日置市デジタル防災行政無線整備工事

日置市デジタル防災行政無線整備工事
仕 様 書
平成 25 年9月
鹿児島県 日置市
目
第1章
総則
第2章
共通指定事項
第3章
防災行政無線統合システムの機能
第4章
防災行政無線通信施設の機器構成
第5章
機器単体仕様
第6章
機器設置仕様
第7章
その他
次
第 1 章
総
則
第1条 適用範囲
本仕様書は、日置市(以下甲という)が旧伊集院町・東市来町・日吉町・吹上町の既設
防災行政無線同報系システムの統合化と、総務省の定める『市町村デジタル同報通信シス
テムの推奨規格』に基づくデジタル方式による防災行政無線通信施設整備工事(以下施設
という)に必要な事項に適用するものとする。
第2条 目的
本施設は、デジタル・アナログ統合卓へ更新、支所既設防災行政無線同報系システム親
局設備により、日置市本庁から遠隔にて各支所のシステムを操作できることを目的とし、
地震発生・水害発生等の緊急時等に住民に対して敏速かつ適確な情報を提供して、住民の
生命及び財産の安全を確保するため、防災行政無線の親局・子局及び戸別受信機の設置に
ついて必要な事項を定める。
統合化で本庁に整備する操作卓は、デジタル・アナログ・統合を行うこととし、統合卓
より本庁及び支所既設アナログ設備の接続を行い緊急一括・一括の制御が可能であり、デ
ジタル防災行政無線整備工事更新終了までデジタル・アナログ併用運用ができるものとし、
整備後においては、デジタル方式による運用を行うものとする。
また、別途整備する地域コミュニティ無線設備とも連動し、地域コミュニティ無線戸別
受信機に対しても情報伝達できるものとする。
第3条 適用規則
本施設の設計施工については、下記諸規格及び諸基準に準拠して行うものとする。
なお、これらの適用を受けないものでも他に標準規格のあるものは、これに準ずるものと
する。
(1) 日本工業規格(JIS)
(2) 日本電気規格調査会標準規格(JEC)
(3) 日本技術標準規格(JES)
(4) 電波産業会デジタル同報無線システム標準規格(ARIB-STD-T86)
(5) 電波法及び同法関係規則等
(6) 電波法関係審査基準
(7) 電気通信事業法及び同法関係規則等
(8) 有線電気通信法及び同法関係規則等
(9) 消防法及び同法関係規則等
(10) 鹿児島県、日置市建設工事施行規則
(11) その他関係法令及び規格
第4条 契約の範囲
契約の範囲は本施設の設計、製作、施工、据付、総合調整試験等全般にわたり、着工か
ら完成後保証期間の最終日までのすべての事項とする。
第5条 軽微な変更
本施設の施工に際して現場の収まり、機器の取り付け位置及び取付工法等の軽微な変更
が生じた場合は、甲の指示に従うものとする。 なお、この変更に対する請負代金の増減は
行わないものとする。
第6条 諸手続
本施設に関して必要な諸官公庁への書類作成及び諸手続きについては、甲が委任した請
負者(以下乙という)が甲と必要事項を打合せの上、乙がおこなう。この手続等の費用に
ついては乙の負担とする。
第7条 検査
1 中間検査は機器製作工程において必要により行うものとする。
2
総ての機器の据え付け、調整が完了し、関係官庁の検査に合格した後、甲の行う検査
合格をもって竣工とする。
なお、検査に使用する計器、測定器類は乙において準備するものとする。
第8条 保証
乙は、工事の不完全、機器の欠陥に起因する故障、事故等に関しては引渡しの翌日から
起算して1年間の補償の責に任じ、無償で遅滞なく修理又は復旧しなければならない。
第9条 特許
特許等の工業所有権に疑義を生じた場合の結果については、乙の責任とする。
第 10 条 提出書類
乙は契約締結後、下記の書類を甲の指定する期間内に甲に提出しなければならない。な
お、下記以外にも甲が必要とし乙に要請した場合は、その都度提出するものとする。
(1) 工事工程表
1部
(2) 工事着工届
1部
(3) 現場代理人及び主任技術者
1部
(4) 使用材料承認願
1部
(5) 機器承認願
1部
(6) 写真(工程及び完成状況)
3部
(7) 完成図書及び取り扱い説明書
3部
(8) その他甲が必要と認める書類
3部
第 11 条 仕様書の疑義
本仕様書は本施設に関する大要を示したもので、疑義を生じた場合は、直ちに甲に連絡
の上、指示をうけるものとする。
なお、仕様書に示されない事項であってもこれが当然と認められる事項については、乙
の責任において施工すること。
第 12 条 契約の変更
本施設の実施にあたっては、乙は契約金額の範囲内で完成するものとし、契約の変更は
認めない。ただし、甲の都合により変更を必要とする場合はその時点で乙と協議の上、書
面で定める。
第 13 条 所有権
本施設の所有権は、工事検査完了後支払完了日をもって甲に移転するものとする。
第 14 条 工事の引渡
乙が工事完成届を甲に提出し受理された後、甲の係官の行う完成検査に合格した日とす
る。
第 15 条 技術指導
乙は本施設の運用上必要な説明書を提出し、甲に対して技術指導及びトレーニングを行
うこと。
第 16 条 工期
工事請負契約締結日の翌日から平成 28 年3月 17 日(約 28 ケ月)まで
第 17 条 その他
本仕様書は、本施設が必要とする性能に関する大要を示したものであり、機器の構成、
性能等に関する事項について疑義を生じた場合は、適用する機器の仕様を照会するために、
事前質疑の際に当該箇所に関して機器製作者が発行した、機器仕様書または納入可能証明
書を「甲」に提出すること。「甲」にて同等機能以上として仕様を満足し、運用上支障が
ないと了解したものについては応札を認める。なお、公正を期するため入札後の仕様の変
更はこれを認めない。
第 2 章
共 通 指 定 事 項
第 18 条 構造及び性能の基本条件
本施設の機器は堅牢で長時間の使用に耐え得る構造のものであり、特に次の事項を満足
するものであること。
(1)
機器は保守点検が容易に行える構造であり、修理交換等にあたり、人体に危険を及
ぼさないよう配慮したものであること。
(2) 日常保守に必要な測定端子、メータ端子等を設けてあること。
(3) 納入する機器は、各製造会社における最新設計の機器であること。
(4) 機器は将来の増設、機能向上が容易におこなえる構造であること。
(5)
機器には品名、型式、製造番号、製造年月、製造会社等記入された銘板をつけるこ
と。
(6)
切替部、回転部、接触部等の可動部分は動作良好なものとして長時間使用に耐え得
るものであること。
(7)
ビス、ナット等締め付けは充分行い、調整等行う半固定の箇所は十分ロックするこ
と。
(8) 取り扱い上特に注意を要する箇所についてはその旨表示をすること。
第 19 条 使用部品基準
1 機器に使用する部品は総て新品で、信頼性の高い部品を使用すること。
2
部品は日本工業規格(JIS)またはこれと同等以上の性能を有するものを使用する
こと。
3 配線材料は日本工業規格(JIS)またはこれと同等以上のものとする。
4
各機器内の配線は特に必要と認められるもの以外は、プリント配線とする。
5
各機器間の配線工事はすべて耐久性、耐水性、耐熱性のある良好なものを使用するこ
と。
第 20 条 環境条件
1 屋外に設置する機器は周囲温度-10℃~+50℃、相対湿度は 35℃にて 90%以下で異常
なく動作すること。
また屋内に設置する機器は周囲温度0℃~+40℃、相対湿度 30%~80%で異常なく動作
すること。ただしOA機器(PC、プリンタ)は周囲温度5℃~35℃で異常なく動作す
ること。
2 屋外設備は親局、子局ともすべて耐風速 60m/sec及び震度6に耐える構造とする。
3
