募集要項 - 九州看護福祉大学

平成 24 年度
認定看護管理者教育課程
ファーストレベル
募集要項
研修期間:平成 24 年 8 月 4 日
研修会場:学校法人
~
熊本城北学園
平成 25 年 1 月 19 日
九州看護福祉大学
看護キャリア開発支援センター
平成 24 年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル募集要項
1.目的
1) 看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度の習得をめざす。
2) 看護を提供するための組織化ならびにその運営の責任の一旦を担うために必要な基本的
知識・技術・態度の習得をめざす。
3) 組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析する能力の拡大をめざす。
2.主催 学校法人熊本城北学園
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
3.会場 学校法人熊本城北学園
九州看護福祉大学
熊本県玉名市富尾888番地(Tel: 0968-75-1800)
4.期間 平成 24 年 8 月 4 日(土)~平成 25 年 1 月 19 日(土)(別添:資料 1 参照)
5.定員
50 名
6.受講要件
1) 日本国の保健師、助産師、看護師のいずれかの免許を有する者。
2) 保健師、助産師、看護師のいずれかの資格を取得後、実務経験が通算して 5 年以上ある者。
3) 管理的業務に関心があり、管理的業務に従事することを期待されている者。
7.本学の特徴
1) 土曜日の午後と日曜日・祝日に開講する。
2) 熊本県以外の施設に勤務する看護職者も受講可能である。
3) 上司の推薦を必要要件としない。
4) 日本看護協会会員以外の看護職者も受講可能である。
5) 受講料は、日本看護協会会員、非会員ともに同じである。
6) 看護職の経験が 5 年以上あれば役職ではなくても受講可能である。
7) 九州看護福祉大学の図書館等の設備を利用できる。
8.認定看護管理者教育課程ファーストレベルカリキュラム(別添: 資料2参照)
9. 認定看護管理者教育課程ファーストレベル修了要件
1) 認定看護管理者教育課程ファーストレベルに必要な教科目の所定の時間数(単位)を
習得していること。
2) 各科目の修了にあたっては、科目修了審査を実施し、その結果をもって科目修了した
ことを証明する。
1
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
3) 科目修了審査の方法および評定基準
<審査基準>
次の二つを満たしていること
(1) レポート審査
審査基準は、A: 80 点以上、B: 79~70 点、C: 69~60 点、D: 59 点以下の
4 段階とし、C以上を合格とする。但し、合格に達しない場合は再審査とする。
(2) 出席状況: 科目時間数は各科目 4/5 以上の出席を条件とする。
4) 認定看護管理者教育課程ファーストレベル修了について
認定看護管理者教育運営委員会は、本人から出された修了審査申請書と科目履修
カードをもとに審査を行い、修了証明書を九州看護福祉大学長名で交付する。
*受講申込から修了証明書発行までの流れは別添の資料3参照
10.受講に必要な経費
1) 受講料 110,000 万円 全 10 単位(レポート審査料、科目審査料も含む)
2) 科目再審査料 1 科目 5,000 円
3) 認定看護管理者教育課程ファーストレベル修了申請料 10,000 円
4) 宿泊費、交通費、その他受講に必要な図書費等は自己負担とする。
11.申込手続き
1) 申込期間 平成 24 年 5 月 7 日(月)~5 月 28 日(月)*申込期間最終日必着
2) 申込書類
(1)「受講申込書」(別添:様式 1)
*施設管理者の推薦は、必ずしも記載する必要はない。推薦があった場合、推薦者本人記入
とする。
(2) 保健師・助産師・看護師免許証の写し(A4 サイズに縮小すること。裏面に記入ある場合は
裏面もコピー)
(3) 課題レポート(別添:様式 2)
テーマ:「職場で抱えている問題とファーストレベル教育受講の動機」
A4 1 枚以内とする。
3) 申込方法
郵送受付けとする。申込書送付は施設一括した申込みも可とする。ただし、120 円切
手を人数分同封すること(120 円切手は、選考結果通知に使用)
。
4) 申込書類の提出先
〒865-0062 熊本県玉名市富尾888番地
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
認定看護管理者教育課程ファーストレベル担当者宛
朱書きで「申込在中」と明記のこと
12.受講者の決定
受講決定については、その旨を施設または自宅宛に通知する。
2
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
