Kyocera DS-110 Ver.3.1 PIAFS Modem Card
メーカー名:京セラ(株)
モデムモデル名:DS-110 Ver.3.1
モデムファイル名:DS110V3P.MDM
モデム名:Kyocera DS-110 Ver.3.1 PIAFS Modem
サポート先 : 京セラ(株) Tel : 03-3797-4685
サポート受付時間 : 9:00 - 17:00
(16) Kyocera DS-320 Ver.1.0 PIAFS Modem Card
メーカー名:京セラ(株)
モデムモデル名:データスコープ
モデムファイル名:DS320P.MDM
モデム名:Kyocera DS-320 Ver.1.0 PIAFS Modem Card
サポート先 : 京セラ(株) Tel : 03-3797-4685
サポート受付時間 : 9:00 - 17:00
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
(17) Kyocera DS-320 Ver.1.0 (Alpha DATA 14400bps)
メーカー名:京セラ(株)
モデムモデル名:データスコープ
モデムファイル名:DS320A.MDM
モデム名:Kyocera DS-320 Ver.1.0 (Alpha DATA 14400bps)
サポート先 : 京セラ(株) Tel : 03-3797-4685
サポート受付時間 : 9:00 - 17:00
(18) MICRO CORE MC288 Series V.34
メーカー名:(株)マイクロ総合研究所
モデムモデル名:MC288XL,MC288XE,MC288XI,MC288XLⅡ,MC288XR,MC288PC,MC288LAN
モデムファイル名:MRL336.MDM
モデム名:MICRO CORE MC288 Series V.34
サポート先 : (株)マイクロ総合研究所 Tel : 03-3458-9031
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(19) MICRO CORE MC336 Series V.34
メーカー名:(株)マイクロ総合研究所
モデムモデル名:MC336XLⅡ,MC336XR,MC336XRi,MC336PC,MC336LAN
モデムファイル名:MRL336.MDM
モデム名:MICRO CORE MC336 Series V.34
サポート先 : (株)マイクロ総合研究所 Tel : 03-3458-9031
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(20) MicroResearch MDS128TA V.110(38.4K Async)
メーカー名:(株)マイクロ総合研究所
モデムモデル名:MDS128TA
モデムファイル名:MRLTA38.MDM
モデム名:MicroResearch MDS128TA V.110(38.4K Async)
サポート先 : (株)マイクロ総合研究所 Tel : 03-3458-9031
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(21) MicroResearch MR560 Series K56flex/V.34
メーカー名:(株)マイクロ総合研究所
モデムモデル名:MR560XL,MR560XLi,MR560PC
モデムファイル名:MRL560.MDM
モデム名:MicroResearch MR560 Series K56flex/V.34
サポート先 : (株)マイクロ総合研究所 Tel : 03-3458-9031
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(22) NEC Aterm IT45
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:AtermIT45
モデムファイル名:ATIT45.MDM
モデム名:NEC Aterm IT45
サポート先 : 日本電気(株)パーソナルコミュニケーションインフォメーションセンター フリーダイヤル Tel : 0120-361-138
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(23) NEC Aterm IT55, IT65 (ASYNC 57.6K)
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:AtermIT55, AtermIT65ProDSU
モデムファイル名:ATIT65.MDM
モデム名:NEC Aterm IT55, IT65 (ASYNC 57.6K)
サポート先 : 日本電気(株)パーソナルコミュニケーションインフォメーションセンター フリーダイヤル Tel : 0120-361-138
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(24) NEC COMSTARZ MULTI 144
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:COMSTARZ MULTI 144
モデムファイル名:MULTI144.MDM
モデム名:NEC COMSTARZ MULTI 144
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(25) NEC COMSTARZ MULTI 144Ⅱ
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:COMSTARZ MULTI 144Ⅱ
モデムファイル名:MULTI142.MDM
モデム名:NEC COMSTARZ MULTI 144Ⅱ
- 133 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(26) NEC COMSTARZ MULTI 288
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:COMSTARZ MULTI 288
モデムファイル名:MULTI288.MDM
モデム名:NEC COMSTARZ MULTI 288
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(27) NEC COMSTARZ MULTI 336
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:COMSTARZ MULTI 336
モデムファイル名:MULTI336.MDM
モデム名:NEC COMSTARZ MULTI 336
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(28) NEC COMSTARZ MULTI 560
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:COMSTARZ MULTI 560
モデムファイル名:MULTI560.MDM
モデム名:NEC COMSTARZ MULTI 560
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(29) NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(19200bps)
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:Comstarz Plus PC , PC Dash
モデムファイル名:PCPCD192.MDM
モデム名:NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(19200bps)
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(30) NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(38400bps)
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:Comstarz Plus PC , PC Dash
モデムファイル名:PCPCD384.MDM
モデム名:NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(38400bps)
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(31) NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(9600bps)
メーカー名:日本電気(株)
モデムモデル名:Comstarz Plus PC , PC Dash
モデムファイル名:PCPCD96.MDM
モデム名:NEC Comstarz Plus PC/PC Dash(9600bps)
サポート先 : 日本電気(株) Tel : 03-3256-6478
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 , 13:00 - 17:00
(32) NTT-TE MN128
メーカー名:(株)エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング東京
モデムモデル名:MN128シリーズ
モデムファイル名:MN128.MDM
モデム名:NTT-TE TOKYO MN128,-V3,-SOHO 38,4Kbps
サポート先 : (株)エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング東京 フリーダイヤル Tel : 0120-238-172
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 13:00 - 18:00
(33) NTT DoCoMo ADAPTER(RS-232C)9600
メーカー名:NTT移動通信網(株)
モデムモデル名:モバイルデータアダプタ 96F1
モデムファイル名:DOCOMOA2.MDM
モデム名:NTT DoCoMo ADAPTER(RS-232C)9600
サポート先 : NTT DoCoMo サポートデスク Fax : 03-5572-6334
サポート受付時間 : Faxで受付
(34) NTT DoCoMo Card(PCMCIA)9600
メーカー名:NTT移動通信網(株)
モデムモデル名:モバイルデータカード96P1
- 134 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
モデムファイル名:DOCOMOC2.MDM
モデム名:NTT DoCoMo Card(PCMCIA)9600
サポート先 : NTT DoCoMo サポートデスク Fax : 03-5572-6334
サポート受付時間 : Faxで受付
(35) NTT Personal 321S,DC-1S,DC-1P,DC-1N,DC-2S,DC-2P,DC-2N
メーカー名:NTT中央パーソナル通信網(株)
モデムモデル名:Paldio,Paldio 321S, Paldio Data Card DC-1S, DC-2N, DC-2P
モデムファイル名:NTTPDC1.MDM
モデム名:NTT Personal 321S,DC-1S,DC-1P,DC-1N,DC-2S,DC-2P,DC-2N
サポート先 : NTT Personal E-mail : [email protected]
サポート受付時間 : E-mailで受付
(36) OMRON ME3314B
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:ME3314B
モデムファイル名:OM3314B.MDM
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(37) OMRON ME5614A
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:ME5614A
モデムファイル名:OM5614A.MDM
モデム名:OMRON ME5614A
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(38) OMRON ME3314C-D, LC, LC-D 33600 V.42
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:ME3314C-D
モデムファイル名:OM3314C.MDM
モデム名:OMRON ME3314C-D, LC, LC-D 33600 V.42
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(39) OMRON MT128B-D SYNC 128K/ASYNC 38.4K
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:MT128B-D
モデムファイル名:OMMT128B.MDM
モデム名:OMRON MT128B-D SYNC 128K/ASYNC 38.4K
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(40) OMRON ME5614C 56000 V.42
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:ME5614C
モデムファイル名:OM5614C.MDM
モデム名:OMRON ME5614C 56000 V.42
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(41) OMRON ME5614CL 56000 V.42
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:ME5614CL
モデムファイル名:OM5614CL.MDM
モデム名:OMRON ME5614CL 56000 V.42
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(42) OMRON MT128B2-D SYNC 128K/ASYNC 38.4K
メーカー名:オムロン(株)
モデムモデル名:MT128B2-D
モデムファイル名:OMT128B2.MDM
モデム名:OMRON MT128B2-D SYNC 128K/ASYNC 38.4K
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(43) OMRON ME5614B 56000 V.4
メーカー名:オムロン(株)
- 135 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
モデムモデル名:ME5614B
モデムファイル名:OM5614B.MDM
モデム名:OMRON ME5614B 56000 V.4
サポート先 : オムロンカスタマサポートセンター Tel : 0559-77-4717
サポート受付時間 : 9:30 - 12:00 , 12:00 - 21:00
(44) TDK DF3314ES
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DF3314
モデムファイル名:TDKDF33.MDM
モデム名:TDK DF3314ES
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(45) TDK DF5600
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DF5600
モデムファイル名:TDK5600.MDM
モデム名:TDK DF5600
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(46) TDK DF5600 DX
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DF5600 DX
モデムファイル名:TDK56DX.MDM
モデム名:TDK DF5600 DX
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(47) TDK DF5633EX(DF5633ES)
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DF5633EX, DF5633ES
モデムファイル名:TDK56E.MDM
モデム名:TDK DF5633EX(DF5633ES)
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(48) TDK DF5660
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DF5660
モデムファイル名:DF5660V.MDM
モデム名:TDK DF5660
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(49) TDK DF56 CF
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DF56 CF
モデムファイル名:TDK56CFN.MDM
モデム名:TDK DF56 CF
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(50) TDK DFL3200 Mobile Networker
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DFL3200
モデムファイル名:TDKDFL32.MDM
モデム名:TDK DFL3200 Mobile Networker
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(51) TDK DP9600
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DP9600
モデムファイル名:DP9600.MDM
モデム名:TDK DP9600
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
- 136 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
(52) TDK DFL9610 LAN Digital Cellular
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DFL9610
モデムファイル名:DFL9610.MDM
モデム名:DFL9610 LAN & Digital Cellular
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(53) TDK DVP3314
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DVP3314
モデムファイル名:TDKDVP33.MDM
モデム名:TDK DVP3314 Modem & Digital Cellular
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(54) TDK Global Networker TDK DFL3410
メーカー名:TDK(株)
モデムモデル名:DFL9610
モデムファイル名:DFL9610.MDM
モデム名:TDK DFL9610 LAN Digital Cellular
サポート先 :TDK(株) フリーダイヤル Tel : 0120-650-660
サポート受付時間 : 10:00 - 12:00 , 13:10 - 17:00
(55) TU-KA DATA/FAX CARD 9600 Plus
メーカー名:(株)ツーカーセルラー東京
モデムモデル名:DATA/FAX CARD "Plus"
モデムファイル名:TKPLUSDO.MDM
モデム名:TU-KA DATA/FAX CARD 9600 Plus
サポート先 : (株)ツーカーセルラー東京 フリーダイヤル Tel : 0120-020-020
サポート受付時間 : 9:00 - 17:00
(56) TU-KA HIGHSPEED UNIT 9600
メーカー名:(株)ツーカーセルラー東京
モデムモデル名:高速データ通信ユニット9600
モデムファイル名:TKADPTDO.MDM
モデム名:TU-KA HIGHSPEED UNIT 9600
サポート先 : (株)ツーカーセルラー東京 フリーダイヤル Tel : 0120-020-020
サポート受付時間 : 9:00 - 17:00
(57) USRobotics Megahertz XJ1560J CC1560J XJ5560J
メーカー名:USロボティックス(株)
モデムモデル名:XJ1560J
モデムファイル名:MHZ1560J.MDM
モデム名:USRobotics Megahertz XJ1560J CC1560J XJ5560J
サポート先 : USロボティックス・テックサポートセンター
東京:03-5352-6300
関西:06-377-2509
東海:0584-75-6322
九州:092-624-3116
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 13:00 - 17:00
(58) USRobotics Megahertz XJ4336J
メーカー名:USロボティックス(株)
モデムモデル名:XJ4336J
モデムファイル名:MHZ4336J.MDM
モデム名:USRobotics Megahertz XJ4336J
サポート先 : USロボティックス・テックサポートセンター
東京:03-5352-6300
関西:06-377-2509
東海:0584-75-6322
九州:092-624-3116
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 13:00 - 17:00
(59) USRobotics Megahertz XJEM3336J,CCEM6336
メーカー名:USロボティックス(株)
モデムモデル名:XJEM3336J
モデムファイル名:MHZ3336J.MDM
モデム名:USRobotics Megahertz XJEM3336J,CCEM6336
サポート先 : USロボティックス・テックサポートセンター
東京:03-5352-6300
関西:06-377-2509
東海:0584-75-6322
九州:092-624-3116
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 13:00 - 17:00
- 137 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
(60) USRobotics Sportster Voice 336
メーカー名:USロボティックス(株)
モデムモデル名:SP336V
モデムファイル名:USRSP336.MDM
モデム名:USRobotics Sportster Voice 336
サポート先 : USロボティックス・テックサポートセンター
東京:03-5352-6300
関西:06-377-2509
東海:0584-75-6322
九州:092-624-3116
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 13:00 - 17:00
(61) USRobotics Voice 560 super560
メーカー名:USロボティックス(株)
モデムモデル名:SP560S
モデムファイル名:USRSP560.MDM
モデム名:USRobotics Voice 560 super560
サポート先 : USロボティックス・テックサポートセンター
東京:03-5352-6300
関西:06-377-2509
東海:0584-75-6322
九州:092-624-3116
サポート受付時間 : 9:00 - 12:00 13:00 - 17:00
(62) SUNTAC MS336EF
メーカー名:サン電子(株)
モデムモデル名:MS336EF
モデムファイル名:MS336EF.MDM
モデム名:SUNTAC MS336EF
サポート先 : SUNTACユーザーサポートセンター
サポート受付時間 : 10:00∼16:00(12:00∼13:00を除く); 月曜日∼金曜日(祝祭日を除く)
(63) SUNTAC MS56KEF
メーカー名:サン電子(株)
モデムモデル名:MS56KEF
モデムファイル名:MS56KEF.MDM
モデム名:SUNTAC MS56KEF
サポート先 : SUNTACユーザーサポートセンター
サポート受付時間 : 10:00∼16:00(12:00∼13:00を除く); 月曜日∼金曜日(祝祭日を除く)
(64) Hayes Accura 288 V.34
メーカー名:緑電子(株)
モデムモデル名:Accura 288
モデムファイル名:HYACCV34.MDM
モデム名:Hayes Accura 288 V.34
(65) Hayes Accura 336 V.34
メーカー名:緑電子(株)
モデムモデル名:Accura 336
モデムファイル名:HYACC336.MDM
モデム名:Hayes Accura 336 V.34
- 138 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
テンプレート
ドミノ サーバー, ドミノ デザイナー, ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント
ドミノディレクトリ内の休日文書について
ドミノディレクトリテンプレート (pubnames.ntf) には、あらかじめ休日文書が 5 年間分設定されていますが、
2001 年以降の休日は変更になる場合があります。
- 139 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ドミノディレクトリ日本語拡張機能
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
日本語環境設定ガイドについて
日本語環境設定ガイドの署名について
日本語環境設定ガイド (help¥jconfr5.nsf) をインストールした場合には、このデータベースをドミノ管理クライア
ントを使用してデータベースの署名を行うことを推奨します。署名を行わない場合、ユーザーがアクセスする
ごとに相互認証の要求のダイアログボックスが出ますが、サーバー管理者が署名を行っておくことでこのダイ
アログボックスを一般ユーザーに出さないようにすることができます。
- 140 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
移行ツール
ドミノ管理クライアント
R5 環境での cc:Notes の動作について
ノーツ R5/ドミノ
R5/ドミノ R5 と R4.x 混在環境で cc:Mail to ノーツマイグレーションツール R4.x を動作させるには
cc:Mail to ノーツマイグレーションツール R4.x は、ドミノディレクトリ (ドミノ R5 のドミノディレクトリテンプレート
pubnames.ntf が names.nsf) を使用しているノーツ R4.5x/R4.6x 上で正しく動作しません。動作させるために
は以下の手順に従ってください。
1. ドミノディレクトリ データベース (names.nsf) を、ドミノ デザイナー R5 から開きます。
2. [リソース] - [イメージ] ビューを開きます。
3. [people.gif] リソースをダブルクリックします。
4. インフォボックスの [別名] を "people" 以外の名前 (たとえば "people1") に変更します。変更を保存し、
インフォボックスを閉じます。
5. ドミノディレクトリのアイコンを右クリックし [データベース] - [プロパティ...] メニューを選択します。
6. ドミノディレクトリのインフォボックスの [設計] タブをクリックし、[テンプレートから設計を引き継ぐ] のチェ
ックボックスを解除します。
7. ドミノ デザイナーを終了します。
8. 設計を変更したドミノディレクトリのレプリカを cc:Mail to ノーツマイグレーションツールを動作させるドミノ
R4.x サーバー上に作成します。
9. 管理者クライアントデータペース (ccseta.nsf) を cc:Mail to ノーツマイグレーションツール R4.x のインス
トールされたコンピュータ上で設定し、移行を行います。
- 141 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
日本語全文検索機能
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
日本語対応版全文検索エンジン(GTR)で作成された索引の更新に
ついて
ノーツ・ドミノ R4.5, R4.6 に同梱されている日本語対応版全文検索エンジン(GTR)で作成された索引の更新に
ついて
(標準版に関するヘルプ中の記述)
R5 に更新すると、データベースの複製やローカルにあるデータベースの索引を作り直す必要があります。
(日本語対応版についての追記事項)
標準版と同様の手順で、日本語対応版の索引も作り直す必要があります。
(標準版に関するヘルプ中の記述)
R5 に更新すると、ドミノ サーバーにより R4.6 のデータベース索引が検索され、自動的に R5 に更新されま
す。この更新中に検索を実行しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
(日本語対応版についての追記事項)
標準版と同様に日本語対応版の索引もR5に自動的に更新されます。
- 142 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ドミノディレクトリ日本語拡張機能
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
ドミノディレクトリ日本語拡張機能の利用について
ドミノディレクトリ日本語拡張機能(DJX) を利用してユーザー操作をする場合
ユーザーの登録、名称の変更、削除などを行う場合にはシステム管理データベースが必要になります。また
認証ログデータベース (certlog.nsf) も作成しておかなくてはなりません。これらを作成しないで DJX のこれら
の機能を使用した場合、サーバーのクラッシュを含む予期しない結果を招くことがあります。
ドミノディレクトリ日本語拡張管理ツール (DJX管理ツール) に関する制限事項
l
グループ選択リクエストの条件 1 を指定しないままグループ選択マスターを作成すると、DJX 管理データ
ベースのビュー上で選択条件が表示されません。
l
グループ選択リクエストにまったく条件を指定しない場合に、グループ選択マスターが作成できてしまい
ます。このグループにはユーザーは含まれません。
l
部署リクエストでグループ名を指定し、グループタイプを空白にした場合に、DJX 管理データベース上で
はグループタイプが「不明」と表示されます。また、このグループはドミノディレクトリに作成されません。
l
CSV ファイルから部署を読み込む際に、グループ名の指定がなくてもグループタイプの指定ができます。
この場合、グループ文書の作成は行われません。
l
CSV ファイルから作成したリクエストをノーツクライアント上で編集しなおしてから実行すると、ログビュー
に作成者の名前が表示されません。
l
CSV ファイルからユーザー変更リクエストを読み込む際に、インターネットパスワードに全角文字を指定
してもエラーが表示されず、全角文字をパスワードに指定するリクエストが作成されてしまいます。
- 143 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
Web サーバー
ドミノ サーバー
ドミノ Web サーバー SSL 管理の日本語使用に関する制限
キーリングファイル名と識別名
キーリングファイル名、識別名の各項目の指定には、半角英数字以外の文字を使用できません。
- 144 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
移行ツール
ドミノ管理クライアント
メールの移行ツールのサポートについて
本リリースに同梱されている移行ツール (cc:Mail, Microsoft Mail, Exchange, GroupWise 4, GroupWise 5,
Netscape, Microsoft Schedule+, OnTime, Organizer, Eudora Pro) は、移行元システムのデータに日本語が含
まれている場合には正しく動作いたしません。
ロータスカスタマーサポートは、これらのツールに関してサポートを行っておりません。
『R5 システム管理者ヘルプ』には、cc:Mail, Microsoft Mail, Exchange, Windows NT ユーザー, LDIF からの移
行ツールのみについて記載されています。
Eudora Pro, GroupWise 4, GroupWise 5, Microsoft Shcedule+, OnTime, Organizer, Netscape からの移行ツー
ルに関するヘルプの記載はありません。
- 145 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ノーツ関連製品
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ノーツ 関連製品等のノーツ R5/ドミノ R5 上での動作状況
ロータスでは既存のノーツ/ドミノ R4.x 対応製品をノーツ R5/ドミノ R5 上で動作検証を行っております。
以下のマトリックスは既存のノーツ/ドミノ R4.x 対応製品の R5 上での動作状況(99/04/15 現在)は以下のよ
うになります。
(99/04/15 現在)
分類
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
製品名
ロータス eSuite Devpack R1.5
ファーストステップキット R4.5, R4.6
1-2-3 98
アプローチ 98
フリーランス97
ワードプロ 97
スマートセンター 97
オーガナイザー 97
スクリーンカム 97
ロータス コンポーネンツ R2.0
動作状況
Notes R5 Ready!
ロータス スーパーオフィス98に含まれる製品のうち1-2-3
98, アプローチ 98, フリーランス97, ワードプロ97, スマートセ
ンター 97, スクリーンカム 97 はノーツ R5/ドミノ R5 に対応
しておりません。 ノーツ R5/ドミノ R5 対応モジュールに関
しましてはロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/)
より情報を提供させていただきます。
ロータス コンポーネンツ R2.0 はノーツ R5/ドミノ R5 に対応
しておりません。 ノーツ R5/ドミノ R5対応モジュールを提供
に関しましてはロータスホームページ (
http://www.lotus.co.jp/) より提供させていただきます。
2
ロータス ノーツティッカー R1.0
ノーツティッカーはノーツ R5/ドミノ R5 に対応しておりませ
ん。 ノーツ R5/ドミノ R5対応モジュールを提供に関しまして
はロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/) より情
報を提供させていただきます。
2 または ロータス ノーツメイト R1.0
ノーツメイト R1.0 はノーツ R5/ドミノ R5 上では正常に動作
3
しません。ノーツ R5/ドミノ R5 に対応した最新バージョンの
リリースに関する情報は近日中にロータスホームページ (
http://www.lotus.co.jp/) より提供させていただきます。
3
ロータス ノーツ ODBC ドライバ
ノーツ ODBC ドライバ R2.04はノーツ R5/ドミノ R5非対応
R2.04
製品のため、ノーツ R5/ドミノ R5対応のノーツ ODBC ドライ
バ R2.05 の提供を行う予定です。
3
ロータス ノーツポンプ R2.5
ノーツポンプ R2.5はドミノ R4.5/R4.6対応製品です。ノーツ
ポンプ次期バージョンにてR5対応を行なう予定です。
3
ロータス ラーニングスペース R2.5 ラーニングスペース R2.5はノーツ R5/ドミノ R5 上では動作
しません。
ノーツ R5/ドミノ R5 上で動作する最新版の提供に関する
情報はロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/) よ
り提供させていただきます。
3
ロータス イージーシンク R2.0 (ザウ イージーシンク R2.0 ザウルス対応版はノーツ R5/ドミノ R5
ルス版)
上では動作しません。ノーツ R5/ドミノ R5対応版に関する
情報はロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/) よ
り提供させていただきます。
3
ロータス イージーシンク R2.0 (パー イージーシンク R2.0 PaimPilot対応版は、Workpad日本語
ムパイロット版)
版に同梱されている製品を含めてノーツ R5 上では動作し
ません。ノーツ R5対応版に関する情報はロータスホーム
ページ (http://www.lotus.co.jp/) より提供させていただきま
す。
3
ロータス ポケットベルゲートウェイ ポケットベルGW R2.03はドミノ R5 上では動作しません。
R2.03
ロータスではドミノR5対応版に関する情報をロータスホーム
ページ (http://www.lotus.co.jp/) より提供させていただきま
す。
3
ロータス ドミノ FAX サーバー R4.5a ドミノ FAX サーバー 4.5a はノーツ R5/ドミノ R5 上では動
作しません。
ただし、ノーツ クライアント R4.6.x とドミノ サーバー R5 との
組み合わせでは動作します。
ノーツ R5/ドミノ R5対応版に関する情報はロータスホーム
ページ (http://www.lotus.co.jp/) より提供させていただきま
す。
3
ロータス ドミノ FAX サーバー R4.5 ドミノ FAX サーバー for SME はノーツ R5/ドミノ R5 上では
for SME
動作しません。ノーツ R5/ドミノ R5対応版に関する情報は
ロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/) より提供さ
せていただきます。
- 146 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
3
ロータス ドミノワークスペース
R1.0/R2.0
3
3
ロータス ドミノドック 1.x
ロータス ドミノドック 2.0 non-retail
4
ロータス ノーツカレンダービュー
ワー R2.0
5
5
5
5
5
ロータス ノーツビュー R4.6
ノーツ SAP LSX 開発ガイドブック
ドミノマーチャント
ロータス ウェブリケータ
ロータス ノーツ InfoMail ゲートウェ
イ
インスタント・チームルーム R1.1
FrontPage コネクター
ロータス ネットオブジェクツ フュージ
ョン コネクター R1.1
Lotus LSCube R2.0
ノーツドミノ 会計/給与連携パッ
ケージ
5
6
6
6
6
ドミノワークスペース R1.0/R2.0 はノーツ R5/ドミノ R5 上で
の動作検証を行っておりません。R5対応バージョンに関す
る情報はロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/)
より提供させていただきます。
ノーツ R5/ドミノ R5 上ではドミノドック 1.xを動作検証を行い
ません。ロータスではノーツ R5/ドミノ R5 対応版のドミノドッ
ク最新バージョンを開発中です。最新情報はロータスホー
ムページ (http://www.lotus.co.jp/) より提供させていただ
きます。
ノーツカレンダービューワー R2はノーツ R5/ドミノ R5上で
の動作しません。ノーツR5にはグループスケジュールの機
能が追加されましたので、そちらをご利用ください。
ノーツ R5/ドミノ R5上での動作検証を行っておりません。
ノーツ R5/ドミノ R5 上では動作しません。
現在ノーツ R5/ドミノ R5 との間での動作検証を行っており
ます。
検証結果はロータスホームページ (http://www.lotus.co.jp/
) より提供させていただきます。
分類 :
1 : Notes R5 READY! (ノーツ R5/ドミノ R5 との組み合わせでの動作上の問題がない。)
2 : 既存のアプリケーションにアップデートモジュールの提供が必要な製品
3 : 新規バージョンでノーツ R5/ドミノ R5 対応を計画している製品
4 : 対応予定はありませんがワークアランドが提示できる製品
5 : 検証・対応予定はありません。
6 : 現在検証中です。
- 147 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
インポート/エクスポート
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ノーツ R5 でインポート/エクスポート可能なファイルフォーマッ
ト
ノーツ R5 では以下の日本語ファイルフォーマットに関してインポート/エクスポートが可能です。
○
×
---
: 動作可能です。
: 動作上の問題が一部あります。
: 対応フィルターがありません。
1-2-3 (WK4)
Ami Pro
Wordpro 96
Wordpro 97 powerup
MS-Excel 4.0
MS-Excel 5.0
MS-Word 6.0
ASCII Text
Rich Text Format
HTML (SJIS)
HTML (EUC)
HTML (JIS)
Binary with text
GIF
CGM Image
PCX Image
TIFF 5.0 Image
インポート
○
○
×
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
- 148 -
エクスポート
--○
--------×
○
○
--------------○
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
検索
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
添付ファイルの検索
ノーツ R5 ではリッチテキストフィールドに添付されたファイル内の文字列を検索することができます。
以下の日本語ファイルフォーマットに関して検索の可否を検証しています。
プラットフォーム
1-2-3 98 (.123)
1-2-3 (WK4)
アミプロ
ワードプロ 96
ワードプロ 97 パワーア
ップ
フリーランス 96
フリーランス 97 パワー
アップ
一太郎 6.3
Microsoft Excel 95
Microsoft Excel 97
Microsoft Word 95
Microsoft Word 97
Microsoft PowerPoint 95
ASCII Text
リッチテキスト形式
HTML (SJIS)
HTML (EUC)
HTML (JIS)
Adobe Acrobat
W32-Intel (詳細)
○
○
○
○
○
添付ファイル
W32-Intel (簡易)
○
○
○
×
×
UNIX
○
○
○
×
×
○
○
×
×
×
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
×
○
○
×
○
×
○
○
×
○
×
×
×
○
○
×
○
○
×
○
×
○ *1
○ *1
×
×
*1 UNIX での HTML ファイルの検索は、OS の言語設定の影響を受けます。
OS の言語設定を SJIS にすると、SJIS の HTML ファイルは検索可能であり、
言語設定を EUC でにすると EUC の HTML ファイルが検索できます。
その他の組み合わせ(たとえば言語設定 EUC, SJIS HTML ファイルの検索)での検索はできません。
- 149 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
インテグレーション
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ノーツ/FX、OLE に関する動作状況
ノーツ R5 を使用して既存のアプリケーションとの間でのデータ交換を容易に行うことが可能です。
ノーツ R5 と既存のアプリケーション、またノーツ R4.x と既存のアプリケーションで構成された既存の資産が
ノーツ R5 上で動作することを、以下の日本語アプリケーションに関して動作検証しております。
○ : 動作上問題はありません。
--- : 未検証
(99.04.06 現在)
製品名
1-2-3 98 (.123)
1-2-3 (WK4)
Lotus PIC
アプローチ 98
アミプロ
ワードプロ 96
ワードプロ 97 パワーアップ
フリーランス 96
フリーランス 97 パワーアップ
一太郎 8
一太郎 9
Microsoft Excel 95
Microsoft Excel 97
Microsoft Word 95
Microsoft Word 97
Microsoft Word 98
Microsoft PowerPoint 95
Microsoft PowerPoint 97
富士通 OASYS V6
ノーツ/FX
○ *1
----○ *1
----○ *1
--○ *1
---------------------
*1 一部障害があります。
- 150 -
OLE2
○
----○
--○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○ *1
○
○
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ビューアー
ノーツ クライアント, ドミノ サーバー
ノーツ R5/ドミノ R5 上でのファイルビューアー機能がサポート
する日本語ファイル形式
ノーツ R5 では以下の日本語版ファイル形式に関してファイルビューアー機能をサポートしております。
○ : 動作上問題はありません。
× : 動作しません。
ファイル形式
1-2-3 98 (.123)
1-2-3 2000 (.123)
1-2-3 (WK4)
アミプロ
ワードプロ 96
ワードプロ 97 パワーアップ
フリーランス 96
フリーランス 97 パワーアップ
Microsoft Excel 95
Microsoft Excel 97
Microsoft Word 6.0
Microsoft Word 7.0
Microsoft Word 95
Microsoft Word 97
Microsoft PowerPoint 95
Microsoft PowerPoint 97
ASCII Text
リッチテキスト形式
HTML (SJIS)
HTML (EUC)
HTML (JIS)
CGM Image
WMF
ZIP
ビューアー
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
×
○
○
- 151 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
テンプレート
ノーツ クライアント
ニュースレターエージェントで作成された文書について
ニュースレターエージェントが作成し送信するメールの本文中、[Search Results]、[Link]、[Title] の3個所が
英語のままで表示されます。
- 152 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ノーツビュー
ドミノ サーバー
ドミノ SNMP エージェント
ドミノ SNMP エージェント
ドミノ サーバー R5 上で動作します。本製品に同梱されたドミノ SNMP エージェントをドミノ サーバー R5上で
稼動させることによりノーツ クライアント R4.6.X上のノーツビュー管理クライアントから SNMP を使ったサー
バー監視が可能になります。
- 153 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
テンプレート
ドミノ管理クライアント, ドミノ デザイナー, ノーツ クライアント, ドミノ サーバー
ドミノディレクトリの [ユーザー] ビュー、[グループ] ビューに
ついて
ドミノディレクトリの [ユーザー] ビューと [グループ] ビューのビューの名前は、ドミノ管理クライアントを使用し
た際に発生する問題を回避するため、それぞれ People、Groups と英語のままとなります。
- 154 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Oracle Connector がプロシージャのパラメータを名前で転送しま
す
ドミノ基幹連携サービス (DECS) およびドミノ コネクタ LSX で提供された Oracle Connector では、ストアドプ
ロシージャのパラメータを名前で転送します。したがって、Oracle パラメータは RealTime アクティビティのフ
ィールド位置ではなく、RealTime アクティビティで定義されたフィールド名と一致しなければなりません。
Oracle Connector の旧バージョンでは、フィールド位置を使ってパラメータをストアドプロシージャへ転送しま
す。
- 155 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
LDAP クライアント検索に対する全文索引の更新
LDAP クライアントを使用してローカルのアドレス帳を検索する場合、エントリの追加または編集を行った後、
ローカルのアドレス帳の全文索引を更新する必要があります。
- 156 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ノーツ LDAP クライアントの参照追跡
ノーツ クライアントはアカウント文書を使用して LDAP サーバーへの接続を設定します。 LDAP サーバーで
一致する結果が見つからずに LDAP 参照を返す場合は、ノーツ クライアントは LDAP v.3 サーバーだけを追
跡して一致する結果を検索できます。LDAP v.2 サーバーから検索するには、ユーザーのアカウント文書を追
加してこれらのサーバーに直接接続します。 ノーツ クライアントが複数の LDAP v.2 サーバー参照を受け取
った場合は、クラッシュします。
- 157 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
LDAP クライアントを使用したローカルアドレス帳の検索
検索情報が適切に定義されていない場合に過度のエントリを生成すると、LDAP クライアントはエントリのす
べてを表示しない可能性があります。
電話番号のセパレータは異なる場合があるので、連続する数字のセットを検索するのが最適です。
たとえば、(123) 456-7890 などの電話番号を検索する場合は、市外局番 123 または市内局番 456 を検索し
ます。
LNOL44BQPN, DJOS45ZR3C
- 158 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
LDAP クライアントでのインターネット認証を介したユーザー認証
LDAP アカウントレコードが [オプション]フィールドで、「SSL」および「要求時に SSL 証明書を送信する」を有
効にして設定されていて、さらに「SSL 認証を先に行う」を有効にすると、クライアントは SSL ネゴシエーション
中に渡されたインターネット認証で提供される証明書を使用して LDAP サーバーで認証できます。
- 159 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
マッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書のアッ
プグレード
これまでのリリースでは、ドミノ Web サーバー設定データベース (DOMCFG.NSF) を使用して、ドミノ Web
サーバー上の URL のマッピングとリダイレクトを行い、仮想サーバーをセットアップしました。今回のリリース
では、マッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書はドミノディレクトリに保管されています。ドミ
ノでは、サーバーを初めて起動した後に既存のマッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書が
移行されます。マッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書は、ドミノ管理クライアントの [設定]
タブにある [Web] - [Web サーバー設定] ビューに表示されます。NOTES.INI ファイルの DominoConfigLevel
変数は、文書がアップグレード済みかどうかを示します。またこの変数は、domino¥adm-bin ディレクトリ用の
ファイル保護文書が作成済みかどうかも示しています。
DominoConfigLevel の次の値に設定されます。
1 -- ドミノ Web サーバー設定データベース (DOMCFG.NSF) 内のマッピング/リダイレクション文書および
l
仮想サーバー文書はアップグレード済みですが、domino¥adm-bin 用のファイル保護文書は作成されて
いません。
2 -- domino¥adm-bin 用のファイル保護文書は作成済みですが、ドミノ Web サーバー設定データベース
l
(DOMCFG.NSF) 内のマッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書はアップグレードされて
いません。
3 -- ファイル保護文書作成もドミノ Web サーバー設定データベースのアップグレードも完了しています。
l
ドミノ Web サーバー管理ファイルへのアクセスの制御や、マッピング/リダイレクション文書の移行に関する問
題のトラブルシューティングに DominoConfigLevel の設定を使用してください。NOTES.INI ファイルのこの設
定は変更しないでください。
アップグレードの詳細については、『移行ガイド』 または 『R5 システム管理ヘルプ』 を参照してください。
- 160 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
設定文書にフィールドが欠落しているときのルーターエラー
サーバーコンソール上にメッセージ「Router: Unable to update field MTENABLED. Received error: Item not
found」がレポートされるのは、メッセージトラッキングに必要な項目が欠落していることが原因です。この状況
は、既存のサーバー設定文書を持つ R4.x サーバーからアップグレードしたときに発生します。その文書に
は、メッセージトラッキングに関連する新しい項目が含まれていないためです。このメッセージが表示されない
ようにするには、サーバー設定文書を開いて保存します。このアクションによって、欠落している項目が文書
に追加されます。
GHED45TM76
- 161 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
システム管理要求データベースへのユーザー作成者アクセス
現在、多くのドミノサイトでは、システム管理要求データベースへのアクセスを管理者に限定しています。R5
では、メールファイル代理人、メールファイル移動、およびユーザーライセンスの種類の変更に関連するシス
テム管理要求は、ノーツユーザーによって作成されます。新機能を利用するためには、ユーザーがシステム
管理要求データベースに対して作成者アクセスを行える必要があります。
- 162 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Reporter タスクが Collect タスクに置き換えられました
R5 の Collect タスクは、Reporter タスクと R4.x の Collect タスクの両方の機能を果たすようになりました。
R4.x サーバーで Reporter タスクを実行していたユーザーは、統計イベント、アラームおよび統計レポートを
[統計レポート] データベース(STATREP.NSF)で生成するには、Collect タスクを実行する必要があります。
R4.x から R5 へのアップグレードを実行するときに、Reporter タスクは NOTES.INI から自動的に削除されて、
新しい Statistic Collector (Collect) タスクを含む新機能をサポートするために、[統計 & イベント] データ
ベース(EVENTS4.NSF) の設計がアップグレードされます。
- 163 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
COLLECT4.NSF が EVENTS4.NSF にアップグレードされません
R5 統計収集 (Collect) タスクは [統計レポートの設定] データベース (COLLECT4.NSF) を使いません。[統計
レポートの設定] データベースで作成された統計モニターは、R4.x から R5 へのアップグレード後に [統計 &
イベント] データベース (EVENTS4.NSF) で作成し直す必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
古い [Stats タスクのメール受信] データベースと文書の削除
R4.x から R5 にアップグレードすると、新しく [Stats タスクのメール受信] データベース文書と、それに関連し
た [Stats タスクのメール受信] データベースが自動的にドミノサーバーに作成されます。これは必ずしも必要
ではありませんが、R4.x バージョンの両項目を削除できます。
[Stats タスクのメール受信] データベース文書を削除するには、サーバーのドミノディレクトリ (NAMES.NSF)
を開いて [サーバー] - [メール受信データベースとリソース] ビューを開きます。削除できる R4.x [Stats タス
クのメール受信] データベースが次のように表示されます。
タイトル: <ServerName/Organization> Stats
ファイル名: STATSnnn.NSF
注意: statsnnn.nsf の「nnn」は 3 桁の数字であることに注意してください。
データベース自体を削除するには、[ファイル] - [データベース] - [開く] を選択し、ブラウズしてデータベース
を探します。データベースを開いたら、[ファイル] - [データベース] - [削除] を選択します。データベースが現
在開かれているため、後で削除されますという旨のメッセージが表示されます。データベースを閉じると、デー
タベースが削除されます。
新しい R5 [Stats タスクのメール受信] データベースは次のとおりです。
タイトル: <ServerName> Stats/<OrganizationName>
ファイル名: STATMAIL.NSF
MROE45KSBA
- 165 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
R4.x からのアップグレード後にイベントモニターが機能しません
R4.x イベントモニターが、R5 へのアップグレード後に作動しない場合があります。すべての R4.x イベントモニ
ターはアップグレード時に R5 イベント通知に変換されて、[統計 & イベント] データベース (EVENTS4.NSF)
の [イベント通知] ビューに置かれます。イベントのログが記録されなくなった場合は、各 [イベント通知] を開
き、編集して保存することが必要です (変更は不要です)。
MROE45X5DC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
Web ページの同時呼び出し設定
R5 では、クライアントとサーバーの両方で Web ページの同時呼び出し設定のデフォルト値が新しい値に更新
されています。以前のリリースや R5 ベータ版からアップグレードした場合は、設定を変更して R5 のデフォル
ト値を反映する必要があります。
ノーツ クライアントの場合、[ファイル] - [プリファレンス] - [ロケーション...] を選択し、[詳細] - [Web ナビゲー
タ設定] タブの [同時に処理できるリトリバーの最大数:] フィールドをデフォルトの 15 に設定します。
ドミノ サーバーの場合、サーバー文書の [サーバータスク] - [Web Retriever] タブの [同時に処理できる
Retriever 数:] フィールドをデフォルトの 50 に設定します。
- 167 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメインカタログの ACL
R4.x の標準のカタログ(CATALOG.NSF)を R5 のドメインカタログにアップグレードする場合に、ドメインカタロ
グの ACL が正しく設定されないことがあります。ドメインカタログの ACL に次のエントリがあることを確認して
ください。
LocalDomainCatalogServers
LocalDomainServers
編集者
編集者
PMGL45QRW6
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
R5 ベータ版の [空き時間情報] データベースの削除
R5 の [空き時間情報] データベース(BUSYTIME.NSF と R5 クラスタサーバー用の CLUBUSY.NSF)の形式
には変更点があります。R5 のいくつのかのベータバージョンで作成した [空き時間情報] データベースに古い
日付や不正確な日付が残ることがあります。ドミノ システム管理者は、R5 のベータテストに使用した R5 サー
バーにある [空き時間情報] データベースを手動で削除してください。スケジュールマネージャタスクを初めて
起動する前に、CLUBUSY.NSF(クラスタサーバー)か BUSYTIME.NSF(非クラスタサーバー)を削除するだけ
で構いません。
この作業は、サーバーを R5 のベータ版から正規の R5 にアップグレードするとき一度だけ行います。
- 169 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
SMTP MTA を使用するサーバーのアップグレード
SMTP MTA を使用している R4.x サーバーを R5 にアップグレードした場合、プログラムファイル
NSMTPMTA.EXE および NOTES.INI ファイル設定 ServerTasks=SMTPMTA は自動的に削除されません。ド
ミノディレクトリからプログラムファイルを、また NOTES.INI ファイルから設定を手動で削除する必要がありま
す。
HNAA46FB44
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
Web アプリケーション中の背景図形
背景図形のオプションである [図形をタイル表示にしない] は、Web アプリケーションでは動作しませんが、
ノーツ クライアントのアプリケーションでは動作します。
LDEY45PQ35
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ノーツ クライアント中の埋め込みナビゲータ
埋め込みナビゲータは、ノーツ クライアント R5 ではサポートされていません。同等の機能を実現するために
は、ノーツ クライアント用のアプリケーションでイメージマップの機能を使ってください。
KSOA43NRPH
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
埋め込みアウトラインには、現在のデータベースへのリンクは表
示されません
アウトライン中に、現在のデータベースへのリンクを設定している場合、そのアウトラインがページやフォーム
に埋め込まれた時には現在のデータベースへのリンクが表示されません。
VMAA457N68
- 173 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
NOTES.INI における環境変数
環境変数の名前は、NOTES.INI ファイル内で 62 文字未満にすることをお奨めします。
環境変数の名前を 62 文字に設定すると、NOTES.INI が非常に大きくなるため、パフォーマンスが低下しま
す。これが原因で、アプリケーションが異常終了する場合もあります。
この現象が起こったら、環境変数の名前を 62 文字未満に制限して、環境変数を手動で消去します。
CRAO3V2JK6
- 174 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
複数値を区別して表示するにはソートが必要です
ビューの列プロパティ [複数値を区別して表示] がマークされているが、ビューのどの列もソートされていない
場合、文書ごとに複数の値の内の 1 つだけが表示されます。複数値を区別して表示するには、複数値を含
む列をソートする必要があります。
HARL44JSDE
- 175 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
フレームセットが含まれたデータベース設計の置換や更新
フレームセットが含まれたテンプレートを使って、データベース設計を置き換えるか更新するときは、一度デー
タベースを閉じて開き直すと新しい設計が表示されます。
AGRS45WNET
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
イメージリソースが Web ブラウザで表示されません
名前にプラス記号 (+) が含まれるイメージリソースが Web ブラウザで表示されません。この問題を修正する
には、イメージリソース名からプラス記号 (+) を取り除きます。たとえば、my+picture.gif は mypicture.gif とし
ます。
MJON45SSUZ
- 177 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
フレームセットの問題
l
l
l
l
フレームセットのプロパティに 64 文字を超える別名が含まれる場合は、フレームセット名を編集できませ
ん。
データベースの起動オプションが「指定のナビゲータを画面いっぱいに表示する」に設定されている場
合、フレームセットではノーツのプリビューが機能しません。
データベースの起動オプションが「指定のフレームセットを開く」に設定されている場合、フレームのマー
ジン幅属性はノーツクライアントによって無視されます。
フレーム内の特定要素の要素属性 (フォーム、ページ等) を切り替える際のエラーを避けるには、初めに
Value フィールドをクリアしてください。
KSOA3XBQUZ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ナビゲータからフォームへのホットスポットのコピー
フォームに呼び出したナビゲータが含まれ、そのナビゲータにロータススクリプトのアクションが含まれる場合は、ナビ
ゲータを呼び出した後でフォームのホットスポットを編集する必要があります。クリックアクションで、「Source As
Navigator」 を「Source As Button」に置き換えます。フォームを再保存するとロータススクリプトが機能します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
アニメーション GIF を表の背景に使う
アニメーション GIF を表の背景に使うとステーショナリーになります。
SCGN3ZYR7S
- 180 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ナビゲータで URL を開くシンプルアクション
ナビゲータで URL を開くシンプルアクションを使用する場合は、URL を入力する必要があります。
URL リンクを指定しないと、アプリケーションでリンクをクリックしたときにノーツ クライアント
がクラッシュします。
VMAA44YKWK
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ノーツの分類された埋め込みビュー
[単一カテゴリの表示] オプションがオンになっている分類された埋め込みビューをノーツでプリビューする場
合に、カテゴリが省略されていると埋め込みビュー内の文書は表示されません。埋め込みビュー内の文書を
表示するには、カテゴリを展開します。
この現象はノーツ クライアントでも起こります。たとえば、データベースを埋め込みビューに開いてカテゴリを
省略します。埋め込みビューを含むフォームで文書を作成します。このとき、埋め込みビューに文書は表示さ
れません。
VMAA443TRC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ビューでの複数の通貨とユーロのサポート
R5 では、ユーロを含む複数の通貨を扱えるアプリケーションを作成できます。これらの通貨の金額や記号
は、ロケール設定やオペレーティングシステムのデフォルトの通貨記号とは独立しています。
フォームを作成するとき、フィールドのプロパティインフォボックスで通貨フィールドを定義できます。通貨フ
ィールドを定義するとき通貨記号を選択します。通貨記号を選択すれば、このフィールドには必ず通貨記号と
通貨金額が一緒に表示されます。
R5 で、ビューに通貨フィールドの金額を表示する方法は以前とは異なっています。ビュー列に通貨フィールド
を表示するには、ビューに日本円を表示する次の例の列式に類似した列式を使用します。
@If(JapaneseCurrencyValue!="";"¥"+@Text(JapaneseCurrencyValue;"F,2");"")
JapaneseCurrencyValue はフォームのフィールド名で、"F,2" は精度が2桁の固定長形式を設定する文
字列です。
ビュー列は右揃えに設定して金額の桁が正しく揃うようにします。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
アウトラインエントリの問題
l
l
l
フィールド値に基づく非表示式を含むアウトラインエントリは、フィールド値に関係なく表示されます。アウ
トライン自体の非表示式は機能します。
ワークスペースよりも大きいアウトラインの下部からエントリを削除し、[ホーム] や [上に戻る] などを使
用してアウトラインのトップに戻ると、アウトラインに欠落箇所ができます。アウトラインを省略してアウトラ
インのサイズを小さくしても同じ現象が起こります。エントリを再表示するには、矢印キーを使用してエント
リが欠落している領域を超えてアウトラインを上限にスクロールします。
現在のユーザーが一度も開いたことがないデータベースをポイントするアウトラインエントリで、そのデー
タベースを初めて開くことはできません。
VMAA44DJ64
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
フォルダビューリンクのアウトラインへの貼り付け
フォルダをビューリンクとしてコピーしてアウトラインにエントリとして貼り付けると、このエントリは自動的にビ
ューとして分類されます。このアウトラインをクライアントで使用するとき、ドラッグアンドドロップなどのフォルダ
操作は機能しません。
フォルダのアウトラインエントリを作成するには
1.