本施設は地震、暴風、雨及び雪等の異状現象下においても確実に運用がおこなえるも
のでなければならない。
4 その他設置場所の条件に十分耐え得るものであること。
第 21 条 塗装
各機器の塗装は、損傷、腐食等に強く且つ、美観を損なわないものであること。
第 22 条 電気的条件
1
切替部、回転部、接触部等の回転部は多数回の使用によって電気的性能が低下しない
こと。
2
電源電圧は機器定格電圧の±10%変動範囲で正常に動作し、特に必要とする回路は安
定化電源を使用すること。
3 電気回路には保護回路を設けること。
第 3 章
防 災 行 政 無 線 通 信 施 設 の 機 能
第 23 条 システムの概要
1 日置市本庁舎内に整備する操作卓から、旧伊集院町の既設アナログ子局設備(屋外拡
声子局、戸別受信機)旧東市来町・旧日吉町・旧吹上町(3町は以下支所という)に設
置されている既設防災行政無線同報系システム親局設備(既設操作卓)を遠隔操作して
音声、サイレン及びチャイムの同報を行う統合システムである。
市本庁から各支所間の制御線は有線回線(庁舎間ネットワークまたは、NTT専用線)
によって構成し、遠隔操作に関わる信号入出力に必要なインターフェース装置を本庁操
作卓(インターフェース装置親機)及び各支所既設親局設備(インターフェース装置子
機)に設置するものとする。
また、各支所の既設操作卓の改造によって、既設操作卓が改造以前の動作機能を低下
させないこと。
既設防災行政無線同報系システムとの接続については、既設メーカー及び保守業者と
十分協議の上、支障のないように進めること。
2 統合システムについては下記の機能を有するものとする。
(1) 緊急一括放送機能
(2) 一括放送機能
(3) 各支所既設同報系システム親局話中認識機能
(4) 自動通報機能
(5) 通報結果確認機能
(6) 放送の優先順位
ア 市操作卓からの全市緊急一括放送
イ 各支所既設同報系システム親局からの管内緊急一括放送
ウ
市操作卓からの全市一括放送及び各支所既設同報系システム親局からの管内一括
放送
3 停電時は非常用電源で通報を中断することなく動作すること。
4 親局設備に監視制御機能を付加し屋外制御設備の監視・連絡通話ができること。
5
既設J-ALERT連動自動起動装置からの起動信号を受信し、通常の放送よりも短
時間で拡声通報ができること。
6
操作卓と複数メディアサーバーを自動連携し、携帯電話3社へのエリアメール・緊急
速報メールに配信し地域住民に各種情報が確実に伝達できること。
7
また、本設備にて地域コミュニティ無線設備と接続して、屋外拡声子局より再送信に
て各戸に設置する地域コミュニティ無線戸別受信機に対し、緊急一括、一括放送に連動
した音声通報ができること。
第 24 条 統合卓ソフトウエア
本ソフトウエアは通常の操作卓の機能に加えて、統合卓としての機能を有するものであ
る。
(1) 選択呼出機能
ア
全市緊急一括放送ボタンを有すること。なお、緊急一括は緊急スイッチの操作に
より他のスイッチに関係なく即時に緊急通報ができること。
イ 全市一括放送ができること。
ウ 支所別緊急一括、支所別一括を登録できること。
(2) 起動時間表示機能
各支所既設操作卓を起動させる場合、操作卓の起動開始から既設操作卓が実際に起
動可となるまでに要する時間を液晶タッチパネルに表示すること。
(3) 既設操作卓状態表示機能
各支所既設操作卓を起動させる場合、操作卓の起動開始後、既設操作卓の起動状態
確認を行ない、既設操作卓の起動状態を液晶タッチパネルに表示すること。
第 25 条 無線装置(基地局・中継局)
1 本装置は 60MHz帯のデジタル同報波1波(およびアナログ同報波1波)を使用した
無線送受信装置であること。
2 送信出力は最 10W以下とする。ただし総務省総合通信局の指定により変更可能なこと。
3 本装置は低消費電力で長時間の使用に耐え得る高信頼性の機器であること。
4 本装置は現用・予備構成を基本とし、非常用電源装置による停電補償対象機器とする。
5 その他電気的特性については、電波法無線設備規則第58条によること。
第 26 条 操作卓
1 基本機能
(1)
操作卓は選択呼出機能、音声調整機能の他、監視制御部、遠方監視制御部、自動プ
ログラム送出装置及び自動通信記録装置の各機能が追加可能な構造とし、無線装置の
制御はすべて操作卓で操作できること。
(2)
操作卓は全体の処理および音源データ等の蓄積管理を行う処理部PCと、操作画面
の表示・タッチパネル操作処理を行う画面部PCとで構成され、特に操作卓として重
要な装置である処理部PCは、RAID5以上のハードディスク二重化を施した高性
能パソコンを使用し、また電源部、ファンにおいても二重化することで信頼性を高め
ること。
(3) 操作画面は 23 インチ以上の高精細液晶タッチパネルを使用し、表示ウインドウの切
替、移動等はフリック操作が可能なこと。また、電子地図の拡大・縮小等はマルチタ
ッチで操作可能なこと。
(4)
操作画面とは別に専用のハードウエアキーを備えた操作部を有し、液晶タッチパネ
ルまたは画面部PCが故障し動作不能に陥った場合においても操作部を用いて手動通
報が可能なこと。また、その場合でも既に登録されている自動通報プログラムは新たに
設定、登録することなく確実に実施されること。
(5)
操作卓の全体の処理および音源データ等の蓄積管理を行う処理部は、RAID5以
上のハードディスク二重化を施した高性能パソコンを使用し、また電源部、ファンにお
いても二重化することで信頼性を高めること。
(6)
処理部PCが万一故障して動作不能になった場合でも画面部PCおよび操作部にて
手動通報が可能なこと。また、その場合においてもJ-ALERT自動起動装置から
の起動を受付けJ-ALERT通報は実施されること。
2 選択呼出し機能
(1)
選択呼出しの種別は、緊急一括、一括と群番号呼出し、個別番号呼出しがあり、さ
らに複数の群番号と個別番号を最大 15 個組み合わせて形成するグループ呼出しを有す
ること。その呼出数は、100 グループ、400 群以上、25,000 個別以上は管理上可能であ
ること。
(2)
無線運用管理者不在時や操作卓のタッチパネルが機能を停止していても緊急時の通
信が円滑かつ迅速に行えるよう、予め一斉・グループ別サイレン吹鳴や音声通報など
の操作の挙動を運用管理者であれば自由に登録できるハードウエアワンタッチキーを
30 個以上搭載し、かつ液晶タッチパネル画面上にも 50 個以上のソフトワンタッチボタ
ンを有し、ワンタッチキー、ボタンの押下により一挙動にて起動が可能であること。
(3)
緊急一括は緊急スイッチの操作により他のスイッチに関係なく即時に緊急通報がで
きること。
(4)
緊急繰返し通報(緊急一括の自動繰返し通報)の繰返し回数は、予め設定した回数
を自動的に繰り返す場合と、地震災害等で通報者が緊急一括通報を最初に実施した後、
長時間自動で繰返し通報することで、放送室から速やかに避難できるように 100 回の
繰返しをタッチパネル操作画面で選択できること。
(5)
手動操作による通報のほか、予め設定された時刻により、ミュージックチャイムの
定時放送及び自動的に音源(音声を登録した媒体)を起動し、一括、グループ、群、
個別の選択呼出を行う自動プログラム通報を起動し、子局を通報状態にできること。
(6)
自局の通報中は操作状態をLED表示させ、操作卓上にて一目で確認できること。
また、遠隔制御装置で通報中は、話中状態をLED表示でき、任意に割込み通報がで
きること。
(7)
操作はLED及び液晶画面表示により誘導し、ボタン操作またはタッチパネル操作
により簡易にできるものであること。
(8)
