C7027A、C7035A、C7044A、C7927A Minipeeper®紫外線火炎検出器

C7027A、C7035A、C7044A、C7927A
Minipeeper®紫外線火炎検出器
製品データ
用途
C7027A、C7035A、C7044A、C7927A Minipeeper®紫外線火炎検出器
は、燃焼火炎から放射される紫外線を検出します。火炎検出器は、ハネ
ウェルの燃焼安全制御器と組み合わせて使用され、ガスバーナー、オイ
ルバーナー、またはガス/オイル混焼バーナーの火炎監視を行います。
特徴
•
C7027A、C7035A、C7044A火炎検出器は、RA890Gプロテクトリ
レーまたはR7249A、R7290A、R7749B、R7849A/B増幅器、および
ハネウェルの適切な燃焼安全制御器と組み合わせて使用します。
•
C7927Aは、R7851B火炎信号増幅器および7800シリーズの
燃焼安全制御器と組み合わせて使用します。
•
C7044Aは、次のハネウェルの燃焼安全制御器/増幅器と組み
合わせて使用することもできます。
— R4341/R7323
— R4343/R7323
— R4344/R7323
•
C7027A/C7927Aは、取付けナット(1/2-14 NPSM)と一体
化されており、1/2インチ径の監視パイプに取付けることがで
きます。
•
C7035Aは、取付けナット(1-11-1/2 NPSM)と一体化されてお
り、1インチ径の監視パイプに取付けることができます。
•
C7035Aの筐体は、UL規格の水密性に関する要件、および
NEMA規格の筐体に関する保護等級のType 4とType 4Xに
準拠しています。
•
C7044Aは、ブラケットを使用して2本のネジで固定します。UV
チューブ(紫外線光電管)は、ステンレス鋼の筐体に格納され
ています。
•
C7044Aは、検出器の側面または先端で受光する火炎監視の
用途に対応しています。
•
小型のC7027AとC7044Aは、特に送風管への取付けに適し
ています。
•
適切に設置されているC7027A、C7035A、C7927の定格圧力
は、34.5kPa(5psi)です。
•
C7035AのUVチューブは、現場で交換することが可能です。
•
2つのC7027A、C7035A、C7044A火炎検出器を並列接続す
ることで、難易度の高い火炎監視にも対応できます(C7927の
並列接続での使用は不可)。
•
C7927A、C7027A1049、C7027A1064、C7027A1072は、電気
配線用に、内径1/2インチの接続金具を備えています。
目次
用途 ...........................................................................................1
特徴 ...........................................................................................1
仕様 ...........................................................................................2
注文情報 ..................................................................................2
結線(全モデル - 図9) ...............................................................8
調整と点検 .................................................................................9
トラブルシューティング ................................................................12
保守 ...........................................................................................12
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C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
仕様
外形寸法:図1を参照してください。
交換用部品:129685フランジガスケット
注:
UVチューブは、現場で交換することはできません。
アクセサリ:
136733 ヒートブロック - 火炎検出器を保護する積層プラスチックの断
熱部品で、最大130℃の監視パイプ温度に耐えることができます。
ヒートブロックの一端は外側のネジ山が1/2-14 NPSM、もう一端は
内側のネジ山が1/2-14 NPSMとなっています(図7を参照)。
C7027A1080には同梱されています。
390427B 異径継手 - 3/8インチ径の監視パイプに取付けるための異
径継手です。
C7027A1080には同梱されています。
図1 CA7027Aの外形寸法図(単位:mm)
C7027A Minipeeper®紫外線
火炎検出器
動作時の許容周囲温度:-18℃~+102℃または-40℃~
+102℃(モデルによって異なる)
許容圧力:34.5KPa(5psi)
取付け:取付けナット(内側のネジ山が1/2-14 NPSM)で1/2インチ
径の監視パイプに取付けます。
図2 C7035Aの外形寸法図(単位:mm)
結線:2本の色分けされたリード線は、長さが2,440mmで、NEC Class
1に準拠しており、許容温度は105℃となっています(C7027A0164
は、リード線の長さが7,320mm)。検出器の後部には、1/2インチ径
の金属製フレキシブル電線管に対応したクランプ型コネクタがあり
ます(クランプ型ではなく、内径1/2インチの接続金具型コネクタを
使用したモデルも選択可能)。C7027A1114は、リード線の長さが
1,118mmで、558mmのフレキシブル電線管が取付けられています。
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C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