2.
3.
4.
5.
アウトラインに新規エントリを作成します。
(省略可能)エントリにラベルと別名を付けます。
最初の [種類] リストから [名前付き設計要素] を選択します。
最初のリストの右に表示される2番目の [種類] リストから [フォルダ] を選択します。
[値] ボックスの隣のフォルダのアイコンをクリックします。
6. [フォルダ] リストからフォルダ名を選択します。
DCOY44Y8NQ
- 185 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
共有フォルダリストやフォルダ移動リストに表示される個人フォ
ルダ
共有フォルダリストやフォルダ移動リストに個人フォルダが入れ子になって表示されるのを防ぐには、一番上
レベルの個人フォルダを最初に作成してから、サブレベルの個人フォルダを作成します
JSTH464P9F
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
種類が [共有、個人] のビューがアウトラインで更新されない場
合
種類が [共有、個人] のビュー用のアウトラインエントリがあるアウトラインには placeholder を含めておかな
ければなりません。省略するとエントリは更新されません。
VMAA45NLX7
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
レイアウト領域内のフィールドの幅の属性が編集後にグレー表示
されます
レイアウト領域内のフィールドの幅を変更した場合、フィールドのプロパティインフォボックスの [幅] の属性が
100 になり、グレー表示されます。正しい値を表示したり値を編集するには、[幅] ボックスをクリックします。
LDEY468MK3
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
日本語版 Windows NT ではユーロ通貨記号が表示できません
日本語版 Windows NT 上のドミノ デザイナーでは、フィールドのプロパティインフォボックスに、ユーロ通貨の
実際の記号は正しく表示されません。これは Windows NT システムの制限です。クライアントの実際の文書で
は記号は正しく表示されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
カンマを含む複数値区切り文字
読者型または名前型の複数値フィールドを作成するときに、開発者が区切り文字としてカンマを選択肢から
削除した場合、フォームを保存すると削除した選択肢は再び追加されます。ノーツ クライアントのユーザーが
名前、カンマ、および次の名前の前に改行を入力すると、改行の後ろに入力した名前はすべて失われます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
UNIX ではインストール時にデフォルトのユーザーとグループを使
用できません
R5 以前では、デフォルトのユーザー「notes」とデフォルトのグループ「notes」 を使用して、UNIX にインストー
ルできました。R5 では、これらのデフォルトは機能しないため、サーバーは起動しません。インストールのデフ
ォルトを、ユーザー名とユーザーグループに変更する必要があります。
- 191 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ロングディレクトリネームが含まれるドライブへのインストール
について
サードパーティ製ソフトウェアの問題により、Windows 95 または Windows 98 ファイルシステムにインストール
キットがあり、パスに (8文字を超える) ロングディレクトリネームが含まれる場合には、Windows NT でインス
トールプログラムを実行することはできません。
たとえば、次のようなディレクトリパスではインストールが機能しません。
f:¥download¥Notes¥NotesR5_client¥
この問題を回避するには、パス名を次のような DOS 互換形式に変更します。
f:¥download¥Notes¥NotesR~1¥
NSHS3YCDV5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
マスターアドレス帳テンプレートはインストール時に削除されま
す
マスターアドレス帳テンプレート (MAB45.NTF) は、サーバーのインストール中に削除されます。このテン
プレートをカスタマイズしていて変更を保存しておきたい場合は、ドミノ R5 をインストールする前に安全な
場所にコピーしてください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
NT サービスとしてのドミノのインストール
ドミノサーバーを NT サービスとしてインストールする場合は、サービスを起動する前に、サーバーを設定する
必要があります。設定の前にサービスを起動しようとすると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
Services: Could not start the Lotus Domino Server <サーバー名> service on ¥¥<ローカルホス
ト>
Error 2140. An internal Windows NT error occurred.
注意:
注意 <サーバー名> は、パーティションサーバーのインストールでのみ表示されます。
このエラーが表示された後にサーバーを設定しようとすると、設定クライアントの実行後に次のメッセージが
表示されます。
デスクトップファイルが開けません。ノーツは前回のセッションで異常終了しています。 ログオフ
またはシステムをシャットダウンしてからノーツを再起動してください。
先に進む前に Windows NT をリブートする必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
インストール時のデータ転送エラー
Windows 95/98/NT のインストール時に [データ転送エラー] ダイアログボックスが表示されたら、インストー
ルを中止して他のアプリケーションすべてを終了してください。ほとんどの場合、これはインストールプログラ
ムが更新しようとする .DLL (Dynamic Link Library) ファイルが使用中のために起こります。システムをログオ
フしてインストールを再開する前にログインし直すのも有効な方法です。
[データ転送エラー] ダイアログボックスの例
データ転送エラー情報
ComponentError returned the following data transfer error.
Setup will now abort.
Media Name: DATA
Component: Domino as an NT Service
File Group:
File:
Error Number: -105
TAN45S6NJ, PEN45VW3X
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ノーツ クライアントのアップグレードインストール
アップグレードインストールでは、既存のノーツ クライアント、NOTES.INI、データベースをアップグレードする
方法がサポートされています。これ以外の方法でアップグレードを行う場合、次のような作業が必要になりま
す。
1. ユーザーのファイル検索パスのどこかにすでにノーツがインストールされている場合は、インストールプロ
グラムにより、既存の NOTES.INI ファイルは NOTES.00x というファイルに変更され、プログラムディレクト
リにデフォルトの NOTES.INI ファイルが新たに作成されます。アップグレードインストールを継続する前
に、NOTES.00x ファイルの名前を NOTES.INI に戻し、プログラムファイルに移動して、インストールプロ
グラムが作成したデフォルトの NOTES.INI ファイルに置き換える必要があります。
2. ノーツ R5 をインストールする前に、すでにインストールされているノーツ クライアントをアンインストール
することもできますが、この場合、一部のファイルやデータベース(NAMES.NSF など)は削除されませ
ん。ノーツ クライアントをアンインストールして既存のデータベースを残す場合は、既存のデータベースと
は別の、新しいディレクトリにノーツ R5 をインストールし、インストールと設定が終了した後で、既存の
データベースを新しいノーツのデータディレクトリに移動してください。
ノーツ R5 のインストール、設定時にすでにデータベースが存在していると、NOTES.INI の再設定や削除
が実行されても、起動時のロケーションが以前のノーツ クライアントで設定したものと異なるなど、ノーツ
クライアントの起動設定で不整合が生じる可能性があります。
以前のバージョンのノーツをアンインストールし、既存の設定ファイルを削除せずに R5 をインストールす
るという方法はできるだけ避けてください。
DOG439KK6, JON469PDU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
追加サーバーセットアップのエラー
Windows プラットフォームで追加サーバーをセットアップするときに、シリアルポートを選択してからネットワー
クに戻って変更し、[終了] をクリックすると、次のエラーが表示されます。
ノーツエラー: The server name is different than the one you specified
このエラーを回避するには、ドミノを再インストールする必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Windows サーバーセットアップ - 管理ユーザーのミドルネームは
使用できません
Windows プラットフォームでのセットアップ中に管理ユーザーにミドルネームを使用する場合、そのミドルネー
ムはドミノディレクトリのユーザーレコードに追加されず、管理グループに追加されます。
回避策としては、セットアップ中に管理ユーザーにはミドルネームを使用しないことです。セットアップ後、ミド
ルネームは正しく処理されます。
TDOE46GJMK
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ドミノはパススルー HTML 内の通常テキストを前処理しません
R5 では、ドミノはパススルー HTML 内の通常のテキストを前処理しません。パススルー HTML を使用する場
合には、必要なすべての HTML を明示的に含める必要があります。
たとえば、ドミノ R5 では R4 と違って、暗示的な <BR> (行の切れ目) タグが生成されません。
R4.6 で次のようなパススルー HTML 付きのフォームを使用したとします。
[<b>Line 1
Line 2
Line 3</b>]
この場合ドミノは次のような HTML を生成します。
<b>Line 1<BR>
Line 2<BR>
Line 3</b>
R5 では、設計者がパススルー HTML に <BR> タグを入れなかったので、ドミノでは <BR>タグを入れません。
このため、この例では、Web ブラウザで行がつながって表示されます。
別の例として R4.6x では、パススルー HTML 内に URL ホットスポットを作成した場合、ドミノはアンカータグを
生成します。R5 ではドミノはアンカータグを生成しません。
JCHN3ZMLR9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Anonymous 認証がない場合の Web メールへのアクセス
Web からメールにアクセスする際、サーバー文書の Web 認証オプション [Anonymous] が「いいえ」に設定さ
れていると、名前とパスワードの入力を何度か要求されることがあります。Microscoft Internet Explorer がハ
ングアップする場合があります。
[Anonymous] が [いいえ] に設定されている場合、Web サーバー上のすべての領域で Anonymous アクセス
が禁止されます。ほとんどのデフォルトのサーバー設定では、メールファイルは「/mail」領域に保管され、Java
アプレットは「/domjava」領域に保存されます。これらは、ドミノサーバーのデータディレクトリ内にあるディレク
トリです。 「/domjava」は「domino/data/domino/java」ディレクトリを示していることに注意してください。
これは、[Anonymous] 設定がノーツデータベース (NSF) ファイルにのみ適用された R4.6 からの変更点です。
R5 では、この設定が Java アプレットファイルを含むすべてのタイプのファイルに適用されます。
サーバー文書の [Anonymous] が「はい」に設定されている場合には、余分な認証は行われません。
問題を回避するには次のことを行います。
サーバー文書で、[ポート] - [インターネットポート] - [Web] - [認証オプション] - [Anonymous] オプショ
l
ン - [Anonymous] を「はい」に設定し、すべてのドミノデータサブディレクトリをファイル保護文書で明示的
に保護します。ファイル保護文書の「デフォルト」エントリを「get」に設定すると、対応するサブディレクトリ
への anonymous アクセスが許可されます。
サーバーの Web 領域文書を作成することによって [Anonymous] の「いいえ」という設定を無効にしま
l
す。この Web 領域文書 には次の設定を適用します。
1. IP アドレスをブランクに設定
2. パスにドミノデータのフルパスを設定 (例、c:¥domino¥data)
3. ブラウザに戻す領域にサーバー領域を設定。ここで、サーバー領域の値は任意の単純な文字列に
することができます。
MQUE44T25N
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
サーブレット URL パスには小文字が含まれている必要があります
サーバー文書の [サーブレット URL パス] フィールドの値には、小文字が含まれている必要があります。この
フィールドに大文字が含まれていると、そのパスを含むすべての URL 要求で次のエラーが発生します。
Error 500: No servlet maps to URL
JCHN45TPBZ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
サーブレットではファイル保護文書は機能しません
『R5 デザイナーヘルプ』と『R5 システム管理ヘルプ』には、ファイル保護文書を使用して Java サーブレットへ
の Web クライアントアクセスを制御すると記載されています。これは、R5 では正しく動作しません。サーブレッ
トクラスファイル、アーカイブ (.JAR および .ZIP) ファイル、またはサーブレットディレクトリには、ファイル保護
文書を作成しないでください。この問題は、将来のリリースで修正されます。
JCHN3ZUPWK
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
認証機関データベースはデータディレクトリ内にある必要があり
ます
認証機関データベース (CCA50.NTF に基づく) がデータディレクトリ以外のディレクトリに格納されている場合
は、クライアント認証を要求したときに次のエラーが発生することがあります。
Error 404 "ロータス ノーツの例外: File does not exist"
JWHE45NANS
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
NNTP の問題
ノーツとドミノで NNTP (Network News Transfer Protocol) サービスを使用した場合に発生する、既知の問題
の一部を下記に示します。
アカウントを作成したニュースサーバーに 32,000 を超えるグループが含まれている場合、使用可能なグ
l
ループリストでは 32,000 件で切り捨てられます。リストが切り捨てられたことを示す警告が表示されま
す。
[ニュースグループ] ダイアログボックスで [更新] ボタンをクリックすると、[Ctrl] + [Break] キーを使って
l
更新操作を中止または取り消すことはできません。更新操作を取り消すには、[キャンセル(C)] ボタンを
使うか、[Esc] キーを押してください。
購読したいニュースグループの名前にアンパサンド (&) 文字が含まれていると、メッセージ「Invalid
l
newsgroup name」が返されます。
現在、NNTP レプリカデータベースでの全文索引の検索は、完全には機能しません。[件名] フィールドは
l
正しく検索できますが、本文のフィールドは現在では検索できません。
削除された記事を NNTP レプリカから取り出す場合は、[複製する際に複製履歴を使用する] オプション
l
を無効にする必要があります。無効にするには、NNTP アカウント文書を編集し、[詳細] タブを選択し、値
を [いいえ] に設定します。アカウント文書を保存して閉じた後、データベースを複製します。
DDEY43AJL6, GCUN42ES6K, GCUN452SHH, GCUN459K43
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
X.509 認証を追加できない
二次 (信頼された) ディレクトリにいるユーザーが X.509 クライアント認証を要求したとき、一次ディレクトリに
いる別のユーザーが同じ名前を持っていた場合、認証機関アプリケーションでは二次ディレクトリのユーザー
のユーザー文書にクライアント認証を追加できません。
CROU3RTSZN
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
サーバーワイドのカスタムエラーメッセージの問題
サーバーワイドのカスタムエラー用に設定された DOMCFG.NSF を使用する場合
l
l
Error 500 が発生したときに、ユーザーは「一般的」カスタムエラーメッセージを受け取ることになっていま
す。ところが、Web ブラウザを使って非データベースファイル (たとえば、.HTM または .GIF ファイルなど)
にアクセスしたときに Error 500 が発生すると、「一般的」カスタムエラーメッセージではなく、通常のシス
テムエラーが不正に表示されます。
サーバーワイドのカスタムエラーフォームに埋め込みビューが含まれていると、Web ブラウザを使って非
データベースファイル (たとえば、.HTM または .GIF ファイルなど) にアクセスしたときに、カスタムエラー
は表示されません。かわりに、汎用のシステムエラーメッセージを受け取ります。
DMKA45GQET
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Servlet マネージャのクラスパスの長さ
servlet マネージャのクラスパスは、サーバー文書のインターネットプロトコル -> ドミノ Web エンジン -> Java
Servlets -> 「クラスパス」フィールドに設定されます。このフィールド長の合計がおよそ 150 文字以上になる
と、servlets がロードされないことがあります。また、HTTP タスクの開始時にエラーメッセージ「Repository
doesn't exist」が表示されます。このメッセージは通常、クラスパスで指定されたパスやファイルが見つからな
いことを意味します。
JCHN464RUA
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
ノーツ Web ナビゲータの問題
l
l
l
l
l
l
ノーツ Web ナビゲータで表示可能な HTML 中のTABLE の制限は、255 行と 64 列です。これらの制限
のいずれかに違反すると、ノーツはメッセージを表示し、ページはロードされません。これらのページを表
示するには別のブラウザが必要です。
Web ページに 64K を超える JavaScript がある場合、ノーツのブラウザで表示されません。「段落やフ
ィールドは 64KB よりも大きくはできません。」 というメッセージが表示されます。これらのページを表示す
るには別のブラウザが必要です。
R4.6 サーバー Web ナビゲータテンプレートは R5 に移行しても自動的にアップグレードされません。R4.6
テンプレートの設計を置換するには、サーバー Web ナビゲータを開いて [ファイル] - [データベース] [設計の置換] を選択してサーバー Web ナビゲータ (R 5.0)を選びます。
注意: R4.6 からの一部のサンプラーセクションのリンクは使用できなくなりました。このリンクを削除する
唯一の方法は設計を置換する前に WEB.NSF を削除することです。データベースを削除したくなければ、
サンプラーからロードしないページは無視します。
フレームミングされた Web ページのコピーをノーツのネイティブなブラウザを使って転送する場合([アク
ション] - [転送] - [このページのコピーを転送])、最初のフレームだけが電子メールに挿入されます。
ノーツブラウザは Web ページで VBScript をサポートしていません。 VBScript は ActiveX コントロール
の処理に使用されます。
[アクション] - [インターネット設定] で、表示設定の HTML保存オプションを [MIME 形式のみで保存] に
設定して、HTML を正しく表示しなければなりません。ノーツ R4.6 データベースがある場合、[リッチテキ
ストのみで保存] に設定しなければならないこともあります。
SMEE462L4F, KSOA45VRL2
- 208 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
JavaScript での Microsoft Internet Explorer 3.x の問題
ドミノ R5 は、Microsoft IE 3.x でサポートされていない JavaScript を生成する、フレームセッ
トへのリダイレクションの拡張サポートを提供しています。Microsoft IE 4.x は、すべてのドミノ
R5 Web 要素を完全にサポートします。
ページを動的に生成するときに、ドミノは要求を行うブラウザのバージョンを検出できます。IE
3.x ユーザーが 3.x ではサポートされていない JavaScript 設計要素を含むページを要求した場
合、ドミノは次のエラーを生成します。
Error 500 HTTP Web Server: Your browser's JavaScript implementation does not
adequately support usage of this feature. Upgrade your browser to be able to use this
feature.
IE 3.x でサポートされていないドミノ R5 の機能
次のタイプの機能によって、ドミノは IE 3.x でサポートされていない JavaScript を自動的に生成
します。
l
「Web アクセス:ページ生成時に JavaScript を使用」データベースオプションが有効化され
ている。
l
設計要素の [起動時のプロパティ] の [設計したフレームセットを開く] オプションなど、フ
レームセットへの URL リダイレクションを発生させるオプションが選択されている。
l
URL ターゲットが次のような式によって定義されている。
l
@SetTargetFrame
l
タブ付きテーブル
l
「ターゲットフレーム」が指定されている設計要素 (たとえば、フォーム、ビュー、ペー
ジ)
たとえば、上記のエラーメッセージは、&BaseTarget 引数を含む URL に返されます。このURL は [Web アクセ
ス:ページ生成時に JavaScript を使用] データベースオプションが有効であるドミノページ内のあるページを
示します 。同じ URL が、JavaScript オプションが無効になっている同じデータベースで使用される場合、URL
は要求どおりに動作します。
- 209 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Microsoft IIS 対応ドミノでのドメイン検索や RepID の調整
Microsoft IID 対応ドミノの設定では、IIS が受け取る URL で文字列「.nsf」を含むものはすべてドミノに渡され
ます。URL の書式に「.nsf」を含まないためにデフォルトの設定ではドミノに渡されないドミノページも、ドミノの
複製 ID を使って識別することができます。ドメイン検索では結果を返す場合も複製 ID を使用することに注意
してください。
Microsoft IIS 対応版ドミノ R5 サーバーを使用しており、複製 ID を含む URL をサポートする必要がある場合
や、R5 サーバー間でドメイン検索を使用する場合は、NOTES.INI に次の行を追加してください。
DominoGenR5RepIdSyntax=1
この行を追加すると、ドミノ サーバーは、次の書式を使用して、ドミノが生成するすべてに URL に文字列「.
nsf」を追加します。 これにより、IIS フィルタは要求をドミノに渡すことができます。
http://server/__replication id.nsf/?Command
replication id は、データベースの 16 桁の ID に下線が2つ付加されたものです。
例:
http://www.lotus.com/__852559DF0070D6E7.nsf/?OpenDatabase
この書式を使用する URL には、ドメイン検索の結果であるページで作成されたものが含まれます。ドミノ R5
サーバーはこのページを通常どおり処理します。ドミノ R4.x サーバーはこの種類の URL 識別しません。
複製 ID を使用する明示的な URL を含む R4.x の Web サイトをアップロードし、Microsoft IIS 対応ドミノ設定
で実行したい場合は、上記の書式に合うように手動で URL を変更する必要があります。
この解決策は一時的なものであり、将来のリリースで対応します。
- 210 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
最終更新 HTTP ヘッダーが JavaScript で生成されません
ドミノでは、データベースのプロパティインフォボックスで [Web アクセス: ページ生成時に JavaScript を使用]
を選択しているデータベースのページの最終更新ヘッダーを生成しません。これは将来のリリースで対応する
予定です。JavaScript が有効なデータベースに保存されたイメージや添付ファイルの最終更新 HTTP ヘッ
ダーは生成されます。
- 211 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
AIX 上のインターネットプロトコルに対するリスナーエラー
インターネットプロトコルに対してリスナーエラーがレポートされることがあります。保留になっているサード
パーティ製品の問題があり、SSL と非 SSL ポートでリスナー/バインド問題が起こる可能性があります。
- 212 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Netscape ブラウザを使用したクライアント証明書の要求
Netscape ブラウザを使用してドミノ CA にクライアント証明書を要求するとき、名前とパスワードのフィールド
に漏れなく入力しておかなければなりません。これらのフィールドは、クライアント証明書の要求に必要です。
漏れがあると、要求を提出した後でメッセージ「Invalid or non-existent distinguished name component」が表
示されます。
DMKA3XVJZ6
- 213 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
Verisign にインターネット認証の要求を送信します
http://www.verisign.com/client/index.html から、インターネット認証機関の Verisign にインターネット認証の
要求を出せます。「Choose Your Browser」と表示されたページで Microsoft と Netscape のアイコンだけが表
示され Notes や Domino のアイコンがない場合は、Netscape のアイコンをクリックします。
個人情報を入力し、フォームを送信すると、「Error Online Enrollment Status: 3041」と書かれたページが表示
されることがあります。このページが表示される場合は、NOTES.INI ファイルに次の1行を追加する必要があ
ります。
WebUserAgent=Mozilla/4.0 (Windows-NT)
ノーツを再起動し、Verisign にクライアント認証の要求を送信します。
ノーツブラウザに対応するように Verisign 社が Web サイトを変更するまで、このような手順が必要になりま
す。Verisign 社は、近い将来、Web サイトでの対応を行う予定です。
- 214 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
URL にはデータベース名以外に .nsf を使用しないでください
ドミノ HTTP タスクは、ファイル拡張子「.nsf」や「.ns4」を含む URL の部分はドミノデータベースを示すものと想
定しています。したがって、Web アプリケーションでデータベース名以外にこれらの拡張子を使用してはいけ
ません。ディレクトリ名やデータベースの設計要素名にも使用しないでください。たとえば、次のような URL は
使用しないでください。
www.acme.com/directory.nsf/sales.nsf/view.nsf?OpenView
- 215 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
新しい [認証機関] データベースを閉じて再度開く
管理者が ([認証機関] テンプレート (CCA50.NTF) で) [認証機関] データベースを作成するときに、その管理
者がメインナビゲータ画面で任意のオプションを選択しようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。
ビューまたはナビゲータ defView は存在しません。
続いて次のメッセージが表示されます。
操作を実行する権限がありません。
これらのエラーメッセージは、管理者がデータベース ACL にロール [CAPrivilegedUser] を割り当てられてい
ない場合に発生します。このデータベースを作成した管理者がこのロールに自動的に割り当てられます。た
だし、データベースを最初に作成したときはデータベースを閉じて再度開くまでそのロールは認識されませ
ん。
TGAN46CMRY
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
複数値をもつ日付/時刻に関する問題
ドミノ HTTP サーバーを Windows NT 上で実行し、デフォルトの OS 日付/時刻形式を YY-MM-DD に設定し
ている場合、日付の値を入力できません。たとえば、Web ブラウザから複数値をもつノーツの日付/時刻形式
フィールドオプションに「1999-1-1」を入力したような場合です。
このような場合、次のエラーが表示されます。
Error 500
HTTP Web サーバー: ロータスノーツの例外 Unrecognized Notes error
この問題を避けるには、次の回避策を使います。
ダッシュ以外の日付区切り文字 (「1999/1/1」など) を使用する。
l
l
OS の日付時刻形式を変更してダッシュ以外の日付区切り文字を使用する。
RSHI46FN72
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Macintosh での Microsoft Internet Explorer 4.x の
JavaScript に関する問題
[Web アクセス:ページ生成時に JavaScript を使用] データベースオプションが有効になっている場合、ドミノ
で生成された JavaScript コードは Macintosh 版の Microsoft Internet Explorer 4.x でエラーを発生させます。
この処理を誤ったコードはイベントハンドラの存在をチェックするものです。この場合、次のようになります。
if (form.onsubmit) { ...
これは、オンサブミットのイベントハンドラが定義されていない場合は false を返すべきですが、false を返さず
エラーが起こります。true を返すだけの簡単なオンサブミットを定義することで、この制限は回避できます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
文書ライブラリ内で削除する文書の選択
文書ライブラリテンプレート内のビューで文書を選択した場合、Web ブラウザではシングルクリックで文書が開
きます。
文書を削除する場合は選択バー (文書リストの左側にある垂直バー) をクリックしてください。文書の隣にチェ
ックマークが表示されます。次に、[ごみ箱へ移動] をクリックするか、[Delete] キーを押します。文書の隣にご
み箱のアイコンが表示されます。そして [ごみ箱から削除] をクリックすると文書が完全に削除されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
暗号化された会議招集の Web ブラウザでの処理
会議またはグループ「タスク」の参加者のなかに、Web ブラウザを介して招集を処理する参加者がいる
と思われる場合は、ユーザープリファレンスで送信メールを暗号化するオプションを選択解除します
([ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザー] - [メールとニュース] - [送信メールを暗号化])。このオプシ
ョンは、デフォルトでは選択解除されています。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
カレンダー印刷の問題
l
1 週間形式のビューでエントリの範囲外にカレンダービューが印刷されます。
l
特に 1 か月形式および 1 週間形式のカレンダービューで、同じ日に多くのタスクや予定が設定されてい
ると、その日の内容をすべて入れるために複数のページが生成されます。生成されるページ数を減らす
ために、最初の行だけを印刷する設定が可能です。この設定は、印刷のメインダイアログボックスでカス
タマイズボタンをクリックし、最初の行だけを印刷する設定にチェックを入れることで有効になります。
Hewlett Packard PCL (または互換) で印刷ダイアログボックスの原稿品質ボタンにチェックを入れてカレ
ンダーを印刷すると、通常のカレンダーのテキストよりずっと大きく印刷されます。
l
BJON42B2KM, SSCZ464SWW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
繰り返し会議/タスクに関する問題
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
インスタンスを選択して [Delete] キーを押すことによって繰り返し会議のインスタンスの1つを削除する
場合、繰り返しエントリのすべてのインスタンスに取消線が引かれます。F9 を押して更新すると、削除す
るインスタンスの選択肢が表示されます。
この問題の別のケースは、繰り返し会議のすべてではなく一部のインスタンスが変更されてから、そのう
ちの1つのインスタンスに取消線がつきます。更新すると、インスタンスの部分的なリストが表示されま
す。削除するインスタンスのセットに関する選択 ([この文書のみ]、[すべて]、[このエントリ以降のすべて
のエントリ]、および [このエントリ以前のすべてのエントリ]) を行うと、すべてのインスタンスに対して選択
が有効になります。
繰り返し会議またはグループタスクを送った後に議長が参加者の追加を決定した場合、新しい参加者は
完全な繰り返し情報を受け取りません。繰り返し会議/グループタスクを最初にドラフトとして保存してか
ら送信すると同じ問題が起こります。
エラーを起こさないようにするには、スケジュール変更通知を開く前に繰り返し会議またはタスクへの会
議召集に応答します。
繰り返し会議または繰り返しグループタスクのインスタンスの一部またはすべてについて新しい時間を提
案するには、まず会議招集または割り当てを受理する必要があります。受理すると、新しい時間や日付
を提案できます。
繰り返しグループタスク割り当てを開いたとき、フォームをダブルクリックして [繰り返し] ボタンをクリック
すると、繰り返し情報が表示されます。
繰り返し会議やグループタスクに対して会議室を予約するときに、会議室が使用可能でない日がある場
合は、議長が2つの通知を受け取ります。1つは拒否通知で、もう1つは受理通知です。どのインスタンス
が受理または拒否されたかを調べるために、議長は会議室/予約データベースに移動し、日付を確認す
る必要があります。議長が繰り返し会議の1つのインスタンスについてのみ会議室を予約したい場合で
も、繰り返しすべてのインスタンスに対して予約が行われます。
[Delete] キーを使用して1回または繰り返し会議やグループタスクのエントリを削除する場合は、[カレン
ダー] ビューを使用します。ブラウザを使用して繰り返しエントリの1つのインスタンスで [削除] ボタンを
選択すると、すべてのインスタンスが削除されます。
[カレンダー] ビューでは、期限を過ぎた繰り返しタスクは、本日の日付に表示されません。
[新しい時間の提案] は送信する前にドラフトとして保存した繰り返し会議の参加者用の応答オプションで
す。参加者は新しい時間を提案する前に会議を受理する必要があります。
繰り返し会議の議長が、フィールド [この月の最後から開始] をチェックすると、その情報は会議招集に表
示されません。参加者は会議招集を受理してカレンダーを見ない限り、指定された日付にスケジュールさ
れているが月の終りからカウントされていることが分かりません。回避策として、議長は [説明] フィールド
に、繰り返し会議は指定された日付に開催される予定だが、月の終りからカウントされる旨のメモを書く
必要があります。
会議召集の送信時に [あいまいな名前] ダイアログボックスが表示される場合は、組織名を伴った完全
な名前を選択してください。この問題は、個人アドレス帳で組織名なしにユーザーが指定されており、同じ
ユーザーがドミノディレクトリにも指定されているときに起きます。
RGUR44ZQZX, FGRN3YBKPV, FGRN3Z4KB8, FGRN45ELVR, FGRN3ZXUCH, FGRN43WQFX, FGRN45KPMF, FGRN43YLAN,
RGUR45ZMRQ, FGRN45QP36, FGRN44KNA5, FGRN45VSFG, FGRN46AKFP
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
アラームメッセージテキストは不完全です
アラーム通知ボックスに表示されるのは、[アラーム] ダイアログの [説明] フィールドに入力されたテキストの
1行目だけです。最初の改行より後のテキストは、通知ボックスに表示されません。
FGRN43LMD9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
R5 ベータ版ユーザーへの注意事項
ノーツ R5 のベータ版を使用しているときに自動アラームを設定していた場合は、R5 の製品版で自動アラー
ムを設定する前に、メールファイルの [$Alarms] フォルダを変更する必要があります。次の操作のどちらかを
実行してください。
[$Alarms] フォルダを削除する
この操作を行うと、すでに設定しているアラーム情報はすべて失われます。メールファイルから [$Alarms] フ
ォルダを削除するには、次の操作を行います。
1. [表示] - [設計] を選択します。
2. ドミノ デザイナーの左側のペインで [フォルダ] を選択します。
3. [$Alarms] フォルダを選択し、[Delete] キーを押します。
4. ドミノ デザイナーを終了します。
5. [ファイル] - [データベース] - [設計の置換...] を選択して、メールファイルの設計を置換します。
[$Alarms] フォルダから不要な行を削除する
自動アラームだけを削除することができます。すでに設定してある自動アラーム以外のアラームは、R5 の製
品版でも正しく機能します。自動アラームを削除するには、次の操作を行います。
1. メールファイルを閉じます。
2. [Ctrl] キーと [Shift] キーを押しながらブックマークバーのメールアイコンをダブルクリックします。
3. [$Alarms] フォルダを開き、「ERROR」で始まる行をすべて削除します。
4. メールファイルを保存してから閉じ、もう一度開きます。
FGRN3YMLQU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
サイトプロフィールの名前にカンマを使用しないでください
会議室予約データベースでサイトプロフィールに名前を付ける場合、カンマ(,)を使用しないでください。名前
にカンマを付けると、会議室やリソースに会議招集を送信する場合に問題が発生します。
MALZ3FWSBB
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
MIME メール優先を指定した場合のスケジュール機能
通常、スケジュール機能を使用するユーザーは、メール形式の設定で [ノーツリッチテキスト優先] か [優先な
し] を使用してください。[MIME 優先] を指定した場合、次のような問題が発生します。
会議招集で [詳細:] フィールドとコメントフィールドに会議情報が重複して設定されます。
l
会議の議長に送信された返信文書で参加者の名前がなくなってしまいます。
l
参加者から会議の議長に送信された返信で、すべてのコメントフィールドに会議情報が重複して設定され
l
ます。
コメントページに添付された添付ファイルがなくなってしまいます。
l
参加者からの [情報の要求...] に対して議長が [更新情報を送信...] を実行できません。
l
ユーザーが所有者のみに制限された会議室やリソースを予約した場合、会議室予約要求への文書リン
l
クがテキストに変換されます。会議室やリソースの所有者は、予約要求を処理するために、会議室予約
データベースを開いて [承認待ち] ビューに切り替える必要があります。
APAI45DMZF, APAI45FRP9, APAI459NAM
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
既存の会議招集で会議室のキャンセルや追加を実行する場合
会議室を含めて会議招集を送信した後で、議長がその会議室をキャンセルしたり別の会議室を追加したりし
た場合でも、その変更通知は参加者に送信されません。議長はカレンダーエントリを開き、[アクション] - [参
加者にメールを送る] を選択して、更新情報を送信する必要があります。
FGRN46AS3G
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
予約文書の [コメント:] フィールドと [目的:] フィールド
会議室予約データベースの予約文書にある [コメント:] フィールドと [目的:] フィールドは、基本的に同じ目的
に使用します。手動で予約を作成する場合、どちらかのフィールドに予約についての追加情報を記録すること
ができます。会議招集経由で会議室やリソースを予約する場合、会議招集の [件名:] フィールドに設定された
情報が予約文書の [目的:] フィールドに記録されます。
APAI45LTJ7
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
リソースのコピーと貼り付け
予約の競合を避けるために、会議室予約データベースでリソースのコピーや貼り付けは行わないでください。
必ず [リソース作成] アクションを使用して新規リソースを作成してください。
APAI43VMZ7
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
別のグループから取り込んだ同じ休日の重複
同じ休日を含む複数の休日設定を取り込むと、カレンダーでそれらの休日は重複して表示されます。重複し
たエントリのどれかを削除することもできます。ほかの休日に影響することはありません。
APAI45ULBU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
空き時間のスケジュールとサマータイム
議長のユーザーはサマータイムを使用しない標準時に属しており、参加者のユーザーはサマータイムを使用
する標準時に属しているがサマータイムを実施していない場合、空き時間の検索で正しくない結果が返され
ます。たとえば、議長のユーザーは日本の標準時を使用しており、参加者のユーザーは北京などの標準時を
使用していてサマータイムを実施していない場合には、空き時間の検索で参加者の空き時間を正しく参照で
きません。
ASHH4583MS
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
グループスケジュールに「保留」のカレンダーエントリが表示さ
れない場合
[保留] チェックボックスをオンにして保存したカレンダーエントリは、グループスケジュールのグリッドに表示さ
れません。
APAI45FMXU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
会議以外のエントリでの [会議の招集と予約] タブ
会議と個人タスク以外の種類のカレンダーエントリの場合、ブラウザで [会議の招集と予約] タブを選択すると
[詳細:] フィールドだけが表示されます。フォームの [基本] タブに戻るには、ブラウザの [戻る] ボタンをクリッ
クします。
FGRN463L2A
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
代理の会議招集に会議室情報が設定されない場合
会議の参加者が別のユーザーを代理に指名すると、議長が元の会議招集に会議室の情報を設定していた
場合でも、代理に指名されたユーザーの会議招集には会議の場所に関する情報が設定されません。
FGRN46ARS9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
サイトプロフィールの削除時に待ち状態の予約に対する警告が表
示されません
会議室予約データベースのサイトプロフィールを削除する場合、警告が表示されたり削除が拒否されたりする
ことはありません。サイトを削除する前に、待ち状態の予約がないことを確認してください。
APAI44TRNL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
グループスケジュールで複数のエントリの1つだけが表示されま
す
カレンダーの同じ日時のスロットに複数のカレンダーエントリが設定されている場合、グループスケジュール
のグリッドではそのうちの1つだけが表示されます。開くことができるエントリも1つだけです。
APAI45U2ZK
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
議長が参加者を追加した場合のスケジュール変更通知
ブラウザからメールファイルにアクセスし、既存の会議招集を編集して参加者を追加した場合、スケジュール
変更通知が元の参加者全員に送信されます。元のカレンダエントリに変更が加えられていない場合でも、元
の参加者は変更通知に対して返信を出す必要があります。
CUMA45MTCY
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
別の重複に対して同じ警告メッセージが表示されます
カレンダーのプリファレンスで [スケジュールの重複を自動的にチェックする] を有効にしてあると、予定を設
定するときに、次の2種類の重複に対して同じ警告メッセージが表示されます。
同じタイムスロットにすでに予定が設定されている場合
l
l
空き時間設定に含まれていない日時を指定した場合
APAI3YDQYE
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Schedule_Check_Entries_When_Validating
負荷の大きいサーバーや入出力多いサーバーの NOTES.INI ファイルで
Schedule_Check_Entries_When_Validating の設定を有効にしないでください。
Schedule_Check_Entries_When_Validating は [空き時間情報] データベースのエントリをユーザーごとに調べ
るので、この設定を有効にするとサーバーパフォーマンスが下がります。
BKAN433SKK
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
午前0時をまたいで空き時間を設定しないでください
カレンダープリファレンスの空き時間設定では、午前0時をまたぐように勤務時間を設定しないでください。午
前0時をまたいで設定した場合、[空き時間の検索] ダイアログボックスに間違った情報が表示されます。
APAI45KSTW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
カレンダーにタスクを表示する場合
プリファレンスで [現在のタスクを常にカレンダーに表示] オプションを有効にするには、プリファレンスを保存
し、データベースをいったん閉じてから、開き直してください。エージェントが次に実行されるタイミングで、カレ
ンダーにタスクが表示されて、その当日のスロットが更新されます。
CREG463U2P
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
カレンダービューか会議招集を開いて会議招集を処理する場合
繰り返しの会議招集を処理するには、カレンダービューで [参加者のアクション] ボタンを使用するか、会議招
集を開いて [返信] か [コメント付き返信] のボタンを使用します。
主催者が会議に関するアクションを実行する場合は、カレンダービューで [議長のアクション] ボタンを使用す
るか、会議招集を開いて [アクション] ボタンを使用します。
RGUR45VRZW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
返信の前に参加者を削除してください
参加者が返信する前に議長がその参加者を削除した場合でも、送信された会議招集はその参加者のメール
ファイルから自動的に削除されません。
APAI45H27B
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
会議やグループタスクのスケジュールを変更する前にブラウザの
表示を更新してください
ブラウザで会議やグループタスクに対して [議長アクション] の [参加者のステータスの表示] を使用する場
合、スケジュールを変更する前に表示を更新する必要があります。参加者のステータスを表示した直後にス
ケジュールを変更しても、変更通知は送信されず、議長のカレンダーエントリやグループタスクも更新されま
せん。
CUMA45RU2W
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
グループカレンダーとモバイルディレクトリカタログ
ドミノディレクトリ内のグループは、グループメンバーを含まないモバイルディレクトリカタログを使用している
場合、グループカレンダー内の個々のメンバーまでは拡張されません。両方の機能を使用するには、次のこ
とを行います。
1. 個人アドレス帳 (NAMES.NSF) が [ユーザープリファレンス] の [メールとニュース] の設定でディレクトリ
カタログの前にリストされているかどうか確認します。
2. ドミノディレクトリでグループ名を選択します。
3. [個人アドレス帳へコピー] を選択します。
別の方法として、グループカレンダー内の各グループメンバーをそれぞれリストする、または公開グループの
メンバーを含む管理者からディレクトリカタログを取得することができます。
JKEN46CSWU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
Web のみ - 年の終わりにまたがるイベントのスケジュール
Web ブラウザのユーザーが複数年にまたがるイベント (たとえば、開始日が 98/12/21 で、終了日が
99/1/2) を作成する場合、フィールドを切り替える際に次のメッセージが表示されます。
開始日には終了日以前の日付を指定してください。
このエラーを回避するには、イベントの終了日を再入力してからすぐに [保存] と [閉じる] ボタンをクリックし
ます。日付を変更した後に別のフィールドに情報を入力すると、同じメッセージが表示されるので、この実行順
序は非常に重要です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ID ファイルの復旧
[ファイル] - [ツール] - [ID の復旧] メニューを使って ID ファイルの復旧を行う際、復旧する ID ファイルをた
ずねるプロンプトが2回表示されます。2回とも、同じファイルを指定してください。それぞれに別のファイルを
指定すると、 ID ファイルを復旧できません。
CKAN45MU7Z
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
R5 で保護指示が無視される
R5 の ドミノ Web サーバーは、ユーザーが旧バージョンのソフトウェアを使って HTTPD.CNF ファイルで指定
した保護指示を無視します。R5 では、システム管理者がドミノディレクトリにファイル保護文書を作成して、他
の Web ブラウザのユーザーがファイルとディレクトリにアクセスできないように保護します。
DMKA3X3KDQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
LDAP ディレクトリでの Web クライアントの認証
Web クライアントが初めて LDAP サーバーと認証するとき、サーバーの応答が遅いことがあります。これは、
ドミノで LDAP ディレクトリのビューを初期化するために時間がかかるからです。次回からの認証では応答時
間は短くなります。
SONL42DM6H
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
拡張文字を含む証明書
ドミノディレクトリで [アクション] - [選択されたユーザーへのインターネット認証の追加] を実行すると、次の
X.509 認証の ASN1 エンコード方法でインターネット認証が作成されます。
1. Printable
2. IA5
3. Latin-1
4. BMP(Unicode の形式)
ただし、NOTES.INI 設定ではデフォルトで BMP ではなく UTF8 が設定できるようになっています。
ユーザー名に拡張文字(Printable、IA5、Latin-1 以外)が使用されていると、上記のアクションで作成される
X.509 認証に BMP(または UTF8)というラベルの文字列が追加されます。証明書にこのような BMP 文字列
や UTF8 文字列が含まれるユーザーが送信した署名付きメールを Netscape で開くと、Netscape が強制終
了します。
証明書を作成してキーリングファイルの要求を認証する場合や、ドミノ認証機関経由で Web クライアント認証
要求から証明書を作成する場合、識別名の文字列は次のようにエンコードされます。
文字列に ASN1 Printable 文字のみが含まれている場合、DER Printable 文字列としてエンコードされま
す。
文字列に US-ASCII 文字のみが含まれている場合、IA5 文字列としてエンコードされます。
文字列に US-ASCII 以外の文字が含まれている場合、Latin-1 キャラクタセットを使用する T.61 文字列
としてエンコードされます。
US-ASCII 文字列のエンコード方法を変更するには、NOTES.INI の IntlDERStringEncodeType 設定を次のよ
うに指定します。この設定は、ドミノ認証機関アプリケーションとドミノ証明書管理アプリケーションを実行する
ドミノ サーバーとノーツ クライアントの両方で指定する必要があります。
IntlDERStringEncodeType=1 US-ASCII 以外の文字列を UTF8 でエンコードする
IntlDERStringEncodeType=2 US-ASCII 以外の文字列を BMP でエンコードする
MFLY45UPDU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドミノ CA が発行した証明書のデフォルトの有効期間
ドミノ CA が発行した証明書のデフォルトの有効期間は空白です。この場合、有効期間は1日になります。こ
のデフォルト値を変更するには、ドミノ認証期間アプリケーションのプロフィールを変更する必要があります。
プロフィールを変更するには、ドミノ認証期間アプリケーションを開き、[認証期間プロフィールの設定] をクリッ
クします。
CROU437RYB
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ドミノ サーバー
サーバーキーリングファイルの所有者をサーバーにしてください
サーバーキーリングファイルをドミノ サーバーのデータディレクトリにコピーする場合、ファイルの所有者が
サーバーを実行しているアカウントと同じになっていることを確認してください。所有者とアカウントが異なって
いると、サーバータスクでキーリングを読み込めないことがあります。
KSMH467SEV
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ サーバー
認証機関の電子メール通知が Web メールで読めません
[認証機関] データベースで [要求者に通知の電子メールを送信する] オプションを選択すると、Web メールを
使って電子メール通知を開けず、ノーツ クライアントで開くか、または別の方法を使ってシーケンス番号を認
証宛先へ転送しなければなりません。
Web メールで開いた場合、 電子メールは表示されず、Web サーバーは [Corrupt Data Exception] というメッ
セージで応答します。
この問題を修正するには、次の操作を行います。
1. ドミノ デザイナーでデータベースを開きます。
2. MailClientCertRequestApproved フォームを開き、そのフォームのプロパティを開きます。
3. オプション [フォームを文書に保存] を選択します。
4. フォームを保存します。
これで、すべての電子メールを Web メールで読めるようになります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
アクセント文字を含む X.509 クライアント認証
アクセント文字を含む X.509 クライアント認証は、ドミノディレクトリのユーザー文書では詳細が正しく表示され
ません。
ドミノディレクトリのユーザー文書にアクセスすると、ユーザーは文書を編集モードにしてから [インターネット
認証のテスト] をクリックして X.509 クライアント認証を照合できます。X.509 クライアント認証が表示され、ダ
イアログボックスには認証についての詳細情報 (有効日付、発行先、シリアル番号、指紋など) が表示されま
す。このクライアント認証を発行した認証機関の識別名にアクセント文字が含まれている場合、この情報は表
示されません。
これは表示上のみの問題です。クライアント認証は有効で、認証は適切に行われます。
DMKA468RQX
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ディレクトリ
ドミノ サーバー
スキーマ発行の制限
LDAP クライアントはたとえば検索ベース「cn=schema」、検索スコープ「base」、および検索フィルタ
「objectClass=*」を使って、ディレクトリのスキーマを取り出すことができます。ただし、返される結果は必ずし
も正確でありません。できるだけ正確なスキーマ情報を得るには、Web (
http://notes.net/notesua.nsf/find/schema50) で入手できる Domino LDAP Schema データベース
(SCHEMA50.NSF) を参照してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
署名済みのドミノ サーバー認証を使用した SSL による LDAP
Netscape または Internet Explorer 4.0 などの Web ブラウザを使用して、署名済みのサーバー認証により、
パスワードで保護された LDAP 検索 (SSL) をドミノ サーバー上で実行するには、最初に別のプロトコル(たと
えば HTTPS または IMAP)でサーバーに接続し、ダイアログボックスが表示された時にブラウザでサーバー
の認証を追加する必要があります。
署名済みの認証は、信頼された認証機関によって発行されるわけではないので、SSLが使用できるブラウザ
は発行者を認識しないで、ユーザーに警告を表示します。警告のダイアログウィンドウの中で、ユーザーはブ
ラウザに対して認証の追加を指示することができます。この処理は、SSL による LDAP 検索が実行される前
に行わなければなりません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
承認のためのクライアント認証による LDAP
クライアント認証が有効であり、匿名および名前とパスワード認証が LADP に対して無効になっている場合
は、ドミノ LADP サーバーによって要求されたときに LDAP を介してクライアント認証を送信する現在のクラ
イアントだけが、ノーツ/ドミノ LDAP クライアントになります。現在、LDAP を使用している場合は、サーバー
から要求されたときに Microsoft Outlook Express と Netscape Communicator はどちらもクライアント認証
を送信しません。したがって、これらの LDAP クライアントと SSL を使用している場合に通信するには、名
前とパスワードまたは匿名認証を有効にする必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメイン間の「アドレス帳での削除」要求の署名者
ドメインが「アドレス帳のユーザー削除」要求または「アドレス帳のサーバー削除」要求を受信し、送信側ドメイ
ンの管理者が通常は即時削除を実行している場合は、送信側ドメインのドミノディレクトリのシステム管理
サーバーが、送信側ドメインのインバウンドの要求設定文書の [承認済みの署名者の一覧] フィールドに存
在している必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリカタログへの匿名 LDAP アクセス
LDAP サービスを実行しているサーバーでディレクトリカタログを使うと、匿名でサービスに接続した LDAP ク
ライアントは、ユーザー文書およびグループ文書から、HTTP パスワードフィールド以外のすべてのディレクト
リカタログのフィールドを検索できます。ドミノディレクトリのどのフィールドに対して匿名 LDAP アクセスを使
用可能にしたかにかかわらず、この事実は常に該当します。
- 259 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
完全な名前参照の無効化
デフォルトでは、設定文書の [ルーター/SMTP] - [基本] タブで使用可能なメールルーター設定オプション
[完全な参照] は、無効にされています。このデフォルトの設定をそのままにしておいた場合、ルーターは名前
を一度見つけると、他のディレクトリを引き続き検索しません。完全な参照の無効化を使用するとルーターの
パフォーマンスが改善されます。
設計では、[完全な参照] の無効化は、ディレクトリカタログには適用されません。(複数の二次ディレクトリに
対する検索を実行する必要はなく)一つのデータベースですべての名前を高速に検索できるため [完全な検
証] が無効にされている場合でも、ルーターは、一次ドミノディレクトリを検索した後で、ディレクトリカタログを
引き続き検索します 。
複数のディレクトリエントリに対応する名前をディレクトリカタログ内で検索して、メールサーバー、メールファイ
ルやドメインがエントリごとに異なる場合に、ルーターは送信エラーを戻します。2つのエントリが実際は同じ
ユーザーを表している場合(たとえば、組織内で誰かの名前とディレクトリロケーションが変更されたが、元の
名前を使ってメールを送るようにしたい場合)に、このような送信エラーを防ぐには、エントリごとに同一のメー
ルサーバー、メールファイル、およびドメインフィールドにエントリを作成しします。
[重複したユーザーのディレクトリカタログ設定を削除] オプションは、上記の状況には適用されず、同一の名前、
メールサーバー、メールファイルおよびドメインをもつエントリにのみ適用されす。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
「Anonymous access allowed」は保護されていない LDAP だけを
指します
ドミノでは、保護された LDAP (デフォルトポート 389)と保護されていない LDAP(デフォルトポート636)の両
方に対して匿名アクセスを使用可能にしたり使用不可にしたりできます。Notes Log に、次に示す太字
太字のメッ
太字
セージ記録されることがありますが、この場合は、保護されていない LDAP ポートのみの動作状況を示してい
ます。
02/07/99 02:51:47 PM
02/07/99 02:51:47 PM
the acme.com Internet
02/07/99 02:51:47 PM
02/07/99 02:51:47 PM
02/07/99 02:51:47 PM
02/07/99 02:51:47 PM
02/07/99 02:51:47 PM
02/07/99 02:51:47 PM
LDAP Server:
LDAP Server:
Domain
LDAP Server:
LDAP Server:
LDAP Server:
LDAP Server:
LDAP Server:
LDAP Schema:
Started
Serving Directory c:¥notes¥data¥names.nsf in
Maximum entries returned = Unlimited
Time limit for search = Unlimited seconds
Minimum characters needed for wild card = 1
WARNING: Authenticated Users do not need SSL
Anonymous access allowed
Started loading...
