2005年(pdf368k)

阿弥陀岳北稜(2005.2.26~27)
長野県山岳総合センターの講習仲間と登ってきました。冬山入門バリエーションコースで
すが天候に恵まれたため快適な山登りができました。八ヶ岳は虻が嫌で遠ざかっていまし
たがこの時期は良いものです。風が強いと手足が凍えます。
12:30 赤岳山荘駐車場
14:50 行者小屋テンバで仲間と合流。
夜まで宴会(イノシシ鍋風インチキおでん・焼豚ハムの直火炙り・ビール・焼酎・ウォッ
カなど)
2/27
6:45
テルモスに午後の紅茶を満たしてテンバ出発
7:00
中岳沢分岐。先頭を歩く私は道を間違え、赤岳と中岳のコルへ向かう沢に誘い込ま
れるが、すでに偵察済みの ara さんから指摘され進路を右にとる。
7:30
中岳沢の中ほどの樹林がまばらになったあたりから JP(ジャンクションピーク)と
第 1 岩稜のコルへ向かう沢へ入る。
7:40
沢を半分ほど詰めあがった後、右手に見える JP に向かう急な支尾根に取り付く。
下部は雪が固く締っており比較的歩きやすいが、上部は雪が深く斜度も増すためラッセル
ぎみの蹴りこみで稜線へ這い上がる。
8:00
JP 通過。八ヶ岳山麓の村まできれいに見晴らしがきくが、風が非常に強く先が案じ
られる。
8:05
JP から穏やかな稜線を少し歩いたところでアイゼン装着。快晴ではあるが下から吹
き上げる強風に手も足も凍える。
8:10
第 1 岩稜は雪で隠れている。結構な急斜面だがピッケルもアイゼンも程よく効く上
に、ダケカンバの枝など多数の手がかりあり。ここは快調に登る。
8:30 第 1 岩稜終了点(第 2 岩稜取付点)に到着。大休止してハーネスなど取り付ける。
9:00
第 2 岩稜ワンピッチ目に nassy が取り付く。風が一段と強くなりビレイしている私
は寒くて泣きたくなる。ロープは50mほぼいっぱい。時間もかかっているし大丈夫だろ
うか?見えないだけに余計心配になる。ようやくビレイオフの笛の音に一息つくも、凍え
きっている ara さんと私は体がまともに動かない。
ワンピッチ目の取り付きは、小ルンゼにある足場にアイゼンを預けて体を持ち上げていく。
ホールドは大きくてしっかりしているのだが、クライミングシューズなら問題の無い岩で
も、アイゼンをつけて登るのは意外と大変である。クライミングの練習していないから当
たり前といえばそうなんだけど。登りきった後、トラバース気味に回り込むとちょっとし
たフェイスになる。ここは左下のアンダーホールドを使って踏み出す。手がかりはあるも
のの雪を払いながら登るのは初めての経験。
10:20
ワンピッチ終わるのに、結構な時間がかかった。幸いなことあれだけ吹き荒れて
いた風がピタリとやみ手足に暖かさが少しずつ戻る。
10:50
第 2 岩稜2ピッチ目に入るが、セカンドでお気楽な私は写真撮影に励む。最初の
支点は3mくらいのところにピナクル状の小岩があるが、他には支点を取る場所が無い。
ここを越えて右へトラバースすると草つき混じりとなり、ホールドが小さくなる。ピッケ
ルを出して、浅い雪にピッケルをたたきこみながらずり上がるように少しずつ進む。ここ
を過ぎると、最後の難所のナイフエッジである。3~4 メートルの水平移動だが、平均台
を歩くようで何とも気持ちが悪いが難所はこれで終了する。
11:30 最後のひと登りは快適な雪稜歩き。程なく中岳方面からの登山道と合流。
11:45 無事に阿弥陀岳山頂到着。
12:15 山頂発。
13:00 行者小屋着、麻婆春雨をつまみに残しておいたビールで乾杯。
14:25 撤収して行者小屋発
16:00 赤岳山荘駐車場で解散
阿弥陀岳南稜~中央稜(2005.3.30)
先月阿弥陀岳の北稜を登った仲間と南稜を歩いてきました。無名峰までは樹林帯の中をダ
ラダラと歩きますが、ここを抜けると爽快な登りが楽しめます。核心部分はP3になりま
す。手がかりのある、岩登りコースとロープがフィックスされたルンゼコースが選べます
が、今回は風が冷たくてビレイをする気分でないのに加えて時間の制約があったためルン
ゼを登りました。夏に登ったことはありませんが、雪がついているとルンゼハかなり登り
やすいのでは無いかとの印象です。私にとっての核心は下山時における軟雪の踏み抜きで
す。ラッセルに必要かと思い持参したワカンが、下山にこんなに役立つとは。
反省がひとつ、中央稜下山途中で日のあたる沢をトラバース中に、気の緩みから滑落、ピ
ッケルバンドを体に固定していなかったのでピッケルを残したまま、数メートル滑り落ち
てしまった。
爺ヶ岳(2005.4.23~24)
爺ヶ岳の南尾根を歩いてきました。今回はロープの必要が無いということに加えて、時間
がたっぷりあったので、宴会とイグルーづくりがサブメニューです。企画者の副長は風が
吹き始めて寒くなる中で一生懸命イグルーを作っていましたが、私はすでに宴会モードに
突入していたためほとんど手伝わなかったのです。結果的には最後の天井づくりを残して
時間切れになってしまいました。ゴメンナサイ。2 日目はピークハントの日、ご来光を拝
もうとのことで 3 時 30 分起床と約束はしたものの、やはりノロマな出発をしたため、途
中でお日様が出てしまいました。山頂はまだまだ冬景色で強風でしたが、バッチリ晴れて
きれいな山にお目にかかれました。
虚空蔵山(1139m)
気になっていた山ですが、行く機会がありませんでした。今回ちょっと時間ができたので
登ってみることを思いつきました。アプローチも地図も見ないお気楽計画でしたので、四
賀のクラインガルデンに顔を出して情報収集することにしました。親切に教えていただい
た内容は、有機センターを過ぎて炭焼き小屋の前に出ると登山口があるが、早く山頂に立
つには、登山口の看板を通り過ぎて1キロほど進み清水の湧き出ている「岩屋神社」の鳥
居から登るのが良いとのこと。道が下りだすと行き過ぎだから注意するようにとのアドバ
イスに加え、通行止めの案内は無視しても良いなど、本当に地元ならではのありがたい情
報でした。湧水を頂いてから登山道に取り付きます。目印は「お地蔵さん」(もしかした
ら虚空菩薩様かな)の前から、いきなり急な石段を直登する。これが本当に急な傾斜であ
えぎながら登ること10分少々。ここで岩屋神社?の前に出る。一息入れると道もなだら
かになりほど無く山頂に到着。山頂からは北に四阿屋さんと筑北の村、南には戸谷峰と四
賀の里。少し遠くの西には、見事な鹿島槍が。大変満足な眺めです。
燕岳(2005.7.9)
梅雨時の間隙を突いて燕に登ってきました。山頂方面は混雑している様子だったので今回
は蛙岩まで。稜線は人も少なくて快適なハイキングとなりました。遠くに見える北鎌尾根
を眺めながら「今年は何とか北鎌尾根を登りたい。」と願うものの、見ているだけで足が
すくむ自分が情けない。やはり梅雨時とあって、ガスが登り始めると雨足も速く近づいて
くる。降られる前に、何とか間に合い有明荘で入浴となりました。予想通り中1日明けて
からの筋肉痛です。
後立山連邦(20057.17~7.19)
海の日を挟んだ連休に、仲間と南岳でも行こうかと考えていましたが、天気が悪そうなの
でバリエーションルートは中止。少し残念なので1日日程を遅らせて後立山連邦を縦走し
