Flame 2016_Ext2 新機能

Flame 2016_Ext2 新機能
新しい Flame Family
Autodesk は次の内容を発表しました。 Autodesk Flame family はこれまで以上に使いやすくなります。
•
新しい Desktop Subscripution プランを含め、 Flame Family ソフトウェアの入手方法がいろいろあります。
•
スタンドアローンで、 Flare と Flame Assist を入手できます。
•
お客様自身でハードウェアを購入できます。
•
Flame、 Flame Assist、 Flare は Linux と Mac OS X システムで利用できます。「OS で異なる Flame の機能」をご覧ください。
詳細は、 http://area.autodesk.jp/product/flame/flameunleashed.html をご覧ください。
Flame Premium の新機能
Colour Management
Sony X300 HDR モニタの Pure Black を表示するために、最近更新された ACES 1.0.1 をもとに、 HDR 用に 5 つの新しい Color
Toransform が利用できます。
•
RRT+ODT/ACES_to_P3-D60_PQ_1000nits_1.0.ctf
•
RRT+ODT/ACES_to_P3-D60_PQ_2000nits_1.0.ctf
•
RRT+ODT/ACES_to_P3-D60_PQ_4000nits_1.0.ctf
•
RRT+ODT/ACES_to_HDR_r709-g2.6_1000nits_1.0.ctf
•
RRT+ODT/ACES_to_HDR_r2020-g2.4_1000nits_1.0.ctf （new)
Lens Rectification maps や 52.37/48 DCI headroom scaling を適用するためのトランスフォームをインポートするとき、正確性を高めた新
しい基準のトランスフォームも利用できます。
•
levels/offset/subtract_0.5.ctf (new)
•
levels/dci_headroom.ctf (new)
SDI Preview
•
Blackmagic Design SDI I/O と Preview カード（Mac OS X) を使用しているとき、次の機能が利用できます。この機能はハードウ
エアの性能によって異なります。
• すべての HD タイミングの Single Link 4:4:4 RBG 3G をサポート
• 2K DCI (2048x1080) 23.98、 24、 25、 29.97、 30 をサポート
• UHD (3840x2160) 23.98、 24、 25、 29.97、 30 をサポート
• 4k (4096x2160) 23.98、 24、 25、 29.97、 30 をサポート
• OS X 上の AJA IOXT4K 用の HFR タイミングをサポート - UHDTV/4K 50p, 59,94, 60p
•
AJA カードを使って、 HDMI で８オーディオトラックのモニタリングが可能です。
•
Blackmagic Design HDMI オーディオのモニタリングは２トラックまでです。
What's New _Flame 2016_Ext2 | 1
Media Import
Pixspan でのアップデート
•
Pixspan SDK 2.0.5 をサポートし、 Autodesk 製品でエンコードされたメディアのサムネイルを生成することができます。このサム
ネイルは Mac OS X のファインダーで見ることができ、メディアのブラウズが容易になります。このアップデートには、 PixSpan か
ら入手可能な OS X の QuickTime コンポーネントが必要です。
MediaReactor でのアップデート
•
このリリースでは Drastic Technology's MediaReactor (build 165) のアップデートバージョンが必要です。このバージョンは次の項
目を修正しています。
• OS X での Jpeg2000 MXF に関する問題。
• Adobe DNG Converter からの CinemaDNG ファイルが正しく読めない問題。
RED R3D ファイルのアップデート
•
RED SDK バージョン 6.0.4 をサポートしました。近日発売の RED Weapon (8K) と RED Raven (4K) カメラをサポートしています。
•
MediaHub から R3D メディアファイルをインポートすると、いろいろな設定のためにファイルヘッダーを使うことができます。これ
により、修正できないオプションのカメラオリジナル設定を維持しながら、いくつかのパラメータの手動で設定を定義することがで
きるため、 R3D ファイルの複数選択を簡単にインポートできます。 MediaHub の R3D format オプションで設定できます。
•
Colour メニューの次のボックスには From File オプションにあります。
• Colour Science
• Colour Space
• Gamma Curve
• HDRx Offset
•
Image メニューにある次の切り替えでは、関連するフィールドの動作を設定します。
• Image Settings From File: Imega メニューに表示されているオプションを設定するには、インポートされた R3D ファイルから
の情報を使用できるように有効にします。 MediaHub の値を使用するには無効にします。
• Advanced Settings From File: Advanced Colour メニューに表示されているオプションを設定するには、インポートされた R3D
ファイルからの情報を使用できるように有効にします。 MediaHub の値を使用するには無効にします。
• 「Save As User Settings」オプションはデフォルトで有効です。 Pre Processing オプションにでのスタートポイントとしてカメラ設
定を使用できます。
•
複数のアルファチャンネル / マットがある Multi-Channel OpenEXR ファイルはすべてを使用できるマットで Matte Containers とし