C7035A Minipeeper®紫外線
火炎検出器:
外形寸法:図2を参照してください。
火炎検出:先端で受光
動作時の許容周囲温度:-18℃~+121℃または-40℃~+121℃(モデル
によって異なる)
許容圧力:34.5KPa(5psi)
取付け:取付けナット(内側のネジ山が1-11-1/2 NPSM)で1インチ径の
監視パイプに取付けます(DIN規格に準拠しているC7035A1064で
は、取付けナットのネジ山が1-11 BSP.P1)。
結線:2本の色分けされたリード線は、長さが1,830mmで、NEC Class 1
に準拠しており、許容温度は150℃となっています。リード線の長さが
3,660mmのモデルも1つあります。
検出器後部の内側には、電線管を接続できる1/2-14 NPSMのネジ
山があります。DIN規格に準拠しているC7035A1064は、ネジ山が
1/2-14 BSP-Fとなっています。
C7035A1056は、リード線の長さが3,660mmとなっています。
C7035A1080のリード線は、許容温度が204℃です。
交換用部品:
129808フランジガスケット
129464N UVチューブ(-40℃~+121℃)
129464M UVチューブ(-18℃~+121℃)
C7027A、C7035A、C7044:
適合規格:
UL規格: File No. MP268
CSA規格: Master Report LR 95329-1
FM規格準拠
Industrial Risk Insurersの基準に適合
DIN 準 拠 モ デ ル : C7027A1056 、 C7035A1049 、
C7035A1064
共通オプション:
118367Aシーベルマウント - C7027AまたはC7035Aの位置を調整
できます。
204342紫外線ミラー(3/4インチNPT)
105172C密封アダプタ(3/4インチNPT)
図3 C7044Aの外形寸法図(単位:mm)
C7044A Minipeeper®紫外線
火炎検出器:
C7927A Minipeeper®紫外線
火炎検出器:
火炎検出:筐体には2つの開口部があり、側面または先端で受光するこ
とが可能です。側面から受光する場合の感度は、先端から受光する場合
の1/8になります。
動作時の許容周囲温度:
C7927A1016: -40℃~+93℃
取付け:ブラケット(4074BVKバッグアセンブリに付属)- 2本の8-32
RHIS(ISOのM4)ネジで固定します(別途用意が必要)。
許容圧力:34.5KPa(5psi)
結線:2本の色分けされたリード線は、長さが1,830mmで、NEC Class 1
に準拠しています。検出器の後部には、1/2インチ径の金属製フレキ
シブル電線管用のクランプ型コネクタがあります。
外形寸法:図3を参照してください。
許容保管温度:-28℃~+49℃
取付け:取付けナット(内側のネジ山が1/2-14 NPSM)で1/2インチ
(13mm)径の監視パイプに取付けます。
結線:2本の色分けされたリード線は、長さが2,400mmで、NEC
Class 1 に 準 拠 し て い ま す 。 検 出 器 の 後 部 に は 、 1/2 イ ン チ
(13mm)径の金属製フレキシブル電線管用のクランプ型コネクタ
があります。
外形寸法:図4を参照してください。
適合規格:
UL規格 - MP268、Volume 30、Volume 31
FM規格 - レポート番号3011020(2002年6月26日)
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C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
図4 C7927A1016の外形寸法図(単位:mm)
取付け方法
重要
製品の取付けに関する注意事項
1.
ここに記載されている指示の内容を、慎重に確認してください。指
示に従わなかった場合、製品が破損するか、危険な状況が発生
する可能性があります。
2.
指示の中および製品上に記載されている定格を調べて、製品が
目的の用途に適していることを確認してください。
3.
取付け作業は、燃焼安全装置に関する知識と技術を修得した経
験のある専門家が行うようにしてください。
4.
取付けの完了後は、指示に記載されている通りに製品が動作す
ることを検査してください。
感電および機器の損傷を防止するために、取付けを開始する前に電源を
切ってください。すべての配線は、適用される電気工事規定、条例、法規
制に準拠している必要があります。配線には、NEC Class 1準拠の電線を
使用してください。
UVチューブは有効使用期限前には、新しいものと交換してくださ
い。火炎検出器を規定の周囲温度と定格電圧の範囲内で使用し
ないと使用期限が短くなることがあります。UVチューブが劣化す
ると、火炎検出器は炎の状態を正しく識別できなくなります。
C7027A、C7035A、C7044A、C7927火炎検出器は、バーナーの
サイクル運転(燃焼装置の発停)を行う火炎検出のみに使用してく
ださい。サイクル運転を行わないバーナーの場合は、機器の製造
元が提供している使用説明書に従って、火炎検出器が正しく動作
していることを定期的に点検してください。
業界基準として推奨されている点検方法(頻度)には、サイクル運
転(セーフスタートチェック方式を採用)による方法または定期的
保守による方法があります。不確かな場合、FM規格のガイドライ
ンでは、24時間間隔でバーナーの発停を行って点検することを推
奨しています。
推奨される点検の頻度については、機器の製造元に問い合わせ
るか、管理基準を参考にしてください。
ハネウェルでは、セーフスタートチェック方式を採用した燃焼安全
制御器、および定期点検方式を採用した火炎検出器と燃焼安全
制御器を提供しています。個別の情報については、ハネウェルの
担当者にお問い合わせください。
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C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
火炎検出器によって検出される紫外線の他の
発生源
警告
爆発の危険性および感電の危険性使用者が死亡もしくは重傷
を負う可能性、または物的損害が発生する可能性があります。
1.