てきました。当初の予定では遠見尾根から針ノ木岳経由扇沢への縦走を計画していました
が、最終日に天候が崩れたため新越山荘まで行っただけで柏原林道を下山しました。ハイ
ライトは2日目、快晴に恵まれて五竜岳から鹿島槍、そして爺ヶ岳までの縦走になりまし
た。今回は軽量化を図るためにテントとシュラフは持たずに、タープとツェルトそしてシ
ュラフカバーでの旅にしましたが、補助ロープやストック、そして発泡酒を持ったらいつ
もより5キロほど軽いだけでした。初日の晩は強風、そして2日目は夕立にたたられて寒
かったのでテントにすれば良かったと後悔しています。(タープ+補助ロープ+ストック
>テント)
行動の記録
2005.7.17(日)
7:15 大糸線乗車
=
8:45 神城駅下車
=
9:10 シャトルバス
=
9:40 - 10:07 休憩(1750m) - 10:48 小遠見山(通過) - 11:08 中
遠見山(休憩)
-
12:00 大遠見山(休憩)
-
12:40 西遠見山(大休
止)
-
13:40 休憩(2350m)
-
14:20 白岳(ビール)
-
14:30 五
竜山荘キャンプ場
4:30 五竜山荘発
2005.7.18(月)
憩)
-
- 5:20 五竜岳(休憩)
8:30 キレット小屋(休憩)
10:50~11:30 鹿島槍(大休止)
-
-
-
7:00 北尾根の頭 2560m(休
10:10 南峰下 2750m(休憩)
-
12:50 冷池山荘(15 分休憩)
-
14:30~14:50 爺ヶ岳南峰(ビール) - 15:20 種池キャンプ場
4:50 種池山荘発
-
6:10 岩小屋沢岳
-
6:45~7:10 新越山荘(撤退決
2005.7.19(火) 定) - 9:05 種池山荘(休憩) - 10:45 休憩(1900m) - 12:10 扇
沢駅 = 12:25 バス乗車 - 12:50 薬師の湯
食事の記録
と
き
朝
行
動
食
夜
おにぎり2個・アミノ酸 おにぎり1個を雑炊の
2005.7.17(日) -
1 袋 ・ 発 泡 酒 1 本 ( 白 素で煮る
岳)
インスタントラーメン
2005.7.18(月) におにぎり1個ぶち込
む
ウイスキー
カレーパン1個
アミノ
酸1袋・発泡酒2本(鹿
島槍・爺ヶ岳)・粉末レ
モネード2袋
行動食
発泡酒1本
カレーパン1
2005.7.19(火) インスタントラーメン 餅菓子(100円)
イン
スタントコーヒー1袋
焼き豚
ビール1本(購入)
マーボ春雨
焼き豚
ウイスキー少々
下山後
大町温泉郷薬
師の湯
生ビール
も
つ煮で一杯(うんま
い)
(反省)
・安いシュラフカバーでは濡れて寒いのでゴアが欲しいなあ。これにダウンジャケットを
持参すれば3シーズンシュラフは不用かも。
・持参した補助ロープは少し重かった。ツェルト泊の場合いは 6 ミリ×10メートルで十
分かも。
・ツェルトの使い方をもう少し考えなくてはならんでした。
(山からの贈り物)
いつも山に贈り物(紛失)をしてヒンシュクを買っている私が贈り物をいただきました。
記名が無いので届けることができませんがしばらくの間(3ヶ月ほど)管理した後に廃棄
(本当かいな)します。お心当たりの方は、紛失したと思われる場所と日を連絡ください
ね・・・。
IXY デジタルカメラ純正ケース(ケースを持っていない私のデジカメにぴったりサイズ)
GPS ガーミン社 Etrex Venture(ガラスにヒビ入っていますけど使えますよ。)
剱岳源次郎尾根(2005.7.29~7.31)
昨年敗退してからの懸案であった剱岳源次郎尾根ですが、長野県山岳総合センターLC3
期生の仲間と再挑戦して無事に登ることができました。今回は万全を期すために、梅雨明
け10日の、もっとも天候が安定する時期を選んだのですが、天気予報の降水確率は5
0%以上の確立で雨です。中止も視野に入れて悩んでいたところ、メンバーの「宴会やる
だけでもいいか」との言葉に決行を決定。曇天の中を剱沢のキャンプ場に向かいました。
テントを張って一杯やろうと思う頃には雨が降り出します。宴会は盛り上がるものの意気
消沈です。
当日の天気は霧雨と深い霧、仕方が無いので出発を1時間遅らせることに。気分的には全
員が「取付まで見にいければ良いかな」という感じでした。個人的には源次郎尾根がダメ
ならせめて長次郎雪渓でも行きたいと思い、ピッケルを持参したのですが結果的には最後
までお荷物になるだけでした。まあいいか。
取付き地点に着く頃には好転の兆しも見えたため登ることになったのですが、気が乗らず、
「行くのぉ~?って雰囲気です。」昨年の失敗もあるため、今回は取付きから忠実に踏み
跡をたどったところ、あっさり尾根コースの取付が見つけられました。昨年はルンゼコー
スの取付から左手へ斜上して取付いたため、尾根に乗るまでに悪戦苦闘(3時間以上)し
たものですが、わかってみればこんなもんです。(昨年よく尾根へ乗れたと未だに不思議
です。)今回は懸垂下降とルーファンミスのためロープを出したことを除けば、取付地点
の古い残置スリングを使う気にならずに時間をとってしまったのが、もっとも難しかった
部分だったかもしれません。昨年の骨折がトラウマにもなっており、途方に暮れかけてい
たところ仲間が見事にルートを開いてくれました。この急な尾根に乗っかれば、ひたすら
尾根筋をたどるだけですが、数十分も登れば途中に右手のルンゼコースに合流できる場所
が出てきます。そのまま尾根を行けば良いのに、またしても私の判断ミスでルンゼの途中
をウロウロすることになり 1 時間のタイムロスをしてしまいました。これはスタカットの
練習だと思ってのご愛嬌です。我々は尾根とルンゼの間の開けた急斜面で、尾根コースに
並行するようにルートを取ろうとしたのですが、それがそもそも無理だったのでしょう。
後でガイドブックを読み直した結果、ルンゼコースに入るのであれば、高度を上げずにト
ラバース気味にルンゼへ向かわなければならなかったのです。尾根に戻ってからは偵察を
行いながら稜線を忠実にたどり、無事念願の山頂に到達できました。同行してサポートし
てくださったメンバーのみなさんありがとうございました。前回の敗退とは比べものにな
らないくらいスムーズな山行は本当に楽しい思い出です。
剱岳源次郎尾根行動の記録(2005.7.30 sat)
場
所
剱沢キャ
ンプ場
源次郎取
付
尾根コー
ス分岐
尾根に乗
る
到着時刻
(通過時
出 発 時 行動時 休憩時
刻
間
間
-
5:30
-
-
6:20
6:50
0:50
0:30
刻)
メ
モ
曇天で元気が出ません。途中でアイゼン
をつけてペースアップ
ハーネス装着など結構時間かかってま
す。
コースはすぐ見つけたけど最初の岩を越
(7:00)
-
-
-
えるのに 30 分近く要する。手際よくい
きたいものです。
(7:50)
-
-
-
ハイマツの急斜面は、やはりうるさい
草つきのルンゼコースへ入ってみる。先
ルンゼへ
入る
8:00
8:10
1:10
0:10
行者のいる尾根道を忠実に行っていたら
30分は短縮できたでしょうがこれも実
力。落石 1 回あり
尾根へ戻
る
9:20
1 峰取付 (10:30)
1 峰お花
畑
11:40
9:30
1:10
0:10
-
-