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
OID は LDAP 検索フィルタでは使用できません
LDAP を使用してドミノディレクトリを検索するときは、OID を検索フィルタで使用することはできません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリカタログのコピーの全文索引は手動で作成する必要
があります
ディレクトリカタログの全文索引はレプリカだけで自動的に作成されます。ディレクトリカタログのコピーでは全
文索引は自動的には作成されません。手動で作成しなければなりません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリアシスタントが次の最善のレプリカにフェイルオー
バーしません
ディレクトリアシスタントで同一ドメイン内の複数のレプリカを指定した場合、現在使用されているレプリカが何
らかの理由で利用できなくなると、他のレプリカへフェイルオーバーするようになっていますが、フェイルオー
バーが動作しない場合があります。この問題は次のリリースで修正されます。
この問題を回避するには、ディレクトリアシスタント文書のどのフィールドでも構わないので編集、保存します。
これにより、ディレクトリアシスタントはテーブルを再ロードし、前回には利用できなかったサーバーにアクセス
を再試行します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリアシスタントのレプリカが逆順で使用されます
ディレクトリアシスタント文書の [レプリカ] タブにリストされている順序とは逆の順序で、ディレクトリアシスタン
トはドメイン内の「最善のレプリカ」としてレプリカを選択します。
次の例で、3つのレプリカが同じドメインにあれば、server3.acme.com/tcp のレプリカが最善のレプリカとみな
されます。このレプリカが使用できなければ、server2.acme.com/tcp にフェイルオーバーされます。このどちら
のレプリカも使用できなければ、server1.acme.com/tcp のレプリカにフェイルオーバーされます。この問題は
次のリリースで修正されます。
server1.acme.com/tcp
server2.acme.com/tcp
server3.acme.com/tcp
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリカタログとインターネットメールの配信
メールサーバーでディレクトリアシスタントを使ってディレクトリカタログを使用するように設定した場合、ディレ
クトリアシスタントでディレクトリも参照するように設定しておかないと、短縮名やインターネットアドレスの検索
で名前解決をできません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリカタログの [Users] ビューのビュー名は変更しない
でください
ディレクトリカタログを開くと、[Users] ビューに、ディレクトリカタログに含まれているユーザー、グループ、デー
タベースのリストがアルファベット順に表示されます。[Users] ビューのビュー名を変更しないでください。変更
すると、このビューを開いたとき間違った情報が表示されます。ビュー名を変更しても、[宛先の選択] ダイアロ
グボックスを使用してディレクトリカタログを表示する機能には何の効果もありません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
LSEARCH.EXE から LDAPSEARCH.EXE への名前変更
ドミノディレクトリとエントリを検索し、見つかったエントリを LDIF 形式で返すドミノのコマンド行検索ユーティリ
ティの名前が LSEARCH.EXE から LDAPSEARCH.EXE に変わりました。
R5 では、LDAPSEARCH は Windows NT と Windows 95 プラットフォームで使用できます。ほかのプラットフ
ォームでは将来のリリースで使用できるようになります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Directory Cataloger の実行
ソースディレクトリカタログは、サーバー文書で Directory Cataloger のスケジュールを有効にして作成、更新
することを推奨します。次の2つのコンソールコマンドを使用してソースディレクトリカタログを即時に作成、更
新することもできます。
最初のコマンド
tell dircat quit
次のコマンド
load dircat filename
filename はソースディレクトリカタログのファイル名です。サーバー文書の [サーバー] - [ステータス] タブの
[タスク] - [開始] - [Directory Cataloger] を選択してソースディレクトリカタログを即時に作成、更新しないでく
ださい。このツールではディレクトリカタログのファイル名を指定できません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ディレクトリカタログを使った NT Alpha サーバーでは LDAP を
実行しない
サーバーベースのディレクトリカタログを使って構成された NT Alpha サーバーでは LDAP を実行しないでく
ださい。LDAP 検索を実行すると LDAP サーバーがハングする場合があります。これは将来のリリースで修
正する予定です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
LDAP 補助オブジェクトクラスは変更および削除できません
補助オブジェクトクラスは変更および削除できません。これは将来のリリースで修正する予定です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ サーバー
ディレクトリカタログを使って ACL に名前を追加する
ディレクトリカタログからユーザーの名前を参照および選択して、データベース ACL にその名前を追加できま
す。名前を追加した場合、ノーツは ACL に階層名ではなく共通名を追加します。たとえば、Alice
Jones/Sales/Acme という名前を選択した場合、ACL がその名前を Alice Jones としてリストすると、 Alice
Jones という共通名をもつどのユーザーにもデータベースへのアクセス権が割り当てられます。厳格なデータ
ベースセキュリティがある場合、名前に階層コンポーネントを手動で追加します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
エディタアプレットの問題
l
l
l
l
Web とノーツクライアントの両方から編集可能な文書では、イメージの使用はお奨めしていません。ブラ
ウザで文書を編集した後、イメージはノーツクライアントには保存されません。Web 上の文書を編集したり
参照するだけの場合は、イメージリソースを使用して、ノーツクライアントのオリジナル文書にイメージを
追加できます。
アプレット内の切り取り、コピー、貼り付けは、それぞれ CTRL-X、CTRL-C、CTRL-V のキーストロークを
使って実行できます。アプレット外の切り取り、コピー、貼リ付けは、JDK 1.02 ではサポートされていない
ため、アプレット内でもサポートできません。
Microsoft Internet Explorer(IE)3.0 は、エディタアプレットによってサポートされません。エディタアプレット
からサブミットすると、Microsoft Internet Explorer 3.0 による JavaScript エラーが発生し、アプレットの内
容が失われます。
[Delete]、[Esc]、上矢印、下矢印、および [+] / [-] キーは、OS/2 上の Netscape 4.04 のエディタアプレ
ットでは機能しません。テキストを削除するにはバックスペースキーを使用する必要があります。エディタ
アプレットで [Esc] キーを使用する機能は、URL リンクまたはユニコード文字の入力の取り消しだけで
す。これらの入力フィールドが表示されているときは、通常は入力フィールド上で取り消しボタンを押すか
[Esc] キーを押して、入力を取り消すことができます。OS/2 ユーザーは、取り消しボタンを使用する必要
があります。
PCHE3VAS5X, DPAT466QRL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ビューアプレットの問題
l
l
l
l
l
l
l
l
列の見出しを設計するときに指定したフォントによって、タイトルのテキストがクリップされることがありま
す。
埋め込みビューやテキストを文書に挿入する場合は、 埋め込みビューを設定してアプレットとして表示
し、次に Web ブラウザで [プリビュー] を選択すると、埋め込みビューだけが表示されます。この問題を回
避するには、ブラウザで一番上のビューを開いてから文書を開きます。
ビューアプレットで文書を選択して Delete キーを押すと、選択列にごみ箱のアイコンが表示されます。
ノーツとの違いは、ここで F9 キーを押しても文書を削除するプロンプトは表示されないということです。
@Command ([EmptyTrash])アクションによって、選択された文書が実際に削除されます。.
[ビュープロパティ - 行の高さを内容に合わせる] はビューアプレットに対して常にオンになっているの
で、[行の幅] フィールドへの変更が正常に実行されません。
ビューアプレットをノーツのブラウザを使って表示すると、 [セキュリティ違反] ダイアログボックスにクリッ
プボードアクセス警告が表示される場合があります。この表示は、 [ファイル] - [プリファレンス] - [ユー
ザープリファレンス] - [セキュリティオプション] - [Java アプレットセキュリティ] 画面での設定にもとづい
て行われます。
Netscape Navigator 4.5 では、ウィンドウのサイズが変わっても、ビューアプレットのサイズは自動的に変
更されません。これは、Netscape の既知の制約です。 Netscape は、ブラウザのウィンドウやフレームの
サイズを変更しても、アプレットのサイズを自動的に変更しません。ただし、更新した場合は、アプレットの
サイズを変更する必要があります。
Macintosh 上で Internet Explorer 3 または 4 が検出されると、ビューアプレットを除くすべてのアプレット
が無効になります。これらのコンポーネントに対する HTML のカウンターパートが使用されます。これは、
これらのブラウザに対する Java の実装による設計の制約が原因です。ビューアプレットでは、テンプ
レートが HTML ビューに表示されないアプレット固有の機能を利用していることがあるので、HTML ビ
ューに戻らずにエラーメッセージが発行されます。
[Delete] キー、矢印キー、および [+]/[-] キーは、OS/2 プラットフォーム上の Netscape 4.04 (990212)
では機能しません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
リッチテキストアプレットが表内で正しく機能しないことがあり
ます
問題点:
1. リッチテキストアプレットが表のセル内で最初のアイテムである場合には、後に続くアイテムが表示されま
せん。
2. リッチテキストアプレットが、表のセル内で HTML としてリッチテキストフィールドに続く場合には、アプレッ
トのツールバーの一部は表示されますが、アプレットは使用できません。
3. リッチテキストアプレットがタブ付きの列のマージされたセル内にある場合には、リッチテキストアプレット
は表示されません。
解決方法:
リッチテキストアプレットの幅および高さの値を正確に設定します。それによって表のセルのサイズが適
l
切に計算され、アプレットが正しく表示されます。
リッチテキストフィールドの HTML 属性を使って、ドミノ デザイナーでアプレットの幅と高さを手動で指定し
l
ます。「width=xx height=yy」と入力します。
MJAS44RQ3N
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
Internet Explorer で表示されるアウトライン アプレット
Service Pack 1 (SP1) をあてずに Microsoft Internet Explorer (IE) 4.0 を実行している場合、最初にページを
ロードしたときにアウトライン アプレットのいくつかが表示されないことがあります。ページを更新したりサイズ
を変更すると、アウトライン アプレットが表示されます。SP1 をインストールするとこの問題を解決できます。
JTHN3UPLNP
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
アクションバーのアプレットの問題
Service Pack 1 を導入する以前の Internet Explorer 4.0 を実行している場合は、初回のページのロード時
に、アクションバーのアプレット、アウトラインアプレット、ビューアプレットが表示されない場合があります。
ページを更新すると、アプレットが表示されます。Service Pack 1 とともに IE 4.0 をインストールすると、問題
が解決します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
英語以外の言語でエディタアプレットを使用する場合
英語以外の言語を使う地域でエディタアプレットを使うときにはいくつかの問題点があります。エディタアプレッ
トは UNICODE や英語以外の言語を完全にサポートしていない Java Developer's Kit (JDK) 1.0.2 で記述され
ています。ブラウザによって、また Java Virtual Machines (JVMs) のハンドルによって英語以外の言語の処
理が異なります。
Netscape の問題
英語以外の文字を適切に表示、入力するためには、使用する言語でオペレーティング システムを稼動す
ることが必要です。たとえば、キリル文字を使うドミノ サーバーに接続して文書を編集するには、キリル文
字のオペレーティングシステム上で作動するブラウザから行う必要があります。これは JVM がオペレー
ティングシステムからフォントを取得するためです。米語版のオペレーティングシステムの場合は、Java
フォントは Latin 1 になり、すべての文字が Latin 1 として解釈されます。
ダブルバイト言語は中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、日本語、韓国語です。ダブルバイトのオペレーテ
ィングシステムで実行するときにエディタアプレットが適切なキーコードを Netscape 4.x ブラウザから取得
できません。IME (入力モード) へ文字を入力してもエディタアプレットに入力されません。この問題を解決
するために、エディタアプレットは ZH、JA、KO ロケールで実行するときにデータ領域の一番下にテキスト
フィールドを表示します。[F4] キーを押してカーソルをこのテキストフィールドに移動し、IME を使って文字
をテキストフィールドに入力します。[Return] キーを押して文字をアプレットのデータ領域に移動します。
[F4] キーを再度押してカーソルをエディタアプレットのデータ領域に戻します。IME は Internet Explorer
4.01 で適切に作動するので、この余分なテキストフィールドは表示されません。
Netscape と Internet Explorer の問題
インターナショナルキャラクタはしばしば [Alt] や [Esc] シーケンスを使ってエディタに挿入されます。文
字の挿入メソッドはブラウザによって大きな違いがあり、動作に互換性がありません。この問題を回避す
るため、エディタアプレットに Unicode キャラクタ値を入力できるようにします。エディタアプレット上のボタ
ンを押してください。テキストフィールドが表われるので、そこに Unicode キャラクタ値を 10 進か 16 進で
入力します。16 進での値の前には必ず 0x (ゼロ x) を付けます。
- 278 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
エディタアプレットのサイズ変更の問題
Unicode 文字を入力するための入力フィールドがエディタアプレットで正しく表示されないことがあります。プロ
ンプト、入力フィールド、ボタンのどれも Editor アプレットの幅に合いません。したがって、これらのコントロー
ルは間違った箇所で折り返し、入力フィールドを使用できません。これは HP-UX で Netscape 4.5 を使用した
場合に起こり、ほかのプラットフォームでも起こる可能性があります。2つの回避策があります。
1. この機能に表示されるプロンプトを変更します。変更はドミノ サーバー上で行って、サーバーがホストす
る エディタアプレットのすべてのインスタンスに影響を及ぼさなければなりません。英語のプロンプトは
editor.properties ファイルに定義されています。ほかの言語のプロンプトは editor_xx_yy.properties ファイ
ルにあります。xx は2文字列言語コード、yy は2文字の国別コードです。これらのファイルはサーバーの
データディレクトリの ¥DOMINO¥JAVA サブディレクトリにあります。editor.properties ファイルを開き、
UNICODE_PROMPT = Unicode 値を入力 (decimal または 0xhex): を UNICODE_PROMPT = (Unicode
値を入力、またはプリファレンス) に変更して保存します。
2. エディタアプレットのサイズを変更します。これはデータベースのテンプレートで行います。このアプレット
を使用するように設定されている各本文フィールドで、HTMLBodyAttributes が height = ¥"300¥" width =
¥"625¥" エントリ(値はフィールドごとに異なります)を含んでいないかチェックし、幅を大きい値に変更し
ます。
DPAT466ULN
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
トークンリングや FDD、LAN/WAN の混合トポロジネットワーク環
境と SPX
Microsoft の NWLink を使用する Windows 95、Windows 98、Windows NT システムでは、SPX ネットワークの
巨大なパケットをサポートしません。このプロトコル上の制約はトークンリングや FDDI、また場合によっては
IPX/SPX を使う LAN/WAN 混合トポロジネットワークで問題となり、次のノーツ/ドミノのエラーを生成します。
クライアントまたはサーバーのエラーメッセージ:
クライアントまたはサーバーのエラーメッセージ
l
l
l
「サーバーが応答しません。」
「ネットワークの処理が適当な時間内に完了しませんでした。」
「リモートシステムが応答しません。」
サーバーセッションのエラー:
サーバーセッションのエラー
l
l
l
メールルーターが他のサーバーに複数のセッションを開きます
複製が失敗し、他のサーバーに複数のセッションを開きます
パススルーサーバーを使うときの「セキュリティのコンテキストエラー」です
この問題を修正するには次の 2 つの方法があります。
1.
2.
Microsoft NWLink クライアントを、フレームサイズを制限できる NIC ドライバを用意して使う
Novell クライアントサービスを、リンクサポート層を最大バッファサイズに設定できる ODI NIC ドライ
バを用意して使う
これらのアプローチでは、クライアントサービスおよび NIC ベンダーのドライバによっては、IPX/SPX パケット
サイズのコントロールが必要です。
Microsoft スタック:
NIC ベンダーのドライバによって、インターフェースのプロパティを変更するか、レジストリを編集してフレーム
サイズを調整する必要があります。アダプタに同梱のマニュアルを参照するか、インターフェースのベンダー
サポートスタッフに要件を問合せてください。フレームサイズの設定値を決めるには、下の表を参照してください。
Novell スタック:
スタック:
Novell クライアントサービスは、他のシステムには大き過ぎて受け取れないような SPX パケットを作成しな
いための方法を提供します。「Link Support Layer Max Buffer Size」設定を使うと、転送バッファサイズが制
御されます。LSL バッファ設定を作動させるには、ODI ベースのアダプタドライバも必要です。アダプタに同梱
のマニュアルを参照するか、インターフェースのベンダーサポートスタッフに要件を問合せてください。パケット
サイズの設定を制御するのに必要な LSL バッファ設定値を決めるには、下の表を参照してください。
トポロジ/フレームタイプ
フレームサ IPX パケットサ SPX データ
イズ
サイズ
イズ
1518
1500
1458
LSL バッファ
サイズ
N/A
コメント
エントリは参照用
ブリッジかルーターを使って DIX で Ethernet
と接続するか、RAW で TR と接続する SPX
用に最適化済み
ブリッジかルーターを使って LLC で TR まで
Ethernet と接続する SPX 用に最適化済み
古い 4Mb アダプタと、そのアダプタを使用す
るネットワークで必要
パフォーマンス最適化済み
Novell デフォルトのフレームサイズ
Ethernet/DIX または
RAW
Ethernet/802.2 LLC
1518
トークンリング/802.2 LLC 1522
1496
1500
1454
1458
N/A
1500
トークンリング/802.2 LLC 1518
1496
1454
1496
トークンリング/802.2 LLC 2048
2026
1984
2026
トークンリング/802.2 LLC 4096
トークンリング/802.2 LLC 4202
トークンリング/802.2 LLC 4500
FDDI/802.2 LLC
1538
4074
4180
4478
1500
4032
4138
4436
1458
4074
4180
4478
1500
FDDI/802.2 LLC
1534
1496
1454
1496
FDDI/802.2 LLC
4112
4074
4032
4074
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エントリは参照用
ブリッジかルーターを使って DIX で Ethernet
と接続するか、RAW で FDDI と接続する
SPX 用に最適化済み
ブリッジかルーターを使って LLC で FDDI ま
で Ethernet と接続する SPX 用に最適化済
み
ブリッジかルーターで 4096 fs を使って FDDI
まで TR と接続する SPX 用に最適化済み
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
FDDI/802.2 LLC
4218
4180
4138
4180
FDDI/802.2 LLC
4516
4478
4436
4478
FDDI/802.2 LLC
FDDI/802.2 LLC
FDDI/802.2 LLC
4096
4202
4500
4058
4164
4462
4016
4122
4420
4058
4164
4462
ブリッジかルーターで 4202 fs を使って FDDI
まで TR と接続する SPX 用に最適化済み
ブリッジかルーターで 4500 fs を使って
FDDI まで TR と接続する SPX 用に最適化
済み
パフォーマンス最適化済み
Novell デフォルトのフレームサイズ
注意: トークンリングではこの表に記載されているのよりも大きなフレーム/パケットを処理できます。ほとんど
の場合、上記はネットワークで使われる値です。他の値が必要な場合は下記の式を使って算出してください。
注意:
注意 : LLC/SNAP フレームを使う IPX は推奨できないため、これらの表に含まれていません。
注意:
注意 : SPX II を使う Windows NT システムでは、必要な共通パケットサイズをシステム間で調整します。
上記の表の値は、次の式から算出されました。
フレーム/IPX パケット
DIX フレームサイズの Ethernet - MAC ヘッダ (18) = IPX パケットサイズ
LLC フレームサイズの Ethernet - MAC ヘッダ (18) - LLC ヘッダ (4) = IPX パケットサイズ
トークンリングのフレームサイズ - MAC ヘッダ (18) - LLC ヘッダ (4) = IPX パケットサイズ
FDDI フレームサイズ - MAC ヘッダ {ANSI 標準} (34) - LLC ヘッダ (4) = IPX パケットサイズ
IPX パケットから SPX へのデータサイズ (ノーツ RPC データストリーム)
IPX パケット - IPX ヘッダ (30) - SPX ヘッダ (12) = SPX データサイズ
注意: 測定値の単位はすべてオクテットです。バイトという用語がよく用いられますが、技術的に同じで
はありません。
ワークステーション (IPX クライアント) の接続プロセス時に、NetWare サーバーにアクセスして、Netware
サーバーが受け取る最大フレームサイズを含む追加設定情報を取得します。デフォルトでは最大フレームサ
イズが 4202 に設定されています。Ethernet ネットワークでは、トポロジの制限値 1518 が優先されますが、
トークンリングや FDDI ネットワーク、また混合トポロジネットワークではこの値が SPX との通信で問題となる
場合があります。
フラットなネットワーク内では、ノーツとドミノ サーバーのシステムの設定が NetWare で要求されるデフォルト
の設定値に設定されていることを確認してください。トークンリングまたは FDDI のどちらかにスイッチ、ブリッジ、
ルーターで構成されたネットワークがある場合は、NetWare サーバーの設定で「Set Maximum Physical Receive
Packet Size」を 4096 に変更することを推奨します。スイッチ、ブリッジ、ルーターのメモリバッファの適合性が向
上します。混合トポロジネットワークでは、上記の表に記載された最適化の中からいずれかを選択して使うことが
必要になる場合があります。その際のガイドラインを下に示します。
l
l
l
l
トークンリングまたは FDDI での透過ブリッジやストレートルートのネットワーク: 表から必要なエントリを
使います
トークンリングでのソースルートブリッジ構成のネットワーク: IPX パケット、SPX パケット、LSL バッファ
の設定値からさらに 30 バイトを引いた値が RIF フィールドの値になります。これはトークンリングや
FDDI ネットワークの値と、SPX への変換を最適化しない Ethernet だけに対して適用します。
トークンリングや FDDI と Ethernet ネットワーク間を接続するトランスレーショナルブリッジ: 表から必要
な最適化リストを使います
FDDI とトークンリング間を接続する透過またはソースルートブリッジ: 表から必要な最適化リストを使い
ます
SPX は SPX II とは異なり分割可能なプロトコルではないため、異種トポロジで構成されたシステムを持つネット
ワークでは、 フレーム/パケットのサイズを変更して、トポロジ間で許可される小さなサイズ(最大共通サイズ)に
調整することが必要です。システムがより大きなフレームを使えるトポロジに接する場合、各端末システムの最
大サイズが同じに設定されていれば、障害が発生しません。それ以外は、混合トポロジでは次の変更が必要で
す。
l
トークンリングや FDDI から Ethernet ネットワークへのルーティング、またはトークンリングから FDDI ネ
ットワークへのルーティング: 表で必要な最適化リストを使います
NetWare サーバーをルーターとして使う
トークンリングで NetWare サーバーをルーターとして使う場合は、NetWare サーバーの STARTUP.NCF ファイル
に次の行を追加することを推奨します 。
- 281 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
「Set Maximum Physical Receive Packet Size = 4096」
次に必要な変更があればドミノ サーバーとノーツ クライアント システムに対して行います。 これで NetWare
サーバーにアクセスするすべての端末で必ず 4096 のフレーム制限が使われることなります。
注意: ネットワークセグメントが低いフレームやパケットサイズに設定されている場合は、ネットワークに別の値が
必要な場合があります。ネットワーク管理者と障害の可能性について相談して、ネットワークでサポートできる最大
値を使ってください。
- 282 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
TCP/IP MTU サイズ変更の問題
システムの TCP/IP スタック (端末とルーター) のバージョンや、ネットワークを構成する機器のタイプ、トポロ
ジによっては、TCP/IP MTU (Maximum Transmission Unit ) のサイズ変更で問題が生じることがあります。こ
の問題は端末システム (ドミノ サーバーやノーツ クライアント) がトークンリングや FDDI ネットワークで直接
接続されている場合 、または Ethernet ネットワークセグメントや WAN、SLIP/PPP でのダイヤルアップ接続
が共存する混合環境にある場合に、ネットワークを超えてアクセスしようとするときに起こります。
PING TCP/IP ツールを使って、ネットワークの制限を確認できます。必ずしもすべての PING のバリエーショ
ンが同じ機能を提供するわけではないことに注意してください。PING ユーテリティは可変長のテスト用パケッ
トを作成できなければならず、パケットがルーターや直接つながっている端末システムによって分割されるの
を防ぐために「Don't Fragment」フラグを設定できなければなりません。Windows 95/98/NT 版の PING には
その機能があります。下の表を使って、テスト用パケットの測定値を判断してください。ここでは、テスト用パケ
ットの送信に成功する度に通知を返してから、1 バイトづつ追加していき、パケットの分割が必要になった場
合はエラーを示すように設定してあります。このブレークポイントが経路でサポートされる最大サイズです。場
合によっては、大きなテスト用パケットを使うと、1 つまたは 2 つのエラーが返されることがあります。パケット
のサイズ変更上の問題ではないのでここでは取り上げませんが、ネットワークの状態に問題があることを示し
ているので、ネットワーク管理者と一緒に調査してください。
TCP/IP スタックやネットワーク機器によっては、MTU サイズを手動で設定しなければならないことがありま
す。ほとんどの TCP/IP スタックが最大セグメントサイズ (MSS) を使ってローカルセグメント (ルートセグメン
ト) の TCP データサイズを学習し、次にそれを IP パケットサイズに変換します。TCP/IP MSS が見つからな
いときは、デフォルトで 576 が使われます。最新の TCP/IP スタックでは MTU パス発見メソッドを使って、経
路全体の制限を学習します。場合によっては、このメカニズムが必要な制限値を提供するのに失敗したり、ト
ポロジ機能を効率的に使うのを妨げることがあります。TCP/IP スタックの中には手動での設定が必要なもの
や、LAN ネットワーク (Ethernet、トークンリング、または FDDI) には推奨できない値である、デフォルトの最小
値 (576) に設定されているためにローカルセグメントトポロジに対するチューニングが必要なものがあります。
スタックの設定が必要か、使用中の LAN トポロジに対して正しいサイズになっているか、より小さな値に設定
されている WAN リンクがないかどうかを確認してください。MTU を手動でロックする必要がある場合は、次の
ガイドラインを使って必要なサイズを設定してください。
1024
IP パケッ
ト/
MTU サイ
ズ
1006
Ping テス
ト用パケ
ットサイ
ズ
978
1518
1500
1472
ARPA フレームをサポートする古いルーターでまだ使われている
が、めったにない。
Ethernet ネットワークに適切なサイズ
1518
1492
1464
Ethernet だけのネットワークではほとんど使われていない
1522
1500
1472
1518
1492
1464
2048
2022
1994
ブリッジかルーターを使って DIX で Ethernet と接続するか、TR
と接続する TCP/IP 用に最適化済み
ブリッジかルーターを使って SNAP で Ethernet と接続するか、
TR と接続する TCP/IP 用に最適化済み (めったに使われない)
古い 4Mb アダプタと、そのアダプタを使用するネットワークで必
要
N/A
2048
2020
4096
4070
4042
パフォーマンス最適化済み
4202
4176
4148
NetWare 3.x/4.x サーバーでの TCP/IP 最適化済み
4500
4474
4446
ほとんどのルーターでのデフォルトサイズ
1542
1500
1472
FDDI/802.2 SNAP 1526
1492
1464
FDDI/802.2 SNAP 4096
FDDI/802.2 SNAP 4104
4054
4070
4026
4042
FDDI/802.2 SNAP 4202
FDDI/802.2 SNAP 4440
4160
4474
4132
4446
ブリッジかルーターを使って DIX で Ethernet と接続するか、
FDDI と接続する TCP/IP 用に最適化済み
ブリッジかルーターを使って SNAP で Ethernet と接続するか、
FDDI と接続する TCP/IP 用に最適化済み (めったに使われな
い)
パフォーマンス最適化済み
ブリッジかルーターを使って TR と接続するか、FDDI と接続する
TCP/IP 用に最適化済み
NetWare 3.x/4.x サーバーでの TCP/IP 最適化済み
ブリッジかルーターを使って TR と接続するか、FDDI と接続する
TCP/IP 用に最適化済み
トポロジ/フレームタ フレーム
イプ
サイズ
ARPA または
SLIP
Ethernet/DIX ま
たは PPP
Ethernet/802.2
SNAP
トークンリング
/802.2 SNAP
トークンリング
/802.2 SNAP
トークンリング
/802.2 SNAP
Wide-Band/フ
レームリレー
トークンリング
/802.2 SNAP
トークンリング
/802.2 SNAP
トークンリング
/802.2 SNAP
FDDI/802.2 SNAP
コメント
- 283 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
FDDI/802.2 SNAP 4394
FDDI/802.2 SNAP 4500
4352
4458
4324
4430
RFC 1188 IETF 規格
フル FDDI パケットを使う TCP/IP 最適化済み (推奨しない)
注意: トークンリングではこの表に記載されているのよりも大きなフレーム/パケットを処理できます。ほとんど
の場合、上記はネットワークで使われる値です。他の値が必要な場合は下記の式を使って算出してください。
注意: MTU や TCP のウィンドウサイズを必要に応じて変更する方法の詳細は、OS か TCP/IP スタックベン
ダーのマニュアルを参照してください。
上記の表の値は、次の式から算出されました。
フレーム/IP パケットのサイズ変更
DIX フレームサイズの Ethernet - MAC ヘッダ (18) = IP パケットサイズ
LLC フレームサイズの Ethernet - MAC ヘッダ (18) - LLC/SNAP ヘッダ (8) = IP パケットサイズ
トークンリングのフレームサイズ - MAC ヘッダ (18) - LLC/SNAP ヘッダ (8) = IP パケットサイズ
FDDI フレームサイズ - MAC ヘッダ {ANSI 標準} (34) - LLC/SNAP ヘッダ (8) = IP パケットサイズ
Ping テスト用データサイズ
IP パケット - IP ヘッダ (30) - UDP ( TCP) ヘッダ (12) = Ping テスト用パケットサイズ (TCP データサイズ)
注意: 測定値の単位はすべてオクテットです。バイトという用語がよく用いられますが、技術的に同じではあり
ません。
フラットなネットワーク内では、ノーツとドミノ サーバーのシステムの設定が LAN トポロジで可能な最大のフ
レーム/パケットサイズに設定されていることを確認してください。トークンリングまたは FDDI のどちらかにス
イッチ、ブリッジ、ルーターで構成されたネットワークがある場合は、フレーム/パケットサイズを 4096 に変更
することを推奨します。スイッチ、ブリッジ、ルーターのメモリバッファの適合性が向上します。混合トポロジネッ
トワークでは、上記の表に記載された最適化の中からいずれかを選択して使うことが必要になる場合があり
ます。その際のガイドラインを下に示します。
トークンリングまたは FDDI での透過ブリッジやストレートルートのネットワーク: 表から必要なエントリを
l
使います。
トークンリングでのソースルートブリッジ構成のネットワーク: IP パケットと MTU 設定値からさらに 30
l
バイトを引いた値が RIF フィールドの値になります。これはトークンリングや FDDI ネットワークの値と、
Ethernet に対して最適化されない値だけに適用します。
トークンリングや FDDI と Ethernet ネットワーク間を接続するトランスレーショナルブリッジ: 同じ IP パケ
l
ットサイズを提供する最適化リストを使います (共通サイズ)。
FDDI とトークンリング間を接続する透過またはソースルートブリッジ: 必要な最適化リストを使います
l
ClassicIP または LANE を使う ATM は他の端末で使っている LAN トポロジと一致させてください。
l
ATM を使う WAN リンクは小さなパケットサイズを使ってリンクの BER を補ってください。
l
T1/E1、T3/E3 広帯域リンクまたはフレームリレーリンクを使う WAN ネットワークは、LAN トポロジ MTU
l
に一致させるか、LAN トポロジ MTU を変更して、広帯域リンクまたはフレームリレーリンクに一致させま
す。
注意: WAN 接続では、2 枚目の NIC をドミノ サーバーシステムに追加する方法があります。この方法
だと、ローカルユーザーやサーバーアクセスに影響を及ぼすことなく、WAN リンクの制約に対して
TCP/IP スタックを最適化できます。
IP は分割可能なプロトコルのため、異種トポロジ上にあるシステムとルーターで直接接続された、分割サービ
スを提供するネットワークでは、トポロジ間で許可されるように小さなサイズ (最大共通サイズ) に変更する必
要がありません。システムがより大きなフレームを使えるトポロジと接続する場合は、各端末システムの最大
サイズが同じであれば、MTU の障害が生じません。それ以外の場合で、スイッチやブリッジ、ルーターを使っ
て異種トポロジ間を接続した混合ネットワーク環境で分割サービスが提供されないか、サービスが無効になっ
ている場合は、次の変更を行う必要があります。
トークンリングや FDDI から Ethernet ネットワークへのルーティング、またはトークンリングから FDDI ネ
l
ットワークへのルーティング: 必要とする、同じ IP パケットサイズを提供する最適化リストを使います
(共通サイズ)。
専用線、Fractional T1/E3、T1/E1、Fractional T3/E3、T3/E3 またはフレームリレーネットワークと接続
l
するトークンリングや FDDI ネットワーク間: 必要とする、同じ IP パケットサイズを提供する最適化リスト
を使います (共通サイズ)。これらのネットワークではマルチホームにして、ローカル LAN のトラフィック
がチューニングの必要なリモートトラフィックとは別の NIC にアクセスするように構成することを強く推奨
します。
GEO ステーショナリーサテライトのアップ/ダウン リンクアクセスを使うときは、ロケーションごとに別の
l
NIC を使ってドミノ サーバーをマルチホームにし、MTU と TCP のウィンドウサイズをサテライトパス待ち
時間に対して手動でチューニングできるようにしなければなりません。
注意: ルーターがさかんにパケットを細分化する場合は、ルーターポートの MTU 設定を変更して、より
小さなセグメントで一致するようにします (端末システムでより小さなパケットが使われることになりま
す)。ドミノ サーバーで細分化が行なわれる場合は、システムに 2 枚目の NIC を追加します。この方法
- 284 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
だと、ローカルユーザーやサーバーアクセスに影響を及ぼすことなく、経路の制約に対して TCP/IP スタ
ックを最適化できます。
NetWare サーバーをルーターとして使う
トークンリングで NetWare サーバーを TCP/IP ルーターとして使う場合は、STARTUP.NCF ファイルに「Set
Maximum Physical Receive Packet Size = 4096」と追加し、ドミノ サーバーとノーツ クライアントのシステムの
TCP/IP スタックを 4096 フレームサイズに変更します。これによって、NetWare サーバーにアクセスするすべ
ての端末で 4096 フレーム制限が使われます。
注意: 低いフレームサイズに設定されたネットワークセグメントがある場合は、別の値が必要になることがあり
ます。ネットワーク管理者と障害の可能性について相談して、ネットワークでサポートできる最大値を使ってく
ださい。
- 285 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Windows NT クライアントの認証エラー
Microsoft Windows NT Service Pack 4 での不具合が原因で、NetBIOS を使用した Windows NT クライアント
通信を行おうとすると、次のエラーメッセージが表示されることがあります。
不明な種類の権限メッセージを受信しました。
通常、このメッセージは、Windows NT 以外のドミノ サーバーに接続しようとした場合に表示されます。このメ
ッセージを表示しないようにするには、ノーツ クライアントの Microsoft TCP/IP のプロパティで [DNS を使わ
ない] を選択します。
- 286 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
SPX を使用する AIX でのドミノの可用性
AIX 対応版のドミノを SPX プロトコルで接続するとサービスを拒否されることがあります。この場合、SPX リス
ナータスクはエラーをまったくレポートしません。サービスもバインダリに表示されます。クライアントには「サー
バーが応答しません」というエラーメッセージが表示されますが後で接続できます。この問題は調査中です。
- 287 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
サードパーティ製の WinSock サービスに関する問題
サードパーティ製の PPP ダイアラーや TCP/IP プロキシクライアントサービス、プロトコルトネリングソフトウェ
アなどの一部には、Windows システムに付属の WinSock サービスを置き換えるものがあります。これらのア
プリケーションをインストールして接続障害が発生する場合は、そのアプリケーションをアンインストールして
元の WinSock サービスに戻してください。また、Windows ディレクトリにある、名前を変更された元の DLL(ダ
イナミックリンクライブラリ)ファイルを探して、その名前を元に戻す必要もあります。障害が発生した場合は、
そのアプリケーションの製造元にお問い合わせください。ドミノ サーバーやノーツ クライアントのソフトウェアを
実行するには、Windows 95/98/NT に付属している、Microsoft 社製の WinSock DLL サービスが必要です。
メモ:Microsoft
社製の WinSock 2.1 サービスもサポートされています。
メモ
- 288 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
RAS ダイヤルアップでの接続文書の電話番号指定について
ネットワークダイヤルアップ接続文書で電話番号のフィールドに何も入力しないと、ダイヤルアップネットワー
クエントリの電話番号が使用されます。ロケーション文書の [電話] タブで特別な設定をしていない限り、この
設定で正しく機能します。
しかし、アクティブなロケーション文書の [電話] タブで、外線発信番号に 9 などの番号を指定している場合、
この追加情報がダイヤルアップネットワークのダイアラーに渡されるので、正しい電話番号で呼び出すことが
できません。
このような問題を避けるには、ロケーション文書の [電話] タブの情報を削除しておきます。接続文書に電話
番号が設定されているものと設定されていないものがある場合は、それぞれの接続文書用に別々のロケー
ション文書を作成してください。電話番号に先頭や末尾に付ける番号を加えたものを接続文書に指定して、ロ
ケーション文書の [電話] タブのフィールドは空白にしておくという方法もあります。
GSPT46ALY9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
AIX で SPX ポートを再起動できない
AIX 対応版のドミノで「restart port spx」を使おうとしたりコマンドシーケンスを停止/再起動しようとすると、
SPX で修復不可能なリスナータスクの障害が発生することがあります。この障害が発生したら、SXP プロトコ
ル経由のクライアント接続を受け入れるには、ドミノを一度シャットダウンして再起動しなければなりません。
CMAO44UN7F
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
NetWare 5.0 のみを使用するネットワークでの IPX/SPX の使用
SPX か SPX II を使用しているドミノ サーバーやノーツ クライアントでも、NDS にアクセスするために
IPX/NCP サービスにアクセスする必要があります。NetWare 5.0 サービスのみを使用しているネットワークで
は、ドミノ サーバーやノーツ クライアントが NetWare 5.0 NDS サービスにアクセスできるように、IPX ゲートウ
ェイサービスを有効にする必要があります。ネットワーク内で NetWare 3.xx や IntranetWare 4.xx が使用され
ていれば、バインダリサービスを利用できます。
メモ:SPX
や SPX II のプロトコルでは、Novell の新しいネイティブサービスである IPX over IP サービスを使
メモ:
用するネットワーク外にパケットを転送できません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
ポート設定ツールの使用
ドミノ管理クライアントで [サーバー] - [ステータス] タブのポート設定ツールを使用してポートを作成した場
合、ポート行のサイズ上限に達すると、最初のポート行の最後に *NEXT PORTS LINE* という文字列が追加
されて Ports1 行が作成され、次のエラーメッセージが表示されます。
サーバーエラー: 指定したコマンドへのサーバーからの返答がありません。
NOTES.INI ファイルには、ポート情報は正しく追加されます(TCPIP= TCP, 0, 15, 0 など)が、NOTES.INI のア
クティブポート行(Ports=)には追加されません。
この問題に対処するには、NOTES.INI の Ports= 行に手動でポート名を追加します。
CSMH44WV2C
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
アウトラインとデータベースオブジェクトの再利用の問題
OutlineEntry、Outline、Database のクラス階層での抑制により、Outline と OutlineEntry をインスタンス化した
後にアプリケーションで Database.recycle() を呼び出す場合は、この順番どおりに、OutlineEntry.recycle()、
Outline.recycle() そして最後に Database.recycle() を呼び出す必要があります。必ずこの順番で呼び出さな
ければなりません。それ以外では、Database.recycle() をまったく呼び出さないようにします。
MKOA4644X5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
JavaScript の問題
l
l
ノーツ R5 クライアント内での DOM (Document Object Model) のサポートは、ノーツ Document Object
Model データベースで定義されたとおりです。このデータベースは http://www.notes.net/doc で入手
できます。
ドミノでは、SELECT のようなフィールド(Dialog List、ListBox、ComboBox)のための「onKey」および
「onMouse」の JavaScript イベントを実行しません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
ロータス スクリプトの Terminate
ロータス スクリプトモジュールが実行を停止するとすべてのファイルハンドルが閉じるので、サブルーチンの
Terminate に「Close」ステートメントは必要ありません。
Terminate は、一時ファイルの削除など、他の種類のクリーンアップに使用できますが、モジュールの初期化
中にタイムアウトになると、Terminate がコールされて完了してしまうので、Terminate は可能な限り短くする
べきです。たとえばモジュールが 1 分でタイムアウトになり、モジュールの Terminate の実行に 2 分かかる場
合、モジュールは合計 3 分間実行されることになります。
制御切れによってモジュールが停止した場合、Terminate の実行には制御切れ後 1 秒もかからず、その結果
を予測することはできません。
停止理由
Initialize ()
Terminate ()
ファイルハンド
ル
正常終了
実行され完了
実行され完了
すべて閉じる
初期化 () 中のタイムアウト
タイムアウトで停止
実行され完了
すべて閉じる
Terminate () 中のタイムアウト
実行され完了
実行され完了
すべて閉じる
初期化 () 中の制御切れ
制御切れで停止
最初の 1 秒未満で実行
すべて閉じる
Terminate () 中の制御切れ
実行され完了
継続時間 1 秒未満
すべて閉じる
JKAH3SPRHC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
テンプレートの JavaScript
Web メール、ディスカッション、チームルームなどのテンプレートを使用して作成されたデータベースで
JavaScript を正しく機能させるには、データベースに .NSF 拡張子が必要です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
NotesRegistration.AddUserProfile
NotesRegistration.AddUserProfile メソッドは正しく動作しません。回避策として、GetDocumentByKey メソッド
を使用してユーザー文書を検索し、値を置換します。この問題は、将来のリリースで修正されます。
LBRD3VDKBR
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
AIX 上でロータス スクリプト データオブジェクトを使う方法
Intersolv Driver Pack version 3.02 for AIX には、ドライバマネージャ、libodbc.a のアーカイブ版が含まれてい
ます。一方、LS:DO (ロータス スクリプト データオブジェクト) にはドライバマネージャの実行ファイルまたは共
有オブジェクト版が必要です。libodbc.a のタイプを調べるには、次のコマンドを入力します。
file libodbc.a
アーカイブファイルの場合は、ドライバマネージャ、odbc.so の実行ファイルまたは共有オブジェクト版を抽出
する必要があります。次のコマンドを入力します。
ar -x libodbc.a
ドライバマネージャを実行ファイルまたは共有オブジェクトファイルにするために、アーカイブ版を保存し
odbc.so の名前を libodbc.a に変更します。次のコマンドを入力します。
mv odbc.so libodbc.a
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
OutlineEntry.isHidden が正しく動作しません
Java のバックエンドクラスの OutlineEntry.isHidden() は、R5 で正しく動作しません。OutlineEntry.isHidden()
は、設定したプロパティを返すべきですが、そのように動作しません。
MKOA45D5X4, MKOA45BPHR
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
OutlineEntry.setHidden によって非表示のプロパティが2つとも
設定されます
OutlineEntry.setHidden(true) は、[非表示] タブの [段落非表示] - [ ノーツ R4.6 以降] および [非表示] タブ
の [段落非表示] - [Web ブラウザ] の2つのプロパティを両方とも設定します。OutlineEntry.setHidden(false)
は、両方のプロパティの設定を解除します。このリリースでは、各プロパティを個別に設定することはできませ
ん。これらのプロパティのうちの1つを設定または設定解除する必要があるときは、ドミノ デザイナーを使って
設定しなければなりません。
JBBK3Z2QUH
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
モジュールレベルの実行可能コードの作成
モジュールレベルの実行可能コードはサポートされません。Execute 文中にあってあらゆる機能の外部にあ
るコードは、モジュールレベルであり、避ける必要があります。
たとえば
Execute |
Print "Hello World!"
|
というコードは次のように書き直す必要があります。
Execute |
Sub Initialize
Print "Hello World!"
End Sub
│
RBEE3WMSUN
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
多くの余白を含んだ文字列での FullTrim の使い方
FullTrim はスペースで区切られた文字列を常に返すものとは限りません。たとえば、文字列中の2つの単語
の間にスペース、スペース、タブ、タブ、タブ、スペース、スペース、タブ、タブを入力します。その結果、2つの
単語の間にスペース、タブ、スペース、タブから成る十分な余白ができます。つまり、FullTrim は、スペース文
字をそのまま重複させておくかわりに、隣接したスペース文字の重複を排除します。
PDIK3ZYNLW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
Web サーバーは最後の @SetTargetFrame と@コマンドを使います
@SetTargetFrame は、一定の@コマンドとともに作動する新しい@関数です。互換性のある@コマンドのリス
トについて『R5 デザイナーヘルプ』の「@SetTargetFrame」を参照してください。
ここでは、複数の @SetTargetFrame と@コマンドの効果について説明します。
ボタンまたはホットスポットを次のようにプログラムします。
@SetTargetFrame("FrameA")
@Command([OpenForm]; "Form A");
@SetTargetFrame("FrameB")
@Command([OpenForm]; "Form B");
この式により、ノーツ クライアントでは FrameA の Form A と FrameB の Form B が開きます。Web ブラウザ
では、最後の @SetTargetFrameと@コマンドの組み合わせだけが実行され、FrameB の Form B は開きます
が、FrameA のFormA は開きません。
この問題を回避し、Web サーバーの1つのボタンまたはホットスポットから複数のフレームの中に複数のペー
ジを開けるようにするには、JavaScript を使います。次の例では、フレームセットの中に3つのフレームが入っ
ています。
FrameNav には、FrameA と FrameB という2つの兄弟フレームがあります。.
