地域密着型金融の取組状況(平成 27 年 4 月∼平成 28 年 3 月) 『地域密着型金融の取組について』 当組合の経営理念「専門性と密着化により地域の皆様および産業の発展に貢献いたします。」を掲げ、また経営方針では、 「資産内容の改善強化」、「経営内容の改善強化」としており、地域密着型金融の本質とも一致しており、地域経済への貢献 及び健全性の確保並びに収益向上が並行して図られるよう、持続可能な地域密着型金融の具体的な取組みへの「選択と集 中」をして、以下の3項目に重点を定めて推進して参りました。 『平成 27 年度重点項目』 1.中小零細企業に対するコンサルティング機能の発揮 2.事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 3.地域や利用者に対する積極的な情報発信 【平成 27 年度における目標と実績】 項 目 目 標 実 績 不 良 債 権 比 率 13.90%以下 15.37% 実 質 業 務 純 益 6億円以上 11億円 自 己 資 本 比 率 7.00%以上 6.50% ※不良債権比率は、金融再生法ベースで表示しております。 【重点項目への具体的な取組み状況】 1.中小零細企業に対するコンサルティング機能の発揮 (1)創業・新事業・再生支援等の機能強化 ①創業・新事業支援を目的とした融資案件の推進に取り組みました。 平成27年度中の実績 取扱件数 8件 実行額 (注)創業・新事業支援に資金使途を限定した実績です。 ②企業の再生計画に取り組みました。 平成27年度中の実績 取扱件数 1件 残 高 (注) 上記の計数には、創業・新事業支援も含んでおります。 108百万円 91百万円 ③事業継承(M&A支援実績)に取り組みました。 平成27年度中の実績 取扱件数 −件 (注) 上記の計数には、創業・新事業支援も含んでおります。 (2)事業再生・経営改善支援等のための取引先企業への経営相談、紹介又は斡旋 事業再生・経営改善支援等のための取引先企業への経営相談、紹介又は斡旋に取り組みました。 ①経営改善支援(要注意先等の健全債権化)等の実績 期初債務者数 A うち経営改善支援取組み先数 α 経営改善支 ラ ン ク 再生計画 αのうち期 αのうち期 αのうち 援先取組率 アップ率 策 定 率 末に債務者区分が 末に債務者区分が 再 生 計 画 を ランクアップした先 変化しなかった先 策定した先 α/ A β/ α δ/ α β γ δ 304 45 1 43 40 14.8% 2.2% 88.8% (注) 1.本表の「債務者数」、「先数」は、正常先を除く計数です。 2.期初債務者数は、平成27年4月当初の債務者数です。 3.債務者数、経営改善支援取組み先は、取引先企業(個人事業主を含む。)であり、個人ローン、住宅ローンのみの先は 含んでおりません。 4.「αのうち期末に債務者区分がランクアップした先数β」は、当期末の債務者区分が期初よりランクアップした先です。 なお、経営改善支援取組み先で期中に完済した債務者はαには含みますがβには含んでおりません。 5.「αのうち期末に債務者区分が変化しなかった先γ」は、期末の債務者区分が期初と変化しなかった先です。 6.「αのうち再生計画を策定した先δ」は、αのうち、当組合独自の再生計画策定先の先数です。 7.期中に新たに取引を開始した取引先は、本表に含みません。 ②経営改善支援等(ビジネスマッチング)のための成約件数 平成27年度中の実績 取扱件数 8件 2.事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 企業の将来性、技術力を的確に評価できる能力等の向上のため、人材育成に取り組みました。 ①業界団体主催研修会の参加による人材のスキルアップ ○企業再生支援研修 1名 ○融資査定診断士育成研修 2名 ○企業支援ランクアップ研修 2名 ○目利き(財務・企業分析基礎)研修 2名 〇融資力アップ研修 3名 ②事業所内研修会による人材のスキルアップ 〇事業所開拓リーダー研修会 〇提案力向上研修会 ③業務能力検定への受験 ○融資上級 1名合格 ○融資中級 1名合格 3.地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献 地域の利用者ニーズの特性等を踏まえた「しんくみ保証ローン」の推進と「ホームページとディスクロージャー誌の充 実」に取り組みました。 以 上 平 成 28年 度 地 域 密 着 型 金 融 の 取 組 み につ い て 平 成 28年 6月 信用組合 広島商銀 1.取 組 み の 方 針 等 に つ い て (1)取 組 み 方 針 に つ い て 当 組 合 の 経 営 理 念 で「専 門 性 と密 着 化 に より地 域 の 皆 様 お よび 産 業 の 発 展 に 貢 献 い たします 。」を掲 げ 、 また 経 営 方 針 で「お 客 さま第 一 主 義 を徹 底 し、地 域 との 強 い 信 頼 関 係 で結 ば れ た 、真 に 頼 りが い の あ る信 用 組 合 を目 指 します 。」