平成22年度 指定管理者モニタリング評価調書

平成22年度 指定管理者モニタリング評価調書
施設基本情報
大曲会館
大曲ファミリー体育館
大曲会館運営委員会
平成21年4月1日から平成26年3月31日まで
施設名称
指定管理者名
指定期間
所管部課
所管部課
市民環境部市民課
教育部社会教育課
施設設置目的
〇大曲会館
地域住民の生活、文化、教養の向上と住民自ら地域社会の連帯感を醸成する場を提供するため、
会館を設置する。
〇大曲ファミリー体育館
市民のスポーツ及びレクリエーションの用に供するため、体育施設を設置する。
施設概要
〇大曲会館→学習室1(102㎡)、学習室2(17㎡)、学習室3(34㎡)、休養室(51㎡)、大集会室(148
㎡)、保育室(101㎡)、陶芸作業所
〇大曲ファミリー体育館→アリーナ、プレイルーム
施設の維持管理に関する業務
指定管理者の業務(利用 施設の使用許可に関する業務
施設の使用料の徴収に関する業務
料金制の適用)
利用料金制を適用しない
1 施設利用状況
利用区分等
利用件数
利用人数
団体利用
体育館
個人利用
(特記事項)
会館
2 収支の状況
区 分
前年度実績
2,542件
25,831人
15,594人
8,593人
平成22年度目標
(事業計画書)
-
-
-
-
目標(協定・仕様書・事業計画書)
収支決算額の表のとおり。
実施状況
収支決算額の表のとおり。
事業収支の執行
状況
適正な経理
平成22年度
利用実績
2,752件
29,527人
15,987人
9,078人
評 価
前年度に比べ、会館・
体育館ともに利用者は
増加した。増加した要
因として、前年度の新
型インフルエンザの影
響による活動自粛が、
通常に戻ったことなど
が考えられる。
評 価
無駄を省き経費節減に
努力したことにより、
全体で赤字を出さずに
運営され、適正な予算
執行がなされているも
のと評価できる。
経理規定を策定し、適正な経理事務を行 事業計画書のとおり経理規定を定め、独 年度末に実地検査を
う。
立した帳簿・預金口座により経理を行っ 行った結果、適正に経
理されている。
た。
また、常時収支の点検を行い良好な予算
執行を心がけた。
効率的な運営を行い、管理運営費の削減 光熱水費、燃料費等の節約取組みを実 細かい積み重ねにより
経費節減に努めたこと
に努める。
施。
経費節減の取組
また、管理業務全般について見直しを行 は評価できる。
い経費の節減に努めた。
1
収支決算額(単位:円) ※大曲ファミリー体育館分含む
前年度
平成22年度
平成22年度
区 分
決算
事業計画書
決算
指定管理料
14,642,250
14,509,950
14,509,950
840,000
事業収入
1,283,640
1,017,642
収 入
その他
1,448
3,000
982
合 計 A
15,927,338
15,352,950
15,528,574
人件費
9,025,238
8,866,985
9,027,000
管理運営費
6,851,722
6,452,115
6,325,950
支 出
その他
0
合 計 B
15,718,707
15,477,353
15,352,950
0
51,221
208,631
A-B
(特記事項)
前年の決算値と比較し、収入では、印刷事業の減収により、事業収入が▲20.7%となった。
収支は、燃料費の積算時に比べ単価が高騰したが、節減努力により、全体として赤字を出さずに運営された。
3 事業実施状況
区 分
目標(協定・仕様書・事業計画書)
市指定事業
-
コピー・印刷業務の実施
自主事業
自販機設置による飲料水の販売
実施状況
-
事業計画書のとおり、実施し
た。
評 価
施設利用者や地域住民に対する
サービスとして需要の高いもの
と判断する。
4 施設の維持管理
区 分
実施状況
評 価
目標(協定・仕様書・事業計画書)
日常的に施設の清掃を行い、常に清潔で 日常清掃は、休館日を除き毎日 施設の維持管理に係る各種業務
快適な状態に努める。
実施。
については、指定管理業務内容
各施設の定期ガラス清掃は年1 詳細説明書ならびに事業計画書
回、定期床清掃は年2回施設の のとおり実施されており、利用