FrameNav にロードされたページは、次の JavaScript コードを実行するホットスポットまたはボタンを持つこと
ができます。
parent.FrameA.location = "http://myserver/mydb.nsf/FormA?OpenForm";
parent.FrameB.location = "http://myserver/mydb.nsf/FormB?OpenForm";
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
大文字と小文字を区別する StrCompare の使い方
ノーツの内部で、次のサンプルコードをエージェントで実行すると、結果は +1 になります。 ノーツの外部で実
行すると、結果は -1 になります。
Sub Initialize
Print sSrCompare( "A", "a")
End Sub
動作の違いは、ノーツのビルドとスタンドアロン ロータススクリプトのビルドで使われている ccstr のバージョ
ンが異なるために生じます。現在では両方が同じ ccStr バージョンを使うようになったので、同じ動作、
strcompare ("A", "a") == 1 が得られます。これは、ノーツの旧バージョンとの相違点です。
RBEE3YZTFX
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
JavaScript とレイアウト領域
JavaScript はレイアウト領域では作動しません。JavaScript が適切に作動するのを確認するには、スクリプト
オブジェクトをレイアウト領域外に配置してください。
注意 上記の情報はノーツ アプリケーションだけに当てはまります。Web アプリケーションではレイアウト領域
を使わないでください。
LDEY45WKPZ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
埋め込み Java アプレットの問題
l
l
l
l
ドミノ デザイナーでのアプレット共有リソースには 32K のサイズ制限があります。フィールドにはリソースの一部であ
るファイル一覧があり、このフィールドが 32K バイトより小さくなければなりません。このサイズ制限を回避するに
は、ファイルを別々のリソースに分割します。
呼び出せる Java アプレットファイルには 64k のサイズ制限があります。アプレットに格納できるデータの結合量 (シ
グネチャ情報、 アプレットのパラメータ情報、アプレットに関連付けられたファイル一覧が含まれます) は 64K バイト
までに制限されています。
パラメータ値の貼り付けをキャンセルしても、元の値に戻らない場合があります。アプレットのパラメータが 1 つ以上
あるときは、[x] を押すと次の値での貼り付け操作が取り消されて、最初のパラメータの値で置き換えられます。
巨大な Java アプレットをロードしたり再ロードするとメモリ不足の状態になります。
回避策は、NOTES.INI で JavaUserClasses を使って、クラス全体またはクラスをまとめてロードします。これによって
クラスは一度だけしかロードされないため、ロードする各アプレットのインスタンスでヒープサイズが著しく増大するこ
とがありません。この回避策には複製する上で問題があります。なぜなら、複製ではデザイナーのコントロール外で
あるファイルシステムからロードされたクラスが必要だからです。
LSHR44AQHS, KWOD44JMCK, TMEK45N9WD, JGIM44RVY3
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ロータス スクリプトと Java の CreateFromTemplate メソッド
CreateFromTemplate メソッドで、参照元のデータベースがテンプレートかどうかを判断する方法が変更され
ました。R4.6 では、参照元のデータベースに NTF という拡張子が付いるだけで構いませんでした。R5 では、
拡張子が NTF で [テンプレートのデータベース] プロパティがオンの場合にのみ、テンプレートとして扱われ
るようになりました。それ以外の場合には、参照元データベースは通常のデータベースとして扱われ、角カッ
コ付きの ACL エントリ([-Default-] など)は、新たに作成されるデータベースで通常の ACL エントリに変換さ
れません。
LBRD46ALK4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
OutlineEntry.setImagesText() で値が保存されないことがありま
す
アウトラインを保存する場合、新規作成したアウトラインエントリのフレーム名に対する変更が失われることが
あります。この問題を解決するには、イメージファイル名を設定する前に、アウトラインにエントリを追加してお
きます。たとえば、次の順序で呼び出しを実行すると、イメージファイル名は保存されません。
Outline outline = db.createOutline("Test");
OutlineEntry oe = outline.createEntry("Domino");
oe.setImagesText("abc.gif");
outline.addEntry(oe, null);
outline.save();
oe.setImagesText() を outline.save() の後に移動すると、イメージファイル名を保存できます。
MKOA464S8B
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
最初のアウトラインエントリを削除して保存するとクラッシュし
ます
最初のアウトラインエントリを削除した後で保存を実行すると、アプリケーションがクラッシュします。この問題
を解決するには、元々は最初にあった2番目のエントリを最初のエントリの前に移動してから、目的のエントリ
を削除します。
MBEN464NL5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
Session.getAgentContext で null が返ります
データベースが空の場合に [データベースのすべての文書] に対してエージェントを実行すると、
Session.getAgentContext() で null が返されたり、クラッシュしたりします。この問題を解決するには、
AGENTRUNNER.NSF で適切なエージェントコンテキスト文書を開いて保存します。
- 310 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
共有ロータス スクリプトアクションと UnprocessedDocuments
共有されていないアクションやライブラリを使用しないイベントが含まれていないビューで、共有ロータス スク
リプトアクションからスクリプトライブラリを呼び出すようにしていると、ボタンの最初のクリックで
NotesDatabase.UnprocessedDocuments メソッドが空のリストを替えします。2回目以降のクリックでは正常に
動作します。
この問題を解決するには、UnprocessedDocuments メソッド呼び出しがあるスクリプトライブラリを使用してい
るビューに、共有されていないアクションを追加します。新規アクションの [オプション] セクションで、共有アク
ションで使用されているスクリプトライブラリごとに USE ステートメントを作成します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
Java エージェント実行中の createSession メソッドの使用
エージェント実行中に Session クラスで createSession() メソッドを使用するとエラーになります。このような場
合は createSession() ではなく getSession() メソッドを使用してください。getSession() メソッドを実行すると、
そのエージェントの、必要なコンテキストが得られます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
MaxLevel が設定されていると ViewEntry が返されます
次のメソッドで ViewNavigator を作成した場合の説明です。
l
l
l
createViewNavFromCategory
createViewNavFromChildren
createViewNavFromDescendants
この場合、MaxLevel が設定されていると、次のメソッドの呼び出しで、ナビゲータではない ViewEntry が返さ
れます。
gotoPos
l
gotoEntry
l
l
getPos
JELL3ZFQTQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
@SetTargetFrame と定義済みのターゲット名
あらかじめ定義されたフレーム名に、_parent や _self などの相対フレーム名が含まれていると、
@SetTargetFrame は機能しません。
VMAA45ATBL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
ACLEntry.isAdminReaderAuthor は 不正に false を返します
システム管理サーバー ACLEntry を [アクセス制御リスト] で [すべての読者フィールドと作成者フィールドを
更新する] に設定し、次にこの ACLEntry をバックエンドアプリケーション、たとえば、バックエンドコール
「ACL.getEntry(エントリ名)」で取得すると、ACLEntry にすべての読者フィールドと作成者フィールドを変更す
る権限があっても、「isAdminReaderAuthor」 を呼び出すと不正に false が返されます。代わりに、
setAdminReaderAuthor( true ) をバックエンドアプリケーションで true に設定している場合、
isAdminReaderAuthor は正しく true を返します。
DBRN4654K3
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
バックエンドコールの Database.getSize は負の値を返します
ロータス スクリプト および Java のバックエンドクラスのプログラミングでは、使用しているデータベースのサイ
ズが 2 GB を超えた場合、Database.getSize() を呼び出すとさらに小さい負の倍数を返します。
この負の倍数をデータベースのサイズに反映される正しい正の倍数に変換するには、Database.getSize() か
ら返された負の倍数の絶対値を得てから (返された値を 0 から引いてその符号を変更する) その絶対値に
2^31 (2 GB) を加えます。
CBRN3N9U6S
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
Database.getURLHeaderInfo は導入されません
バックエンドクラスコール、Database.getURLHeaderInfo() は、R5 では動作が不安定になります。
これは R5 がそのデータベースを呼び出すアプリケーションのコンテキストに左右されるからです。このため、
このメソッドは導入されていないものとみなされ、呼び出されません。ロータス スクリプトでは、このメソッドを
呼び出すと「not implemented」というエラーが発生します。
リモートの IIOP Java では、NotesExceptionの「not implemented」 が出されます。Java エージェントでは、
Web Retriever タスクが実行されていない場合、メソッドは null または空の文字列を返します。Java エージェ
ントでは、Web Retriever タスクが実行されている場合、エージェントがハングアップする場合があります。
DBRN43T7WE, KBET3RETBQ, BLUU3JFLLF
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
UI とバックエンド ACLEntry 設定の違い
次の内容は Java およびロータス スクリプトのバックエンドクラスに適用されます。
l
l
ユーザーインターフェース (UI) では、ACLEntry を「システム管理サーバー」として設定すると、その種類
は自動的に「サーバー」となります。バックエンドクラスでは、ACLEntry を「システム管理サーバー」として
設定しても、種類は変更されません。
ユーザーインターフェース (UI) では、ACLEntry を「システム管理サーバー」として設定すると、ACL の既
存のシステム管理サーバーエントリはどれもシステム管理サーバーではなくなります。バックエンドクラス
では、ACLEntry を「システム管理サーバー」として設定すると、ACL の既存のシステム管理サーバーエ
ントリはすべてシステム管理サーバーのままです。複数のエントリをシステム管理サーバーとして設定す
ることができます。
DBRN4654K3
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
JavaScript と日付
ノーツでは、2桁の日付は次のように扱われます。
50 未満の場合は年は 20nn に設定されます。
l
49 より大きい場合は 19nn に設定されます。
l
JavaScript DateObject コンストラクタはこの規則に準拠しません。2桁の年を JavaScript DateObject コンス
トラクタに渡すと、常に 19 が返されます。
たとえば、ノーツの日付 01/28/01で @Year を実行した場合、2001 を受け取ります。一方、 01/28/01 で
JavaScript の日付オブジェクトを作成し、getYear() をコールすると、1901 を受け取ります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
文書の代替エディタに関する問題
l
l
l
Microsoft Word 95/97 (バージョン 7.0 と 8.0) は、文書の代替エディタとしてサポートされています。ロー
タス ワードプロ 97 もサポートされていますが、新しい ActiveX 機能を利用することはできません。ロータ
ス ワードプロ 96 は、メールの代替エディタとしてはサポートされません。
新規文書のヘッダーとメモ本体の間で切り換えを行う過程で、再作成の問題に直面する場合がありま
す。新規文書のヘッダーと文書本体の切り換えを行った後、アクションボタン([送信] など)を 1 つ選択し
た場合に、この問題が起こります。
文書の代替エディタから印刷すると、3つの印刷ジョブが生成されます。リッチテキストフィールド、OLE オ
ブジェクト、およびメールヘッダ付きの文書がすべて印刷されます。文書の代替エディタをビューから印刷
すると、1つの印刷ジョブが生成されます。
JTHN43YRMB
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
UNIX 上では sendmail と SMTP の両方を使用しないでください
sendmail daemon が稼働している UNIX プラットフォームのサイトでは、マシン上でドミノのオプション SMTP コ
ンポーネントを有効にしないようにします。デフォルト設定では、各プログラムはポート 25 を使ってサービスを
提供しようとしますが、このポートを取得できるのはその内 1 つのプログラムだけです。そのため SMTP サー
ビスが必要な場合には、sendmail daemon と SMTP コンポーネントの両方ではなく、どちらか 1 つだけを有効
にすることをお奨めします。マシン上で SMTP サービスが稼働していない場合には、通常の警告が適用され
ます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
SMTP のインバウンドの宛先制御フィールドは、グループを展開し
ません
ドミノディレクトリ内のサーバー設定文書によって、組織内で外部のインターネットドメインからメールを受け取
れるかユーザーを制限できます。これらの制限は [ルーター/SMTP] - [制限と制御] - [SMTP インバウンド]
タブの [インバウンドの宛先制御] セクションの下にある [次のインターネットアドレスへのみ、メールを許可]
フィールドおよび「次のインターネットアドレス宛てのメールを拒否」で設定します。これらのフィールドの 1 つ
にグループを入力すると、ルータはそのグループをグループのメンバに展開せず、制限は機能しません。この
問題は将来のリリースで解決される予定です。
PMIA44WLX2
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
IMAP クライアントの問題
l
l
l
l
l
l
l
l
ドラフトフォルダまたは送信フォルダを IMAP プロキシデータベースから削除すると、ドラフトまたは送信
メールを保存しようとしたときに、エラーが生じます。フォルダを再び作成するか、またはアカウント文書
の設定オプションを変更して、ドラフトと送信メールを受信箱かその他のフォルダに保存するように設定
します。
IMAP プロキシデータベースでは、証明書を署名済みのメッセージからアドレス帳に直接に追加すること
はできません。インターネットで暗号化されたメールを送信するには、受信者の証明書が必要です。この
問題を回避するには、IMAP オフラインモードまたは POP3 を使ってメッセージをダウンロードして R5
メールテンプレートに入れるか、または暗号化されたメールを送信するときに LDAP を使って証明書を
検索します。IMAP プロキシデータベースから、ネットスケープサーバー上のフォルダを改名することはで
きません。
IMAP プロキシデータベースから新規メールの通知を受け取るには、次のことを行う必要があります。
1. メールの [ユーザープリファレンス] で、[メールプログラム] を Lotus Notes に設定します。
2. プロキシの名前をロケーション文書に入力します。
いくつかの状況下で、ネットスケープの V3.0 メッセージングサーバーでは、メッセージが含まれていたフ
ォルダまたはサブフォルダを含んだフォルダが、完全に削除されません。これらのフォルダは、No
Select フォルダに変換されます。
Cyrus サーバーに対してメッセージを添付すると、エラー「cannot find the message's UID」が生じる場合
があります。このエラーが起きたときは、メッセージを保存せずに閉じて、再び試みてください。
cc:Mail サーバーでは、MIME の保存が現在サポートされていません。保存すると、メッセージ本文に
HTML タグが出現します。メッセージの text¥html の部分が、cc:Mail サーバーでは text¥plain として保
存されます。
cc:Mail サーバーに接続された IMAP サーバープロキシデータベースを複製することはできません。
ノーツ IMAP クライアントデータベースは、BODY [HEADER.FIELDS] との関連で、IMAP 仕様 RFC 2060
に準拠していないサーバーでは使用できません。バージョン 8.30 より前の Alta Vista サーバーおよび
cc:Mail サーバーは、この仕様に準拠していません。
これらのサーバーでは、下記の標準 IMAP コマンドを正しく解釈できません。
FETCH
X:Y (BODY [HEADER.FIELDS
(FROM DATE SUBJECT MESSAGE-ID)])
ノーツでは、このコマンドを使って IMAP メールボックス内のメッセージに関する要約情報を取得します。
IMAP サーバープロキシデータベースを開くときに、このコマンドを使うことでパフォーマンスが改善され
ます。上記で、X:Y はメッセージのセットを表します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
メールファイルの移動
ユーザーのメールファイルのロケーションが移動されていることを R5 クライアントが認識すると、ユーザーの
新しいメールサーバー上のシステム管理要求データベースに対して、クライアントはシステム管理要求をポス
トしようと試みます。ユーザーが新しいメールサーバーにアクセスできない場合、この要求はポストされませ
ん。結果的に、古いメールサーバーのメールファイルは削除されません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
IMAP の正確なメッセージサイズ
サーバーの設定文書の [IMAP サーバーが正確なメールサイズを返すかどうか] フィールドは、デフォルトで
[有効] に設定されています。しかし、MIME 形式以外のメッセージを処理する IMAP サーバーで正確なメッ
セージサイズを要求すると、ただ単にメッセージの要約を表示するために、すべてのメッセージをMIME 形式
に変換しなければなりません。したがって、メッセージサイズを概算で処理するクライアントを使用する場合
は、パフォーマンスのためにこのフィールドを無効に設定することを強く推奨します。Netscape Navigator 4.5
以上または Pine をブラウザとして使用する場合は、デフォルトを使用する必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
送信のための MIME のエンコードの設定が無視される場合
ロケーション文書 ([詳細] - [MIME] タブ) の [アウトバウンドの Macintosh 添付ファイルの変換方法] フィール
ドでは、アウトバウンド MIME メッセージの添付テキストのエンコード方法を選択できるようになっています。
しかし、Quated printable を選択していてもこのフィールドは無視され、添付ファイルは常に Base64 でエン
コードされます。
TSNW42CTED
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
[MIME 優先] への切り替え
ノーツメールを使ってメッセージを受信した後に、[優先なし] または [ノーツリッチテキスト優先] から [MIME
優先] へ設定を変更して、メールにアクセスするのにインターネットクライアントを使い始めると、ユーザーは
ノーツのリッチテキストのメッセージを受信したときの方がメッセージの取り出しに時間が長く掛かることに気
づきます。それは、クライアントへメッセージをダウンロードするときに、ノーツのリッチテキスト形式から MIME
形式へメッセージを変換しなければならないからです。大きなメッセージを変換するときにタイムアウトになら
ないように、インターネットクライアントでダウンロードのタイムアウト値を増やす必要があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
AIX での sendmail の使用禁止
AIX プラットフォームの場合に限って、インバウンドメールがインターネットメールクライアントから受信されて
ロータス ノーツ クライアントへ転送されていることを確認するために、ドミノ サーバーの sendmail デーモンを
いったん終了してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
メールのルールの問題
l
メールのルールの条件 [インターネットドメイン] は、受信する一部のインターネットメールで作動しないこ
とがあります。
l
既存のメールのルールを編集する場合は、保存して閉じる前に、有効にしてください。[ルール] ビューレ
ベルでメール
のルールを有効にすると、ルールは古いアクションを実行し続けます。
l
メールのルールを作成する際、システムが個人用フォルダの選択を許可してしまうという問題がありま
す。メールのルール
によってメールを個人用フォルダに移動することはできません。
l
Netscape Navigator 4.5 でメールのルールを編集するときに、古いキャッシュデータが表示されることが
あります。ブラウザ
の更新ボタンをクリックして、確実に現在のデータにしてください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
cc:MAIL IMAP サーバーのフォルダを開くには
cc:Mail IMAP サーバー上の送信フォルダやドラフトフォルダにあるメッセージをノーツ IMAP クライアント デー
タベースから開けない場合は、 [Ctrl] + [Break] キーを押すと通常の操作を再開できます。
PLOI44QK36
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
Cyrus IMAP プロキシへのメッセージ貼り付け
Cyrus IMAP クライアントを使ってカット&ペーストを行うときに、次のエラーメッセージ「Cannot find the
message's UID」が表示される場合があります。この回避策は [編集] メニューから [貼り付け] を再度選択す
ることです。2 度目にはエラーが表示されません。
PLOI43VP9K
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
不在通知エージェントの問題
現在、不在通知のセットアッププロセスではエージェント実行へのアクセス権がない場合に通知しません。
エージェントが実行可能になったことは通知されますが、アクセス権がないと実行できません。エージェントの
ビューに移動して手動で有効にすると、適切なアクセス権を持っていないことがダイアログに表示されます。
不在通知エージェントの例外「インターネットアドレスからのメールには、自動的に返信しない」が、すべての
受信インターネットメールに対して機能しない場合があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
サーバーベースのメールアカウントにプルするときの重複の検出
サーバーベースのメールアカウントに複製するときに、複製履歴を使わない場合は、重複を検索できます。
これは仕様どおりに機能します。新規エントリのたびに同じメッセージがすでにサーバー上に存在するかどう
かをチェックするとパフォーマンスに大きな影響を及ぼすので、「複製の履歴を使用」のプロンプトで [いいえ]
が選択されると、メッセージの重複が調べられません。 これはローカルメール ファイルにメッセージをプルす
るときには当てはまらないことに注意してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
Web メールに関する問題
l
ブラウザを使用して、ノーツ R4 で作成されたフォルダにアクセスすると、フォルダでは新しい [表示] および [アクシ
ョンバー] アプレットが使用されません.
l
暗号化されたメールはブラウザから読めません。
l
[次] または [前] アクションを使用すると、ブラウザが [表示/フォルダ] ペインの表示を停止することがあります。
l
色付きのテキストを電子メールの本文に追加する場合、そのメッセージをノーツユーザーまたは別の
Web メールユーザーに送信すると色の属性は失われます。
受信ボックスからのメッセージに履歴付きで返信する場合、リッチテキストフィールドで生成されたヘッダ
はユーザーの電子メールアドレスを最初に示し、その下の [送信者] に実際の送信者の電子メールアド
レスが表示されます。これは正しい相手に返信する際の妨げにならないようにしなければなりません。
Web メールを使って誰かにメールを送信するのにメールテンプレートを使用している場合、ブラウザでは
暗号化ファイルは使用されないので、メールを暗号化しないようにしてください。そのため、ブラウザでは
メールの暗号の解除ができません。また、Web メールユーザーは暗号化オプションのセットをもつクライ
アントから送信された会議召集を処理できません。
[すべての文書] ビューでカレンダーエントリーの表示を切り替えるために利用できるユーザー設定はあ
りません。また、[送信] ビューで会議召集の表示を切り替えることもできません。これらの機能は、将来
のリリースで拡張、追加される予定です。
Web メールの利用者で、サーバーに対してローカルなデータディレクトリ以外にメールファイルを設置す
ると、メッセージを送信したり、カレンダーエントリーを作成または返答を送ったときに、次のエラーメッ
セージを受け取ります。
l
l
l
l
Error 404 HTTP Web Server: Lotus Notes Exception - File does not exist
たとえば、サーバー管理者がメールファイルをサーバー上にローカル
(C:¥DOMINO¥DATA¥MAIL¥MYMAIL.NSF) に設置せずに、メールファイルへのデータベースリンク
(G:¥MAIL¥MYMAIL.NSF ディレクトリ) を作成した場合に、エラーが発生します。
MQUE42SRCD, MDEU45DPSN, MQUE438LL4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドミノ以外のサーバーに対するプル/プッシュはサポートされてい
ません
メールルーティングで使用されるドミノ以外のサーバーオプションに対するプル/プッシュの設定は、サポート
されなくなりました。通常の SMTP ルーティングアルゴリズムの後にメッセージが続きます。この変更により、
ノーツは階層なしの名前をサポートできるようになりました。
MLOT3ZALG4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
自動署名を有効にした新規メモの作成
新規メモを作成しているときに、そのファイルが存在しないことを示すメッセージが表示された場合は、自動署
名が有効になっているか、参照しているその署名ファイルが存在していない可能性があります。
DJOS455QBA
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Netscape サーバーに接続するときの IMAP プロキシエラー
Netscape サーバーは、IMAP プロキシを使用しているときに不正メッセージを検出すると、接続を切断しま
す。エラー「リモートシステムが応答しません。」が表示されます。Netscape は、エラーメッセージが除去され
るまで接続の切断を続けます。
PLOI42YK2R
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
インターネットを介したほかのノーツユーザーへのノーツ文書の
送信
インターネットのみを介してほかのノーツユーザーへノーツ文書を送信する送信オプションの [詳細] タブにあ
るオプションは、アウトバウンドインターネットメールサーバーが R5 より前の SMTP MTA を実行している場合
に機能します。このオプションは、インターネットのみを介して R5 より前のノーツメールユーザーにノーツメー
ルを送信する R5 メールユーザーをサポートするためにあります。
JKEN44RRUN
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
インターネットアドレスへのメールの宛先指定
個人アドレス帳にリストされている「Jane Smith」などのユーザー名に電子メールの宛先を登録すると、アドレ
スは [email protected] のようにインターネットアドレスだけで置換され、「Jane Smith」を受信者として表示させ
るアドレスには置換されません。フレーズを含むアドレスが必要な場合は、電子メールに以下のようなフレー
ズが含まれているか確認します。
"Jane Smith" <[email protected]>
JBII44JQZ2
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
テキストの色は、HTML からノーツリッチテキストに変換されませ
ん
メッセージが MIME/HTML フォーマットからノーツリッチテキストに変換されるときに、テキストの色属性は保
持されません。
GCUN44LMN3
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
送信されたメールフォーマットと保存されるメールフォーマット
送信したメールを保存する R5 ユーザーは、メールの保存フォーマットはインターネットユーザーに送信された
フォーマットと異なる場合があることに注意してください。保存されるメールのほとんどはノーツリッチテキスト
ですが、インターネットメールは MIME フォーマットで送信されることがあります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
変換済みメッセージに追加される .PCX 添付ファイル
ドミノでインラインイメージを含む HTML メッセージが MIME-to-CD 変換を経由すると、インラインイメージは
添付ファイルに正しく変換されます。ただし、イメージが入る場所に CD の IMAGE タグが配置されます。この
タグ自体はイメージです。ドミノでこのメッセージが CD-to-MIME 変換を経由すると、IMAGE は .PCX 添付フ
ァイルに変換されます。したがって、メッセージには添付ファイルが2つ表示されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
同じサーバー上にある2つのメールボックスに接続できません
同じサーバー上にある2つのメールボックスに接続することはできません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
言語の設定
次の例は、システムでの文字変換の設定方法を示しています。この例ではベトナム語の設定を示していますが、
ほかの言語グループにも応用できます。
設定文書の設定
1. ドミノ管理クライアントで [設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
2. [設定] を選択します。
3. [サーバー設定の追加] をクリックしてサーバー設定文書を新規作成します。
4. [基本] タブの次のフィールドに情報を設定します。
フィールド
設定値
すべてのサーバーのデフォルトの設定とし
て使用:
[はい] をオンにする
この文書の MIME 言語設定:
[有効] をオンにする
最適化された LDAP 検索:
[はい] を選択
5. [LDAP] タブの次のフィールドに情報を設定します。
フィールド
設定値
匿名ユーザーが LDAP で検索可能なフ
ィールドの選択:
適切なフィールドをリストします。
6. [MIME] - [基本] タブで次のフィールドに情報を設定します。
フィールド
設定値
1次キャラクタセットグループ
ベトナム語
2次キャラクタセットグループ
Unicode
7. [MIME] - [キャラクタセット] タブで次のフィールドに情報を設定します。
フィールド
設定値
下のアウトバウンドメールオプションで、す
べての可能性を選択
チェックボックスをオンにし、メッセージの
ヘッダーと本文の設定中にすべてのキャ
ラクタセットが使用できるようにします。
キャラクタセットグループ別の MIME 設定:
ベトナム語
8. [MIME] - [詳細] - [インバウンド] タブで次のフィールドに情報を設定します。
フィールド
設定値
MIME でないメールや MIME でキャラクタ
セットが不明な場合、次の8ビットのキャラ
クタを仮定:
Windows-1258
9. [MIME] - [詳細] - [アウトバウンド] タブで次のフィールドに情報を設定し、サーバー設定文書を保存しま
す。
フィールド
設定値
多言語メールの MIME への変換時:
良く表現できるキャラクタセットで送信
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
10. 異種 SMTP ドメイン文書を作成します。
11. グローバルドメイン文書を作成します。
12. サーバー文書を次のように編集します。[インターネットプロトコル] タブの次のフィールドに情報を設定
し、サーバー文書を保存します。
フィールド
設定値
HTTP クライアントからのデータベース参
照を許可:
はい
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
インバウンドインターネットメールのデコード
UUENCODE 形式でエンコードされたデータを含むインターネットメールをノーツ クライアントで受信した場合、
正しくデコードできない場合があります。ドミノ サーバーでの処理は、受信者のメール形式設定で決まります。
ユーザーのメール形式は、R5 ドミノディレクトリのユーザー文書にある [メール] タブの [受信メールの形式:]
フィールドで設定します。
メール形式設定が [ノーツリッチテキスト優先] になっているユーザーに配信されたインバウンドインターネット
メールは、ノーツ形式に変換されます。MIME 形式以外のインターネットメール(MIME-Version ヘッダーも
MIME Content- ヘッダーも含んでいないメール)は、UUENCODE 形式のデータがあるかどうか調べられま
す。メール内に UUENCODE 形式のオブジェクトがあれば、それぞれデコードされてノーツ形式の添付ファイ
ルに変換されます。同様に、MIME 形式のインターネットメールも、転送エンコード方法が X-UUENCODE(ま
たは同種のエンコード方法の1つ)の MIME 部分があるかどうか調べられます。UUENCODE 形式の部分が
あれば、これもそれぞれデコードされてノーツ形式の添付ファイルに変換されます。1つの MIME 形式の本文
中に UUENCODE 形式のオブジェクトが複数存在する場合は、最初のオブジェクトだけがデコードされます。
メール形式設定が [MIME 優先] か [優先なし] になっているユーザーに配信されたインバウンドインターネッ
トメールは、ノーツ形式に変換されません。メールに含まれる UUENCODE 形式のデータは UUENCODE 形
式のまま残ります。最も簡単な対処方法は、ノーツ クライアントからメールを書き出し、外部のデコードプログ
ラムを使用して、メールに含まれる UUENCODE データをデコードすることです。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
翻訳版の Web メールへのアクセス時に英語のメッセージが表示さ
れます
ローカライズされたサーバーキットか同等のドミノ環境を使用しているユーザーの場合、Web メールにアクセ
スするときに英語のメッセージが表示されます。
ローカライズされたサーバーキットは次のコンポーネントで構成されています。
International English 版ドミノのプログラムコード(DLL)
l
サーバーとクライアントの翻訳されたテンプレート
l
翻訳されたヘルプデータベース
l
この問題を解決するには、ドミノで次の修正作業を実行します。
1. 各言語のインストールディスクからドミノ サーバーに次のファイルをコピーします。
メモ:C:¥LOTUS¥DOMINO
はユーザーのドミノプログラムディレクトリを、XX は言語の識別子を表してい
メモ
ます。
C:¥LOTUS¥DOMINO¥DATA¥DOMINO¥ICONS¥SRCHXX.HTM
C:¥LOTUS¥DOMINO¥DATA¥DOMINO¥ICONS¥SCHBXX.HTM
C:¥LOTUS¥DOMINO¥NHTRSXX.DLL
2. 次の NOTES.INI 設定をドミノ サーバーの NOTES.INI ファイルに追加します。XX は言語の識別子を表し
ています。
DOMINORESLANG=XX
言語の識別子
言語
識別子
言語
識別子
言語
識別子
ドイツ語
de
デンマーク語
da
ポーランド語
pl
フランス語
fr
オランダ語
nl
チェコ語
cs
スペイン語
es
ノルウェー語
no
ハンガリー語
hu
イタリア語
it
スウェーデン語
sv
ロシア語
ru
ポルトガル語(ブラジル)
pt
フィンランド語
fi
トルコ語
tr
ギリシャ語
el
スロベニア語
sl
3. サーバー文書を開き、[インターネット] - [Domino Web Engine] タブを選びます。[キャラクタセットのマッピ
ング] セクションで、[リソースの言語] オプションを必要な言語に設定します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
MIME 言語設定が読み込まれないことがあります
クライアントの個人アドレス帳で MIME 言語設定を変更すると、その言語設定が自動的に読み込まれます。
ただし、ドミノディレクトリでは自動的に読み込まれません。
また現時点では、MIME 言語設定はグループ固有のサーバー設定文書からは読み込まれません。
JEIN45S2DJ, JEIN45S2AW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
送信エラーレポートで US-ASCII 以外の [件名:] フィールドの
データが保存されません
ルーターで SMTP DSN 形式の送信エラーレポートを生成する場合、送信エラーレポートの文字が US-ASCII
でなければ、その文字をエンコードするためのキャラクタセットが正しく選択されません。このため、US-ASCII
以外の文字では、SMTP 経由で送信された送信エラーレポートの件名が読めなくなってしまいます。
- 349 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ノーツ MAPI プロバイダと R4.x メールテンプレート
ノーツメールデータベースへのアクセスに Exchange や Outlook などの MAPI クライアントを使用している場
合、一部のフォルダではすべての列([件名] など)が正しく表示されないことがあります。この問題は、メール
データベースで R5 のメールテンプレートを使用している場合に発生します。メールデータベースで R4.x の
メールテンプレートを使用していれば、列は正しく表示されます。将来的には、R4.x のテンプレートも R5.x の
テンプレートも使用できるように、ノーツ MAPI プロバイダを機能拡張する予定です。
RGUR45UP5L, RGUR45UPGW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
メールファイルの変換で -s オプションを使用する際の問題
メールファイル変換ユーティリティを使用するとき、 -s オプションを使用してメールファイルの変換の際にフォ
ルダのアップグレードを防ぐことができます。ただし、R4.6 から R5 にアップグレードする場合、このオプション
は [受信ボックス] フォルダのアップグレードも妨げてしまいます。その結果、データベースを開くと次のエラー
メッセージが表示されます。
Illegal circular USE: Object Variables
この問題を回避するには、変換済みのメールファイルの設計を編集します。設計のプロパティで [更新時に再
設計/設計の置換を禁止する] をオンにし、変換ユーティリティに -s オプションを付けて再実行します。
メモ:システム管理者からエンドユーザーに送信するメール通知によるアップグレードでは
-s オプションは使
メモ:
用しません。
TAN44ZDVW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
R4.x でカプセル化されたメールが R5 クライアントで読めません
R4.6x クライアントでカプセル化されたメールが SMTP 経由でインターネットから R5 サーバーに転送された
場合、ユーザー文書の [受信メールの形式:] フィールドを [MIME 優先] か [優先なし] に設定しているユー
ザーに対しては、そのメールが正しく変換されません。R5 クライアントで表示できない ENCAP2.OND 添付フ
ァイルについてのメッセージが表示されます。
- 352 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
デフォルトで返信を暗号化します
受信者のユーザー文書で、受信時にすべてのメールを暗号化するように指定してあると、そのユーザーが
メールの返信を出す場合、デフォルトで返信メールも暗号化されます。必要であればすべての返信を暗号化
できます。また、[送信オプション] ダイアログボックスで個々のメールに対して暗号化を無効にすることもでき
ます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
リソースとデータフォークが2つの添付ファイルとして保存され
ます
R5 受信者に配信された、マルチパートや appledouble パートを含む MIME メッセージには、リソースフォーク
とデータフォークが1つにまとまらないで2つの添付ファイルとして含まれています。
PLYS45VGUZ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
CD-MIME 変換中に作成される数値名の一時ディレクトリ
サーバータスクのスレッドが CD-MIME 変換を実行していると、ドミノデータディレクトリに数値名が付いた一
時サブディレクトリが作成されます。通常の処理ではこれらの一時ディレクトリとその内容は削除されます。
サーバーが異常終了してこれらのファイルが削除されなかった場合は、サーバーを再起動する前にこれらの
サブディレクトリとその内容を削除しても問題ありません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
R4.6 ユーザーからのメールに返答するときのエラー
同じノーツドメインの別のユーザーに対するメールに返答したときに、「該当するエントリがありません」という
エラーが発生した場合、[宛先:] フィールドに「完全な」アドレスを入れることでこの問題は回避できます。たと
えば、Jane Doe/East/Acme に返答する場合、アドレスに「@ドメイン」を追加します。ここでの「ドメイン」はノー
ツメールドメインの名前です。たとえば、Jane Doe/East/Acme@Acme となります。
- 356 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
[コピー不可] オプションを指定すると、印刷、転送、履歴付き返
信を実行できません
ノーツのメールユーザーは配信オプション [コピー不可] を使って他のユーザーと共有できない文書を送信で
きます。受信者が印刷、転送または電子メールに履歴付きで返信しようとすると、「コマンドを実行できませ
ん」というエラーが表示されます。
- 357 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ サーバー
R4.x クライアントは UNIX から提供されたインラインイメージを
使えません
MIME 形式のメッセージに R4.x クライアントからアクセスする、または R4.x サーバーに複製する場合、R5
サーバーは、動作中、そのメッセージを CD レコードに変換します。MIME 形式のメッセージにインラインイメー
ジが含まれている場合、イメージの変換は失敗する可能性があり、その結果、イメージは R4.x クライアントか
らアクセスできない添付ファイルに変換されます。R4.x クライアントでメッセージを表示すると添付ファイルの
アイコンは表示されますが、その添付ファイルを表示、起動、または保存しようとするとエラー「文書が無効ま
たはありません」が発生します。
元の MIME 形式のメッセージにはまだイメージが含まれているので、R5 クライアントや Web ブラウザでは正
常にアクセスできます。
この問題は、R5 サーバーが UNIX サーバーである場合に、常に起こります。NT サーバーでは、この問題は
ほとんど起こりません。問題はインラインイメージだけに影響し、イメージ添付ファイルには影響がありませ
ん。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
日本語メッセージ中のマーカー文字は正しく変換されません
Microsoft Exchange 用のドミノ マイグレーションツールは、日本語キャラクタセット(コードページ 932)を使っ
た環境から移行したメッセージに含まれるマーカー文字(・)を正しく変換しません。
SYOA426AUL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Mail
ドミノ管理クライアント
Microsoft Mail マイグレーションツールは Windows NT 上でのみ
稼動します
ドミノ管理クライアント内の Microsoft Mail マイグレーションツールは Windows NT 上でのみ機能します。
Windows 95 および Windows 98 には競合する DLL (ダイナミックリンクライブラリ) があるため、これらのプラ
ットフォーム上では移行ツールを使用できません。
ただし Microsoft Mail マイグレーションツールを使用して、Microsoft Mail ポストオフィスから、Windows
NT、OS/2、AIX、HP/UX、Solaris、OS/390、および AS/400 を含む任意のドミノプラットフォームにユーザーを
移行することはできるということに注意してください。Windows NT のみという制限は、移行ツールが実行でき
る場所だけに適用されます。
- 360 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
移行されたすべての cc:Mail メッセージには、未読のマークが付
けられます
cc:Mail マイグレーションツールを使用して移行されたメッセージは、ユーザーのメールファイルで未読として
マークされます。
- 361 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
パスワードがないと cc:Mail DB8 ユーザーの移行は失敗します
cc:Mail ユーザーがメールボックスを移行するためには、メールボックス上にパスワードが必要です。パスワー
ドが存在しない場合は、移行によってノーツユーザー文書とメールファイルは作成されますが、ユーザーの
メールの変換は失敗します。
DB6 ポストオフィスにメールボックスを持つユーザーに対しては、移行中にランダムパスワードを生成するオ
プションを使用して、現在 cc:Mail パスワードを持たないユーザーを正常に移行できます。DB8 ポストオフィス
にメールボックスを持つユーザーに対しては、ランダムパスワードオプションを使用してパスワードを割り当て
ても、メールの変換は成功しません。
DB8 ポストオフィスからメールメッセージを移行する前に、ポストオフィスユーザーが有効な cc:Mail パスワー
ドを持っていることを確認してください。
- 362 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
cc:Mail の移行での破損ファイル
有効な cc:Mail ポストオフィスを開いて移行するときに、次のエラーが表示される場合があります。
Initialization of cc:Mail Migration engine failed
このエラーは、cc:Mail のインストール時に作成された CCVER.TB ファイルが破損している場合に起きます。
回避策としては、完全な CCVER.TB フ ァイルを cc:Mail のポストオフィスディレクトリにコピーします。
CN0F07
- 363 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ノーツ クライアント
R8 クライアントとの動作が保証されていない cc:Mail アップグ
レードウィザード
cc:Mail アップグレードウィザード(エンドユーザーの移行ツール)は、cc:Mail R2.x または R6.x クライアントと
動作する設計になっています。R8 クライアントでは、これを使って個人アドレスを移行できますが、アーカイブ
ファイルの移行はできません。
KMER3Z2M86
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
cc:Mail での不正確な移行エラー
不正確なエラーは、次の状況で発生します。
1. cc:Mail 移行ツールを使ってユーザーを cc:Mail から ノーツへ移行します。
2. 移行したユーザーの ID ファイルを使って、移行したメールファイルを開きます。
3. ノーツのメールファイル用のアクセス制御リストにノーツのシステム管理者の名前をマネージャのアクセ
ス権で登録します。
4. ノーツ システム管理者として、[Mail Only] オプションを指定してユーザーの cc:Mail メールボックスを再
度移行します(ユーザーの再登録はしない)。移行が正常に終了します。
5. ところが、ローカルのノーツログをチェックすると、エラー「The name is not in the list」を受け取っているこ
とがわかります。
たとえば、Six Pwd というユーザーがいます。下記で、エラーは太字
太字で示されています。
太字
03/15/99 10:03:43 AM Registration completed. Now converting mail file for Six Pwd...
03/15/99 10:03:44 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11009 Processing messages for user
"Pwd, Six" on post office "6"...
03/15/99 10:03:45 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11019 Processing messages in
Drafts...
03/15/99 10:03:45 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11020 Processing messages in
Message Log...
03/15/99 10:03:46 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11018 Processing messages in
Inbox...
03/15/99 10:03:57 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11010 Processing messages in folder
"three"...
03/15/99 10:04:00 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11010 Processing messages in folder
"two"...
03/15/99 10:04:03 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11024 Processing private mailing
lists...
03/15/99 10:04:26 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11043 Completed processing messages
for user "Pwd, Six" on post office "6"; "23" messages(s) in total, "23" messages(s)
successfully migrated, "0" messages(s) unsuccessfully migrated
03/15/99 10:04:26 AM cc:Notes/DOMINO Admin Server: I:11030 Processing alias entries...
03/15/99 10:04:26 AM The name is not in the list.