デジタル波、アナログ波を実装する設備では、デジタルの子局とアナログの子局に
対して同一操作にて選択呼び出しできること。
(9)
音の重なり(エコー)を防止するため一斉、グループ及び個別通報において最大6
分割の時差通報ができ、住民が聞きとりやすい装置であること。
(10) 通常音量大、中、小及び強制音量の4種類を通報ごとに設定できること。
(11) 定時通報・時報を正確に行うため、操作卓内部時計を電波時計により自動的に修正
できること。
(12) デジタル無線装置のシステム監視異常(親局無線機異常・商用電源断等の総括した
異常)を操作卓に LED 表示することによって操作時に常時確認できること。
(13) 操作は簡単で全て集中制御でき、各種の通信がカラー液晶タッチパネルで円滑に行
えること。また、操作を進める毎に状態ランプや画面で動作案内を行い、サイレン吹
鳴の回数(実施回数と進行度)、時差放送(分割回数と進行度)は操作卓カラー液晶
タッチパネルにおいて、アイコンの表示により動作の状況を一目で認識できること。
(14) 手動通報で通報した音声は自動的に音源に記憶され、マイク入力することなく再度
その音源を再生して繰り返し通報が可能なこと。
(15) 繰返し通報は直近の放送だけでなく、1ヶ月程度前の放送についても蓄積された音
声ファイルを検索し、その音声ファイルを再生することで新たにマイク入力すること
なく通報可能なこと。また、音声通報だけでなく文字表示器に対するデータ放送も再
通報の対象とすること。
3 音声調整機能
(1)
マイク、音声登録媒体、その他からの音声調整機能が、すべてこの装置でできるこ
と。
(2)
マイク以外の装置の入力を本装置のスピーカによりモニターすることができ、音量
調整器にて音量が調整できること。
4 管理設定機能
操作卓は自動プログラム送出機能、監視制御機能、管内地図を有し、戸別受信機毎
の個別番号対設定群番号の管理情報を一元管理できること。
5 録音機能自動送出機能
緊急通報時は、自動的に戸別受信機において通報内容を録音する信号を送出すること。
また、一般通報時はその内容から判断して、任意に通報内容録音の有無を選択できるこ
と。
6 監視機能
親局設備から監視コマンドを屋外制御装置に送出することで、無線機の状態確認や通
報監視ができること。
7 遠方監視制御機能
親局設備から中継局に対し、監視・制御情報を送出することで、無線機の状態確認や局
状態監視及び外部に接点制御が出来ること。
8 テキスト音声合成機能
操作卓の編集画面より入力した文字情報を音声変換し、音声通報を行うことができる
こと。
なお、次の条件を満足すること。
(1)
音声変換はコーパスベース音声合成方式によりスムーズで自然な音声合成が行える
こと。
(2)
音声合成の読み上げ速度は5段階の設定が可能であり、また文章の前後にコールサ
インを組み入れることができること。
(3) 1つの文章(メッセージ)あたり 1,000 文字以上を入力でき、最大 20 メッセージを
連結して、音声通報の番組として登録できること。
(4)
音声合成用に作成した文書は、戸別受信機への文字伝送にも使用でき、一度の文字
入力でテキスト音声合成による音声通報と、戸別受信機への文字伝送を連続して起動
することができること。
(オプション)
・ 音声合成チューニングツールにより、単語の読みの登録、イントネーションの
変更が可能なこと。
・ 男性の話者が追加でき、メッセージにより女性話者、男性話者の選択が可能な
こと。
9 文字情報伝送機能(オプション)
運用管理部の編集画面より入力した文字情報を、屋外文字表示盤、または戸別受信機
に接続する文字表示装置に伝送する装置である。
(1)
運用管理部での文字編集は、屋外文字表示、戸別受信機文字表示が簡易に切り替え
て実施できるように関連性を持たせること。
(2)
編集した文字情報は、自動プログラム送出装置を利用して、音声通報の番組と同様
な操作で、自動プログラム伝送ができること。
10 J-ALERT接続機能
J-ALERT連動自動起動装置からの起動信号を受信し、通常放送の起動時間を短
縮し4秒以下でJ-ALERT連動自動起動装置からの音声による緊急一括通報が可能
なこと。
11 付加装置接続機能
操作卓は付加装置として、地震・津波警報自動通報装置を付加でき、音声・サイレン
音等による緊急一括通報が可能なこと。
また、音声信号やシリアル又はネットワーク接続等を利用し、地区遠隔制御装置、エ
リアメール連動装置、電話応答通報装置との連動した運用も可能であること。
第 27 条 自動プログラム送出機能
1
デジタル無線装置、親局装置(運用管理部を含む)と組み合わせ、予めプログラムし
た通報内容を一括、グループ、群、個別、強制音量の選択呼出による自動通報ができる
こと。
2
操作卓上の液晶カラータッチパネル上のボタンを操作し、録音操作を行なうことでス
ムーズかつ確実に最大 500 音源、1,500 分までの音源録音ができるものとする。
3
操作卓の自動プログラム編集画面上にて、録音した音源を複数選択でき、組み合わせ
により通報内容を番組として登録することができること。
4 通報番組数は最大 500 番組の内容を毎日、曜日指定、期日指定の3パターン(計 1,500
番組)で登録可能とし、同一及び異なった地区に定時に必要期間繰返しの通報等ができ、
必要な場合は通報予定表を印字できること。また、不定期の即時通報も自動プログラム
番組表から選定して可能であること。
5
プログラムされた通報内容の予約と実績を週単位の通報予定表として確認でき、時刻
を 0:00~23:45 まで、表示間隔を 15 分間隔、30 分間隔、60 分間隔から選択して表示で
きること。さらに、一覧表示の番組名を選択すると通報に内容の予約と実績の詳細が表
示出来ること。
6 自動通報の準備中、通報中が表示できるものであること。
7
自動放送の登録禁止時間帯として、自動放送する番組の当該時間帯における登録が行
なえない時間帯の設定が可能なこと。
8
放送禁止時間帯の登録・変更を行う運用管理上位者にはパスワードによるログイン機
能を有すること。
9 時報はミュージックチャイム等により、自動的に行えるものであること。
10 通報内容の録音媒体は、ハードディスクを採用し、2重化を必須とする。
11 画面には次の通報予定を常時表示すること。
12
自動プログラム送出装置での自動放送後に無線回線のノイズや他局との干渉を原因と
して通報監視の結果通報が不成立となった場合は条件により、自動的に当該局に対する
再通報制御を行えること。
第 28 条 自動サイレン送出機能
1
送出ボタンを押下することにより予め定められたサイレン吹鳴形式に従って親局のサ
イレン発信器を制御すること。
2 サイレン音吹鳴パターンは最大 10 種類、繰返し回数は最大 15 回であり、パターン毎
に任意の回数設定ができること。
3
サイレン送出機能には、親局にサイレン音源が有り無線回線上にサイレン音を送出す
る機能と、屋外拡声子局側に音源がありサイレン制御を子局側で実施する方法の2種類
があり、デジタル無線方式においてもどちらかを選択できること。なお、屋外子局にモ
ーターサイレンを設置する場合はスピーカによる電子サイレンの代わりにモーターサイ
レンが鳴ること。
4
モータサイレンを装備した屋外拡声子局に対するD7Dサイレン通報と、戸別受信機
に対する音声によるサイレン通報を同時に実施できること。
第 29 条 ミュージックチャイム
電子ミュージックチャイムの音源を操作卓の音源に登録し、自動プログラム送出機能を
利用して、時刻との組み合わせにより指定時間に定時通報ができること。
第 30 条 自動通信記録機能
1
