平成15年度 事 業 報 告 書 自 至 平成15年4月 1日 平成16年3月31日 財団法人 名古屋国際芸術文化交流財団 (名古屋ボストン美術館運営財団) はじめに−活動の概要− ....................................................................................... - 2 沿革....................................................................................................................... - 4 展覧会事業 ............................................................................................................ - 5 第 9 回企画展 「ボストンに愛された印象派」 .......................................................... - 5 - 第 10 回企画展 「ドイツ ルネサンス版画の最高峰 常設展 デューラー版画展」 ................. - 7 - 「古代地中海世界の美術」 ................................................................................. - 9 - 日本コーナー ............................................................................................................... - 10 第9回 「根付―彫りの小宇宙」.......................................................................................... - 10 - 第 10 回 「モース・コレクションの陶磁器−尾張」............................................................. - 10 - 教育普及・情報提供事業 ..................................................................................... - 12 発行印刷物................................................................................................................... - 12 映像ソフト制作物一覧 ................................................................................................. - 12 講演会.......................................................................................................................... - 13 ギャラリー・ガイド(学芸員による作品解説ガイド) ............................................... - 14 ワークショップ............................................................................................................ - 15 その他.......................................................................................................................... - 16 - メンバー及び法人賛助会の状況 .......................................................................... - 16 運営資金の新規募金活動 ..................................................................................... - 16 ミュージアムショップ事業 ................................................................................. - 16 展覧会入場者数 ................................................................................................... - 17 愛知県内における国際的な芸術文化交流の支援に関する事業............................. - 