2006 年 4 月 主催 森・濱田松本法律事務所 / 協賛 株式会社商事法務 『MHM 知財基礎セミナー』開催のお知らせ 【特許権+ノウハウコース】 【著作権+IT・エンタテインメントコース】 激化する国際競争の中で、政府が推進する『知的財産立国』実現への途上にあるわが国において、知的財産 権の重要性は増し、いまやその確立や活用、管理業務は企業法務の中核のひとつと位置付けられています。ま た、知的財産信託や知的財産担保など、その財産性に基づいたファイナンスも活発化し、不動産担保主義から の転換の流れの中で、重要な役割を果たしつつあります。また、ベンチャーのビジネススキームの構築に知財 の視点は欠かせません。 その一方で、増加する模倣品による被害や、増加の一途をたどる知的財産権訴訟、相次いだ「職務発明」訴 訟で認定された高額の「相当の対価」などに表象される訴額の高額化は、企業における知的財産権の適切な管 理の欠如が大きなリスクにつながることを雄弁に語っています。 このような状況の中で、各企業の法務部や知的財産部で活躍される皆様には、これまで以上に、知的財産権 を防衛し活用するための正しい知識が求められています。 このたび、森・濱田松本法律事務所では、株式会社商事法務の協賛を得て、当事務所が誇る第一線で活躍す る弁護士による、知的財産権に関する連続セミナーを企画しました。 本セミナーは、ベンチャー企業から大企業、技術移転に取り組む大学などで知的財産権業務に携わる担当者 を対象に、①『特許権+ノウハウコース』、②『著作権+IT・エンタテインメントコース』を設け、それぞ れのコースの中に求められる理論と実務について、基本的なものから最新の実務対応に至るまでに求められる 知識を習得していただくことを目的とするものです。 今回は、その中でも特に『知的財産立国』の要を担う『ベンチャー企業』の皆様、企業内知財部の皆様に、 創出した知的財産権をビジネスの基盤として活用するために必要な知識を習得していただきたいと考えてい ます。 カリキュラムの詳細は以下のとおりです。どうぞ、幅広い参加をお待ちしております。 森・濱田松本法律事務所 IP プラクティスグループ弁護士一同 6 月∼9 月(全 7 回開催) 9 月∼1 月(全 8 回開催) 日 程 : ① 【特許権+ノウハウコース】 ② 【著作権+IT・エンタテインメントコース】 会 場 : 森・濱田松本法律事務所 17 階セミナールーム (〒100-8222 東京都千代田区丸の内 1 丁目 6 番 5 号 丸の内北口ビル) 受講対象 : 企業の法務・知的財産部所属の方、ベンチャー企業知財担当者、新人社員等 (申し訳ありませんが、学生の方はご遠慮ください。) 講 師 : 森・濱田松本法律事務所・弁護士 ①末吉 亙/渡邊 肇/飯塚卓也/三好 豊 ②松田政行/早稲田祐美子/齋藤浩貴/山元裕子/横山経通/吉羽真一郎 受 講 料 : ①5 万円 ②5 万円 (①②通して受講いただく場合は 9 万円) 定 : ①②それぞれ先着 100 名 員 申込方法 : 別紙申込み用紙を弊事務所内セミナー事務局宛にFAXでお送り下さい。 ≪お送り先 FAX 03−5223−7694≫ 受付確定後、受講のご案内と受講料送金先のご案内をお送りします。 申込期限 : 定員になり次第締切ります。弊事務所ウェブサイトにて、受付状況をご確認くだ さい。 問 合 せ先 森・濱田松本法律事務所「MHM 知財基礎セミナー」事務局 電話: 03−5223−7794 (担当: 浅井、平日 9 時∼17時) E-mail: [email protected] : ※ ①②を通して(合計 15 回のうち)13 回以上受講された方には、修了証を発行いたします。 「MHM 知財基礎セミナー」詳細 【 特許権+ノウハウコース 】 ※ 8 月と年末年始は開催日がずれますのでご注意ください。 