資料1
平成 24 年度
認定看護管理者教育課程ファーストレベル開講日程
1.開講式:オリエンテーション:平成 24 年 8 月 4 日(土)13:30~16:30
2.閉講式:平成 25 年 1 月 19 日(土)16:30~17:30
3.開講日:以下のカレンダーの○と△の日に開講する。
開講時間は、○9:30~16:30、△13:30~16:30 とする。
3
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
資料2-1
平成 24 年度認定看護管理者教育課程ファーストレベルカリキュラム
【教育目的】
1.看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度の習得をめざす。
2.看護を提供するための組織化ならびにその運営の責任の一端を担うために必要な知識・技術・態度の習得をめざす。
3.組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析する能力の拡大をめざす。
教
科
目
時
間
【
看護 管理概 説】
15
ねらい
単元
単元の到達目標
1.看護管理の歴史
1)新しい時代
的発展過程を通し
の看護の課題
て管理のありかた
看護管理とは
・看護管理に必要な知識体系について学ぶ。
・看護管理のプロセス、機能
時
内容
講師
・看護管理の歴史的発展過程を学ぶ。
・看護管理の歴史
櫨本
9
・看護管理の定義やプロセス機能を学ぶ。
・看護管理の定義
・リーダーシップの本質
益満
3
・保健医療福祉に関する動向
二塚
3
田中
6
を考察するととも
間
・看護管理に必要な知識体系
に、管理の原理・
原則を理解し、管
2)看護管理者
・看護管理者の資質と能力の要素について
理者としての役割
の役割
明確にする。
を学ぶ。
・リーダーの役割について学ぶ。
3)保健医療福
・保健医療福祉に関する最近の動向を知
祉動向
り、その意味を洞察し、看護管理への関連と
影響を考察する。
【
看護 専門職 論】
30
1.看護に関する制
1)看護専門職
・看護に関する制度や理論をより深く学び、
・看護倫理
度や理論をより深
論
看護専門職としての発達について考察し、
・患者の人権擁護としての看
看護管理との関連について理解を深める。
護の役割
く学び、自己の看
護観を深め専門
・看護教育制度
生野
3
職としての自律性
・キャリア発達
櫨本
3
・専門職の役割機能と拡大
櫨本
6
野崎
6
生野
6
を確立する。
2)看護専門職
・社会の動向により拡大・変化する看護専門
の機能と活動
職の機能と活動の範囲について理解を深め
・専門職活動の変化の予測と
る。
滴応
・拡大・変化する役割機能と活動を予測し、
・専門職の自律性と責務
看護実践の改善へ適応する方法を学ぶ。
・専門職化と社会化
・看護の自律性と責務を、看護管理を通じて
明確にする。
3)看護関連法
・看護に関連する法律及び諸制度の変遷・変
規
更及び新制度など社会変化の背景を敏感に
・看護関連法規
保健師助産師看護師法、看
捉え、看護管理との関連で変化の意義や適
護師等の人材確保に関する
応について追補的に理解を深める。
法律、医療法をはじめ医療保
健福祉に関する法律など医
療保健福祉関連職種に関す
る法律など
・新制定の法律及び制度等自
由貿易協定(FTA)
4)看護の定義
・看護の定義や看護行為の拠り所となる看
・看護の定義
と概念
護業務基準について学ぶ。
・看護職の各定義
・看護管理において看護業務基準の果たす
・看護業務基準
役割について学ぶ。
・看護実践の範囲
・看護の独自性と役割拡大に
ついて
4
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
資料2-1
【
ヘルスケア提供システム論】
15
【
看護サービス提供論】
45
1.看護管理過程を
1)組織の成り
・組織に関する諸理論、諸説について理解
・組織集団の機能と変遷
展開する上での条
立ちと構造
する。
・個人と組織のかかわり
件となる保健医療
・看護管理過程に組織論を適応し、所属組
福祉制度等を理
織の評価・改善の方策を試案する。
櫨本
9
徳永
6
解する。
2)ヘルスケア
・保健医療福祉を取り巻く環境の変化をヘ
・保健医療福祉ニーズと政策
システム論
ルスケアシステムの視点で整理する。
・医療提供体制
・ヘルスケアシステム
1.サービスの基本
1)問題解決
的概念を理解し、
・事実を客観的に捉え、理論的な思考で解
・論理的思考
越地
6
決に望む概念化能力を養う。
・問題解決技法
開田
6
・サービスの基本的概念を理解し、患者・利
・看護サービスの概念
村中
12
用者の視点から考えた看護サービス提供過
・看護サービス提供システム
白井
6
程を学ぶ。
・看護サービスの組織的提供
経営に参加する意
識を高め、看護職
2)看護サービ
として対象となる
ス提供論
人々の権利を尊
