アジア初のフリーライドスキー・スノーボード世界選手権

News Release
2016 年 9 月 29 日
アジア初のフリーライドスキー・スノーボード世界選手権
「Freeride Hakuba」
開催決定記者発表会を長野県白馬村が実施
長野県白馬村は、世界で最も権威あるフリーライドスキー・スノーボードの大会である「Freeride
World Tour」
(以下 FWT)の会場としてアジアで初めて選出され、2017 年 1 月 13 日(金)~1 月 18 日
(水)に、その予選大会に位置づけられる「Freeride Hakuba」を開催することになりました。
これを受けて、開催決定記者発表会を 9 月 28 日(水)に銀座 NAGANO 2F イベントスペースにて実
施。白馬村観光局の太田文敏代表理事が、本イベントの開催概要を発表し、開催目的や白馬村の観光業
における意義について説明。さらに、FWT Management S.A. (本社:スイス ルトリー、グループ CEO:
ニコラ・ハレウッズ)のグループ CEO ニコラ・ハレウッズが、大会競技についてや、アジア地域初のパ
ートナーとして白馬村を選んだ理由、世界的にみた日本のウィンタースポーツ資源の価値について説明
しました。
また、大会を全面的に支援する Mastercard(本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区社長:ナンダン・
マー)からは、日本地区副社長 ワールドワイド マーケティング 秋田夏実が出席し、白馬村の決済環境の
充実など「スポーツ×地方創生」へ向けた新たな取り組みについて話しました。
左から、ニコラ・ハレウッズ、太田文敏、秋田夏実
会見の中で、白馬村観光局の太田文敏代表理事は、FWT をきっかけに白馬を世界の一流山岳リゾート
にアップグレードし、外国人誘致、地元経済の活性化で先進的な取り組みをしていきたい、ということ
や、多いときは 1 日に数百人が楽しんでいる「バックカントリー」と呼ばれる山岳エリアで楽しむスキ
ー、スノーボードの安全啓蒙を、オリンピックでも日本のウィンタースポーツをリードしてきた白馬か
ら促進していきたいという意思を表明。「FWT は20年の歴史の中で1件も死亡事故を起こしていない
という素晴らしい運営をしており、そのノウハウを学びたい」と述べました。
また、FWT Management S.A.のグループ CEO ニコラ・ハレウッズは、白馬とのパートナーシップは、
20 年の FWT の歴史の中で、最も大きな一歩の一つであり、起伏に富んだ地形に地球上でも最高レベル
と言える良質な雪質、100 年に及ぶスキーの歴史などを実際に見て、初のアジア進出にあたっては白馬
しか無いと確信している事を説明。白馬村、Mastercard とのパートナーシップを長期的なものにし、将
来は日本から FWT のチャンピオンを輩出したいと、述べました。
Mastercard 日本地区副社長 ワールドワイド マーケティング 秋田夏実は、白馬に訪れる訪日客の多
くが、クレジットカードから現地で現金を引き出しているというデータがあることを紹介。株式会社八十
二ディーシーカード(本社:長野県長野市、代表取締役社長:小松正)、および三菱 UFJ ニコス株式会社(本
社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上治夫)とともに、白馬村のキャッシュレス決済の環境整備を推進
し、観光による経済波及効果を促進、地方創生に繋げたい、と、Freeride Hakuba に協力する目的を説
明しました。また、Mastercard が世界で展開する、Priceless Japan (プライスレス・ジャパン)のプラッ
トフォームで、白馬の素晴らしさを国内外の顧客に伝えていく事も表明しました。
今回の開催は、バックカントリーの安全な楽しみ方を白馬から発信する事、グローバルブランディン
グとインバウンド観光客の獲得を目的として、白馬村観光局が誘致、実現。
FWT の開催には、平均斜度約 40 度、高低差 400m 以上の斜面を持ち、1 時間程度の歩行で選手がア
クセス出来る山が必要で、北アルプスの 3000m 級の急峻な山々にリゾートエリアから短時間で到達でき、
1 月初旬には十分な積雪がある白馬村は、1 月中旬に大会が開催できる現在世界で唯一のスキーリゾート
