教科:地理歴史 科目:世界史A 作成様式

教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
(1)
ア 自然環境と歴史
都立文京高校 学力スタンダード
[大河流域の生活と歴史]
世
歴史の舞台としての自然環境について、河川、 ・大河流域に形成された古代文明が,自然環境と深くかかわるこ
界
海洋、草原、オアシス、森林などから適切な事例 とによってその地域特有の生活・文化に発展したことを理解し,
史
を取り上げ、地図や写真などを読み取る活動を通 治水・灌漑を事業と管理が,文明の様態に影響された事を理解で
へ
して、自然環境と人類の活動が相互に作用し合っ きる。
の
ていることに気付かせる。
[海洋の生活と歴史]
い
・漁撈や交通,交易の場としての海洋が,経済や文化の交流,情
ざ
報伝達の重要な媒体であったことを理解できる。
な
[草原の生活と歴史]
い
・内陸アジア北部にひろがる大草原において遊牧民の機動的文化
が形成されたことを理解し,農耕地帯との接触によって,遊牧民
と農耕民との交流,対立関係が発生したことを説明できる。
[オアシスの生活と歴史]
・内陸アジア南部における人々の生産様式について,隊商による
交易活動の様態を理解し,この地域で発展した東西交流について
説明できる。
[森林の生活と歴史]
・人類の生活の中で森林の果たす役割を理解し,人間と自然との
総体である産業・文明の変遷を説明できる。
[日本と世界の人々との交流]
・日本列島と国際交流を海外使節や僧侶,商人などを媒介として
イ 日本列島の中の世界の歴史
その時代の生活のあり方や世界との関係,交流の経緯,歴史・社
日本列島の中に見られる世界との関係や交流に 会的な役割や影響について説明できる。
ついて、人、もの、技術、文化、宗教、生活など
から適切な事例を取り上げ、年表や地図などに表 [外来の道具や技術の伝播]
す活動を通して、日本の歴史が世界の歴史とつな ・外来の道具や栽培植物,技術,日本列島内の各地や身近な地域
がっていることに気付かせる。
に残されている遺跡や遺物に触れ,文明の基底にある精神やや技
術などを理解し,歴史的変容の現在的意味を理解できる。
[日本の文化や生活]
・日本列島各地に残る祭礼や伝説,年中行事,歳時記,文字,暦
など固有性を理解し、その生成過程を世界史的観点から理解でき
る。
[日本に伝来した外来の宗教]
・外来宗教と日本古来の思想との関連性を理解し,外来宗教の受
容展開とその固有性を説明きる。
[東アジアの文明]
・東アジアと内陸アジアの地理的特質,中華文明の起源と秦・漢
帝国,唐帝国,内陸アジア諸民族の動向について鳥瞰し,日本を
教科:地理歴史
科目:世界史A
学習指導要領
(2)
世
ア ユーラシアの諸文明
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
含む東アジア世界の形成過程や文明の特質を説明できる。
自然環境、生活、宗教などに着目させながら、 [南アジアの文明]
界
東アジア、南アジア、西アジア、ヨーロッパに形 ・南アジアの地理的特質,インダス文明,アーリヤ人の移動以後
の
成された諸文明の特質とユーラシアの海、陸にお の南アジアの文化,国家の発展について概観し,南アジア世界の
一
ける交流を概観させる。
形成過程や文明の特質を説明できる。
体
[西アジアの文明]
化
・西アジアの地理的特質,オリエント文明,イラン人の活動,ア
と
ラブ人とイスラーム帝国の発展について概観し,西アジア世界の
日
形成過程や文明の特質を説明できる。
本
[ヨーロッパの文明]
・地中海世界とヨーロッパの地理的特質,ギリシア・ローマ文明,
西ヨーロッパの封建社会の成立,ビザンツ帝国と東ヨーロッパの
生成と連関を認識し,キリスト教とヨーロッパ世界の精神的基底
と世界商業の生成過程を説明できる。
[諸地域世界の交流]
・8世紀以降のユーラシアの海・陸のネットワークにおける諸地
域世界の交流と展開が,近現代における世界の一体化につながっ
ていく過程を説明できる。
[世界の一体化とヨーロッパ]
・ルネサンスや宗教改革の歴史的背景やヨーロッパ社会の・文化
の基底と自立する諸個人の誕生を理解できる。
・ 大航海時代以降のヨーロッパ人の海外進出の背景を理解し世界
イ 結び付く世界と近世の日本
商業が国際関係の連関・展開を説明できる。
大航海時代のヨーロッパとアフリカ、アメリカ、
アジアの接触と交流、アジアの諸帝国とヨーロッ [アジアの諸帝国]
パの主権国家体制、大西洋世界の展開とアフリ ・16 世紀から 18 世紀までのアジア諸地域の産業形態と繁栄につ
カ・アメリカ社会の変容を扱い、16 世紀から 18 世 いて説明できる。
紀までの世界の一体化の動きと近世の日本の対応 ・アジア諸帝国の支配体制が弛緩し,ヨーロッパ諸国の進出にと
を把握させる。
もなう政治・文化的変容を説明できる。
[ヨーロッパの主権国家体制]
・主権国家体制の成立と歴史的背景を理解し、国際交流の総体を
理解し、主権国家の対立と一体性を説明できる。
[大西洋三角貿易とアフリカ・アメリカ社会の変容]
・大西洋三角貿易にみられる世界商業の展開を理解し、相互の変
容と国際的意義を理解できる。
[世界の一体化の動きと近世の日本]
・ヨーロッパと日本の交流の契機が日本の伝統文化の多様性や固
有性を創造し、新たな展開をもたらし、日本人の海外渡航,幕藩
体制下における近隣諸国との関係など,近世における日本の世界
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
ウ ヨーロッパ・アメリカの工業化と国民形成
都立文京高校 学力スタンダード
史的位置を説明できる。
産業革命と資本主義の確立、フランス革命とア
メリカ諸国の独立、自由主義と国民主義の進展を [産業革命と資本主義の確立]
扱い、ヨーロッパ・アメリカにおける工業化と国 ・産業革命の技術・交通を概観し,産業資本主義が確立と 19 世紀
民形成を理解させる。
におけるイギリスの世界支配と世界資本主義の一体帝構造を説明
できる。
・資本主義の発展にともなう労働運動や社会主義思想が成立した
背景や,その社会的影響を説明できる。
[フランス革命とアメリカ諸国の独立]
・アメリカ大陸の政治運動を概観し、啓蒙思想・自然法思想の社
会的背景やアメリカ合衆国と西ヨーロッパの近代民主主義社会の
成立過程を説明できる。
・ラテンアメリカ諸国については,独立後の政治・社会の特色と
欧米諸国への中心・周縁の従属関係を説明できる。
[自由主義・国民主義の進展]
・ウィーン体制下での自由主義・国民主義の運動の高揚、
,19 世
紀後半のイタリア・ドイツなどで国民国家が形成過程を概観し,
東方問題・民族問題の対立構造を説明できる。
