平成13 年９月26 日「ナイスベルクール横濱綱島」設置の天文大時計を通じ、フランス・リヨン市と国際交流・ナイス株式会社（社長・平田恒一郎、本社：横浜市）は、創立50 周年記念マンションとして平成12 年２月に販売、同年12 月末に竣工・引き渡しを行った「ナイスベルクール横濱綱島」（総戸数243 戸）に、フランス・リヨン市の「聖ジャン大司教教会」にある天文大時計の複製（レプリカ）を寄贈し、11 月１日に同マンションのエントランスに設置いたします。・フランス・リヨン市と横浜市は姉妹都市としての提携関係にあり、平成11 年11 月には提携40 周年を記念した式典がリヨン市庁舎で行われるなど、改めて両国の密接な関係が確認されております。「ナイスベルクール横濱綱島」は、企画に着手したのがこの記念すべき時であった上、弊社創立 50 周年、20 世紀最後の時の竣工ということから、フランス・リヨン市と「時」をコンセプトにしたマンションを実現することとなりました。そして、「時」のモニュメントとして、14 世紀初頭に「聖ジャン大司教教会」に設置され、現在もなお年、月、時間、分を刻み続けている、フランス・リヨン市の「時」の象徴である天文大時計の複製（レプリカ）の設置を企画いたしました。・天文大時計の複製（レプリカ）の製造に当たっては、平成11 年11 月のリヨン・横浜姉妹都市提携40 周年記念式典の横浜代表団に弊社も加わり、懇談会などを通じて、ミレニアムの記念にリヨンと横浜の「時」をつなぐというコンセプトを広く受け入れていただくとともに、フランスより特別に製造許可書の発行を受けました。以後、平成13 年６月の完成までに12 名の職人が製造を手がけ、実物の４分の１のスケールながら天文大時計を忠実に再現いたしました。なお、「聖ジャン大司教教会」の天文大時計の複製（レプリカ）の製造は過去に前例がなく、この時計が世界で唯一のものとなっております。・平成13 年６月７日には、天文大時計完成式典・ミサ（べネディクション）が開催され、フランス・リヨン市の政財界を代表される方から一般市民まで約550 名の方々にご参加いただく中、複製（レプリカ）に魂を吹き込む儀式が行われました。皆様の祝福を受け、同国との交流を深めることができたものと考えております（別紙、「ガブリエル・マタグラン、元グルノーブル司教の言葉」参照）。・なお、天文大時計の複製（レプリカ）は９月７日にフランスよりナイスビル（弊社本社ビル）に到着し、現在はエントランスに一時的に設置、一般公開しております。全長（高さ）２ｍ50cm で、製造費は 86 万フラン（日本円にして約1,420 万円）となりますが、設置の背景、性質、金額など、いずれにつきましても、マンションの共用部に設置されるモニュメントとしてはきわめて異例のものであると言えます。（参考）「ガブリエル・マタグラン、元グルノーブル司教の言葉」７月６日、聖ジャン大司教教会にて（中略）リヨンの文化財保存工房は、ストラスブールやスウェーデンのランドやヴェニスなどに残っている天文時計と同様に、14 世紀初頭にさかのぼる、この自動人形のついた時計のレプリカの製造を依頼されたことを大変誇らしく、幸運なことと思っています。そして、リヨンの市民もまた、横浜とリヨンの姉妹提携のシンボルとして、ベルクールというマンションのホールに置かれることになる、この時計の存在が、２つの都市をつなぐ絆をさらに恒久的なものにするということに感動しています。（中略）最初の時計は聖ジャン大聖堂のためにつくられ、そして 400 年来、このリヨン大司教の教会の命を刻んできました。また、この聖ジャン大聖堂の天文時計のレプリカ製造を、それぞれの力を寄せ集めて成し遂げた職人さんたちのその功績を祝福するものであります。彼らは「復元に関するフランス勅許状」に述べられた規則を忠実に守りました。この作品の物理的、歴史的、美的なその総体に対する尊敬の念が、職人さんたち一人ひとりにあってこそ可能な作業でした。この祝福が彼らの上に、またすべての協力者とその家族の方々の上にありますように。（中略）最後に、日本の、横浜の我々の兄弟、姉妹にお願いしましょう。この作品は、今度は日本の方々が大事にする番だということを、そしてリヨン出身の経済学者、フランソワ・ペルーの言葉にしたがって、「人間の発展のために、あらゆる人々の発展のために、人類全体の発展のために、一人ひとりの発展のために、すべてが協力しあう」ということであってほしいと願います。この件に関するお問い合わせ先＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ナイス株式会社管理本部森本社：横浜市鶴見区鶴見中央4−33−1 ナイスビル〒230-8571 TEL：（０４５）５０４−８７６６ FAX：（０４５）５０５−３４４６