に 取 り組 ん でお ります 。 この 事 は 地 域 密 着 型 金 融 の 本 質 とも一 致 してお り、地 域 経 済 へ の 貢 献 及 び 健 全 性 の 確 保 並 び に 収 益 向 上 が 並 行 して図 られ るよう、持 続 可 能 な地 域 密 着 型 金 融 の 具 体 的 な取 組 み へ の 「選 択 と集 中 」をして、以 下 の 3項 目 に 重 点 を定 め て推 進 して参 ります 。 【重 点 項 目 】 Ⅰ .中 小 零 細 企 業 に 対 す るコンサ ル ティング 機 能 の 発 揮 Ⅱ .事 業 価 値 を見 極 め る融 資 手 法 をは じめ 中 小 企 業 に 適 した資 金 供 給 手 法 の 徹 底 Ⅲ .地 域 や 利 用 者 に 対 す る積 極 的 な情 報 発 信 (2)平 成 28年 度 に お け る目 標 Ⅰ .不 良 債 権 比 率 (金 融 再 生 法 ベ ー ス) 13.77% 以 下 Ⅱ .コア業 務 純 益 6億 円 以 上 Ⅲ .自 己 資 本 比 率 6.50% 以 上 (3)地 域 の 利 用 者 等 に 対 す る情 報 開 示 の 方 法 ・時 期 本 取 組 み の 計 画 及 び 実 施 状 況 に つ い ては 、毎 年 6月 に 当 組 合 店 頭 及 び ホ ー ム ペ ー ジに 備 付 又 は 掲 載 し、 情 報 公 開 す るスケ ジュー ル であ ります 。 2.重 点 項 目 へ の 具 体 的 な取 組 み に つ い て (1)中 小 零 細 企 業 に 対 す るコンサ ル ティング 機 能 の 発 揮 ◇ 経 営 改 善 や 事 業 再 生 に 向 け た取 組 み 推 進 ◇ 日 常 的 な環 境 強 化 の 姿 勢 ◇ 創 業 ・新 事 業 支 援 に 向 け た取 組 み 強 化 (担 保 ・保 証 に 依 存 しない 融 資 等 へ の 取 組 み ) 取 組 方 針 と目 標 1. 要 注 意 先 債 権 以 下 の 健 全 化 等 へ の 取 組 み 通 じて 、当 組 合 の 最 重 要 課 題 で あ る「資 産 の 健 全 化 」に 努 め 、今 後 の 不 良 債 権 の 改 善 を目 指 す 。 2. 定 期 的 な訪 問 に よる情 報 交 換 の 機 会 を増 や す ことで親 密 な関 係 を築 くことを 目指 す。 3. 担 保 ・保 証 に 依 存 しない 融 資 営 業 推 進 の ため の 将 来 性 の あ る案 件 の 発 掘 や 目 利 き力 の 向 上 など職 員 の 更 なるスキ ル アップを目 的 とし、この 事 に より安 定 した営 業 基 盤 の 拡 大 を目 指 す 。 1. 創 業 ・新 事 業 展 開 の た め の 支 援 事 業 な ど に 積 極 的 に 関 与 し推 進 に 取 り組 む。 具 体 的 取 組 み 策 2. 事 業 再 生 ・経 営 改 善 支 援 等 の た め の 取 引 先 企 業 へ の 経 営 相 談 、紹 介 又 は 斡 旋 に 取 り組 む 。 3. 要 注 意 先 債 権 以 下 の 健 全 化 等 へ の 取 組 み の た め 、コンサ ル ティング 機 能 発 揮 に 努 め るとともに 定 期 的 なフォロー を行 い 、改 善 に 取 り組 む 。 (2)事 業 価 値 を見 極 め る融 資 手 法 をは じめ 中 小 企 業 に 適 した資 金 供 給 手 法 の 徹 底 企 業 の 将 来 性 、技 術 力 を的 確 に 評 価 できる能 力 等 、人 材 育 成 へ の 取 組 み 取 組 方 針 と目 標 1. 融 資 営 業 推 進 の ため の 目 利 き力 の 向 上 など職 員 の 更 なるスキ ル アップを目 的 とし、この 事 に より安 定 した営 業 基 盤 の 拡 大 を目 指 す 。 具体的取組み策 1. 業 界 団 体 主 催 研 修 会 の 参 加 に よる人 材 の スキ ル アップに 取 り組 む 。 2. 渉 外 係 全 員 の スキ ル アップに 取 り組 む 。 (3)地 域 の 情 報 集 積 を活 用 した持 続 可 能 な地 域 経 済 へ の 貢 献 地 域 活 性 化 に つ なが る多 様 なサ ー ビスの 提 供 取 組 方 針 と目 標 1. 地 域 の 利 用 者 ニ ー ズ の 特 性 等 を踏 まえた 質 の 高 い サ ー ビス の 提 供 に より、 利用者満足度の向上 具体的取組み策 1. 相 談 機 能 を活 か した目 的 ロー ン等 を活 用 した生 活 支 援 2. ホー ム ペ ー ジ、デ ィスクロー ジャー 誌 の 充 実 以 上
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