清掃業務
休館日に実施。
者が安全かつ快適に使用できた
また、毎日目視による点検を実 ことは評価できる。
施し美化に努めた。
敷地や駐車場、附帯外溝施設の適切な維 各施設の草刈を年2~3回実施。
外溝維持管理業 持管理に努める。
また、毎日目視による点検を実
務
施し美化に努めた。
防災業務
消防法第8条第1項の規定に基づき、防火 指定管理業務説明書に基づいた
管理者を置き、火災予防及び人命の安全 事業計画書及び法令に基づき実
を確保するとともに、被害の軽減に努め 施。
る。
①消防用設備保守点検業務
消防法第17条の3の3の規定に基づき、各
施設の消防用設備等の機能を確保するた
め、資格を有する者に消防用設備機器点
検(6ヶ月に1回以上)及び総合点検(1
年に1回以上)をさせ、その結果を消防
消防用設備等点 長又は消防署長に報告する。
検業務
②防火対象物点検業務
消防法第17条の3の3の規定に基づき、資
格を有する者に各施設の防火対象物点検
(1年に1回以上)を実施させ、その結果
を消防長又は消防署長に報告する。
再委託の契約どおり実施。
指定管理業務説明書に基づいた
事業計画書及び法令に基づき実
施。
2
施設の維持管理に係る各種業務
については、指定管理業務内容
詳細説明書ならびに事業計画書
のとおり実施されており、利用
者が安全かつ快適に使用できた
ことは評価できる。
各施設の暖房機設備等を良好な状態に保 再委託の契約どおり実施。
持し機能を確保するため、適切な維持管 保守点検を年1回実施。バー
理に努める。
ナー点検清掃、オイルストレー
暖房機設備保守
ナー掃除、燃焼炉亀裂の有無
点検業務
等、各種部品の作動点検と調整
を実施。
電気保安業務
自家用電気工作物の機能を確保するた 再委託の契約どおり実施。
め、電気事業法施行規則第52条及び第53 法令に基づき月次点検年4回、
条に基づき、適切な保安業務に努める。 年次点検年1回実施。
除雪業務
冬期間、利用者の活動に支障をきたさな 再委託の契約どおり実施。
いよう、施設の出入口、非常口、駐車場 利用者に支障をきたさないよ
等の確保に努める。
う、施設の出入口、非常口、駐
車場等を除雪。
5 施設の運営
区 分
利用者対応(公
平性の確保等)
目標(協定・仕様書・事業計画書)
規則等に基づく適切、公平な運営を行
う。
利用者の声を反映して平等な利用を確保
する。
実施状況
利用者対応については、「使用
のきまり」により対応した。
体育館利用団体については、計
画的に平等に活動できるよう、
代表者会議を年2回開催し、使
用する曜日や時間帯等の調整を
行った。
要望や意見等の把握のために「目安箱」 事業計画書のとおり、利用者の
意見、苦情等に を設置する。
要望や意見を把握するため、
対する対応
「目安箱」を設置した。
空き状況がわかりやすいように利用予約 事業計画書のとおり、施設に毎
状況を掲示する。
日、翌日の利用予約状況をホワ
イトボードで知らせた。
利用拡大の取組
PR活動として大曲会館だよりの
発行を実施した。
職員体制
事務職員6名(内常勤2名(会館1名、体 事業計画書のとおり事務職員6
育館1名))、清掃職員 2名
名(内2名が常勤)、清掃職員2
名を配置した。
事業計画書のとおり実施した。
職員の指導・育 業務研修、防火教育等の実施
成
北広島市個人情報保護条例に基づき、個 個人情報の保護に関する規則を
個人情報の保護 人の権利利益を侵害することのないよ 定め、職員に徹底した。
う、個人情報の取り扱いを適正に行う。
万一の緊急事態発生の場合の対応につい 事業計画書のとおり緊急時対応
事故・災害発生 て緊急時対応マニュアルを作成し、職員 マニュアルや緊急連絡網を作成
時の対応
し、消防訓練を実施した。
の教育と年1回以上の訓練等を行う。
その他
3
評 価
体育館を定期的に利用する団体
に対して、計画的に平等に活動
できるよう利用者会議を年2回
開催したことや、大曲会館だよ
りの発行による利用拡大を図る
取り組みを実施しており評価で
きる。
6 指定管理者の自己評価
区 分
自己評価
年間を通じ、各種教室、趣味・同好会、陶芸等のサークル団体及び老人会などよる恒常的な使用