C7027A、7035A、C7044A、C7927火炎検出器は、ハネ
ウェルの燃焼安全制御器(プライマリ、プログラマ、マルチ
バーナーシステム、バーナー制御システム)と組み合わ
せて使用する必要があります。ハネウェル以外の燃焼安
全制御器と組み合わせると、危険な状況が発生する可能
性があります。
2.
感電および機器の損傷を防止するために、取付けを開始
する前に電源を必ず切ってください。複数の電源を切るこ
とが必要となる場合もあります。
3.
取付けを開始する前に、取付け説明書の内容を確認して
ください。
4. すべての配線は、NEC Class 1に準拠している必要があり
ます(線間電圧)。
5. 火炎検出器の位置は、炎を監視でき、またスパーク点火装
置で発生するスパークの紫外線に応答しない場所にする
必要があります。適切な取付け位置を見つけるのが難し
い場合は、Q624Aソリッドステート点火装置が役に立ちま
す。
紫外線火炎検出器の取付けに関する基本的な
要件
さまざまな炎が放射する紫外線は、人間の目では捉えることができません
が、UVチューブ(紫外線光電管)によって検出できます。紫外線火炎検出
器の取付けには、2つの重要な要素があります。
また、火炎検出器は、炎の中心線の方向を向いている必要があります。
火炎検出器には、他の発生源からの紫外線が入射しないようにする必要
があります。このような発生源として最も一般的なのは、点火スパークです。
他の発生源については、次のセクションで説明します。
火炎検出器は炎からの紫外線を実際に捉える必要があるため、物理的配
置と温度の許容範囲内で、炎にできるだけ近い位置に設置することが望ま
れます。
監視する炎の種類によって、監視要件は以下のように変わります。
1.
パイロット炎のみ - パイロット炎の中心線に沿った方向から監視
します。メインバーナーに点火できる最小のパイロット炎を監視でき
る必要があります(10ページの「パイロットバーナーのターンダウン
テスト」を参照)。
2. メイン炎のみ - あらゆる燃焼率において最も安定している部分
を監視する必要があります。
3. パイロット炎とメイン炎 - 両方の炎が交差する部分を監視します。
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検出システムを作動させる可能性がある発生源(炎を除く)には、次のも
のがあります。
1. 紫外線源:
a. 1,371℃以上の高温となった炉壁
b. 点火スパーク
c. 点火用トランス
d. アーク溶接の閃光
e. 電光
f. ガスレーザー
g. 太陽灯
h. 殺菌灯
2. ガンマー線源とX線源:
a. 回折分析計
b. 電子顕微鏡
c. レントゲン撮影機
d. 高電圧真空スイッチ
e. 高電圧コンデンサ
f. 放射性同位元素
特殊な環境の場合は別として、高温の炉壁と点火スパークを除き、これ
らの放射源は、燃焼室の中または近くに存在することはありません。
火炎検出器の視野に占める炉壁面の割合が著しく大きな場合、火炎検
出器は、1,371℃以上の高温となっている炉壁に応答することがありま
す。高温となっている炉壁の温度によってフレームリレー(燃焼安全装置
の内部にある)がオンになる場合は、検出器が炉壁の温度の低い部分
を向くように、監視パイプの位置を再調整してください。
点火スパークは、紫外線の発生源です。C7027A、C7035A、C7044A、
C7927火炎検出器を取付ける場合は、検出器が点火スパークに応答し
ないことを確認してください(11ページの「紫外線応答テスト」を参照)。
点 火 ス パ ー ク へ の 応 答 を 回 避 で き な い 用 途 に C7027A 、 C7035 、
C7044Aを使用する場合は、Q624Aソリッドステート点火トランスによっ
て点火スパークへの応答を解消できます。Q624Aを適切にインストール
すれば、スパーク発生器とUVチューブを交互に作動させることで、
C7027A、C7035A、C7044Aの点火スパークへの応答が回避されます。
C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
C7027A、C7927、C7035Aの取付け
監視パイプの取付け(図5)
監視パイプの設置
監視パイプの設置は、検出器の取付けにおける最も重要な部分です。推奨
されるパイプは、内側壁が黒色の鉄製パイプです。ステンレス鋼または電
気めっきしたパイプは、燃焼室からくる物質が付着して汚れてしまうので、
使用しないでください。これらのパイプは使い始めの段階では内側壁の反
射率が高いため、パイプの設置位置が不適切であっても、十分な強度の火