6/6∼9/5 第 1、第 3 火曜日 開催 18 時∼20 時 全7回 Vol. 1 特許法の基礎 〔第 1 回〕 弁護士 末吉 亙 6/ 6( 火 ) 「 特 許 法 総 説 」 ①特許法の概要(特に、特許要件、特許出願、審判・審決取消訴訟、冒認出願、職務発 明など)、②特許権をどのように活用するか−ビジネスの道具にする方法の検討。 Vol. 2 特許法の基礎 〔第 2 回〕 6/ 20( 火 ) 「 国 内 特 許 紛 争 」 弁護士 飯塚 卓也 国内特許紛争の大きな流れを理解し、初期対応や裁判における当事者として対応する際 のポイントを理解する。特許侵害紛争の際の権利解釈の基本的なルールや各種抗弁の 概要を理解する。 Vol. 3 特許法の基礎 〔第 3 回〕 7 / 4 ( 火 ) 「 特 許 権 ・ 著 作 権 を 中 心 と した 知 財 損 害 賠 償 論 」 弁護士 飯塚 卓也 知財法に共通する損害賠償規程を、特許法を中心に解説する。損害額の算定や、立証 にあたっての実務的なポイントをおさえる。具体的な例を前提に、損害賠償リスクを検討 する。 Vol. 4 特許法の基礎 〔第 4 回〕 7/ 18( 火 ) 「 国 際 特 許 紛 争 」 弁護士 渡邊 肇 海外における特許紛争、特に米国における特許侵害訴訟の手続概要、主として争われた 焦点の概略を示す。海外で侵害訴訟を闘うために必要不可欠となる実務的なポイントを 示唆する。 Vol. 5 商標法・不正競争防止法の基礎 〔第 1 回〕 8/1(火) 「商標法」 弁護士 末吉 亙 ①商標法の概要(登録要件、商品・役務の類否と商標の類否、民事的救済方法など)、② 商標権をどのように活用するか−「商標は噛めば噛むほど味が出る!」を検討する。 Vol. 6 商標法・不正競争防止法の基礎 〔第 2 回〕 8/29(火) 「不正競争防止法①−ブランド・デザインをコピーから守る!」 弁護士 三好 豊 判例を題材に、周知表示/著名表示/商品形態の具体例を学び、保護されるための要 件と具体的な防御手段を理解する。また、営業誹謗行為が問題になった判例を検討し、 特に取引先に対する特許侵害、著作権侵害等の通知について、何が許され何が許され ないのかを学ぶ。 Vol. 7 商標法・不正競争防止法の基礎 〔第 3 回〕 9/5(火) 「不正競争防止法②−顧客名簿、ノウハウを守る!」 弁護士 三好 豊 秘密管理性がないとして保護が否定された判例を題材に、営業秘密として保護されるた めの要件を学ぶ。退職者による営業秘密の持ち出し・漏洩を防止するための社内管理体 制のあり方を学ぶ。従業者の中途採用、共同開発、企業再編を題材に、他社から営業秘 密侵害のクレームを受けないための対策を学ぶ。 【 著作権+IT・エンタテインメントコース 】 9/20∼1/24 第 1、第 3 水曜日 開催 18 時∼20 時 Vol. 8 著作権法の基礎 〔第 1 回〕 弁護士 松田 政行 全8回 9/ 20( 水 ) 「 著 作 物 ・ 著 作 者 ・ 著 作 権 者 」 著作物と思想・感情、表現形式の関係について学ぶ。特許法との違いを理解する。基本 的な判例を参照し、言語について著作物性が認められた事案、否定された事案を検討し て感覚をつかむ。著作者概念、法人著作にも触れる。 Vol. 9 著作権法の基礎 〔第 2 回〕 10/ 4( 水 ) 「 著 作 権 」 弁護士 早稲田 祐美子 著作権の各権利(支分権)の概要を理解し、どのようなケースにどの権利(支分権)が機能 するかを学び、ビジネスモデルと著作権法の組み立てのいろはを把む(中古ゲーム、ファ イルローグ事件等事例を検証)。 Vol. 10 著作権法の基礎 〔第 3 回〕 10/ 18( 水 ) 「 著 作 者 人 格 権 」 弁護士 松田 政行 著作者人格権の存在意義、要件の基礎を学び、事案として現れた著作者人格権(同一 性保持権)の考え方を判例でつかむ。著作権との関係を示す。例として、教育・図書館・ 引用の利用との関係を示す(パロディ事件、ゲーム判例を検証)。 Vol. 11 著作権法の基礎 〔第 4 回〕 11/ 1( 水 ) 「 著 作 物 の 利 用 」 弁護士 早稲田 祐美子 著作権が制限されて著作物が自由利用されるケースとその限界を学ぶ。