本装置は操作卓及び操作卓運用管理部と組み合わせて通信の内容を自動的に記録する
ものであること。
2 カタカナ、ひらがな、漢字等により記録できること。
3
呼出名称、通報地区、通報年月日、通報開始・終了時間・通報時間(時・分・秒)等
業務日誌の必要事項が印字できること。
4
印字は一日一回任意に設定した時刻に自動的に印字ができること。また、任意の時間
に手動にて印字ができること。
5 毎月一回延べ通報回数及び通報時間の印字ができること。
6 自動プログラム通報の予定及び履歴が印字されること。
第 31 条 信号出力装置
本装置により親局周辺及び市役所周辺に拡声通報できるものとすること。
第 32 条 監視制御部(アンサーバック)
1
操作卓及び運用管理部と組み合わせてアンサーバックを実装した屋外制御設備の運用
状態の監視表示を行い表示すると共に結果のプリントができること。
2 運用状態は定時プリント及び手動プリントができること。
第 33 条 連絡通話機能
1
屋外子局から操作卓への連絡通話着信時、子局番号・子局名称をタッチパネルに表示
すること。また、扱者不在時は自動的に留守番録音をすること。
2 デジタル波での受信の場合、以下の通信が可能であること。
(1) 親局設備(操作卓・遠隔制御装置)と屋外制御装置間を複信で通話
(2) 拡声通報中の連絡通話
(3) 下り回線、上り回線の通話相手を呼出指定
(4) 親局からの同報連絡時は、屋外子局からの音声通報を受信中であっても強制断が
行えること。
3
遠隔制御装置などを併設している局などで、万一有線回線が切断された時の緊急非常
時は屋外子局の外部接続箱からの連絡通話機能を利用して親局設備へ放送内容を録音し、
予め指定したグループ等へ折り返し通報ができること。
第 34 条 地図表示盤
地図表示盤は、操作卓に接続した大型プラズマディスプレイに電子地図として表示する。
(1) 管内地図はパソコン制御による電子地図にて対応し、親局、中継局、監視対象子局、
非監視対象子局を地図上にアイコン表示できること。
(2)
電子地図は、マルチタッチ操作で任意に拡大・縮小が可能なこと。また、地図の移
動においてもフリック操作で可能なこと。
(3)
電子地図上にプロットされた親局は「通常(アイドル)」「通報中」、中継局は応
答結果「未監視」「正常」「異常」「無応答」、屋外拡声子局には、「選択」「未選
択」と監視結果「未監視」「正常」「異常」「無応答」が判別できる表示ができるこ
と。
第 35 条 被遠隔制御部
1 LAN回線もしくはデジタル専用線にて遠隔制御装置と接続できること。
2 親局装置内に収容ができ、遠隔制御装置と接続して通報を制御できること。
3 特定の回線(遠隔制御装置)に対して高レベルの優先順位設定が可能なこと。
4 最大 50 台の遠隔制御装置が接続できること。
第 36 条 遠隔制御装置
1 本装置により操作卓の設置場所以外から通報できること。
2 12.1 インチカラー液晶タッチパネルにて全ての操作が可能なこと。
3 緊急一括、一括、グループ、群、個別通報の呼び出しが可能なこと。
4 操作卓より通報中、話中表示をすると共に通報内容をモニターできること。
5
本装置にてデジタル同報波対応の屋外制御装置との連絡通話で複信通話ができること。
6
本装置から通報した内容について、デジタル波対応の屋外制御装置からの通報監視が
できること(アンサーバック確認)。
7
音声通報、サイレン通報、音声合成通報の自動通報番組を全遠隔制御装置合計で最大
500 番組登録可能なこと。
8 停電時に内蔵蓄電池により通報を中断することなく使用できること。
9 操作卓と同規格のサイレン信号が送出できること。(10 種類まで)
10
遠隔制御装置ごとに通報の優先順位の設定ができ、高レベルの優先順位が設定された
遠隔制御装置は、他の卓や遠隔制御装置が通報中でも割り込んで通報することができる
こと。
第 37 条 防災行政無線通信施設連動電話応答装置
1 市民が放送を聞き逃した場合市役所に電話して当日の放送内容を確認できること。
2 接続回線4回線以上、録音時間 15 分以上できること。
3 放送内容について、録音後に放送内容を確認した後、削除する事も可能なこと。
第 38 条 地区遠隔制御装置
本装置は、遠隔地から通報者が録音した内容を指定された時刻に指定された地域へ放送
するための装置である。
(1)
一般加入者電話で制御が可能で、プッシュホンまたはPB信号転換機能付きパルス
ダイヤル式の一般電話機からメッセージの録音、送出日時の登録、変更、抹消が自由
にできること。
(2)
第三者からの妨害等に対し、キーワード・暗証番号・予約番号等のいたずら防止機
能があること。
(3) 操作は、音声ガイダンスによる誘導機能があること。
第 39 条 複数メディア連携装置
1
J-ALERT受信機からの緊急情報を、複数メディアへメッセージ送信ができるこ
と。
2 既設の職員端末PCと接続し下記項目ができること。
(1) WEBを介し、メッセージの入力が行えること。
(2) 住民へ告知を行う緊急情報種別を設定できること。
(3) ログインIDにより権限種別の設定ができること。
(4) 訓練モード、運用モード切り替えが行えること。
(5) エリアメールサーバ出力機能
(6) J-ALERTからの情報を「NTTDoCoMo」、「au」、
「softbank」のエリアメールサーバーの自動配信サービスに対し、自動連携
にてメッセージを送信できること。
(7) 既設の職員端末PCにて入力したメッセージを手動で送信できること。
第 40 条 非常用電源装置
1
商用電源が停止した時は、自動的に非常用電源に切替わり、通報を中断することなく
使用できること。
2 5分放送通報、55 分待受けで非常用発電機と合わせて 20 時間以上使用することができ
ること。
第 41 条 屋外制御装置
1 本装置は親局からの緊急一括、一括、グループ、個別の各呼出信号を受信すること。
2
本装置は非動作時に消費電力を低減するための回路が内蔵されており、待受け時にお
いて受信装置以外の機器は電源断の状態にあり、親局からの通報が受信された場合、自
動的に電源が投入され、通報が終了すると電源が断になること。
3 他局の通報及びその他の外部雑音により誤動作しないように考慮されていること。
4
商用電源が停電した場合は非常用電源により通報が中断することなく機器が動作する
こと。
5 単独通報を行うことができ、その場合においても親局からの通報が受信される場合は、
優先的に親局の通報に切替わること。
6
オプションで自動サイレン制御部が追加できるようになっており、擬似サイレン音発
生部を実装すると共にモーターサイレン向けの接点出力が可能で、サイレンが停電又は
故障の時には自動的にバックアップ的に擬似サイレンが鳴動する他、自局通報時にはパ
ターンを選定してサイレンの拡声ができること。
7 チャイム音発生部を実装しており、自局通報時にチャイム音の拡声ができること。
8
アンサーバック実装の屋外子局は、監視項目として商用電源断、蓄電池電圧低下、扉
開放、アンプ起動の4項目を有すること。
9 商用電源の停電時には、5分放送 55 分待ち受け条件において、72 時間以上の停電補償
時間を有すること。
10
テレメータ観測機器、文字表示板等の付帯設備やサイレン等の設備がない屋外拡声子
局においては、ランニングコストの低減の為、電力会社への契約種別は、アンサーバッ
ク付き屋外子局の場合で定額電灯契約小型機器 100VAにて契約でき積算電力計などが
必要ないこと。
11
オプションでファクシミリアダプタを接続することにより、これを経由してG3FA
Xを接続することで、基地局との上りFAX伝送ができること。
12 オプションで屋外電光表示板と接続できること。