炎信号が出力されてしまう可能性があります。しかし、時間が経過して内側
壁が汚れてくると、紫外線の反射率が下がり、火炎信号が限界以下まで弱
くなってしまいます。
パイプの一端に、検出器の取付けナットに合うネジ山を切ります。パイプを、
目的の長さ(実用範囲でできるだけ短く)および切断面が燃焼室のボイ
ラー板と同一平面になるような角度で切断します。壁の仮取付け位置に、
パイプを仮付け溶接します。9ページの「調整と点検」で説明されている手
順が完了するまでは、監視パイプの本溶接は行わないでください。
注:シーベルマウント(部品番号118367A)を使用しており、位置と監視角
度に問題のないことが確信できる場合は、パイプの本溶接を行うことがで
きます。
最適な監視条件下では、C7027A、C7927、C7035A火炎検出器は、最も
一般的なガスおよびオイルの燃焼火炎を1,829mmの距離から検出できま
す。火炎検出器の分離距離を決める重要な要素は、最適な火炎信号(電
流または電圧)および火炎検出器の温度です。他の要素が影響する可能
性もありますが、どのような要素が影響するかは個別の取付け状況によっ
て異なります。火炎信号の最小値については表1、また、動作時の周囲温
度については、2ページの「仕様」を参照してください。
C7027またはC7927には1/2インチ径のパイプ、C7035には1インチ径のパ
イプを使用します。取付けに関しては常に状況が異なるので、パイプの長さ
と監視角度は、取付け時にその場で決める必要があります。一般に、すす
やほこりが溜まるのを防止するために、監視パイプは、炎を上部斜めから
監視する角度で取付けることが推奨されます。
C7027AまたはC7927Aを送風管に取付けて使用する場合は、取付けのた
めの修正を実施する前にバーナーの製造元に問い合わせて、製造元の指
示に従って取付け位置を決定してください。
図5 監視パイプの取付け
監視パイプの換気
常に火炎検出器の本体に水が噴霧される場所では、C7035Aを使用してく
ださい。基部の内側にネジ山があるので、この種の用途に対応した防水の
フレキシブル電線管を使用できます。
火炎検出器を冷却するため、または煙、過湿、未燃焼の燃料などの紫外
線吸収物質を監視パイプから除去するために、監視パイプの換気が必要
になることがあります。
燃焼室の壁面への穴開け
燃焼室が負圧になっている場合は、監視パイプが燃焼室から突き出してい
る部分にいくつかの穴を開ければ、大気圧の空気を監視パイプを通して燃
焼装置に流入させることができます。また、検出器と監視パイプの間に、穿
孔があるパイプニップルを使用することもできます(図6を参照)。
燃焼室の選択した位置に、監視パイプ用の適切な径の穴を開けます。監視
角度を微調整できるように、穴の形状をフレア型にします。穴のテーパーは、
壁の厚さ76mmごとに25mmとします。
燃焼室が正圧の場合は、バーナー送風機からの圧搾空気を監視パイプを
通して燃焼室に送り込みます。圧搾空気の圧力は、燃焼室の圧力よりも高
くする必要があります。
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C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
シーベルマウント
炎の適切な監視を容易に実現するために、シーベルマウント(部品
番号118367A)を利用できます。シーベルマウントにC7027Aまたは
C7929を取付けるには、3/4~1/2インチのレデューサと1/2インチの
クローズニップルが必要となり、またC7035Aを取付けるには長さが
少なくとも2-1/2インチ(63.5mm)の1インチ径のパイプが必要となり
ます。取付け方法の詳細については、118367Aシーベルマウントの
フォーム60-0361を参照してください。
検出器の取付け(図6)
検出器を、監視パイプ、T型パイプ、ニップル、またはその他の継手
に取付けます。検出器の取付けナットの中にフランジガスケットが
入っていることを確認してから、取付けナットを監視パイプまたは継
手にねじ込んで固定してください。
注:
保護の目的で火炎検出器と炎の間に観測用窓を設置する
場合、材質は石英または石英ガラスにする必要がありま
す。通常のガラスでは、紫外線を遮断してしまいます。
C7027またはC7927でのヒートブロックの使用
(図7)
監視パイプの温度がC7027AまたはC7927が過熱状態(102℃~最
大130℃)になるまで上昇する場合は、136733ヒートブロック(別売)
を監視パイプと検出器の間に取付けます。
図6 C7027AまたはC7927Aの燃焼室への取付け
(上部斜めからの監視)
C7035Aの取付けも同様