-
11:50
2:10
0:10
スタカット 1 回、高度は50mほどしか
稼げず失敗。
感じの悪いトラバースあり、その後草つ
きのルンゼに踏み跡を拾う
途中小休止を入れながら歩く
自分には意外と難しく感じた。でもフリ
1峰
(12:10)
-
-
-
クションはよく効く。ルート偵察を繰り
返しながら登る
2 峰山頂で大休止。懸垂地点まではやせ
2峰
12:45
13:00
0:55
0:15
ている。平蔵側に気になるトラバース1
回
懸垂開始
地点
懸垂終了
点
13:05
13:10
0:10
-
13:50
14:00
0:40
0:10
懸垂セットに 5 分
懸垂関係で約40分。混んでいれば待ち
時間大変ですな~でもここで休憩できま
した
剱本峰
14:50
15:35
0:50
0:45
剱までは各自のペースで登る
前剱
16:40
16:50
1:05
0:10
本峰から下は、鎖ベタ打ちですから
剱山荘
18:10
18:30
1:20
0:20
途中休憩を入れながらゆっくりと下る
19:05
-
0:35
-
暗くなってました
剱沢キャ
ンプ場
10 時 間 2 時 間 疲れましたね~でも懸垂下降地点で結構
行動時間 13 時間 05 分
55 分
40 分
休めました。
爺ヶ岳(2005.8.6)
先週登った剱岳を眺めようと思ったのに展望がなくて残念
6:30 扇沢
-
9:30 種池山荘
-
10:00~12:00 爺ヶ岳南峰
-
12:30 種池山荘 -
14:10 扇沢
南岳から奥穂高岳へ縦走(2005.8.19~8.20)
8月19日の記録(横尾~本谷橋~横尾本谷右俣~南岳)
槍ケ岳北鎌尾根を登ろうと計画が持ち上がっている矢先ですが、少し高所に慣れておこう
と、しばらく登っていなかった穂高連邦に1泊で行くことにしました。いつも同じコース
では面白みにかけるので、初日に横尾本谷右俣をツメて、南岳でテン泊。2日目は大キレ
ットを越えて奥穂高岳経由岳沢へ下りるという計画です。天気予報は曇りということでし
たが、あいにく初日は曇り時々雨、2日目はガスの中で展望は望めず歩くだけの山行にな
ってしまいました。
さて、初日の南岳へ向かう横尾本谷右俣コースですが、ここは南岳のホームページでパー
フェクトなガイドがなされていましたので、迷うことも少なく無事到達できました。ここ
数日雨が降ったりやんだりの状態らしく、水量は多めだったと想います。膝上までの渡渉
は何回か繰り返さないとなりませんので、霧雨で濡れたのか、川から飛ぶ飛沫で濡れたの
かはわかりませんがびしょ濡れでした。難所は1箇所、右俣に入ってからの滝で、大岩を
ひとつ乗越しますが、岩の右にザイルがフィックスされているので登ることができました。
(実は、ロープに頼りきりにならないように、あれこれトライしてみましたが登ることが
できず、結局全体重を預けてしまいました。)この先の黄金平と呼ばれるらしいモレーン
付近は、コバイケイソウなどの高山植物が美しい楽園です。この辺りから伏流してしまい
ますので最後の水場となりますがとても美味しい水です。ツメの最後はザレ場から岩塊を
階段状に歩いて終了です。是非秋晴れの紅葉を見に行ってみたいものです
5:55(上高地)
-
10:20(涸沢出会)
8:45(横尾で朝食)
-
-
10:50(二俣休憩)
9:40(本谷橋通過)
-
-
12:15(モレーン手前
で水が伏流するので給水)13:00雪渓
走路へ合流)
-
-
13:40(ザレた沢をツメあがって縦
15:00南岳キャンプ場
8月20日の記録(南岳~大キレット~北穂高岳~奥穂高岳~岳沢)
夕べはツェルトで一晩過ごしました。北鎌尾根の予行演習を兼ねていたので、シュラフは
持参せずにシュラフカバーとツェルトで宿泊。持っていった服を全部着こんで眠ったので、
なんとか寒さはしのげましたが、内側が結露してしまい快適というわけにはいきません。
やはり次回はテントにしましょう。
さて、大キレットの印象ですが前回歩いたときから数年たちますが、整備が行き届いてお
りびっくりしたというのが第1印象です。ナイフリッジを乗り越す場所や、飛騨泣きも含
めて、ここはちょっと難しいかなあと感じていた場所には、すべて鉄製の足場がつくられ
ていました。登山道の整備は山小屋が行うべきか行政が行うべきかという議論があります
が、営業小屋と営業小屋を結ぶルートは、山小屋にお願いしてしまって良いのかもしれま
せん。涸沢槍付近は崩落後、完全に安定したようで浮石もなく安全に通過することができ
ました。やはり太い鎖がかけられているので安心できます。(とは言っても、私はビビリ
なので、トラバースはカラビナとデージーチェーンを使用してバックアップしました)核
心部分といえば岳沢になるかもしれません。足に疲れが来る時間帯に結構な勾配がありま
すから、紀美子平から岳沢ヒュッテまでは気が抜けませんね。
そう言えば、岳沢ヒュッテ直前で土砂降りになったため、ヒュッテに着いて雨宿りのつも
りでビールを飲んでいたところ、急に増水して足止めとなってしまいました。小屋の従業
員さんのご苦労で足場とフィックスロープがかけられ無事に渡渉しました。それはそれで
ありがたかったのですが、小屋は岳沢の右岸に建てられており、登山道は小屋を経由させ
るように作られています。その後、登山道は小屋の下流で左岸に渡り返します。もちろん
小屋を経由しない左岸どうしの巻道もありますが、誰もこの道には気づきませんね。無理
やり岳沢ヒュッテに誘導しているのだから上記の作業は当たり前かな?(小屋でビール買
って飲んでいる私には、意見を言う資格なしですけど。)天気には恵まれませんでしたが
良く歩いた2日間でした。
5:05(南岳小屋発)
5(穂高岳山荘)
-
平でラーメンタイム)
-
-
7:25~7:40(北穂高岳)
10:05(奥穂高岳)
-
-
-
9:20~9:3
11:15~11:35(紀美子
13:25~14:00(岳沢ヒュッテ、増水で足止め)
15:30上高地
パノラマ銀座縦走(2005.8.28~8.29)
本当なら今日は槍ケ岳北鎌尾根にアタックする日。ところが先日の台風11号により新幹
線内にメンバーが足止めされてしまったため中止となってしまいました。しかし台風一過
の好天模様の上、折角休暇も取ったのに家でゴロゴロしていても仕方ないのでこのコース
を歩くことにしました。大天井岳から常念岳を歩くのは初めてのことです。理由は簡単で
す。私はケチなので、中房温泉までの交通費と、下山のための一ノ沢からのタクシー代が
もったいなくて行く気になれなかったのです。妻に相談したところ、常念岳の一ノ沢下山
口まで私の車をデポするため同行し、穂高温泉郷「しゃくなげ荘」前まで送ってもらえる
ことになったので有難くでかけました。こんなに優しい待遇があるとは・・・。きっと北
鎌尾根中止のがっかりした顔を見て相当気の毒に思ったのでしょう。感謝の気持ちで幸先
良くスタート。中房温泉行きのバスまでは少し時間があるので、持参した文庫本でも読も
うと思っていた折、運良くカラのタクシーが通りかかり、バス代 1200 円で中房まで乗せ
てくれるとのこと、タクシーさんも自分の小遣い稼ぎだけど、こちらも勿論文句無し。あ
りがたく乗せていただいたのでした。今日の楽しみは、燕山荘から大天井までのスカイト