13 オプションで監視カメラと接続できること。
14
アンサーバック実装の屋外子局は、親局との複信による連絡通話を行うことができる
こと。
15 地域コミュニティ無線と接続するインターフェース部を設けること。
16 インターフェース部からの出力信号は、音声信号、起動信号とする。
(1) 放送用音声信号:0~-20dBm(600Ω、不平衡)
(2) 放送用起動信号:無電圧接点出力 2点(2種類の放送種別に対応)
17
該当する屋外拡声子局が選択されない場合においても、操作卓に登録する放送種別に
連動した信号及び起動信号、音声信号がインターフェース部から送出されること。
18
屋外拡声子局からの起動信号送出から、音声信号送出まで、地域コミュニティ無線側
起動のため、0.5 秒以上の無音時間を設けること。放送タイミングについては、地域コミ
ュニティ無線側で調整するものとする。
19
設備間の接続は地域コミュニティ無線側が屋外拡声子局に接続するため、接続部の詳
細、及び放送種別の詳細形態を別途提示すること。
第 42 条 戸別受信機
デジタル同報無線親局からの通報を受信する装置であり、主要施設に設置される。
(1)
単1形、単2形および単3形のいずれの乾電池も2個で本体に実装でき、停電時単
1形アルカリ乾電池使用で最大 72 時間(5分放送通報・55 分待受けにて) の使用を
保証するものであること。
(2)
有事の際に本機を持ち出して避難中に再送信子局エリアから中継局無線エリアなど
に受信周波数が変わるため、予め設定した最大5つの周波数に対して受信が切り替わ
る機能を有すること。
(3) 内蔵のICにより、不在時等通報内容を録音することが可能であること。
録音可能時間は、最大 40 分の録音が可能なこと。
(4) 録音の件数は最大 76 件の録音が可能なこと。
(5) 待ち受け時に「録音」スイッチを押下することで留守録音設定となること。
(6) また緊急通報は必ず録音されるものであること。
(7) デジタル無線のマルチパス対策として自動遅延等化器を機能実装すること。
(8)
周囲の限られた空間を照らす照明用LEDを具備し、停電時は一定時間照明用LE
Dを自動的に点灯すること。また、緊急通報受信時は照明用LEDが点滅すること。
また、LEDランプにより、良好な受信が得られているかどうかを確認できるよう、
戸別受信機単体によるBER(ビットエラーレート)の簡易測定が可能なこと。
(9)
定期的な電池交換が容易に行えるよう、交換時は前面のパネルより対応可能である
こと。
(10) 保守・メンテナンスや機器管理を容易にし設定内容を確実に確認するため、パソコ
ンからの登録が可能であること。また、運用上登録する群番号は 30 個まで登録可能で
あるが、運用開始後も設定変更が可能なこと。
(11) 主要な操作ボタンには点字成型を施すこと。
(12) 親局でJ-ALERT設備等の外部機器からの緊急地震速報を着信した時、通常の
拡声放送の前に戸別受信機向けの起動信号を受信し、親局の着信から約2秒で本体に
予め録音された「NHK報知音に続く緊急地震速報着信メッセージ」を鳴らすことが
出来ること。
第 43 条 文字表示器
戸別受信機(外部機器接続型)に直接ケーブルで接続し、親局から伝送される文字情報
を表示する装置である。
(1) 視認性を考慮し、表示素子は蛍光表示管であること。
(2) 1画面あたりの表示文字数は最大8文字×2行表示であること。
(3) 最大5件の文字情報を蓄積可能なこと。
(4) 通常はAC100Vで動作し、停電時は内蔵の乾電池で動作すること。
(5) 固定表示、点滅表示、スクロール表示が可能なこと。
第 44 条 中継局設備
1
本設備は同報無線について親局と子局間の回線が確保されるように自動中継を行うた
めのものであること。
2 送受信装置は現用・予備機の2台をそなえていること。
3 送受信装置に障害が発生した場合、現用・予備機の切替えが自動的に行われること。
4 親局より監視及び制御が行えること。
第 45 条 再送信子局設備
1
本設備は同報無線について親局または中継局と子局間の回線が確保されるように自動
中継を行うためのものであること。
2
本設備は、親局または中継局向けと子局向けの2筐体での構成とする。(中継機能の
みの場合)
3 親局より監視及び制御が行えること。
4
商用電源が停電した場合は非常用電源により通信が中断することなく機器が動作する
こと。
第 46 条 非常用親局制御装置
親局無線設備の無線送受信装置または多重無線等で接続された基地局相当の無線送受信
装置に直接接続し、操作卓の代わりに限定された通報を実施する装置である。
(1) 緊急一括、一括、グループ最大 30 個の呼出が可能なこと。
(2) 操作は簡易に実施するためタッチパネル操作が可能なこと。
(3) コールサイン(上り、下り)、手動サイレンが送出可能なこと。
第 4 章
防 災 行 政 無 線 通 信 施 設 機 器 構 成
第 47 条 親局設備機器構成(デジタル無線方式)
※数量については別紙機器員数表を参照
機 器 名 称
数量
備
考
操作卓
1
選択呼出部、自動送出部、椅子付
60MHz無線送受信装置
2
現用・予備方式、スリムラック型
時差放送部
1
監視制御部
1
屋外制御装置監視制御
遠方監視制御部
1
中継局・再送信子局の監視制御
被遠隔制御部
1
4回線用
自動サイレン送出装置
1
電子サイレン
自動プログラム送出装置
1
ミュージックチャイム
1
カード式
CDプレーヤー/MDレコーダー
1
編集用
電子地図表示機能
1
プラズマディスプレイ等
自動通信記録装置
1
電話自動応答装置
1
連絡通話装置
1
音声合成装置
1
エリアメール自動配信装置
1
文字伝送装置
1
地区遠隔制御装置
1
自治会放送用
遠隔制御装置
4
緊急一括、一括、100 グループ
戸別受信機
1
モニター監視用
直流電源装置
1
AC100V/DC48V 50A 300Ah
耐雷トランス
1
屋内据付型 7.5KVA 単相 200V
空中線
2
送受信用 3素子八木
空中線
1
送受信用 スリーブ
空中線分配器
1
2分配 不等分配
空中線フィルター
2
60MHz
同軸避雷器
3
60MHz
トランペットスピーカ
4
30W
屋外制御装置(屋上設置)
1
120W アンサーバック無し
空中線
1
受信用 3素子八木型
戸別受信機
1
モニター用
外部空中線
1
ダイポール型
統合ソフトウェア
1
有線統合
統合インターフェース装置親機
1
NTT接続4回線・録音時間 60 分
ストレート型
統合インターフェース装置子機
3
卓接続部
3
支所既設卓接続
第 48 条 子局設備機器構成(屋外制御装置:デジタル無線方式)
※数量については別紙機器員数表を参照
数量
備
屋外制御装置
99
120W アンサーバック有 5W以下
屋外制御装置
9
240W アンサーバック有 5W以下
外部接続箱
108
連絡通話用
空中線
110
3素子八木型
同軸避雷器
108
60MHz
トランペットスピーカ
176
30W レフレックス型
トランペットスピーカ
13
50W レフレックス型
トランペットスピーカ
146
30W ストレート型
トランペットスピーカ
46
50W ストレート型
機 器 名 称
考
送受信用
第 49 条 子局設備機器構成(戸別受信機:デジタル無線方式)
※数量については別紙機器員数表を参照
機 器 名 称
数量
戸別受信機
戸別受信機(外部機器接続型)
備
考
録音機能付
100
録音機能付、データ受信端子付
文字表示器
外部空中線
ダイポール型/3素子八木型
第 50 条 中継局設備機器構成(デジタル無線方式)