として認められました。
FWT の予選カテゴリの中で、最高レベルの「4スター」に位置づけられる「Freeride Hakuba」には、
世界各国からポイントランキングで上位の選手約 40 人が出場。ゲスト選手として、トップカテゴリの
「Freeride World Tour」に分類される選手も約 10 人出場予定です。
また、日本人選手の特別出場枠を設け、事前に開催するエントリーレベルの「2スター」のイベント
の勝者が出場出来るようにします。募集要項は追って開示される予定です。
【Freeride Hakuba 概要】
名称:Freeride Hakuba
開催期間:2017 年 1 月 13 日(金)~1 月 18 日(水)
開催場所:白馬アルパインエリア
主催:白馬村観光局、Freeride Hakuba 実行委員会
※プログラム等のお知らせは追ってお知らせいたします。
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自然志向が高まり、ウィンタースポーツもゲレンデ滑走だけでなく「バックカントリー」や「フリー
ライド」といった、山の地形を活かし自然を楽しむというスタイルの人気が高まっています。中でも日
本の質の高い大量のパウダースノーは海外で「Japow」
(Japan + Powder Snow)と呼ばれ、日本は最
高のバックカントリー体験が得られる国の一つとして認知されてきています。
これらを背景に、白馬村を訪れる外国人スキー観光客は、欧米、オーストラリアを中心に過去 3 年で 2
倍以上に増加。2018 年の平昌、2022 年の北京と、2 大会連続でアジアで行われる冬季五輪を控え、アジ
ア域内のウィンタースポーツ人口が増えることが見込まれており、特にスキーリゾートへの投資が活発
化し、2022 年にはスキー人口が 4000 万人に達すると予測されている中国は有望な市場です。※1
※1
UNWTO(国連世界観光機関) Euro-Asian Mountain Resorts Conference
白馬村は FWT とその予選イベントの開催で、そのグローバルブランド力を高め、グリーンシーズンも
含めた通年でのインバウンド観光客の獲得と地域経済の活性化に繋げるきっかけにします。FWT が海外
で培った雪山管理に関する最先端の技術やノウハウを取り入れ、バックカントリースキー・スノーボー
ドの安全啓蒙の促進に取り組むだけでなく、Mastercard、株式会社八十二ディーシーカード、および三
菱 UFJ ニコス株式会社との観光インフラ強化の促進、さらに、2015 年から白馬村と連携協定を結んで
いるヤフー株式会社との教育や IT 分野での連携も加速させていきます。
【Freeride World Tour(FWT)とは】
FWT は 1996 年にスイスで第一回大会が行われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡大。
現在は世界で唯一最大のフリーライドの世界ツアーとなりました。昨シーズン(2015 年 8 月〜2016 年 4
月)は男女・スキー・スノーボード・予選・ジュニア合わせて 3000 人以上の選手が世界を転戦し、合計
150 大会が欧州・北米・南米・オセアニアで実施されました。
≪過去の世界大会の様子≫
2014 年 イタリア・クールマイヨール会場 2015 年スイス・ヴェルビエ会場
以上
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白馬村観光局について(定款からの一部抜粋)
白馬村と観光事業者(白馬山系の山小屋経営者、旅館業者、索道業者、運輸業者、商工業者、案内人組合、
温泉関係者、金融関係者、農協、他)が英知を結集し、白馬村の豊かな自然環境を生かしながら、多様化
する観光志向に対応できる環境の整備、観光客の誘致、国際観光の推進を行うことにより、観光関連産
業の振興を図り、もって地域経済の活性化に資することを目的とするとともに、その目的を達成します。
白馬村の持つ魅力については www.vill.hakuba.nagano.jp をご覧ください。
本件に関するお問い合わせ:
電話: 0261-72-7100 FAX:0261-72-6311
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