図7 136733ヒートブロックの外形寸法図(単位:mm)
C7044Aの送風管への取付け(図8)
C7044は、バーナーの送風管に取付けるように設計されています。正確な
位置は、バーナーの製造元に問い合わせて、製造元の指示に従って決定
する必要があります。また、取付けのために何らかの修正を行う場合は、
事前に製造元に問い合わせてください。
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警告
爆発の危険性
使用者が重傷を負う可能性、または物的損害が発生する可能性
があります。
C7044では、筐体から空気が漏れるようになっています。正圧が
かかっている燃料蒸気中には、C7044を設置しないでください。
内圧に対する密封が必要な場合は、C7027、C7035、または
C7927を使用してください。
C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
警告(全モデル - 図9)
注意
機器が損傷を受ける危険性
誤動作を起こす場合があります。
青色のリード線(C7035A1080では黄褐色に青色のライン)
は、燃焼安全制御器のサブベースまたは端子板にあるF端
子に接続し、白色のリード線(C7035A1080では青色のライ
ンなしの黄褐色)はG端子に接続します(図9を参照)。極性
を誤ってリード線を(一瞬でも)逆に接続した場合、火炎検
出器が燃焼炎を正しく監視できなくなることがあります。
重要
すべての配線は、その地域で適用される電気工事規
定、条例、法規制に準拠している必要があります。配線
には、NEC Class 1準拠の電線を使用してください。
検出器の色分けされたリード線(本体のラベルに配線方法を記
載)は、長さが2,440mmのAWG#18ビニル絶縁電線で、許容温度
は105℃となっています。
図8 C7044Aの送風パイプへの取付け
C7044は、送風管に開けた23mm径の穴に取付けます。取付けブラケット
は2本のネジで送風管に固定され、ネジの(中心から中心までの)間隔は
36.1mmとなっています。
取付けブラケット型の設計により、検出器を送風管から取り外して清掃でき、
また交換を行っても監視角度が変化してしまうことはありません。取外しを
行う場合は、ブラケットを送風管に固定している2本のネジを緩めるようにし、
ブラケット側の締付けネジは緩めないでください。ブラケットを付けたままで、
検出器全体を回転させながら取り外します。
9
1.
火炎検出器から端子板または配線サブベースへの火炎
信号線は、できる限り短くしてください。信号線が長くなる
と線間容量が増加して、信号強度が低下します。
注:
信号線の最大許容長は、信号線の種類および電線管
の種類と径によって変化します。火炎信号線の長さの
最終的な制限要因は、燃焼安全装置側での信号電流
または電圧です。表1を参照してください。
2.
必要な場合は、以下の注意事項に従って、検出器のリード
線に電線を継ぎ足して延長してください。
a. 接続箱の中で電線を接合します。
b. 許容温度が少なくとも75℃以上で、耐湿性のある#14
電線を使用します。
c. 高温となる場所に設置する場合は、Fリード線に、ハ
ネウェル仕様の部品番号32004766-003の電線また
は同等品を使用してください。この電線は、最大許容
温度250℃での連続使用が可能です。また、動作電
圧が最大20KV、および破壊電圧が最大35KVである
ことが、テストによって確認されています。他の電線を
使用する場合は、最大動作温度よりも許容温度が高
く、耐湿性のある#14電線を選択してください。
d. Fリード線とGリード線は、動力線とは分離して、必ず
別の電線管で配線してください。複数の検出器のF
リード線とGリード線を同じ電線管で配線することは可
能です。
e. Fリード線の配線には、電線管の代わりに、シールド
型より対線を使用できます。ただし、シールド型より対
線は分布容量が大きいため、燃焼安全装置に到達す
る火炎信号は大きく減衰します。なお、シールド被覆
線は、燃焼安全装置の配線サブベースのG端子に確
実に接地してください。
f. 検出器のリード線は、他の配線からの電気的ノイズを
遮断するために、専用の電線管で配線する必要があ
ります。
g. 検出器のリード線は、主制御盤から燃焼安全装置へ
と配線されている他の線間電圧線から51mm以上離
してください。
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Rev4
C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
3.