※数量については別紙機器員数表を参照
機 器 名 称
数量
備
考
60MHz無線送受信装置
3
現用・予備 親局むけ
60MHz無線送受信装置
3
現用・予備 子局むけ
被遠方監視制御部
3
中継監視
直流電源装置
3
AC100V/DC48V 30A 300Ah
自動起動型非常用発電機
3
5KVA 自動起動 72h
耐雷トランス
3
屋内据付型 5KVA
自復型遮断機
3
オートリセットブレーカー
空中線
3
送受信用 3素子八木型
空中線
3
送受信用 スリーブ
空中線フィルター
6
60MHz
同軸避雷器
6
60MHz
第 51 条 再送信子局設備機器構成(デジタル無線方式)
※数量については別紙機器員数表を参照
60MHz無線送受信装置
7
親局むけ
60MHz無線送受信装置
7
子局むけ
空中線フィルター
14
60MHz
同軸避雷器
14
60MHz
電源接続箱
7
自復型遮断機付
屋外制御装置
5
120W アンサーバック有 5W以下
外部接続箱
5
連絡通話用
空中線
5
3素子八木型
同軸避雷器
5
60MHz
トランペットスピーカ
8
30W レフレックス型
トランペットスピーカ
9
30W ストレート型
トランペットスピーカ
1
50W ストレート型
送受信用
第 5 章
機 器 単 体 仕 様
第 52 条 親局設備機器
1 60MHz無線送受信装置
(1) 一般定格
ア 周波数帯 54~70MHz帯の総務省総合通信局の指定する1波
イ 電源電圧 DC+または-48V±10%
ウ 通信方式 時分割複信方式(TDD)
エ アクセス方式
時分割多元接続方式(TDMA)
(2) 送信部
ア 送信出力 総務省総合通信局の指定する送信出力+20~-50%以内
イ 周波数偏差 ±3×10-6以内
ウ チャネル間隔 15kHz以下
エ 伝送速度 45kbps以下
オ 占有周波数帯域幅 15kHz以下
カ 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
キ スプリアス発射強度 1W以下の場合:送信電力に対して 25μW以下
1W以上の場合:送信電力に対して-60dB以下または 2.5
μW以下
ク 隣接チャネル漏洩電力 1W以下の場合:搬送波電力よりも 45dB以上低い値
1W以上の場合:32μW以下または-55dB以下
ケ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(3) 受信部
ア 基準感度 +9dBμV以下
イ スプリアスレスポンス 53dB以上
ウ 隣接チャネル選択度 42dB以上
エ 相互変調特性 50dB以上
オ 副次発射強度 4nW(4,000μW)以下
カ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
2 操作卓
(1) 選択呼出部
ア グループ呼出数 アナログ・デジタル合計 100 グループ
1グループにつき、群・個別呼出の合計が最大 15 まで登録
可能とすること。
イ 群呼出数 アナログ・デジタル合計 400 群以上
ウ 個別呼出数 アナログ・デジタル合計 25,000 個別以上
エ 選択呼出方式 全局一括、緊急一括、グループおよび個別呼出方式
オ 時差放送 最大6分割以上(デジタルの場合)
(2) 音声調整部
ア スタンドマイク用インターフェース
接続数:1回線(プレス入力)
マイク入力:-52dBm/600Ω平衡
イ ハンドセットインターフェース 接続数:1回線(プレス入力)
マイク入力:-10dBm
レシーバ出力:-16dBm
ウ 外部録音再生用インターフェース 回線数:2回線(RCAピンジャック)
(3) 電子式録音再生部
ア 録音媒体 ハードディスク 二重化
イ 音声録音方式 PCM
ウ 録音再生時間 1,500 分以上
3 自動プログラム送出装置
(1) 選択呼出の種別 一括、グループ、群、個別、時差
(2) プログラム数 500 番組×3設定
(3) 指定方法 毎年、毎月、毎日、曜日指定、日指定、期間指定
4 自動サイレン送出装置
(1) 方式 自動
(2) 吹鳴パターン 最大 10 種類以
(3) 送出回数 最大 15 回(吹鳴パターンの送出回数は別途指定)
(4) 使用条件 連続
5 自動通信記録装置
(1) 印字方式 ページプリンタ
(2) 印字文字種 カタカナ、ひらがな、漢字、アルファベット
(3) 給紙装置 トレイ
6 監視制御部(屋外拡声子局監視制御)
(1) 監視項目数 16 項目(内部監視を含む)
(2) 制御項目数 16 項目(内部監視を含む)
(3) 監視制御子局収容数 100 局以上
7
被遠隔制御部
(1) 標準接続回線数 8回線以上
(2) 回線 LANまたはデジタル専用線
8 遠方監視制御部(中継局監視制御)
(1) 監視項目 32 項目(内部監視を含む)
(2) 制御項目 32 項目(内部制御を含む)
9 電子地図表示
(1) 表示対象機器 操作卓画面およびプラズマディスプレイの同時表示
(2) 表示の種類 親局・中継局の表示、放送対象拡声子局の表示、放送監視結果表示
(3) 外部表示盤 50 型以上プラズマ又は液晶ディスプレイ
10 テキスト音声合成機能
(1) 対応OS Windows server2008 R2 以降
(2) テキスト入力 漢字かな混じり文章
(3) 合成方式 コーパスベース音声合成方式
(4) 話速変換機能 5段階の話速設定可能なこと。
11 遠隔制御装置
(1) 回線 LANまたはデジタル専用線
(2) 伝送速度 64kbps以上
(3) 操作画面 12.1 インチカラー液晶タッチパネル
(4) 選択呼出し数 グループ 100、群最大 400、個別最大 25,000
(5) 連絡通話 ヘッドセットを接続し屋外子局と連絡通話可能なこと。
(6) 自動通報機能 遠隔制御装置全体で 500 番組まで自動通報を設定可能なこと。
12 電話応答装置
(1) NTT接続回線 4回線以上
(2) 放送内容録音時間 60 分以上
13 戸別受信機(モニター監視用)
(1) 受信周波数 54~70MHzのうち総務省総合通信局の指定する1波
(2) チャネル間隔 15kHz
(3) 通信方式 時分割多元接続方式
(4) 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
(5) 受信感度 +9dBμV以下(BER1×10E-2にて)
(6) 副次発射強度 4nW以下
(7) 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(8) 内蔵スピーカー出力 0.5W以上(AC電源時)
(9) 自動遅延等化器 実装する
14 非常用電源装置
(1) 入力 AC100V±10%
(2) 出力 DC+または-48V
(3) 出力リップル 0.1VP-P以下
(4) 使用条件 連続
(5) 方式 フローティング方式
(6) 蓄電池容量 300AH以上
15 耐雷トランス
(1) 入力 AC100V 1φ 3W
(2) 出力 AC100V 1φ 3W
(3) トランス容量 7.5KVA以上
(4) 耐電圧 1次-2次間AC10KV(1 分間)
(5) サージ減衰率 -60dB以下
16 同軸避雷器
(1) インピーダンス 50Ω
(2) 許容電力 10W以下
(3) 挿入損失 0.2dB以下
(4) V・S・W・R 1.2
17 親局装置空中線系
(1) 空中線 3素子八木型 スリーブ型
(2) インピーダンス 50Ω
(3) 同軸ケーブル 10D-2V
18 空中線フィルター
(1) インピーダンス 50Ω
(2) 許容電力 50W以下
(3) 挿入損失 1.0dB以下