17 組織等の状況....................................................................................................... - 18 組織図.......................................................................................................................... - 18 顧問・役員・評議員..................................................................................................... - 18 職員 ............................................................................................................................. - 20 役員・評議員・職員の異動 .......................................................................................... - 21 理事会・評議員会開催状況 .......................................................................................... - 22 - -1- はじめに−活動の概要− 皆様には昨今の厳しい経済環境の中、変わらぬご支援・ご協力をいただき、厚くお礼申し上げ ます。 平成 15 年度の事業活動を概括致しますと、当財団の主たる事業であります展覧会事業では常設 展の他、企画展として 11 月まで第 9 回企画展「ボストンに愛された印象派」展、また 11 月から 翌年 3 月まで第 10 回企画展「ドイツ ルネサンス版画の最高峰 デューラー版画展」を開催致し ました。 「ボストンに愛された印象派」展は、ボストン美術館のコレクションの中からフランスの印象 派の作品、またフランスの印象派に影響を受け、アメリカに印象主義的絵画を広めた画家による 作品を合わせて 50 点を展示し、19 世紀半ばから 20 世紀初頭にかけての海を越えたボストンとフ ランスの芸術交流を作品でつづるもので、10 万 3 千人にご来館いただきました。 続く「ドイツ ルネサンス版画の最高峰 デューラー版画展」では、ドイツ ルネサンス期の巨 匠アルブレヒト・デューラーの作品 104 点を展示しました。入場者数は 3 万 1 千人にとどまりま したが、ボストン美術館が誇る所蔵品の質の高さを実感できる展覧会となりました。 また、常設展「古代地中海世界の美術」展についても昨年度の 14 万 1 千人に対し、本年度も 11 万 1 千人の方々にご覧いただきました。なお、常設展会場内の日本コーナーにおいては、11 月 まで「根付―彫りの宇宙」展、11 月から 3 月まで「モース・コレクションの陶磁器―尾張」展を 開催しました。 以上のように本年度の展覧会事業につきましては、入場者合計 24 万 6 千人と昨年度の 30 万 3 千人に対し 8 割程度にとどまりました。 展覧会事業に伴う教育普及活動としましては、展覧会図録を企画展毎に出版すると共に、日本 コーナー「モース・コレクションの陶磁器―尾張」目録の制作、4 回の美術館ニュースの発行、2 本の CD−ROM 制作、2 本のビデオソフト制作などを行いました。また、5 回の講演会、13 回のギ ャラリー・ガイド、ワークショップと銘打った主に小中学生を対象とする特別イベントを「つく ろう!いろんな色いろいろ」など 6 つのテーマで開催しました。 また、 愛知県内における国際的な芸術文化交流の支援に関する事業 につきましては 2 件の活 動に助成金を拠出しました。 以上が、本年度の事業活動の概況でございますが、この他に米国ボストン美術館との協議の結 果、米国ボストン美術館宛寄付金支払いにおけるインフレ調整条項の取扱いについて、従来はボ ストンの物価上昇のみを反映しておりましたが、今後はボストンと名古屋の各年度物価増減との 数学的平均値を反映させることで承諾が得られ、変更契約を締結致しました。さらに、経費削減 などの協力を頂きました。 -2- 平成 15 年度も入場料収入が伸び悩むなど、当財団を取り巻く状況は誠に厳しいものがありまし た。かかる状況の中、役職員一同、米国ボストン美術館の姉妹館というこの特色ある美術館がよ り多くの皆様に親しまれ、ご来館頂けるよう、また、効率的な運営を行うべく努力してまいりた いと存じますので、皆様のより一層のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。 