[アメリカ合衆国の発展]
・アメリカ合衆国の発展過程を領土、移民、先住民問題など列記
エ アジア諸国の変貌と近代の日本
し複合的に説明できる。
ヨーロッパの進出期におけるアジア諸国の状 ・南北戦争後のアメリカ資本主義の発展を産業構造の変化と関連
況、植民地化や従属化の過程での抵抗と挫折、伝 づけて説明できる。
統文化の変容、その中での日本の動向を扱い、19 [アジア諸国の変貌]
世紀の世界の一体化と日本の近代化を理解させ ・18 世紀後半から 19 世紀までのアジア諸国の支配体制の動揺と,
る。
ヨーロッパのアジア地域進出を契機として,ヨーロッパを中心の
国際的分業体制へ再編される過程を説明できる。
・18 世紀後半から 19 世紀までのアジアの諸帝国における動揺と,
伝統文化の変容について説明できる。
・アジア諸国の伝統文化の動揺、近代化にともなう民族意識の形
成と混乱の動向を説明できる。
[日本の開国と近代化]
・19 世紀における世界の一体化と日本の近代化の対照的理解、日
本と他のアジア諸国の相互関連と相異を説明できる。
[第二次産業革命]
・第二次産業革命に伴う産業構造の変化による企業や国家の巨大
化・社会的変化と世界の一体化過程を説明できる。
・国家の役割が増大し,公教育が普及し国民統合が進展したこと
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
(3)
地
ア 急変する人類社会
都立文京高校 学力スタンダード
を説明できる。
科学技術の発達、企業や国家の巨大化、公教育 [国際的な移民の増加]
球
の普及と国民統合、国際的な移民の増加、マスメ ・19 世紀後半における移民労働者の世界的波及、世界の消費構
社
ディアの発達、社会の大衆化と政治や文化の変容 造・交通・通信・マスメディアの発達の総合的理解ができる。
会
などを理解させ、19 世紀後期から 20 世紀前半まで
と
の社会の変化について、人類史的視野から考察さ [大衆社会の出現]
日
せる。
本
・大量生産・大量消費社会の登場による大衆社会の成立、民主主
義の広汎化を説明できる。
[帝国主義]
・欧米の帝国主義諸国の植民地獲得競争と拡大を概観し、日本と
アジア・アフリカ諸国の歴史を相互に比較し,各国のナショナリ
ズムの歴史的意義を説明できる。
[第一次世界大戦とロシア革命]
・第一次世界大戦の原因や戦時下の総力戦体制の性格,オースト
イ 世界戦争と平和
リアなどの帝国の崩壊と東欧の民族自決など戦争がもたらした世
帝国主義諸国の抗争とアジア・アフリカの対応、 界の変化を説明できる。
二つの世界大戦の原因と総力戦としての性格、そ ・大戦中にロシアではじまった社会主義革命の過程を説明できる。
れらが世界と日本に及ぼした影響を理解させ、19 ・第一次世界大戦下の日本の政治や経済の展開やアジアへの影響
世紀後期から 20 世紀前半までの世界の動向と平和 を説明できる。
の意義について考察させる。
[第一次世界大戦後の国際秩序]
・大戦後のヴェルサイユ体制の問題点と意義を理解し、ワシント
ン体制の理念や,アメリカ合衆国の国際的影響力の特殊性を説明
できる。
・アジア諸地域の民族運動の動向と,これに対する日本の対応に
ついて説明できる。
[世界恐慌とファシズムの台頭]
・世界恐慌に対するニューディール政策や各国の対応について説
明できる。また世界的なファシズムの台頭や新たな国際対立を生
み出したことを説明できる。
・東アジアにおける国際情勢を概観し,中国をめぐる国際社会の
動きと日本の国内状況対比的に説明できる。
[第二次世界大戦]
・大戦下の米ソの対立構造と、原爆使用と国際協調と新たなイデ
オロギー的対立の構造を説明できる。
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
ウ 三つの世界と日本の動向
都立文京高校 学力スタンダード
[冷戦のはじまり]
第二次世界大戦後の米ソ両陣営の対立と日本の ・米ソ両陣営の対立による冷戦の構図と,集団安全保障体制の構
動向、アジア・アフリカの民族運動と植民地支配 造を説明できる。また核兵器や科学技術の発達と国際的対立の緊
からの独立を理解させ、核兵器問題やアジア・ア 張関係を説明できる。
フリカ諸国が抱える問題などについて考察させ [第三世界の台頭]
る。
・アジア・アフリカの植民地支配の解放,第三世界として国際的
発言力の増大を説明できる。一方で,国内における経済問題・民
族問題が起こっていることを説明できる。
[1960 年代の世界]
・ヴェトナム戦争,中ソ対立にみられるによる米ソ両国の政治的
影響力の低下、西ヨーロッパの自立化と多様化の進展を説明でき
る。
・途上国での政情不安と先進国との南北問題のが顕在化と構造を
を説明できる。
[市場経済のグローバル化]
エ 地球社会への歩みと課題
・1970 年代以降の先進諸国の経済構造の転換やアジアの経済的発
1970 年代以降の市場経済のグローバル化、冷戦 展、市場経済のグローバル化の進展と問題点を説明できる。
の終結、地域統合の進展、知識基盤社会への移行、
地域紛争の頻発、環境や資源・エネルギーをめぐ
る問題などを理解させ、地球社会への歩みと地球 [冷戦の終結と社会主義体制の崩壊]
規模で深刻化する課題について考察させる。
・社会主義経済の停滞と東欧諸国やソヴィエト連邦の崩壊と自由
化の過程の不可避性を理解し,冷戦の終結を説明できる。
[地域統合の動き]
・EU の形成過程を概観し,世界各地の地域統合や地域協力意義
と理念を説明できる。
[地域紛争の頻発]
・パレスチナ紛争など世界各地の地域紛争の歴史的背景と国際平
和の動向を説明できる。
。
[地球社会の歩みと課題]
・情報化や人権保障の普遍的意義を理解し,環境や資源・エネル
ギーをめぐる問題を地域社会を基盤として考えられる。
オ 持続可能な社会への展望
現代世界の特質や課題に関する適切な主題を設
定させ、歴史的観点から資料を活用して探究し、
その成果を論述したり討論したりするなどの活動
を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可
能な社会の実現について展望させる。
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
(1)
ア 自然環境と歴史
都立文京高校 学力スタンダード
[大河流域の生活と歴史]
世
歴史の舞台としての自然環境について、河川、 ・大河流域に形成された古代文明が,自然環境と深くかかわるこ
界
海洋、草原、オアシス、森林などから適切な事例 とによってその地域特有の生活・文化に発展したことを理解し,
史
を取り上げ、地図や写真などを読み取る活動を通 治水・灌漑を事業と管理が,文明の様態に影響された事を理解で