(4) V・S・W・R 1.5
(5) 減衰量 20dB(±1.5MHz)
(6) フィルター形式 バンドパスフィルター
19 屋外制御装置(屋上設置)
(1) 一般定格
ア 周波数 54~70MHzのうち総務省総合通信局の指定する1波
イ 電源電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
ウ 通信方式 時分割複信方式(TDD)
エ アクセス方式 時分割多元接続方式(TDMA)
オ 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件にて、停電時 72 時間以上同一筐体内蔵バ
ッテリーで運用が可能なこと。
(2) 受信部
ア 基準感度 +9dBμV以下
イ スプリアスレスポンス 53dB以上
ウ 隣接チャネル選択度 42dB以上
エ 相互変調特性 50dB以上
オ 副次発射強度 4nW(4,000μW)以下
カ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
キ 自動遅延等化器 実装する
(3) 電源増幅部
ア 入力電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
イ 出力電圧 DC+24V±20%
ウ 拡声出力 公称 120W/83Ω
エ 周波数特性 300Hz~7kHz±3dB以内(1kHz基準)
オ 歪率 定格出力において5%以下(1kHzにて)
カ S/N比 定格出力において 50dB以上(1kHzにて)
第 53 条
子局設備機器構成(屋外制御装置:デジタル無線方式)
1 屋外制御装置
(1) 一般定格
ア 周波数 54~70MHzのうち総務省総合通信局の指定する1波
イ 電源電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
標準バッテリー採用時に定額電灯受電 100VAで契約が可能なこと。
ウ 通信方式 時分割複信方式(TDD)
エ アクセス方式 時分割多元接続方式(TDMA)
オ 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件で停電時 72 時間以上同一筐体内蔵バッテリー
で運用が可能なこと。
(2) 送信部
ア 送信出力 総務省総合通信局の指定する送信出力
+20~-50%以内(最大出力:1W)
イ 周波数偏差 ±3×10-6以内
ウ チャネル間隔 15kHz以下
エ 伝送速度 45kbps以下
オ 占有周波数帯域幅 15kHz以下
カ 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
キ スプリアス発射強度 送信電力に対して 25μW以下
ク 隣接チャネル漏洩電力 -45dB以上低い値
ケ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(3) 受信部
ア 基準感度 +9dBμV以下
イ スプリアスレスポンス 53dB以上
ウ 隣接チャネル選択度 42dB以上
エ 相互変調特性 50dB以上
オ 副次発射強度 4nW(4,000μW)以下
カ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
キ 自動遅延等化器 実装する
(4) 電源増幅部
ア 入力電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
イ 出力電圧 DC+24V±20%
ウ 拡声出力 公称 120W/83Ω
エ 周波数特性 300Hz~7kHz±3dB以内(1kHz基準)
オ 歪率 定格出力において5%以下(1kHzにて)
カ
S/N比 定格出力において 50dB以上(1kHzにて)
2 外部接続箱
(1) 電源電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
DC13.8V±10%
(2) ハンドセット マイク:-10dBm/600Ω(1kHz基準)
スピーカ出力:-16dBm±3dB/600Ω
(1kHz基準)
3 空中線系
(1) 空中線 3素子八木型アンテナ
(2) 公称インピーダンス 50Ω
(3) 同軸ケーブル 8D-2V
(4) 空中線柱 S-18
4 スピーカー
(1) 種類
トランペット方式
(2) 定格入力
30W 50W
(3) インピーダンス
330Ω~400Ω
(4) 再生周波数帯域
250~5,000Hz
第 54 条 子局設備機器構成(戸別受信機:デジタル無線方式)
1 戸別受信機
(1) 受信周波数 54~70MHzのうち総務省総合通信局の指定する1波
(2) チャネル間隔 15kHz
(3) 通信方式 時分割多元接続方式
(4) 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
(5) 受信感度 +9dBμV以下(BER1×10E-2にて)
(6) 副次発射強度 4nW以下
(7) 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(8) 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件にて単1形アルカリ乾電池で停電時 72 時間
以上の運用が可能なこと。
(9) 自動遅延等化器 実装する。
2 戸別受信機(外部機器接続型)
(1) 受信周波数 54~70MHzのうち総務省総合通信局の指定する1波
(2) チャネル間隔 15kHz
(3) 通信方式 時分割多元接続方式
(4) 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
(5) 受信感度 +9dBμV以下(BER1×10E-2にて)
(6) 副次発射強度 4nW以下
(7) 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(8) 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件にて単1形アルカリ乾電池で停電時 72 時間
以上運用が可能なこと。
(9) 自動遅延等化器 実装する。
(10) 外部機器I/F FAXの接続端子を有し、文字表示器等も接続できること。
3 文字表示器
(1) 構成 本体、ACアダプター、データケーブル、乾電池
(2) 外囲条件
ア 設置場所 屋内(壁掛け)
イ 温度 0℃~+40℃
ウ 湿度 35%~85%(35℃において)
エ 電源 AC100V±10% 50Hz/60Hz
DC6V(乾電池使用時)
(3) 表示部
ア 使用モジュール 蛍光表示管
イ 画素数 128(W)×32(H)画素程度
ウ 表示エリア 約 80(W)×20(H)mm 程度
エ 表示文字数 8文字×2行以上
オ 表示方式 固定表示またはスクロール表示、点滅表示
カ 最大受信可能文字数 100 文字
キ 蓄積可能件数 5件(以降は上書き)
(4) 電源部
ア 入力電圧 AC100V±10%
イ 内蔵乾電池 単2形乾電池×4個
ウ 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件にて乾電池で停電時 20 時間以上運用が可
能なこと。
(5) 空中線系
ア 空中線 3素子八木型アンテナ または ダイポールアンテナ
イ 公称インピーダンス 50Ω
ウ 同軸ケーブル 5D-2V
第 55 条 中継局設備機器構成(デジタル無線方式)
1 60MHz無線送受信装置(親局むけ/子局むけ)
(1) 一般定格
ア 周波数帯 54~70MHz帯の総務省総合通信局の指定する1波