レイルなので、燕山荘までは一目散に登ります。
燕山荘のテラスでつまみを作り、凍らしたビールを飲んでいた折(しっかり融けていない
ので、泡が吹き出して困った)若い娘と意気投合して同行することになったのです。
(8/28)
7:30 常念岳下山口へ車をデポ
-
8:55 第1ベンチ
ンチ
-
-
10:47 合戦小屋
お茶を沸かして大休止
-
-
7:46 穂高温泉郷しゃくなげ荘前
9:19 第2ベンチ
-
-
9:46 第3ベンチ
11:48~12:30 燕山荘
-
15:55 大天荘着キャンプ設営
=
-
8:30 中房温泉
10:16 富士見ベ
のんびり歩いて
-
-
14:20
16:15 大天井岳PH
(8/29)
4:00 起床・撤収
-
5:15 ご来光
-
6:00 出発
-
のんびり歩いて
-7:30 横通岳
(ピークまで標高差10m、サルの群れに遭遇して逃げたのだ) - 8:10~9:00 常念小
屋
-
9:40~10:10 常念岳PH
-
11:00 常念小屋
-
14:30 一ノ沢登山口
-
15:15 堀金村ホリデー湯
(装備)
ザック80リットル・テント3人用・シュラフカバー(使わず)・シュラフ夏用・エアー
マット小・ダウンパーカー・ガスバーナー・コッフェル・ピンチパック・水3.5リット
ル・缶ビール3本・ウイスキー500cc
槍ヶ岳北鎌尾根(2005.9.17~9.19)
天候不順で、延期になっていた憧れの槍ヶ岳北鎌尾根ですが、ついに登れる日が訪れまし
た。メンバー長野県山岳総合センターリーダーコース3期生の4人。年齢構成も様々で、
親子以上に年の離れたメンバーです。山を登るための特筆する技術は持ち合わせていませ
んが夏に剱岳源次郎尾根を一緒に登っているのでチームワークは抜群です。計画するにあ
たり「体力的に自信がない」なんて声も出たため、稜線上でフォーカストビバークと決め
ての出発です。何となく出来てしまった私の役割分担は、登山計画とルートファインディ
ングになっています。情報収集する中でのポイントは4つと決めました。1番目は北鎌沢
右俣を忠実に詰めるためのルートファインディング。2番目が独標のトラバースを終えて
からの岩登り。3番目はP14付近のルートファインディング。そして4番目が大槍直下
のチムニー登りです。安全については万全を期するためにシングルロープ(9.6mm)まで用
意しました。そして少しでも心配なら積極的に活用しようと。結果的にはガスの中の道迷
いなどで、ザレ場のトラバースでのフィックスなど8mm の補助ロープを2~3回使用した
だけでした。大槍に登り終えた日は生憎の雨で、展望がきかなかったのですが、山頂で他
の登山者からスタンディングオベーションで迎えられたのは初めての経験でした。無事に
帰ることができて本当にホッとしたというのがピークハントしたときの実感ですが、今は
(2005.9.24:AM10:20 現在)積み残しの宿題をどう処理しようかと考えています。それは、
P14過ぎのビバーク地点から、山頂まで雨と霧で道迷いをしてしまい「北鎌平」を踏め
なかったことです。だから必ずまた登らなければなりません。最悪の場合でも、山頂から
北鎌平を踏みに降りる予定です。その時の自分用の覚え書きとして、「北鎌尾根登山ガイ
ド」をメモしました。そしてメモを充実させるためにこれからも資料整理や収集を行って
いきたいと思います。
記憶と感動の残っているうちに、速報的に掲載しました。カメラが不調で変な斑点が出た
りもしていますが、メンバーから写真提供を受ければ、差し替えたり綺麗な写真を掲載し
たりできると思います。また不完全な部分は随時更新していく予定です。メンバーの皆さ
んありがとうございました。そしてインターネット上で様々な情報を提供してくださいま
した皆さんありがとうございました。
★貧乏沢上部
秋の貧乏沢は良く踏まれている。上部は藪の中の踏みあとを拾うが、大天井ヒュッテの従
業員さんがノコギリで枝払いをしてくれてあるので全く問題無し。
貧乏沢下部
貧乏沢の所要時間は、おおむね2時間。中腹はガレ場で下流はゴーロとなる。水流が出て
きて詰まりそうになったときは、無理して渡渉せずに、左岸の巻き道を捜すと必ず見つか
る。したがって、沢の左側を歩くのが無難です。1カ所だけフィックスロープが張ってあ
りました。
★天上沢と北鎌沢出会
北鎌沢と天上沢の出会いには小さなケルンがありました。天上沢を右だけ見て歩いたとき
に初めて出てくる沢が北鎌沢です。
右俣本流は赤線です。合流する沢を右に進むというのは正しいのですが、右の青線には入
るのは駄目なんです。P7に向かう支沢の間違った踏みあとですから、あくまでも右俣本
流を詰めましょう。沢の幅は最低でも2メートルありますから人が一人通れる程度の沢は
支沢です。そして降りるのに苦労するほどの急勾配ではありません。あまり急坂になれば
道間違いでしょう。
★北鎌沢の岩
北鎌沢には大きな岩が3つほどあったと記憶しています。ひとつは岩小屋でビバークでき
そうな祠です。これは右から巻いていきます。次が左側にロープがフィックスされている
岩です。古そうだったので頼らずに登り、調べてみたらロープはボロボロでしたので、利
用するのは危険(ロシアンルーレット状態)です。そんなに難しくないのでこのフィック
スロープを使うのは、やめましょう。右手のちょっとしたフェイス状のところで手がかり
が見つかります。最後がかぶり気味の大岩で、左へ回ると残置されたハーケンがあります。
登るのに厳しそうだったので、少し戻って右手の斜面を捜したら、かすかな踏みあとの、
高巻き道が見つかりました。ちょっと藪こぎをしますが、また左手の正規ルートへ戻れま
す。(この合流でもとのルートに戻らずに踏みあとをたどって右へ入ってしまうと「北鎌
の罠」にはまり、P7へ向けての厳しい登りになるようです。)
★詰めまであと45分程度の場所。わりと大きな石の手前に右へ向かう踏みあとがあるの
で騙されないように。ここは石を回り込むとまた沢に合流します。
先行パーティーはここに踏み込み懸垂下降やらなにやらで相当苦労したようです。私たち
が入山する数日前に、北鎌沢で悲しい転落事故死がありましたが、どこかの支沢に誤って
入ってしまったのだと思います。右俣本沢を正確に詰めると危険な所はほとんどありませ
ん。
最後の詰めは急な沢が二筋に分かれます。どちらもガレていたので、途中からモレーンに
も似た真ん中の急斜面を登ったら北鎌沢のコルに出ました。下から見るとトンネルの出口
にダケカンバがあるといったイメージです。
★P8への登り
北鎌平から、P8までは明瞭な踏みあとがあり間違えることはありません。ハイマツの枝
や、骨のような根をつかんでぐんぐん高度を稼げます。正面に見えているのはP8ですが
ここまでに3つの小ピークを越えます。
P8から天狗の腰掛(P9)までは岩稜帯に入ります。ペイントはありませんが北穂や
前穂などの一般道と同じイメージです。
天狗の腰掛からは独標のトラバース道などが観察できます。P8までの難所は1箇所かな。
3つめの小ピークを下りきってから、P8への取付きがこれです。手が届けば右上にある
ハイマツの枝を引っつかんで、トラバース気味に左へ斜上すると良いです。
★独標へのトラバースルート