てインポートされます。
Panasonic Varicam35 のアップデート
•
MXF AVC-Intra 4:2:2 HD をサポートしました。（2015 年 12 月に発売予定の Varicam35 V5.0 カメラのファームウェアで使用でき
ます。）
DNxHR のアップデート
QuickTime または MXF でコンテナ化された Avid DNxHR メディアをインポートできます。 DNxHR ファミリ全体をサポートしました。
•
DNxHR 444
•
DNxHR HQX
•
DNxHR HQ
•
DNxHR SQ
•
DNxHR LB
What's New _Flame 2016_Ext2 | 2
Media Export
MXF ラッパーで、 Sony MPEG-4 Part 2 Simple Studio Profile (SStP) エンコーディングを使ってエクスポートできます。これは HDCAM-SR
VTR で使用されている圧縮です。
エンコーダーがサポートしているフィーマットは次の通りです。
•
SR-Lite 4:2:2 10-bit (220Mbps): 1280x720 (50p, 59.94p), 1920x1080 (23.97p, 24p, 25p, 25i, 29.97p, 29,97i, 50p,
59,94p)
•
SR-SQ 4:2:2 10-bit (440Mbps): 1280x720 (50p, 59.94p), 1920x1080 (23.97p, 24p, 25p, 25i, 29.97p, 29,97i, 50p, 59,94p)
•
SR-SQ 4:4:4 12-bit (440Mbps): 1920x1080 (23.97p, 24p, 25p, 25i, 29.97p, 29,97i, 50p, 59,94p), 2048x1080 (23,97p,
24p, 25p)
•
SR-HQ 4:4:4 12-bit (880 Mbps): 1920x1080 (23.97p, 24p, 25p, 25i, 29.97p, 29,97i, 50p, 59,94p), 2048x1080 (23,97p,
24p, 25p)
SStP export プリセットが利用できます。
•
Flame (Flame Assist と Flare を含む )
• MXF (SStP SR-Lite 4:2:2 1080p 10-bit)
• MXF (SStP SR-SQ 4:2:2 1080p 10-bit)
• MXF (SStP SR-SQ 4:4:4 1080p 12-bit)
• MXF (SStP SR-HQ 4:4:4 1080p 12-bit)
•
Lustre
• MXF_SStP_SR_Lite_422_1080p
• MXF_SStP_SR_SQ_422_1080p
• MXF_SStP_SR_SQ_444_1080p
• MXF_SStP_SR_HQ_444_1080p
Note: Headroom オプションは 4:2:2 エンコードで使用できます。
Control Surface
すべての Mac OS X Flame Family プロダクトで、 Avid Artist Series Color & Transport をサポートしました。
新しいハードウェアのチェックツール
新しい Hardware Validation ツールが Linux Flame Family プロダクトにバンドルされます。ツールはアプリケーションが適切に起動するこ
とを確かめるために、ワークステーションのハードウェア構成をチェックします。 Summary タブはすべての異なるハードウェアの一般的な
状況を表示します。残りのタブは別のハードウェアチェックの詳細を表示ちます。
Hardware Validation ツールにアクセスするには３通りの方法があります。
1. Flame Family アプリケーションを最初に起動するとき、 Hardware Validation ツールは自動的に起動し、スクリーンに表示します。
これはハードウェアを変更しない限り、 Flame Family アプリケーションを最初に起動したときにだけ起こります。
2. Flame Family User としてログインすると、 Hardware Validation ツールアイコンはプログラムバー内だけでなく、デスクトップに表
示されます。いずれかの場所からツールを起動できます。
3. Flame Family メニューから Help > Hardware Validation を選択することで、ツールを起動できます。
What's New _Flame 2016_Ext2 | 3
Lustre の新機能
Lustre GPU
Lustre Reactor では、新しい GPU でカラーコレクション、ブラー、キーイングやソフトネスなどの再生／レンダリングパイプラインが高速
になり、より早く、正確に処理できます。
Lustre 2016 Extention 2 より前
CPU パイプラインを使用する
と、パフォーマンスは良くない
代わりにより正確です。また、
グレードした見た目
（Viewing)
を正確にレンダリングします。
GPU パイプラインを使用する
と、パフォーマンスが良い代
わりに正確性にかけます。グ
レードした見た目を正確にレ
ンダリングしません。
Lustre 2016 Extention 2 以降
CPU パイプラインを使用する
と、パフォーマンスは良くない
代わりにより正確です。また、
グレードした見た目
（Viewing)
を正確にレンダリングします。
パフォーマンス、レンダリング
の両方でベストです。GPU パ
イプラインにグレーディング
ツールセットのパッフォーマン
スの良さと、CPU パイプライ
ンのレンダリングの正確性を
追加しています。
レンダリングはグレードした見
た目を正確にレンダリングす
ることができるため、GPU パ
イプラインでレンダリングする
こともできます。
What's New _Flame 2016_Ext2 | 4
Lustre Reactor はローカルレンダリング、 Shot Reactor、 Burn、コマンドラインでのレンダリングでも利用することができます。 Command
Line Help ファイル用には、 render -h と入力します。
より精密な GPU パイプライン
•