へ
して、自然環境と人類の活動が相互に作用し合っ きる。
の
ていることに気付かせる。
[海洋の生活と歴史]
い
・漁撈や交通,交易の場としての海洋が,経済や文化の交流,情
ざ
報伝達の重要な媒体であったことを理解できる。
な
[草原の生活と歴史]
い
・内陸アジア北部にひろがる大草原において遊牧民の機動的文化
が形成されたことを理解し,農耕地帯との接触によって,遊牧民
と農耕民との交流,対立関係が発生したことを説明できる。
[オアシスの生活と歴史]
・内陸アジア南部における人々の生産様式について,隊商による
交易活動の様態を理解し,この地域で発展した東西交流について
説明できる。
[森林の生活と歴史]
・人類の生活の中で森林の果たす役割を理解し,人間と自然との
総体である産業・文明の変遷を説明できる。
[日本と世界の人々との交流]
・日本列島と国際交流を海外使節や僧侶,商人などを媒介として
イ 日本列島の中の世界の歴史
その時代の生活のあり方や世界との関係,交流の経緯,歴史・社
日本列島の中に見られる世界との関係や交流に 会的な役割や影響について説明できる。
ついて、人、もの、技術、文化、宗教、生活など
から適切な事例を取り上げ、年表や地図などに表 [外来の道具や技術の伝播]
す活動を通して、日本の歴史が世界の歴史とつな ・外来の道具や栽培植物,技術,日本列島内の各地や身近な地域
がっていることに気付かせる。
に残されている遺跡や遺物に触れ,文明の基底にある精神やや技
術などを理解し,歴史的変容の現在的意味を理解できる。
[日本の文化や生活]
・日本列島各地に残る祭礼や伝説,年中行事,歳時記,文字,暦
など固有性を理解し、その生成過程を世界史的観点から理解でき
る。
[日本に伝来した外来の宗教]
・外来宗教と日本古来の思想との関連性を理解し,外来宗教の受
容展開とその固有性を説明きる。
[東アジアの文明]
・東アジアと内陸アジアの地理的特質,中華文明の起源と秦・漢
帝国,唐帝国,内陸アジア諸民族の動向について鳥瞰し,日本を
教科:地理歴史
科目:世界史A
学習指導要領
(2)
世
ア ユーラシアの諸文明
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
含む東アジア世界の形成過程や文明の特質を説明できる。
自然環境、生活、宗教などに着目させながら、 [南アジアの文明]
界
東アジア、南アジア、西アジア、ヨーロッパに形 ・南アジアの地理的特質,インダス文明,アーリヤ人の移動以後
の
成された諸文明の特質とユーラシアの海、陸にお の南アジアの文化,国家の発展について概観し,南アジア世界の
一
ける交流を概観させる。
形成過程や文明の特質を説明できる。
体
[西アジアの文明]
化
・西アジアの地理的特質,オリエント文明,イラン人の活動,ア
と
ラブ人とイスラーム帝国の発展について概観し,西アジア世界の
日
形成過程や文明の特質を説明できる。
本
[ヨーロッパの文明]
・地中海世界とヨーロッパの地理的特質,ギリシア・ローマ文明,
西ヨーロッパの封建社会の成立,ビザンツ帝国と東ヨーロッパの
生成と連関を認識し,キリスト教とヨーロッパ世界の精神的基底
と世界商業の生成過程を説明できる。
[諸地域世界の交流]
・8世紀以降のユーラシアの海・陸のネットワークにおける諸地
域世界の交流と展開が,近現代における世界の一体化につながっ
ていく過程を説明できる。
[世界の一体化とヨーロッパ]
・ルネサンスや宗教改革の歴史的背景やヨーロッパ社会の・文化
の基底と自立する諸個人の誕生を理解できる。
・ 大航海時代以降のヨーロッパ人の海外進出の背景を理解し世界
イ 結び付く世界と近世の日本
商業が国際関係の連関・展開を説明できる。
大航海時代のヨーロッパとアフリカ、アメリカ、
アジアの接触と交流、アジアの諸帝国とヨーロッ [アジアの諸帝国]
パの主権国家体制、大西洋世界の展開とアフリ ・16 世紀から 18 世紀までのアジア諸地域の産業形態と繁栄につ
カ・アメリカ社会の変容を扱い、16 世紀から 18 世 いて説明できる。
紀までの世界の一体化の動きと近世の日本の対応 ・アジア諸帝国の支配体制が弛緩し,ヨーロッパ諸国の進出にと
を把握させる。
もなう政治・文化的変容を説明できる。
[ヨーロッパの主権国家体制]
・主権国家体制の成立と歴史的背景を理解し、国際交流の総体を
理解し、主権国家の対立と一体性を説明できる。
[大西洋三角貿易とアフリカ・アメリカ社会の変容]
・大西洋三角貿易にみられる世界商業の展開を理解し、相互の変
容と国際的意義を理解できる。
[世界の一体化の動きと近世の日本]
・ヨーロッパと日本の交流の契機が日本の伝統文化の多様性や固
有性を創造し、新たな展開をもたらし、日本人の海外渡航,幕藩
体制下における近隣諸国との関係など,近世における日本の世界
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
ウ ヨーロッパ・アメリカの工業化と国民形成
都立文京高校 学力スタンダード
史的位置を説明できる。
産業革命と資本主義の確立、フランス革命とア
メリカ諸国の独立、自由主義と国民主義の進展を [産業革命と資本主義の確立]
扱い、ヨーロッパ・アメリカにおける工業化と国 ・産業革命の技術・交通を概観し,産業資本主義が確立と 19 世紀
民形成を理解させる。
におけるイギリスの世界支配と世界資本主義の一体帝構造を説明
できる。
・資本主義の発展にともなう労働運動や社会主義思想が成立した
背景や,その社会的影響を説明できる。
[フランス革命とアメリカ諸国の独立]
・アメリカ大陸の政治運動を概観し、啓蒙思想・自然法思想の社
会的背景やアメリカ合衆国と西ヨーロッパの近代民主主義社会の
成立過程を説明できる。
・ラテンアメリカ諸国については,独立後の政治・社会の特色と
欧米諸国への中心・周縁の従属関係を説明できる。
[自由主義・国民主義の進展]
・ウィーン体制下での自由主義・国民主義の運動の高揚、
,19 世
紀後半のイタリア・ドイツなどで国民国家が形成過程を概観し,
東方問題・民族問題の対立構造を説明できる。
[アメリカ合衆国の発展]
・アメリカ合衆国の発展過程を領土、移民、先住民問題など列記
エ アジア諸国の変貌と近代の日本
し複合的に説明できる。
ヨーロッパの進出期におけるアジア諸国の状 ・南北戦争後のアメリカ資本主義の発展を産業構造の変化と関連
況、植民地化や従属化の過程での抵抗と挫折、伝 づけて説明できる。
統文化の変容、その中での日本の動向を扱い、19 [アジア諸国の変貌]
世紀の世界の一体化と日本の近代化を理解させ ・18 世紀後半から 19 世紀までのアジア諸国の支配体制の動揺と,
