2006 年 2 月 28 日 貿易記者会御中 三菱商事株式会社 三菱商事欧阿基金 2006 年 年間計画について 三菱商事欧阿基金(Mitsubishi Corporation Fund for Europe and Africa, 以下 MCFEA) は、2月6日、ロンドンにて年次総会を開催し、2006 年の寄付計画を決定しました。 MCFEA は、1992 年に英国で設立された基金で、主として、経済的、または社会的に恵まれ ない人々の支援、動植物の保護と保存に関する教育研究活動を促進することを目的として います。MCFEA は、設立以来、同分野で百万ポンドを超える寄付を行なっています。 2006 年の寄付対象団体は以下の通りです。 ウォーターエイド(WaterAid): MCFEA は、2003 年以来、ウォーターエイドの支援を行なっています。この団体は、最貧国 の国民に対する安全な水の供給及び衛生教育を行っています。2006 年、MCFEA は 50,000 ポ ンドを寄付し、モザンビークの首都マプトにおける水道設備・公衆衛生施設改善プロジェ クトを支援します。MCFEA は、2003 年以来、ウォーターエイドに対して合計で 140,000 ポ ンド以上の寄付をしています。 アースウォッチ・インスティテュート(Earthwatch Institute): アースウォッチ・インスティテュートは、持続可能な発展を目的とした自然科学教育活動 を促進しています。MCFEA は 1992 年から、世界的な自然保護活動を支援するために、社員 ボランティアを生物学者などの専門家のアシスタントとして派遣しています。また、MCFEA は 2006 年、31,500 ポンドの寄付をアース・ウォッチに対して行い、引き続き支援していき ます。 ドイツ イルカ保護協会(Gesellschaft zur Rettung der Delphine(GRD)): MCFEA は、2003 年から、イルカ保護協会によるクロアチアのイルカプロジェクトに対する 支援を始めました。イルカ保護協会は、ザグレブ大学の獣医学部と共同でクロアチアに NGO を設立し、アドリア海のイルカの保存のための研究を続けています。MCFEA は 2005 年にイ ルカ保護協会に対して 20,000 ポンドの寄付を行なっており、2006 年も、クロアチア沖にあ るアグリジャン島にある 海洋哺乳類研究保存センターに対する支援を行います。 植物園自然保護国際機構(BGCI): 植物園自然保護国際機構は、植物保護を目指す世界的なネットワークで、ロンドンのキュ ー・ガーデンにあります。MCFEA は、1993 年から、植物園自然保護国際機構を支援してい ます。寄付額は累計で 60,000 ポンド以上であり、2006 年も支援を継続します。 インゴンヤマ・プレイヤーズ(Ingonyama Players): ジンバブエのワンゲ国立公園地域の若手演劇家のグループで、デビッド・マクドナルド教 授が行なっている野生生物の保護研究所(WildCRU(Wildlife Conservation Research Unit)) のライオンの個体群の研究プロジェクトがきっかけで結成されました。MCFEA は、1999 年 から 2003 年まで同プロジェクトを支援しています。同グループは、学生や地域住民、観光 客に対し、自然保護をテーマとした劇を開催することで、遠隔地のコミュニティーにおけ る自然保護促進を啓蒙しており、最近ではナミビアで開催しています。MCFEA は、昨年 5,000 ポンドを寄付しており、本年も同様の支援を行います。 アーカイブ(ARKive): MCFEA は、「アーカイブ」支援のために、10,000 ポンドの寄付を行います。「アーカイブ」 は、英国を拠点とする慈善施設ワイルドスクリーン(Wildscreen)が主催しており、その 使命は、「世界中の人々に対し、自然環境と生物の多様性の保護を促すために、野生動植 物の映像の力を使用する」ことです。「アーカイブ」は、世界のあらゆる自然種の映像、 写真、音声を一つのデジタル・ライブラリーに保存しています。「アーカイブ」のライブ ラリーは、世界の生物多様性の記録としては世界でも類を見ないものとなっています。 (ご参考) 三菱商事欧阿基金(MCFEA)について 三菱商事は、絶滅の恐れのある動植物を中心とした自然環境に関する教育研究活動を推進 するため、1992 年に英国で欧州・アフリカを対象とする基金「三菱商事欧阿基金(Mitsubishi Corporation Fund for Europe and Africa (MCFEA))」を設立し、以下のように数多くの プロジェクトに資金提供しています。 ○ ロンドン動物園のミレニアム自然保護センターにおける生物多様性関連展示 「Web of Life」に対する支援 ○ デビット・マクドナルド教授によるアフリカ南部の大型猫科動物研究プロジェクト への支援 ○ 植物保護を目指す世界的な植物園ネットワーク、国際植物保護協会に対する支援 ○ 世界的環境保護団体である「アースウォッチ・インスティテュート」が主催する各種自 然保護プロジェクトに、毎年ボランティアとして社員を派遣 以 上 お問い合わせ先 広報部報道チーム 吉田 (℡:03-3210-2511)
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