03/15/99 10:04:26 AM Six Pwd registered successfully
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
cc:Mail ユーザーの再移行での2つのメールファイル
cc:Mail ユーザーを再移行するときは、次のシナリオを考慮に入れてください。
1. cc:Mail 移行ツールを使ってユーザーを cc:Mail から cc:Mail R6.3 へ移行します。
2. 移行が正常に終了したら、¥CCDATA¥NOTES.USR を開き、メールと ID ファイルのリストを確認します。
3. システム管理者として、ユーザーの cc:Mail メールボックスを再度移行します。既存のメールファイルへ
のアクセス権を持っていない場合は、新規メールファイルを作成するように指示されます。
4. 一意のファイル名を指定すると、ディレクトリのユーザー文書を更新するように指示されます。これで、
ユーザーは2番目のメールファイルへ正常に移行されました。
5. ユーザーのユーザー文書を調べ、期待どおりに2番目のメールファイルを参照していることを確認しま
す。ところが、NOTES.USR ファイルを調べると、元のメールファイルを引き続き参照していることがわかり
ます。つまり、ノーツメールが配送されるファイルと、ユーザーのログインファイルが異なります。
この問題を回避するには、cc:Mail R6.3 ユーザーについて2番目のメールファイルを作成しないでください。
ユーザーの再移行が必要な場合は、メールファイルを結合できるように、アクセス制御リストにユーザー自身
が登録する必要があります。
JSWR462VUQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
LDIF
ドミノ管理クライアント
LDIF 移行ツールでサポートされるスキーマ
LDIF 移行ツールの現在のバージョンでは、サポートされるスキーマの範囲が限定されています。次のスキー
マに対する属性の呼び出しがサポートされます。
LDAP
l
X.500
l
Internet White pages
l
ドミノディレクトリから LDIF ファイルにユーザーを書き出し、次に LDIF 移行ツールを使ってファイルを呼び出
すと、サポートされるスキーマに適合しないノーツの属性は呼び出されません。
- 367 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
cc:Mail フォルダが空だと移行時に作成されません
cc:Mail メールボックスを移行するときに、移行するメールボックス内のフォルダにメッセージが含まれていな
いと、対応するノーツフォルダが移行先のメールデータベースに作成されません。移行ツールはメッセージが
含まれているフォルダだけを作成します。
- 368 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
非 ASCII データの移行がサポートされていません
非 ASCII データ (SBCS または DBCS) を含む cc:Mail ポストオフィスの移行はまだ実現されていません。
- 369 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
本文のないメッセージに関するエラーは無視されます
ドミノマイグレーションツールと、Microsoft Exchange のエンドユーザーのアップグレードウィザードに対して、
ノーツログに間違ってエラーが記載されることがあります。このエラー表記は件名はあるが、本文のないメッ
セージを移行するときに起こります。これらのログエントリは無視してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
LDIF
ドミノ管理クライアント
LDIF ツールはすべての属性を呼び出すわけではありません
LDIF 用のドミノマイグレーションツールは、LDIF ファイルのエントリから次の属性を呼び出しません。
l
l
MailSystem
AltFullnameLanguage
MailSystem
ノーツ属性 MailSystem の値は、ユーザーの実際のメール設定を反映するためのものです。マイグレーション
の前に、電子メールの交換に使用されるシステムに基づいて、管理者がこの属性に値を指定します。この属
性の呼び出し値は、管理者が設定する設定と矛盾することがあるので、マイグレーションツールは
MailSystem の値を呼び出しません。
AltFullnameLanguage
ノーツ属性 AltFullnameLanguage の値は、ユーザーのノーツ名の代替言語版を格納するために使用可能な
言語を指定します。たとえば、この属性の値として French を設定すると、Steven というユーザーに対して
Etienne などのフランス語の別名を提供できます。使用可能な代替言語は、ユーザーの登録に使用される認
証者 ID に依存します。ユーザー別名は、認証者 ID によってサポートされている言語でのみ指定できます。
マイグレーションを実行する前に、LDIF マイグレーションツールは使用される認証者 ID が
AltFullnameLanguage で指定された言語をサポートするかどうかを判断できません。このため、マイグレーショ
ンツールは AltFullnameLanguage の値を呼び出しません。
AltFullname
移行ツールは、LDIF ファイルのユーザーエントリから属性 AltFullname を呼び出しますが、ノーツはマイグ
レーションされたユーザーに対して管理者が適切な代替言語 (AltFullnameLanguage) を設定した場合にだけ
この属性を使用します。登録に使用される認証者 ID が指定された代替言語をサポートしない場合、ノーツは
AltFullname 属性の値を無視します。
- 371 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
空の第2レベルのサブフォルダ移行時に強制終了します
cc:Mail のメールボックスで、空の第2レベルのサブフォルダ(<フォルダ>¥<サブフォルダ1>¥<サブフォルダ2>
など)のメールボックスを移行すると、ドミノ管理クライアントが強制終了します。サブフォルダに1つ以上のア
イテムが含まれていれば、このような問題は発生しません。移行を行う前に各ユーザーに、メールボックスか
ら空のサブフォルダを削除しておくように指示してください。
CNIN46AGFS
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
LDIF
ドミノ管理クライアント
識別名を基にした LDAP ディレクトリ検索に失敗する場合
LDIF ファイルからユーザーを移行する場合、[ノーツのユーザー文書に指定したフルネームで登録する] オプ
ションを選択していると、ユーザーの LDAP 識別名(DN)はノーツのユーザー文書の2次ユーザー名として追
加されます。1次ユーザー名は、名字と名前に認証者 ID から取り出された組織情報を加えたものになりま
す。ユーザーをディレクトリエントリとしてのみ移行し、ノーツ ユーザーとして登録しない場合でも、この規則が
適用されます。
たとえば、Acme 社の認証者 ID(/Acme Corp)を使用して次の LDIF ファイルを呼び出したと仮定します。
dn: cn=Bruce Bitter, ou=Product Development, o=Acme, c=US
objectclass: top
objectclass: person
objectclass: organizationalPerson
objectclass: inetOrgPerson
ou: Product Development
cn: Bruce Bitter
cn: BBitter
cn: BBitter Alias
sn: Bitter
givenname: Bruce
l: Boston
uid: bbitter
mail: [email protected]
移行が完了すると、ユーザーを登録したかどうかに関わりなく、ユーザー文書の [ユーザー名:] フィールドに
は次の名前が設定されています。
Bruce Bitter/Acme Corp
Bruce Bitter
Bruce Bitter/Product Development/Acme/US
Bbitter
Bbitter Alias
1次名には、LDIF ファイルの属性ではなく、認証者 ID から取り出された組織情報(/Acme Corp)が使用され
ていることに注意してください。
ドミノディレクトリの LDAP 検索ではユーザー文書の1次ユーザー名のみが調べられます。このため、呼び出
した識別名に含まれる組織階層(/Product Development/Acme/US)に検索ベースを限定して検索を行って
も、ドミノディレクトリにはその階層名が含まれていないので目的のユーザーは見つかりません。ドミノディレク
トリでこのようなユーザーを正しく検索するには、検索ベースに「o=Acme Corp」を指定します。
ldapsearch -l 300 -L -h server -b "o=Acme Corp" "(cn=Bruce Bitter*)"
正しい検索ベースが分からない場合は、検索ベースの指定を省略します。検索ベースを省略すると、有効な
階層すべてに含まれるユーザーが検索対象になります。
- 373 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
LDIF
ドミノ管理クライアント
LDIF 移行ツールで [countryname] と [c] の属性が呼び出されま
せん
LDIF 移行ツールでは、[countryname] と [c] の LDAP 属性は呼び出されません。将来的には、呼び出され
たこれらの属性はノーツの [国名:](OfficeCountry)フィールドに割り当てられる予定です。
- 374 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
[有効なユーザー/グループ:] リストでの問題
l
l
移行する Exchange Server に接続すると、移行できるユーザーの名前が [有効なユーザー/グループ:]
リストに表示されます。このリストに表示される名前は、Exchange ディレクトリの [姓:] と [名:] のフィール
ドの名前ではなく、[表示名:] フィールドの名前です。Exchange の表示名は移行ツールにより解析され
て、ユーザー文書の [姓:] と [名:] のフィールドに設定されます。
[有効なユーザー/グループ:] リストには [Microsoft Schedule+ Free/Busy Connector] というオブジェクト
が表示されます。この項目はユーザーではないので移行対象にしないでください。
- 375 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
カスタム受信者を移行できない
Exchange ディレクトリのカスタム受信者リストは移行できません。[有効なユーザー/グループ:] リストには、カ
スタム受信者の名前は表示されません。また、Exchange のグループ(配布リスト)を移行する場合も、グルー
プのメンバーに含まれるカスタム受信者は移行されず、ノーツのグループメンバーとして登録されません。
- 376 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
名前に非 ASCII 文字を含む個人フォルダを移行できません
Microsoft Exchange のアップグレードウィザードでは、名前に次の非 ASCII 文字を含む個人フォルダのデータ
を移行できません。
中央ヨーロッパ言語(1250)
l
キリル文字言語(1251)
l
ギリシャ語(1253)
l
トルコ語(1254)
l
バルト海沿岸諸国語(1257)
l
AMCY464N3X
- 377 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
西ヨーロッパ言語コードページの文字を正しく変換できません
Microsoft Exchange の移行ツールでメールを変換する場合、西ヨーロッパ言語コードページ(1252)の次の文
字を正しく変換できません。
‐
‡
†
‐
TM
"
…
‰
AMCY435GU7
- 378 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
[削除済みアイテム] フォルダを移行できません
Microsoft Exchange のアップグレードウィザードでは、ユーザーの個人フォルダの [削除済みアイテム] フォ
ルダに含まれるアイテムを移行できません。
- 379 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
日本語のメールのフォントを正しく割り当てられません
Microsoft Exchange の移行ツールで日本語キャラクタセット(コードページ 932)を使用する環境でメールを変
換する場合、メールに含まれるフォント設定が、次に示すように正しく割り当てられません。
Exchange
ノーツ
MSP ゴシック
MS ゴシック
MSP 明朝
MS ゴシック
MS ゴシック
MSP 明朝
MS 明朝
MSP ゴシック
SYOA426DQN
- 380 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
メールとフォルダの移行での問題
このリリース情報では、ユーザーの Exchange メールファイルに関して、移行できないメールメッセージとフォ
ルダをリストで示します。
メールメッセージ
ドミノの Microsoft Exchange 移行ツールでは、次のメールアイテムは移行されません。
メールの本文で、埋め込みオブジェクトよりも後に位置する添付ファイル。
l
別のメールメッセージに挿入されたメッセージ。
l
メールの BCC フィールドに設定された情報。
l
255 文字を超える CC の受信者リスト。CC フィールドの先頭からの 255 文字だけが移行対象になりま
l
す。
既読マークと未読マーク。
l
フォント情報の一部。移行したメールメッセージ中の文字の表示に使用されるフォントが、元の Exchange
l
メッセージで使用されているフォントと異なる場合があります。
大きなサイズの Outlook の「メモ」アイテム。このようなアイテムを移行しようとすると、ドミノ管理クライア
l
ントがハングアップしてしまいます。
受信メッセージ
ドミノの Microsoft Exchange 移行ツールでは、自動的に生成されたメールメッセージに含まれる次の情報は
移行されません。
移行以前に既読マークが設定されており、Exchange の [受信トレイ]、[削除済みアイテム]、[個人フォル
l
ダ] に保存されている受信確認通知の本文。
配信確認通知の本文。
l
配信不能メールレポートの本文。
l
Outlook/Exchange ユーザーが受信した未読メールの確認通知。
l
たとえば、Outlook/Exchange ユーザーAが Outlook/Exchange ユーザーBに受信確認の通知を設定し
たメールを送信し、移行までそのメールが未読のままになっている場合、ユーザーAとBを移行した後
で、ユーザーBがノーツでそのメールを開いても、ユーザーAに受信確認メールは送信されません。
フォルダ
ドミノの Microsoft Exchange 移行ツールでは、次のフォルダアイテムは移行されません。
[送信トレイ]、[送信済みアイテム]、[下書き] フォルダのサブフォルダ。これらのフォルダ内にあるメール
l
は、メールファイルの [すべての文書] ビューに移行されます。
名前に「¥」や「|」という文字を含むフォルダ。これらのフォルダの名前は移行時に変更されます。
l
ユーザーの [受信トレイ] と [削除済みアイテム] フォルダから移行されるサブフォルダのフォルダ階層。
l
これらのフォルダから移行されるサブフォルダは、次のような名前のフォルダ内に配置されます。
ExchangedInboxSubfolders
ExchangedDeletedItemsSubfolders
たとえば、ユーザーの [受信トレイ] にある [CurrentProjects] というサブフォルダを移行した場合、ノー
ツのメールファイルでは、このフォルダは同じ名前で [ExchangedInboxSubfolders] という名前のフォルダ
内に配置されます。
- 381 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
大量のダブルバイト文字 (DBCS) を含むユーザー属性を呼び出せ
ません
Microsoft Exchange 移行ツールでは、ノーツのユーザー文書に含まれるユーザー属性に対応する、ユー
ザー属性のみが移行対象になります。ただし、ダブルバイト文字 (DBCS) のコードページを使用する環境で
は、次のノーツ属性に対応する Exchange 属性に大量のデータが設定されている場合、そのデータを移行で
きないことがあります。
MiddleInitial
l
OfficePhoneNumber
l
OfficeFAXPhoneNumber
l
CellPhoneNumber
l
PhoneNumber_6
l
Assistant
l
StreetAddress
l
City
l
State
l
Zip
l
Country
l
PhoneNumber
l
Comment
l
このような問題は、ノーツフィールドに割り当てられる Exchange フィールドに大量のデータが設定されている
場合にのみ発生します。データの量が少なければ、フィールドは正しく割り当てられ、移行は正常に終了しま
す。
SYOA42KDXL
- 382 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
Exchange 配布リストの [所有者:] フィールドが移行されません
Exchange の配布リストをノーツグループに移行する場合、Exchange のリストに含まれる [所有者:] フィールド
は、移行後のノーツグループの [所有者:] フィールドに移行されません。必要に応じてグループ文書を編集
し、所有者を指定してください。
- 383 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
Microsoft Exchange
ドミノ管理クライアント
アップグレードウィザードの進行状況表示が正確ではありません
ユーザーの個人メールデータを移行する場合、アップグレードウィザードに表示される進行状況は、移行され
たデータ数を正確に表しているわけではありません。
Microsoft Exchange のアップグレードウィザードでは、Outlook 連絡先データと個人アドレス帳(PAB)の2つ
からユーザーの個人アドレスを移行します。アップグレードウィザードでは、Exchange Server に保存されてい
る Outlook 連絡先データを、ドミノの移行ツールが生成したメールの添付ファイルから取り出して変換し、新た
に作成されたノーツのメールファイルに保存します。Outlook 連絡先データは個人フォルダにも保存されてい
ます。
アップグレードウィザードで [自動実行] を選択した場合や、[選択して実行] を選択して個人アドレス帳の移行
を指定した場合には、アップグレードウィザードの進行状況表示は、ノーツに移行された有効な情報の数を表
します。このリリースでの進行状況表示は、Exchange Server に保存された Outlook 連絡先データから変換さ
れた情報の数のみを表しています。したがって、個人アドレス帳に記録されている Outlook 連絡先データの
数は反映されません。
個人フォルダの情報を移行する場合の進行状況表示も、正確ではありません。
- 384 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
cc:Mail
ドミノ管理クライアント
タイ文字で書かれたメッセージは正しく表示されません
cc:Mail DB6 または DB8 フォーマットから移行されたタイ文字で書かれたメッセージは正しく表示されません。
これは将来のリリースで修正される予定です。
BCHL42ZDZ6
- 385 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
[保存して閉じる] ボタンで保存されますが文書が閉じません
ドミノ管理クライアントを次の状況で使用する場合は、文書が閉じませんのでご注意ください。
1.
2.
3.
4.
5.
サーバーを選択します。
[設定] タブをクリックします。
[サーバー] ペインで、[サーバー] をクリックし、[現在のサーバー文書] をクリックします。
[サーバーの編集] をクリックして、変更を加えます。
[保存して閉じる] をクリックします。
変更内容は保存されますが、文書は編集モードで開いたままとなります。
BDME42HMXP
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
R4 から R5 へのパーティションサーバーのアップグレードはサ
ポートされていません
パーティションサーバーのアップグレードインストール(R4.5x、R4.6.x から R5へ)は今回サポートされていませ
ん。パーティションサーバーのアップグレード(R5 から R5.x 以降へ)は今後サポートされる予定です。
MPEY465SP5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ブックマーク
R5 のブックマークについて知っておくべきこと
R5 で注意しなければならないのは、ブックマークとワークスペースの間では同期が取られていないということ
です。また、ブックマークエントリを削除しても、対応するデータベースがワークスペースから削除されないた
め、ノーツの再起動時にブックマークが再表示されてしまいます。
さらに、複数のレプリカを表すブックマークを削除すると、そのレプリカに対するすべての参照が削除されま
す。単一のレプリカを削除したい場合は、ブックマーク上で右クリックし、[レプリカを開く]、[管理リスト] の順
に選択します。
ブックマークを使用して新しいレプリカを作成した後、複製を強制的に実行する場合は、[複製] ダイアログボ
ックスで、[バックグラウンドレプリケータで複製する] オプションを使用するか、ワークスペース上で新しいレプ
リカスタブを使用するか、またはレプリケータページに移動してそこから複製を実行する必要があります。
注: [複製] ダイアログで [オプションの複製] を使用した場合、ブックマークを使用して新しいレプリカを作成し
た後、複製を強制的に実行しようとするとエラーが発生します。
他の問題:
ブックマークリスト内のデータベースを再編成する場合、ページを超えてスクロールすることはできませ
l
ん。
データベースを右クリックすると表示されるメニューから、[作成] - [応答] を選択すると、「文書が選択さ
l
れていません」というエラーが発生します。
4.x からアップグレードした後、4.x の任意のデータベースを開くと、アイコンは表示されますがブックマー
l
クリストには名前がありません。データベースをもう一度ブックマークリストに追加してこれを修正できま
す。
デフォルトの bookmark.nsf の代わりにブックマークファイルを使用している場合(ロケーション文書で指
l
定されているように)は、クライアントを再起動してそのブックマークファイルが使用されるようにする必要
があります。
ブックマークバーに、画面に表示できる数よりも多くのアイコンがある場合は、現在表示されていないア
l
イコンにスクロールできます。ブックマークバーをスクロールするには、最初にフォーカスを設定する必要
があります。フォーカスを設定するには、ブックマークバーの一部またはブックマークバー上のアイコンを
マウスの右ボタンでクリックし、[Esc] を押してポップアップメニューを閉じます。これで、上矢印と下矢印
を使用してブックマークバーをスクロールできるようになります。
ブックマークバーのキーボードナビゲーションを有効にすることによって、アクセシビリティ機能「拡張アク
l
セラレータを表示」を拡張できます。NOTES.INI に AllowBookmarkFocus=1 という行を追加し、ノーツを
再起動します。[Alt] + [B] を押してから、上矢印、下矢印、[Home]、[End]、[PageUp]、および
[PageDown] キーを使用して、ブックマークバーをナビゲートできます。ブックマークバーのアイコンを選
択するには [Enter] を使用し、終了するには [Esc] を使用します。
注意 この機能は、[ユーザープリファレンス] で「拡張アクセラレータを表示を有効にする」が有効になっ
ているときにだけ使用できます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Stats タスクがシャットダウンすることがある
Stats タスクは、新規サーバーの初回の実行時に [メール受信] データベースを作成した後、すぐにシャットダ
ウンすることがあります。このとき表示されるメッセージは、「Stats Agent Shutdown」です。これは、Windows
NT で新規ドメインの最初のサーバーを初めて実行したときや、新規追加サーバーを初めて実行したときに発
生することがあります。このエラーが起きたときは、単にタスク (load stats) を再起動してください。
- 389 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
印刷プリビューの問題
l
l
印刷プリビューではビットマップの色によってデータが不鮮明になりますが、実際の印刷では問題ありま
せん。
[カレンダーの印刷プリビュー] では、拡大表示する前にカレンダーの上部に不要なテキストと番号が表
示されます。印刷中および拡大表示中は、これらのテキストと数字が表示されず読みやすくなります。
CLIR3TRRD4, SSCZ463QCL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
Windows デスクトップでのノーツ データベースショートカットの
作成
ほとんどのノーツデータベースでは、ノーツで開いているデータベースの [ビュー] タブから Windows のデスク
トップにドラッグ アンド ドロップすることによって、ノーツ データベースへの Windows ショートカットを作成でき
ます。ただし制限により、すべてのノーツデータベースでこの機能を利用できるわけではありません。
この問題を回避するには、[編集] - [リンクのコピー] - [データベースリンク] を選択して Windows のデスクト
ップに切り替え、右クリックして [ショートカットの貼り付け] を選択します。または、ブックマークから Windows
のデスクトップにデータベースをドラッグ アンド ドロップすることもできます。
MCAL42JQ4Q
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ブラウザで、表内のリッチテキストフィールドの内容が消えるこ
とがあります
ブラウザでは、「1行のみ表示」が有効な表で表の別の列に切り替えると、セル内のリッチテキストフィールド
の内容が失われます。他のすべてのフィールドタイプでは残したい内容がそのまま保持されます。この問題を
回避するには、リッチテキストフィールドの内容の追加を、保存前の最後の処理として行います。
MJAS44QSJ9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
日付/時間 フィールド更新時の遅延
エンドユーザーには、固有のスケジュールの日付/時間フィールドを更新するには F9 を二度押す必要がある
ように見えるかもしれません。カレンダーおよびスケジュールの制御機能には、テキストを時間または日付の
値に変換する前に、若干の遅延が組み込まれています。その遅延の間に F9 を押すと、フィールドの更新に
混乱が生じます。これには将来のリリースで対応する予定です。
BKAN44SPX9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
認証者 ID には 8 文字以上のパスワードが必要です
セットアップ処理の間に認証者 ID を作成する場合には、少なくとも8文字以上のパスワードを指定する必要
があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
フランスフラン通貨記号
Windows 95 に、フランスフランに設定された通貨記号がある場合、ノーツクライアントによって通貨フォーマッ
トフィールドに読み込まれる記号は F になり、FF という正しい記号になりません。これは Windows 95 の問題
です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
データベースに複数フィールドを許可
R5 形式のデータベース (On Disk Structure または ODS) は、[データベースのプロパティ] ボックスの
[オプション] タブで [データベースに複数フィールドを許可] オプションを有効にすることによって、最大
64,000 のフィールドを持つことができます。R4 形式のデータベースと、このオプションを有効にしていな
い R5 データベースは、最大 3000 のフィールドを持つことができます (連結したフィールド名の合計長
は、64KB 未満です)。
[データベースに複数フィールドを許可] を有効にすると、データベースにより多くのフィールドを作成で
きますが、全文索引、フォーム別検索、ドミノ デザイナーの [設計] ペインでのフィールドリストの反映な
どの一部の機能は使用できなくなります。また、[データベースに複数フィールドを許可] を有効にした
データベースと R4 サーバー上のそのデータベースのレプリカの間で、複製が失敗します。このオプショ
ンを有効にしているデータベースの新しいレプリカを、R4 サーバーに作成することはできません。
ロータスでは、R5 サーバーと R4 サーバーの両方にレプリカを持つデータベースに対しては、[データ
ベースに複数フィールドを許可] オプションを有効にしないことを推奨します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
AIX サーバーと Solaris SPARC サーバー上ではフォルダを削除で
きません
AIX サーバーと Solaris SPARC サーバー上の空のフォルダは、システム管理クライアントの [ファイル] パネ
ルの [ツール] - [フォルダ] - [削除] を使用して削除できません。削除プロセスが試行されると、無効なス
テータスメッセージがサーバーコンソールに表示されます。
Delete - Successfully processed
フォルダがデータベースとサブフォルダで反映されるときに、このフォルダが空でないことを示す警告メッセー
ジはユーザーに対して表示されず、削除プロセスが試行された後に、同じ無効なステータスメッセージがサー
バーコンソールに表示されます。この問題は、将来のリリースで修正されます。
KLME42SSU6
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
[ファイル] タブには、MAIL.BOX の不正なログステータスが表示
されます
[ファイル] タブには、MAIL.BOX のトランザクションのログステータスが正しく表示されません。MAIL.BOX の
ログが記録されているときでも、[ファイル] タブの [ログ] 列には「いいえ」が入ります。この問題は、将来のリ
リースで修正されます。
RBAR45EBHM
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
更新中は、[ファイル] タブの [フォルダ] および [データベース
ツール] が表示されません
F9 を押した後や新しいサーバーへ接続した後などの [ファイル] タブの更新中は、[フォルダ] と [データベー
スツール] が消え、更新が完了するまで再表示されません。この問題は、将来のリリースで修正されます。
KLME45PP7K
- 399 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
制限値の設定ツールは文字を受け付けます
[制限値の設定] ダイアログボックスの [データベースサイズの制限値の設定] および [警告するしきい値の
設定] フィールドには、誤って文字の入力が許可されます。これらのフィールドは、数値だけを受け付ける必
要があります。この問題は、将来のリリースで修正されます。
KLME45SPY7
- 400 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
文書を期限切れにしたときのエラー
一定の条件のもとでは、文書を期限切れにする / しないを実行しようとすると、エラー「Document has not yet
been saved」が発生することがあります。ビューを表示しているときにこのエラーが発生した場合は、新しい文
書が表示されているほかのウィンドウをすべて閉じ、文書をもう一度マークしてみてください。そのデータベー
ス内の新しい文書を表示している場合は、文書を閉じてもう一度文書をマークしてください。
このエラーは、文書ライブラリ、ディスカッション、チームルーム、および MS オフィスライブラリの各テンプレー
トに影響します。
- 401 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
国際通貨記号
国際通貨記号は、国別オペレーティングシステムではサポートされていません。いくつかの通貨記号は、ほか
の記号に変更されます。マルチリンガル環境で R5 を使用する場合は、国際通貨記号の設定を使用しないで
ください。
RSHI45ERHH
- 402 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
サーバーモニターの問題
l
l
l
l
サーバータスクに、タスクが設定されていないサーバー上のデータベースと同じ名前がある場合 (たとえ
ば、サーバータスク課金情報にデータベース BILLING.NTF と同じ名前がある場合) は、サーバーモニ
ターがこのタスクを散発的に実行中としてレポートしたりしなかったりすることがあります。
サーバー上のインデクサが大きなデータベースの全文索引を更新するときに、サーバーモニターはイン
デクサの応答なしをレポートすることがあります。
サーバーモニターは、問題のあるサーバーを画面の一番上に自動的にソートします。現在選択されてい
るサーバーの状態が変化すると、モニターが画面を調整し、このサーバーはサーバーリストの新しい位
置に表示されたままになります。サーバーモニターの画面をリストの一番上に合わせるには、安定してい
るサーバー (ソートされたリストの一番下にあります) をクリックしてから、画面を一番上にスクロールしま
す。選択したサーバーは表示されないので、モニターは、問題のあるサーバーをリストの一番上に継続
的に表示します。
サーバーモニターがクラスタレプリケータとクラスタレプリケータだけを実行しているサーバー上のレプリ
ケータの両方を監視するように設定されている場合、サーバーモニターはレプリケータを散発的に実行中
としてレポートしたりしなかったりすることがあります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
OLE の問題
ノーツ クライアントとドミノ デザイナー クライアントで OLE ( オブジェクトのリンクと埋め込み) を使うときにわ
かっている問題のいくつかを下記に記します。
l
l
l
l
l
l
l
ActiveX コントロールはタブのあるテーブルではサポートされません。ActiveX コントロールを持たないタ
ブ間を切り替えるときは、ActiveX コントロールはアクティブのままになります。
埋め込み OLE オブジェクトを非アクティブにすると、ノーツの後ろ向き矢印 に現在リンクしている履歴が
消去されます。新しい履歴が作成されるまでは、後ろ向き矢印を使っても履歴をたどることはできませ
ん。
新規の OLE オブジェクトにデータを入力して [ESC] キーを押すと、OLE オブジェクトにデータが表示さ
れないことがあります。これは 1-2-3、WordPro、Word Pad、Excel などの OLE オブジェクトが [ESC]
キーの押し下げをデータと解釈するためです。
ロータス 1-2-3 97 では埋め込んだワークシートの、「オブジェクトをウィンドウに合わせる」プロパティの
設定がサポートされません。ワークシートオブジェクトを編集モードで開くとオブジェクトのサイズが縮小
されて、列や行の見出しが表示されません。
2 つのキーを組み合わせる、ノーツ R5 の新しいキーボードショートカットキーが OLE オブジェクトと競合
する場合があります。R5 では [Alt] + [W] でタスクボタンに、[Alt] + [B] でブックマークにアクセスできま
す。Bitmap 画像に対してキーボードのショートカットキーを使いたい場合は、[Alt] + [B] + [B] と押す必
要があります。ロータス 1-2-3 ワークシートに対してキーボードのショートカットキーを使いたい場合は、
[Alt] + [W] + [W] と押します。
Adobe Acrobat 3.01 OLE オブジェクトが埋め込まれた文書を保存すると、ノーツがクラッシュすることが
あります。この問題を回避するには、フォーム上で NotesFX を無効にします。デザイナーでフォームを開
き、[設計] - [フォームのプロパティ] - [フィールドの更新不可] を選択します。フォームを保存して閉じま
す。
Microsoft Music Control オブジェクトは、ドミノではサポートされていません。このオブジェクトをフォーム
や文書に追加すると、クラッシュの原因になることがあります。
JTHN457NLJ, VMAA45GLNN, JTHN44GKZ8
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
[F6] キーの後にスペースバーでナビゲータペインで選択します
[F6] キーを使用して操作の中心をナビゲータペインに移動した後では、スペースバーを使ってナビゲータ
ペインの項目を選択します。これは、前のリリースからの変更点です。前のリリースでは、カーソルを上下に移
動したりマウスでクリックするだけで項目が選択され、該当するビューまたはフォームが表示されました。
操作の中心がビューペインにすでに置かれているときは、前のリリースと同じ方法でナビゲータペインの項目
をクリックすることで、ビューまたはフォームを選択し、開くことができます。[F6] キーを使って操作の中心をナ
ビゲーションペインに移動した場合にのみ上記のことが適用されます。
VMAA3XYLXH
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント
メッセージトラッキングの問題
l
l
l
メッセージトラッキングは、データを定期的に収集します。メッセージの配信情報を収集する前にメッセー
ジのトラッキングを実行すると、「不明」ステータスが報告されます。メッセージトラッキングのデータ収集
間隔は、デフォルトで 15 分に設定されています。この値は、サーバーのサーバー設定文書で設定でき
ます。
メッセージの既読/未読ステータスは、正しく報告されません。すでに読み終わっているメッセージが、い
つまでも未読として表示されることがあります。
ドミノ管理クライアントまたは Web 管理クライアントを使い、ユーザー名の別名を使ってメッセージを検
索することはできません。現在、メッセージトラッキングではユーザー名だけがサポートされます。
MQUE449N2R, MQUE45GSF9, BLEE42Q5G7
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
カレンダーを開いたままで午前0時を過ぎると更新されません
カレンダーのビューペインを表示させている Welcome ページ一晩中開いたままにしておくと、更新を実行して
もカレンダービューを更新できません。
カレンダーを更新するには、ノーツを再起動してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
インターナショナルのスペルチェックのトラブルシューティング
インターナショナル言語のスペルチェック機能が作動しないときは、次の方法で解決できるかどうかを調べま
す。
該当する言語辞書がデータディレクトリに存在することを確認します。存在しない場合は、ノーツのインス
l
トール CD-ROM の ¥APPS¥DICTIONARIES ディレクトリから適切な辞書ファイル (DIC) をコピーします。
[インターナショナルユーザープリファレンス] ([ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザープリファレンス] l
[インターナショナル] を選択する) で、使用しているインターナショナル辞書が正しいかどうかを確認しま
す。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
削除のためのごみ箱アイコンがヘッドライン受信箱に表示されま
せん
メールファイルの受信箱に削除マークの付いた文書が入っていると、ごみ箱アイコンがヘッドラインの受信箱
に表示されません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ホットスポットとリンクの問題
ノーツ クライアントおよびドミノ デザイナーで URL リンクまたはホットスポットを使用または作成するときに、
発生することがわかっているいくつかの問題があります。
l
l
l
l
URL のホットスポットフレームでは、属性が保存されません。この問題は、URL 文字列のホットスポットに
限って発生します。つまり、ユーザープリファレンス [インターネットの URL (http://......)をホットスポットに
する] を有効にして、文書に挿入された URL のすべての文字列を変換することで作成された URL で問
題が起きます。URL ホットスポットのフレーム属性は、正しく保存されます。
[テキストをハイライト] オプションを選択した後にホットスポットのプロパティボックスを開くと、パネルがブ
ランク表示されます。ホットスポットのプロパティボックスをいったん閉じてから再び開くと、パネルの色が
元に戻ります。
式のポップアップに対するマウスの式は、正常に動作しますが、いったん文書を保存して閉じると、編集
できなくなります。 文書を再び開いたとき、ホットスポットのプロパティボックスで、ポップアップのテキスト
の編集制御が正しく表示されません (無意味な ASCII 文字が入っている)。通常、式のポップアップでは、
ポップアップのテキスト制御はいっさい表示されません。[On Click] イベントを使った式のポップアップは
正常に動作します。
ホットスポットビューのリンク (およびデータベース、文書のリンク) は、(ワークスペーススタック上の) 現在
のレプリカのサーバーがダウンしたときでも、別のレプリカへフェイルオーバーしません。別のレプリカへ
フェイルオーバーするかわりに、「サーバーが応答しません」というメッセージが表示されます。
KSOA45JAG8, KSOA45TUBT, GCUN45UN9V
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
[元に戻す] の機能変更
[元に戻す] は、R5 で機能変更されました。
ノーツの前のリリースでは、[元に戻す] を実行すると、最後の保存コマンド以降に入力したテキストだけが削
除されました。次に例を示します。
1. 文書を開きます。
2. 段落 1 を入力します。
3. 文書を保存します。
4. 段落 2 を入力してから、[編集(E)] - [元に戻す(U)] を選択します。これにより、段落 1 だけが削除され、
段落 2 はそのまま残ります。
R5
1.
2.
3.
4.
では、次のように機能します。
文書を開きます。
段落 1 を入力します。
文書を保存します。
段落 2 を入力してから、[編集(E)] - [元に戻す(U)] を選択します。これにより、両方の段落が削除されま
す。
間違って [編集(E)] - [元に戻す(U)] を選択した場合は、変更を保存せずに文書を閉じると文書が元の状態
に戻ります。
- 411 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
[文書のプロパティ] で [メタ] タブのキーワードが更新されませ
ん
文書の分類を実行したときに、[文書のプロパティ] の [メタ] タブの [キーワード] フィールドが更新されませ
ん。このエラーは、ビューから [文書のプロパティ] にアクセスした場合に限って発生します。ビュー内の別の
文書にいったん切り替えてから元の文書に戻ると、[キーワード] フィールドが更新されます。これは将来のリ
リースでの修正が予定されています。
JDEY4GTS6H
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ユーザープリファレンスのローカルアドレス帳の変更
ユーザープリファレンスのローカルアドレス帳の設定を変更した場合は、クライアントを再起動するまで、クィッ
ク検索と LDAP クライアントによって変更後の設定が認識されません。
DJOS42DRPU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
イメージマップホットスポットがピクチャ上でハイライトされま
せん
プログラムペインのオブジェクトタブからイメージマップホットスポットを選択すると、ピクチャ上でそのホットス
ポットがハイライトされません。この機能を有効にするには、編集するホットスポットをクリックします。これによ
り、選択したホットスポットのクリックイベントがフォーカスされます。
LDEY3T7MXL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
[チームルーム] の問題
l
l
チームルーム設定を使うときに、カーソルが画面にないように見えることがあります。実際は、カーソルの
フォーカスはテーブルの各タブのヘルプ ホットスポット上にあります。[タブ] キーか下向きの矢印キーを
押すと、カーソルが編集可能な最初のフィールドに戻されます。これはソフトウェアの制約のために起こる
ものです。
Web ブラウザで作成した新規チームルーム文書では、[リンクを担当者に送信] または [ここをクリックす
ると、ユーザーとサブチームのリストから・・] のホットスポット(青字の下線部分)をクリックしたときに、リッ
チテキスト領域の保存されていない情報がすべて消去されます。これら 2 つのホットスポットを使う前にリ
ッチテキスト領域に文字をいっさい入力しないようにするか、またはこれらの領域をクリックする前に文書
を保存して再び開くことを推奨します。この問題は、領域内にすでに保存されているテキストには影響が
ありません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
表の問題
表の表示を更新するときに下記のようないくつかの問題点があります。
l
l
l
l
一番下の境界線が表示されないことがあります。スクロールすると修正される更新上の問題です。
列のサイズを調整したり、列を挿入または削除すると、タブ付きの表で表示上の問題が生じることがあり
ます。また、境界線の外側を選択した場合にも問題が生じることがあります。これはスクロールするか
[Enter] キーを押すと修正される更新上の問題です。
列幅には当初影がついていますが、編集すると修正されます。
境界サイズを変更すると、テキストが右端で適切に折り返されなくなることがあります。この状態が起こ
ったら、文書を保存して再度開くと折り返しが調整されます。
その他の既知の問題
タブ付きの表の中にあるセルをマージすると、表示および編集上の問題を生じる可能性があるのでお奨
めできません。
回避策: タブ付きの表で境界をゼロに設定することによって、セルのマージと同じ効果を生じます。
固定幅の表が中央揃えや右揃えに設定され、列幅に値が表示される場合は表が左寄りに配置されま
l
す。
回避策: 余白を使って表を置きたい場所に配置します。
行や列を挿入したり追加すると、セルの背景イメージは表示されません。
l
回避策: 背景イメージを含むセルにカーソルを戻して [すべてを選択] を選択します。
特別な境界線スタイル (エンボス 1/エンボス 2) が選択されたときは、セルの背景イメージと表の色が内
l
容として認識されなくなります。セルには読み込みモードで境界線の色が設定されます。
l
回避策: スペースを入力すると、セルのイメージと表の色が読み込みモードで表示されます。
テキストをインデントしてからアウトデントすると、大きな境界線でテキストが上書きされることがありま
す。
l
回避策: 列幅を調整します。
l
[変化] を選択するときは、セルごとに選択する必要があります。複数のセルでハイライトを選択すると、
一番右側のセルだけに変化が適用されます。
l
繰り返しオプションとして [1回繰り返し] を指定して、特別な方法で表の行を表示する場合は、2 行以上
が必要です。1 行では、読み込みモードで表示されません。
回避策: 1 行だけ表示したい場合は、表示する行の上に行を挿入し、すべての境界線幅をゼロに設定し
て、見えない行を効果的に作成します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
印刷に関する問題
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Hewlett Packard PCL (または互換) で検索ハイライトのついた文書を印刷すると、検索ハイライトの上に
黒いボックスが表示されます。
現在、ノーツではプリンタ名にスペースが含まれるプリンタに印刷できません。
Welcome ページの印刷はテキストを適切に読み込むために横長モードで印刷される必要があります。縦
長モードで印刷すると、テキストはページからはみ出ます。
複数ページにわたる OCX (OLE コントロール拡張子) の印刷は、現在最初のページだけを印刷します。
Hewlett Packard PCL (または互換) プリンタでのユニコードフォント (たとえば、Monotype Sans WT J)
でフォーマットされたテキストの印刷に問題がある場合、ダウンロード可能なソフトフォントまたはビットマ
ップとして文字をプリンタに送信するプリンタ設定のオプションを選択してみてください。テキストは画面上
には表示されますが、正しく印刷できない場合もあります。
個人アドレス帳で、2ページにわたるアカウント文書を印刷する場合、印刷出力は2ページ目に誤って表
示されます。これは将来のリリースで修正される予定です。
Web ページを正確に印刷するには、ノーツ以外のブラウザを使用します。ノーツでの Internet
Explorer、Netscape Navigator、Microsoft Internet Explorer は正常に動作し、Web ページの情報を正確
に印刷できます。
図表の背景の上部は、正確に印刷されません。
TBOO457PMU, SKH45UJGJ, PLAE463QDT, KGOD39DL4J, SSCZ43XQSN, SSCZ45TS8W, RMAA46ASW7
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
長い会議通知メッセージのランダム文字
ドミノ管理クライアントのサーバーコンソールから 64 バイトを超える文字を含む会議通知メッセージを送信すると、目的
のメッセージに加えてランダム文字が表示されます。
KPHG444EYX
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
[Anonymous]/[なし] アクセス権の設定は ISpy エラーを引き起こ
します
ドメインの最初のサーバーを設定するとき、すべてのサーバーデータベースのアクセス制御リストに、アクセ
ス権が [なし] の [Anonymous] を追加するオプションがあります。 このオプションを選択し、サーバーに
runjava ISpy タスクをロードすると、次のエラーがコンソールに表示されます。
You are not authorized to perform this operation [/homepage.nsf?Open]
このエラーは無視しても構いません。このエラーは問題を起こすものではなく、将来のリリースで修正されま
す。このエラーを表示したくない場合は、HOMEPAGE.NSF を開き、[Anonymous] のアクセスレベルを [なし]
から [読者] に変更します。
MROE45UR8L
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ デザイナー
複数のドミノ デザイナー インスタンスを開いたままデータベー
スを削除する
複数のドミノ デザイナー インスタンスを開いているときに、データベースを削除することはできません。デザイ
ナー インスタンスを 1 つだけ開いているときにデータベースを削除してください。複数のデザイナー インスタ
ンスを開いたままデータベースを削除すると、そのデータベースは履歴リストから削除されません。
履歴リストからデータベースを消すには、リストに 5 個以上のデータベースを追加します。デザイナーを終了
して再起動したとき、フォルダには最近使用した 5 個のデータベースだけが入っています。
LDEY468M3J
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
REPORTS.NSF の結果が空になります
REPORTS.NSF でレポートタスクを実行しても、オリジナルの要求情報だけ表示されて結果が空の場合は、レ
ポートデータベースにプロテクトの問題があります。この現象が起こったら、次のことをチェックします。
1. REPORTS.NSF の ACL で、レポートを実行する ID に少なくとも [編集者] アクセス権があることを確認し
ます。エージェントが実行するアクションにはこのレベルのアクセス権が必要です。
2. デザイナーで $UpdatedBy フィールドの署名を調べます。エージェントの署名者が [編集者] アクセス権
を持っていないとエージェントは機能しません。
3. エージェントの署名者がこのサーバーで制限なしエージェントを実行できることを確認します。これは、ドミ
ノ ディレクトリの [セキュリティ] タブで確認できます。
4. エージェントの署名者はサーバーの管理者でなければなりません。管理者でない場合は、エージェントを
デザイナーで編集して保存します。これによりエージェントに再署名できます(手順3を参照)。
5. レポートがスケジュールされたエージェントで作成される場合は、サーバーに [管理者] アクセス権がある
付与されていることを確認します。
6. スケジュールされたエージェントでレポートがまったく作成されない場合は、このエージェントが有効にな
っていることを確認します。スケジュールされたエージェントを有効にすると再署名することになるので、
上記の手順3を実行します。
7. データベースに全文索引を作成していないことを確認します。
メモ:レポートが空ということと、メッセージトラッキングストア(¥DATA¥MTDATA
にある MtStore)が空か存在
メモ:
しないことは違います。MtStore が空か存在しない場合は、MtStore の問題としてレポートにメッセージが表
示されます。
上記の手順を実行してもレポートの実行に問題がある場合は、SPR を作成してください。SPR プロセスを手
早く片づけるには、NOTES.INI 変数の DEBUG_REPORTS=1 を設定してレポートエージェントのデバッグを有
効にします。スケジュールされたレポートの出力はサーバーコンソールに表示されます。一回限りのレポート
の出力はクライアントのデバッグウィンドウに表示されます。この出力を SPR に添付してください。
- 421 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
[常に上部に表示] の使用時にヘルプウィンドウがフリーズしたよ
うに見えます
次のような状況では、ヘルプデータベースのウィンドウがフリーズしたようになります。
1. ヘルプウィンドウで [表示] - [常に上部に表示] を選択します。
2. [ファイル] - [データベース] - [開く...] などを選択してダイアログボックスを表示しても、ヘルプウィンドウ
の背面に表示されるので、ユーザーからは見えません。
3. この場合、ヘルプウィンドウがユーザーによる操作を受け付けなくなります。これは、ダイアログボックス
が開いている状態では、ヘルプウィンドウでの移動ができないからです。
このような状況になった場合は、[Esc] キーを押して、ヘルプウィンドウの背面にあるダイアログボックスを閉
じると、ヘルプウィンドウを操作できるようになります。
SDOE45TJSA
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
インターネットドメインへのメールのトラッキングに失敗した場
合
ドミノ管理クライアントを使用して、あるインターネットドメインから別のインターネットドメインに送信されたメー
ルをトラッキングする場合、次のようなエラーメッセージが表示されます。
サーバーへのパスが見つかりません: <インターネットドメイン>
同じメールに対してエンドユーザーのメールトラッキングは正常に機能します。
PTAM45CR95
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
Microsoft Office ライブラリでの問題
Word、Excel、PowerPoint などを使用して Microsoft 文書を作成し、文書の件名を入力するためにプロパティ
インフォボックスを選択すると、フォーカスの移動で問題が発生します。[OK] をクリックしてプロパティインフォ
ボックスを閉じても、Excel、Word、PowerPoint などが表示されたままになり、メニューは使用できなくなってい
ます。フォーカスとメニューを元に戻すには、いったん別のノーツタスクを選択してから、文書を入力していた
元のノーツタスクを選択し直す必要があります。
JTHN44YSFE
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ノーツでの Netscape アイコン
Netscape Navigator か Netscape Communicator がインストールされていることを検出すると、ノーツ クライア
ントのブックマークバーに Netscape アイコンが表示されます。
Netscape アイコンを表示するには、Netscape のブックマークファイルがインストールされたディレクトリが検出
できなければなりません。通常、このファイルは BOOKMARK.HTM という名前です。Windows 95/98/NT 対応
のほとんどの Netscape 製品では、レジストリを参照することによって、このディレクトリを特定できます。
Netscape Communicator の最新バージョンの一部では、レジストリを使わずにブックマークファイルの場所を
記録する新しい機構が採用されています。現時点では、ノーツはこの機構をサポートしていません。Netscape
Communicator をインストールしてあるのに Netscape アイコンが表示されない場合は、NOTES.INI の
NetscapeUserDirectory 設定を使用して、BOOKMARK.HTM ファイルが保存されている Netscape ユーザー
ディレクトリを指定してください。NOTES.INI での設定は次のようにします。
NetscapeUserDirectory=c:¥Program Files¥Netscape¥Users¥Default
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
メッセージレポートに棒グラフが表示されないことがあります
UNIX プラットフォームのサーバーでスケジュールされたレポートを実行すると棒グラフが表示されます。ただ
し、グラフの表示には、X Windows などのウィンドウシステムが必要です。ウィンドウシステムが実行されてい
ないサーバーでレポートを実行するとレポートの棒グラフは表示されません。この場合、次のメッセージが
サーバーコンソールに表示されます。レポートの棒グラフ以外の部分は正常です。
AMgr: Agent ('Daily Report Agent aaDailyReportAgent' in 'Reports.nsf') error message:
java.lang.InternalError: Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of
the DISPLAY variable.