る。
ヨーロッパのアジア地域進出を契機として,ヨーロッパを中心の
国際的分業体制へ再編される過程を説明できる。
・18 世紀後半から 19 世紀までのアジアの諸帝国における動揺と,
伝統文化の変容について説明できる。
・アジア諸国の伝統文化の動揺、近代化にともなう民族意識の形
成と混乱の動向を説明できる。
[日本の開国と近代化]
・19 世紀における世界の一体化と日本の近代化の対照的理解、日
本と他のアジア諸国の相互関連と相異を説明できる。
[第二次産業革命]
・第二次産業革命に伴う産業構造の変化による企業や国家の巨大
化・社会的変化と世界の一体化過程を説明できる。
・国家の役割が増大し,公教育が普及し国民統合が進展したこと
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
(3)
地
ア 急変する人類社会
都立文京高校 学力スタンダード
を説明できる。
科学技術の発達、企業や国家の巨大化、公教育 [国際的な移民の増加]
球
の普及と国民統合、国際的な移民の増加、マスメ ・19 世紀後半における移民労働者の世界的波及、世界の消費構
社
ディアの発達、社会の大衆化と政治や文化の変容 造・交通・通信・マスメディアの発達の総合的理解ができる。
会
などを理解させ、19 世紀後期から 20 世紀前半まで
と
の社会の変化について、人類史的視野から考察さ [大衆社会の出現]
日
せる。
本
・大量生産・大量消費社会の登場による大衆社会の成立、民主主
義の広汎化を説明できる。
[帝国主義]
・欧米の帝国主義諸国の植民地獲得競争と拡大を概観し、日本と
アジア・アフリカ諸国の歴史を相互に比較し,各国のナショナリ
ズムの歴史的意義を説明できる。
[第一次世界大戦とロシア革命]
・第一次世界大戦の原因や戦時下の総力戦体制の性格,オースト
イ 世界戦争と平和
リアなどの帝国の崩壊と東欧の民族自決など戦争がもたらした世
帝国主義諸国の抗争とアジア・アフリカの対応、 界の変化を説明できる。
二つの世界大戦の原因と総力戦としての性格、そ ・大戦中にロシアではじまった社会主義革命の過程を説明できる。
れらが世界と日本に及ぼした影響を理解させ、19 ・第一次世界大戦下の日本の政治や経済の展開やアジアへの影響
世紀後期から 20 世紀前半までの世界の動向と平和 を説明できる。
の意義について考察させる。
[第一次世界大戦後の国際秩序]
・大戦後のヴェルサイユ体制の問題点と意義を理解し、ワシント
ン体制の理念や,アメリカ合衆国の国際的影響力の特殊性を説明
できる。
・アジア諸地域の民族運動の動向と,これに対する日本の対応に
ついて説明できる。
[世界恐慌とファシズムの台頭]
・世界恐慌に対するニューディール政策や各国の対応について説
明できる。また世界的なファシズムの台頭や新たな国際対立を生
み出したことを説明できる。
・東アジアにおける国際情勢を概観し,中国をめぐる国際社会の
動きと日本の国内状況対比的に説明できる。
[第二次世界大戦]
・大戦下の米ソの対立構造と、原爆使用と国際協調と新たなイデ
オロギー的対立の構造を説明できる。
教科:地理歴史
科目:世界史A
作成様式
学習指導要領
ウ 三つの世界と日本の動向
都立文京高校 学力スタンダード
[冷戦のはじまり]
第二次世界大戦後の米ソ両陣営の対立と日本の ・米ソ両陣営の対立による冷戦の構図と,集団安全保障体制の構
動向、アジア・アフリカの民族運動と植民地支配 造を説明できる。また核兵器や科学技術の発達と国際的対立の緊
からの独立を理解させ、核兵器問題やアジア・ア 張関係を説明できる。
フリカ諸国が抱える問題などについて考察させ [第三世界の台頭]
る。
・アジア・アフリカの植民地支配の解放,第三世界として国際的
発言力の増大を説明できる。一方で,国内における経済問題・民
族問題が起こっていることを説明できる。
[1960 年代の世界]
・ヴェトナム戦争,中ソ対立にみられるによる米ソ両国の政治的
影響力の低下、西ヨーロッパの自立化と多様化の進展を説明でき
る。
・途上国での政情不安と先進国との南北問題のが顕在化と構造を
を説明できる。
[市場経済のグローバル化]
エ 地球社会への歩みと課題
・1970 年代以降の先進諸国の経済構造の転換やアジアの経済的発
1970 年代以降の市場経済のグローバル化、冷戦 展、市場経済のグローバル化の進展と問題点を説明できる。
の終結、地域統合の進展、知識基盤社会への移行、
地域紛争の頻発、環境や資源・エネルギーをめぐ
る問題などを理解させ、地球社会への歩みと地球 [冷戦の終結と社会主義体制の崩壊]
規模で深刻化する課題について考察させる。
・社会主義経済の停滞と東欧諸国やソヴィエト連邦の崩壊と自由
化の過程の不可避性を理解し,冷戦の終結を説明できる。
[地域統合の動き]
・EU の形成過程を概観し,世界各地の地域統合や地域協力意義
と理念を説明できる。
[地域紛争の頻発]
・パレスチナ紛争など世界各地の地域紛争の歴史的背景と国際平
和の動向を説明できる。
。
[地球社会の歩みと課題]
・情報化や人権保障の普遍的意義を理解し,環境や資源・エネル
ギーをめぐる問題を地域社会を基盤として考えられる。
オ 持続可能な社会への展望
現代世界の特質や課題に関する適切な主題を設
定させ、歴史的観点から資料を活用して探究し、
その成果を論述したり討論したりするなどの活動
を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可
能な社会の実現について展望させる。
教科:地理歴史
科目:日本史A
学習指導要領
(1)
現代の社会やその諸課題が歴史的に形成された
私
ものであるという観点から、近現代の歴史的事象
た
と現在との結び付きを考える活動を通して、歴史
ち
への関心を高め、歴史を学ぶ意義に気付かせる。
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
の
時
代
と
歴
史
(2)
開国前後から第二次世界大戦終結までの政治や
近
経済、国際環境、国民生活や文化の動向について、
代
相互の関連を重視して考察させる。
の
日
ア 近代国家の形成と国際関係の推移
[近代の萌芽]
本
(ア)近代の萌芽や欧米諸国のアジア進出、文明 ・欧米列強の進出が、東アジアにどのような影響を与え
と
開化などに見られる欧米文化の導入と明治政府
たのかを説明できる。
世
による諸改革に伴う社会や分化の変容、自由民 ・状況の変化の中で、徳川政権が試みた改革とその考え
界
権運動と立憲体制の成立に着目して、開国から
方について説明できる。
明治維新を経て近代国家が形成される過程につ [開国から幕府の滅亡]
いて考察させる。