私的使用のため の複製、引用、営利を目的としない上演、時事問題に関する論説の転載等を中心に論じ る。また、ライセンス契約を含めた著作権契約のいろはを学ぶ。 Vol. 12 著作権法の基礎 〔第 5 回〕 1 1 / 1 5 ( 水 ) 「 侵 害 − 侵 害 しな い ・ され な い た め に ! 」 弁護士 吉羽 真一郎 著作物(コンテンツ)の侵害に関する考え方につき、主に判例を題材として感覚をつか む。実務的かつ応用力を要するテーマについて、今日的問題を示唆する侵害ケースの 事案を検証する。 Vol. 13 IT・エンターテインメントと知財 〔第 1 回〕 12/6(水) 「IT 知的財産権と実務」 弁護士 横山 経通 インターネットにおいて情報発信する場合に留意すべき点を検証する。−ドメインネーム の保護、ビジネスモデル特許、プロバイダ責任制限法、通信法制。 Vol. 14 IT・エンターテインメントと知財 〔第 2 回〕 1/10(水) 「映画制作及び利用と知的財産権」 弁護士 山元 裕子 アニメーション映画の著作者および著作権者について学ぶ。映画製作及び二次利用に 関する権利処理の実務及び契約書について学ぶ。キャラクターの商品化に関わる問題に ついて学ぶ。 Vol. 15 IT・エンターテインメントと知財 〔第 3 回〕 1/24(水) 「放送・通信の融合と知的財産権」 弁護士 齋藤 浩貴 放送と通信の融合とは?−技術、ビジネスと法律の齟齬を理解する。放送番組の二次利 用−放送番組の権利処理とその二次利用の権利処理の違いを学ぶ。著作権条約と国内 法の関係を学び、法改正による対応の可能性を探る。放送・通信のデジタル化に対応す るための DRM(Digital Rights Management)の法規制を学ぶ。 講師紹介 【特許権+ノウハウコース】 末吉 亙 ·············· 森・濱田松本法律事務所パートナー。東京大学法学部卒業、1983 年弁護士登録、第二東京弁護士会所属。知財紛争、企業コンプライ アンス等を専門分野とする。知的財産の公的職務(日本弁護士連合会知的財産政策推進本部事務局次長等)、知的財産専門人材養 成なども重要なライフワーク。 渡辺 肇 ·············· 森・濱田松本法律事務所パートナー。東京大学法学部卒業。1987 年弁護士登録。第二東京弁護士会所属。ニューヨーク州弁護士。イ リノイ州外国法事務弁護士。日本ライセンス協会元理事。知的財産権に関する著書・論文多数。米国をはじめとする、海外での国際的 知的財産権紛争の処理を主要業務のひとつとする。 飯塚卓也 ·············· 森・濱田松本法律事務所パートナー。中央大学法学部卒業、1990 年弁護士登録、東京弁護士会所属。1996 年ドイツ・マックスプラン ク知的財産研究所客員研究員。現在、特許法・著作権法にかかわる紛争処理実務を中心に手がけるかたわら、東北大学や岩手大学 等において知的財産法関連の講義も担当している。 三好 豊 ·············· 森・濱田松本法律事務所パートナー。慶応義塾大学法学部卒業、1995 年弁護士登録、東京弁護士会所属。ニューヨーク州弁護士。著 作権法学会、AIPLA 会員。知的財産権が関係する事業提携、技術取引、訴訟を専門とし、最近では偽ブランド・コピー商品の撲滅に尽 力するほか、技術系従業者の転職に伴う営業秘密に関するトラブル等の案件を多く手掛ける。 【著作権+IT・エンタテインメントコース】 松田 政行 ············ 森・濱田松本法律事務所パートナー。中央大学法学部卒業、同大学院法学研究科民事専攻博士後期課程修了 博士(法学)、1977 年 早稲田 祐美子 ······ 齋藤 浩貴 ············ 山元 裕子 ············ 横山 経通 ············ 吉羽 真一郎 ········· 弁護士登録。司法研修所民事弁護教官、青山学院大学法科大学院教授、文化審議会著作権分科会委員、エンターテインメント・ロイヤ ーズ・ネットワーク専務理事を務める。 