取付けに関して、次の事項は検出器の動作およびリード線の
最大長に影響する可能性があるので、回避するようにしてくだ
さい。
a. 湿気
b. 点火による干渉
c. 高い接続抵抗(不完全なグランド線)
d. リード線の線間容量
e. 電圧変動
f. 誘導作用による過渡電流
g. フローティンググランド(接地よりも電圧の高いグランド)
h. グランド線の省略(バーナーをグランドとして使用)
i. 想定したよりも低い検出器の最大出力(不適切な監視方
法)
図9 C7027A、C7035A、C7044A火炎検出器の並列接続
重要:
火炎検出器のリード線は、点火トランス用の高圧線とは分
離して、別の電線管で配線してください。
火炎検出器の並列接続
(C7927の並列接続での使用は不可)
監視が困難な炎の場合は、2つの火炎検出器を並列接続で使用する
ことによって、予期しない停止の発生回数を削減できます。並列接続
して検出器の1つが火炎信号を出力しなくなった場合でも、もう1つの
検出器が引き続き炎が存在していることを示していれば、バーナーは
動作を続けます。
調整と点検
C7027A、C7927A、またはC7035A監視パイプを最終的な位置に溶
接する前、またはC7044Aの締付けネジの増し締めを行う前に、以下
の調整と点検、およびバーナーの製造元によって指定された調整と点
検を実施してください。
UVチューブのテスト
注:
火炎検出器を並列接続にした場合、低レベルの背景信号(雑音)が合
成 さ れ て 強 く な り ま す 。 し た が っ て 、 C7027A 、 C7035A 、 ま た は
C7044A火炎検出器の並列接続は、2つまでにしてください。さらに、
背景信号の強度は、温度が低下すると上昇します。そのため、
C7027A、C7035A、またはC7044A火炎検出器を並列接続する場合
は、動作時の許容周囲温度の最小値を引き上げる必要があります
(C7927の並列接続での使用は不可)。
許容周囲温度の最小値が-18℃の検出器を使用する場合、並列接続
された検出器の許容周囲温度の最小値は0℃に制限されます。許容
周囲温度の最小値が-40℃の検出器を使用する場合、並列接続され
た検出器の許容周囲温度の最小値は-23℃に制限されます。
両方の検出器で、図9のように、青色のリード線を配線サブベースまた
は端子板のF端子に接続し、白色のリード線をG端子に接続します。
接地
検出器と燃焼安全制御器は、地面に接続する必要があります。これ
を確実に実現する方法は、フレキシブル電線管で検出器を燃焼安全
制御器に接続するか、または取付けブラケットを地面に正しく接続す
ることです。
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バーナーに初めて点火する場合は、バーナーの製造元が
提供する取扱説明書、または燃焼安全制御器の取扱説明
書に従ってください。
初めてバーナーに点火するときは、燃焼安全制御器が作動を開始し
ていることを確認してください。たとえば、負荷リレー(通常は1Kリ
レー)がオンになっていることを確認します。作動を開始しない場合は、
C7027A、C7035A、またはC7044AのUVチューブを目視で点検しま
す。炎が存在しないときにもUVチューブが発光し続ける場合は、UV
チューブ(C7035A)を交換、または検出器(C7027AまたはC7044A)
を交換してください。
検出器の監視位置の調整
火炎検出器を取付けてバーナーを燃焼させ、最適な火炎信号が得ら
れるように、火炎検出器の位置を調整してください。火炎信号の読取り
値は、使用しているハネウェルの燃焼安全制御器によって異なり、電
流(μA単位)または電圧(Vdc)になります。
ハネウェルが提供している既存の燃焼安全制御器のほとんどは、増
幅器または燃焼安全制御器自体にフレーム電流測定ジャックが装備
されています。火炎信号は、ハネウェルのW136Aなどの電圧抵抗計
で測定できます。フレーム電流(信号)を測定するには、電圧抵抗計と
ケーブルコネクタ(部品番号196146、W136Aには付属)を組み合わせ
て使用します。W136A(または同等品)の場合は、測定レンジを0~
25μAに設定し、プローブを、ケーブルコネクタの先端にある2つのコネ
クタに接続します(赤色と赤色、黒色と黒色)。これらの接続は、ケーブ
ルコネクタのプラグを燃焼安全制御器または燃焼安全制御器用の増
幅器にあるフレーム電流測定ジャックに差し込む前に行ってください
(図10を参照)。μA単位の火炎信号を、W136A電圧抵抗計から直接
読み取ります。フレーム電流の許容最小値については、表1を参照し
てください。
C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
図11と図12のようにして、火炎信号の電圧を測定します。電圧抵抗
計の正極側のプローブを正極(+)の増幅器ジャックに接続し、負極
側のプローブを負極(-)の増幅器ジャック(BCS 7700)または-Com
ジャック(7800シリーズの燃焼安全制御器)に接続するように注意し
てください。BCS 7700および7800シリーズの燃焼安全制御器にオ
プションのキーボードディスプレイモジュールが取付けられている場
合は、0~5Vdcの測定値がモジュールに表示されます。
火炎検出器と監視パイプを移動して(バーナー/ボイラーに恒久的に
固定されていない場合)、さまざまな位置から炎の紫外線を受光しま
す。電圧抵抗計に表示される測定値は、数秒で安定します。最大の
電流または電圧が安定して得られる位置を探してください。火炎信
号は、表1に示した燃焼安全制御器および関連する増幅器の最小
許容レベルを超える必要があります。
図10 火炎信号の電流測定
R7749BとR7849A/B増幅器は、ハネウェルのBCS 7700および
BCS 7800シリーズの燃焼安全制御器と組み合わせて使用され、
火炎信号を直流電圧として出力します。
R7749B増幅器を測定する場合に推奨される電圧抵抗計は、測定
レンジが0~5Vdcまたは0~10Vdcで、感度が20kΩ/Vの製品です。
7800シリーズの燃焼安全制御器と組み合わせて使用する
R7849A/B増幅器またはR7851B増幅器の場合に推奨される電圧
抵抗計は、測定レンジが0~5Vdcまたは0~10Vdcで、感度が
