5. 5-1 マスタープランの推進に向けて 各主体の役割 住宅マスタープランの推進にあたっては、行政のみならず、住まい手・市民、民間 住宅関連事業者等が一体となって取り組んでいく必要があります。このため、本マス タープランの基本理念・基本目標を共有化し、各主体が各々の役割を理解したうえで、 パートナーシップを構築しながら住宅施策を展開していく必要があります。 (1) 住まい手・市民:住生活に係る意識の向上とまちづくりへの積極的参加 住まい手・市民は、住まいづくりの担い手であることを認識し、住生活の向上にむ けて積極的に情報収集に努めるなど、住まいづくりに対する関心を深めていく必要が あります。また、自らが主体となって住宅の維持管理に努め、地域のコミュニティ活 動に積極的に参加するなど、地域の住宅・住環境づくりに取り組んでいく必要があり ます。 (2) 民間住宅関連事業者等:住宅の質の向上に向けた積極的な取り組み 民間住宅関連事業者等は、良質で多様な住宅・住環境の供給主体としての役割を担 います。したがって、住まい手・市民のニーズに対応するのはもちろんのこと、適切 なアドバイスや情報サービスの提供を行うとともに、自らの専門技術力の維持・向上 に努め、良質な住宅・住環境づくりに取り組んでいく必要があります。 (3) 行政:マスタープランの推進に向けての庁内連携と、住まい手・市民、住 宅関連事業者等への支援と先導的役割 行政は、本マスタープランの推進に向けて、住宅政策と関連の深いまちづくり分野 や福祉分野などの関係部局と連携を図りながら、必要な住宅施策の展開や情報提供、 良好な住宅・住環境整備にかかわる仕組み・体制づくりなどの支援を行います。 また、セーフティネットの構築に必要な市営住宅の計画的な建て替えの推進や傾斜 地住宅からまちなかへの住み替え促進について、市民や地域、民間住宅関連事業等と 連携を図りながら取り組みを進めていきます。 - 34 - 5-2 計画の見直し 本マスタープランは、平成 22 年度~31 年度の 10 年間を計画期間としていますが、 社会・経済状況の変化等に応じて見直しを行います。 - 35 -
© Copyright 2024 Paperzz