森・濱田松本法律事務所パートナー。一橋大学法学部卒業、1985 年弁護士登録。第二東京弁護士会所属。法とコンピュータ学会会 員、著作権法学会会員。著作権、特許、IT等知財訴訟やライセンスを多く手掛ける。 森・濱田松本法律事務所パートナー。東京大学法学部卒業、1990 年弁護士登録、第二東京弁護士会所属。ニューヨーク州弁護士。法 とコンピュータ学会会員、著作権法学会会員。IT、エンタテインメント、ハイテク産業の分野の訴訟、取引両面に豊富な経験を有する。事 業提携、ライセンシング、ディストリビューション等の国際取引も数多く取り扱う。 森・濱田松本法律事務所パートナー。早稲田大学法学部卒業、1990 年弁護士登録、第一東京弁護士会所属。ニューヨーク州弁護士。 エンタテインメント、IT、放送分野の契約及び訴訟案件を多く手掛ける。渉外案件について豊富な経験を有しており、事業提携及び投資 案件も多く取り扱っている。 森・濱田松本法律事務所パートナー。東京大学法学部卒業。1993 年弁護士登録、第二東京弁護士会所属。工業所有権法学会会員、 著作権法学会会員、法とコンピュータ学会会員、日本スポーツ法学会会員、情報ネットワーク法学会会員。エンタテインメントビジネス、 ITビジネス、通信・放送に関わる案件、知的財産訴訟等を手掛けている。 森・濱田松本法律事務所アソシエイト。早稲田大学法学部卒業、2000 年弁護士登録、第二東京弁護士会所属。知的財産権関連訴 訟、契約実務等を専門とし、特に IT、エンターテインメントに関する著作権関連事案を多く手掛ける。 ∼ 森・濱田松本法律事務所概要 ∼ 森・濱田松本法律事務所は、2002 年 12 月 1 日に森綜合法律事務所と濱田松本法律事務所が統合して設立された法律事務所です。その後、2005 年 7 月 1 日には、当時知的財産権の分野における国内有数の法律事務所として高い評価のあったマックス法律事務所と合併し、現在(2006 年 4 月現在)、弁護士約 210 名、外国法事務弁護士 3 名に加え、司法書士有資格者、外国人トレーニー、パラリーガル、翻訳、司書その他のスタッフ約 350 名を擁する日本有数の大 規模総合法律事務所として、広範囲にわたる法分野におけるリーガル・アドバイスを提供しております。 主要クライアントは、国内企業、外資企業を問わず、金融業、投資銀行業、製造業、サービス業、電気通信業、IT 関連業、政府およびその関連団体、医療・学校 法人など、多岐にわたります。 森・濱田松本法律事務所の知的財産関係業務の取り扱いは 1975 年にさかのぼり、現在では約 30 名の弁護士がこの分野で活躍しております。 <ご留意事項> ・ 主催者、講師等の事情により、開催日や内容が一部変更になる場合がございます。 ・ お申し込み頂いた時点で講座が定員に達している場合は、こちらからご連絡致します。キャンセル待ちにつきましては、お受けできかねる場合がございますの で、ご了承ください。 ・ 受講料の振込み詳細につきましては、お申し込みを受け付けた方のみ FAX でご案内申し上げます。入金確認後、受講票をお送りさせていただきます。 ・ セミナーの録音・撮影や、講義中の携帯電話・パソコンのご利用はご遠慮ください。また、会場内は禁煙とさせていただきます。 ・ ご不明な点がございましたら、セミナー事務局まで、お電話または E-mail にてお問い合わせください。 主催: 森・濱田松本法律事務所 協賛: 株式会社商事法務 (本事業の公益的目的にご賛同いただきました。) 「MHM 知財基礎セミナー」事務局: 東京都千代田区丸ノ内 1-6-5 丸の内北口ビル 森・濱田松本法律事務所 電話: 03−5223−7794 (担当: 浅井) FAX: 03−5223−7694 E-mail: [email protected] www.mhmjapan.com
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