・開国により、政権の在り方が変化し、朝廷の復活と国
際社会との関わりを理解する。
・不平等条約締結の経過と、国内の社会・経済に与えた
影響を説明できる。
・徳川政権内の主導権争いと倒幕運動の展開について理
解する。
[明治初期の諸改革]
・近代国家の成立に向け、新政府が中央集権化を図った
ことを、諸改革の内容を踏まえて説明できる。
・文明開化が政府主導で行われたものであり、その受容
が列強との対等化を目指していたことを理解する。
[明治初期の外交]
・外交方針が、アジアでの国際的地位を確立することと
結びついていたことを説明できる。
・領土画定の意義と沖縄処分について説明できる。
[自由民権運動の展開]
・民権派の主張や活動の特色と、政府の対応を理解する。
・運動の展開について、松方財政の影響や具体的な事件
教科:地理歴史
科目:日本史A
作成様式
学習指導要領
都立文京高校 学力スタンダード
などを踏まえて説明できる。
[立憲体制の成立]
・大日本帝国憲法に基づく政治体制の特色について説明
できる。
(イ)条約改正や日清・日露戦争前後の対外関係 [条約改正]
の変化、政党の役割と社会的な基盤に注目して、 ・条約改正の成否と国内の法整備との関係、国際関係の
国際環境や政党政治の推移について考察させ
る。
変化との関連について説明できる。
[日清・日露戦争と国際関係]
・朝鮮の動向や日本政府の方針を踏まえ、日清戦争海戦
の経緯について説明できる。
・賠償金を原資が、日本の近代化に貢献したことを理解
する。
・三国干渉の国際的経緯を理解し、国民の対露感情が悪
化した原因を考察する。
・日露戦争について、規模、経過、国内の世論、国際的
な動向などを日清戦争と比較し理解する。
・日露戦争中の国民生活を踏まえ、日比谷焼き討ち事件
の背景を考察する。
・韓国併合後の朝鮮と日本社会の変化について理解する
[政党政治の展開]
・第一次護憲運動、米騒動などを踏まえ政党政治が進展
したことを説明できる。
・原敬内閣で行われた選挙制度改革について理解すると
ともに、積極政策が行き詰る経緯を理解する。
・物価の高騰や戦後恐慌という経済情勢との関連を踏ま
え、社会運動や労働運動が活発になった理由を説明で
きる。
・二大政党制と、
「憲政の常道」と呼ばれた政党政治の
特色を考察する。
・普通選挙法の成立と同時に、治安維持法が成立したこ
とを、無産階級の政治進出やソ連との国交樹立と関連
させて説明できる。
イ 近代産業の発展と両大戦をめぐる国際情勢
[産業革命の進展と資本主義の発展]
(ア)産業革命の進行、都市や村落の生活の変化 ・日本で産業革命が発展した経緯と、その後の社会的影
と社会問題の発生、学問・文化の進展と教育の
響について説明できる。
普及、大衆社会と大衆文化の形成に着目して、 [国民生活の変化]
近代産業の発展と国民生活の変化について考察 ・都市における労働問題の深刻化と、社会主義運動の進
させる。
展について、その関係を説明できる。
教科:地理歴史
科目:日本史A
作成様式
学習指導要領
都立文京高校 学力スタンダード
・
「大正デモクラシー」という風潮の中で様々な思想が
浸透する背景として、経済の発展や思想の動向、教育
の普及があったことを説明できる。
(イ)諸国家間の対立や協調関係と日本の立場、 [第一次世界大戦前後の国内外の動向]
国内の経済・社会の動向、アジア近隣諸国との ・第一次世界大戦で、日本が中国への勢力の拡張を狙っ
関係に着目して、二つの世界大戦とその間の内
た理由を、国内状況から考察する。また、米国を中心
外情勢の変化について考察させる。
とした列強の日本に対する警戒心が強まったことを
理解する。
・ヴェルサイユ体制下での東アジアの民族運動につい
て、ワシントン体制下の日本の協調外交の展開を関連
付けて理解する。
・大戦景気により日本の独占資本主義が確立し、財閥に
よる金融・産業支配が確立した経緯について説明でき
る。
[戦間期の国内外の動向]
・戦後恐慌から昭和恐慌への対策として、円ブロックを
形成すべく大陸進出を進めたことを考察する。
・世界恐慌後の不況を脱するために、主要国で実施され
た政策について説明できる。
・国家主義思想や軍部が台頭した理由と、政党政治が支
持を失い、
「憲政の常道」が崩れたことを関連付けて
説明できる。
[第二次世界大戦前後の国内外の動向]
・日本が三国軍事同盟を締結した理由や、英米との対立
を深めていった原因について、当時の国際情勢を踏ま
えて説明できる。
ウ 近代の追究
近代日本がどのように形成され展開してきたかを、産
近代における政治や経済、国際環境、国民生活
業と生活、国際情勢と国民、地域社会の変化などから
や文化の動向が相互に深くかかわっているという
主題を設定し、考察した結果をまとめ、他の生徒と意
観点から、産業と生活、国際情勢と国民、地域社
見交換や討論を行い、追及の成果を互いに交流する。
会の変化などについて、具体的な歴史的事象と関
連させた適切な主題を設定して追究し表現する活
動を通して、歴史的な見方や考え方を育てる。
第二次世界大戦後の政治や経済、国際環境、国
民生活や文化の動向について、現代の諸課題と近
現代の歴史との関連を重視して考察させる。
教科:地理歴史
科目:日本史A
学習指導要領
(3)
現
ア 現代日本の政治と国際社会
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
[我が国の再出発]
占領政策と諸改革、新憲法の成立、平和条約と ・敗戦後の日本は、米軍を中心とした占領下に置かれ、
代
独立、国際交流や国際貢献の拡大などに着目して、
占領政策はGHQによる指令・勧告に基づき、日本政
の
我が国の再出発及びその後の政治や対外関係の推
府が実施する間接統治の形態で実施された理由につ
日
移について考察させる。
いて説明できる。
本
・戦前の日本社会の状況を踏まえて、五大改革が意図し
と
たねらいについて説明できる。
世
・日本国憲法の成立過程や明治憲法とを比較して、その
界
相違点や日本国憲法の特徴について説明できる。
・戦後の混乱期に政党政治が復活し、社会運動が活発化
した理由について、時代背景を踏まえて説明できる。
[冷戦の開始と講和]
・米ソによる冷戦が始まった経緯や、冷戦がアジア諸国
に与えた影響について、戦後の国際情勢の動きを踏ま
えて説明できる。
・GHQ/SCAPの対日占領政策が、
「日本を資本主義
陣営の一員として早期の経済復興実現」へ変化したこ
との意義を、当時の国内外の社会情勢と関連付けて説
明できる。
・朝鮮戦争の開始が、日本の政治・経済に与えた影響に
ついて具体的な事例を挙げて説明できる。
・日本の独立や日米安保の構築について、国際情勢や日
本の地理的条件と関連付けて説明できる。
[政治や対外関係の推移]