平成 16 年 6 月 財団法人名古屋国際芸術文化交流財団 (名古屋ボストン美術館運営財団) -3- 沿革 平成 3年 10月 名古屋商工会議所常議員会で、名古屋ボストン美術館設立プロジェクトの推 進と設立準備委員会設置を決定 平成 3年 11月 第1回「名古屋ボストン美術館設立準備委員会」を開催、準備委員会委員長 に加藤 平成 一名古屋商工会議所会頭(当時)を選任 3年 11月 ボストン美術館と「名古屋ボストン美術館設立準備委員会」との間でレター オブインテント(覚書)調印 平成 4年 4月 小倉忠夫前京都国立近代美術館長が、準備委員会常任顧問に就任 平成 4年 6月 ボストン美術館が名古屋商工会議所・準備委員会に対して、同美術館振興に最 も貢献した人に贈る称号「グレート・ベネファクター」を授与 平成 5年 1月 名古屋市の「金山南ビル」開発提案競技で「清水建設・日建設計・東海設計」 グループの作品が最優秀案に決定 平成 7年 3月 愛知県、名古屋市の本プロジェクトへの支援決定 平成 7年 8月 運営財団の設立発起人会組成 平成 7年 11月 愛知県・愛知県教育委員会の許可を得て「財団法人 伊藤喜一郎を発起人代表に選出 名古屋国際芸術文化交 流財団」設立、伊藤喜一郎発起人代表が理事長に就任 平成 7年 12月 小倉忠夫準備委員会常任顧問が名古屋ボストン美術館館長に就任 平成 7年 12月 ボストン美術館と当財団が名古屋ボストン美術館設立契約に正式調印 平成 8年 2月 「金山南ビル」の起工式実施 平成10年 10月 名古屋ボストン美術館メンバーシップ制度発足 平成10年 11月 名古屋ボストン美術館が入居する「金山南ビル」完成 平成11年 4月 名古屋ボストン美術館開館 平成12年 1月 法人賛助会員制度発足 平成12年 4月 浅野徹名古屋芸術大学教授が館長に就任 平成12年 5月 徳光彰二理事が理事長に就任 平成13年 2月 愛知県教育委員会による博物館登録認可(登録番号 32 号) 平成13年 5月 小・中学生を対象に常設展の無料化実施 平成14年 7月 鈴木文雄理事が理事長に就任 平成15年 1月 山口靜一埼玉大学名誉教授が館長に就任 平成16年 4月 5年間続いた常設展が終了し、オープンギャラリーを開設 同時に4階をボストンギャラリーとしてリニューアルオープン 平成16年 4月 シルバー料金の設定、中学生以下の無料化を実施 -4- 展覧会事業 第 9 回企画展 「ボストンに愛された印象派」 会 期 平成 15 年 4 月 26 日(土)∼11 月 9 日(日) 主 催 名古屋ボストン美術館/ボストン美術館 共 催 中日新聞社/NHK名古屋放送局 後 援 愛知県/名古屋市/愛知県教育委員会/名古屋市教育委員会/名古屋商工会議所 特別協賛 フィデリティ・インベストメンツ 協 賛 NTT西日本名古屋支店 協 力 日本航空/近畿日本鉄道/東海旅客鉄道/名古屋鉄道/名古屋市交通局 連携協力 (財)2005 年 日本国際博覧会協会 アメリカにおける文化のリーダー的都市だったボストンを舞台としたフランス・アメリカの印 象派絵画の展開を紹介した展覧会。ボストン美術館のコレクションの中からフランスの印象派の 作品、またフランスの印象派に影響を受けアメリカに印象主義的絵画を広めた画家による作品合 わせて 50 点を展示した。 1850 年代、ボストンではバルビゾン派絵画への傾倒が深まり、ジャン=フランソワ・ミレーの 作品を中心に,バルビゾン派画家の多くの作品がボストンに渡った。そして 1870 年代には、芸術 家やコレクターはクロード・モネをはじめとした印象派絵画に注目し始め、本国フランスにさき がけて作品を収集し、ボストンには優品によるコレクションが築かれた。1880 年代に入ると、ア メリカの若き芸術家たちがフランスへ渡り,印象派の画家たちから絵画を学び、帰国後,芸術運 動のリーダーとして、またコレクターの良きアドバイザーとして活躍した。ボストン美術館は、 こうした芸術熱が高まる中で 1876 年に開館し、優れたコレクターたちによる多くの寄贈受け、世 界に誇る秀逸の印象派絵画のコレクションを形成した。 展覧会は、 「ボストンにおけるフランス芸術へのあこがれ−バルビゾン派絵画」 (展示作品 13 点) 「印象派とボストン−フランスの印象派」(展示作品 22 点)、「印象派とボストン−アメリカの印 象派」(展示作品 15 点)の三章構成とした。会場には、モネのもとで学んだボストンの画家や、 ボストンにおけるモネの作品の展示について説明するパネル、及び年表を設置した。また、説明 や作品解説は字数を抑え平易にすることを心がけ、分かりやすい展示を目指した。 カタログでは、ボストン美術館のエリカ・ハーシュラー氏による「ボストンの印象派」と題さ れたエッセイ及び、全出品作品の図版を掲載した。またボストンのコレクターとアメリカの画家 については紹介文を掲載し、さらに参考図版、コラムを含めた。 本展は、19 世紀半ばから 20 世紀初頭にかけての海を越えたボストンとフランスの芸術交流を 作品でつづると同時に、ボストン美術館とゆかりの深い画家、コレクターたちの人間の姿を伝え る展覧会となり、ボストン美術館への関心をさらに高める展覧会となった。なお、来館者は、10 万 3 千人を数えた。 -5- 主要関連記事 【新聞記事】 4 月 16 日 読売新聞(夕刊) 会社帰りにブラッと名画 中日新聞(朝刊) 「印象派展」で内覧会 4 月 27 日 中部経済新聞 印象派との接点紹介 5 月 19 日 日経新聞(夕刊) ボストンに愛された印象派 6 月 26 日 ほか 【テレビ放送・ラジオ放送】 プラス1 4 月 26 日 中京テレビ ニュース CBC テレビ ユーガッタ 4 月 26 日 東海テレビ 名古屋ニューアングル 5月7日 名古屋テレビ 真夜中の美術館 5 月 22 日 NHK テレビ 新日曜美術館 7 月 20 日 ほか 【その他】 ・旅 5 月号 ・一個人 6 月号 ・サライ 6 月 5 日号 ・美術の窓 7 月号 ・ふれあい倶楽部 夏 57 号 ほか -6- 第 10 回企画展 「ドイツ ルネサンス版画の最高峰 デューラー版画展」 会 期 平成 15 年 11 月 22 日(土)∼平成 16 年 3 月 21 日(日) 主 催 名古屋ボストン美術館/ボストン美術館 共 催 中日新聞社/NHK名古屋放送局 後 援 愛知県/名古屋市/愛知県教育委員会/名古屋市教育委員会/名古屋商工会議所 協 賛 中京テレビ放送株式会社/NTT 西日本 名古屋支店 協 力 日本航空/近畿日本鉄道/東海旅客鉄道/名古屋鉄道/名古屋市交通局 連携協力 (財)2005 年日本国際博覧会協会/名古屋市民芸術祭 2003 協賛 ドイツ ルネサンス期の巨匠アルブレヒト・デューラーの版画作品 104 点を紹介した展覧会。デ ューラーは、油彩、水彩、素描、版画のいずれにおいても大きな功績を残し、最も重要な芸術家 の一人として挙げられている。そのなかでも、デューラーの芸術家としての功績は、それまで職 人の仕事であった版画を、細密で繊細な描写を巧みに表現する彫版技法と構図構成力により高度 な芸術表現へ高めたことにあるといわれており、デューラーは版画の革命児と位置付けられてい る。 本展は、彼が生きた時代から 500 年を経た現在においてもなお、銅版画の模範とされる三大傑 作「騎士と死と悪魔」「書斎の聖ヒエロニムス」 「メレンコリア I」の他、「アダムとエヴァ」「皇 帝マクシミリアン一世の凱旋馬車」などの代表作、さらに連作木版画「黙示録」 「大受難伝」の全 葉を網羅して、デューラーの版画制作の業績をたどるものとなった。また、ボストン美術館所蔵 の約 600 点におよぶデューラー版画コレクションより、非常に刷りの質がよい作品 104 点をそろ えて展示紹介した。出品作品は、世界に現存するデューラー版画のなかでも最も貴重な資料の一 つと数えられているもので、それらをまとめてこの展覧会で総覧することができたことは非常に 意義深い。また、今回の展覧会では、中部地域のみならず、東北、関東、九州地域など広範囲か らの関心も高かった。入館者は、3.1 万人を数えた。 展覧会図録については、作品の質感を損なわないようにダブルトーンのモノクロ印刷(2 色刷 り)を採用し、また図版とその作品紹介のテキストを併せてみることができるような、親しみや すい体裁とした。本図録の通信販売の希望は過去に例がないほどで、本展への関心の高さを示し た。また、図録は会期中に完売となり、非常に好評をえた。 主要関連記事 【新聞記事】 中日新聞(朝刊) デューラー展今日開幕 11 月 22 日 日経新聞(夕刊) デューラー版画展 11 月 27 日 朝日新聞(朝刊) デューラーの傑作版画 12 月 11 日 中日新聞(朝刊) デューラー版画展 2月4日 -7- ほか 【テレビ放送・ラジオ放送】 中京テレビ プラス1 11 月 21 日 NHKテレビ ウィークエンド中部 11 月 22 日 東海ラジオ こんにちは名古屋です 2 月 17 日 ほか 【その他】 ・芸術新潮 12 月号 ・美術画報 1 月号 ・週刊新潮 1/8号 ・家庭画報 1 月号 ほか -8- 常設展 「古代地中海世界の美術」 会 期 平成 11 年 4 月 17 日(土)∼平成 16 年 3 月 21 日(日) 主 催 名古屋ボストン美術館/ボストン美術館 協 賛 フィデリティ・インベストメンツ 協 力 日本航空 古代エジプト、ギリシア、ローマの三大文明を中心に、地中海周辺に誕生した諸文明の芸術文 化の交流をたどる展覧会。紀元前 5 千年紀の王朝誕生以前のエジプトの作品に始まり、紀元 360 年頃のローマ後期帝政時代の作品まで、5 千年の歴史をボストン美術館古代世界美術部の所蔵品 223 点で紹介した。 展示は、古代エジプト、ギリシア、ローマの順に文明ごとに構成され、それぞれのなかで作品 を時代順に配し、文明と美術の発展の歴史をたどれるようにした。 この展覧会の大きな特徴は、ひとつの文明の発展をたどることだけでなく、古代地中海周辺に おいて複数の文明が錯綜しながら展開したことを明らかにしていることである。エジプトとギリ シアの交流の足跡を具体的に示す器の文様や、ギリシア趣味が色濃く反映されたローマの彫刻な ど、影響関係を如実に物語る作品も少なくなく、展示を通じて、地中海を介した互いの交流の歴 史が浮かび上がった。 5 年間という長期にわたることから、作品の保護に留意し、くりかえしての鑑賞にたえるよう 展示を工夫した。作品に害のないように展示ケースや作品周辺に使用する素材は慎重に吟味し、 作品の材質や状態に応じて照度やケース内温度を調整、また、地震対策として免震台を使用し、 ケースや展示台は強く固定した。会場造作も同様に、地震対策のための構造と固定方法を施した。 また、会場演出としてケースや壁画を色分けし文明の区分が分かるようにした。