独標のトラバースルートは、途中で岩を抱え込むようにしてトラバース(リングボルトと
残置スリングあり)した後、リュックがひっかかりそうな、低いバンドを過ぎるとトラバ
ースの第1段階は終了する。ここで道は左に直角に折れ曲がり数名が休める(注)テラス
になっている。眼前には高さ5メートル程度の岩場が現れる。小石の落石が多い岩は少し
厳しいが、これを登りきると再びトラバースルートと直上するルート(残置ハーケンあ
り)に分かれるらしい。トラバースしていくのが正規ルートなのかもしれないが、トラバ
ースルートに目が行かなかった(実は上ばかり見ていて私は気がつかなかった。仲間はト
ラバースルートがあることに気がついていたとのこと)ことに加え、直登ルートが今登っ
た5メートルほどの岩場と難易度が同じくらいに見えたため取り付く。やってみると若干
厳しいため安全の為に8mm×20mの補助ロープを出す。岩場を登りあがるとザレた部
分はあるが、さして困難でない岩稜歩きの末独標の頂稜に到達した。独標を巻いた先のコ
ルに出るとばかり思っていたのに出た場所が独標の頂稜であったことにビックリしたもの
である。独標の頂稜から次のピーク(ニセ独標)まで稜線上を歩くのは少し厳しいので、
千丈沢側をトラバース気味に下りてから再び稜線に戻ることにした。
(注)このテラスから、「さらにトラバースしていく細い踏みあとがある」と詳細に記述
しているホームページもあるが、私は見つけられなかった。(目が上にしか向いていなか
ったのかなあ?)今度行く機会があれば確かめます。
★2005 年の宿題である独標のトラバースルートについて、「さらにトラバースしていく細
い踏みあと」が、確かにありました。岩はしっかりしていますが、足元が落ちているので
確保しようと思いロープを出しましたが、結局ロープを用意したことにより、2005 年同様
直登してしまいました。単独者がトラバースしていく様子を見ましたが、難易度はトラバ
ースの方が楽そうです。これは独標とニセ独標のコルに出ます。P11へ向かうにしろ、
独標を踏みに戻るにしろ巻かずに頂稜を目指すほうが良さそうです。
なおテラスから独標へ直登する場合でも、私たちの出した最初の1ピッチはロープの必要
はないと思います。少し登ると岩小屋のような場所に出ますが、右手のフェイスを越える
と、難所は終わりです。ただしこのフェイスをまたぐ部分は、高度感があります。落ちる
としたら岩を挟んでビレイヤーの反対側になりますから、単独でなければビレイだけしっ
かりしていれば中間支点もとらずにすんでしまいそうです。(2006.8.20 現地調査により加
筆)
P11は尖っているが、間を抜けるルートができており、特に困難な場所は無かったよう
な記憶がある。P12は写真の影になっていると思うが、千丈沢側をトラバースするしっ
かりしたルートがあるので間違うことは無いだろう。このあたりまでが気の休まるところ
である。P12を過ぎると少し切り立った岩場を慎重に下り、P13へ向けてのコルに降
り立つ。今までと打って変わった白い岩肌に変わる。巻き道のない事を確認した後、直登
コースに取り付くことになるが下部は白く脆い岩場であり、縦に走ったクラックを手がか
りにしてほぼ直線的に取り付くことになる。短い登りではあるが中段まで登った部分から
は、ボロボロのザレ場になりとても嫌らしい。独標を過ぎてからP15までで、技術的な
核心部分はここかとも思われた。残置ハーケンもあるため、補助ロープでバックアップし
た部分である。白くザレたP13からは、若干のアップダウンを繰り返すように千丈沢側
を巻くと、巻き道の途中の右手のコブに整地されたテントサイトが現れた。ここを過ぎる
と左に回り込むようにして、P14手前のコルに到着する。事前の情報により、P14の
核心はルートファインディングと決めていたので部分である。このコルからは千丈沢側に
見事にしっかりしたトラバース道が右に見えており、引き込まれそうになるので要注意で
ある。ここを偵察に行ったメンバーが引き込まれたので、大声で呼び戻した場所である。
目印として、しっかりしたトラバースであるにもかかわらず、10メートルほど進んだ部
分が、体を低くし、手をついて岩の下をくぐるようなイメージの場所であれば戻ったほう
が良いだろう。トラバース道との分岐から注意をして左手を眺めると、急な斜面で薄茶色
にザレてはいるが、何とか登れそうなルートが見えてくる。じっくりとルート観察をして
から登ればロープが必要な場所は無かった。P14からの独標は最高の眺めである。ここ
からP15とのコルに向かっては、少し大きなピーク(仮称ピーク14.5)を巻くこと
になる。トラバース道は千丈沢側についており、巻き終わったら左手側に直登するように
ルートをとると、P15の先に出た。このP15を直登すると、山頂で行き詰まり懸垂下
降するか、来た道を戻るかしないと動けなくなるのでここも注意したほうが良いだろう。
(我々4 人は、便宜的にルーファンの先発隊と 2 人と後続隊 2 人に分けていたが、離れて
しまったため後続が道を見失い、P15で行き詰まることになってしまったのである。)
P15ピークを過ぎて数分で、P15へ向けて、コルが現れるが我々はタイムアップのた
め、フォーカストビバークすることにした。超快適に張れるサイトは1張、まあまあ快適
なサイトが 1 張。すでにビバークしている先客が居た為少し安心した。
写真及び文中のP11と記載してあるのはP12の誤りであるように思われる。そしてP
12はP13へ向かう途中の小ピークであろう。また P14.5 とP15は一連の山塊であり
千丈沢側にしっかりした踏みあとがあり基本的には間違いようが無さそうである。
(2006.8.20)現地調査により加筆。
P13 手前のコルまでに難しい部分は無かったと述べたが、P13 のとるべきルートは左の通
りである。青いザックを背負った人のいるところから、黄色の線で垂直に上がっているよ
うに見える部分は、縦にクラックが入っており、足がかりもあるので何とか登ることが出
来る。核心は次の部分で左斜めに上がろうとする取り付きであるが、手がかりにすべき部
分がザレて浮いているので気をつけなければならない。
私たちは補助ロープを出そうと言うことになり、トップであがったメンバーがロープの用
意をしているうちに、仲間は登ってしまいました。このときラストで登った私が中間まで
行ったときにロープが出ましたので、折角のロープだからと喜んで使いましたが、アッセ
ンダーのセットがうまくなくて、かえって登りづらいことになってしまいました。
P14は独標を過ぎてからもっとも間違いやすい部分らしいから気をつけてください。も
のすごくしっかりした巻き道がついているように見えますが、トラバースは困難なルート
のようです。現に先行する何人かが通っていたのを見ましたが、ゆっくりペースの我々が
P14を過ぎたときに、トラバースしたパーティーが先に行ったという形跡はありません
でした。正解のルートは、この写真の左手から直上するように取り付きます。
P14の登りも意外と急な斜面である。トラバース道へは入らず、2メートルくらいのコ
ルへ乗り、ルート観察をする。基本的には大きな岩塊とザレ地が半々であるが、天上沢側