将来のリリースでは、上記のメッセージはレポート自体に含まれるようになります。
MSKA45UJU4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ドミノ サーバー
UNIX で Latin1 以外の文字が正しく表示されないことがあります
UNIX プラットフォームのリモートコンソール、サーバーコンソール、Web サーバー管理ツールで、ファイル名に
含まれる Latin1 以外のキャラクタセットの文字が正しく表示されない場合があります。ファイル名に各国語の
キャラクタセットの文字を使用すると、このような状況が発生することがあります。ただし、ログファイルには正
しいファイル名が記録されます。
GROS44XJTH
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
[サーバー] - [モニタリング] タブで [Page Up]、[Page Down]
が正しく動作しません
[サーバー] - [モニタリング] タブに 10 を超えるサーバーがリストされている場合、[Page Up] キーや [Page
Down] キーを押すと、エージェントのステータスだけがスクロールされ、サーバー名のリストはスクロールされ
ません。この結果、ステータスとサーバー名が画面上で対応していない状態になります。
RBAR45LD4K
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
[サーバー] - [モニタリング] タブの表示速度の低下
[サーバー] - [モニタリング] タブの [タイムライン別] ビューで [列のスケール] スライダを左端の位置に戻さ
ないで [ステート別] ビューに切り替えると、[ステート別] ビューの表示に著しく時間がかかる場合がありま
す。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Web サーバー管理ツールの問題
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Web サーバー管理ツールに問題がある場合は、データベースが破損している可能性があります。HTTP
をシャットダウンし、WEBADMIN.NSF を削除し、HTTP を再起動します。HTTP が起動すると既存の
WEBADMIN.NSF をチェックします。WEBADMIN.NSF が存在しなければテンプレート WEBADMIN.NTF か
ら新規作成します。
Web サーバー管理ツールで認証にトラブルが発生した場合は、ユーザー文書の [ユーザー名:] フィール
ドの指定されたどれかの別名でログインし、[インターネットパスワード:] に指定したパスワードを使用して
いることを確認します(短縮名は [ユーザー名:] フィールドに追加された場合だけに有効なノーツでの別
名です)。サーバー文書の [ブラウザからのサーバーの管理:] フィールドと WEBADMIN.NSF の ACL に
もアクセスするユーザーの名前が追加されていなければなりません。Web サーバー管理ツールの実行フ
ァイルのファイル保護文書も正しく設定されていることを確認します(このリリース情報の「ドミノ Web サー
バー管理ファイルへのアクセスの制御」を参照)。ドミノ サーバーとシステム管理者のどちらも
domino/adm-bin ディレクトリに投稿と取得(読み書き)アクセス権が持っていることを確認します。
ブラウザの設定によっては、領域の扱い方の違いから、2 つの認証が必要になることがあります。この場
合、リモートコンソールおよび一部のアプレットは、2 番目の認証が行われるまで正常に動作しません。
必要であれば、コンソール情報を選択して2 番目の認証を強制します。
ドミノ Web サーバー管理アプリケーション R5 には、管理者がドミノ サーバー上の ASCII テキストファイ
ル(NOTES.INI ファイルなど)を編集できる新機能が取り入れられています。この機能を有効にするには、
WEBADMIN.NSF をノーツ クライアントで開いて [ブラウザからのアクセスに対して制限なしのエージェン
トを署名する] ボタンをクリックします。これには、ACL で管理者のアクセス権が必要です。また、UserID
の階層名をサーバー文書の [制限なし LotusScript/Java エージェントの実行:] フィールドに追加する必
要もあります。
ドミノ サーバー ID でパスワードを使用している場合に、ドミノ Web サーバー管理を使用してデータベー
スの ACL やロールなどのデータベースセキュリティを変更したい場合は、サーバー ID とノーツアドイン
のパスワードを共有するように設定します。そうしないと、WebAdmin を使ってデータベースの ACL を変
更するときに、ドミノ サーバーがハングすることがあります。この設定は、ノーツ クライアントで [ファイル]
- [ツール] - [ユーザー ID...] を選択し、[他のノーツベースのプログラムからパスワードのプロジェクト表
示しない(ノーツアドインとこのユーザー ID のパスワードを共有する)] チェックボックスをオンにします。
デフォルトでは、Web 管理者はノーツデータベースのセキュリティを変更することはできません。これは、
通常、ノーツデータベースの [Web ユーザーによるアクセスの上限] が [編集者] に設定されているため
です。Web ブラウザからノーツデータベースのセキュリティを変更したい場合は、ノーツ クライアントを使
用してこのパラメータを [管理者] に変更する必要があります。Web ブラウザからノーツ文書を編集したい
場合は、このパラメータを [編集者] 以上に設定する必要があります。
Web ブラウザのキャッシュは常に文書をチェックするように設定しておかなければなりません。
インターネット エクスプローラ 4.x のユーザーは HTTP 1.1 を無効にする必要があります。この設定は、
[表示] - [インターネット オプション...] - [詳細設定] タブの下部にあります。
ロケーション文書の [インターネットブラウザ:] が [Notes with Internet Explorer] か [Microsoft Internet
Explorer] に設定してある場合は、ロケーション文書の [詳細] タブの [キャッシュの更新:] を [毎回] に設
定しなければなりません。この設定は Microsoft インターネット エクスプローラの上記の設定を上書きし
ます。
ドミノ Web サーバー管理は、Macintosh 上の Netscape Navigator 3.01 Gold で完全にサポートされてい
ます。これ以降のバージョンでは、JavaScript の機能の問題でドロップダウンインターフェースとプレーン
インターフェースだけサポートするものもあります。同様の JavaScript の問題と HTTP 1.0 をサポートし
ないことから、Macintosh または UNIX プラットフォーム上のインターネット エクスプローラのすべての
バージョンは正常に動作しません。
ドミノ Web サーバー管理 5.0 は、UNIX ドミノ サーバーでのメッセージトラッキングをサポートしません。
UNIX プラットフォーム上でメッセージトラッキングを行うには、W32 Admin Client を使う必要があります。
ドミノ Web サーバー管理 5.0 データベースツールは、データベースのアクセス制御リストでグループメン
バーを認識しません。
ドミノ Web サーバー管理 5.0 で、データベースまたはレプリカの作成にトラブルが発生した場合は、サー
バー文書の [新規データベースの作成] または [複製データベースの作成] フィールドが正しく設定され
ていないことが原因です。
タイ文字は、Windows 95/98 のドミノ Web サーバー管理アプレットには表示されません。Windows NT の
アプレットでは問題なく表示されます。したがって、タイ語環境でのサーバー管理には、Windows NT でド
ミノ Web サーバー管理アプレットを実行することを推奨します。
GZYN3ZXCEM, CPRT3Z27SS
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメイン間 (アウトバウンド) のシステム管理プロセスの設定
ADMIN4.NSF で 「ドメイン間の要求設定」文書をアウトバウンド要求用に作成すると「フィールドの値が不正で
す」というエラーが返されます。
回避策
サポートされている要求の一部またはすべてについて「ドメイン間の要求設定」文書をアウトバウンド要求用
に作成したら、[レプリカの作成] にその文書を組み込む必要があります。宛先のドメインにデータベースのレ
プリカを作成していない場合、仮のサーバー名 (宛先のドメインに存在していないことが判明している名前) を
[受信側サーバーが次のいずれかの場合、上記のドメインにレプリカの作成要求のみを送信する:] セクション
の[サーバー名] フィールドに入力します。
たとえば、/AcmeSouth と呼ばれる別のドメインに対してすべての [ドミノディレクトリからの削除] 要求を送り
たい場合、「ドメイン間の設定」 文書を次のようにセットアップできます。
フィールド名
管理プロセス要求の送信先ドメイン:
送信する管理プロセス要求の一覧:
受信側サーバーが次のいずれかの場合、上記のドメ
インにレプリカの作成要求のみを送信する:
承認済みの署名者の一覧:
設定内容
/AcmeSouth
[レプリカの作成]、 [ドミノディレクトリからの削除]
仮のサーバー/AcmeSouth, /AcmeSouth
承認済みユーザー/ドメイン
上記回避策は、インバウンド要求に対して「ドメイン間の要求設定」文書を作成する場合には必要ありません
ので注意してください。
MBOD46FU95
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
複数サーバーのアクセスプローブは一つの統計だけしか生成しな
い
同じサーバーを調査する複数サーバーのアクセスプローブを作成する場合、生成される統計は一つだけで
す。たとえば次のようになります。
l
プローブ #1 - Server1 はサーバーにアクセスするだけで任意のポートについて Server2 を調査する
l
プローブ #2 - Server1 は NAMES.NSF を開いて任意のポートについて Server2 を調査する
l
プローブ #3 - Server1 は EVENTS4.NSF を開いて任意のポートについて Server2 を調査する
このフォーマットで得られる統計結果は次の一つだけです。
Server.Server1.Server2=xxx
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Solaris のスケジュール管理にはガベージエラーテキストが含ま
れている可能性があります
Solaris のスケジュール管理で記録されたエラーメッセージの一部はガベージエラーとして、またはどのエラー
にもまったく関連しないものとして表示されます。実際に記録されている本当のエラーメッセージもあります
が、最適化の問題が不正に検索されたエラーコードになります。これは将来のリリースで修正する予定です。
他のすべてのプラットフォームでは、適切なエラーテキストが表示されます。
- 433 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
サーバーモニターリングが新しいドメインからのサーバーを追加
しません
[システム管理] を使って新しいドメインを追加すると、サーバーモニターリングは新しいサーバーをすぐに表
示しません。 この問題を解決するには、[管理情報] - [サーバーリストの更新] - [すべてのドメイン] を選択し
ます。
CNIN46GKKQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメイン検索と HTML ファイル
ドメイン検索のためにドミノで HTML ファイルの索引を作成する場合、デフォルトでは <BODY> フィールドだけ
が対象となっています。これ以外のフィールドに含まれる文字は、索引の対象となりません。<META> または
<TITLE> フィールドなど、すべての HTML フィールドをドメイン索引に含めるには、次のことを行います。
1. ノーツまたはドミノディレクトリで FORMATS.INI ファイルを編集します。
2. 210=htm 文を探し、次のように入力して REM 文にします。
REM 210=htm
3. ノーツまたはドミノディレクトリで NOTES.INI ファイルへ次の変数を追加します。
FT_HTML_TITLE=1
MBAB468MPW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Netscape 3.04 とドメイン検索
ブラウザに Netscape 3.04 をご使用の場合、ドメイン検索フォームは正しく表示されません。正しく表示するた
めには、Netscape Communicator 4.0 以上をご使用ください。
MACY45LNYT
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント
ドミノ Web サーバー管理ファイルへのアクセスの制御
ドミノ Web サーバー管理ファイルは、ドミノデータディレクトリの domino¥adm-bin サブディレクトリに保管され
ています。権限のないユーザーが ドミノ Web サーバー管理にアクセスできないように、このディレクトリへの
アクセスを保護しなければなりません。ドミノでは、サーバーを初めて起動するときに、デフォルトでこのサブ
ディレクトリ用のファイル保護文書が作成されます。ファイル保護文書は、ドミノ管理クライアントの [設定] タ
ブにある [Web] - [Web サーバー設定] ビューに表示されます。NOTES.INI ファイルの 変数
DominoConfigLevel は、サーバー起動時にファイル保護文書が作成されたかどうかを示します。またこれは、
マッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書がドミノディレクトリにアップグレードされたかどうか
も示します。さらに詳しい説明およびマッピングとリダイレクションについては、「トラブルシューティング」の項
の「マッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書の移行」リリースノートを参照してください。
DominoConfigLevel の次の値に設定されます。
1 -- ドミノ Web サーバー設定データベース (DOMCFG.NSF) 内のマッピング/リダイレクション文書および
仮想サーバー文書はアップグレード済みですが、domino¥adm-bin 用のファイル保護文書は作成されて
いません。
2 -- domino¥adm-bin 用のファイル保護文書は作成済みですが、ドミノ Web サーバー設定データベース
l
(DOMCFG.NSF) 内のマッピング/リダイレクション文書および仮想サーバー文書はアップグレードされて
いません。
3 -- ファイル保護文書作成もドミノ Web サーバー設定データベースのアップグレードも完了しています。
l
l
ドミノ Web サーバー管理ファイルへのアクセスの制御や、マッピング/リダイレクション文書の移行に関する問
題のトラブルシューティングに DominoConfigLevel の設定を使用してください。NOTES.INI ファイルのこの設
定は変更しないでください。
ファイル保護文書の詳細については、『R5 システム管理ヘルプ』を参照してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
全文検索の問題
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l
全文索引には複数のコードページ (索引を作成したデータベースに複数の言語が存在) が含まれ、クエ
リーで特定のフィールドを検索したときにそのフィールドが日付、または数値フィールドだと重複した検索
結果が表示されます。
例から検索する機能 ([サンプルフォームの利用] ボタン) を、TeamRoom データベースや個人アドレス
帳で使うとクラッシュします。
カテゴリ別ビューでの検索結果が、単独文書のように表示されません。これは「ソート方法」オプションの
「現在のソート方法の維持」や「すべての文書」を使うときに起こります。文書を表示するには、検索を実
行する前に [カテゴリ] の三角アイコンをクリックして展開するか、ビューのカテゴリを展開 ([表示] - [す
べてを展開]) しておきます。
全文検索後に、「ソート方法」オプションの「現在のソート方法の維持」や「すべての文書」を使うときだ
け、列でソートできます。
全文検索で「最大結果」を超えるメッセージ数が見つかった場合のメッセージがわかりにくいです。「最大
結果」を 20 に設定したときに 25 の文書が検索された場合、ステータスバーには「20 以上の文書が検
索されました」と表示されるべきですが、「20 文書が検索されました」と表示されます。
中国語、韓国語、および日本語の文字で書かれた単語の全文検索の実行は、文書にその単語があっ
ても単語の途中に改行があると正しく動作しない場合があります。たとえば、3つの中国語文字から構
成される単語を検索する場合に、文書内にこの単語があっても、その単語の最初の文字の後に改行が
あると、ノーツは文書を見つけることができません。
現在のところ、ダブルバイト文字列1 + シングルバイトのスペース + ダブルバイト文字列2というパター
ンの検索語の全文検索を実行する方法はありません。ダブルバイト文字列とは、一連の中国語、韓国
語、または日本語文字を意味します。このような単語パターンを検索するには、「あいまい検索」オプショ
ンを指定して、ダブルバイト文字列1 + ダブルバイト文字列2というパターンを使用してください。
デフォルトでは、「あいまい検索」オプションは、検索語と 75% 以上一致する単語を検索します。このオプ
ションの値は、「matchinglevel」演算子を使って変更できます。たとえば、文字列「matchinglevel 80 user」
を使用して検索すると、結果には「user」が単語全体の 80% を占める単語が反映されます。
中国語、韓国語、または日本語で書かれた単語を検索するときは、ワイルドカード文字 (* または ?) を
使用できません。
R4.x での次の全文索引の作成オプションは R5 でサポートされません
「シソーラスを使う」
l
「索引条件ファイルを使用する」
l
l
「NEAR 演算子の使用」
DMAS3XRLRV, DMAS3XRLA7, DREY3Y8QUJ, KTAA43TQ4S, YXUU43NCEA, JHMN42K3J4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ドメイン検索の問題
l
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l
l
ドメイン検索フォームで、ドメインの索引に複数のコードページが含まれている場合 (索引化されたデータ
ベースに複数の言語が存在する場合)、日付による文書の検索 (作成日 / 更新日) を実行すると、重複
した検索結果が表示されます。
クライアントで検索を行うと、返された文書で結果がハイライト表示されません。
ファイルシステムのドメイン検索では、カテゴリがサポートされていません。カテゴリを選択すると、文書は
返されません。
ファイルシステムのドメイン検索では、文字として文書の索引が作られます。したがって、数値の検索は
サポートされません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメイン索引 : ディレクトリにファイルをコピーしないでくださ
い
ドメインインデクサが更新するディレクトリに、オペレーティングシステムを使ってファイルをコピーしないでくだ
さい。タイムスタンプが現在の日時よりも古いファイルは索引に登録されません。この問題は、ディレクトリに
対してドメイン検索を設定し、タイムスタンプが現在の日時よりも古いファイルをこのディレクトリにコピーしたと
きだけ起こります。ドメイン検索を初めて設定するときには起こりません。
MBAB45GTBA, KGIS462UP3
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメイン検索とレプリカデータベース
各索引に同じレプリカデータベースを含む単一のノーツドメインに複数のドメイン索引サーバーがある場合
に、ドメイン索引に含むサーバーの範囲を制限すると、予期できない結果になることがあります。回避策とし
て、ドメイン索引に含めないデータベースのプロパティインフォボックスで [サイト索引に含む] をオフにしま
す。
MBAB45UP2Q
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
UNIX ファイルシステムでのドメイン検索
UNIX サーバー対応版ドミノでのドメイン検索で判明している問題点を次に説明します。
ファイルシステムのパスの指定
UNIX サーバー対応版ドミノでファイルの索引を作成する場合にファイルがドミノデータディレクトリのサブディ
レクトリにある場合は、ドミノデータディレクトリへの相対パスを指定します。このパスは、ドメインカタログのフ
ァイルシステム文書の [ファイルシステム] フィールドに指定します。UNIX サーバー対応版ドミノでは、ドミノ
データディレクトリのサブディレクトリのファイルシステムを指定する場合は、このファイルシステムの相対パス
が必要になります。
たとえば、次のディレクトリを検索するファイルシステムとして指定するものとします。
/lotus/domino/data/files
この場合、ファイルシステム文書の [ファイルシステム] フィールドに次の値を指定します。
/files
相対パスは UNIX サーバーだけで必要です。Windows NT ではファイルシステムの完全パスが必要です。
ファイル名に含まれる空白
UNIX サーバー対応版ドミノのファイルの索引を作成する場合にファイル名に空白が含まれていると、ファイル
を変更し、索引を更新するとエラーになります。ファイルに関連した情報を検索しようとすると、「ファイルが切
り捨てられました。ファイルが破損しているかもしれません。」というエラーが表示されます。
日付によるソート結果
ドメイン検索を使用して UNIX サーバー対応版ドミノでファイルシステムを検索し、[Sort by] を [Newest First]
か [Oldest First] に設定した場合、ソート結果は正しくありません。
MBAB45ZUJ6, MACY462K2F, MACY45EQ77
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
UNIX での全文索引
R5 では、添付ファイルの索引をより正確に作成するために「バイナリ」という方法を提供しています。これによ
り、添付ファイルの全内容を「検索可能な索引」の中に含めることができます。ただし、特定のドミノ UNIX プラ
ットフォームで作成された一部のファイルタイプの索引は、NT または Alpha で作成された索引ほど正確でな
い場合があります。次に詳細を示します。
Sun Solaris Intel X86 と IBM AIX 対応版ドミノでは、添付ファイルの索引は作成されますが、これら 2 つ
l
の UNIX プラットフォームでは「バイナリ」方法が機能しないので、正確な結果は得られません。
Word Pro で作成した添付ファイルは索引されますが、 Intel NT、Windows NT、Windows 98 以外のプラッ
l
トフォームでは「バイナリ」方法が機能しないので、正確な結果が得られません。
IBM AIX と Sun SPARC 対応版ドミノでは、1252 コードページ表から拡張文字を検索したときに、追加の
l
結果が返されることがあります。
IBM AIX と Sun SPARC 対応版ドミノでは、1252 コードページ表から 1 つの拡張文字を検索したときに、
l
エラー (検索条件が理解できません) が返されることがあります。
Sun Solaris Intel X86 対応版ドミノでは、語尾変化を含む検索オプションを正しく実行できません。次のよ
l
うな現象があります。
1. [語尾変化を含む] が有効になっていると、単語を検索できない (FT 検索またはドメイン検索)。
l
2. 一致が存在するときに「検索文字列が見つかりませんでした」という結果が返されることがある。再度
検索を実行すると、一致が見つかることがある。
IBM AIX、Sun SPARC、Sun Solaris Intel X86 対応版ドミノでは、ファイルシステムを検索して詳細な結
果を表示すると、文書の概要フィールドの文字が壊れていることがあります。
DMAS463RCB, DMAS463RTF, DMAS463S2F, DMAS463QYV, DMAS463R9M, DMAS463R6X, SRIO464KXQ, DMAS468RCH
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
UNIX Intel サーバーでの拡張文字の全文検索
全文検索で拡張文字を検索する場合、UNIX Intel サーバーにあるデータベースでは正しい検索結果を得ら
れません。
DMAS468NEQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
全文検索:多言語キャラクタセットの添付ファイル
添付ファイルに対して全文検索用の索引を正しく作成するには、ファイルが添付されている文書に、添付ファ
イルと同じ言語の文字を入力したフィールドが含まれている必要があります。たとえば、添付ファイルの内容
が中国語の場合、文書のフィールドに中国語の文字を入力しておく必要があります。
添付ファイルが保存されている文書で、フィールドに文字が入力されていない場合、ノーツ/ドミノで添付ファイ
ルの内容に使用されている言語とキャラクタセットを特定できません。この結果、添付ファイルが正しく変換さ
れず、検索を実行しても情報を取り出せなくなります。
この問題は、コードページ 1252(Latin1)以外のコードページを使用するすべての言語に当てはまります。
JWAG45F92X
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
全文検索:タイ語の未サポート
全文検索では、タイ語の文字の検索はサポートされていません。タイ語は将来的にサポートされる予定です。
KPHG44QFD4
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ドメイン検索結果の [新しい順] や [古い順] での表示が正しく
ない場合
ドメイン検索を実行し、検索結果を [新しい順] か [古い順] でソートする場合、結果の最初のページは正しく
表示されますが、2ページ目以降の表示は正しくありません。
MACY45NK4J
- 447 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
カテゴリでドメイン検索を制限する場合
ドメイン検索の実行で、検索結果を1つ以上のカテゴリで制限する場合、カテゴリ名の全部か一部にその文字
列が含まれる文書が検索されます。たとえば、「保険」というカテゴリでの制限を指定してドメイン検索を実行
した場合、「保険」カテゴリの文書以外にも、「生命保険」「住宅保険」「自動車保険」などのカテゴリの文書が
検索されます。
SRIO464KXQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
[データベースカタログに表示] オプション
データベースのプロパティインフォボックスで [データベースカタログに表示] オプションをオフした場合、[カテ
ゴリ] フィールドのエントリを削除しなければなりません。削除しないと、フィールドにリストされたデータベース
はそのままデータベースカタログに表示されます。
SRIO459SF3
- 449 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
全文索引ファイルの最大サイズ
ドミノでは、全文索引ファイルのデフォルトの最大サイズは 6MB です。サイズの大きい添付ファイルを保存し
ているデータベースの全文索引を作成する場合には、NOTES.INI 変数 FTG_Index_Limit = xxx を使用してデ
フォルトのサイズを増加できます。xxx には最大サイズにしたい MB 単位の値を指定します。
RSNR44WNPZ
- 450 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
ナビゲーションボタンと全文検索
全文検索の結果を表示している状態でナビゲーションボタンを使用しても、全文検索結果ビューでの前の文
書や次の文書に移動できるとは限りません。
DMAT646V53
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ドメイン索引に登録されたデータベースの ACL の更新
ドメインインデクサの一部のデータベースの ACL を変更するとき、データベース内の文書も変更しなければ
なりません。データベース文書に対して変更、追加、削除のどれかの操作を行わないと、ドメインインデクサ
は、ACL 情報を含めデータベースの索引ファイルを更新しません。
データベースのカテゴリを更新するときにも同様の問題があります。カテゴリ変更に該当する文書の索引エン
トリ更新するには、これらの文書をすべて変更しなければなりません。
KGIS462UP3, MACY44JNXY
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
Internet Explorer を使ってドメイン検索を使用できません
(Macintosh のみ)
Macintosh で Internet Explorer 4.x を使用している場合は、ドメイン検索を実行できません。検索しようとした
り、[+] キーをクリックして [詳細] セクションを開こうとすると次のエラーメッセージが表示されます。
Internet Explorer スクリプト エラー
このページのスクリプトでエラーが発生しました。このページのスクリプトを実行し続けます
か?
MACY46BSE8
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
フィールド別検索では termweight 構文を使用できません
フィールド別に検索する場合、termweight 構文を使用できません。この問題は将来のリリースで対応する予
定です。
TOKA43LBF2
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
作成日が 2050/01/01 以降の文書をドミノで検索する場合
ドミノ検索を使って文書を作成日別に検索すると、文書の作成日が 2050/1/1 以降である場合、ドミノは予期
せぬ結果を返します。
DMAS45UPG5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
[$UpdatedBy] フィールドでの作成者別ドメイン検索
ドメイン検索を使って作成者別で検索すると、 [$UpdatedBy] フィールドにリストされている姓に対してのみ検
索が行われて結果が返されます。
DMAS444TX9
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
ASCII 以外の文字を使用しているファイルシステムのドメイン検
索
ファイル名やディレクトリに ASCII 以外の文字 (日本語やキリル文字を含むファイル名やディレクトリなど) を
使用しているファイルシステムでは、ドメイン検索は使用できません。
JEIN46CMAR
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
添付ファイルを検索する FIELD CONTAINS 構文
FIELD CONTAINS 構文はリッチテキストフィールドの添付ファイルの内容に対するヒットを検索しません。添
付ファイルは $FILE という名前の別のフィールドの内部に保存され、表示されている場合でも、リッチテキス
トフィールドの一部として表示されます。
MKOA42XRX5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
韓国文字セットを使用する添付ファイルの全文索引
ドミノでは、文書に韓国文字セットを使用する添付ファイルがある場合、データベースに対して全文索引を作
成しません。添付ファイルだけがフィールドの内容である場合にこの問題は発生します。フィールドに添付ファ
イル以外の内容がある場合はこの問題は発生しません。
JHMN46AGZW
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
検索結果のハイライト表示
検索する際、次のような場合は文書内にハイライト表示が現れません。
l
暗号化されたフィールドのテキストを検索する
l
ネイティブコントロールスタイルを使用するフィールドのテキストを検索する
- 460 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
[読者] フィールドを索引する
[読者] フィールドをドメインインデクサで索引するには、サーバーの名前を [読者] フィールドに入れる必要が
あります。
サーバー名は正規形のフォーマットで、たとえば CN=ServerName.acme.com,O=DomainName のようにする必
要があります。
- 461 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
[最大結果] の値はすべてのデータベースに対して設定されます
全文索引の付いたデータベースで、検索バーの [詳細] セクションを開き、 [最大結果] ボタンをクリックして、
ノーツで表示する検索結果の最大数を設定すると、この値は現在のデータベースだけでなく検索するすべて
のデータベースに適用されます。
DMAS3ZGQ6J
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント
検索情報構文
[検索] フィールドで使用する検索情報構文には次の内容が適用されます。
l
R5 では、NOT 表現を使う場合丸カッコ表現が必要になります。たとえば、次のようになります。
NOT (field number1 = 20)
NOT (field number1 =20 or field number1 = 21)
l
l
複雑な検索情報を次のようにいくつかの部分に分割します。
(Field subject contains cat) or (field subject contains dog)
([subject] contains apple) and ([date1] = 12/31/1996)
検索情報は1語につき半角で最大 65 文字まで入力できます。単語の間にダッシュが入っている場合、
65 文字を計算するときにダッシュも 1文字として計算されます。
- 463 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ サーバー
拡張文字を使用する文書の検索
コードページ 1252 から拡張文字を検索する場合、次の状況において無効な検索結果が返されます。
l
l
検索する文書に2つの拡張文字を含む添付ファイルがあり、その拡張文字の後にテキストが何も入って
いない場合。文書が、[簡易検索] オプションを有効にして添付ファイルの索引付けがされている場合。
コードページ 1252 から拡張文字を検索すると、LMBCS で同じコードを使用する句読点を使った文書が
返された場合。
PHAN45CMBN, DMAS436S39
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
感嘆符を含む添付ファイル名
ノーツ文書にファイルを添付し、そのファイル名に感嘆符が 2 つ (!!) 含まれている場合には、そのファイル名
は表示されません。!! はノーツにとって内部ネットワーク区分を意味し、これに先立つ文字は一切表示されま
せん。
LCAL3DQTSC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
添付ファイルの全文索引
添付ファイルの全文索引を使うと、パニック状態が生じる可能性があります。このとき報告されるパニックは、
「チェイン解放の pool が無効です」です。次の手順により、この問題を回避できます。
1. ノーツのデバッグウィンドウまたはノーツログを参照して、索引を最後に作成したときに使用したデータ
ベースの名前を取得します。
2. [データベースのプロパティ] ボックスを開き、[全文検索] タブをクリックします。.
3. [索引の削除] を選択して既存の索引を削除します。
4. [索引の作成] を選択します。.
5. [添付ファイルを索引する (I)] オプションのチェックマークを削除してこの オプションをオフに設定します。
6. 索引を再作成します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
文字・フォント
ノーツ クライアント
.COL ファイルでの全角文字の使用について
R5
[ファイル - 呼び出し] で使用できる .COL ファイルでは、全角文字列は使用できません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
ノーツ R5/ドミノ R5 におけるファーストステップキットの制限
事項
ファーストステップキットをノーツ R5/ドミノ R5 上で使用する場合、いくつかの制限事項があります。
ドミノ R5 のインストール
ドミノ R5 のインストールにより、NOTES.INI 中のいくつかの項目が失われることがあります。
以下のように設定されていることを確認し、必要があれば再設定してください。
NAMES=names.nsf,namesknj.nsf
FSKConfirmMigration=1
*1
*2
*1 namesknj.nsf が設定されていない場合、[宛先の設定] ダイアログボックスに漢字アドレス帳がリストさ
れなくなります。
*2 FSKConfirmMigration=1 が設定されていない場合、1STKIT.NSF を開いたとき [R4.5x からの移行確
認] メッセージボックスが表示されます。
[申請データベース] または [ファーストステップ R4.6] からの新規ユーザー登録
サーバーマシン上の NLNOTES.EXE を起動して、REGIST.NSF や 1STKIT.NSF からユーザー登録を行う
と、ドミノディレクトリのユーザー文書のメールファイル名が空になります。
R5 上で REGIST.NSF または 1STKIT.NSF からの新規ユーザー登録はサポートされませんが、新規に
ユーザーを登録する必要がある場合は、ユーザー登録後、手動で適切なメールファイル名を指定してく
ださい。
[漢字アドレス帳] アクションにより宛先が指定されたメールの送信
[漢字アドレス帳] アクションにより宛先が指定されたメールを送信すると、メールは正しく送信されます
が、漢字アドレス帳の個人フォルダ ([1.To]/[2.Cc]/[3.Bcc]) からユーザー文書が削除されずに次のエ
ラーメッセージが表示されます。
Can't move document to shared Private On First Use folder (1.To)
[漢字アドレス帳] アクションで宛先を指定した場合、送信後、以下の操作を行ってください。
1.
2.
3.
4.
[漢字アドレス帳] データベースを開く
ナビゲータ上の [宛先] を選択する ([1.To] 個人フォルダを開く)
すべてのユーザーを選択する
[フォルダから削除] アクションを実行する
Cc や Bcc に対しても同様に [フォルダから削除] アクションを実行してださい。
メモ [宛先] アクションを実行すると表示される [宛先の設定] ダイアログボックスから宛先を指定した場
合は問題ありません。
- 468 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ノーツ クライアント
カレンダー印刷の制限事項
カレンダーの印刷をすると、ヘッダーに小さいカレンダーが印字されますが、その曜日が正しく印字されませ
ん。
- 469 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ファイルビューアー
ノーツ クライアント
添付ファイルビューアーの制限事項
R5.0での添付ファイルビューアーの日本語に関係する制限事項です。
l
ワードプロファイルで、箇条書きを使って書かれた日本語が正しく表示されないことがあります。
l
ワードプロファイルで、半角カタカナは表示されずに空白になります。
l
英語版ワードプロで作成されたファイルを、日本語版ノーツクライアントの添付ファイルビューアーで見た
場合、一部の記号が正しく表示されません。
l
Shift-JIS 以外の文字コードでエンコードされたhtmlファイルの日本語は正しく表示されません。
l
CGMファイルの日本語は正しく表示されません。
TOKA44D5Q6, TOKA3XXD7T, TOKA44REHZ, TOKA3XZ9QV, YXUU3YMSL8
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
テンプレート
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
ディレクトリカタログのビュー名の制限について
ディレクトリカタログテンプレート (dircat5.ntf) から作成したディレクトリカタログは、ビュー名
(Configuration、Users)が英語のままとなります。
HHII44HEK5
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
テンプレート
ノーツ クライアント
ブックマークにおける曜日の表示について
Windows NT 4.0 において、コントロールパネルでカレンダーの種類を西暦に設定している場合、ブックマーク
(bookmark.nsf)上に表示される曜日が英語で表示されることがあります。和暦を選択している場合には問題は
発生しません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
添付ファイル
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
添付ファイルの索引における制限事項
[詳細検索] を選ぶと、多くのアプリケーションのファイルが索引できますが、以下の制限事項があります。
l
l
PDF ファイルの日本語の検索はできません。
Shift-JIS 以外の文字コードでエンコードされた HTML ファイルの日本語の検索はできません。
[簡易検索]では以下の形式の日本語の検索はサポートされていません。
l
l
l
l
l
l
ワードプロ 96/97
エクセル 97
ワード 97
リッチテキスト形式
PDF
Shift-JIS 以外の HTML
TOKA45K5VW, TOKA45KCTU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ノーツ クライアント
呼び出し/書き出しに関する制限事項
ノーツ文書を [ファイル] - [書き出し] で書き出す場合、次のような制限があります。
l
テキスト形式 (ASCII Text) で書き出すときに一行何文字で改行するかを設定できますが、こ
のオプションは全角文字列に対して有効ではありません。
l
ワード 6.0 形式 (Word for Windows 6.0)での書き出しは日本語はサポートされていません。
他のアプリケーション文書を [ファイル] - [呼び出し] で呼び出す場合、次のような制限がありま
す。
l
ワードプロ形式 (WordPro 96/97) の呼び出しは英語版ワードプロ文書のみのサポートです。
l
CGM イメージ形式 (CGM Image) の呼び出しは日本語はサポートされていません。
ビューを [ファイル] - [書き出し] で書き出す場合、次のような制限があります。
l
ロータス123形式 (Lotus 1-2-3 Worksheet) で書き出すときにファイル名の拡張子として .wk4
.wk3 を指定すると、ビューに全角文字が含まれる場合にノーツが異常終了する場合がありま
す。(このような場合は、拡張子なしで書き出した後にファイル名を変更してください。)
TOKA3YSB8H, DYUU3XSD7K, TOKA3Y5932, TOKA46H87K
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ノーツ クライアント
検索ビルダーの制限事項
検索ビルダーで日付により検索を行う場合、日付を入力する時には必ず、年月日、全てを入力してください。
たとえば年を省略して 6/8 と入力した時に 1999/6/8 と変換したい場合に、2006/8/1 に変換されてしまうこ
とがあります。
ASHH463QR7
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ノーツ クライアント
会議室予約の制限
会議室予約で、リソースに所有者を設定する場合、ユーザーの別名は指定しないでください。 リソースの承
認ができなくなる場合があります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
全文検索
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
全文検索結果のハイライト表示の制限事項
R5クライアントのローカルデータベース、もしくはR5サーバー上のデータベースにR5クライアントがアクセスし
た場合
日本語の検索結果のハイライトは、検索された単語だけでなく、その単語を含む文章全体もしくは半角の空
白や記号(" ", ( ), < > 等)で区切られる位置まで行われます。
R5クライアントからR4サーバーのデータベース、もしくはR5サーバー上のデータベースにR4クライアントがア
クセスした場合
日本語の検索、または日本語を含む文書内の英語の検索を行った場合は、検索された単語以外の文字がハ
イライトされることがあります。
ASHH3ZRTSL, TOKA42E5ZS, TOKA42E84K
- 477 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ドミノディレクトリ日本語拡張機能
ノーツ クライアント
ドミノディレクトリ日本語拡張機能のメールに関する制限事項
ドミノディレクトリ日本語拡張機能(DJX)に関する制限事項
DJXメールを使用して、部署別宛先ボタンによって宛先を選ぶ場合、本文フィールドにカーソルがある場合は
正しく宛先選択できません。宛先選択を行う場合には 宛先、Cc、Bcc、件名 のいずれかのフィールドにカーソ
ルを戻してから選択してください。
DJXメールを使用して、部署別宛先ボタンによって宛先を選ぶ場合、メールデータベースを持たないユーザー
も宛先として選択可能です。このユーザーにメールを実際に配送した場合は、メールサーバーからエラーメー
ルが送られてくる場合があります。
- 478 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ドミノディレクトリ日本語拡張機能
ドミノ サーバー
ドミノディレクトリ日本語拡張機能の UNIX 上での制限事項
ドミノディレクトリ日本語拡張機能 (DJX) の制限事項について
Win32/Intel 以外のドミノ サーバー上で DJX のスケジュールされたエージェントは正しく動作しません。
次のいずれかの方法で、エージェント処理を行ってください。
l
手動でエージェントを動作させる
l
アクションバーから動作させる
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
ロータス スクリプト
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
NotesDateTime クラスの制限事項
Windows の日付の設定で、カレンダーの種類を [和暦] にしていると ロータススクリプトの NotesDateTime ク
ラスは誤った日付の値を返すことがあります。
例えば1999/06/08 (平成11年) に次のスクリプトを実行すると、2011/06/08 が返されてしまいます。
Dim dateTime As New NotesDateTime(Today)
Messagebox dateTime.localtime
HKOE44XNCS
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
Web サーバー
ノーツ クライアント
ヘッドラインでの Web ページの表示について
ヘッドラインで Web ページを表示中、そのページの HTML で <A HREF> タグに [target="_top"] が指定され
ている場合、画面を分割した状態で表示させていても、リンク先のページを開くと全画面での表示になりま
す。そのような場合、画面右上の [戻る] ボタンでもとの画面に戻ることができます。
- 481 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
テンプレート
ノーツ クライアント
R4.6 の個人アドレス帳で入力した [氏名読み] フィールドのデー
タについて
R4.6 の個人アドレス帳の [氏名読み] フィールドにユーザーの名前の読みを入力していた場合、R5 にアップ
グレードが完了した時点では入力した読みが表示されません。読みが表示されないユーザーをビュー上で選
択後、[アクション] - [よみがなの移行] を選択してエージェントを実行してください。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
メール
ノーツ クライアント
会議招集メールの件名に一部英語が表示されることがあります
会議招集の案内や確認のメールを送信した場合、そのメールの件名の一部が英語で表示されます(例: 案
内: 企画会議(Apr 16 05:00 AM JST in 第1会議室/本社))。
- 483 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
LDAP
ノーツ クライアント
ドミノディレクトリからユーザー情報をノーツクライアント
(LDAP)経由で取得する際の制限
ドミノディレクトリのユーザー文書の情報をノーツクライアントのLDAP経由で個人アドレス帳に追加するとき、
その他の詳細タブのフルネームフィールドに、リターンコードがつく場合があります。 ノーツクライアントから
メールを暗号化して送信するときなど、個人アドレス帳のユーザー情報を参照する際には、このリターンコー
ドを削除して下さい。
- 484 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
■ 日本語独自の制限事項 ■(必ずお読みください)
IMAP4
ドミノ サーバー
IMAPメールに対する検索のエラーメッセージ
IMAPドミノサーバ上のメールファイルに対して文字列の検索をしようとしたとき、サーバからエラー番号が返さ
れることがあります。
主に以下のようなものがあります。
SEARCH: Code 0F:02
メールファイルに索引がありません。全文索引を作成してください。
SEARCH: Code 0F:09
検索情報が理解できません。 入力した文字列を再確認してください。
SEARCH: Code 0F:1F
検索情報のフィールド名がメールデータベースに見つかりません。
- 485 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ユーザーの管理
ドミノ管理クライアント
外部ディレクトリの同期を許可
ドミノディレクトリのユーザー文書、グループ文書、およびメール受信データベース文書で、オプション [外部デ
ィレクトリの同期を許可] が使用可能です。このオプションによって、これらの文書の情報を、cc:Mai ポストオ
フィスディレクトリや Microsoft Exchange アドレス帳などのポストオフィスディレクトリと同期できます。このオプ
ションは、組織に異なるタイプの複数のメールシステムが設定されていて、ユーザーがほかのメールシステム
のユーザーにメールを送信する必要がある場合に使用します。
- 486 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ユーザーの管理
ドミノ管理クライアント
事業所階層情報
管理者は、ユーザーに階層情報を割り当てることができます。ノーツは、ユーザーが [検索] メニューの [ユー
ザーの検索] を選択してほかのユーザーを検索できるときに、指定された階層にしたがってユーザーをリスト
します。
事業所階層は、ユーザー文書の [会社/自宅] - [事業所階層情報] タブで割り当てます。レベル0は、検索リ
ストに表示されるカテゴリのリストです。レベル1は、レベル0フィールドにリストされるカテゴリのサブカテゴリ
をリストし、レベル2は、レベル1フィールドにリストされるカテゴリのサブカテゴリをリストします。以下同様にリ
ストされます。
たとえば、ユーザーの事業所階層を次のように設定できます。
階層1
階層2
階層3
レベル0:
部門名
部門#
ロケーション
レベル1:
販売
224
Cambridge
レベル2:
Rogers St
ユーザーが [検索] メニューで [ユーザーの検索] を選択すると、次の画面が表示されます。
部門名
販売
部門#
224
ロケーション
Cambridge
Rogers St
個人番号を入力することによって、名前の表示をさらに詳細化できます。この設定は、アルファベット順に姓
がソートされるデフォルトのソート順序を上書きします。たとえば、Phyllis Spera と Alan Jones がどちらも同じ
部門の同じロケーションにいる場合に、Phyllis の個人番号が1で Alan Jones が個人番号を持たない場合
は、Phyllis の名前が Alan の名前より先に表示されます。Phyllis と Alan がどちらも個人番号を持たない場合
は、Alan の名前が Phyllis の名前より先に表示されます。
- 487 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ管理クライアント
ドミノディレクトリのビュー名を使用したアクセス制御
「ドミノ サーバーへのアクセスの制御」の章には、[サーバー文書] フィールドに *People を指定することによ
ってアクセスを制御できるという間違った記述があります。[($Users)] ビューにリストされているすべてのユー
ザーに対してアクセスを許可するには、*People ではなく *($Users) を使用します。
この変更は、次のトピックに影響します。
「パススルーサーバーまたはパススルーの対象サーバーへのアクセスの制御」
「ユーザーによるサーバー上のデータベースのモニターを制限する」
l
「データベースとレプリカの作成を制御する」
l
「ノーツユーザーやドミノ サーバーからドミノ サーバーへのアクセスの設定」
l
l
- 488 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ユーザーの管理
ドミノ管理クライアント
ユーザー文書の [Web ページ] フィールド
ユーザーと管理者は、ユーザー文書にユーザーの Web ページを指定することを選択できます。このフィール
ドは、情報提供だけを目的とするもので、たとえば、ユーザーが組織のイントラネットに個人 Web ページを設
定している場合に使用できます。少なくとも作成者権限とユーザー文書を編集するための UserModifier ロー
ルを持っているか、ユーザー文書の [管理者] フィールドに自分の名前がリストされている必要があります。
ユーザー文書に Web ページを指定する手順は、次のとおりです。
1. [ユーザーとグループ] タブを選択し、ユーザー文書を開きます。
2. [その他] タブを選択し、[Web ページ] フィールドに URL アドレスを入力します。
- 489 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ネットワークの設定
ドミノ サーバー
ネットワーク設定トピックに対する訂正
次のネットワーク設定トピックでは、「ノーツプリファレンス」というテキストを「ユーザープリファレンス」で置換
する必要があります。
l
「IPX/SPX ネットワーク上のドミノ サーバーを探す」
「NetBIOS のポート設定オプション」
「SPX のポート設定オプション」
「Macintosh でのノーツ クライアントと AppleTalk の実行」
「OS/2 Warp ServerAdvanced の LAN サーバーでのドミノの実行」
「Windows NT 上でのドミノと Apple Talk の設定」
l
「ドミノと複数の TCP/IP ポートの設定」
l
l
l
l
l
- 490 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Web サーバーとニュースサーバー
ドミノ サーバー
ドミノの URL での最終更新日ヘッダーのサポート
ドミノ R5 では、ほとんどのドミノの返答に最終更新日ヘッダーが付いています。これにより、多くの Web ブラ
ウザまたはプロキシーサーバーでドミノページをキャッシュすることが可能になり、パフォーマンスが向上しま
す。
HTTP の最終更新日ヘッダーでは、サーバーから返された情報が最後に更新された日付と時刻を示します。
また、ファイルシステムに HTML ページと画像を格納する従来からの Web サーバーの場合、最終更新時刻
はファイルが最後に更新された時刻を示します。
HTTP の最終更新日ヘッダーを使い、ユーザーが選択した設定に応じて、ブラウザ−のローカルキャッシュを
管理します。通常は、ユーザーがブラウザのキャッシュ内のページを要求すると、キャッシュ内のページの更
新時刻を示す HTTP ヘッダー If-Modified-Since を付けてページ要求がブラウザからサーバーへ送信されま
す。サーバーでは、If-Modified-Since ヘッダーの時刻と、ディスクに保管されたページの時刻を比較します。
ヘッダーに示された時刻以降にページが更新されていなければ、サーバーから「Not modified」ステータスコー
ドが送信され、キャッシュ内のページを再表示するように通知されます。ページが更新されていれば、サー
バーから新規ページが送られてきます。
ドミノでは、それぞれの要求の種類に応じて、最終更新日時を次のように計算します。
ファイルシステム内のファイル
オペレーティングシステムのファイルの更新時刻に設定されます。
これは、ドミノ R4.5x および R4.6x でもサポートされています。
添付ファイルおよびドミノデータ
ベースのその他の埋め込みオブ
ジェクト
オブジェクトの添付先文書の変更時刻に設定されます。
その他のドミノのデータベース要
求
データベースの更新時刻、つまり、データベースが最後に「変更さ
れた時刻」に設定されます (これは、データベース内のあらゆる文
書や設計要素が最後に更新された時刻と同じです)。データベース
の更新時刻は、[データベースのプロパティ] ボックスに表示されま
す。
この種類の要求のうち、最終更新日ヘッダーの効果が最大となる
のは、ヘルプテスクや製品カタログのデータベースのように、頻繁
に変更されないデータベースです。
ドミノでは、次の種類の要求が出された場合、その返答に最終更新日ヘッダーを付けません。
ページの内容が現在時刻に依存している場合 (たとえば、@Now を使ったフィールド式など)、または時
l
刻の依存性を適切に判断できない場合 (たとえば、フィールド式で使われた @DbColumn がもう 1 つの
データベースを参照する場合など)。
OpenAgent
l
OpenNavigator
l
CreateDocument
l
EditDocument
l
SaveDocument
l
l
DeleteDocument
- 491 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Web サーバーとニュースサーバー
ドミノ サーバー
IIS 対応ドミノでの Web クライアント認証の使い方
IIS 対応ドミノでは、クライアント認証を単独で使用することも、他のあらゆる認証オプションと結合して使用す
ることもできます。どのケースでも、認証の署名者の検証は IIS に委ねられています。IIS 対応ドミノでは、IIS
から送られた認証の共通名を使用するので、認証をドミノディレクトリに格納する必要はありません。SSL
ポートでクライアントの認証を使用可能に設定すること以外は、ドミノの設定はいっさい不要です。
ここでは、クライアント認証を使った認証のしくみを順を追って説明します。
1. ユーザーが SSL を使った IIS との接続を開き、クライアント認証を提示します。
2. IIS は、認証の署名者を検証します。
3. SSL セッション中に出されたすべてのドミノ要求について、クライアント認証がIISからドミノに転送されま
す。また、次のいずれかの条件が真である場合は、要求とともにユーザー名を転送します。
- IIS でクライアント認証のマッピングが有効になっている。この場合のユーザー名は、マップされた NT
アカウント名です。
- 認証のマッピングは有効になっていないが、基本認証が IIS で有効になっており、基本認証ヘッダーが
ブラウザから送信された。この場合のユーザー名は、ユーザーがブラウザに入力した名前です。
- 認証のマッピングは有効になっていないが、IIS で NTLM が有効になっている。この場合のユーザー名
は、ユーザーの NT アカウント名です。
4. ドミノでは、認証の共通名がないかドミノディレクトリの中を探します。見つかった場合は、ディレクトリで指
定された識別名にユーザーをマップします。ドミノでは、識別名を使って ACL をチェックします。また、CGI
変数 REMOTE_USER にも識別名を設定します。
5. ディレクトリで認証の共通名が見つからなかったが、要求とともにユーザー名が IIS から転送されていれ
ば、ドミノはディレクトリでユーザー名を探します。ユーザー名が見つかると、上記のようにドミノはユー
ザーを識別名にマップします。ユーザー名が見つからなかった場合は、エラー401を返します。
6. ディレクトリで認証の共通名が見つからず、要求でユーザー名が送信されていない場合は、匿名として
ユーザーを認証します(SSL ポートで匿名が使用可能に設定されている場合)。匿名が使用可能でない
場合は、エラー401を返します。
クライアント認証の事例および SSL
ヒント
事例1: ドミノ/ IIS での NT ユーザーアカウントにマップされた既存 IIS クライアント認証の使い方
この事例では、SSL を使った既存 MS IIS 構成について説明します。ここでは、現在使われている既存のクラ
イアント認証があり、NT アカウントにマップされているものとします。クライアント認証とともにマップされ、既存
のNTユーザーアカウントで定義されたユーザーが、保護されたドミノ データベースにアクセスするには、それ
に対応したユーザー文書がドミノディレクトリに存在する必要があります。ドミノでは、ユーザー文書のユー
ザー名フィールドの名前を検証することで、ユーザーを認証します。ユーザー名フィールドには、認証の共通
名か別名としての NT アカウント名が含まれている必要があり、それらをドミノの識別名にマップする必要が
あります。下記の最初の例は、ドミノ識別名にマップされたユーザー認証の共通名を示しています。2番目の
例は、ドミノ識別名にマップされた NT アカウント名を示しています。データベースの ACL 設定は、ユーザー
名フィールドの最初のエントリだけにアクセス権を与えます。この事例では、クライアント認証が IIS によって
検査され、すでにドミノディレクトリに存在すれば、その認証は使われません。ドミノの SSL ポート設定が尊重
され、匿名、基本およびクライアントの認証に対してデフォルトで有効化されています。
Joe Smith/CorpSales
Joe Smith
.....any other aliases
または
Joe Smith/CorpSales
SALES¥JSmith
......any other aliases
事例2: ドミノに現在登録されている既存のドミノ クライアントの認証を使い、引き続き新規ユーザーを登録す
る方法
- 492 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
IIS 対応ドミノを使っているときは、実際の SSL 接続は IIS によって処理されます。現在 SSL を使っていて、ド
ミノ サーバーのキーリングが設定済みの場合は、そのキーリングを使わずに、IIS に対してキーリングを作成
する必要があります。クライアントの認証とともにドミノディレクトリに登録されたすべてのユーザーは、保護さ
れたドミノデータベースへのアクセス権のために引き続き既存のクライアント認証を使います。これを達成する
には、IIS での匿名アクセスを使用可能にし、クライアント認証を受け入れるように IIS のディレクトリセキュリ
ティを設定する必要があります。クライアント認証を持ったユーザーは、「匿名で」 IIS サーバーで認証処理が
でき、IIS から要求された後にクライアント認証を送信できることが必要です。また、ドミノでも、サーバー文書
でクライアント認証の認証を使用可能に設定しておく必要があります。新規のクライアント認証の登録は、ドミ
ノディレクトリにユーザー文書を作成した後に、ドミノ CA アプリケーションを使って継続できます。この事例の
ユーザー名フィールドは、事例1の場合と同じです。ユーザーが NT アカウントを持っている場合は、それを匿
名として使用できます。
このオプションを導入した場合の利点
l
l
l
ドミノ クラスタなどの機能の有効利用のために、ユーザーが(IIS に対応していない)よそのドミノ
サーバーにアクセスできる。
IIS 認証を免れるための巧妙な策を提供する。
認証のための NT ユーザー名を作成する必要がない。
- 493 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドメイン検索
ドミノ サーバー
ドメインカタログサーバーの削除
ドメインカタログサーバーを削除して元の「通常の」ドミノサーバーとして動作させたい場合、またはサーバー
を完全に撤去したい場合は、次の手順を実行します。
1. 削除しようとしているサーバーを活動中のユーザーが使用していないこと、および各ユーザーのロケーシ
ョン文書で別のサーバーがカタログ/ドメイン サーバーとして指定されていることを確認します。
2. サーバー文書を編集します。[サーバータスク] - [Domain Indexer] タブで、[ドメイン全体の索引の作成]
フィールドを無効にします。
3. ドミノディレクトリの LocalDomainCatalogServers グループ文書を編集してグループリストからサーバー名
を削除します。
4. サーバーからドメインカタログデータベース (CATALOG.NSF) を削除します。
5. ドミノデータディレクトリの FTDOMAIN.DI サブディレクトリを削除します。
- 494 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Web サーバーとニュースサーバー
ドミノ サーバー
NNTP サービスのサーバー文書の設定
サーバー文書を設定するときに、次のニュースリーダーのパラメータを定義する必要があります。
l
l
l
l
l
投稿を許可 - 次のどれか1つを選択します。
ニュースリーダークライアントに記事のポストを許可する場合は、[はい] (デフォルト) を選択します。
すべてのニュースリーダークライアントについて記事のポストを禁止する場合は、[いいえ] を選択しま
す。
ポストの最大サイズ - ニュースリーダークライアントがニュースグループにポストできる記事の最大サイ
ズ (単位はKB) 。デフォルトは 1024 KB。
接続あたりの最大サイズ - 1回のクライアントセッションで許可される記事の最大合計サイズ。デフォル
トは 10 MB。
接続のタイムアウト - アイドル中のニュースリーダークライアントセッションがドミノ NNTP サーバーによ
って終了されるまでの秒数。デフォルトは 600 秒 (10 分)。
接続の最大数 - 同時に接続可能なニュースリーダークライアントの最大数。デフォルトは 20。
- 495 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドメイン検索
ドミノ サーバー
ドメイン検索結果の文書タイトルの選択
ドメインインデクサでは、索引を作成するときに、文書のタイトルとして使用できるノーツのフィールドまたは項
目を探します。インデクサは、各文書で次の項目を順番に探します。
タイトル
l
件名
l
ヘッドライン
l
トピック
l
ドミノ アプリケーションの開発者によって指定されたウィンドウタイトルを計算する
l
デフォルトフォームとデフォルトビューを使ってビューの概要を計算する
l
上記の項目が1つも見つからなかった場合は、「文書にタイトルがありません」を返します。
すべての文書についてウィンドウタイトルを計算すると、CPU の利用度がさらに高くなります。システム管理
者は、次の変数をドメインカタログサーバーの NOTES.INI ファイルに設定することで、この計算を省略できま
す。
FT_NO_COMPWINTITLE=1
たとえば、Microsoft Office または ロータス スーパーオフィスの文書など、個人用のファイルでは、文書のプ
ロパティの [タイトル] フィールドからタイトルを抽出します。
- 496 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント
パスワードの復旧情報のメッセージボックス
このリリースノートは、ユーザーの登録、サーバーの登録、組織単位の登録を行うときに使用するヘルプ手順
の補足情報です。
現在の認証 ID に復旧情報が含まれていない場合は、ユーザー、サーバー、組織単位の登録中にメッセージ
ボックスが表示されます。「現在使用している認証 ID には復旧情報が含まれていないので、この証明書によ
って作成された ID を使って ID またはパスワードを復旧できません。「EscrowAgent」 ID 復旧メカニズムは、
現在ではサポートされていません。」という旨のメッセージが返されます。将来このメッセージを表示したいか
どうかを指定するために、[はい] または [いいえ] をクリックします。
ID とパスワードの復旧の詳細は、『R5 システム管理ヘルプ』の「ID の保護と管理」の章を参照してください。
- 497 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント
「ユーザー文書に識別名を追加する」
LDIF 移行のトピック「ユーザー文書に識別名を追加する」で、次の太字
太字の部分は正しくないため、無視してく
太字
ださい。
ユーザーをディレクトリエントリだけとして呼び出すときは、[ユーザーとグループの移行] ダイアログボッ
クスで移行オプションの「ユーザー文書に識別名を追加する」を選択します。このオプションを選択する
このオプションを選択する
と、すべての階層情報
と、すべての階層情報 (CN, OU, O, と C 属性) を含む完全な識別名が、移行ツール
を含む完全な識別名が、移行ツールによって
、移行ツールによってプライマリー
エントリとして個人文書の
エントリとして個人文書の [ユーザー名] フィールドに追加されます。
個人文書の [ユーザー名] フィールドのプライマリー・エントリは常に名と姓のコンポーネントから入力されま
す。組織名も認証者 ID から入力されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ管理クライアント
S/MIME を使った安全なメッセージ
S/MIME を使ってメールメッセージを暗号化するようにノーツ クライアントをセットアップするには、クライアント
に次の証明書が必要です。
個人アドレス帳やドミノディレクトリ、または LDAP ディレクトリに格納された受信者のインターネット証明
l
書。
個人アドレス帳に格納された相互認証。この相互認証は受信者のインターネット証明書か、受信者の証
l
明機関 (CA) に対して発行されなければなりません。相互認証が受信者のインターネット証明書に対して
発行された場合は、その受信者へのメッセージだけが暗号化されます。相互認証が受信者の証明機関
に対して発行された場合は、その証明機関によって発行された証明書を持つすべての受信者に対して、
暗号化したメッセージを送信できます。
S/MIME 暗号化メッセージを解読できるようにノーツ クライアントをセットアップするには、クライアントに次の
証明書が必要です。
ノーツ ID ファイルに格納されたインターネット証明書
l
S/MIME を使って署名されたメッセージを送信できるようにノーツ クライアントをセットアップするには、クライ
アントに次の証明書が必要です。
ノーツ ID ファイルに格納されたインターネット証明書