更に、作品保 護の照度制限のある中で多様な照度器具を使用し、効果的な照度演出を行った。 鑑賞の補助資料として「古代地中海年表と各文明の地図」「エジプトの神々」「ギリシアの神々」と いう 3 種類のセルフガイドを会場内に置き、来館者が自由に手に取ることができるよう工夫した。 また、代表作品 62 点の解説を音で聞くことのできる音声ガイドも和英中韓 4 カ国語で制作、有料 で貸出し、好評を得た。更に、イラスト入りで展示品を解説したジュニア版セルフガイドを計 8 種設置し、子どもだけでなく大人の来館者にも広くご利用いただき好評であった。クイズ形式の 子供向けのワークシートも用意し、楽しみながら理解を深められるような資料を準備した。本年 度は、11 月末から 3 月の会期末までの約 4 ヶ月間、毎週水曜日と各月一回土曜日に当館学芸員に よるギャラリーガイドを行い、多くの方々にご参加いただいた。 本年度で本展は終了し、5 年間累計で 106 万 2 千人の来場者を得た。 -9- 日本コーナー ボストン美術館の日本美術コレクションは、日本国外では最も優れた質と量を有すると評価され ている。5階常設展示室内の「日本コーナー」では、これらのコレクションの中から、日本美術・ 工芸の優品を紹介した。 第9回 「根付―彫りの小宇宙」 平成 15 年 4 月 26 日(土)∼11 月 9 日(日) 印籠や煙草入れなどを帯から提げるための留め具として使われた「根付」は、明治維新以降、 日本で洋装が増えるにつれ、日本人の生活から姿を消していった。一方欧米では、根付の精緻な 彫りとユーモア溢れる意匠に魅せられた人々が熱心に収集を始め、結果、充実したコレクション が海外に形成されていった。米国ボストン美術館にも、総数約 1200 点を誇る世界でも屈指の根付 コレクションが所蔵されている。本展では、この中から選んだすべて日本へ初里帰りの 96 点を展 示した。 根付についての理解を深めて頂けるよう、会場に解説文やイラストを掲示した他、作品リスト とセルフガイドを作成した。また、館内にレプリカを設置し、実際に手で触れて大きさや立体感 を感じ取って頂けるよう工夫をした。 本展では、名古屋近辺で作られたいわゆる「名古屋派根付」の作品 37 点の展示が話題を呼び、 この地域の風土や生活に根差し発展した高度な芸術を紹介できた意義は大きかった。根付職人の 冴えた刀技だけでなく、当時の人々の幅広い知識や興味、そして町人文化を貫く「粋」の感覚を 伝える展覧会となった。 第10回 「モース・コレクションの陶磁器−尾張」 平成 15 年 11 月 22 日(土)∼平成 16 年 3 月 21 日(日) 本展覧会は、昨年度の「モース・コレクションの陶磁器−志野・織部」に引き続き開催し、今 回は、コレクション内で「尾張」と分類されている中から、すべて日本初公開の 30 点を展示した。 愛知近郊の窯の作品や、国内ではなかなか類例を見ることのできない貴重な作品が含まれており、 来館者の関心が高かった。 本展開催にあたっては、文部科学省の科学研究費による調査研究班と協力し、最新の陶磁研究 の成果を反映した。研究班には当館及びボストン美術館の学芸員も参加し、現地調査をはじめ当 館における研究会(平成 15 年 11 月 16 日)が開催された。また、研究班の協力より、研究成果を 生かした出品作品の解説付き総目録を刊行した。 <モース・コレクション> 米国ボストン美術館には、 「モース・コレクション」と呼ばれる日本の陶磁器コレクションが所 蔵されている。このコレクションは、明治時代に来日したエドワード・シルヴェスター・モース (1838-1925)が中心になって収集された陶磁器のコレクションで、その総数は 5,000 点余りに及 び、近世の日本の陶磁器を知る上で、大変貴重な資料とみなされている。 - 10 - 主要関連記事 【新聞記事】 中日新聞(朝刊) 根付−小彫刻の魅力 7月2日 中部経済新聞 江戸の「根付展」 7月5日 【その他】 ・BRIO 7 月号 ・芸術百貨 7 月号 ・サライ 10/5 号 「モースコレクションの陶磁器―尾張」 【新聞記事】 中日新聞(朝刊) モースコレクション調査会 中部経済新聞 幻の「鳴海手」初公開 【その他】 ・サライ 1/22 号 - 11 - 11 月 17 日 2 月 28 日 教育普及・情報提供事業 発行印刷物 (1)展覧会図録 第 9 回企画展「ボストンに愛された印象派」展図録 228mm×185mm 108P 2003 年 4 月 25 日発行 価格 1000 円(税込) 第 10 回企画展「デューラー版画展」図録 A4 版 68P 2003 年 11 月 22 日発行 価格 1000 円(税込) 日本コーナー「モース・コレクションの陶磁器―尾張」目録 A4 版 48P 2003 年 11 月 22 日発行 価格 500 円(税込) (2)名古屋ボストン美術館ニュース 2003 年春号No.12 2003 年 4月 2003 年夏号No.13 2003 年 7 月 10 日発行 2003 年秋号No.14 2003 年 11 月 10 日発行 2004 年冬号No.15 2004 年 2月 1 日発行 2 日発行 (3)セルフガイド ジュニア版セルフガイド「パレット」 ジュニア版セルフガイド「古代エジプトのファッション」 ジュニア版セルフガイド「模型」 ジュニア版セルフガイド「ミイラ」 ジュニア版セルフガイド「ミイラを助ける仲間たち」 ジュニア版セルフガイド「ギリシアの壺」 ジュニア版セルフガイド「材料は?」 