から巻き上がる様な形でピークを目指せば良いだろう。(2006.8.20 現地調査により加筆)
さて、P14で独標の素晴らしい眺めや、槍ヶ岳を楽しんだら千丈沢側を巻きぎみに下り
ます。P15は登らずに、千丈沢側を巻きます。登りながら巻くことになりますが右手の
コブに、一張分のビバークサイトを見つけることが出来れば正規なルートでしょう。左の
写真は振り返って写していますので進行方向とは向きが逆になります。ビバークサイトか
らは左へ回り込むようにしてP14.5を通り過ぎた場所へ直登する雰囲気になります。
P15は巻きながら登りますが、最終的にはピーク近くまで高度を稼ぎます。(2006.8.20
現地調査により加筆)
ダブルトラップに注意ですね。P14までは稜線を忠実に行きますが、次の15ピークは
P14 を過ぎたコルからしばらく歩いた後、踏みあとを直登すると確実に行き詰まりますか
ら注意してください。後にいたメンバーが、先行してしまった私たちを見失い、上がって
しまいました。頂稜には懸垂支点があったということですが、15メートルくらいで70
度以上の懸垂を強いられます。トラバースも厳しいようで来た道をほとんど戻ったようで
す。結果1時間以上のロスになり、この先のコルでキャンプ(フォーカストビバーク)に
なりました。
P15から大槍への登りへのルートポイント
(道迷いをしているので全く参考になりません)
ビバーク地(幕営地)は雨とガスで視界がよくない。正面は直登するルートが無いため、
千丈沢側の巻き道を抜けて次のコルにでる予定であった。しかしガスの中で何がなんだか
良くわからない。頭に入れたつもりのルートを思い出してみる。「北鎌平へ向けては直登
せずに、千丈沢側を巻いて登れそうなところを登ったら北鎌平に着いた。」とのことなの
で、適当に巻いてから登り始めるが、どうも浮石が多すぎてどうしようもない。(結果的
にはトラバースしすぎて小槍の近くまで巻いてしまったのだと思う。あとで仲間に聞くと、
少し行った場所で直登できそうな場所があったとのこと)ガレ場を苦労しながら直登する
が、少しでも手を離せる場所にたどり着いたところは、すべての石が浮いていると言って
も過言ではない。(自分の体の半分ほどの岩も動く。でかい岩を落としてしまい、下にパ
ーティーが居なかったか心配になる。)トラバース地点が 1 箇所ザレて落ちているので補
助ロープでフィックスを張って何とか通過する。ルートミスだけにここのロープは本当に
ありがたい。千丈沢側に行き過ぎている感じだったので、天上沢側へ戻るようにトラバー
ス気味に斜上したところ何となく正規ルートと合流する。
自分で撮影したものではありません。ここはP15を過ぎたコル(多分ビバークした場
所)だと思います。そして真ん中のコブが北鎌平でしょうか?(北鎌平は更に上でした)
トラバース道は右下に向かっていましたので、ず~と行って小槍の近くまで行ってしまっ
たのが失敗だったようです。浮き石に苦しみ、落石を起こした末たどり着いたところは、
北鎌平より上だったと思います。
大槍の手前が北鎌平です。ここを右側にトラバースして100mほどで小さなルンゼが
あります。ここを詰めて尾根に乗ると北鎌平へ向けての簡単なルートに出会えます。
(2006.8.20 現地調査して加筆)
★下のチムニー
残置スリングが左上にありますが、右から階段状に歩けるので無理して登ることは無いで
しょう。
★上のチムニー
事前に研究した場所です。晴れていれば右側のスラブ岩をフリクションを効かせて登るの
も良いかもしれませんが、今回はチムニーを登りました。左上に残置スリングもありまし
たが、チムニーの右側を取り付きました。気になるのは最初の2手くらいでしょうか。最
後なので安全のため、補助ロープを使用しました。
★北鎌尾根のビバークサイト
天上沢:快適なキャンプサイトです。テントが張れないほど人が入ることは無いと思いま
す。焚火もしちゃいました。真夏ならタープの下で寝るのが快適かもしれません。
北鎌沢出会:整地されたサイトが 2 張分あり。天上沢が伏流しているので、天上沢を 10
分ほど戻って汲まなければなりません。
北鎌沢のコル:2~3 張で快適に休めます。以下水場は無し。
P8:ピークで頑張って 2 張だけど、快適ではないでしょう。
P9:展望の良いピークで3~4 張、風がなければ快適に張れます。
P10(独標):独標千丈沢側に、やむなくビバークした跡が 2 張ほどりました。岩は取
り払われていたけど、10 度くらいの勾配があるため休むのには快適ではないでしょう。
P12を過ぎたコル:千丈沢側の絶壁に快適なサイトが一張分ありました。平で風除けの
岩がありますけど、セルフビレーをとって眠りたい場所です。
P13取り付きのコル:フォーストビバークならしかたないとは思いますけど、ザレたP
13の手前は落石が怖くて休む気にはなれないでしょう。
P14を下り、次の小ピークを千丈沢側に巻いた場所:快適に一張、張れると思います。
P15過ぎてのコル:私たちがビバークした場所です。超快適に張れる場所が 1 箇所(先
客あり)まあまあ普通のサイトが一張、コルなので一晩中強風でした。
北鎌平:残念ながら道迷いで踏めませんでした。(4張以上あり 2006 調査)
大槍への登り:フォーストビバークの跡がいくつかありました。朝から歩いてきて時間切
れビバークになるケースが多いのでしょうか。
反省と気づいたこと
★クライミング用品について
カラビナ、スリングを含めて当初計画以上にみんな道具を持ってきていました。やはり全
員が北鎌尾根初挑戦と言うこともあったため道具は必要以上に持たないと不安だったので
しょう。上手に分担すればひとりあたり 1 キロは軽くなったでしょう。同様にバーナーと
ガス缶も個人装備として全員が持っていました。今後は十分な打ち合わせが必要です。
ロープは、シングルロープを用意していますのでクライミングもできるはずです。結果的
には 1 度も使用しませんでした。しかし北鎌尾根に行くなら安全の為にぜひ用意したいも
のです。長さは 30 メートルもあれば用は足りると思います。
ところで、今回のスグレモノは補助ロープだったと思います。ベア-ルの 8 ミリ×20mを
持参しました。普通のロープしか持っていない場合、煩わしくなるような場所でも、これ
だとセットと撤収がお手軽です。北鎌はルーファンがうまくいかない場合、本当に厳しい
ことになります。本格的には使えませんがフィックスを張ったり、5~6メートルの岩場
を越えるのに確保したりすると精神的に楽になります。
★登山靴について
足回りについてですが、4 人のうち 2 人はアプローチシューズ、1 人は重登山靴、そして
私はトレイルランニングシューズ+フラットソールで出かけました。結果はアプローチシ
ューズが正解だったようです。私のトレイルランニングシューズも軽くて快適ですが、つ
ま先が保護されていないため、不用意に岩にぶつけないようにかなり神経を使いました。
私はクライミング技術が劣るので、技術の差を道具でカバーするつもりで持参したフラッ
トソールを、1 時間ほど履いてみましたが、ザレた岩の上では足が痛いだけでした。独標
でも直登でもしようという人意外はフラットソールを持参する必要は無いでしょう。
★食事について