1MΩ/Vの製品です(図11を参照)。
図11 7800シリーズ燃焼安全制御器に
おける火炎信号電圧の測定
火炎信号の測定は、パイロットバーナーだけを燃焼させた場合、メイ
ンバーナーだけを燃焼させた場合、および両方を燃焼させた場合に
ついて実施します(ただし、間欠的に燃焼を行うパイロットバーナー
を使用している場合のパイロットバーナーだけの監視、または直接
スパーク点火を使用している場合のメインバーナーだけの監視は除
く)。また、燃焼率が高いときと低いとき、および燃焼率の調整中に
おける(該当する場合)火炎信号も測定します。
火炎検出器の最終的な位置では、すべての火炎信号は、表1に示さ
れている電流値と電圧値の範囲で安定している必要があります。最
小許容レベルの信号が得られない場合、または信号が不安定な場
合は、12ページのトラブルシューティングを参照してください。
パイロットバーナーのターンダウンテスト
主燃料弁が開く前にパイロット炎を検出するために火炎検出器を使
用している場合は、パイロットバーナーのターンダウンテストを実施
する必要があります。該当する燃焼安全制御器の取扱説明書およ
びバーナーの製造元が提供している取扱説明書の両方に記載され
ている手順に従って、テストを実施してください。
図12 BCS 7700における火炎信号電圧の測定
11
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C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
表1 火炎信号
火炎
検出器
C7027A 、
C7035A 、
C7044A
C7927A
プラグイン型
増幅器
ハネウェルの
燃焼安全制御器
最小許容定常電流
(μA)
瞬間最大電流
(μA)
最小許容電圧
(Vdc)
最大電圧
(Vdc)
R7249A
BC7000 + PM720 3.5
7.5
—
—
R7749B
(AMPLICHECK™)
BCS7700A
—
—
2.2
4.98
R7249A
R4075Ca/Da/Ea
3.5
7.5
—
—
R4138Ca/Da
3.5
7.5
—
—
R4140G/L/M
3.5
7.5
—
—
R7290A
R4795A/Da
1.5
2.25
—
—
該当なし
R7023Ca
1.5
2.25
—
—
該当なし
R7795A/C/E/G
1.5
2.25
—
—
R7849Aまたは
R7849B
(AMPLICHECK™)
7800シリーズ
—
—
1.25
5.0
該当なし
R7851B
RA890G
1.5
—
2.25
—
—
1.25
—
5.0
7800シリーズ
a 販売中止
点火スパーク応答テスト
他の紫外線源への応答
燃焼安全装置内のフレームリレー(通常2Kリレー)またはフレームLED
が、点火スパークで作動しないことを、テストで確認してください。
人工光線を照射する光源のいくつかは、少量ですが紫外線を放射しま
す。一定の条件下では、紫外線火炎検出器が、このような紫外線を炎
からの紫外線と同じように検出してしまうことがあります。
紫外線火炎検出器の応答を確認する場合は、このような人工光線の
光源は使用しないでください。火炎検出器が正常に動作していることを
確認するには、すべての動作条件下において、断火に応答することを
テストする必要があります。
1.
2.
3.
4.
5.
パイロットバーナーとメインバーナーの手動燃料遮断弁を閉じま
す。
適切な電圧抵抗計を燃焼安全制御器用の増幅器に接続します。
バーナーの運転を開始し、点火期になるまで待ちます。点火ス
パークが発生しますが、フレームリレーがオンになっていないこと、
またはフレームLEDが点灯していないことを確認します。また、火
炎信号は、BC7700シリーズでは0.25μA、また7800シリーズでは
1.25Vdcを超えていないことも確認します。
フレームリレーがオンまたはフレームLEDが点灯する場合は、火
炎検出器の位置を変更して、火炎検出器と点火スパークの距離
を大きくします。火炎検出器の視野に点火スパークが入っていな
いにもかかわらず、検出器がスパークに応答する場合は、スパー
クから放射された紫外線が反射している可能性があります。この
様な状況では、反射した紫外線を火炎検出器が受光しないように
しなければなりません。そのため、スパークから放射された紫外
線を遮断する遮蔽を設置して、火炎検出器の視野から点火ス
パークの紫外線を排除する必要があります。
点火スパークに起因する火炎信号が0.25μAまたは1.25Vdc未満
になるまで、調整を続けます。
また、Q624またはQ652ソリッドステート点火トランスを使用する
ことでも、C7027A、C7035A、またはC7044A火炎検出器が点火
スパークの紫外線に応答してしまう問題を解消できます。Q624と
Q652は、スパーク生成の期間中だけUVチューブの動作を停止
することによって、火炎検出器が点火スパークに応答するのを防
止します。それでも点火スパークが検出される場合は、Q624また
はQ652のリード線の接続を逆向きにして試してください。
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12
監視パイプの本溶接(またはC7044Aの締付
けネジの増し締め)
すべての調整が完了して火炎信号が許容範囲内にあれば、火炎検出
器をいったん取り外して、監視パイプを最終的な位置に本溶接します。
シーベルマウントを使用している場合は、監視パイプは既に本溶接さ
れた状態となっています。本溶接の完了後に、火炎検出器を再び取付
けます。
注:
C7044Aを監視パイプなしで使用する場合は、検出器の取
外しはせずに、締付けネジの増し締めを行ってしっかりと固
定してください。
最終点検
バーナーの運転を開始する前に、該当する燃焼安全制御器の取扱説
明書に記載されている点検項目の手順に従って、取付けが正しく行わ
れたことを確認してください。また、点検の完了後に、バーナーを少なく
とも1サイクル運転し、正常に動作していることを検証してください。
C7027A, C7035A, C7044A, C7927A MINIPEEPER® ULTRAVIOLET FLAME DETECTORS
トラブルシューティング
5.