l
電子署名メッセージを照合するには、クライアントに次の証明書が必要です。
個人アドレス帳に格納された相互認証。この相互認証は署名者のインターネット証明書か、署名者の証
明機関に対して発行されなければなりません。相互認証が署名者のインターネット証明書に対して発行
された場合は、その署名者へのメッセージだけが照合されます。相互認証が署名者の証明機関に対して
発行された場合は、その証明機関によって発行された証明書を持つユーザーが署名したすべてのメッ
セージの署名が照合されます。
l
信頼したルート証明書は、クライアントが相互認証を作成するときだけ必要です。個人アドレス帳で相互認証
が作成された後は、受信者のインターネット証明書への信頼 (S/MIME 暗号化) と、署名者のインターネット
証明書への信頼 (S/MIME 署名) が確立されます。
インターネット証明書と相互認証の取得に関する情報は、『R5 システム管理ヘルプ』 を参照してください。
- 499 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ管理クライアント
S/MIME への安全なアクセスのための相互認証の使用
トピック「相互認証を使ってサーバーにアクセスし、安全な S/MIME メッセージを送信」にはインターネットの相
互認証について正しくない情報が含まれています。インターネットの相互認証では暗号化したメッセージの送
信者に対して、受信者のインターネット証明書が有効であることを保証します。さらに、相互認証では署名さ
れたメッセージの受信者に対して、メッセージの署名に使われたのが有効な署名であることを保証します。
インターネットの相互認証は個人アドレス帳の認証者文書に収められています。
- 500 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ管理クライアント
ノーツまたはインターネット相互認証を要求に応じて追加
ユーザーのインターネット証明書が LDAP ディレクトリにある場合は、要求に応じてインターネット相互認証を
追加できません。
- 501 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント
cc:Mail からのユーザーの移行を準備する
「移行用の登録簿を準備する」というトピックで、cc:Mail DIRSTAT コマンドの書式が次のように間違って記載
されています。
DIRSTAT po_name po_pass po_path /DL /LU /LOG output.txt
正しい書式は次のとおりです。
DIRSTAT /N po_name /P po_pass /D po_path /DL /LU /LOG output.txt
MKHL45PV9J
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント
掲示板をノーツディスカッションデータベースに変換する
「掲示板をノーツディスカッションデータべースに変換する」というトピックで、次の太字
太字の部分は正しくないの
太字
で無視してください。
cc:Mail MTA を使って cc:Mail とドミノの共存を提供するネットワークでは、MTA が自動的に掲示板を同
期します。cc:Mail
cc:Mail MTA バージョン 2.0 以降を使っている場合に、cc:Mail 掲示板とノーツ [ディスカッショ
ン] データベース間で情報の同期を維持したい場合は、ポストオフィスからユーザーを初めて移行すると
きに [掲示板の変換] オプションを選択すると、
オプションを選択すると、ディスカッション
ディスカッション データベースが作成されます。データ
ベースを メール受信データベースにしてください。
cc:Mail MTA を使ってノーツ [ディスカッション] データベースを作成すると、データベース CCMTABBX.NSF
(テンプレート CCMTABBX.NTF を使用) が作成されます。cc:Mail マイグレーションツールは掲示板をデータ
ベース CCNOTBB.NSF (テンプレート CCNOTBB.NTF を使用) に移行します。これら 2 つのデータベースは
独立していて情報を共有しません。cc:Mail とノーツが共存する必要があり、お互いの同期を取るのに時間の
かかる移行時に cc:Mail MTA を掲示板の同期化に使いたい場合は、移行オプションの「Convert bulletin
boards」を使わないでください。短時間の「即時に移行する」を実行する場合は、掲示板の変換オプションを使
うと掲示板を一回で変換できます。
トピック「cc:Mail の掲示板とノートのディスカッションデータベースを同期化する」には、[ディスカッション] デー
タベースで掲示板を同期する手順が正しく記載されています。
NMAA45P9XR
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Microsoft IIS 対応ドミノ
ドミノ サーバー
Microsoft IIS 対応ドミノでの SSLキーリングの設定
SSL サーバーのキーリングを設定し、信頼された証明機関のルート認証をインストールするためのヒント:
以下は SSL とドミノ/IIS の使用を開始するのに役立ちます。 キーマネージャの使い方と Microsoft IIS サー
バーに SSL を設定する方法の詳細については、Microsoft NT 4.0 Option Pack のオンラインマニュアルを参
照してください。
サーバーのキーリングを作成する
1. Microsoft 管理コンソールで「既定の Web サイト」をハイライトし、キーマネージャを選択します。
2. [キー] - [新しいキーを作成] を選択し、Web サイトの DNS 名 (例、www.sales.com) と共通の名前などの
すべての情報をキーリングに入力します。
3. 証明書要求をファイルに保存します。他に、証明機関への送信を選択できます。
証明書要求を送信する
1. エディターかメモ帳を使って、証明書要求ファイルを開き、テキストをクリップボードにコピーします。特に、
Begin Certificate から End Certificate までの行が含まれるようにします。
2. この要求をドミノ認証機関に送信するときは、オプション「ドミノ R5 の認証機関アプリケーション中の [サー
バーの証明書の要求] 」の下に用意されている領域に内容を貼り付けます。ほとんどの証明機関がこの方式
をサポートします。
署名したサーバー認証をインストールする
1. 証明書要求を証明機関に送信した後、ドミノ証明機関からピックアップ ID を電子メールで受け取ります。
2. ブラウザを使ってドミノ証明機関 Web サイトとアプリケーションにアクセスし、[サーバー証明書のピックアッ
プ] を選択します。ピックアップ ID を入力します。Microsoft Certificate Server が証明機関の場合は、証明書
をファイルにダウンロードできます。
3. 署名した証明書をまずクリップボードにコピーしてから、メモ帳を使って新規テキストファイルに貼り付けま
す。Begin Certificate から End Certificate までの行が含まれるようにします。
4. Microsoft 管理コンソールに戻ってキーマネージャを選択し、次に [キー] を選択して [キー証明書のインス
トール] を選択します。署名した証明書が含まれるファイルを選択すると、キーリングに結合されます。
5. キーマネージャのキーリングは、ポートを割り当ててデフォルトに設定します。
6. Web サイトを再開します。
信頼されたルートをローカルレジストリにインストールする
完全な手順は、Microsoft NT 4.0 Service Pack 4 readme ファイルを参照してください。
1. ドミノ証明機関を使っている場合は、IIS Web サーバーマシンにある Internet Explorer 4.x でドミノ証明機関
Web サイトにアクセスします。
2. ブラウザで [この認証機関をブラウザに受け入れる] を選択します (サーバーの [Accept this Authority] を
選択しないでください) (ドミノ以外の証明機関にアクセスする場合はこの手順はアプリケーション固有のもの
になります)。
3. [このファイルを上記の場所から実行する] を選択し、[OK] をクリックします。
4. [証明書のインストール] をクリックします。このダイアログボックスが表示されない場合は、SP4 の再イン
ストールが必要かもしれません。
5. [証明書管理インポート] ウィザードが開始したら [次] をクリックします。
6. [すべての証明書を次の場所へ保管する] を選択します。
7. [参照] をクリックし、次に [保存場所を表示] をクリックします。
8. 信頼されたルートの認証機関を展開し、[ローカルコンピュータ] を選択して [OK] をクリックします。
9. [次] をクリックし、次に [終了] をクリックします。
10. Web サーバーを再開します。
- 504 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ管理クライアント
S/MIME の認証と相互認証の取得
S/MIME 署名メールを読むには、署名者または署名者の CA に対する相互認証がクライアントに必要です。
S/MIME 暗号化メールを送信するには、受信者または受信者の CA に対する相互認証と受信者のインター
ネット認証がクライアントに必要です。受信者のインターネット認証は、送信者の個人アドレス帳、ドミノディレ
クトリ、または LDAP ディレクトリに格納できます。相互認証は、送信者の個人アドレス帳に格納する必要が
あります。ノーツは、これらの認証をこれらの場所で検索し、見つかった場合に自動的に使用します。
S/MIME 製品のなかには、特定の認証機関を自動的に有効化するものもあります。ノーツは、インターネット
認証と相互認証を要求することによって、有効にするユーザーをより柔軟に制御できるようにしています。
インターネット認証の追加
受信者のインターネット認証を個人アドレス帳またはドミノディレクトリに追加するには、受信者から署名済み
のメールを受信したときに、アドレスまたはユーザー文書に認証を追加します。これを行うには、[ツール][送信者をアドレス帳に追加] を選択します。
相互認証の追加
相互認証を追加する方法はいくつかあります。1人のユーザーに対する相互認証を追加した場合は、その
ユーザーにだけ暗号化されたメールを送信でき、そのユーザーから送信された署名済みのメールだけを読む
ことができます。CA に対する相互認証を追加した場合は、その CA から発行された認証を持つすべての
ユーザーに対して暗号化されたメールメッセージを送信でき、それらのユーザーからの署名済みのメールメッ
セージを読むことができます。
相互認証を追加するには、次のいずれかを実行します。
1. 個人アドレス帳またはドミノディレクトリでアドレスまたはユーザー文書を開いて [アクション] - [相互認証
の作成] を選択することにより、ユーザーに対する相互認証を追加します。この方法は、ユーザーが個人
アドレス帳またはドミノディレクトリにある場合にだけ使用できます。この方法は、ユーザーが LADP ディ
レクトリにある場合には使用できません。この方法の詳細については、『R5 システム管理ヘルプ』の「セ
キュリティ」の項を参照してください。
2. [ファイル] - [ツール] - [インターネット相互認証の追加] を選択することにより、ユーザーの CA に対す
る相互認証を追加します。この方法の詳細については、『R5 システム管理ヘルプ』の「セキュリティ」の項
を参照してください。
3. ユーザーの CA に対する相互認証を、ドミノディレクトリから個人アドレス帳にコピーします。
4. ユーザーの CA に対する相互認証を、個人アドレス帳テンプレートから追加します。
項目3および4の方法については、次の手順を参照してください。
ドミノディレクトリに相互認証を追加する手順
暗号化されたメールを送信するには、送信者の個人アドレス帳に相互認証が格納されている必要がありま
す。署名済みのメールメッセージの署名を照合するには、署名者の相互認証が個人アドレス帳に格納されて
いる必要があります。ドミノ管理者は、相互認証をドミノディレクトリに追加して、ユーザーが相互認証を簡単
に個人アドレス帳にコピーできるようにすることができます。たいていの場合、ドミノ管理者は、ユーザーのイ
ンターネット認証ではなくユーザーの CA に対する相互認証を作成するので、その CA によって発行された認
証を持つすべてのユーザーが有効化されます。
管理者は、[ファイル] - [ツール] - [インターネット相互認証の追加] を使用して、インターネットサーバーから
ドミノディレクトリに相互認証を追加できます。この方法の詳細については、『R5 システム管理ヘルプ』を参照
してください。
サーバーをはじめてインストールしたときに、ドミノは、共通に使用されているインターネット認証をドミノディレ
クトリに自動的に追加します。これらのインターネット認証から相互認証を作成できます。ドミノディレクトリの
設計を置換してもこれらのインターネット認証はドミノディレクトリに自動的には追加されないので、アップグ
レードする場合は、ドミノディレクトリからではなくドミノディレクトリテンプレート (PUBNAMES.NTF) から相互認
証を作成する必要があります。相互認証をドミノディレクトリに追加すると、組織内のすべてのユーザーがこ
れらの認証を使用できるようになります。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
ドミノディレクトリまたはドミノディレクトリテンプレート (PUBNAMES.NTF) を開きます。
[サーバー] - [認証] ビューで、相互認証を作成するインターネット認証者を開きます。
[アクション] - [相互認証の作成] を選択します。
相互認証する認証を選択し、[OK] をクリックします。
[認証者] ボタンをクリックして、組織認証者 ID ファイルを選択します。
[サーバー] を選択して、相互認証を作成するサーバーを指定します。
(オプション) 件名、件名の別名リスト、および有効期限を選択します。
[相互認証] をクリックします。
- 505 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
ドミノは、[認証] ビューの [相互認証] カテゴリで指定したサーバー上のドミノディレクトリに相互認証を追加し
ます。
ユーザーは、個人アドレス帳内のユーザーに対してのみ使用できる相互認証も作成できます。ドミノディレクト
リの場合と同様に、インターネット認証は、クライアントがはじめてインストールされたときに個人アドレス帳に
追加されます。アップグレードする場合は、ユーザーが個人アドレス帳テンプレート (PERNAMES.NTF) から
相互認証を作成する必要があります。ユーザーは、個人アドレス帳テンプレート (PERNAMES.NTF) の [オプ
ション] - [認証] ビューを使用して上記の手順に従い、相互認証を個人アドレス帳にローカルに追加できま
す。
ドミノディレクトリから個人アドレス帳に相互認証をコピーする手順
管理者がドミノディレクトリに相互認証を追加した後で、クライアントは相互認証を個人アドレス帳に追加でき
ます。
1. ノーツクライアントから、ドミノディレクトリを開きます。
2. [サーバー] - [認証] ビューで、追加する1つ以上の相互認証を選択します。
3. [個人アドレス帳へコピー] をクリックします。
ノーツは、個人アドレス帳の [オプション] - [認証] ビューの [インターネット相互認証] カテゴリに相互認証を
追加します。
- 506 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
システム管理要求
ドミノ サーバー
ドメイン間のレプリカの作成システム管理要求
データベースを選択してからドミノ管理クライアントのツールペインで [データベース] - [レプリカの作成] を選
択することにより、システム管理プロセスを使用してドメインにデータベースレプリカを作成できます。次の要
求が生成されます。
新規レプリカ作成のアクセス権チェック - 送信側ドメイン
トリガー: ドミノ管理クライアントから [レプリカの作成] コマンドを発行します。
実行対象: アクションを開始したサーバー。
実行: 即時
結果: 適切なドメイン間設定文書と接続文書がチェックされます。レプリカの作成システム管理要求が受信側
ドメインに送信されます。
レプリカの作成 - 受信側ドメイン
トリガー: 送信側ドメインからのレプリカの作成システム管理要求の受信。
実行対象: ドメイン間設定文書で受信側サーバーとして指定されたサーバー。
実行: 即時
結果: 受信側サーバー上にレプリカが作成されます。
- 507 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント
グループメンバーの検索
ドミノ管理クライアントで次の操作を行うと、グループのメンバーをすばやく検索できます。
1. [ユーザーとグループ] タブをクリックします。
2. [グループ] を選択します。サーバーのドミノディレクトリにあるグループのリストが表示されます。
3. [アクション] - [グループメンバーの検索] を選択するか、アクションバーで [グループメンバーの検索] を
クリックします。このボタンを表示するには、アクションバーを右方向にスクロールします。
4. 共通名(Jane Doe など)を入力し、[OK] をクリックします。グループメンバーが見つかれば、そのメンバー
名を含むグループの左側にチェックマークが表示されます。
ドミノディレクトリでは、次の操作を行います。
1. [グループ] をクリックします。
2. [アクション] - [グループメンバーの検索] を選択するか、アクションバーで [グループメンバーの検索] を
クリックします。
3. 共通名(Jane Doe など)を入力し、[OK] をクリックします。グループメンバーが見つかれば、そのメンバー
名を含むグループの左側にチェックマークが表示されます。
KOS45NDZA
- 508 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
LDAP
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
LDAP 検索ユーティリティについての正誤
『R5 システム管理ヘルプ』では、LDAP 検索ユーティリティの記述に誤りがあります。正しい説明は次のとおり
です。
l
l
l
ヘルプではユーティリティの名前が LSEARCH.EXE となっていますが、正しい名前は
LDAPSEARCH.EXE です。LSEARCH.EXE や LSEARCH となっている箇所はすべて、
LDAPSEARCH.EXE か LDAPSEARCH と読み替えてください。
ヘルプでは、ユーティリティを実行するときにプラットフォーム固有のプリフィックスを使用してください、と
いう指示がありますが、この記述は誤りです。プリフィックスは必要ありません。NLDAPSEARCH などで
はなく、LDAPSEARCH と入力するだけで済みます。
現行のリリースでは、このユーティリティは Windows NT と Windows 95 のプラットフォームでのみ使用で
きます。Windows 98、Windows NT Alpha、UNIX などのプラットフォームでは使用できません。
- 509 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
MIME/インターナショナルキャラクタセット
ドミノ サーバー
MIME とインターナショナルキャラクタセット変換オプション
サーバー設定文書を使うと、複数のドミノ サーバーの MIME とインターナショナルキャラクタセット変換を設定でき
ます。[グループ/サーバー名] フィールドにワイルドカード文字(*)を入力すると、ノーツドメインのすべてのサー
バーを指定することができます。サーバー設定文書で制御する特定のサーバー名やグループ名を指定することも
できます。サーバー設定文書の [基本] タブの [この文書の MIME 言語設定] をオンにすると、すべてのサーバー
のインターナショナル MIME 設定はこの文書の設定に従うことになります。これにより組織でメールの言語グルー
プをサーバーに依存して設定することができます。
[MIME] - [基本] タブ
ドミノ R5 は Unicode を含む 16 個すべての言語グループをサポートしています。言語グループによってはマ
ルチキャラクタセットをサポートします。組織で使用する1次キャラクタセット(通常は包括範囲が最も広いも
の)と2次キャラクタセットを指定できます。これらのフィールドはマルチリンガル CD-to-MIME 変換中に2つ
のキャラクタセットが検出されると使用されます。キャラクタセットが1次キャラクタセットグループと別のグルー
プのものの場合は1次キャラクタセットグループが選択されます。キャラクタセットが2次キャラクタセットグ
ループとリストにないグループのものの場合は、2次キャラクタセットグループが選択されます。
フィールド
設定値
1次キャラクタセットグループ
組織で使用する適切な言語や領域を選択 -- たとえば、日
本語
2次キャラクタセットグループ
組織で使用する適切な言語や領域を選択 -- たとえば、西
ヨーロッパ諸国語
[MIME] - [変換オプション] - [一般] タブ
このタブでは、インターネットに対してインバウンドとアウトバウンドのメッセージの受信確認を受け取るかどう
かを指定できます。
フィールド
設定値
受信確認
[有効] に設定すると、アウトバウンドやインバウンドの
SMTP メッセージの受信確認を受け取れます。インバウンド
メッセージでは、Disposition-Notification-To と
Return-Receipt-To のどちらもサポートしています。デフォ
ルトは [無効] です。
[MIME] - [変換オプション] - [インバウンド] タブ
このタブのフィールドはインバウンドメッセージの変換方法を制御します。
フィールド
設定値
1行の文字数
インバウンドメッセージの本文の1行の最大文字数です。メ
ッセージに、URL などの空白がない長い文字列が含まれる
場合に有用です。デフォルトは 75 です。
メールのキャラクタセット情報が
無い場合、自動判定を行う
[はい] を選択すると本文に使用するキャラクタセットをその
内容から判断します。ASCII 以外のキャラクタセットでエン
コードされた非 MIME メッセージをいつも受信するサイトで
便利です。忠実度は増しますがパフォーマンスは低下しま
す。デフォルトは [いいえ] です。
[MIME] - [変換オプション] - [アウトバウンド] タブ
このタブのフィールドはアウトバウンド SMTP メッセージの変換方法を制御します。
フィールド
設定値
- 510 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
添付ファイルのエンコード方法
アウトバウンド SMTP メールの添付ファイルのエンコード方
法を設定します。
次のどれかを選択します。
- [Base64](デフォルト)
- [Quoted Printable]
- [UUencode]
メッセージコンテント
メッセージの変換方法を設定します。次のどちらかを選択し
ます。
- [ノーツ形式からインターネットメール形式に変換](デフォ
ルト)
- [MIME 形式とノーツ形式をカプセル化したものを
Multi-part alternative で作成]
タブをスペースに変換
[はい] にするとテキスト内のタブをスペースに変換します。
デフォルトは [いいえ] です。
アウトバウンドの1行の文字数
アウトバウンドメッセージの本文の1行の最大文字数です。
メッセージに、URL などの空白がない長い文字列が含まれ
る場合に有用です。
表か転送メールヘッダーがある場合は、1行の長さは2倍に
なるので 150桁まで改行は起こりません。デフォルトは 75
です。
インターネットアドレスが文書で
定義されていない時、ノーツアド
レスを検索
[有効] にすると、[宛先] フィールドに値がなとユーザー文書
でインターネットアドレスを検索します。
[無効](デフォルト)にすると、スペースを下線に変換し、ノー
ツドメインを % 記号にエンコードしてインターネットアドレスを
作成します。たとえば、John_Smith%[email protected] を作
成します。
[MIME] - [キャラクタセット] タブ
言語を変換しなければならない場合、デフォルトのキャラクタセットや言語グループの変換を指定できます。
特定のキャラクタセットを指定した場合、MIME ヘッダーとメッセージ本文のデフォルトのキャラクタセットや、
CD-to-MIME 変換中に使用されるエンコード方法のデフォルトのキャラクタセットとして使用されます。
フィールド
設定値
下のアウトバウンドメールオプシ
ョンで、すべての可能性を設定
このチェックボックスをオンにすると、ヘッダーと本文のキャ
ラクタセットの設定ですべてのキャラクタセットを使用できま
す。下のエンコードオプションは変更されます。
キャラクタセットグループ別の
MIME 設定
MIME ヘッダーとメッセージ本文で使用される言語グルー
プ。デフォルトは日本語です。
[MIME] - [キャラクタセット] タブ
[インバウンドメールオプション] - [フォントオプション] セクション
フィールド
設定値
HTML プロポーショナル
インバウンド SMTP メッセージのプロポーショナルフォント
に使用されるフォントの種類。デフォルトは Default Scans
Serif です。
HTML 固定ピッチ
インバウンド SMTP メッセージの固定ピッチフォントに使用
されるフォントの種類。デフォルトは Default Monospace で
す。
HTML サイズ
インバウンド SMTP メッセージの HTML テキストに使用さ
れるフォントのサイズ。デフォルトは 12 ポイントです。
プレーンテキスト
インバウンド SMTP メッセージのプレーンテキストに使用さ
れるフォントの種類。デフォルトは Default Monospace で
す。
プレーンテキストサイズ
インバウンド SMTP メッセージのプレーンテキストに使用さ
れるフォントのサイズ。デフォルトは 10 ポイントです。
- 511 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
[MIME] - [キャラクタセット] タブ
[アウトバウンドメールオプション] セクション
メッセージのヘッダーと本文のキャラクタセットとエンコード方法を設定します。この設定は添付ファイルには
適用されません。言語(地域)グループごとにデフォルトのキャラクタセットがあります。たとえば、日本語では
ISO-2022-JP がデフォルトのキャラクタセットです。Shift_JIS や EUC-JP を選択することもできます。ヘッ
ダーと本文には別々のキャラクタセットとエンコード方法を指定できます。
次の表は、メッセージ本文と添付ファイルのエンコード方法の組み合わせのサポート状況です。
メッセージ本文のオプション
Base 64
Quoted Printable
UUencode
ロータス ノーツを使用しないユーザー [MIME]
はい
はい
はい
ロータス ノーツを使用することも使用しないこと
もあるユーザー(推奨しません)
はい
いいえ
いいえ
メモ:値の選択肢は、システム管理クライアントに対して
[編集者] アクセス権があるドミノ システム管理者で
メモ:
ないと表示されません。
フィールド
選択肢
ヘッダー - キャラクタセット
キャラクタセット。デフォルトのキャラクタセットは、[キャラク
タセット別の MIME 設定:] で選択したキャラクタセットです。
本文 - キャラクタセット
キャラクタセット。デフォルトのキャラクタセットは、[キャラク
タセット別の MIME 設定:] で選択したキャラクタセットです。
ヘッダー - エンコード
アウトバウンドヘッダーのエンコード方法。
次のどれかを選択します。
- [Base 64]
- [Quoted Printable]
- [なし](デフォルト)
本文 - エンコード
アウトバウンド本文のエンコード方法。
[MIME] - [詳細] - [インバウンド] タブ
フィールド
設定値
元のヘッダーよりも Recent ヘッダーを優
先する
[有効] にすると、 RFC822 Resent ヘッダーがある
場合、通常のヘッダーの代わりに使用します。デフ
ォルトは [無効] です。
ヘッダーからグループ名を削除
[有効] にすると、すべてのグループ名をアドレスヘ
ッダーから削除します。デフォルトは [いいえ] で
す。
それぞれの受信者のアドレスがどのアド
レスヘッダーにも現れない場合、それらの
アドレスを BCC リストに加える
[はい] にすると、宛名のアドレスとヘッダーのアド
レスの違いを解決します。RFC822 に準拠しないア
ドレスは、メッセージのコピーの BCC にヘッダーフ
ィールドに追加されます。デフォルトは [いいえ] で
す。
MIME でないメールや MIME でキャラクタ
セットが不明な場合、次の8ビットキャラク
タセットを仮定
キャラクタセット検索が [無効] か失敗した場合、こ
のキャラクタセットをデフォルトとして仮定します。
キャラクタセット名の別名
キャラクタセット名の別名を入力して、MIME をネイ
ティブ MIME に変換できるようにします。
[MIME] - [詳細] - [アウトバウンド] タブ
Macintosh 添付ファイルの変換のサポート
Macintosh 添付ファイルを送受信すると特有の問題が生じます。従来のオペレーティングシステムでは、ファ
イルは構造のないビット列として、ファイル名、作成日時などのわずかな説明情報を追加して保存します。
Macintosh のオペレーティングシステム(MacOS)では追加情報が多く、ファイルを3つの部分に分けて保存し
ます。
1. ファインダ情報:この部分にはファイルクリエータの種類とファインダウィンドウでのファイルアイコンの位
- 512 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
置情報が含まれています。ファイルクリエータは 32 ビットのバイナリ識別子(通常は4桁の文字列)です。
2. リソースフォーク:標準のシステムツールで操作できる構造化された情報です。文字列、音声、図形、コー
ドセグメント、アイコン、GUI 要素などが含まれています。
3. データフォーク:構造化されていないバイトストリームです。
Macintosh ユーザーが添付ファイルを交換する場合、上記の情報がすべて維持されることを期待します。
データフォークだけ維持すると、添付ファイルのアイコンが違う、起動できない、全く使用できないなどの障害
が起こります。
RFC1740 と BinHex
Macintosh ユーザーがこの問題に対処する従来の方法は、エンコーダの BinHex を使用して Macintosh ファ
イルをエンコードするものでした。BinHex では、Macintosh ファイルの3つの部分を ASCII キャラクタセットの
サブセットを使用して単一のテキストファイルにエンコードします。。BinHex でエンコードした Macintosh ファイ
ルは非 Macintosh システムで安全にメールしたり保存できます。Macintosh 上でデコードすると元の完全なフ
ァイルが生成されます。
BinHex は Macintosh 間ではすぐれた方法ですが、Macintosh ユーザーから PC ユーザーに、JPEG イメー
ジ、QuickTime ビデオ、ロータス 1-2-3 ワークシートなどの有効なクロスプラットフォームデータを含むファイ
ルを送信することもあります。BinHex はこのケースでは適切ではありません。BinHex 添付ファイルをデコード
できる PC ユーティリティもありますが、手動の手順が増えてしまいます(ユーティリティを入手、インストール
する手間のことではありません)。この問題を解決するためにインターネットコミュニティで RFC1740 という規
格が定められました。Macintosh の添付ファイルをメールする場合に、Macintosh ユーザーにとって最大限の
忠実度を維持しながらクロスプラットフォームデータを非 Macintosh ユーザーが受信できるようにする規格で
す。RFC1740 エンコードは、大半は、Macintosh 添付ファイルの送信に使用されます。
アウトバウンドの Macintosh 添付ファイルの MIME エンコード(ノーツからインターネット)
RFC1740 エンコード規格はアウトバウンド MIME 処理のとき、[Macintosh 添付ファイルの変換] フィールドが
[AppleDouble(base64 のみ)] に設定されているときに使用されます。添付ファイルにリソースフォークがある]
場合は、ノーツ形式から MIME へのコンバータは必ずリソースフォークを送信し、その後にデータフォークを送
信します。MIME からノーツ形式へのコンバータは2つのフォークをどちらの順序でも処理します。添付ファイ
ルにリソースフォークがない場合は、データフォークは「通常の方法」(標準の MIME)で送信されます。
メッセージが MIME としてアウトバウンドに送信される場合に、[Macintosh 添付ファイルの変換] フィールドが
[BinHex] に設定してあり、ノーツ形式から MIME への変換が行われるときは、添付ファイルは
application/mac-binhex40 として送信されます。
すべてのケースで、application/applefile 部分がなくても受信側ユーザーエージェントが添付ファイルを正しい
クリエータで保存して添付ファイルが正常に起動するように、添付ファイルには MIME の x-mac-type と
x-mac-creator パラメータが付加されています。
インバウンド(インターネットからノーツ)
Inbound、AppleSingle、AppleDouble、BinHex がサポートされています。Macintosh 添付ファイルはエンコード
方法に関係なく、通常のノーツ Macintosh 添付ファイルとして保存されます。PC ユーザーにとってデータフ
ォークに意味があれば、PC のノーツユーザーは添付ファイルを通常どおり起動できます。
次の例では、明記しない限り、「添付ファイルが通常どおり保存、起動できる」や「ノーツ内から起動できる」と
記述してあれば、添付ファイルを正常に開くために必要なアプリケーションをユーザーのシステムにインストー
ルしてあるものとします。MIME 準拠ユーザーエージェントを使用することも仮定します。
1. Macintosh の Netscape ユーザーが JPEG イメージを含む JPEGview ファイル(リソースフォークはな
し。これが通常のケースです)を2人の受信者に送信します。どちらもノーツユーザーで1人は
Macintosh、もう1人は PC でノーツを使用しています。
どちらの受信者も添付ファイルを完全な状態で受信します。Macintosh ユーザーが JPEGview をインス
トールしていれば、添付ファイルは JPEGview ファイルアイコンで表示され、ノーツ内から起動できます。
JPEGview がなければ添付ファイルは汎用ファイルアイコンで表示され、ノーツ内からは起動できませ
ん。PC ユーザーの場合も汎用アイコンが表示され、添付ファイル名 .JPG で終わり、.JPG 拡張子の関連
付けが設定されている場合だけノーツ内から起動できます。すべてのケースで、[添付ファイル] - [表示]
コマンドを使用すればノーツ内で表示することができます。
2. Macintosh Claris Emailer ユーザーが 1-2-3 ワークシートを2人のノーツユーザーに送信します。1人は
Macintosh、もう1人は PC でノーツを使用しています。
どちらの受信者も 1-2-3 添付ファイルを完全な状態で受信します。Macintosh ユーザーは、添付ファイル
名が何であっても、ノーツ内から起動したり、保存してからダブルクリックして起動できます。
PC ユーザーは、ファイル名が .WK1、.WK3、.123 などの 1-2-3 に関連付けられた拡張子で終わっている
- 513 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
場合だけ、ノーツ内から起動したり、保存してからダブルクリックして起動できます。これは Windows の制
限でノーツでは補完できません。
3. PC のノーツユーザーが 1-2-3 ワークシートを Macintosh Claris Emailer ユーザーに送信します。.
Macintosh では最新の 1-2-3 バージョンが 1-2-3 R1 なので、PC ユーザーはワークシートを 1-2-3 R1
ワークシートとして保存する必要があります。このワークシートはロータスが定義したプライベートの
MIME タイプ X-Lotus-123R1 としてエンコードされます。これはプライベートの MIME タイプなので、通
常、Claris Emailer では理解できません。したがって、添付ファイルには正しいデータが含まれていますが
直接起動することはできません。まず、1-2-3 を起動し、[ファイル] - [開く...] コマンドを使って手動で開き
ます。
代替手段として、Claris Emailer では、広く使用されているフリーソフトウェアの Internet Config で保守管
理されているマッピングテーブルを使用して MIME タイプを検索し、Macintosh ファイルタイプとクリエータ
コードにマップします。Internet Config を使用して X-Lotus-123R1 タイプをマッピングに追加するのは簡
単です。これを最初に行っておけば、この例の添付ファイルは Macintosh で直接起動できます。
フィールド
設定値
Macintosh 添付ファイルの変換
Macintosh 添付ファイルの形式。どちらかを選択します。
- [AppleDouble (Base64 のみ)](デフォルト)
- [BinHex4.0]
RFC822 フレーズパートの扱い
アドレスヘッダー内のフレーズの処理方法。どれかを選択し
ます。:
- [フレーズパートなし](デフォルト)
- [識別名をフレーズパートとして使用](フレーズにドメイン
名を使用)
- [利用できる場合は、ユーザー名の別名を使用します。そ
れ以外の場合は、識別名を使用します。](別名かドメイン名
を使用します)
インターネットメールサーバーの
メール内のノーツ独自のアイテム
の送信
[有効] にすると、インターネットの標準以外のアイテムは
IMAP か POP3 クライアントに送信されます。これにより、
RFC822 にないすべてのノーツヘッダーアイテムを使用でき
ます。デフォルトは [無効] です。
ヘッダーから削除するノーツフ
ィールド
ノーツ独自のアイテムがメッセージに表示されるように設定
した場合(1つ上のフィールドを参照)、アウトバウンドのイン
ターネットメッセージで送信しないノーツアイテム名のリスト
です。
多言語メールの MIME への変換
時
複数の言語グループを含むメッセージのキャラクタセット。
ほかのキャラクタセットの一部しか含まないキャラクタセット
もあります。どちらかを選択します。
- [Unicode (UTF8) で送信]
- [良く表現できるキャラクタセットで送信]
キャラクタセッ名の別名
キャラクタセット名の別名を入力して、MIME をネイティブ
MIME に変換できるようにします。
- 514 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
複数のディレクトリ
ドミノ サーバー
サーバーディレクトリカタログとディレクトリアシスタント
下記に示した、『R5 システム管理ヘルプ』の「サーバーディレクトリカタログとディレクトリアシスタント」の記述の
内、太字
太字の部分は間違いです(この項目は
[印刷ビュー] の『システム管理者ガイド』の「第15章 複数ディレクトリ
太字
の管理」にも表示されます)。この部分は次のように訂正します。
「ディレクトリカタログで検索要求を処理できない場合、たとえば、ディレクトリカタログに設定されていないフィール
ドを LDAP クライアントで検索すると、ディレクトリアシスタントを設定してあれば、検索は完全なディレクトリに拡
張されます。」
(ヘルプ中の記述)
サーバーは常にそれ自体の1次ドミノディレクトリを検索し、次にサーバーのディレクトリカタログを検索してか
らディレクトリアシスタントを使用します。通常は、サーバーディレクトリカタログとディレクトリアシスタントを両
方設定することを推奨します。サーバーディレクトリカタログは、メールのアドレス指定要求などの各種要求を
満たすことができる場合が多いので、サーバーが検索する必要があるのは複数の2次ディレクトリではなく、
ディレクトリカタログだけです。
ディレクトリカタログの各エントリには、エントリの取得元になったドミノディレクトリのレプリカ ID と、そのエント
リの UNID、つまり複製された文書で一意の ID が記録されています。ディレクトリカタログに含まれていないフ
ィールドに対する LDAP 検索処理など、カタログで検索を処理しきれない場合には、サーバーはこの情報と
ディレクトリアシスタントから取得した情報を利用することで、2次ドミノディレクトリの全エントリへのアクセスを
すばやく行えます。
サーバーディレクトリカタログとディレクトリアシスタントに同じ2次ドミノディレクトリを設定する必要はありませ
ん。2次ドミノディレクトリをディレクトリアシスタントに設定して、サーバーディレクトリカタログには設定しない
と、サーバーはディレクトリカタログを検索してから、2次ドミノディレクトリを検索します。2次ドミノディレクトリ
2次ドミノディレクトリ
をサーバーディレクトリカタログ設定に追加して、ディレクトリアシスタントには設定しないと、2次ドミノディレク
トリの検索が必要になった場合、サーバーはディレクトリカタログの文書リンクを使用してディレクトリ内の完
全なエントリを見つけます。
- 515 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
NOTES.INI の設定
ドミノ サーバー
FTG_Index_Limit
ドミノでは、全文索引ファイルのデフォルトの最大サイズは 6MB です。サイズの大きい添付ファイルを保存し
ているデータベースの全文索引を作成する場合には、NOTES.INI 変数 FTG_Index_Limit = xxx を使用してデ
フォルトのサイズを増加できます。xxx には最大サイズにしたい MB 単位の値を指定します。
RSNR44WNPZ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
NOTES.INI の設定
ドミノ サーバー
HTTP/SSL のトラブルシューティング用の設定
SSL を使用した HTTP 接続のトラブルシューティングをシステム管理者が行えるように、NOTES.INI の設定
が2つ追加されました。
ReportSSLHandshakeErrors=1
HTTP SSL ハンドシェークのエラーをコンソールと LOG.NSF にレポートします。この設定はエラーをレポート
するだけなのでデフォルトで設定しても問題ありません。
TraceSSLHandshake=1
ハンドシェークの詳細をコンソールと LOG.NSF に出力するので、エラーを正確に特定できます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ サーバー
メールの暗号化
「メールの暗号化」の「S/MIME メールを暗号化する仕組み」の手順3に説明が不足しています。
ノーツ クライアントから暗号化された S/MIME メールを送信する場合、クライアントがアクセス権を持っている
個人アドレス帳、ドミノ ディレクトリ、LDAP ディレクトリで受信者のインターネット(X.509)認証が検索されま
す。認証が見つかった場合は、インターネット認証を信頼できることを示す相互認証がクライアントの個人アド
レス帳で検索されます。認証が信頼できる場合は、インターネット認証内にある受信者のパブリックキーでメッ
セージが暗号化されます。受信者の認証が見つからなかった場合は、この宛先へのメッセージは暗号化でき
ないという内容の警告が表示されます。送信者は、メッセージの送信を中止するか暗号化しないでメッセージ
を送信するかのどちらかを選択できます。
相互認証が見つからなかった場合、送信者は、受信者の相互認証を作成して暗号化メールを送信することも
できます。
「メールを暗号化する」の「送信メールを暗号化するには」の説明が不足しています。
S/MIME 暗号化メールの送信者の個人アドレス帳には、受信者のインターネット認証が信頼できることを示す
相互認証がなければなりません。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
セキュリティ
ドミノ サーバー
ノーツ クライアントとインターネットクライアントでの SSL ク
ライアント認証の設定
ヘルプでは、ノーツ クライアントで SSL を使用するには、信頼されたルート証明書が必要である、と記述され
ていますが間違いです。信頼されたルート証明書は相互認証の作成に必要ですが、一度相互認証を作成し
てしまえば必要なくなります。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドメイン検索
ドミノ サーバー
ドメイン検索の結果の URL にはサーバー文書にホスト名が必要で
す。
ブラウザのユーザーがドメイン検索を実行すると、その結果は適切な文書へリンクする URL の1ページとして
フォーマットされます。
ドメインカタログサーバーで有効な URL を形成するには、ドメインカタログサーバーはそのサーバー文書に指
定されたホスト名が必要です。
サーバー文書を正しく記入するには、次の手順を実行します。
1. ドメインカタログサーバーのサーバー文書を開きます。
2. [インターネットプロトコル] タブを選択します。
3. [HTTP] タブの最初のフィールドに、ドメインカタログサーバーとなるコンピュータの完全なホスト名を入力
します。(例、servername.acme.com)
4. サーバー文書を保存して閉じます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ サーバー
AgentContext プロパティ
Java AgentContext プロパティを使用すると、現在のプログラムがエージェントから実行されていない場合に
プロパティが例外をスローします。
JBBK42CNV6
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ サーバー
getItemValueInteger メソッド
Java getItemValueInteger メソッドは、フィールドが存在しないときにゼロを戻します。getItemValueInteger を
使用する前にフィールドが存在することを確認するには、hasItem メソッドを使用します。
JBBK3R4S85
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Session.getUserNameList()
Java Session.getUserNameList() は実装されていません。セッションが IIOP を介して取得されたリモートセッ
ションである場合に、Java プログラムが Session.getUserNameList() をコールすると、ドミノは「not
implemented」例外をスローします。
SNAR457RME
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Agent.runOnServer
クライアントのフォアグラウンドエージェントとアプリケーションがサーバー上のデータベースにあるエージェン
トを獲得して、そのエージェントをサーバー上で実行できるようにするために、Java Agent.runOnServer() メソ
ッドが用意されています。エージェントは、そこで runOnServer() がコールされると即時に実行されます。
runOnServer は、ノーツからコールされたときには、サーバーエージェントの署名者のセキュリティのもとで実
行されます。runOnServer が Web ブラウザから コールされたときは、Web からエージェントを開始したユー
ザーのセキュリティのもとで実行されます。
SNAR45LMDC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
Agent.runOnServer
クライアントのフォアグラウンドエージェントとアプリケーションがサーバー上のデータベースにあるエージェン
トを獲得して、そのエージェントをサーバー上で実行できるようにするために、ロータス スクリプト
Agent.runOnServer メソッドが用意されています。エージェントは、そこで runOnServer がコールされると即時
に実行されます。
runOnServer は、ノーツからコールされたときには、サーバーエージェントの署名者のセキュリティのもとで実
行されます。runOnServer が Web ブラウザから コールされたときは、Web からエージェントを開始したユー
ザーのセキュリティのもとで実行されます。
SNAR45LMDC
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesAgent.ServerName
ロータス スクリプト NotesAgent クラス ServerName プロパティのトピックでは、次のテキストは誤りです。
親データベースがクライアントにあるときは、このプロパティは現在のユーザーの名前を返します。
このテキストは、次のように読む必要があります。
親データベースがワークステーション上にある場合、このプロパティは空の文字列を戻します。
Java ServerName プロパティも空の文字列を戻します。ヘルプトピックの同様のテキストは正確です。
RNAO45GTNA
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Registration.registerNewCertifier メソッド
Java Registration.registerNewCertifier メソッドは、タイプ orgUnit の認証者の登録をサポートするようになり
ました。この動作は、登録プロパティ OrgUnit を目的の組織単位の値に設定することによってオンにします。
組織単位が指定されているときは、組織と国の入力パラメータは無視されるので注意してください。
JBBK3T7KYJ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesSession.CovertMime
ロータス スクリプト。読み書き両用。TYPE_MIME_PART の項目が instantiate されるときに、リッチテキストに
変換されるかどうかを示します。
注意: このプロパティは、R5 の新しいプロパティです。
定義
NotesSession
データ型
Boolean
構文
取得: flag = notesSession.ConvertMime
設定: notesSession.ConvertMime = flag
有効な値
True
False
デフォルト値は False です
用法
TYPE_MIME_PART 項目の変換を回避するには、項目を instantiate する前に ConvertMime Session プロパ
ティを FALSE に設定します。
TYPE_MIME_PART 項目の変換を強制するには、項目を instantiate する前に ConvertMime Session プロパ
ティを TRUE に設定します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesDatabase.GetProfileDocCollection
ロータス スクリプトの NotesDatabase.GetProfileDocCollection では、 profilename$ パラメータの指定はオプ
ションです。profilename$ パラメータを指定しなければ、データベース内のすべてのプロフィール文書から成る
文書コレクションが返されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
アプリケーション開発者ガイド
ドミノ デザイナー
ロータス スクリプトと Java エージェントの操作上の制約
ヘルプの目次の「ロータス スクリプトと Java エージェントの操作上の制約」では、次の太字
太字で示した記述に誤
太字
りがあります。
アクセス制限のないユーザーは、ネイティブなメソッドが入っているクラスファイルのファイル名を Notes.ini パ
ラメータ「JavaNotesClasses
JavaNotesClasses」に設定する必要があります。
JavaNotesClasses
正しい記述は、次のとおりです。
アクセス制限のないユーザーは、ネイティブなメソッドが入っているクラスファイルのファイル名を Notes.ini パ
ラメータ「JavaUserClasses
JavaUserClasses」に設定する必要があります。
JavaUserClasses
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesSession.UpdateProcessedDoc
ロータス スクリプトの NotesSession.UpdateProcessedDoc メソッドは、エージェントが終了するまで、エージェ
ントによって処理された文書に処理済みマークを付けません。したがって、それ以降にエージェント内で
NotesDatabase.UnprocessedDocuments のプロパティを呼び出したときに返される文書の件数は、
NotesSession.UpdateProcessedDoc を呼び出す前のときと同じ値です。
- 531 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Session.ConvertMime のプロパティ
Java クラスです。読み込みと書き込みができます。
アイテムをインスタンス化するときに TYPE_MIME_PART のアイテムをリッチテキストに変換するかどうかを指
定します。
メモ これは R5 での新しいプロパティです。
定義する場所
[HOTSPOT HotLink]Session
データタイプ
Boolean
構文
public boolean isConvertMime()
throws NotesException
public void setConvertMime(boolean)
throws NotesException
正規の値
True
False
デフォルトは False
使い方
アイテムをインスタンス化する前に ConvertMime Session プロパティを FALSE に設定しておけば、
TYPE_MIME_PART のアイテムは変換されません。
TYPE_MIME_PART のアイテムを変換する場合は、アイテムをインスタンス化する前に ConvertMime Session
プロパティを TRUE に設定します。
- 532 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ デザイナー プログラマーズガイド
ドミノ デザイナー
新しい@関数と@コマンド
以下は R5 の新しい@関数と@コマンドですが、R5 デザイナーヘルプには載っていません。
@関数
@HardDeleteDocument
@LocationGetInfo
@PasswordQuality
@コマンド
@Command([CreateCrossCert])
@Command([Directories])
@Command([ViewAddInternetCertificate])
- 533 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Agent クラスの Trigger プロパティでの値の追加
Agent クラスの Trigger プロパティには、新たに 8 という値が追加されています。プロパティの定数リストには
表示されません。この値は エージェントの「1度だけの実行」に対応しています。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
DateTime クラス
Java の DateTime クラスには、新たに次のメソッドが追加されています。
timeDifferenceDouble
int timeDifferenceDouble(DateTime dt)
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Outline クラスの addEntry メソッド
Java の Outline クラスの addEntry メソッドで、参照するエントリの引数に null を指定すると、空のアウトライ
ンに最初のエントリが追加されます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesAgent クラスの Trigger プロパティでの値の追加
NotesAgent クラスの Trigger プロパティには、新たに 8 という値が追加されています。プロパティの定数リス
トには表示されません。この値はエージェントの「1度だけの実行」に対応しています。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesACLEntry クラスの IsAdminReaderAuthor プロパティ
次の説明は、ノーツ スクリプトの NotesACLEntry クラスに関する項目の補足です。
IsAdminReaderAuthor プロパティ
読み込みと書き込みができます。ACLEntry の [読者] フィールドと [作成者] フィールドを変更できるかど
うかを示します。ドミノ デザイナーの [データベース] - [アクセス制御リスト] ダイアログボックスの [詳細]
ペインの UI と同じです。ACLEntry はシステム管理サーバーでなければなりません。ACLEntry がシステ
ム管理サーバーではない場合(IsAdminServer プロパティを参照)、IsAdminReaderAuthor( true ) という
呼び出しを実行しても、何も変更されず、プロパティは false のままです。例外は発生しません。プログラ
ムで ACLEntry を作成してシステム管理サーバーにする場合は、IsAdminServer( true ) を呼び出した後
で、IsAdminReaderAuthor( true ) を実行します。
- 538 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
ACLEntry クラスの IsAdminReaderAuthor プロパティ
次の説明は、Java の ACLEntry クラスに関する項目の補足です。
IsAdminReaderAuthor プロパティ
読み込みと書き込みができます。ACLEntry の [読者] フィールドと [作成者] フィールドを変更できるかど
うかを示します。ドミノ デザイナーの [データベース] - [アクセス制御リスト] ダイアログボックスの [詳細]
ペインの UI と同じです。ACLEntry はシステム管理サーバーでなければなりません。ACLEntry がシステ
ム管理サーバーではない場合(IsAdminServer プロパティを参照)、IsAdminReaderAuthor( true ) という
呼び出しを実行しても、何も変更されず、プロパティは false のままです。例外は発生しません。プログラ
ムで ACLEntry を作成してシステム管理サーバーにする場合は、IsAdminServer( true ) を呼び出した後
で、IsAdminReaderAuthor( true ) を実行します。
- 539 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
NotesOutline クラス addEntry メソッド
ロータス スクリプトの NotesOutline クラスの addEntry メソッドで、参照するエントリの引数に null を指定する
と、空のアウトラインに最初のエントリが追加されます。
- 540 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Database.getOutline
getOutline メソッドのトピックの「アウトラインを作成します」という説明 は間違って記述されています。
getOutline メソッドの正しい説明は「リクエストされたアウトラインを取得する」になります。アウトラインを作成
するには、createOutline メソッドを使用します。
- 541 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
Java クラス
ドミノ デザイナー
Database.isMultiDbSearch() の説明
このプロパティは [データベースプロパティ] ボックスの [基本] タブの [データベースの種類] ドロップダウン
ボックスに相当します。その種類を [マルチデータベース検索] に設定すると、このプロパティに true が返さ
れます。これは、[データベースプロパティ] ボックスの [設計] タブにある [サイト検索を含む] オプションと混
同しないようにします。
SNAR45USP6
- 542 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ロータス スクリプトクラス
ドミノ デザイナー
GetEntryByKey メソッドでのエラー
NotesView クラス GetEntryByKey のロータス スクリプトメソッドに関するマニュアルの「戻り値」セクションで、
戻り値は notesviewentrycollection であると記述されています。これは間違った値です。正しい値は
notesviewentry です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
データベースの最大サイズ
マニュアル 『データベース管理者ガイド』 の第 1 章と第 8 章に、R5 データベースの最大サイズが 32GB まで
と間違って記載されています。これは OS/2 サーバー上のデータベースだけに当てはまります。Windows と
UNIX プラットフォームでは、最大 64GB まで大きくできます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ デザイナー プログラマーズガイド
ドミノ デザイナー
NotesSession.ConvertMime
ロータス スクリプト。読み込み/書き込み。アイテムをインスタンス化するときに TYPE_MIME_PART のアイテ
ムをリッチテキストに変換するかどうかを指定します。
メモ これはリリース 5.0 での新しいプロパティです。
定義する場所
NotesSession
データタイプ
Boolean
構文
取得 flag = notesSession.ConvertMime
設定 notesSession.ConvertMime = flag
正規の値
True
False
デフォルトは False
使い方
アイテムをインスタンス化する前に ConvertMime Session プロパティを FALSE に設定しておけば、
TYPE_MIME_PART のアイテムは変換されません。
TYPE_MIME_PART のアイテムを変換する場合は、アイテムをインスタンス化する前に ConvertMime Session
プロパティを TRUE に設定します。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ノーツ クライアント
チームルームのトピック
トピック「チームルームのメイン文書」では、次のテキストを
10. この文書を個人用にする場合は、画面の一番上にある [非公開] アクションボタンをクリックします。個人
文書は、作成者と、作成者が [レビューする人]、[担当]、[参加者] フィールドで指定したユーザーだけが
読める文書です。
次のテキストで置換する必要があります。
10. この文書を個人用にする場合は、画面の一番上にある [非公開] アクションボタンをクリックします。テン
プレートの「非公開」および「公開」アクションを使用して、自分以外のユーザーが特定の文書を読めるか
どうかを制御できます。たとえば、特定の文書の作成がまだ完了していない場合は、「非公開」アクション
をクリックして、ほかのユーザーがその文書を参照できないようにすることができます。文書が完成した
ら、[公開] アクションをクリックして、ほかのユーザーがその文書を読めるようにすることができます。
トピック「チームルームカレンダー」では、次のテキストを
[カレンダー] には、会議文書や期限に関連付けられたその他の文書がグラフィカルに表示されます。期限が
設定されたすべての文書は、ステータスが未了か完了かに関係なく、[カレンダー] ビューに表示されます。
次のテキストで置換する必要があります。
チームルームカレンダーは、アクティブなイベント、会議文書、および期日が関連付けられているその他の文
書をグラフィカルに表示します。
DBRO45PRYZ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ノーツ クライアント
ブックマークの削除
ブックマークを削除するには、そのブックマーク上で右クリックしてポップアップメニューから [ブックマークの削
除] を選択します。
データベースのレプリカを削除するには、ブックマーク上で右クリックして [レプリカを開く] - [管理リスト] を選
択します。ダイアログボックスでレプリカを選択し、[削除] ボタンをクリックします。
- 547 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ノーツ クライアント
会議ビューからの会議の繰り返しの削除
会議の繰り返しを作成した後で会議ビューから削除するときは、キャンセル通知が会議の参加者に送信され
ません。参加者にキャンセル通知を送信するには、カレンダービューから会議の繰り返しを削除します。
#RGUR45ZMRQ
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
フォルダ名に下線は使用できません
フォルダに名前を付けるときは、下線 (_) を使用しないでください。
PL013WPMDU
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ノーツ クライアント
全文検索:2バイト文字言語でのハイライト表示
検索結果文書での検索文字列のハイライト表示は、単語を区切るスペースが存在しないので2バイト文字で
はサポートされていません。文章や段落の文字列すべてがハイライト表示されます。
ASHH3ZRTSL
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ノーツ クライアント
キーボードを使用したブックマークバーの操作
キーボードからブックマークバーを操作できるようにすると、[アクセラレータを展開して表示] 機能を有効に
活用することができます。NOTES.INI に AllowBookmarkFocus=1 という1行を追加し、ノーツを再起動しま
す。[Alt] + [B] キーを押し、[↑]、[↓]、[Home]、[End]、[Page Up]、[Page Down] の各キーを使用すると、ブ
ックマークバー上を移動できます。ブックマークバーアイコンを選択するには [Enter] キーを押します。終了
するには [Esc] キーを押します。
メモ:この機能は、[ユーザープリファレンス]
ダイアログボックスで [アクセラレータを展開して表示] をオンに
メモ
している場合にのみ使用できます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント, ドミノ サーバー
R5 ハブのあるノーツドメイン内の新規 R4.6x サーバー
R5 のハブサーバーのあるノーツドメインに R4.6x サーバーを追加する場合には、R4.6x サーバーのサーバー
文書で、[インターネットプロトコル] - [HTTP] タブの [ホーム URL] フィールドを変更します。[ホーム URL] フ
ィールドのデフォルト設定は次のとおりです。
/homepage.nsf?Open
Homepage.nsf は R5 データベースです。[ホーム URL] フィールドのエントリを、ユーザーが ?OpenServer コ
マンド等でブラウザからサーバーを開くときに見せたい URL に変更します。
[ホーム URL] フィールドを変更する手順は次のとおりです。
1. ドミノ管理クライアントから、[設定] タブをクリックします。
2. [サーバー設定] セクションを拡張します。
3. [すべてのサーバー文書] をクリックします。
4. [ホーム URL] フィールドを変更するサーバーのサーバー文書をダブルクリックします。
5. [サーバーの編集] をクリックします。
6. [インターネットプロトコル] - [HTTP] タブをクリックします。
7. [マッピング] セクションの下に、ユーザーがブラウザでサーバーにアクセスするときに見るべき Web ペー
ジまたはデータベースを入力します。
8. [保存] をクリックしてから [閉じる] をクリックします。
[ホーム URL] フィールドを
/?Open
または
/?OpenServer
に設定して、サーバーにあるデータベースのリストをユーザーが見られるようにするには、次の手順も実行す
る必要があります。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
ドミノ管理クライアントから、[設定] タブをクリックします。
[サーバー設定] セクションを拡張します。
[すべてのサーバー文書] をクリックします。
[ホーム URL] フィールドを変更するサーバーのサーバー文書をダブルクリックします。
[サーバーの編集] をクリックします。
[インターネットプロトコル] - [HTTP] タブをクリックします。
[HTTP クライアントに] フィールドで [はい] を選択します。
[保存] をクリックしてから [閉じる] をクリックします。
この変更を行わないと、Web クライアントがデータベースのリストをブラウズしようとしても、その権限を与えら
れていないのでエラーになります。R4.6x では、[HTTP クライアントに] のデフォルト設定は「はい」です。R5 で
は、デフォルト設定は「いいえ」です。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ デザイナー
リリースが混在する環境での複数フィールドの許可
R5 形式のデータベース (On Disk Structure または ODS) は、[データベースのプロパティ] ボックスの
[オプション] タブで [データベースに複数フィールドを許可] オプションを有効にすることによって、最大
64,000 のフィールドを持つことができます。R4 形式のデータベースと、このオプションを有効にしていな
い R5 データベースは、最大 3000 のフィールドを持つことができます (連結したフィールド名の合計長
は、64KB 未満です)。
[データベースに複数フィールドを許可] を有効にすると、データベースにより多くのフィールドを作成で
きますが、全文索引、フォーム別検索、ドミノ デザイナーの [設計] ペインでのフィールドリストの反映な
どの一部の機能は使用できなくなります。また、[データベースに複数フィールドを許可] を有効にした
データベースと R4 サーバー上のそのデータベースのレプリカの間で、複製が失敗します。このオプショ
ンを有効にしているデータベースの新しいレプリカを、R4 サーバーに作成することはできません。
ロータスでは、R5 サーバーと R4 サーバーの両方にレプリカを持つデータベースに対しては、[データ
ベースに複数フィールドを許可] オプションを有効にしないことを推奨します。
- 553 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント, ドミノ サーバー
1回の接続での最大要求
R5 では、サーバー文書の [インターネットプロトコル] - [HTTP] タブのフィールド [1回の接続での最大要求]
のデフォルト値は1です。リリース 4.6 では、デフォルト値は5でした。この変更によってパフォーマンスが改善
されます。R4 サーバーを R5 にアップグレードする場合は、このフィールドで設定した値が保持され、変更さ
れません。
- 554 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ管理クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
トピック「データベースとアプリケーションのアップグレード」
の訂正
『移行ガイド』の第8章のトピック「データベースとアプリケーションのアップグレード」で、次の太字
太字のテキスト
太字
は誤りなので無視してください。
2.