嗜好品がそれぞれ違うため、個人で用意することにしました。ただし北鎌尾根をアタック
する 2 日目はビバークすることを視野に入れて水をできるだけ使わないように申し合わせ
ました。わたしもお酒を減らす努力をしました。缶ビール 1 本とウイスキー500ccを
持参しただけです。仲間が焼酎25度900ccを 1 本用意してくれました。実質飲むの
は 2 人なので、何とか足りました。
★水について
今回はフォーカストビバークを予定していました。かなり重くなりましたが、2 日目のア
タック日で一人あたり、3.5 リトルの水を荷揚げしたことになります。確かに重くて大変
でしたが、実力不足の我々にとっては大きな安心材料でした。ビバークと言っても、完璧
なキャンプと言っても過言で無いくらい充実した夜を過ごせて、最終日へ向けての活力に
なりました。北鎌尾根は 2 人~3 人の足のそろったパーティーなら 1 日で抜けることは可
能だと思いますが、人数が増えるとアクシデントのタネも増えますから十分に水を持つこ
とをお勧めしたいと思います。
蝶ヶ岳(2005.10.2)
曇り空なのに何となく出発。三股駐車場に着いたら小雨が降り出す。嫌な気持ちで歩き出
し、2時間ほどでマメウチ平へ到着。相変わらず霧雨。出会った下山者にきくと稜線は強
風で展望が無く目も開けていられないらしい。あっさり撤退。
合併して安曇野市になったホリデー湯で入浴して下山。
涸沢と屏風の紅葉(2005.10.9~10)
天気予報によるとこの連休は雨模様とのことであったので予定を入れていなかったが、直
前の予報によると若干上向いてきている。そんな折、仲間から「涸沢の紅葉を見に行こ
う。」と突然のお誘い。家族の顔色を気にしつつも飛びついてしまいました。
初日は快晴。横尾谷を詰めて南岳のカールを眺めようかとの案も出ましたが、登山計画書
と食い違ってしまうので思いつきはやめて、素直に涸沢まで登ります。抜けるような青空
に紅葉は映えましたが、今年は色鮮やかさに欠けた印象でした。
2 日目は下り坂。それでも今年歩いた大キレットや北鎌尾根が見えるかもしれないと思い、
北穂に取付きます。山頂は予想通りガスの中。(今年は 2 回ともガスの中)長居をしても
仕方ないので速攻で下山となりました。登りは 1 時間 40 分、下りは1時間 10 分のカモシ
カピークハントになってしまったのです。涸沢ヒュッテでビールでも飲んでまったりした
かったのですが、パノラマをどうしても歩きたいという仲間に付き合い、重い足を引きず
ってスタート。ところが天候が徐々に回復し、屏風の頭に着く頃には北穂も南岳もバッチ
リの展望。嬉しいような悔しいようなビミョ~な気分。下山後は、松本駅前の居酒屋で宴
会などテンコ盛りの 2 日間でした。
10/9(日)
6:30 上高地
-
9:20 横尾
-
10:55 本谷橋
-
12:45 涸沢(速攻で宴会)
7:00~7:25 穂高岳山荘
-
8:35~9:40 涸沢(撤収と食事)
10/10(月)
5:20 涸沢テンバ
-
-
11:05 屏風の頭 - 14:45 上高地 - 16:00~20:00 松本駅前で反省会
編笠山(2005.10.23)
ここのところ、うっとうしい天気が続いている。正確に言うとうっとうしい天気予報が続
いているのか?週末の天気予報は雨なので計画を諦めてみると快晴なんてことが結構ある。
果たして今回もそうである。この秋に黒部峡谷下ノ廊下を歩きたかったのが、もう 3 回も
延期している。もっとも2泊か3泊で計画すれば雨にかかるだろうから天気予報のせいで
無いのだが。
土曜日は曇天で、山に行くような雰囲気ではなかったが、日曜日は、南へ向かうほど天気
が良さそうとの事なので、嫌がる息子と荒井さんを誘い八ヶ岳編笠山へ出発。八ヶ岳の最
南部の編笠山、西岳はどのピークからも八ヶ岳全体を見渡すことができるということで、
出かけてみることにした。初めての山なのでちょっとウキウキしている。コースは富士見
高原CCから西岳を経て編笠山に至り、そのまま最短距離で下山するコースを設定。登山
口を捜せずに若干のロスはあったものの無事スタート。快晴ではあるが、異様に風が強い
のでコースを変更して短い時間で山頂にたどり着けるように逆回りとした。登山道はペン
キならぬ標識ベタ打ちでうるさいほどである。しかも標高差に対して時間の案内がデタラ
メなので全くもってうっとうしい。歩くスピードは個人差があるのだから時間表示は全く
の無意味である。しかも気の遠くなるような緩斜面。展望の無い里山といった雰囲気の中
をトボトボ歩くこと 3 時間弱で突然視界が開ける。ここからはうって変わっての楽しい岩
稜歩きとなり傾斜も急になる、富士山や南アルプスの壮大な景色を見ながら歩くのがとて
も楽しい山頂までの 30 分である。うわさどおり山頂からの展望は抜群。強風なので南に
面した暖かい場所で風を避けてのランチタイム。富士山を正面になかなかの景色でした。
帰路は青年小屋、西岳経由で登山口まで下る。こちらも緩斜面だが、登山道の雰囲気は西
岳経由のほうが良いかもしれません。
8:45 富士見高原CC登山口
11:45~12:30 編笠山
15:10 不動清水
-
-
-
9:15~9:25 不動清水
12:50 青年小屋通過
-
-
10:35~45 休憩(2080m)
13:45~14:00
西岳
-
-
15:00~
15:30 登山口
常念岳~蝶ヶ岳周遊コース(2005.10.28~29)
三股登山口から前常念を経て常念岳を登頂。その後蝶ヶ岳を経由して三股登山口へ戻る周
遊コースは、私のお気に入りコースです。いつもは日帰りで利用しているコースですが、
「秋のつるべ落とし」という、 日の短い時期なので、初日は太平洋高気圧の張り出した
日を狙いのんびりと泊まりで歩くことになりました。今日の目的地は蝶ヶ岳のキャンプ場
までです。テントを背負っての登山なのでスピードは落ちますが、急いで歩く必要がない
ので、周囲の景色を十分に楽しむことができました。
常念岳へ向かうための三股コースは、一ノ沢コースより勾配がきついため、嫌ってしまう
方も多いと思いますが、安曇野を見下ろしながら常念岳へ向かうクライマックスは、一ノ
沢コースの比ではありません。常念岳は比較的危険度の少ない山ですが、万に一つの転落
の危険を考えた場合でも、一ノ沢の高巻き道より遥に安全です。難点と言えば途中で水の
補給ができないことと、山頂までに営業小屋が無いことでしょう。
今回は、初めて登る仲間を「ガイド」するつもりで歩いてみましたので、休憩もセオリー
どおりにとっています。初めてこのコースを歩く方の参考になればと思います。
行程
7:05
三股駐車場
-
7:40 蝶ヶ岳増水時の巻き道分岐休憩(1500m)
-
8:50 休憩
(1950m)
-
10:00 休 憩 (2355m)
- 10:55 前 常 念 避 難 小 屋 前 に て 休 憩 (2650m)
-
12:00~12:25 常念岳山頂にて休憩 - 13:20 常念岳を下った後、小ピーク一つ登って休
憩(2525m) - 14:15 蝶槍手前のコルで休憩 - 14:50 蝶槍で休憩(2650m) - 15:30
蝶ヶ岳ヒュッテ前
※蝶ヶ岳から三股への下山は、途中マメウチ平で 15 分の休憩を入れても、3 時間で下山で