・我が国における戦後の政治状況について、55年体制
が約40年続いたことの意義と社会への影響を、当時
の国際状況を踏まえて説明できる。
・多極化する国際情勢の変化やアジアの緊張が、日本に
大きな影響を与えたことについて、具体的事例を挙げ
て説明できる。
・冷戦終結後の国際環境の変化を理解するとともに、日
本が国際社会において果たすべき役割について、具体
的事例を挙げて説明できる。
イ 経済の発展と国民生活の変化
[日本経済の発展と国民生活の変化]
戦後の経済復興、高度経済成長と科学技術の発 ・戦後経済の歩みについて、当時の国際情勢を踏まえな
達、経済の国際化、生活意識や価値観の変化など
がら、高度経済成長に至る過程と石油危機を克服して
に着目して、日本経済の発展と国民生活の変化に
経済大国になる過程を説明できる。
ついて考察させる。
・高度経済成長の過程で、産業構造が大きく変化した結
果、国民の生活様式や意識に変化が起こったかについ
教科:地理歴史
科目:日本史A
学習指導要領
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
て、具体的事例を挙げて説明できる。
・日本経済が安定成長の時代に入ると、国際協調を重視
した経済政策が実施されるようになったことを時代
の変化とともに説明できる。
ウ 現代からの探究
現代の日本社会が直面する身近な社会的事象や、現代
現代の社会やその諸課題が歴史的に形成された
の課題などについて主題を設定し、資料を多角的に活
ものであるという観点から、近現代の歴史にかか
用してその解決に向けた考えを、レポートなどにまと
わる身の回りの社会的事象と関連させた適切な主
めて表現できる。
題を設定させ、資料を活用して探究し、その解決
に向けた考えを表現する活動を通して、歴史的な
見方や考え方を身につけさせる。
内容の(2)のウ及び(3)のウについては、
資料を活用して歴史を考察したりその結果を表現
したりその結果を表現したりする技能を高めるこ
と。
教科:地
理
科目:地 理 A
学習指導要領
(1)
世界諸地域の生活・文化及び地球的課題につい
現
て、地域性や歴史的背景を踏まえて考察し、現代
代
世界の地理的認識を深めるとともに、地理的技能
世
及び地理的な見方や考え方を身に付けさせる。
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
界
の
特
ア 地球儀や地図からとらえる現代世界
〔位置、方位、時差〕
地球儀と世界地図との比較、様々な世界地図 ・自転や公転、地軸の傾きといった地球の基本的な動き
色
の読図などを通して、地理的技能を身に付けさ
を理解し、年間を通じて地球上の環境が変化していく
と
せるとともに、方位や時差、日本の位置と領域、
ことや、地球上に置かれた緯線・経線・回帰線・極圏
諸
国家間の結び付きなどについてとらえさせる。
といった基準について、地球儀を活用して説明できる。
課
題
・サマータイム制度が設けられた目的を説明できるとと
の
もに、航空機による移動などの諸要件を取り入れた時
地
差の計算ができる。
理
的
〔地球儀、世界地図〕
考
・正角図や、正積図、正距方位図法などの作成方法を理
察
解し、その特徴からそれらを区別したり、用途を説明
したりできる。
〔日本の位置と領域〕
・各種国境の種類やその位置、特徴について、具体的な
例を挙げることができる。また、世界と日本の領土問
題について、近年の動向とともに歴史的経緯を踏まえ
て説明できる。
〔国家間の結び付き〕
・主要な国際組織について、その設立意義や現状と課題
を理解する。また、近年の世界貿易の動向について把
握し、簡単に説明できる。
・交通や通信の発達と経済活動のグローバル化により国
家間の結び付きが深まっていることについて、年次の
異なる主題図や統計を活用して説明できる。
教科:地
理
科目:地 理 A
学習指導要領
イ 世界の生活・文化の多様性
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
〔自然環境と人間生活〕
世界諸地域の生活・文化を地理的環境や民族 ・プレートテクトニクス理論によるプレートの移動の仕
性と関連付けてとらえ、その多様性について理
組みを理解し、三つのプレート境界において生じてい
解させるとともに、異文化を理解し尊重するこ
る地殻変動について説明できる。
との重要性について考察させる。
・世界の大地形の分布やそれぞれの特徴を説明できる。
また、世界各地で見られる小地形について、地形図や
写真などの読み取りを通じてその成因や人間生活との
関わりについて理解し、説明できる。
・大気の大循環の仕組みについて理解し、ケッペンの気
候区分を用いた世界の気候の分布と特徴や、それぞれ
の気候における人々の生活について説明できる。また、
平均気温や降水量、そのグラフなどから、地域の気候
区を判別できる。
〔世界の諸地域の生活・文化と多様性〕
・世界の諸地域の生活・文化の多様性について、自然環
境とともに、歴史的背景を踏まえ、民族、宗教、産業、
貿易、日本とのつながりなどと関連付けて説明でき
る。また、異文化を理解し尊重することの重要性につ
いて理解する。
ウ 地球的課題の地理的考察
〔地球的課題と解決に向けた取組〕
環境、資源・エネルギー、人口、食料及び居 ・様々な地球的諸課題について、それが生じている場所
住・都市問題を地球的及び地域的視野からとら
や、現状、原因、相互の関連性について、世界的視野
え、地球的課題は地域を越えた課題であるとと
から説明できる。
もに地域によって現れ方が異なっていること
を理解させ、それらの課題の解決には持続可能 ・地球的課題の地域によって異なる現れ方を、自然環境
な社会の実現を目指した各国の取組や国際協
や人間の諸活動の違いから説明できる。
力が必要であることについて考察させる。
・地球的諸課題の解決について、各国の取組や世界全体
で取り組む必要性を理解した上で、我が国がどのよう
に取り組むべきかなど、国際社会における我が国の果
たすべき役割を理解する。
教科:地
理
科目:地 理 A
学習指導要領
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
生活圏の諸課題について、地域性や歴史的背景
を踏まえて考察し、地理的技能及び地理的な見方
や考え方を身に付けさせる。
(2)
生
ア 日常生活と結び付いた地図
〔身の回りにある地図の収集と地形図の読図〕
身の回りにある様々な地図の収集や地形図 ・身の回りにある様々な地図の特徴を理解し、用途に応
活
の読図、目的や用途に適した地図の作成などを
圏
通して、地理的技能を身に付けさせる。
じて適切な地図を活用することができる。