の他、地元町内会、地域の公益団体、大曲学習振興会による催し、地元企業による会合など延べ
29,527人の方の利用があった。
平成22年度開館日数309日間に対する会館各室の利用日数は平均267日(陶芸所を除く)であり、
約79.8%の高い稼働率を得た。
施設利用状況 陶芸所については、3月~12月までの間、4団体の常時利用があった。
1
体育館については、定期に利用する登録団体として、夏期12団体、冬期18団体の他、市外からの2
団体を含む、計9団体による随時の利用があり、延べ約16,000名の利用があった。
個人による利用としては、卓球、バスケットなどで延べ約9,100名の利用があり、このうち、市外
からの利用は約400名であった。
2
3
4
5
収支の状況
事業実施状況
職員のこまめな館内の点検・見回りによる節電・節水による光熱水費の削減努力のほか、気候、
利用者の年齢などを考慮した館内暖房温度の設定、適時の通気などにより、油代の値上がりで厳
しい中、暖房費の継続的な節約に努めた。
会館・体育館で使用する消耗品類(蛍光灯、プリンターインク)の規格の統一による一括購入、
休日を利用した職員自らによるディスカウントストア等で安価な購入に努めるなど経費の節約を
図っている。
会館独自で計画実施した事業はないが、大曲学習振興会が計画実施する大曲地区ゴロッケー大
会、ソフトボール大会、文化祭、ゆきんこ遊びの行事に職員が手伝いとして参加協力した。
春・秋の年2回、「おおまがり会館便り」を発行して、会館利用状況、利用サークル団体の紹介な
どを実施した。特に、利用団体の紹介に対しては問い合わせが多く寄せられらた。
春・秋の2回、休館日を利用した職員総出による建物周辺の除草及び不用品等の整理の他、年末の
大掃除、樹木の勢定等を行い、利用者に気持ち良く利用していただけるよう環境整備に努めた。
休館日を利用し、職員の手で薄くなっていた駐車場のライン引きを実施して安全確保を図った。
春・秋の2回、消防署大曲出張所の指導を受け、会館職員・大曲学習振興会職員全員による消防訓
練を実施して防火意識の高揚を図った。特に、秋には利用2団体の訓練への参加協力を得て、実際
施設の維持管理 的な避難誘導要領を演練した。
体育館については、日々の建物内外の清掃の他、春季・秋季の2回、休館日を利用した建物周辺の
除草、年末の大掃除を実施して利用者に気持ち良く利用していただけるように努めた。
春先、玄関上部からの融雪時の雨漏れを防ぐため、冬期に玄関庇部の排雪を実施。
施設の運営
平成21年12月から導入した会館を恒常的に使用する40の団体に対する仮予約制度も本格的に軌道
に乗り、早朝から並んで利用予約をしていた体制から事前に仮予約が出来る体制に完全に移行し
たことにより、利用者から大変好評を得ている。
体育館については、年2回発行される会館だよりにその年に活躍した少年団の成績や、新しい団体
などを掲載、地元の皆さんに紹介した。
4月と10月に定期利用登録団体と運営委員会職員による「体育館打ち合わせ会議」を開き、運営委
員会からの連絡・報告事項、夏期及び冬期の利用団体、利用時間の確認、利用団体からの要望事
項などを聞き取り、運営委員会と利用団体の意志疎通を図っている。
7 総合評価
利用状況については、前年度に比べ会館は3,696人の増、体育館は878人の増であった。要因としては、前年度の新型イ
ンフルエンザの影響による利用の自粛が正常化されたことなどが考えられる。
収支状況については、指定管理者努力による需用費や委託費等の節減努力の積み重ねにより、全体で赤字を出さずに運
営されており評価できる。
維持管理・施設運営については、指定管理業務内容詳細説明書及び事業計画書のとおり実施されており、定期的に利用
する団体に対して、計画的に平等に活動できるよう利用者会議を年2回開催したことや、「大曲会館だより」の発行による
利用拡大を図る取り組みを実施しており評価できる。
全体として、利用者からの苦情も特になくこれまでの運営実績を活かして施設や地域の利用者を十分熟知した安定した
運営を行っており、常に利用者のための運営を心がけた姿勢が見受けられるなど、管理運営は良好であると評価する。
4