サーバーとデータベースを R5 の形式にアップグレードするが、データベースの設計と機能を R4 のまま
にする。
この場合、すべてのクライアントからデータベースに正常にアクセスできますが、 R4 クライアントでは
データベースのローカルレプリカを作成するときに .NS4 レプリカであることを指定する必要があります。
アップグレードに関する問題はありません。データベースを新しい ODS に圧縮してください。
3.
サーバー、データベースの形式、データベースの設計、およびデータベースの機能を R5 にアップグレー
ドする。
R4 クライアントからは R5 の機能を使用できません。また、データベースのローカルレプリカを作成する
ときに .NS4 レプリカであることを指定する必要があります。 新しい機能を使用するには、アプリケーショ
ンを変更しなければならない場合があります。データベースを新しい ODS に圧縮し、R4 の設計を R5 の
設計に置換し、必要な R5 の新しい機能を追加してください。
- 555 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ サーバー
インバウンドのインターネットメールを変換するように R5 メー
ルハブに強制する
ドミノ サーバーの NOTES.INI ファイルに変数 MailConvertMIMEOnTransfer=1 を追加すれば、インバウンドの
インターネットメールを、MIME からドミノ ディレクトリの受信者のユーザー文書に指定されている形式に変換
するようサーバーに強制できます。この設定により、R5 サーバー上のルーターは、R4 SMTP/MIME メッセー
ジ転送エージェントの機能を模倣します。この変数を設定しないと、R5 ルーターはネイティブ MIME メッセー
ジを次の中継サーバーに転送します。ユーザーのメールファイルに配信する際に必要な変換が行われます。
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ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
マニュアルの変更
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
ユーザーのメール形式の設定
R5 ドミノディレクトリのユーザー文書では、[メール] タブの [受信メールの形式:] フィールドで、ユーザーが使
用するメール形式を設定できます。選択できる形式には次の3つがあります。
[MIME 優先] を選択すると、ユーザーのメールファイルへの配信時にノーツリッチテキスト形式のメール
l
が MIME 形式に変換されます。ユーザーが POP3 や IMAP を使用してメールにアクセスする場合は、こ
の設定をお勧めします。
[ノーツリッチテキスト優先] を選択すると、ユーザーのメールファイルへの配信時に MIME 形式のメール
l
がノーツリッチテキスト形式に変換されます。ユーザーが R4 ノーツ クライアントを使用してメールにアク
セスする場合は、この設定をお勧めします。
[優先なし] を選択すると、どちらの形式のメールもそのままユーザーのメールファイルに配信されます。
l
メールの形式は変換されません。ユーザーが R5 ノーツ クライアントを使用してメールにアクセスする場
合は、この設定をお勧めします。
R5 でユーザーを新規登録する場合、ノーツ、POP3、IMAP などからそのユーザーのメールシステムを選択し
ます。[受信メールの形式:] フィールドは、この選択に従って設定されます。
ユーザーのメールシステムがノーツの場合、フィールドの設定は [優先なし] になります。
l
ユーザーのメールシステムが POP3 か IMAP の場合、フィールドの設定は [MIME 優先] になります。
l
あるユーザーについてこの設定を変更する場合は、そのユーザーを登録した後でドミノディレクトリのユー
ザー文書を編集します。登録時にこの設定を変更することはできません。R5 ではデフォルトの設定を使うこと
をお勧めします。各形式間での変換が最小限に抑えられるので、最適なパフォーマンスを実現できます。
R4 ユーザーを新規登録する場合は、R4 クライアントを使って登録してください。
R4.6 より前のバージョンでは、ユーザー文書にメール形式の設定がありませんでした。したがって、R4.6 より
前のバージョンから R5 にアップグレードすると、R4 で登録されたユーザーのフィールドは空白になります。ド
ミノでは、空白のフィールドは [リッチテキスト優先] として処理されます。このフィールドを変更するには、ユー
ザー文書を編集して、別の設定を選択します。
メモ:アップグレードしたユーザー文書を編集する場合、[受信メールの形式:]
フィールドを変更しないと、デフ
メモ:
ォルトの [優先なし] の設定で文書が保存されます。R4 ユーザーや POP/IMAP ユーザーの場合は、正しい
設定に変更するようにしてください。
- 557 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
読み込み専用のメディア上の R4 データベースは R5 から開けま
せん
R5 クライアントから R4 データベースを開くと、ビューが再構築されます。ビューの再構築には、R4 データ
ベースを格納するメディアに対して書き込みのアクセスが必要です。R4 データベースが、CD-ROM のような
読み込み専用のメディアに格納されている場合、R5 クライアントはビューを再構築することができないため、
データベースを開くことができません。この場合は、ハードディスクのような読み書き可能なメディアにデータ
ベースをコピーしてください。
たとえば、R5 インストールディスクのルートディレクトリに提供されている『R5 リリース情報』(README.NSF)
は、R4 形式のデータベースです。R4 クライアントからは、CD-ROM 中のファイルを直接開くことができます。
R5 クライアントから参照する場合は、CD-ROM上のファイルをハードディスクにコピーしてからファイルを開い
てください。
VAY42ZQUZ
- 558 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント
個人ビューの使用
R5 のインストール中に、デスクトップ情報は DESKTOP5.DSK ファイルおよび BOOKMARK.NSF ファイルに移
行されます。個人ビューの情報はこれらのファイルに保管されます。R5 では個人のビュー情報が R4 とは別
のファイルに保管されることになります。ほとんどの場合、これによって問題が起きることはありません。ただ
し、R4 クライアントと R5 クライアントを切り替えて使用している場合には、R4 クライアントでデータベース内に
作成する個人フォルダが、R5 クライアントで同じデータベースを見るときには表示されない可能性があること
に注意してください。
これを回避するには、R5 の DESKTOP5.DSK ファイルおよび BOOKMARK.NSF ファイルを削除して、それら
を R5 クライアントで R4 クライアントのファイルから再構築します。これによって、R4 クライアントで作成され
た個人ビューが表示されるようになります。この回避策をとると R5 の個人ビューとすべてのカスタムブック
マークが削除されるので、実行にあたっては慎重さが必要です。
- 559 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ドミノ デザイナー R5 が起動中のときはノーツ R4.6 を起動しな
いでください
ドミノ デザイナー R5 クライアントが起動中の場合は、ノーツ R4.6 クライアントを起動しないことを推奨しま
す。R4.6クライアントを起動する前に、ドミノ デザイナー R5 を閉じてください。
LDEY45SSMW
- 560 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
ビューの列のソートでの大文字 / 小文字とアクセントの区別
R4 では、ビューの列のプロパティ、「大文字 /小文字を区別してソートする」と「アクセントを区別してソートす
る」の意味は、大文字 /小文字またはアクセントの違いを考慮しないでソートして、2つの文字列が同じであっ
た場合は、大文字 /小文字とアクセントを使って 2 つの文字列を区別するということです。つまり、ソートでの
大文字 /小文字とアクセントの区別は、使われないときの方が多いということになります。
R5 では、これらのプロパティを設定すると、常時大文字 /小文字とアクセントを区別してソートが行われます。
これは、R4 の場合と根本的に異なります。このため、R4 から変換された R5 データベースは、デフォルトで選
択されたプロパティがありません。
PHAN3YNCEM
- 561 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
R5 に埋め込んだ構成要素のフォーム設計を R4 で保存すると失わ
れます
R5 では、アウトライン、カレンダー、グループスケジュールコントロールをフォームに埋め込めます。次にフォームを編集
して R4.x で保存すると、埋め込んだ構成要素が表示されなくなります。R4 ではホットスポットの処理が R5 と異なるた
め、R5 で埋め込んだ構成要素が適切に R4 で保存されません。埋め込んだ場所をクリックしても、埋め込み要素のプロ
パティボックスは、フォーム設計でも文書でも表示されません。R5 で保存し直しても表示できません。削除して R5 で構成
要素を再度追加することが必要です。
VMAA42JRBV
- 562 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント
ノーツ R4.x では R5 メールやカレンダーファイルを開けない
前のバージョンのノーツ クライアントでは、ノーツ R5 メールやカレンダーファイルを開けません。
- 563 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント
R4 と R5 が混在しているクライアントでのサーバーベースのパス
ワードチェック
1人のユーザーが [パスワードをチェックする] が有効になっているドミノ サーバーで R4 と R5 の両方のクラ
イアントを使用している場合、パスワードを変更すると問題が発生することがあります。特に、R4 で ID ファイ
ルに設定したパスワードは、R5 で ID ファイルに設定した同じパスワードと一致せず、「パスワードがサー
バーのアドレス超のエントリと一致しません。」というフォームのエラーメッセージを受け取る可能性がありま
す。回避策として、認証が成功したクライアントからユーザーの ID ファイルを認証が失敗したクライアントにコ
ピーします。
- 564 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント
R5 と R3 間での ID ファイルの共有
ID ファイルは R4 と R5 間では完全な互換性があります。ただし、R4 および R5 の特定の操作を実行して
R3 クライアントでは読み込めない ID ファイルを変換します。R5 で実行する新しい操作は次のとおりです。
ユーザーがパスワードを忘れても ID ファイルが復旧できるようにリカバリー情報を追加する
l
インターネット X.509 認証を ID ファイルに追加する
l
R3 を使用しているユーザーにこれらの操作のいずれかが必要な場合、ID ファイルの個別のコピーを、その
操作を実行するために保持しておく必要があります。また ID ファイルのコピーは R5 クライアントで使用して
はなりません。
- 565 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
バージョンが混在するクラスタリングでの空き時間情報は削除さ
れないことがあります
R5 のスケジュールマネージャは、ユーザーのホームサーバーがクラスタの一部である場合、空き時間情報を
反映しません。スケジュールマネージャが他のクラスタも R5 サーバーであると不正に見なしてしまうのが原
因です。ただし、クラスタリング機能は R4.x でもサポートされていますが、空き時間情報はクラスタリングされ
ません。
たとえば、サーバーA(R5)上のユーザーがサーバーB(R4.6.4)に移動するとします。サーバーAはユーザー
の空き時間情報を反映しません。このため、他の R5 クラスタは古くて不正確な情報をもっていることになりま
す。サーバーBは R5 以前のサーバーであるため、クラスタされた空き時間情報をハンドルできず、サーバー
Aが使っている情報を維持できません。
この問題を解決するには、システム管理者が CLUBUSY.NSF のユーザーエントリを削除する必要がありま
す。
これは、クラスタ機能を使用していない R5 サーバーには関係しない問題です。空き時間情報システムは
R4.x サーバー上で動作します。
- 566 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
Web Server Access オプションと LDAP 4.6.x サーバー
Web サーバーアクセスのオプションである [少ない名前のバリエーションで高いセキュリティ] を、R4.6.x サー
バー用のドミノ LDAP ディレクトリアシスタント文書を持つ Web サーバーに指定しないでください。
このオプションは uid を使用するフィルターを生成します。またこの属性は R4.6.x サーバーでは認識されませ
ん。
BAKH43XKMW
- 567 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
トラブルシューティング
ドミノ管理クライアント, ドミノ サーバー
R5 のハブサーバーを使用するノーツドメインへの R4.6x サー
バーの追加
R5 のハブサーバーのあるノーツドメインに R4.6x サーバーを追加する場合には、R4.6x サーバーのサーバー
文書で、[インターネットプロトコル] - [HTTP] タブの [ホーム URL] フィールドを変更します。[ホーム URL] フ
ィールドのデフォルト設定は次のとおりです。
/homepage.nsf?Open
Homepage.nsf は R5 データベースです。[ホーム URL] フィールドのエントリを、ユーザーが ?OpenServer コ
マンド等でブラウザからサーバーを開くときに見せたい URL に変更します。
[ホーム URL] フィールドを変更する手順は次のとおりです。
1. ドミノ管理クライアントから、[設定] タブをクリックします。
2. [サーバー設定] セクションを拡張します。
3. [すべてのサーバー文書] をクリックします。
4. [ホーム URL] フィールドを変更するサーバーのサーバー文書をダブルクリックします。
5. [サーバーの編集] をクリックします。
6. [インターネットプロトコル] - [HTTP] タブをクリックします。
7. [マッピング] セクションの下に、ユーザーがブラウザでサーバーにアクセスするときに見るべき Web ペー
ジまたはデータベースを入力します。
8. [保存] をクリックしてから [閉じる] をクリックします。
[ホーム URL] フィールドを
/?Open
または
/?OpenServer
に設定して、サーバーにあるデータベースのリストをユーザーが見られるようにするには、次の手順も実行す
る必要があります。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
ドミノ管理クライアントから、[設定] タブをクリックします。
[サーバー設定] セクションを拡張します。
[すべてのサーバー文書] をクリックします。
[ホーム URL] フィールドを変更するサーバーのサーバー文書をダブルクリックします。
[サーバーの編集] をクリックします。
[インターネットプロトコル] - [HTTP] タブをクリックします。
[HTTP クライアントに] フィールドで [はい] を選択します。
[保存] をクリックしてから [閉じる] をクリックします。
この変更を行わないと、Web クライアントがデータベースのリストをブラウズしようとしても、その権限を与えら
れていないのでエラーになります。R4.6x では、[HTTP クライアントに]のデフォルト設定は「はい」です。R5 で
は、デフォルト設定は「いいえ」です。
- 568 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
複合クラスタでの相互運用性の問題
複数のドミノ R5 サーバーとドミノ R4.x サーバーが混在するクラスタを使う場合は、メールデータベースのセッ
トアップ時に次のことに配慮してください。
R5 のメールテンプレートは、R4.x サーバー上で正しく機能しません。R5 のメールデータベースを使用し
l
ているユーザーがいる場合、そのデータベースのレプリカを R4.x サーバー上には作成しないでくださ
い。
クラスタレプリケータにより、レプリカの間でテンプレートの設計が常に複製されます。したがって、ユー
l
ザーのメールのレプリカデータベースで使うメールテンプレートは、 R5 だけまたは R4.x だけのどちらか
に設定する必要があります。
さらに、ドミノ R5 サーバーとドミノ R4.x サーバーとの間でフェイルオーバーすると、次のことが異なって表示さ
れるのを経験します。
R4.x サーバーでは、MIME 形式で受信した文書がノーツ CD レコード形式に変換されるので、R5 サー
l
バーの場合と表示が異なります。R5 サーバーでは、これらの文書がネイティブ MIME で表示されます。
R4.x サーバーから送信される MIME 形式の文書は、CD レコード形式に変換されます。したがって、R5
l
サーバーから送信される MIME のメッセージとは、表示が異なります。さらに、R4.x サーバーでは、MIME
のオリジナルバージョンをメッセージに添付しますが、R5 サーバーではメッセージをネイティブ MIME で
送信するので、オリジナルを添付する必要はありません。
暗号化された S/MIME 文書は、R5 サーバーでは暗号を解除できますが、R4.x サーバーではできませ
l
ん。クラスタの自動参照または複製によって R4.x サーバーがこのような文書を受信すると、文書の内容
は、文書がインターネット認証で暗号化された文書であるため読めないことを示す警告で置換されます。
- 569 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
クラスタレプリケータとドミノディレクトリプロフィール
R4.63a またはそれ以下のサーバーを R5 サーバーと同じでドメインで実行し、そのドメインにクラスタが存在
すると、クラスタレプリケータによってドミノディレクトリプロフィールのエントリが削除されます。これを避けるた
めに、次の拡張機能が R4.63b に追加されました。
SPR# SALR3Y8NZH - クラスタレプリケータで複製されないプロフィール文書の問題を修正する
R5 ドミノ サーバーを伴ったクラスタの複製には、R4.6.3b 以上のサーバーが必要です。
- 570 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
LDAP 4.6x サーバーを認証に使うときのエラーメッセージ
LDAP ディレクトリアシスタントをドミノ Web サーバーにセットアップして、ドミノ R4.6 LDAP サーバーの公開ア
ドレス帳にあるサーバーのユーザー名とパスワードが使用されるようにすると、Web ユーザーが次のように 2
つの cn 構成要素を使って識別名を指定する場合に、認証に失敗します。
「cn=qa/cn=recipients/ou=acmeqa/o=acme.」 サーバーに表示されるエラーメッセージは次の通りです。
Failed search on LDAP Server xxxxxx(server name).com Reason: Insufficient access.
SONL3YLQU8
- 571 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
R4.6 LDAP サーバーと R5 ドミノディレクトリ
R4.6.3 以前では、公開アドレス帳が R5 ドミノディレクトリにアップグレードされた場合、R4.6 の LDAP サー
バーは正しい電子メールアドレスを提供できませんでした。この問題は R4.6.3 以降で修正されました (SPR#
BAKH3Z9QW3)。
BAKH3Z9QW3
- 572 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー, ノーツ クライアント
テンプレートの相互運用
この表には、ノーツ、ドミノ デザイナー、ドミノド管理クライアント、およびドミノ R5 にインストールできるテンプ
レートがリストされています。3番目の列は、混在環境の R4.6x クライアントでテンプレートを使用できるかどう
かを示しています。
ノーツ
テンプレートのファイル名
テンプレートのタイトル
R4.6x クライアントサポート
ALOG4.NTF
エージェントログ
はい
ARCHLG50.NTF
アーカイブログ R5.0
はい (外観の変更)
BOOKMARK.NTF
ブックマーク
(デスクトップはブックマークに変換される)
いいえ
BUSYTIME.NTF
空き時間情報
はい
CACHE.NTF
Local Document Cache
該当せず
DBLIB4.NTF
DBライブラリ
はい
DECSADM.NTF
DECS R5 Administrator Template
一部
DOCLBM50.NTF
Microsoft Office ライブラリ (R5.0)
はい
DOCLBW50.NTF
Web 文書ライブラリ (R5.0)
はい
DSGNSYN.NTF
設計一覧
いいえ
HEADLINE.NTF
購読
いいえ
IMAPCL5.NTF
メール (IMAP)
いいえ
JOURNAL4.NTF
個人ジャーナル (R4)
はい
LOG.NTF
ノーツログ
はい
MAIL50.NTF
メール (R5.0)
いいえ
MAILBOX.NTF
メールボックス (5.0)
はい
NNTPCL5.NTF
ニュース
いいえ
PERNAMES.NTF
個人アドレス帳
はい (外観の変更)
PERWEB50.NTF
個人 Web ナビゲータ (R5.0)
はい
R63MAIL.NTF
cc:Mail ユーザーからノーツへのアップグレード
を容易にする DLL
はい
テンプレートのタイトル
R4.6x クライアントサポート
ALOG4.NTF
エージェントログ
はい
ARCHLG50.NTF
アーカイブログ R5.0
はい (外観の変更)
BOOKMARK.NTF
ブックマーク
(デスクトップはブックマークに変換される)
いいえ
BUSYTIME.NTF
空き時間情報
はい
CACHE.NTF
Local Document Cache
該当せず
CLUSTA4.NTF
クラスタ分析
はい
ドミノ デザイナー
テンプレートのファイル名
- 573 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
DBA4.NTF
データベース分析
はい (外観の変更)
DBLIB4.NTF
DBライブラリ
はい
DECOMSRV.NTF
Decommission Server Reports
はい (外観の変更)
DECSADM.NTF
DECS R5 Administrator Template
一部
DOCLBM50.NTF
Microsoft Office ライブラリ (R5.0)
はい
DOCLBW50.NTF
Web 文書ライブラリ (R5.0)
はい
DOMADMIN.NTF
ドミノ管理クライアント (R5)
いいえ
DSGNSYN.NTF
設計一覧
いいえ
EVENTS4.NTF
統計 & イベント
はい (外観の変更)
HEADLINE.NTF
購読
いいえ
IMAPCL5.NTF
メール (IMAP)
いいえ
JOURNAL4.NTF
個人ジャーナル (R4)
はい
LOGA4.NTF
ノーツログ Analysis
はい (外観の変更)
LOG.NTF
ノーツログ
はい
MAIL50.NTF
メール (R5.0)
いいえ
MAILBOX.NTF
メールボックス (5.0)
いいえ
NNTPCL5.NTF
ニュース
いいえ
NTSYNC45.NTF
NT/Migrating Users' Passwords
はい
PERNAMES.NTF
個人アドレス帳
はい (外観の変更)
PERWEB50.NTF
個人 Web ナビゲータ (R5.0)
はい
R63MAIL.NTF
cc:Mail ユーザーからノーツへのアップグレード
を容易にする DLL
はい
STATREP5.NTF
統計レポート 5.0
はい
USERREG.NTF
ユーザー登録
いいえ
テンプレートのタイトル
R4.6x クライアントサポート
ADMIN4.NTF
システム管理要求 (R5.0)
はい (外観の変更)
ALOG4.NTF
エージェントログ
はい
ARCHLG50.NTF
アーカイブログ R5.0
はい (外観の変更)
BILLING.NTF
課金情報
はい
BOOKMARK.NTF
ブックマーク
(デスクトップはブックマークに変換される)
いいえ
BUSYTIME.NTF
空き時間情報
はい
CACHE.NTF
Local Document Cache
該当せず
CATALOG.NTF
データベースカタログ (5.0)
はい (外観の変更)
CCA50.NTF
ドミノ R5 認証機関
はい
CERTLOG.NTF
認証ログ
はい
CLDBDIR4.NTF
クラスタディレクトリ (R5)
はい (外観の変更)
CLUSTA4.NTF
クラスタ分析
はい
CSRV50.NTF
サーバー証明書管理
いいえ
ドミノ管理クライアント
テンプレートのファイル名
- 574 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
DA50.NTF
ディレクトリアシスタント
はい (外観の変更)
DBA4.NTF
データベース分析
はい (外観の変更)
DECOMSRV.NTF
Decommission Server Reports
はい (外観の変更)
DECSADM.NTF
DECS R5 Administrator Template
一部
DIRCAT5.NTF
ディレクトリカタログ
いいえ
DISCSW50.NTF
Web ディスカッション (R5.0)
いいえ
DOMADMIN.NTF
ドミノ管理クライアント (R5)
いいえ
DOMCFG.NTF
ドミノ Web サーバー設定
はい
DOMLOG.NTF
ドミノ Web サーバーログ
はい
DSGNSYN.NTF
設計一覧
いいえ
DSPA.NTF
Server.Planner: Analyst
はい
DSPD.NTF
Server.Planner: Decision Maker
はい
DSPV.NTF
Server.Planner: Vendor
はい
EVENTS4.NTF
統計 & イベント
はい (外観の変更)
HEADLINE.NTF
購読
いいえ
IMAPCL5.NTF
メール (IMAP)
いいえ
JOURNAL4.NTF
個人ジャーナル (R4)
はい
LOGA4.NTF
ノーツログ分析
はい (外観の変更)
LOG.NTF
ノーツログ
はい
MAIL50.NTF
メール (R5.0)
いいえ
MAILBOX.NTF
メールボックス (5.0)
はい
MAILLIST.NTF
メーリングリスト R5.0
はい
MTSTORE.NTF
Domino MailTracker Store
いいえ
NNTPCL5.NTF
ニュース
いいえ
NNTPDI50.NTF
ネットニュース (R5.0)
はい
NNTPPOST.NTF
クロスポスト (NNTP)
該当せず
NTSYNC45.NTF
NT/Migrating Users' Passwords
はい
PERNAMES.NTF
個人アドレス帳
はい (外観の変更)
PERWEB50.NTF
個人 Web ナビゲータ (R5.0)
はい
PUBNAMES.NTF
ドミノディレクトリ
はい (外観の変更)
PUBWEB50.NTF
サーバー Web ナビゲータ (R5.0)
はい
REPORTS.NTF
レポート
はい
RESRC50.NTF
会議室予約 (5.0)
はい
SIREGW50.NTF
Site Registration 5.0
はい
STATREP5.NTF
統計レポート 5.0
はい
TEAMRM50.NTF
チームルーム R5.0
いいえ
USERREG.NTF
ユーザー登録
いいえ
WEBADMIN.NTF
ドミノ Web サーバー管理 R5
いいえ
ドミノ エンタープライズサーバー
- 575 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
テンプレートのファイル名
テンプレートのタイトル
R4.6x クライアントサポート
ADMIN4.NTF
システム管理要求 (R5.0)
はい (外観の変更)
ALOG4.NTF
エージェントログ
はい
ARCHLG50.NTF
アーカイブログ R5.0)
はい (外観の変更)
BILLING.NTF
課金情報
はい
BOOKMARK.NTF
ブックマーク
(デスクトップはブックマークに変換される)
いいえ
BUSYTIME.NTF
空き時間情報
はい
CACHE.NTF
Local Document Cache
該当せず
CATALOG.NTF
データベースカタログ (5.0)
はい (外観の変更)
CCA50.NTF
ドミノ R5 認証機関
はい
CERTLOG.NTF
認証ログ
はい
CLDBDIR4.NTF
クラスタディレクトリ (R5)
はい (外観の変更)
CLUSTA4.NTF
クラスタ分析
はい
CSRV50.NTF
サーバー証明書管理
いいえ
DA50.NTF
ディレクトリアシスタント
はい (外観の変更)
DBA4.NTF
データベース分析
はい (外観の変更)
DBLIB4.NTF
DBライブラリ
はい
DECOMSRV.NTF
Decommission Server Reports
はい (外観の変更)
DECSADM.NTF
DECS R5 Administrator Template
一部
DIRCAT5.NTF
ディレクトリカタログ
いいえ
DISCSW50.NTF
Web ディスカッション (R5.0)
いいえ
DOCLBM50.NTF
Microsoft Office ライブラリ (R5.0)
はい
DOCLBW50.NTF
Web 文書ライブラリ (R5.0)
はい
DOMADMIN.NTF
ドミノ管理クライアント (R5)
いいえ
DOMCFG.NTF
ドミノ Web サーバー設定
はい
DOMLOG.NTF
ドミノ Web サーバーログ
はい
DSGNSYN.NTF
設計一覧
いいえ
DSPA.NTF
Server.Planner: Analyst
はい
DSPD.NTF
Server.Planner: Decision Maker
はい
DSPV.NTF
Server.Planner: Vendor
はい
EVENTS4.NTF
統計 & イベント
はい (外観の変更)
HEADLINE.NTF
購読
いいえ
IMAPCL5.NTF
メール (IMAP)
いいえ
JOURNAL4.NTF
個人ジャーナル (R4)
はい
LOGA4.NTF
ノーツログ分析
はい (外観の変更)
LOG.NTF
ノーツログ
はい
MAIL50.NTF
メール (R5.0)
いいえ
MAILBOX.NTF
メールボックス (5.0)
はい
MAILLIST.NTF
メーリングリスト R5.0
はい
- 576 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
MTSTORE.NTF
Domino MailTracker Store
いいえ
NNTPCL5.NTF
ニュース
いいえ
NNTPDI50.NTF
ネットニュース (R5.0)
はい
NNTPPOST.NTF
クロスポスト (NNTP)
該当せず
NTSYNC45.NTF
NT/Migrating Users' Passwords
はい
PERNAMES.NTF
個人アドレス帳
はい (外観の変更)
PERWEB50.NTF
個人 Web ナビゲータ (R5.0)
はい
PUBNAMES.NTF
ドミノディレクトリ
はい (外観の変更)
PUBWEB50.NTF
サーバー Web ナビゲータ (R5.0)
はい
REPORTS.NTF
レポート
はい
RESRC50.NTF
会議室予約 (5.0)
はい
SIREGW50.NTF
Site Registration 5.0
はい
SRCHSITE.NTF
サイト検索
はい
STATREP5.NTF
統計レポート 5.0
はい
TEAMRM50.NTF
チームルーム R5.0
いいえ
USERREG.NTF
ユーザー登録
いいえ
WEBADMIN.NTF
ドミノ Web サーバー管理 R5
いいえ
テンプレートのタイトル
R4.6x クライアントサポート
ADMIN4.NTF
システム管理要求 (R5.0)
はい (外観の変更)
ALOG4.NTF
エージェントログ
はい
ARCHLG50.NTF
アーカイブログ R5.0)
はい (外観の変更)
BILLING.NTF
課金情報
はい
BOOKMARK.NTF
ブックマーク
(デスクトップはブックマークに変換される)
いいえ
BUSYTIME.NTF
空き時間情報
はい
CACHE.NTF
Local Document Cache
該当せず
CATALOG.NTF
データベースカタログ (5.0)
はい (外観の変更)
CCA50.NTF
ドミノ R5 認証機関
はい
CERTLOG.NTF
認証ログ
はい
CLDBDIR4.NTF
クラスタディレクトリ (R5)
はい (外観の変更)
CLUSTA4.NTF
クラスタ分析
はい
CSRV50.NTF
サーバー証明書管理
いいえ
DA50.NTF
ディレクトリアシスタント
はい (外観の変更)
DBA4.NTF
データベース分析
はい (外観の変更)
DBLIB4.NTF
DBライブラリ
はい
DECOMSRV.NTF
Decommission Server Reports
はい (外観の変更)
DECSADM.NTF
DECS R5 Administrator Template
一部
DIRCAT5.NTF
ディレクトリカタログ
いいえ
ドミノ メールサーバー
テンプレートのファイル名
- 577 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
DISCSW50.NTF
Web ディスカッション (R5.0)
いいえ
DOCLBM50.NTF
Microsoft Office ライブラリ (R5.0)
はい
DOCLBW50.NTF
Web 文書ライブラリ (R5.0)
はい
DOMADMIN.NTF
ドミノ管理クライアント (R5)
いいえ
DOMCFG.NTF
ドミノ Web サーバー設定
はい
DOMLOG.NTF
ドミノ Web サーバーログ
はい
DSGNSYN.NTF
設計一覧
いいえ
DSPA.NTF
Server.Planner: Analyst
はい
DSPD.NTF
Server.Planner: Decision Maker
はい
DSPV.NTF
Server.Planner: Vendor
はい
EVENTS4.NTF
統計 & イベント
はい (外観の変更)
HEADLINE.NTF
購読
いいえ
IMAPCL5.NTF
メール (IMAP)
いいえ
JOURNAL4.NTF
個人ジャーナル (R4)
はい
LOGA4.NTF
ノーツログ分析
はい (外観の変更)
LOG.NTF
ノーツログ
はい
MAIL50.NTF
メール (R5.0)
いいえ
MAILBOX.NTF
メールボックス (5.0)
はい
MAILLIST.NTF
メーリングリスト R5.0
はい
MTSTORE.NTF
Domino MailTracker Store
いいえ
NNTPCL5.NTF
ニュース
いいえ
NNTPDI50.NTF
ネットニュース (R5.0)
はい
NNTPPOST.NTF
クロスポスト (NNTP)
該当せず
NTSYNC45.NTF
NT/Migrating Users' Passwords
はい
PERNAMES.NTF
個人アドレス帳
はい (外観の変更)
PERWEB50.NTF
個人 Web ナビゲータ (R5.0)
はい
PUBNAMES.NTF
ドミノディレクトリ
はい (外観の変更)
PUBWEB50.NTF
サーバー Web ナビゲータ (R5.0)
はい
REPORTS.NTF
レポート
はい
RESRC50.NTF
会議室予約 (5.0)
はい
SIREGW50.NTF
Site Registration 5.0
はい
SRCHSITE.NTF
サイト検索
はい
STATREP5.NTF
統計レポート 5.0
はい
TEAMRM50.NTF
チームルーム R5.0
いいえ
USERREG.NTF
ユーザー登録
いいえ
WEBADMIN.NTF
ドミノ Web サーバー管理 R5
いいえ
- 578 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー
文書ライブラリの設計を R4.6 または R5 の設計に置換
文書ライブラリ R4 の設計を次のテンプレートで置き換えるときの手順を説明します。
l
l
文書ライブラリ R4.6
文書ライブラリ R5.0
変換する文書を開く前に、「Upgrade Doclib R4 Documents to New Design」エージェントをデータベースに対し
て実行します。エージェントが [文書ライブラリ R4.6] 、[文書ライブラリ R5.0] テンプレートのアクションメニ
ューに表示されます。エージェントが実行されていない場合は、変換する文書を開こうとしたときにエラーメッ
セージ「演算子または @関数のデータの種類が不適切です」が表示されます。また、その場合はステータス
がビューに正しく表示されません。
VOA3S2L4A
- 579 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
[Server.Planner] テンプレートの複製エラー
R4.6x サーバーから R5 サーバーに [Server.Planner] テンプレート (DSPA.NTF, DSPV.NTF, DSPD.NTF) を
複製するときに、次のようなメッセージが表示される場合があります。
Unable to store document in dspa.ntf (NoteID = 326) from
toshi/46x dspa.ntf (NoteID = 322): Field is too large (32K) or View's column &
selection formulas are too large
このメッセージが現れないようにするには、テンプレートを R4.6.x サーバーから削除して、R5 サーバーから複
製してください。
- 580 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ管理クライアント, ノーツ クライアント, ドミノ デザイナー, ドミノ サーバー
R4.6 および R4.5 の R5 互換性に関する拡張
R4.6.4
テンプレート - メールファイル
SPR# FGRN3YFSN3 - 繰り返し会議のスケジュール変更通知を親から最初に受信するのではなく、R5 ユー
ザーから受け取ったときに発生する間違ったエラーメッセージ (Object variable not set) を受け取るという問
題は修正済みです。 [4.6.4、4.6.3b]
テンプレート - Web メールファイル
SPR# FGRN3WPHWF, FGRN3ZJQCT - R5 ユーザーからの Web ユーザーによって受信された繰り返し会議
に関して、カレンダーエントリ上の [RSVP] ボタンは [出席] ボタンに置き換えられます。[RSVP] ボタン (Web
ユーザーには無効) を使用すると、エラー「元の案内文書が見つかりません (wNoticeOpen)」が表示されま
す。 [4.6.4、4.6.3b]
R4.6.3b
テンプレート - メールファイル
SPR# FGRN3YFSN3 - 繰り返し会議のスケジュール変更通知を親から最初に受信するのではなく、R5 ユー
ザーから受け取ったときに発生する間違ったエラーメッセージ(Object variable not set)を受け取るという問題
は修正済みです。
SPR# FGRN3ZJQCT - 新しい日付と時間が R5 ユーザーによって提案されたときに日付と時間が保存されて
いない繰り返し会議の最初のインスタンスに関する問題は訂正されます。
SPR# FGRN3WPHWF, FGRN3ZJQCT, FGRN3Z8HSR - R5 ユーザーからの Web ユーザーによって受信され
た繰り返し会議に関して、カレンダーエントリ上の [RSVP] ボタンは [出席] ボタンに置き換えられます。
[RSVP] ボタン (Web ユーザーには無効) を使用すると、エラー「元の案内文書が見つかりません
(wNoticeOpen)」が表示されます。
R4.6.3
テンプレート
SPR# RJAN3WCLSH - メールテンプレートと [会議室予約] テンプレートすべてにおける繰り返し会議につい
ては R5 と互換性があります。 [4.6.3]
R4.5.7
Templates
SPR# RJAN3WCLSH -メールテンプレートと [会議室予約] テンプレートのすべてにおける繰り返し会議につ
いては将来のリリースと互換性があります。[4.6.3、4.5.7]
FGRN3YFSN3, FGRN3WPHWF, FGRN3ZJQCT, FGRN3YFSN3, FGRN3ZJQCT, FGRN3WPHWF, FGRN3ZJQCT, FGRN3Z8HSR,
RJAN3WCLSH, RJAN3WCLSH
- 581 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ デザイナー
R5 のエージェントは R3 と互換性がありません
R5 で作成されたエージェント、または有効/無効を設定したエージェントは、R3 サーバーとは互換性がありま
せん。
- 582 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ デザイナー
ノーツ クライアント R4.x の設計機能とドミノ デザイナー R5と
の互換性
データベースでドミノ デザイナー R5 の使用をいったん開始したら、ドミノ デザイナー R5 を使用し続ける必要
があります。後でそのデータベースでノーツ クライアント R4.x の設計機能使用すると、変更が必ずしもすべて
のユーザーに対して表示されないことがあります。たとえば、ドミノ デザイナー R5 を使用してフォームを保存
した場合は、その後にノーツ クライアント R4.x の設計機能を使用して行ったアクションの変更は、R5 クライア
ントに対しては表示されなくなります。
- 583 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ドミノ サーバー
R4.6 LDAP サーバーの R5 へのアップグレード
R4.6 LDAP サーバーからは正しいインターネットアドレスがノーツ R5 クライアントに返されません。たとえば、
ノーツ R5 クライアントが組織の異なる R4.6 LDAP サーバーからインターネットアドレスを取得できません。こ
の機能を使いたい場合は、すべての R4.6 LDAP サーバーを R4.6.3 か R5 にアップグレードしてください。
- 584 -
ノーツ R5/ドミノ R5 リリース情報
相互運用
ノーツ クライアント
[MIME 優先] からの切り替え
[MIME 優先] に設定してしばらく使用した後に、[優先なし] または [ノーツリッチテキスト優先] に切り替える
と、[MIME 優先] モードで受信して保存した添付ファイルは、R5 クライアントだけで解読でき、R4 クライアント
では解読できません。R4 クライアントでは、添付ファイルを起動できません。また、添付ファイルを切り離す
と、Base64 (エンコード) 形式になります。
- 585 -