ジュニア版セルフガイド「もとの姿は?」 映像ソフト制作物一覧 CD-ROM 「ボストンに愛された印象派」 ビデオ 「ボストンに愛された印象派」 CD-ROM 「デューラー版画展」 ビデオ 「デューラー版画展」 - 12 - 講演会 (1)「ボストンに愛された印象派」展 記念講演 日 時 平成 15 年 4 月 26 日(土) 講 師 エリカ・ハーシュラー 14:00∼15:30 (ボストン美術館アメリカ部 テ ー マ 「ボストンの印象派」 場 名古屋都市センター 所 聴 講 者 学芸員) 11 階 大研修室 約 90 人 (2)山口靜一館長 レクチャーシリーズ 日 時 平成 15 年 9 月 15 日(月/祝) 13:30∼15:00 講 師 山口靜一(名古屋ボストン美術館 館長) テ ー マ 「ボストン美術館の日本美術」 場 名古屋ボストン美術館 所 聴 講 者 5階 レクチャールーム 約 35 人 (3)「デューラー版画展」記念 講演会 日 時 平成 15 年 11 月 22 日(土) 講 師 トム・ラッシュア (ボストン美術館 14:00∼15:30 版画・素描・写真部 学芸員) テ ー マ 「アルブレヒト・デューラー: その芸術表現と技」 場 名古屋ボストン美術館 所 聴 講 者 5階 レクチャールーム 約 40 人 (4)「デューラー版画展」 関連講演会 日 時 平成 15 年 12 月 7 日(日) 14:00∼15:30 講 師 桜井春隆(埼玉大学教授)、 山口靜一(名古屋ボストン美術館 テ ー マ 「対談 場 名古屋都市センター 所 聴 講 者 館長) デューラーの人となり」 11 階 大研修室 約 70 人 - 13 - (5)「デューラー版画展」 関連講演会 日 時 平成 16 年 2 月 21 日(土) 14:00∼15:30 講 師 前川誠郎(新潟県立近代美術館名誉館長) テ ー マ 「デューラーとジョルジョーネ」 場 名古屋都市センター 所 聴 講 者 11 階 大研修室 約 130 人 ギャラリー・ガイド(学芸員による作品解説ガイド) (1) 企画展「ボストンに愛された印象派」 7 月 12 日(土)、8 月 23 日(土)、9 月 20 日(土)各回 14:00∼ (2) 常設展「古代地中海世界の美術」と日本コーナー「根付―彫りの小宇宙」 7 月 26 日(土)、8 月 30 日(土)9 月 23 日(火/祝) 各回 14:00∼ (3) 企画展「デューラー版画展」 12 月 13 日(土)、1 月 17 日(土)、2 月 14 日(土)、3 月 13 日(土) 各回 14:00∼ (4) 常設展「古代地中海世界の美術」 11 月 26 日∼3 月 17 日の毎週水曜日及び、12 月 13 日(土)、2 月 14(土)、3 月 13 日(土) 各回 11:00∼ - 14 - ワークショップ 日時・期間 対 場所 象 1 回目 15.8.5 10:30∼12:30 2回目 15.8.5 13:30∼15:30 3回目 15.8.6 10:30∼12:20 5 階 図書コー ナー 学 生 4回目 15.8.6 13:30∼15:30 15.7.31 小 5 階 小 学 レクチャールーム 生 小 15.7.19∼15.8.31 5階展示室内 学 生 プログラム名 講師 内容 参加 人数 モネやルノワールのみた空や海の色。 「つくろう!いろん 印象派の作家たちがとらえたいろんな 当館学芸員 な色いろいろ」 色を作品や実際の景色から見つけて 58 色紙に作ってみる。 展示作品にある彫像や壺絵を見なが 「ギリシアの衣装を 当館学芸員 ら当時の衣装を知り、実際に着て見る 着てみよう!」 「ぼくもわたしも名 14 自分が根付を彫った人になったつもり づけ親!−根付に で根付に名前をつけ、投票する。 自由参加 名 前 を 付 け てみ よ 456 う」 1 回目 16.1.10 10:00∼11:30 展覧会で版画を鑑賞したあと、簡単に 2回目 16.2.14 10:00∼11:30 5 階 3回目 16.2.14 13:30∼15:00 図書コー ナー 小 学 できる紙版画に挑戦する。版を介して 「版画をつくろう」 当館学芸員 生 4回目 16.3.13 10:00∼11:30 紙に刷り取る版画の技法と刷りの違い 39 を体験してもらう。 5回目 16.3.13 13:30∼15:00 展示作品を見ながら、パズルに挑戦す 15.11.22∼16.3.21 4 階展示室内 自 由 「ピクチャーパズル る。パーツに分けることにより、細部を 自由参加 で楽しもう」 じっくり観察でき、楽しみながら見る力 200 を養える。 小 15.12.6∼16.2.1 5 階展示室内 学 展示作品を見て想像して色をぬること 「色をぬってみよう」 自由参加 生 15.2.15 5 階 図書コー ナー 小 学 生 5 階展示室内 中 学 37 いたのか知る。 読 み 聞 展示作品に関連したギリシア神話を紙 かせボラ 芝居や資料を使って読み聞かせ、作 ンティア 品に対する興味や想像力を養う。 