HLS や Diamond Keyer でのマットの抽出が改善されました。
•
ブラーやソフトネスは最適化されます。
•
上記のツールを使うときのバンディングの問題が解消され、もう表示されません。
NOTE: CPU レンダリングは現在も使用でき、結果を一致させるために、 Lustre の前のバージョンで作成されたグレードをレン
ダリングすることもできます。しかし、将来のバージョンではおそらく Lustre Reactor で限定的に使用するようになるでしょう。
Lustre Reactor
•
GPU はツール操作とグレードのレンダリングに使用されます。グレーディングシステムで行われた決定が、今ディスク上にレン
ダリングされるものに対応している、忠実性の高いソリューションです。
•
Lustre Reactor を使うには、 GPU ボタンを有効になっていることを確認します。（デフォルト有効）無効の場合は CPU のパイプラ
インがツール操作とグレードのレンダリングに使用されます。
•
Shot Reactor は GPU を使うために構成されています。 1U サーバーにマウントされているリモートラック上の Shot Reactor を起動
している場合には、 NVidia Q6000 が必要です。
CPU プラグイン
•
GPU が有効なとき、 CPU-only のプラグインは使用できます。それらはまだ CPU でプロセスされますが、 GPU モードのときには
それほど互換性はありません。
Matte Rendering
グレードをレンダリングするとき、現在選択されたマットをレンダリングできます。
マットをレンダリングするには
1. Matte ビューを有効にします。
2. レンダリングしたい Matte がある Secondary を選択します。
3. シーンまたはショットをレンダリングします。
Matte メディアがレンダリングされ、 Render ノードで使用しているの現在の Render Naming convention を使用します。
External Mattes
•
このプレビューでは OpenEXR Single Channel Matte で作業をするとき、デコーディングのパフォーマンスが最適化されます。
What's New _Flame 2016_Ext2 | 5
インストールと構成
サポートされている構成
次のハードウェア構成が現在サポートされています。
•
HP 8600 / NVidia FX5800
•
HP Z800 / NVidia FX5800
•
HP Z800 / NVidia Q6000
•
HP Z820 / NVidia K6000
•
HP Z840 / NVidia K6000
•
HP Z840 / NVidia M6000
パフォーマンスは解像度、フレームレート、メディアフォーマットを基準に様々です。
Note: •
RED または ARRIRAW のコンテンツでの GPU Decoding を使うワークフローでは、 K6000 か M6000 の構成が特に有益です。
•
高解像度コンテンツの再生パフォーマンスを向上させるために、 Matte Resolution を Half Resolution に設定します。マットに
Blur エフェクトをかけると、 Half Resolution が使用されます。
•
AJA SDI Preview が有効になっている間は、 GUP を有効／無効にするときのサイズ変更の問題を避けるために、 Project Settings
/ Engineering タブの Graphic SDI 見出しの隣で「Centre」を選択することをお勧めします。
インストールと互換
このリリースでは次の Flame Family または Lustre バージョンシステムにインストールできます。
•
2015 Extension 3
•
2016
•
2016 Extension 1
Flame Lustre プロジェクト、ユーザー、データは 2016 Extension 1 と完全に互換があります。
その他の Lustre の新機能
Lustre での HiDPI ディスプレイのサポート
•
HiDPI モニタ (4K) をサポートするために Lustre のユーザーインターフェースがアップデートされ、 Flame Premium スイート全体が
4K モニタをサポートしています。
Print View と Print LUT のサポート
•
Print view で見ているとき、AJA SDI Output で Print LUT を見ることができます。GPU オプションが有効になっている必要があります。
Lustre と Flame の互換
•
OpenEXR single channel Mattes 構造の Matte Containers を含むシーケンスが Lustre で表示できます。
OS で異なる Flame の機能
次の機能が Mac 版の Flame では搭載されていません。
•
GPU debayering
•
Background Reactor
•
Real-time deliverables
•
Tangent Element control surface (Mac プラットフォームの Flame では Avid Artist Series Color と Transport panels を使用できます。
Avid Artist transport を使用するには、 Flame が起動する前に、 EUCON Utility を起動します。 )
•
VTR アーカイブ
What's New _Flame 2016_Ext2 | 6
•
Floating license server
Mac システムでエフェクトを使用しているとき、機能が違うものがあります。
•
Hardware anti-aliasing (HWAA) は 8x に制限されています。
•
Action オブジェクト毎に１つの Image-based lighting (IBL) map を追加できます。
•
Action オブジェクト毎に 16 のテクスチャに制限されています。そのため大きな Action シーンで、いくつかの機能が使用できな
いことがあります（例： Shadow Casting など )。
What's New _Flame 2016_Ext2 | 7

Download Report