6.
警告
7.
監視パイプを使用している場合は、パイプの内側を清掃してから、
検出器を再び取付けます。
火炎信号のレベルがまだ不足している場合は、プラグイン型の増
幅器を交換します(燃焼安全制御器に搭載されている場合)。
この段階で適正レベルの火炎信号が得られない場合は、火炎検
出器(C7027A、C7927、C7044A)またはUVチューブ(C7035A)を
交換します。
感電の危険性
使用者が死亡または重傷を負う可能性があ
ります。
検出器のトラブルシューティングは、極めて慎重に行う必要が
あります。電源が投入された状態では、一部の端子に線間電
圧が印加されます。
重要:
検出器の取外しまたは取付けは、主開閉器を開放して電源を
切ってから実施してください。
保守点検
トラブルシューティングの完了後は、必ず、9ページの「調整と
点検」で説明した調整と点検を実施してください。
定期的保守
火炎信号のレベル不足
検出器の監視パイプの位置を調整しても十分なレベルの火炎信号が得
られない場合は、以下のステップ1~7で説明する手順を実施してくださ
い。システムでこれとは別の問題が発生した場合は、ハネウェルの該当
する燃焼安全制御器の取扱説明書でトラブルシューティングの項目を参
照してください。
1.
定期的または必要になったときに、受光部のガラスおよび監視パイ
プ(使用している場合)を清掃してください。検出器を取り外し、受光
部のガラス面に付着した汚れを、清浄なやわらかい布で拭き取りま
す。
2.
UVチューブの有効使用期限は、火炎検出器を規定の周囲温度と
定格電圧の範囲内で連続使用した場合、3年または25,000時間で
す。C7035ではUVチューブを、C7027、C7927、C7044では検出
器を、適切な間隔で交換してください。
3.
バーナーの製造元が提唱する最も安定した信頼性の高い運転を実
現するために、火炎検出システムの調整を定期的に実施してくださ
い。
1.
線間電圧が正常に印加されているかを確認します。主開閉器を
閉じて、接続が正しいこと、および電源の電圧と周波数が正常で
あることを点検してください。
2. 検出器の配線に、次のような不具合がないことを確認します。
a.
誤配線
b.
電線の種類または電線の太さ
c.
劣化した電線
d.
断線
e.
短絡
f.
湿気、すす、またはほこりが原因の漏電
3. バーナーを運転して、検出器の周囲温度を確認します。C7027、
C7927、C7044で102℃、またC7035で121℃を超える場合は、
次の対策が必要です。
a.
C7027A火炎検出器を使用している場合は、ヒートブロッ
ク(部品番号136733)を取付けます。
b. 燃焼室の壁と検出器の間に断熱材を追加します。
c.
放射熱を反射して検出器への到達を阻止する遮蔽板また
は遮蔽物を追加します。
d.
冷却のメカニズムを追加します(6ページの「監視パイプの
換気」を参照)。
4. 検出器を取り外して、受光面のガラスを清浄なやわらかい布で拭
きます。
C7044A検出器の清掃
必要となった場合は、C7044火炎検出器を、次の手順で清掃してください。
1.
2.
3.
C7044の取付けブラケットを送風管に固定している2本のネジを緩
めます。ブラケットを付けたままで、検出器の全体を回転させながら
送風管から取り外します。取付けブラケットを検出器に固定してい
る締付けネジは緩めないでください。
受光部のガラスを、清浄なやわらかい布で清掃します。
検出器を取付け穴に挿入し、固定用のネジ穴に合うよう全体を回
転します。2本の取付けネジを締めて固定します。
ハネウェルジャパン株式会社
本社
オートメーション&コントロールソリューション
環境燃焼制御
大阪オフィス
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ニューピア竹芝サウスタワー 21F
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〒541-0052
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