「子どものための おはなし会」 小 通年 によって、もとの色がどのようになって 20 展示室をまわりながらクイズに答えて 古代地中海世界を探検する。全4コー 「こども探検クイズ」 自由参加 ス。 生 - 15 - 2,309 その他 インターネットメールサービス 平成 15 年度は、合計 13 回 16,784 人に配信し、好評を得ており、登録数も増加している。 メンバー及び法人賛助会の状況 (個人メンバーシップ) 名古屋ボストン美術館の理解者を増やし、円滑な美術館活動に寄与することを目的として、 平成 10 年 10 月に発足した「名古屋ボストン美術館メンバーシップ」制度は、平成 15 年度中に 407 名の新規会員の申込を受け付けたが、解約のお申し出の方、ならびに 2 年以上連絡がつか ない方を登録抹消させて頂いた結果、総数で 39 名の増加となった。 本人会員 家族会員 2,904 人 919 人 3,823 人 (平成 15 年度中増加数) 380 人 27 人 407 人 (平成 15 年度中減少数) 278 人 90 人 368 人 3,006 人 856 人 3,862 人 平成 15 年 3 月末会員数 平成 16 年 3 月末会員数 合 計 (法人賛助会員) 「名古屋ボストン美術館法人賛助会員」制度は平成 12 年 1 月に発足した。 平成 16 年 3 月末時点での入会者数は 84 社 117 口(1口 5 万円)となった。 運営資金の新規募金活動 平成 14 年 3 月開催の理事会・評議員会において目標 33 億円の追加寄付募集が決議され、名古 屋商工会議所の支援を得て、募金活動を開始。平成 16 年 3 月末現在で 31 億 3 百万円の承諾を得 た。 ミュージアムショップ事業 美術館 3 階にてミュージアムショップを営業。スカーフ・アクセサリー・知育玩具など米国ボ ストン美術館オリジナル商品のほか、ステンドグラス・根付・トランプなど、海外のミュージア ムグッズ販売、およびポストカード、陶器類など名古屋ボストン美術館オリジナル商品の企画・ 販売も行っている。 第 9 回企画展「ボストンに愛された印象派」では、ゴーフル、紅茶などの食品類をはじめ、 「睡 蓮」をモチーフにした額絵、下敷き、一筆箋など名古屋ボストン美術館オリジナル商品を多数開 発し、好評だった。 第 10 回企画展「デューラー版画展」では、「エンジェル」と「モンスター」をテーマに商品展 開し、なかでもガーゴイルのレプリカ、ブックエンドなどが大変好評だった。 - 16 - 展覧会入場者数 展 覧 会 名 会 期 常設展 平成 15 年 4 月 1 日 「古代地中海世界の美術」 ∼平成 16 年 3 月 21 日 第9回企画展 平成 15 年 4 月 26 日 「ボストンに愛された印象派」 ∼平成 15 年 11 月 9 日 第10回企画展 平成 15 年 11 月 22 日 「デューラー版画展」 ∼平成 16 年 3 月 21 日 名古屋ボストン美術館展覧会入場者総数 入 場 者 数 111,790人 103,092人 31,727人 246,609人 愛知県内における国際的な芸術文化交流の支援に関する事業 愛知県内における国際的な芸術文化交流支援事業として、平成 15 年 2 月 27 日の審査会で決定し た次の活動について、支援を実施しました。(助成金総額 35 万円) なお、当初予定していたドス・ギゼオスによるキューバ・サンティアーゴ・デ・クーバ市のト ローバ国際音楽フェスティバル「ペペ・サンチェス」出演への助成は、代表者尾関真氏の参加取 り止めにより実施しませんでした。 ① 劇団うりんこ 木村みよ イメージシアター「ムーンプレイ」 ② シネマコリア 西村嘉夫 「シネマコリア上映会」 - 17 - 組織等の状況 (平成 16 年 3 月 31 日現在) 組織図 理 事 長 館 長 事 務 局 長 企画1グループ 総務部長 広報部長 企画部長 企画 2 グループ 広報1グループ 広報 2 グループ 総務グループ 渉外役 経理・出納グループ 顧問・役員・評議員 (1) 顧問 加藤 一 (元名古屋商工会議所会頭) 神田 真秋 (愛知県知事) 鈴木 礼治 (前愛知県知事・財団法人愛知県国際交流協会会長) 谷口 清太郎 (元名古屋商工会議所会頭) 西尾 武喜 (前名古屋市長・財団法人名古屋都市センター理事長) 松原 武久 (名古屋市長) 箕浦 宗吉 (名古屋商工会議所会頭) (2) 役員 ○理事 =理事長= 鈴木 文雄 (株式会社ユーフィット特別顧問) =理 事= 安部 浩平 荒木 司 因田 義雄 (名古屋市助役) 内海 孚 (財団法人国際金融情報センター理事長) 小笠原 日出男 (中部電力株式会社相談役) (トヨタ自動車株式会社取締役副社長) (株式会社UFJ銀行特別顧問) 越智 俊彦 (名古屋市市民経済局長) 木村 操 (名古屋鉄道株式会社取締役社長) 工藤 尚武 (名古屋商工会議所専務理事) 芝崎 郁人 (財団法人名古屋国際芸術文化交流財団事務局長) - 18 - 須田 寬 (東海旅客鉄道株式会社取締役会長) Charles C. Cunningham, Jr.