きます。
装備
リュックサック80L(2.4kg)、エアーマット小(0.6kg)、シュラフ及びシュラフカバー
(1.3kg)、テント(2.7kg)、食器及びバーナーセット(1.0kg)、食料(1.0kg)、3.5L(3.5kg)、
レインウエア(0.7kg)、防寒着一式(1.0kg)、ストック(0.4kg)、ピンチパック(0.6kg)、ビ
ール(0.3kg)、デジカメ、文庫本等 約16kg
鉢盛山(2005.11.3)
松本平の南西に見える鉢盛山は、鉢伏山、鍋冠山とともに三大「お椀を伏せた形状の前
山」である。「鉢盛山」はその昔「八森山」と呼ばれていたそうである。奥深い森の多い
山の意味からきているとの事である。朝日村は鎖川の上流に位置しているが、江戸時代の
水利権の関係でここの水を使うことができず、やむなく木曽の尾張領から水を引いたらし
いが深山であるため、自然災害による土砂崩れなどにより思うように水が通らなかったと
の事である。日照りがあったときの「鉢盛山」は雨乞いの山として、朝日村の全村民が雨
乞い登山を行い3日2晩火を焚いて雨乞いのお祈りをしたとのことである。森林限界以下
の山であるが、山頂にだけ木が無くて展望が効くのはこの時伐採した名残のようである。
私も少々気になっていた山ではあるが、朝日プライムスキー場から鉢盛山に続く一番便利
な林道のゲートが常時施錠されている。利用するには管理する役場にゲート通行申請(電
話でOK)を行い、鍵を借りなければならないので少々煩わしくて行く機会が無かったの
である。このたび一念発起して登るべく、朝日村役場に問い合わせたところ、林道から登
山口まで約12キロで45分、登山の所要時間が登り3時間、今年は11月6日までしか
入山できないとの事なので駆け込みで11月3日登山を決行した。今回は生憎の曇天と霧
で山頂からの展望は得られなかったが、歩きやすい登山道と時折のぞく松本平の展望や付
近の紅葉した、たおやかな峰々は十分に鑑賞に耐え得るものでした。また林道から眺める
紅葉の美しさもすばらしいものでした。
村で案内しているコースタイムは、お年寄りから子供までが登れる時間を設定してあると
みえて登りに3時間は必要ないと思います。実際の所要時間は登り1時間30分、下り5
0分でした。お手軽に登れる良い山であるので、下から眺めて山頂が見えたときに登山し
てみたいものです。林道は舗装されていませんが、かなり整備されているのでMTBでア
プローチするのも良いかもしれません。
茶臼山~美ヶ原高原美術館(2005.11.9)
美ヶ原高原美術館のホームページを見ていたら入場料が半額との事。風力発電用の風車が
完成したとやらで記念に安くするとのことです。ビーナスラインを車で走っても簡単に行
かれますが、折角の好天なので広小場から茶臼山経由でハイキングしてきました。美ヶ原
高原の枯れた牧草地はなんとなく郷愁をそそられて大好きなコースです。
10:00 広小場
-
ても歩きやすい。)
11:00 茶臼山山頂(展望は王ヶ頭より良いです。なだらかな斜面でと
11:25 塩クレ場(百曲がりコースと合流。この 25 分は草原を歩く、
快適なトレッキングです。)
-
12:20~13:00
美ヶ原高原美術館(砂利の遊歩道を水
平移動します。途中に美の塔と山本小屋を経由。美術館は 20 年ぶりに訪れました。)
- 13:45 塩クレ場 - 14:10 広小場(百曲がりを下山)
燕岳と蛙岩(2005.11.19~20)
今年 3 回目の燕岳、私の所属するスキー山岳部のメンバーと連れだってでかけました。何
と言ってもメインは燕山荘への宿泊。例年素通りが続いているので久しぶりに泊まってみ
たいと思ったのです。従って狙うのは中房の県道が閉鎖される直前の週末です。これなら
混雑も避けられる上に、ちょっとした雪山気分が味わえます。
宿泊となると、急ぐ旅ではありませんから、10 時に中房温泉を出発して昼食は合戦小屋で
暖かいものを作って食べた後は酒を飲みながら登るという、なんともデタラメな計画です。
中房の無料駐車場に車を停めようとしたところ、隣の乗用車のガラスが割られているのに
気がつきました。車上荒らしのようです。これを見てとてもブルーな気分になり、自分の
車が安全になるようにと、少しでも人目につくように入口付近に駐車したのです。被害者
は燕山荘のお客さんである可能性があるため早速、中房温泉駐車場の管理小屋の番人に状
況を伝えて電話連絡をしてもらうようにお願いしてみるが反応がよくないのです。携帯が
つながらないから話をしたのに、まったく人情味に欠けているのでがっかりです。中房温
泉と燕山荘は仲が良くないのかなあ?
気を取り直して入山します。寒気が通過しているようで、雲の間から雪がチラツキますが
予定通りに到着。燕岳のピークハントはガス気味でしたがおかげで、ブロッケン現象を見
ることができました。うわさどおり燕山荘の待遇は抜群で2升持ち上げた酒類もしっかり
と飲み終わりました。翌日も快晴に恵まれ、蛙岩までの稜線のトレッキング。部分的に股
下までのラッセルがあったものの初冬の登山を心ゆくまで楽しめました。
入山と二ツ石峰(2005.11.2)
旧四賀村(現在松本市)に安曇野からながめるとお尻のような形をした双耳峰を持つ山が
入山(いりやま)である。別名けつだし山という品の悪い名前を持っている。そう言えば、
村興しの定番のコンサートで、「けつだし山コンサート」というのが昔あった。ハウンド
ドッグを招いてのコンサートを聞きに(見に)行った記憶がある。3 年も続かなかったか
ら、きっと赤字だったのだろう。
懸案の入山であるが、地形図と相談した結果保福寺峠から登ることに決めました。ウェス
トンが上高地に入山するにあたって、人力車で越えた峠である。峠からの標高差は300
m程度であるが、入山までの稜線は細かいアップダウンがあるので結構足が疲れます。
登山道はトレッキングコースとして一応の整備がなされたようで道標や赤テープもあるが、
入山者が少ないためか標識が藪の中で見つけにくかったりもしますから、コンパスと地形
図は必携でしょう。肝心の展望ですが、最初の1449mピークは展望なし。二ッ石峰も
山頂は展望なし。でもここから次のピークまでは、手前に戸谷峰、遠くに北アルプスの展
望が広がります。途中で林道歩きはありますがここも綺麗な眺めが得られます。さて肝心
の入山ですが、ピークは藪の中で視界ゼロで冴えません。後で聞いた話によるともう一つ
のピークは藪が切り払われていると聞きましたが、確かめてありません。総合的な判断と
しては保福寺峠から歩くなら、1476mピークを下ったあたりまでのトレッキングが正
解かもしれません。次に機会があれば御鷹山まで足をのばしてみたいものです。
8:00 松本IC付近
=
9:00 保福寺峠
10:45~10:50 入山 - 12:10 保福寺峠
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9:40 二ッ石峰
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10:10 林道三叉路
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