の
・地形図から、その地域の土地利用や集落の位置を読み
諸
取り、自然と人間生活の関わりについて理解し、説明
課
できる。また、新旧地形図の比較から地域の変容を説
題
明できる。
の
地
〔主題図の作成〕
理
・自分の設定したテーマに沿って主題図を作成すること
的
ができる。
考
察
〔我が国の自然環境の特色と自然災害〕
・我が国の自然環境の特徴を理解し、過去の自然災害の
原因やその被害、対応について知る。
イ 自然環境と防災
〔自然災害と防災〕
我が国の自然環境の特色と自然災害とのか ・自らの生活圏におけるハザードマップを読み取りなど
かわりについて理解させるとともに、国内にみ
から、想定される自然災害について理解し、安全を守
られる自然災害の事例を取り上げ、地域性を踏
るための対応について知る。
まえた対応が大切であることなどについて考
察させる。
ウ 生活圏の地理的な諸課題と地域調査
〔課題解決のための地域調査〕
生活圏の地理的な諸課題を地域調査やその ・生活圏の課題を設定し、地図や資料の読み取り、観察
結果の地図化などによってとらえ、その解決に
などを通じた調査活動の方法を身に付ける。
向けた取組などについて探究する活動を通し
て、日常生活と結び付いた地理的技能及び地理 ・調査結果を分析し、図表や主題図などを用いてまとめ
的な見方や考え方を身に付けさせる。
表現することができる。
教科:公
民
科目:現代社会
作成様式
学習指導要領
(1)
私
た
ち
の
生
き
る
社
会
(2)
現
代
社
会
と
人
間
と
し
て
の
在
現代社会における諸課題を扱う中で、社会の在 ・地球環境問題、資源・エネルギー問題、生命倫理問題
り方を考察する基盤として、幸福、正義、公正な
から 2 つを取り上げて、現代社会の課題について説明
どについて理解させるとともに、現代社会に対す
できる。その際、
「幸福、正義、公正」などの考え方
る関心を高め、いかに生きるかを主体的に考察す
が、現代社会の諸課題を考察するための基盤であるこ
ることの大切さを自覚させる。
とを理解する。生命・環境の問題では、時としてそれ
ぞれの幸福の対立が生じることを理解し、正義や公正
の観点からその対立の調整を考察できる。
現代社会について、倫理、社会、文化、政治、
法、経済、国際社会など多様な角度から理解させ
るとともに、自己とのかかわりに着目して、現代
社会に生きる人間としての在り方生き方について
考察させる。
ア 青年期と自己の形成
・現代の青年期の意義と具体的な現象について理解す
生涯における青年期の意義を理解させ、自己
る。青年期は社会的な義務や責任が猶予されているこ
実現と職業生活、社会参加、伝統や文化に触れ
とや期間が延長してきていることなどを、社会的な背
ながら自己形成の課題を考察させ、現代社会に
景や自らの経験などから説明できる。また、防衛機制
おける青年の生き方について自覚を深めさせ
について、具体的な事例を挙げて説明できる。
る。
・青年期の課題について、エリクソンやマズロー、ルソ
り
ー、レヴィンなどの言説を理解する。また、アイデン
方
ティティの確立や自己実現に向けて、自己を取り巻く
生
人間関係や将来の職業生活などを踏まえて説明でき
き
方
都立文京高校 学力スタンダード
る。
イ 現代の民主政治と政治参加の意義
・日本国憲法の成立過程及び基本的性格説明できる。
基本的人権の保障、国民主権、平和主義と我 ・我が国の平和主義をめぐる課題に関して、憲法 9 条や
が国の安全について理解を深めさせ、天皇の地
最高裁の判例などを踏まえて説明できる。それに基づ
位と役割、議会制民主主義と権力分立など日本
いて我が国の安全と世界の平和の維持について考察
国憲法に定める政治の在り方について国民生活
することができる。
とのかかわりから認識を深めさせるとともに、 ・国民主権との関連から国政選挙や地方選挙による間接
民主政治における個人と国家について考察さ
民主制と憲法改正や国民審査など直接民主制を説明
せ、政治参加の重要性と民主社会において自ら
することができ、政治参加の仕組みを理解する、
生きる倫理について自覚を深めさせる。
・日本国憲法で保障されている基本的人権について理解
し、公共の福祉との関連を説明できる。
・議会制民主主義に基づく日本の政治機構について、諸
外国の制度との違いを明らかにして説明できる。
教科:公
民
科目:現代社会
作成様式
学習指導要領
ウ 個人の尊重と法の支配
個人の尊重を基礎として、国民の権利の保障、
都立文京高校 学力スタンダード
・国民の権利を守り、社会の秩序を維持するために、法
に基づく公正な裁判の保障が必要であることや、公正
法の支配と法や規範の意義及び役割、司法制度
な裁判のためには司法権の独立が不可欠であること
の在り方について日本国憲法と関連させながら
を説明できる。また、裁判員制度など現行の司法制度
理解を深めさせるとともに、生命の尊重、自由・
改革における議論の内容と現状について説明できる。
権利と責任・義務、人間の尊厳と平等などにつ
いて考察させ、他者と共に生きる倫理について
自覚を深めさせる。
エ 現代の経済社会と経済活動の在り方
・市場における価格メカニズムについて、需要曲線と供
現代の経済社会の変容などに触れながら、市
給曲線のグラフを活用して説明できる。また、市場に
場経済の機能と限界、政府の役割と財政・租税、
おける価格メカニズムの限界である「市場の失敗」を
金融について理解を深めさせ、経済成長や景気
説明できる。
変動と国民福祉の向上の関連について考察させ ・個人や企業が経済活動を行う上で、コンプライアンス
る。また、雇用、労働問題、社会保障について
や社会的責任を担っていることや経済発展と環境保
理解を深めさせるとともに、個人や企業の経済
全を両立させる必要があることを説明できる。
活動における役割と責任について考察させる。
・国内総生産や経済成長率など経済指標を物価との関係
を含めてまた、現代日本の経済状況との関連も説明で
きる。
・金利と景気の関係、日銀の景気調整の役割を説明でき
る。また、ゼロ金利政策、量的緩和政策、マイナス金
利など近年の金融政策について説明できる。
・ビルト・イン・スタビライザーやフィスカルポリシー
など、財政に関する理論を理解するとともに、日本の
財政の現状について、財政健全化の必要性を踏まえて
説明できる。
・少子高齢社会における雇用・労働問題について、経済
社会の動向を踏まえ、ワーク・ライフ・バランスやワ
ーク・シェアリングなどの考え方にも言及して説明で
きる。
・日本の社会保障制度が抱える様々な課題について理解
する。急速に進む少子高齢化によって年金や医療、介
護については世代間不公平や財源不足などの問題が
生じる可能性が高いことについて説明できる。