(ボストン美術館副理事長) 中谷 光孝 長谷川 信義 ビリー・ウェード・ワイルダー (愛知県県民生活部長) (愛知県副知事) (フィデリティ投信株式会社代表取締役社長) =監 事= 荒木 巖 (名古屋商工会議所監事) 加藤 公明 (名古屋市収入役) 村田 浩子 (愛知県出納長) 大島 宏彦 (株式会社中日新聞社取締役最高顧問) 大野 重忠 (名古屋市教育委員会教育次長) 岡田 邦彦 (株式会社松坂屋取締役社長) 岡谷 篤一 (岡谷鋼機株式会社取締役社長) 小倉 忠夫 (大原美術館理事相談役) 織田 定夫 (愛知県県民生活部次長) 加藤 千麿 (株式会社名古屋銀行取締役頭取) 加藤 延夫 (名古屋大学名誉教授) 金川 重信 (日本特殊陶業株式会社取締役会長) 川上 淳 (日本放送協会名古屋放送局局長) 木全 英一 (東陽倉庫株式会社取締役社長) 栗本 幸子 (愛知県教育委員会生涯学習監) 小出 眞市 (株式会社愛知銀行取締役頭取) 小菅 弘正 (三重県商工会議所連合会会長) 小原 敏人 (日本ガイシ株式会社相談役) 笹倉 信行 (西日本電信電話株式会社取締役名古屋支店長) 清水 定彦 (東邦瓦斯株式会社取締役会長) 清水 義之 (岐阜県商工会議所連合会会長) 白石 久也 (栄開発株式会社取締役会長) 高橋 治朗 (名港海運株式会社取締役会長) 瀧 季夫 (瀧定名古屋株式会社代表取締役会長) 武山 栄造 (豊田通商株式会社取締役会長) 辻 惟雄 (多摩美術大学学長) 冨田 寛治 (大同特殊鋼株式会社相談役) 富田 信夫 (株式会社中京銀行特別顧問) (3) 評議員 - 19 - 内藤 明人 (リンナイ株式会社取締役会長) 中山 公男 (群馬県立近代美術館館長) 西部 啓一 (名古屋市市民経済局理事) 半澤 重信 (建築家) 日野 哲也 (株式会社ノリタケカンパニーリミテド相談役) 藤崎 博也 (東京大学名誉教授) 松尾 稔 (名古屋大学総長) Malcolm Rogers 宮澤 明倫 三輪 康 山口 靜一 (ボストン美術館館長) (名古屋市美術館館長) (興和株式会社取締役会長) (名古屋ボストン美術館館長) 職員 渉外役 総務部 大竹 正男(名古屋商工会議所出向) 部長 吉田 隆幸(株式会社UFJ銀行出向) 係長 渡辺 昌一(株式会社UFJ銀行出向) 渡邉 広報部 直美 部長 服部 重敬(名古屋鉄道株式会社出向) 係長 那須 晶子 学芸員 井上 瞳 福谷 貴代(名古屋商工会議所出向) 企画部 学芸員 鏡味 千佳 部長 芝崎 郁人(株式会社UFJ銀行出向) 係長 荒井 省吾(株式会社UFJ銀行出向) 係長・学芸員 井口 智子 学芸員 田中 咲子 学芸員 下倉 久美 - 20 - 役員・評議員・職員の異動 顧問の委嘱 平成 16 年 3 月 19 日 (新任) 名古屋商工会議所会頭 箕浦 宗吉 中谷 光孝 深谷 憲彦 芝崎 郁人 石堂 勉 木村 操 箕浦 宗吉 理事の異動 (1)平成 15 年 6 月 18 日 (新任) 愛知県県民生活部長 (退任) (新任) 財団法人名古屋国際芸術文化交流財団事務局長 (退任) (3) 平成 16 年 3 月 19 日 (新任) 名古屋鉄道株式会社取締役社長 (退任) 評議員の異動 平成 15 年 3 月 31 日 (退任) 愛知県美術館長 長谷川 三郎 *本件は平成 15 年 6 月 18 日の第 17 回理事会にて正式に報告承認。 平成 15 年 6 月 18 日 (新任) 愛知県県民生活部次長 (退任) (新任) 愛知県教育委員会生涯学習監 (退任) 織田 定夫 小出 義光 栗本 幸子 金井 正樹 藤崎 博也 平成 16 年 3 月 19 日 (新任) 東京大学名誉教授 職員の異動 (転入) 広 報 部 鏡味 千佳 (転入) 企 画 部 下倉 久美 - 21 - 理事会・評議員会開催状況 理事会 日 時 場 所 議 件 平成 14 年度事業報告に関する件 第 17 回理事会 平成 15 年 6 月 18 日(水) 13:30∼14:20 名古屋都市センター 特別会議室 平成 14 年度収支決算に関する件 評議員の選出に関する件 米国ボストン美術館との契約変更に 関する件 平成 16 年度事業計画に関する件 平成 16 年度収支予算に関する件 顧問の委嘱に関する件 理事長職務代理者の指名に関する件 第 18 回理事会 平成 16 年 3 月 19 日(金) 15:30∼16:20 名古屋都市センター 評議員の選出に関する件 特別会議室 5 階常設展終了後の利用に関する件 米国ボストン美術館との契約変更に 関する件 就業規則の改定に関する件 入館料金の改定に関する件 評議員会 日 時 場 所 議 件 平成 14 年度事業報告に関する件 第 17 回評議員会 平成 15 年 6 月 18 日(水) 10:00∼10:50 名古屋都市センター 第 1・2 会議室 平成 14 年度収支決算に関する件 理事の選任に関する件 米国ボストン美術館との契約変更に 関する件 平成 16 年度事業計画に関する件 平成 16 年度収支予算に関する件 第 18 回評議員会 ホテルグランコート 理事の選任に関する件 平成 16 年 3 月 15 日(月) 名古屋 5 階常設展終了後の利用に関する件 6 階会議室「ひばり」 米国ボストン美術館との契約変更に 14:00∼15:00 関する件 就業規則の改定に関する件 - 22 -
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