重し、安全を保障
・チーム医療と看護の専門性
しながら、より質の
・看護管理の実際
高い看護サービス
を提供するための
3)看護サービ
・提供した看護サービスの質を管理するため
・看護サービスの質評価
櫨本
3
方法について学
スの質管理
の知識・技術を習得する。
・看護サービスの安全管理
島崎
3
・リスクマネジメントのあり方を学ぶ。
・看護サービスと記録
宮下
9
吉田
12
吉田
12
道端
6
開田
6
菊池
3
開田
6
ぶ。
2.提供したサービ
・リスクマネジメント
スの評価を行うた
めの知識・技術を
習得する。
【
グループマネジメント】
30
1.組織の目的を達
1)グループマ
・集団の力動的諸機能を理解し、円滑な関
・集団のプロセスと集団力学
成するために必要
ネジメントの基
係を成立するための諸理論を学ぶ。
・人間関係論
となる行動が取れ
礎理論
・コミュニケーション
るよう組織集団の
基本概念や集団
2)看護チーム
・看護チームのリーダーとしての役割につい
・リーダーシップ
の力動的諸機能
のマネジメント
て学ぶ。
・メンバーシップ
を学ぶ。
・アサーティブネス
2.チームリーダー
としての役割を自
3)チーム医療
・医療チームにおける看護の役割を理解し、
・チーム医療
覚し、柔軟に行動
と連携
連携・協働のあり方について学ぶ。
・連携、協働
1)看護と情報
・看護における情報野捉え方、取り扱い方に
・看護における情報学の発展
解し、看護管理に
関する基礎としての情報野特徴とその倫理
の経緯
活用できる。
的な側面について理解する。
・看護における情報のとらえ方
できるよう自己能
力の拡大をはか
る。
【
看護 情報論 】
15
1.情報の概念を理
・看護情報の倫理的側面
2)看護サービ
・看護情報管理のシステム化に必要な知識
・患者権利と情報開示
スと情報管理
について学ぶ。
・看護者の守秘義務
・個人情報保護に関する法的・倫理的基盤
・看護管理者の情報処理
について理解する。
3)看護実践に
・看護情報学の目的を踏まえ、患者ケアに
・看護情報の分類とコード化
生かす情報の
役立ち、看護の質改善に資する情報のあり
・根拠に基づく看護実践をす
あり方
方を学習する。
るための情報管理のあり方
5
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
資料2-2
平成 24 年度
氏名
認定看護管理者教育課程ファーストレベル講師名簿
所属
職位
担当科目
時間数
1
二塚 信
九州看護福祉大学
学長
看護管理概説
3
2
益満 孝一
筑紫女学園大学
教授
看護管理概説
3
教授
看護管理概説
30
人間科学部
3
櫨本 和代
九州看護福祉大学
看護福祉学部 看護学科
看護専門職論
ヘルスケア提供システム論
看護サービス提供論
4
生野 繁子
九州看護福祉大学
学科長
看護専門職論
9
特任准教授
看護専門職論
6
教授
看護専門職論
6
学科長
ヘルスケア提供システム論
6
看護部長
看護サービス提供論
12
理事・施設長
看護サービス提供論
6
看護福祉学部 看護学科
5
田中 紀美子
九州看護福祉大学
看護福祉学部 看護学科
6
野崎 和義
九州看護福祉大学
看護福祉学部
鍼灸スポーツ学科
7
徳永 淳也
九州看護福祉大学
看護福祉学部
口腔保健学科
8
村中 知栄子
医療法人(財)聖十字会
西日本病院
9
白井 志津子
社会福祉法人郁栄会
特別養護老人ホーム
サンビレッジ高平台
9
島崎 由美子
前荒尾市民病院
前看護部長
看護サービス提供論
3
10
宮下 恵里
済生会熊本病院
副看護部長
看護サービス提供論
9
11
開田 ひとみ
九州看護福祉大学
准教授
看護サービス提供論
18
看護福祉学部 看護学科
看護情報論
12
越知 真一郎
熊本日日新聞社熊本NIE
専門委員
看護サービス提供論
6
13
吉田 道夫
熊本大学教育学部附属教育
教授
グループマネジメント
24
副院長・看護部
グループマネジメント
6
看護情報論
3
実践総合センター
14
道端 由美子
済生会熊本病院
長
15
菊池 健
熊本大学医学部附属病院
認証取得推進
室室長・医学部
准教授
6
九州看護福祉大学看護キャリア開発支援センター
資料3
認定看護管理者教育課程ファーストレベル受講申込から修了証明書発行までの流れ
受講申込
受講申込書、課題レポート、
免許証の写し 120 円切手
受講内定通知
受講料払い込み
開講式・オリエンテーション
受講開始
科目課題レポートおよび
科目修了証明申請書提出
受講終了
閉講式
認定委員会による審査
科目時間数は各科目 4/5 以上を満たしていること
課題レポート「C」以上
*「D」の場合は科目課題レポート再提出し、再審査
合格通知後、修了審査申請書提出
(修了審査料 1 万円)
ファーストレベル審査後
修了証明書の発行
7
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