・経済のグローバル化に伴って、国際経済問題は自国の
利害だけでは解決できず、地球規模での連携が必要で
あることを説明できる。
教科:公
民
科目:現代社会
学習指導要領
オ 国際社会の動向と日本の果たすべき役割
グローバル化が進展する国際社会における政
作成様式
都立文京高校 学力スタンダード
・冷戦期から冷戦後、現在に至るまでの国際社会の動向
を説明できる。
治や経済の動向に触れながら、人権、国家主権、 ・人権、民族問題、国際紛争、領土などに関する現在の
領土に関する国際法の意義、人種・民族問題、
課題と背景について理解するとともに、その解決に向
核兵器と軍縮問題、我が国の安全保障と防衛及
けて日本の果たすべき役割を考察できる。
び国際貢献、経済における相互依存関係の深ま ・
「核兵器のない世界」を実現するために様々な条約が
り、地域的経済統合、南北問題など国際社会に
締結されたことや今後必要な取組について理解でき
おける貧困や格差について理解させ、国際平和、
る。また、化学兵器など核兵器以外の分野のおける国
国際協力や国際協調を推進する上での国際的な
際的な軍縮問題について説明できる。
組織の役割について認識させるとともに、国際
社会における日本の果たすべき役割及び日本人
の生き方について考察させる。
持続可能な社会の形成に参画するという観点か ・持続可能な社会の形成に主体的に参画する意欲をも
ら課題を探究する活動を通して、現代社会に対す
ち、現代社会の諸課題を多面的・多角的に考察し、課
る理解を深めさせるとともに、現代に生きる人間
題を探究できる。
「現役世代と将来世代の応分負担の
としての在り方生き方について考察を深めさせ
実現」や「様々な人々が共生できる社会の実現」等の
る。
課題に対して、人間としての在り方や生き方を自分の
言葉で表現できる。
(3)
共
に
生
き
る
社
会
を
目
指
し
て
教科:公
民
科目:政治・経済
作成様式
学習指導要領
(1)
現
都立文京高校 学力スタンダード
ア 民主政治の基本原理と日本国憲法
日本国憲法における基本的人権の尊重、国民主 ・ホッブズ・ロック・ルソーの社会契約説を市民革命や
代
権、天皇の地位と役割、国会、内閣、裁判所など 人権宣言などとの関連を踏まえて理解する。
の
の政治機構を概観させるとともに、政治と法の意 ・民主主義のありかたを人権思想の歴史的展開と関連付
政
義と機能、基本的人権の保障と法の支配、権利と けて説明できる。
治
義務の関係、議会制民主主義、地方自治などにつ ・日本国憲法の特徴を大日本帝国憲法と比較対照させて
いて理解させ、民主政治の本質や現代政治の特質 理解する。
について把握させ、政党政治や選挙などに着目し ・議院内閣制と三権分立について各機関の抑制と均衡の
て、望ましい政治の在り方及び主権者としての政 関係という点から説明できる。
治参加の在り方について考察させる。
・公法、私法、社会法の区別をはじめ、法の分類を具体
的な法律を挙げながら説明できる。
・
「法の支配」と「法治主義」を区別しつつ、
「法の支配」
と立憲主義および違憲審査権との関連を理解する。
・
「公共の福祉」の概念を「社会全体の利益」といった
漠然とした意味ではなく、他者の権利との衝突を調整す
る原理として理解させる。
・団体自治と住民自治の原則を軸に地方自治の制度と課
題を把握する。
・戦後日本の選挙制度の変遷を現代の政治課題との関連
で理解する。
イ 現代の国際政治
国際社会の変遷、人権、国家主権、領土などに ・国際法を特に人権に関する条約、宣言、等を柱に理解
関する国際法の意義、国際連合をはじめとする国 し、国際司法裁判所等、国際機関の役割を説明できる。
際機構の役割、我が国の安全保障と防衛及び国際 ・日本の国際貢献のありかたを検討し、柔軟に構想させ
貢献について理解させ、世界平和と人類の福祉に る。
寄与する日本の役割について考察させる。
・冷戦後激しくなった民族紛争、地域紛争について、具
体的な事例を挙げて説明できる。
教科:公
民
科目:政治・経済
作成様式
学習指導要領
(2)
現
都立文京高校 学力スタンダード
ア 現代経済の仕組みと特質
経済活動の意義、国内経済にける家計、企業、 ・市場経済と計画経済の相違点を理解し、グローバル化
代
政府の役割、市場経済の機能と限界、物価の動き、 との関連で説明できる。
の
経済成長と景気変動、財政の仕組みと働き及び租 ・グローバル化の進展に伴う諸課題を考察させる。
経
税の意義と役割、金融の仕組みと働きについて理 ・マーケット・メカニズムや外部不経済等について、説
済
解させ、現代経済の特質について把握させ、経済 明できる。
活動の在り方と福祉の向上との関連を考察させ ・バブルの発生と背景および影響を説明できる。
る。
・フィスカルポリシーとビルトイン・スタビライザーに
ついて説明できる。
・公債依存度と国債発行残高の高まりの経緯と理由を把
握する。
・金融政策による景気調整の方法を理解する。
イ 国民経済と国際経済
貿易の意義、為替相場や国際収支の仕組み、国 ・国際収支表の変更点を把握し、変動相場制の下での外
際協調の必要性や国際経済機関の役割について理 国為替のしくみについて説明できる。
解させ、グローバル化が進む国際経済の特質につ ・ブレトン・ウッズ体制とニクソン・ショックについて
いて理解させ、国際経済における日本の役割につ 理解し、近年の国際通貨危機について説明できる。
いて考察させる。
・EU をはじめ各地の地域経済統合について理解し、ギ
リシア危機について説明できる。
・南北問題、南南問題について理解し、日本の ODA の
あり方を説明できる。
教科:公
民
科目:政治・経済
作成様式
学習指導要領
(3)
都立文京高校 学力スタンダード
ア 現代日本の政治や経済の諸課題
現
少子高齢社会と社会保障、地域社会の変貌と住 ・少子高齢社会における社会保障のあり方について、年
代
民生活、雇用と労働をめぐる問題、産業構造の変 金、雇用など多面的に検討し課題解決の方策を説明でき
社
化と中小企業、農業と食糧問題などについて、政 る。
会
治と経済とを関連させて探究させる。
・日本の二重構造について系列、下請けなどの関連で説
の
明し、中小企業問題について課題解決の方策を説明でき
諸
る。
課
題
イ 国際社会の政治や経済の諸課題
地球環境と資源・エネルギー問題、国際経済格 ・地球温暖化対策、エネルギー政策等を国際的な視野に
差の是正と国際協力、人種・民族問題と地域紛争、 立って考察し、日本の立場と役割について考察し、説明
国際社会における日本の立場と役割について、政 できる。特に原子力発電に関しては、歴史的な流れや国
治と経済とを関連させて探求させる。
際社会の動向も抑え、多角的に考察できるようになる。