イ 電源電圧 DC+または-48V±10%
ウ 通信方式 時分割複信方式(TDD)
エ アクセス方式 時分割多元接続方式(TDMA)
(2) 送信部
ア 送信出力 総務省総合通信局の指定する送信出力
+20~-50%以内
イ 周波数偏差 ±3×10-6以内
ウ チャネル間隔 15kHz以下
エ 伝送速度 45kbps以下
オ 占有周波数帯域幅 15kHz以下
カ 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
キ スプリアス発射強度 1W以下の場合:送信電力に対して 25μW以下
1W以上の場合:送信電力に対して-60dB以下または 2.5
μW以下
ク 隣接チャネル漏洩電力 1W以下の場合:搬送波電力よりも 45dB以上低い値
1W以上の場合:32μW以下または-55dB以下
ケ
空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(3) 受信部
ア 基準感度 +9dBμV以下
イ スプリアスレスポンス 53dB以上
ウ 隣接チャネル選択度 42dB以上
エ 相互変調特性 50dB以上
オ 副次発射強度 4nW(4,000μW)以下
カ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
2 被遠方監視制御部
(1) 電源圧力 DC+または-48V±10%
(2) 監視項目 32 項目(内部監視を含む)
(3) 制御項目 32 項目(内部制御を含む)
3 空中線
(1) 空中線 3素子八木型アンテナ/5素子八木型アンテナ
(2) 公称インピーダンス 50Ω
(3) 同軸ケーブル 10D-2V
(4) 空中線柱 S-18
4 非常用電源装置
(1) 入力 AC100V±10%
(2) 出力 DC+または-48V
(3) 使用条件 連続
(4) 方式 フローティング方式
(5) 蓄電池容量 300AH
第 56 条 再送信子局設備機器
1 60MHz無線送受信装置(親局むけ/子局むけ)
(1) 一般定格
ア 周波数帯 54~70MHz帯の総務省総合通信局の指定する1波
イ 通信方式 時分割複信方式(TDD)
ウ アクセス方式 時分割多元接続方式(TDMA)
エ 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件にて停電時 20 時間以上内蔵バッテリーで
運用が可能なこと。
(2) 送信部
ア 送信出力 1W +20~-50%以内
イ 周波数偏差 ±3×10-6以内
ウ チャネル間隔 15kHz以下
エ 伝送速度 45kbps以下
オ 占有周波数帯域幅 15kHz以下
カ 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
キ スプリアス発射強度 送信電力(1W)に対して-60dB以下または 2.5μW以下
ク 隣接チャネル漏洩電力 32μW以下または-45dB以下
ケ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(3) 受信部
ア 基準感度 +9dBμV以下
イ スプリアスレスポンス 53dB以上
ウ 隣接チャネル選択度 42dB以上
エ 相互変調特性 53dB以上
オ 副次発射強度 4nW(4,000μW)以下
カ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(4) 電源部
ア 入力電圧 AC100V±10%
50Hz/60Hz
イ 出力電圧 DC+12V±10%又は、24V±10%
(5) 監視制御部
ア 監視項目 12 項目(内部監視を含む)
イ 制御項目 12 項目(内部制御を含む)
2 空中線
(1) 空中線 3素子八木型アンテナ/5素子八木型アンテナ
(2) 公称インピーダンス 50Ω
(3) 同軸ケーブル 10D-2V
(4) 空中線柱 S-18
3 再送信子局屋外制御装置
(1) 一般定格
ア 周波数 54~70MHzのうち総務省総合通信局の指定する1波
イ 電源電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
ウ
通信方式 時分割複信方式(TDD)
エ アクセス方式 時分割多元接続方式(TDMA)
オ 停電保証 5分放送 55 分待受けの条件で停電時 72 時間以上同一筐体内蔵バッテ
リーで運用が可能な事
(2) 送信部
ア 送信出力 総務省総合通信局の指定する送信出力
+20~-50%以内(最大出力:1W)
イ 周波数偏差 ±3×10-6以内
ウ チャネル間隔 15kHz以下
エ 伝送速度 45kbps以下
オ 占有周波数帯域幅 15kHz以下
カ 変調方式 16 値直交振幅変調(16QAM)
キ スプリアス発射強度 送信電力に対して 25μW以下
ク 隣接チャネル漏洩電力 -45dB以上低い値
ケ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
(3) 受信部
ア 基準感度 +9dBμV以下
イ スプリアスレスポンス 53dB以上
ウ 隣接チャネル選択度 42dB以上
エ 相互変調特性 50dB以上
オ 副次発射強度 4nW(4,000μW)以下
カ 空中線インピーダンス 50Ω不平衡
キ 自動遅延等化器 実装する
(4) 電源増幅部
ア 入力電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
イ 出力電圧 DC+24V±20%
ウ 拡声出力 公称 120W/83Ω
エ 周波数特性 300Hz~7kHz±3dB以内(1kHz基準)
オ 歪率 定格出力において5%以下(1kHzにて)
カ
S/N比 定格出力において 50dB以上(1kHzにて)
4 外部接続箱
(1) 電源電圧 AC100V±10%、50Hz/60Hz
DC13.8V±10%
(2) ハンドセット マイク:-10dBm/600Ω(1kHz基準)
スピーカ出力:-16dBm±3dB/600Ω(1kHz基準)
5 空中線系
(1) 空中線 3素子八木型アンテナ
(2) 公称インピーダンス 50Ω
(3) 同軸ケーブル 8D-2V
(4) 空中線柱 S-18
6 スピーカー
(1) 種類 トランペット方式
(2) 定格入力 30W
(3) インピーダンス 330Ω~400Ω
(4) 再生周波数帯域 250~5,000Hz
第 6 章
機 器 設 置 仕 様
第 57 条
乙が行う工事の範囲は本仕様書により日置市内全域の設置工事、機器の正常稼働に必要
な一切の工事とする。
第 58 条
各機器は甲の指定する位置に正しく取り付け、調整にあたっては熟練した技術者により、
機器本来の機能を十分に発揮するように行うこと。
第 59 条
工事にあたっては住民、通行人等に危害を与えないように十分安全性を考慮した方法で
行うこと。
第 60 条 設置場所
1 親局設備の設置場所は日置市本庁舎2階防災無線室に設置する。
運用に必要な全ての機器を、同防災無線室へ設置し運用に支障をきたす事のないよう
に万全の方法にて設置すること。
2 屋外制御装置の設置場所は別紙拡声装置設置場所一覧表のとおり。
第 7 章
そ の 他
第 61 条 乙はすべて工事が終了したならば、機器の稼働のために総合点検、調整を行い検
査、検収にあたること。
第 62 条 機器の搬入に当たっては、
事前に搬入の手順、
日時等について甲と協議すること。
第 63 条 工事及び調整期間内の機器、工具等の保管は乙の責任で行うこと。
第 64 条 運搬及び据付け工事中の事故については甲は一切その責任を負わない。